JP2020082704A - イメージログ管理装置、検査装置、画像形成装置、画像読取装置、画像形成システム、制御方法及びコンピュータープログラム - Google Patents

イメージログ管理装置、検査装置、画像形成装置、画像読取装置、画像形成システム、制御方法及びコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】イメージログに含まれる禁止画像等の不正な使用を防ぐことができるイメージログ管理装置を提供する。【解決手段】画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置は、画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれることを検知する検知処理部124Aと、参照画像が検知される場合、画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する画像加工部123Aとを備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像処理装置により実行されるコピー、スキャン、プリント等のジョブの実行結果の記録(ログ)を管理する技術に関する。
従来、プリンター、複写機などの電子写真方式の画像形成装置は、紙幣等の偽造防止機能を備えている。
特許文献1によると、画像形成装置は、一旦、シート上に画像を形成した後、シート上に形成された画像を読み取り、読み取った画像と、予め設定された紙幣等の禁止画像とを比較して、画像が形成されたシートの出力を許可するか否かを判定する。出力を許可しないと判定する場合、画像形成装置からシートを取り出せないようにするロック機構、又は、シートを裁断するシュレッダー機能を備えている。このようにして、禁止画像が形成された印刷物が画像形成装置の外部に出力されないようにしている。
しかし、シート上に形成された画像が、禁止画像の倍率を変えて生成された画像である場合、シートから読み取った画像と、予め設定された禁止画像とを比較しても、類似度が少ないと判定され、紙幣等が偽造される可能性がある。
このような問題に対処するため、特許文献2によると、画像処理装置は、紙幣等の特殊原稿の画像のパターンデータを複数種類あらかじめ登録しており、入力された画像が拡大又は縮小されている場合、等倍に戻すための逆変倍処理を行ない、等倍に戻された画像と登録された各特殊原稿のパターンデータとを比較し、この画像が特殊原稿の画像か否かを判別する。特殊原稿の画像であると判別された場合、出力する画像に色を付加しない等の偽造防止処理を施す。
また、特許文献3によると、画像形成装置で印刷が実行されると、その印刷ジョブの実行記録であるジョブログが画像形成装置に蓄積される。ジョブログは、例えば、ジョブID、ジョブの種類、ジョブ受付時刻、ジョブ終了時刻、ジョブステータス等からなる。ジョブログは、ジョブで扱われた画像からイメージログとして生成される場合もある。このようにして生成したジョブログを蓄積することにより、ジョブを管理することができる。
特開2014−113775号公報 特開2000−232578号公報 特開2007−160674号公報
上記の通り、特許文献1及び2によると、紙幣等の禁止画像が形成された印刷物が画像形成装置から外部に出力されないようにしたり、出力する画像に色を付加しない等の偽造防止処理を施したりして、禁止画像が形成された印刷物が本物として使用されることを防止している。
しかし、特許文献3に示すように、原稿の画像からイメージログが生成され、イメージログに禁止画像が含まれている場合、イメージログが画像形成装置の外部に漏洩すると、イメージログに含まれる禁止画像が不正に使用される可能性がある。
この問題を解決するため、本発明は、イメージログに含まれる禁止画像の不正な使用を防ぐことができるイメージログ管理装置、検査装置、画像形成装置、画像読取装置、画像形成システム、制御方法及びコンピュータープログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、画像処理装置における画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置であって、前記画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれるか否かを検知する検知手段と、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する記憶制限手段とを備えることを特徴とする。
ここで、さらに、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備え、前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、前記ログ生成手段により生成された前記イメージログにおいて、前記全体の画像、前記一部の画像又は前記加工画像を削除し、又は、前記全体の画像、前記一部の画像又は前記加工画像に、単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きしてもよい。
ここで、さらに、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備え、前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、生成された前記イメージログを破棄してもよい。
ここで、さらに、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、一部の画像又はこの画像に加工を施した加工画像を除去し、残余の画像を含む前記イメージログを生成し、又は、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像に単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きした画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備える、としてもよい。
ここで、さらに、前記参照画像が検知される場合、前記イメージログの生成を制限し、前記参照画像が検知されない場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備える、としてもよい。
ここで、前記高密度画像は、単一色の複数の画素のみからなるベタ画像である、としてもよい。
ここで、前記記憶制限手段は、さらに、前記高密度画像を上書きする場合、前記制限をした旨を表す表示情報を前記イメージログに付加してもよい。
ここで、前記記憶制限手段は、さらに、前記高密度画像が上書きされた画像の上に、前記表示情報を、文字画像により、描画してもよい。
ここで、さらに、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像を縮小した画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備え、前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像に相当する原寸大の画像に対する、前記イメージログに含まれ縮小された前記画像の縮小率が閾値以下であるとき、前記イメージログをそのまま維持し、前記縮小率が閾値を超えるとき、前記イメージログ内において、前記縮小率が閾値以下となるように、縮小した前記画像をさらに縮小してもよい。
ここで、さらに、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像を、閾値以下の縮小率により、縮小し、縮小された画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備える、としてもよい。
ここで、さらに、前記画像データにより表される画像から、文字が表された文字画像と、図形が表された図形画像とを分離する画像加工手段を備え、前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、前記イメージログ内に、前記画像データにより表される画像のうち、抽出された前記図形画像又は前記図形画像に加工を施した加工画像を包含させることを制限してもよい。
ここで、前記参照画像は、複製が禁止された証票の表面に表された画像の少なくとも一部の禁止画像又は印刷物の表面に表され、当該印刷物の複製の禁止を示す禁止標章である、としてもよい。
ここで、前記参照画像は、所定の特徴を有する特徴パターンを含む、としてもよい。
ここで、前記画像処理装置は、原稿面の画像を読み取る画像読取装置であり、前記画像データは、前記画像読取装置により、前記原稿面の画像を読み取ることにより、生成される、としてもよい。
ここで、前記画像処理装置は、シート上に画像を形成し、シート上に形成された画像を読み取る画像形成装置であり、前記画像データは、シート上に形成された画像を読み取ることにより、生成される、としてもよい。
ここで、前記画像処理装置は、画像データを基にして画像形成する画像形成装置であり、前記画像データは、前記画像形成装置に接続された外部の装置から、受信される、としてもよい。
また、本発明は、画像データにおいて、所定の参照画像が含まれているか否かを検査する検査装置であって、上記のイメージログ管理装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成を行う画像形成装置であって、上記のイメージログ管理装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、原稿面を読み取り、画像データを生成する画像読取装置であって、上記のイメージログ管理装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像形成システムであって、画像形成を行う画像形成装置と、画像データにおいて、所定の参照画像が含まれているか否かを検査する検査装置とから構成され、前記検査装置は、上記のイメージログ管理装置を備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像処理装置における画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置において用いられる制御方法であって、前記画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれるか否かを検知する検知ステップと、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する記憶制限ステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、画像処理装置における画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置において用いられる制御用のコンピュータープログラムであって、コンピューターである前記イメージログ管理装置に、前記画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれるか否かを検知する検知ステップと、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する記憶制限する記憶制限ステップとを実行させるためのコンピュータープログラムであることを特徴とする。
上記の構成によると、禁止画像等に相当する画像がイメージログに包含されないようにするので、イメージログに含まれる禁止画像等の不正な使用を防ぐことができる、という優れた効果を奏する。
