JP2019200745A - 商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置 - Google Patents

商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】商品陳列棚に陳列されている商品を目視する必要なく、商品の補充の遅れに伴う商品の販売機会の損失を抑制することができる商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置を提供する。【解決手段】商品陳列棚監視システム1は、商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出部11と、前記検出部11によって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理部13Bと、前記処理部13Bによって算出された前記売上金額を表示する表示部13Cと、前記処理部13Bによる前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置に関する。
従来の小売店での商品管理手法では、目視によって、商品陳列棚に陳列されている商品が確認される。しかしながら、目視による確認手法では、目視を行う人手と手間が必要となり、人件費が増加してしまう。
他の従来の小売店での商品管理手法では、POS(Point Of Sale)システムを利用することによって、商品陳列棚に陳列されている商品が確認される。ところで、POSシステムを利用する手法では、商品陳列棚に陳列されている商品が顧客の手に取られた時点から、POSシステムによる清算処理が完了する時点までのタイムラグが存在する。
つまり、商品陳列棚に陳列されている商品が顧客の手に取られた時点で、商品の補充が開始されることが好ましいが、POSシステムを利用する手法では、POSシステムによる清算処理が完了するまで、商品の補充が必要であることが判明しない。そのため、POSシステムを利用する手法では、商品の補充が遅れてしまうおそれがある。また、商品の補充の遅れに伴って、商品の販売機会を損失してしまうおそれがある。
また従来、商品陳列棚に陳列される商品の増加、減少の変化を荷重の変化として測定する重量センサが知られている(例えば特許文献1参照)。ところで、特許文献1に記載された技術では、商品陳列棚に陳列される商品の減少が検出される場合であっても、商品の補充を促す表示などが行われない。そのため、特許文献1に記載された技術では、商品の補充の遅れを抑制することができない。
特開2010−249346号公報
上記事情に鑑み、本発明は、商品陳列棚に陳列されている商品を目視する必要なく、商品の補充の遅れに伴う商品の販売機会の損失を抑制することができる商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置を提供することを目的とする。
[1]商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出部と、前記検出部によって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得部と、前記取得部によって取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理部と、前記処理部によって算出された前記売上金額を表示する表示部と、前記処理部による前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶部とを備える商品陳列棚監視システム。
[2]前記処理部は、前記検出荷重データと前記設定荷重データとに基づいて、顧客によって手に取られた商品が前記商品陳列棚に戻されたか否かを判定し、前記商品陳列棚に陳列されている商品に対する顧客の関心の有無を判定する、[1]に記載の商品陳列棚監視システム。
[3]前記処理部は、前記検出荷重データと前記設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の位置、数、陳列時間、顧客が商品を手に取った回数、および、顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した回数の少なくともいずれかを推定してデータ化し、前記表示部は、前記処理部によってデータ化されたものを表示する、[2]に記載の商品陳列棚監視システム。
[4]前記処理部は、前記検出荷重データと前記設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の数と、前記商品陳列棚に陳列されている商品の数の減少速度とを推定してデータ化し、前記処理部によってデータ化されたものを外部端末に転送する通信部を更に備える、[1]に記載の商品陳列棚監視システム。
[5]前記商品陳列棚に陳列されている商品の清算処理を行うPOSシステムを更に備え、前記検出部によって検出される商品の荷重が減少した場合、かつ、前記検出部によって商品の荷重の減少が検出された後の経過時間が第1閾値以上になった場合、かつ、前記POSシステムによる商品の清算処理が行われていない場合に、前記処理部は、前記商品陳列棚に陳列されている商品が盗難されたおそれがあると判定する、[1]に記載の商品陳列棚監視システム。
[6]前記商品陳列棚に陳列されている商品が盗難されたおそれがあると前記処理部によって判定された場合に、前記商品陳列棚に陳列されている商品が盗難されたおそれがある旨を外部端末に送信する通信部を更に備える、[5]に記載の商品陳列棚監視システム。
[7]前記検出部は、前記商品陳列棚に陳列されている商品の底面形状を検出し、前記処理部は、前記検出荷重データと、前記設定荷重データと、前記検出部によって検出された商品の底面形状とに基づいて、顧客によって手に取られた商品が、顧客によって手に取られる前に陳列されていた位置である正規位置に戻されたか否かを判定し、顧客によって手に取られた商品が前記正規位置に戻されなかった場合に、前記表示部は警告表示を行う、[2]に記載の商品陳列棚監視システム。
[8]前記処理部は、顧客が商品を手に取る前に前記検出部によって検出された商品の底面形状と、顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した後に前記検出部によって検出された商品の底面形状とが異なるか否かを判定し、顧客が商品を手に取る前に前記検出部によって検出された商品の底面形状と、顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した後に前記検出部によって検出された商品の底面形状とが異なる場合に、前記表示部は警告表示を行う、[7]に記載の商品陳列棚監視システム。
[9]前記処理部は、前記検出部によって検出された商品の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化したか否かを判定し、前記検出部によって検出された商品の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化した場合に、前記表示部は警告表示を行う、[8]に記載の商品陳列棚監視システム。
[10]前記処理部によって推定された顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した回数が第2閾値以上になった場合に、前記表示部は警告表示を行う、[3]に記載の商品陳列棚監視システム。
[11]商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理ステップと、前記処理ステップにおいて算出された前記売上金額を表示する表示ステップと、前記処理ステップにおいて前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶ステップとを備える商品陳列棚監視方法。
[12]コンピュータに、商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理ステップと、前記処理ステップにおいて算出された前記売上金額を表示する表示ステップと、前記処理ステップにおいて前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶ステップとを実行させるためのプログラム。
[13]商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する荷重検出装置であって、前記荷重検出装置によって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データが、取得部によって取得され、前記取得部によって取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、処理部によって、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量が推定され、かつ、商品の売上金額が算出され、前記売上金額が表示部によって表示され、前記売上金額の算出の対象となった商品の情報が記憶部によって記憶される、荷重検出装置。
本発明によれば、商品陳列棚に陳列されている商品を目視する必要なく、商品の補充の遅れに伴う商品の販売機会の損失を抑制することができる商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置を提供することができる。
第1実施形態の商品陳列棚監視システムの一例を説明するためのブロック構成図である。 図1に示す荷重センサの一例を説明するための図である。 処理部によって行われる処理および表示部によって行われる表示の一例を説明するための図である。 第1実施形態の商品陳列棚監視システムによって実行される処理の一例を説明するためのシーケンス図である。 第4実施形態の商品陳列棚監視システムの一例を説明するためのブロック構成図である。
以下、図面を参照し、本発明の商品陳列棚監視システム、商品陳列棚監視方法、プログラムおよび荷重検出装置の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態の商品陳列棚監視システム1の一例を説明するためのブロック構成図である。
図1に示す例では、商品陳列棚監視システム1が、検出部11と、IC(Integrated Circuit)基板12と、端末装置13と、サーバ14とを備えている。
検出部11は、商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する。つまり、検出部11は、商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する荷重検出装置として機能する。検出部11は、例えば3個の荷重センサ11A、11B、11Cを備えている。
他の例では、検出部11が、3個以外の任意の数の荷重センサを備えていてもよい。
図2は図1に示す荷重センサ11A、11B、11Cの一例を説明するための図である。詳細には、図2(A)は第1の時点における荷重センサ11A、11B、11Cなどの上面図である。図2(B)は第2の時点における荷重センサ11A、11B、11Cなどの上面図である。
図2に示す例では、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1の商品載置面(上面)と、商品P11〜P16の底面(下面)との間に配置されている。その結果、商品P11〜P16の荷重の合計値が、荷重センサ11Aによって検出される。
同様に、荷重センサ11Bは、商品陳列棚SL2の商品載置面と、商品P21〜P26の底面との間に配置されている。その結果、商品P21〜P26の荷重の合計値が、荷重センサ11Bによって検出される。
また、荷重センサ11Cは、商品陳列棚SL3の商品載置面と、商品P31〜P36の底面との間に配置されている。その結果、商品P31〜P36の荷重の合計値が、荷重センサ11Cによって検出される。
図2に示す例では、3つの商品陳列棚SL1、SL2、SL3に対して第1実施形態の商品陳列棚監視システム1が適用されるが、他の例では、3つ以外の任意の数の商品陳列棚に対して第1実施形態の商品陳列棚監視システム1が適用されてもよい。
図2に示す例では、6個の商品P11〜P16の荷重の合計値が荷重センサ11Aによって検出され、6個の商品P21〜P26の荷重の合計値が荷重センサ11Bによって検出され、6個の商品P31〜P36の荷重の合計値が荷重センサ11Cによって検出されるが、他の例では、6個以外の任意の数の商品の荷重の合計値が1個の荷重センサによって検出されてもよい。
