JP2020022098A - 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】センサユニットに関するエラーの通知の利便性を高める。【解決手段】原稿台上の原稿を読み取り可能なセンサユニットと、ユーザ操作に基づいてセンサユニットの移動を制限可能な固定部材と、を備える画像読取装置であって、センサユニットを移動させるための所定の制御を行う制御手段と、所定の制御によるセンサユニットの移動量を検出する検出手段と、検出された所定の制御によるセンサユニットの移動量に基づいて、固定部材によってセンサユニットの移動が制限されているか否かを判定するための判定処理を実行する判定手段と、固定部材によってセンサユニットの移動が制限されていると判定された場合、固定部材によってセンサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知処理を実行する通知手段と、を備える。【選択図】図5
Description
画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及びプログラムに関する。
画像読取装置は、筐体内でセンサユニットを移動させることで、原稿台上に載置された原稿を読み取る。しかし、画像読取装置の輸送時に、該装置に振動を加えたり該装置を落下させたりすると、センサユニットの組み付け精度が低下し、原稿の読み取りが正常にできなくなることがある。このため、画像読取装置には、輸送時などにセンサユニットが必要以上に移動したり振動したりしないように、センサユニットを固定するためのロック部材が設けられている。しかし、ユーザがロック部材によるセンサユニットの固定を解除せずに、原稿の読み取りを画像読取装置に指示した場合、画像読取装置は、原稿を適切に読み取ることができない。
特許文献1には、画像読取装置の筐体内にフォトセンサを設置し、該フォトセンサからの検出信号に基づいて、センサユニットがロック部材で固定されていて移動不能になっているか否かを判断し、エラーを通知する方法が提案されている。
ところで、センサユニットを移動させることで原稿を読み取る画像読取装置が普及するに当たり、センサユニットに関するエラーの通知の利便性を高めることが求められている。
本発明による画像処理装置は、原稿台上の原稿を読み取り可能なセンサユニットと、ユーザ操作に基づいて前記センサユニットの移動を制限可能な固定部材と、を備える画像読取装置であって、前記センサユニットを移動させるための所定の制御を行う制御手段と、前記所定の制御による前記センサユニットの移動量を検出する検出手段と、前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量に基づいて、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されているか否かを判定するための判定処理を実行する判定手段と、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていると判定された場合、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知処理を実行する通知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、センサユニットに関するエラーの通知の利便性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態に記載されている構成要素は、本発明の例としての形態を示すものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における画像読取装置を説明するための図である。図1(a)には、第1実施形態における画像読取装置100の外観図が示されている。本実施形態における画像読取装置100は、例えばシングルファンクションスキャナ(SFS)である。なお、SFSに限定されず、スキャナ機能の他に印刷機能やコピー機能、メール機能等を有するマルチファンクションスキャナ(MFS)であっても良い。
図1は、第1実施形態における画像読取装置を説明するための図である。図1(a)には、第1実施形態における画像読取装置100の外観図が示されている。本実施形態における画像読取装置100は、例えばシングルファンクションスキャナ(SFS)である。なお、SFSに限定されず、スキャナ機能の他に印刷機能やコピー機能、メール機能等を有するマルチファンクションスキャナ(MFS)であっても良い。
図1(a)に示すように、画像読取装置100は、原稿台101、原稿台カバー102、及びシート103を備える。原稿台101は、ユーザが原稿を設置する場所である。原稿台カバー102は、原稿台101に載置された原稿を押さえて、該原稿を原稿台101に固定する圧板である。原稿台カバー102は、外光の影響を軽減する等の役割を有する。シート103は、原稿以外の部分が白画像として読み取られるように原稿台カバー102に装着される白色のシートである。
図1(b)には、画像読取装置100の断面Ib−Ib´を模式的に示した図が示されている。画像読取装置100は、原稿台101に載置された原稿を光学的に読み取るCIS(Contact Image Sensor)ユニット110、ロック部材120、コンタクトガラス130、フレーム140、及びヒンジ150を備える。画像読取装置100は、CISユニット110を水平方向(図1(B)の左右方向)に移動させる機構(図示せず)を備える。CISユニット110は、発光部111、ロッドレンズアレイ112、イメージセンサアレイ113、及びロック受け口114を含むセンサユニットである。コンタクトガラス130は、図1(b)に示すように、スキャナセンサと原稿Sとの間の距離を一定に保つために設けられている。原稿台カバー102は、原稿台101に設置されたヒンジ150を支点として上方(図1(B)における上方)に持ち上げることができる。ユーザは、原稿台カバー102を持ち上げて原稿台101に原稿Sをセットする。発光部111は、光源(本実施形態ではLED)と導光体とを含み、光源から出射された光を導光体により線照明に変換して原稿Sに照射する。ロッドレンズアレイ112は、原稿Sから反射された光をイメージセンサアレイ113に導く。イメージセンサアレイ113は、光電変換により画像信号を発生する。フレーム140は、画像読取装置100の筺体である。基準位置マーク170は、原稿台101上の原稿Sの副走査方向の位置を得る際に基準とされる位置に形成されている。基準側側壁160は、フレーム140の基準側(本実施形態では、図1(b)における左側)となる側壁である。