JP2004134093A - 入力パネル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を削減して、製造コストを低減可能な入力パネルを提供する。
【解決手段】発光部材14から放たれた光は、フレキシブルケーブル18によって反射させられ、導光部材13の側面から導光部材13の内部に進入させることができる。またフレキシブルケーブル18に発光部材14を固定した状態で、前記フレキシブルケーブル18を折り曲げると、発光部材14を導光部材13と対向する状態に設定することができる。よって、発光部材14の光の漏洩を防止する部材や発光部材14をケース体12に固定する専用の部材を別途設ける必要がなくなるため、部品点数を削減とコストダウンを図ることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】発光部材14から放たれた光は、フレキシブルケーブル18によって反射させられ、導光部材13の側面から導光部材13の内部に進入させることができる。またフレキシブルケーブル18に発光部材14を固定した状態で、前記フレキシブルケーブル18を折り曲げると、発光部材14を導光部材13と対向する状態に設定することができる。よって、発光部材14の光の漏洩を防止する部材や発光部材14をケース体12に固定する専用の部材を別途設ける必要がなくなるため、部品点数を削減とコストダウンを図ることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチパネルがバックライト方式によって照らし出される入力パネル装置に係わり、特に部品点数を削減しコストダウン化を推進できるようにした入力パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の入力パネル装置を示す断面図である。
【0003】
図3に示す入力パネル装置1ではケース体2が設けられ、このケース体2の内部に導光部材3と、LED(Light Emitting Diode)などからなる発光部材4が設けられている。前記発光部材4は、半田付けなどの手段によってプリント基板8に固定されている。
【0004】
また前記導光部材3の上部には表示シート5が設けられ、その上にはユニット化された透明タッチパネル6が積層されている。前記表示シート5は透明な部材で形成され、その表面には文字、図形または記号などからなる印字情報7が黒色などで印刷されている。前記透明タッチパネル6は、薄い透明シート6A,6Bの各内面に透明電極(ITO)6a,6bが、例えばマトリックス状に配線されたものである。
【0005】
この入力パネル装置1では、発光部材4から放たれた光が、前記導光部材3の側面から入射してその内部に導かれる。前記導光部材3には、所定の方向に傾斜する反射面3bが複数設けられており、前記側方から入射した光は前記反射面3bによって図示上方に向けられ、前記表示シート5を均一に照らし出すことが可能となっている。前記光は、表示シート5内および、その上部に位置する透明タッチパネル6を透過する。
【0006】
このとき、前記入力パネル装置1を図示Z1側の透明タッチパネル6の透明シート6A側から見ると、黒色で印刷された印字情報7を除いた部分が明るく照らし出される。よって。外部から入力パネル装置1に表示された印字情報7を明確に視認できるようになっている。
【0007】
ここで、前記透明タッチパネル6の表面を押圧することにより、前記透明電極6aと透明電極6bとを導通させることができる。これは、スイッチが入力された状態となり、これに応じた所定の動作を行うことが可能となる。
【0008】
【特許文献1】
特開昭55−161272号公報
【特許文献2】
特開2000−180851号公報
【特許文献3】
特開2002−6313号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の入力パネル装置1では以下に示すような問題がある。
(1)前記入力パネル装置1では、印字情報7がより鮮明に透明タッチパネル6に表示されることが好ましい。このため、上記入力パネル装置1では導光部材3の側方に設けられらた発光部材4を蓋体9で覆い隠すことにより、発光部材4から放たれた光の漏洩を防止し、前記光を効率よく前記導光部材3の側面に入射させるようにしているが、このように専用の蓋体9をケース体2とは別途に設ける構成では部品点数が増加してしまう。
【0010】
(2)前記プリント基板8は、ケース体2の内部で発光部材4を固定する専用の部材として設けられている。よって、この場合も部品点数の増加し、コストアップの一因になっている。
【0011】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に部品点数の削減し、コストダウンを推進できるようにした入力パネル装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フラットケーブルが引出し線として設けられた透明タッチパネルと、前記透明タッチパネルの背面に透明タッチパネルに対向して設けられた導光部材と、前記導光部材の側面から光を供給する発光部材とを有し、
前記発光部材が前記フラットケーブルによって覆われていることを特徴とするものである。
【0013】
上記においては、前記発光部材が、前記フラットケーブル上の前記導光部材と対向する面に設けられているものが好ましい。
【0014】
さらには、前記発光部材に電力を与える供給線が、前記フラットケーブルに設けられているものが好ましい。
【0015】
