JP2020021700A - 透明導電積層体 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]基材上に、カーボン材料を含み、表面抵抗率が1×102〜1×1011Ω/sqである導電層を有する透明導電積層体であって、
長径が10μm以上かつ短径が2μm以上であるカーボン材料が10個/cm2以下であることを特徴とする透明導電積層体;
[2]ヘイズ値が3%以下である、[1]の透明導電積層体;
[3]カーボン材料がグラフェン、フラーレン及びカーボンナノチューブからなる群より選択される少なくとも1つである、[1]又は[2]の透明導電積層体;
[4]導電層におけるカーボン材料の含有量が50mg/m2以下である、[1]〜[3]のいずれかの透明導電積層体;
[5][1]〜[4]のいずれかの透明導電積層体における導電層を形成するための導電塗料;
[6][1]〜[4]のいずれかの透明導電積層体を含む表示デバイス;並びに
[7][1]〜[4]のいずれかの透明導電積層体を含む調光デバイス。
まず、本発明の透明導電積層体について説明する。
本発明の透明導電積層体は、基材上に、カーボン材料を含み、表面抵抗率が1×102〜1×1011Ω/sqである導電層を有し、長径が10μm以上かつ短径が2μm以上であるカーボン材料が10個/cm2以下であることを特徴とする。
基材の材質としては、特に限定されるものでなく、例えば、ガラス、シクロオレフィンポリマー(COP)、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、非晶性PET、ポリエチレンナフタレート、変性ポリエステル等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリスチレン樹脂、環状オレフィン系樹脂等のポリオレフィン類樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリサルホン樹脂(PSF)、ポリエーテルサルホン樹脂(PES)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース樹脂(TAC)等が挙げられる。これらの中でも、シクロオレフィンポリマー(COP)、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリビニルアルコール樹脂及びトリアセチルセルロース樹脂(TAC)が好適に使用される。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、基材は、例えば、フィルム形状やシート形状であってもよい。
フィルム形状の場合、その厚みは特に限定されるものではないが、例えば、10〜200μmが好ましく、50〜150μmであることがより好ましい。
また、シート形状の場合は、その厚みは特に限定されるものではないが、例えば、0.1〜5mmが好ましく、0.2〜1mmであることがより好ましい。
本発明の透明導電積層体における導電層は、カーボン材料を含み、表面抵抗率が1×102〜1×1011Ω/sqである。このような導電層を設けることにより、導電性に優れた透明導電積層体を提供することができる。
機能層に用いる樹脂としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、その他汎用樹脂等が挙げられる。
カーボン材料としては、例えば、カーボンナノチューブ、グラフェン、フラーレン等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
カーボン材料は、分散剤を用いて予め水中等で分散処理したものであってもよい。
分散剤としては、例えば、陽イオン性分散剤、陰イオン性分散剤、両イオン性分散剤、非イオン性分散剤、高分子系分散剤等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、分散剤としては、HLB値が12以上のものが好ましく、14以上のものがより好ましい。なお、本明細書におけるHLB値は、以下の数式により算出することができる:
グリフィン法:HLB値=[(親水部分の分子量)÷(全体の分子量)]×20
導電塗料は、導電層とした際の強度を高めるため、バインダー樹脂を含んでいてもよい。バインダー樹脂としては、特に限定されないが、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン、シリケート樹脂、チタネート樹脂、アルミネート樹脂等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。特に強度、透明性、耐久性の点では、少なくともシリケート樹脂又はメラミン樹脂を含むことが好ましい。
SiR4 (1)
[式中、Rは、水素、水酸基、炭素数1〜4のアルコキシ基、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいフェニル基であるが、4つのRのうち少なくとも1個は炭素数1〜4のアルコキシ基又は水酸基である]。
