JP2020006023A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる縦軸型の洗濯機において、洗濯物の布絡みの解消を効果的に行う。【解決手段】実施形態の洗濯機は、外箱内に弾性的に支持された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられ洗濯物が収容される脱水槽と、前記脱水槽の底部に設けられた撹拌体と、前記撹拌体及び脱水槽を回転駆動させる駆動機構と、前記駆動機構を制御して洗い行程を含む洗濯運転を実行する制御装置とを備え、前記制御装置は、洗い行程の給水開始前に、前記撹拌体を回転させて洗濯物の負荷を検出する容量検知動作を実行すると共に、前記容量検知動作の実行後に、前記撹拌体の短周期の正転、反転を1回以上繰り返すほぐし動作を実行する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
脱水槽の底部に撹拌体を有するいわゆる縦軸型の洗濯機においては、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程などの洗濯運転を自動で実行するものがある。このものでは、洗い行程の給水開始前に、洗濯物の容量検知動作が実行され、洗濯物の負荷量に応じて、洗い行程やためすすぎ行程における水位等が設定され、また洗剤量をユーザに報知することが行われる。この種の洗濯機にあっては、洗濯物が絡まってかたまり状となることが生ずると、脱水槽内で洗濯物の偏りが発生して脱水行程がスムーズに行えなくなる虞がある。そこで、例えば特許文献1では、洗い行程中に、撹拌体を短時間で正転、反転させて洗濯物の絡まりを解消させるほぐし運転を行うことが考えられている。
特開平6−182082号公報
ところで、脱水槽内で偏りが特に問題となる洗濯物として、シーツやタオルケットといった大型であるものの、比較的軽いシーツ類がある。このようなシーツ類は、容量検知動作中に、撹拌体に引掛けられて絡まってしまうことが多いのに対し、比較的軽いので、洗いやすすぎの水位が比較的低く設定されてしまうため、上記のようなほぐし運転では、絡まりが十分に解消されない不具合がある。水位を上げたうえでほぐし運転を行うことも考えられるが、水を余分に使用するため、節水が図られなくなってしまう。また、一旦絡まってしまったものについては、洗濯物が濡れた状態では、うまくほぐしが行えない事情もあった。
そこで、いわゆる縦軸型の洗濯機において、洗濯物の布絡みの解消を効果的に行うことができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱内に弾性的に支持された水槽と、前記水槽内に回転可能に設けられ洗濯物が収容される脱水槽と、前記脱水槽の底部に設けられた撹拌体と、前記撹拌体及び脱水槽を回転駆動させる駆動機構と、前記駆動機構を制御して洗い行程を含む洗濯運転を実行する制御装置とを備え、前記制御装置は、洗い行程の給水開始前に、前記撹拌体を回転させて洗濯物の負荷を検出する容量検知動作を実行すると共に、前記容量検知動作の実行後に、前記撹拌体の短周期の正転、反転を1回以上繰り返すほぐし動作を実行する。
第1の実施形態を示すもので、洗濯機の構成を概略的に示す縦断側面図 撹拌体の概略的な上面図 電気的構成を概略的に示すブロック図 スタート時に制御装置が実行するほぐし動作の制御手順を示すフローチャート 第2の実施形態を示すもので、スタート時に制御装置が実行するほぐし動作の制御手順を示すフローチャート 第3の実施形態を示すもので、スタート時に制御装置が実行するほぐし動作の制御手順を示すフローチャート 第4の実施形態を示すもので、スタート時に制御装置が実行するほぐし動作の制御手順を示すフローチャート
以下、いわゆる縦軸型の全自動洗濯機に適用したいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、複数の実施形態間で、同一部分には同一符号を付して新たな図示や繰り返しの説明を省略する。
(1)第1の実施形態
