JP2015087735A - シール部材、クリーニング装置、転写装置、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

シール部材、クリーニング装置、転写装置、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、回転体との当接面でのトナーの固着を防止しながら良好なシール性を達成する。【解決手段】本発明に係る、画像形成装置内に配置された回転体41に当接させるシール部材46は、シール特性が、鉛筆硬度が2H以上、水滴接触角度が90度以上であることを特徴としている。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置内の回転体に当接させるシール部材と、このシール部材を備えたクリーニング装置、転写装置、現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
電子写真方式の画像形成装置内には、その表面にトナーが付着する複数の回転体が配置されていて、回転体周囲のシール性を確保するために、回転体表面にシール部材を当接させている。例えば、像担持体上に形成された潜像に現像剤を供給する回転体である現像剤担持体の周囲にもシール部材が設けられている。シール部材を当接させる場合、強く当接させるとシール性の面では好ましいが、その反面、表面に付着しているトナーを掻き取ってトナー飛散の要因につながるとともに、トナーの種類によっては当接部での発熱により溶融して固着することも想定されるため、その調整が難しい。
そこで、現像剤担持体としての現像ローラと、現像ローラ表面に当接するシール部材との当接部に、シール部材とは別の材質のシート材を貼り合わせて、現像ローラに当接させる構成や、シール部材の特性を規定してトナーを固着し難くした構成が提案されている。例えば特許文献1、2。
従来技術の構成では、トナーを固着しにくくする特性を規定しているが、トナーの種類によってはトナーの固着は発生してしまう。
本発明は、回転体との当接面でのトナーの固着を防止しながら良好なシール性を達成する。
上記目的を達成するため、本発明に係る、画像形成装置内に配置された回転体に当接させるシール部材は、そのシール特性が、鉛筆硬度が2H以上、水滴接触角度が90度以上としている。
本発明によれば、回転体に当接させるシール部材のシール特性が、鉛筆硬度が2H以上、水滴接触角度が90度以上であるので、回転体との当接面でのトナーの固着を防止しながら良好なシール性を達成することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図。 図1の画像形成装置が備える現像装置の構成を示す拡大断面図。 本発明に係るシール部材によるシール構造の第1の実施形態を示す拡大断面図。 (a)は第1の実施形態に係るシール部材の変形例の構成を示す拡大断面図、(b)は第1の実施形態に係るシール部材の構成を示す拡大断面図。 入口シールに用いるシール部材の比較例1、2、3とトナー固着による縦スジ画像の発生開始枚数を調査した調査結果を示す図。 (a)、(b)はシート部材の離形性測定を説明する簡易図。 本発明に係るシール部材によるシール構造の第2の実施形態を示す拡大断面図。 (a)は第2の実施形態に係るシール部材の変形例の構成を示す拡大断面図、(b)は第2の実施形態に係るシール部材の構成を示す拡大断面図。 本発明に係るシール部材によるシール構造の第3の実施形態を示す拡大断面図。 (a)は第3の実施形態に係るシール部材の変形例の構成を示す拡大断面図、(b)は第3の実施形態に係るシール部材の構成を示す拡大断面図。 図10(b)に示す第3の実施形態のシール部材による効果を説明するための断面模式図。 現像剤担持体の端部のシール構造を示す模式図。 シール部材が厚さか厚い場合の課題を説明するための断面模式図。 第4の実施形態に係るシール部材が適用された画像形成装置の別な実施形態を示す概略構成図。 現像スリーブを備えた現像装置の構成を説明する拡大図。 現像スリーブ近傍の入口シールの構成を説明する拡大図。 感光体用のクリーニング装置の構成と入口シールの構成を説明する拡大図。 転写ベルト用のクリーニング装置の構成と入口シールの構成を説明する拡大図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお各図面において、同一部材又は同一機能を有する部材には、基本的には同一の符号を付し、重複説明は適宜省略する。
本発明は、画像形成装置内に配置された回転体に当接させるシール部材のシール特性を以下のように規定することで、回転体との当接面でのトナーの固着を防止しながら良好なシール性を達成するようにしたものである。
すなわち、シール部材のシール特性として、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上としている。そして、シール部材の材質には、フッ素系樹脂部材を用いる。シール部材の表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下とし、さらに、熱伝導率については4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とした。
このような構成のシール部材が当接する回転体としては、一成分トナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を担時する現像剤担持体としての現像スリーブ、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラムや感光体ベルト、トナー像が転写される転写部材としての転写ベルトなどが挙げられる。
本発明に係るシール部材が適用される画像形成装置の形態としては、モノクロのトナーを用いるモノクロの画像形成装置、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうち、少なくとも2色以上のトナーを用いて画像形成するカラー画像形成装置が挙げられる。
本発明に係るシール部材が適用される画像形成装置内の装置としては、一成分トナー(一成分現像剤)あるいは二成分現像剤を用いる現像装置、感光体ドラム又は感光体ベルトのクリーニング装置、転写ベルト用のクリーニング装置が挙げられる。
本発明に係るシール部材が適用される装置としては、画像形成装置や現像装置、クリーニング装置、転写ベルト用のクリーニング装置に限定されるものではなく、例えば現像装置、クリーニング装置または転写ベルト用のクリーニング装置の少なくとも1つを備えたプロセスカートリッジも挙げられる。
