JP2019174535A - 現像ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高品質な画像を形成することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、静電潜像を担持する静電潜像担持部材と、その静電潜像にトナーを付着させると共にスキューネスRskが1.06以上1.75以下である表面を有する現像部材とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、静電潜像にトナーを付着させる現像ユニットおよびその現像ユニットを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置が広く普及している。インクジェット方式などの他の方式の画像形成装置と比較して、鮮明な画像が短時間で得られるからである。
電子写真方式の画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」と呼称する。)は、静電潜像を担持する感光体ドラムと、その静電潜像にトナーを付着させる現像ローラとを備えている。画像の形成工程では、静電潜像にトナーが付着されたのち、そのトナーが媒体に転写されることにより、その媒体に画像が形成される。
画像形成装置の構成は、画像の品質に影響を及ぼすため、その画像形成装置の構成に関しては、様々な提案がなされている。具体的には、現像ローラの表面にトナーが固着することを防止するために、その現像ローラの表面における周方向の粗さ(十点平均粗さRzなど)が規定されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2015−184601号公報
画像形成装置の構成に関して様々な提案がなされているが、画像の品質は未だ十分でないため、改善の余地がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高品質な画像を形成することが可能な現像ユニットおよび画像形成装置を提供することにある。
本発明の一実施形態の現像ユニットは、静電潜像を担持する静電潜像担持部材と、その静電潜像にトナーを付着させると共にスキューネスRskが1.06以上1.75以下である表面を有する現像部材とを備えたものである。
本発明の一実施形態の画像形成装置は、現像ユニットを備え、その現像ユニットが上記した本発明の一実施形態の現像ユニットと同様の構成を有するものである。
本発明の一実施形態の現像ユニットまたは画像形成装置によれば、現像部材の表面のスキューネスRskが1.06以上1.75以下であるので、高品質な画像を形成することができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の構成を表す平面図である。 図1に示した現像ユニットの構成を拡大して表す平面図である。 図2に示した現像ローラの構成を拡大して表す平面図である。 現像ローラの表面近傍の構成を模式的に表す断面図である。 現像ローラの表面近傍の他の構成を模式的に表す断面図である。 現像ローラの表面の粗さ曲線を表す図である。 図1に示した画像形成装置の構成を表すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に関して、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明する順序は、下記の通りである。

1.画像形成装置
1−1.全体構成
1−2.現像ユニットの構成
1−3.現像ローラの構成および物性
1−4.ブロック構成
1−5.動作
1−6.作用および効果
2.変形例
<1.画像形成装置>
本発明の一実施形態の画像形成装置に関して説明する。なお、本発明の一実施形態の現像ユニットは、ここで説明する画像形成装置の一構成要素であるため、その現像ユニットに関しては、以下で併せて説明する。
画像形成装置は、後述するように、トナーT(図2参照)を用いて媒体M(図1参照)に画像を形成する装置であり、いわゆる電子写真方式のフルカラープリンタである。より具体的には、画像形成装置は、例えば、後述する中間転写ベルト41(図1参照)を用いる中間転写方式の画像形成装置である。
媒体Mの種類は、特に限定されないが、例えば、紙およびフィルムなどのうちのいずれか1種類または2種類以上である。
<1−1.全体構成>
最初に、画像形成装置の全体構成に関して説明する。図1は、画像形成装置の平面構成を表している。この画像形成装置では、画像の形成工程において、破線で示された搬送経路R1〜R5のそれぞれに沿うように媒体Mが搬送される。
具体的には、画像形成装置は、例えば、図1に示したように、筐体1の内部に、トレイ10と、送り出しローラ20と、現像ユニット30と、転写ユニット40と、定着ユニット50と、搬送ローラ61〜68と、搬送路切り替えガイド69,70とを備えている。筐体1には、例えば、排出口1Hおよびスタッカ2が設けられており、画像が形成された媒体Mは、例えば、排出口1Hからスタッカ2に排出される。
この画像形成装置は、例えば、搬送路切り替えガイド69,70を利用して媒体Mの搬送方向を切り替えることにより、媒体Mの片面(表面)に画像を形成可能であるだけでなく、その媒体Mの両面(表面および裏面)に画像を形成可能である。
[トレイおよび送り出しローラ]
トレイ10は、媒体Mを収納している。このトレイ10は、例えば、筐体1に装着されており、その筐体1に対して着脱可能である。トレイ10には、例えば、複数の媒体Mが互いに積層された状態で収納されている。送り出しローラ20は、例えば、Y軸方向に延在する円筒状の部材であり、そのY軸方向に延在する回転軸を中心として回転可能である。この送り出しローラ20は、例えば、トレイ10に収納されている複数の媒体Mを1つずつ取り出す。
後述する画像形成装置の一連の構成要素のうち、名称中に「ローラ」という文言を含む構成要素は、上記した送り出しローラ20と同様に回転可能な円筒状の部材である。
トレイ10の数は、特に限定されないため、1個だけでもよいし、2個以上でもよい。同様に、送り出しローラ20の数は、特に限定されないため、1個だけでもよいし、2個以上でもよい。ここでは、画像形成装置は、例えば、1個のトレイ10と、1個の送り出しローラ20とを備えている。
[現像ユニット]
現像ユニット30は、静電潜像に対するトナーTの付着処理(現像処理)を行う。具体的には、現像ユニット30は、例えば、静電潜像を形成すると共に、クーロン力を利用して静電潜像にトナーTを付着させる。この現像ユニット30は、例えば、筐体1に装着されており、その筐体1に対して着脱可能である。
現像ユニット30の数は、特に限定されないため、1個だけでもよいし、2個以上でもよい。ここでは、画像形成装置は、例えば、4個の現像ユニット30(30K,30Y,30M,30C)を備えている。現像ユニット30K,30Y,30M,30Cのそれぞれは、例えば、後述する中間転写ベルト41の移動経路に沿うように配列されており、より具体的には、その中間転写ベルト41の移動方向(矢印F5)において上流側から下流側に向かってこの順に配置されている。
現像ユニット30K,30Y,30M,30Cのそれぞれは、例えば、後述するトナーカートリッジ32(図2参照)に収納されているトナーTの種類(色)が互いに異なることを除いて、互いに同様の構成を有している。
ここでは、画像形成装置は、例えば、4種類のトナーTを搭載している。具体的には、現像ユニット30Kのトナーカートリッジ32は、例えば、ブラックトナーを収納している。現像ユニット30Yのトナーカートリッジ32は、例えば、イエロートナーを収納している。現像ユニット30Mのトナーカートリッジ32は、例えば、マゼンタトナーを収納している。現像ユニット30Cのトナーカートリッジ32は、例えば、シアントナーを収納している。
なお、現像ユニット30K,30Y,30M,30Cのそれぞれの構成の詳細に関しては、後述する(図2参照)。
[転写ユニット]
転写ユニット40は、現像ユニット30により現像処理されたトナーTを用いて転写処理を行う。具体的には、転写ユニット40は、例えば、現像ユニット30により静電潜像に付着されたトナーTを媒体Mに転写させる。
この転写ユニット40は、例えば、中間転写ベルト41と、駆動ローラ42と、従動ローラ43と、バックアップローラ44と、1次転写ローラ45と、2次転写ローラ46と、クリーニングブレード47とを含んでいる。
中間転写ベルト41は、トナーTが媒体Mに転写される前に一時的に転写される中間転写媒体であり、例えば、無端の弾性ベルトである。この中間転写ベルト41は、例えば、駆動ローラ42、従動ローラ43およびバックアップローラ44により張架された状態において、その駆動ローラ42の回転に応じて矢印F5の方向に移動可能である。
