JP2020016302A - 姿勢制御装置及びブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄道車両に搭載されたブレーキ装置において振動音の発生を抑制することのできる姿勢制御装置及びブレーキ装置を提供する。【解決手段】姿勢制御装置160は、制輪子頭151の傾きの変動を抑制する。姿勢制御装置160は、摩擦力によって前記傾きを抑制するコイルばね163と、コイルばね163を保持するばね箱161と、ばね箱161に設けられる重り部161Bとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、姿勢制御装置及びブレーキ装置に関する。
鉄道車両の車輪の踏面に制輪子を押し当てることにより車輪に制動力を付与するブレーキ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−46976号公報
ところで、特許文献1に記載のブレーキ装置では、制動力の付与時に制輪子が摩擦振動を発生する。この摩擦振動がブレーキ装置の構造体に伝達されると、部材の共振による増幅効果を受けてさらに振動音が発生することがある。なお、車輪の踏面に接触して制動力を発生させるブレーキ装置に限らず、被押圧部材にブレーキ用摩擦部材が押し当てられるキャリパブレーキやレールブレーキ等のブレーキ装置でも同様の課題がある。
また、ブレーキ装置の振動音の発生は、ブレーキ装置が搭載される鉄道車両や走行環境によって異なり、予め調整していたとしても、振動音が発生することがある。このため、ブレーキ装置が鉄道車両に搭載された後であっても、振動音の発生を抑制することが求められている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、鉄道車両に搭載されたブレーキ装置において振動音の発生を抑制することのできる姿勢制御装置及びブレーキ装置を提供することにある。
上記課題を解決する姿勢制御装置は、制輪子頭の傾きの変動を抑制する姿勢制御装置であって、摩擦力によって前記傾きを抑制する抑制部と、前記抑制部を保持する保持部と、前記保持部に設けられる重り部と、を備える。
上記課題を解決するブレーキ装置は、摩擦材を制輪子頭に押し当てることで制動力を付与するブレーキ装置であって、前記制輪子頭の傾きの変動を抑制する姿勢制御装置を備え、前記姿勢制御装置は、摩擦力によって前記傾きを抑制する抑制部と、前記抑制部を保持する保持部と、前記保持部に設けられる重り部と、を備える。
上記構成によれば、保持部に重り部が設けられるので、保持部の質量を重り部によって変更することができ、制輪子頭に掛かる荷重を変更して、制輪子頭の傾きの変動を抑制することができる。その結果、鉄道車両に搭載されたブレーキ装置において振動音の発生を抑制することができる。
上記姿勢制御装置において、前記抑制部は、摩擦材と、前記摩擦材を前記制輪子頭に押し当てるばねと、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、摩擦材を制輪子頭に押し当てるばねの付勢力を利用して制輪子頭の傾きの変動を容易に抑制することができる。
上記姿勢制御装置において、前記保持部と前記重り部とは、一体に形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、保持部を交換することで、制輪子頭に掛かる荷重を容易に変更することができる。
上記姿勢制御装置において、前記保持部は、前記重り部を着脱可能な着脱部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、着脱部によって重り部を容易に交換することができる。
上記姿勢制御装置において、前記着脱部は、固定具による締結構造であることが好ましい。
上記構成によれば、固定具の着脱操作を通じて重り部の交換を容易に行うことができる。
上記姿勢制御装置において、前記制輪子頭は、前記保持部を嵌合可能な嵌合部を備え、前記嵌合部と前記保持部との間には、緩衝材が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、制輪子頭の嵌合部と保持部との間で発生する衝突や振動を緩衝材が吸収して、衝突音や振動音の発生を抑えられる。
本発明によれば、車輪への制動力の付与時に発生する振動音を抑えることができる。
