JP2019182269A - ハイブリッド自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行モードとしてCD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを有するハイブリッド自動車において、CDモード中に蓄電割合が十分に残存しているにも拘わらずCSモードへ移行することへの違和感を運転者に与えるのを抑制しつつ、走行要求パワーに適切に対応する【解決手段】CDモード中にバッテリの蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きく且つバッテリの出力制限Woutが閾値Wref以下となっているときには(S110〜S130)、CDモードを維持できない旨の所定の警告をメータ70に表示する(S140)。そして、走行要求パワーPd*が出力制限Woutの範囲内でモータMG2から出力可能な上限パワーPrefよりも大きいときにはCDモードからCSモードへ移行する(S160,S170)。【選択図】図4

Description

本発明は、ハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、走行モードとしてSOC(蓄電割合)を積極的に消費するCD(Charge Depleting)モードとSOCを所定範囲内に制御するCS(Charge Sustaining)モードとを有するものにおいて、CDモード選択中にSOCが閾値を下回ると、CSモードを選択するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、走行パワーが所定のエンジン始動閾値よりも小さいときにはエンジンを停止してモータにより走行し(EV走行)、走行パワーがエンジン始動閾値を超えると、エンジンを始動して走行する(HV走行)。エンジン始動閾値はCDモードの方がCSモードよりも大きくされており、CDモードにおいてEV走行する領域は、CSモードにおいてEV走行する領域よりも広い。
特開2016−215838号公報
上述したハイブリッド自動車では、バッテリの蓄電割合が高くても、例えばバッテリの状態が低温状態にあるとき等、バッテリからの放電が大きく制限されると、バッテリからの電力だけでは走行要求パワーに見合うパワーを出力できない場合が生じる。CDモードにおいてこうした状況が生じると、直ちにエンジンを始動することも考えられるが、バッテリのSOCが十分に残存しているにも拘わらず、エンジンが始動されることになるため、運転者は何故エンジンが始動されるのかわからず違和感を感じる場合がある。
本発明のハイブリッド自動車は、走行モードとしてCD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを有するハイブリッド自動車において、CDモード中に蓄電割合が十分に残存しているにも拘わらずCSモードへ移行することへの違和感を運転者に与えるのを抑制しつつ、走行要求パワーに適切に対応することを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、モータと、前記モータと電力をやり取りするバッテリと、走行に要求される走行要求パワーにより走行するよう前記エンジンと前記モータとを制御する制御手段とを備え、走行モードとしてCD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを有し、前記CDモード中に前記バッテリの蓄電割合が閾値以下となると前記CSモードへ移行するハイブリッド自動車であって、
前記制御手段は、前記CDモード中に前記バッテリの蓄電割合が前記閾値よりも大きく且つ前記バッテリから放電可能な最大放電電力が所定電力以下となっているときには、所定の警告を報知し、該警告を報知した後、前記走行要求パワーが前記最大放電電力に基づき前記モータが出力可能な上限パワーよりも大きいときには、前記CDモードから前記CSモードへ移行するか前記CDモードを維持したまま前記エンジンを始動する、
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、走行モードとしてCD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを有し、CDモード中にバッテリの蓄電割合が閾値以下となるとCSモードへ移行するものである。このハイブリッド自動車において、CDモード中にバッテリの蓄電割合が閾値よりも大きく且つバッテリから放電可能な最大放電電力が所定電力以下となっているときには、所定の警告を報知する。そして、走行要求パワーが最大放電電力に基づきモータが出力可能な上限パワーよりも大きいときには、CDモードからCSモードへの移行するかCDモードを維持したままエンジンを始動する。これにより、CDモード中に蓄電割合が十分に残存しているにも拘わらずエンジンを始動することへの違和感を運転者に与えるのを抑制しつつ、走行要求パワーに適切に対応することができる。ここで、「最大放電電力」は、バッテリの温度や蓄電割合などに基づいて設定される。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電池温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示す説明図である。 バッテリ50の蓄電割合SOCと出力制限用補正係数および入力制限用補正係数との関係の一例を示す説明図である。 走行モード設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の走行モード設定処理ルーチンを示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、充電器60と、メータ70と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)80と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrなどが入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU80と通信ポートを介して接続されている。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38a,38bにデファレンシャルギヤ37を介して連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子が駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、モータMG1,MG2を駆動するのに用いられ、電力ライン54を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えば、モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2などが入力ポートを介して入力されている。モータECU40からは、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。