基準側側壁160の位置は、CISユニット110の副走査方向の位置を得る際に基準とされる。ロック部材120は、CISユニット110を固定するための部材(固定部材)であり、CISユニット110の移動経路上に設置されている。本実施形態では、CISユニット110のロック受け口114にロック部材120が挿し込まれると、CISユニット110が固定される。なお、本実施形態では、CISユニット110がホームポジションから副走査方向に所定量離れた位置に位置する場合に、ロック部材120をロック受け口114に挿し込むことができるように、ロック部材120が設置されているものとする。なお、本実施形態では、CISユニット110がロック部材120によって固定されても、走査方向や副走査方向に少量は移動することが可能であり、移動が完全に制限されるわけではない。しかし、CISユニット110がロック部材120によって固定された場合に、移動が完全に制限される形態であっても良い。すなわち、ロック部材120は、ユーザ操作によってCISユニット110の移動を制限可能な部材であり、CISユニット110は、ロック部材120によって移動が制限されている状態とロック部材120によって移動が制限されていない状態とになりえる。ここで、ホームポジションとは、画像読取装置100の動作待機中にCISユニット110を位置させる位置である。本実施形態では、CISユニット110の左側側面(図1(b)における左側側面)が基準側側壁160に接する位置をCISユニット110のホームポジションとする。
図1(c)には、画像読取装置100を上方から俯瞰した様子が模式的に示されている。なお、図の簡略化のため、図1(c)では原稿台カバー102を省略している。図1(c)には、画像読取装置100がスキャン動作を実行しているときの様子が示されているため、CISユニット110は、ホームポジションから離れた位置にある。CISユニット110のイメージセンサアレイ113は、光が入射されるとその光に対して光電変換を行って電流を出力する複数のセンサからなり、各センサは、一次元に並んで配置されている。本実施形態では、センサが並んでいる方向をスキャン動作の主走査方向とする。イメージセンサアレイ113を構成しているセンサの一つ一つからセンサの配置順に出力(電流)が得られ、その出力がA/D変換される。
図2は、第1実施形態における画像読取装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。画像読取装置100は、制御部201、スキャナ部210、及びUI(ユーザインタフェース)部211を有する。制御部201は、画像読取装置100全体の動作を制御する。制御部201は、CPU202、RAM203、ROM204、画像処理部205、スキャナ部I/F207、UI部I/F208、及びUSB I/F209を含む。制御部201内の各部は、バス206を介して互いに接続されている。CPU202は、ROM204に記憶された制御プログラムをRAM203に展開し、それらの制御プログラムを必要に応じてRAM203から読み出して、各種制御を行う。RAM203は、ワークエリアや、ROM204に記憶された各種プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ROM204は、例えばフラッシュストレージであって、画像データ、各種プログラム及び各種設定情報を記憶する。なお、ROM204として、ハードディスク等の補助記憶装置が用いられてもよい。本実施形態の画像読取装置100では、1つのCPU202が1つのメモリ(RAM203)を用いて後述する各フローチャートに示す各処理を実行するものとする。ただし、複数のCPUや複数のRAM、ROM及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行するようにしてもよい。また、ハードウェア回路を用いて、画像読取装置100で行われる処理の一部を実行するようにしてもよい。スキャナ部I/F207は、スキャナ部(画像読取部とも呼ぶ)210と制御部201とを接続するためのインタフェースである。スキャナ部210は、原稿台101にセットされた原稿をスキャンしてデジタル画像データを生成する。そして、スキャナ部210は、生成したデジタル画像データをスキャナ部I/F207を介して制御部201のRAM203に転送する。UI部I/F208は、UI部211と制御部201とを接続するためのインタフェースである。UI部211は、タッチパネル機能を有する液晶ディスプレイや操作キーなどを備えていて、ユーザに情報を提示する表示部やユーザの指示を受け付ける受付部として機能する。USB I/F209は、画像読取装置100に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)20とのUSB通信を制御する。PC20は、画像読取装置100に対してスキャン動作命令を入力可能な外部装置である。外部装置として、PC以外に、例えば、スマートフォンやタブレット端末、携帯電話、PDA等を適用可能である。例えば、PC20からUSBケーブル経由でスキャン動作命令が入力された場合、USB I/F209がその入力を受け付けて、スキャン動作命令をRAM203に保存する。CPU202は、RAM203に保存されたスキャン動作命令に従って、スキャナ部I/F207を介してスキャナ部210にスキャン動作を実行させる。そして、CPU202は、スキャン動作により得られたデジタル画像データを一時的にRAM203に保存する。RAM203に保存されたデジタル画像データは、USB I/F209を介してPC20に転送される。これにより、PC20が備える表示部に、スキャン動作により得られたデジタル画像データに基づく画像が表示されうる。CPU202は、デジタル画像データがPC20に転送されたことを確認すると、RAM203に保存されたデジタル画像データを削除する。スキャン動作命令に応じたデジタル画像データの転送と削除とがすべて終了すると、CPU202は、スキャナ部210のスキャン動作を終了させる。画像処理部205は、スキャン動作により得られたデジタル画像データに対して画像処理や補正を行う。画像処理部205は、主に、RAM203に展開された制御プログラムでは時間がかかってしまうような画像処理や補正をハード機能で実行させたい場合に用いられる。
次に、図2に示す画像読取装置100の構成要素のうち、スキャン動作に関わる構成要素について詳細に説明する。図3は、画像読取装置100におけるスキャン動作に関わる各部のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、スキャナ部210は、センサ制御部301、点灯制御部302、及びモータ制御部303を含む。スキャナ部I/F207は、A/D変換回路311及びスキャナ制御回路312を含む。
