JP2021107779A - 検査装置および検査方法 - Google Patents

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幸男 吉川
昭 野村
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Abstract

【課題】物品の包装状態の検査を正確に行うことができる検査装置および検査方法を提供すること。【解決手段】検査装置1は、シート10によって包装された包装状態の物品11に対して、包装状態を検査する包装状態検査を行う装置である。検査装置1は、物品11を撮像する撮像部3と、物品11に赤外線IFを照射する赤外線照射部2であって、径方向内側に空間を有する環状をなし、撮像部3から物品11を平面視したとき、赤外線照射部2の径方向内側に物品11が位置する赤外線照射部2と、赤外線照射部2により赤外線IFを照射した状態で、撮像部3により撮像された撮像画像に基づいて、シート10の包装状態を検出する検出部と、検出部の検出結果に基づいて、包装状態検査における包装状態の良否を判断する判断部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置および検査方法に関する。
金属缶の外観を検査する検査装置が知られる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の検査装置は、検査対象である金属缶を撮像するCCDカメラと、CCDカメラで金属缶を撮像するときに金属缶に向けて可視光を照射する照明装置と、CCDカメラで撮像された金属缶の画像を処理する画像処理装置とを備える。特許文献1に記載の検査装置は、画像処理装置での画像処理に基づいて、金属缶の外観の良否を判定する。
特開平4−121647号公報
例えば、特許文献1に記載の検査装置を、シートで包装された物品の包装状態の検査に用いた場合、可視光下で撮像された包装状態の物品の画像では、シートの折り目が鮮明とならない場合がある。そして、折り目が鮮明とならない場合、折り目に基づいた、包装状態の良否判定を正確に行うことができないおそれがある。
本発明の目的は、物品の包装状態の検査を正確に行うことができる検査装置および検査方法を提供することにある。
本発明の検査装置の一つの態様は、シートによって包装された包装状態の物品に対して、前記包装状態を検査する包装状態検査を行う検査装置であって、前記物品が移動する平面と、
前記平面に対して前記物品がある方向を一方側としたとき、該一方側に配置され、前記物品を撮像する撮像部と、前記撮像部と前記平面との間に配置され、前記物品に赤外線を照射する赤外線照射部であって、径方向内側に空間を有する環状をなし、前記撮像部から前記物品を平面視したとき、前記赤外線照射部の径方向内側に前記物品が位置する赤外線照射部と、前記赤外線照射部により赤外線を照射した状態で、前記撮像部により撮像された撮像画像に基づいて、前記シートの前記包装状態を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づいて、前記包装状態検査における前記包装状態の良否を判断する判断部とを備えることを特徴とする。
本発明の検査方法の一つの態様は、シートによって包装された包装状態の物品に対して、前記包装状態を検査する包装状態検査と、前記シートから前記物品が露出した露出部を検査する露出検査とを行う検査方法であって、前記物品が移動する平面に対して前記物品がある方向を一方側としたとき、該一方側に配置され、前記物品を撮像する撮像部を用いて、前記包装状態の撮像画像と、前記露出部が強調された露出部強調画像とを得る撮像工程と、前記撮像部と前記平面との間に配置され、前記物品に赤外線を照射する赤外線照射部であって、径方向内側に空間を有する環状をなし、前記撮像部から前記物品を平面視したとき、前記赤外線照射部の径方向内側に前記物品が位置する赤外線照射部を用いて、前記物品に赤外線を照射する赤外線照射工程と、前記撮像画像中の前記シートの前記包装状態の検出と、前記露出部強調画像中の前記露出部の検出とが可能な検出工程と、前記検出工程の検出結果に基づいて、前記包装状態検査における前記包装状態の良否の判断と、前記露出検査における前記露出部の有無の判断とが可能な判断工程とを備え、前記撮像画像を得る際には、赤外線を照射する赤外線照射部としてリング照明を用い、前記露出部強調画像を得る際には、赤外線を照射する赤外線照射部としてドーム照明を用いることを特徴とする。
本発明の前記各態様によれば、物品に対して赤外線が例えば斜め上や周囲から照射されることにより、物品の包装状態の検査を正確に行うことができる。
