JP2020017705A - ロードポート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器のポートと流路との接続を検出できるロードポート装置を提供する。【解決手段】容器を載置する載置部を有するロードポート装置であって、上昇位置に移動することにより前記載置部に載置された前記容器の底部に設けられるポートに接触可能であって、前記ポートを介して前記容器内と連通可能な流路を有する可動部と、前記可動部が、前記上昇位置と、前記上昇位置より下方の下降位置との間で移動できるように、前記可動部を相対移動可能に支持するベース部と、前記ベース部の上表面より下方に配置されており、前記可動部の移動を検出する検出部と、を有するロードポート装置。【選択図】図3

Description

本発明は、半導体工場などで容器の受け渡しなどを行うロードポート装置に関する。
半導体工場などでは、シリコンウエハなどの基板が収容された容器を受け渡すための装置として、容器を載置する載置部を有するロードポート装置が用いられる。ロードポート装置は、たとえば載置部に載置された容器を、基板に対して各種の処理を行う半導体処理装置に繋がるEFEMなどへ連結することができ、これにより、EFEM内のウエハ搬送アームが、容器内の基板にアクセスすることが可能となる。
近年、半導体処理装置などの処理対象となる基板を酸化や汚染から守るために、ウエハを収容する環境の清浄度を高めることが求められている。このようなニーズに対応したロードポート装置として、載置部に載置された容器の内部に、容器の底部に設けられたポートを介して清浄化ガスを導入し、載置中の容器を清浄化するものが提案されている。また、このようなロードポート装置では、容器の底部に対して接触・離間するように上下動するノズルを有するものがある。
特開2011−187539号公報
しかしながら、従来のロードポート装置では、ノズルを上下動させる機構に生じる動作誤差や、動作不良などにより、容器のポートとロードポート装置のノズルとの接続が完全でない状態が生じる場合があり、問題となっている。容器のポートとロードポート装置のノズルとの接続が完全でない状態で清浄化動作を開始すると、清浄化ガスを容器内に導入できず、また、工場内に清浄化ガスが漏洩するなどの問題が生じる。なお、ロードポート装置の載置部と容器の底部との隙間を狭くした場合には、ノズルのストロークを短くして装置を小型化できるメリットがあるが、小さい隙間に部材を追加することは難しくなる。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、容器のポートと流路との接続を検出できるロードポート装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明に係るロードポート装置は、
容器を載置する載置部を有するロードポート装置であって、
上昇位置に移動することにより前記載置部に載置された前記容器の底部に設けられるポートに接触可能であって、前記ポートを介して前記容器内と連通可能な流路を有する可動部と、
前記可動部が、前記上昇位置と、前記上昇位置より下方の下降位置との間で移動できるように、前記可動部を相対移動可能に支持するベース部と、
前記ベース部の上表面より下方に配置されており、前記可動部の移動を検出する検出部と、を有する。
本発明に係るロードポート装置では、可動部が行う上昇位置と下降位置との間の移動を検出する検出部を有するため、容器のポートと流路との接続を適切に検出できる。また、検出部がベース部の上表面より下方に配置されているため、たとえ載置部と容器の底部との隙間を狭くしたとしても、検出部の設置に支障がない。したがって、本発明に係るロードポート装置は、ノズルのストロークを短くして装置を小型化することと、ポートと流路との接続の検出とを、両立させることができる。
また、たとえば、前記可動部は、前記下降位置において、前記ベース部の下表面より下方に延出する被検出部を有してもよく、
前記検出部は、前記ベース部の前記下表面より下方の位置で、前記被検出部の移動を検出してもよい。
このようなロードポート装置では、検出部をベース部の下表面の下方に、ベース部に対して重ねて配置することができるため、平面方向のスペースが狭くても、可動部の上下方向の動きを検出する検出部を配置できる。