現像装置に適用する場合、現像ローラとシート部材の当接ニップ幅又は現像スリーブとシート部材の当接ニップ幅を0.5mm〜2mmの範囲で適宜変更するのが好ましい。
現像装置に適用する場合、現像ローラとシート部材の当接圧又は現像スリーブとシート部材の当接圧を、10N/m〜45N/mの範囲で適宜変更するのが好ましい。
本発明に係る現像装置、画像形成装置において、一成分トナー又は二成分現像剤を構成するトナーとしては、外添剤として無機酸化物(主にシリカ)を2%以上含み、ガラス転移点が摂氏60度以下の、いわゆる低融点トナーを用いる場合でも、シール部材の特性を上述のように規定することで当接部でのトナー固着を防止することができる。
本発明の範囲は、シール部材、現像装置、各種クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置に限定するものではなく、これら現像装置、各種クリーニング装置、プロセスカートリッジの少なくとも1つを用いてモノクロあるいはカラーの画像形成を行う電子写真方式の画像形成方法も含むものである。
図1は、本発明に係るシール部材が搭載された現像装置と、この現像装置を搭載する画像形成装置を示す。この画像形成装置は、カラーレーザープリンタであり、その装置本体100には、画像形成ユニットとしての4つのプロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkが着脱可能に装着されている。各プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる色の現像剤を用いる以外は同様の構成となっている。なお、本実施形態では、現像剤として、トナーから成る一成分現像剤(以下「トナー」と称す)を用いている。
各プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkは、像担持体としての感光体ドラム(「感光体」と記す)2と、感光体2の表面を帯電させる帯電部材としての帯電ローラ3等を備えた帯電装置と、感光体2の表面にトナーを供給する現像装置4と、感光体2の表面をクリーニングするためのクリーニングブレード5等を備えたクリーニング装置などを備えている。感光体2はアルミ素管に感光層を塗布したドラム状の感光体として構成されている。なお、図1では、イエロー(Y)のプロセスカートリッジ1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像装置4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスカートリッジ1M、1C、1Bkにおいては符号を省略している。
図1において、各プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkの上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置6が配設されている。露光装置6は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を有し、画像データに基づいて各感光体2の表面へ光源からの露光光を照射するように構成されている。露光装置6は、光源として発光ダイオード(LED)とレンズなどの光学手段を備えたLED光学手段またはレーザーダイオード(LD)とレンズなどの光学手段を備えたLD光学手段を用いることができる。
各プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkの下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体であり、無端状のベルトから構成される転写ベルトとしての中間転写ベルト8を有している。中間転写ベルト8は、複数の支持部材としての駆動ローラ9と従動ローラ10に張架されている。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9が図の反時計回りに回転することによって図1の矢印に示す方向(反時計回り方向)に周回走行(回転)するように構成されている。
4つの感光体2に対向した位置には、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で、中間転写ベルト8の内周面を対向する各感光体2にそれぞれ押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップを形成している。各一次転写ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)からなる1次転写バイアスが印加されるように構成されている。
駆動ローラ9と対向した位置には、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は、中間転写ベルト8の外周面と圧接しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に、二次転写ニップを形成している。二次転写ローラ12は、一次転写ローラ11と同様に、図示しない電源に接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)からなる2次転写バイアスが印加されるように構成されている。
中間転写ベルト8の図1の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13から伸びた図示しない廃トナー移送ホースは、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入り口部に接続されている。
装置本体100の下部には、紙やOHPシート等の被転写材Pを収容した給紙カセット15が配設されている。給紙カセット15には、収容されている被転写材Pを送り出す給紙ローラ16が設けられている。一方、装置本体100の上部には、被転写材Pを外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排出された被転写材Pをストックするための排紙トレイ18とが配設されている。
装置本体100内には、被転写材Pを給紙カセット15から二次転写ニップを通って排紙トレイ18へ搬送するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、二次転写ローラ12の位置よりも被転写材搬送方向上流側には一対のレジストローラ19が配設されていて、二次転写ローラ12の位置よりも被転写材搬送方向下流側には、定着装置20が配設されている。
