JP2020098086A - 空気調和システム - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の大型化を抑制すると共に簡単な構成で冷凍機から排出される熱を処理し、暖房時において冷凍機から排出される熱を暖房の熱源として利用することのできる空気調和システムを提供する。【解決手段】暖房運転モードを含む複数の運転モードを有する主空調機30と、冷凍機20から排出された熱を処理する空気を供給する冷凍機用空調機40と、冷凍機20から排出される熱を含む空気を店舗1内の所定箇所に搬送する排気搬送機構25と、を備え、排気搬送機構25は、主空調機30が暖房運転モードの場合に、冷凍機20から排出される熱を含む空気を店舗内の所定箇所に搬送する排気搬送動作を行う。これにより、冷凍機20から排出された熱を店舗内の暖房の熱源として利用することができるので、店舗内の暖房時におけるエネルギーの消費量を低減することが可能となる。【選択図】図2
Description
本発明は、冷凍機を内蔵したショーケースが設置された店舗用の空気調和システムに関するものである。
例えばコンビニエンスストア等の店舗では、圧縮機及び凝縮器を含む冷凍機を内蔵したショーケースが設置される場合がある。ショーケースに内蔵された冷凍機から排出された熱は、冬期等、店舗内の暖房を行っている状態で、暖房負荷を低減する方向に作用するが、夏期等、店舗内の冷房を行っている状態で、冷房負荷を増大させる方向に作用する。
従来の店舗では、冷凍機から排出された熱による冷房負荷の増大を抑制するために、冷凍機から排出された熱を放出する空気を店舗外から供給し、冷凍機から排出された熱によって加熱された空気を店舗外に排出する給排気装置を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記給排気装置を備えた店舗では、店舗外の空気を冷凍機に供給するための給気流路と、冷凍機から排出された空気を店舗外に排出するための排気流路と、を天井内に設置する必要があり、設備が複雑化するとともに大型化することになる。また、前記給排気装置を備えた店舗では、夏期等において高温となる店舗外の空気を冷凍機に供給することになるため、凝縮器における冷媒との熱交換面積を大きくする必要がある。
本発明の目的とするところは、装置の大型化を抑制すると共に簡単な構成で冷凍機から排出される熱を処理し、暖房時において冷凍機から排出される熱を暖房の熱源として利用することのできる空気調和システムを提供することにある。
本発明の空気調和システムは、前記目的を達成するために、冷凍機を内蔵したショーケースが設置された店舗用の空気調和システムであって、暖房運転モードを含む複数の運転モードを有する主空調機と、前記冷凍機から排出された熱を処理する空気を供給する冷凍機用空調機と、前記冷凍機から排出された熱を含む空気を店舗内の所定箇所に搬送する排気搬送機構と、を備え、前記排気搬送機構は、前記主空調機が暖房運転モードの場合に、前記冷凍機から排出された熱を含む空気を店舗内の所定箇所に搬送する排気搬送動作を行う。
本発明によれば、ショーケースの冷凍機から店舗内に排出された熱を、冷凍機用空調機によって処理することができるので、冷凍機から排出された熱を店舗外に排出するための装置を必要とすることなく、簡単な構成で冷凍機から排出される熱を処理することができる。よって、装置の大型化を抑制することができる。また、冷凍機から排出された熱を店舗内の暖房の熱源として利用することができるので、店舗内の暖房時におけるエネルギーの消費量を低減することが可能となる。
図1乃至図4は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の空気調和システムは、図1に示すように、コンビニエンスストア等の店舗1内の温度及び湿度を調整するためのものである。
店舗1は、建築物の内部に形成された略直方体形状の空間に構成され、空間の短手方向一端側の壁面における長手方向一端側に出入口1aが設けられている。
店舗1内には、店舗1内の短手方向に互いに間隔をおいて並べられ、それぞれ長手方向に延びる複数の商品棚2と、店舗1内の長手方向の一端側に設けられたカウンター3と、店舗1内の長手方向他端側に設けられた倉庫4と、倉庫4内に設けられたウォークイン冷蔵庫5と、店舗1内の短手方向他端側に位置する商品棚2に隣接して並ぶように設けられた冷凍オープンショーケース6と、店舗1内の短手方向の他端側の壁面に沿って設けられたリーチイン冷凍庫7及び複数の冷蔵オープンショーケース10と、が設置されている。
ウォークイン冷蔵庫5は、店舗1内の通路側の面に設けられた商品取出用開口と、庫内の商品陳列棚に商品を補充する作業者が出入りするために倉庫4内側に設けられた商品補充用開口と、を有する箱状に形成されている。ウォークイン冷蔵庫5は、商品取出用開口が、ガラス板等の透明な部材によって内部の商品陳列棚に陳列された商品を視認可能な商品取出扉によって開閉され、商品補充用開口が、補充開口開閉扉によって開閉される。
冷凍オープンショーケース6は、上面が開口された平型のオープンショーケースであり、内側に氷菓子等の商品を収納するための商品収納部が形成されている。冷凍オープンショーケース6は、上面の開口部分にエアカーテンが形成される。
リーチイン冷凍庫7は、前面が開口され、内部に冷凍食品等の商品が収納される商品収納部が形成された冷凍庫である。リーチイン冷凍庫7は、前面の開口がガラス板等の透明な部材によって内部を視認可能な商品取出扉によって開閉される。
