JP2020142186A - 吸引具および分注装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配列された複数の吸引ノズルのうち、使用しない吸引ノズルでは使用者が操作しなくても吸引停止となる簡単な構成の吸引具および分注装置を提供することを課題とする。【解決手段】吸引具10は、吸引口部12が配列されているベース部材14と、各吸引口部にそれぞれ接続されている吸引ノズル16とを備える。吸引ノズル16は、ノズル基端側部材18と、頭部20tがノズル基端側部材18よりも吸引ノズル先端側へ突出していて、ノズル基端側部材18に対して進退動可能に設けられた進退動部材20と、進退動部材20をノズル先端方向へ付勢する圧縮コイルバネ22と、ノズル基端側部材18と進退動部材20と圧縮コイルバネ22とによって形成され、進退動部材20が延出し端Eに位置するときには吸引口Mと吸引口部12とを非連通にし、進退動部材20が吸引ノズル基端側へ移動すると吸引口Mと吸引口部12とを連通にする切替機構24とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、吸引ノズルが配列されている吸引具および分注装置に関する。
吸引面側に吸引ノズルが配列され、吸引チップが各吸引ノズルに着脱自在に装着可能となっている吸引具が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような吸引具としては、例えば、検体の上澄み液などを吸引する吸引具として使用されている。
一例としては、吸引具の使用時には、各吸引ノズルにそれぞれ吸引チップを装着し、吸引ノズルを下向きにして、ラックなどに配列された各試験管の上方に吸引ノズルを配置する。そして、吸引具を下降させて各試験管内に各吸引チップを同時に挿入し、各検体の上澄み液を各吸引チップから吸引する。
特開2013−66851号公報
ところで、試験管を立てておくラックの形状や検体の試験内容によっては、一部の吸引ノズルを使用せずに検査をする場合がある。この場合、使用しない吸引ノズル(以下、不使用吸引ノズルという)を開放状態にしておくと、不使用吸引ノズルから空気を吸引してしまうので、他の吸引ノズルの吸引作用に支障が生じることが多い。このため、不使用吸引ノズルに蓋をする等の新たな作業が必要になる。
そこで、本発明は、配列された複数の吸引ノズルのうち、使用しない吸引ノズルでは使用者が操作しなくても吸引停止となる簡単な構成の吸引具および分注装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る吸引具は、吸引口部が配列されているベース部材と、前記ベース部材の各吸引口部にそれぞれ接続されている吸引ノズルとを備えた吸引具であって、前記吸引ノズルは、前記吸引口部に接続されるノズル基端側部材と、頭部が前記ノズル基端側部材よりも吸引ノズル先端側へ突出していて、前記ノズル基端側部材に対して進退動可能に設けられた進退動部材と、前記進退動部材をノズル先端方向へ付勢する付勢部材と、前記ノズル基端側部材と前記進退動部材と前記付勢部材とによって形成され、前記進退動部材が延出し端に位置するときには前記吸引ノズルの吸引口と前記ベース部材の前記吸引口部とを非連通にし、前記進退動部材が吸引ノズル基端側へ移動すると前記吸引ノズルの吸引口と前記ベース部材の前記吸引口部とを連通にする切替機構とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る分注装置は、本発明に係る吸引具を備えることを特徴とする。
本発明によれば、配列された複数の吸引ノズルのうち、使用しない吸引ノズルでは使用者が操作しなくても吸引停止となる簡単な構成の吸引具および分注装置を提供することができる。
第1実施形態に係る吸引具の斜視図である。 第1実施形態に係る吸引具の底面図である。 第1実施形態に係る吸引具で、吸引チップが吸引ノズルに装着されることを説明する展開図である。 第1実施形態に係る吸引具で、(a)は吸引ノズルに吸引チップが装着される前の状態を説明する側面断面図、(b)は吸引ノズルに吸引チップが装着された後の状態を説明する側面断面図である。 図4(b)の部分拡大図である。 第1実施形態に係る吸引具で、検体を収容した試験管内に吸引チップを下降させて上澄み液を吸引することを説明する模式的な側面図である。 第1実施形態の変形例の吸引具で、(a)は吸引ノズルに吸引チップが装着される前の状態を説明する側面断面図、(b)は吸引ノズルに吸引チップが装着された後の状態を説明する側面断面図である。 図7(b)の部分拡大図である。 第2実施形態に係る分注装置を説明する斜視図である。