また、たとえば、前記ベース部には、前記可動部において前記流路が形成されるノズル部が、前記ベース部を前記上下方向に挿通する第1の開口と、前記被検出部が、前記ベース部を前記上下方向に挿通する第2の開口と、が形成されていてもよい。
このようなロードポート装置は、ノズル部がベース部の第1の開口を挿通しており、被検出部がベース部の第2の開口を挿通していることにより、可動部がベース部に対して相対回転することを防止できる。また、被検出部がノズル部とは別に設けられているため、ノズル部を直接検出する場合に比べて、検出部を小型化することができる。
また、たとえば、前記可動部は、前記可動部において前記流路が形成されるノズル部から外径方向に突出するノズル鍔部を有してもよく、
前記被検出部の上端は、前記ノズル鍔部に接続してもよい。
ノズル鍔部に被検出部の上端が接続していることにより、ノズル部を避けて検出部を配置することができるため、可動部の上下方向の全長を、コンパクトにすることができる。
また、たとえば、前記検出部は、前記ベース部の下表面に取り付けられていてもよい。
検出部がベース部の下表面に取り付けられていることにより、検出部と、ベース部と可動部とを一体のユニットとすることができ、また、ユニットを小型化することができる。
また、たとえば、前記検出部は、前記ベース部が固定される前記載置部に取り付けられていてもよい。
検出部をベース部に取り付けせず、載置部に取り付けることにより、ベース部に検出部の取り付け部を設けなくてよくなるため、ベース部を小型化することができる。
また、たとえば、前記検出部は、光を生じる発光部と、前記光を受光して信号を出力する受光部と、を有する光学式センサであってもよい。
可動部の移動を検出する検出部としては、たとえば、磁気センサ、接触式センサ、光学式センサなどを用いることができるが、センサの信頼性・耐久性などの観点から、光学式センサを用いることが好ましい。
また、例えば、前記被検出部は、前記上下方向の移動の少なくとも一部において、前記発光部と前記受光部との間を通ってもよい。
発光部と受光部との間を通る被検出部を検出することにより、このような検出部は、可動部の動きを確実に検出することができる。
また、たとえば、本発明に係るロードポート装置は、前記流路に清浄化ガスを供給するガス供給部と、
前記検出部の信号が入力される制御部と、を有してもよく、
前記制御部は、前記検出部からの前記信号により、前記可動部が前記上昇位置にあることを認識した後、前記ガス供給部を制御して前記流路に前記清浄化ガスを供給し、前記ポートを介して前記容器内に前記清浄化ガスを導入してもよい。
このようなロードポート装置は、容器のポートとロードポート装置のノズルとの接続が完全でない状態で清浄化動作が開始されることを防止し、清浄化ガスを容器内に確実に導入するとともに、工場内に清浄化ガスが漏洩する問題を防止できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るロードポート装置及びロードポート装置に載置される容器の概略図である。 図2は、ロードポート装置が有するボトムパージユニットの1つの配置を示す部分拡大図である。 図3は、図2に示すボトムパージユニットの正面図であり、可動部が上昇位置にある状態を表している。 図4は、図2に示すボトムパージユニットの正面図であり、可動部が下降位置にある状態を表している。 図5は、図3及び図4に示すボトムパージユニットに含まれる可動部の正面図である。 図6は、図2に示すボトムパージユニットの底面図である。 図7は、図2に示すボトムパージユニットの斜視図であり、動部が上昇位置にある状態を表している。 図8は、実施形態、第1変形例及び第2変形例における可動部の動きと検出部による検出方法を表す概念図である。 図9は、第3変形例に係る可動部の正面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るロードポート装置10と、ロードポート装置10の載置部12に載置された容器としてのフープ80とを示す外観図である。ロードポート装置10は、通常イーフェム(EFEM)の壁部に設置され、イーフェムの一部を構成する。イーフェムは、ウエハ搬送用のロボットアームなどが設けられるミニエンバイロメントを形成し、ロボットアームは、ロードポート装置10によってミニエンバイロメントに接続されたフープ80内から、フープ80内に収容されるシリコンウエハなどの基板を取り出し、半導体処理装置へ搬送する。