図1は、本発明の検査装置(第1実施形態)を示す外観図である。 図2は、本発明の検査装置(第1実施形態)を示すブロック図である。 図3は、本発明の検査方法(第1実施形態)が有する工程を順に示す工程図である。 図4は、本発明の検査装置で実行される制御プログラムのフローチャートである。 図5は、実物品の一例(左側)、当該実物品の第1画像(中央)および第2画像(右側)を示す図である。 図6は、実物品の一例(左側)、当該実物品の第1画像(中央)および第2画像(右側)を示す図である。 図7は、実物品の一例(左側)、当該実物品の第1画像(中央)および第2画像(右側)を示す図である。 図8は、本発明の検査装置(第2実施形態)を示す外観図である。 図9は、本発明の検査方法(第2実施形態)が有する工程を順に示す工程図である。 図10は、本発明の検査装置(第3実施形態)を示す外観図である。
以下、本発明の検査装置および検査方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
以下、図1〜図7を参照して、本発明の検査装置および検査方法の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の都合上、図1中(図8および図10についても同様)では、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を設定し、XY平面が水平面と平行となり、Z軸方向が鉛直方向と平行となっている。また、図1中の上側を「上(または上方)」、下側を「下(または下方)」と言う。「上」、「下」とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
図1に示す本発明の検査装置1は、物品11に対して包装状態検査と露出検査とを行う装置である。物品11は、例えばキャラメル等のブロック状に加工された食品であり、シート10で包装された包装状態となっている。そして、「包装状態検査」とは、シート10の包装状態の良否を検査することである。また、「露出検査」とは、シート10から物品11が露出した露出部111の有無を検査することである。
なお、検査装置1は、本実施形態では包装状態検査および露出検査の双方の検査を行うよう構成されているが、これに限定されず、例えば、物品11の種類によっては、露出検査を行うのを省略してもよい。
また、以下では、包装状態にある物品11を単に「物品11」と言うことがある。
図1に示すように、シート10は、印刷を施すことにより設けられた印刷部101を有する。印刷部101は、着色された着色部であり、色については、有彩色、無彩色のいずれでもよい。また、印刷部101は、本実施形態では水玉模様であるが、これに限定されず、例えば、ストライプ模様等の各種模様や、その他、文字(数字含む)、記号、絵柄(図柄)等であってもよい。なお、シート10は、印刷部101が省略されていてもよい。また、シート10は、例えば、紙であってもよいし、樹脂フィルムを用いていてもよいし、アルミニウム箔等の金属を用いたものであってもよい。
また、検査装置1は、本発明の検査方法を実行可能に構成される。図3に示すように、本発明の検査方法は、第1照射工程(赤外線照射工程)と、第1撮像工程(撮像工程)と、第1検出工程(検出工程)と、第1判断工程(判断工程)と、第2照射工程(赤外線照射工程)と、第2撮像工程(撮像工程)と、第2検出工程(検出工程)と、第2判断工程(判断工程)とを有する。検査装置1では、第1照射工程、第1撮像工程、第1検出工程、第1判断工程、第2照射工程、第2撮像工程、第2検出工程、第2判断工程の順に行われる。
図1、図2に示すように、検査装置1は、赤外線照射部2と、撮像部3と、搬送部5と、報知部6と、制御部4とを備える。以下、各部の構成について説明する。
図2に示すように、制御部4は、撮像部3、赤外線照射部2、搬送部5および報知部6とに電気的に接続されており、各部の作動を制御することができる。なお、電気的な接続方法としては、特に限定されず、例えば、有線による方法、無線による方法等が挙げられる。
制御部4は、CPU41と、記憶部42とを有する。CPU41は、例えば、記憶部42に予め記憶されている制御プログラムを実行することができる。また、CPU41は、後述する検出部411および判断部412としての機能も有する。記憶部42は、例えば、制御プログラム等の各種情報を記憶することができる。
報知部6は、判断部412での判断結果を報知する。報知部6での報知方法としては、特に限定されず、例えば、機械的な報知、音声による報知、発光による報知(例えば液晶や照明やライト)、音声と発光とを組み合わせることによる報知等が挙げられる。
