JP2019179125A - テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ - Google Patents

テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2019179125A
JP2019179125A JP2018067857A JP2018067857A JP2019179125A JP 2019179125 A JP2019179125 A JP 2019179125A JP 2018067857 A JP2018067857 A JP 2018067857A JP 2018067857 A JP2018067857 A JP 2018067857A JP 2019179125 A JP2019179125 A JP 2019179125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
winding
display
dimension
label
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018067857A
Other languages
English (en)
Inventor
貴昭 伴野
Takaaki Tomono
貴昭 伴野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2018067857A priority Critical patent/JP2019179125A/ja
Publication of JP2019179125A publication Critical patent/JP2019179125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Abstract

【課題】表示部単体の面積を大きくせずとも全体での総印刷面積を増大できるラベルを作成する。【解決手段】テープ長さ方向ILに延びる帯状の剥離シート54と、粘着剤層52aの粘着面がそれぞれ剥離シート54に貼られた複数のフラッグラベルFLと、を有し、各フラッグラベルFLは、テープ長さ方向ILに延びる巻き付け部91と、巻き付け部91に接続する矩形形状の表示部92とを有するテープToであって、テープ幅方向IWにおいて巻き付け部1の寸法Wmは、表示部92の寸法Whより短く、巻き付け部91は、剥離シート54に貼られる粘着面を有し、表示部92は、剥離シート54に貼られる粘着面を有していない。【選択図】図9

Description

本発明は、ラベルを作成するためのテープ、及び、テープロール、並びにテープカートリッジに関する。
特許文献1には、ラベル本体部と貼り付け部とを有し、それらを剥離シートから剥離した後に貼り付け部をケーブル状の被着体に貼り付けてラベル本体部を貼り合わせることで、当該被着体に取り付けられる印字ラベルが開示されている。
特開2017−44908号公報
上記従来技術では、ラベル本体部の印字文字を見やすくするために文字を大きくしたり、又はより詳細な情報を表記できるよう印字文字数を増加するためには、ラベル本体部自体を大型化してその印字面積を広くするしかなかった。しかしその場合には、被着体をハンドリングする際に大型化したラベル本体部の取り扱いが煩雑となってしまう。
本発明の目的は、表示部単体の面積を大きくせずとも全体での総印刷面積を増大できるラベルを作成できるテープ、テープロール、及びテープカートリッジを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願第1発明は、帯状のシートと、粘着面を有し、前記シートに貼られた複数のラベルと、を有し、各ラベルは、第1方向に延びる巻き付け部と、前記巻き付け部に接続する表示部とを有するテープであって、前記第1方向と直交する第2方向において前記巻き付け部の寸法は、前記表示部の寸法より短く、前記巻き付け部において、前記シートと前記粘着面とは接触し、前記表示部において、前記シートと前記粘着面とは接触しないことを特徴とする。
本願発明のテープは、帯状のシートに貼られた複数のラベルを有している。ユーザによる使用時には、例えばケーブル等の紐体の外周に対してその一部を第1方向で被着体に巻き付けることで、当該ラベル全体を被着体に取り付けることができる。その取り付け状態では、被着体に巻き付けた部分以外で表面に所定の印刷内容が表記された表示部が、あたかも被着体から突出した旗のように見える態様で、フラッグラベルを形成することができる。
このとき特に、本願発明においては、ラベルが、上記の第1方向に延びる巻き付け部と、この巻き付け部に接続する表示部とを有している。また、第1方向と直交する第2方向において巻き付け部の寸法は、表示部の寸法より短い。また、巻き付け部において、シートと粘着面とは接触し、表示部において、シートと粘着面とは接触しない。
このような構成のラベルを被着体に取り付ける際には、まず複数のラベルを平面視で形状を一致させるよう重ね合わせる。このとき、粘着面を有する巻き付け部どうしが互いに貼り合わされるが、粘着面を有していない表示部どうしは互いに分離可能な状態となる。そしてこのように一体に重ね合わされた複数のラベルのうち、上記巻き付け部を第1方向で巻き付けるようにして紐体である被着体の外周側面に貼り付ける。このとき、巻き付け部は表示部よりも第1方向に直交する第2方向において寸法が短いため、上記の第1方向での被着体への巻き付けが比較的容易となる。
被着体に取り付けられた状態のフラッグラベルでは、上述したように、表示部があたかも被着体から突出した旗のように見える態様となっている。そして、その表示部は、互いに貼り合わされておらず分離可能な状態の複数枚の表示部で構成されており、それら複数枚の表示部は互いに貼り合わされた複数の巻き付け部に接続されている。つまり、表示部の全体は、あたかも巻き付け部を背表紙として閉じられた製本状態となっており、それぞれ表面に所定の印刷内容が表示された複数の表示部があたかも複数のページとして見開ける状態となっている。このため、表示部の単体では巻き付け部が十分に支持できる大きさに形成しても、重ね合わせる枚数を増やすことで全体での印刷面積を増加させることができる。この結果、本発明によれば、表示部単体の面積を大きくせずとも全体での総印刷面積を増大できるフラッグラベルを作成できる。
また、上記目的を達成するために、本願第2発明は、帯状のシートと、粘着面を有し、前記シートに貼られた複数のラベルと、を有し、各ラベルは、第1方向に延びる巻き付け部と、前記巻き付け部に接続する矩形形状の表示部とを有する
テープであって、前記第1方向と直交する第2方向において前記巻き付け部の寸法は、前記表示部の寸法より短く、前記シートから前記ラベルが剥離された場合、前記粘着面は、前記巻き付け部において露出し、前記表示部において露出しない、ことを特徴とする。
本発明によれば、表示部単体の面積を大きくせずとも全体での総印刷面積を増大できるラベルを作成できる。
