JP2020128241A - プラスチックボトル - Google Patents

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【課題】広くラベルを添付でき、かつ内圧の変化を吸収できるプラスチックボトルを提供する。【解決手段】プラスチックボトル1の胴部12は、正面には平滑部30を有し、背面には圧力吸収パネル21、22からなる圧力吸収部20で構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチックボトルに関し、より詳細には、胴部の一部分にのみ圧力吸収パネルを設けたプラスチックボトルに関する。
飲料等が充填される容器として、プラスチックボトル、中でも、PET(PolyEthylene Terephthalate)ボトルが多く用いられる。そしてプラスチックボトルは、自動販売機、コンビニエンスストアの棚等に加えて、贈答用等の用途にも用いられるようになってきている。
特許文献1には、プラスチックからなるブロー成形ボトルにおいて、前記ブロー成形ボトルの胴部の水平断面の表面側の曲率と裏面側の曲率とを変えることにより、ボトル内部圧力の減圧に対応して変形させる側の面を意図的に設けたことを特徴とするブロー成形ボトルが開示されている。つまり、プラスチックボトルに意図的に変形させる面を設けたことにより、内部圧力の減圧した部分を吸収する技術が開示されている。
特許文献2には、口部、胴部および底部からなるボトル本体の胴部の両側に把持用凹部を設けてなる合成樹脂製ボトルにおいて、前記両側の把持用凹部の最深部間における最短距離(L)は、前記胴部の径(D)の50%以下(L/D≦50%)であり、且つ前記把持用凹部の径断面形状は前記最深部と前記胴部の軸中心とを結ぶ直線に対して左右対称であることを特徴とする合成樹脂製ボトルが開示されている。
特許文献3では、口部、肩部、胴部及び底部がボトル軸を共通軸として一体に成形されてなり、ボトル上面視において円形を成す丸型のボトルであって、
前記胴部と前記肩部の間、及び、前記胴部と前記底部の間には、ボトル全周に亘って延在するとともにボトル径方向内側に凹んだ周溝がそれぞれ形成され、前記胴部には、ボトル内圧の低下を吸収するための減圧吸収パネルが形成されているとともに、ボトル内方側に凹んだ凹部が、ボトル横断面視において前記減圧吸収パネルの仮想垂線を挟んで両側にそれぞれ形成されており、両側の前記凹部の間の部分がグリップ部となっており、前記胴部が、ボトル横断面視において、その外周面に接する仮想外接円が前記仮想垂線方向に長い楕円になるような形状に成形されており、前記周溝が、ボトル横断面視において真円形状に成形されていることを特徴とするボトルが開示されている。
特開2001−199419号公報 特開2002−154515号公報 特開2009−029493号公報
ただ、特許文献1の技術は、圧力吸収パネルを胴部の一部分に設ける構成とは異なっており、全周に、ペットボトルのラベル用に一般的に用いられているシュリンクフィルムで覆った際に、変形部分があることによるシュリンクフィルムのしわや歪み等の発生による、商品性や美観の低下の面は考慮されていない。
特許文献2では最短距離(L)は、前記胴部の径(D)の50パーセント以下というように開示されてはいるが、特許文献2の図5を参照すれば自明であるように、握持をしやすいという効果を出すためには人間の手に合ったサイズに最短距離(L)を設定しなければならず、必然的にある程度(L)は大きくならざるを得ない。また、胴部の前面にはラベルを添付するための面積を確保することは開示されていない。
また、特許文献3においても、減圧に対応するための工夫はされているものの、一方向から見た場合にラベルがゆがまないかどうかについての構成に関する開示はされていない。減圧吸収パネルの周りに凹部を設ける構成であることから、プラスチックボトル全周に対して、かなりの割合を凹ませて成形する必要があり、一方向からみた美観を保てない構成であるといえる。
そもそも、このように従来プラスチックボトルに内容物、特に液体状の内容物を充填したのち閉栓すると、充填時の温度と、保管又は使用時の温度の差により、容器内の圧力が低くなったり、上昇したりするため、容器が変形することがある。例えば容器内の殺菌を目的として80度で内容液を充填し、常温に冷却すると、容器内は減圧する。また内容液が充填された容器を加温すると、容器内の圧力が上昇する。このような容器内の圧力変化を吸収する目的で、容器には窓枠状の圧力吸収パネルを設けることが一般的である。または容器に周溝等を設けることで容器を補強し、容器内の圧力変化による変形を防止する方法もある。