搬送部5は、物品11をX軸方向正側に向かって搬送することができる。搬送部5は、X軸方向に沿って間隔を置いて配置された複数のローラ51と、各ローラ51に掛け回された無端ベルト52と、例えばモータで構成された駆動源53とを有するベルトコンベアである。駆動源53は、物品11の搬送方向(以下単に「搬送方向」と言う)の最も上流側または最も下流側、すなわち、X軸方向の最も正側または最も負側に位置するローラ51に接続される。
そして、無端ベルト52上に複数の物品11が配置された状態で、駆動源53が作動することにより、各ローラ51がY軸方向と平行な各々の中心軸回りに回転するとともに、無端ベルト52が駆動する。これにより、各物品11を一括して移動させる、すなわち、搬送することができる。以下では、物品11が移動する方向に沿った、すなわち、平行な面を「平面54」と言う。本実施形態では、平面54には、無端ベルト52の上面521が含まれる。
前述したように、物品11は、例えばキャラメル等のブロック状に加工された食品であり、シート10で包装された包装状態となっている。
図1には、3つの物品11が実線で描かれており、搬送方向最も下流側の物品11Aは、シート10の包装状態が良であり、かつ、露出部111がないため、良品として扱われる。物品11Aの隣の物品11Bは、露出部111はないが、シート10の包装状態が不良であるため、不良品として扱われる。搬送方向最も上流側の物品11Cは、露出部111があるため、不良品として扱われる。
例えば、可視光下での可視画像に基づいて、物品11が良品であるかまたは不良品であるのかを検査した場合、シート10に印刷部101が施されていると、可視画像中で、印刷部101がシート10の折り目102や露出部111の存在を阻害するおそれがある。印刷部101による阻害が生じた場合、物品11が良品であるかまたは不良品であるのか判断を誤るおそれがある。
そこで、検査装置1は、物品11が良品であるかまたは不良品であるのかを検査する際の不具合を解消可能に構成されている。以下、この構成および作用について説明する。
図1に示すように、搬送方向上流側では、撮像部3の第1撮像部31および赤外線照射部2の第1照射部21を用いた包装状態検査が行われ、搬送方向下流側では、撮像部3の第2撮像部32および赤外線照射部2の第2照射部22を用いた露出検査が行われる。なお、包装状態検査と露出検査との順番は、包装状態検査、露出検査の順序に限定されず、順序が逆になってもよい、すなわち、露出検査、包装状態検査の順であってもよい。
平面54に対して物品11がある方向、すなわち、Z軸方向正側を一方側としたとき、当該一方側には、撮像部3が配置される。撮像部3は、鉛直下方、すなわち、Z軸方向負側を向いており、包装状態の物品11を撮像することができる。これにより、物品11の撮像画像が得られる。撮像部3としては、特に限定されず、例えば、赤外線カメラ、または、鏡筒に赤外線フィルタが装着されたCCDカメラやCMOSカメラ等が挙げられる。
撮像部3には、第1撮像部31と、第2撮像部32とが含まれる。
第1撮像部31は、直下に物品11が位置した(通過した)ときに、当該物品11を撮像する。これにより、物品11の撮像画像として、後述する印刷部抑制画像(第1画像)IM1を得る第1撮像工程が行われる。印刷部抑制画像IM1は、例えば、濃淡画像である。
第1撮像部31と異なる位置、すなわち、第1撮像部31に対してX軸方向正側(搬送方向下流側)には、第2撮像部32が配置される。第2撮像部32は、直下に物品11が位置したときに、当該物品11を撮像する。これにより、物品11の撮像画像として、後述する露出部強調画像(第2画像)IM2を得る第2撮像工程が行われる。露出部強調画像IM2も、印刷部抑制画像IM1と同様に、例えば、濃淡画像である。
撮像部3と平面54との間には、赤外線照射部2が配置される。赤外線照射部2は、撮像時に無端ベルト52上の物品11に向けて赤外線IFを照射することができる。赤外線照射部2には、第1照射部21と、第2照射部22とが含まれる。第1照射部21と第2照射部22とは、波長が互いに異なる赤外線IFを照射する。すなわち、第1照射部21は、赤外線IF1を照射し、第2照射部22は、波長が赤外線IF1と異なる赤外線IF2を照射する。
第1照射部21は、第1撮像部31と平面54との間に配置される。第1照射部21は、包装状態検査を行う際に、物品11に向かって赤外線IF1を照射することができる。これにより、包装状態検査に適した波長の赤外線IF1を照射する第1照射工程が行われる。なお、赤外線IF1の波長としては、特に限定されず、例えば、780nm以上1000nm以下であるのが好ましく、780nm以上940nm以下であるのがより好ましく、850nmがさらに好ましい。