図2(A)に示す例では、同一種類の商品P11〜P16が、商品陳列棚SL1に陳列されている。商品P11〜P16のそれぞれの重量は、例えば100グラムである。荷重センサ11Aは、商品P11〜P16の荷重の合計値である600グラム(=100グラム×6個)を検出する。
また、図2(A)に示す例では、同一種類の商品P21〜P26が、商品陳列棚SL2に陳列されている。商品P21〜P26は、商品P11〜P16とは異なる種類の商品である。商品P21〜P26のそれぞれの重量は、例えば200グラムである。荷重センサ11Bは、商品P21〜P26の荷重の合計値である1200グラム(=200グラム×6個)を検出する。
また、図2(A)に示す例では、同一種類の商品P31〜P36が、商品陳列棚SL3に陳列されている。商品P31〜P36は、商品P11〜P16、P21〜P26とは異なる種類の商品である。商品P31〜P36のそれぞれの重量は、例えば300グラムである。荷重センサ11Cは、商品P31〜P36の荷重の合計値である1800グラム(=300グラム×6個)を検出する。
図2(B)に示す例では、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られ、商品P12〜P16が、商品陳列棚SL1に陳列されている。荷重センサ11Aは、商品P12〜P16の荷重の合計値である500グラム(=100グラム×5個)を検出する。
また、図2(B)に示す例では、商品P21、P22が、顧客によって商品陳列棚SL2から取り去られ、商品P23〜P26が、商品陳列棚SL2に陳列されている。荷重センサ11Bは、商品P23〜P26の荷重の合計値である800グラム(=200グラム×4個)を検出する。
また、図2(B)に示す例では、商品P31〜P34が、顧客によって商品陳列棚SL3から取り去られ、商品P35、P36が、商品陳列棚SL3に陳列されている。荷重センサ11Cは、商品P35、P36の荷重の合計値である600グラム(=300グラム×2個)を検出する。
荷重センサ11A、11B、11Cのそれぞれは、導電性材料部分と基材部分とを有する。荷重センサ11A、11B、11Cのそれぞれにかかる荷重が変化すると、導電性材料部分の電気抵抗値が変化する。導電性材料部分の電気抵抗値を計測することによって、荷重センサ11A、11B、11Cのそれぞれにかかる荷重を検出することができる。
導電性材料部分は、例えば真空蒸着、スパッタ、イオンプレーティング、気相成長(CVD)などにより導電性材料を基材に対して形成することによって構成される。成膜スピードが速い真空蒸着法がコスト的に好ましい。導電性材料部分として、例えば銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、亜鉛、金などの各種金属が真空蒸着により成膜可能である。また、導電性材料を印刷することによって、導電性材料部分としての回路パターンを形成してもよい。印刷方法はスクリーン、フレキソ等が挙げられ、限定されない。導電性材料としては、銀、銅、カーボンなどの粒子を利用したインク、ペーストが使用可能であり、限定されない。
基材としては、フレキシブル性を持つ樹脂材料が望ましい。シート状にして使うことができるからである。基材の材料としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、ポリイミド、TAC(セルローストリアセテート)、COP(シクロオレフィンポリマー)、アクリル樹脂などを用いることができる。コストや寸法安定性の面からPETが好ましい。
図2に示す例では、荷重センサ11A、11B、11Cのそれぞれにかかる荷重を検出するために、電気抵抗値の変化が利用されるが、他の例では、静電容量値などのような電気抵抗値以外の値の変化を利用してもよい。
図1に示す例では、IC基板12が、検出部11によって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する。つまり、IC基板12は、検出荷重データを取得する取得部として機能する。また、IC基板12は、検出部11から取得した検出荷重データを端末装置13に送信する。
図2(A)に示す例では、IC基板12が、荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の荷重(600グラム)のデータを荷重センサ11Aから取得する。また、IC基板12は、荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の荷重(1200グラム)のデータを荷重センサ11Bから取得する。また、IC基板12は、荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の荷重(1800グラム)のデータを荷重センサ11Cから取得する。
図2(B)に示す例では、IC基板12が、荷重センサ11Aによって検出された商品P12〜P16の荷重(500グラム)のデータを荷重センサ11Aから取得する。また、IC基板12は、荷重センサ11Bによって検出された商品P23〜P26の荷重(800グラム)のデータを荷重センサ11Bから取得する。また、IC基板12は、荷重センサ11Cによって検出された商品P35、P36の荷重(600グラム)のデータを荷重センサ11Cから取得する。
図1に示す例では、端末装置13が、IC基板12から送信された検出荷重データの受信などを行う。端末装置13は、例えばPC(Personal Computer)、スマートフォンなどである。端末装置13は、通信部13Aと、処理部13Bと、表示部13Cとを備えている。通信部13Aは、IC基板12との通信およびサーバ14との通信を行う。処理部13Bは、商品の売上金額の算出などの処理を行う。表示部13Cは、処理部13Bによって算出された商品の売上金額などを表示する。
図3は処理部13Bによって行われる処理および表示部13Cによって行われる表示の一例を説明するための図である。詳細には、図3(A)は図2(A)に示す第1の時点における表示部13Cの表示内容を示す図である。図3(B)は図2(B)に示す第2の時点における表示部13Cの表示内容を示す図である。
図2および図3に示す例では、商品陳列棚監視システム1の利用者(商品陳列棚SL1、SL2、SL3の管理者)によって、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11〜P16のそれぞれの荷重(100グラム)が、「商品陳列棚SL1に陳列される商品の設定荷重データ」として予め設定される。また、商品陳列棚SL1に陳列可能な商品の数の最大値(例えば6個)が、予め設定される。また、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11〜P16のそれぞれの価格(400円)が、予め設定される。
また、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21〜P26のそれぞれの荷重(200グラム)が、「商品陳列棚SL2に陳列される商品の設定荷重データ」として予め設定される。また、商品陳列棚SL2に陳列可能な商品の数の最大値(例えば6個)と、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21〜P26のそれぞれの価格(250円)とが、予め設定される。
また、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P36のそれぞれの荷重(300グラム)が、「商品陳列棚SL3に陳列される商品の設定荷重データ」として予め設定される。また、商品陳列棚SL3に陳列可能な商品の数の最大値(例えば6個)と、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P36のそれぞれの価格(300円)とが、予め設定される。
図2(A)および図3(A)に示す第1の時点に、端末装置13が、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の荷重(600グラム)のデータ(検出荷重データ)を、IC基板12から受信する。また、端末装置13には、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11〜P16のそれぞれの荷重(100グラム)のデータ(設定荷重データ)が、予め設定されている。端末装置13は、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、第1の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量(6個(=600グラム/100グラム))を推定する。つまり、端末装置13は、「第1の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品が存在する」と推定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列可能な商品の数の最大値(6個)と、第1の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量(6個)とに基づいて、第1の時点における商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額(0円(=400円×(6個−6個)))を算出する。
また、端末装置13は、第1の時点における商品陳列棚SL1に補充可能な商品の数(0個(=6個−6個))を算出し、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要はないと判定する。
図3(A)に示す例では、表示部13Cが、第1の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量が6個である旨(「棚番号:棚1」、「残数:6」)を表示する。また、表示部13Cは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の価格が400円である旨(「棚番号:棚1」、「価格:¥400」)を表示する。また、表示部13Cは、第1の時点における商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額が0円である旨(「棚番号:棚1」、「売上:¥0」)を表示する。また、表示部13Cは、第1の時点に商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がない旨(「棚番号:棚1」、「商品数:OK」)を表示する。
図2(A)および図3(A)に示す第1の時点に、端末装置13が、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の荷重(1200グラム)のデータ(検出荷重データ)を、IC基板12から受信する。また、端末装置13には、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21〜P26のそれぞれの荷重(200グラム)のデータ(設定荷重データ)が、予め設定されている。端末装置13は、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、第1の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量(6個(=1200グラム/200グラム))を推定する。つまり、端末装置13は、「第1の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品が存在する」と推定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL2に陳列可能な商品の数の最大値(6個)と、第1の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量(6個)とに基づいて、第1の時点における商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額(0円(=250円×(6個−6個)))を算出する。