ロードポート装置10は、フープ80を載置する載置部12の他に、ドア14、フレーム16、ボトムパージユニット20、ガス供給部60、制御部70などを有する。ロードポート装置10の載置部12には、基板を密封して収容及び搬送するフープ(FOUP)80が、着脱自在に載置可能になっている。載置部12は、フープ80を上部に載置した状態で、Y軸方向に移動する移動テーブルなどで構成され、フープ80の主開口86を、フレーム16のフレーム開口16aに接続することができる。なお、図面において、Y軸が載置部12の移動方向を示し、Z軸が鉛直方向の上下方向を示し、X軸がこれらのY軸およびZ軸に垂直な方向を示す。
ロードポート装置10のフレーム16は、載置部12から上方(Z軸正方向)に延びており、載置部12及び載置部12に設置されたフープ80は、フレーム16に対して接近・離間するように移動する。フレーム16には、フープ80の主開口86に対向するようにフレーム開口16aが形成されており、フレーム開口16aは、ドア14によって開閉される。
ロードポート装置10のドア14は、フレーム開口16aを開閉するとともに、フープ80の主開口86に着脱自在に設けられる蓋部に係合し、主開口86を開閉することができる。ロードポート装置10では、載置部12がフープ80をフレーム16に接触する位置まで移動させた後、ドア14がフープ80の蓋部を係合してミニエンバイロメント内に引き込むことにより、フープ80内とミニエンバイロメントとを、フープ80の主開口86を介して気密に連結することができる。
図1に示すように、ロードポート装置10のボトムパージユニット20は、載置部12に設けられている。ボトムパージユニット20は、載置部12に載置されたフープ80の底部82に備えられるポート84を介して、フープ80内に清浄化ガスを供給する。なお、図1では、ロードポート装置10が有するボトムパージユニット20のうち1つのみが表示されているが、ロードポート装置10は複数のボトムパージユニット20を有していてもよい。
ロードポート装置10には、ボトムパージユニット20の流路32(図5参照)に清浄化ガスを供給するガス供給部60と、ボトムパージユニット20、載置部12、ガス供給部60及びドア14などを制御する制御部70を有する。ガス供給部60は、ボトムパージユニット20への清浄化ガスの供給・供給停止を切り換える弁などを有しており、制御部70は、各部を制御するための演算処理を行うプロセッサなどを有する。
図2は、ロードポート装置10におけるボトムパージユニット20の配置を示す概念図である。ボトムパージユニット20は、フープ80の底部82に備えられるポート84に対向するように配置される。図2に示すように、フープ80の底部82に備えられるポート84と載置部12との間には隙間が形成されている。
図3及び図4は、図2に示すボトムパージユニット20及びボトムパージユニット20が取り付けられる載置部12の設置部12aを示す正面図である。図3は、ボトムパージユニット20の可動部30が上昇位置P2にある状態を表しており、図4は、ボトムパージユニット20の可動部30が下降位置P1にある状態を表している。なお、図6はボトムパージユニット20の底面図であり、図7はボトムパージユニット20の斜視図である。なお、設置部12aの形状は、ボトムパージユニット20の説明のために載置部12の一部を表示したものであり、設置部12aは、載置部12の他の部分から分離可能であってもよく、一体であってもよい。
図3及び図4に示すように、ボトムパージユニット20は、可動部30と、ベース部40と、検出部50とを有する。可動部30は、設置部12aに形成される設置部開口12bと、ベース部40に形成される第1の開口44及び第2の開口46を上下方向に挿通する。図5は、ボトムパージユニット20に含まれる可動部30のみを表示した正面図である。
可動部30は、内部に流路32が形成される中空筒状のノズル部34と、ノズル部34から外径方向に突出するノズル鍔部35とを有する。ノズル鍔部35は、ノズル部34の上部に接続しており、図3及び図4に示すように、ベース部40の第1の開口44から上方に露出する。斜視図である図7に示すように、ノズル34及びノズル鍔部35は、Z軸方向から見てリング状であるが、ノズル部34及びノズル鍔部35の形状は、円筒形状やリング形状のみに限定されない。