本発明の実施形態の印刷装置を表す斜視図である。 印刷装置のカートリッジホルダ及びその周辺の構造を表す平面図である。 テープカートリッジの全体外観を表す斜視図である。 印刷装置及び操作端末の制御系を表すブロック図である。 図5(a)は、テープの平面図である。図5(b)は、図5(a)のテープからラベル外部分を剥離した状態を表す平面図である。図5(c)は、図5(b)のテープの各表示部に印刷がなされた状態を表す平面図である。 テープから剥離したフラッグラベルの平面図である。 複数のフラッグラベルを重ね合わせて重合体を作成する工程を説明する図である。 重合体のフラッグラベルの取り付け工程を説明する図である。 取り付け状態にあるフラッグラベルの使用態様を表す図である。 フラッグラベルの他の取り付け工程を説明する図である。 フラッグラベルの他の配置を説明するテープの平面図である。 巻き付け部の両辺に表示部を接続した場合のフラッグラベルの平面図である。 巻き付け部の両辺に表示部を接続した場合のフラッグラベルの使用態様を表す図である。 2倍幅の巻き付け部の両辺に表示部を接続した場合のフラッグラベルの平面図である。 2倍幅の巻き付け部の両辺に表示部を接続した場合のフラッグラベルの取り付け工程を説明する図である。 表示部と辺が一致する配置で巻き付け部の端部に表示部を接続した場合のフラッグラベルの平面図である。 表示部と辺が一致する配置で巻き付け部の端部に表示部を接続した場合のフラッグラベルの取り付け工程を説明する図である。 表示部と辺が一致する配置で巻き付け部の端部に表示部を接続した場合のフラッグラベルの使用態様を表す図である。 表示部と中心が一致する配置で巻き付け部の端部に表示部を接続した場合のフラッグラベルの平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、図面中に「前」「後」「左」「右」「上」「下」の注記がある場合は、明細書中の説明における「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、その注記された方向を指す。
<印刷装置の全体構造>
図1を参照しつつ、本実施形態に係わるテープに印刷を行う印刷装置の全体構造を説明する。
図1において、印刷装置1は、テープTo(但し印刷後についてはテープTと称する。後述の図5(b)及び図5(c)等参照)に対する印刷処理が実行可能である。このとき、印刷装置1は、サーマルタイプ、レセプタタイプ、ラミネートタイプ等、各種のテープカートリッジ100が使用可能である。以下では、上記レセプタタイプのテープカートリッジ100を使用する場合を説明する。また、印刷装置1は、テープToの粘着シート52に切り込み枠57(後述の図5等参照)がある、いわゆるダイカットラベルタイプと、テープToに切り込み枠がないタイプ(以下適宜「通常ラベルタイプ」という)と、のどちらのタイプのテープカートリッジ100も使用可能である。なお、図1では、通常ラベルタイプのテープカートリッジ100が使用された場合を例にとって示している。
この印刷装置1は、略直方体の箱状の本体部11と、本体部11の上方の開口を開閉するカバー(図示せず)と、を有する。なお、図1では、本体部11からカバーを取り外した状態を図示しているが、本体部11にカバーを取り付けた状態では、カバーは、本体部11の後端上部において回動可能に支持される。本体部11の後面部の下方部には、電源コネクタ12及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタ13が配置されている。印刷装置1は、USBコネクタ13に接続されたUSBケーブル14等を介してパーソナルコンピュータ等の操作端末300(後述の図4参照)に接続される。印刷装置1は、操作端末300から送信された印刷指示信号を受信し、この印刷指示信号に基づいて上記テープTo対し印刷処理を行う。なお、印刷装置1と操作端末300とは無線通信を介して接続されていてもよい。また、印刷装置1は、操作端末300の操作に基づき印刷処理を実行する構成に限られず、印刷装置1に設けた適宜の操作部の操作に基づき印刷処理を実行する構成(いわゆるスタンドアローンタイプ)でもよい。
本体部11の上面のうち右側寄りの位置には、上記テープToを備えた上記テープカートリッジ100を着脱可能な凹状の領域であるカートリッジホルダ8が設けられている。なお、図1では、構造の明確化のために、カートリッジホルダ8における実際の装着位置よりも上方にテープカートリッジ100が位置している状態を図示している。
本体部11の前面のうち右側寄りの位置には、排出口20が設けられている。排出口20は、後述のサーマルヘッド22による印刷後のテープT(後述の図5(b)及び図5(c)参照)が、後述のプラテンローラ25等により搬送されつつカートリッジホルダ8から印刷装置1の外部へ排出される開口である。
<印刷装置の内部構造>
図2を参照しつつ、印刷装置1の内部構造を説明する。
図2において、上述したように、本体部11の上面には、テープカートリッジ100を着脱可能なカートリッジホルダ8が設けられている。カートリッジホルダ8の前後方向略中央部の右側寄りの位置には、前後方向に延びる板状部材からなるヘッドホルダ21が立設されている。ヘッドホルダ21の上面には、複数の発熱体(図示せず)を備えるサーマルヘッド22が設けられている。サーマルヘッド22は、テープカートリッジ100から供給され後述のプラテンローラ25等により所定の搬送経路に沿って搬送されるテープToに対し、後述のインクリボン127を用いて印刷を行う。
カートリッジホルダ8のうちヘッドホルダ21の左方位置には、リボン巻取軸125が立設されている。リボン巻取軸125は、テープカートリッジ100のリボン巻取ローラ126の内部に嵌挿され、リボン巻取ローラ126を回転駆動する。また、テープカートリッジ100には、インク供給側ロール128が回転可能に支持されている。インク供給側ロール128には、インクリボン127が巻回されている。リボン巻取ローラ126は、リボン巻取軸125により回転駆動され、インク供給側ロール128からインクリボン127を引き出すと共に、使用済みのインクリボン127を巻き取る。
カートリッジホルダ8のうちヘッドホルダ21の前方位置には、送りローラ駆動軸23が立設されている。送りローラ駆動軸23は、テープカートリッジ100の送りローラ101に着脱可能な軸体である。カートリッジホルダ8の左方の隅部寄りの位置には、ガイド軸24が立設されている。ガイド軸24は、テープカートリッジ100のガイド孔102(後述の図3も参照)に着脱可能な軸体である。
本体部11のうちカートリッジホルダ8の下側には、ステッピングモータである駆動モータ66(後述の図4参照)が配置されている。上記リボン巻取軸125及び送りローラ駆動軸23は、図示しない複数のギアを介して駆動モータ66に連結されている。駆動モータ66の駆動に伴って、リボン巻取軸125及び送りローラ駆動軸23が回転する。リボン巻取軸125の駆動に伴って、上記リボン巻取ローラ126が回転する。送りローラ駆動軸23と上記プラテンローラ25及び圧接ローラ28が、図示しないギア機構を介して連結されている。送りローラ駆動軸23の駆動に伴って、送りローラ101、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28が回転する。
また、カートリッジホルダ8の前後方向略中央の左側下方支持面には、複数(この例では5つ)の被押下用のセンサ突起30を立設したカートリッジセンサ31(後述の図4参照)が設けられている。カートリッジホルダ8にテープカートリッジ100が装着されると、テープカートリッジ100に設けられた被検出部110(詳細は後述)がセンサ突起30に対向し、被検出部110によってテープカートリッジ100の種類に対応するセンサ突起30が選択的に押下される。カートリッジセンサ31は、このときのセンサ突起30のオン・オフの組合せに基づいて、テープカートリッジ100の種類情報を表す検出信号を出力する。