上記画像形成装置は以下のように動作する。
作像動作が開始されると、各プロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkの各感光体2が図1の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面がそれぞれ所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報あるいはパソコンなどから送信された画像情報に基づいて、露光装置6から各感光体2の帯電面にレーザー光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像がそれぞれ形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように各感光体2上にそれぞれ形成された静電潜像に、各現像装置4からトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
中間転写ベルト8を張架する駆動ローラ9が回転駆動し、中間転写ベルト8を図中反時計周り方向に周回走行させる。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流あるいは直流と交流を重畳させた1次転写バイアスが印加されることによって、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各感光体2上の各色のトナー画像が、一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト8はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。また、中間転写ベルト8に転写しきれなかった各感光体2上のトナーは、各クリーニングブレード5によってそれぞれ除去される。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16が回転して、給紙カセット15から被転写材Pが搬出される。搬出された被転写材Pは、レジストローラ19によってタイミングを計られて、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8との間の二次転写ニップに送られる。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流あるいは直流と交流を重畳させた2次転写バイアスが印加されており、これにより、二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が被転写材P上に一括して転写される。その後、被転写材Pは定着装置20に送り込まれてトナー画像が被転写材P上に定着される。画像定着された被転写材Pは一対の排紙ローラ17によって排紙トレイ18に排出される。
以上の説明は、被転写材Pにフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスカートリッジ1Y、1M、1C、1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの任意のプロセスカートリッジを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、本発明に係る現像装置4及びトナーカートリッジ50の概略断面図である。
図2に示すように、現像装置4は、黒丸で示すトナーTを収容するための収容空間を有する基部としての現像ケース40と、トナーTを担持する現像剤担持体としての現像ローラ41と、現像ローラ41にトナーTを供給する現像剤供給部材としての供給ローラ42と、現像ローラ41上に担持されたトナー量を規制する規制部材としての現像ブレード43と、トナーTを搬送する現像剤搬送部材としての第1のスクリュ44及び第2のスクリュ45と、現像ローラ41の周囲からのトナーTの漏れを防止するシール部としての入口シール46等を備えている。
現像ローラ41は、金属製の芯金と、その芯金の外周に配設された導電性ゴムで構成されていて、本実施形態では、芯金の外径をφ6、導電性ゴムの外周をφ12、ゴム硬度Hs75に設定している。また、導電性ゴムは、体積抵抗値を約10〜10Ω程度に調整されている。導電性ゴムとしては、例えば、導電性ウレタンゴムやシリコーンゴム等が一般に使用可能である。現像ケース40の下方には、感光体2との対向する部位にケース外部と連通する開口部401が形成されている。現像ローラ41は、その表面41aの一部が開口部401からケース外部に露呈するように現像ケース40に回転可能に設置されている。現像ローラ41は、印刷動作によって図2の反時計回り方向に回転し、その表面41aに保持したトナーTを感光体2との対向位置となる現像領域Gへと搬送する。
供給ローラ42には、スポンジローラなどが用いられている。スポンジローラとしては、金属製の芯金の外周に、カーボンを混合して半導電化させた発泡ポリウレタンを付着したものが適当である。本実施形態では、芯金の外径をφ6、スポンジ部分の外径をφ12に設定している。供給ローラ42は、現像ローラ41の表面41aに当接している。供給ローラ42と現像ローラ41とが当接して形成されるニップ部は、通常現像ローラ41の回転方向への幅が約1mm〜3mm程度に設定されている。本実施形態では、このニップ部の幅を2mmとしている。また、供給ローラ42は、現像ローラ41に対してカウンター方向(図2において反時計回り)に回転することで、現像ケース40内のトナーTを現像ローラ41の表層まで効率よく供給できる。なお、本実施形態では、現像ローラ41と供給ローラ42の回転数比を1に設定することで、良好なトナー供給機能を確保している。
現像ケース40には、現像ブレード43を補強のためのホルダ431が設けられている。現像ブレード43は、金属製の薄板の一端側をこのホルダ431に固定し(固定は溶接、カシメ、ネジ止めなどの方法を用いる)、自由端である他端側を現像ローラ41の表面41aに所定の圧力になるよう当接させている。この他端側の当接により、現像ローラ41と現像ブレード43との間にはニップが形成され、ニップ通過後の現像ローラ41の表面41a上のトナー量を均一化する。本実施形態では、現像ブレード43を厚さ0.1mmのSUS材で構成し、撓みの計算式から得られる計算上の当接圧が45N/m、ニップ部の位置を現像ブレード43の先端から0.2mm、現像ブレード43の支持端部から自由端(先端)までの長さ(自由長)を14mmに設定することで、現像ローラ41の表面41a上に安定したトナーの薄層を形成できるように構成している。