姿勢制御装置及びブレーキ装置の第1の実施形態の概略構成を示す側面図。 同実施形態のブレーキ装置の概略構成を示す図1の2−2線断面拡大図。 同実施形態のブレーキ装置の振動特性を示すグラフ。 同実施形態のブレーキ装置のばね箱の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置のばね箱の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置のばね箱の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置のばね箱の交換を示す断面図。 姿勢制御装置及びブレーキ装置の第2の実施形態の概略構成を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置の重り部の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置の重り部の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置の重り部の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置の重り部の交換を示す断面図。 同実施形態のブレーキ装置の重り部の交換を示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図7を参照して、姿勢制御装置及びブレーキ装置の第1の実施形態について説明する。なお、姿勢制御装置は、ブレーキ装置に備えられている。
図1に示すように、ブレーキ装置100は、鉄道車両の車輪10の踏面10Aに制輪子110を押し付けることにより制動力を付与する装置であって、駆動力発生部120と、駆動力伝達部130と、制動力付与部150とを備えている。
駆動力発生部120は、制輪子110を駆動する駆動力を発生するブレーキシリンダ装置である。駆動力発生部120は、圧力流体として圧縮空気が供給されるシリンダ121と、圧縮空気の供給量に応じてシリンダ121内を移動するピストン122と、ピストン122を付勢するばね123とを有している。圧縮空気による付勢力とばね123の付勢力とは、ピストン122に対して逆方向に作用する。
駆動力伝達部130は、駆動力発生部120が発生した駆動力を梃子の原理を用いて制輪子110を保持する制輪子頭151に伝達する装置である。駆動力伝達部130は、梃子レバー131と、第1連結ピン132と、第2連結ピン133と、押棒134と、制輪子吊り135と、隙間調整部136とを有している。
梃子レバー131は、ピストン122の直線運動を回転運動に変換する部材である。梃子レバー131の長手方向の途中位置には、凹状の球面貫通孔137が形成されている。
第1連結ピン132は、ピストン122の先端部と梃子レバー131の第1端部131Aとを回転自在に連結する部材である。
第2連結ピン133は、梃子レバー131の第2端部131Bと支点138とを回転自在に連結する部材である。
押棒134は、梃子レバー131の回転運動を直線運動に変換する部材である。押棒134は、圧縮空気が排出されてばね123に付勢されてピストン122が移動したときには制輪子110を車輪10の踏面10Aから遠ざける方向に直線移動する。一方で、押棒134は、圧縮空気が供給されてピストン122が移動したときには制輪子110を車輪10の踏面10Aに近付ける方向に直線移動する。押棒134の先端部は、略L字状をなしている。押棒134のL字の部分の角部は、制輪子頭151に固定された固定軸139に連結されている。固定軸139はボルトであって、ナットによって締結されている。
制輪子吊り135は、制輪子110を保持する制輪子頭151を進退自在に支持する部材である。制輪子吊り135の第1端部は、駆動力伝達部130に設けられた固定部140に対して第3連結ピン141によって回転自在に連結されている。制輪子吊り135の第2端部は、押棒134の先端部に固定された固定軸139に対して回転自在に連結されている。なお、押棒134の先端部における固定軸139の下方には、制動力の付与時における押棒134の傾きを防止するための姿勢制御装置160が設けられている。なお、姿勢制御装置160が制輪子頭151の傾きの変動を抑制する。
図2に示すように、姿勢制御装置160は、ばね箱161と、摩擦材としての摩擦板162と、コイルばね163と、受け部164とを有している。
ばね箱161は、筒部161Aと、筒部161Aの延出方向の端部に一体形成された重り部161Bとを有している。なお、ばね箱161が保持部に相当する。摩擦板162及びコイルばね163が抑制部として機能する。
筒部161Aは、制輪子頭151に形成された嵌合孔152に対して先端側から嵌合されている。詳細には、制輪子頭151は、一対の板材151A,151Bを備えている。第1板材151Aには、円形状の第1嵌合孔152Aが厚み方向に貫通している。筒部161Aは、一対の板材151A,151Bの外側から第1嵌合孔152Aに挿入されている。筒部161Aは、第1嵌合孔152Aに貫通している。なお、筒部161Aの外周面と第1嵌合孔152Aの内周面とは、緩衝材の一例としてのOリング165が介在して接触している。なお、嵌合孔152(152A)が、保持部であるばね箱161を嵌合可能な嵌合部に相当する。
重り部161Bには、筒部161Aと同心円柱状の凹部161Cが形成されている。凹部161Cの底面には貫通孔161Dが形成されている。貫通孔161Dには、固定ボルト166が挿入されている。固定ボルト166の頭部166Aは凹部161Cの内底面に係合している。貫通孔161Dには、固定ボルト166の軸部166Bが貫通している。固定ボルト166の軸部166Bには、円環状の摩擦板162が環装されている。
