JP2019196253A - 媒体搬送装置および印刷装置 - Google Patents

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祐樹 守屋
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祐樹 守屋
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Abstract

【課題】内蔵する搬送ローラーやベアリングの摩耗に対する耐性が更に高められた媒体搬送装置を提供する。【解決手段】媒体搬送装置は、媒体を搬送するための搬送ローラーと、搬送ローラーに当接するローラー支持部23と、を備え、ローラー支持部23は、外周面80sが搬送ローラーの外周面に当接する複数のベアリング80と、複数のベアリング80の回転軸を構成する回転軸棒81と、を有し、複数のベアリング80は、回転軸棒81の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通である。【選択図】図4

Description

本発明は、媒体を搬送するローラーを有する媒体搬送装置および該媒体搬送装置を備える印刷装置に関する。
従来から、印刷装置の一例として、媒体に向かって液体を吐出して媒体に画像などの印刷を行うインクジェット式プリンターが知られている。インクジェット式プリンターは、媒体に液体を吐出する液体吐出装置と、媒体を搬送する媒体搬送装置とを備え、吐出動作と搬送動作とを交互に繰り返す。
また、媒体搬送装置は、媒体を搬送するためのローラーを有し、ローラーと媒体との当接性が維持されるように構成されている。例えば、特許文献1には、搬送ローラーと、搬送ローラーを支持するローラー支持部とを備えた印刷装置が記載されている。ローラー支持部は、搬送ローラーとの間に媒体を挟持するために圧接される従動ローラーの押圧力に対して搬送ローラーを支持するように、搬送ローラーと当接し回転するベアリングを備えて構成されている。
特開2017−100290号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、ベアリングが当接する部分の搬送ローラーの摩耗や、ベアリング自体の摩耗や劣化が装置寿命に大きな影響を与えるため、印刷装置に対し、更なる生産性の向上(稼動率の向上)が求められる中で、これらの摩耗に対する耐性を更に高めなければならないという課題があった。
つまり、媒体搬送装置を備える装置の更なる生産性の向上(稼動率の向上)が求められる中で、媒体搬送装置が備える搬送ローラーの摩耗や、ベアリング自体の摩耗や劣化に対する耐性を更に高めなければならないという課題があった。
本願の媒体搬送装置は、媒体を搬送するための搬送ローラーと、前記搬送ローラーに当接する当接部と、を備え、前記当接部は、外周面が前記搬送ローラーの外周面に当接する複数の当接ローラーと、前記複数の当接ローラーの回転軸を構成する回転軸棒と、を有し、前記複数の当接ローラーは、前記回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通であることを特徴とする。
上記の媒体搬送装置において、前記複数の当接ローラーは、前記軸方向において互いに離間して配置されていることが好ましい。
上記の媒体搬送装置において、前記複数の当接ローラーは、外周面が樹脂で形成されていることが好ましい。
上記の媒体搬送装置において、前記当接部は、外周面が前記搬送ローラーの外周面に当接する複数の第2の当接ローラーと、前記軸方向と平行に配置され、前記複数の第2の当接ローラーの回転軸を構成する第2の回転軸棒と、を有し、前記複数の第2の当接ローラーは、前記第2の回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通であることが好ましい。
本願の印刷装置は、上記の媒体搬送装置を備えることを特徴とする。
実施形態1に係る印刷装置の斜視図である。 印刷装置の内部を側面から見た構成図である。 ローラー支持部の側面図である。 ローラー支持部の正面図である。 従来技術におけるローラー支持部の構成を示す正面図である。 従来技術におけるローラー支持部の構成を示す正面図である。 従来技術におけるローラー支持部の構成を示す正面図である。 従来技術におけるローラー支持部の構成を示す正面図である。 変形例2に係るローラー支持部の構成を示す側面図である。