実施の形態1のイメージログ管理システム6の構成を示す。 画像形成システム4の概略構成を示す図である。 主制御部100の構成及び主制御部100に接続する装置を示すブロック図である。 画像形成システム4におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成の流れを示すブロック図である。 サーバー装置2の構成を示すブロック図である。 印刷イメージデータ131、印刷物132a及び印刷イメージログ133aの一例を示す。 イメージログ管理システム6における動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例(1)における、印刷イメージデータ131、印刷物132b及び印刷イメージログ133bの一例を示す。 変形例(1)における動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例(2)における、印刷イメージデータ131、印刷物132c及び印刷イメージログ133cの一例を示す。 変形例(2)における動作を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例(3)における、印刷イメージデータ131、印刷物132d及び印刷イメージログ133d、136dの一例を示す。 変形例(3)における動作を示すフローチャートである。 実施の形態2のイメージログ管理システム6eにおける、画像形成システム4eの概略構成を示す図である。 画像形成システム4eの主制御部100の構成及び主制御部100に接続する装置、並びに、主制御部24の構成を示すブロック図である。 画像形成システム4eにおけるコピージョブの実行及びログ情報の生成の流れを示すブロック図である。 イメージログ管理システム6eにおける動作を示すフローチャートである。
1 実施の形態1
本発明に係る一の実施の形態としてのイメージログ管理システム6について図面を参照しながら説明する。
イメージログ管理システム6は、図1に示すように、画像形成システム4及びサーバー装置2から構成され、画像形成システム4とサーバー装置2とは、通信ネットワーク3を介して接続されている。
画像形成システム4は、画像処理ジョブとして、原稿面を読み取って画像データを生成し、電子写真方式により記録シート上に、生成した画像データにより表された画像を形成するコピージョブ(画像読取及び画像形成ジョブ)、原稿面を読み取って、画像データを生成するスキャンジョブ(画像読取ジョブ)、又は、PC(パーソナルコンピューター)等の外部端末装置から画像データ等を受け取り、電子写真方式により記録シート上に画像を形成するプリントジョブ(受信及び画像形成ジョブ)等を実行する。また、画像形成システム4は、各ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置7(図4)を備える。ログ情報は、各ジョブで扱われた画像から生成されたイメージログを含む。また、ログ情報は、ジョブを識別するジョブID、ジョブの種類、ジョブの受付時刻、ジョブの終了時刻、ジョブのステータス等の情報を含む。画像形成システム4は、生成したログ情報を、通信ネットワーク3を介して、サーバー装置2に対して送信する。サーバー装置2は、画像形成システム4からログ情報を受信し、受信したログ情報を内部に蓄積する。
サーバー装置2に蓄積されているログ情報は、画像形成システム4において実行されるコピージョブ、スキャンジョブ又はプリントジョブ等の管理のために用いられる。
1.1 画像形成システム4
図2に示すように、画像形成システム4は、電子写真方式により記録シート上に画像を形成する画像形成装置1(画像処理装置)と、オプション装置として、画像形成装置1から出力される画像形成済みの記録シートの束に対して、ステープル綴じなどの後処理を施すフィニッシャー装置15とから構成されている。
(1) 画像形成装置1
画像形成装置1は、スキャナー、プリンター、コピー機、ファクシミリ、ドキュメントサーバー等の機能を有するタンデム型のカラー複合機(MFP:MultiFunction Peripheral)である。
画像形成装置1においては、図2に示すように、筐体底部に、記録シートを収容し、給送する給紙装置18が設けられている。給紙装置18の上方には、電子写真方式により画像を形成するプリンター装置14が設けられている。プリンター装置14のさらに上方に、搬送ユニット19が設けられ、搬送ユニット19の上方に、操作画面を表示するディスプレィ装置12、利用者から入力操作を受け付ける操作装置11が設けられている。また、搬送ユニット19の上方に、原稿を読み取って画像データを生成するスキャナー装置13(画像読取手段)が設けられ、スキャナー装置13の上方にドキュメントフィーダー17が設けられている。
ドキュメントフィーダー17は、原稿トレイにセットされた原稿を1枚ずつ原稿ガラス板へ搬送する。スキャナー装置13は、ドキュメントフィーダー17によって原稿ガラス板の所定位置に搬送された原稿の画像をスキャナーの移動によって読み取り、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号からなる画像データを得る。
スキャナー装置13で得られた各色成分の画像データは、後述する主制御部100において各種のデータ処理を受け、更にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換される。
プリンター装置14は、中間転写ベルト、中間転写ベルトを張架する駆動ローラー、従動ローラー、バックアップローラー、中間転写ベルトに対向して中間転写ベルトの走行方向Xに沿って所定間隔で配置された再現色毎の作像部、定着部、主制御部100等からなる。
各作像部は、像担持体である感光体ドラム、感光体ドラム表面を露光走査するためのLEDアレイ、帯電チャージャー、現像器、クリーナー及び1次転写ローラーなどからなる。
給紙装置18は、サイズの異なる記録シートを収容する複数の給紙カセットと、この記録シートを各給紙カセットから搬送路に繰り出すための複数のピックアップローラーとから構成されている。
各作像部において、各感光体ドラムは、帯電チャージャーにより一様に帯電され、LEDアレイにより露光を受け、感光体ドラムの表面に静電潜像が形成される。各静電潜像は、それぞれ各色の現像器により現像され、各感光体ドラムの表面に各色(Y〜K色)のトナー像が形成され、トナー像は、中間転写ベルトの裏面側に配設された各1次転写ローラーの静電作用により、中間転写ベルトの表面上に順次転写される。
一方、給紙装置18のいずれかの給紙カセットから、各作像部による作像動作に合わせて、記録シートが給送され、2次転写ローラーとバックアップローラーとが中間転写ベルトを挟んで対向する位置(2次転写位置)へと搬送路上を搬送され、2次転写位置で、2次転写ローラーの静電的作用により、中間転写ベルト上のY〜K色のトナー像が記録シートへ2次転写される。Y〜K色のトナー像が2次転写された記録シートは、さらに定着部まで搬送される。
記録シートの表面のトナー像は、定着部の加熱ローラーとこれに圧接された加圧ローラーとの間に形成される定着ニップを通過する際に、加熱及び加圧により、記録シートの表面に融着して定着され、記録シートは、定着部を通過した後、搬送ユニット19へと送出される。
搬送ユニット19では、水平方向に搬送路が設けられている。また、搬送路に沿って、追加工部126Aが設けられている。追加工部126Aは、後述する禁止画像又は禁止標章が検知された場合、搬送路に沿って搬送される当該記録シートの表面に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す検知印を押す。画像形成済みの記録シートは、当該搬送路に沿って列設された複数の搬送ローラー対によって、フィニッシャー装置15へ出力される。
ディスプレィ装置12は、液晶表示板などで構成される表示部及びタッチパネル部から構成される。表示部は、利用者に対して、メッセージを表示し又は指示を与えるための画面、利用者の設定内容及び処理内容を入力するための画面、画像形成装置1で形成された画像及びその処理結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネル部は、利用者が指で触れた位置を検知し、検知した位置を示す信号を主制御部100に対して、送信する。
操作装置11は、数字、文字、記号等を入力するための複数のキー、押下されるキーを認識するセンサー及び認識したキーを示す信号を主制御部100に対して送信する送信用回路等から構成される。操作装置11は、利用者からの、コピー開始の指示、コピー枚数の設定、複写条件の設定、オプション装置としてのフィニッシャー装置15におけるステープル綴じなどの後処理の設定(ステープルのOFF又はONの設定)等を受け付け、受け付けた内容を主制御部100に通知する。
このように、操作装置11及びディスプレィ装置12は、利用者が画像形成装置1を直接操作するためのユーザーインターフェースの役割を果たしている。なお、通信ネットワーク3に接続されたPCには、画像形成装置1に対して指令を与えるためのアプリケーションプログラム及びドライバプログラムがインストールされている、としてもよい。従って、利用者は、PCを使用して画像形成装置1を遠隔的に操作することもできる。
画像形成装置1は、登録された利用者の情報に基づいた認証を行わなければ、使用できないように設定することもできる。
(2)フィニッシャー装置15
フィニッシャー装置15は、後処理として、複数枚の記録シートの束(シート束)を整合する整合処理機能及びシート束にステープル綴じを行うステープル綴じ処理機能を有し、画像形成装置1からの指示に基づき各処理機能を実行する。
フィニッシャー装置15は、図2に示すように、筐体内部において、後処理ユニット30が設けられ、後処理ユニット30の上方に、搬送ユニット19に対向して、搬送路33が設けられている。
フィニッシャー装置15は、搬送ユニット19から出力される記録シートに対して、シート束の整合及びステープル綴じ等の後処理を実行しない場合は、その記録シートを、搬送路33を搬送させて、排出トレイ31に排出させる。
一方、後処理を実行する場合には、搬送ユニット19から出力される記録シートは、搬送路33において、分岐して後処理ユニット30に搬送される。後処理ユニット30は、シート束を整合し、シート束にステープル綴じを行い、整合及びステープル綴じが行われたシート束を排出トレイ32に排出させる。
なお、フィニッシャー装置15は、シート束の左端において、パンチ(2穴パンチ)を行う後処理機能を有している、としてもよい。
1.2 主制御部100
主制御部100は、図3に示すように、CPU20、RAM21、ROM22、通信インターフェース16、データ記憶部23などから構成されている。
ROM22には、プログラム113が記憶されている。プログラム113は、例えば、操作装置11、ディスプレィ装置12、スキャナー装置13、プリンター装置14、通信インターフェース16、ドキュメントフィーダー17、給紙装置18、データ記憶部23などを制御するための制御用のコンピュータープログラムである。
また、RAM21には、プログラム111及びデータ112が記憶されている。データ112には、各種の制御変数、操作パネルにより設定されたコピー枚数など及び禁止画像127a、127b、・・・及び禁止標章128a、128b、・・・が含まれる。また、RAM21は、CPU20によるプログラム実行時のワークエリアを提供する。禁止画像127a、127b、・・・及び禁止標章128a、128b、・・・、及び、プログラム111については、後述する。
CPU20は、ROM22に記憶されているプログラム113に従って動作することにより、操作装置11、ディスプレィ装置12、スキャナー装置13、プリンター装置14、通信インターフェース16、ドキュメントフィーダー17、給紙装置18、データ記憶部23などを制御する。
通信インターフェース16は、受信部16R及び送信部16Tから構成されている。受信部16Rは、例えば、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク3を介して、PCなどの外部端末装置からのプリントジョブを受け付ける。また、送信部16Tは、例えば、スキャナー装置13により原稿面から読み取られた画像データを、通信ネットワーク3を介して、外部端末装置に対して、送信する。通信インターフェース16は、携帯端末との間でデータの送受信を行うため、無線通信装置を備える、としてもよい。その他、通信インターフェース16は、NIC(Network Interface Card)、モデム、TA(Terminal Adapter)等を備える、としてもよい。
データ記憶部23は、ハードディスク23H及びカードリーダー23Rから構成されている。ハードディスク23Hは、画像データ及びその他のデータ等を記憶するために用いられる。カードリーダー23Rは、メモリカード91に記憶されているデータを読み出し、又は、データをメモリカード91に書き込む。
1.3 RAM21に記憶されているプログラム111及びデータ112
RAM21に記憶されているプログラム111には、図3に示すように、RIPプログラム121、編集処理プログラム122、画像加工プログラム123、検知処理プログラム124、イメージログ記録プログラム125、追加工プログラム126などが含まれる。