シリケート樹脂は、一般式(1)により表されるアルコキシシランが2分子以上縮合したものであることが好ましい。
アルコキシシランオリゴマーの構造は特に限定されず、直鎖状であっても良く、分岐状でもよい。
導電塗料は、基材に対する親和性を高めるために、レベリング剤を含有することが好ましい。レベリング剤を添加することにより、導電層を形成する際にハジキやムラが生じることを抑制することができる。レベリング剤としては、親水性が高い方が、カーボン材料の分散を阻害しないことから、HLB値が10以上のものが好ましく、12以上のものがより好ましい。また、疎水性であるカーボン材料に対して分散剤よりも高い親和性を有することが好ましく、そのために分散剤より疎水性が高いことが好ましい。
導電塗料は、基材に対する親和性を高めるために溶媒を含んでいてもよい。溶媒としては、特に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロパノール等のアルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール等のエチレングリコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルアセテート類;プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のプロピレングリコール類;プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル等のプロピレングリコールエーテル類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールエーテルアセテート類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;トルエン、キシレン(o−、m−、あるいはp−キシレン)、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類:酢酸エチル、酢酸ブチル、アセト酢酸エチル、オルト酢酸メチル、オルトギ酸エチル等のエステル類:N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン、N−メチルピロリドン等のアミド化合物;トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、カテコール、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、グリセリン、等のヒドロキシル基含有化合物;ジメチルスルホキシド等のスルホ基を有する化合物;ハロゲン類、イソホロン、プロピレンカーボネート、アセチルアセトン、アセトニトリル等の有機溶剤に加え、水とこれらの有機溶剤との混合溶媒(含水有機溶剤)、2種以上の有機溶剤の混合溶媒等が挙げられる。カーボン材料の分散安定性と、基材への塗布性の点からは、これらの中でも、水と有機溶剤との混合溶媒が好ましく、水とアルコール類との混合溶媒がより好ましく、水とメタノール、水とエタノール、水と2−プロパノールの組み合わせがさらに好ましい。また、塗布性向上のために、エチレングリコール類、プロピレングリコール類、アミド化合物等を添加することも有効である。
導電塗料は、さらに、導電性高分子、架橋剤、触媒、酸化防止剤、消泡剤、レオロジーコントロール剤、中和剤、増粘剤等を含有していてもよい。
導電性高分子とポリ陰イオンとの複合体としては、導電性に特に優れることから、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)とポリスチレンスルホン酸との複合体であることが好ましい。
フィルターの材質は、特に限定されず、例えば、ナイロン、セルロース、セルロースアセテートとニトロセルロースの混合物、セルロースエステル等のセルロース誘導体、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフロライド、テフロン(登録商標)、ポリフッ化ビニル等のフッ素樹脂、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、セラミック、金属、ポリカーボネート、ガラス、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンまたはパーフルオロスルホン(カルボン)酸等が挙げられる。これらの中では、ポリオレフィンが好ましい。フィルターの材質によっては、カーボン材料がフィルターに吸着され、導電塗料を用いて導電層を形成した際に表面抵抗率が高くなり過ぎることがあるが、ポリオレフィンを用いたフィルターであればカーボン材料と相互作用しにくいことから、フィルター濾過を経てもなお十分な表面抵抗率を発現可能な導電塗料が得られることがある。
本明細書において、カーボン材料の長径、短径及び個数は、後の実施例に記載するとおり、光学顕微鏡にて測定、評価するものをいう。
本発明におけるヘイズ値はJIS K 7136に準拠して測定されるものをいう。