図7に示すように、ノズル鍔部35の上表面には、リング状の接触部37が設けられている。接触部37は、樹脂などの弾力のある材質で構成されることが好ましく、流路32とポート84との接続部分の気密性を高め、可動部30の流路32とポート84内を流れる流体が、外部へ流出することを防止する。
図5に示すように、ノズル部34の下端には、継ぎ手部36が取り付けられている。継ぎ手部36の内部には、ノズル部34内の流路32につながるガス供給流路が形成されている。図3及び図4に示すように、継ぎ手部36には、ガス供給部60の接続経路62が接続されている。ノズル部34の流路32には、継ぎ手部36を介して接続するガス供給部60の接続経路62から、清浄化ガスが供給される。
図5に示すように、可動部30は、ノズル鍔部35から下方に突出する被検出部33を有する。被検出部33は棒状であり、被検出部33の上端33bは、ノズル鍔部35の下表面に接続している。被検出部33はZ軸方向に伸びており、ノズル部34と平行である。
図4に示すように、被検出部33の下端部33aは、可動部30が下降位置P1にある状態において、ベース部40の下表面40bより下方に延出する。ベース部40の下表面40bには、可動部30の移動を検出する検出部50が、取り付け冶具を介して取り付けられている。底面図である図6に示すように、被検出部33の下端部33aが通過する位置に、検出部50の隙間56が配置されている。
図3に示すように、可動部30は、上昇位置P2に移動することにより、載置部12に載置されたフープ80の底部82に設けられるポート84(図2参照)に接触可能である。また、図7に示す可動部30の流路32は、可動部30が上昇位置P2に移動することにより、ポート84を介してフープ80内と連通できる。
図3及び図4に示すように、ベース部40は、可動部30が上昇位置P2と、上昇位置P2より下方の下降位置P1との間で上下方向に移動できるように、可動部30を相対移動可能に支持する。図3及び図4に示すように、ベース部40は、上ベース部42と下ベース部43との2つの部材を、上下に組み合わせて構成されている。
ベース部40には、可動部30のノズル部34が上下方向に挿通する第1の開口44と、可動部30の被検出部33が上下方向に挿通する第2の開口46とが形成されている。第1の開口44と第2の開口46とは、ベース部40を上下方向に貫通する貫通孔である。図6に示すように、第1の開口44及び第2の開口46の開口形状は円形であり、第1の開口44の内径はノズル部34の外径とほぼ同じか僅かに大きく、第2の開口46は被検出部33の外径とほぼ同じか僅かに大きい。したがって、ノズル部34と被検出部33は、第1の開口44又は第2の開口46の内部をスライドして、上下方向に円滑に移動することができる。
図4に示すように、第1の開口44の開口径は、ノズル鍔部35の外径より小さくなっているため、可動部30が下方に抜け落ちることが防止されている。また、図6に示すように、被検出部33が通る第2の開口46の開口径は、ノズル部34が通る第1の開口44の開口径より小さくなっており、これにより検出部50を小型化することが可能である。
図3に示すように、ベース部40の内部には、可動部30に動力を伝える圧力室が形成されており、上ベース部42と下ベース部43には、ベース部40の内部の圧力室に圧力を伝えるための第1接続部42aと第2接続部43aとが形成されている。ベース部40と可動部30とは、シリンダとピストンの関係になっており、第1接続部42a及び第2接続部43aからベース部40内の圧力室に圧力が伝えられることにより、可動部30を上下方向に移動させることができる。なお、各図では、第1接続部42a及び第2接続部43aに圧力を伝える配管については、図示していない。また、可動部30の圧力室への圧力の伝達は、図1に示す制御部70によって制御される。
図6に示すように、検出部50は、光を生じる発光部52と、発光部52からの光を受光して信号を出力する受光部54とを有する光学式センサである。図8(a)及び図8(b)は、検出部50による可動部30の上下方向の移動を検出する検出方法を表す概念図である。