また、データ112は、図3に示すように、複製の禁止を示す参照画像として、禁止画像127a、127b、・・・及び禁止標章128a、128b、・・・を含んでいる。ここで、参照画像は、複製が禁止された禁止画像又は複製の禁止を示す禁止画像を含むとしてもよいし、参照画像は、所定の特徴を有する特徴パターンを含むとしてもよい。
ここで、編集処理プログラム122、画像加工プログラム123、検知処理プログラム124及びイメージログ記録プログラム125に従って、CPU20が動作することにより、それぞれ、図4に示す編集処理部122A、画像加工部123A(記憶制限手段)、検知処理部124A(検知手段)及びイメージログ記録部125Aが動作する。
画像加工部123A、検知処理部124A、イメージログ記録部125A及びデータ記憶部23は、コピージョブ、スキャンジョブ、プリントジョブ等の画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置7を構成している。
(1)禁止画像127a、127b、・・・
禁止画像127a、127b、・・・(図3)は、それぞれ、紙幣(日本銀行券及び外国の紙幣)、証券、金券、証書、証明書、免許証等、複製が禁止された証票面に表された画像の全部又はその一部の画像である。
ここで、1個の禁止画像は、例えば、日本銀行券である千円札の表面に表された全体の画像を含むとしてもよいし、別の1個の禁止画像は、千円札の裏面に表された全体の画像を含むとしてもよい。また、1個の禁止画像は、千円札の表面(又は裏面)に表された全体の画像のうち、特徴的な部分の画像であるとしてもよい。別の1個の禁止画像は、千円札の表面(又は裏面)に表された全体の画像のうち、別の特徴的な部分の画像であるとしてもよい。紙幣以外のその他の証票についても、同様である。
(2)禁止標章128a、128b、・・・
文書の表面に、営業秘密であることを示す禁止標章、例えば、「機密情報」、「秘密情報」、「confidential」、「社外秘」などの文字からなるマークが付されている場合には、当該文書に記載された内容は、営業秘密であるとして、外部に漏洩しないように、保護される必要がある。ここで、営業秘密には、技術上の情報である技術上の秘密が含まれる。
このように、禁止標章128a、128b、・・・(図3)は、営業秘密が記載された文書の複製を禁止することを示すマークである。
(3)RIPプログラム121
RIPプログラム121は、例えば、通信ネットワーク3を介して、外部端末装置から受信したプリントジョブから、画像データを生成する。
(4)編集処理プログラム122
編集処理プログラム122は、例えば、RIPプログラム121又はスキャナー装置13から出力され、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の多値デジタル信号からなる画像データを色変換して、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データを生成する(色変換)。また、編集処理プログラム122は、例えば、複数枚分の画像データを、一枚ずつ、縮小又は拡大(倍率変換)して、縮小又は拡大された画像データを生成する。さらに、編集処理プログラム122は、例えば、2枚分の縮小された画像データを連結して、2in1の形式の画像データを生成する。
編集処理プログラム122は、上記の編集(色変換、倍率変換等)をした後の画像データを、画像加工プログラム123及び検知処理プログラム124に対して出力する。
編集処理プログラム122は、検知処理プログラム124から、禁止画像又は禁止標章が検知された旨の通知を受信する。禁止画像又は禁止標章が検知された旨の通知を受信する場合には、後述する検知領域情報も受信する。禁止画像又は禁止標章が検知された旨の通知を受信すると、編集処理プログラム122は、上記の編集(色変換、倍率変換等)をした後の画像データにおいて、受信した検知領域情報により示される領域(つまり、禁止画像に相当する画像、又は、禁止標章を含む画像)に、単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きする。ここで、高密度画像のサイズは、検知領域情報により示される領域と同じサイズである。また、高密度画像は、その全面が白色(又は、他の色)の画素で覆われているベタ画像であってもよい。これにより、禁止画像に相当する画像、又は、禁止標章を含む画像を人が認識することは不可能となる。なお、高密度画像として、ベタ画像に代えて、密に配されたハッチングパターンからなる画像を上書きしてもよいし、密に配されたドットパターンからなる画像を上書きしてもよい。編集処理プログラム122は、検知領域情報により示される領域が、高密度画像により上書きされた画像データを、プリンター装置14に対して出力する。
編集処理プログラム122は、検知処理プログラム124から、禁止画像及び禁止標章が検知された旨の通知を受信しない場合、上記の編集(色変換、倍率変換等)をした後の画像データを、プリンター装置14に対して出力する。
(5)画像加工プログラム123
画像加工プログラム123は、編集処理プログラム122から出力された画像データにより表される画像に対して、所定の縮小率(第1縮小率)の画像縮小(加工)処理を施して、縮小画像を生成し、ログ情報として、縮小画像を表した画像データを生成する。この縮小画像を表した画像データは、コピージョブ又はスキャンジョブ等の実行結果を示すログ情報(イメージログ)として用いられる。
なお、画像加工プログラム123は、編集処理プログラム122から出力された画像データにより表される画像に対して、画像縮小処理を施すことなく、画像データにより表される全体の画像をそのまま、ログ情報(イメージログ)として、生成してもよい。また、画像データにより表される画像の一部の画像を、ログ情報(イメージログ)として、生成してもよい。また、画像加工プログラム123は、画像縮小処理に代えて、画素の間引き処理を施してもよい。また、画像加工プログラム123は、画像縮小処理に代えて、画像データを表す画像に、縦横比率の異なる拡大縮小変換を施してもよい。また、画像加工プログラム123は、画像縮小処理に代えて、多値画像データ(カラー画像データ)を、2値画像データ(モノクロ画像データ)に変換する色変換を施してもよい。また、画像加工プログラム123は、画像縮小処理(又は、間引き処理)、縦横比率の異なる拡大縮小変換及び色変換を組み合わせて用いてもよい。
画像加工プログラム123は、編集処理プログラム122から出力された画像データにより表される画像について、図形が表された図形画像からなる領域と、文字が表された文字画像からなる領域とを分離してもよい。
また、画像加工プログラム123は、文字からなる領域に表示される文字画像に対して、文字認識処理を施して、それぞれの文字画像により表される文字を示す文字コードを生成し、文字からなる領域について、文字コードからなるテキストデータを生成してもよい。
画像加工プログラム123は、検知処理プログラム124から、禁止画像が検知された旨、又は、禁止標章が検知された旨の通知、及び、検知領域情報を受信する。禁止画像が検知された旨、又は、禁止標章が検知された旨の通知、及び、検知領域情報を受信すると、画像加工プログラム123は、生成されたログ情報の全体を破棄(削除)する。このように、生成されたログ情報が破棄されるので、ログ情報が外部に漏洩することはない。
なお、画像加工プログラム123により、画像データにより表される画像を縮小して、ログ情報が生成された場合、検知領域情報により示される領域は、画像データを縮小した縮小画像において、相当する領域である。
禁止画像が検知された旨、及び、禁止標章が検知された旨の通知、並びに、検知領域情報を受信しなかった場合、画像加工プログラム123は、ログ情報をそのまま、イメージログ記録プログラム125に対して出力する。
禁止画像が検知された旨、又は、禁止標章が検知された旨の通知された場合、ログ情報は破棄されるで、画像加工プログラム123がログ情報をイメージログ記録プログラム125に対して出力することはない。
(6)検知処理プログラム124
検知処理プログラム124は、編集処理プログラム122から編集(色変換及び倍率変換等)がされた後の画像データを取得する。次に、検知処理プログラム124は、取得した画像データ内に、参照画像として、禁止画像又は禁止標章が含まれるか否かを検知する。禁止画像を検知した場合、検知処理プログラム124は、画像データにおいて、禁止画像が占める領域(一部の画像)を示す検知領域情報を生成する。なお、禁止画像を検知した場合、複製が禁止される領域として、画像データの全体領域(全体の画像)を示す検知領域情報を生成してもよい。また、禁止標章を検知した場合、複製が禁止される領域として、画像データの全体領域を示す検知領域情報を生成する。
検知処理プログラム124は、禁止画像又は禁止標章を検知した場合、禁止画像又は禁止標章を検知した旨を編集処理プログラム122、画像加工プログラム123及び追加工プログラム126に対して、通知する。また、検知処理プログラム124は、禁止画像又は禁止標章を検知した場合、検知領域情報を編集処理プログラム122及び画像加工プログラム123に対して、通知する。
(7)イメージログ記録プログラム125
イメージログ記録プログラム125は、画像加工プログラム123から、ログ情報を受信する。ログ情報を受信すると、イメージログ記録プログラム125は、データ記憶部23のハードディスク23Hに対して、受信したログ情報を書き込む。
(8)追加工プログラム126
追加工プログラム126は、検知処理プログラム124から、禁止画像が検知された旨、又は、禁止標章が検知された旨の通知を受信する。禁止画像が検知された旨、又は、禁止標章が検知された旨の通知を受信すると、追加工プログラム126は、追加工部126Aに対して、記録シートの表面に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す検知印を押すように、制御する。
1.4 画像形成システム4におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成
図4に示すブロック図を用いて、一例として、画像形成システム4におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成について説明する。
給紙装置18は、プリンター装置14に対して、記録シートを給送する。
スキャナー装置13は、原稿面を読み取って、画像データを生成し、生成した画像データを編集処理部122Aに対して出力する。
編集処理部122Aは、生成された画像データに色変換等の編集を施し、編集された画像データを検知処理部124A及び画像加工部123Aに対して出力する。
検知処理部124Aは、編集処理部122Aから編集がされた後の画像データを取得する。次に、検知処理部124Aは、取得した画像データから、禁止画像又は禁止標章を検知する。禁止画像又は禁止標章を検知すると、検知処理部124Aは、検知領域情報を、編集処理部122A及び画像加工部123Aに対して出力する。
禁止画像又は禁止標章が検知された場合、編集処理部122Aは、検知領域情報により示される領域に高密度画像を上書きし、検知領域情報により示される領域が上書きされた画像データをプリンター装置14に対して出力する。禁止画像及び禁止標章が検知されない場合、編集処理部122Aは、色変換等の編集を施した画像データ(高密度画像が上書きされない画像データ)をプリンター装置14に対して出力する。
プリンター装置14は、記録シート上に、画像を形成する。禁止画像又は禁止標章が検知された場合、追加工部126Aは、記録シートの表面に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す検知印を押す。次に、記録シートは、後処理ユニット30に搬送され、後処理ユニット30は、シート束にステープル綴じを行い、整合及びステープル綴じが行われたシート束を排出トレイ32に排出する。
画像加工部123A(ログ生成手段)は、編集処理部122Aから受け取った画像データに、画像縮小処理を施して、ログ情報として、画像を縮小した画像データを生成する。禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、画像加工部123Aは、生成されたログ情報を破棄する。このように、禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報が破棄されるので、ログ情報が外部に漏洩することはない。
禁止画像が検知されなかった場合、及び、禁止標章が検知されなかった場合、画像加工部123Aは、ログ情報をそのまま、イメージログ記録部125Aに対して出力する。