本体部11のうちカートリッジホルダ8の上側外方には、前後方向に延びるアーム状のプラテンホルダ26が配置されている。プラテンホルダ26は、軸支部27を中心に揺動可能に軸支されている。プラテンホルダ26の前端部には、プラテンローラ25と圧接ローラ28とが回転可能に軸支されている。上記送りローラ駆動軸23、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28は、搬送部を構成する。プラテンローラ25は、サーマルヘッド22に対向し、サーマルヘッド22と接離可能である。圧接ローラ28は、送りローラ101に対向し、送りローラ101と接離可能である。プラテンホルダ26が上記揺動によりカートリッジホルダ8側に移動し、プラテンローラ25がサーマルヘッド22と接触する印刷位置に移動すると、プラテンローラ25は、テープTo及びインクリボン127を介してサーマルヘッド22を押圧する。同時に、圧接ローラ28がテープToを介して送りローラ101を押圧する。この状態で、送りローラ101、プラテンローラ25、及び圧接ローラ28の回転に伴って、テープToが搬送され、リボン巻取ローラ126の回転に伴って、インク供給側ロール128からインクリボン127が引き出され、サーマルヘッド22によるテープToへの印刷が行われる。
また、本体部11のうち上記排出口20近傍には、フルカッタ41及びハーフカッタ42が設けられている。フルカッタ41及びハーフカッタ42は、切断部を構成する。フルカッタ41は、本体部11の適宜の位置に配置された駆動モータ71(後述の図4参照)により駆動され、上記テープTo(印刷後はテープT)をテープ幅方向に沿ってテープ厚さ方向に全て切断する(後述の粘着シート52の基材52b及び粘着剤層52aと後述の剥離シート54との全てを切断する)フルカットを行う。ハーフカッタ42は、本体部11の適宜の位置に配置された駆動モータ73(後述の図4参照)により駆動され、テープTo(印刷後はテープT)をテープ幅方向に沿ってテープ厚さ方向に部分的に切断する(粘着シート52の基材52b及び粘着剤層52aのみを切断する。以下適宜、「半切断」と
称する)ハーフカットを行う。テープTo(又はテープT)がハーフカッタ42又はフルカッタ41により適宜に切断(フルカット又はハーフカット)されることで、ラベル(後述の図6〜図14に示すフラッグラベルFL1〜FL6参照。詳細は後述)が生成される。
<テープカートリッジの構造>
図2及び図3を参照しつつ、テープカートリッジ100の構造を説明する。
図2及び図3において、テープカートリッジ100は、全体としては平面視で丸みを帯びた角部を有する略長方体状(箱型)の筐体120を備える。この筐体120の右面部前側には、テープ供給口103が設けられており、このテープ供給口103から内部のテープToが引き出されて供給される。
筐体120の前方側上方には、当該筐体120の内部でテープToが巻回された被印字テープロール51(テープロールに相当)を回転可能に支持するテープロール支持孔105が設けられている。テープToは、図2中部分拡大図に示すように、テープ長さ方向に伸びる帯状の粘着シート52(後述するフラッグラベルFLとラベル外部分Dとからなる基材52bと、粘着剤層52aとを含む:後述の図5(a)参照)、及び、テープ長さ方向に伸びる帯状の剥離シート54(シートに相当)が、内側に巻かれる側(図2中部分拡大図中左側。以下適宜「表側」という)からその反対側(図2中部分拡大図中右側。以下適宜「裏側」という)に向かって、この順序で積層して構成されている。すなわち、粘着シート52は剥離シート54よりも径方向内側に位置している。粘着シート52の表側に備えられる上記基材52bの表面(詳細には後述するフラッグラベルFL)は、上記サーマルヘッド22により印刷される。また、粘着シート52の基材52bの裏側に、上記粘着剤層52a(粘着面に相当)が備えられる。剥離シート54は、粘着剤層52aに対し容易に剥離可能に設けられている。つまり、一方の面54a及び他方の面54bを備えた剥離シート54のうち上記一方の面54aに粘着シート52が剥離可能に貼り付けられており、本実施形態では、上記プラテンローラ25等による搬送方向の長さがテープ幅方向の長さよりも長い帯状の剥離シート54の全体に帯状の粘着シート52が貼り合わされ、テープToを構成している。なお、被印字テープロール51として、図5(a)に示すように、剥離シート54の全体に粘着シート52が貼り付けられ、切り込み枠57がハーフカットによって形成されたテープToが用いられてもよい。この場合、厚さがテープ幅方向において均一なため、精度良い搬送が可能となる。あるいは、被印字テープロール51として、図5(b)に示すように、剥離シート54の一方の面54aが、フラッグラベルFLよりもテープ幅方向の外側において露出した状態のテープToが用いられても良い。この場合、フラッグラベルFLの剥離が容易となる。また、剥離シート54の一部が露出しているため粘着力が低下するが、粘着シート52が剥離シート54よりも内側に位置するようにテープロール51が形成されているため、テープロール51を形成する際に、フラッグラベルFLが剥離シート54から剥がれることを防止できる。テープToは、被印字テープロール51から引き出され、サーマルヘッド22の位置に対応する筐体20の切欠き状の凹部Qへ上記テープ供給口103から供給されてインクリボン127とともに露出し、サーマルヘッド22によりインクリボン127のインクがテープToに転写される(すなわち印刷が行われる)。その後、印刷後のテープTは、筐体120の排出口P(フルカッタ41の位置に対応する)から排出され、本体部11の上記排出口20に向けて案内される。
筐体120の前方下面における前後方向の略中央位置には、テープカートリッジ100の種類情報を表す上記被検出部110が設けられている。被検出部110は、本体部11に設けられた上記カートリッジセンサ31の5つの上記センサ突起30に対向する、下面に形成された挿入孔111及び面部112の組み合わせによって、テープカートリッジ100の種類情報を示している。
挿入孔111は円形の穴部であり、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ8に装着された場合に、センサ突起30を押下しない非押下部として機能し、挿入孔111に対向するセンサ突起30はオフ状態となる。面部112は、テープカートリッジ100がカートリッジホルダ8に装着された場合に、センサ突起30を押下する押下部として機能し、面部112に対向するセンサ突起30はオン状態となる。
<印刷装置及び操作端末の制御系>
図4を参照しつつ、印刷装置1及び操作端末300の制御系を説明する。
図4において、印刷装置1は、CPU82(制御部に相当)を含む制御回路80を有する制御系を備える。制御回路80において、CPU82には、ROM83、EEPROM84、RAM85、及び入出力インターフェース81がデータバスを介して接続されている。なお、EEPROM84に代えて、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよい。
ROM83には、印刷装置1の制御上必要な各種プログラムが格納されている。CPU82は、RAM85の一時記憶機能を利用しつつROM83に記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、印刷装置1全体の制御を行う。
