JP2020039569A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】商品陳列棚の棚板の取外し箇所に組み込まれるショーケースにおいて、商品陳列面積の減少を招くことなく、ショーケースの前端位置と、当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚の棚板との前端位置とを一致させることができるようにする【解決手段】ショーケース本体1の後面32に、該後面32の上下方向の全長にわたって、商品陳列棚50の棚柱51を受け入れる逃げ凹部45を形成する。これにより、ショーケースを商品陳列棚50の棚板53の取外し箇所に組み込んだとき、商品陳列棚50の棚柱51とショーケース本体1の後面32とが干渉することを防ぐことができるので、当該棚柱51とショーケース本体1の後面32とを前後方向に重畳する状態とすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ショーケース本体に前面が開口する陳列室を備えたショーケースに関する。
ショーケースの後面をフラットに構成することは、例えば特許文献1や特許文献2に開示されており公知である。特許文献1のショーケースでは、本体ケースがフラットに構成されている。特許文献2の冷蔵ショーケースでは、排風ダクトを形成する背壁がフラットに構成されている。
特開2017−99806号公報 特開2001−201241号公報
例えばコンビニエンスストアにおいては、店舗の中央において、所謂「島」と呼ばれる商品陳列棚の棚板の一部を取外し、当該棚板を除去した箇所にショーケースを嵌め込むことで、商品陳列棚の棚柱を間にして、ショーケースと棚板とが背中合わせ状に設置されることがある。このような設置形態に適用されるショーケースでは、その前後寸法は商品陳列棚に合わせて製作されることが多く、これはショーケースと商品陳列棚とを並列に設置した場合に、ショーケースの前端位置と、その左右に位置する商品陳列棚の棚板の前端位置とを一致させて、店舗レイアウトをすっきりとした印象にするためである。なお、一般的に商品陳列棚は、等ピッチ間隔で並設される複数の棚柱と、隣り合う棚柱どうしを連結する背板と、棚柱に上下多段状に係止装着される複数の棚板とを備えている。背板は、薄鋼板あるいはメッシュ体で構成されて、棚柱の前後中央位置を連結しており、その前後寸法は棚柱より充分に小さく設定されている。また、棚板は棚柱の前後に係止装着することができる。
しかし、例えば前側の棚板を取外して、そこに特許文献1のようなショーケースを設置した場合には、フラットなショーケースの後面と棚柱の前端面とが当接し、ショーケース後面と商品陳列棚の背板との間に隙間が形成される。このため、ショーケースの前端位置と、当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚の棚板との前端位置とを一致させるためには、ショーケースの前後寸法は、棚板の前端から棚柱の前端までの前後寸法と同寸法に設定する必要がある。しかし、ショーケースの断熱性能の維持、或いはダクトの許容流量の維持に鑑みると、ショーケースの背面側に配置されている断熱壁や冷気循環用のダクトの前後寸法を小さくすることには限界があり、このため、従来のショーケースでは、その前端位置と、当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚の棚板との前端位置とを一致させるためには、陳列室の前後寸法を小さくせざるを得ず、商品陳列面積が減少することが避けられない。
本発明は、商品陳列棚の棚板の取外し箇所に組み込まれるショーケースにおいて、商品陳列面積の減少を招くことなく、当該ショーケースの前端位置と、当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚の棚板との前端位置とを一致させることができるようにすることを目的とする。
本発明は、商品陳列棚50の棚板53の取外し箇所に組み込まれるショーケースを対象とする。ショーケースは、前面が開口する陳列室2を有するショーケース本体1を備えており、ショーケース本体1の後面32に、該後面32の上下方向の全長にわたって、商品陳列棚50の棚柱51を受け入れる逃げ凹部45が形成されていることを特徴とする。
