JP2019184380A - 撮像装置及び撮像装置を用いた検査システム - Google Patents

撮像装置及び撮像装置を用いた検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置を用い検査対象物に不良があるか否かを判定する検査システムを提供する。【解決手段】検査対象物を搬送する搬送路、搬送される検査対象物に不良があるか否かを判定する不良判定手段を備える検査システムにおいて、不良判定手段は、搬送路で検査対象物を検知する検知センサと、検知センサによる検知に基づいて検査対象物を撮像する第1撮像手段と、第1撮像方向と異なる第2撮像方向から検査対象物を撮像する第2撮像手段と、第1画像と第2画像とを関連づけて検査対象物の全方位の画像を第3画像として生成する第3画像生成手段と、不良が存在する検査対象物の検査対象物モデル画像に検査対象物に不良が存在すると学習させる不良判定基準データとによって生成される学習データにより機械学習をさせた学習済みモデルに基づいて、検査対象物に不良があるか否かを第3画像から判定する人工知能プログラムと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置及び撮像装置を用いた検査システム、特に、搬送路で搬送される検査対象物に不良があるか否かを判定する検査システムの搬送路に設けられて検査対象物を撮像する撮像装置、及びこの撮像装置を用いた検査システムに関する。
一般的に、検査対象物を撮像し、撮像した画像に基づいて、検査対象物に不良があるか否かを判定する技術が広く知られている。例えば、特許文献1には、箱の変形を検出して箱に不良があるか否かを判定する検査システムが提案されている。
特許文献1の検査システムは、箱の特定の検査対象面に対して複数本のスリット光を照射する光源部、光源部が照射したスリット光を撮像するカメラ部、及びカメラ部で撮像した画像を処理して箱に不良があるか否かを判定する画像処理部を備える。
この画像処理部は、箱の検査対象面の端縁に照射されるスリット光の端点位置を検出し、この端点位置が予め設定された許容範囲から外れている端点の数を算出し、算出した端点の数が所定数以上であれば、その箱が不良であると判定する。
特開2010−197167公報
しかし、特許文献1の検査システムは、箱の特定の検査対象面に照射したスリット光を撮像した画像に基づいて箱の不良を判定することから、検査対象面以外の部分に不良がある場合に、その不良を判定することができないことが想定される。
しかも、箱の検査対象面の端縁に照射されるスリット光の端点位置が許容範囲内にあるか否かを検出するために、許容範囲を予め設定しておく必要があることから、検査を行う箱の種類ごとに、個別に許容範囲を設定しておく必要がある。
したがって、形状の異なる複数の箱に不良があるか否かを同時に判定する場合には、複数の種類の箱の形状について、スリット光が照射される端点位置の許容範囲をそれぞれ予め設定することとなることから、検査の作業性が低下することが想定される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、検査対象物に不良があるか否かを適切に判定することができる画像を撮像することができる撮像装置、及びこの撮像装置を用いて検査対象物に不良があるか否かを効率的に判定することができる検査システムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するための撮像装置は、搬送路で搬送される検査対象物に不良があるか否かを判定する検査システムの搬送路に設けられて検査対象物を撮像する撮像装置において、搬送路で搬送される検査対象物を検知する検知センサと、検知センサによる検査対象物の検知に基づいて第1撮像方向から検査対象物を撮像して第1画像を生成する第1撮像手段と、第1撮像手段で検査対象物を撮像する第1撮像方向と異なる第2撮像方向から検査対象物を撮像して第2画像を生成する第2撮像手段と、第1撮像手段で生成された第1画像と第2撮像手段で生成された第2画像とを関連づけて検査対象物の全方位の画像を第3画像として生成する第3画像生成手段と、を備えることを特徴としている。
しかも、この撮像装置の第1撮像手段は、検知センサで検査対象物を検知した検知開始時に第1撮像方向から検査対象物の撮像を開始して撮像を継続するとともに検知センサで検知対象物の検知を終了した検知終了時に検査対象物の撮像を終了して第1画像を生成することを特徴としている。
この撮像装置によれば、第1撮像手段及び第2撮像手段で撮像して生成した第1画像及び第2画像に基づいて、検査対象物の全方位の画像が第3画像として生成されることから、検査対象物に不良があるか否かの判定を適切に行うことができる画像を提供することができる。