以下に本願の発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本願の発明の一実施形態であって、本願の発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、図面に付記する座標においては、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、Y軸方向が前後(正面背面)方向、+Y方向が前(正面)方向、X軸方向が左右(側面)方向、+X方向が左方向、X−Y平面が水平面としている。
<印刷装置の基本構成>
図1は、実施形態1に係る印刷装置100の斜視図である。また、図2は、印刷装置100の内部を側面から見た構成図である。
印刷装置100は、ロール状態で供給される「媒体」としてのロール紙1に、インク滴を吐出することによって印刷を行うインクジェット式のプリンターである。
印刷装置100は、印刷部10、「媒体搬送装置」としての搬送部20、供給部30、制御部50などを備えている。
印刷部10は、印刷ヘッド11、キャリッジ12、ガイド軸13、プラテン14、キャリッジモーター(図示省略)などを備えている。
印刷ヘッド11は、印刷用のインクをインク滴として吐出する複数のノズルを有している。印刷ヘッド11は、キャリッジ12に搭載され、走査方向(図示するX軸方向)に往復移動するキャリッジ12に伴って走査方向に移動する。
ガイド軸13は、走査方向に延在してキャリッジ12を摺接可能な状態で支持する。キャリッジモーターは、キャリッジ12をガイド軸13に沿って往復移動させる際の駆動源となる。
プラテン14は、ロール紙1を支持する支持面にロール紙1を吸着する吸気孔を備えた平板であり、印刷ヘッド11と対向し、ノズルが配列されるノズルプレート(図示省略)と所定の距離をおいて配置される。また、プラテン14は、印刷ヘッド11からインク滴が吐出されロール紙1が印刷される領域(印刷領域)から、印刷が完了したロール紙1が排出される排出口15まで延在している。
印刷装置100は、制御部50の制御によって、ガイド軸13に沿って印刷ヘッド11を搭載したキャリッジ12を移動させながら印刷ヘッド11からインク滴を吐出する動作と、印刷ヘッド11からインク滴が吐出されロール紙1が印刷される領域(印刷領域)において走査方向(X軸方向)に交差する搬送方向(+Y方向)にロール紙1を移動させる動作とを繰り返すことにより、ロール紙1に所望の画像を形成(印刷)する。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるインクセットとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクセットにブラック(K)を加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトイエロー(Ly)、ライトブラック(Lk)などのインクセットを加えた8色のインクセットなどがある。
インク滴を吐出する方式(インクジェット方式)としては、好適例としてピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子(ピエゾ素子)により印刷情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズルからインク滴を噴射(吐出)し印刷を行う方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の印刷方式であってもよい。例えば、液体噴射ノズル(以下ノズル)とノズルの前方に置いた加速電極間の強電界でノズルからインクを液滴状に連続噴射させ、インク滴が飛翔する間に偏向電極から印刷情報信号を与えて印刷を行う方式であっても良い。また、インク滴を偏向することなく印刷情報信号に対応して噴射させる方式(静電吸引方式)や、小型ポンプでインクに圧力を加え、ノズルを水晶振動子などで機械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方式、インクを印刷情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射し印刷を行う方式(サーマルジェット方式)などであってもよい。
供給部30は、ロール状のロール紙1を回転可能に保持するロール紙収容部31を備え、収容したロール紙1を、搬送部20の駆動に従って印刷部10に供給する。
搬送部20は、搬送ローラー21、押圧ローラー22、「当接部」としてのローラー支持部23、案内ローラー24、排出ローラー25などにより構成されており、ロール紙1を供給部30から印刷部10、排出口15へと順に移動・搬送する搬送経路を構成している。
搬送ローラー21は、ロール紙1の幅よりも長い軸長を有し、X軸方向に延在する駆動ローラーである。搬送ローラー21は、押圧ローラー22との間にロール紙1を挟み、回転駆動する外周をロール紙1に当接させて搬送方向への力を伝達し、ロール紙1を搬送する。