イメージログ記録部125Aは、受け取ったログ情報をデータ記憶部23に書き込む。
通信インターフェース16の送信部16Tは、定期的に、データ記憶部23に書き込まれたログ情報を、通信ネットワーク3を介して、サーバー装置2に対して送信する。
なお、スキャナー装置13により生成され、編集処理部122Aにより色変換等の編集が施された画像データを印刷イメージデータと呼ぶこともある。また、ログ情報は、上記の通り、編集処理部122Aから受け取った画像データに、画像縮小処理を施して、生成された縮小画像データであるので、印刷イメージログと呼ぶこともある。
上記においては、スキャナー装置13により生成された画像データについて、検知処理部124Aは、禁止画像又は禁止標章を検知している。当然、これには限定されない。RIPプログラム121は、通信ネットワーク3を介して、外部端末装置から受信したプリントジョブから、画像データを生成する。検知処理部124Aは、RIPプログラム121により生成された画像データについて、禁止画像又は禁止標章を検知してもよい。
1.5 サーバー装置2
サーバー装置2は、図5に示すように、制御部201、通信部202及び記憶部203から構成されている。サーバー装置2は、プロセッサー及びメモリ等を備えたコンピューターシステムであって、制御部201及び通信部202は、メモリに記憶されているコンピュータープログラムに従って、プロセッサーが動作することにより、その機能を果たす。
記憶部203は、一例として、ハードディスクから構成され、印刷イメージログ211、・・・等を記憶するための領域を備えている。
通信部202は、通信ネットワーク3に接続され、通信ネットワーク3に接続された外部装置、例えば、画像形成システム4と、制御部201との間で、情報の送受信を中継する。
制御部201は、通信部202及び記憶部203を制御する。
また、制御部201は、画像形成システム4から、通信ネットワーク3及び通信部202を介して、印刷イメージログを受信し、受信した印刷イメージログを記憶部203に書き込む。
さらに、制御部201は、例えば、記憶部203に書き込まれた印刷イメージログを用いて、画像形成システム4における稼働状況を分析する。
1.6 印刷イメージデータ131、印刷物132a及び印刷イメージログ133a
一例として、図6に示す印刷イメージデータ131、印刷物132a及び印刷イメージログ133aを用いて、画像形成システム4におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成について説明する。
スキャナー装置13により生成され、編集処理部122Aにより編集された印刷イメージデータ131に対して、検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章の検知処理141がされる。禁止画像又は禁止標章が検知された場合、編集処理部122Aにより印刷イメージデータ131の禁止画像等に高密度画像が上書きされ、その結果、プリンター装置14により、印刷物132aが出力される。なお、図6に示す印刷物132aは、ベタ画像により上書きする例を示している。
一方、画像加工部123Aにより、印刷イメージデータ131に対して、画像縮小処理を施して、ログ情報として、画像を縮小した印刷イメージログ133aが生成される。ここで、検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知され、検知領域情報により示される領域が存在する場合、画像加工部123Aにより、ログ情報としての印刷イメージログ133aが破棄される。
つまり、画像加工部123Aは、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、コピージョブの実行の結果生成されるログ情報内に、画像データにより表される画像のうち、全体の画像をそのまま包含させることを制限する。
このように、禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報としての印刷イメージログ133aが破棄されるので、ログ情報が外部に漏洩することはない。
1.7 イメージログ管理システム6における動作
イメージログ管理システム6における動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
スキャナー装置13は、原稿から画像を読み取って、画像データを生成し(ステップS101)、編集処理部122Aは、色変換を行い(ステップS102)、さらに、倍率変換を行う(ステップS103)。
検知処理部124Aは、編集処理部122Aにより編集された画像データを構成する複数の検知ブロックのそれぞれについて、検知ブロックのバッファ(RAM21)への記録(ステップS105)と、記録した検知ブロックについての検知処理(ステップS106)とを、検知ブロック毎に繰り返す(ステップS104〜S107)。
次に、検知処理部124Aにより禁止画像又は禁止標章が検知される場合(ステップS108で「有り」)、編集処理部122Aにより、画像データにおいて、検知領域情報により示される領域に高密度画像を上書きする処理が施される(ステップS110)。この場合、検知処理部124Aから画像加工部123Aに対して、検知領域情報が通知される(ステップS109)。
検知処理部124Aにより禁止画像又は禁止標章が検知されない場合(ステップS108で「無し」)、ステップS110の上書き及びステップS109の通知はされない。
次に、プリンター装置14により、高密度画像が上書きされない、又は、高密度画像が上書きされた画像データが印刷される(ステップS111)。
コピージョブについて、全てのページの印刷が完了していなければ(ステップS112でNO)、ステップS101に戻って、処理が繰り返される。
コピージョブについて、全てのページの印刷が完了すれば(ステップS112でYES)、送信部16Tにより、ログ情報としての印刷イメージログがサーバー装置2に対して送信される。サーバー装置2の通信部202は、印刷イメージログを受信する(ステップS113)。記憶部203は、受信した印刷イメージログを記憶する(ステップS114)。これにより、ログ情報としての印刷イメージログについての処理が終了する。
一方、編集処理部122Aによる倍率変換が終了すると(ステップS103)、画像加工部123Aは、画像データを縮小して、ログ情報として印刷イメージログを生成する(ステップS131)。画像加工部123Aは、印刷イメージログに対して、コピージョブを識別するジョブID、ジョブの種類、ジョブ受付時刻(年月日、時分秒)、ジョブ終了時刻(年月日、時分秒)、ジョブステータス等を付加する(ステップS132)。次に、画像加工部123A(画像加工手段)は、印刷イメージログから、テキストデータ部分(文字が表された文字画像)と画像データ部分(図形が表された図形画像)とを分離する(ステップS133)。
次に、画像加工部123Aは、検知領域情報を入手する(ステップS109、S134)。検知領域が存在しない場合(ステップS135で「無し」)、イメージログ記録部125Aは、印刷イメージログをデータ記憶部23に書き込む(ステップS137)。
一方、検知領域が存在する場合(ステップS135で「有り」)、画像加工部123Aは、印刷イメージログを破棄する。印刷イメージログは、データ記憶部23に書き込まれない(ステップS136)。このため、印刷イメージログが、ステップS113において、サーバー装置2に対して送信されることはない。
次に、ステップS112に制御が移り、処理が繰り返される。
1.8 まとめ
以上説明したように、印刷イメージデータとしての画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログは、破棄される。つまり、画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、ログ情報内に、画像データにより表される画像のうち、全体の画像をそのまま包含させることを制限している。従って、ログ情報としての印刷イメージログが外部に漏洩することはない。こうして、禁止画像又は禁止標章が含まれる画像が外部に漏洩することを防ぐことができる。
なお、画像加工部123A(ログ生成手段)は、画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含むログ情報を生成してもよい。ここで、画像加工部123A(記憶制限手段)は、参照画像が検知される場合、生成されたログ情報を破棄してもよい。
2 変形例(1)
上記の実施の形態1の変形例(1)について、実施の形態1との相違点を中心として説明する。
実施の形態1では、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログは、破棄される。しかし、本発明は、これには限定されない。
変形例(1)においては、画像加工部123A(記憶制限手段)は、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報において、検知領域情報により示される領域の画像を消去する。具体的には、検知領域情報により示される領域に、単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像として、当該領域と同じサイズの白色画像であるベタ画像を上書き(マスキング)する(検知領域情報により示される領域に、高密度画像を上書きする)。つまり、検知領域情報により示される領域に、ベタ画像を重ねて、描画する。これにより、検知領域情報により示される領域に元々存在した画像を人が認識することは不可能となる。
ここで、ベタ画像は、白色画像には限定されない。ベタ画像は、他の色の画像であるとしてもよい。また、ベタ画像の上書きに代えて、密に配されたハッチングパターンからなる画像を検知領域情報により示される領域に上書きしてもよいし、密に配されたドットパターンからなる画像を検知領域情報により示される領域に上書きしてもよい。これらによっても、検知領域情報により示される領域に元々存在した画像を人が認識することは不可能となる。
ここで、画像データにより表される画像を縮小しないで、元の画像データがそのまま、ログ情報とされる場合、検知領域情報が画像データにより表される画像の全体又は一部を示すのであれば、画像加工部123Aは、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をログ情報内に包含させることを制限する。
一方、画像データにより表される画像を縮小して生成された縮小画像がログ情報とされる場合、検知領域情報が画像データにより表される画像の全体又は一部を示すのであれば、画像加工部123Aは、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像を加工(縮小)した加工画像をログ情報内に包含させることを制限してもよい。
(印刷イメージデータ131、印刷物132b及び印刷イメージログ133b)
一例として、図8に示す印刷イメージデータ131、印刷物132b及び印刷イメージログ133bを用いて、変形例(1)におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成について説明する。なお、ここでは、図6との相違点を中心として、説明する。
検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、編集処理部122Aにより印刷イメージデータ131の検知領域情報により示される領域の画像が消去され、その結果、プリンター装置14により、印刷物132bが出力される。
一方、画像加工部123Aにより、ログ情報として、画像を縮小した印刷イメージログ133bが生成される。ここで、検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、画像加工部123Aにより、ログ情報としての印刷イメージログ133bにおいて、検知領域情報により示される領域の画像が消去される。
つまり、画像加工部123Aは、禁止画像が検知される場合、コピージョブの実行の結果生成されるログ情報内に、禁止画像に相当する画像を包含させることを制限する。また、画像加工部123Aは、禁止標章が検知される場合、生成されるログ情報内に、取得した画像データが表す画像に相当する画像を包含させることを制限する。
画像加工部123Aにより、印刷イメージログ133bは、テキストデータ部分と、画像データ部分とに分離され、ログ情報として、テキスト情報134bがサーバー装置2に送信され(143)、画像情報135bがサーバー装置2に送信される(144)。ここで、画像情報135bは、白色画像のみを含んでいる。