そして、赤外線IF1を照射した状態で、第1撮像部31によって物品11を撮像する。これにより、印刷部101での赤外線IF1の反射が抑えられて、図5〜図7に示すように、印刷部101が消失した(十分に抑制された)印刷部抑制画像IM1が得られる。これにより、シート10に印刷部101が有る場合でも、後の工程である第1判断工程で、包装状態の良否を正確に判断することができる。また、印刷部抑制画像IM1では、折り目102は、エッジとして写る。
第1照射部21は、径方向内側に空間211を有する環状をなす。第1照射部21としては、特に限定されず、例えば、リング照明を用いることができる。検査装置1では、平面54に対する平面視で撮像部3から物品11を見たとき、すなわち、第1撮像部31の撮像軸O31に沿ってZ軸方向正側から物品11を見たとき、第1照射部21(赤外線照射部2)の径方向内側に物品11が位置する。特に、物品11は、平面視で、第1照射部21の径方向内側の輪郭線212よりもさらに内側に位置する程度の大きさであるのが好ましい(図1参照)。これにより、赤外線IFは、物品11に対して斜め上方から照射されるとともに、物品11の周方向全周にわたって照射される。これにより、印刷部101がより十分に抑制された印刷部抑制画像IM1を得ることができ、よって、包装状態の良否判断をより正確に行うことができる。
なお、第1照射部21と物品11との距離(高さ)を調整してもよい。
また、第1照射部21がなす環状は、円環状であってもよいし、多角形の環状であってもよい。
また、第1照射部21は、連続的な環状であってもよいし、断続的な環状であってもよい。
第2照射部22は、第1照射部21と異なる位置、すなわち、第2撮像部32と平面54との間に配置される。第2照射部22は、露出検査を行う際に、物品11に向かって赤外線IF2を照射することができる。これにより、露出検査に適した波長の赤外線IF2を照射する第2照射工程が行われる。なお、赤外線IF2の波長としては、特に限定されず、例えば、780nm以上1000nm以下であるのが好ましく、780nm以上940nm以下であるのがより好ましく、860nmがさらに好ましい。
そして、赤外線IF2を照射した状態で、第2撮像部32によって物品11を撮像する。これにより、図7に示すように、印刷部101が消失するとともに、露出部111が強調された露出部強調画像IM2が得られる。これにより、シート10に印刷部101が有る場合でも、後の工程である第2判断工程で、露出部111の良否を正確に判断することができる。
第2照射部22としては、特に限定されず、例えば、ドーム照明を用いることができる。検査装置1では、平面54に対する平面視で撮像部3から物品11を見たとき、すなわち、第2撮像部32の撮像軸O32に沿ってZ軸方向正側から物品11を見たとき、第2撮像部32に物品11の全体が重なる、すなわち、包含される。これにより、ドーム照明は、物品11の上面全体に均一に赤外線IF2を照射することができる。これにより、露出部111の大きさや位置よらず、当該露出部111が十分に強調された露出部強調画像IM2を得ることができ、よって、露出部111の有無判断をより正確に行うことができる。
検出部411は、シート10の包装状態を検出する第1検出と、物品11の露出部111を検出する第2検出とを行うことができる。これにより、第1検出工程と、第2検出工程とが行われる。
第1検出、すなわち、シート10の包装状態の検出は、図5〜図7に示す各印刷部抑制画像IM1(撮像画像)に基づいて行われる。本実施形態では、検出部411は、シート10の包装状態として、印刷部抑制画像IM1中のシート10の折り目102を検出する。前述したように、印刷部抑制画像IM1では、折り目102は、エッジとして写る。そして、検出部411は、シート10の折り目102を検出する際、印刷部抑制画像IM1に対して二値化処理(二値化)によるエッジ検出を行う。これにより、エッジとして写った折り目102を正確に検出することができる。
検出部411は、折り目102の検出後、折り目102の面積S1を演算する。演算結果、すなわち、面積S1は、後の工程の第1判断工程で用いられる。なお、折り目102の面積S1としては、特に限定されず、例えば、本実施形態では印刷部抑制画像IM1中の折り目102を構成する画素の個数(画素数)を用いることができる。
また、第1検出工程では、二値化処理に先立って、例えば、印刷部抑制画像IM1に対して姿勢調整や台形補正等を行ってもよい。
第2検出、すなわち、物品11の露出部111の検出は、図5〜図7に示す露出部強調画像IM2に基づいて行われる。検出部411は、露出部111を検出する際、露出部強調画像IM2に対して二値化処理を行う。これにより、例えば露出部111がある場合、図7に示すように、露出部111は、黒く強調されて、当該露出部111を正確に検出することができる。