また、端末装置13は、第1の時点における商品陳列棚SL2に補充可能な商品の数(0個(=6個−6個))を算出し、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要はないと判定する。
図3(A)に示す例では、表示部13Cが、第1の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量が6個である旨(「棚番号:棚2」、「残数:6」)を表示する。また、表示部13Cは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の価格が250円である旨(「棚番号:棚2」、「価格:¥250」)を表示する。また、表示部13Cは、第1の時点における商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額が0円である旨(「棚番号:棚2」、「売上:¥0」)を表示する。また、表示部13Cは、第1の時点に商品陳列棚SL2に商品を補充する必要がない旨(「棚番号:棚2」、「商品数:OK」)を表示する。
図2(A)および図3(A)に示す第1の時点に、端末装置13が、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の荷重(1800グラム)のデータ(検出荷重データ)を、IC基板12から受信する。また、端末装置13には、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P36のそれぞれの荷重(300グラム)のデータ(設定荷重データ)が、予め設定されている。端末装置13は、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、第1の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量(6個(=1800グラム/300グラム))を推定する。つまり、端末装置13は、「第1の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品が存在する」と推定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL3に陳列可能な商品の数の最大値(6個)と、第1の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量(6個)とに基づいて、第1の時点における商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額(0円(=300円×(6個−6個)))を算出する。
また、端末装置13は、第1の時点における商品陳列棚SL3に補充可能な商品の数(0個(=6個−6個))を算出し、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要はないと判定する。
図3(A)に示す例では、表示部13Cが、第1の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量が6個である旨(「棚番号:棚3」、「残数:6」)を表示する。また、表示部13Cは、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の価格が300円である旨(「棚番号:棚3」、「価格:¥300」)を表示する。また、表示部13Cは、第1の時点における商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額が0円である旨(「棚番号:棚3」、「売上:¥0」)を表示する。また、表示部13Cは、第1の時点に商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がない旨(「棚番号:棚3」、「商品数:OK」)を表示する。
図3(A)に示す例では、上述したように第1の時点に、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がなく、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要がなく、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がない。そのため、表示部13Cは、第1の時点に商品陳列棚監視システム1の利用者に対するメッセージがない旨(「メッセージ:なし」)を表示する。
図2(B)および図3(B)に示す第2の時点に、端末装置13が、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の荷重(500グラム)のデータ(検出荷重データ)を、IC基板12から受信する。また、端末装置13には、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11〜P16のそれぞれの荷重(100グラム)のデータ(設定荷重データ)が、予め設定されている。端末装置13は、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、第2の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量(5個(=500グラム/100グラム))を推定する。つまり、端末装置13は、「第2の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品が存在する」と推定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列可能な商品の数の最大値(6個)と、第2の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量(5個)とに基づいて、第2の時点における商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額(400円(=400円×(6個−5個)))を算出する。
また、端末装置13は、第2の時点における商品陳列棚SL1に補充可能な商品の数(1個(=6個−5個))を算出し、商品陳列棚SL1に商品を補充できるものの、まだ商品陳列棚SL1に商品を補充する必要はないと判定する。
図3(B)に示す例では、表示部13Cが、第2の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量が5個である旨(「棚番号:棚1」、「残数:5」)を表示する。また、表示部13Cは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の価格が400円である旨(「棚番号:棚1」、「価格:¥400」)を表示する。また、表示部13Cは、第2の時点における商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額が400円である旨(「棚番号:棚1」、「売上:¥400」)を表示する。また、表示部13Cは、第2の時点に商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がない旨(「棚番号:棚1」、「商品数:OK」)を表示する。
図2(B)および図3(B)に示す第2の時点に、端末装置13が、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P23〜P26の荷重(800グラム)のデータ(検出荷重データ)を、IC基板12から受信する。また、端末装置13には、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21〜P26のそれぞれの荷重(200グラム)のデータ(設定荷重データ)が、予め設定されている。端末装置13は、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、第2の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量(4個(=800グラム/200グラム))を推定する。つまり、端末装置13は、「第2の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品が存在する」と推定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL2に陳列可能な商品の数の最大値(6個)と、第2の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量(4個)とに基づいて、第2の時点における商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額(500円(=250円×(6個−4個)))を算出する。
また、端末装置13は、第2の時点における商品陳列棚SL2に補充可能な商品の数(2個(=6個−4個))を算出し、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要があると判定する。
図3(B)に示す例では、表示部13Cが、第2の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量が4個である旨(「棚番号:棚2」、「残数:4」)を表示する。また、表示部13Cは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の価格が250円である旨(「棚番号:棚2」、「価格:¥250」)を表示する。また、表示部13Cは、第2の時点における商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額が500円である旨(「棚番号:棚2」、「売上:¥500」)を表示する。また、表示部13Cは、第2の時点に商品陳列棚SL2に商品を補充する必要がある旨(「棚番号:棚2」、「商品数:欠品」)を表示する。
図2(B)および図3(B)に示す第2の時点に、端末装置13が、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P35〜P36の荷重(600グラム)のデータ(検出荷重データ)を、IC基板12から受信する。また、端末装置13には、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P36のそれぞれの荷重(300グラム)のデータ(設定荷重データ)が、予め設定されている。端末装置13は、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、第2の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量(2個(=600グラム/300グラム))を推定する。つまり、端末装置13は、「第2の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品が存在する」と推定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL3に陳列可能な商品の数の最大値(6個)と、第2の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量(2個)とに基づいて、第2の時点における商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額(1200円(=300円×(6個−2個)))を算出する。
また、端末装置13は、第2の時点における商品陳列棚SL3に補充可能な商品の数(4個(=6個−2個))を算出し、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要があると判定する。
図3(B)に示す例では、表示部13Cが、第2の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量が2個である旨(「棚番号:棚3」、「残数:2」)を表示する。また、表示部13Cは、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の価格が300円である旨(「棚番号:棚3」、「価格:¥300」)を表示する。また、表示部13Cは、第2の時点における商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額が1200円である旨(「棚番号:棚3」、「売上:¥1200」)を表示する。また、表示部13Cは、第2の時点に商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がある旨(「棚番号:棚3」、「商品数:欠品」)を表示する。
