JP2020035156A - タッチパネル装置 - Google Patents

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正彦 片山
Masahiko Katayama
正彦 片山
祐仁 牧内
Yuji Takeuchi
祐仁 牧内
桜井 聡
Satoshi Sakurai
聡 桜井
上野 豊
Yutaka Ueno
豊 上野
竜郎 濱野
Tatsuro Hamano
竜郎 濱野
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Abstract

【課題】加飾面のフラット性を保ちつつスイッチを搭載できるタッチパネル装置を提供する。【解決手段】タッチパネル装置1は、相互に対向して配置され、それぞれの対向面に透明導電膜が設けられるフィルム13及びガラス基板11と、フィルム13の面のうちガラス基板11とは反対側の面に配置される加飾フィルム15と、フィルム13の透明導電膜のガラス基板11側への接触によってオン状態となるスイッチ部16と、フィルム13とガラス基板11との間の空隙12Aに配置され、スイッチ部16または加飾フィルム15の一部である点灯領域を光らせるLED18と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、タッチパネル装置に関する。
タッチパネル装置にスイッチを設ける場合、タッチパネルの周囲へメカスイッチやメンブレンスイッチを設置する構造をとる(例えば特許文献1参照)。また、LEDなどの光源を設置してタッチパネル装置のスイッチやその周辺を光らせる場合もある。
特開2017−50068号公報
メカスイッチやメンブレンスイッチとLEDとを組み合わせてタッチパネル装置に組み込もうとすると、タッチパネルとスイッチ部とが区分されているため、加飾面のタッチパネルとスイッチ部品との間に段差が生じてしまい、意匠性の低下に繋がってしまう。
本開示は、加飾面のフラット性を保ちつつスイッチ機能を搭載できるタッチパネル装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係るタッチパネル装置は、抵抗膜方式のタッチパネル装置であって、相互に対向して配置され、それぞれの対向面に透明導電膜が設けられる第1の基板及び第2の基板と、前記第1の基板の面のうち前記第2の基板とは反対側の面に配置される加飾層と、前記第1の基板の前記透明導電膜の前記第2の基板側への接触によってオン状態となるスイッチ部と、前記第1の基板と前記第2の基板との間の空隙に配置され、前記スイッチ部または前記加飾層の少なくとも一部を光らせる光源と、を備える。
本開示によれば、加飾面のフラット性を保ちつつスイッチ機能を搭載できるタッチパネル装置を提供することができる。
第1実施形態に係るタッチパネル装置の平面図 図1に示すタッチパネル装置の分解斜視図 図1に示すタッチパネル装置のA−A断面図 スイッチ部とLEDとの位置関係を模式的に示す図 比較例のメカスイッチを備えるタッチパネル装置の断面図 タッチパネル装置の駆動回路の第1構成例を示す模式図 タッチパネル装置の駆動回路の第2構成例を示す模式図 タッチパネル装置の駆動回路の第3構成例を示す模式図 タッチパネル装置の駆動回路の第4構成例を示す模式図 第2実施形態に係るタッチパネル装置の分解斜視図 図10に示すタッチパネル装置の断面図 第3実施形態に係るタッチパネル装置の断面図 第4実施形態に係るタッチパネル装置の断面図 第5実施形態に係るタッチパネル装置の断面図 第6実施形態に係るタッチパネル装置の平面図 図15に示すタッチパネル装置の断面図
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1〜図9を参照して第1実施形態を説明する。まず図1〜図4を参照して、第1実施形態に係るタッチパネル装置1の構成を説明する。図1は、第1実施形態に係るタッチパネル装置1の平面図である。図2は、図1に示すタッチパネル装置1の分解斜視図である。図3は、図1に示すタッチパネル装置1のA−A断面図である。図4は、スイッチ部16とLED18との位置関係を模式的に示す図である。なお、図3の断面図では、スイッチ部16の数が1個に省略して図示されている。
各図において、x方向、y方向、z方向は互いに垂直な方向である。z方向はタッチパネル装置1の各要素の積層方向であり、典型的には鉛直方向である。z正方向側を上側、z負方向側を下側と表記する。x方向及びy方向は水平方向である。x方向は、タッチパネルの操作領域17とスイッチ部16との配列方向である。