モータECU40は、HVECU80と通信ポートを介して接続されている。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、上述したように、電力ライン54を介してインバータ41,42と接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号、例えば、バッテリ50の端子間に取り付けられた電圧センサ51aからの電池電圧Vb,バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib、バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tbなどが入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52は、HVECU80と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために蓄電割合SOCや入出力制限Win,Woutを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合であり、電池電流Ibの積算値に基づいて演算される。入出力制限Win,Woutは、バッテリ50を充放電してもよい最大許容電力であり、演算した蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいて設定される。詳しくは、入出力制限Win,Woutは、電池温度Tbに基づいて入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpを設定し、バッテリ50の蓄電割合SOCに基づいて出力制限用補正係数と入力制限用補正係数とを設定し、設定した入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpにそれぞれ対応する補正係数を乗じることにより設定することができる。図2に電池温度Tbと入出力制限Win,Woutの基本値Wintmp,Wouttmpとの関係の一例を示し、図3にバッテリ50の蓄電割合SOCと出力制限用補正係数および入力制限用補正係数との関係の一例を示す。図示するように、バッテリ50は、電池温度Tbが適正温度範囲から高温側および低温側に外れるにつれて基本値Wintmp,Wouttmpの絶対値が値0に近づき、蓄電割合SOCが十分であっても、充放電が大きく制限される。
充電器60は、電力ライン54に接続されている。この充電器60は、自宅や充電ステーションなどの充電ポイントで、電源プラグ61が家庭用電源や工業用電源などの外部電源69に接続されているときに、外部電源69からの電力を用いてバッテリ50を充電できるように構成されている。充電器60は、電源プラグ61が外部電源69に接続されているときに、HVECU80によって制御されることにより、外部電源69からの電力をバッテリ50に供給する。
メータ70は、運転席前方に設置され、走行に用いられている走行用パワーや車速、走行距離、バッテリ50の蓄電割合SOC、燃料残量、各種警告などの情報の表示が可能なディスプレイ(例えば、液晶表示装置)として構成されている。メータ70は、メータ用電子制御ユニット(以下、「メータECU」という)72によって表示内容が制御されている。
メータECU72は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。メータECU72からは、メータ70への表示信号などが出力ポートを介して出力されている。また、メータECU72は、HVECU80と通信ポートを介して接続されている。
HVECU80は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU80には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU80に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ90からのイグニッション信号やシフトレバー91の操作位置を検出するシフトポジションセンサ92からのシフトポジションSP、アクセルペダル93の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル95の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ96からのブレーキペダルポジションBPなどを挙げることができる。また、車速センサ98からの車速Vや、CSモードとCDモードとを切り替えるモード切替スイッチ99からのスイッチ信号、電源プラグ61に取り付けられて電源プラグ61が外部電源69に接続されているか否かを判定する接続スイッチ62からの接続信号なども挙げることができる。HVECU80からは、充電器60への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。HVECU80は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52,メータECU72と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、CD(Charge Depleting)モードまたはCS(Charge Sustaining)でハイブリッド走行(HV走行)または電動走行(EV走行)を行なう。ここで、CDモードは、CSモードに比してEV走行を優先するモードである。HV走行は、エンジン22の運転を伴って走行するモードである。EV走行は、エンジン22の運転を伴わずに走行するモードである。
実施例では、HVECU70は、自宅や充電ステーションなどの充電ポイントでシステムオフ(システム停止)して停車しているときに、電源プラグ61が外部電源69に接続されると、外部電源69からの電力を用いてバッテリ50が充電されるように充電器60を制御する。そして、システムオン(システム起動)したときにバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv1(例えば45%,50%,55%など)よりも大きいときには、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2(例えば25%,30%,35%など)以下に至るまでは、CDモードで走行し、バッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2以下に至った以降は、システムオフするまでCSモードで走行する。また、システムオンしたときにバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv1以下のときには、システムオフするまでCSモードで走行する。さらに、CDモードで走行している最中にモード切替スイッチ99が操作されると、CSモードで走行する。また、モード切替スイッチ99の操作によりCSモードとされて走行している最中に再びモード切替スイッチ99が操作されると、CDモードに切り替わる。