EEPROM84には、テープToに係わる各種情報、例えばカートリッジセンサ31による上記挿入孔111及び面部112の各種検出結果とテープカートリッジ100の種類情報とを対応づけた相関等、が不揮発的に記憶されている。これにより、CPU82は、カートリッジホルダ8に装着されたテープカートリッジ100の上記検出結果に対して上記相関を参照することで、当該テープカートリッジ100の種類情報を取得することができる。
入出力インターフェース81には、サーマルヘッド駆動回路61、モータ駆動回路62、操作部63、表示部64、上記カートリッジセンサ31、モータ駆動回路70、及びモータ駆動回路72等が接続されている。
サーマルヘッド駆動回路61は、上記サーマルヘッド22の駆動を制御する。
モータ駆動回路62は、上記プラテンローラ25、圧接ローラ28、リボン巻取軸125及び送りローラ駆動軸23を駆動する上記駆動モータ66の駆動を制御する。
モータ駆動回路70は、上記フルカッタ41を駆動する上記駆動モータ71の駆動を制御する。
モータ駆動回路72は、上記ハーフカッタ42を駆動する上記駆動モータ73の駆動を制御する。
操作端末300は、CPU301を有する制御系を備え、上記USBケーブル14等を介して印刷装置1と接続され、印刷装置1との間で信号の送受が可能である。CPU301には、操作部302、表示パネル303、RAM304、ROM305、及びHDD306等が接続されている。ROM305には、操作端末300の制御上必要な各種プログラムが格納されている。CPU301は、RAM304の一時記憶機能を利用しつつROM305に記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、印刷装置1全体の制御を行う。
HDD306には、アプリケーションプログラム320が記憶されている。CPU301は、ユーザによる上記操作部302を適宜の操作に対応してアプリケーションプログラム320を実行することで、印刷装置1で作成する上記ラベル(後述の図6〜図14に示すフラッグラベルFL1〜FL6参照。詳細は後述)において印刷するための印刷データを印刷装置1に送信することができる。
すなわち、ユーザの操作部302の操作により、上記印刷データを含む上記印刷指示信号が印刷装置1へ出力される。印刷装置1において、上記印刷指示信号に応じて上記モータ駆動回路62及び上記駆動モータ66を介して上記リボン巻取軸125及び上記送りローラ駆動軸23が駆動されることで、テープカートリッジ100における、被印字テープロール51からテープToが繰り出され、インク供給側ロール128からインクリボン127が引き出される。また、この送りローラ駆動軸23の駆動によるテープToの繰り出しと同期して、サーマルヘッド駆動回路61を介してサーマルヘッド22の複数の発熱体が選択的に発熱され、上記繰り出され搬送されるテープToに対し、上記インクリボン127のインクが転写され、上記印刷データに対応する印刷が行われる。また、モータ駆動回路77及び駆動モータ73を介してハーフカッタ42が駆動されたり、モータ駆動回路70及び駆動モータ71を介してフルカッタ41が駆動され、印刷後の上記テープTに対し切断が行われることで、ラベルが所望の個数だけ作成される。
<本実施形態の特徴>
本実施形態では、テープToを用いて、立体的な形状で被着体に取り付けられる、いわゆるフラッグラベルFLが作成される。以下、その詳細を順を追って説明する。
<被印字テープの構造>
図5(a)を参照しつつ、本実施形態で用いる上記テープTo(印刷後はテープT。以下同様)の構造を説明する。図5(a)には、図中左右方向を搬送方向(言い換えればテープ長さ方向IL)、図中上下方向をテープ幅方向IW、図中紙面手前奥方向をテープ厚さ方向とした、未印刷・未切断状態のテープToの平面図を示している。なお、図示する例においては、搬送方向(テープ長さ方向IL)が各請求項記載の第1方向に相当し、テープ幅方向IWが各請求項記載の第2方向に相当する。
図5(a)に示すように、テープToは、テープ長さ方向ILに延びる帯状の上記剥離シート54と、テープ長さ方向ILに延びる上記粘着シート52とを有している。粘着シート52は、上記基材52bと上記粘着剤層52aとを備えており、基材52bが、上記粘着剤層52aを介し上記剥離シート54の上記一方の面54aに貼られている。基材52bは、例えば、樹脂フィルムや、紙によって構成されており、粘着シート52の全体に渡って備えられている。粘着剤層52aは、例えば、アクリル系の接着剤によって構成されており、粘着シート52のうち後述する表示部92以外の領域に備えられている。剥離シート54は、例えば、樹脂フィルムや紙の表面に、シリコン加工を施すことで構成される。
基材52bは、フラッグラベルFLと、そのフラッグラベルFLの外側に位置するラベル外部分Dとを有している。フラッグラベルFLは、テープ長さ方向ILに延びる矩形形状の巻き付け部91と、この巻き付け部91に接続する矩形形状の表示部92とを備えている。巻き付け部91は、後述のように被着体19に巻き付けて貼り付けられる部分として機能する。表示部92は、後述のように所望の内容が印刷されて表記されるラベル部として機能する。この表示部92の領域における粘着シート52には粘着剤層52aが備えられておらず、この表示部92の領域内においては基材52bが剥離シート54の上記一方の面54aから貼り付けられずに離間した状態となっている(その他、各部の詳細な寸法設定などについては、後述の図6で説明する)。なお、このフラッグラベルFLが、各請求項記載のラベルに相当する。
以上により、剥離シート54から剥離したフラッグラベルFL1では、粘着面(粘着剤層52a)が表示部92を避けて露出する。なお、表示部92の領域では、粘着面が露出せずに貼り付けができない領域であればよい。例えば、特に図示しないが、表示部92の領域における粘着シート52自体が粘着剤層52aを備えていてもよく、その場合には当該粘着剤層52aの裏側に非粘着性の層を設けるなどにより粘着面を露出させなければよい。この非粘着性の層としては、例えば剥離処理を施したシート状のフィルムを貼り付けてもよいし、粘着剤層52aの表面に紫外線硬化樹脂を塗布して硬化させた層を生成してもよい。
図示する例では、基材52bにおいて2つのフラッグラベルFLが1組となって互いに接触するよう配置されており、その2つ1組がテープ長さ方向ILに沿って複数並ぶよう配置されている。各組においては、いずれのフラッグラベルFLもその巻き付け部91の長手方向がテープ長さ方向ILと平行にあり、2つのフラッグラベルFLが互いに180°回転した点対象の配置で、かつ、それぞれの表示部92が互いに巻き付け部91を突出させている側の辺どうしでテープ長さ方向ILで接触し、かつ、それぞれの表示部92が相手のフラッグラベルFLの巻き付け部91とテープ幅方向IWで接触するよう配置されている。
そして、フラッグラベルFLの周囲(フラッグラベルFLとラベル外部分Dとの境界、及び、2つ1組のフラッグラベルFLどうしの境界)には、切り込み枠57がハーフカットにより予め形成されており、これによって、各フラッグラベルFLとラベル外部分Dとが上記剥離シート54から個別に剥離自在となっている。つまり、フラッグラベルFLの周囲の切り込み枠57は、テープToの厚さ方向において剥離シート54には形成されずに粘着シート52(基材52bと粘着剤層52a)だけに形成される切り込みで、テープToの平面視において連続的に連なる配置のハーフカットで形成されている。