センサ制御部301は、前述したイメージセンサアレイ113の動作を制御する。点灯制御部302は、前述した発光部111の点灯を制御する。モータ制御部303は、CISユニット110を移動させるためのモータ(不図示)を制御する。なお、本実施形態では、アクチュエータとしてモータを用いるが、モータ以外のアクチュエータが用いられてもよい。
A/D変換回路311は、センサ制御部301から取得したアナログ信号をデジタル変換する。スキャナ制御回路312は、後述するスキャナ制御モジュール411からの指示に応じて、モータ制御部303を制御してモータを駆動させる。
次に、画像読取装置100のソフトウェア構成について説明する。図4は、画像読取装置100の各構成要素を制御するソフトウェア(RAM203に展開された制御プログラム)の構成を示すブロック図である。制御プログラムは、図4に示すように、アプリケーション400、ミドルウェア410、及びオペレーションシステム(OS)420の3つのブロックに大別される。
OS420は、制御部201で制御プログラムを実行するための基礎的な機能を提供する。ミドルウェア410は、スキャナ部210やUI部211などの物理的なデバイスとのインタフェース(I/F)を制御するソフトウェア群で構成される。本実施形態では、ミドルウェア410は、スキャナ部I/F207を制御するスキャナ制御モジュール411、USB I/F209を制御するI/F制御モジュール412、UI部I/F208を制御するUI制御モジュール413を有する。アプリケーション400は、ミドルウェア410の各モジュールを介して各デバイスを動作させて、画像読取装置100がユーザに提供する各種機能(スキャナ機能等)を実現するためのソフトウェア群で構成される。例えば、UI部211やUI部I/F208を介してユーザが情報を入力すると、I/F制御モジュール412がその情報をアプリケーション400に通知する。通知された情報はアプリケーション400にて解析され、その情報がスキャン動作命令であれば、機能管理アプリケーション401が、スキャンジョブを発行し、該ジョブをジョブ管理アプリケーション402に実行させる。このとき、ジョブ管理アプリケーション402は、ミドルウェア410のスキャナ制御モジュール411を用いて、スキャナ部210にスキャン動作を実行させる。その際、上述したように、スキャナ制御モジュール411は、スキャナ制御回路312を介してモータ制御部303を制御して、CISユニット110の移動制御を行う。ジョブ管理アプリケーション402は、スキャン動作の結果取得されたデジタル画像データをRAM203に保存する。なお、ジョブ管理アプリケーション402がデジタル画像データをRAM203に保存する際、上述したように、デジタル画像データに対して何らかの画像処理や補正が必要になる場合がある。その場合は、スキャナ制御モジュール411は、画像処理部205を用いて、デジタル画像データに対して必要な画像処理や補正を施す。デジタル画像データはRAM203に蓄積された後、I/F制御モジュール412を介してPC20に送信される。このように各モジュールが連動することで、画像読取装置100が提供する各機能が実現される。
ここで、画像読取装置100におけるスキャン動作を詳しく説明する。上述したように、イメージセンサアレイ113は複数個のセンサで構成され、それぞれの出力はA/D変換される。主走査方向(センサが並んでいる方向)1ライン分の出力(デジタル画像データ)は、RAM203に保存される。主走査方向1ライン分の出力の個数は、ジョブ管理アプリケーション402によって指定された解像度によって変化する。スキャン動作対象範囲が指定されると、スキャナ制御モジュール411は、まず、イメージセンサアレイ113の主走査方向のスキャン動作範囲を指定する。これにより、イメージセンサアレイ113の主走査方向1ライン分の出力のうち、どの範囲がスキャン画像データに使用されるかが決定される。また、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110の駆動方向(副走査方向)のスキャン動作範囲を指定する。これにより、CISユニット110が駆動方向においてどれだけ移動するかが決定される。スキャナ部210は、スキャナ部I/F207を介してスキャナ制御モジュール411から読取命令を受け取ると、点灯制御部302が、発光部111のLEDを点灯させ、モータ制御部303が、CISユニット110を移動させる。それにより、コンタクトガラス130にセットされた原稿S(原稿台上に載置された原稿)が走査される。このとき、点灯制御部302は、LEDの点灯色をR(Red),G(Green),B(Blue)と順次切り替えて、入射光をR,G,Bと変化させる。そして、入射光に対する原稿Sからの反射光は、ロッドレンズアレイ112を介してイメージセンサアレイ113に導かれ、該反射光に応じたアナログ信号が、イメージセンサアレイ113からセンサ制御部301を介してA/D変換回路311に入力される。A/D変換回路311は、入力したアナログ信号をデジタル信号に変換する。このようにして、各色の出力(デジタル画像データ)が得られる。さらに、画像処理部205により各色のデジタル画像データが合成されて、カラーのデジタル画像データが得られる。また、必要に応じて、画像処理部205による画像処理や補正がデジタル画像データに対して施される。スキャナ制御モジュール411は、デジタル画像データをRAM203に保存する。このようにして、コンタクトガラス130にセットされた原稿Sのデジタル画像データが生成される。スキャナ制御モジュール411は、原稿Sに対するスキャン動作が完了すると、次の原稿に対するスキャン動作のために、CISユニット110をホームポジションに移動させる。なお、本実施形態において、スキャン動作中のCISユニット110の移動量を検出し、画像読取装置100が備える不図示の光学式エンコーダによって、スキャン動作中のCISユニット110の移動が制御される。具体的には、光学式エンコーダによって検出されるスキャン動作中のCISユニット110の移動量に基づいて、スキャン終了タイミングや、CISユニット110の移動を折り返すタイミングが制御される。また、本実施形態において光学式エンコーダは、スキャン動作中のCISユニット110の移動量だけでなく、後述のエラー検知に用いられる移動量検出も行う。
図5は、CISユニット110でエラーが発生しているか否かを判定するための、第1実施形態における処理(以下、エラー判定処理と呼ぶ。)を示すフローチャートである。本フローチャートが示す処理は、CPU202が、ROM204等に記憶されているプログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。