ショーケース本体1は、陳列室2を区画する断熱箱体3と、該断熱箱体3の下方に配置されて機械室4を区画するキャビネット5とを備えており、該機械室4に、圧縮機18、凝縮器19、および熱交換風を生起する送風ファン20が収容されている。ショーケース本体1の後面32に、送風ファン20が駆動されることによって機械室4の前面から同室4内に導入された熱交換風を、機械室4の後面を介してショーケース本体1の上面30から排気する排気ダクト31が設けられている。前記排気ダクト31は、複数に分割されて左右並列状に設けられており、隣り合う排気ダクト31・31が所定間隔をおいて配置されて、各排気ダクト31の側方に逃げ凹部45が形成されるように構成されている。
逃げ凹部45は、ショーケース本体1の後面32の左右中央と左右両端に形成されており、左端と中央の逃げ凹部45・45の形成ピッチP1、および右端と中央の逃げ凹部45・45の形成ピッチP2が、複数の棚柱51を備えた商品陳列棚50の隣り合う棚柱51・51の隣接ピッチP3と同一に設定されている形態を採ることができる。
凝縮器19と、送風ファン20と、圧縮機18とが、機械室4の内部を通過する熱交換風の通過方向に沿って一直線上に配置されており、機械室4の後方において排気ダクト31に隣接して圧縮機18が配置されている構成を採ることができる。
本発明に係るショーケースにおいては、ショーケース本体1の後面32に、該後面32の上下方向の全長にわたって、商品陳列棚50の棚柱51を受け入れる逃げ凹部45を形成した。このようにショーケース本体1の後面32に逃げ凹部45が形成されていると、ショーケースを商品陳列棚50の棚板53の取外し箇所に組み込んだとき、商品陳列棚50の棚柱51とショーケース本体1の後面32とが干渉することを防ぐことができるので、当該棚柱51とショーケース本体1の後面32とを前後方向に重畳する状態とすることができる。以上より、本発明によれば、ショーケース本体1の前後寸法を小さくすることなく、ショーケースの前端位置と当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚50の棚板51との前端位置とを一致させることができる。換言すれば、ショーケースの商品陳列面積を減少させることなく、ショーケースの前端位置と当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚50の棚板51との前端位置とを一致させることが可能となる。
ショーケース本体1の後面32に、送風ファン20が駆動されることによって機械室4の前面から同室4内に導入された熱交換風を、機械室4の後面を介してショーケース本体1の上面30から排気する排気ダクト31を設ける。また、前記排気ダクト31は、複数に分割して左右並列状に設け、隣り合う排気ダクト31は所定間隔をおいて配置して、各排気ダクト31の側方に逃げ凹部45が形成されるように構成した。これによれば、ショーケース本体1の後面32に排気ダクト31を設けると同時に逃げ凹部45を形成することができるので、ショーケースの構造を簡素化することができる。また、排気ダクト31の分割数および配置位置を変更するだけで、商品陳列棚50の棚柱51に対応するように逃げ凹部45を形成することができるので、逃げ凹部45の形成位置の変更に柔軟に対応できる利点もある。
逃げ凹部45は、ショーケース後面32の左右中央と左右両端に形成し、左端と中央の逃げ凹部45・45の形成ピッチP1、および右端と中央の逃げ凹部45・45の形成ピッチP2を、複数の棚柱51を備えた商品陳列棚50の隣り合う棚柱51・51の隣接ピッチP3と同一に設定した。これによれば、例えば5本の棚柱51を備える商品陳列棚50の場合には、商品陳列棚50の左右長手方向において、左端、中央、右端とショーケースの設置位置を変更することができ、店舗レイアウトを多様に設定することができる。
