JP2020067326A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーに流れる測定対象電流を分流させることなく、大電流の測定が可能な電流センサを提供する。【解決手段】本発明による電流センサは、バスバー10と磁気センサ40を備える。バスバー10は、磁気センサ40を挟む位置に設けられ、測定対象電流Iが互いに逆方向に流れる第1及び第2の部分11,12と、第1の部分11とは逆方向に測定対象電流Iが流れる第3の部分13と、第2の部分12とは逆方向に測定対象電流Iが流れる第4の部分14とを含む。本発明によれば、バスバーの第1及び第3の部分11,13から発生する磁束の一部が互いに打ち消し合い、バスバーの第2及び第4の部分12,14から発生する磁束の一部が互いに打ち消し合うことから、磁気センサに印加される磁界が低減される。これにより磁気センサの飽和が抑えられることから、バスバーに流れる測定対象電流を分流させることなく、大電流を測定することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は電流センサに関し、特に、大電流の測定に適した電流センサに関する。
電流センサは、測定対象電流によって発生する磁界を磁気センサによって検出するタイプが一般的である。例えば、特許文献1には、測定対象電流が互いに逆方向に流れるようバスバーをU字型に折り返し、平面視で、測定対象電流が一方向に流れる部分と測定対象電流が逆方向に流れる部分の間に磁気センサを配置した構成を有する電流センサが開示されている。特許文献1に記載された電流センサは、バスバーと磁気センサが磁気コアによって覆われており、これにより外乱磁界が磁気コアをバイパスすることから、外乱磁界に起因する測定誤差を低減することが可能となる。
しかしながら、特許文献1に記載された電流センサは、バスバーから発生する磁界の多くが磁気センサに印加されることから、バスバーに流れる測定対象電流が大電流である場合、磁気センサが飽和してしまう。これに対し、特許文献2に記載された電流センサは、バスバーに切り欠きを設けることによって測定対象電流を分流させ、分流された測定対象電流の一部によって発生する磁界を磁気センサによって検出することにより、大電流の測定を可能としている。
特許第5680287号公報 特許第3301526号公報
しかしながら、特許文献2に記載された電流センサは、発熱によってバスバーの温度分布が不均一になると、抵抗値の差によって分流比が変化してしまい、その結果、測定誤差が生じるという問題があった。
したがって、本発明は、バスバーに流れる測定対象電流を分流させることなく、大電流の測定が可能な電流センサを提供することを目的とする。
本発明による電流センサは、磁気センサと、磁気センサを挟む位置に設けられ、測定対象電流が互いに逆方向に流れる第1及び第2の部分と、第1の部分から見て磁気センサとは反対側に設けられ、第1の部分とは逆方向に測定対象電流が流れる第3の部分と、第2の部分から見て磁気センサとは反対側に設けられ、第2の部分とは逆方向に測定対象電流が流れる第4の部分とを含むバスバーとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、バスバーの第1及び第3の部分から発生する磁束の一部が互いに打ち消し合い、バスバーの第2及び第4の部分から発生する磁束の一部が互いに打ち消し合うことから、磁気センサに印加される磁界が低減される。これにより磁気センサの飽和が抑えられることから、バスバーに流れる測定対象電流を分流させることなく、大電流を測定することが可能となる。
本発明において、バスバーは、測定対象電流が第3の部分、第1の部分、第2の部分及び第4の部分の順に流れるよう折り返された単一の金属板からなるものであっても構わない。これによれば、部品点数を削減することが可能となる。
本発明において、磁気センサは、第1の部分と第2の部分を繋ぐ第1の折り返し位置と、第1の部分と第3の部分を繋ぐ第2の折り返し位置の中間位置に配置されていても構わない。これによれば、折り返し位置から発生する磁界の影響が低減されることから、より正確な測定が可能となる。
本発明による電流センサは、バスバーの第1乃至第4の部分を覆う磁気コアをさらに備えるものであっても構わない。これによれば、外乱磁界が磁気コアをバイパスすることから、外乱磁界に起因する測定誤差を低減することが可能となる。また、磁気コアに流れる磁束の一部も互いに打ち消し合うことから、小型の磁気コアを用いることが可能となる。
