JP2010063812A - オープンショーケース - Google Patents

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昭治 菊地
Shigeo Miyazaki
茂雄 宮崎
Makoto Handa
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Abstract

【課題】本発明は、陳列室における冷却性能の向上と、陳列室に収納する商品の展示性の向上とを両立させたオープンショーケースを提供する。
【解決手段】ショーケース本体1内を仕切り板10により縦割りで前後2室に区画して第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rを備え、仕切り板を挟んで各陳列室に第1のダクト部11と第2のダクト部12を設け、各ダクト部の上端部と連通し各陳列室の上端部に設けられるエアカーテン用吹出し口24から冷気を下方へ吹出し案内する上部通風路21を設け、各ダクト部の下端部と連通し各陳列室の下端部付近に設けられる冷気吸込み口28から冷気を吸込み案内する底部通風路25を設け、各底部通風路内に冷凍サイクルSを構成する蒸発器30を配置するとともに、この蒸発器を介して各ダクト部へ送風する冷気送風機31を配置し、仕切り板と各ダクト部を透明部材から構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、展示性の改良を図ったオープンショーケースに関する。
たとえば、[特許文献1]には、前面側にペアガラスからなる観音開き式の扉が取付けられたショーケースが開示されている。このショーケース内は、左右幅方向の中央部に鉛直方向に設けられる区画壁により、区画壁の左右両側に商品を収納し展示する2つの陳列室を備えている。
前記区画壁は吹出しダクトを兼用していて、一方の陳列室の底板下部に設けられる冷却室で生成された冷気を導き、各陳列室の側面部から室内へ吹出し案内するようになっている。前記観音開きの扉で陳列室の前面側を開閉自在としているので、陳列室内の商品の取出しは、陳列室の前面側のみとなる。
特開2008−5968号公報
このように、一般的なショーケースにおいて購買者が陳列室内の商品を確認できるのは前面側のみであり、背面側からは全く見えず、側方からはほとんど見えないので、展示性が悪い。特に、[特許文献1]のような縦方向が短く横長状のショーケースでは、前面側であっても、購買者の目線の高さ位置から外れると、内部が見難くなる。
また、ショーケースを店舗内に配置するにあたって、ショーケースを壁に押付けて配置したり、2台のショーケースを背中合わせにした状態で、これらを横一列に複数台並べたり、2台のショーケースを背中合わせにしたうえに、これらの左右両側に別のショーケースを外側に向けて配置するなど、配置状態を工夫しなければならない。
近時は、このような制約を解消すべく、前面以外の面にも開閉扉を備えたショーケースの開発がなされ、商品の取出し性の改良が図られている。しかしながら、このようなタイプのショーケースでは、複数の開閉扉が同時に開閉されることもあり、冷却性能に係る負荷が大きくなってしまう不具合がある。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、冷気の循環系路を改良するとともに、構成部材を選択することにより、陳列室における冷却性能の向上と、陳列室に収納する商品の展示性の向上とを両立させたオープンショーケースを提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明は、ショーケース本体内を仕切り板により縦割りで前後2室に区画した第1の陳列室と第2の陳列室を備え、仕切り板を挟んで各陳列室にダクト部を設け、各ダクト部の上端部と連通し各陳列室の上端部から冷気を下方へ吹出し案内する上部通風路を設け、各ダクト部の下端部と連通し各陳列室の下端部付近から冷気を吸込み案内する底部通風路を設け、各底部通風路内に冷凍サイクルを構成する蒸発器と、この蒸発器を介してダクト部へ送風する送風機を配置し、仕切り板と各ダクト部を透明部材から構成した。