以下、実施形態を挙げ、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態を説明する。図1は、本実施形態に係る吸引具の斜視図である。図2は、本実施形態に係る吸引具の底面図である。図3は、本実施形態に係る吸引具で、吸引チップが吸引ノズルに装着されることを説明する展開図である。図4は、本実施形態に係る吸引具で、(a)は吸引ノズルに吸引チップが装着される前の状態を説明する側面断面図、(b)は吸引ノズルに吸引チップが装着された後の状態を説明する側面断面図である。図5は、図4(b)の部分拡大図である。
図1〜図5に示すように、本実施形態に係る吸引具10は、吸引口部12が配列されているベース部材14と、ベース部材14の各吸引口部12にそれぞれ接続されている吸引ノズル16とを備える。
吸引ノズル16は、吸引口部12に接続されるノズル基端側部材18と、頭部がノズル基端側部材18よりも吸引ノズル先端側へ突出していて、ノズル基端側部材18に対して進退動可能に設けられた進退動部材20と、進退動部材20に当接してノズル先端方向へ付勢する圧縮コイルバネ22(付勢部材)と、ノズル基端側部材18と進退動部材20と圧縮コイルバネ22とによって形成され、進退動部材20からの吸引開始、吸引停止を切り替える切替機構24とを備える。
図4、図5に示すように、進退動部材20は、吸引チップTが当接可能な上記の頭部20tを有する先端側進退動部材20pと、先端側進退動部材20pの後部側(図4での上部側)に固定され、ノズル基端側部材18を挿通している棒状の後部側進退動部材20qと、を備える。先端側進退動部材20pは、上記の頭部20tと、頭部20tの後部側から延び出して後部側進退動部材20qを固定している基部20kとを備える。
ノズル基端側部材18は、基部20kおよび後部側進退動部材20qを進退動可能に挿通させるノズル基端側頭部部材18pと、ノズル基端側頭部部材18pの後部(図4では上部)を固定しているノズル基端側主部部材18qとを備える。
ノズル基端側頭部部材18pの先端部18ptの形状は、吸引チップTが装着され易いように吸引チップTの装着用開口部Tmの形状に応じて決められており、また、各種の吸引チップに応じて、ノズル基端側頭部部材18pや先端側進退動部材20pを交換することが可能になっている。そして、後部側進退動部材20qは、ノズル基端側頭部部材18pの基端側開口18mを挿通している。
ノズル基端側主部部材18qには、後部側進退動部材20qを進退動可能に挿通させる挿通孔18qhが形成されている。そして、挿通孔18qhと後部側進退動部材20qとの間には、断面リング状の円筒状吸引路Gaが形成されている。
そして、ノズル基端側頭部部材18pとノズル基端側主部部材18qとによって、Xリング19(シール部材)を保持する保持部Hが形成されている。後部側進退動部材20qはこのXリング19を挿通している。
また、後部側進退動部材20qには、先端側進退動部材20pの吸引路に連通して後部側進退動部材20qの長手方向に沿って延びる縦方向吸引路Gbと、縦方向吸引路Gbの後端側で上記長手方向に直交する方向(図4で左右方向)に延びて後部側進退動部材20qの外周側に開口している横方向吸引路Gcとが形成されている。
また、圧縮コイルバネ22の内側には、後部側進退動部材20qを挿通させて圧縮コイルバネ22の下端側を支える受け部23が配置されている。後部側進退動部材20qは、この受け部23を進退動可能に挿通している。
そして、後部側進退動部材20qの外周部であって受け部23とノズル基端側部材18との間には、抜け止め用のEリング25が取付けられている。
このような構成により、吸引チップ内側が進退動部材20の頭部20tに当接して進退動部材20が後退し(すなわち上昇し)、ノズル基端側頭部部材18pの先端側に吸引チップTが装着されるようになっている。
そして、進退動部材20が延出し端E(図1、図4(a)参照)に位置するときには、横方向吸引路GcはXリング19よりも上方には位置せず、従って、横方向吸引路Gcは円筒状吸引路Gaに連通していない。従って、切替機構24は、進退動部材20の吸引口Mとベース部材14の吸引口部12とを非連通にしている(図4(a)参照)。