駆動ローラ42は、例えば、後述するローラモータ86(図7参照)を介して回転可能である。従動ローラ43およびバックアップローラ44のそれぞれは、例えば、駆動ローラ42の回転に応じて回転可能である。
1次転写ローラ45は、中間転写ベルト41を介して後述する感光体ドラム312(図2参照)に圧接されており、静電潜像に付着されたトナーTを中間転写ベルト41に転写(1次転写)させる。
1次転写ローラ45の数は、特に限定されないため、1個だけでもよいし、2個以上でもよい。ここでは、画像形成装置は、例えば、上記した4個の現像ユニット30(30K,30Y,30M,30C)に対応して、4個の1次転写ローラ45(45K,45Y,45M,45C)を備えている。また、画像形成装置は、例えば、1個のバックアップローラ44に対応して、1個の2次転写ローラ46を備えている。
2次転写ローラ46は、バックアップローラ44に圧接されており、中間転写ベルト41に転写されたトナーTを媒体Mに転写(2次転写)させる。クリーニングブレード47は、中間転写ベルト41に圧接されており、その中間転写ベルト41の表面に残留した不要なトナーTなどの異物を掻き取る。
[定着ユニット]
定着ユニット50は、転写ユニット40により媒体Mに転写されたトナーTを用いて定着処理を行う。具体的には、定着ユニット50は、例えば、転写ユニット40によりトナーTが転写された媒体Mを加熱しながら加圧することにより、そのトナーTを媒体Mに定着させる。
この定着ユニット50は、例えば、加熱ローラ51および加圧ローラ52を含んでいる。加熱ローラ51は、媒体Mに転写されたトナーTを加熱する。加圧ローラ52は、加熱ローラ51に圧接されており、媒体Mに転写されたトナーTを加圧する。
加熱ローラ51は、例えば、中空円筒状の芯金と、その芯金の表面を被覆する耐熱弾性層と、その耐熱弾性層の表面を被覆するチューブ層とを含んでいる。芯金は、例えば、アルミニウムなどの金属材料を含んでいる。耐熱弾性層は、例えば、シリコーンゴムなどのゴム材料を含んでいる。チューブ層は、例えば、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)などを含んでいる。加熱ローラ51(芯金)の内部には、例えば、後述するヒータ89(図7参照)などの加熱源が設置されていると共に、その加熱ローラ51の近傍には、例えば、後述するサーミスタ90(図7参照)などの温度測定素子が加熱ローラ51から離間されるように配置されている。ヒータ89は、例えば、加熱ローラ51を加熱すると共に、サーミスタ90は、例えば、加熱ローラ51の表面温度を測定する。このヒータ89は、例えば、ハロゲンランプなどを含んでいる。
加圧ローラ52は、例えば、ヒータ89およびサーミスタ90が付設されていないことを除いて、加熱ローラ51と同様の構成を有している。
[搬送ローラ]
搬送ローラ61〜68のそれぞれは、搬送経路R1〜R5のそれぞれを介して互いに対向配置された一対のローラを含んでおり、送り出しローラ20により取り出された媒体Mを搬送させる。
媒体Mの片面(表面)だけに画像が形成される場合には、その媒体Mは、例えば、搬送ローラ61〜64により搬送経路R1,R2に沿うように搬送される。媒体Mの両面(表面および裏面)に画像が形成される場合には、その媒体Mは、例えば、搬送ローラ61〜68により搬送経路R1〜R5に沿うように搬送される。
[搬送路切り替えガイド]
搬送路切り替えガイド69,70のそれぞれは、媒体Mに形成される画像の形式に応じて、その媒体Mの搬送方向を切り替える。この画像の形式とは、例えば、媒体Mの片面だけに画像が形成される形式(片面画像形成モード)および媒体Mの両面に画像が形成される形式(両面画像形成モード)である。
<1−2.現像ユニットの構成>
次に、現像ユニット30の構成に関して説明する。図2は、図1に示した現像ユニット30(30K,30Y,30M,30C)の平面構成を拡大している。
現像ユニット30K,30Y,30M,30Cのそれぞれは、例えば、図2に示したように、現像処理部31およびトナーカートリッジ32を含んでいる。現像処理部31には、例えば、光源33が付設されている。図2では、図示内容を簡略化するために、トナーカートリッジ32(後述する収納室321)の内部にだけトナーTが示されている。しかしながら、トナーカートリッジ32から供給されたトナーTが現像処理部31(後述する筐体311)の内部に存在していてもよい。
[現像処理部]
現像処理部31は、トナーカートリッジ32から供給されるトナーTを用いて現像処理を行う。この現像処理部31は、例えば、図2に示したように、筐体311の内部に、感光体ドラム312と、帯電ローラ313と、供給ローラ314と、現像ローラ315と、現像ブレード316と、クリーニングブレード317とを含んでいる。ここで、感光体ドラム312は、本発明の一実施形態の「静電潜像担持部材」である。供給ローラ314は、本発明の一実施形態の「供給部材」である。現像ローラ315は、本発明の一実施形態の「現像部材」である。現像ブレード316は、本発明の一実施形態の「規制部材」である。
筐体311には、例えば、感光体ドラム312を部分的に露出させるための開口部311K1と、光源33から出力された光を感光体ドラム312に導くための開口部311K2とが設けられている。トナーカートリッジ32は、例えば、筐体311に装着されており、その筐体311に対して着脱可能である。光源33は、例えば、筐体311の外部に配置されている。
(感光体ドラム,帯電ローラ,供給ローラ,現像ローラ)
感光体ドラム312は、静電潜像を担持する有機系感光体であり、例えば、上記した送り出しローラ20と同様に回転可能な円筒状の部材である。この感光体ドラム312は、例えば、円筒状の導電性支持体と、その導電性支持体の表面(外周面)を被覆する光導電層とを含んでいる。導電性支持体は、例えば、アルミニウムなどの金属材料を含んでおり、いわゆる金属パイプである。光導電層は、例えば、電荷発生層および電荷輸送層などを含む多層構造を有している。ただし、導電性支持体と光導電層との間には、例えば、ブロッキング層が介在していてもよい。
帯電ローラ313は、感光体ドラム312に接触(圧接)しながら回転可能であり、その感光体ドラム312の表面を帯電させる。この帯電ローラ313は、例えば、シャフトと、そのシャフトの表面を被覆する半導電性層とを含んでいる。シャフトは、例えば、ステンレスなどの金属材料を含んでいると共に、半導電性層は、例えば、エピクロルヒドリンゴムなどを含んでいる。なお、帯電ローラ313は、例えば、感光体ドラム312の回転に応じて回転する。
供給ローラ314は、現像ローラ315に接触(圧接)しながら回転可能であり、その現像ローラ315にトナーTを供給する。この供給ローラ314は、例えば、シャフトと、そのシャフトの表面を被覆する半導電性層とを含んでいる。シャフトは、例えば、ステンレスなどの金属材料を含んでいると共に、半導電性層は、例えば、半導電性発泡シリコーンなどを含んでいる。ここで説明する供給ローラ314は、例えば、いわゆるスポンジローラである。なお、供給ローラ314は、例えば、現像ローラ315に対して所定の周速比となるように回転する。
現像ローラ315は、感光体ドラム312に接触(圧接)しながら回転可能であり、供給ローラ314から供給されるトナーTを保持すると共に、その感光体ドラム312の表面に形成された静電潜像にトナーTを付着させる。なお、現像ローラ315は、例えば、感光体ドラム312に対して所定の周速比となるように回転する。現像ローラ315の構成の詳細に関しては、後述する(図3参照)。
(現像ブレード)
現像ブレード316は、現像ローラ315に供給されたトナーTの厚さを規制する板状の弾性部材である。この現像ブレード316は、例えば、ステンレスなどの金属材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。また、現像ブレード316の一部は、例えば、現像ローラ315から所定の距離を隔てた位置に配置されており、その現像ローラ315と現像ブレード316との間の距離(間隔)に基づいてトナーTの厚さが制御される。
(クリーニングブレード)
クリーニングブレード317は、感光体ドラム312の表面に残留した不要なトナーTなどの異物を掻き取る板状の弾性部材である。このクリーニングブレード317は、例えば、感光体ドラム312の延在方向と略平行な方向に延在しており、その感光体ドラム312に圧接されている。また、クリーニングブレード317は、例えば、ウレタンゴムなどを含んでいる。
[トナーカートリッジ]