本発明によれば、陳列室に収納する商品に対する冷却効果の向上および、商品の展示性の向上とを両立させる効果を得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は四面形オープンタイプのオープンショーケースの外観斜視図、図2(A)ないし(D)はオープンショーケースの各面における正面図、図3はオープンショーケースの横断平面図、図4はブラケットの外観斜視図、図5はオープンショーケースの概略の縦断面図である。
オープンショーケースを構成するショーケース本体1は、上部に陳列室Rを形成する一方、下部に機械室Mを形成し、平面視は略正方形状をなし、正面視で四面を有する。ここでは、図2(A)に示す面を「第1面a」、図2(B)に示す面を「第2面b」、図2(C)に示す面を「第3面c」、図2(D)に示す面を「第4面d」と呼ぶ。
ショーケース本体1のたとえば前後面をなす第1面aと第3面cの平面視は、わずかに湾曲状に曲成される一方で、左右側面をなす第2面bと第4面dの平面視は直状に形成される。
ショーケース本体1の底板2の各隅角部上に支柱4が設立され、この支柱4上端に天板3が固定される。第1面a〜第4面dとも、高さ方向の略中央部からある程度下がったところから底板2に亘って下部板体6が貼られ、機械室Mの内部が遮蔽されている。
第2面bと第4面dの下部板体6のほとんど全面と、第3面cの下部板体6の一部に、多数の小孔からなる通気孔7が設けられていて、外部と機械室Mとが連通状態にある。また、天板3は合成樹脂材の外板内面に断熱材が取付けられる。
図1ないし図3に示すように、第1面a〜第4面dに至る前記下部板体6から上方部位で、かつ天板3に亘って、各支柱4を覆うように、曲成された横断面を有する板体からなる支柱カバー5が設けられる。
第2面bと第4面dにおける、下部板体6と左右両側の支柱カバー5および天板3で囲まれる部位に透明板8が取付けられる。したがって、第2面bと第4面dは前記透明板8により閉成される。第1面aと第3面cにおける、下部板体6と左右両側の支柱カバー5および天板3で囲まれる部位は開口されていて、後述する整流板9が設けられる。
前記第2面bと第4面dにおける左右方向の中央部で、かつこの底部から上端である天板3に亘って仕切り板10が設けられる。すなわち、前記仕切り板10はショーケース本体1内部における下部板体6上端に設けられる底板と天板3との間の空間スペースを、縦割りで前後2室に区画している。
前記仕切り板10は、透明(透視可能)な二重ガラス板(いわゆる、複層ガラス)が用いられていて、ショーケース本体1の一方側から仕切り板10を介して他方側が見えるとともに、断熱性を兼ね備えている。
このように、ショーケース本体1における下部板体6上の開放された内部(陳列室R)は、仕切り板10によって、第1面aおよび、第2面bと第4面dの半分部分で囲まれる空間スペースと、第3面cおよび、第2面bと第4面dの半分部分で囲まれる空間スペースの2室に仕切られる。前者を「第1の陳列室1R」と呼び、後者を「第2の陳列室2R」と呼ぶ。
さらに、前記第1の陳列室1Rにおける仕切り板10全面を第1のダクト部11が覆い、前記第2の陳列室2Rにおける仕切り板10全面を第2のダクト部12が覆っている。これら第1、第2のダクト部11,12を構成する板体は、たとえば合成樹脂材の薄板から形成されていて、しかも透明性を備えている。
なお説明すると、前記第1のダクト部11と第2のダクト部12は、仕切り板10の前面とは所定間隔を存して設けられ、左右側部は仕切り板10の両側部に密着するよう折曲される透明部材からなる板状部材によって形成される。第1のダクト部11と第2のダクト部12を構成する板状部材の内部に冷気の通路が形成される。
仕切り板10と第1、第2のダクト部11,12が透明部材からなるので、第1面aの真正面側および第2面bと第4面dの斜め方向からショーケース本体1内部を見ると、第1の陳列室1R内部が見えるばかりでなく、第1のダクト部11と、仕切り板10および第2のダクト部12を介して第2の陳列室2R内部が見える。
同様に、第3面cの真正面側および第2面bと第4面dの斜め方向からショーケース本体1内部を見ると、第2の陳列室2R内部が見えるばかりでなく、第2のダクト部12と、仕切り板10および第1のダクト部11を介して第1の陳列室1R内部が見える。