図3に示すように、可動部30が上昇位置P2にある場合、ノズル鍔部35に接続する被検出部33も上昇している。これにより、図8(a)に示すように、可動部30が上昇位置P2にある場合は、被検出部33の下端部33aが、検出部50の隙間56より上方に移動し、隙間56には被検出部33の下端部33aが位置しない。したがって、発光部52からの光は被検出部33によって遮蔽されることなく受光部54に到達し、受光部54は、可動部30が上昇位置P2にあることを検出する。
これに対して、図4に示すように、可動部30が下降位置P1にある場合、ノズル鍔部35に接続する被検出部33も下降している。これにより、図8(b)に示すように、可動部30が下降位置P1にある場合は、被検出部33の下端部33aが検出部50の隙間56を通り、隙間56内に位置する。したがって、発光部52からの光は被検出部33によって遮蔽されて受光部54に到達せず、受光部54は、可動部30が下降位置P1にあることを検出する。
検出部50は、可動部30の位置情報に関する信号を、制御部70(図1参照)へ出力する。検出部50による信号は、図3に示す配線部58を介して、制御部70へ入力される。図5に示すように、ノズル鍔部35の下表面から被検出部33の下端までの上下方向の長さL1は、ノズル鍔部35の下表面から流路32を形成するノズル部34及び継ぎ手部36の上下方向の長さL2より短い。これにより、検出部50を有するボトムパージユニット20の全体サイズを、コンパクトにできる。なお、被検出部33の長さL1は、ベース部40の上表面40aから下表面40bまでの上下方向の長さL3(図4参照)より長くなっており、これにより、検出部50は、被検出部33の位置を確実に検出することができる。
図1に示すロードポート装置10では、例えば以下のような手順で、制御部70がボトムパージユニット20を制御し、載置部12に載置されたフープ80の内部へ、清浄化ガスを導入することができる。すなわち、第1の工程では、ロードポート装置10の制御部70は、フープ80が載置部12に載置されたことを検出する。この際、ボトムパージユニット20の可動部30は、図2及び図4に示す下降位置P1に位置している。
次に、第2の工程では、ロードポート装置10の制御部70は、ボトムパージユニット20を制御し、可動部30を図3及び図7に示す上昇位置P2に移動させる。可動部30が上昇位置P2に移動したことにより、ボトムパージユニット20の検出部50は、図8(a)に示すように、発光部52による光を受光部54が受光して可動部30の移動を検出し、検出信号を制御部70へ出力する。
次に、第3の工程では、ロードポート装置10の制御部70は、検出部50からの検出信号により、可動部30が上昇位置P2にあることを認識した後、図1に示すガス供給部60を制御して、ボトムパージユニット20の流路32に清浄化ガスを供給し、フープ80の底部82のポート84を介して、フープ80内に清浄化ガスを導入する。
ロードポート装置10は、可動部30が行う上昇位置P2と下降位置P1との間の移動を検出する検出部50を有するため、フープ80のポート84とノズル部34の流路32との接続を、適切に検出できる。検出部50がベース部40の上表面40aより下方に配置されているため、たとえ載置部12とフープ80の底部82との隙間を狭くしたとしても、検出部50の設置に支障がない。したがって、ロードポート装置10は、可動部30のストロークを短くしてボトムパージユニット20を小型化することと、ポート84と流路32との接続の検出とを、両立させることができる。
また、ロードポート装置は、フープ80のポート84とロードポート装置10のノズル部34の流路32との接続が完全でない状態で清浄化動作が開始されることを防止し、工場内に清浄化ガスが漏洩するなどの問題を防止するとともに、清浄化ガスをフープ80内に確実に導入できる。また、被検出部33がノズル部34とは別に設けられているため、ノズル部34を直接検出する場合に比べて、検出部50を小型化することができる。また、被検出部33とノズル部34とが別々の開口である第2の開口46と第1の開口44とを挿通しているため、可動部30がベース部40に対して相対回転する問題を防止できる。
なお、図3及び図4に示すように、実施形態に係るボトムパージユニット20では、検出部50はベース部40の下表面40bより下方の位置で被検出部33の移動を検出する。このようなボトムパージユニット20は、平面方向のサイズを小さくすることができ、小型化に対して有利である。ただし、検出部50の配置はこれに限定されず、ベース部40の上表面40aから下表面40bまでの間に隙間56が位置するように、検出部50を配置してもよい。このようなボトムパージユニット20は、薄型化の観点で有利である。