検出部411は、露出部111の検出後、露出部強調画像IM2の露出部111の面積S2を演算する。演算結果、すなわち、面積S2は、後の工程の第2判断工程で用いられる。なお、露出部111の面積S2としては、特に限定されず、例えば、本実施形態では露出部強調画像IM2中の露出部111を構成する画素の個数(画素数)を用いることができる。
また、第2検出工程では、二値化処理に先立って、例えば、露出部強調画像IM2に対して姿勢調整や台形補正等を行ってもよい。
前述したように、撮像部3には、第1撮像部31と、第2撮像部32とが含まれる。そして、第1撮像部31で撮像された印刷部抑制画像IM1と、第2撮像部32で撮像された露出部強調画像IM2とに対し、二値化処理を独立して行うことができる。これにより、印刷部抑制画像IM1からは折り目102が好適に検出され、露出部強調画像IM2からは露出部111が好適に検出される。
判断部412は、包装状態検査における包装状態の良否判断(第1判断)と、露出検査における露出部111の有無判断(第2判断)とを行うことができる。これにより、第1判断工程と、第2判断工程とが行われる。
第1判断、すなわち、包装状態の良否判断は、検出部411の検出結果である面積S1に基づいて行われる。判断部412は、例えば折り目102の面積S1が第1閾値α1未満である場合、包装状態が良と判断する。第1閾値α1は、例えば、実験的にまたはシミュレーションによって予め求められており、記憶部42に記憶される。これにより、例えば物品11の種類に応じた、包装状態の良否判断を正確に行うことができる。
なお、第1判断工程では、折り目102の面積S1の大小に応じて、包装状態の良否が判断されるが、これに限定されない。例えば、第1検出工程で折り目102の形状を検出して、当該形状を第1判断工程での包装状態の良否判断に用いてもよい。
第2判断、すなわち、露出部111の有無判断は、検出部411の検出結果である面積S2に基づいて行われる。判断部412は、例えば露出部111の面積S2が第2閾値α2未満である場合、露出部111が無いと判断する。第2閾値α2は、例えば、実験的にまたはシミュレーションによって予め求められており、記憶部42に記憶される。これにより、例えば物品11の種類に応じた、露出部111の有無判断を正確に行うことができる。
以上のように、検査装置1は、シート10に印刷部101が設けられている場合でも、印刷部101による影響を抑制して、包装状態検査および露出検査を正確に行うことができる。そして、検査装置1では、判断部412が包装状態が良であり、かつ、露出部111が無いと判断した場合、物品11を良品として扱う。これにより、良品となる物品11を得ることができ、当該物品11を出荷することができる。
次に、包装状態検査および露出検査を行う際の制御部4による制御の一例を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、搬送部5を作動させて物品11を搬送した状態で、物品11が第1照射部21の下方に位置したときに、第1照射部21から赤外線IF1を照射する(ステップS101)。また、赤外線IF1を照射した状態で、第1撮像部31によって、第1画像である印刷部抑制画像IM1を撮像する(ステップS102)。
次いで、検出部411は、前述したように、印刷部抑制画像IM1に対して二値化処理を行い(ステップS103)、ステップS103後、折り目102の面積S1を演算する(ステップS104)。
次いで、判断部412は、面積S1が第1閾値α1未満であるか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105での判断の結果、面積S1が第1閾値α1未満である場合には、判断部412は、包装状態が「良」であると判断する(ステップS106)。
次いで、物品11が第2照射部22の下方に位置したときに、第2照射部22から赤外線IF2を照射する(ステップS107)。また、赤外線IF2を照射した状態で、第2撮像部32によって、第2画像である露出部強調画像IM2を撮像する(ステップS108)。
次いで、検出部411は、前述したように、露出部強調画像IM2に対して二値化処理を行い(ステップS109)、ステップS109後、露出部111の面積S2を演算する(ステップS110)。
次いで、判断部412は、面積S2が第2閾値α2未満であるか否かを判断する(ステップS111)。ステップS111での判断の結果、面積S2が第2閾値α2未満である場合には、判断部412は、露出部111が「無し」と判断する(ステップS112)。そして、ステップS112に続いて、物品11を「良品」として振り分ける(ステップS113)。
一方、ステップS111での判断の結果、面積S2が第2閾値α2未満ではない場合には、判断部412は、露出部111が「有り」と判断する(ステップS114)。そして、ステップS114に続いて、物品11を「不良品」として振り分ける(ステップS115)。