タッチパネル装置1は、透明導電膜が形成された上部基板及び下部基板を透明導電膜同士が対向するように設置し、力が上部基板に加えられたときの透明導電膜同士の接触位置を検出する抵抗膜方式のタッチパネル装置である。タッチパネル装置1は、4線式、5線式、7線式などの任意の方式を適用できる。
タッチパネル装置1は、タッチパネル10、透明粘着層14及び加飾フィルム15(加飾層)を備えている。透明粘着層14はフィルム13と加飾フィルム15とを接着するものであり、例えば、両面テープ又は光学のりである。
タッチパネル10は、上部基板(第1の基板)としてのフィルム13と、接着層としての両面テープ12と、下部基板(第2の基板)としてのガラス基板11とを備える。フィルム13は、ガラス基板11の上に両面テープ12により固定されている。ガラス基板11及びフィルム13は透明である。フィルム13は、例えば、PET(polyethylene terephthalate)フィルムで構成されている。
両面テープ12はガラス基板11及びフィルム13の外縁に配置されている。これにより、ガラス基板11とフィルム13との間隔が保持され、ガラス基板11とフィルム13との間に空隙12Aが形成される。また、フィルム13とガラス基板11との間にはスペーサが設けられるが、図2、図3などでは図示が省略されている。
フィルム13の下面とガラス基板11の上面にはそれぞれ透明導電膜が形成されている(図2、図3では図示省略)。透明導電膜は、例えばITO(Indium Tin Oxide)で形成される。フィルム13が下方に押されてフィルム13の透明導電膜がガラス基板11の透明導電膜に接触することにより、タッチ入力が検知される。
タッチパネル10の上面は、図1、図2に示す加飾フィルム15で覆われている。加飾フィルム15は、フィルム13のガラス基板11が設けられている側とは逆側のz正側に突出している突起状のスイッチ部16と、タッチパネル10のタッチ入力を受け付ける領域に対向する操作領域17と、加飾領域17Aとを備えている。スイッチ部16、操作領域17及び加飾領域17Aは一体形成されている。スイッチ部16はエンボス加工などにより形成されるエンボススイッチである。
操作領域17は透明である。スイッチ部16とフィルム13上面との間には空間16Aが形成されている。スイッチ部16の下には透明粘着層14は設けられていない。スイッチ部16は透明でもよいし、有色でもよい。加飾領域17Aは配線等が透けない例えば黒色である。タッチパネル10の下側には、例えば図示しない表示装置(LCD)が取り付けられ、操作領域17は表示装置の画像を表示する表示領域として機能し、貫通孔であってもよい。加飾フィルム15は、例えば、PET(polyethylene terephthalate)フィルムで構成されている。
加飾領域17Aは、操作領域17の外縁部17A1と、操作領域17よりx正側に位置する側部17A2を有する。スイッチ部16は側部17A2に配置されている。以下の説明では、図3に示すように、操作領域17及び外縁部17A1を含む部分を「タッチパネル操作区間」、スイッチ部16及び側部17A2を含む部分を「スイッチ操作区間」とも表記する。
スイッチ部16を下方に押すと、フィルム13がz負側に押し込まれ、フィルム13の透明導電膜がガラス基板11の透明導電膜と接触することによりオン状態を検知することができる。スイッチ部16は抵抗膜方式のスイッチである。このため、操作領域17とスイッチ部16とは共通のガラス基板11、フィルム13で構成され、操作領域17とスイッチ部16との間に空隙がなく一体的な構造となるので、加飾フィルム15の表面で操作領域17とスイッチ部16との間に段差が生じることがなく、フラット性を確保できる。
本実施形態では、LED(光源)18がフィルム13とガラス基板11との間に配置されている。LED18はスイッチ部16の直下に配置され、点灯時にスイッチ部16を光らせることができる。図4に示すように、スイッチ部16が押されると、スイッチ部16の中央部分16Bがフィルム13を押しこんでガラス基板11と接触させる。したがって、LED18は、スイッチ部16の直下、かつスイッチ押下時にガラス基板11と接触する中央部分16Bを除く位置に配置される。これにより、スイッチ押下時の干渉を生じることなく、LED18をスイッチ直下に配置できる。
LED18の点灯制御は、スイッチ部16の押下中に点灯する構成、スイッチ部16を押す度に点灯と消灯が切り替わる構成、スイッチ押下に依存せず任意のタイミングで点灯、消灯する構成など、任意の手法を適用できる。