凝縮器19、送風ファン20、圧縮機18を、機械室4の内部を通過する熱交換風の通過方向に沿って一直線上に配置すると、送風ファン20で生起された熱交換風を風向変換による風量ロスを伴うこと無くそのまま凝縮器19および圧縮機18に送給でき、熱交換効率を向上できる。そのうえで機械室4の後側において排気ダクト31に隣接して圧縮機18を配置すると、機械室4内で最も高温となる圧縮機18を通過した熱交換風をすぐに排気ダクト31へと送給できるので、機械室4内に高温の熱交換風が滞留するのを解消して、冷凍機器を適正に運転することが可能となる。これは、高温の熱交換風が機械室4内に滞留すると、凝縮器19において冷媒が充分に液化せず、冷凍能力の低下に繋がるからである。
本発明に係るショーケースの要部を示す横断平面図であり、図2におけるA−A線断面図である。 ショーケースの縦断側面図である。 ショーケースおよび商品陳列棚の部分平面図である。 ショーケースと商品陳列棚を背中合わせ状に設置した状態を示す斜視図である。 図4におけるB−B線断面図である。
(実施例) 図1から図5に、本発明のショーケースを冷蔵オープンショーケースに適用した実施例を示す。この実施例における前後、左右、上下とは、図1、図2および図4に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図2において冷蔵オープンショーケース(以下「ショーケース」と記す。)は、ショーケース本体1を基体とし、前面が開口する陳列室2を備える。ショーケース本体1は、前面開口を有する陳列室2を区画する断熱箱体3と、該断熱箱体3の下方に配置されて機械室4を区画するキャビネット5とを備えている。断熱箱体3の内側には内ケース6が設けられており、断熱箱体3の内部が内ケース6で陳列室2と断面コ字状の循環通路7に区画されている。陳列室2には、飲料などの商品(陳列物)を載置するための5個の陳列棚8が上下多段状に設置されている。
図1および図5に示すように、機械室4を区画するキャビネット5は、断熱箱体3の左右下面に連結される一対の側フレーム11・11と、各側フレーム11の下端どうしを連結する下フレーム12とで構成されている。機械室4の前面には、盤面に一群の吸気口13が開設された機械室パネル14が着脱可能に装着されており、機械室4の後面は後面開口15として開放されている。機械室4には、冷凍機器を構成する機器が収容される。
冷凍機器は、圧縮機18、凝縮器19、熱交換風を生起する6個の送風ファン20、および蒸発器21などで構成されている。これらのうち圧縮機18、凝縮器19、および送風ファン20が下フレーム12の上面に装着されるベースプレート22の上面に固定されて機械室4に収容されており、残る蒸発器21は、循環通路7の縦通路の下端に配置されている。圧縮機18、凝縮器19および蒸発器21は、冷媒管路を介してループ状に接続されている。送風ファン20が駆動されると、機械室パネル14の吸気口13(機械室4の前面)から機械室4内に熱交換風が導入される。当該熱交換風が凝縮器19、次いで圧縮機18を通過する際の熱交換により、両者18・19が冷却される。
循環通路7の上側の一端は、陳列室2の上部前端に設けた下向きの吹出口25に接続され、循環通路7の下側の他端は、陳列室2の下部前端に設けた上向きの吸込口26に接続されている。循環通路7の下側横通路の中途部には循環ファン27が設置されており、該循環ファン27が駆動されると、吸込口26から循環通路7へと導入された循環空気が、蒸発器21を通過する際に熱交換されて冷却され、循環通路7を経て吹出口25から吹き出される。吹出口25から吹き出された冷気は、陳列室2の前面を覆うようにエアカーテンを形成し、再び吸込口26から循環通路7へと導入される。
図2に示すようにショーケース本体1は、その背面、すなわち断熱箱体3とキャビネット5の背面に、機械室4内に導入された熱交換風を機械室4の後面開口15(後面)を介してショーケース本体1の上面30から排気する排気ダクト31を備えている。これにより、本実施例のショーケース本体1の後面32は排気ダクト31で構成されている。図1および図5に示すように排気ダクト31は、前面に開口を有する扁平四角箱状の金属成形品からなり、後壁33と、後壁33の上下縁からそれぞれ前向きに延びる上下の壁34・35と、後壁33の左右縁からそれぞれ前向きに延びる左右の壁36・37と、左右の壁36・37の前端縁からそれぞれ外向きに延びる締結壁38とを備える。後壁33の上下寸法は、断熱箱体3とキャビネット5を合せた上下寸法と略同一に設定されている。また、後壁33の左右寸法は、ショーケース本体1の左右寸法の半分より若干小さく設定されている。排気ダクト31は、2個(複数)に分割されて左右並列状に設けられている。