制御部201に電源が供給されると、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の上流側(図1(b)における左側)に移動できなくなるまで移動させるための制御を実行する。具体的には、CISユニット110の移動を制御するモータ制御部303を所定の期間(例えば、500msec)駆動させる。これにより、CISユニット110がロック部材120等によって固定されていなければ、CISユニット110がフレームの基準側側壁160に突き当たり、ホームポジションに位置することになる。すなわち、本実施形態では、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110をフレームの基準側側壁160に突き当たるまで移動させるための制御を実行する(S501)。また、CISユニット110がフレーム140の基準側側壁に突き当たったかどうかは、不図示の光学式エンコーダの出力から判断する。スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110が基準側側壁に突き当たったら、光学式エンコーダから取得した位置を第1の位置としてRAM203に記憶し(S502)、該位置をホームポジションと定める。なお、S501においてCISユニット110が基準側側壁に突き当たる前に基準側に進むことができなくなった場合には、その時点における位置が第1の位置としてRAM203に記憶される。すなわちここでは、基準側に進むことができなくなったタイミングにおけるCISユニット110の位置が第1の位置としてRAM203に記憶される。なお、このとき第1の位置として記憶される情報は、第1の位置の座標に関する値であっても良いし、S501の処理によって第1の位置までCISユニット110が移動した距離(移動量)に関する値であっても良い。また、本実施形態では、光学式エンコーダを用いてCISユニット110の位置検出を行っているが、その他の方法で位置検出を行うようにしてもよい。
次いで、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の下流側(図1(b)における右側)に移動できなくなるまで移動させるための制御を実行する。具体的には、CISユニット110が特定の距離移動するために必要な駆動量分、モータ制御部303を駆動させる。これにより、CISユニット110がロック部材120等によって固定されていなければ、CISユニット110がフレームの非基準側(図1(b)における右側)側壁に突き当たることになる。すなわち、本実施形態では、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110をフレームの非基準側側壁に突き当たるまで移動させるための制御を実行する(S503)。スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110が非基準側側壁に突き当たったら、光学式エンコーダから取得した位置を第2の位置としてRAM203に記憶する(S504)。なお、S503においてCISユニット110が非基準側側壁に突き当たる前に非基準側に進むことができなくなった場合には、その時点における位置が第2の位置としてRAM203に記憶される。すなわちここでは、非基準側に進むことができなくなったタイミングにおけるCISユニット110の位置が第2の位置としてRAM203に記憶される。なお、このとき第2の位置として記憶される情報は、第2の位置の座標に関する値であっても良いし、S503の処理によって第2の位置までCISユニット110が移動した距離(移動量)に関する値であっても良い。
スキャナ制御モジュール411は、RAM203に記憶された第1の位置と第2の位置に基づいて、第1の移動量を特定する(S505)。第1の移動量は、S501において基準側に進むことができなくなったタイミングにおけるCISユニット110の位置と、S503において非基準側に進むことができなくなったタイミングにおけるCISユニット110の位置との間の距離に相当する。スキャナ制御モジュール411は、第1の移動量と予め定められた第1の閾値とを比較する(S506)。第1の移動量が第1の閾値以上であれば(S506のYES)、スキャナ制御モジュール411は、正常にCISユニット110を移動できたと判断して処理を終了する。正常にCISユニット110を移動できた場合には、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110をホームポジションに移動させ、PC20からスキャン動作命令が入力されるまで待機する。
第1の移動量が第1の閾値未満であれば(S506のNO)、CISユニット110が、S501やS503において移動できなかったか、あるいはその移動量が少ないことになる。すなわち、制御部201への電源供給前に、CISユニット110のロック受け口114にロック部材120が挿し込まれていて、CISユニット110が固定されている可能性が高い。そこで、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110の移動の際にエラーが生じたと判断し、CISユニット110に関するエラーを通知する通知処理を実行する(S507)。具体的にはこのとき、CISユニット110に関するエラーが生じていることを通知するための通知情報を、PC20に送信する。これにより、PC20の表示部に、CISユニット110に関するエラーが生じていることを通知するための通知画面が表示される。当該通知画面には例えば、エラーを解消するための方法を示す領域が含まれていても良い。具体的には、ロック部材120によるCISユニット110の固定の解除をユーザに促す領域が含まれていても良い。また、当該通知画面は、UI部211に表示されても良い。また、当該通知画面は、ロック部材120によってCISユニット110が固定されていることを通知するための画面であっても良い。すなわちこのとき、CISユニット110に関する通知が実行されればよい。その後、処理を終了する。第1の閾値は、フレーム140のサイズ(副走査方向のサイズ)をもとに予め決められるものとする。