この撮像装置の第1撮像手段は、搬送路の下方に配置されて検査対象物を搬送路の下方から撮像することを特徴としている。したがって、検査対象物において撮像しにくい部分を撮像することができる。
さらに、撮像装置の第2撮像手段は、互いに異なる複数の撮像方向から検査対象物を撮像する複数の撮像手段を備え、複数の撮像手段による複数の撮像方向が第2撮像方向として設定されることを特徴としている。したがって、検査対象物を多面的に撮像することができる。
上記課題を解決するための検査システムは、検査対象物を搬送する搬送路、及び搬送路に配置されて検査対象物に不良があるか否かを判定する不良判定手段を備える検査システムにおいて、不良判定手段は、搬送路で搬送される検査対象物を検知する検知センサと、検知センサによる検査対象物の検知に基づいて第1撮像方向から検査対象物を撮像して第1画像を生成する第1撮像手段と、第1撮像手段で検査対象物を撮像する第1撮像方向と異なる第2撮像方向から検査対象物を撮像して第2画像を生成する第2撮像手段と、第1撮像手段で生成された第1画像と第2撮像手段で生成された第2画像とを関連づけて検査対象物の全方位の画像を第3画像として生成する第3画像生成手段と、不良が存在する検査対象物が撮像された検査対象物モデル画像と検査対象物モデル画像に撮像された検査対象物に不良が存在すると学習させる不良判定基準データとによって生成される学習データにより機械学習をさせた学習済みモデルに基づいて、搬送路で搬送される検査対象物に不良があるか否かを第3画像から自律的に判定する人工知能プログラムと、を備えることを特徴としている。
しかも、この検査システムの第1撮像手段は、検知センサで検査対象物を検知した検知開始時に第1撮像方向から検査対象物の撮像を開始して撮像を継続するとともに検知センサで検知対象物の検知を終了した検知終了時に検査対象物の撮像を終了して第1画像を生成することを特徴としている。
この検査システムによれば、第1撮像手段及び第2撮像手段で撮像して生成した第1画像及び第2画像に基づいて、検査対象物の全方位の画像が第3画像として生成されることから、検査対象物に不良があるか否かの判定を適切に行うことができる画像を提供することができる。
この第3画像に基づいて、人工知能プログラムが、検査対象物に不良があるか否かを自律的に判定することから、検査対象物に不良があるか否かの判定を行う際の作業性を向上させることができる。
この検査システムは、不良判定手段で不良があると判定された検査対象物を搬送路から撤去する検査対象物撤去手段を備えることを特徴としている。これにより、不良がある検査対象物と不良がない検査対象物とが効率的に選別される。
この検査システムの第1撮像手段は、搬送路の下方に配置されて検査対象物を搬送路の下方から撮像することを特徴としており、さらに、第2撮像手段は、互いに異なる複数の撮像方向から検査対象物を撮像する複数の撮像手段を備え、複数の撮像手段による複数の撮像方向が前記第2撮像方向として設定されることを特徴としている。
したがって、検査対象物において撮像しにくい部分を撮像しかつ多面的に撮像した、検査対象物に不良があるか否かの判定を適切に行うことができる画像に基づいて、検査対象物に不良があるか否かの判定を効率的に行うことができる。
この発明によると、検査対象物に不良があるか否かの判定を適切に行うことができる画像を提供することができる。さらに、検査対象物に不良があるか否かの判定を行う際の作業性を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る検査システムの概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る検査システムの不良判定手段の概略を説明するブロック図である。 同じく、本実施の形態に係る検査システムの撮像装置の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る検査システムの撮像装置の第1撮像手段の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る検査システムの撮像装置の第1撮像手段によって検査対象物を撮像する場合の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る検査システムの人工知能プログラムの処理の概略を説明するブロック図である。 本発明の他の実施の形態に係る検査システムの概略を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図1〜図7に基づいて説明する。