以上、実施形態を示して本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態のみに限定されるものではなく、他の多くの実施形態及び変形例を有するものであることは言うまでもない。たとえば、可動部30をベース部40に対して相対移動させる方法は、エアシリンダ方式に限定されず、モータによる駆動など、他の駆動方式を用いてもよい。また、可動部30は、下降位置P1と上昇位置P2の間で位置を変化させることができればよく、可動部30が移動する移動方向は、上下方向のみに限定されず、斜め方向や、回転方向、およびこれらと他の移動方向との組み合わせであってもよい。
また、図5に示すように、可動部30の被検出部33は光を遮蔽する棒状であるが、被検出部としてはこれに限定されず、可動部30の移動の少なくとも一部において、発光部52と受光部54との間を通るものであればよい。図8(c)及び図8(d)は、第1変形例に係る可動部130の上下方向の移動を、検出部50によって検出する検出方法を表す概念図である。可動部130は、被検出部133の下端部133aに、スリット状の貫通孔133bが形成されていることを除き、図8(a)及び図8(b)に示す可動部30と同様である。なお、変形例については、実施形態との共通部分については説明を省略し、実施形態との相違点のみ説明する。
図8(c)に示すように、可動部130が上昇位置P2にある場合は、被検出部133の下端部133aに形成された貫通孔133bが、検出部50の隙間56内に位置する。したがって、発光部52からの光は貫通孔133bを通り、被検出部133によって遮蔽されることなく受光部54に到達し、受光部54は、可動部130が上昇位置P2にあることを検出する。
これに対して、図8(d)に示すように、可動部130が下降位置P1にある場合は、被検出部33の下端部33aが検出部50の隙間56より下方に移動し、隙間56内には、被検出部33のうち貫通孔133bが形成されていない部分が位置する。したがって、発光部52からの光は被検出部133によって遮蔽されて受光部54に到達せず、受光部54は、可動部130が下降位置P1にあることを検出する。
図8(e)及び図8(f)は、第2変形例に係る可動部230の上下方向の移動を、検出部50によって検出する検出方法を表す概念図である。可動部230は、被検出部233の中間部233cに、スリット状の貫通孔233dが形成されていることを除き、図8(a)及び図8(b)に示す可動部30と同様である。
図8(e)に示すように、可動部230が上昇位置P2にある場合は、被検出部233のうち貫通孔233dが形成されていない下端部が位置する。したがって、発光部52からの光は被検出部233によって遮蔽されて受光部54に到達せず、受光部54は、可動部230が上昇位置P2にあることを検出する。
これに対して、図8(d)に示すように、可動部230が下降位置P1にある場合は、被検出部233の下端部が、検出部50の隙間56より下方に移動し、隙間56内には、被検出部233の中間部233cに形成された貫通孔233dが、検出部50の隙間56内に位置する。したがって、発光部52からの光は貫通孔233dを通り、被検出部233によって遮蔽されることなく受光部54に到達し、受光部54は、可動部230が下降位置P1にあることを検出する。
図8(b)〜図8(d)に示すような第1及び第2変形例に係る可動部130、230を有するボトムパージユニットも、実施形態に係るボトムパージユニット20と同様の効果を奏する。なお、検出部の受光部54は、被検出部33、133、233が反射した光を検出するものであってもよい。
また、図3に示すように、実施形態に示す可動部30の被検出部33は、ベース部40に形成された第2の開口46を挿通するが、被検出部としては、ベース部40を挿通しない形状であってもよい。図9は、第3変形例に係る可動部330を表す正面図である。可動部330は、被検出部333の形状及び接続位置が異なることを除き、図5に示す可動部30と同様である。