摩擦板162は、固定軸139の軸線方向の両側から押棒134を挟むように一対設けられている。より詳細には、押棒134は、固定軸139を支持する部位から下方への延出部位134Aを有している。摩擦板162は、延出部位134Aの先端部に対して接触して、押棒134の延出部位134Aと摩擦板162との回動を規制している。押棒134の延出部位134Aの先端部には挿通孔134Bが形成されている。挿通孔134Bには、固定ボルト166の軸部166Bが貫通している。なお、挿通孔134Bの内周面と固定ボルト166の軸部166Bの外周面との間には若干の隙間が介在している。また、摩擦板162は、固定ボルト166の軸線方向に移動可能である。
一対の摩擦板162は、二層構造を有しており、押棒134に接触する第1層162αは、押棒134に対する摩擦抵抗が比較的大きい弾性材料により構成されている。また、摩擦板162の第2層162βは、剛性材料により構成されている。
一対の摩擦板162のうち、ばね箱161に近接して設けられた第1摩擦板162Aとばね箱161との間には第1コイルばね163Aが介設されている。そして、第1摩擦板162Aは、第1コイルばね163Aから第2層162βに伝達される付勢力に基づいて、第1層162αを押棒134に密着させている。
一対の摩擦板162のうち、第1摩擦板162Aと対をなす第2摩擦板162Bは、固定ボルト166の軸線方向において受け部164に対向して配置されている。受け部164は、有底筒状をなしている。制輪子頭151は、一対の板材151A,151Bを備えている。受け部164は、第2板材151Bに形成された第2嵌合孔152Bに対して先端側から嵌合している。また、受け部164の内底面と第2摩擦板162Bとの間には第2コイルばね163Bが介設されている。そして、第2摩擦板162Bは、第2コイルばね163Bから第2層162βに伝達される付勢力に基づいて、第1層162αを押棒134に密着させている。
受け部164の底面には、貫通孔167が形成されている。貫通孔167には、固定ボルト166の軸部166Bが挿入されている。固定ボルト166の軸部166Bは貫通孔167から突出している。軸部166Bの貫通孔167から突出した部分にはナット168が螺合している。
図1に戻り、隙間調整部136は、制輪子110と車輪10の踏面10Aとの間の間隔を調整する筒状の部材である。隙間調整部136の内周部には雌ねじ部136Aが形成されている。雌ねじ部136Aは、押棒134の基端部に形成された雄ねじ部134Cと螺合している。また、隙間調整部136の外周部には、凸状の球面軸受部136Bが形成されている。球面軸受部136Bは、梃子レバー131の球面貫通孔137によって回転自在に支持されている。そして、隙間調整部136は、雄ねじ部134Cと雌ねじ部136Aとのねじ込み量が調整されると、押棒134に対する球面軸受部136Bの前後方向の位置が変化する。その結果、球面貫通孔137からの押棒134のストローク量が変化して制輪子110と車輪10の踏面10Aとの間隔が変更される。
制動力付与部150は、制輪子頭151と、制輪子110とを有している。
制輪子頭151は、制輪子110を保持する部材であって、外観形状が略円弧状に成形された金属体により構成されている。制輪子頭151は、略円弧面状をなす先端面151Cを有している。制輪子頭151の先端面151Cには、制輪子110が取り付けられている。
制輪子110は、車輪10の踏面10Aに押し付けられて制動力を発生するブレーキ用摩擦部材である。制輪子110は、外観形状が略円弧状の板状部材であって、車輪10の踏面10Aに接触する摩擦面110Aと、制輪子頭151の先端面151Cに接触する背面110Bとを有している。制輪子110は、制動力を付与するときには制輪子頭151とともに摩擦面110Aを車輪10の踏面10Aに押し付ける方向へ移動する。その一方で、制動力の付与を解除するときには制輪子頭151とともに摩擦面110Aを車輪10の踏面10Aから離間させる方向へ移動する。
次に、ブレーキ装置100の作用について説明する。特に、制動力の付与時における作用について説明する。
制動力の付与時には、制輪子110の摩擦面110Aを車輪10の踏面10Aに押し付ける。すると、制輪子110が発生する摩擦振動は制輪子頭151を含めたブレーキ装置100の構造体に伝達される。このとき、制輪子110が発生する摩擦振動の周波数がブレーキ装置100の構造体の共振周波数と一致したとすると、ブレーキ装置100の構造体にて共振を発生する。その結果、図3に破線で示すように、ブレーキ装置100の構造体が共振周波数をピーク周波数とする単振動を行うようになる。これにより、振幅の最大値が大きくなる傾向を示し、ブレーキ装置100から大きな振動音を生じやすい。
この点、制輪子頭151にコイルばね163を介して重り部161Bが接続されており、ブレーキ装置100の構造体が共振を発生したときには重り部161Bが上下左右に方向性の乱れた振動(乱振動)を生じる。その結果、図3に実線で示すように、ブレーキ装置100の構造体が示していた単振動のピーク周波数が複数に分散されやすくなる。これにより、振幅の最大値が抑えられ、ブレーキ装置から発生する振動音が低減される。