図1から図4を参照して第1の実施形態について述べる。図1は、本実施形態に係る洗濯機1の全体構成を示しており、洗濯機1は、例えば鋼板からなり全体として矩形状をなす外箱2を備えている。この外箱2の底部には、4個の脚部3を有する台板4が設けられている。前記外箱2内には、洗濯水を溜める水槽5が、周知構成の弾性吊持機構6により弾性的に吊り下げ支持されて設けられている。前記水槽5内には、後述する脱水槽7が回転可能に設けられている。
また、前記水槽5の底部には、排水口8が形成されており、この排水口8には、モータ駆動式の排水弁9を備えた排水路10が接続されている。詳しく図示はしないが、水槽5の底部にはエアトラップが設けられ、このエアトラップに接続されたエアチューブを介して、水槽5内つまり脱水槽7内の水位を検出する水位センサ11(図3参照)が設けられている。前記脱水槽7は、ほぼ有底円筒状をなし、その周壁部には、多数個の脱水孔7aが形成されている。この脱水槽7の上端部には、例えば液体封入形の回転バランサ12が取付けられている。脱水槽7内には、図示しない洗濯物が収容されるようになっており、その洗濯物に対する洗い、すすぎ、脱水等の行程が行われる。
前記脱水槽7の内底部には、撹拌体(パルセータ)13が配設されている。図2にも示すように、この撹拌体13は、円板状をなすと共に、その上面に、中心部から外周方向に延びる複数本の翼部13aを一体に有している。このとき、撹拌体13は、図2に示すように、正転(図で右回り)方向、及び、それとは逆方向の反転(図で左回り)方向に回転されるのであるが、本実施形態では、撹拌体13の翼部13aは、正転方向先方側に膨らむように、円弧(螺旋)状に湾曲して延びている。これにより、撹拌体13は、正転、反転における撹拌能力(水を掻く力)が異なっており、反転の方が、正転よりも撹拌能力が大きく構成されている。
図1に示すように、前記水槽5の上部には、水槽カバー14が装着されている。この水槽カバー14には、ほぼ中央部に洗濯物出し入れ用の開口部14aが設けられていると共に、その開口部14aを開閉する内蓋15が取付けられている。水槽カバー14の上面における後部には、給水用の給水口16が設けられている。そして、前記水槽5の下部、即ち外底部には、駆動機構17が配設されている。
この駆動機構17は、アウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる洗濯機モータ18、中空の槽軸19、該槽軸19を貫通する撹拌軸20、洗濯機モータ18の回転駆動力をそれら軸19、20に選択的に伝達するクラッチ機構21等を備えている。前記槽軸19の上端には、前記脱水槽7が連結されており、前記撹拌軸20の上端には、前記撹拌体13が連結されている。詳しく図示はしないが、前記クラッチ機構21は、周知のように、前記排水弁9と連動して動作するように構成されている。
即ち、クラッチ機構21は、前記排水弁9が閉塞されている洗い時及びためすすぎ時には、脱水槽7の固定(停止)状態で、洗濯機モータ18の駆動力を、撹拌軸20を介して撹拌体13に伝達して撹拌体13を低速で直接回転駆動し、正転及び反転させる。また、前記排水弁9が開放されている脱水時(脱水行程)には、槽軸19と撹拌軸20との連結状態で、洗濯機モータ18の駆動力を槽軸19を介して脱水槽7に伝達し、脱水槽7及び撹拌体13を一方向(正転方向)に高速で直接回転駆動する。この脱水時の洗濯機モータ18の回転数と脱水槽7の回転数とは同等となる。尚、図3にのみ示すように、駆動機構17には、前記洗濯機モータ18の回転位置ひいては回転数を検知する回転センサ31や、洗濯機モータ18に流れる電流を検知する電流センサ32も設けられている。
一方、前記外箱2の上部には、薄形の中空箱状をなす合成樹脂製のトップカバー22が装着されている。このトップカバー22の上面中央には、前記脱水槽7の上方に位置して、ほぼ円形の衣類出入口(図示せず)が形成され、その衣類出入口を開閉するための蓋23が設けられている。前記トップカバー22の前部上面部には操作パネル28(図3参照)が設けられている。詳しく図示はしないが、操作パネル28には、ユーザが洗濯運転のコースの選択や運転開始を指示するための操作部や、洗濯行程や運転終了予定時刻(洗濯残り時間)、設定水位や推奨する洗剤量等を表示するための表示部が設けられている。