また、ステップS105での判断の結果、面積S1が第1閾値α1未満ではない場合には、判断部412は、包装状態が「不良」であると判断する(ステップS116)。そして、ステップS116後には、ステップS115に移行して、ステップS115以後のステップを順次実行する。
<第2実施形態>
以下、図8および図9を参照して本発明の検査装置および検査方法の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、撮像部3の構成と、第1照射部21と第2照射部22との位置関係とが異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すように、本実施形態では、1つの撮像部3によって、印刷部抑制画像IM1と、露出部強調画像IM2とを撮像する。
撮像部3と平面54との間には、第1照射部21および第2照射部22が位置する。第1照射部21の内側には、第2照射部22が第1照射部21と同心状に配置される。
以上のような構成により、前記第1実施形態での検査装置1よりも、検査装置1の小型化が可能となり、初期費用が抑えられたり、設備の管理維持費が比較的安価となる。また、撮像部3の設置数を1つにすることができる。
図9に示すように、検査装置1では、第1照射部21および第2照射部22による照射工程と、撮像部3による撮像工程と、検出部411による検出工程と、判断部412による判断工程とが順に行われる。これにより、総工程数を削減することができ、よって、包装状態検査および露出検査に要する時間を短縮することができ、また、物品11の単位時間当たりの生産数量を多くすることにつながる。
<第3実施形態>
以下、図10を参照して本発明の検査装置および検査方法の第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、搬送部5の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図10に示すように、本実施形態では、搬送部5の無端ベルト52は、物品11を1つずつ設置可能であり、突出した突出片522を複数有する。これにより、搬送部5は、Z軸方向に沿って物品11を搬送することができる。また、平面54は、Z軸方向に平行となる。
また、第1撮像部31および第1照射部21としては、図10中の実線で示す第1撮像部31および第1照射部21としたり、二点鎖線で示す第1撮像部31および第1照射部21とすることもできる。いずれの場合も、第1照射部21は、第1撮像部31と平面54との間に位置する。
なお、図示は省略するが、第2撮像部32および第2照射部22の配置箇所については、第1撮像部31および第1照射部21の配置箇に応じて、任意とすることができる。
以上、本発明の検査装置および検査方法を図示の実施形態について説明したが、本発明は、実施形態の構成に限定されない。また、検査装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る構成と置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明の検査装置および検査方法は、前記各実施形態の構成(特徴)を組み合わせてもよい。
また、第1照射部21、第2照射部22は、それぞれ、赤外線IFの波長や照度を調整可能に構成されていてもよい。
1…検査装置、2…赤外線照射部、21…第1照射部、211…空間、212…輪郭線、22…第2照射部、3…撮像部、31…第1撮像部、32…第2撮像部、4…制御部、41…CPU、411…検出部、412…判断部、42…記憶部、5…搬送部、51…ローラ、52…無端ベルト、521…上面、522…突出片、53…駆動源、54…平面、6…報知部、10…シート、101…印刷部、102…折り目、11…物品、11A…物品、11B…物品、11C…物品、111…露出部、IF…赤外線、IF1…赤外線、IF2…赤外線、IM1…印刷部抑制画像(第1画像)、IM2…露出部強調画像(第2画像)、O31…撮像軸、O32…撮像軸、S1…面積、S2…面積、S101〜S116…ステップ、α1…第1閾値、α2…第2閾値

Claims (13)

  1. シートによって包装された包装状態の物品に対して、前記包装状態を検査する包装状態検査を行う検査装置であって、
    前記物品が移動する平面と、
    前記平面に対して前記物品がある方向を一方側としたとき、該一方側に配置され、前記物品を撮像する撮像部と、
    前記撮像部と前記平面との間に配置され、前記物品に赤外線を照射する赤外線照射部であって、径方向内側に空間を有する環状をなし、前記撮像部から前記物品を平面視したとき、前記赤外線照射部の径方向内側に前記物品が位置する赤外線照射部と、