本実施形態の効果を説明する。図5は、比較例のメカスイッチ19を備えるタッチパネル装置101の断面図である。図5の断面線の位置は、図1のA−A断面線と略同一である。
タッチパネル装置101では、メカスイッチ19がスイッチ部16の直下に配置され、スイッチ部16の押下に応じてON状態となる。メカスイッチ19は、タッチパネル10とは別部材の筐体20に収容されている。筐体20には、タッチパネル10と同様に透明粘着層14により加飾フィルム15が接着されている。加飾フィルム15の操作領域17と外縁部17A1の直下にはタッチパネル10が配置され、側部17A2の直下には筐体20が配置されており、タッチパネル10と筐体20との間にはy方向に沿って間隙21が存在する。図5のようなメカスイッチ19を用いる場合、タッチパネル操作区間とスイッチ操作区間とが別部材として区分されているため、タッチパネル10の上面と筐体20の上面を同一平面に配置することが難しい。このため、間隙21の部分で加飾フィルム15の表面に段差が生じ、加飾面の意匠性を損なう場合がある。また、部品点数も増え、加工性や組立性が悪化する場合もある。
さらに、図5のような構成でLED18などの光源を追加してスイッチ部16を光らせようとすると、メカスイッチ19が収容されている空間にLED18も配置する必要があり、スイッチ操作区間の構造が複雑になり組み立てしにくくなる。また、部品点数が増えるのでスイッチ操作区間の厚みがさらに増え、加飾面に段差がさらに生じる虞がある。
これに対して本実施形態では、図3に示すようにタッチパネル操作区間とスイッチ操作区間とが共にタッチパネル10で構成されるので、両区間の間に間隙が生じない。さらに、LED18をフィルム13とガラス基板11との間の既存の空隙12Aに配置するので、LED18を設置するために別途スペースを用意しなくて済み、スイッチ操作区間の厚さの増加を回避できる。このため、本実施形態のタッチパネル装置1は、タッチパネル操作区間とスイッチ操作区間との間で段差が生じることを防止でき、加飾面のフラット性を維持しつつスイッチ機能を搭載できる。
また、タッチパネル装置1では、スイッチ部16がエンボス加工で形成されたエンボススイッチであるので、抵抗膜方式のスイッチでもクリック感を持たせることができ、従来のメカニカルスイッチと同様に押下した感触を確かめながら操作を行うことができる。
図6〜図9を参照してLED18の駆動回路の構成例について説明する。図6〜図9では4線式のタッチパネル装置を例示して説明するが、5線式などの他のタイプでも同様に適用可能である。図6は、LED18を組み込んだタッチパネル装置1の駆動回路の第1構成例を示す模式図である。
図6の例では、フィルム13の透明導電膜が形成された面のx方向の両端に、y方向に沿って電極13A、13Bが設けられている。電極13Aには電源電圧VDD(例えば5V)を印加する電源配線13C(第1電源配線)が接続される。電極13Bには、電極13Bを接地するための接地配線13D(第1接地配線)が接続される。図6では配線13C,13Dを「#1TOP側VDD駆動」、「#2TOP側GND駆動」と表記する。
一方、ガラス基板11には、透明導電膜が形成された面のy方向の両端に、x方向に沿って電極11A、11Bが設けられている。電極11Aには、電源電圧VDDを印加する電源配線11C(第2電源配線)が接続される。電極11Bには、電極11Bを接地する接地配線11D(第2接地配線)が接続される。図6では、配線11C,11Dを「#3BOTTOM側VDD駆動」、「#4BOTTOM側GND駆動」と表記する。
さらに、LED18には、電源電圧VDDを印加する光源電源配線18Aと、接地するための光源接地配線18Bが接続される。図6では配線18A,18Bを「#5LED駆動(VDD)」、「#6LED駆動(GND)」と表記する。光源電源配線18AとLED18との間には抵抗22が接続されている。抵抗22は、LED18への供給電流を制限するために設けられている。抵抗22は例えば電子部品で実装できる。なお、抵抗22は、LED18と光源接地配線18Bとの間に配置されてもよい。このように第1構成例では6本の配線が必要となる。
図7は、タッチパネル装置1の駆動回路の第2構成例を示す模式図である。図7の構成では、LED18の光源電源配線18Aがガラス基板11の電源配線11Cに接続され、光源接地配線18Bが接地配線11Dに接続される。これによりLED18の駆動配線をガラス基板11の電極11A、11Bの駆動配線と共通化でき、LED18駆動用の配線を別途設ける必要がない。このように図7の第2構成例では配線を4本に削減できる。図7では、配線11C,11Dを「#3BOTTOM&LED駆動(VDD)」、「#4BOTTOM&LED駆動(GND)」と表記する。