現像ケース40の内部の収納空間は、連通口48aを有する仕切部材48によって、補給口40aを有する第1の領域Aと、現像ローラ41や現像ブレード43等の現像手段を有する第2の領域Bとに分割されている。このように仕切部材48によって現像ケース40の内部を分割することにより、供給ローラ42にトナーの粉圧が集中して大きな負荷がかかるのを抑制することが可能である。また、第1の領域A内には、第1の現像剤搬送部材としての第1のスクリュ44が配設され、第2の領域B内には、第2の現像剤搬送部材としての第2のスクリュ45が配設されている。
現像ケース40の上部には、補給用のトナーTを収容する現像剤収容器としてのトナーカートリッジ50が着脱可能に装着されている。なお、現像装置4及びトナーカートリッジ50の構成は図2に示す構成に限定されない。例えば、現像装置4とトナーカートリッジ50とを一体化した構成や、それに加えて感光体2等を一体化した構成(プロセスカートリッジ)とすることも可能である。
トナーカートリッジ50の下部と現像ケース40の上部には、それぞれ、トナーカートリッジ50内のトナーTを現像ケース40内へ補給するための補給口50a、40aが形成されている。トナーカートリッジ50内には、内部のトナーTを補給口50aまで搬送するための第3のスクリュ51と、この第3のスクリュ51側へ内部のトナーTを寄せるためのアジテータ52とが回転可能に設けられている。
トナーTの補給は、図示しないトナー残量検知手段による現像ケース40内のトナー残量の検知結果に基づいて行われる。具体的には、現像ケース40内のトナーTが消費されてトナー量が所定値以下になったことをトナー残量検知手段が検知すると、予め設定されている時間だけトナーカートリッジ50の第3のスクリュ51やアジテータ52が駆動され、所定量のトナーTが現像ケース40内へ補給されるようになっている。
次に現像装置4が有する入口シール46の構成について説明する。図3は、入口シール46を備えた現像装置4の現像ローラ41近傍の部分拡大断面図を示す。
図3に示す現像装置4に設置された現像ローラ41の近傍には、入口シール46、圧力調整部材としてのバックアップスポンジ33、トナー受けシート部材49が設置されている。トナー受けシート部材49は、入口シール46によって現像ローラ41の表面41a上の未現像トナーTがわずかに掻き取られてしまった場合、その掻き取られたトナーTが飛散しないように現像ケース40内に収容するためのものである。入口シール46は、現像領域Gよりも現像ローラ41の回転方向下流側で、現像ローラ41の表面41aに、その端部460bを当接してニップ部Nを形成するシート部材460を有している。
図3に示す現像装置4は、画像形成装置の印刷動作が開始されると、先述のように現像ローラ41は矢印方向Cに回転し、感光体2と対向する現像領域Gにて、感光体2上の潜像部をトナーTで現像する。現像されなかったトナー(未現像トナー)はそのまま現像ローラ41の回転とともに移動し、現像ローラ41と入口シール46のニップ部Nを通過して現像ケース40内部へ戻される。
現像ローラ41は、開口部401から外部に固定するように回転可能に現像ケース40に設置されているため、現像ローラ41と現像ケース40との摺動部から現像ケース内部のトナーTが漏れてこないよう構成する必要がある。このため、入口シール46は、現像ローラ41の長手方向に延在し、長手方向において現像ローラ41の表面41aと当接してニップ部Nを形成し、現像ケース40内部からトナーTが漏れるのを防止している。しかし、ニップ部Nでの当接圧が低すぎると、現像ケース40内部からのトナー漏れを防ぐという効果が得にくくなるため適正な当接圧に設定する必要がある。
入口シール46のシール部材460は、厚み0.05〜0.15mm程度の一般的な樹脂材料であるPET製のシート部材で構成されることが多い。シート部材自体のコシの強さを利用して現像ローラ41の表面41aに対する喰い込み量などで当接圧を調整するか、当接圧をより積極的に調節するために、現像ローラ41との接触面と反対の裏面と現像ケース40の間に当接圧調整部材としてのスポンジ部材47を設けることがある。図3に示す現像装置4では、このスポンジ部材47を設けている。
シール部材460の現像ローラ41の表面41aに対する当接圧は、現像ローラ41のスラスト方向に対する線圧換算(スラスト方向の単位長さ当たりの圧力)にして、10〜45N/m程度に設定するのが適当である。これより低い当接圧だと画像形成装置、あるいは現像装置単体での輸送時の振動などでトナーTが漏れる可能性があり、またこれより高い当接圧だと現像ローラ41とシール部材460によるニップ部Nで現像ローラ41上の未現像トナーTが掻き取られてしまい、現像ケース40内部に回収されるのを阻害してしまうからである。
輸送時の振動に対するトナー漏れは、画像形成装置や現像装置4の梱包状態や輸送形態によっても影響を受ける。また、一般に現像ローラ41上のトナーTの付着力は耐久や環境(特に高温高湿)で低下するため、そのような条件下では現像ローラ41上の未現像トナーTが掻き取られ易い。それらを鑑みると、より好ましくは前記当接圧を15〜35N/mに設定するのが好適であると言える。
(第1の実施形態)
入口シール46についてより詳細に説明する。なお、入口シール、シール部材は実際のものよりも構成を説明する都合上、厚さや長さを誇張して描いている。
図4(b)に示すように、入口シール46は1枚のシール部材460Bで構成されている。シール部材460Bは、その一部を屈曲されていて、一端460Ba側に両面テープ47を貼り付けたもので、両面テープ47によって現像ケース40に装着されている。シール部材460は、屈曲部460cよりも他端側460b側を現像ローラ41の表面41aに圧接する当接部としたものである。このように屈曲部460cを有していると、シート部材460のコシが低減するので、ニップ部Nの当接圧が低下する。そのため、現像ケース40とシール部材460の間にバックアップスポンジ33を、両者に接触するように設置して、当接圧を適切に設定する。この場合、バックアップスポンジ33、(例えばスポンジ自体の硬度や、スポンジの厚みなど)によっても当接圧を調整できるため、より細かく当接圧を調整することができる。しかしながら、薄いシール部材460に曲げ加工を施すため、加工時の曲げの角度が安定しない場合もあるため、図4(b)に示す構成で用いるシール部材460の厚みt1は、0.8〜0.15mm程度が好ましい。