このトップカバー22の後部には、水槽5内への給水を行うための給水機構24が設けられている。給水機構24は、給水弁25、注水ケース26、可撓性を有する給水ホース27を備えており、給水ホース27の先端部が前記給水口16に接続されている。給水弁25は給水受け口25aを備えていて、その給水受け口25aには、図示しない水道の蛇口に接続された接続ホースの先端部が接続される。給水弁25が開放されると、水道から供給される水が、注水ケース26及び給水ホース27を介して給水口16から脱水槽7内及び水槽5内に供給される。尚、本実施形態では、前記水槽5の振動を検知する振動検知手段としての振動センサ29が設けられる。また、周囲の環境温度を検出する温度センサとしての外気温センサ33(図3参照)も設けられている。
本実施形態では、外箱2内の背壁側の下部に位置して、制御装置30(電子ユニット)が設けられている。図3は、この制御装置30を中心とした、洗濯機1の電気的構成を概略的に示しており、制御装置30は、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータを主体として構成され、洗濯機1全体を制御して洗濯運転の各行程を実行する。この制御装置30は、前記操作パネル28からの操作信号が入力されると共に、操作パネル28の各表示部の表示を制御する。また、制御装置30には、前記水位センサ11の水位検知信号が入力されると共に、前記振動センサ29の検知信号が入力され、更に、前記回転センサ31、電流センサ32、外気温センサ33からの検知信号が入力される。
ユーザは、洗濯運転を行いたい場合には、洗うべき洗濯物を脱水槽7内に投入すると共に、注水ケース26に必要な洗剤等を収容させ、操作パネル28における設定や開始の操作を行う。制御装置30は、操作パネル28におけるユーザの洗濯コースの設定操作等に応じて、各センサからの入力信号や予め記憶された制御プログラムに従って、給水弁25、排水弁9、洗濯機モータ18等を制御し、洗い、すすぎ、脱水の行程からなる洗濯運転を実行する。このとき、自動運転の運転コースとして、例えばデフォルトの「標準コース」が選択された場合には、洗い行程、中間脱水行程、ためすすぎ行程、脱水行程といった周知の行程が順に実行される。
自動運転のコースにあっては、制御装置30は、運転開始時つまり洗い行程の給水開始前に、脱水槽7内の洗濯物の容量即ち布量を判定する容量検知動作を実行する。その容量検知動作の容量判定の結果に基づいて、洗いやためすすぎ時の水位が設定されると共に、各行程の実行時間などが自動設定される。また、ユーザに対して、洗濯物の容量に応じた適切な洗剤量を表示することも行われる。脱水槽7内への給水制御は、水位センサ11の水位検知に基づいて行われる。
前記容量検知動作は、周知のように、駆動機構17により撹拌体13を正転3秒ON、反転3秒ONを2回程度繰り返して回転駆動し、その時に洗濯機モータ18に流れる電流を電流センサ32により検出することに基づいて行われる。この容量検知動作における撹拌体13(洗濯機モータ18)の回転数は、例えば100rpmとされる。これにより、制御装置30等から容量検知手段が構成される。また、周知のように、制御装置30は、洗濯運転開始時に、運転コースや布量に応じて、運転終了予定時刻(残り運転時間)を設定し、洗濯運転中に、操作パネル28の表示部に、残り運転時間を表示する。
さて、本実施形態では、制御装置30は、前記容量検知動作の実行後に、前記脱水槽7内の洗濯物が濡れる前の状態で、前記撹拌体13の短周期の正転、反転を1回以上繰り返すほぐし動作を実行する。また、本実施形態では、前記撹拌体13は、正転、反転における撹拌能力が異なっているので、制御装置30は、ほぐし動作を実行するにあたり、撹拌体13の撹拌能力が高い側の回転、この場合反転では、撹拌能力が低い側の回転即ち正転の場合よりも撹拌体13の回転量を小さくする。