この場合、前記フラットケーブルには、前記導光部材の側方の位置にて折り曲げられた折曲部が形成されており、この折曲部に前記発光部材が設けられているとすることができる。
【0016】
そして、前記フラットケーブルに、光を反射する塗料が印刷されているものが好ましい。
【0017】
本発明の入力パネル装置では、透明タッチパネルの引出し線であるフレキシブルケーブルによって発光部材を覆い、発光部材から放たれた光を導光部材に導くことが可能となるため、従来使用している蓋体を不要にできる。また発光部材を前記フラットケーブルに固定した状態で導光部材の側面に設置することが可能となるため、プリント基板も不要にできる。よって、部品点数を削減でき、コストダウンを図ることができる。
【0018】
しかも、発光部材への電力の供給が、前記フラットケーブルを通じて行うことが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の入力パネル装置の実施の形態を示す分解断面図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0020】
図1に示す入力パネル装置は、例えば電子レンジの操作部に設けられるタッチパネルとして使用されるものである。
【0021】
図1に示す入力パネル装置10は、ケース体12、導光部材13、表示シート15およびユニット化された透明なタッチパネル16とから成る。
【0022】
前記ケース体12は合成樹脂で形成されており、その内壁には光を反射させる白色の塗料が塗布されている。また前記ケース体12の図示X2側の側板12Aには、貫通孔12aが形成されている。
【0023】
前記導光部材13は、例えばガラス基板、アクリル樹脂など透明な板状の部材で形成されており、図示X2側の端面には半円柱形状に形成された凹部13aがが形成されている。また導光部材13の下面で前記ケース体の底面と対向する面には、所定の方向に傾斜する複数の反射面13bが形成されている(図2参照)。
【0024】
表示シート15は透明な樹脂などで形成されており、その表面には印字情報17が印刷などの手段で形成されている。なお、図1には、「A」と「B」で示される2つの印字情報17が示されている。
【0025】
図2に示すように、タッチパネル16は薄い下部透明シート16Aと上部透明シート16Bとを重ね合わせたものであり、互いに対向するシートの内面には、例えばマトリック状に配線された透明電極(ITO)16a、16bがそれぞれ形成されている。通常、前記透明電極16aと透明電極16b間は離れており、上部透明シート16Bが加圧されて弾性変形すると、前記加圧部分に対応する前記透明電極16aと透明電極16bが接触して導通状態に至る。
【0026】
前記タッチパネル16には、前記透明電極16a、16bと図示しない外部の電子部品とを接続するためのフレキシブルケーブル18が設けられている(図1参照)。前記フレキシブルケーブル18は可撓性に優れた配線部材であり、少なくとも前記導光部材13と対向するフレキシブルケーブル18の下面には光を反射させる白色などの塗料が塗布されている。
【0027】
前記フラットケーブル上の前記導光部材13と対向する側の面(図示Z2側の下面)にはLED(Light Emitting Diode)などからなる発光部材14が半田付けなどの手段によって固定されている。このフレキシブルケーブル18内には、透明電極16a、16bと外部を電気的に接続する接続線(図示せず)以外にも前記発光部材14に電力を供給する一対の電力供給線18aが設けられている。
【0028】
図2に示すように、前記ケース体12の内部に導光部材13が設けられ、その上に表示シート15およびタッチパネル16が積層される。前記フレキシブルケーブル18は、前記折曲部18bにおいて図示下方に湾曲状に折り曲げられており、このときフレキシブルケーブル18に設けられた発光部材14が前記貫通孔12aからケース体2の内部に挿入されている。そして、前記フレキシブルケーブル18をケース体12の側板12Aに接着などの手段により固定することにより、前記発光部材14を前記導光部材13の凹部13aに対向する状態に設定することができる。よって、発光部材14を固定するため専用のプリント基板を不要にできる。
【0029】
上記入力パネル装置10では、前記フレキシブルケーブル18に設けられた電力供給線18aを介して所定の電力が与えられることにより、前記発光部材14が発光させられる。
【0030】
このとき、光は放射状に放出されるが、前記光の一部は前記導光部材13の凹部13aから導光部材13の内部に直接進入する。またフレキシブルケーブル18に向かった光は、前記フレキシブルケーブル18の下面の白色の塗料によって反射させられるため、そのほとんどの光を前記凹部13aから導光部材13の内部に導くことができる。よって、光の漏洩を防止することができる。
【0031】
導光部材13に進入した光は、前記導光部材13の下面に形成されている反射面13bによって図示上方に向けて反射させられる。そして、表示シート15および表示シート15とその上層に設けられたタッチパネル16を照らし出す。
【0032】
よって、上方から入力パネル装置10を見ると、タッチパネル16上に印字情報17を表示することができる。
【0033】
そして、例えば印字情報17のうち「A」が表示された部分に対応するタッチパネル16の表面を加圧すると、「A」の下部に位置する透明電極16aと透明電極16bとが接触して導通状態となる。このときの信号は:、前記フレキシブルケーブル18を通じて外部の制御手段(図示せず)などに伝えられる。前記制御手段は、前記信号から、「A」が操作されたことを検知することができ、それに応じた動作が開始される。