    前記赤外線照射部により赤外線を照射した状態で、前記撮像部により撮像された撮像画像に基づいて、前記シートの前記包装状態を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記包装状態検査における前記包装状態の良否を判断する判断部とを備えることを特徴とする検査装置。
  2. 前記検出部は、前記包装状態として、前記撮像画像中の前記シートの折り目を検出する請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記検査装置は、前記シートから前記物品が露出した露出部を検査する露出検査を行うことが可能である請求項1または2に記載の検査装置。
  4. 前記撮像部は、前記赤外線照射部により赤外線を照射した状態で、前記物品を撮像して、前記露出部が強調された露出部強調画像を得、
    前記検出部は、前記露出部強調画像中の前記露出部を検出し、
    前記判断部は、前記露出検査における前記露出部の有無を判断する請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記赤外線照射部には、前記包装状態検査を行う際に、前記物品に向かって赤外線を照射する第1照射部と、該第1照射部と異なる位置に配置され、前記露出検査を行う際に、前記物品に向かって赤外線を照射する第2照射部とが含まれる請求項3または4に記載の検査装置。
  6. 前記シートは、印刷を施すことにより設けられた印刷部を有し、
    前記撮像部は、前記撮像画像として、前記印刷部が抑制された印刷部抑制画像を得る請求項3〜5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 前記第1照射部は、リング照明であり、前記第2照射部は、ドーム照明である請求項5または6に記載の検査装置。
  8. 前記第1照射部と前記第2照射部とは、波長が互いに異なる赤外線を照射する請求項5〜7のいずれか1項に記載の検査装置。
  9. 前記撮像部には、前記撮像画像を得る第1撮像部と、該第1撮像部と異なる位置に配置され、前記露出部強調画像を得る第2撮像部とが含まれる請求項4〜8のいずれか1項に記載の検査装置。
  10. 前記検出部は、前記包装状態として、前記撮像画像中の前記シートの折り目を検出可能であり、
    前記検出部は、前記シートの折り目を検出する際、前記撮像画像に対して二値化処理を行い、前記露出部を検出する際、前記露出部強調画像に対して二値化処理を行う請求項1〜9のいずれか1項に記載の検査装置。
  11. 前記検出部は、前記撮像画像中の前記折り目の面積を演算するとともに、前記露出部強調画像の前記露出部の面積を演算し、
    前記判断部は、前記折り目の面積が第1閾値未満である場合、前記包装状態が良と判断し、前記露出部の面積が第2閾値未満である場合、前記露出部が無いと判断する請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記判断部が前記包装状態が良であり、かつ、前記露出部が無いと判断した場合、前記物品を良品とする請求項11に記載の検査装置。
  13. シートによって包装された包装状態の物品に対して、前記包装状態を検査する包装状態検査と、前記シートから前記物品が露出した露出部を検査する露出検査とを行う検査方法であって、
    前記物品が移動する平面に対して前記物品がある方向を一方側としたとき、該一方側に配置され、前記物品を撮像する撮像部を用いて、前記包装状態の撮像画像と、前記露出部が強調された露出部強調画像とを得る撮像工程と、
    前記撮像部と前記平面との間に配置され、前記物品に赤外線を照射する赤外線照射部であって、径方向内側に空間を有する環状をなし、前記撮像部から前記物品を平面視したとき、前記赤外線照射部の径方向内側に前記物品が位置する赤外線照射部を用いて、前記物品に赤外線を照射する赤外線照射工程と、
    前記撮像画像中の前記シートの前記包装状態の検出と、前記露出部強調画像中の前記露出部の検出とが可能な検出工程と、
    前記検出工程の検出結果に基づいて、前記包装状態検査における前記包装状態の良否の判断と、前記露出検査における前記露出部の有無の判断とが可能な判断工程とを備え、
    前記撮像画像を得る際には、赤外線を照射する赤外線照射部としてリング照明を用い、前記露出部強調画像を得る際には、赤外線を照射する赤外線照射部としてドーム照明を用いることを特徴とする検査方法。

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