このように、本発明によれば、バスバーに流れる測定対象電流を分流させることなく、大電流の測定を行うことが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による電流センサの外観を示す略斜視図である。 図2は、本発明の好ましい実施形態による電流センサの略分解斜視図である。 図3は、バスバー10をy方向から見た略側面図である。 図4は、バスバー10の模式的なxy断面図である。 図5は、変形例によるバスバー10Aをy方向から見た略側面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による電流センサの外観を示す略斜視図である。また、図2は、本実施形態による電流センサの略分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態による電流センサは、測定対象電流Iが流れるバスバー10と、バスバー10を取り囲む環状の磁気コア20と、磁気コア20内に収容された回路基板30と、回路基板30に搭載された磁気センサ40とを備えている。バスバー10は、銅(Cu)などの良導体からなる金属板であり、厚みが一定の金属板を折り曲げ加工することによって作製することができる。磁気センサ40の種類については特に限定されないが、フラックスゲートセンサ、MI(磁気インピーダンス)センサ、ホールセンサ、AMRセンサ、GMRセンサ、TMRセンサなどを用いることができる。図2に示す例では、磁気センサ40が可飽和磁性体M、検出コイルC1及び補償コイルC2によって構成されている。
磁気コア20は、フェライトやパーマロイなどの高透磁率材料からなり、z方向に開口部を有する環状部材である。本発明において磁気コア20を設けることは必須でないが、これを設ければ、外乱磁界が磁気コア20をバイパスすることから、外乱磁界に起因する測定誤差を低減することが可能となる。
バスバー10は、U字型に折り返された部分を2箇所有している。具体的には、測定対象電流Iがx方向に流れる入力配線部15及び出力配線部16と、測定対象電流Iがz方向に流れる第1〜第4の部分11〜14とを有している。ここで、第1の部分11と第2の部分12のx方向における間隔は、第1の部分11と第3の部分13のx方向における間隔や、第2の部分12と第4の部分14のx方向における間隔よりも広く、この部分に磁気センサ40が配置される。第1の部分11と第3の部分13は折り返し位置17にてx方向に接続され、第2の部分12と第4の部分14は折り返し位置18にてx方向に接続され、第1の部分11と第2の部分12は折り返し位置19にてx方向に接続される。そして、磁気コア20は、バスバー10の第1〜第4の部分11〜14を収容するように配置される。バスバー10の折り返し位置17〜19は、磁気コア20の外部に位置していても構わない。
図3は、バスバー10をy方向から見た略側面図である。
図3に示すように、バスバー10の入力配線部15から出力配線部16に向かって測定対象電流Iが流れると、第3の部分13、第1の部分11、第2の部分12及び第4の部分14の順に測定対象電流Iが流れる。この時、第1及び第4の部分11,14には図3に示す下方向(−z方向)に測定対象電流Iが流れ、第2及び第3の部分12,13には図3に示す上方向(+z方向)に測定対象電流Iが流れる。つまり、第1及び第4の部分11,14と第2及び第3の部分12,13には、互いに逆方向に測定対象電流Iが流れることになる。
これにより、バスバー10の模式的なxy断面図である図4に示すように、第1の部分11から発生する磁束φ1と、第2の部分12から発生する磁束φ2は、磁気センサ40が配置される領域Aにおいて同じ向き(−y方向)となる。これに対し、第3の部分13から発生する磁束φ3と、第4の部分14から発生する磁束φ4は、領域Aにおいて磁束φ1,φ2とは逆向き(+y方向)となることから、領域Aにおける磁界のy方向成分が磁束φ3,φ4によって減少する。これにより、第3及び第4の部分13,14が存在しない場合と比べ、磁気センサ40に印加される磁界が弱められることから、測定対象電流Iが大電流であっても磁気センサ40が飽和しにくくなる。同様な理由で、磁気コア20の飽和も防ぐことができ、大電流でも測定精度を維持しつつ、小型化及び低消費電流化を図ることができる。