なお、本実施の形態では、検査システムで不良があるか否かを判定する検査対象物が直方体状の化粧品の包装箱である場合を例として説明する。
図1は、本実施の形態に係る検査システムの概略を説明する図である。図示のように、検査システム1は、包装箱100を搬送する搬送路10、搬送路10に配置されて搬送路10で搬送される包装箱100に不良があるか否かを判定する不良判定手段20、不良判定手段20の下流に配置される検査対象物撤去手段であるアクチュエータ30、及び不良判定手段20とアクチュエータ30との間で搬送路10に沿って配置されるディスプレイ40を備える。
搬送路10は、包装箱100が投入される投入部11、包装箱100が搬出される搬出部12、及び投入部11と搬出部12との間に配置される複数のベルトコンベア13を備える。
この複数のベルトコンベア13は、本実施の形態では投入部11と搬出部12との間で間隙を介して直列に配置され、投入部11から投入された包装箱100が複数のベルトコンベア13によって搬出部12まで搬送されて、搬出部12において包装箱100が搬出される。
このような搬送路10における一のベルトコンベア13と他のベルトコンベア13とが連結される部分に、本実施の形態では、不良判定手段20が跨設される。
図2は、不良判定手段20の概略を説明するブロック図である。図示のように、不良判定手段20は、本実施の形態では、搬送路10で搬送される包装箱100を撮像する撮像装置21、撮像装置21で生成された後述する第3画像に基づいて包装箱100に不良があるか否かを自律的に判定する人工知能プログラム26を備える。
撮像装置21は、搬送路10で搬送される包装箱100を検知する検知センサ22、検知センサ22で包装箱100を検知した場合に第1撮像方向から包装箱100を撮像して第1画像を生成する第1撮像手段である第1カメラ23、第1カメラ23の第1撮像方向と異なる第2撮像方向から包装箱100を撮像して第2画像を生成する第2撮像手段である第2カメラ24、及び第1画像と第2画像とを関連づけて第3画像を生成する第3画像生成手段である第3画像生成プログラム25を備える。
図3は、撮像装置21の概略を説明する図である。図示のように、検知センサ22は、本実施の形態では、一のベルトコンベア13と他のベルトコンベア13との間隙Aにおいてベルトコンベア13の上方に配置されてベルトコンベア13に向かってレーザを照射する汎用の位置センサであって、ベルトコンベア13上に投影される配置された位置における包装箱100の有無を検知する。
図4は、第1カメラ23の概略を説明する図である。図示のように、第1カメラ23は、本実施の形態では、検知センサ22が配置された一のベルトコンベア13と他のベルトコンベア13との間隙Aにおいてベルトコンベア13の下方に配置され、直方体状の包装箱100がベルトコンベア13に載置された面を、ベルトコンベア13の下方である第1撮像方向から撮像する。
この第1カメラ23は、本実施の形態では、ラインスキャンカメラで実装される。
図5は、第1カメラ23によって包装箱100を撮像する場合の概略を説明する図である。図示のように、矢線Fで示す搬送路10による包装箱100の搬送方向に沿って包装箱100が移動して、検知センサ22が包装箱100を検知した検知開始時Sに、第1カメラ23が包装箱100の撮像を開始する。
その後、搬送方向Fに沿って包装箱100が更に移動して包装箱100の検知を終了する検知終了時Eに至るまでの間、第1カメラ23による撮像が継続され、検知センサ22が包装箱100の検知を終了した検知終了時Eに、包装箱100の撮像を終了する。
これにより、第1カメラ23によって、包装箱100におけるベルトコンベア13に載置された面が全面に亘って撮像されて、第1画像が生成される。
第2カメラ24は、図2及び図3で示すように、第1カメラ23の第1撮像方向すなわちベルトコンベア13の下方と異なる第2撮像方向から包装箱100を撮像するものである。
この第2カメラ24は、本実施の形態では、包装箱100の搬送方向Fの前側の面を撮像する前方カメラ24a、包装箱100の搬送方向Fの上側の面を撮像する上方カメラ24b、包装箱100の搬送方向Fの右側の面を撮像する右方カメラ24c、包装箱100の搬送方向Fの左側の面を撮像する左方カメラ24d、及び包装箱100の搬送方向Fの後側の面を撮像する後方カメラ24eによって構成される。
これら第2カメラ24を構成する各カメラ24a〜24eが包装箱100を撮像する互いに異なる複数の撮像方向が、本実施の形態では第2撮像方向として設定される。