トナーカートリッジ32は、トナーTを収納する部材である。このトナーカートリッジ32は、例えば、図2に示したように、トナーTが収納された収納室321を有しており、その収納室321に収納されているトナーTは、必要に応じて現像処理部31に供給される。図2では、図示内容を簡略化するためにトナーカートリッジ32の内部だけにトナーTを示しているが、そのトナーTは現像処理部31(筐体311)の内部にも存在している。
このトナーTは、例えば、一成分現像方式の負帯電トナーである。一成分現像方式とは、トナーTに電荷を付与するためのキャリア(磁性粒子)を用いずに、そのトナーTに適切な帯電量を付与する方式である。これに対して、上記したキャリアをトナーTに混合させることにより、そのキャリアとトナーTとの摩擦を利用してトナーTに適切な帯電量を付与する方式は、二成分方式と呼ばれている。
トナーTは、例えば、着色剤および結着剤を含んでいる。ただし、トナーTは、例えば、さらに、離型剤、帯電制御剤および外添剤などの他の材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいてもよい。なお、ブラックトナー、イエロートナー、マゼンタトナーおよびシアントナーのそれぞれは、例えば、着色剤の種類が互いに異なることを除いて、互いに同様の構成を有している。
ブラックトナーの着色剤は、例えば、カーボンブラックなどの顔料である。イエロートナーの着色剤は、例えば、ピグメントイエロー(例えば、C.I.Pigment Yellow 185)などの顔料である。マゼンタトナーの着色剤は、キナクリドン(例えば、C.I.Pigment Red 122 )などの顔料である。シアントナーの着色剤は、例えば、銅フタロシアニン(例えば、C.I.Pigment Blue 15 )などの顔料である。
結着剤は、例えば、ポリエステル系樹脂などの高分子材料である。離型剤は、例えば、脂肪族炭化水素系ワックスなどのワックスなどである。帯電制御剤は、例えば、アゾ系錯体などの錯体である。外添剤は、例えば、酸化チタン、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素などの無機材料である。
なお、トナーTの製造方法は、特に限定されないため、例えば、粉砕法でもよいし、重合法でもよいし、それら以外の方法でもよい。この重合法は、例えば、乳化重合凝集法および溶解懸濁法などである。
[光源]
光源33は、感光体ドラム312の表面を露光することにより、その感光体ドラム312の表面に静電潜像を形成する露光装置である。この光源33は、例えば、発光ダイオード(LED)素子およびレンズアレイなどを含むLEDヘッドである。LED素子およびレンズアレイは、例えば、そのLED素子から出力された光が感光体ドラム312の表面において結像するように配置されている。
<1−3.現像ローラの構成および物性>
次に、現像ローラ315の構成および物性に関して説明する。
[現像ローラの構成]
図3は、図2に示した現像ローラ315の平面構成を拡大している。現像ローラ315は、例えば、図3に示したように、Y軸方向に延在しており、そのY軸方向に延在する回転軸315Xを中心として回転可能である。この現像ローラ315は、例えば、シャフト3151と、被覆層3152とを含んでいる。ここで、シャフト3151は、本発明の一実施形態の「軸部材」である。被覆層3152は、本発明の一実施形態の「弾性層」である。
(シャフト)
シャフト3151は、例えば、Y軸方向に延在する円筒状の部材である。このシャフト3151は、例えば、剛性および導電性を有する金属材料などの導電性材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。この金属材料は、例えば、鉄、銅、真鍮、ステンレス、アルミニウムおよびニッケルなどである。ただし、導電性材料は、金属材料に限られず、複数の導電性粒子が分散された樹脂材料でもよいし、セラミックス材料でもよい。
シャフト3151の形状は、円筒状であれば、特に限定されない。このため、シャフト3151は、例えば、中空でない円筒状でもよいし、中空である円筒状(パイプ状)でもよい。この場合には、例えば、シャフト3151の一部(例えば、先端部)が細くなっていてもよく、すなわちシャフト3151の外径が部分的に小さくなっていてもよい。なお、シャフト3151には、必要に応じて、ギア装着用の段差が設けられていてもよいし、ピン穴が設けられていてもよい。
(被覆層)
被覆層3152は、シャフト3151の表面(外周面)を被覆しており、導電性および弾性を有している。被覆層3152が弾性を有しているのは、感光体ドラム312に現像ローラ315が圧接されることにより、その感光体ドラム312に対する現像ローラ315の密着性が確保されるからである。この被覆層3152は、例えば、内側層3153および表面層3154を含んでいる。ここで、内側層3153は、本発明の一実施形態の「第1弾性層」である。表面層3154は、本発明の一実施形態の「第2弾性層」である。
(内側層)
内側層3153は、シャフト3151の表面を被覆しており、例えば、ウレタンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)およびシリコーンゴムなどの樹脂材料(ゴム材料)のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。中でも、シリコーンゴムが好ましい。被覆層3152の弾性が向上するため、感光体ドラム312に現像ローラ315が密着しやすくなるからである。
この内側層3153は、導電性を確保または向上させるために、導電性材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいてもよい。導電性材料は、例えば、電子導電剤およびイオン性導電剤などであり、その電子導電剤は、例えば、カーボンブラックなどの導電性フィラーである。
なお、内側層3153は、例えば、その内側層3153の形成材料である樹脂材料を含む組成物(樹脂組成物)を用いた成形法のうちのいずれか1種類または2種類以上により形成される。この成形法は、例えば、押出成形法、プレス成形法および金型成形法などであり、その金型成形法は、いわゆる金型を用いた射出成形法である。樹脂組成物を用いて内側層3153を形成する場合には、例えば、既知の方法を用いて樹脂組成物を発泡硬化させることにより、気泡を有するスポンジ状の内側層3153が形成される。
内側層3153の具体的な形成方法は、例えば、以下の通りである。ここでは、例えば、樹脂組成物として、シリコーンゴムを含む樹脂組成物(シリコーンゴム組成物)を用いる場合を例に挙げる。
シリコーンゴム組成物として付加硬化型ミラブル導電性シリコーンゴム組成物を用いる場合には、例えば、押出成形法を用いる。また、シリコーンゴム組成物として付加硬化型液状導電性シリコーンゴム組成物を用いる場合には、例えば、金型成形法を用いる。
硬化条件(加熱温度および加熱時間)は、特に限定されない。付加硬化型ミラブル導電性シリコーンゴム組成物を用いる場合の硬化条件は、例えば、加熱温度=100℃〜500℃、好ましくは120℃〜300℃であると共に、加熱時間=数秒間〜1時間、好ましくは10秒間〜35分間である。付加硬化型液状導電性シリコーンゴム組成物を用いる場合の硬化条件は、例えば、加熱温度=100℃〜300℃、好ましくは110℃〜200℃であると共に、加熱時間=5分間〜5時間、好ましくは1時間〜3時間である。
ただし、付加硬化型ミラブル導電性シリコーンゴム組成物を用いる場合には、例えば、加熱温度=100℃〜200℃および加熱時間=1時間〜20時間の条件において二次加硫してもよい。また、付加硬化型液状導電性シリコーンゴム組成物を用いる場合には、例えば、加熱温度=120℃〜250℃および加熱時間=2時間〜70時間の条件において二次加硫してもよい。
なお、内側層3153を形成したのち、例えば、その内側層3153の表面を研磨または切削することにより、現像ローラ315の外径を調整してもよいし、その現像ローラ315の表面状態を調整してもよい。また、内側層3153を形成したのち、その内側層3153の上に表面層3154を形成する前にプライマー層を形成することにより、その内側層3153と表面層3154との間にプライマー層を介在させてもよい。
(表面層)
表面層3154は、内側層3153の表面を被覆しており、各種の役割を果たしている。第1に、表面層3154は、トナーTを荷電しやすくする。第2に、表面層3154は、現像ローラ315の表面からトナーTを離型(離脱)しやすくする。第3に、表面層3154は、現像ローラ315に対する圧接に起因して感光体ドラム312の表面が化学的に汚染されることを防止する。