(変形例(1)のイメージログ管理システム6における動作)
変形例(1)のイメージログ管理システム6における動作について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、図7に示す実施の形態1のイメージログ管理システム6の動作との相違点を中心として、説明する。
変形例(1)においては、検知領域情報を入手し(ステップS109、S134)、検知領域が存在する場合(ステップS135で「有り」)、画像加工部123Aは、印刷イメージログのうち、検知領域情報により示される領域の画像を消去する書き換えを行う(ステップS136b)。
次に、イメージログ記録部125Aは、印刷イメージログをデータ記憶部23に書き込む(ステップS137b)。
(まとめ)
このように、禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報としての印刷イメージログ133bのうち、検知領域情報により示される領域の画像を消去(高密度画像を上書き)する。従って、ログ情報が外部に漏洩した場合であっても、検知領域情報により示される領域の画像が外部に漏洩することはない。
なお、画像加工プログラム123により、編集処理プログラム122から出力された画像データにより表される画像について、図形が表された図形画像からなる領域と、文字が表された文字画像からなる領域とに分離した場合、禁止画像又は禁止標章が検知されたとき、図形が表された図形画像からなる領域を、複製を禁止する領域とみなして、図形画像からなる領域を消去(高密度画像を上書き)してもよい。つまり、一部の画像である図形画像を、ログ情報内に包含させることを制限してもよい。
また、画像加工部123A(ログ生成手段)は、画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含むログ情報を生成してもよい。ここで、画像加工部123A(ログ生成手段)は、参照画像が検知される場合、画像加工部123Aにより生成されたログ情報において、全体の画像、一部の画像又は加工画像を削除し、又は、全体の画像、一部の画像又は加工画像に、単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きしてもよい。
3 変形例(2)
上記の実施の形態1の変形例(2)について、変形例(1)との相違点を中心として説明する。
変形例(1)では、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログ内に含まれる検知領域情報により示される領域に高密度画像が上書きされる。しかし、本発明は、これには限定されない。
変形例(2)においては、画像加工部123A(記憶制限手段)は、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報において、検知領域情報により示される領域の画像に、高密度画像を上書きする。これにより、検知領域情報により示される領域に元々存在した画像を人が認識することは不可能となる。
さらに、画像加工部123Aは、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知され、禁止画像等をログ情報に包含させることを制限することを示す表示情報を、文字画像により、描画する。
なお、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す表示情報を描画することには、限定されない。ログ情報に表示情報を付加してもよい。例えば、ログ情報としての印刷イメージログ上であって、高密度画像が上書きされた領域以外の位置に、表示情報を描画してもよい。また、ログ情報に、テキストデータとして、表示情報を付加してもよい。
(印刷イメージデータ131、印刷物132c及び印刷イメージログ133c)
一例として、図10に示す印刷イメージデータ131、印刷物132c及び印刷イメージログ133cを用いて、変形例(2)におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成について説明する。なお、ここでは、図8との相違点を中心として、説明する。
検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、編集処理部122Aにより印刷イメージデータ131の検知領域情報により示される領域に高密度画像が上書きされ、その結果、プリンター装置14により、印刷物132cが出力される。
一方、画像加工部123Aにより、ログ情報として、画像を縮小した印刷イメージログ133cが生成される。ここで、検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、画像加工部123Aにより、ログ情報としての印刷イメージログ133cにおいて、検知領域情報により示される領域に高密度画像が上書きされる。
さらに、画像加工部123Aにより、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す表示情報が、文字画像により、描画される。ここでは、「印刷不可原稿」と描画される。
画像加工部123Aにより、印刷イメージログ133cは、テキストデータ部分と、画像データ部分とに分離され、ログ情報として、テキスト情報134cがサーバー装置2に送信され(143)、画像情報135cがサーバー装置2に送信される(144)。ここで、画像情報135cにおいて、高密度画像上(ここでは、ベタ画像上)に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す表示情報が上書きされ、画像情報135cは、表示情報のみを含んでいる。
(変形例(2)のイメージログ管理システム6における動作)
変形例(2)のイメージログ管理システム6における動作について、図11に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、図9に示す変形例(1)の動作との相違点を中心として、説明する。
変形例(2)においては、検知領域情報を入手し(ステップS109、S134)、検知領域が存在する場合(ステップS135で「有り」)、画像加工部123Aは、印刷イメージログのうち、検知領域情報により示される領域に高密度画像を上書きすることにより、書き換えを行う(ステップS136c)。
さらに、画像加工部123Aは、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す表示情報を、文字画像により、描画することにより、文字画像を付加する(ステップS138)。
(まとめ)
このように、禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報としての印刷イメージログ133c(図10)のうち、検知領域情報により示される領域であって高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す表示情報を、文字画像により、描画するので、印刷イメージログ133cを見た利用者は、高密度画像が上書きされた理由を知ることができる。
4 変形例(3)
上記の実施の形態1の変形例(3)について、実施の形態1との相違点を中心として説明する。
実施の形態1では、ログ情報としての印刷イメージログは、印刷イメージデータである画像データを表した画像を、第1縮小率により、縮小することにより、生成される。ここで、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログは、破棄される。しかし、本発明は、これには限定されない。
変形例(3)においては、画像加工部123A(記憶制限手段)は、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報が生成された際の第1縮小率が所定の第2縮小率(閾値、規定値)より大きいとき、ログ情報としての印刷イメージログにおいて、検知領域情報により示される領域に相当する領域の画像をさらに縮小する。これにより、ログ情報としての印刷イメージログにおいて、禁止画像等に相当する画像を人が認識することは不可能となる。
(印刷イメージデータ131、印刷物132d及び印刷イメージログ133d、136d)
一例として、図12に示す印刷イメージデータ131、印刷物132d及び印刷イメージログ133d、136dを用いて、変形例(3)におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成について説明する。なお、ここでは、図6との相違点を中心として、説明する。
検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、編集処理部122Aにより印刷イメージデータ131の検知領域情報により示される領域の画像が高密度画像により上書きされ、その結果、プリンター装置14により、印刷物132dが出力される。
一方、画像加工部123Aにより、ログ情報としての画像を、第1縮小率により、縮小した印刷イメージログ133dが生成される。ここで、検知処理部124Aにより、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、第1縮小率と第2縮小率とが比較される。第1縮小率が第2縮小率以下の場合、印刷イメージログ133dに加工は施されない。第1縮小率が第2縮小率より大きい場合、印刷イメージログ133dの検知領域情報により示される領域に相当する領域の画像は、さらに、縮小(146)される。この結果、印刷イメージログ133dの検知領域情報により示される領域に相当する領域の画像は、第2縮小率以下に、縮小される。こうして、印刷イメージログ136dが生成される。
画像加工部123Aにより、印刷イメージログ136dは、テキストデータ部分と、画像データ部分とに分離され、ログ情報として、テキスト情報134dがサーバー装置2に送信され(143)、画像情報135dがサーバー装置2に送信される(144)。ここで、画像情報135dに含まれる縮小画像は、元の印刷イメージデータ131の検知領域情報により示される領域の画像から見て、第2縮小率以下の縮小率となるように、印刷イメージログ133dに含まれる縮小画像が縮小されたものである。
(変形例(3)のイメージログ管理システム6における動作)
変形例(3)のイメージログ管理システム6における動作について、図13に示すフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、図7に示す実施の形態1のイメージログ管理システム6の動作との相違点を中心として、説明する。
変形例(3)においては、検知領域情報を入手し(ステップS109、S134)、検知領域が存在する場合(ステップS135で「有り」)、画像加工部123Aは、ログ情報としての印刷イメージログにおいて、禁止画像等に相当する画像が元の印刷イメージデータに含まれる禁止画像等と等倍であるかを判断する(ステップS138d)。
等倍でない場合(ステップS138dでNO)、第1縮小率と第2縮小率(規定値)とが比較される(ステップS139d)。第1縮小率が第2縮小率以下の場合(ステップS139dでYES)、印刷イメージログ133dに加工は施されない。
禁止画像等に相当する画像が元の印刷イメージデータに含まれる禁止画像等と等倍である場合(ステップS138dでYES)、又は、第1縮小率が第2縮小率より大きい場合(ステップS139dでNO)、画像加工部123Aは、印刷イメージログ133dの禁止画像等に相当する画像を、さらに、縮小する(ステップS136d)。
次に、イメージログ記録部125Aは、印刷イメージログをデータ記憶部23に書き込む(ステップS137b)。
(まとめ)
上記の通り、画像加工部123Aにより、ログ情報としての画像を、第1縮小率により、縮小した印刷イメージログ133dが生成される。禁止画像又は禁止標章が検知される場合、第1縮小率と第2縮小率(規定値)とが比較される。第1縮小率が第2縮小率以下の場合、印刷イメージログ133dに加工は施されない。第1縮小率が第2縮小率より大きい場合、印刷イメージログ133dの禁止画像等に相当する画像は、さらに、縮小される。この結果、ログ情報が外部に漏洩した場合であっても、禁止画像等に相当する画像が外部に漏洩して、本物として使用されることはない。