具体的には、次の作用説明でも述べるように、制御装置30は、ほぐし動作の実行において、撹拌体13の正転と反転との間で、回転量として、駆動時間つまり洗濯機モータ18への通電時間を変更するようになっており、撹拌体13の正転を1.2秒実行、0.8秒の停止、撹拌体13の反転を0.6秒実行、0.8秒の停止、を繰り返す。また、ほぐし動作の実行にあっては、撹拌体13(洗濯機モータ18)の回転数は、前記容量検知動作における回転数よりも低い回転数、例えば60rpmとされる。更に、このほぐし動作は、所定時間実行され、全体で、例えば30秒間実行される。
次に、上記構成の洗濯機1の作用について、主として図4を参照して述べる。今、ユーザが洗濯を行うにあたっては、洗濯したい洗濯物を脱水槽7内に投入すると共に、注水ケース26に必要な洗剤等を収容させ、操作パネル28において必要な設定操作を行った上で、スタート操作を行う。ここで、1回の洗濯で、多数枚の洗濯物を一括して洗濯することが一般的ではあるが、例えば、シーツやタオルケットといった大型のシーツ類を1枚だけ洗濯するといったケースもある。
図4のフローチャートは、自動運転のコースにおいて制御装置30が実行する、容量検知動作及びほぐし動作に関する制御手順を示している。即ち、運転がスタートされると、まずステップS1にて、容量検出動作が実行される。この容量検出動作は、上記したように、駆動機構17により撹拌体13を例えば100rpmで例えば正転3秒ON、反転3秒ONを2回程度繰り返して回転駆動し、その時に洗濯機モータ18に流れる電流を電流センサ32により検出することにより行われる。ステップS2では、検出した電流値に基づいて洗濯物の容量判定が行われる。この容量判定は、複数段階で判定され、この判定結果に基づいて、洗いやためすすぎの行程における水位等が設定される。
容量検知動作が終了すると、次にステップS3にて、ほぐし動作が開始される。このほぐし動作では、まずステップS4にて撹拌体13が1.2秒間正転され、ステップS5にて撹拌体13が0.8秒間停止され、ステップS6にて撹拌体13が0.6秒間反転され、ステップS7にて撹拌体13が0.8秒間停止されることが繰返し行われる。ほぐし動作では、ステップS4〜ステップS7の処理が、所定時間又は所定回数繰り返される。本実施形態では、例えば全体で30秒間繰り返される。ステップS8にて、ほぐし動作が終了すると判断されることにより、ほぐし動作が終了し、引続き、洗い行程に進んで、水槽5内への給水が開始される。
ここで、上記したステップS1の容量検知動作時に、3秒間もの比較的長時間一方向に撹拌体13が回転するため、洗濯物が撹拌体13の翼部13aに引っ掛かって絡み合うことが起こるケースがある。特に、洗濯物が、シーツやタオルケットといった大物で比較的軽量なシーツ類である場合、その絡み合いが解けることなく洗濯の各行程が進行し、脱水行程実行時に脱水槽7内の偏りが生じて、脱水行程がうまく行えなくなる不具合を招く虞がある。ところが、容量検知動作の後に、撹拌体13の短周期の正転、反転を1回以上繰り返すほぐし動作が実行される。
洗濯物が絡み合った場合でも、その後のステップS3からのほぐし動作の実行において、撹拌体13が短周期で正転、反転を繰り返すことにより、洗濯物がほぐされるようになる。この場合、洗濯物が、シーツやタオルケットといった大物で比較的軽量なものであっても、十分なほぐし効果が得られ、絡み合いを解消することができる。このとき、ほぐし動作において、撹拌体13を短周期で正転、反転させる場合、例えば一方向の回転量を、撹拌体13の容量検知動作時の一方向の回転量よりも小さくすることができる。或いは、撹拌体13の容量検知動作時の回転量の1/2よりも小さくすることができる。或いは、撹拌体13の1回転以下の回転量とすることができる。大小の比較においては、正転、反転各1回の合計の回転量として比較しても良い。また、撹拌体13の正転、反転は、1回以上、極力複数回繰り返すことが好ましい。
このように本実施形態によれば、洗い行程の給水開始前に、容量検知動作を実行すると共に、容量検知動作の実行後に、撹拌体13の短周期の正転、反転を1回以上繰り返すほぐし動作を実行する構成とした。これにより、いわゆる縦軸型の洗濯機1において、洗濯物の布絡みの解消を効果的に行うことができるという優れた効果を奏する。ひいては、洗い行程や脱水行程における余分なほぐし運転が不要となり、節水が図られると共に、時間の無駄な増加を招かずに済ませることができる。