この表面層3154は、例えば、弾性材料を含んでおり、その弾性材料は、例えば、ウレタン樹脂などの樹脂材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。ウレタン樹脂は、例えば、ポリオールとポリイソシアネートが互いに反応することにより形成される。ポリイソシアネートは、例えば、脂肪族ポリイソシアネートおよび芳香族ポリイソシアネートなどである。ただし、ポリイソシアネートは、例えば、ブロック化合物(ブロック剤)によりブロックされたブロックポリイソシアネートでもよい。ブロック化合物の種類は、イソシアネート基と結合可能であると共に温度または湿度に応じてイソシアネート基から脱離可能である化合物であれば、特に限定されないが、例えば、ε−カプロラクタム類、メチルエチルケトオキシム類、3,5−ジメチルピラゾール類、アルコール類およびフェノール類などである。この他、ブロック化合物は、例えば、イソシアネート類でもよい。この場合のブロックポリイソシアネートは、例えば、イソシアネートダイマー(ポリウレトジオン)である。中でも、ε−カプロラクタム類およびメチルエチルケトオキシム類が好ましい。有機溶剤に対する相溶性が優れていると共に、加熱に応じて容易にイソシアネート基から脱離可能だからである。
また、表面層3154は、例えば、その表面層3154の形成材料である樹脂材料を含む組成物(樹脂組成物)を塗布したのち、その樹脂組成物を加熱硬化させることにより形成される。この場合には、樹脂組成物をそのまま塗布してもよいし、樹脂組成物が溶媒により溶解された溶液(塗布液)を調製したのち、その塗布液を塗布してもよい。
溶媒の種類は、特に限定されないため、揮発性溶媒(有機溶媒)でもよいし、水性溶媒(水)でもよい。有機溶媒は、例えば、アルコール、芳香族系溶媒およびエステル系溶媒などである。アルコールは、例えば、メタノールおよびエタノールなどである。芳香族系溶媒は、例えば、キシレンおよびトルエンなどである。エステル系溶媒は、例えば、酢酸エチルおよび酢酸ブチルなどである。
樹脂組成物を加熱する方法は、特に限定されないが、例えば、加熱器を用いた加熱方法などである。加熱条件は、特に限定されないが、例えば、加熱温度=100℃〜200℃、好ましくは120℃〜160℃であると共に、加熱時間=10分間〜120分間、好ましくは30分間〜60分間である。
この他、表面層3154は、例えば、押出成形法、プレス成形法および金型成形法などの成形法により形成されてもよい。この場合には、成形法を用いて樹脂組成物が成形されたのち、その樹脂組成物が加熱硬化されてもよい。
ここで、現像ローラ315は、表面およびその近傍に複数の粒子3155を含んでいることが好ましい(図4参照)。より具体的には、現像ローラ315が被覆層3152(内側層3153および表面層3154)を含んでいる場合には、その被覆層3152が複数の粒子3155を含んでいることが好ましく、最外層である表面層3154が複数の粒子3155を含んでいることがより好ましい。すなわち、表面層3154は、上記した弾性材料と共に複数の粒子3155を含んでいることが好ましい。ただし、表面層が3154が複数の粒子3155を含んでいる場合には、内側層3153も複数の粒子3155を含んでいてもよい。現像ローラ315が表面およびその近傍に複数の粒子3155を含んでいるのは、後述するように、その複数の粒子3155を利用して表面粗さ(スキューネスRsk)が適正化されやすくなるからである。
複数の粒子3155は、例えば、ウレタン樹脂、アクリル樹脂およびシリコーン樹脂などの樹脂材料のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。ウレタン樹脂を含む複数の粒子3155は、例えば、柔軟な粒子本体および硬質なウレア薄層を含むポリウレタンウレア粒子である。粒子本体は、例えば、ポリイソシアネートとポリオールとが互いに反応することにより形成されたポリウレタンを含んでいる。ウレア薄層は、例えば、粒子本体の表面を被覆しており、ポリイソシアネートと二官能アミンとが互いに反応することにより形成される。アクリル樹脂は、例えば、アクリル樹脂およびメタクリル樹脂などである。アクリル樹脂は、導電性を有していない非導電性アクリル樹脂であることが好ましい。アクリル樹脂を含む複数の粒子3155は、表面改質されていないことが好ましい。
複数の粒子3155の平均粒径は、特に限定されない。この平均粒径は、いわゆるメジアン径D50(μm)であり、以降においても同様である。中でも、複数の粒子3155は、互いに異なる2種類以上の平均粒径を有していることが好ましい。平均粒径の差違を利用して、現像ローラ315の表面粗さ(スキューネスRsk)が適正化されやすくなるからである。平均粒径が互いに異なる複数の粒子3155の種類(材質)および各平均粒径の値は、複数の粒子3155を利用して現像ローラ315の表面粗さが適正化されれば、特に限定されない。
具体的には、互いに異なる2種類の平均粒径を有する2種類の複数の粒子3155を用いる場合には、例えば、1種類目の複数の粒子3155の平均粒径が3μm〜7μmであると共に2種類目の複数の粒子3155の平均粒径が8μm〜9μmでもよいし、1種類目の複数の粒子3155の平均粒径が8μm〜9μmであると共に2種類目の複数の粒子3155の平均粒径が10μm〜20μmでもよいし、1種類目の複数の粒子3155の平均粒径が3μm〜7μmであると共に2種類目の複数の粒子3155の平均粒径が10μm〜20μmでもよい。
また、互いに異なる3種類の平均粒径を有する3種類の複数の粒子3155を用いる場合には、例えば、1種類目の複数の粒子3155の平均粒径が3μm〜7μmであり、2種類目の複数の粒子3155の平均粒径が8μm〜9μmでもあり、3種類目の複数の粒子3155の平均粒径が10μm〜20μmでもよい。
[現像ローラの物性]
図4および図5のそれぞれは、現像ローラ315の表面近傍の断面構成を模式的に表している。図6は、現像ローラ315の表面の粗さ曲線(高さプロファイル)を表している。
ただし、図4および図5のそれぞれでは、現像ローラ315の一部(被覆層3152)だけを示している。この場合において、表面層3154は、例えば、互いに異なる平均粒径を有する2種類の複数の粒子3155(3155A,3155B)を含んでおり、その複数の粒子3155Bの平均粒径は、例えば、複数の粒子3155Aの平均粒径よりも大きくなっている。ここで、複数の粒子3155Aは、本発明の一実施形態の「複数の第1粒子」である。複数の粒子3155Bは、本発明の一実施形態の「複数の第2粒子」である。
具体的には、複数の粒子3155Aの平均粒径は、例えば、上記したように、3μm〜7μmであると共に、複数の粒子3155Bの平均粒径は、例えば、上記したように、10μm〜20μmである。
表面層3154中における複数の粒子3155の含有量は、特に限定されない。より具体的には、弾性材料の重量に対する複数の粒子3155Aの重量の割合(重量割合M1:重量%)は、特に限定されないため、任意に設定可能である。また、弾性材料の重量に対する複数の粒子3155Bの重量の割合(重量割合M2:重量%)は、特に限定されないため、任意に設定可能である。
中でも、弾性材料の重量に対する複数の粒子3155Aの重量と複数の粒子3155Bの重量との和の割合(重量割合M:重量%)、すなわち重量割合M1,M2の和は、35重量%以下であることが好ましい。後述するように、現像ローラ315の表面粗さ(スキューネスRsk)が適正化されやすくなるからである。
また、複数の粒子3155Aの重量に対する複数の粒子3155Bの重量の比(重量比Q)は、特に限定されないため、任意に設定可能である。中でも、重量比Qは、0.25〜1.00であることが好ましい。上記した重量割合Mに関して説明した場合と同様に、現像ローラ315の表面粗さ(スキューネスRsk)が適正化されやすくなるからである。ただし、重量比Qの値は、小数点第三位の値が四捨五入された値とする。
図6において、横軸は、現像ローラ315の延在方向(Y軸方向)における位置を示していると共に、縦軸は、現像ローラ315の表面の高さを示している。図6では、粗さ曲線P1,P2と共に、その粗さ曲線P1,P2の平均線ALを示している。粗さ曲線P1は、図4に対応していると共に、粗さ曲線P2は、図5に対応している。
現像ローラ315の表面粗さは、上記したように、所定の条件を満たすように適正化されている。具体的には、現像ローラ315の表面粗さを表すパラメータとして、高さ方向の特長平均である粗さ曲線(Y軸方向における現像ローラ315の表面の粗さ曲線)のスキューネスRskに着目すると、そのスキューネスRskは1.06〜1.75である。ただし、スキューネスRskの値は、小数点第三位の値が四捨五入された値とする。