【0034】
なお、前記導光部材13と表示シート15との間に、例えばガラスシートや、プラスチックシートをすりガラスのような粗面で形成することにより光拡散機能を持たせたもの、あるいはプラスチック、アクリル又はポリメチルメタクリレート(PMMA)などの光透過性に優れた樹脂に乳白色の顔料を含有させたシート状の合成樹脂などからなる光拡散部材を介在させると、表示シート15の下面を均一に照らし出すことが可能となり、表示シート15に印刷された印字情報17をより鮮明に視認することが可能である。
【0035】
また、前記発光部材14は複数のLEDを用いたものでもよく、あるいは小さな線状発光源(蛍光管など)を用いたものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明では、フレキシブルケーブルが発光部材から放たれた光の漏洩を防止し、導光部材に導くことができるため、発光部材を覆い隠す専用の蓋体を不要にできる。
【0037】
またフレキシブルケーブルに発光部材を固定することがでいるため、専用のプリント基板を不要にできる。
【0038】
よって、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力パネル装置の実施の形態を示す分解断面図、
【図2】図1のII−II線断面図、
【図3】従来の入力パネル装置を示す断面図、
【符号の説明】
10 入力パネル装置
12 ケース体
13 導光部材
14 発光部材
15 表示シート
16 タッチパネル
17 印字情報
18 フレキシブルケーブル
18a 折曲部
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチパネルがバックライト方式によって照らし出される入力パネル装置に係わり、特に部品点数を削減しコストダウン化を推進できるようにした入力パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の入力パネル装置を示す断面図である。
【0003】
図3に示す入力パネル装置1ではケース体2が設けられ、このケース体2の内部に導光部材3と、LED(Light Emitting Diode)などからなる発光部材4が設けられている。前記発光部材4は、半田付けなどの手段によってプリント基板8に固定されている。
【0004】
また前記導光部材3の上部には表示シート5が設けられ、その上にはユニット化された透明タッチパネル6が積層されている。前記表示シート5は透明な部材で形成され、その表面には文字、図形または記号などからなる印字情報7が黒色などで印刷されている。前記透明タッチパネル6は、薄い透明シート6A,6Bの各内面に透明電極(ITO)6a,6bが、例えばマトリックス状に配線されたものである。
【0005】
この入力パネル装置1では、発光部材4から放たれた光が、前記導光部材3の側面から入射してその内部に導かれる。前記導光部材3には、所定の方向に傾斜する反射面3bが複数設けられており、前記側方から入射した光は前記反射面3bによって図示上方に向けられ、前記表示シート5を均一に照らし出すことが可能となっている。前記光は、表示シート5内および、その上部に位置する透明タッチパネル6を透過する。
【0006】
このとき、前記入力パネル装置1を図示Z1側の透明タッチパネル6の透明シート6A側から見ると、黒色で印刷された印字情報7を除いた部分が明るく照らし出される。よって。外部から入力パネル装置1に表示された印字情報7を明確に視認できるようになっている。
【0007】
ここで、前記透明タッチパネル6の表面を押圧することにより、前記透明電極6aと透明電極6bとを導通させることができる。これは、スイッチが入力された状態となり、これに応じた所定の動作を行うことが可能となる。
【0008】
【特許文献1】
特開昭55−161272号公報
【特許文献2】
特開2000−180851号公報
【特許文献3】
特開2002−6313号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の入力パネル装置1では以下に示すような問題がある。
(1)前記入力パネル装置1では、印字情報7がより鮮明に透明タッチパネル6に表示されることが好ましい。このため、上記入力パネル装置1では導光部材3の側方に設けられらた発光部材4を蓋体9で覆い隠すことにより、発光部材4から放たれた光の漏洩を防止し、前記光を効率よく前記導光部材3の側面に入射させるようにしているが、このように専用の蓋体9をケース体2とは別途に設ける構成では部品点数が増加してしまう。
【0010】
(2)前記プリント基板8は、ケース体2の内部で発光部材4を固定する専用の部材として設けられている。よって、この場合も部品点数の増加し、コストアップの一因になっている。
【0011】
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に部品点数の削減し、コストダウンを推進できるようにした入力パネル装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フラットケーブルが引出し線として設けられた透明タッチパネルと、前記透明タッチパネルの背面に透明タッチパネルに対向して設けられた導光部材と、前記導光部材の側面から光を供給する発光部材とを有し、
前記発光部材が前記フラットケーブルによって覆われていることを特徴とするものである。
【0013】
上記においては、前記発光部材が、前記フラットケーブル上の前記導光部材と対向する面に設けられているものが好ましい。