搬送ローラー21は、搬送ローラー21を回転駆動させる駆動モーター(図示省略)、押圧ローラー22、ローラー支持部23と共に、ロール紙1の搬送方向において印刷部10よりも上流側に設けられている。
押圧ローラー22は、ロール紙1の幅よりも長い軸長を有し、X軸方向に延在する従動ローラーである。押圧ローラー22は、搬送ローラー21の上側に配置され、ロール紙1の上側から搬送ローラー21との間にロール紙1を挟み、搬送ローラー21(ロール紙1)を押圧しながら搬送ローラー21の回転(ロール紙1の移動)に伴って従動回転する。
ローラー支持部23は、押圧ローラー22によって押圧される搬送ローラー21を、搬送ローラー21の下側から搬送ローラー21に当接して支えるように構成されている。ローラー支持部23の構成については後述する。
案内ローラー24は、ロール紙1を供給部30から搬送ローラー21へ案内する搬送経路を構成する従動ローラーである。
排出ローラー25は、ロール紙1を印刷領域から排出口15へ案内する搬送経路を構成する従動ローラーである。なお、排出ローラー25は、印刷領域においてロール紙1に所定の張力を与え、排出口15へ送り出すように力を伝達するための駆動ローラーであっても良い。
制御部50は、CPU(演算部)や、RAM、ROMなどの記憶媒体を備え(図示省略)、印刷装置100全体の集中制御を行う。具体的には、制御部50は、パーソナルコンピューターなどの外部電子機器や外部記憶媒体から受信した画像データや印刷仕様に基づき、印刷部10、搬送部20、供給部30などを制御し、ロール紙1に所望の印刷画像を形成して印刷物を作成する。
なお、本実施形態では、印刷ヘッド11として、キャリッジ12に搭載されロール紙1の幅方向(X軸方向)に往復移動しながらインクを吐出するシリアルヘッド式を例示したが、印刷ヘッドは、ロール紙1の幅方向(X軸方向)に延在し固定して配列されたラインヘッド式であってもよい。
<当接部(ローラー支持部23)の構成>
図3は、ローラー支持部23の側面図、図4は、正面図である。
本実施形態における「当接部」としてのローラー支持部23は、ベアリング80(80a,80b)、回転軸棒81(81a,81b)、支持ブロック82などから構成されている。ここで、ベアリング80は、「当接ローラー」であり、ベアリング80bは、「第2の当接ローラー」である。また、回転軸棒81aは、「回転軸棒」であり、回転軸棒81bは、「第2の回転軸棒」である。
ベアリング80は、外輪と、内輪と、外輪と内輪との間に挟まれた球状の転動体と、で構成されたベアリング構造の軸受けであり、押圧ローラー22によって押圧される搬送ローラー21を、搬送ローラー21の下側から当接する外輪によって支える。
回転軸棒81は、ベアリング80の内輪を固定し、ベアリング80の回転軸を構成する。
支持ブロック82は、回転軸棒81をその両端部において固定支持するブロック体であり、ガイド軸13やプラテン14が固定支持される本体フレーム(図示省略)に、回転軸棒81の軸方向がX軸方向となるように固定されている。
図3に示すように、回転軸棒81aは、搬送ローラー21の下側において、ベアリング80aの外周面80asが搬送ローラー21の外周面21sに当接するように、搬送ローラー21の軸心より+Y側に配置されている。また、回転軸棒81bは、搬送ローラー21の下側において、ベアリング80bの外周面80bsが搬送ローラー21の外周面21sに当接するように、搬送ローラー21の軸心より−Y側に、回転軸棒81aの軸方向と平行に配置されている。
なお。ここで、「平行」とは、厳密な意味での平行に限定するものではなく、平行になるように配置された状態(製造精度ばらつきによる誤差を含んだ状態)を含んでいる。
また、ベアリング80aおよびベアリング80bは、それぞれの外周面80s(外周面80as,80bs)が樹脂で形成されている。樹脂としては、例えば、ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチックであることが好ましい。
また、図4に示すように、回転軸棒81aには、2つのベアリング80aが支持され、回転軸棒81bには、2つのベアリング80bが支持されている。
また、それぞれの回転軸棒81において、2つのベアリング80の間には、2つのベアリング80が、軸方向において互いに離間して配置されるように、スペーサー84が備えられている。
また、回転軸棒81を支える支持ブロック82の内壁とベアリング80との間には、ベアリング80のX軸方向への移動や、支持ブロック82の内壁とベアリング80の側面との接触を防ぐため、ストッパー83が備えられている。