現像ローラ315の表面のスキューネスRskが1.06〜1.75であるのは、トナーTの保持量を担保しながら、そのトナーTの劣化を抑制する観点において、現像ローラ315の表面状態(表面粗さ)が適正化されるからである。これにより、トナーTを用いて媒体Mに画像を形成すると、いわゆる色ムラが発生しにくくなると共に、いわゆるかぶりも発生しにくくなるため、その画像の品質が向上する。この画像の品質が向上する理由の詳細に関しては、後述する。
色ムラとは、媒体Mに適正量のトナーTが転写されないことに起因して画像中に白抜け状の欠陥が発生するため、その画像中において濃度がばらつく不具合である。かぶりとは、現像処理時(静電潜像に対するトナーTの付着時)において本来の付着領域以外の領域にトナーTが付着するため、媒体Mの表面において本来の画像の形成領域以外の領域が着色される不具合である。
スキューネスRskが上記した範囲内であれば、そのスキューネスRsk以外の他の表面粗さを表すパラメータの範囲は、特に限定されない。ここでは、現像ローラ315の表面の十点平均粗さRzは、3.00μm〜7.00μmであることが好ましい。また、現像ローラ315の表面の凹凸平均間隔Smは、0.05μm〜0.20μmであることが好ましい。トナーTの保持量が十分に増加すると共に、そのトナーTの劣化が十分に抑制されるため、画像の品質が十分に向上するからである。ただし、十点平均粗さRzおよび凹凸平均間隔Smのそれぞれの値は、小数点第三位の値が四捨五入された値とする。
ここで、スキューネスRskとは、現像ローラ315の延在方向(Y軸方向)における表面の粗さ曲線に関する指標である。具体的には、スキューネスRskは、下記の式(1)および式(2)で表されるように、基準長さIrにおけるZ(x)の三乗平均を基準長さIrにおける二乗平均平方根高さRqの三乗で割った値であり、一般的に表面粗さを表すために用いられる十点平均粗さRzなどとは異なる概念である。
Figure 2019174535
Figure 2019174535
このスキューネスRskは、粗さ曲線の平均線を中心とした場合における山部(凸部)および谷部(凹部)の対称性を表しており、いわゆる歪度を表している。スキューネスRsk=0である場合には、粗さ曲線は平均線に対して対称である。スキューネスRsk>0である場合には、粗さ曲線が平均線に対して上側に偏っている。スキューネスRsk<0である場合には、粗さ曲線が平均線に対して下側に偏っている。
詳細には、例えば、上記したように、現像ローラ315(表面層3154)の表面粗さ(スキューネスRsk)を制御するために、互いに異なる平均粒径を有する2種類の複数の粒子3155(3155A,3155B)を用いた場合には、図4および図5に示したように、内側層3153の上に複数の粒子3155A,3155Bが分布する。
この場合には、相対的に大きい平均粒径を有する複数の粒子3155Bの存在に起因して、現像ローラ315の表面に凸部315Pが形成されると共に、相対的に小さい平均粒径を有する複数の粒子3155Aの存在に起因して、現像ローラ315の表面に凹部315Dが形成される。
図4では、例えば、複数の粒子3155Aの平均粒径と複数の粒子3155Bの平均粒径との差違が十分に大きい場合を示している。この場合には、現像ローラ315の表面は、凹部315Dに対して凸部315Pが相対的に強調された状態になる。これにより、図6(粗さ曲線P1)に示したように、凹部315Dの底面の位置がほぼ維持されると共に、その凹部315Dの幅が十分に大きくなる上、凸部315Pの高さが十分に大きくなる。よって、現像ローラ315の表面では、スキューネスRskが十分に大きくなる。
一方、図5では、例えば、複数の粒子3155Aの平均粒径と複数の粒子3155Bの平均粒径との差違が十分に大きくない場合を示している。この場合には、現像ローラ315の表面は、凹部315Dに対して凸部315Pが相対的に強調された状態にならない。これにより、図6(粗さ曲線P2)に示したように、凹部315Dの底面の位置がほぼ維持されると共に、その凹部315Dの幅が十分に大きくなるのに対して、凸部315Pの高さが十分に大きくならない。よって、現像ローラ315の表面では、スキューネスRskが十分に大きくならない。
現像ローラ315の表面では、上記したように、スキューネスRskが1.06〜1.75であるため、そのスキューネスRskが0よりも十分に大きな値である。もちろん、スキューネスRskは、複数の粒子3155Aの平均粒径と複数の粒子3155Bの平均粒径との差違だけでなく、複数の粒子3155Aと複数の粒子3155Bとの混合比によっても変動する。より具体的には、スキューネスRskは、例えば、上記した重量比Qによって変動する。
スキューネスRskが上記した適正な範囲内(=1.06〜1.75)であると画像の品質が向上する理由の詳細は、以下の通りである。
スキューネスRskが適正な範囲内である場合には、図4に示したように、凸部315Pの高さが十分に大きくなるため、凹部315Dの深さも十分に大きくなると共に、その凹部315Dの幅が十分に広くなる。
まず、スキューネスRskが1.06未満であるため、そのスキューネスRskが小さすぎる場合には、凹部315Dの深さが小さくなりすぎる。この場合には、現像ローラ315がトナーTを介して感光体ドラム312に圧接されることに起因して、そのトナーTが感光体ドラム312から過剰な圧力を受けやすくなる。これにより、凹部315Dにおいて現像ローラ315により保持されたトナーTが感光体ドラム312により押し潰されやすくなるため、そのトナーTが物理的ダメージを受けやすくなる。よって、トナーTの劣化に起因してかぶりが発生しやすくなるため、画像の品質が低下しやすくなる。このトナーTの劣化とは、例えば、外添剤の脱落およびトナー母粒子に対する外添剤の埋没などに起因するトナーTの破損、凝集および帯電不良などである。
なお、トナーTが押し潰されやすくなる要因は、そのトナーTを介して現像ローラ315に圧接される画像形成装置の構成要素であれば、感光体ドラム312に限られない。トナーTを押し潰す要因となる感光体ドラム312以外の構成要素は、例えば、供給ローラ315および現像ブレード316などである。
これに対して、スキューネスRskが1.06以上であるため、そのスキューネスRskが適正に大きい場合には、凹部315Dの深さが適正に大きくなる。この場合には、現像ローラ315がトナーTを介して感光体ドラム312に圧接されても、そのトナーTが感光体ドラム312から過剰な圧力を受けにくくなる。これにより、凹部315Dにおいて現像ローラ315により保持されたトナーTが感光体ドラム312により押し潰されにくくなるため、そのトナーTが物理的ダメージを受けにくくなる。よって、トナーTの劣化に起因するかぶりが発生しにくくなるため、画像の品質が低下しにくくなる。
一方、スキューネスRskが1.75よりも大きいため、そのスキューネスRskが大きすぎる場合には、凹部315Dの深さが大きくなりすぎる。この場合には、凹部315Dの底面と感光体ドラム312との間に、過剰なギャップが形成される。これにより、凹部315Dにおいて現像ローラ315により保持されているトナーTが感光体ドラム312の表面(静電潜像)に移行しにくくなる。しかも、凸部315Pの高さが大きすぎることに起因して、その凸部315PによりトナーTが掻き取られやすくなるため、静電潜像に付着されたトナーTが意図せずに除去されやすくなる。よって、静電潜像に対するトナーTの付着量の不足に起因する色ムラが発生しやすくなるため、画像の品質が低下しやすくなる。
これに対して、スキューネスRskが1.75以下であるため、そのスキューネスRskが適正に小さい場合には、凹部315Dの深さが適正に小さくなる。この場合には、凹部315Dの底面と感光体ドラム312との間に、適正な深さを有するギャップが形成される。これにより、凹部315Dにおいて現像ローラ315により保持されているトナーTが感光体ドラム312の表面(静電潜像)に移行しやすくなると共に、凸部315PによりトナーTが掻き取られにくくなる。よって、静電潜像に対するトナーTの付着量の不足に起因する色ムラが発生しにくくなるため、画像の品質が低下しやすくなる。
これらのことから、スキューネスRskが適正な範囲内(=1.06〜1.75)であると、凸部315Pの高さおよび凹部315Dの深さのそれぞれが適正化されることにより、色ムラおよびかぶりが発生しにくくなるため、画像の品質が低下しにくくなる。
ここで、スキューネスRskを測定するためには、例えば、株式会社小坂研究所製の表面粗さ・輪郭形状測定機 サーフコーダSEF3500を用いる。測定条件は、例えば、測定方向=現像ローラ315の延在方向(Y軸方向)、カットオフ=0.8mm、フィルタ特性=ガウス、評価長さ=カットオフ×5、測定速度=1mm/秒とする。