磁束φ3,φ4が磁気センサ40に与える影響は、第1の部分11と第3の部分13のx方向におけるギャップG、並びに、第2の部分12と第4の部分14のx方向におけるギャップGによって調整することが可能である。つまり、ギャップGを大きくすると、第3及び第4の部分13,14と磁気センサ40との距離が離れることから、磁束φ3,φ4が磁気センサ40に与える影響が小さくなる。このため、磁気センサ40に印加される磁界を弱める効果は小さくなる。これに対し、ギャップGを小さくすると、第3及び第4の部分13,14と磁気センサ40との距離が縮まることから、磁束φ3,φ4が磁気センサ40に与える影響が大きくなる。このため、磁気センサ40に印加される磁界を弱める効果は大きくなる。但し、ギャップGが小さすぎると、第1の部分11と第3の部分13が接触したり、第2の部分12と第4の部分14が接触したりするおそれが生じることから、これを防止するために、ギャップGに非磁性の絶縁材料を介在させても構わない。
磁気センサ40のz方向における高さ位置は、折り返し位置17,18と折り返し位置19の中間位置に配置することが好ましい。これによれば、折り返し位置17〜19から発生する磁束が磁気センサ40に影響を低減することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態においては、測定対象電流Iが流れるバスバー10が第3及び第4の部分13,14を有していることから、磁気センサ40に印加される磁界が弱められる。これにより、測定対象電流Iが大電流であっても磁気センサ40が容易に飽和しないことから、より大電流を測定することが可能となる。
しかも、本実施形態においては、バスバー10が単一の金属板からなり、これを折り曲げ加工することによって作製できることから、部品点数を削減することができるとともに、製造ばらつきがほとんど生じない。このため、製造ばらつきに起因する測定誤差を低減することも可能となる。
尚、上記実施形態では、第3の部分13、第1の部分11、第2の部分12及び第4の部分14の順に測定対象電流Iが流れるよう、バスバー10を折り返しているが、第1及び第4の部分11,14に流れる測定対象電流Iの向きと、第2及び第3の部分12,13に流れる測定対象電流Iの向きが互いに逆方向である限り、バスバー10の折り返し形状については特に限定されない。一例として、図1〜図3に示したバスバー10の代わりに、図5に示すバスバー10Aを用いても構わない。図5に示すバスバー10Aは、入力配線部15から出力配線部16に向かって測定対象電流Iを流すと、第3の部分13、第4の部分14、第2の部分12及び第1の部分11の順に測定対象電流Iが流れる。この場合であっても、第3及び第4の部分13,14によって磁気センサ40に印加される磁界が弱められることから、大電流の測定が可能となる。但し、図1〜図3に示すバスバー10の方が、形状が対称形であるため測定誤差が小さいというメリットがある。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
10,10A バスバー
11 第1の部分
12 第2の部分
13 第3の部分
14 第4の部分
15 入力配線部
16 出力配線部
17〜19 折り返し位置
20 磁気コア
30 回路基板
40 磁気センサ
A 領域
C1 検出コイル
C2 補償コイル
G ギャップ
I 測定対象電流
M 可飽和磁性体
φ1〜φ4 磁束

Claims (4)

  1. 磁気センサと、
    前記磁気センサを挟む位置に設けられ、測定対象電流が互いに逆方向に流れる第1及び第2の部分と、前記第1の部分から見て前記磁気センサとは反対側に設けられ、前記第1の部分とは逆方向に前記測定対象電流が流れる第3の部分と、前記第2の部分から見て前記磁気センサとは反対側に設けられ、前記第2の部分とは逆方向に前記測定対象電流が流れる第4の部分とを含むバスバーと、を備えることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記バスバーは、前記測定対象電流が前記第3の部分、前記第1の部分、前記第2の部分及び前記第4の部分の順に流れるよう折り返された単一の金属板からなることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記磁気センサは、前記第1の部分と前記第2の部分を繋ぐ第1の折り返し位置と、前記第1の部分と前記第3の部分を繋ぐ第2の折り返し位置の中間位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記バスバーの前記第1乃至第4の部分を覆う磁気コアをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電流センサ。
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