また、第2面bの真正面側と第4面dの真正面側からショーケース本体1内を見ると、透明板8を介して、仕切り板10および第1のダクト部11と第2のダクト部12のそれぞれ側端部と、第1の陳列室1Rおよび第2の陳列室2Rとの両側部が見える。
正確には、仕切り板10と第1のダクト部11と第2のダクト部12における左右幅方向の端縁間寸法が第2面bと第4面dとの相互間隔寸法よりも短く形成される仕切り板10および第1、第2のダクト部11,12の左右両側部に形成される隙間部分に、それぞれ上下方向に沿い所定間隔を存して掛止用孔を備えた棚支柱部14が取付けられる。
前記棚支柱部14における同一高さ位置の掛止用孔に、後述するブラケット15の一端部が掛止される。そして、第1の陳列室1Rと、第2の陳列室2Rにおける左右のブラケット15上に陳列棚17が載置される。
すなわち、各陳列棚17は、この左右両側部が左右の支柱部14に掛止されるブラケット15上に支持され、陳列棚17の前後方向の一端部は第1のダクト部11もしくは第2のダクト部12の板面に密接する。
各陳列棚17の前後方向の他端部はブラケット15の先端部と同一位置にあり、支柱カバー5の第2面bもしくは第4面d側の端縁と同一位置にある。各陳列棚17の前後方向の他端部は第1面aと間隙を存し、もしくは第3面cと間隙を存している。
各陳列棚17の前後方向の端部と対向して、上記整流板9が設けられる。この整流板9は透明部材からなり、第1面aと第3面cそれぞれの左右両側部に設けられる前記支柱カバー5間に亘って架設される。整流板9は、各陳列棚17の前後方向の端部に取付ける構成としてもよい。
前記整流板9は、上記天板3における第1面aと第3面cの平面視における曲面形状と同様の曲面形状をなしている。各整流板9は、上述した状態で支持される各陳列棚17の端部とは間隙を存し、陳列棚17の上段から下段に向けてその間隙が大きくなるように設けられている。
図3に示すように、ショーケース本体1を横断面にした図では、角部を構成する前記支柱4の内面に沿って照明灯(蛍光灯)18が取付けられる。各照明灯18は、第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rの前面で、かつ左右両側から、各陳列室1R,2R内を照明する。
上記ブラケット15は、以下に述べるように構成される。
図4はブラケット15の斜視図である。
上記ブラケット15は、金属薄板をプレス加工により成形した板金部材からなり、側面視で逆U字状の断面形状をなし、角部は曲面(R状)に形成される。上面の平面部に対して、両側面部は長手方向の一端部から他端部に亘り、縦寸法が漸次短くなるよう傾斜する。
ブラケット15の長手方向の一端部には引掛け爪Kが設けられていて、前記棚支柱部14の掛止孔に引掛けることで、ブラケット13の一端部が棚支柱部14に支持される。ブラケット15の他端部は、上記支柱4に密着させて強度的な補助をなすように構成してもよい。
つぎに、ショーケース本体1の内部構造について説明する。
図5に示すように、第1の陳列室1Rに設けられる第1のダクト部11と、第2の陳列室2Rに設けられる第2のダクト部12は、それぞれの上端部と下端部が開口されている。そして、各ダクト部11,12の陳列棚17相互間に対向する部位には、多数の小孔からなる陳列室用吹出し口20が設けられる。
各ダクト部11,12の上端部は天板3と所定間隔を存して設けられ、これらダクト部11,12の上端開口部と連通する上部通風路21が設けられる。上部通風路21は、天板3と、この天板3の周端縁に沿い下方へ突設される突片部22と、天板3と間隙を存し、天板3と並行に設けられるダクト用板23とから構成される。
上部通風路21を構成する天板3部分と、突片部22およびダクト用板23のいずれも、断熱材からなる。特に図示していないが、第2面bと第4面dにおいては、突片部22内面とダクト用板23端面とが密接状態にあり、隙間が存在しない。
これに対して第1面aと第3面cにおいては、突片部22内面とダクト用板23端面とは間隙を存して形成されていて、この間隙はエアカーテン用吹出し口24となる。前記エアカーテン用吹出し口24には図示しない略ハニカム状桟からなるガード部材が嵌め込まれ、強度の保持と異物の侵入を阻止する。