なお、上記したスキューネスRskの値は、図3に示したように、現像ローラ315の表面のうちの12個の測定点T1〜T12において測定された12個のスキューネスRskの値の平均値とする。測定点T1〜T4は、現像ローラ315の延在方向における一端側において、互いに離間されるように現像ローラ315の外周面上に設定された4個の測定箇所である。測定点T5〜T8は、現像ローラ315の延在方向における他端側において、互いに離間されるように現像ローラ315の外周面上に設定された4個の測定箇所である。測定点T9〜T12は、現像ローラ315の延在方向における測定点T1〜T4と測定点T5〜T8との間において、互いに離間されるように現像ローラ315の外周面上に設定された4個の測定箇所である。
ただし、測定点T1と回転軸315Xとを結ぶ直線と測定点T2と回転軸315Xとを結ぶ直線とにより形成される角度は、90°である。測定点T2と回転軸315Xとを結ぶ直線と測定点T3と回転軸315Xとを結ぶ直線とにより形成される角度は、90°である。測定点T3と回転軸315Xとを結ぶ直線と測定点T4と回転軸315Xとを結ぶ直線とにより形成される角度は、90°である。測定点T4と回転軸315Xとを結ぶ直線と測定点T1と回転軸315Xとを結ぶ直線とにより形成される角度は、90°である。ここで説明した測定点T1〜T4の位置関係は、測定点T5〜T8の位置関係に関しても同様であると共に、測定点T9〜T12の位置関係に関しても同様である。
<1−4.ブロック構成>
次に、画像形成装置のブロック構成に関して説明する。図7は、図1に示した画像形成装置のブロック構成を表している。ただし、図7では、既に説明した画像形成装置の構成要素の一部も併せて示している。
画像形成装置は、例えば、図7に示したように、画像形成制御部71と、インターフェース(I/F)制御部72と、受信メモリ73と、編集メモリ74と、操作パネル75と、各種センサ76と、光源制御部77と、帯電電圧制御部78と、供給電圧制御部79と、現像電圧制御部80と、転写電圧制御部81と、ローラ駆動制御部82と、ドラム駆動制御部83と、ベルト駆動制御部84と、定着制御部85とを備えている。
[画像形成制御部]
画像形成制御部71は、画像形成装置の全体の動作を制御する。この画像形成制御部71は、例えば、制御回路、メモリ、入出力ポートおよびタイマなどの電子部品のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでおり、その制御回路は、例えば、中央演算処理装置(CPU)などを含んでいる。メモリは、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)およびランダムアクセスメモリ(RAM)などの記憶素子のうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。
[I/F制御部]
I/F制御部72は、外部装置から画像形成装置に送信されたデータなどの情報を受信する。この外部装置は、例えば、画像形成装置のユーザが使用可能であるパーソナルコンピュータなどであり、その外部装置から画像形成装置に送信される情報は、例えば、画像を形成するために用いられる画像データなどである。
[受信メモリおよび編集メモリ]
受信メモリ73は、画像形成装置により受信されたデータなどの情報を格納しており、そのデータは、例えば、上記した画像データなどである。編集メモリ74は、画像データが編集処理されたデータ(編集画像データ)などを格納している。
[操作パネル]
操作パネル75は、例えば、ユーザが画像形成装置を操作するために必要な情報を表示する表示装置であると共に、そのユーザが画像形成装置を操作するために用いられる入力装置であり、表示パネルおよび操作ボタンなどを含んでいる。表示パネルの種類は、特に限定されないが、例えば、タッチパネル方式の液晶パネルなどである。
[各種センサ]
各種セン765は、例えば、温度センサ、湿度センサ、画像濃度センサ、媒***置検出センサ、トナー残量検知センサおよび人感センサなどのうちのいずれか1種類または2種類以上を含んでいる。
[光源制御部、帯電電圧制御部、供給電圧制御部、現像電圧制御部および転写電圧制御部]
光源制御部77は、例えば、光源33の露光動作などを制御する。帯電電圧制御部78は、例えば、帯電ローラ313に印加される電圧などを制御する。供給電圧制御部79は、例えば、供給ローラ314に印加される電圧などを制御する。現像電圧制御部80は、例えば、現像ローラ315に印加される電圧などを制御する。転写電圧制御部81は、例えば、1次転写ローラ45および2次転写ローラ46のそれぞれに印加される電圧などを制御する。これらの一連の電圧は、例えば、画像形成制御部71の指示に応じて設定可能である。
なお、図7では図示内容を簡略化しているが、画像形成装置は、例えば、4個の現像ユニット30(30K,30Y,30M,30C)に対応する4個の光源制御部77を備えている。具体的には、例えば、現像ユニット30Kに付設されている光源33を制御する光源制御部77と、現像ユニット30Yに付設されている光源33を制御する光源制御部66と、現像ユニット30Mに付設されている光源33を制御する光源制御部77と、現像ユニット30Cに付設されている光源33を制御する光源制御部77とである。
ここで光源制御部77に関して説明したことは、例えば、帯電電圧制御部78、供給電圧制御部79、現像電圧制御部80および転写電圧制御部81のそれぞれに関しても同様である。すなわち、画像形成装置は、例えば、4個の現像ユニット30および4個の1次転写ローラ45に対応して、4個の帯電電圧制御部78と、4個の供給電圧制御部79と、4個の現像電圧制御部80と、4個の転写電圧制御部81とを備えている。
[ローラ駆動制御部]
ローラ駆動制御部82は、例えば、ローラモータ86を介して、送り出しローラ20、駆動ローラ42、1次転写ローラ45、2次転写ローラ46、加熱ローラ41、加圧ローラ52、搬送ローラ61〜68、供給ローラ314および現像ローラ315などの一連のローラの回転動作などを制御する。
光源制御部77に関して上記したことは、例えば、ローラ駆動制御部81に関しても同様である。すなわち、画像形成装置は、例えば、4個の現像ユニット30に対応して、4個の1次転写ローラ45(45K,45Y,45M,45C)の回転動作などを制御する4個のローラ駆動制御部81と、4個の現像ローラ315の回転動作などを制御する4個のローラ駆動制御部82とを備えている。
[ドラム駆動制御部、ベルト駆動制御部および定着制御部]
ドラム駆動制御部83は、例えば、ドラムモータ87を介して感光体ドラム312の回転動作などを制御する。ベルト駆動制御部84は、例えば、ベルトモータ88を介して中間転写ベルト41の移動動作などを制御する。定着制御部85は、例えば、サーミスタ90により測定された温度に基づいてヒータ89の加熱動作を制御すると共に、定着モータ91を介して加熱ローラ51および加圧ローラ52のそれぞれの回転動作などを制御する。
光源制御部77に関して上記したことは、例えば、ドラム駆動制御部85に関しても同様である。すなわち、画像形成装置は、例えば、4個の現像ユニット30に対応して、4個のドラム駆動制御部85を備えている。
<1−5.動作>
次に、画像形成装置の動作に関して説明する。
トナーTを用いて媒体Mに画像を形成する場合には、画像形成装置は、例えば、以下で説明するように、現像処理、1次転写処理、2次転写処理および定着処理をこの順に行うと共に、必要に応じてクリーニング処理を行う。これらの一連の処理は、例えば、画像形成制御部71により制御される。
[現像処理]
最初に、トレイ10に収納された媒体Mが送り出しローラ20により取り出されることにより、その媒体Mが搬送ローラ61,62により搬送経路R1に沿うように矢印F1の方向に搬送される。
現像ユニット30(現像処理部31)において、感光体ドラム312が回転すると、帯電ローラ313の回転に応じて感光体ドラム312に直流電圧が印加されるため、その感光体ドラム312の表面が均一に帯電する。続いて、編集画像データに基づいて光源33が感光体ドラム312の表面に光を照射すると、その光の照射領域において電位が減衰(光減衰)するため、静電潜像が形成される。
また、現像処理部31では、電圧の印加に応じて供給ローラ314および現像ローラ315のそれぞれが回転するため、その供給ローラ314から現像ローラ315にトナーTが供給される。また、感光体ドラム312の回転に応じて、現像ローラ315から感光体ドラム312にトナーTが移行するため、その感光体ドラム312(静電潜像)にトナーTが付着する。この場合には、トナーTの一部が現像ブレード316により除去されるため、そのトナーTの厚さが規制(均一化)される。