これらの各カメラ24a〜24eによって、本実施の形態では、検知センサ22が包装箱100を検知した検知開始時Sに、包装箱100の各面(搬送方向Fの前側の面、搬送方向Fの上側の面、搬送方向Fの右側の面、搬送方向Fの左側の面、及び搬送方向Fの後側の面)が同時に撮像されて、第2画像が生成される。
この第2画像は、本実施の形態では、各カメラ24a〜24eによって撮像された、搬送方向Fの前側の面、搬送方向Fの上側の面、搬送方向Fの右側の面、搬送方向Fの左側の面、及び搬送方向Fの後側の面の5枚の画像によって構成される。
第3画像生成プログラム25は、本実施の形態では、第1カメラ23で撮像されて生成された第1画像と第2カメラ24の各カメラ24a〜24eで撮像されて生成された5枚の画像で構成される第2画像とを関連づけて、包装箱100の全方位の画像を第3画像として生成するものである。
この第3画像は、本実施の形態では、第1画像と5枚の画像で構成される第2画像とが関連づけられて、撮像装置21で撮像された直方体状の包装箱100の全ての面(6面)の画像によって構成される。
図6は、本実施の形態に係る人工知能プログラム26の処理の概略を説明するブロック図である。図示ように、人工知能プログラム26は、本実施の形態では、不良が存在する包装箱が撮像された検査対象物モデル画像D1と、この検査対象物モデル画像D1に撮像された包装箱に不良が存在すると学習させる不良判定基準データD2とによって、学習データD3を生成する。
検査対象物モデル画像D1は、本実施の形態では、例えば接合部分ののりづけ不足や圧着不足、汚れの存在、印字不鮮明、形くずれ等といった各種の不良が存在する包装箱を予め撮像した複数の画像によって構成される。
不良判定基準データD2は、本実施の形態では、検査対象物モデル画像D1に基づいて、検査対象物モデル画像D1を構成する複数の画像に撮像された包装箱に各種の不良が存在することを学習させるデータである。
この不良判定基準データD2は、例えば、検査対象物モデル画像D1を構成する複数の画像に撮像された包装箱にのりづけ不良が存在する場合は「a」に分類し、圧着不良が存在する場合は「b」に分類し、汚れが存在する場合には「c」に分類するといったように、検査対象物モデル画像D1を構成する複数の画像に撮像された包装箱を、その不良の態様に応じて分類する。
このように、検査対象物モデル画像D1に基づいて、不良の態様に対応した包装箱を不良判定基準データD2で学習させることによって、学習データD3が生成される。
さらに、人工知能プログラム26は、生成した学習データD3で機械学習をすることによって、学習済みモデルD4を生成する。
機械学習を行う手法としては、ニューラルネットワーク、ランダムフォレスト、SVM(support vector machine)等、各種のアルゴリズムが適宜用いられる。
このように、人工知能プログラム26は、学習済みモデルD4に基づいて、搬送路10で搬送される包装箱100に不良があるか否かを第3画像D5から自律的に判定する。
人工知能プログラム26は、包装箱100に不良がないと判定した場合は、例えば「1」の信号を生成し、包装箱100に不良があると判定した場合は、例えば「2」の信号を生成する。
アクチュエータ30は、図1及び図2で示すように、不良判定手段20の人工知能プログラム26と接続されて、不良判定手段20の下流において搬送路10のベルトコンベア13に隣接して配置される。
このアクチュエータ30は、本実施の形態では、搬送路10に突出する突出ピン30aを備える。
不良判定手段20の人工知能プログラム26が、搬送路10で搬送される一の包装箱100に不良があると判定して「2」の信号を生成した場合に、その信号がアクチュエータ30に入力されると、アクチュエータ30は、不良判定手段20で不良があると判定された包装箱100に向かって突出ピン30aを突出させて、包装箱100を搬送路10から撤去する。
ディスプレイ40は、図1及び図2で示すように、不良判定手段20の人工知能プログラム26と接続されて、不良判定手段20とアクチュエータ30との間で搬送路10に沿って配置される。
このディスプレイ40には、本実施の形態では、作業員Mが監視することが可能となるように、不良判定手段20の撮像装置21で包装箱100を撮像して生成した第3画像が表示される。
次に、本実施の形態に係る検査システム1の運用について説明する。
まず、搬送路10の投入部11から、検査対象物となる包装箱100が投入される。投入された包装箱100は、搬送方向Fに沿ってベルトコンベア13によって搬送される。
包装箱100が不良判定手段20に搬送されると、撮像装置21の検知センサ22が包装箱100を検知する。検知センサ22が包装箱100を検知した検知開始時Sに、第1カメラ23が包装箱100の撮像を開始する。