しかし、圧力吸収パネルを全周に設けると、一般的に容器にはラベルやその他の表示手段でその商品名や内容物を表示することが行われており、その部分の表示が歪み、表示が読みづらくなったり、表示の歪みによりブランド価値が棄損してしまうという点に問題がある。
しかし、圧力吸収パネルを全く設けない構成であると、内圧の変化に対応できず、プラスチックボトル自体が変形してしまうおそれがあるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、円筒状のプラスチックボトルにおいて、その一部にのみ圧力吸収パネルを設け、その他の部分には圧力吸収パネルを設けないことにより、容器内の圧力変化に対応し、かつ表示をおこなうプラスチックボトルの面がなめらかな円筒状であることにより、表示を歪ませることを防止し、また平滑な表示面を広くとることができるプラスチックボトルを提供することにある。
口部、肩部、胴部、底部を有し、前記胴部は円筒形状であるプラスチックボトルにおいて、前記胴部は、平滑部、圧力吸収パネル部からなり、前記平滑部は、前記胴部の円周180度〜300度の範囲で凹凸のない円筒状であり、圧力吸収パネル部には、少なくとも1つの圧力吸収パネルが設けられていることを特徴とする。
また、前記圧力吸収パネル部には、2つの前記圧力吸収パネルが周方向に並んで設けられていることを特徴とする。
また、前記平滑部には、表示が施されていることを特徴とする。
また、前記胴部の前記圧力吸収パネルより上方には、全周にわたって周溝が設けられ、前記圧力吸収パネルの下方にも、全周にわたって前記周溝が設けられていることを特徴とする。
本発明は、口部、肩部、胴部、底部を有し、前記胴部は円筒形状であるプラスチックボトルにおいて、前記胴部は、平滑部、圧力吸収パネル部からなり、前記平滑部は、前記胴部の円周180度〜300度の範囲で凹凸のない円筒状であり、圧力吸収パネル部には、少なくとも1つの圧力吸収パネルが設けられていることを特徴とするので、内圧の変化を圧力吸収パネルで吸収し、かつ平滑な表示面を広くとることができるため表示用のラベル等を装着した際にしわにならず、ブランド価値の維持、美観、商品性に優れたプラスチックボトルを提供することができる。更に胴部には平滑な表示面を有するため、紙製やプラスチックフィルム製等のラベルを装着するのではなく、表示面に直接表示内容を印刷することも可能となる。
また、前記圧力吸収パネル部には、2つの前記圧力吸収パネルが周方向に並んで設けられていることを特徴とする。贈答用に陳列されたプラスチックボトルの場合であっても、箱に収納された状態で、表側を表示をほどこした平滑部とし、消費者から見えない箱に接する部分を圧力吸収パネル部とすることとなる。そのため、圧力吸収パネルは平面状であって、2つの圧力吸収パネル同士が角を形成する形となるので、その角により箱に収納する際に角を中心に固定して収納しやすく、消費者に贈答用のプラスチックボトルを収容した箱が送付された際も、送付中の振動に関わらず、送付後の開封時も表示をほどこした平滑部が常に箱の表側にくるような収納を、容易にすることができる。
前記平滑部には、表示が施されていることを特徴とするので、平滑部を広くとることができる結果、しわのない表示を広範囲ですることができる。しわのない、商品名、ロゴ、ブランド名の表示を広い範囲ですることができる結果、広告宣伝、ブランド価値の維持、商品性の向上に優れたプラスチックボトルを提供することができる。
前記胴部の前記圧力吸収パネルより上方には、全周にわたって周溝が設けられ、前記圧力吸収パネルの下方にも、全周にわたって前記周溝が設けられていることを特徴とするので、圧力吸収パネルで吸収しきれない内圧の変化が生じている場合でも、この周溝により内圧の変化による圧力を吸収することができ、かつ、ラベルは長方形状のものが添付されることが一般的であることから、そのラベルの装着の際に、周溝上にはラベルが来ない形とすることが容易であり、周溝によるラベルのしわが生じることがないこととすることができ、かつ長方形状に広く平滑なラベルを添付する面を確保することができる。