以上のように、本実施形態によれば、画像読取装置100の制御部201に電源が供給された際に、CISユニット110にエラーが生じているか否かを判断し、その結果を通知することができる。また、本実施形態では、エンコーダから取得されるCISユニット110の移動量に基づいて、CISユニット110に関するエラーを検出している。CISユニット110の移動量の検出機構(本実施形態ではエンコーダ)は、CISユニット110を移動させることで原稿の読み取りを行う画像読取装置には当然備わっている構成である。そのため、本実施形態では、画像読取装置100の筐体内にフォトセンサ等の特別な機構を設けることなく、開発コストを抑えたまま、CISユニット110に関するエラーの検出を電源供給開始時に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、CISユニット110が単に移動できたか否かを検出するだけではなく、CISユニット110が予め定められた所定の移動量分移動できたか否かを検出している。CISユニット110が単に移動できたか否かを検出する形態では例えば、ロック部材120によるCISユニット110の固定が解除されているが、移動経路上にあるごみ等の不純物によりCISユニット110が途中で移動できなくなるエラーを検知できない。本実施形態では、CISユニット110が予め定められた所定の移動量分移動できたか否かを検出することで、上述のエラーも検知することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、制御部201に電源が供給された際にエラーの有無を判断して、その結果をユーザに通知する画像読取装置を例にした。本実施形態では、スキャン動作時のCISユニットの移動量に基づきエラーの有無を判断して、その結果をユーザに通知する画像読取装置について説明する。なお、第2実施形態における画像読取装置の構成は、図1〜図4に示す第1実施形態の構成と同様であるため説明を省略する。図6は、第2実施形態におけるエラー判定処理を示すフローチャートである。本フローチャートが示す処理は、CPU202が、ROM204等に記憶されているプログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。
第1実施形態では、制御部201に電源が供給された際にエラーの有無を判断して、その結果をユーザに通知する画像読取装置を例にした。本実施形態では、スキャン動作時のCISユニットの移動量に基づきエラーの有無を判断して、その結果をユーザに通知する画像読取装置について説明する。なお、第2実施形態における画像読取装置の構成は、図1〜図4に示す第1実施形態の構成と同様であるため説明を省略する。図6は、第2実施形態におけるエラー判定処理を示すフローチャートである。本フローチャートが示す処理は、CPU202が、ROM204等に記憶されているプログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。
PC20からスキャン動作命令を入力すると、スキャナ制御モジュール411は、スキャン動作命令に従い、CISユニット110をホームポジションから非基準側側壁に向かって移動させながら、スキャン動作を行うための制御を実行する(S601)。具体的には、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110が非基準側側壁に向かって移動するように、モータ制御部303を駆動させながら、スキャン動作を実行する。これにより、CISユニット110がロック部材120等によって固定されていなければ、原稿の大きさ等に基づいて決定される適切な読み取り範囲分、CISユニット110が移動することになる。スキャン動作終了後、スキャナ制御モジュール411は、スキャン動作に伴うCISユニット110の移動量、すなわちホームポジションから非基準側への移動量を、第2の移動量としてRAM203に記憶する(S602)。次いで、スキャナ制御モジュール411は、スキャン動作が終了した位置からホームポジションまで、CISユニット110を移動させるための制御を実行する(S603)。具体的には、スキャナ制御モジュール411は、適切な読み取り範囲に基づいて定められるスキャン動作が終了した位置からホームポジションまでCISユニット110が移動するために必要な駆動量分、モータ制御部303を駆動させる。これにより、CISユニット110がロック部材120等によって固定されていなければ、CISユニット110がホームポジションまで移動することになる。そして、スキャナ制御モジュール411は、S603におけるCISユニット110の移動量を、第3の移動量としてRAM203に記憶する(S604)。スキャナ制御モジュール411は、第2の移動量と第3の移動量との差分を特定し、その差分が予め定められた第2の閾値未満であるか否かを確認する(S605)。第2の移動量と第3の移動量との差分が予め定められた第2の閾値未満であれば(S605のYES)、スキャナ制御モジュール411は、正常にCISユニット110を移動できたと判断して処理を終了する。第2の移動量と第3の移動量との差分が第2の閾値以上であれば(S605のNO)、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110の移動の際にエラーが生じたと判断し、エラーを通知して(S606)、処理を終了する。なお、エラーと判断される要因の1つとしては、スキャン動作中にロック部材120がロック状態にされ、CISユニット110がホームポジションまで移動できなくなっていることが挙げられる。ここで、ロック状態とは、フレーム140の底面(図1(b)における下側の面)から上方(図1(b)における上方)にロック部材120が突出している状態である。CISユニット110がロック部材120よりも非基準側に位置するときにロック部材120がロック状態にされると、CISユニット110がホームポジションに復帰する経路の途中で、CISユニット110の基準側の側面とロック部材120とが当接する。それにより、CISユニット110は、ホームポジションまで戻れなくなる。第2の閾値は、フレーム140における基準側側壁160からロック部材120までの距離をもとに予め決められるものとする。
以上のように、本実施形態では、スキャン動作時のCISユニットの移動量に基づき、CISユニット110にエラーが生じているか否かを判断し、その結果を通知する。したがって、本実施形態によれば、画像読取装置100の筐体内にフォトセンサ等の特別な機構を設けることなく、開発コストを抑えたまま、CISユニット110におけるエラーの検出をスキャン動作実行時に行うことが可能となる。
[第3実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態と異なる形態で、CISユニットの移動量に基づきエラーの有無を判定する方法について説明する。なお、第3実施形態における画像読取装置の構成は、図1〜図4に示す第1実施形態の構成と同様であるため説明を省略する。図7は、第3実施形態におけるエラー判定処理を示すフローチャートである。