包装箱100が搬送方向Fに沿って移動して、検知センサ22が包装箱の検知を終了する検知終了時Eに至るまでの間、第1カメラ23による撮像が継続され、検知終了時Eに、包装箱100の撮像を終了して、第1画像が生成される。
一方、第2カメラ24を構成する各カメラ24a〜24eは、検知開始時Sに包装箱100の各面(搬送方向Fの前側の面、搬送方向Fの上側の面、搬送方向Fの右側の面、搬送方向Fの左側の面、及び搬送方向Fの後側の面)を同時に撮像する。これにより、第2画像が生成される。
これら第1画像及び第2画像が、第3画像生成プログラム25によって関連づけられて、包装箱100の全方位の画像が第3画像として生成される。生成された第3画像は、ディスプレイ40に表示される。
このように生成された第3画像に基づいて、人工知能プログラム26が、検査対象物モデル画像D1と不良判定基準データD2とに基づいて生成された学習済みモデルD4を用いて、包装箱100に不良があるか否かを判定する。
人工知能プログラム26が、包装箱100に不良があると判定した場合には、人工知能プログラム26は例えば「2」の信号を生成し、その信号がアクチュエータ30に入力される。
「2」の信号の入力に従って、アクチュエータ30は、不良判定手段20で不良があると判定された包装箱100に向かって突出ピン30aを突出させて、包装箱100を搬送路10から撤去する。
一方、人工知能プログラム26が、包装箱100に不良があると誤判定した場合あるいは包装箱100に不良がないと誤判定した場合において、作業員Mがディスプレイ40に表示された第3画像を監視している際に誤判定を確認した場合、作業員Mは誤判定された包装箱100を搬送路10から撤去して、人工知能プログラム26の再度の学習に供する。
このように、本実施の形態の検査システム1は、撮像装置21の第1カメラ23及び第2カメラ24で撮像した第1画像及び第2画像に基づいて、包装箱100の全方位の画像が第3画像として生成されることから、包装箱100に不良があるか否かの検査を適切に行うことができる画像を提供することができる。
特に、本実施の形態では、第1カメラ23が一のベルトコンベア13と他のベルトコンベア13との間隙Aにおいてベルトコンベア13の下方に配置され、包装箱100がベルトコンベア13に載置された面を、ベルトコンベア13の下方から撮像することから、包装箱100において撮像しにくい部分を撮像することができる。
第2カメラ24は、本実施の形態では、包装箱100の各面を撮像する複数の各カメラ24a〜24eによって構成されていることから、包装箱100を多面的に撮像することができる。
本実施の形態の検査システム1の不良判定手段20に格納される人工知能プログラム26は、このような撮像装置21で生成された第3画像に基づいて、人工知能プログラム26が、包装箱100に不良があるか否かを自律的に判定することから、包装箱100に不良があるか否かの判定を行う際の作業性を向上させることができる。
不良があると判定された包装箱100は、アクチュエータ30によって搬送路10から撤去されることから、不良がある包装箱100と不良がない包装箱100とが効率的に選別される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上記実施の形態では、検査対象物が包装箱100である場合を説明したが、包装箱100に限定されるものではなく、各種の物を検査することができる。
例えば、図7で示すように、製造工場内あるいは組立工場内で工場の天井から吊下されたレール110を搬送路として工場内で搬送される自動車のサンルーフ101に、傷や汚れや凹みといった不良があるか否かを判定することに用いることができる。
この場合、サンルーフ101の全方位を撮像してサンルーフ101に不良があるか否かを、作業性の低下を招くことなく適切に判定する観点から、図示のように、サンルーフ101が吊下された状態のままで判定が可能となるように、サンルーフ101が通過可能な不良判定手段120が準備される。
上記実施の形態では、6面を有する包装箱100の各面がそれぞれ、第1カメラ23及び第2カメラ24を構成する各カメラ24a〜24eの6基のカメラで撮像される場合を説明したが、包装箱100の形状や包装箱100以外の検査対象物の形状に応じて、複数のカメラで同一の方向から検査対象物を撮像するように構成してもよい。
1 検査システム
10 搬送路
13 ベルトコンベア
20、120 不良判定手段
21 撮像装置
22 検知センサ
23 第1カメラ(第1撮像手段)
24 第2カメラ(第2撮像手段)
25 第3画像生成プログラム(第3画像生成手段)
26 人工知能プログラム
30 アクチュエータ(検査対象物撤去手段)
40 ディスプレイ
100 包装箱(検査対象物)