また、重り部161Bがない状態において大きな振動音が発生していた場合には、ばね箱161の質量が重り部161Bによって増加することで制輪子頭151及び制輪子110に掛かる荷重が増加して、ばね箱161、制輪子頭151、及び制輪子110の振動が抑えられる。その結果、車輪10に制輪子110を押し当てて制動力を付与するときに発生する振動音が抑えられる。
次に、制輪子頭151に取り付けられた重り部161B、すなわちばね箱161の交換について説明する。
図4は、制輪子頭151に姿勢制御装置160が取り付けられた初期状態を示す。
ここで、図5に示すように、制輪子頭151に取り付けられた重り部161Bを交換するときにはまず、姿勢制御装置160から固定ボルト166を取り外す。
続いて、図6に示すように、第1板材151Aの第1嵌合孔152Aからばね箱161を取り外す。
その後、図7に示すように、先に示した重り部161Bとは質量が異なる重り部161Bαが一体形成された新たなばね箱161を第1板材151Aの第1嵌合孔152Aに取り付ける。そして、固定ボルト166をばね箱161、摩擦板162、及び受け部164に貫通して締結する。
このように、姿勢制御装置160に対する固定ボルト166の一連の着脱操作を通じて、制輪子頭151に重り部161B,161Bαを容易に取り付けることができる。また、制輪子頭151に取り付けられる重り部161B,161Bαを容易に変更することで、ばね箱161、ひいては制輪子頭151の質量を容易に変更することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ばね箱161に重り部161Bが設けられるので、ばね箱161の質量を重り部161Bによって変更することができ、制輪子頭151に掛かる荷重を変更して、制輪子頭151の振動の発生が抑えられる。その結果、鉄道車両に搭載されたブレーキ装置100において振動音の発生を抑制することができる。
(2)制輪子110を保持する制輪子頭151にはコイルばね163を介してばね箱161が接続されており、このばね箱161と重り部161Bとが一体形成されている。これにより、ばね箱161を交換することで、制輪子頭151に掛かる荷重を容易に変更することができる。また、制輪子頭151に対する重り部161Bの移動パターンが多様となる。そのため、鉄道車両の車輪10の踏面10Aに制輪子110を押し当てたときの振動が制輪子頭151に伝達されたとしても、こうした振動の周波数のピークが重り部161Bによって分散される。その結果、制輪子頭151の振動の大きさのピークが抑えられ、車輪10の踏面10Aに制輪子110を押し当てて制動力を付与するときに発生する振動音が抑えられる。
(3)制輪子頭151は、ばね箱161を嵌合可能な嵌合孔152を備え、嵌合孔152とばね箱161との間にはOリング165が設けられている。これにより、制輪子頭151の嵌合孔152とばね箱161との間で発生する衝突や振動をOリング165が吸収して、衝突音や振動音の発生を抑えられる。
(第2の実施形態)
以下、図8〜図13を参照して、ブレーキ装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、ばね箱に対する重り部の締結構造が第1の実施形態と異なる。したがって、以下の説明においては、第1の実施形態と相違する構成について主に説明し、第1の実施形態と同一の又は相当する構成については重複する説明を省略する。
図8に示すように、第2の実施形態では、第1の実施形態において第2板材151Bの嵌合孔152Bに嵌合されていた受け部164に代えて、固定ボルト266が設けられている。固定ボルト266の軸線方向の途中部分には段差構造267が設けられている。段差構造267は、第2摩擦板162Bに対して固定ボルト266の軸線方向に係合している。
また、第2の実施形態では、ばね箱261は有底筒状をなしており、重り部261Bとは別体の構成となっている。ばね箱261の底面には、貫通孔262が形成されている。貫通孔262には、固定ボルト266の軸部266Aが挿入されている。固定ボルト266の軸部266Aは、貫通孔262から突出している。固定ボルト266の軸部266Aの突出した部分には、ナット268が螺合している。
重り部261Bは、環状をなしている。重り部261Bの中心孔261Cの内面には第1段差部261DA及び第2段差部261DBが形成されている。重り部161Bの中心孔261Cのうち、内径が最も小さい第1内周部261CAは、ばね箱261の外周部261Aに対して外側から嵌合している。すなわち、ばね箱261の外周部261Aは、重り部261Bが着脱可能な着脱部として機能する。なお、ばね箱261の底面261Sは、第1内周部261CAの端部と一致している。ばね箱261の底面261Sは、第1段差部261DAと面一となっている。
重り部261Bの中心孔261Cのうち、第1内周部261CAに連続して拡開した第2内周部261CBには、有底筒状の固定具270が嵌合されている。固定具270は、貫通孔262から突出した固定ボルト266、並びに固定ボルト266に螺合したナット268を収容しつつ、その開口端を第1段差部261DAに当接させている。これにより、ばね箱261からの重り部261Bの抜け落ちが規制されることで、ばね箱261に対して重り部261Bが固定されている。