【0014】
さらには、前記発光部材に電力を与える供給線が、前記フラットケーブルに設けられているものが好ましい。
【0015】
この場合、前記フラットケーブルには、前記導光部材の側方の位置にて折り曲げられた折曲部が形成されており、この折曲部に前記発光部材が設けられているとすることができる。
【0016】
そして、前記フラットケーブルに、光を反射する塗料が印刷されているものが好ましい。
【0017】
本発明の入力パネル装置では、透明タッチパネルの引出し線であるフレキシブルケーブルによって発光部材を覆い、発光部材から放たれた光を導光部材に導くことが可能となるため、従来使用している蓋体を不要にできる。また発光部材を前記フラットケーブルに固定した状態で導光部材の側面に設置することが可能となるため、プリント基板も不要にできる。よって、部品点数を削減でき、コストダウンを図ることができる。
【0018】
しかも、発光部材への電力の供給が、前記フラットケーブルを通じて行うことが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の入力パネル装置の実施の形態を示す分解断面図、図2は図1のII−II線断面図である。
【0020】
図1に示す入力パネル装置は、例えば電子レンジの操作部に設けられるタッチパネルとして使用されるものである。
【0021】
図1に示す入力パネル装置10は、ケース体12、導光部材13、表示シート15およびユニット化された透明なタッチパネル16とから成る。
【0022】
前記ケース体12は合成樹脂で形成されており、その内壁には光を反射させる白色の塗料が塗布されている。また前記ケース体12の図示X2側の側板12Aには、貫通孔12aが形成されている。
【0023】
前記導光部材13は、例えばガラス基板、アクリル樹脂など透明な板状の部材で形成されており、図示X2側の端面には半円柱形状に形成された凹部13aがが形成されている。また導光部材13の下面で前記ケース体の底面と対向する面には、所定の方向に傾斜する複数の反射面13bが形成されている(図2参照)。
【0024】
表示シート15は透明な樹脂などで形成されており、その表面には印字情報17が印刷などの手段で形成されている。なお、図1には、「A」と「B」で示される2つの印字情報17が示されている。
【0025】
図2に示すように、タッチパネル16は薄い下部透明シート16Aと上部透明シート16Bとを重ね合わせたものであり、互いに対向するシートの内面には、例えばマトリック状に配線された透明電極(ITO)16a、16bがそれぞれ形成されている。通常、前記透明電極16aと透明電極16b間は離れており、上部透明シート16Bが加圧されて弾性変形すると、前記加圧部分に対応する前記透明電極16aと透明電極16bが接触して導通状態に至る。
【0026】
前記タッチパネル16には、前記透明電極16a、16bと図示しない外部の電子部品とを接続するためのフレキシブルケーブル18が設けられている(図1参照)。前記フレキシブルケーブル18は可撓性に優れた配線部材であり、少なくとも前記導光部材13と対向するフレキシブルケーブル18の下面には光を反射させる白色などの塗料が塗布されている。
【0027】
前記フラットケーブル上の前記導光部材13と対向する側の面(図示Z2側の下面)にはLED(Light Emitting Diode)などからなる発光部材14が半田付けなどの手段によって固定されている。このフレキシブルケーブル18内には、透明電極16a、16bと外部を電気的に接続する接続線(図示せず)以外にも前記発光部材14に電力を供給する一対の電力供給線18aが設けられている。
【0028】
図2に示すように、前記ケース体12の内部に導光部材13が設けられ、その上に表示シート15およびタッチパネル16が積層される。前記フレキシブルケーブル18は、前記折曲部18bにおいて図示下方に湾曲状に折り曲げられており、このときフレキシブルケーブル18に設けられた発光部材14が前記貫通孔12aからケース体2の内部に挿入されている。そして、前記フレキシブルケーブル18をケース体12の側板12Aに接着などの手段により固定することにより、前記発光部材14を前記導光部材13の凹部13aに対向する状態に設定することができる。よって、発光部材14を固定するため専用のプリント基板を不要にできる。
【0029】
上記入力パネル装置10では、前記フレキシブルケーブル18に設けられた電力供給線18aを介して所定の電力が与えられることにより、前記発光部材14が発光させられる。
【0030】
このとき、光は放射状に放出されるが、前記光の一部は前記導光部材13の凹部13aから導光部材13の内部に直接進入する。またフレキシブルケーブル18に向かった光は、前記フレキシブルケーブル18の下面の白色の塗料によって反射させられるため、そのほとんどの光を前記凹部13aから導光部材13の内部に導くことができる。よって、光の漏洩を防止することができる。
【0031】
導光部材13に進入した光は、前記導光部材13の下面に形成されている反射面13bによって図示上方に向けて反射させられる。そして、表示シート15および表示シート15とその上層に設けられたタッチパネル16を照らし出す。
【0032】
よって、上方から入力パネル装置10を見ると、タッチパネル16上に印字情報17を表示することができる。
【0033】