第1実施形態及び第2実施形態と異なる形態で、CISユニットの移動量に基づきエラーの有無を判定する方法について説明する。なお、第3実施形態における画像読取装置の構成は、図1〜図4に示す第1実施形態の構成と同様であるため説明を省略する。図7は、第3実施形態におけるエラー判定処理を示すフローチャートである。
図7は、CISユニット110でエラーが発生しているか否かを判定するための、第3実施形態における処理を示すフローチャートである。本フローチャートが示す処理は、CPU202が、ROM204等に記憶されているプログラムをRAM203に読み出して実行することにより実現される。なお、本フローチャートの処理は、画像読取装置100の電源がオンされ、制御部201に電力の供給が開始された場合に開始されるものとする。
制御部201に電源が供給されると、S701にて、今回の電源投入による画像読取装置100の起動が、正常起動か否か(異常起動か)が判定される。正常起動とは、画像読取装置100がアイドル状態(スキャン実行状態でない状態)で電源がオフされた後の起動である。今回の電源投入による画像読取装置100の起動が正常起動であれば、CISユニット110はホームポジションに位置しているはずであり、CISユニット110がロック部材120によって固定されていないはずである。そのため、本判定がYESであれば、S710に進み、後述のエラー検知が行われない。一方異常起動とは、画像読取装置100がスキャン実行状態で電源がオフされた後の起動や、画像読取装置100の着荷後初めての起動である。今回の電源投入による画像読取装置100の起動が異常起動であれば、CISユニット110がホームポジションに位置していなかったり、CISユニット110がロック部材120によって固定されていたりする可能性がある。そのため、本判定がNOであれば、S702に進み、後述のエラー検知を行う。
S702では、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の上流側(図1(b)における左側)に移動させるための制御を実行する。具体的には、CISユニット110の移動を制御するモータ制御部303を所定の期間(例えば、500msec)駆動させる。これにより、CISユニット110がロック部材120によって固定されていなければ、CISユニット110がフレームの基準側側壁160に突き当たり、ホームポジションに位置することになる。一方、CISユニット110がロック部材120によって固定されていれば、CISユニット110が少しだけ移動することになる。また、CISユニット110を移動させるための回路が損傷していれば、CISユニット110は全く動かない。このときのCISユニット110の移動量は、光学式エンコーダによって検知されており、RAM203に記憶される。
そこでS703では、S702の制御によりCISユニット110が移動した移動量(光学式エンコーダによって検知された移動量)が、第1の閾値以上か否かを判定する(エラー検知を実行する)。第1の閾値は、CISユニット110がロック部材120によって固定されている場合にS702の制御によりCISユニット110が移動する量より小さく、0より大きいものとする。そのため、本制御により、CISユニット110を移動させるための回路が損傷しているエラーが生じていないか否かが判定される。本判定がYESであれば、少なくとも少量はCISユニット110が移動したことになり、CISユニット110を移動させるための回路が損傷しているエラーが生じていないと判定される。そのため、S705に進む。一方、本判定がNOであれば。少量もCISユニット110が移動していないことになり、CISユニット110を移動させるための回路が損傷しているエラーが生じていると判定される。そのため、S704に進む。
S704では、CISユニット110を移動させるための回路に関するエラーをユーザに通知するためのエラー通知処理が実行される。具体的にはこのとき、CISユニット110を移動させるための回路に関するエラーが生じていることを通知するための通知情報を、PC20に送信する。これにより、PC20の表示部に、CISユニット110を移動させるための回路に関するエラーが生じていることを通知するためのエラー通知画面が表示される。なお、CISユニット110を移動させるための回路に関するエラーは、具体的には、CISユニット110を移動させるためのモータのメカ的な故障や、モータドライバ(モータ制御部303に相当)の電気的な故障によるエラーである。これらのエラーをユーザが解消することは困難であるため、当該エラー通知画面には、サービスマンをコールすることをユーザに促す領域が含まれる。なお、当該エラー通知画面が、UI部211に表示されても良い。その後、処理が終了する。
S705では、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の下流側(図1(b)における右側)に移動させるための制御を実行する。具体的には、CISユニット110の移動を制御するモータ制御部303を特定の期間(例えば、500msec)駆動させる。これにより、CISユニット110がロック部材120によって固定されていなければ、CISユニット110が通常通り移動することになる。一方、CISユニット110がロック部材120によって固定されていれば、CISユニット110が少しだけ(通常より少なく)移動することになる。このときのCISユニット110の移動量は、光学式エンコーダによって検知されており、RAM203に記憶される。
そこでS706では、S705の制御によりCISユニット110が移動した移動量(光学式エンコーダによって検知された移動量)が、第2の閾値以上か否かを判定する(エラー検知を実行する)。第2の閾値は、CISユニット110がロック部材120によって固定されていない場合にS702の制御によりCISユニット110が移動する量より小さいものとする。そして、CISユニット110がロック部材120によって固定されている場合にS702の制御によりCISユニット110が移動する量より大きいものとする。そのため、本制御により、CISユニット110がロック部材120によって固定されているエラーが生じていないか否かが判定される。本判定がYESであれば、S708に進み、本判定がNOであれば、S707に進む。
S707では、スキャナ制御モジュール411は、CISユニット110の移動の際にエラーが生じたと判断し、CISユニット110に関するエラーを通知する。本処理は、S507の処理と同様である。その後、処理が終了する。
S708では、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の下流側(図1(b)における右側)にさらに移動させるための制御を実行する。