次に、制輪子頭151に取り付けられた重り部261Bの交換について説明する。
図9は、制輪子頭151に傾き止め機構260が取り付けられた初期状態を示す。
ここで、図10に示すように、制輪子頭151に取り付けられた重り部261Bを交換するときにはまず、重り部261Bから固定具270を取り外す。
続いて、図11に示すように、ばね箱261から重り部261Bを取り外す。
そして次に、図12に示すように、先に示した重り部261Bとは質量が異なる新たな重り部261Bαをばね箱261に対して外側から嵌合する。
その後、図13に示すように、重り部261Bαの第2内周部261CBに対して固定具270を嵌合させることで、ばね箱261に対して重り部261Bαを固定する。
このように、重り部261B,261Bαに対する固定具270の一連の着脱操作を通じて、制輪子頭151からばね箱261を取り外すことなく、制輪子頭151に取り付けられる重り部261B,261Bαを容易に変更することで、制輪子頭151の質量を容易に変更することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)及び(2)に加えて、以下の効果を得ることができる。
(4)ばね箱261の外周部261Aには重り部261B,261Bαが着脱可能となっている。これにより、制輪子110及び制輪子頭151等の種別に応じた質量の重り部261B,261Bαを容易に交換することができる。
(5)ばね箱261には、固定具270を用いて重り部261B,261Bαが固定されている。これにより、固定具270の着脱操作を通じて重り部261B,261Bαの交換を容易に行うことができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のような形態にて実施することもできる。
・上記第2の実施形態において、ばね箱261と第1板材151Aの第1嵌合孔152Aとの間にOリング等の緩衝材を設けてもよい。
・上記各実施形態において、ばね箱161,261と第1板材151Aの嵌合孔152Aとの間に若干の隙間を設けてもよい。
・上記第1の実施形態において、受け部164と第2板材151Bの第2嵌合孔152Bとの間に若干の隙間を設けてもよい。
・上記第1の実施形態において、ばね箱161と第1板材151Aの第1嵌合孔152Aとの間のOリングを省略してもよい。
・上記第2の実施形態において、ばね箱261と重り部261Bとの着脱構造は、固定具270を用いた締結構造に限らず、例えば、係合爪や係合ピンを用いた係合構造であってもよい。
・上記各実施形態では、車輪10の踏面10Aに接触して制動力を発生させるブレーキ装置に適用したが、被押圧部材にブレーキ用摩擦部材が押し当てられるキャリパブレーキやレールブレーキ等のブレーキ装置に適用してもよい。
100…ブレーキ装置、10…車輪、110…制輪子、120…駆動力発生部、130…駆動力伝達部、151…制輪子頭、152…嵌合部としての嵌合孔、160…姿勢制御装置、161,261…保持部としてのばね箱、161A…保持部としての筒部、161A、161B,161Bα,261B,261Bα…重り部、131…抑制部としてのコイルばね、162…摩擦材及び抑制部としての摩擦板、165…緩衝材としてのOリング、261A…着脱部としての外周部、270…固定具。

Claims (7)

  1. 制輪子頭の傾きの変動を抑制する姿勢制御装置であって、
    摩擦力によって前記傾きを抑制する抑制部と、
    前記抑制部を保持する保持部と、
    前記保持部に設けられる重り部と、を備える
    姿勢制御装置。
  2. 前記抑制部は、摩擦材と、前記摩擦材を前記制輪子頭に押し当てるばねと、を備える
    請求項1に記載の姿勢制御装置。
  3. 前記保持部と前記重り部とは、一体に形成されている
    請求項1又は2に記載の姿勢制御装置。
  4. 前記保持部は、前記重り部を着脱可能な着脱部を備える
    請求項1又は2に記載の姿勢制御装置。
  5. 前記着脱部は、固定具による締結構造である
    請求項4に記載の姿勢制御装置。
  6. 前記制輪子頭は、前記保持部を嵌合可能な嵌合部を備え、
    前記嵌合部と前記保持部との間には、緩衝材が設けられている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の姿勢制御装置。
  7. 摩擦材を制輪子頭に押し当てることで制動力を付与するブレーキ装置であって、
    前記制輪子頭の傾きの変動を抑制する姿勢制御装置を備え、
    前記姿勢制御装置は、摩擦力によって前記傾きを抑制する抑制部と、
    前記抑制部を保持する保持部と、
    前記保持部に設けられる重り部と、を備える
    ブレーキ装置。
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