進退動部材20が吸引ノズル基端側(ベース部材14側)へ移動すると、横方向吸引路Gcも吸引ノズル基端側に移動し、横方向吸引路GcはXリング19よりも上方に位置し、この結果、横方向吸引路Gcは円筒状吸引路Gaに連通する。従って、切替機構24は、進退動部材20の吸引口Mとベース部材14の吸引口部12とを連通にしている(図4(b)参照)。
また、本実施形態では、吸引口部12に連通するエジェクタ部またはアスピレータ部がベース部材14の内部に配列されており、ベース部材14の内部に形成される噴流ラインによってエジェクタ部またはアスピレータ部で吸引力を発生させて吸引口部12に作用させる構成にされている。
具体的には、エジェクタ部またはアスピレータ部へ流れる噴流ラインをベース部材14内部に形成するために、接続配管32、34(図1参照)が、それぞれ、ベース部材14の上面中央部とベース部材14の側部とに接続されている。そして、エジェクタ部またはアスピレータ部には、吸引口部12に連通する吸引路が連通している。なお、接続配管32は、支持部30の中心部を貫通している空間Z(図3参照)に挿入されてベース部材14の上面側に接続されている。
また、ベース部材14には、吸引ノズル16を下向きにしたときに上側中央部から上方に延びている略円筒状で肉厚の支持部30が設けられている。そして、支持部30を下方へ押圧することで、吸引口部12の下方に配列された吸引チップTの装着用開口部Tmに頭部20tが当接して押圧される。この結果、頭部20tがノズル基端側部材18の方向へ移動(後退移動)して、進退動部材20とノズル基端側部材18とが非連通から連通に切り替わるとともにノズル基端側頭部部材18pの先端部18ptに吸引チップTが装着されるようになっている。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果を述べる。吸引具10を使用するには、測定対象の検体および試験管に応じた規格の吸引チップTを選定する。そして、選定した吸引チップTを各吸引ノズルに装着する。この吸引チップTの先端部には、チップ内に液体(検体の上澄み液など)を吸引できるように開口Tsが形成されている。
この装着では、吸引ノズル16用のラック(図示せず)に吸引ノズル16を配列し、ラックの上方には吸引具10を配置する。そして、ベース部材14の吸引口部12から吸引ノズル16に吸引力を及ぼしつつ、進退動部材20の頭部20tを吸引チップTの装着用開口部Tmに当接させて吸引具10を押し下げることで、吸引チップTが頭部20tに装着される。なお、この一連の装着動作は、装着装置を用いて自動で行っても良いし、手動で行っても良い。手動で行う場合には、支持部30の外周側がグリップ状になっていることが、各吸引ノズル16を均一な力で押圧し易くする観点で好ましい。
ここで、吸引チップ用のラックに吸引チップTを配置する際、不使用吸引ノズル16nに対応する位置には吸引チップTを配置しない。従って、不使用吸引ノズル16nには吸引チップTは装着されない。なお、不使用吸引ノズル16nとなる吸引ノズルは、例えば特定位置に一列に並んでいる複数の吸引ノズルである。
吸引チップTの装着後、ラックに配列された検体収容済の各試験管P(図6参照)の上方に各吸引ノズル16がそれぞれ位置するように、吸引具10を配置する。そして、吸引ノズル16から空気吸引しつつ吸引具10を下降させる。下降高さ位置は、不要な上澄み液SLを除去した後(吸引チップ内に吸引した後)に試験管内に残留する検体主部SMに合わせて、予め設定した高さ位置である。
この結果、不使用吸引ノズル16n以外の吸引ノズル16では吸引流F(図5参照)が発生するとともに、各検体の上澄み液SL内に各吸引チップTが同時に挿入されて検体の上済み液が吸引チップT内に吸い上げられていく(図6参照)。ここで、吸引チップT内への検体吸い上げ時には、不使用吸引ノズル16nでは進退動部材20が延出し端Eに位置するので、不使用吸引ノズル16nの吸引口Mとベース部材14の吸引口部12とは非連通となっている。従って、不使用吸引ノズル16nでは吸引流は発生せず、不使用吸引ノズル16nから空気が吸引されることはない。
このようにして上澄み液SLを吸引した後、吸引具10を上昇させて試験管Pから吸引チップTを引き出す。その後、残った検体主部SMを分析する。