図3(B)に示す例では、上述したように第2の時点に、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がなく、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要があり、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がある。そのため、表示部13Cは、第2の時点に商品陳列棚監視システム1の利用者に対するメッセージがある旨(「メッセージ:商品補充が必要です」)を表示する。
図1に示す例では、端末装置13の通信部13Aが、売上金額の算出の対象となった商品の情報をサーバ14に送信する。サーバ14は、その情報を記憶する。つまり、サーバ14は、処理部13Bによる売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶部として機能する。
図1に示す例では、サーバ14が、売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶するが、他の例では、端末装置13の記憶部(図示せず)が、売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶してもよい。
図2(B)および図3(B)に示す例では、第2の時点における商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額(400円)の情報と、商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額(500円)の情報と、商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額(1200円)の情報とが、サーバ14に格納される。
図4は第1実施形態の商品陳列棚監視システム1によって実行される処理の一例を説明するためのシーケンス図である。
図4に示す例では、ステップS1(上述した第1の時点の前の段階)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1、SL2、SL3の情報および商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列される商品の情報の設定入力を受け付け、設定荷重データ(商品個別の荷重データ)を生成する。
図2および図3に示す例では、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11〜P16のそれぞれの荷重(100グラム)、商品陳列棚SL1に陳列可能な商品の数の最大値(6個)、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11〜P16のそれぞれの価格(400円)、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21〜P26のそれぞれの荷重(200グラム)、商品陳列棚SL2に陳列可能な商品の数の最大値(6個)、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21〜P26のそれぞれの価格(250円)、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P36のそれぞれの荷重(300グラム)、商品陳列棚SL3に陳列可能な商品の数の最大値(6個)、および、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P36のそれぞれの価格(300円)の設定入力が、ステップS1において実行される。
また、商品陳列棚SL1に陳列される商品の設定荷重データ(100グラム)と、商品陳列棚SL2に陳列される商品の設定荷重データ(200グラム)と、商品陳列棚SL3に陳列される商品の設定荷重データ(300グラム)とが、ステップS1において端末装置13によって生成される。
つまり、ステップS1において、商品陳列棚SL1に陳列される商品の荷重(100グラム)と、商品陳列棚SL2に陳列される商品の荷重(200グラム)と、商品陳列棚SL3に陳列される商品の荷重(300グラム)とが、設定荷重データとして設定される。
次いで、ステップS2(上述した第1の時点の前の段階)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1、SL2、SL3の情報および商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列される商品の情報を、IC基板12に送信する。
次いで、図示しないステップにおいて、商品陳列棚SL1、SL2、SL3への商品の陳列(搬入)が行われる。
図2に示す例では、商品P11〜P16が商品陳列棚SL1に陳列され、商品P21〜P26が商品陳列棚SL2に陳列され、商品P31〜P36が商品陳列棚SL3に陳列される。その結果、図2(A)に示す状態になる。
次いで、ステップS11(上述した第1の時点)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の荷重を荷重センサ11Aに検出させ、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の荷重を荷重センサ11Bに検出させ、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の荷重を荷重センサ11Cに検出させるための検出指令をIC基板12に送信する。
次いで、ステップS12(上述した第1の時点)において、IC基板12は、検出指令に応じて荷重センサ11A、11B、11Cを作動させる。
次いで、ステップS13(上述した第1の時点)において、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の荷重を検出し、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の荷重を検出し、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の荷重を検出する。
図2(A)に示す例では、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の荷重の合計値(600グラム)を検出し、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の荷重の合計値(1200グラム)を検出し、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の荷重の合計値(1800グラム)を検出する。
次いで、ステップS14(上述した第1の時点)において、荷重センサ11Aは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の荷重を示す検出荷重データをIC基板12に送信する。また、荷重センサ11Bは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の荷重を示す検出荷重データをIC基板12に送信する。また、荷重センサ11Cは、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の荷重を示す検出荷重データをIC基板12に送信する。IC基板12は、それらの検出荷重データを取得する。
図2(A)に示す例では、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の荷重の合計値(600グラム)を示す検出荷重データをIC基板12に送信する。また、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の荷重の合計値(1200グラム)を示す検出荷重データをIC基板12に送信する。また、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の荷重の合計値(1800グラム)を示す検出荷重データをIC基板12に送信する。
次いで、ステップS15(上述した第1の時点)において、IC基板12は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の荷重を示す検出荷重データと、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の荷重を示す検出荷重データと、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の荷重を示す検出荷重データとを端末装置13に転送する。
次いで、ステップS16(上述した第1の時点)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品の数量と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品の数量と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品の数量とを算出(推定)する。
図2(A)および図3(A)に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の数量(6個)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の数量(6個)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の数量(6個)とを算出する。
図4に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品の数量を算出(推定)するが、他の例では、IC基板12が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品の数量を算出(推定)してもよい。
次いで、ステップS17(上述した第1の時点)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額と、商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額と、商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額とを算出(推定)する。
図2(A)および図3(A)に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の売上金額(0円)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の売上金額(0円)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の売上金額(0円)とを算出(推定)する。
図4に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列される商品の売上金額を算出(推定)するが、他の例では、IC基板12が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列される商品の売上金額を算出(推定)してもよい。
次いで、ステップS18(上述した第1の時点)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要があるか否か、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要があるか否か、および、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要があるか否かを判定する。
図2(A)および図3(A)に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がないと判定し、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要がないと判定し、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がないと判定する。