排気ダクト31をショーケース本体1の背面側に固定することにより、断熱箱体3の背面壁3aの外面および後面開口15と、排気ダクト31の内面とで、上下に伸びる排気通路39が形成される。図1に示すように、2個の排気ダクト31は所定間隔を置いて配置されており、各排気ダクト31は、締結壁38を断熱箱体3の背面壁3aに図示しないビスで締結することで固定される。排気ダクト31が、ショーケース本体1に固定された状態においては、上壁34の前縁が断熱箱体3の背面上端と当接し、下壁35が下フレーム12の背面下端と当接している。また、左右の壁36・37の上過半部が背面壁3aと当接し、残る下部分が後面開口15に臨んでいる。後面開口15の左右端部は、各排気ダクト31の外側の締結壁38で塞がれており、両排気ダクト31の間に位置する後面開口15の中央部分は別途設けられる封止板40で塞がれている。排気ダクト31の上壁34には一群の排気口41が開設されており、排気通路39で上方に案内された熱交換風は排気口41を介して外部に排出される。
2個の排気ダクト31を、断熱箱体3およびキャビネット5の背面に所定間隔を置いて固定することで、両排気ダクト31の間に上下端が開放された溝状の凹部が形成され、各排気ダクト31の左右方向の外側に上下端が開放されたL字切欠き状の凹部が形成される。本実施例では、これら各排気ダクト31の側方に形成された凹部を、後述する商品陳列棚50が備える棚柱51を受け入れる逃げ凹部45として構成している。これにより、ショーケース本体1の後面32の左右中央、および左右両端に、同後面32の上下方向の全長にわたってそれぞれ逃げ凹部45が形成される。中央の逃げ凹部45は、左側の排気ダクト31の右壁37と、右側の排気ダクト31の左壁36と、背面壁3a、封止板40および両排気ダクト31の内側の締結壁38・38とで囲まれている。また、左端の逃げ凹部45は、左側の排気ダクト31の左壁36と、背面壁3aおよび左側の排気ダクト31の外側の締結壁38で囲まれ、右端の逃げ凹部45は、右側の排気ダクト31の右壁37と、背面壁3aおよび右側の排気ダクト31の外側の締結壁38で囲まれている。
図3に示すように、左端と中央の逃げ凹部45・45の形成ピッチP1と、右端と中央の逃げ凹部45・45の形成ピッチP2は同一であり、ショーケース本体1の左右寸法の半分に設定されている。逃げ凹部45の形成ピッチP1・P2は後述する隣り合う棚柱51・51の隣接ピッチP3と同一に設定されている。なお、逃げ凹部45はショーケース後面32に部分的に形成されているため、排気ダクト31の前後寸法を小さくする場合に比べて、排気通路39の許容流量が大きく減少することはない。従って、逃げ凹部45が熱交換風の排気効率に与える影響はほとんどない。
ここで、機械室4に収容された先の圧縮機18、凝縮器19、送風ファン20と排気ダクト31との配置関係を説明する。図1に示すように、凝縮器19の左右寸法は、機械室4の左右寸法の略半分に設定されており、機械室4の左右中央に対して僅かに左寄りに配置されている。6個の送風ファン20は凝縮器19の後側に等間隔置きに配置されており、左側の3個の送風ファン20は左側の排気ダクト31と正対し、右側の2個の送風ファン20は右側の排気ダクト31と正対している。圧縮機18は左側の3個の送風ファン20と左側の排気ダクト31との間において、排気ダクト31に隣接して配置されている。図5に示すように、機械室4の左半部においては、先の圧縮機18、凝縮器19、送風ファン20が、機械室4の内部を通過する熱交換風の通過方向(前後方向)に沿って一直線上に配置されており、凝縮器19と正対する機械室パネル14の盤面には吸気口13が開設されている。ショーケース本体1の背面側に排気ダクト31を設けることで、商品陳列棚50に載置された商品が、冷凍機器を冷却した熱交換風に曝され変質するのを回避できる。