本実施形態に係るプラスチックボトルの一例が示された背面図及び正面図である。 図1のプラスチックボトルのA−A線断面図及び上面図である。 図1のプラスチックボトルにラベルが添付された例の図である。 図1のプラスチックボトルにキャップを装着し、収納ケースに収納した際の透視図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。まず、本実施形態に係るPET(PolyEthyleneTerephthalate:ポリエチレンテレフタレート)ボトルの構成を詳細に説明する。図1は本実施形態に係るプラスチックボトル1の一例が示された背面図及び正面図である。なお、説明の便宜上本開示における正面とは図1の(Y)が示す面であり、背面とは(X)が示す面とし、図1の口部10の方向を上、底部13の方向を下とする。図2の(X)は図1の(X)図におけるA―A直線の断面図であり、図2の(Y)は、図1のプラスチックボトル1の上面図である。図3は図1のプラスチックボトル1にラベル50を添付したものを示している。図4は、図3のラベルを添付したプラスチックボトル1を収納ケース60に収納した場合を示した図である。
図1に示されるように口部10は、軸方向の上端に、円形に開放された開口を有する一般的なキャップで閉栓するプラスチックボトル1の口部10となっている。そして、口部10は、その外周面に、おねじ、カブラ、サポートリングとを有している。図示せぬ蓋を取り付けるためのおねじは口部10の外周面から、プラスチックボトル1の径方向の外側に向かってらせん状に突出している。カブラは、おねじの下方で、径方向外側に向かって周回状に突出している。サポートリングは、カブラの下方で周回状に、カブラよりも径方向外側まで突出している。
ここで、プラスチックボトル1の口部10の内径や外径(ねじ谷径に相当)、ねじ山径といった各部の寸法に特に限定はない。しかしながら、飲料用ボトルで標準的に用いられている寸法とされることが、既存の蓋の汎用性や、飲料用ボトルの密封性を確保できる点で好ましい。このため、口部10は例えば、PCO1810規格や、PCO1881規格に対応した寸法とされると良い。
また口部10は打栓口として、キャップを打栓装着しても良い。
肩部11は口部10と胴部12の間の連結部であり、テーパー状に形成されている部分とする。このテーパー状の部分に周溝41を設けると、プラスチックボトル1の剛性の点で好ましくないことから、図1の開示とは異なるが、肩部11の下、胴部12の上端に周溝41を設けてもよい。胴部12の上端と、下端に周溝41と周溝42の2つの周溝を設け、かつ後述する圧力吸収パネル21及び22を備えれば、圧力を適切に調製しつつ、平滑部30の面積を長方形状に広くとることができる結果、図3に見るようなラベル50の添付範囲を広いものとすることができ、広告宣伝、ブランドの表示にとって、好適である。もちろん、図1に示されるような周溝41及び42の配置としても好ましい。
胴部12は、内径、及び外径が、軸方向の上下において略同寸の略真円筒形状に構成されている。更に、胴部12の内径、及び外径が軸方向の上下でわずかに変化していても良い。更に、軸方向の上下において、胴部12の特に外径を略同寸に構成することもできる。
また圧力吸収パネル21、22でボトル内の圧力変化によるボトルの変形を防止できれば、周溝41、42を省略しても良い。
プラスチックボトル1の口部10と後述する底部13を除く部分は、2方向に分割された図示しない金型を用いて成形で製造されるため、金型の割り位置にパーティングライン71が生じる。パーティングライン71は微細な出っ張りであったり、段差であったりする。これらの出っ張りや段差は圧力吸収パネル21、22による凹凸と比較して極めて微細であり、注視しなければわからない程度の大きさであるため、本発明ではパーティングライン71があっても平滑であるとする。すなわち平滑部30にパーティングライン71があっても良い。なお圧力吸収パネル21または22部分で金型を分割すると、すなわち圧力吸収パネル21または22上にパーティングライン71があると、成形されたプラスチックボトル1を金型から取り出すときにアンダーカットとなるため、圧力吸収パネル21、22上にパーティングライン71が生じないようにするのが一般的である。更に形状が微細であるとは言え、見栄えの点からプラスチックボトル1の正面にパーティングライン71を生じさせないことが望ましい。そこで本実施の形態では、パーティングライン71が図2(X)(Y)の左右方向に生じるように金型を分割した。
パーティングライン同士の間隔はプラスチックボトル1の真反対、つまりプラスチックボトル1において、180度離れているのが一般的であるが、これを前提に、2つのパーティングライン71と圧力吸収部20の間隔は、等間隔を開けて離れていることが望ましい。圧力吸収部20の端から等間隔に離れていることで、パーティングライン71は図2、図3等に示すように平滑部30に位置するものの、平滑部の表示を最大限妨げない位置にすることができ、凹凸のない表示の範囲を180度以下ではあるが、確保することができ、好適である。