図5〜図8は、従来技術におけるローラー支持部23の構成を示す正面図である。
従来、図5に示すように、1つの回転軸棒81には、1つのベアリング80が設けられる構成であった。そのため、搬送ローラー21の外周面21sに当接するベアリング80の当接幅は、幅Wであり、図4に示す本実施形態の構成(1つの回転軸棒81当たりの、搬送ローラー21の外周面21sに当接するベアリング80の当接幅2W)の2分の1であった。つまり、本実施形態によれば、搬送ローラー21の外周面21sに当接する当接面積を倍増させることができる。
また、図5に示すような1つの回転軸棒81に1つのベアリング80が設けられる構成のローラー支持部23を用いて、搬送ローラー21の外周面21sに当接する当接面積を倍増させる方法としては、図6に示すように、搬送ローラー21の延在方向(X軸方向)に沿って設けるローラー支持部23の数を倍増させる方法も考えられた。しかしながら、この方法では、それぞれのローラー支持部23を設置する位置(搬送ローラー21の外周面21sに当接させるローラー支持部23の位置)の位置合わせが大変になってしまうという課題があった。
また、搬送ローラー21の外周面21sに当接する当接面積を倍増させるために、図7に示すように、当接幅2Wのベアリング80wを用いた場合には、当接幅の増大に伴い、ベアリング80wの直径Dbも、図4に示す本実施形態の構成における直径Dに比較し、大きくなるため、ローラー支持部23、ひいては印刷装置100が大型化してしまうという課題があった。
また、図8に示すように、直径Dを変えずに、搬送ローラー21の外周面21sに当接する当接面積を倍増させるニードルベアリング80n(転動体にニードル状のローラーを組み込んだベアリング)を用いた場合には、ベアリング80に比較して、ニードルベアリング80nの単価が高いため、ローラー支持部23、ひいては印刷装置100のコストがアップしてしまうという課題があった。
以上説明したように、本実施形態における「媒体搬送装置」としての搬送部20は、ロール紙1を搬送するための搬送ローラー21と、搬送ローラー21に当接するローラー支持部23と、を備えている。また、ローラー支持部23は、外周面80asが搬送ローラー21の外周面21sに当接する2つのベアリング80aと、2つのベアリング80aの回転軸を構成する回転軸棒81aと、を有し、2つのベアリング80aは、回転軸棒81aの軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通である。
また、ローラー支持部23は、外周面80bsが搬送ローラー21の外周面21sに当接する2つのベアリング80bと、回転軸棒81aの軸方向と平行に配置され、2つのベアリング80bの回転軸を構成する回転軸棒81bと、を有し、2つのベアリング80bは、回転軸棒81bの軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通である。
また、2つのベアリング80aおよび2つのベアリング80bは、それぞれ軸方向において互いに離間して配置されている。
また2つのベアリング80aおよび2つのベアリング80bは、それぞれの外周面80s(外周面80as,80bs)が樹脂で形成されている。
本実施形態に係る媒体搬送装置および印刷装置によれば、以下の効果を得ることができる。
ローラー支持部23は、外周面80sが搬送ローラー21の外周面21sに当接する合計4つのベアリング80を有している。また、2つの回転軸棒81のそれぞれに支持される2つのベアリング80は、回転軸棒81の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通である。そのため、ローラー支持部23が搬送ローラー21から受ける応力を、4つのベアリング80に分散させることができる。その結果、搬送ローラー21とベアリング80との接触押圧が減少し、ベアリング80が当接する部分の搬送ローラー21の摩耗や、ベアリング80自体の摩耗や劣化を抑制することができる。
また、2つの回転軸棒81のそれぞれに支持される2つのベアリング80は、共通の回転軸棒81に並んで配置されるため、それぞれの位置合わせを個々のベアリング80毎に行う必要が無い。
また、それぞれの回転軸棒81の軸方向に並んで配置される2つのベアリング80は、軸方向において互いに離間して配置されている。そのため、隣り合うベアリング80の回転速度に差が発生するような場合に、互いに擦れ合うことが抑制される。その結果、ベアリング80からの発塵、発熱、ベアリング80の側面の摩耗などが抑制される。