上記のように、各機器18・19・20を、機械室4の内部を通過する熱交換風の通過方向に沿って一直線上に配置すると、送風ファン20で生起された熱交換風を風向変換による風量ロスを伴うこと無く、凝縮器19および圧縮機18に送給でき、熱交換効率を向上できる。そのうえで機械室4の後側において排気ダクト31に隣接して圧縮機18を配置すると、機械室4内で最も高温となる圧縮機18を通過した熱交換風をすぐに排気ダクト31へと送給できるので、機械室4内に高温の熱交換風が滞留するのを解消して、冷凍機器を適正に運転することが可能となる。これは、高温の熱交換風が機械室4内に滞留すると、凝縮器19において冷媒が充分に液化せず、冷凍能力の低下に繋がることに拠る。
図3および図4に示すように、商品陳列棚50は、等ピッチ間隔で左右方向に並設される複数の棚柱51と、隣り合う棚柱51・51どうしを連結する背板52と、棚柱51に係止装着される棚板53とを備える。背板52は、棚柱51よりも前後方向の寸法が小さく設定されており、隣り合う棚柱51・51の前後中央位置を連結している。また、棚板53は棚ブラケット54を介して棚柱51の前後に係止装着される。棚柱51の下端にはベース棚55が水平方向に締結固定されており、該ベース棚55の下面は床面に接している。隣り合う棚柱51・51の隣接ピッチP3は一定に設定されている。本実施例のショーケース本体1の左右寸法は、棚柱51・51の隣接ピッチP3の2ピッチ分の寸法に設定されており、各逃げ凹部45の左右寸法は、棚柱51の左右寸法よりも充分に大きく設定している。
ショーケースを商品陳列棚50に組み込む際には、例えば前側の2ピッチ分の棚板53とベース棚55を棚柱51から取外し、当該箇所にショーケースを嵌め込む。これにより、棚柱51を間にしてショーケース本体1(ショーケース)と棚板53を背中合わせ状に設置することができる。このとき、棚柱51の略前半部は逃げ凹部45内に収容され、排気ダクト31の後壁33の外面は背板52に密着する。そのため、後面がフラットな従来のショーケースにおいては、ショーケース本体1の前後寸法を、棚板53の前端から棚柱51の前端までの前後寸法に設定する必要があったのに対して、ショーケース本体1の後面32に逃げ凹部45を設けた本実施例のショーケースにおいては、ショーケース本体1の前後寸法を、棚板53の前端から棚柱51の略中央までの前後寸法に設定することができる。従って、本実施例によれば、従来のショーケースよりも、ショーケース本体1の前後寸法を大きく採ることができる。
以上のように、上記実施例に係るショーケースにおいては、ショーケース本体1の後面32に逃げ凹部45を形成したので、ショーケースを商品陳列棚50の棚板53の取外し箇所に組み込んだとき、商品陳列棚50の棚柱51とショーケース本体1の後面32とが干渉することを抑えて、当該棚柱51とショーケース本体1の後面32とが前後方向に重畳する状態として、ショーケースを商品陳列棚50の内部に組み込むことができる。また、ショーケース本体1の後面32と商品陳列棚50との間に隙間が形成されることを防ぐこともできる。以上より、本実施例によれば、ショーケース本体1の前後寸法を小さくすることなく、ショーケースの前端位置と当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚50の棚板53との前端位置とを一致させることができる。換言すれば、本実施例によれば、ショーケースの商品陳列面積を減少させることなく、ショーケースの前端位置と当該ショーケースの左右に位置する商品陳列棚50の棚板53との前端位置とを一致させることが可能となる。
所定間隔をおいて配置した2個の排気ダクト31の側方に逃げ凹部45が形成されるように構成したので、ショーケース本体1の後面32に排気ダクト31を設けると同時に逃げ凹部45を形成することができ、ショーケースの構造を簡素化することができる。また、排気ダクト31の分割数および配置位置を変更することで、商品陳列棚50の棚柱51に対応した逃げ凹部45を形成することができるので、逃げ凹部45の形成位置の変更に柔軟に対応できる利点もある。
逃げ凹部45・45の形成ピッチP1・P2を、隣り合う棚柱51・51の隣接ピッチP3と同一に設定したので、例えば5本の棚柱51を備える商品陳列棚50の場合には、商品陳列棚50の左右長手方向において、左端、中央、右端とショーケースの設置位置を変更することができ、店舗レイアウトを多様に設定することができる。