特に本実施形態では、撹拌体13の正転、反転における撹拌能力が異なるものにあって、ほぐし動作を実行するにあたり、撹拌体13の撹拌能力が高い側の回転では、撹拌能力が低い側の回転よりも撹拌体13の回転量を小さくする、この場合回転動作時間を短くした。これにより、撹拌体13の正転、反転におけるほぐし効果の均等化を図ることができ、ほぐしをより効果的に行うことができる。尚、本実施形態では、撹拌体13の回転量を小さくする具体例として、撹拌体13の回転動作時間を短くするようにしたが、撹拌体13の回転数を下げるように構成しても良い。それら双方を行うようにしても良い。
また、本実施形態では、ほぐし動作は、洗濯物が濡れる前の状態で実行されるように構成されている。ここで、洗濯物の絡まりをほぐすほぐし動作は、洗濯物の乾布の状態で実行することが好ましく、脱水槽7内の洗濯物が濡れてしまった後では、洗濯物がからまった状態で洗濯物同士の滑りが悪くなり、ほぐし動作におけるほぐし効果に劣る事情がある。そのため、洗濯物が濡れていると、折角、撹拌体13を回転させても、特に大型で軽量のシーツ類に関して、からまりが十分に解けにくくなる虞がある。従って、洗濯物が濡れる前の状態で、ほぐし動作が実行されることにより、洗濯物のほぐしが良好に行われる。
(2)第2の実施形態
図5は、第2の実施形態を示すものであり、制御装置30が実行する、ほぐし動作の処理手順を示している。この第2の実施形態においては、以下の点が、上記第1の実施形態(図4)と異なっている。即ち、ユーザによりスタート操作がなされると、ステップS1、S2の容量検知動作の処理については、上記第1の実施形態と同様に実行される。そして、制御装置30は、ほぐし動作を実行するにあたり、容量検知動作の結果に基づいて、軽負荷であった場合に、高負荷の場合よりも撹拌体13の撹拌動作量を大きくする。
本実施形態では、ステップS11にて、撹拌体13の撹拌動作量として、トータルのほぐし時間(撹拌動作時間)が、ステップS2の容量判定の結果に基づいて設定される。具体的には、洗濯物の容量が2kg未満と判定された場合には、ほぐし時間が30秒に設定される。洗濯物の容量が2kg以上、5kg未満と判定された場合には、ほぐし時間が20秒に設定される。洗濯物の容量が5kg以上と判定された場合には、ほぐし時間が10秒に設定される。
その後、ステップS12にて、ほぐし動作が開始され、ステップS13にて、設定されたほぐし時間のほぐし動作が実行され、ステップS14にて、ほぐし動作が終了し、洗い行程に進む。この場合、脱水槽7内の洗濯物の容量が小さいほど、長い時間のほぐし動作が実行されるようになる。尚、ほぐし動作自体は、撹拌体13の、1.2秒の正転、0.8秒の停止、0.6秒の反転、0.8秒の停止のサイクルで行われ、そのサイクルが複数回繰り返される。
このような第2の実施形態によれば、上記第1の実施形態と同様に、いわゆる縦軸型の洗濯機1において、洗い行程の給水開始前に、容量検知動作を実行すると共に、容量検知動作の実行後に、ほぐし動作を実行するので、洗濯物の布絡みの解消を効果的に行うことができるという優れた効果を奏する。また、撹拌体13の撹拌体13の正転、反転における回転量の変更により、ほぐし効果の均等化を図ることができる。更には、洗濯物が濡れる前の状態で、ほぐし動作が実行されることにより、洗濯物のほぐしが良好に行われる。
そして、本実施形態では、例えばシーツやタオルケットといった大物で比較的軽量の洗濯物の場合において、高負荷の場合よりも撹拌動作量を大きくした、この場合時間を長くしたほぐし動作が実行されるようになり、布の絡み合いの解消により効果的となる。高負荷の場合には、脱水時の偏りなど後に問題となることは少ないので、ほぐし動作における撹拌体13の撹拌動作量を少なく、つまりほぐし時間を短く済ませることができる。
(3)第3の実施形態