図4に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に商品を補充する必要があるか否かを判定するが、他の例では、IC基板12が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に商品を補充する必要があるか否かを判定してもよい。
次いで、ステップS19(上述した第1の時点)において、端末装置13は、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品の数量と、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品の価格と、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列される商品の売上金額と、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に商品を補充する必要があるか否かと、メッセージとを表示する。
図2(A)および図3(A)に示す例では、端末装置13が、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の数量(6個)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の数量(6個)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の数量(6個)とを表示する。また、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の価格(単価)(400円)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の価格(単価)(250円)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の価格(単価)(300円)とを表示する。また、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額(0円)と、商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額(0円)と、商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額(0円)とを表示する。また、端末装置13は、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がない旨と、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要がない旨と、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がない旨とを表示する。
次いで、ステップS20(上述した第1の時点)において、端末装置13は、ステップS7における売上金額の算出の対象となった商品の情報をサーバ14に送信する。
図2(A)および図3(A)に示す例では、端末装置13が、例えば商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の売上金額(0円)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の売上金額(0円)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の売上金額(0円)とを、売上金額の算出の対象となった商品の情報としてサーバ14に送信する。
次いで、ステップS21(上述した第1の時点)において、サーバ14は、ステップS10において端末装置13から受信した情報を格納(記憶)する。
図2(A)および図3(A)に示す例では、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26、および、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のいずれもが、第1の時点において売れていない旨の情報がサーバ14に格納される。
次いで、ステップS22において、端末装置13は、荷重センサ11Aによる商品陳列棚SL1に陳列されている商品の荷重の検出、荷重センサ11Bによる商品陳列棚SL2に陳列されている商品の荷重の検出、および、荷重センサ11Cによる商品陳列棚SL3に陳列されている商品の荷重の検出を継続するか否かを判定する。
荷重の検出を継続する場合には、ステップS11に戻り、荷重の検出を継続しない場合には、図4に示す処理を終了する。
図2(A)に示す状態(第1の時点)から図2(B)に示す状態(第2の時点)に変化した後に実行されるステップS13において、荷重センサ11Aは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の荷重の合計値(500グラム)を検出する。また、荷重センサ11Bは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P23〜P26の荷重の合計値(800グラム)を検出する。また、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P35、P36の荷重の合計値(600グラム)を検出する。
つまり、第2の時点に荷重センサ11Aによって検出される荷重(500グラム)は、第1の時点に荷重センサ11Aによって検出される荷重(600グラム)と比較して、100グラム減少する。
また、第2の時点に荷重センサ11Bによって検出される荷重(800グラム)は、第1の時点に荷重センサ11Bによって検出される荷重(1200グラム)と比較して、400グラム減少する。
また、第2の時点に荷重センサ11Cによって検出される荷重(600グラム)は、第1の時点に荷重センサ11Cによって検出される荷重(1800グラム)と比較して、1200グラム減少する。
図2(A)に示す状態(第1の時点)から図2(B)に示す状態(第2の時点)に変化した後に実行されるステップS16において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の数量(5個)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P23〜P26の数量(4個)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P35、P36の数量(2個)とを算出する。
つまり、端末装置13は、第2の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の数量(5個)が、第1の時点に商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の数量(6個)と比較して、1個減少したと推定する。
また、端末装置13は、第2の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品P23〜P26の数量(4個)が、第1の時点に商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の数量(6個)と比較して、2個減少したと推定する。
また、端末装置13は、第2の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品P35、P36の数量(2個)が、第1の時点に商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の数量(6個)と比較して、4個減少したと推定する。
図2(A)に示す状態(第1の時点)から図2(B)に示す状態(第2の時点)に変化した後に実行されるステップS17において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の売上金額として、ステップS16において推定した1個分の金額(400円(=400円×1個))を算出する。また、端末装置13は、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の売上金額として、ステップS16において推定した2個分の金額(500円(=250円×2個))を算出する。また、端末装置13は、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の売上金額として、ステップS16において推定した4個分の金額(1200円(=300円×4個))を算出する。
図2(A)に示す状態(第1の時点)から図2(B)に示す状態(第2の時点)に変化した後に実行されるステップS18において、端末装置13は、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の減少数が、商品補充閾値(例えば2個)よりも少ない1個であるため、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がないと判定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の減少数が、商品補充閾値(例えば2個)と等しい2個であるため、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要があると判定する。
また、端末装置13は、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の減少数が、商品補充閾値(例えば2個)よりも多い4個であるため、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要があると判定する。
図2(A)に示す状態(第1の時点)から図2(B)に示す状態(第2の時点)に変化した後に実行されるステップS19において、端末装置13は、図3(B)に示すように、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の数量(6個)と、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の価格(単価)(400円)と、商品陳列棚SL1に陳列される商品P11の売上金額(400円)と、商品陳列棚SL1に商品を補充する必要がない旨(「OK」)とを表示する。
また、端末装置13は、図3(B)に示すように、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P23〜P26の数量(4個)と、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P23〜P26の価格(単価)(250円)と、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21、P22の売上金額(500円)と、商品陳列棚SL2に商品を補充する必要がある旨(「欠品」)とを表示する。
また、端末装置13は、図3(B)に示すように、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P35、P36の数量(2個)と、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P35、P36の価格(単価)(300円)と、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P34の売上金額(1200円)と、商品陳列棚SL3に商品を補充する必要がある旨(「欠品」)とを表示する。
また、端末装置13は、図3(B)に示すように、商品を補充する必要がある旨のメッセージ(「商品補充が必要です」)を表示する。
図2(A)に示す状態(第1の時点)から図2(B)に示す状態(第2の時点)に変化した後に実行されるステップS21において、サーバ14は、例えば商品陳列棚SL1に陳列される商品P11の売上金額(400円)と、商品陳列棚SL2に陳列される商品P21、P22の売上金額(500円)と、商品陳列棚SL3に陳列される商品P31〜P34の売上金額(1200円)とを、売上金額の算出の対象となった商品の情報として格納(記憶)する。
上述したように、第1実施形態の商品陳列棚監視システム1では、荷重センサ11A、11B、11Cによって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の有無および数量が推定され、商品の売上金額が算出される。