また、隣り合うベアリング80に隙間が設けられることで、ベアリング80の回転に伴い発生するローラー支持部23の熱を放散しやすくすることができる。また、ベアリング80の外周面80sに異物が付着した場合であっても、隣り合うベアリング80の隙間から異物が逃げやすくなるため、搬送ローラー21の外周面21sやロール紙1に異物を転写してしまったり、搬送ローラー21の外周面21sに損傷を与えてしまったりすることが軽減される。
また、搬送ローラー21の外周面21sに当接する4つのベアリング80は、その外周面80sが樹脂で形成されている。そのため、外周面80sが樹脂より硬い金属などで形成されている場合に比較して、ベアリング80が当接する部分の搬送ローラー21の摩耗を抑制することができる。
また、ローラー支持部23は、搬送ローラー21を、回転軸棒81aを回転軸とする2つのベアリング80aと、回転軸棒81aの軸方向と平行に配置された回転軸棒81bを回転軸とする2つのベアリング80bとにより当接し支持することができるため(つまり平行した2軸により支持するため)、搬送ローラー21をより安定して支持することができる。
また、印刷装置100は、搬送ローラー21やベアリング80の摩耗が抑制された搬送部20を備えるため、生産性(稼動率)の低下を抑制することができる。
なお、本願の発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
実施形態1では、図4に示すように、1つの回転軸棒81には、2つのベアリング80が支持されていると説明したが、それぞれの回転軸棒81に備えるベアリング80の数は2つに限定するものではなく、複数であれば良い。例えば、1つの回転軸棒81に備えるベアリング80の数が3つや4つであっても良い(図示省略)。
(変形例2)
図9は、変形例2に係るローラー支持部23の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図3に示すように、ローラー支持部23は、2つの回転軸棒81(81a、81b)を備え、それぞれが、搬送ローラー21の下側において、搬送ローラー21の軸心より+Y側と−Y側に配置されていると説明したが、この構成に限定するものではない。例えば、図9に示すように、ベアリング80の外周面80sが搬送ローラー21の外周面21sに当接するように、搬送ローラー21の真下に1つ配置されるように構成しても良い。回転軸棒81には、複数(例えば4つ)のベアリング80を設けるように構成する。
このような構成であっても、1つの回転軸棒81に、外周面80sが搬送ローラー21の外周面21sに当接する複数のベアリング80を備えるように構成することで、ローラー支持部23が搬送ローラー21から受ける応力を、複数のベアリング80に分散させることができる。その結果、搬送ローラー21とベアリング80との接触押圧が減少し、ベアリング80が当接する部分の搬送ローラー21の摩耗や、ベアリング80自体の摩耗や劣化を抑制することができる。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
本願の媒体搬送装置は、媒体を搬送するための搬送ローラーと、前記搬送ローラーに当接する当接部と、を備え、前記当接部は、外周面が前記搬送ローラーの外周面に当接する複数の当接ローラーと、前記複数の当接ローラーの回転軸を構成する回転軸棒と、を有し、前記複数の当接ローラーは、前記回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通であることを特徴とする。
この構成によれば、当接部は、外周面が搬送ローラーの外周面に当接する複数の当接ローラーを有している。また、複数の当接ローラーは、回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通である。そのため、当接部が搬送ローラーから受ける応力を、複数の当接ローラーに分散させることができる。その結果、搬送ローラーと当接ローラーとの接触押圧が減少し、当接ローラーが当接する部分の搬送ローラーの摩耗や、当接ローラー自体の摩耗や劣化を抑制することができる。
また、複数の当接ローラーは、共通の回転軸棒に並んで配置されるため、それぞれの位置合わせを個々の当接ローラー毎に行う必要が無い。
上記の媒体搬送装置において、前記複数の当接ローラーは、前記軸方向において互いに離間して配置されていることが好ましい。
この構成によれば、回転軸棒の軸方向に並んで配置される複数の当接ローラーは、軸方向において互いに離間して配置されている。そのため、隣り合う当接ローラーの回転速度に差が発生するような場合に、互いに擦れ合うことが抑制される。その結果、当接ローラーからの発塵、発熱、当接ローラーの側面の摩耗などが抑制される。また、隣り合う当接ローラーに隙間が設けられることで、当接ローラーの回転に伴い発生する当接部の熱を放散しやすくすることができる。また、当接ローラーの外周面に異物が付着した場合であっても、隣り合う当接ローラーの隙間から異物が逃げやすくなるため、搬送ローラーの外周面や媒体に異物を転写してしまったり、搬送ローラーの外周面に損傷を与えてしまったりすることが軽減される。