上記実施例のショーケースは排気ダクト31を備えているが、本発明は、排気ダクト31を備えていないショーケースにも適用できる。この場合には、キャビネット5の後面開口15を封止し、ショーケース本体1を構成する断熱箱体3およびキャビネット5に逃げ凹部45に相当する凹みを形成すればよい。機械室4は断熱箱体3の上方に配置することができ、この場合には、キャビネット5を省略して断熱箱体3の上壁に冷凍機器を固定し、その左右に隔壁を設けることができる。断熱箱体3またはキャビネット5のいずれかの背面が突出して同一平面上にないときには、後方に突出している側の背面に逃げ凹部45を設けることができる。ショーケースは冷凍機器搭載型に限られず、店舗外に設置された外部冷凍機器から冷媒が供給される形態のショーケースであってもよい。本発明は、冷蔵オープンショーケースに限らず、冷凍または温蔵のオープンショーケースにも適用できる。また、陳列室2の前面開口が、スライド扉あるいは揺動扉で開閉されるクローズドショーケースにも適用できる。
1 ショーケース本体
2 陳列室
3 断熱箱体
4 機械室
5 キャビネット
18 圧縮機
19 凝縮器
20 送風ファン
30 ショーケース本体の上面
31 排気ダクト
32 ショーケース本体の後面
45 逃げ凹部
50 商品陳列棚
51 棚柱
P1 左端と中央の逃げ凹部の形成ピッチ
P2 右端と中央の逃げ凹部の形成ピッチ
P3 隣り合う棚柱の隣接ピッチ

Claims (4)

  1. 商品陳列棚(50)の棚板(53)の取外し箇所に組み込まれるショーケースにおいて、
    前面が開口する陳列室(2)を有するショーケース本体(1)を備え、
    ショーケース本体(1)の後面(32)に、該後面(32)の上下方向の全長にわたって、商品陳列棚(50)の棚柱(51)を受け入れる逃げ凹部(45)が形成されていることを特徴とするショーケース。
  2. ショーケース本体(1)は、陳列室(2)を区画する断熱箱体(3)と、該断熱箱体(3)の下方に配置されて機械室(4)を区画するキャビネット(5)とを備えており、
    該機械室(4)に、圧縮機(18)、凝縮器(19)、および熱交換風を生起する送風ファン(20)が収容されており、
    ショーケース本体(1)の後面(32)に、送風ファン(20)が駆動されることによって機械室(4)の前面から同室(4)内に導入された熱交換風を、機械室(4)の後面を介してショーケース本体(1)の上面(30)から排気する排気ダクト(31)が設けられており、
    前記排気ダクト(31)は、複数に分割されて左右並列状に設けられており、
    隣り合う排気ダクト(31・31)が所定間隔をおいて配置されて、各排気ダクト(31)の側方に逃げ凹部(45)が形成されるように構成されている請求項1に記載のショーケース。
  3. 逃げ凹部(45)は、ショーケース本体(1)の後面(32)の左右中央と左右両端に形成されており、
    左端と中央の逃げ凹部(45・45)の形成ピッチ(P1)、および右端と中央の逃げ凹部(45・45)の形成ピッチ(P2)が、複数の棚柱(51)を備えた商品陳列棚(50)の隣り合う棚柱(51・51)の隣接ピッチ(P3)と同一に設定されている請求項1または2に記載のショーケース。
  4. 凝縮器(19)と、送風ファン(20)と、圧縮機(18)とが、機械室(4)の内部を通過する熱交換風の通過方向に沿って一直線上に配置されており、
    機械室(4)の後方において排気ダクト(31)に隣接して圧縮機(18)が配置されている請求項2に記載のショーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5821363U (ja) * 1981-08-04 1983-02-09 藤野 徹 シヨ−ケ−ス

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JPS5821363U (ja) * 1981-08-04 1983-02-09 藤野 徹 シヨ−ケ−ス

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