図6は、第3の実施形態を示すものであり、やはり、制御装置30が実行する、ほぐし動作の処理手順を示している。この第3の実施形態においては、上記第2の実施形態と同様に、制御装置30は、ほぐし動作を実行するにあたり、容量検知動作の結果に基づいて、軽負荷であった場合に、高負荷の場合よりも撹拌体13の撹拌動作量を大きくするのであるが、ここでは、ほぐし動作の時間を変更することに代えて、ほぐし動作における撹拌回数、つまり撹拌体13の回転動作の回数を変更するようにしている。
即ち、本実施形態では、ステップS2で容量判定が行われると、次のステップS21にて、ほぐし動作における撹拌体13の正転、反転を含む撹拌回数が、容量判定の結果に基づいて設定される。具体的には、洗濯物の容量が2kg未満と判定された場合には、撹拌回数が30回に設定される。洗濯物の容量が2kg以上、5kg未満と判定された場合には、撹拌回数が20回に設定される。洗濯物の容量が5kg以上と判定された場合には、撹拌回数が10回に設定される。
その後、ステップS22にて、ほぐし動作が開始され、ステップS23にて、設定された撹拌回数のほぐし動作が実行され、ステップS24にて、ほぐし動作が終了し、洗い行程に進む。この場合、脱水槽7内の洗濯物の容量が小さいほど、撹拌回数が多くなるように、ほぐし動作が実行される。尚、ほぐし動作自体は、やはり撹拌体13の、1.2秒の正転、0.8秒の停止、0.6秒の反転、0.8秒の停止のサイクルで行われ、そのサイクルが複数回繰り返される。
このような第3の実施形態によれば、上記第2の実施形態と同様に、いわゆる縦軸型の洗濯機1において、洗濯物の布絡みの解消を効果的に行うことができるという優れた効果を得ることができる。これと共に、本実施形態では、例えばシーツやタオルケットといった大物で比較的軽量の洗濯物の場合において、高負荷の場合よりも撹拌動作量を大きくした、この場合撹拌体13の撹拌回数を多くしたほぐし動作が実行されるようになり、布の絡み合いの解消により効果的となる。高負荷の場合には、脱水時の偏りなど後に問題となることは少ないので、ほぐし動作における撹拌体13の撹拌動作量を少なく、つまり撹拌回数を少なくして、ほぐし動作を短時間で済ませることができる。
(4)第4の実施形態、その他の実施形態
図7は、第4の実施形態を示すものであり、やはり、制御装置30が実行する、ほぐし動作の処理手順を示している。この第4の実施形態では、制御装置30は、ほぐし動作を実行するにあたり、容量検知動作の結果に基づいて、軽負荷であった場合に、高負荷の場合よりも撹拌体13の回転数を低くするようになっている。
即ち、本実施形態では、ステップS2で容量判定が行われると、次のステップS31にて、ほぐし動作における撹拌体13(洗濯機モータ18)の回転数が、容量判定の結果に基づいて設定される。具体的には、洗濯物の容量が2kg未満と判定された場合には、撹拌体13の回転数が60rpmに設定される。洗濯物の容量が2kg以上、5kg未満と判定された場合には、撹拌体13の回転数が80rpmに設定される。洗濯物の容量が5kg以上と判定された場合には、撹拌体13の回転数が100rpmに設定される。
その後、ステップS32にて、ほぐし動作が開始され、ステップS33にて、設定された撹拌体13の回転数でのほぐし動作が実行され、ステップS24にて、ほぐし動作が終了し、洗い行程に進む。この場合、脱水槽7内の洗濯物の容量が小さいほど、撹拌体13の回転数が小さくされ、比較的弱い撹拌力でほぐし動作が実行される。尚、ほぐし動作自体は、やはり撹拌体13の、1.2秒の正転、0.8秒の停止、0.6秒の反転、0.8秒の停止のサイクルで行われ、そのサイクルが複数回繰り返される。
ここで、本発明者の研究によれば、ほぐし動作を実行するにあたり、シーツやタオルケットといった大物で比較的軽量の洗濯物の場合においては、撹拌体13の回転を比較的高くする、例えば容量検知動作における回転数(例えば100rpm)と同等或いはそれ以上にすると、洗濯物が撹拌体13に強い力で引掛けられてかえって絡まりが大きくなる虞があることが確認された。そこで、洗濯物が軽負荷であった場合に、高負荷の場合よりも撹拌体13の回転数を低くすることで、洗濯物がシーツやタオルケットである場合でも、良好なほぐし動作を実行することができる。