なおパーティングラインの位置はこれに限定するものではなく、金型製作及び成形に支障のない範囲で任意の位置に設けても良い。
底部13は、外方に湾曲した略半球状に構成されている。底部13は、円錐形状であったり、角に丸みを持った円柱形状であったり、その他の形状であっても良い。
図1を参照して更に胴部12を詳述する。胴部12には平滑部30と圧力吸収部20があり、圧力吸収部20には、圧力吸収パネル21と、圧力吸収パネル22が設けられている。平滑部30とは、図2も参照して説明すると、図2の(X)図の圧力吸収パネル21及び22を有さない側の面を指す。平滑部30は、図1、図2(X)に示されるように、凹凸がなく、円筒状に形成されている。これはラベルを添付した際に綺麗に表示をすることを目的としたものである。なお、図2の(X)図では平滑部30の範囲を角度Aで表すとA=240度であるが、これは例示であり、これに限定されるものではなく、Aは180度〜300度であればよく、より好ましくはAは210度〜270度の範囲であれば好適である。この範囲に凹凸形状が設けられていなければ、圧力の吸収を十分なものとしつつ、かつラベル50の表示領域を広くとることができ、好適である。ラベル50による表示領域は、Aが160度以上であることが好ましい。
また、圧力吸収部20には、圧力吸収パネル21及び22が設けられている。圧力吸収パネル21及び22は、円筒状のプラスチックボトル1の胴部12に対し、パネルが凹むように構成されている。また本開示の圧力吸収パネルは上下方向の長辺が直線状である略長方形状である。この形に限定されるわけではないものの、効率的に圧力を吸収し、かつラベル面を広くとるという観点からは、少なくとも上下方向の長辺が直線状であることが望ましい。また、この圧力吸収パネル21及び22の間隔はなるべく少ない方がよく、圧力吸収パネル21と圧力吸収パネル22が角部23をなしているとなおよい。角部23が角度を120度程度有していることにより、この角部23に引っ掛かるように、図4に示されている収納ケース60を形成することが容易となり、贈答品等にプラスチックボトル1を用いる際に、収納ケース60により一方向にラベル50側(正面側)を固定しやすい結果、ブランド価値を維持し、商品性の高い贈答品用プラスチックボトル1及びその収納ケース60とすることができる。この角部23は、圧力吸収パネル同士のなす角Zが140度以下であれば収納ケースに引っ掛かりやすく、好適である。
図3には、ラベル50が添付されたプラスチックボトル1が示されている。図3に示されるように、正面側には平滑部30にラベル50が添付されており、背面部には圧力吸収パネル部が連接して設けられている。ラベル50の材質は、紙ラベルでもよく、また圧力吸収パネルを有さない面、つまり平滑部30に商品名等が印刷されている部分が来るようにして、容器全周にラベルを設けてもよい。この場合、シート状のラベルを添付するだけでなく、筒状のプラスチックフィルムを胴部に装着し熱収縮させるシュリンクラベルを用いることができる。このように用いれば、商品名の部分にしわがくることが少なくなり、ブランド価値維持及び商品性の向上に好適である。
またラベル50を設けるかわりの表示手段として、直接印刷であってもよい。この場合、シルク印刷、タンポ印刷、転写印刷、インクジェット印刷、その他の印刷方法を用いることができる。
なおラベル50またはその他の手段による表示は、胴部30のAが160度以上で設けることが望ましい。この場合、圧力吸収パネル21、22部分にラベル50またはその他の手段による表示の一部がなされていても構わない。
表示をAが160度以上としたのは、以下の理由による。プラスチックボトル1には図2(X)(Y)の左右方向にパーティングライン71が生じている。すなわち、パーティングライン71の位置を角度Aで示すと180度である。パーティングライン71による出っ張りや段差は微細であるが、例えば表示手段が紙ラベルであると、パーティングライン71でラベルが剥がれやすくなることがある。または表示手段が転写の場合は、パーティングライン71およびその周囲への転写が困難となる場合もある。そのためパーティングライン71を避けて表示を行うことが望ましい場合もある。ただし表示範囲を狭くすることは、本発明の趣旨から外れる。そこで、プラスチックボトル1の正面から見たときに、出来るだけ広く表示範囲を確保し、かつパーティングライン71を避けるため、表示の範囲はAを160度以上とした。もちろん表示する手段や表示に求める品質によって、パーティングライン71をまたいで表示をおこなう、すなわち表示の範囲はAが180度を超えていても良い。つまり、表示の範囲は160度以上が望ましく、160度以上175度以下であればなお好適である。