上記の媒体搬送装置において、前記複数の当接ローラーは、外周面が樹脂で形成されていることが好ましい。
この構成によれば、搬送ローラーの外周面に当接する複数の当接ローラーは、外周面が樹脂で形成されている。そのため、外周面が樹脂より硬い金属などで形成されている場合に比較して、当接ローラーが当接する部分の搬送ローラーの摩耗を抑制することができる。
上記の媒体搬送装置において、前記当接部は、外周面が前記搬送ローラーの外周面に当接する複数の第2の当接ローラーと、前記軸方向と平行に配置され、前記複数の第2の当接ローラーの回転軸を構成する第2の回転軸棒と、を有し、前記複数の第2の当接ローラーは、前記第2の回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通であることが好ましい。
この構成によれば、当接部は、複数の当接ローラーに加え、更に、外周面が搬送ローラーの外周面に当接する複数の第2の当接ローラーを備えている。また、複数の第2の当接ローラーは、複数の当接ローラーの回転軸を構成する回転軸棒の軸方向と平行に配置された第2の回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通である。そのため、当接部が搬送ローラーから受ける応力を、複数の当接ローラーに加え、複数の第2の当接ローラーにも分散させることができる。その結果、搬送ローラーと当接ローラーとの接触押圧が更に減少し、当接ローラーが当接する部分の搬送ローラーの摩耗や、当接ローラー自体の摩耗や劣化を更に抑制することができる。
また、当接部は、搬送ローラーを、回転軸棒を回転軸とする複数の当接ローラーと、回転軸棒の軸方向と平行に配置された第2の回転軸棒を回転軸とする複数の第2の当接ローラーとにより当接し支持することができるため(つまり平行した2軸により支持するため)、搬送ローラーをより安定して支持することができる。
本願の印刷装置は、上記の媒体搬送装置を備えることを特徴とする。
この構成によれば、印刷装置は、搬送ローラーや当接ローラーの摩耗が抑制された媒体搬送装置を備えるため、生産性(稼動率)の低下を抑制することができる。
1…ロール紙、10…印刷部、11…印刷ヘッド、12…キャリッジ、13…ガイド軸、14…プラテン、15…排出口、20…搬送部、21…搬送ローラー、21s…搬送ローラーの外周面、22…押圧ローラー、23…ローラー支持部、24…案内ローラー、25…排出ローラー、30…供給部、31…ロール紙収容部、50…制御部、80…ベアリング、80s…ベアリングの外周面、81…回転軸棒、82…支持ブロック、83…ストッパー、84…スペーサー、100…印刷装置。

Claims (5)

  1. 媒体を搬送するための搬送ローラーと、
    前記搬送ローラーに当接する当接部と、を備え、
    前記当接部は、外周面が前記搬送ローラーの外周面に当接する複数の当接ローラーと、前記複数の当接ローラーの回転軸を構成する回転軸棒と、を有し、
    前記複数の当接ローラーは、前記回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通であることを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記複数の当接ローラーは、前記軸方向において互いに離間して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記複数の当接ローラーは、外周面が樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の媒体搬送装置。
  4. 前記当接部は、外周面が前記搬送ローラーの外周面に当接する複数の第2の当接ローラーと、前記軸方向と平行に配置され、前記複数の第2の当接ローラーの回転軸を構成する第2の回転軸棒と、を有し、
    前記複数の第2の当接ローラーは、前記第2の回転軸棒の軸方向に並んで配置されており、それぞれの回転軸が共通であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の媒体搬送装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の媒体搬送装置を備えることを特徴とする印刷装置。
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