101 サンルーフ(検査対象物)
D1 検査対象物モデル画像
D2 不良判定基準データ
D3 学習データ
D4 学習済みモデル
E 検知終了時
F 搬送方向
S 検知開始時

Claims (9)

  1. 搬送路で搬送される検査対象物に不良があるか否かを判定する検査システムの前記搬送路に設けられて前記検査対象物を撮像する撮像装置において、
    前記搬送路で搬送される前記検査対象物を検知する検知センサと、
    該検知センサによる前記検査対象物の検知に基づいて第1撮像方向から該検査対象物を撮像して第1画像を生成する第1撮像手段と、
    該第1撮像手段で前記検査対象物を撮像する前記第1撮像方向と異なる第2撮像方向から前記検査対象物を撮像して第2画像を生成する第2撮像手段と、
    前記第1撮像手段で生成された前記第1画像と前記第2撮像手段で生成された前記第2画像とを関連づけて前記検査対象物の全方位の画像を第3画像として生成する第3画像生成手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1撮像手段は、
    前記検知センサで前記検査対象物を検知した検知開始時に前記第1撮像方向から前記検査対象物の撮像を開始して撮像を継続するとともに前記検知センサで前記検知対象物の検知を終了した検知終了時に前記検査対象物の撮像を終了して第1画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1撮像手段は、
    前記搬送路の下方に配置されて前記検査対象物を前記搬送路の下方から撮像することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2撮像手段は、
    互いに異なる複数の撮像方向から前記検査対象物を撮像する複数の撮像手段を備え、
    複数の前記撮像手段による複数の前記撮像方向が前記第2撮像方向として設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 検査対象物を搬送する搬送路、及び該搬送路で搬送される前記検査対象物に不良があるか否かを判定する不良判定手段を備える検査システムにおいて、
    前記不良判定手段は、
    前記搬送路で搬送される前記検査対象物を検知する検知センサと、
    該検知センサによる前記検査対象物の検知に基づいて第1撮像方向から該検査対象物を撮像して第1画像を生成する第1撮像手段と、
    該第1撮像手段で前記検査対象物を撮像する前記第1撮像方向と異なる第2撮像方向から前記検査対象物を撮像して第2画像を生成する第2撮像手段と、
    前記第1撮像手段で生成された前記第1画像と前記第2撮像手段で生成された前記第2画像とを関連づけて前記検査対象物の全方位の画像を第3画像として生成する第3画像生成手段と、
    不良が存在する検査対象物が撮像された検査対象物モデル画像と該検査対象物モデル画像に撮像された検査対象物に不良が存在すると学習させる不良判定基準データとによって生成される学習データにより機械学習をさせた学習済みモデルに基づいて、前記搬送路で搬送される前記検査対象物に不良があるか否かを前記第3画像から自律的に判定する人工知能プログラムと、
    を備えることを特徴とする検査システム。
  6. 前記不良判定手段で不良があると判定された前記検査対象物を前記搬送路から撤去する検査対象物撤去手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の検査システム。
  7. 前記第1撮像手段は、
    前記検知センサで前記検査対象物を検知した検知開始時に前記第1撮像方向から前記検査対象物の撮像を開始して撮像を継続するとともに前記検知センサで前記検知対象物の検知を終了した検知終了時に前記検査対象物の撮像を終了して第1画像を生成することを特徴とする請求項5または6に記載の検査システム。
  8. 前記第1撮像手段は、
    前記搬送路の下方に配置されて前記検査対象物を前記搬送路の下方から撮像することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の検査システム。
  9. 前記第2撮像手段は、
    互いに異なる複数の撮像方向から前記検査対象物を撮像する複数の撮像手段を備え、
    複数の前記撮像手段による複数の前記撮像方向が前記第2撮像方向として設定されることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の検査システム。
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