図8は、タッチパネル装置1の駆動回路の第3構成例を示す模式図である。図8の配線の構成は基本的に第2構成例と同様である。第3構成例では、抵抗22Aが透明導電膜の一部で形成される点で、図6、図7に示した抵抗22と異なる。この場合、例えばガラス基板11の透明導電膜の抵抗成分として使う部分を区分し、区分した領域に駆動回路を配線することで抵抗22Aを実装できる。区分する領域の面積を適宜調整することにより抵抗22Aの抵抗値Rを調整できる。この構成により、抵抗を電子部品で設ける必要がなくなり、部品点数を削減できる。
なお、図7、図8では、光源電源配線18Aをフィルム13の電源配線13Cに接続し、光源接地配線18Bを接地配線13Dに接続する構成でもよい。この場合、LED18の駆動配線が、フィルム13の電極13A、13Bの駆動配線と共通化できる。
図9は、タッチパネル装置1の駆動回路の第4構成例を示す模式図である。第4構成例では、光源電源配線18Aが、ガラス基板11の電源配線11Cとフィルム13の電源配線13Cとに接続される。光源電源配線18Aと電源配線11Cとの間、及び、光源電源配線18Aと電源配線13Cとの間にはそれぞれダイオード23Aが設けられ、電流の方向が電源配線11C、13CからLED18へ流れる方向に規制されている。
一方、光源接地配線18Bが、接地配線11Dと接地配線13Dとに接続される。光源接地配線18Bと接地配線11Dとの間、及び光源接地配線18Bと接地配線13Dとの間にはそれぞれダイオード23Bが設けられ、電流の方向がLED18から接地配線11D、13Dへ流れる方向に規制されている。これによりLED18の駆動配線が、ガラス基板11の電極11A、11Bの駆動配線と、フィルム13の電極13A、13Bの駆動配線と共通化できる。図9の第4構成例では配線を4本に削減できる。
第4構成例では、ガラス基板11の電極11A、11Bが駆動される場合には駆動配線11C,11DからLED18に電流が供給され、フィルム13の電極13A、13Bが駆動される場合には駆動配線13C,13DからLED18に電流が供給される。一般にタッチパネル10では、対向する二つの基板(ガラス基板11とフィルム13)の駆動切替を行う場合がある。この場合、第2、第3構成例のように、タッチパネルの一方の基板の駆動配線と共通化しただけのLED制御では、タッチパネルの基板の駆動切替によって発光にちらつきが生じる場合がある。第4構成例では基板の駆動切替が生じてもLED18は常時作動可能であるので、ちらつき発生を抑制できる。
[第2実施形態]
図10、図11を参照して第2実施形態を説明する。図10は、第2実施形態に係るタッチパネル装置1Aの分解斜視図である。図11は、図10に示すタッチパネル装置1Aの断面図である。第2実施形態では、LED18による点灯部分が異なる。
図10、図11に示すように、第2実施形態では、スイッチ部16からx正側に点灯領域24が設けられている。点灯領域24は加飾領域17Aに設けられるが、加飾領域17Aはこの部分では透明である。第2実施形態では、LED18は点灯領域24の直下に設けられる。
LED18の点灯制御は、第1実施形態と同様に、押下中のスイッチ部16と関連付けられる点灯領域24を点灯する構成や、スイッチ部16を押す度に点灯領域24の点灯と消灯が切り替わる構成や、スイッチ押下に依存せず任意のタイミングで点灯領域24を点灯、消灯する構成など、任意の手法を適用できる。なお、点灯領域24の配置は図10、図11の例に限られず、加飾領域17A上の任意の場所に設けることができる。例えば点灯領域24をスイッチ部16のy正側に配置してもよい。
第2実施形態のタッチパネル装置1Aは、図11に示すようにタッチパネル操作区間とスイッチ操作区間とが共にタッチパネル10で構成されるので、両区間の間に間隙が生じない。また、図11に示すようにLED18がフィルム13とガラス基板11との間の空隙12Aに配置されるので、スイッチ操作区間の厚さの増加を回避できる。したがって、第2実施形態のタッチパネル装置1Aは、第1実施形態と同様に、加飾面のフラット性を維持しつつスイッチ機能を搭載できる。さらに、点灯領域24がスイッチ部16以外に設けられるので、加飾領域17A上の任意の場所を点灯させることが可能となり、点灯部分の配置の自由度を向上できる。
[第3実施形態]