次に、入口シール46を構成するシール部材の特性について図5を参照して説明する。図5は、シール部材の3つの比較例1、2、3を画像形成装置にそれぞれ装着して印刷を行った際のトナー固着による縦スジ画像の発生開始枚数を調査した調査結果を示す。これら比較例1〜3に示すシール部材は、特性値として、材質、硬度、表面粗さ、熱伝導率を掲げ、以下に示す特性値となるように成型されたものである。
設置条件としては、回転体表面に対する接触角度、回転体表面に対する当接圧、回転体表面とシール部材とのニップ幅としている。なお、ここでは回転体は現像ローラ41とする。
(トナーの種類)
現像に用いるトナーとしは、ビニル重合系樹脂
(シール部材の材料)
比較例1.フッ素樹脂以外 ポリエチレンテレフタレート樹脂(以下「PET」と称す)
比較例2.フッ素樹脂 ポリテトラフルオロエチレン4フッ化エチレン樹脂(以下「PTFE」と称す)
比較例3.フッ素樹脂+表面防汚コート剤
(硬 度)
硬度としては鉛筆硬度(JIS K5600−5−4)を用いる。
比較例1.H以下
比較例2.H以下
比較例3.2H以上
(表面粗さ)
表面粗さとしては、算術平均粗さRaを用いる。
比較例1.Ra=0.12
比較例2.Ra=0.17
比較例3.Ra=0.08
(熱伝導率)
比較例1.3×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]
比較例2.4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]
比較例3.4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]
(接触角度)
比較例(1).85度以下
比較例(2).90度以上
比較例(3).90度以上
(当接圧)
比較例1.25N/m
比較例2.25N/m
比較例3.25N/m
(ニップ幅)
比較例1.2mm
比較例2.4mm
比較例3.1mm
(調査環境)
比較例1.23℃/50%
比較例2.23℃/50%
比較例3.23℃/50%
トナー固着の発生メカニズムとしては以下が挙げられる。
(メカニズム1)
シール部材と現像ローラ間での摩擦により熱が発生し、トナーが溶けて変形し、シール部材にトナーが固着する。
(メカニズム2)
シール部材と現像ローラ間のニップ部で摩擦による削れが発生し、削れによる凹み形状にトナーが入りこみ、固着する。
図5の比較例1において、シール部材はPETであり、離形性が低く、またPETが主成分のシール材料であるため、摩擦熱が発生しやすく(熱伝導率低)、かつ接触角度が85度以下であることから離形性が低いため、メカニズム1による固着が発生し易い。23℃/50%の環境下で印刷すると、10000枚ほどで固着による縦スジが発生した。
図5の比較例2において、シール部材はフッ素樹脂(鉛筆硬度H以下)であり、離形性、熱伝導率は十分高いが、表面粗さが比較例1よりも高く、かつ表面硬度が低いため、容易に表面が削れ、トナーが表面に埋め込まれ、メカニズム2の固着が発生する。特に、調査に用いたトナーには、無機酸化物(主にシリカ)を2%以上外添したトナーを用いており、摺擦による削り力が高い。また、熱伝導率は比較例1に比べて高いが、ニップ幅が比較例1よりも広く、摩擦熱が発生しやすいため、メカニズム1での固着も発生し易い。23℃/50%環境下で印刷すると、5000枚ほどで固着による縦スジが発生した。
図5の比較例3において、シール部材は、フッ素樹脂+表面防汚コート剤(鉛筆硬度2H以上)であって、離形性、熱伝導性が比較例1、2よりも高いため、トナーが融着しにくく、表面粗さが比較例1、2よりも低く表面耐傷性が強いため、削れ/トナーの埋め込みがされ難い。23℃/50%環境下で印刷すると、固着による縦スジは発生しなかった。
次に接触角の測定方法について図6を用いて説明する。
図6(a)、図6(b)はシート部材の離形性測定の簡易図である。
接触角度測定装置 協和海面科学株式会社製 DM−500
測定方法
図6(a)に示すように、水滴を作成し、測定対象サンプル(シール部材)上に滴下し、着滴1秒後に水滴とサンプル(シール部材)の作る角度θを測定し、θ/2法により接触角度を算出する。θ/2法は、液滴の半径rと高さhを求め、下式に代入することで接触角度を求めることができる。
Figure 2015087735
接触角度θは、図6(b)に示すように角度が高いほどぬれ性が低く、離形性が高い性質を有している。
このように比較例1〜3に示したように、材質の異なるシート部材を成型したところ、比較例3の特性を備えていると、トナー固着による縦スジの発生のない構成とすることができる。
すなわち、本発明に係るシート部材の特性としては、
鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率については4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とするのが好ましい。
そして、このように特性を備えたシート部材を成型し、現像装置4の入口シール46のシール部材460として図2、図3に示したように、現像ローラ41の表面41aに当接させて適用する。このときの当接条件は、現像ローラ41の表面41aとシート部材460の他端460bの当接ニップ幅n1を0.5mm〜2mmの範囲とし、当接圧を10N/m〜45N/mの範囲とすることで、当接部からのトナー漏れを防止でき、シール性を確保することができる。
図4(b)では、シール部材460の一部を屈曲させて屈曲部460cを形成し、屈曲部460cよりも他端460bの当接面460dを現像ローラ41の表面41aに当接させているが、1枚のシール部材460の形状としては、このような屈曲タイプの形状に限定されるものではない。例えば、図4(a)に示す入口シール46Aのように1枚のシール部材460Aの一端460Aa側に現像ケース40に貼り付けるための両面テープ47を貼り付け、他端側460Ab側で両面テープ47が貼り付けられた面と反対面を、当接面460Adとして現像ローラ41の表面41aに当接するようにしてもよい。このような1枚のシール部材460Aを用いて現像ケース40に貼り付けただけの単純な構成の入口シール46Aでは、シール部材460Aの材質の特性(コシの強さ)と現像ローラ41に対する喰い込み量によってニップ部Nの当接圧が決定される。しかし、あまりコシが強いと適当な当接圧よりも高くなってしまうため、シール部材4601の厚みtは0.05〜0.12mm程度が好ましい。
そしてシート部材460Aの特性としては、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率については4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とすることで、トナー固着による縦スジの発生のない構成とすることができる。