剥離シート54からラベル外部分Dだけを剥離した状態の平面図を図5(b)に示す。図5(b)に示すように、フラッグラベルFLは表示部92以外の領域で剥離シート54の上記一方の面54aに貼り付けられ、剥離シート54は、フラッグラベルFLの外側において、一方の面54aが露出している。なお、この図5(b)に示す状態においても、各フラッグラベルFLにおける表示部92の領域の基材52bが剥離シート54の上記一方の面54aに貼り付けらずに離間した状態となっている。
<ラベルの作成>
ここで、本実施形態では、上記印刷指示信号に基づくCPU82の制御に基づき、プラテンローラ25等により上記テープToが搬送され、サーマルヘッド22がフラッグラベルFLの表示部92に上記印刷データに対応する印刷を行う。
図5(c)に、図5(b)に示した表示部92に対し、上記サーマルヘッド22により上記印刷データに対応する画像(例えば、文字列Ra,Rb)が形成された状態を示している。この例では、図中の上方に位置するフラッグラベルFLの表示部92に対しては、搬送方向下流側を下方とし、搬送方向上流側を上方として正立する姿勢(後述の図6等参照)としたときに左右横向きとなるように、文字列「PSC 101 120V/240V Panel H10−#3」からなる上記文字列Raが形成されている。また、図中の下方に位置するフラッグラベルFLの表示部92に対しては、搬送方向上流側を下方とし、搬送方向下流側を上方として正立する姿勢としたときに左右横向きとなるように(言い換えれば上記文字列Raを180°回転した向きとなるように)、文字列「PSC 101 120V/240V Panel H10−#3」からなる上記文字列Rbが形成されている。
そして、上記印刷の後、上記フルカッタ41が、印刷後の上記テープTを切断することで、巻き付け部91と、印刷後の表示部92をそれぞれ備えた1組のフラッグラベルFLが作成される。
<フラッグラベルの各部における詳細構成>
上記のようにして作成されたフラッグラベルFLの各部における詳細な構成例を、図6を参照しつつ、説明する。なお、図中においては、図示の煩雑を避けるために、表示部92における印字文字列Ra、Rbの図示を省略している(以下の各図においても同様)。
図6では、剥離シート54から剥離したフラッグラベルFL1について、その表示部92を上方に位置し、巻き付け部91の延設方向を下方に位置するよう平面視で配置した状態で示している。なお図中においては、フラッグラベルFL1の粘着シート52のうち基材52bを紙面手前側に向け、粘着剤層52aを紙面奥側に向けた配置としている。つまり、図示しない印字文字列Ra、Rbは紙面手前側に向けられていると想定する。そして、当該フラッグラベルFL1のうち粘着剤層52aを備えた領域(この例では巻き付け部91の領域)においては、紙面手前側の基剤52bを透視した網掛けパターンで表示している(以下の各図においても同様)。
本実施形態の例のフラッグラベルFL1は、上述したようにテープ長さ方向ILに延びる矩形形状の巻き付け部91と、この巻き付け部91のテープ幅方向IWの一方側(図示する例では右側)の辺に接続する矩形形状の表示部92とを備えている。巻き付け部91におけるテープ幅方向IWの寸法Wmは、表示部92におけるテープ幅方向IWの寸法Whより短い。
巻き付け部91においては、その長手方向(テープ長さ方向IL)で3つの領域に区分されている。これら3つの領域は、巻き付け部91のうち表示部92に接続されている側から順に、表示部92のテープ長さ方向ILの寸法と同じ長さLhの接続領域91aと、後述する紐体の被着体19の外周長さと同じ長さLmの取付領域91bと、上記接続領域91aと同じ長さLhの留め領域91cである。
<複数のフラッグラベルの重ね合わせ>
上記のようにして作成されたフラッグラベルFL1は、複数枚を重ね合わせた重合体の態様で被着体19に取り付けられる。具体的には、図7(a)に示すように、適宜の数枚(図示する例では3枚)のフラッグラベルFL1をそれぞれ同じ側(図示する例では紙面奥側)に粘着剤層52aが位置する向きで、いずれも平面視で形状を一致させるよう重ね合わせる。このとき図7(b)に示すように、粘着剤層52aを有する巻き付け部91どうしが互いに貼り合わされるが、粘着剤層52aを有していない表示部92どうしは互いに分離可能な状態となる。
<フラッグラベルの取り付け工程と取り付け状態>
上記のようにして作成されたフラッグラベルFL1の重合体の
取り付け工程とその取り付け状態について、図8(a)〜(d)により説明する。図8(a)では、フラッグラベルFL1の重合体について、その表示部92を図中の上方に位置し、下方に位置する巻き付け部91の取付領域91bの粘着剤層52aを被着体19(この例ではケーブル。以下同様。なお円管状のものでもよい)に当てた状態を示している。なお図8(a)中においては、各フラッグラベルFL1の粘着シート52のうち基材52bを紙面手前側に向け、粘着剤層52aを紙面奥側に向けた配置としている。つまり、図示しない印字文字列Ra、Rbは紙面手前側に向けられていると想定する。
この図8(a)の状態から、図8(b)に示すように巻き付け部91の取付領域91bを被着体19の外周側面に沿って巻き付ける。そして、留め領域91cの粘着剤層52aの表面(以下、粘着面という)を接続領域91aの粘着面に対向させて貼り合わせることで、図8(c)に示すような状態で当該フラッグラベルFL1の重合体の取り付け作業が完了する。
図8(d)は、図8(c)中A方向からの矢視図である。これら図8(c)と図8(d)が示す取り付け状態において、接続領域91aと留め領域91cのそれぞれの長さ寸法Lhが同じであるため、接続領域91aと留め領域91cは互いに粘着面を露出させることなくきれいに重複するよう貼り合わされる。
このように取り付けられたフラッグラベルFL1の重合体では、上述したように、表示部92があたかも被着体19から突出した旗のように見える態様となっている。そして、その表示部92は、互いに貼り合わされておらず分離可能な状態の複数枚の表示部92で構成されており、それら複数枚の表示部92は互いに貼り合わされた複数の巻き付け部91に接続されている。つまり図9に示すように、表示部92の全体は、あたかも巻き付け部91(接続領域91a)を背表紙として閉じられた製本状態となっており、それぞれ表面に所定の印刷内容が表示された複数の表示部92があたかも複数のページとして見開ける状態となっている。このため、表示部92の単体では巻き付け部91が十分に支持できる大きさに形成しても、重ね合わせる枚数を増やすことで全体での印刷面積を増加させることができる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、各フラッグラベルFL1は、テープ長さ方向ILに延びる巻き付け部91と、この巻き付け部91に接続する矩形形状の表示部92とを有している。また、テープ幅方向IWにおいて巻き付け部91の寸法Wmは表示部92の寸法Whより短く、巻き付け部91は剥離シート54に貼られる粘着面を有し、表示部92は剥離シート54に貼られる粘着面を有していない。そして、このような構成の複数のフラッグラベルFL1を、平面視で形状を一致させるよう重ね合わせた重合体として被着体19に取り付ける。