複数の冷蔵オープンショーケース10は、それぞれ、前面が開口された本体を有する多段オープンショーケースである。冷蔵オープンショーケース10は、図2に示すように、本体内部に商品を収納するための商品収納部11が形成され、商品収納部11内の上下方向に複数の商品陳列棚11aが設けられている。冷蔵オープンショーケース10は、商品収納部11の下面側、背面側、上面側に沿って形成された通風路12を有している。通風路12内には、商品収納部11の下面側、背面側、上面側の順に空気を流通させるための第1送風機12aが設けられている。商品収納部11の上面側に位置する通風路12の前端側には、下方に臨む空気吐出口12bが形成されている。また、商品収納部11の下面側に位置する通風路12の前端側には、上方に臨む空気吸入口12cが形成されている。商品収納部11の前面開口には、通風路12を流通する空気が、空気吐出口12bから吐出されて空気吸入口12cから吸入されることによって、エアカーテンが形成される。また、冷蔵オープンショーケース10の背面側の上部に位置する通風路12には、冷媒を蒸発させて通風路12を流通する空気を冷却するための蒸発器12dと、蒸発器12dにおいて冷媒と熱交換する空気を流通させるための第2送風機12eと、が設けられている。
また、複数の冷蔵オープンショーケース10は、それぞれ、蒸発器12dとの間で冷媒を循環させて冷凍サイクルを構成する冷凍機20が本体の上部に設置された冷凍機内蔵型のショーケースである。
冷凍機20は、冷媒を圧縮して吐出する図示しない圧縮機と、圧縮機から吐出された冷媒を凝縮させるための凝縮器21と、凝縮器21において凝縮した冷媒を膨張させるための図示しない膨張弁と、凝縮器21において冷媒と熱交換する空気を流通させるための凝縮器用送風機22と、を有している。冷凍機20を構成する凝縮器21及び凝縮器用送風機22等の機器は、ケーシング23に収容されている。ケーシング23は、冷蔵オープンショーケース10の上部の前面側に配置されている。
ケーシング23の前面には、ケーシング23内に空気を流入させるための流入口23aが設けられている。また、ケーシング23の上面には、ケーシング23内を流通した空気を流出させるための流出口23bが設けられている。
また、ケーシング23内おける凝縮器21の空気流通方向下流側には、蒸発器12dによって空気を冷却する際に生じる結露水や蒸発器に付着した霜を取り除く際に生じる除霜水等のドレン水を蒸発させるためのドレン水蒸発処理機構24が設けられている。
ドレン水蒸発処理機構24は、ドレン水を貯留するためのドレンパン24aと、ドレンパン24aに貯留されたドレン水の蒸発を促進するための不織布からなる蒸発促進部材24bと、を有している。冷蔵オープンショーケース10の上部において、蒸発器12dとドレンパン24aとの間には、蒸発器12dからドレンパン24aに向かって下り傾斜となる図示しないドレン水流路が形成されている。蒸発器12dにおいて生じたドレン水は、ドレン水流路を流通してドレンパン24aに貯留される。ドレン水蒸発処理機構24は、ドレンパン24aに貯留されたドレン水を吸収した蒸発促進部材24bにケーシング23内を流通する空気を接触させることによってドレン水を蒸発させる。
冷蔵オープンショーケース10の上部の前面側には、後述する冷凍機用空調機から供給された空気を流入口23aに向かって案内するためのガイド板23cが設けられている。ガイド板23cは、流入口23aの外側において、流入口23aの幅方向に延びるとともに上方に向かって延びている。
店舗1の天井内には、冷凍機20から排出された熱が放出された空気を店舗1内の所定箇所に搬送するための複数の排気搬送機構25と、店舗1内の空気の温度及び湿度を調整するための複数の主空調機30と、冷蔵オープンショーケース10の冷凍機20から排出された熱を処理するための複数の冷凍機用空調機40と、が設置されている。
複数の排気搬送機構25は、それぞれ、冷凍機20の上方に位置する天井面Cに設けられた排気搬送用送風機25aと、店舗1内の所定箇所の天井面に設けられた排気吹出口25bと、排気搬送用送風機25aと排気吹出口25bとを接続する排気搬送用ダクト25cと、を有している。複数の排気搬送機構25は、それぞれ、排気搬送用送風機25aの駆動によって冷凍機20の上方の空気を、排気搬送用ダクト25cに流入させて排気吹出口25bから店舗1内に吹き出させる。各排気搬送用送風機25aは、天井に取り付けられる天井扇である。各排気吹出口25bは、例えば、店舗1内の空気が流出し易く店舗外の空気が流入し易い出入口1aの近傍に配置される。
複数の主空調機30及び複数の冷凍機用空調機40は、室外ユニットと室内ユニットとの間に冷凍サイクルが構成される空気調和装置の室内ユニットに相当するものである。複数の主空調機30及び複数の冷凍機用空調機40は、それぞれ、店舗1内に供給する空気と冷媒とを熱交換するための図示しない室内熱交換器を有している。
複数の主空調機30は、店舗1内の出入口1a側において互いに店舗1の長手方向に間隔をおいて配置されている。複数の主空調機30は、互いに連動して、冷房運転モード、暖房運転モード及び除湿運転モード等の運転モードが切り替えられる。各主空調機30は、下方に位置する天井面Cに取り付けられる正方形のパネル31を有する、所謂、4方向天井カセット型の空調機である。各主空調機30は、パネル31の中央部に設けられた空気吸入部から店舗1内の空気を吸入し、パネル31の外周部の各辺に沿って設けられた空気吹出口から店舗内に空気を吹き出す。