さらに、当接条件として、現像ローラ41の表面41aとシート部材460Aの当接面460Adの当接ニップ幅n1を0.5mm〜2mmの範囲とし、当接圧を10N/m〜45N/mの範囲とすることで、当接部からのトナー漏れを防止でき、シール性を確保することができる。
図4(a)、図4(b)に示した入口シール46A、46Bの構成において、ニップ部Nでの当接圧を10〜45N/m程度(より好ましくは15〜35N/m)に設定したとしても、耐久により以下のような不具合が発生する場合がある。
1つめの不具合として、耐久により入口シール自体が摩耗し表面に凹凸や溝が発生することがある。このような溝が発生すると、凹凸や溝に引っかかったトナーTが固着(融解し固まる現象)する。トナー固着が発生すると、固着したトナーTによって現像ローラ41の表面41aがダメージを受けるため、現像ローラ41の回転方向にスジやムラといった異常画像を引き起こすことがある。
2つめの不具合として、耐久によりトナーが劣化すると、トナーTの荷電性が低下し、地汚れ(地肌汚れ)が発生する。
これら2つの不具合は、それぞれ異なる課題であり、用いる部品(例えば現像ローラの物性やトナーの特性)や製品、現像装置の仕様(例えば寿命をどの程度に設定するか、どの様な使用環境を認めるか)によって異なるため、入口シールに要求される機能も異なる。
1つめの不具合の対策としては、耐久によって入口シールの表面特性が変化しない材質(例えば耐摩耗性に優れたPOM製のシートや、摺動性に優れたテフロン(登録商標)シート)を用いるのが好ましい。
2つめの不具合の対策としては、入口シールの材質として導電特性を有するもの(例えば導電性のPTFE)を選択し、バイアスを印加することでニップ部Nを通過時にトナーTの荷電性を補助することで地汚れを改善させることができる。
このように用いるシステムや製品仕様により選択すべき入口シールの材質は異なる。ところが、入口シールの材質をそれまでのPETシートから、POM製のシール部材、テフロン(登録商標)シート、導電性PTFEなどに変更すると、各材質のコシの強さが異なるため、シール部材単体、あるいはバックアップスポンジ33を加えても、それまでの当接圧設定を維持することが出来ない(例えば一般的なPETシートを用いて、入口シールの当接圧を10〜45N/m程度(より好ましくは15〜35N/m)となるように設定されていた場合、より硬いPOM製のシール部材をそのまま使用すると当接圧が著しく上がってしまう。
(第2の実施形態)
図7は、本実施形態に係る現像装置4Aの構成を示す。現像装置4Aの構成は、入口シールの構成以外は、図3に示した現像装置4と同様の構成とされているので、ここでは、入口シールの構成について説明する。
本実施形態に係る入口シール46Dは、図7、図8(b)に示すように、第1のシール部材460Dと、第1のシール部材460Dの他端460Dbに第1のシール部材と特性が異なる第2のシール部材4604とを備えている。そして、第2のシール部材4604を、第1のシール部材460Dの他端460Dbの端部460Deから外側に突出させることなく両面テープ471で貼り付け重ね合わせ、両面テープ471と反対側のシール部材4604の面を、現像ローラ41の表面41aに接接する当接面4604dとしたものである。
第1のシール部材460Dは、第2のシール部材4604の部位を現像ローラ41の表面41aに当接するように現像ケース40にその一端460Daを両面テープ47で貼り付けて配置している。
第1のシール部材460Dは、図8(b)に示すように、一端460Daと他端460Dbの間に屈曲部460Dcが形成されている。形状としては、図4(b)に示すシール部材460と同一である。現像ケース40と第1のシール部材460Dの一端460Daとの間にはバックアップスポンジ33を、両者に接触するように設置して、当接圧を適切に設定している。
図8(a)は第2の実施形態の変形例を示す。この変形例に係る入口シール46Cは、第1のシール部材460Cと、第1のシール部材460Cの他端460Cbに第1のシール部材と特性が異なる第2のシール部材4603とを備えている。そして、第2のシール部材4603を、第1のシール部材460Cの他端460Cの端部460Ceから外側に突出させることなく両面テープ471で貼り付け重ね合わせ、両面テープ471と反対側のシール部材4603の面を、現像ローラ41の表面41aに接接する当接面4603dとしたものである。
第1のシール部材460Cは、第2のシール部材4603の部位を現像ローラ41の表面41aに当接するように現像ケース40にその一端460Caを両面テープ47で貼り付けて配置される。入口シール46Cの場合、現像ケース40と第1のシール部材460Cの一端460Caとの間にはバックアップスポンジ33を、両者に接触するように設置して、当接圧を適切に設定している(図7参照)
このような複数のシール部材を用いた入口シール46C、46Dによれば、入口シールが撓む部分(基材となる部分となる第1のシール部材460C,460Dには、従来のPETシートを用いることができるので、当接圧も変化せず好適に設定にできる上に、第2のシール部材4603,4604に耐摩耗性や導電特性など目的に応じた特性のものを使用することで、入口シール46C、46Dに、目的に応じて特性を付与させることが可能である。
そして、第2のシール部材4603,4604として、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率については4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上の材質で成型したシート部材を用いることで、シール性を確保しながらも、トナー固着による縦スジの発生のない構成とすることができる。
ところで、図8(a)、図8(b)に示すように、現像ローラ41の表面41aに接触する部分の厚さとなる、他端側460Cb、460Dbの厚さt2、t3が、シール部材4603、4604と両面テープ471の厚さ分だけ、図4(a)に示す場合よりも、厚くなってしまう。このように、入口シール46C、46Dにおける現像ローラ41の表面41aに接触する他端側の厚さt2、t3が厚くなると、現像ローラ41の長手方向に位置する両端部でトナー漏れが発生するという新たな課題が発生する場合がある。
この課題について図12を用いて説明する。