そのため、第1実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品陳列棚監視システム1の利用者が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36を目視する必要なく、商品の補充の必要性を把握することができる。その結果、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品の状態を確認する責任者の負担を軽減することができる。また、商品が商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されていないことに伴う商品の販売機会のロスを軽減することができる。
図2(A)に示す例では、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のそれぞれの底面形状を検出しない。
一方、他の例では、アレイ状に配列された多数の荷重検出素子によって荷重センサ11Aが構成され、荷重センサ11Aは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のそれぞれの底面形状を検出する。荷重センサ11B、11Cは、荷重センサ11Aと同様に構成され、荷重センサ11Bは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26のそれぞれの底面形状を検出し、荷重センサ11Cは、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のそれぞれの底面形状を検出する。
この例では、端末装置13の処理部13Bは、荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化したか否かを判定する。荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化した場合に、処理部13Bは、商品P11〜P16に異常(例えば経年劣化)が発生したおそれがあると判断し、端末装置13の表示部13Cが警告表示を行う。
同様に、処理部13Bは、荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化したか否かを判定する。荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化した場合に、処理部13Bは、商品P21〜P26に異常が発生したおそれがあると判断し、端末装置13の表示部13Cが警告表示を行う。
また、処理部13Bは、荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化したか否かを判定する。荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化した場合に、処理部13Bは、商品P31〜P36に異常が発生したおそれがあると判断し、端末装置13の表示部13Cが警告表示を行う。
そのため、商品陳列棚監視システム1の利用者が、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36を目視する必要なく、商品の状態を確認する必要性を把握することができる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1について説明する。第2実施形態の商品陳列棚監視システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の商品陳列棚監視システム1と同様に構成されている。従って、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の商品陳列棚監視システム1と同様の効果を奏することができる。
上述したように、第1実施形態の商品陳列棚監視システム1では、例えば、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られたことが、荷重センサ11Aによって検出された第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)で、端末装置13の処理部13Bが、商品P11の売上金額(400円)を算出する。
一方、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、例えば、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られたことが、荷重センサ11Aによって検出された第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)で、端末装置13の処理部13Bは、商品P11の売上金額(400円)を算出しない。
第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、例えば、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られたことが、荷重センサ11Aによって検出された第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)からの経過時間を、処理部13Bが計測する。
商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られたことが、荷重センサ11Aによって検出された第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)から、所定期間(売上判定期間)を経過した第3の時点で、処理部13Bは、商品P11の売上金額(400円)を算出する。
つまり、処理部13Bによって計測される経過時間が、売上判定期間を超える時点(第3の時点)で、処理部13Bは、商品P11の売上金額(400円)を算出する。
すなわち、第1実施形態の商品陳列棚監視システム1が適用される例では、顧客によって商品陳列棚から取り去られた商品が、商品陳列棚に戻されることがない。一方、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1が適用される例では、後述するように、顧客によって商品陳列棚から取り去られた商品が、商品陳列棚に戻されることがあり得る。
第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、端末装置13の処理部13Bが、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、顧客によって手に取られた商品が商品陳列棚に戻されたか否かを判定する。
例えば、第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)で、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られ(つまり、荷重センサ11Aによって検出される商品の荷重が減少し)、次いで、第3の時点(売上算出時点)になる前の第4の時点で、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16の荷重(600グラム)を検出した場合(つまり、荷重センサ11Aによって検出される商品の荷重が増加した場合)に、処理部13Bは、顧客によって手に取られた商品P11が商品陳列棚SL1に戻されたと判定する。
一方、上述したように、第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)で、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られ(つまり、荷重センサ11Aによって検出される商品の荷重が減少し)、次いで、第4の時点で、荷重センサ11Aが商品P11〜P16の荷重(600グラム)を検出せず(つまり、荷重センサ11Aによって検出される商品の荷重が増加せず)、次いで、第3の時点(売上算出時点)で、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P12〜P16の荷重(500グラム)を検出した場合(つまり、荷重センサ11Aによって検出される商品の荷重が増加しない場合)に、処理部13Bは、商品P11の売上金額(400円)を算出する。
また、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、端末装置13の処理部13Bは、商品が顧客によって手に取られ、商品陳列棚に戻される回数・頻度を推定(算出)する。また、処理部13Bは、その商品に対する顧客の関心の有無を判定する。
例えば、商品P11〜P16のいずれかが顧客によって手に取られ、商品陳列棚SL1に戻される頻度が高い場合に、処理部13Bは、商品P11〜P16に対する顧客の関心があると判定する。
詳細には、商品P11〜P16のいずれかが顧客によって手に取られ、商品陳列棚SL1に戻される頻度が高い場合に、処理部13Bは、商品P11〜P16に対する顧客の関心があるものの、顧客による商品P11〜P16の購入につながっていないと判定する。商品P11〜P16が顧客の手に取られて商品陳列棚SL1に戻された回数は、顧客の関心があるものの購入につながっていない商品P11〜P16の情報として、サーバ14に格納(記憶)される。
一方、商品P11〜P16が顧客によって手に取られる頻度がほぼゼロである場合に、処理部13Bは、商品P11〜P16に対する顧客の関心がないと判定する。
そのため、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36が売れたか否かの情報のみならず、売れなかったものの顧客が関心を示した商品の情報を得ることができる。顧客が関心を示した商品の情報は、製品開発、調査などにおいて有効活用することができる。
また、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、端末装置13の処理部13Bは、顧客が商品を商品陳列棚に戻した回数が、所定回数(商品汚れ判定閾値)以上になったか否かを判定する。
顧客が商品を商品陳列棚に戻した回数が、所定回数(商品汚れ判定閾値)以上になった場合に、処理部13Bは、商品陳列棚監視システム1の使用者(商品陳列棚SL1、SL2、SL3の管理者)が商品の汚れの状態を確認する必要があると判断する。また、表示部13Cは、商品陳列棚監視システム1の使用者に商品の確認を促す警告表示を行う。
そのため、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の汚れ等の状態を確認する必要性を、商品陳列棚監視システム1の使用者に把握させることができる。
第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第1例では、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のそれぞれの位置、底面形状を検出せず、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26のそれぞれの位置、底面形状を検出せず、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のそれぞれの位置、底面形状を検出しない。
一方、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、荷重センサ11A、11B、11Cが、上述した第1実施形態の商品陳列棚監視システム1の他の例と同様に構成されている。つまり、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のそれぞれの位置、底面形状を検出し、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26のそれぞれの位置、底面形状を検出し、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のそれぞれの位置、底面形状を検出する。