従って、この第4の実施形態においても、上記第1の実施形態等と同様に、いわゆる縦軸型の洗濯機1において、洗い行程の給水開始前に、容量検知動作を実行すると共に、容量検知動作の実行後に、ほぐし動作を実行するので、洗濯物の布絡みの解消を効果的に行うことができるという優れた効果を奏する。そして、本実施形態では、ほぐし動作を実行するにあたり、例えばシーツやタオルケットといった大物で比較的軽量の洗濯物の場合において、高負荷の場合よりも撹拌体13の回転数を小さくしたので、ほぐし動作をより効果的に行うことができる。
尚、上記した各実施形態では、ほぐし動作が終了した後に洗い行程の給水に進むように構成することにより、洗濯物が濡れる前の状態でほぐし動作が実行されるようにした。但し、給水が開始された状態でも、洗濯物が濡れる前であれば、ほぐし動作によるほぐし効果が得られるので、そのようなタイミングで給水及びほぐし動作を行うことにより、それらを別々に実行する場合に比べて時間短縮を図ることも可能となる。
上記した各実施形態では、撹拌体13の回転数、1回の正転、反転の各動作時間、停止時間、ほぐし動作の全体の時間、撹拌回数、洗濯物の容量の区分の仕方等について、具体的数値をあげながら説明したが、それら具体的数値や区分の仕方等については一例を示したに過ぎず、適宜変更が可能であることは勿論である。更には、上記した複数の実施形態を任意に組み合わせて実施することも可能である。撹拌体の構成としても、正転、反転方向に同等の撹拌力を有するものであっても良く、この場合、ほぐし動作における正転の時間と反転の時間とを同等にすることができる。その他、洗濯機1の全体のハードウエア構成等についても、様々な変更が可能である。
以上説明したいくつかの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、1は洗濯機、2は外箱、5は水槽、7は脱水槽、13は撹拌体、13aは翼部、17は駆動機構、18は洗濯機モータ、25は給水弁、28は操作パネル、30は制御装置を示す。

Claims (5)

  1. 外箱内に弾性的に支持された水槽と、
    前記水槽内に回転可能に設けられ洗濯物が収容される脱水槽と、
    前記脱水槽の底部に設けられた撹拌体と、
    前記撹拌体及び脱水槽を回転駆動させる駆動機構と、
    前記駆動機構を制御して洗い行程を含む洗濯運転を実行する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、洗い行程の給水開始前に、前記撹拌体を回転させて洗濯物の負荷を検出する容量検知動作を実行すると共に、
    前記容量検知動作の実行後に、前記撹拌体の短周期の正転、反転を1回以上繰り返すほぐし動作を実行する洗濯機。
  2. 前記制御装置は、前記ほぐし動作を実行するにあたり、前記容量検知動作の結果に基づいて、軽負荷であった場合に、高負荷の場合よりも前記撹拌体の撹拌動作量を大きくする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記制御装置は、前記ほぐし動作を実行するにあたり、前記容量検知動作の結果に基づいて、軽負荷であった場合に、高負荷の場合よりも前記撹拌体の回転数を低くする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記撹拌体は、正転、反転における撹拌能力が異なっており、
    前記制御装置は、前記ほぐし動作を実行するにあたり、前記撹拌体の撹拌能力が高い側の回転では、撹拌能力が低い側の回転よりも前記撹拌体の回転量を小さくする請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記ほぐし動作は、前記洗濯物が濡れる前の状態で実行される請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
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