複数の冷凍機用空調機40は、店舗1内の複数の冷蔵オープンショーケース10側において互いに店舗1内の長手方向に間隔をおいて配置されている。複数の冷凍機用空調機40は、店舗1内の空気を吸入して冷却し、冷却した空気を店舗1内に供給する。各冷凍機用空調機40は、所謂、ビルトイン型の空調機である。各冷凍機用空調機40は、図2に示すように、天井内に位置する図示しない空気吸入口と天井面Cに取り付けられる矩形状の空気吸入パネル41とがダクト43を介して接続され、天井内に位置する図示しない空気吐出口と天井面Cに取り付けられる複数の吹出口42とがダクト44を介して接続されている。ここで、空気吸入パネル41は、店舗1の天井面Cにおいて冷凍オープンショーケース6の上方を避けた位置に配置される。
複数の吹出口42は、それぞれ、所謂、ライン型やユニバーサル型の吹出口である。複数の吹出口42は、図1に示すように、それぞれ、複数の冷蔵オープンショーケース10の上方において、冷蔵オープンショーケース10の前面に沿って互いに所定の間隔をおいて配置されている。複数の吹出口42は、天井面Cから店舗1内に空気を吹き出す際に空気の吹き出し方向を調整するための図示しない吹出方向調整機構を有している。複数の吹出口42は、図2に示すように、それぞれの空気の吹き出し方向が、下方の近傍に位置する冷蔵オープンショーケース10の冷凍機20の流入口23aに向けられている。
また、本発明の空気調和システムは、店舗1内の温度を設定された温度とするために、主空調機30及び冷凍機用空調機40の動作を制御するためのコントローラ50を備えている。
コントローラ50は、CPU、ROM,RAMを有している。コントローラ50は、入力側に接続された装置からの入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ50の入力側には、図3に示すように、店舗1内の目標温度等の設定を入力するための設定入力部51と、店舗1内の温度を検出するための店内温度センサ52と、店舗1内における冷蔵オープンショーケース10の冷凍機20の上方の温度を検出するための冷凍機排気温度センサ53と、冷凍機用空調機40から吐出されて吹出口42から吹き出される空気の温度を検出するための冷凍機用空調機吹出温度センサ54と、が接続されている。コントローラ50の出力側には、排気搬送用送風機25a、主空調機30及び冷凍機用空調機40が接続されている。また、コントローラ50には、主空調機30の運転モードに関する信号が入力される。
以上のように構成された空気調和システムにおいて、主空調機30は、店舗1内の空気を吸入して室内熱交換器によって加熱または冷却して店舗1内に吹き出す。その際、コントローラ50は、店舗1内の温度を設定入力部51において設定された設定温度Tsとするために、店内温度センサ52の検出温度に基づいて、主空調機30から店舗1内に吹き出す空気の温度を制御する。
また、冷凍機用空調機40は、店舗1内の空気を空気吸入パネル41から吸入して室内熱交換器によって冷却し、吹出口42から冷凍機20の流入口23aに向かって冷却した空気を吹き出す排熱処理運転を行う。
さらに、冷凍機20は、冷凍機用空調機40から店舗1内に吹き出された空気を、凝縮器用送風機22の駆動によって流入口23aからケーシング23内に流入させる。その際、冷凍機用空調機40から店舗1内に吹き出された空気は、ガイド板23cによって流入口23aに向かって案内されるため、冷蔵オープンショーケース10の商品収納部11の前面側への流通が規制される。ケーシング23内に流入した空気は、凝縮器21において冷媒と熱交換することによって加熱されて、ケーシング23内を流通して流出口23bから店舗1内に流出する。
ここで、コントローラ50は、主空調機30が暖房運転を行っている場合に、冷凍機20から排出された熱を、店舗1内の暖房の熱源として利用するための排熱利用処理を行う。このときのコントローラ50の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の目標の温度である設定温度Trsを、所定の基準温度Trrに設定して冷凍機用空調機40の排熱処理運転を開始し、ステップS2に処理を移す。
ステップS1においてCPUは、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の目標の温度である設定温度Trsを、所定の基準温度Trrに設定して冷凍機用空調機40の排熱処理運転を開始し、ステップS2に処理を移す。
(ステップS2)
ステップS2においてCPUは、主空調機30が暖房運転モードであるか否かを判定する。主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合にはステップS3に処理を移し、主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合にはステップS4に処理を移す。
ステップS2においてCPUは、主空調機30が暖房運転モードであるか否かを判定する。主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合にはステップS3に処理を移し、主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合にはステップS4に処理を移す。
ここで、主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合とは、主空調機30が冷房運転モード、除湿運転モードまたは送風運転モードを行っている場合や、運転を停止している場合など、暖房運転モード以外の状態である。
(ステップS3)