また、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、端末装置13の処理部13Bは、検出荷重データと、設定荷重データと、荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の底面形状と、荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の底面形状と、荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の底面形状とに基づいて、顧客によって手に取られた商品が、顧客によって手に取られる前に陳列されていた位置である正規位置に戻されたか否かを判定する。
顧客によって手に取られた商品が正規位置に戻されなかった場合に、表示部13Cは、商品を正規位置に戻すことを商品陳列棚監視システム1の使用者に促す警告表示を行う。
そのため、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の位置などを確認する必要性を、商品陳列棚監視システム1の使用者に把握させることができる。
また、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、端末装置13の処理部13Bは、顧客が商品P11〜P16を手に取る前(図2(A)に示す状態の第1の時点)に荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の底面形状と、顧客が商品P11〜P16を商品陳列棚SL1に戻した後(上述した第4の時点)に荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の底面形状とが異なるか否かを判定する。
顧客が商品P11〜P16を手に取る前(第1の時点)に荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の底面形状と、顧客が商品P11〜P16を商品陳列棚SL1に戻した後(第4の時点)に荷重センサ11Aによって検出された商品P11〜P16の底面形状とが異なる場合に、表示部13Cは、商品陳列棚監視システム1の使用者に商品P11〜P16の確認を促す警告表示を行う。
同様に、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、処理部13Bは、顧客が商品P21〜P26を手に取る前(第1の時点)に荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の底面形状と、顧客が商品P21〜P26を商品陳列棚SL2に戻した後(第4の時点)に荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の底面形状とが異なるか否かを判定する。
顧客が商品P21〜P26を手に取る前(第1の時点)に荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の底面形状と、顧客が商品P21〜P26を商品陳列棚SL2に戻した後(第4の時点)に荷重センサ11Bによって検出された商品P21〜P26の底面形状とが異なる場合に、表示部13Cは、商品陳列棚監視システム1の使用者に商品P21〜P26の確認を促す警告表示を行う。
また、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、処理部13Bは、顧客が商品P31〜P36を手に取る前(第1の時点)に荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の底面形状と、顧客が商品P31〜P36を商品陳列棚SL3に戻した後(第4の時点)に荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の底面形状とが異なるか否かを判定する。
顧客が商品P31〜P36を手に取る前(第1の時点)に荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の底面形状と、顧客が商品P31〜P36を商品陳列棚SL3に戻した後(第4の時点)に荷重センサ11Cによって検出された商品P31〜P36の底面形状とが異なる場合に、表示部13Cは、商品陳列棚監視システム1の使用者に商品P31〜P36の確認を促す警告表示を行う。
そのため、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、破損したおそれがある商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の状態を確認する必要性を、商品陳列棚監視システム1の使用者に把握させることができる。
[第3実施形態]
以下、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1について説明する。第3実施形態の商品陳列棚監視システム1は、後述する点を除き、上述した第1実施形態の商品陳列棚監視システム1と同様に構成されている。従って、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1によれば、後述する点を除き、上述した第1実施形態の商品陳列棚監視システム1と同様の効果を奏することができる。
第3実施形態の商品陳列棚監視システム1では、端末装置13の処理部13Bが、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の数、陳列時間(第1の時点以降の経過時間)、顧客が商品を手に取った回数、および、顧客が商品を商品陳列棚SL1、SL2、SL3に戻した回数を推定(算出)してデータ化(例えば分析処理のためのデータ化)する。また、表示部13Cは、処理部13Bによってデータ化されたものを表示する。
そのため、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の数、陳列時間、顧客が商品を手に取った回数、および、顧客が商品を商品陳列棚SL1、SL2、SL3に戻した回数がデータ化されない場合よりも、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の管理を容易にすることができる。
また、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1では、端末装置13の処理部13Bが、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の数と、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の数の減少速度とを推定(算出)してデータ化する。
また、端末装置13の通信部13Aは、処理部13Bによってデータ化されたものを、外部端末(例えば商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の製造現場の端末装置、商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の補充担当者の携帯端末など)に転送する。
そのため、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1では、処理部13Bによってデータ化されたものが外部端末に転送されない場合よりも、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に商品を補充する必要がある状態になるおそれを抑制することができる。
第3実施形態の商品陳列棚監視システム1の第1例では、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のそれぞれの位置、底面形状を検出せず、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26のそれぞれの位置、底面形状を検出せず、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のそれぞれの位置、底面形状を検出しない。
一方、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、荷重センサ11A、11B、11Cが、上述した第1実施形態の商品陳列棚監視システム1の他の例と同様に構成されている。つまり、荷重センサ11Aが、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のそれぞれの位置、底面形状を検出し、荷重センサ11Bが、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26のそれぞれの位置、底面形状を検出し、荷重センサ11Cが、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のそれぞれの位置、底面形状を検出する。
詳細には、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、端末装置13の処理部13Bが、検出荷重データと設定荷重データとに基づいて、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の位置(の変化)を推定(算出)してデータ化する。また、表示部13Cは、処理部13Bによってデータ化されたものを表示する。
そのため、第3実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の位置(の変化)がデータ化されない場合よりも、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36を容易に管理(例えば最適な陳列位置の把握など)することができる。
[第4実施形態]
以下、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1について説明する。第4実施形態の商品陳列棚監視システム1は、後述する点を除き、上述した第2実施形態の商品陳列棚監視システム1と同様に構成されている。従って、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1によれば、後述する点を除き、上述した第2実施形態の商品陳列棚監視システム1と同様の効果を奏することができる。
図5は第4実施形態の商品陳列棚監視システム1の一例を説明するためのブロック構成図である。
図5に示す例では、商品陳列棚監視システム1が、検出部11と、IC基板12と、端末装置13と、サーバ14と、POS(Point Of Sale)システム15とを備えている。
POSシステム15は、商品陳列棚SL1、SL2、SL3に陳列されている商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の清算処理を行う。
上述したように、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、端末装置13の処理部13Bが、荷重センサ11Aによって検出される商品P11〜P16の荷重に基づいて、商品陳列棚SL1に陳列される商品の売上金額を算出し、荷重センサ11Bによって検出される商品P21〜P26の荷重に基づいて、商品陳列棚SL2に陳列される商品の売上金額を算出し、荷重センサ11Cによって検出される商品P31〜P36の荷重に基づいて、商品陳列棚SL3に陳列される商品の売上金額を算出する。
詳細には、第2実施形態の商品陳列棚監視システム1では、例えば、商品P11が、顧客によって商品陳列棚SL1から取り去られたことが、荷重センサ11Aによって検出された第2の時点(図2(B)に示す状態の時点)から、所定期間(売上判定期間)を経過した第3の時点で、処理部13Bが、商品P11の売上金額(400円)を算出する。
一方、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、POSシステム15による商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の清算処理の結果に基づいて、処理部13Bが商品の売上金額を算出し、表示部13Cがその売上金額を表示する。
また、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、荷重センサ11Aによって検出される商品P11〜P16の荷重が減少した場合、かつ、荷重センサ11Aによって商品P11〜P16の荷重の減少が検出された後の経過時間が盗難判定閾値以上になった場合、かつ、POSシステム15による商品P11〜P16の清算処理が行われていない場合に、処理部13Bは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16が盗難されたおそれがあると判定する。