なお、本開示で表示とは、商品名、ロゴ、ブランド名を印刷ないしフィルムや紙ラベルの添付により、示すことを意味する。そしてこの表示とは、「表示が平滑部にある」と記載される場合でも、製造に関連した情報、例えば成分情報などが、例えばシュリンクフィルムにより全周にラベルが添付されている場合に、圧力吸収パネル部分に示されているとすることも含まれるものとする。
このようなプラスチックボトルは、プラスチック材料を射出成形または圧縮成形等の手段で作製したプリフォームを二軸延伸ブロー成形することにより作製することができる。なおプリフォーム、すなわちプラスチックボトルの材料としては熱可塑性樹脂、特にPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、その他を使用することができる。
また、プラスチックボトルは、2層以上の多層成形ボトルとして形成することもできる。すなわち射出成形または圧縮成形等の手段により、例えば、中間層をMXD6、MXD6+脂肪酸塩、PGA(ポリグリコール酸)、EVOH(エチレンビニルアルコール共重合体)又はPEN(ポリエチレンナフタレート)等のガスバリア性または遮光性を有する樹脂(中間層)として3層以上からなるプリフォームを成形後、ブロー成形することによりガスバリア性または遮光性を有する多層ボトルを形成しても良い。なお、このような中間層は、プラスチックボトルのうち少なくとも胴部内に設けることが好ましい。また底部において、底部の中央部を除く領域に中間層を設けることが好ましい。ケース落下等の衝撃を受けた際この部分がデラミ(層間剥離)を起こすおそれがあるからである。ガスバリア性及び遮光性を有する為に、多層にするだけでなく熱可塑性樹脂同士をブレンドしたブレンドボトルを形成しても良い。
更にプリフォームの外側にプラスチック製部材を設け、プラスチック製部材設けたプリフォームをブロー成形することにより、プリフォームとプラスチック製部材とを一体化した複合プラスチックボトルを得ても良い。この場合、プラスチック製部材にガスバリア性を有する材料を用いたり、遮光性を有する材料を用いることで、ガスバリア性または遮光性を有する複合ボトルを得ることができる。
本開示は、中身として液体が充填される種々のプラスチックボトルに好適に利用することができる。しかしながら、本開示は、上述された実施形態や実施例に限定されるものではない。本開示のプラスチックボトルは、例えば、水、緑茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒー、果汁、その他の清涼飲料水、あるいはしょうゆ、ソース、みりん、酢等の調味料、食用油、酒類を含む食品等、洗剤、シャンプー、化粧品、医薬品、その他のあらゆる中身の収容に有用である。また、本開示では特に平滑部に表示面を広くとることができることから、贈答品用のプラスチックボトルにも有用である。
10 口部
11 肩部
12 胴部
13 底部
20 圧力吸収部
21,22 圧力吸収パネル
41、42 周溝
50 ラベル
60 収納ケース

Claims (4)

  1. 口部、肩部、胴部、底部を有し、前記胴部は円筒形状であるプラスチックボトルにおいて、前記胴部は、平滑部、圧力吸収パネル部からなり、前記平滑部は、前記胴部の円周180度〜300度の範囲で凹凸のない円筒状であり、圧力吸収パネル部には、少なくとも1つの圧力吸収パネルが設けられていることを特徴とする、プラスチックボトル。
  2. 前記圧力吸収パネル部には、2つの前記圧力吸収パネルが周方向に並んで設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のプラスチックボトル。
  3. 前記平滑部には、表示が施されていることを特徴とする、請求項1乃至2に記載のプラスチックボトル。
  4. 前記胴部の前記圧力吸収パネルより上方には、全周にわたって周溝が設けられ、前記圧力吸収パネルの下方にも、全周にわたって前記周溝が設けられていることを特徴とする、請求項1乃至3に記載のプラスチックボトル。
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