図12を参照して第3実施形態を説明する。図12は、第3実施形態に係るタッチパネル装置1Bの断面図である。タッチパネル装置1Bは、ガラス基板11の上面に凹部25が設けられ、凹部25にLED18が収容される点で上記実施形態と異なる。
図12に示すように、凹部25はガラス基板11をざぐり加工して形成される。凹部25の深さは、LED18の少なくとも一部を凹部25の内部に配置できる寸法であればよく、好ましくは、LED18の高さより大きくLED18の全体が収容できる寸法で形成される。
一般に、タッチパネル装置では、中央部から外縁の接着層12側になるにつれて空隙12Aの上下方向(z方向)の長さが短くなる傾向がある。このため、点灯領域24を接着層12に近い位置に設けると、LED18の高さより空隙12Aの高さが短くなり、その分が加飾フィルム15の表面に浮き出て意匠性を損ねる場合がある。これに対して第3実施形態のタッチパネル装置1Bでは、ガラス基板11に凹部25を設けてLED18を凹部25に収容する構成とすることで、空隙12Aの高さが不足する場所にLED18を配置しても、凹部25の深さの分だけ相殺できるので、加飾フィルム15の浮き出しを抑制できる。したがって、点灯領域24の配置の自由度をさらに向上できる。
なお、図12では、LED18がスイッチ部16の直下以外の部分に設けられ、スイッチ部16以外の点灯領域24を点灯させる構成に凹部25を適用する構成を例示したが、例えば図3などに示したように、LED18をスイッチ部16の直下に設けスイッチ部16を点灯させる構成にも同様に凹部25を適用できる。
[第4実施形態]
図13を参照して第4実施形態を説明する。図13は、第4実施形態に係るタッチパネル装置1Cの断面図である。図13に示すタッチパネル装置1Cは、点灯領域24の直下に、透明粘着層14、フィルム13、接着層12を貫通する孔部26が設けられ、孔部26にLED18が配置される。
孔部26はフィルム13を貫通するため、スイッチ部16の直下以外の部分に設ける必要がある。スイッチ部16直下に孔部26を設けると、スイッチ部16直下のフィルム13や透明導電膜が無くなるため、抵抗膜方式のスイッチとして機能できないためである。
タッチパネル装置1Cでは、孔部26を設けることにより、空隙12Aの高さが不足する場所にLED18を配置しても孔部26で高さの不足分を相殺でき、加飾フィルム15の浮き出しを抑制できる。したがって、点灯領域24の配置の自由度をさらに向上できる。
[第5実施形態]
図14を参照して第5実施形態を説明する。図14は、第5実施形態に係るタッチパネル装置1Dの断面図である。図14に示すタッチパネル装置1Dは、LED18をスイッチ部16の直下以外の部分に設け、かつ、スイッチ部16を点灯させる。
図14に示すように、より強いクリック感を持たせるためにスイッチ部16の直下にメタルドーム27が配置される場合がある。
この場合、スイッチ部16の直下にメタルドーム27が配置されるため、スイッチ部16の直下にLED18を配置しても光がスイッチ部16にまで届かず、スイッチ部16を光らせることができない。
そこで第5実施形態では、LED18をスイッチ部16の直下以外の部分に設ける。さらに、加飾フィルム15下面のLED18の直上の部分とスイッチ部16の周縁を含む領域に導光層28(導光部)を設ける。導光層28は、例えば印刷によって加飾フィルム15の下面に形成できる。
LED18が点灯すると、光が直上の導光層28に照射される。光は導光層28の内部を通ってスイッチ部16の周縁部分を光らせる。この結果、スイッチ部16が点灯する。
このように、タッチパネル装置1Dでは、LED18などの光源でスイッチ部16を直接照射できない場合でも、導光層28を介して光を伝播させることでスイッチ部16を間接的に点灯させることができる。なお、導光層28の形状を調整することで、LED18を任意の位置に配置でき、LED18の設置位置の自由度を向上できる。
なお、図14では、第4実施形態と同様にLED18の直上に孔部26を設ける構成を例示したが、LED18の直上に導光層28が配置できればよく、第3実施形態など他の構成に適用してもよい。
[第6実施形態]
図15、図16を参照して第6実施形態を説明する。図15は、第6実施形態に係るタッチパネル装置1Eの平面図である。図16は、図15に示すタッチパネル装置1Eの断面図である。図15は、接着層12より上方の要素を取り除いた状態を示す。