図2(B)に示す例では、第2の時点に、商品陳列棚SL1に陳列される商品の荷重の減少が荷重センサ11Aによって検出されると、処理部13Bが、第2の時点からの経過時間の計測を開始する。その経過時間が盗難判定閾値以上になった時点で、POSシステム15による商品P11〜P16のいずれかの清算処理が行われていない場合に、処理部13Bは、商品陳列棚SL1に陳列されている商品P11〜P16のいずれかが盗難されたおそれがあると判定する。
同様に、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、荷重センサ11Bによって検出される商品P21〜P26の荷重が減少した場合、かつ、荷重センサ11Bによって商品P21〜P26の荷重の減少が検出された後の経過時間が盗難判定閾値以上になった場合、かつ、POSシステム15による商品P21〜P26の清算処理が行われていない場合に、処理部13Bは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26が盗難されたおそれがあると判定する。
図2(B)に示す例では、第2の時点に、商品陳列棚SL2に陳列される商品の荷重の減少が荷重センサ11Bによって検出されると、処理部13Bが、第2の時点からの経過時間の計測を開始する。その経過時間が盗難判定閾値以上になった時点で、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26のうちの2個の商品の清算処理がPOSシステム15によって行われていない場合に、処理部13Bは、商品陳列棚SL2に陳列されている商品P21〜P26の盗難が発生したおそれがあると判定する。
また、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、荷重センサ11Cによって検出される商品P31〜P36の荷重が減少した場合、かつ、荷重センサ11Cによって商品P31〜P36の荷重の減少が検出された後の経過時間が盗難判定閾値以上になった場合、かつ、POSシステム15による商品P31〜P36の清算処理が行われていない場合に、処理部13Bは、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36が盗難されたおそれがあると判定する。
図2(B)に示す例では、第2の時点に、商品陳列棚SL3に陳列される商品の荷重の減少が荷重センサ11Cによって検出されると、処理部13Bが、第2の時点からの経過時間の計測を開始する。その経過時間が盗難判定閾値以上になった時点で、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36のうちの4個の商品の清算処理がPOSシステム15によって行われていない場合に、処理部13Bは、商品陳列棚SL3に陳列されている商品P31〜P36の盗難が発生したおそれがあると判定する。
そのため、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の盗難の発生を早期に把握することができる。
また、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の盗難が発生したおそれがあると処理部13Bが判定した場合に、通信部13Aが、その旨を商品陳列棚SL1、SL2、SL3の確認指示として、外部端末(商品陳列棚監視システム1の使用者または管理者携帯端末、警備会社の端末装置など)に送信(アラーム通知)する。
そのため、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の盗難の発生に対する初動を迅速化することができる。
第4実施形態の商品陳列棚監視システム1の第1例では、荷重センサ11A、11B、11Cによる荷重の検出対象の商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36のすべての清算処理がPOSシステム15によって行われる。
一方、第4実施形態の商品陳列棚監視システム1の第2例では、荷重センサ11A、11B、11Cによる荷重の検出対象の商品P11〜P16、P21〜P26、P31〜P36の一部の清算処理がPOSシステム15によって行われなくてもよい。つまり、この例では、商品陳列棚SL1、SL2、SL3の一部が、POSシステム15から独立していてもよい。
商品陳列棚SL1、SL2、SL3の一部がPOSシステム15から独立している場合には、その独立している部分を他者に貸し出すことができる。その独立している部分を借り受けた者は、簡易な構成で商品を独自に販売し、商品を管理することができる。つまり、店全体の販売にリンクさせずに簡易かつ低コストで特定の商品陳列棚に陳列されて商品を厳密に管理することができる。
換言すれば、第1〜第4実施形態の商品陳列棚監視システム1では、店員が商品陳列棚SL1、SL2、SL3を頻繁に目視でチェックしなくてすむ。店員は、例えば端末装置13の表示部13Cが警報表示を行った場合などに商品陳列棚SL1、SL2、SL3をチェックすればよく、他の作業に従事することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。上述した各実施形態および各例の構成を適宜組み合わせてもよい。
なお、上述した実施形態における商品陳列棚監視システム1が備える各部の機能全体あるいはその一部は、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶部のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
1…商品陳列棚監視システム、11…検出部、11A…荷重センサ、11B…荷重センサ、11C…荷重センサ、12…IC基板、13…端末装置、13A…通信部、13B…処理部、13C…表示部、14…サーバ、15…POSシステム

Claims (13)

  1. 商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理部と、
    前記処理部によって算出された前記売上金額を表示する表示部と、
    前記処理部による前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶部とを備える商品陳列棚監視システム。
  2. 前記処理部は、
    前記検出荷重データと前記設定荷重データとに基づいて、顧客によって手に取られた商品が前記商品陳列棚に戻されたか否かを判定し、前記商品陳列棚に陳列されている商品に対する顧客の関心の有無を判定する、
    請求項1に記載の商品陳列棚監視システム。
  3. 前記処理部は、前記検出荷重データと前記設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の位置、数、陳列時間、顧客が商品を手に取った回数、および、顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した回数の少なくともいずれかを推定してデータ化し、
    前記表示部は、前記処理部によってデータ化されたものを表示する、
    請求項2に記載の商品陳列棚監視システム。
  4. 前記処理部は、前記検出荷重データと前記設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の数と、前記商品陳列棚に陳列されている商品の数の減少速度とを推定してデータ化し、
    前記処理部によってデータ化されたものを外部端末に転送する通信部を更に備える、
    請求項1に記載の商品陳列棚監視システム。
  5. 前記商品陳列棚に陳列されている商品の清算処理を行うPOSシステムを更に備え、
    前記検出部によって検出される商品の荷重が減少した場合、かつ、前記検出部によって商品の荷重の減少が検出された後の経過時間が第1閾値以上になった場合、かつ、前記POSシステムによる商品の清算処理が行われていない場合に、
    前記処理部は、前記商品陳列棚に陳列されている商品が盗難されたおそれがあると判定する、
    請求項1に記載の商品陳列棚監視システム。
  6. 前記商品陳列棚に陳列されている商品が盗難されたおそれがあると前記処理部によって判定された場合に、前記商品陳列棚に陳列されている商品が盗難されたおそれがある旨を外部端末に送信する通信部を更に備える、
    請求項5に記載の商品陳列棚監視システム。
  7. 前記検出部は、前記商品陳列棚に陳列されている商品の底面形状を検出し、
    前記処理部は、前記検出荷重データと、前記設定荷重データと、前記検出部によって検出された商品の底面形状とに基づいて、顧客によって手に取られた商品が、顧客によって手に取られる前に陳列されていた位置である正規位置に戻されたか否かを判定し、
    顧客によって手に取られた商品が前記正規位置に戻されなかった場合に、前記表示部は警告表示を行う、
    請求項2に記載の商品陳列棚監視システム。
  8. 前記処理部は、顧客が商品を手に取る前に前記検出部によって検出された商品の底面形状と、顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した後に前記検出部によって検出された商品の底面形状とが異なるか否かを判定し、
    顧客が商品を手に取る前に前記検出部によって検出された商品の底面形状と、顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した後に前記検出部によって検出された商品の底面形状とが異なる場合に、前記表示部は警告表示を行う、
    請求項7に記載の商品陳列棚監視システム。
  9. 前記処理部は、前記検出部によって検出された商品の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化したか否かを判定し、
    前記検出部によって検出された商品の荷重または底面形状が、時間の経過に伴って変化した場合に、前記表示部は警告表示を行う、
    請求項8に記載の商品陳列棚監視システム。
  10. 前記処理部によって推定された顧客が商品を前記商品陳列棚に戻した回数が第2閾値以上になった場合に、前記表示部は警告表示を行う、
    請求項3に記載の商品陳列棚監視システム。
  11. 商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理ステップと、
    前記処理ステップにおいて算出された前記売上金額を表示する表示ステップと、
    前記処理ステップにおいて前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶ステップとを備える商品陳列棚監視方法。
  12. コンピュータに、
    商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出された商品の荷重のデータである検出荷重データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量を推定し、商品の売上金額を算出する処理ステップと、
    前記処理ステップにおいて算出された前記売上金額を表示する表示ステップと、
    前記処理ステップにおいて前記売上金額の算出の対象となった商品の情報を記憶する記憶ステップと
    を実行させるためのプログラム。
  13. 商品陳列棚に陳列されている商品の荷重を検出する荷重検出装置であって、
    前記荷重検出装置によって検出された商品の荷重のデータである検出荷重データが、取得部によって取得され、
    前記取得部によって取得された前記検出荷重データと、予め設定された商品個別の荷重データである設定荷重データとに基づいて、処理部によって、前記商品陳列棚に陳列されている商品の有無および数量が推定され、かつ、商品の売上金額が算出され、
    前記売上金額が表示部によって表示され、
    前記売上金額の算出の対象となった商品の情報が記憶部によって記憶される、
    荷重検出装置。
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