すなわち、上部通風路21は、一端開口部が第1、第2のダクト部11,12の上端開口部と連通し、他端開口部が前記エアカーテン用吹出し口24である。特にエアカーテン用吹出し口24は、陳列棚17の前後方向の端部と整流板9との間の隙間に対向して設けられている。
第1の陳列室1Rにおける底部には第1のダクト部11の下端開口部と連通する底部通風路25が設けられ、第2の陳列室2Rにおける底部には第2のダクト部12の下端開口部と連通する底部通風路25が設けられる。
前記各底部通風路25は、各ダクト部11,12の下端周面に嵌め込まれ、各陳列室1R,2Rの底部を形成する陳列室底板26と、この陳列室底板26の下部に凹陥状に形成される基板部27との間に形成されていて、陳列室底板26と基板部27ともに断熱材からなる。
前記底部通風路25の一端部は開口されていて、上記第1、第2のダクト部11,12の下端開口部と連通する。底部通風路25の他端部は上記エアカーテン用吹出し口24と互いに対向する位置に設けられる冷気吸込み口28である。
特に図3に示すように、前記冷気吸込み口28には、略ハニカム状に組まれた桟からなるガード部材が嵌め込まれて、強度の保持と異物の侵入を阻止する。前記基板部27は凹陥状に形成さていて、この凹陥部に冷凍サイクル構成部品である蒸発器30が配置され、さらに蒸発器30に対して送風する冷気送風機31が配置される。
一方、前記底部通風路25の下部側である、下部板体6で囲まれるショーケース本体1内部に機械室Mが形成される。この機械室Mには圧縮機33、凝縮器34、膨張弁35、アキュームレータ36が収容される。さらに、前記凝縮器34と対向して外気送風機37が配置されている。
前記圧縮機33の上端部には冷媒管Pが接続されていて、この冷媒管Pは前記凝縮器34に接続され、さらに凝縮器34から膨張弁35に接続される。前記膨張弁35から出たところで冷媒管Pは2方向に分岐され、一方の分岐冷媒管Pは第1の陳列室1Rの底部通風路25に配置する蒸発器30に接続される。
他方の分岐冷媒管Pは、第2の陳列室2Rの底部通風路25に配置する前記蒸発器30に接続される。それぞれの蒸発器30から出た冷媒管Pは機械室32内において合流し、1本化して前記アキュームレータ36に接続される。アキュームレータ36から前記圧縮機33底部に接続され、以上で冷凍サイクルSが構成される。
このようにして構成されるオープンショーケースであり、圧縮機33を駆動し、外気送風機37および冷気送風機31を駆動することにより、圧縮機33で冷媒が圧縮され高温高圧のガス冷媒として凝縮器34に導かれる。
外気送風機37は、ショーケース本体1下部に設けられる通気孔7を介して、外気を機械室Mに取込み凝縮器34へ送風する。前記凝縮器34においてガス冷媒は、外気送風機37から送風される外気と熱交換して凝縮液化する。
前記凝縮器34に導かれた外気は、前記圧縮機33およびアキュームレータ36を流通し、これらを冷却した後、対向する面部に設けられる通気孔7を介してショーケース本体1外部へ導出される。
一方、凝縮器34から導出される液冷媒は、膨張弁35において断熱膨張し、第1、第2の陳列室1R,2R底部である底部通風路25にそれぞれ配置される蒸発器30に導かれる。
冷気送風機31から蒸発器30へ送風されているので、蒸発器30において冷媒は送風される空気と熱交換して蒸発する。このとき冷媒は冷気送風機31により導かれる空気から蒸発潜熱を奪い、低温化させる。蒸発した冷媒はアキュームレータ36に導かれて気液分離され、ガス分のみ圧縮機33に導かれて圧縮され、上述の系路を循環する。
前記冷気送風機31により送風され蒸発器30を流通して低温化した空気、すなわち冷気は底部通風路25から導出され、第1のダクト部11と、第2のダクト部12の、それぞれ下端開口部から導入されて、各ダクト11,12内部を上昇する。
この上昇途中において冷気は、第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rにおける各段の陳列棚17相互間に開口する陳列室用吹出し口20から吹出される。したがって、各陳列室1R,2R内が低温に保持され、それぞれの陳列室1R,2Rにおける陳列棚17上の商品が冷却される。