ログ情報に含まれる禁止画像等に相当する画像が、元の禁止画像等と同一、又は、元の禁止画像等と比較して、人により見分けられない程度に、類似している場合、ログ情報に含まれる禁止画像等に相当する画像が、本物として、使用される可能性がある。これを避けるため、ログ情報に含まれる禁止画像等に相当する画像は、さらに縮小(第2の縮小)される。この場合、第2の縮小に代えて、ログ情報に含まれる禁止画像等に相当する画像を除去してもよいし、当該画像に高密度画像を上書きしてもよい。
一方、ログ情報に含まれる禁止画像等に相当する画像が、元の禁止画像等と比較して、人により容易に見分けることができる程度に、異なっている場合、例えば、禁止画像等に相当する画像がもはや複製を禁止すべき画像であると人により認識できない程度に縮小されている場合には、禁止画像等に相当する画像をさらに縮小する必要はないし、禁止画像等に相当する画像を除去する必要はないし、また、禁止画像等に相当する画像に高密度画像を上書きする必要もない。
ここで、スキャナー装置13により、原稿面を読み取って、生成した画像データ内に、又は、通信ネットワーク3を介して、外部端末装置から受信したプリントジョブから、RIPプログラム121により生成した画像データ内に、禁止画像を、例えば、1.5倍に拡大した画像が含まれる場合、変形例(3)に示すように、画像データを、例えば、1/1.5倍に縮小したとすると、禁止画像に相当する画像が、元の禁止画像と同じサイズとなる可能性がある。この場合に、縮小された画像が、ログ情報として、外部に漏洩すると、禁止画像等に相当する画像が本物として使用されるおそれがあるので、このような事態は避けなければならない。従って、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、画像データにより表される画像に相当する原寸大の画像に対する、ログ情報に含まれ縮小された前記画像の第1縮小率が第2縮小率(規定値)以下であるとき、ログ情報をそのまま維持する。一方、第1縮小率が第2縮小率を超えるとき、ログ情報内において、第1縮小率が第2縮小率以下となるように、縮小した画像をさらに縮小してもよい。
ここで、図3に示すRAM21は、禁止画像等として、原寸大の禁止画像等を、例えば、0.5倍、0.6倍、0.7倍、0.8倍、0.9倍に縮小、又は、1.1倍、1.2倍、1.3倍、1.4倍、1.5倍に拡大して得られた禁止画像等を、倍率と対応させて記憶している、としてもよい。画像データ内に、これらの縮小又は拡大された禁止画像等が検知されると、検知された禁止画像等に対応する倍率により、禁止画像等の原寸を知ることができる。
5 実施の形態2
本発明に係る別の実施の形態としてのイメージログ管理システム6e(図示していない)について、実施の形態1との相違点を中心として、図面を参照しながら説明する。
イメージログ管理システム6eは、実施の形態1の画像形成システム4に代えて、画像形成システム4e(図14)を含んで、構成されている。
つまり、イメージログ管理システム6eは、画像形成システム4e及びサーバー装置2から構成され、画像形成システム4eとサーバー装置2とは、通信ネットワーク3を介して接続されている。
画像形成システム4eは、画像形成システム4と同様に、例えば、原稿面を読み取って、電子写真方式により記録シートに画像を形成するコピージョブを実行する。また、画像形成システム4eは、コピージョブの実行結果を示す画像データとして、イメージログを生成し、管理するイメージログ管理装置7e(図16)を備える。また、画像形成システム4eは、生成したログ情報を、通信ネットワーク3を介して、サーバー装置2に対して送信する。
サーバー装置2は、実施の形態1のサーバー装置2と同一である。
5.1 画像形成システム4e
図14に示すように、画像形成システム4eは、電子写真方式により記録シートに画像を形成する画像形成装置1e(画像処理装置)と、禁止画像又は禁止標章を検知し、禁止画像又は禁止標章を含む画像が形成された記録シートをストックするための読取装置5(検査装置)と、フィニッシャー装置15とから構成されている。
フィニッシャー装置15は、実施の形態1のフィニッシャー装置15と、同一の構成である。従って、フィニッシャー装置15についての説明を省略する。
(1)画像形成装置1e
画像形成装置1eは、以下に示す点を除いて、実施の形態1の画像形成装置1と、同一の構成である。
画像形成装置1eの主制御部100を図15に示す。
主制御部100のRAM21は、実施の形態1のプログラム111に代えて、図15に示すように、プログラム111eを記憶している。
プログラム111eは、RIPプログラム121、編集処理プログラム122等を含んでいる。
RIPプログラム121及び編集処理プログラム122は、実施の形態1のRIPプログラム121及び編集処理プログラム122と同一である。
ここで、編集処理プログラム122に従って、CPU20が動作することにより、図16に示す編集処理部122Aが動作する。この点も、実施の形態1と同様である。
また、図14に示すように、搬送ユニット19では、水平方向に搬送路が形成されており、当該搬送路に沿って列設された複数の搬送ローラー対によって、画像形成済みの記録シートが読取装置5へ出力される。
(2)読取装置5
読取装置5は、図14に示すように、筐体内部において、ストック部25が設けられ、ストック部25の上方に、搬送ユニット19に対向して、搬送路26が設けられている。また、筐体内部に主制御部24が設けられ、読取装置5は、イメージログ管理装置7e(図16)を有している。
搬送路26のうち、搬送ユニット19側の部分には、搬送路26を上下から挟み込むように、搬送ユニット19から搬送された記録シート上の画像において、禁止画像又は禁止標章を検知するスキャン部304が設けられている。
読取装置5は、スキャン部304により禁止画像及び禁止標章を検知しない場合、主制御部24の制御により、その記録シートを、搬送路26を通過させて、フィニッシャー装置15の搬送路33に向けて出力する。
一方、スキャン部304により禁止画像又は禁止標章を検知する場合、主制御部24の制御により、搬送ユニット19から出力される記録シートは、搬送路26の途中において、分岐してストック部25に搬送される。ストック部25は、禁止画像又は禁止標章を検知した記録シートを収容する。ストック部25は、一般の利用者により、ストック部25内に収容された記録シートの取り出しができないように、ロックされている。
(3)主制御部24及びスキャン部304
主制御部24は、図15に示すように、CPU301、RAM302、ROM303、画像メモリ305、データ記憶部306などから構成されている。
ROM303には、プログラム313が記憶されている。プログラム313は、例えば、主制御部24を統一的に制御するための制御用のコンピュータープログラムである。
また、RAM302には、プログラム311及びデータ312が記憶されている。データ312には、スキャン部304等で用いられる各種の制御変数、禁止画像327a、327b、・・・及び禁止標章328a、328b、・・・が含まれる。また、RAM302は、CPU301によるプログラム実行時のワークエリアを提供する。
CPU301は、ROM303に記憶されているプログラム313に従って動作することにより、画像メモリ305、データ記憶部306などを制御する。
データ記憶部306は、例えば、ハードディスクから構成されている。データ記憶部306は、後述するログ情報等を記憶するために用いられる。
RAM302に記憶されているプログラム311には、図15に示すように、検知処理プログラム321、スキャン処理プログラム322、画像加工プログラム323、イメージログ記録プログラム324、モニタ表示処理プログラム325などが含まれる。
ここで、検知処理プログラム321、画像加工プログラム323、イメージログ記録プログラム324に従って、CPU301が動作することにより、それぞれ、図16に示す検知処理部321E(検知手段)、画像加工部323E(記憶制限手段)、イメージログ記録部324Eが動作する。
また、スキャン部304は、スキャン処理プログラム322に従って、動作し、搬送ユニット19から出力される記録シートの表面(又は、表面及び裏面)の画像を読み取って、画像データを生成し、生成した画像データを検知処理部321Eに出力し、生成した画像データを画像メモリ305に書き込む。
禁止画像327a、327b、・・・は、実施の形態1の禁止画像127a、127b、・・・と同じである。また、禁止標章328a、328b、・・・は、実施の形態1の禁止標章128a、128b、・・・と同じである。
検知処理プログラム321は、実施の形態1の検知処理プログラム124と同じである。
スキャン処理プログラム322は、スキャン部304を制御して、搬送路26を通過する記録シートの表面(又は表面及び裏面)に形成された画像を読み取って画像データを生成させ、生成した画像データを画像メモリ305に書き込ませ、また、生成した画像データを検知処理部321Eに対して出力させる。
画像加工プログラム323は、実施の形態1の画像加工プログラム123と同じである。
イメージログ記録プログラム324は、実施の形態1のイメージログ記録プログラム125と同じである。
5.2 画像形成システム4eにおけるコピージョブの実行及びログ情報の生成
図16に示すブロック図を用いて、一例として、画像形成システム4におけるコピージョブの実行及びログ情報の生成について説明する。
給紙装置18は、プリンター装置14に対して、記録シートを給送する。
スキャナー装置13は、原稿から画像を読み取って、画像データを生成し、編集処理部122Aは、生成された画像データに色変換等の編集を施し、編集された画像データをプリンター装置14に対して出力する。
プリンター装置14は、記録シート上に、画像を形成する。次に、記録シートは、スキャン部304に向けて出力される。
スキャン部304は、記録シートの表面(又は表面及び裏面)に形成された画像を読み取って画像データを生成し、生成した画像データを画像メモリ305に書き込み、また、生成した画像データを検知処理部321Eに対して出力する。
検知処理部321Eは、画像データを取得し、画像データから、参照画像として、禁止画像又は禁止標章を検知する。
画像加工部323Eは、画像メモリ305から、画像データを読み出し、読み出した画像データに、画像縮小処理を施して、ログ情報として、画像を縮小した画像データを生成する。禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、画像加工部323Eは、生成されたログ情報を破棄する。このように、禁止画像が検知された場合、又は、禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報が破棄されるので、ログ情報が外部に漏洩することはない。
禁止画像が検知されなかった場合、及び、禁止標章が検知されなかった場合、画像加工部323Eは、ログ情報をそのまま、イメージログ記録部324Eに対して出力する。
イメージログ記録部324Eは、受け取ったログ情報をデータ記憶部306に書き込む。
通信インターフェース16の送信部16Tは、定期的に、データ記憶部306に書き込まれたログ情報を、通信ネットワーク3を介して、サーバー装置2に対して送信する。
禁止画像が検知されない場合、及び、禁止標章が検知されない場合、主制御部24を通過した記録シートは、フィニッシャー装置15に搬送され、後処理ユニット30において、ステープル綴じがされ、排出トレイ32に出力される。
禁止画像が検知される場合、又は、禁止標章が検知される場合、主制御部24を通過した記録シートは、ストック部25に収容される。
ここで、図16に示す画像メモリ305、画像加工部323E、検知処理部321E、イメージログ記録部324E及びデータ記憶部306は、イメージログ管理装置7eを構成している。
5.3 イメージログ管理システム6eにおける動作
イメージログ管理システム6eにおける動作について、図17に示すフローチャートを用いて説明する。
スキャナー装置13は、原稿から画像を読み取って、画像データを生成し(ステップS101)、編集処理部122Aは、色変換を行い(ステップS102)、さらに、倍率変換を行う(ステップS103)。
プリンター装置14により、記録シート上に画像が形成され(ステップS111)、記録シートが出力さる(ステップS201)。
ここで、ステップS101からS201までは、画像形成装置1eにおける動作である。
次に、読取装置5に、画像が形成された記録シートが給紙される(ステップS202)。