ステップS2において主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合に、ステップS3においてCPUは、排気搬送動作として排気搬送用送風機25aの運転を開始してステップS5に処理を移す。
ステップS2において主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合に、ステップS3においてCPUは、排気搬送動作として排気搬送用送風機25aの運転を開始してステップS5に処理を移す。
ここで、冷凍機20の流出口23bから流出する空気は、排気搬送用送風機25aの運転によって、排気搬送用ダクト25cを流通して店舗1内の所定位置に設けられた排気吹出口25bから吹き出される。
(ステップS4)
ステップS3において主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合に、ステップS4においてCPUは、排気搬送用送風機25aの運転を停止してステップS2に処理を移す。
ステップS3において主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合に、ステップS4においてCPUは、排気搬送用送風機25aの運転を停止してステップS2に処理を移す。
(ステップS5)
ステップS5においてCPUは、排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間(例えば、5分)が経過したか否かを判定する。排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間が経過したと判定した場合にはステップS6に処理を移し、排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間が経過するまでステップS5の処理を繰り返す。
ステップS5においてCPUは、排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間(例えば、5分)が経過したか否かを判定する。排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間が経過したと判定した場合にはステップS6に処理を移し、排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間が経過するまでステップS5の処理を繰り返す。
(ステップS6)
ステップS5において排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間が経過したと判定した場合に、ステップS6においてCPUは、主空調機30が暖房運転モードであるか否かを判定する。主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合にはステップS7に処理を移す。主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合にはステップS4に処理を移し、排気搬送用送風機25aの運転を停止する。
ステップS5において排気搬送用送風機25aの運転を開始してから所定時間が経過したと判定した場合に、ステップS6においてCPUは、主空調機30が暖房運転モードであるか否かを判定する。主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合にはステップS7に処理を移す。主空調機30が暖房運転モードであると判定しなかった場合にはステップS4に処理を移し、排気搬送用送風機25aの運転を停止する。
(ステップS7)
ステップS6において主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合に、ステップS7においてCPUは、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであるか否か判定する。冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定した場合にはステップS8に処理を移し、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定しなかった場合にステップS9に処理を移す。
ステップS6において主空調機30が暖房運転モードであると判定した場合に、ステップS7においてCPUは、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであるか否か判定する。冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定した場合にはステップS8に処理を移し、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定しなかった場合にステップS9に処理を移す。
(ステップS8)
ステップS7において冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定した場合に、ステップS8においてCPUは、冷凍機用空調機40を停止してステップS2に処理を移す。
ステップS7において冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定した場合に、ステップS8においてCPUは、冷凍機用空調機40を停止してステップS2に処理を移す。
(ステップS9)