第1のダクト部11と第2のダクト部12の上端部まで到達した冷気は、それぞれのダクト部11,12と連通する上部通風路21に導かれる。そして、上部通風路21の一端部に形成されるエアカーテン用吹出し口24から下方へ向けて吹出される。
冷気が第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rの前面上端部から吹き降ろされて、各陳列室1R,2Rの前面である開放される第1面aと第3面cに沿って流下し、冷気のエアカーテンを形成する。
流下の途中で、冷気は各陳列棚17の端部と整流板9との間の隙間を導通し、整流板9による冷気の整流がなされる。そしてついには、各陳列室1R,2Rの底部に開口する冷気吸込み口28から底部通風路25に沿って導かれ、上述の系路を循環する。
第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rにおいて、陳列室用吹出し口20から冷気が吹出されるうえに、エアカーテン用吹出し口24から冷気が吹出されて各陳列室1R,2Rの前面に冷気のエアカーテンが形成され、各陳列室1R,2R内は充分に低温化する。
したがって、陳列棚17上の商品は確実に冷温保存もしくは冷凍保存される。購買者は、開放された第1の陳列室1Rの前面である第1面aもしくは、第2の陳列室2Rの前面である第3面cから自由に商品を取出すことができる。
このように、ショーケース本体1内を縦割りで前後2室に区画する仕切り板10と、この仕切り板10を挟んで設けられる第1のダクト部11および第2のダクト部12を、それぞれ透明部材を用いて構成したから、一方の陳列室1R/2R側から他方の陳列室2R/1Rに陳列された商品が見える。
したがって、本発明におけるオープンショーケースは、ボリューム感を持った展示を行うことができ、展示効果が向上する。併せて、在庫数確認等の商品管理上のメリットが得られる。
四面形オープンタイプであるから、実質的に背面側が存在せず、しかも配置面積がコンパクトであるから、店舗における配置場所に拘束されずにすむ。ショーケースとして、閉塞された背面側が存在せず、前後両面に対して商品を陳列し、自由に取出しできるので、現状の前面オープン形ショーケースと比較して、2倍の陳列効率が得られる。
ショーケース本体1内を縦割りで前後2室に区画する仕切り板10を挟んで、第1の陳列室1Rに第1のダクト部11を設け、第2の陳列室2Rに第2のダクト部12を設けたから、筐体であるショーケース本体1の強度の向上を得られる。
ショーケース本体1下部から鉛直上向きに流れる冷気を、前面側と後面側にムラなく均等に流すことができる。エアカーテンが形成されることで扉の開閉が無いから、商品の頻繁な取出しにあたっても、各陳列室1R,2Rにおいて冷却効率の低下がなく、常に最良の冷却効果を得られる。
仕切り板10と第1、第2のダクト部11,12を断熱材から構成して、第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rが互いに熱影響を受けないようにした。それぞれの陳列室1R,2Rが断熱性能を持つことにより、前面側と後面側の温度差によって各ダクト部11,12表面における結露の発生を防止し、陳列している商品の商品価値の低下を阻止する。
各陳列室1R,2Rの陳列棚17端部と間隙を存して備えた整流板9は、各陳列室1R,2R上端部に形成されるエアカーテン用吹出し口24から吹出される冷気のエアカーテンを整流する。そのため、商品は勿論のこと、商品を陳列する陳列棚17での結露の発生を防止する。
図1に示すオープンショーケースとしての外観は、前記整流板9がショーケース本体1の一部を構成しているように見えることとなり、製品としてのオープンショーケース全体の高級感がアップする。
整流板9を透明な合成樹脂材を用いて成形することで、整流板9を介して内部陳列室1R,2Rが見え商品の展示効果がアップする。さらに、整流板9は各陳列棚1R,2Rに取付けられたプライスカードの視認を妨げないし、プライスカードレールを兼ねることで、安価な構造となる。
ショーケース本体1の角部を構成する支柱4の内面に沿って照明灯(蛍光灯)18が取付けられる。すなわち、各照明灯18は、第1の陳列室1Rと第2の陳列室2Rの前面で、かつ左右両側から、各陳列室1R,2R内を照明する。しかも、照明灯18は各陳列室1R,2Rの高さ方向のほぼ全長に亘る長さを有している。