これにより、そのフラッグラベルFL1の重合体における表示部92の全体は、あたかも巻き付け部91を背表紙として閉じられた製本状態となっており、それぞれ表面に所定の印刷内容が表示された複数の表示部92があたかも複数のページとして見開ける状態となっている。このため、表示部92の単体では巻き付け部91が十分に支持できる大きさに形成しても、重ね合わせる枚数を増やすことで全体での印刷面積を増加させることができる。この結果、本発明によれば、表示部92単体の面積を大きくせずとも全体での総印刷面積を増大できるフラッグラベルFL1を作成できる。
また、本実施形態では特に、表示部92は、巻き付け部91のテープ幅方向IWにおける両辺の少なくとも一方に接続する。これにより、貼り合わされた複数の巻き付け部91をあたかも背表紙として、それに接続する辺の全体で支持された複数の表示部92を安定的に見開ける製本状態とすることができる。
また、本実施形態では特に、1つの表示部92を巻き付け部91のテープ幅方向IWにおける一方の側の辺に接続している。これにより、1つのフラッグラベルFL1にあたかも1ページ分の表示部92を割り当てた製本状態とすることができる。
また、本実施形態では特に、テープToにおいて、2つのフラッグラベルFL1が互いに180°回転した点対象の配置で、かつ、それぞれの表示部92が互いに巻き付け部91を突出させている側の辺どうしで接触し、かつ、それぞれの表示部92が相手のフラッグラベルFL1の巻き付け部91とテープ幅方向IWで接触するよう配置されている。これにより、同じ形状にある2つのフラッグラベルFL1を互いに密着させてそれらの間に不要なゴミを生じさせることなく、ムダのない配置でテープToに多数のフラッグラベルFL1を形成させることができる。
また、本実施形態では特に、2つのフラッグラベルFL1どうしが接触する辺の境界にハーフカットが形成されている。これにより、2つのフラッグラベルFL1をそれぞれ単独で剥離シート54から剥離できる。
また、本実施形態では特に、巻き付け部91の延設方向が、テープ長さ方向ILと平行である。これにより、2つ1組のフラッグラベルFL1の全体で見て比較的短い寸法の方向をテープ幅方向IWに向けた配置にできるため、テープ幅方向IWの幅寸法が狭いテープToへの適用に好適である。
なお、フラッグラベルFL1の重合体において重ね合わされた複数の表示部92が見開けるのは、表示部92どうしが粘着面で貼り合わされないことによる。このため、例えば表示部92においても粘着剤層52aを備えている場合、当該表示部92の外周を形成する枠線がハーフカットではなくフルカット(基材52b、粘着剤層52a、及び剥離シート54の全てをテープ厚さ方向で切断)で形成するとよい。この場合、フラッグラベルFL1をテープTから分離する際に表示部92の領域だけ剥離シート54を貼り付けたまま分離することで、表示部92の領域だけ粘着面を備えない態様にできる。
また、テープToにおいて2つ1組のフラッグラベルFLどうしが接触する辺の境界では、上述したハーフカット以外にもミシン目などの破断線が形成されてもよい(特に図示せず)。この場合でも、剥離シート54から2つ1組のフラッグラベルFLをまとめて剥離することが容易となり、その剥離した後の2つのフラッグラベルFLを分離する操作も容易化できる。
また本実施形態において、テープ幅方向IWにおける巻き付け部91の寸法Wmは、表示部92の寸法Whの半分以下とするのが望ましい。これにより、表示部92と巻き付け部91の境界で折り畳んだ場合でも、巻き付け部91の粘着面の露出を回避できる。
<変形例等>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)フラッグラベルの取り付け工程のバリエーション
フラッグラベルFLの取り付け工程は、上記実施形態に示した構成以外に、他の態様も考えられる。例えば、上記実施形態のフラッグラベルFL1の取り付け工程では、巻き付け部91の接続領域91aと留め領域91cを直接貼り合わせたがこれに限られない。他にも図10に示すように、フラッグラベルFL2の重合体を被着体19に取り付ける前に、巻き付け部91と表示部92の間の境界線で折り返して巻き付け部91の接続領域91aにおける粘着面を表示部92の裏面に貼り合わせてから(図10(a)参照)、被着体19に取り付けるようにしてもよい(図10(b)、図10(c)参照)。この場合の取り付け状態では、表示部92がテープ厚さ方向で巻き付け部91の接続領域91aと留め領域91cの間に挟まれる配置となる(図10(d)参照)。
なおこの場合には、表示部92のうち巻き付け部91に接続する辺で、テープ幅方向IW(図中の左右方向)における巻き付け部91の寸法Wmと同じ寸法幅領域92aに剥離シート54に貼られる粘着剤層52a(粘着面;網掛けパターン表示部分)を有していることが望ましい。このようにすると、表示部92と巻き付け部91の境界で折り畳んでそれぞれの粘着面を互いに強固に貼り合わせることができ、いずれの粘着面も露出させない状態にできる。
またこの場合には、テープ幅方向IWにおける巻き付け部91の寸法Wmは、表示部92の寸法Whの半分以下とするのが望ましい。これにより、表示部92と巻き付け部91の境界で折り畳んだ場合でも、巻き付け部91の粘着面の露出を回避できる。
(2)フラッグラベルのテープ配置のバリエーション
テープToにおける2つ1組のフラッグラベルFLの配置は、上記実施形態に示した配置構成以外に他の態様も考えられる。例えば、図11に示すように、2つ1組のフラッグラベルFLが互いに180°回転した点対象の配置で、かつ、それぞれの表示部92が相手のフラッグラベルFLの巻き付け部91のテープ長さ方向ILで突出させている側の先端に接触し、かつ、これら接触する表示部92と巻き付け部91がテープ幅方向IWで外周側の辺の位置が一致するよう配置されてもよい。これにより、同じ形状にある2つのフラッグラベルFLをムダのない配置でテープに形成させる場合に、それらの全体で見たテープ幅方向IWの寸法を短くできるため、テープ幅方向IWの幅寸法が狭いテープToへの適用に好適である。
(3)フラッグラベルの各部の形状や配置のバリエーション
フラッグラベルFLにおける巻き付け部91や表示部92の形状や配置は、図6に示した構成以外に、他の態様も考えられる。
例えば、上記実施形態のフラッグラベルFL1では、巻き付け部91のテープ幅方向IWにおける一方の辺だけに表示部92を接続していたがこれに限られない。他にも図12に示すフラッグラベルFL3のように、巻き付け部91のテープ幅方向IWにおける両辺にそれぞれ表示部92を接続してもよい。この場合には、図13に示すように、巻き付け部91の接続領域91a(留め領域91c)を中心として閉じられたその両側で、それぞれ複数の表示部92が見開き可能な製本状態にできる。またこの場合には、巻き付け部91の接続領域91aが、複数の表示部92の重心に近い位置で安定的に支持できる。
または図14に示すフラッグラベルFL4のように、巻き付け部91の接続領域91aにおいて、取付領域91bの幅寸法Wmの2倍の幅寸法Wm′で形成してもよい。この場合には、図15に示す取り付け工程のように、フラッグラベルFL4を被着体19に取り付ける前に、接続領域91aをテープ幅方向IWの中心線(一点鎖線部参照)で半分に折り返して粘着面を貼り合わせてから(図15(a)参照)、被着体19に取り付けるようにする。これにより、例えば1つのフラッグラベルFL4だけでもあたかも2ページ分の表示部92を備える製本状態とすることができる。なお、このフラッグラベルFL4でも、重合体で取り付けてもよい。