上述する導電塗料も本発明の態様の1つであり、本発明の導電塗料を用いることで本発明の透明導電積層体を製造することができる。
導電塗料は、例えば、分散剤の存在下、カーボン材料を水や有機溶剤中で分散処理する工程を経ることにより製造することができる。分散処理は、例えば、振動ミル、遊星ミル、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、ジェットミル、ロールミル、ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、高圧ホモジナイザー、超音波装置等を用いて行うことができる。高い導電性と透明性を発揮し得る導電塗料を得るためには、超音波ホモジナイザー又は高圧ホモジナイザーのいずれか少なくとも1つを用いて分散処理を行うことが好ましい。
ここで、表面抵抗率の極小点を超える条件の分散処理は、使用する装置の処理方法や処理量に応じて、当該分野における技術常識に基づき適宜設定することができる。
本発明の透明導電積層体は、高い導電性や透明性が必要な用途に適用することが可能であり、表示デバイスや調光デバイスの用途に特に好適に使用される。
1−1.基材
・無アルカリガラス板(コーニング社製、EAGLE XG、ヘイズ0.1%)
無アルカリガラス板は、エッチング処理及びアルカリ処理を行ったものを使用した。エッチング処理は、ガラス基板を水洗した後、1%のフッ酸、5%の塩酸、2%の硫酸、及び水からなるエッチング液中に浸漬し、ガラス表面を化学研磨した。その後、水洗を行い、ドライヤーにて乾燥させた。アルカリ処理は、水酸化カリウム水溶液を使用し、ガラス基板表面を洗浄した。その後、カラス基板を水洗し、ドライヤーにて乾燥させた。
・PETフィルム(東レ株式会社製、ルミラーT60、ヘイズ2.1%)
・アクリル樹脂フィルム(住友化学株式会社製、テクノロイS001G、ヘイズ0.9%)
・単層カーボンナノチューブ(SWCNT)水分散体1(名城ナノカーボン社製、SWNT分散液、カーボンナノチューブ濃度 0.1%、固形分率0.5%)
・単層カーボンナノチューブ(SWCNT)水分散体2(製造例1にて作製、固形分0.5%)
・単層カーボンナノチューブ(SWCNT)水分散体3(製造例2にて作製、固形分0.5%)
・二層カーボンナノチューブ(DWCNT)水分散体(製造例3にて作製、固形分率1.1%)
・多層カーボンナノチューブ(MWCNT)(冨士色素株式会社社製、MWNT分散液、カーボンナノチューブ濃度 5%、固形分率8%)
・グラフェン(XG Science社製、H−5水分散液、固形分率15%)
・ポリエーテル系(クラリアント社製、品名:Emulsogen LCN070、HLB:13)
・フッ素系 (デュポン株式会社製、CAPSTONE FS−3100、不揮発分100%)
・シロキサン系(東レ・ダウコーニング社製、8029Additive)
・テトラエトキシシリケート(東京化成工業株式会社製)
・テトラエトキシシリケートの重縮合物(コルコート株式会社製、エチルシリケート40)
・メラミン(DIC株式会社製、ベッカミンM−3、固形分率77%)
・ポリウレタン(第一工業製薬株式会社製、スーパーフレックス830HS、固形分率35%、ガラス転移温度68℃)
・アクリル樹脂(東亞合成株式会社製、ジュリマーFC−80、固形分率30%、ガラス転移温度50℃)
・硝酸(富士フィルム和光純薬株式会社製)
・硫酸(富士フィルム和光純薬株式会社製)
・ギ酸(富士フィルム和光純薬株式会社製)
・ドデシルベンゼンスルホン酸(DBS)(富士フィルム和光純薬株式会社製)
・クメンスルホン酸(CS)(テイカ社製、品名:テイカトックス500)
・ポリオレフィン(PO)系フィルター(3M株式会社製、Betapure AU0911120、孔径1μm)
・ポリオレフィン(PO)系フィルター(日本インテグリス株式会社製、孔径2.5μm)
・ポリオレフィン(PO)系フィルター(台湾グレース株式会社製、孔径5μm)
・ポリオレフィン(PO)系フィルター(3M株式会社製、Micro−Klean DPPPC−2−A、孔径10μm)
・テフロン(登録商標)(PTFE)系フィルター(ウインテック株式会社製、FPF−500、孔径5μm)
・テフロン(登録商標)(PTFE)系フィルター(ウインテック株式会社製、FPF−045、孔径0.45μm)
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)水分散体1を20℃に調整した後、高圧ホモジナイザー(スギノマシン社製スターバーストミニ)にて80Mpaで分散処理を行い、直ちに冷却管にて20℃まで冷却を行った。この分散工程と冷却工程を20回繰り返し、固形分率0.5%の単層カーボンナノチューブ水分散体2を得た。毎回の冷却工程後に少量抜き取り、ワイヤーバーNo.16を用いて分散体をガラス上に塗布し、120℃のホットプレート上で2分間乾燥させた塗膜の表面抵抗率を測定したところ、3回目の冷却工程後に表面抵抗率が最も低下し(表面抵抗率の極小点となる条件)、その後、徐々に上昇していることを確認した。