次に、記録シート上の画像を構成する複数の検知ブロックのそれぞれについて、スキャン部304による画像(検知ブロック)の読取り(ステップS204)と、検知ブロックのバッファ(RAM302)への記録(ステップS205)と、記録した検知ブロックについての検知処理(ステップS206)と、検知結果の記録(ステップS207)とを、検知ブロック毎に繰り返す(ステップS203〜S208)。
次に、検知処理部321Eにより禁止画像又は禁止標章が検知される場合(ステップS209で「有り」)、記録シートがストック部25に収容される(ステップS211)。一方、検知処理部321Eにより禁止画像及び禁止標章が検知されない場合(ステップS209で「無し」)、記録シートがフィニッシャー装置15に出力される(ステップS210)。
ここで、ステップS202からS211までは、読取装置5における動作である。
次に、画像加工部323Eは、画像データを縮小して、ログ情報として印刷イメージログを生成する(ステップS221)。画像加工部323Eは、印刷イメージログに対して、コピージョブを識別するジョブID、ジョブの種類、ジョブ受付時刻(年月日、時分秒)、ジョブ終了時刻(年月日、時分秒)、ジョブステータス等を付加する(ステップS222)。次に、画像加工部323Eは、印刷イメージログから、テキストデータ部分と画像データ部分とを分離する(ステップS223)。
次に、画像加工部323Eは、検知領域情報を入手する(ステップS224)。検知領域が存在しない場合(ステップS225で「無し」)、イメージログ記録部324Eは、印刷イメージログをデータ記憶部306に書き込む(ステップS226)。
一方、検知領域が存在する場合(ステップS225で「有り」)、画像加工部323Eは、印刷イメージログを破棄する。印刷イメージログは、データ記憶部23に書き込まれない(ステップS227)。
ここで、ステップS221からS227までは、読取装置5における動作である。
次に、コピージョブについて、全てのページの印刷が完了すれば(ステップS228でYES)、送信部16Tにより、ログ情報としての印刷イメージログがサーバー装置2に対して送信される。サーバー装置2の通信部202は、印刷イメージログを受信する(ステップS113)。記憶部203は、受信した印刷イメージログを記憶する(ステップS114)。これにより、ログ情報としての印刷イメージログについての処理が終了する。
コピージョブについて、全てのページの印刷が完了していなければ(ステップS228でNO)、次に、ステップS101に制御が移り、処理が繰り返される。
ここで、ステップS228とS113とは、画像形成装置1eにおける動作であり、ステップS113とS114とは、サーバー装置2における動作である。
5.4 まとめ
以上説明したように、主制御部24により、スキャンされた画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログは、破棄される。つまり、画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、ログ情報内に、画像データにより表される画像のうち、全体の画像をそのまま包含させることを制限している。従って、ログ情報としての印刷イメージログが外部に漏洩することはない。こうして、複製を禁止された禁止画像等が外部に漏洩することを防ぐことができる。
5.5 変形例
(1)上述したように、主制御部24により、スキャンされた画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログは、破棄される。
しかし、本発明は、これには限定されない。
主制御部24により、スキャンされた画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログ内の検知領域情報により示される領域に、高密度画像が上書きされる、としてもよい。また、高密度画像が上書きされた領域上に、その旨を示す文字画像が描画される、としてもよい。また、印刷イメージログ内の検知領域情報により示される領域等が規定の縮小率以下で縮小される、としてもよい。
このように、画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、ログ情報内に、画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をそのまま包含させることを制限している。
禁止画像又は禁止標章が検知された場合、ログ情報としての印刷イメージログ内の禁止画像等に高密度画像が上書きされ、又は、禁止画像等が規定の縮小率以下で縮小されるので、ログ情報としての印刷イメージログが外部に漏洩した場合であっても、複製を禁止された禁止画像等が外部に漏洩して本物として使用されることを防ぐことができる。
(2)上述したように、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、記録シートは、ストック部25に収容される。
しかし、本発明は、これには限定されない。
図14に示す読取装置5は、ストック部25に代えて、裁断機及び収容庫を備える、としてもよい。禁止画像又は禁止標章が検知される場合、記録シートは、裁断機に搬送され、裁断機により、細片に裁断され、収容庫に収容される、としてもよい。
6 その他の変形例
(1)上記の実施の形態1、実施の形態2及び各変形例においては、ログ情報を生成し、禁止画像又は禁止標章を検知している。禁止画像又は禁止標章が検知された場合、生成されたログ情報から禁止画像等に相当する画像を除去し、ログ情報の禁止画像等に相当する画像に上書きし、生成したログ情報を破棄等している。
しかし、本発明は、これらには限定されない。
禁止画像又は禁止標章が検知された場合に、画像加工部(ログ生成手段)により、禁止画像等に相当する画像を除去したログ情報を生成し、禁止画像等に相当する画像を上書きしてログ情報を生成し、又は、ログ情報の生成を制限してもよい。
具体的には、画像加工部は、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、画像データにより表される画像のうち、一部の画像又はこの画像に加工を施した加工画像を除去し、残余の画像を含むログ情報を生成し、又は、画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像に単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きした画像を含むログ情報を生成してもよい。
また、画像加工部は、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、ログ情報の生成を制限し、禁止画像及び禁止標章が検知されない場合、画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含むログ情報を生成してもよい。
(2)別の変形例としてのイメージログ管理システムは、実施の形態1の画像形成システム4に代えて、スキャナー装置(画像処理装置、画像読取装置)を含んで、構成されている、としてもよい。
スキャナー装置には、PCが接続されている。
スキャナー装置は、画像処理ジョブとして、原稿の画像を読み取り、画像データを生成し、生成した画像データをPCに対して出力するスキャンジョブ(画像読取ジョブ)を実行する。また、スキャナー装置は、スキャンジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置を備える。
スキャナー装置は、図4に示す検知処理部、画像加工部、イメージログ記録部及びデータ記憶部を備えている。
検知処理部は、原稿の画像を読み取って生成した画像データを取得し、取得した画像データにおいて、禁止画像又は禁止標章を検知する。
画像加工部は、原稿の画像を読み取って生成した画像データの画像を縮小し、ログ情報として、印刷イメージログを生成する。検知処理部により、禁止画像又は禁止標章が検知された場合、画像加工部は、生成した印刷イメージログを破棄する。又は、画像加工部は、生成した印刷イメージログにおいて禁止画像等に相当する画像に、高密度画像を上書きしてもよい。又は、画像加工部は、生成した印刷イメージログにおいて禁止画像等に相当する画像に、高密度画像を上書きし、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す文字画像を描画してもよい。又は、画像加工部は、生成した印刷イメージログにおいて、禁止画像等に相当する画像を規定の縮小率以下で縮小してもよい。
イメージログ記録部は、上記のようにして生成した印刷イメージログをデータ記憶部に書き込む。
スキャナー装置は、通信ネットワークに接続する通信インターフェースを備えるとしてもよい。通信インターフェースは、データ記憶部に記憶されている印刷イメージログを、通信ネットワークを介して、サーバー装置2に送信してもよい。サーバー装置2は、印刷イメージログを受信し、受信した印刷イメージログを記憶する。
サーバー装置2に記憶されている印刷イメージログは、例えば、スキャナー装置において実行されるスキャンジョブの実行結果を解析するために、用いられる。
このように、画像データ内に、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、ログ情報内に、画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をそのまま包含させることを制限している。
上記の構成によると、禁止画像等に相当する画像がログ情報に包含されないようにするので、ログ情報に含まれる禁止画像等の不正な使用を防ぐことができる、という優れた効果を奏する。
(3)実施の形態1の画像形成装置1において、RAM21に記憶されているプログラム111は、検知処理プログラム124を含んでいない、としてもよい。つまり、画像形成装置1は、図4に示す検知処理部124Aを備えていない、としてもよい。
従って、画像形成装置は、画像データに禁止画像又は禁止標章が含まれる場合であっても、画像データから生成したログ情報としての印刷イメージログをデータ記憶部23に記憶し、データ記憶部23に記憶されている印刷イメージログは、サーバー装置2に対して送信され、サーバー装置2の記憶部203は、印刷イメージログを記憶する。
ここで、サーバー装置2は、図4に示す検知処理部及び画像加工部を備える、としてもよい。サーバー装置2が備える検知処理部は、記憶部203から印刷イメージログを読み出すことにより、取得し、取得した印刷イメージログの画像から、禁止画像又は禁止標章を検知する。禁止画像又は禁止標章が検知された場合、画像加工部は、生成した印刷イメージログを破棄する。又は、画像加工部は、生成した印刷イメージログにおいて禁止画像等に相当する画像に、高密度画像を上書きしてもよい。又は、画像加工部は、生成した印刷イメージログにおいて禁止画像等に相当する画像に、高密度画像を上書きし、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像又は禁止標章が検知されたことを示す文字画像を描画してもよい。又は、画像加工部は、生成した印刷イメージログにおいて、禁止画像等に相当する画像を規定の縮小率以下で縮小してもよい。
このように、サーバー装置2が、禁止画像又は禁止標章を含む印刷イロージログを受信した場合であって、禁止画像等に相当する画像が印刷イロージログに包含されないようにするので、サーバー装置2からログ情報が漏洩した場合であっても、ログ情報に含まれる禁止画像等の不正な使用を防ぐことができる、という優れた効果を奏する。
(4)実施の形態1の画像形成装置1において、イメージログ管理装置は、画像形成装置1の外部端末装置から受信した画像データを基に画像形成するプリントジョブ(画像形成ジョブ)の実行結果を示すログ情報を管理してもよい。
受信部16Rは、外部端末装置から、画像データを受信することにより、取得する。
検知処理部124Aは、取得した画像データから、禁止画像又は禁止標章を検知する。
画像加工部123Aは、禁止画像又は禁止標章が検知される場合、画像形成ジョブの実行の結果生成されるログ情報(印刷イメージログ)内に、画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をそのまま包含させることを制限する。つまり、画像加工部123Aは、生成した印刷イメージログを破棄してもよい。又は、画像加工部123Aは、生成した印刷イメージログにおいて禁止画像等に相当する画像に、高密度画像を上書きしてもよい。又は、画像加工部123Aは、生成した印刷イメージログにおいて禁止画像等に相当する画像に、高密度画像を上書きし、高密度画像が上書きされた領域上に、禁止画像が検知されたことを示す文字画像を描画してもよい。又は、画像加工部123Aは、生成した印刷イメージログにおいて、禁止画像等に相当する画像を規定の縮小率以下で縮小してもよい。