以上説明したように、本実施形態では、吸引チップT内への検体吸い上げ時には、不使用吸引ノズル16nでは、不使用吸引ノズル16nの吸引口Mとベース部材14の吸引口部12とは非連通となっている。従って、不使用吸引ノズル16nから空気を吸引してしまうことは完全に防止されており、他の吸引ノズル16の吸引作用に支障が生じることがない。よって、配列された複数の吸引ノズル16のうち、使用しない吸引ノズル16では使用者が操作しなくても吸引停止となる簡単な構成の吸引具10が実現される。
また、ノズル基端側部材18は、進退動部材20を挿通させ、かつ、吸引チップTの装着用開口部Tmを先端側に装着可能なノズル基端側頭部部材18pを備えている。そして吸引チップTが装着される際には、吸引チップ内側が先端側進退動部材20pに当接して先端側進退動部材20pが後退し、ノズル基端側頭部部材18pの先端側に吸引チップTが装着される構成になっている。
そして、吸引チップTを装着する際に、頭部20tが吸引チップTに押圧されてノズル基端側部材18に対して上方に相対移動する。そして、ノズル基端側部材18での上昇端にまで相対移動した後、この相対移動が停止する。この状態では、頭部20tと装着用開口部Tmとが互いに押圧されたことによる嵌合力と、頭部20tからの空気吸引により吸引チップTが吸引される吸引力との2つの力によって、吸引チップTが頭部20tに充分な力で保持されている。
また、ベース部材14には、吸引ノズル16を下向きにしたときに上側中央部から上方に延びている支持部30が設けられ、支持部30を下方へ押圧することで、吸引ノズル16の下方に配列された吸引チップTが頭部20tに装着可能である。すなわち、ベース部材14の上側中央部から支持部30が延び出しているので、支持部30を押圧することで各吸引ノズル16の頭部20tを各吸引チップTに均等な力で押圧する構成にすることができる。
また、本実施形態では、吸引口部12に連通するエジェクタ部またはアスピレータ部がベース部材14の内部に配列され、エジェクタ部またはアスピレータ部で発生する吸引力が吸引口部12に作用する構成にされている。従って、各吸引口部12からの吸引力を簡単な構成で均等にすることができる。
<変形例>
第1実施形態では、挿通孔18qhと後部側進退動部材20qとの間に円筒状吸引路Gaが形成され、切替機構24では、横方向吸引路Gcと円筒状吸引路Gaとの連通、非連通が切り替えられる構成で説明したが、他の構成で切り替えられる構成にしてもよい。以下、変形例を説明するが、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素には同じ名称や符号を用い、その説明を適宜に省略する。
例えば、図7、図8に示すように、吸引ノズル116が、ノズル基端側部材118と、ノズル基端側部材118に対して進退動可能な先端側進退動部材120と、進退動部材120のノズル基端側に当接する圧縮コイルバネ122とを備え、ノズル基端側部材118の挿通孔118qh内に圧縮コイルバネ122が配置されて進退動部材120をノズル先端側へ付勢する構成にしてもよい。
この場合、先端側進退動部材120(先端側進退動部材20pに対応する部材)の基端側で延び出している基端側延出し部127には側方へ開口する基端側延出し部開口127mが形成されていて、先端側進退動部材120が延出し端に位置するときには吸引ノズル116の吸引口Mとベース部材14の吸引口部12とが非連通であり、先端側進退動部材120が吸引ノズル基端側(ベース部材14側)へ移動すると、基端側延出し部開口127mを介して吸引口Mと吸引口部12とが連通して吸引流F(図8)が発生する構成にしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。図9は、本実施形態に係る分注装置を説明する斜視図である。本実施形態に係る分注装置200は、第1実施形態で説明した吸引具と同様の構成、機能を有する吸引具を備える。以下、説明の便宜上、第1実施形態で付した符号を同じ符号を用いて説明する。
分注装置200は、吸引ノズル16に装着されている吸引チップT(何れも図4などを参照)を吸引具から落下させるための分離板B(図1、図4、図7、図8参照)を備える。
この分離板Bは、吸引ノズル16をそれぞれ挿通させる挿通孔18qhが配列されてノズル基端側部材18に対して進退動可能に設けられている。
本実施形態では、吸引チップTを所定の設定配置(例えば、吸引チップの配列、非配列を交互に生じさせた配置)にし、第1実施形態で説明したように、吸引具に装着させる。