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)水分散体1をガラスビーカーに入れ、超音波ホモジナイザー(hielscher社製HP50H)にて50W、周波数30kHzで200分間、液温を25℃に保ちながら分散処理を行うことで、固形分率0.5%の単層カーボンナノチューブ水分散体3を得た。
分散工程中の10分毎に少量抜き取り、ワイヤーバーNo.16を用いて分散体をガラス上に塗布し、120℃のホットプレート上で2分間乾燥させた塗膜の表面抵抗率を測定したところ、分散工程を30分行ったものが最も表面抵抗率が低くなっており(表面抵抗率の極小点となる条件)、分散工程の時間を更に延ばしたものは、徐々に表面抵抗率が高くなっていることを確認した。
平均長さ10μm、直径約4nmの二層カーボンナノチューブ(アルドリッチ株式会社製、製品番号755168)1重量部、分散剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(富士フィルム和光純薬工業株式会社製)を10重量部、純水989重量部をガラスビーカーに入れ、超音波ホモジナイザー(hielscher社製HP50H)にて50W、周波数30kHzで30分間分散処理を行うことで、固形分率1.1%の二層カーボンナノチューブ水分散体1を得た。
分散工程中の5分毎に少量抜き取り、ワイヤーバーNo.16を用いて分散体をガラス上に塗布し、120℃のホットプレート上で2分間乾燥させた塗膜の表面抵抗率を測定したところ、分散工程を25分行ったものが最も表面抵抗率が低くなっており(表面抵抗率の極小点となる条件)、30分行ったものは少し高い値となっていることを確認した。
(実施例1〜12、比較例1〜4)
カーボン材料分散体、バインダー樹脂及びレベリング剤を表1に記載した重量比(固形分比)で混合し、表1に記載した。水重量及び固形分率となるように水又は各種アルコールで希釈することで、導電塗料を作製した。導電塗料は、表1に記載したフィルターを通すことでろ過して使用し、ワイヤーバーを用いて塗布した。得られた塗膜を、送風乾燥機を用いて120℃で5分間乾燥させることにより導電層を形成し、透明導電積層体を得た。導電層の膜厚は、ワイヤーバーの番手を適宜選択することで、表1記載の膜厚に調整した。導電層の性能を後述の方法により評価し、その結果を表1に示す。
(カーボン材料の大きさ及び個数)
実施例1〜12及び比較例1〜4で得られた透明導電積層体から、5cm×5cmの正方形の試験片を各10枚作成した。この試験片を光学顕微鏡を用いて、中心1cm2の範囲にてカーボン材料の大きさと個数とを観測し、試験片10枚の平均値を求めた。
上述の試験片10枚につき、導電層の表面抵抗率を、表面抵抗率と装置の測定可能レンジに応じて、下記の方法から選択し、測定後、試験片10枚の平均値を求めた。
表面抵抗率が1×106Ω/sq〜1×108Ω/sqの場合:三菱化学株式会社製ハイレスタUP(MCP−HT450型)のUAプローブを用いて10Vの印加電圧にて測定した。
表面抵抗率が1×108Ω/sqを超える場合:三菱化学株式会社製ハイレスタUP(MCP−HT450型)のUAプローブを用いて250Vの印加電圧にて測定した。
上述の試験片10枚につき、JIS K 7150に従い、スガ試験機社製ヘイズコンピュータHGM−2Bを用いて測定後、試験片10枚の平均値を求めた。
上述の試験片10枚につき、原子間力顕微鏡(島津製作所株式会社製、SPM−9600)用いて測定後、試験片10枚の平均値を求めた。
導電層におけるカーボン材料の含有量は、以下の数式にて算出した:
カーボン材料理論含有量(mg/m2)=膜厚(μm)×導電塗料におけるカーボン材料の重量パーセント(固形分比)
Claims (7)
- 基材上に、カーボン材料を含み、表面抵抗率が1×102〜1×1011Ω/sqである導電層を有する透明導電積層体であって、
長径が10μm以上かつ短径が2μm以上であるカーボン材料が10個/cm2以下であることを特徴とする透明導電積層体。 - ヘイズ値が3%以下である、請求項1に記載の透明導電積層体。
- カーボン材料がグラフェン、フラーレン及びカーボンナノチューブからなる群より選択される少なくとも1つである、請求項1又は2に記載の透明導電積層体。
- 導電層におけるカーボン材料の含有量が50mg/m2以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明導電積層体。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の透明導電積層体における導電層を形成するための導電塗料。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の透明導電積層体を含む表示デバイス。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の透明導電積層体を含む調光デバイス。
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