図15、図16に示すタッチパネル装置1Eは、スイッチ部16の検知手法が上記実施形態とは異なる。タッチパネル装置1Eでは、ガラス基板11の上面に配線29が設けられる。配線29は、外部の制御装置等に接続される、図示しないFPC(Flexible Printed Circuits)に接続されている。配線29は例えば銀配線であり、スイッチ部16の直下に分断された分断部30を有する。スイッチ部16が押下されたときに分断部30にフィルム13の透明導電膜が接触するため、分断部30を挟んだ配線29同士が透明導電膜により通電する。つまり、第6実施形態では、フィルム13の透明導電膜と配線29とでスイッチ部16の動作を検知する。
第6実施形態のタッチパネル装置1Eでは、LED18は配線29上に設けられ、配線29への通電時、すなわちスイッチ部16がオン状態のときに発光するよう構成される。
なお、図15、図16では、LED18がスイッチ部16の直下を除く部分に配置される構成を例示したが、図4に示したようにLED18をスイッチ部16の直下に設けてもよい。これによりスイッチ部16自体を点灯させることもできる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではなく、これら具体例に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、スイッチ部16がエンボススイッチである構成を例示したが、スイッチ部16は例えばフィルム13から突出しないフラットな形状など、エンボススイッチ以外のものでもよい。
上記実施形態では、スイッチ部16またはその周辺の点灯領域24を光らせる光源としてLED18を例示したが、LED18以外の光源要素を用いてもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E タッチパネル装置
11 ガラス基板(第2の基板)
11C 電源配線(第2電源配線)
11D 接地配線(第2接地配線)
12 両面テープ(接着層)
12A 空隙
13 フィルム(第1の基板)
13C 電源配線(第1電源配線)
13D 接地配線(第1接地配線)
14 透明粘着層
15 加飾フィルム(加飾層)
16 スイッチ部
18 LED(光源)
18A 光源電源配線
18B 光源接地配線
22,22A 抵抗
24 点灯領域
25 凹部
26 孔部
28 導光層(導光部)
29 配線

Claims (5)

  1. 抵抗膜方式のタッチパネル装置であって、
    相互に対向して配置され、それぞれの対向面に透明導電膜が設けられる第1の基板及び第2の基板と、
    前記第1の基板の面のうち前記第2の基板とは反対側の面に配置される加飾層と、
    前記第1の基板の前記透明導電膜の前記第2の基板側への接触によってオン状態となるスイッチ部と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間の空隙に配置され、前記スイッチ部または前記加飾層の少なくとも一部を光らせる光源と、
    を備えるタッチパネル装置。
  2. 前記第1の基板と前記加飾層との間に設けられる透明粘着層と、
    前記第1の基板と前記第2の基板を接着する接着層と、
    前記透明粘着層、前記第1の基板、前記接着層を貫通する孔部と、
    を備え、
    前記孔部に前記光源が配置される、
    請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記加飾層の裏面に導光部を備え、
    前記光源は、前記導光部に光を照射可能に配置される、
    請求項1または2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記第2の基板の上面に設けられ、前記スイッチ部の直下に分断された分断部を有し、前記スイッチ部が押下されたときに前記分断部に前記第1の基板の透明導電膜が接触して通電する配線を備え、
    前記光源は前記配線上に設けられ、前記配線の通電時に発光する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記第1の基板あるいは前記第2の基板の少なくとも一方の透明導電膜に設けられる一対の電極にそれぞれ接続される電源配線と接地配線とを有し、
    前記光源の光源電源配線が前記電源配線に接続され、前記光源の光源接地配線が前記接地配線に接続される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のタッチパネル装置。
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