このようにして照明灯18を備えたうえで、仕切り板10ばかりでなく、第1、第2のダクト部11,12を透明部材から構成した。したがって、照明灯18は取付けられている陳列室1R/2Rばかりでなく、他方の陳列室2R/1Rまでも充分に照明でき、抜群の照明効果を得られて、商品に対する展示性がより向上する。
上記陳列棚17を支持するブラケット15は、断面を逆U字状にしたので、棚支柱部14にかかる商品の荷重を分散できる。また、断面角部を曲面(R状)としたので、筐体であるショーケース本体1の構成に多用される合成樹脂素材と板金との違和感を軽減し、商品性、デザイン性を向上することができる。
図6は、変形例としてのオープンショーケースの概略縦断面図である。
すなわち、後述する冷凍サイクルSaを除いて、他の構成部品は全て同一であり、同様の構造を備えているので、同一部品と同一構造については同番号を付して新たな説明は省略する。
冷凍サイクルSaとして、圧縮機33と、凝縮器34とが冷媒管Pを介して連通することと、各底部通風路25における各蒸発器30の冷媒導出側で分岐冷媒管Pが合流し、アキュームレータ36を介して圧縮機33に連通することも変りがない。
ここでは、上記凝縮器34の冷媒導出側に接続される冷媒管Pが2本に分岐され、それぞれの分岐冷媒管Pに膨張弁35が接続される。そして、分岐冷媒管Pのそれぞれは、各膨張弁35から各底部通風路25における蒸発器30に接続される。
すなわち、流量調整弁である膨張弁35を、第1の陳列室1Rに対応する蒸発器30と、第2の陳列室2Rに対応する蒸発器30のそれぞれに連通するよう備えたので、各陳列室1R,2Rの温度を異ならす制御が可能となる。
したがって、陳列する商品に適応した温度設定をなし、展示できる。しかも、仕切り板10が断熱性を備えているので、各陳列室1R,2R相互で熱影響を与えずにすみ、結露の発生がない。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明における実施の形態に係る、オープンショーケースの外観斜視図。 同実施の形態に係る、オープンショーケースの各面の正面図。 同実施の形態に係る、オープンショーケースの横断平面図。 同実施の形態に係る、ブラケットの斜視図。 同実施の形態に係る、オープンショーケースの概略縦断面図。 同実施の形態の変形例に係る、オープンショーケースの概略縦断面図。
符号の説明
10…仕切り板、1R…第1の陳列室、2R…第2の陳列室、1…ショーケース本体、11…第1のダクト部、12…第2のダクト部、21…上部通風路、25…底部通風路、31…冷気送風機、17…陳列棚、9…エアガイド。

Claims (3)

  1. 仕切り板により、縦割りで前後2室に区画される第1の陳列室と第2の陳列室を備えたショーケース本体と、
    前記ショーケース本体内における前記仕切り板を挟んで、前記第1の陳列室と第2の陳列室それぞれに設けられるダクト部と、
    前記各ダクト部の上端部と連通して設けられ、前記第1の陳列室と第2の陳列室それぞれの上端部から下方へ冷気を吹出し案内する上部通風路と、
    前記各ダクト部の下端部と連通して設けられ、前記第1の陳列室と第2の陳列室の下端部付近から冷気を吸込み案内する底部通風路と、
    前記それぞれの底部通風路内に配置される、冷凍サイクルを構成する蒸発器および、この蒸発器を介して前記ダクト部へ送風する送風機とを具備し、
    前記仕切り板および前記各ダクト部は、透明部材から構成される
    ことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 前記仕切り板は、断熱性を有することを特徴とする請求項1記載のオープンショーケース。
  3. 前記第1の陳列室と第2の陳列室それぞれに設けられる複数段の陳列棚と、
    これら陳列棚端縁と間隙を存し前記ショーケース本体の周面に沿って設けられる透明部材からなる整流板と、
    を備えたことを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載のオープンショーケース。
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