HV走行での走行時には、HVECU70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Accと車速センサ98からの車速Vとに基づいて、走行に要求される(駆動軸36に出力すべき)要求トルクTr*を設定する。続いて、設定した要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nrを乗じて、走行に要求される走行要求パワーPdrv*を計算する。ここで、駆動軸36の回転数Nrとしては、モータMG2の回転数Nm2や車速Vに換算係数を乗じて得られる回転数を用いることができる。そして、計算した走行要求パワーPdrv*にバッテリ50の充放電要求パワーPb*(バッテリ50に放電するときが正の値)を減じて、車両に要求される要求パワーPe*を設定する。ここで、充放電要求パワーPb*は、バッテリ50の蓄電割合SOCと目標割合SOC*との差分ΔSOCに基づいて、差分ΔSOCの絶対値が小さくなるように設定する。次に、要求パワーPe*がエンジン22から出力されると共に要求トルクTr*が駆動軸36に出力されるように、エンジン22の目標運転ポイント(目標回転数Ne*,目標トルクTe*)や、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定する。エンジン22の目標運転ポイント(目標回転数Ne*,目標トルクTe*)は、エンジン22の運転ポイント(回転数,トルク)のうち騒音や振動等を加味して燃費が最適となる最適動作ラインを予め定めておき、要求パワーPe*に対応する最適動作ライン上の運転ポイント(回転数,トルク)を求めて設定する。エンジン22の目標運転ポイント(目標回転数Ne*,目標トルクTe*)については、エンジンECU24に送信する。モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*については、モータECU40に送信する。エンジンECU24は、目標運転ポイントに基づいてエンジン22が運転されるように、エンジン22の吸入空気量制御や燃料噴射制御,点火制御などを行なう。モータECU40は、モータMG1,MG2がトルク指令Tm1*,Tm2*で駆動されるように、インバータ41,42の各トランジスタのスイッチング制御を行なう。
EV走行での走行時には、HVECU70は、まず、アクセルペダルポジションセンサ94からのアクセル開度Accと車速センサ98からの車速Vとに基づいて要求トルクTr*を設定すると共に、要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nrを乗じて要求走行要求パワーPdrv*を計算する。続いて、走行要求パワーPdrv*に充放電要求パワーPb*を減じて要求パワーPe*を設定する。そして、モータMG1のトルク指令Tm1*に値0を設定すると共に、要求トルクTr*(要求走行要求パワーPdrv*)が駆動軸36に出力されるようにモータMG2のトルク指令Tm2*を設定する。モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*については、モータECU40に送信する。モータECU40は、上述したように、インバータ41,42を制御する。
EV走行中に要求パワーPe*がエンジン始動閾値Pstartを上回ると、HV走行へ切り替わる。また、HV走行中に要求パワーPe*がエンジン始動閾値Pstartよりも小さいエンジン停止閾値Pstopを下回ると、EV走行へ切り替わる。CDモード時には、エンジン22の運転ができる限り抑制されるようにCSモード時に比して大きな値のエンジン始動閾値Pstartが用いられる。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作について説明する。特に、バッテリ50の蓄電割合SOCは比較的高く出力制限Woutは比較的低い(電池温度Tbが極低温または極高温時)ときの走行モードの設定動作について説明する。図4は、HVECU80により実行される走行モード設定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
走行モード設定処理ルーチンが実行されると、HVECU80のCPUは、まず、現在の走行モード(CDモード,CSモード)Mや走行要求パワーPd*、バッテリ50の蓄電割合SOC、バッテリ50の出力制限Woutなどを入力する(ステップS100)。ここで、走行要求パワーPd*は、要求トルクTr*に駆動軸36の回転数Nrを乗じて計算されたものを入力するものとした。蓄電割合SOCは、電池電流Ibに基づいて演算されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。出力制限Woutは、蓄電割合SOCや電池温度Tbに基づいて設定されたものをバッテリECU52から通信により入力するものとした。
続いて、現在の走行モードがCDモードであるか否か(ステップS110)、蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きいか否か(ステップS120)、出力制限Woutが閾値Wref以下であるか否か(ステップS130)、をそれぞれ判定する。ここで、閾値Shv2は、上述したように、走行モードをCDモードからCSモードへ切り替えるための閾値である。閾値Wrefは、出力制限Woutが低下してバッテリ50の放電が制限されている状態を判定するための閾値である。現在の走行モードがCDモードではなくCSモードであると判定すると、CSモードを継続して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。現在の走行モードがCDモードであり且つ蓄電割合SOCが閾値Shv2以下であると判定すると、CDモードからCSモードへ移行して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。現在の走行モードがCDモードであり、蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きく且つ出力制限Woutが閾値Wrefよりも大きいと判定すると、CDモード維持して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。