図9に示すように、可動部330の被検出部333は、ノズル鍔部35の側面に接続しており、水平方向に延びる第1部分333fと、第1部分333fの先端に接続しており第1部分333fの先端から下方へ延びる第2部分333gとを有する。被検出部333は、L字状の外形状を有しており、図3に示すベース部40を迂回して検出部まで延びている。
可動部330の移動を検出する検出部は、図3に示す検出部50と同様にベース部40に取り付けられていてもよいが、ベース部40が固定される載置部12(図1参照)に取り付けられていてもよい。このような可動部330を有するボトムパージユニットも、実施形態に係るボトムパージユニット20と同様の効果を奏する。
10…ロードポート装置
12…載置部
12a…設置部
12b…設置部開口
14…ドア
16…フレーム
16a…フレーム開口
20…ボトムパージユニット
30、130、230、330…可動部
32…流路
33、133、233、333…被検出部
33a、133a…下端部
33b…上端
133b、233d…貫通孔
333f…第1部分
333g…第2部分
34…ノズル部
35…ノズル鍔部
36…継ぎ手部
37…接触部
P1…下降位置
P2…上昇位置
40…ベース部
40a…上表面
40b…下表面
42…上ベース部
42a…第1接続部
43…下ベース部
43a…第2接続部
44…第1の開口
46…第2の開口
50…検出部
52…発光部
54…受光部
56…隙間
58…配線部
60…ガス供給部
62…接続経路
70…制御部
80…フープ
82…底部
84…ポート
86…主開口

Claims (9)

  1. 容器を載置する載置部を有するロードポート装置であって、
    上昇位置に移動することにより前記載置部に載置された前記容器の底部に設けられるポートに接触可能であって、前記ポートを介して前記容器内と連通可能な流路を有する可動部と、
    前記可動部が、前記上昇位置と、前記上昇位置より下方の下降位置との間で移動できるように、前記可動部を相対移動可能に支持するベース部と、
    前記ベース部の上表面より下方に配置されており、前記可動部の移動を検出する検出部と、を有するロードポート装置。
  2. 前記可動部は、前記下降位置において、前記ベース部の下表面より下方に延出する被検出部を有し、
    前記検出部は、前記ベース部の前記下表面より下方の位置で、前記被検出部の移動を検出する請求項1に記載のロードポート装置。
  3. 前記ベース部には、前記可動部において前記流路が形成されるノズル部が、前記ベース部を上下方向に挿通する第1の開口と、前記被検出部が、前記ベース部を前期上下方向に挿通する第2の開口と、が形成されている請求項2に記載のロードポート装置。
  4. 前記可動部は、前記可動部において前記流路が形成されるノズル部から外径方向に突出するノズル鍔部を有しており、
    前記被検出部の上端は、前記ノズル鍔部に接続している請求項2または請求項3に記載のロードポート装置。
  5. 前記検出部は、前記ベース部の下表面に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のロードポート装置。
  6. 前記検出部は、前記ベース部が固定される前記載置部に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のロードポート装置。
  7. 検出部は、光を生じる発光部と、前記光を受光して信号を出力する受光部と、を有する光学式センサであることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のロードポート装置。
  8. 前記被検出部は、前記可動部の移動の少なくとも一部において、前記発光部と前記受光部との間を通ることを特徴とする請求項7に記載のロードポート装置。
  9. 前記流路に清浄化ガスを供給するガス供給部と、
    前記検出部の信号が入力される制御部と、を有しており、
    前記制御部は、前記検出部からの前記信号により、前記可動部が前記上昇位置にあることを認識した後、前記ガス供給部を制御して前記流路に前記清浄化ガスを供給し、前記ポートを介して前記容器内に前記清浄化ガスを導入することを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載のロードポート装置。
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