このようにして、外部端末装置から受信した画像データ内に禁止画像又は禁止標章が含まれる場合であっても、禁止画像等に相当する画像がログ情報に包含されないようにするので、ログ情報に含まれる禁止画像等の不正な使用を防ぐことができる、という優れた効果を奏する。
(5)上記の各実施の形態及び各変形例において、画像形成装置は、電子写真方式により記録シート上に画像を形成する、としている。しかし、本発明は、これには、限定されない。
画像形成装置は、インクジェット方式により、記録シート上に画像を形成してもよい。
(6)上記の各実施の形態においては、プリントジョブを、通信インターフェース16により、LAN等の通信ネットワークを経由して受信する場合を例にとって説明したが、Bluetooth(登録商標)など他の通信手段で受信してもよい。
(7)上述した各装置は、マイクロプロセッサーとメモリとを備えたコンピューターシステムである。メモリは、制御用のコンピュータープログラムを記憶しており、マイクロプロセッサーは、コンピュータープログラムに従って動作するとしてもよい。
ここで、コンピュータープログラムは、所定の機能を達成するために、コンピューターに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
また、コンピュータープログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、半導体メモリなどに記録されているとしてもよい。
また、コンピュータープログラムを、有線又は無線の電気通信回線、インターネットを代表とする通信ネットワーク、データ放送等を経由して伝送してもよい。
(8)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせる、としてもよい。
本発明にかかるイメージログ管理装置は、禁止画像等に相当する画像をイメージログに包含させることを制限するので、イメージログに含まれる禁止画像等の不正な使用を防ぐことができる、という優れた効果を奏し、画像処理装置によりコピー、スキャン、プリント等のジョブが実行された場合、そのジョブの実行結果の記録を管理する技術として有用である。
1、1e 画像形成装置
2 サーバー装置
3 通信ネットワーク
4、4e 画像形成システム
5 読取装置
6、6e イメージログ管理システム
7、7e イメージログ管理装置
11 操作装置
12 ディスプレィ装置
13 スキャナー装置
14 プリンター装置
15 フィニッシャー装置
16 通信インターフェース
16R 受信部
16T 送信部
17 ドキュメントフィーダー
18 給紙装置
19 搬送ユニット
20 CPU
21 RAM
22 ROM
23 データ記憶部
23H ハードディスク
23R カードリーダー
24 主制御部
25 ストック部
26 搬送路
30 後処理部
31、32 排出トレイ
33 搬送路
91 メモリカード
100 主制御部
122A 編集処理部
123A 画像加工部
124A 検知処理部
125A イメージログ記録部
126A 追加工部
201 制御部
202 通信部
203 記憶部
301 CPU
302 RAM
303 ROM
304 スキャン部
305 画像メモリ
306 データ記憶部
321E 検知処理部
323E 画像加工部
324E イメージログ記録部

Claims (22)

  1. 画像処理装置における画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置であって、
    前記画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれるか否かを検知する検知手段と、
    前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する記憶制限手段と
    を備えることを特徴とするイメージログ管理装置。
  2. さらに、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備え、
    前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、前記ログ生成手段により生成された前記イメージログにおいて、前記全体の画像、前記一部の画像又は前記加工画像を削除し、又は、前記全体の画像、前記一部の画像又は前記加工画像に、単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きする
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  3. さらに、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備え、
    前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、生成された前記イメージログを破棄する
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  4. さらに、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、一部の画像又はこの画像に加工を施した加工画像を除去し、残余の画像を含む前記イメージログを生成し、又は、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像に単一色の複数の画素が密集して配された高密度画像を上書きした画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  5. さらに、前記参照画像が検知される場合、前記イメージログの生成を制限し、前記参照画像が検知されない場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像、一部の画像又はこれらの画像に加工を施した加工画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  6. 前記高密度画像は、単一色の複数の画素のみからなるベタ画像である
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載のイメージログ管理装置。
  7. 前記記憶制限手段は、さらに、前記高密度画像を上書きする場合、前記制限をした旨を表す表示情報を前記イメージログに付加する
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載のイメージログ管理装置。
  8. 前記記憶制限手段は、さらに、前記高密度画像が上書きされた画像の上に、前記表示情報を、文字画像により、描画する
    ことを特徴とする請求項7に記載のイメージログ管理装置。
  9. さらに、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像を縮小した画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備え、
    前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像に相当する原寸大の画像に対する、前記イメージログに含まれ縮小された前記画像の縮小率が閾値以下であるとき、前記イメージログをそのまま維持し、前記縮小率が閾値を超えるとき、前記イメージログ内において、前記縮小率が閾値以下となるように、縮小した前記画像をさらに縮小する
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  10. さらに、前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像を、閾値以下の縮小率により、縮小し、縮小された画像を含む前記イメージログを生成するログ生成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  11. さらに、前記画像データにより表される画像から、文字が表された文字画像と、図形が表された図形画像とを分離する画像加工手段を備え、
    前記記憶制限手段は、前記参照画像が検知される場合、前記イメージログ内に、前記画像データにより表される画像のうち、抽出された前記図形画像又は前記図形画像に加工を施した加工画像を包含させることを制限する
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  12. 前記参照画像は、複製が禁止された証票の表面に表された画像の少なくとも一部の禁止画像又は印刷物の表面に表され、当該印刷物の複製の禁止を示す禁止標章である
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  13. 前記参照画像は、所定の特徴を有する特徴パターンを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  14. 前記画像処理装置は、原稿面の画像を読み取る画像読取装置であり、
    前記画像データは、前記画像読取装置により、前記原稿面の画像を読み取ることにより、生成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  15. 前記画像処理装置は、シート上に画像を形成し、シート上に形成された画像を読み取る画像形成装置であり、
    前記画像データは、シート上に形成された画像を読み取ることにより、生成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  16. 前記画像処理装置は、画像データを基にして画像形成する画像形成装置であり、
    前記画像データは、前記画像形成装置に接続された外部の装置から、受信される
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージログ管理装置。
  17. 画像データにおいて、所定の参照画像が含まれているか否かを検査する検査装置であって、
    請求項1に記載のイメージログ管理装置を備える
    ことを特徴とする検査装置。
  18. 画像形成を行う画像形成装置であって、
    請求項1に記載のイメージログ管理装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  19. 原稿面を読み取り、画像データを生成する画像読取装置であって、
    請求項1に記載のイメージログ管理装置を備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  20. 画像形成システムであって、
    画像形成を行う画像形成装置と、
    画像データにおいて、所定の参照画像が含まれているか否かを検査する検査装置とから構成され、
    前記検査装置は、
    請求項1に記載のイメージログ管理装置を備える
    ことを特徴とする画像形成システム。
  21. 画像処理装置における画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置において用いられる制御方法であって、
    前記画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれるか否かを検知する検知ステップと、
    前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する記憶制限ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  22. 画像処理装置における画像処理ジョブの実行結果を示す画像データをイメージログとして管理するイメージログ管理装置において用いられる制御用のコンピュータープログラムであって、
    コンピューターである前記イメージログ管理装置に、
    前記画像処理ジョブに係る画像データに、所定の参照画像が含まれるか否かを検知する検知ステップと、
    前記参照画像が検知される場合、前記画像データにより表される画像のうち、全体の画像又は一部の画像をイメージログとして記憶させないように制限する記憶制限する記憶制限ステップと
    を実行させるためのコンピュータープログラム。
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