図12は現像装置4Aを正面から見たときの模式図である。現像装置4Aは、現像ローラ41の長手方向に位置する両端部41b、41cからトナーTが漏れるのを防ぐための端部シール480を備えている。図12では、現像ローラ41の長手方向片側41b側の構成のみを示している。図3、図7、図9は、図12の位置Aで切断した断面を示し、図11は、図13は図12の位置Bで切断した断面を示している。図11、図13において、端部シール480は現像ローラ41の端部41bの位置で現像ケース40と現像ローラ41との隙間を塞ぐために設置され、一般的には摺動性の良いスポンジを単体で用いる構成や、スポンジの現像ローラ41との当接面側にフェルト、植毛ブラシを貼り付けた構成などが用いられる。端部の領域においては、入口シール46Dは現像ローラ41と端部シール480によって挟まれている。端部シール480はスポンジなどの弾性に富む材質を使用しているから、各入口シールの先端と現像ローラ41の間の隙間は、スポンジ自体が変形することで埋められ、トナーTが漏れるのを防止している。
このため、入口シール46Dのシール部材がPET製で、その厚さが0.05〜0.15mmに設定するのは、当接圧を好ましい領域に設定するのと同時に、この先端の隙間をできるだけ小さくし、トナーTを漏れにくくするために必要な厚みでもある。しかし、図8(a)、図8(b)に示した構成では、入口シール46C、46Dの他端側の厚みt2、t3が厚くなってしまう。このため、図13に示すように、現像ローラ41と入口シール460Dの先端に発生する隙間S1も大きくなってしまい、現像ローラ41の端部41bからトナーTが漏れるという問題が発生することがある、厚みt2、t3を薄くするだけならば、基材となる第1のシール部材460C、460Dの材質を薄くすることも考えられるが、基材となる第1のシール部材460C、460Dを薄くすると当接圧が下がってしまう。
(第3の実施形態)
そこで、本実施形態では、第1のシール部材の他端からその一部が外側に突出するように第1のシール部材に設けられ、当該突出した部分が回転体に当接する第2のシール部材とで入口シールを構成した。
図9は第3の実施形態に係る現像装置4Bを示す。現像装置4Bの構成は、入口シールの構成以外は、図3に示した現像装置4と同様の構成とされているので、ここでは、入口シールの構成について説明する。
本実施形態に係る入口シール46Eは、第1のシール部材460Eと、第1のシール部材460Eに重ね合わせて設けられた第2のシール部材4605とを備えている。第2のシール部材4605は、図10(b)に示すように、第1のシール部材460Eの他端460Ebの端部460Eeからその一部が外側に突出するように第1のシール部材460Eに設けられている。この突出した第2のシール部材4605の部位を現像ローラ41の表面41aに当接するように現像ケース40に第1シール部材460Eの一端460Eaを両面テープ47で貼り付けて配置している。
第1のシール部材460Eは、一端460Eaと他端460Ebの間に屈曲部460Ecが形成されている。形状としては、図4(b)、図8(b)に示すシール部材460、460Cと同一である。現像ケース40と第1のシール部材460Eの一端460Eaとの間にはバックアップスポンジ33を、両者に接触するように設置して、当接圧を適切に設定している。
そして、本実施形態では、屈曲部460Ecよりも他端側460Eb側に、両面テープ471を用いて第2のシール部材4605を貼り付けて重ね合わせて設けている。この際、他端側460Eb側の端部460Eeから第2のシール部材4605の端部4605bが外側に突出するように貼り付け、突出した第2のシール部材4605の端部4605bにおける、両面テープ471と反対側の面を現像ローラ41の表面41aに圧接させる当接面4605Edとして当接する。すなわち、入口シール46Eは基材となる第1のシール部材460Eに接触部材となる第2のシール部材4605をオフセットして装着している。図中矢印Xは、第1のシール部材の端部460Eeから第2のシール部材4605の他端460Ebの先端までの第2のシール部材4605の突出量(オフセット)を示し、入口シール46Eはこの範囲を当接部として現像ローラ41の表面41aに当接させている。
この場合、第1のシール部材460Eの材質にはPETも用い、第2のシール部材4605には、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度が90度以上、材質にはフッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率は4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上の材質を用いる。
このため、図11に示すように、現像ローラ41と入口シール46の先端となる第2のシール部材4605との間に発生する隙間S2は、第2のシール部材4605の厚さt4の厚みのみとなる。したがって、第2のシール部材4605を、図10(b)に示す第1のシール部材460Eと同じ厚みt1のものを選択すれば、当接圧を10〜45N/m程度(寄り好ましくは15〜35N/m)に設定することが可能である。しかも隙間S2は、図13に示した隙間S1よりも狭くなるので、入口シール46Eの当接圧を好適に設定したまま、入口シール46Eに別の特性を付与することが出来る。また、他端側460Ebの厚さを厚くしなくて済むので、現像ローラ41の端部41bからのトナー漏れを防ぐことができ、トナーTの掻き取りやトナーTの付着を防止しながらも、入口シール46Eの両端部でのシール性も確保し、良好なシール性を達成することができる。
さらに、現像ローラ41の表面41aに当接する第2のシール部材4605の特性を、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度が90度以上、材質にはフッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率は4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上としているので、シール性を確保しながらも、トナー固着による縦スジの発生のない構成とすることができる。
図10(a)に示す入口シール46Fは、第3の実施形態の変形例を示す。入口シール46Fは、基材としての第1のシール部材460Fの一端460Fa側に両面テープ47を貼り付ける。そして、第1のシール部材460Fの他端側460Fb側に、両面テープ471を用いて第1のシール部材460Fと異なる材質や特性を有する第2のシール部材4606を貼り付ける。この際、他端側460Fb側の端部460Fdから第2のシール部材4606の端部4606bが外側に突出するように貼り付け、突出した第2のシール部材4606の端部4606bにおける、両面テープ471と反対側の面を現像ローラ41の表面41aに当接させる当接面4606dとして当接する。すなわち、入口シール46Fは基材となる第1のシール部材460Fに接触部材となる第2のシール部材4606をオフセットして装着している。本実施形態において、入口シールの構成としては、図10(b)の入口シール46Eに限定されるものではなくも、図10(a)に示す入口シール46Fの構成を用いても良い。