現在の走行モードがCDモードであり、蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きいが、出力制限Woutが閾値Wref以下であると判定すると、電池出力低下によりCDモードを維持できない旨の警告メッセージがメータ70に表示されるようメータECU72に表示信号を出力する(ステップS150)。次に、走行要求パワーPd*が上限パワーPrefよりも大きいか否かを判定する(ステップS160)。ここで、上限パワーPrefは、駆動力が不足しているか否かを判定するための閾値であり、例えば、バッテリ50の出力制限Woutの範囲でモータMG2から出力可能な最大パワーに定めることができる。なお、上限パワーPrefは、出力制限Woutにエンジン22の始動に必要な始動パワーPsも加味したパワー(Wout−Ps)の範囲内でモータMG2から出力可能な最大パワーに定められてもよい。走行要求パワーPd*が上限パワーPref以下であると判定すると、駆動力の不足は生じていないと判断し、CDモードをそのまま維持して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。一方、走行要求パワーPd*が上限パワーPrefよりも大きいと判定すると、駆動力に不足が生じていると判断し、走行モードをCDモードからCSモードへ移行して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。これにより、CSモードへの移行によりエンジン始動閾値PstartがCDモードよりも小さくなるから、エンジン22が始動され易くなり、エンジン22からの動力を用いて走行要求パワーPd*に見合うパワーにより走行することができる。しかし、この場合のCSモードへの移行は、蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きい状態で行なわれるため、運転者はメータ70に表示される蓄電割合SOCを見ただけでは何故走行モードがCSモードへ移行したのかわからず、違和感を感じる場合がある。そこで、本実施例では、事前にメータ70に電池出力低下によりCDモードを維持できない旨の警告メッセージを表示してからCSモードへの移行を行なうことで、運転者に違和感を感じさせないようにしているのである。ここで、電池出力低下により移行されたCSモードは、走行要求パワーPd*が上限パワーPref以下となるまで継続してもよいし、電池温度Tbが適正温度範囲に近づいて出力制限Woutが閾値Wrefよりも大きくなるまで継続してもよい。
以上説明した本実施例のハイブリッド自動車20では、CDモード中にバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きいがバッテリ50の出力制限Woutが閾値Wref以下となっているときには、CDモードを維持できない旨の警告を運転者に報知する。そして、走行要求パワーPd*が出力制限Woutの範囲内でモータMG2から出力可能な上限パワーPrefよりも大きいときにはCDモードからCSモードへ移行する。これにより、CDモード中に蓄電割合SOCが十分に残存しているにも拘わらずCSモードへ移行することへの違和感を運転者に与えるのを抑制しつつ、走行要求パワーPd*に適切に対応することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、CDモード中にバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きいがバッテリ50の出力制限Woutが閾値Wref以下となっているときに警告を運転者に報知し、その後、走行要求パワーPd*が上限パワーPrefよりも大きいときにはCDモードからCSモードへ移行するものとした。しかし、CDモード中にバッテリ50の蓄電割合SOCが閾値Shv2よりも大きく、バッテリ50の出力制限Woutが閾値Wref以下であり、且つ、走行要求パワーPd*が上限パワーPrefよりも大きいときには、走行モードをCSモードへ移行させると共に走行モードをCSモードへ移行させたことをメータ70に表示させてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、CDモードを維持できない旨の所定の警告をメータ70に表示させた後、走行要求パワーPd*が上限パワーPrefよりも大きいときにはCDモードからCSモードへ移行するものとした。しかし、図5の変形例の走行モード設定処理ルーチンに示すように、所定の警告をメータ70に表示させた後、走行要求パワーPd*が上限パワーPrefよりも大きいときには、エンジン22は始動するが(ステップS180)、走行モードはCDモードのまま維持してもよい。この場合、エンジン22の始動は、走行要求パワーPd*がエンジン始動閾値Pstart以下であっても行なわれる。このとき、エンジン22の運転は、走行要求パワーPd*が上限パワーPref以下となるまで継続してもよいし、出力制限Woutが閾値Wrefよりも大きくなるまで継続してもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22とモータMG1と駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36にプラネタリギヤ30を接続すると共に駆動軸36にモータMG2を接続する構成とした。しかし、図6の変形例のハイブリッド自動車120に示すように、駆動輪38a,38bに連結された駆動軸36に変速機130を介してモータMGを接続すると共にモータMGの回転軸にクラッチ129を介してエンジン22を接続する構成としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG2が「モータ」に相当し、HVECU80が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業に利用可能である。
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 充電器、61 電源プラグ、62 接続スイッチ、69 外部電源、70 メータ、72 メータ用電子制御ユニット(メータECU)、80 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、90 イグニッションスイッチ、91 シフトレバー、92 シフトポジションセンサ、93 アクセルペダル、94 アクセルペダルポジションセンサ、95 ブレーキペダル、96 ブレーキペダルポジションセンサ、98 車速センサ、99 モード切替スイッチ、129 クラッチ、130 変速機、MG1,MG2,MG モータ。

Claims (1)

  1. エンジンと、モータと、前記モータと電力をやり取りするバッテリと、走行に要求される走行要求パワーにより走行するよう前記エンジンと前記モータとを制御する制御手段とを備え、走行モードとしてCD(Charge Depleting)モードとCS(Charge Sustaining)モードとを有し、前記CDモード中に前記バッテリの蓄電割合が閾値以下となると前記CSモードへ移行するハイブリッド自動車であって、
    前記制御手段は、前記CDモード中に前記バッテリの蓄電割合が前記閾値よりも大きく且つ前記バッテリから放電可能な最大放電電力が所定電力以下となっているときには、所定の警告を報知し、該警告を報知した後、前記走行要求パワーが前記最大放電電力に基づき前記モータが出力可能な上限パワーよりも大きいときには、前記CDモードから前記CSモードへ移行するか前記CDモードを維持したまま前記エンジンを始動する、
    ハイブリッド自動車。
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