また本変形例のフラッグラベルFL4では、巻き付け部91に留め領域91cを設けず、その代わりに取付領域91bの長手方向両側2箇所に同じ長さの首領域91dを設けている。この場合には、図15(b)に示すように取付領域91bを被着体19の外周側面に貼り合わせた後に、図15(c)に示すように2つの首領域91dの粘着面どうしを互いに貼り合わせることで取り付け工程が完了する。この場合の取り付け状態では、表示部92がテープ厚さ方向で巻き付け部91の接続領域91aや留め領域91cの間に挟まれずに最も薄い取り付け状態となる(図15(d)参照)。
また、上記のフラッグラベルFL1〜FL4では、巻き付け部91のテープ幅方向IWにおける側辺に表示部92を接続していたがこれに限られない。他にも図16に示すフラッグラベルFL5のように、表示部92を巻き付け部91の長手方向(テープ長さ方向IL)の端部に接続する構成としてもよい。この場合には、巻き付け部91に接続領域91a(例えば図6参照)が存在しないため、必然的に巻き付け部91はその長手方向に2つの首領域91dとその間の取付領域91bだけを備える構成となる。そして図示する例では、テープ幅方向IWにおいて、表示部92の図中左側の辺と、巻き付け部91の図中左側の辺が一致している。
この場合には、図17(a)に示すように取付領域91bを被着体19の外周側面に貼り合わせた後に、図17(b)に示すように2つの首領域91dの粘着面どうしを互いに貼り合わせることで取り付け工程が完了する。この場合の取り付け状態でも、表示部92がテープ厚さ方向で巻き付け部91の各部に挟まれずに最も薄い取り付け状態となる(図17(c)参照)。この取り付け状態では、図18に示すように、巻き付け部91の首領域91dの端部で一点集中的に複数の表示部92を閉じた状態となる。
以上のように本変形例では、表示部92が、巻き付け部91のテープ長さ方向における端部に接続していることにより、重ね合わされた複数の表示部92それぞれを見開く際のめくり操作が容易となる。また特に、テープ幅方向IWにおいて、表示部92の図中左側の辺と、巻き付け部91の図中左側の辺が一致していることにより、重ね合わされた各表示部92に対してユーザが指で把持してめくり操作できる自由度が向上し、それぞれの印刷内容の視認が容易となる。
また、図19に示すフラッグラベルFL6のように、テープ幅方向IWにおいて表示部92の中心位置と巻き付け部91の中心位置が一致する配置構成としてもよい。この場合には、巻き付け部91の首領域91dの端部が、複数の表示部92の重心に近い位置で安定的に支持できる。
(4)巻き付け部の長さ寸法について
以上の実施形態及び各変形例の構成を考慮すると、巻き付け部91全体の長手方向(テープ長さ方向IL)の寸法は、3mm以上であり、かつ、表示部92のテープ長さ方向ILの寸法Lhに80mmを加算した寸法以下に設定することが望ましい。これにより、商用で一般的に流通しているφ1mm〜20mmの径のケーブルを被着体19として適用した場合でも、その外周長さに対応して巻き付け部91を形成できる。
具体的には、巻き付け部91が被着体19への取り付けに最低限必要な取付領域91bだけを備えた最短寸法の場合(特に図示せず)であっても、その取付領域91bのテープ長さ方向の寸法Lmとして、φ1mm径の被着体19への巻き付けに対して最低限必要となる3mm以上を確保できればよい。また、巻き付け部91が接続領域91a、2つの首領域91d、及び取付領域91bを備えた最も長い寸法の場合(特に図示せず)であっても、その全長として表示部92のテープ長さ方向ILの寸法Lhに80mmを加算した寸法以下とすればよい。このように寸法設定することで、接続領域91aを備える場合(つまり表示部92のテープ長さ方向ILの寸法Lh分が必要な場合)でも、φ20mm径の被着体19への巻き付けに必要な60mmと併せて、被着体19と表示部92の間で首領域91dが現実的に支持可能な10mm(2箇所併せて20mm)の離間距離分を加算した長さ寸法に抑えることができる。
(5)その他
なお、上記実施形態や各変形例では、テープToにおいて各フラッグラベルFLが巻き付け部91の長手方向をテープ長さ方向ILと平行とする配置で形成されていたが、これに限られない。特に図示しないが、巻き付け部91の長手方向がテープ幅方向IWと平行となる配置で各フラッグラベルFLが形成されてもよい。この場合には、テープ幅方向IWが各請求項記載の第1方向に相当し、テープ長さ方向ILが各請求項記載の第2方向に相当する。
以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」等という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「同じ」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「同じ」「等しい」「異なる」等とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に同じ」「実質的に等しい」「実質的に異なる」等という意味である。但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「同じ」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
また、図4中に示す矢印は、信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷装置
19 被着体
52 粘着シート
52a 粘着剤層(粘着面)
52b 基材
54 剥離シート(シート)
91 巻き付け部
91a 接続領域
91b 取付領域
91c 留め領域
91d 首領域
92 表示部
FL1〜FL6 フラッグラベル
T,To テープ

Claims (17)

  1. 帯状のシートと、
    粘着面を有し、前記シートに貼られた複数のラベルと、
    を有し、
    各ラベルは、
    第1方向に延びる巻き付け部と、前記巻き付け部に接続する表示部とを有する
    テープであって、
    前記第1方向と直交する第2方向において前記巻き付け部の寸法は、前記表示部の寸法より短く、
    前記巻き付け部において、前記シートと前記粘着面とは接触し、
    前記表示部において、前記シートと前記粘着面とは接触しない
    ことを特徴とするテープ。
  2. 請求項1記載のテープにおいて、
    前記表示部は、前記巻き付け部の前記第2方向における両辺の少なくとも一方に接続する
    ことを特徴とするテープ。
  3. 請求項2記載のテープにおいて、
    前記表示部を前記巻き付け部の前記第2方向における両辺に接続する
    ことを特徴とするテープ。
  4. 請求項2記載のテープにおいて、
    1つの前記表示部を前記巻き付け部の前記第2方向における一方の側の辺に接続し、
    前記1つの表示部のうち前記巻き付け部に接続する辺で、前記第2方向における前記巻き付け部の寸法と同じ寸法幅領域に前記シートに貼られる前記粘着面を有している
    ことを特徴とするテープ。
  5. 請求項4記載のテープにおいて、
    前記第2方向における前記巻き付け部の寸法は、前記1つの表示部の寸法の半分以下である
    ことを特徴とするテープ。
  6. 請求項1記載のテープにおいて、
    前記表示部は、前記巻き付け部の前記第1方向における端部に接続する
    ことを特徴とするテープ。