ステップS7において冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定しなかった場合に、ステップS9においてCPUは、冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の温度の設定温度Trsよりも高いか否かを判定する。冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定した場合にはステップS10に処理を移し、冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定しなかった場合にはステップS2に処理を移す。
ステップS7において冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定しなかった場合に、ステップS9においてCPUは、冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の温度の設定温度Trsよりも高いか否かを判定する。冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定した場合にはステップS10に処理を移し、冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定しなかった場合にはステップS2に処理を移す。
ここで、冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定しなかった場合とは、設定温度Trsが高くなる方向に変更されてから、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の実際の温度が上昇するまでの間に生じる。
(ステップS10)
ステップS9において冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定した場合に、ステップS10においてCPUは、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsをβ(K)上昇させて冷凍機用空調機40による排熱処理運転を行いステップS2に処理を移す。
ステップS9において冷凍機用空調機吹出温度センサ54の検出温度Tdに所定温度αを加えた温度(Td+α)が、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsよりも高いと判定した場合に、ステップS10においてCPUは、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsをβ(K)上昇させて冷凍機用空調機40による排熱処理運転を行いステップS2に処理を移す。
このように、本実施形態の空気調和システムは、暖房運転モードを含む複数の運転モードを有する主空調機30と、冷凍機20から排出された熱を処理する空気を供給する冷凍機用空調機40と、冷凍機20から排出される熱を含む空気を店舗1内の所定箇所に搬送する排気搬送機構25と、を備え、排気搬送機構25は、主空調機30が暖房運転モードの場合に、冷凍機20から排出される熱を含む空気を店舗1内の所定箇所に搬送する排気搬送動作を行う。
これにより、冷蔵オープンショーケース10の冷凍機20から店舗1内に排出された熱を、冷凍機用空調機40によって処理することができるので、冷凍機20から排出された熱を店舗1外に排出するための装置を必要とすることなく、簡単な構成で冷凍機20から排出される熱を処理することができる。よって、装置の大型化を抑制することができる。また、冷凍機20から排出された熱を店舗1内の暖房の熱源として利用することができるので、店舗1内の暖房時におけるエネルギーの消費量を低減することが可能となる。
また、排気搬送機構25による排気搬送動作の開始から所定時間経過後に、冷凍機用空調機40から供給される空気の設定温度Trsが設定可能な範囲の上限温度Trmaxよりも低い場合に、冷凍機用空調機40から供給される空気の設定温度Trsを上昇させる。
また、排気搬送機構25による排気搬送動作の開始から所定時間経過後に、冷凍機用空調機40から供給される空気の設定温度Trsが設定可能な範囲の上限温度Trmaxである場合に、冷凍機用空調機40における冷凍機20から排出される熱の処理を停止する。
これにより、冷凍機20の流出口23bから流出する空気の温度を上昇させることができるので、排気搬送機構25によって高温の空気を店舗1内の所定箇所に搬送することができ、冷凍機20から排出される熱をより有効に店舗1内の暖房の熱源として利用可能となる。また、冷凍機用空調機40の出力を低下させることが可能となるので、冷凍機用空調機40の駆動に必要なエネルギーの消費量を低減することが可能となる。
尚、前記実施形態では、冷凍機20のケーシング23内に、凝縮器21及び凝縮器用送風機22を収容するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。冷凍機20を構成する圧縮機についても店舗1内に熱を排出するため、ケーシング23内に凝縮器21及び凝縮器用送風機22と共に圧縮機を収容し、圧縮機から排出される熱を冷凍機用空調機40によって処理するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、排熱利用処理において、冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定した場合に、冷凍機用空調機40を停止するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。冷凍機用空調機40から店舗1内に供給する空気の設定温度Trsが設定可能な範囲内の上限温度Trmaxであると判定した場合に、冷凍機用空調機40の排熱処理運転を中止して送風運転を行うようにしてもよい。