S709では、CISユニット110が基準位置マーク170を検出したか否かを判定する。本判定がYESであれば、S712に進み、本判定がNOであれば、基準位置マーク170を検出するまでCISユニット110の移動を続けるため、S709を再び実行する。
今回の電源投入による画像読取装置100の起動が正常起動であると判定された場合の処理について説明する。S710では、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の下流側(図1(b)における右側)に移動させるための制御を実行する。すなわち、今回の電源投入による画像読取装置100の起動が異常起動であると判定された場合の処理と異なり、CISユニット110を副走査方向の上流側(図1(b)における左側)に移動させるための制御をこのタイミングでは実行しない。これは、今回の電源投入による画像読取装置100の起動が正常起動であれば、CISユニット110がホームポジションに位置している可能性が高く、CISユニット110を副走査方向の上流側にこれ以上移動させられない可能性が高いためである。
S711では、CISユニット110が基準位置マーク170を検出したか否かを判定する。本判定がYESであれば、S712に進み、本判定がNOであれば、基準位置マーク170を検出するまでCISユニット110の移動を続けるため、S711を再び実行する。
S712では、スキャナ制御モジュール411は、モータ制御部303を制御してモータを駆動させ、CISユニット110を副走査方向の上流側(図1(b)における左側)に移動させるための制御を実行する。これにより、CISユニット110は、ホームポジションに位置することになり、その後スキャン実行指示を受け付けた際に、適切な位置からスキャンを実行できる。
以上のように、本実施形態では、スキャン動作を開始する前に、CISユニット110にエラーが生じているか否かを判断し、その結果を通知することができる。また、本実施形態によれば、第1実施形態や第2実施形態と同様、画像読取装置の筐体内にフォトセンサ等の特別な機構を設けることなく、開発コストを抑えたまま、CISユニット110におけるエラーの検出を行うことが可能となる。また、本実施形態によれば、モータのメカ的な故障などその他のエラーと混同することなく、CISユニット(キャリッジ)のロック解除し忘れによるエラー(キャリッジロックエラー)の発生を通知することが可能となる。
なお、本実施形態では、制御部201に電源が供給された際に図7に示す処理が実行される場合について説明したが、図7に示す処理はその他のタイミングで実行されてもよい。例えば、PC20からスキャン動作命令が入力された際に図7に示す処理が実行されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、S701でNOと判定された場合に、CISユニット110を副走査方向の下流側に移動させるための制御(S702)と、CISユニット110を副走査方向の上流側に移動させるための制御(S705)との両方が実行されていた。しかし、この形態に限定されない。例えば、どちらか一方側にのみCISユニット110を移動させて、その移動量に基づいて、エラー検知が実行されても良い。
また、本実施形態では、CISユニット110を副走査方向の下流側に移動させるための制御(S702)による移動量により、回路エラーを検出していた(S703)。また、CISユニット110を副走査方向の上流側に移動させるための制御(S705)による移動量により、ロックエラーを検出していた(S706)。しかしながらこの形態に限定されない。S702の制御による移動量とS705の制御による移動量のどちらか一方により、回路エラーの検出(S703)とロックエラーの検出(S706)の両方が実行されても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (18)
- 原稿台上の原稿を読み取り可能なセンサユニットと、ユーザ操作に基づいて前記センサユニットの移動を制限可能な固定部材と、を備える画像読取装置であって、
前記センサユニットを移動させるための所定の制御を行う制御手段と、
前記所定の制御による前記センサユニットの移動量を検出する検出手段と、
前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量に基づいて、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されているか否かを判定するための判定処理を実行する判定手段と、
前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていると判定された場合、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知処理を実行する通知手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記所定の制御は、前記センサユニットを移動させるためのモータを所定の期間、駆動させる制御であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記通知処理は、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知情報を、前記画像処理装置に接続している外部装置に送信する処理であり、
前記通知情報が前記外部装置に送信された場合、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知画面が、前記外部装置が備える表示部に表示されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記通知処理は、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知画面を、前記画像処理装置が備える表示部に表示する処理であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量に基づいて、前記センサユニットの移動を制御する制御部に関するエラーが生じているか否かを判定するためのエラー判定処理を実行するエラー判定手段と、
前記センサユニットの移動を制御する制御部に関するエラーが生じていると判定された場合、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するためのエラー通知処理を実行するエラー通知手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量と第1の閾値が比較されることで、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されているか否かが判定され、