なお、現像ユニット30(トナーカートリッジ32)では、電圧の印加に応じて供給ローラ314が回転すると、収納室321に収納されているトナーTが撹拌されるため、そのトナーカートリッジ32から現像処理部31にトナーTが供給される。
[1次転写処理]
続いて、転写ユニット40において、駆動ローラ42が回転すると、その駆動ローラ42の回転に応じて従動ローラ43およびバックアップローラ44のそれぞれが回転するため、中間転写ベルト41が矢印F5の方向に移動する。この場合には、中間転写ベルト41を介して感光体ドラム312に圧接されている1次転写ローラ45に電圧が印加されると、現像処理により感光体ドラム312の表面(静電潜像)に付着されたトナーTが中間転写ベルト41に転写される。
[2次転写処理]
続いて、媒体Mがバックアップローラ44と2次転写ローラ46との間を通過する際に、その媒体Mを介してバックアップローラ44に圧接されている2次転写ローラ46に電圧が印加されると、1次転写処理により中間転写ベルト41に転写されたトナーTが媒体Mに転写される。
[定着処理]
最後に、定着ユニット50において、媒体Mが加熱ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する。この場合には、媒体Mに転写されたトナーTが加熱ローラ51により加熱されるため、そのトナーTが溶融すると共に、溶融状態のトナーTが加圧ローラ52により媒体Mに圧接されるため、そのトナーTが媒体Mに密着する。
これにより、トナーTが媒体Mに定着されるため、その媒体Mに画像が形成される。画像が形成された媒体Mは、搬送経路R2に沿うように搬送ローラ63,64により矢印F2の方向に搬送されたのち、排出口1Hからスタッカ2に排出される。
なお、画像を形成するために用いられるトナーTの種類(色および数)は、その画像を形成するために必要な色の組み合わせに応じて決定される。具体的には、例えば、モノクロ画像を形成する場合には、ブラックトナーが用いられる。また、例えば、カラー画像を形成する場合には、イエロートナー、マゼンタトナーおよびシアントナーのうちのいずれか1種類または2種類以上が用いられると共に、必要に応じてブラックトナーも用いられる。
媒体Mの両面に画像が形成される場合には、例えば、定着ユニット50を通過した媒体Mは、搬送経路R3〜R5に沿うように搬送ローラ65〜68により矢印F3,F4の方向に搬送されたのち、再び搬送経路R1に沿うように搬送ローラ61,62により矢印F1の方向に搬送される。この場合において、媒体Mが搬送される方向は、搬送路切り替えガイド69,70により切り替えられる。これにより、媒体Mの裏面(未だ画像が形成されていない面)において、現像処理、1次転写処理、2次転写処理および定着処理が行われる。
[クリーニング処理]
現像ユニット30では、クリーニングブレード317に圧接された状態において感光体ドラム312が回転するため、その感光体ドラム312の表面に残留している不要なトナーTなどの異物がクリーニングブレード317により掻き取られる。また、転写ユニット40では、中間転写ベルト41が移動する際に、その中間転写ベルト41の表面に残留した不要なトナーTなどの異物がクリーニングブレード47により掻き取られる。
<1−6.作用および効果>
この画像形成装置によれば、現像ローラ315の表面のスキューネスRskが1.06〜1.75である。この場合には、上記したように、現像ローラ315の表面において凸部315Pの高さおよび凹部315Dの深さのそれぞれが適正化されるため、媒体Mに形成される画像において色ムラおよびかぶりが発生しにくくなる。よって、画像の品質が低下しにくくなるため、高品質な画像を形成することができる。
特に、現像ローラ315の表面の十点平均粗さRzが3.00μm〜7.00μmであると共に、その現像ローラ315の表面の凹凸平均間隔Smが0.05μm〜0.20μmであれば、トナーTの保持量が十分に増加すると共にトナーTの劣化が十分に抑制されるため、より高い効果を得ることができる。
また、現像ローラ35がシャフト3151および被覆層3152を含んでおり、より具体的には、被覆層3152が内側層3153および表面層3154を含んでいれば、感光体ドラム312に対する現像ローラ315の密着性が確保されるため、より高い効果を得ることができる。
この場合には、表面層3154が弾性材料および複数の粒子3155を含んでおり、その複数の粒子3155がウレタン樹脂などを含んでいれば、その複数の粒子3155を利用して上記した適正な範囲内となるようにスキューネスRskが制御されやすくなるため、より高い効果を得ることができる。
また、複数の粒子3155が複数の粒子3155A(メジアン径D50=3μm〜7μm)および複数の粒子3155B(メジアン径D50=10μm〜20μm)を含んでおり、重量割合Mが35重量%以下であると共に重量比Qが0.25〜1.00であれば、上記した範囲となるようにスキューネスRskが適正化されやすくなるため、より高い効果を得ることができる。
また、現像ローラ315に供給ローラ314および現像ブレード316が付設されていれば、供給ローラ314および現像ブレード316のそれぞれに対する圧接に起因したトナーTの劣化も抑制されるため、より高い効果を得ることができる。
<2.変形例>
図4では、スキューネスRskを適正な範囲内(=1.06〜1.75)とするために、複数の粒子3155として、互いに異なる2種類の平均粒径を有する2種類の複数の粒子3155を用いている。
しかしながら、スキューネスRskが適正な範囲内になれば、互いに異なる3種類以上の平均粒径を有する3種類以上の複数の粒子3155を用いてもよい。この場合においても、スキューネスRskが適正な範囲内であることにより、色ムラおよびかぶりが発生しにくくなるため、同様の効果を得ることができる。
また、図3では、被覆層3152が内側層3153および表面層3154を含む2層構造を有している。
しかしながら、スキューネスRskが適正な範囲内になれば、被覆層3152の層数は特に限定されないため、その被覆層3152は3層以上の多層構造を有していてもよい。この場合においても、スキューネスRskが適正な範囲内であることにより、色ムラおよびかぶりが発生しにくくなるため、同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例に関して、詳細に説明する。なお、説明する順序は、下記の通りである。

1.現像ローラの作製
2.画像の評価
3.考察
4.まとめ
<1.現像ローラの作製>
以下の手順により、現像ローラ315を作製した。
最初に、無電解ニッケルめっき処理が施された鉄製のシャフト3151(直径=10mm)を準備した。続いて、有機溶剤(トルエン)を用いてシャフト3151を洗浄したのち、そのシャフト3151の表面にシリコーン系プライマーを塗布した。続いて、ギヤオーブン(温度=150℃)を用いてシャフト3151を焼成(焼成時間=10分間)したのち、常温(温度=23℃)においてシャフト3151を冷却した。これにより、シャフト3151の表面にプライマー層が形成された。
続いて、シャフト3151の表面にシリコーンゴム組成物を供給したのち、金型成形法を用いてシリコーンゴム組成物を加熱しながら成形することにより、内側層3153を形成した。
続いて、弾性材料(ウレタン樹脂)と、複数の粒子3155(ポリウレタンウレア粒子)と、有機溶剤(トルエン)とを混合したのち、その混合物を撹拌することにより、溶液(塗布液)を調製した。複数の粒子3155としては、相対的に小さい平均粒径(メジアン径D50=5μm)を有する複数の粒子3155Aと、相対的に大きい平均粒径(メジアン径D50=10μm)を有する複数の粒子3155Bとを用いた。最後に、ロールコーティング法を用いて内側層3153の表面に塗布液を塗布したのち、その塗布液を乾燥(硬化)させることにより、表面層3154を形成した。なお、比較のために、複数の粒子3155(3155A,3155B)を用いないことにより、その複数の粒子3155を含まない表面層3154も形成した。
この場合には、表1に示したように、複数の粒子3155A,3155Bの有無、混合比(重量割合M,M1,M2)および重量比Qを設定することにより、表2に示したように、表面層3154の表面物性、すなわちスキューネスRsk、十点平均粗さRz(μm)および凹凸平均間隔Sm(μm)を設定した。なお、重量割合M,M1,M2および重量比Qのそれぞれの定義は、上記した通りである。
Figure 2019174535
Figure 2019174535