  7. 請求項6記載のテープにおいて、
    前記第2方向において前記表示部のいずれか一方の辺と前記巻き付け部の前記一方の辺が一致している
    ことを特徴とするテープ。
  8. 請求項6記載のテープにおいて、
    前記第2方向において前記表示部の中心位置と前記巻き付け部の中心位置が一致している
    ことを特徴とするテープ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のテープにおいて、
    前記巻き付け部の前記第1方向の寸法は、3mm以上であり、かつ、前記表示部の前記第1方向の寸法に80mmを加算した寸法以下である
    ことを特徴とするテープ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のテープにおいて、
    2つの前記ラベルが互いに180°回転した点対象の配置で、かつ、それぞれの前記表示部が互いに前記巻き付け部を突出させている側の辺どうしで接触し、かつ、それぞれの前記表示部が相手の前記ラベルの前記巻き付け部と前記第2方向で接触するよう配置されている
    ことを特徴とするテープ。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のテープにおいて、
    2つの前記ラベルが互いに180°回転した点対象の配置で、かつ、それぞれの前記表示部が相手の前記ラベルの前記巻き付け部の前記第1方向で突出させている側の先端に接触し、かつ、これら接触する前記表示部と前記巻き付け部が前記第2方向で外周側の辺の位置が一致するよう配置されている
    ことを特徴とするテープ。
  12. 請求項10又は11記載のテープにおいて、
    前記2つのラベルどうしが接触する辺の境界にミシン目が形成されている
    ことを特徴とするテープ。
  13. 請求項10又は11記載のテープにおいて、
    前記2つのラベルどうしが接触する辺の境界にハーフカットが形成されている
    ことを特徴とするテープ。
  14. 請求項10乃至13のいずれか1項に記載のテープにおいて、
    前記第1方向は、前記シートが延びる方向であるテープ長さ方向と平行である
    ことを特徴とするテープ。
  15. 帯状のシートと、
    粘着面を有し、前記シートに貼られた複数のラベルと、
    を有し、
    各ラベルは、
    第1方向に延びる巻き付け部と、前記巻き付け部に接続する矩形形状の表示部とを有する
    テープであって、
    前記第1方向と直交する第2方向において前記巻き付け部の寸法は、前記表示部の寸法より短く、
    前記シートから前記ラベルが剥離された場合、前記粘着面は、前記巻き付け部において露出し、前記表示部において露出しない、
    ことを特徴とするテープ。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の前記テープを、巻回して構成したことを特徴とするテープロール。
  17. 筐体と、
    請求項16に記載のテープロールと、
    前記テープロールから繰り出された前記テープの厚さ方向一方側にインクを転写するインクリボンを巻回したインクリボンロールと、
    を有することを特徴とするテープカートリッジ。
JP2018067857A 2018-03-30 2018-03-30 テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ Pending JP2019179125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067857A JP2019179125A (ja) 2018-03-30 2018-03-30 テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018067857A JP2019179125A (ja) 2018-03-30 2018-03-30 テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019179125A true JP2019179125A (ja) 2019-10-17

Family

ID=68278600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018067857A Pending JP2019179125A (ja) 2018-03-30 2018-03-30 テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019179125A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6394526B2 (ja) テープ及びテープカートリッジ
WO2017018247A1 (ja) テープカートリッジ及び印刷装置
JP6436020B2 (ja) 印刷装置及びテープ
JP2008221726A (ja) テープカセット及び印字装置
WO2017056941A1 (ja) 印刷装置
JP6447418B2 (ja) テープ
JP5963046B2 (ja) 被印字媒体カートリッジ、折り畳み体、及び印字装置
JP2019179104A (ja) テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ
JP2019179125A (ja) テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ
JP2019045645A (ja) テープ、テープロール及びテープカセット
JP2019179105A (ja) テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ
JP2019174779A (ja) テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ
JP2009073135A (ja) テープカセット
JP2019174763A (ja) テープ、テープロール、及び、テープカートリッジ
JP2019174641A (ja) 媒体、ロール媒体、及び媒体カートリッジ
JP6922817B2 (ja) テープ、テープロール、テープカセット、及び複数の媒体を貼り合わせる方法
JP2003320721A (ja) 印刷装置
JP2019174710A (ja) テープ、テープロール、テープカートリッジ
JPWO2017149929A1 (ja) ラベル搬送装置、ラベル発行装置、及びラベル搬送方法
JP4468403B2 (ja) ラミネートラベル製造装置
JP2019174709A (ja) テープ、テープロール、テープカートリッジ
JP6959610B2 (ja) ロール紙
JP4954557B2 (ja) 薬袋用シート及び薬袋用シート連続体
JP5945941B2 (ja) 被印字媒体カートリッジ
JP3128034U (ja) インクジェットプリンター用印刷支援シートおよびインクジェットプリンター用印刷治具

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200227

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200227