また、前記実施形態では、主空調機30として4方向天井カセット型の空調機を用いるとともに、冷凍機用空調機40としてビルトイン型の空調機を用いたものを示したが、これに限られるものではない。主空調機30及び冷凍機用空調機40としては、それぞれ4方向天井カセット型の空調機を用いてもよいし、ビルトイン型の空調機を用いてもよい。
また、前記実施形態では、複数の主空調機30及び複数の冷凍機用空調機40として、室外ユニットと室内ユニットとの間に冷凍サイクルが構成される空気調和装置の室内ユニットを用いたものを示したが、これに限られるものではない。主空調機30及び冷凍機用空調機40としては、例えば冷温水発生機によって生成された冷水または温水と店舗1内に供給する空気とを熱交換するエアハンドリングユニットやファンコイルユニットを用いてもよい。
また、前記実施形態では、排気搬送機構25を複数備えたものを示したが(図1では3組)、これに限られるものではない。排気搬送機構25の数は、冷蔵オープンショーケース10の設置台数や店舗の大きさ等に応じて任意に設定すればよい。
また、前記実施形態では、排気搬送機構25を、天井扇からなる排気搬送用送風機25a、排気吹出口25b及び排気搬送用ダクト25cから構成したものを示したが、これに限られるものではない。例えば、天井内に設けられた送風機と、送風機の吸入側にダクトを介して接続された吸入口と、送風機の吐出側にダクトを介して接続された吹出口と、から排熱搬送機構を構成してもよい。
また、前記実施形態では、主空調機30が暖房運転モードの状態で、排気搬送機構25による排気搬送動作を行うようにしたものを示したが、これに限られるものではない。例えば、主空調機30が冷房運転モードの状態で、排気搬送機構25による排気搬送動作を行ってもよい。この場合には、冷凍機20から排出された熱を主空調機30によって処理することができるので、冷凍機用空調機40の冷却能力が不足する場合においても、冷凍機20から排出された熱を確実に処理することが可能となる。
1…店舗、10…冷蔵オープンショーケース、20…冷凍機、23a…流入口、23b…流出口、25…排気搬送機構、25a…排気搬送用送風機、30…主空調機、40…冷凍機用空調機、50…コントローラ、54…冷凍機用空調機吹出温度センサ。
Claims (3)
- 冷凍機を内蔵したショーケースが設置された店舗用の空気調和システムであって、
暖房運転モードを含む複数の運転モードを有する主空調機と、
前記冷凍機から排出された熱を処理する空気を供給する冷凍機用空調機と、
前記冷凍機から排出された熱を含む空気を店舗内の所定箇所に搬送する排気搬送機構と、を備え、
前記排気搬送機構は、前記主空調機が暖房運転モードの場合に、前記冷凍機から排出された熱を含む空気を店舗内の所定箇所に搬送する排気搬送動作を行う
空気調和システム。 - 前記排気搬送機構による排気搬送動作の開始から所定時間経過後に、前記冷凍機用空調機から供給される空気の設定温度が設定可能な範囲の上限温度よりも低い場合に、前記冷凍機用空調機から供給される空気の設定温度を上昇させる
請求項1に記載の空気調和システム。 - 前記排気搬送機構による排気搬送動作の開始から所定時間経過後に、前記冷凍機用空調機から供給される空気の設定温度が設定可能な範囲の上限温度である場合に、前記冷凍機用空調機における冷凍機から排出される熱の処理を停止する
請求項1または2に記載の空気調和システム。
Priority Applications (1)
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JP2018237374A JP2020098086A (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 空気調和システム |
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JP2018237374A JP2020098086A (ja) | 2018-12-19 | 2018-12-19 | 空気調和システム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021246201A1 (ja) | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 株式会社小糸製作所 | 車両用表示装置 |
KR20220145627A (ko) * | 2021-04-22 | 2022-10-31 | 주식회사 크리콤 | 냉각모듈 장착형 쇼케이스 |
-
2018
- 2018-12-19 JP JP2018237374A patent/JP2020098086A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021246201A1 (ja) | 2020-06-05 | 2021-12-09 | 株式会社小糸製作所 | 車両用表示装置 |
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KR102671268B1 (ko) * | 2021-04-22 | 2024-06-03 | 주식회사 크리콤 | 냉각모듈 장착형 쇼케이스 |
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