これにより、内側層3153および表面層3154を含む被覆層3152がシャフト3151の表面を被覆するように形成されたため、現像ローラ315(外径=16mm)が完成した。
<2.画像の評価>
上記した現像ローラ315が搭載された画像形成装置を用いて媒体Mの表面に画像を形成したのち、その画像の品質(画質)を評価したところ、表2に示した結果が得られた。ここでは、画質を評価するために、色ムラが画質に与える影響と、かぶりが画質に与える影響とを調べた。
画像形成装置を用いて画像を形成する場合の環境条件は、常温環境(温度=23℃,湿度=50%)とした。画像形成装置としては、株式会社沖データ製のカラープリンタを用いた。媒体Mとしては、株式会社沖データ製のA4プリンタ用紙(エクセレントグロス,サイズ=297mm×210mm)を用いた。
色ムラが画質に与える影響を調べる場合には、トナーT(ブラックトナー)を用いて媒体Mの表面に画像(画像パターン=ベタ,印字率=100%)を形成したのち、その画像の状態を目視で確認することにより、画質を判定した。この結果、複数の微小な白抜け状の欠陥が観察されなかったため、色ムラが発生しなかった場合を「A」と判定した。一方、複数の微小な白抜け状の欠陥が観察されたため、色ムラが発生した場合を「B」と判定した。
かぶりが画質に与える影響を調べる場合には、トナーT(ブラックトナー)を用いて媒体Mの表面に画像(画像パターン=ハーフトーン,印字率=25%)を形成したのち、その画像の状態を目視で確認することにより、画質を判定した。この結果、本来の画像の形成領域以外の領域が着色されなかったため、かぶりが発生しなかった場合を「A」と判定した。一方、本来の画像の形成領域以外の領域が着色されたため、かぶりが発生した場合を「B」と判定した。
なお、かぶりは、上記したように、トナーTが物理的ダメージを受けることに起因して発生しやすくなる。そこで、かぶりが画質に与える影響を調べる場合には、さらに、トナーTが受けた物理的ダメージを定量化するために、以下で説明する手順により、その物理的ダメージの量を表す指標である変化率を算出した。
変化率を算出する場合には、最初に、トナーTを用いて画像を形成する前に、そのトナーTのBET比表面積(使用前比表面積)を測定した。この場合には、BET比表面積の測定装置として、真空ポンプ、窒素ガス配管およびヘリウムガス配管が接続された株式会社島津製作所製の自動比表面積・細孔分布測定装置 TriStar3000(測定方式=定容法によるガス吸着法)を用いた。また、測定条件の設定および測定データの解析を行うソフトとして、上記した測定装置に付属されている専用ソフト TriStar3000 Version4.00を用いた。続いて、トナーTが搭載された画像形成装置を用いて媒体Mの表面に画像を形成する工程(画像パターン=ベタ,印字率=100%,画像の形成速度=40rpm,媒体Mの進行方向=A4サイズである媒体Mの長辺方向,画像の形成回数=30000回)を繰り返した。続いて、画像形成装置からトナーTを回収したのち、再びトナーTのBET比表面積(使用後比表面積)を測定した。最後に、変化率=使用後比表面積/使用前比表面積を算出した。ただし、変化率の値は、小数点第三位の値が四捨五入された値とする。
<3.考察>
画質は、現像ローラ315の構成(M,M1,M2,Q)および表面物性(Rsk,Rz,Sm)に応じて大きく変動した。
具体的には、スキューネスRskが1.06よりも小さい場合(実験例1〜3)には、色ムラは発生しなかったが、かぶりが発生した。また、スキューネスRskが1.75よりも大きい場合(実験例10)には、かぶりは発生しなかったが、色ムラが発生した。
これに対して、スキューネスRskが1.06〜1.75である場合(実験例4〜9)には、色ムラが発生しなかったと共に、かぶりも発生しなかった。
なお、変化率は、スキューネスRskに応じて変動したため、かぶりの発生状況は、その変化率に応じて変動した。すなわち、トナーTに対する物理的ダメージの量が大きいため、変化率が小さくなった場合(実験例1〜3)には、かぶりが発生した。一方、トナーTに対する物理的ダメージの量が小さいため、変化率が大きくなった場合(実験例4〜10)には、かぶりが発生しなかった。この場合には、スキューネスRskが増加するにしたがって変化率が増加したため、そのスキューネスRskが増加するにしたがってかぶりが発生しにくくなった。
特に、スキューネスRskが1.06〜1.75である場合(実験例4〜9)には、十点平均粗さRzが3.00μm〜7.00μmであると共に、凹凸平均間隔Smが0.05μm〜0.20μmであると、色ムラもかぶりも発生しなかったため、良好な画質が得られた。
また、複数の粒子3155として、互いに異なる平均粒径を有する複数の粒子3155A(メジアン径D50=5μm)および複数の粒子3155B(メジアン径D50=10μm)を用いた場合には、重量割合Mが35重量%以下であると共に重量比Qが0.25〜1.00であると(実験例4〜9)、上記したように、スキューネスRskが適正化されたため、良好な画質が得られた。
<4.まとめ>
表2に示した結果から、現像ローラ315の表面のスキューネスRskが1.06〜1.75であると、色ムラが発生しなかったと共に、かぶりも発生しなかった。よって、画像の品質が低下しにくくなったため、高品質な画像が形成された。
以上、一実施形態および実施例を挙げながら本発明に関して説明したが、その本発明の態様は一実施形態および実施例において説明した態様に限定されない。よって、本発明の態様に関しては、種々の変形が可能である。
具体的には、例えば、本発明の一実施形態の画像形成装置は、中間転写媒体を用いる中間転写方式の画像形成装置に限られず、その中間転写媒体を用いない直接転写方式の画像形成装置でもよい。また、例えば、本発明の各実施形態の画像形成装置は、プリンタに限られず、複写機、ファクシミリおよび複合機などの他の装置でもよい。
30(30K,30Y,30M,30C)…現像ユニット、40…転写ユニット、50…定着ユニット、71…画像形成制御部、312…感光体ドラム、314…供給ローラ、315…現像ローラ、316…現像ブレード、3151…シャフト、3152…被覆層、3153…内側層、3154…表面層、3155(3155A,3155B)…複数の粒子、M…媒体、T…トナー。

Claims (8)

  1. 静電潜像を担持する静電潜像担持部材と、
    前記静電潜像にトナーを付着させると共に、スキューネスRskが1.06以上1.75以下である表面を有する現像部材と
    を備えた、現像ユニット。
  2. 前記現像部材の表面の十点平均粗さRzは、3.00μm以上7.00μm以下であり、
    前記現像部材の表面の凹凸平均間隔Smは、0.05μm以上0.20μm以下である、
    請求項1記載の現像ユニット。
  3. 前記現像部材は、
    導電性の軸部材と
    前記軸部材の表面を被覆する導電性の弾性層と
    を含む、請求項1または請求項2記載の現像ユニット。
  4. 前記弾性層は、
    前記軸部材の表面を被覆すると共に、シリコーンゴムを含む第1弾性層と、
    前記第1弾性層の表面を被覆すると共に、ウレタン樹脂を含む第2弾性層と
    を含む、請求項3記載の現像ユニット。
  5. 前記第2弾性層は、弾性材料および複数の粒子を含み、
    前記弾性材料は、前記ウレタン樹脂を含み、
    前記複数の粒子は、ウレタン樹脂、アクリル樹脂およびシリコーン樹脂のうちの少なくとも1種を含む、
    請求項4記載の現像ユニット。
  6. 前記複数の粒子は、
    3μm以上7μm以下のメジアン径D50を有する複数の第1粒子と、
    10μm以上20μm以下のメジアン径D50を有する複数の第2粒子と
    を含み、
    前記弾性材料の重量に対する前記複数の第1粒子の重量と前記複数の第2粒子の重量との和の割合は、35重量%以下であり、
    前記複数の第1粒子の重量に対する前記複数の第2粒子の重量の比は、0.25以上1.00以下である、
    請求項5記載の現像ユニット。
  7. さらに、
    前記現像部材に前記トナーを供給する供給部材と、
    前記現像部材に供給された前記トナーの厚さを規制する規制部材と
    を備えた、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の現像ユニット。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の現像ユニットを備えた、
    画像形成装置。
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