そして、例えば印字情報17のうち「A」が表示された部分に対応するタッチパネル16の表面を加圧すると、「A」の下部に位置する透明電極16aと透明電極16bとが接触して導通状態となる。このときの信号は:、前記フレキシブルケーブル18を通じて外部の制御手段(図示せず)などに伝えられる。前記制御手段は、前記信号から、「A」が操作されたことを検知することができ、それに応じた動作が開始される。
【0034】
なお、前記導光部材13と表示シート15との間に、例えばガラスシートや、プラスチックシートをすりガラスのような粗面で形成することにより光拡散機能を持たせたもの、あるいはプラスチック、アクリル又はポリメチルメタクリレート(PMMA)などの光透過性に優れた樹脂に乳白色の顔料を含有させたシート状の合成樹脂などからなる光拡散部材を介在させると、表示シート15の下面を均一に照らし出すことが可能となり、表示シート15に印刷された印字情報17をより鮮明に視認することが可能である。
【0035】
また、前記発光部材14は複数のLEDを用いたものでもよく、あるいは小さな線状発光源(蛍光管など)を用いたものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明では、フレキシブルケーブルが発光部材から放たれた光の漏洩を防止し、導光部材に導くことができるため、発光部材を覆い隠す専用の蓋体を不要にできる。
【0037】
またフレキシブルケーブルに発光部材を固定することがでいるため、専用のプリント基板を不要にできる。
【0038】
よって、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力パネル装置の実施の形態を示す分解断面図、
【図2】図1のII−II線断面図、
【図3】従来の入力パネル装置を示す断面図、
【符号の説明】
10 入力パネル装置
12 ケース体
13 導光部材
14 発光部材
15 表示シート
16 タッチパネル
17 印字情報
18 フレキシブルケーブル
18a 折曲部
Claims (5)
- フラットケーブルが引出し線として設けられた透明タッチパネルと、前記透明タッチパネルの背面に透明タッチパネルに対向して設けられた導光部材と、前記導光部材の側面から光を供給する発光部材とを有し、
前記発光部材が前記フラットケーブルによって覆われていることを特徴とする入力パネル装置。 - 前記発光部材が、前記フラットケーブル上の前記導光部材と対向する面に設けられている請求項1記載の入力パネル装置。
- 前記発光部材に電力を与える供給線が、前記フラットケーブルに設けられている請求項1または2記載の入力パネル装置。
- 前記フラットケーブルには、前記導光部材の側方の位置にて折り曲げられた折曲部が形成されており、この折曲部に前記発光部材が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の入力パネル装置。
- 前記フラットケーブルに、光を反射する塗料が印刷されている請求項ないし4のいずれかに記載の入力パネル装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002294506A JP2004134093A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 入力パネル装置 |
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Publications (1)
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JP2004134093A true JP2004134093A (ja) | 2004-04-30 |
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Family Applications (1)
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JP2002294506A Withdrawn JP2004134093A (ja) | 2002-10-08 | 2002-10-08 | 入力パネル装置 |
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JP (1) | JP2004134093A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010540978A (ja) * | 2007-09-11 | 2010-12-24 | オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 表示装置およびキーボード装置 |
CN101256911B (zh) * | 2008-04-11 | 2012-06-06 | 精模电子科技(深圳)有限公司 | 具有导光板的发光键盘 |
JP2012199254A (ja) * | 2012-07-23 | 2012-10-18 | Sumitomo Electric Printed Circuit Inc | 配線板モジュール及び電子機器 |
CN103187198A (zh) * | 2011-12-30 | 2013-07-03 | 联想(北京)有限公司 | 一种背光键盘 |
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2002
- 2002-10-08 JP JP2002294506A patent/JP2004134093A/ja not_active Withdrawn
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