そして、吸引チップTの使用(上澄み液の吸引等)を終えた後、吸引チップTの落下位置(廃棄位置)にまで吸引具を移動させ、分離板Bを吸引ノズル先端側へ移動(すなわち下降移動)させることで、分離板Bを吸引チップTの上縁部に当接させて、先端側進退動部材20pから吸引チップTを落下させる。
これにより、配列された複数の吸引ノズルのうち、使用しない吸引ノズルでは使用者が操作しなくても吸引停止となる簡単な構成の吸引具を用いて分注することが可能になる。
以上、実施形態を説明したが、これらの実施形態は本発明の技術的思想を具体化するための例示であって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を上記実施形態に特定するものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
10 吸引具
12 吸引口部
14 ベース部材
16 吸引ノズル
16n 不使用吸引ノズル
18 ノズル基端側部材
18m 基端側開口
18p ノズル基端側頭部部材
18pt 先端部
18q ノズル基端側主部部材
18qh 挿通孔
19 Xリング
20 進退動部材
20k 基部
20p 先端側進退動部材
20q 後部側進退動部材
20t 頭部
22 圧縮コイルバネ(付勢部材)
23 受け部
24 切替機構
25 Eリング
30 支持部
32 接続配管
34 接続配管
116 吸引ノズル
118 ノズル基端側部材
118qh 挿通孔
120 進退動部材
122 圧縮コイルバネ
127 基端側延出し部
127m 基端側延出し部開口
200 分注装置
B 分離板
E 延出し端
F 吸引流
Ga 円筒状吸引路
Gb 縦方向吸引路
Gc 横方向吸引路
H 保持部
M 吸引口
P 試験管
SL 上澄み液
SM 検体主部
T 吸引チップ
Tm 装着用開口部
Ts 開口
Z 空間

Claims (6)

  1. 吸引口部が配列されているベース部材と、前記ベース部材の各吸引口部にそれぞれ接続されている吸引ノズルとを備えた吸引具であって、
    前記吸引ノズルは、
    前記吸引口部に接続されるノズル基端側部材と、
    頭部が前記ノズル基端側部材よりも吸引ノズル先端側へ突出していて、前記ノズル基端側部材に対して進退動可能に設けられた進退動部材と、
    前記進退動部材をノズル先端方向へ付勢する付勢部材と、
    前記ノズル基端側部材と前記進退動部材と前記付勢部材とによって形成され、前記進退動部材が延出し端に位置するときには前記吸引ノズルの吸引口と前記ベース部材の前記吸引口部とを非連通にし、前記進退動部材が吸引ノズル基端側へ移動すると前記吸引ノズルの吸引口と前記ベース部材の前記吸引口部とを連通にする切替機構と
    を備えることを特徴とする吸引具。
  2. 前記ノズル基端側部材は、前記進退動部材を挿通させ、かつ、吸引チップの装着用開口部を先端側に装着可能なノズル基端側頭部部材を備え、
    吸引チップ内側が前記進退動部材に当接して前記進退動部材が後退して、前記ノズル基端側頭部部材の先端側に吸引チップが装着されることを特徴とする請求項1に記載の吸引具。
  3. 前記ベース部材には、前記吸引ノズルを下向きにしたときに上側中央部から上方に延びている支持部が設けられ、
    前記支持部を下方へ押圧することで、前記吸引ノズルの下方に配列された吸引チップが前記ノズル基端側頭部部材に装着される構成にされていることを特徴とする請求項2に記載の吸引具。
  4. 前記吸引口部に連通するエジェクタ部またはアスピレータ部が前記ベース部材の内部に配列され、
    前記エジェクタ部または前記アスピレータ部で発生する吸引力が前記吸引口部に作用することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の吸引具。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の吸引具を備えることを特徴とする分注装置。
  6. 前記吸引ノズルをそれぞれ挿通させる挿通孔が配列されて前記ノズル基端側部材に対して進退動可能に設けられた分離板を備え、
    前記分離板が吸引ノズル先端側へ移動することで、前記進退動部材に装着された吸引チップに当接して前記進退動部材から吸引チップが外れることを特徴とする請求項5に記載の分注装置。
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