前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量と、前記第1の閾値より小さい第2の閾値が比較されることで、前記制御部に関するエラーが生じているか否かが判定されることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記センサユニットを移動させるための特定の制御を行うセンサ制御手段と、
前記特定の制御による前記センサユニットの移動量を検出する移動量検出手段と、
前記検出された前記特定の制御による前記センサユニットの移動量に基づいて、前記センサユニットの移動を制御する制御部に関するエラーが生じているか否かを判定するためのエラー判定処理を実行するエラー判定手段と、
前記制御部に関するエラーが生じていると判定された場合、前記制御部に関するエラーをユーザに通知するためのエラー通知処理を実行するエラー通知手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記所定の制御は、第1の方向に前記センサユニットを移動させるための制御であり、前記特定の制御は、前記第1の方向と異なる第2の方向に前記センサユニットを移動させるための制御であることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
- 前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量と第1の閾値が比較されることで、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されているか否かが判定され、
前記検出された前記特定の制御による前記センサユニットの移動量と、前記第1の閾値より小さい第2の閾値が比較されることで、前記制御部に関するエラーが生じているか否かが判定されることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像処理装置。 - 前記エラー通知処理は、前記制御部に関するエラーをユーザに通知するための通知情報を、前記画像処理装置に接続している外部装置に送信する処理であり、
前記通知情報が前記外部装置に送信された場合、前記制御部に関するエラーをユーザに通知するためのエラー通知画面が、前記外部装置が備える表示部に表示されることを特徴とする請求項5乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記エラー通知処理は、前記制御部に関するエラーをユーザに通知するためのエラー通知画面を、前記画像処理装置が備える表示部に表示する処理であることを特徴とする請求項5乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記エラー通知画面には、サービスマンをコールするようユーザを促すための領域が含まれることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置の電源がオンされたことに基づいて、前記判定処理が実行されることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理装置がスキャン実行状態でない状態で電源がオフされた後に、前記画像処理装置の電源がオンされた場合、前記判定処理が実行されず、
前記画像処理装置がスキャン実行状態で電源がオフされた後、前記画像処理装置の電源がオンされた場合、又は前記画像処理装置の着荷後初めて前記画像処理装置の電源がオンされた場合、前記判定処理が実行されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記所定の制御による前記センサユニットの移動量は、前記画像処理装置が備えるエンコーダによって検出されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記エンコーダは、前記センサユニットによって前記原稿の読み取りが実行されている間にも、前記センサユニットの移動量を検出し、
前記センサユニットによって前記原稿の読み取りが実行されている間に検出される前記センサユニットの移動量に基づいて、前記センサユニットによって前記原稿の読み取りが制御されることを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。 - 原稿台上の原稿を読み取り可能なセンサユニットと、ユーザ操作に基づいて前記センサユニットの移動を制限可能な固定部材と、を備える画像読取装置の制御方法であって、
前記センサユニットを移動させるための所定の制御を行う制御ステップと、
前記所定の制御による前記センサユニットの移動量を検出する検出ステップと、
前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量に基づいて、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されているか否かを判定するための判定処理を実行する判定ステップと、
前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていると判定された場合、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知処理を実行する通知ステップと、を備えることを特徴とする制御方法。 - 原稿台上の原稿を読み取り可能なセンサユニットと、ユーザ操作に基づいて前記センサユニットの移動を制限可能な固定部材と、を備える画像読取装置のコンピュータに、
前記センサユニットを移動させるための所定の制御を行う制御ステップと、
前記所定の制御による前記センサユニットの移動量を検出する検出ステップと、
前記検出された前記所定の制御による前記センサユニットの移動量に基づいて、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されているか否かを判定するための判定処理を実行する判定ステップと、
前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていると判定された場合、前記固定部材によって前記センサユニットの移動が制限されていることをユーザに通知するための通知処理を実行する通知ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
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