この場合、図11に示す、現像ローラ41と入口シール46Fの先端に発生する隙間S2は、第2のシール部材4606の厚さt5の厚みのみとなる。したがって、第2のシール部材4606を、第1のシール部材460Fと同じ厚みt1のものを選択すれば、当接圧を10〜45N/m程度(寄り好ましくは15〜35N/m)に設定することが可能である。しかも隙間S2は、図13に示した隙間S1よりも狭くなるので、入口シール46Fの当接圧を好適に設定したまま、入口シール46Fに別の特性を付与することが出来るとともに、他端側460Fbの厚さを厚くしなくて済む。このため、端部41bからのトナー漏れを防ぐことができ、トナーTの掻き取りやトナーTの付着を防止しながらも、入口シール46Eの両端部でのシール性も確保し、良好なシール性を達成することができる。
さらに、現像ローラ41の表面41aに当接する第2のシール部材4606の特性を、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度が90度以上、材質にはフッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率は4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とすることで、シール性を確保しながらも、トナー固着による縦スジの発生のない構成とすることができる。
(第4の実施形態)
第1から第3の実施形態では、本発明に係るシール部材の構成を、1成分トナーを用いる現像装置4、4A、4Bの入口シールに適用したが、本実施形態は、二成分現像剤を担持する回転体としての現像スリーブを有する現像装置に本発明に係るシール部材を搭載して適用したものである。
図14に示す画像形成装置1000は、2色の画像形成を可能な複写機である。画像形成装置1000は装置本体(画像形成装置本体)1001内に、回転体であって像担持体としての感光体ドラム1002が配置されている。感光体ドラム1002の周囲には、感光体ドラム1002上を帯電する第1帯電部1003、原稿Dの画像情報に基づいた露光光Lを発する露光部1004、第2現像工程に対応した第2帯電部1006、第2現像工程に対応したLEDアレイ(第2露光部)1007、第1現像工程に対応した二成分現像方式の第1現像装置1008、第1現像装置1008にフレッシュトナーを供給するトナー補給部1009、感光体ドラム1002上で形成されたトナー像を被転写材Pに転写する転写部1010、感光体ドラム1002上の未転写トナーを回収するクリーニング装置としてのクリーニング部1060、感光体ドラム1002上の表面電位をリセットする除電部1012、第2現像工程に対応した一成分現像方式の第2現像装置1018を備えている。
装置本体1001の上部には原稿Dの画像情報を読み取る原稿読取部1020が配置されている。原稿読取部1020は、原稿Dの画像情報が光学的に結像されるCCD(撮像素子)1021を備えている。装置本体1001の下部には、転写部1010に向けて被転写材Pを搬送するレジストローラ対1026と、転写工程後の被転写材Pを定着部1018に導く回転体としての転写ベルト1027を備えた転写装置1070と、転写工程後の被転写材P上のトナー像を定着する定着部1028が配置されている。
このような構成の画像形成装置1000における、画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿読取部1020にて、その上に載置された原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。具体的には、原稿Dにおける黒色の画像情報に対応した反射光と、原稿Dにおける赤色の画像情報に対応した反射光とが、ミラー、レンズ、光学フィルタ等の光学素子を介して、CCD1021上に結像される。その後、原稿読取部1020で読み取られた光学的な画像情報は、メモリ制御部を介して、露光部1004に送信される。そして、露光部1004からは、黒色の画像情報に基づいた露光光L(レーザ光)が、感光体ドラム1002上に向けて照射される。
一方、感光体ドラム1002は、不図示の駆動モータに駆動されて、図中の時計方向に回転する。感光体ドラム1002の表面は、まず、スコロトロンチャージ方式の第1帯電部1003との対向位置で、約−900ボルトに一様に帯電される。そして、第1帯電部1003で帯電された感光体ドラム1002の表面は、露光光Lの照射位置に達する。そして、この位置で黒色の画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで、静電潜像が形成された感光体ドラム1002の表面の電位は、約−100ボルトである。
その後、潜像が形成された感光体ドラム1002の表面は、第1現像装置1008との対向部(現像領域)に達する。そして、第1現像装置1008の2つの現像ローラに担持された二成分現像剤中の黒色トナーが、感光体ドラム1002上の潜像に付着して、黒色のトナー像が形成される(第1現像工程である。)。ここで、第1現像装置1008の現像ローラには、−550ボルトの現像バイアスが印加されている。また、現像ローラと感光体ドラム1002との間には、それぞれ、0.5〜1.0mm程度の間隙(現像ギャップ)が設けられている。トナー補給部1009は、第1現像装置10008内のトナー消費に応じて、第1現像装置1008にトナーを供給する。第1現像装置1008の構成・動作については、後で詳しく説明する。
黒色のトナー像が形成された感光体ドラム1002表面は、第2帯電部1006との対向位置で、約−900ボルトに再び帯電される。そして、第2帯電部1006で帯電された感光体ドラム1002の表面は、LEDアレイ1007の照射位置に達する。そして、この位置で赤色の画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで、静電潜像が形成された感光体ドラム1002の表面の電位は、約−100ボルトになる。
第2の潜像が形成された感光体ドラム1002の表面は、第2現像装置1018との対向部(現像領域)に達する。そして、第2現像装置1018の回転体としての現像ローラに担持された赤色トナー(一成分非磁性現像剤)が、感光体ドラム1002上の第2の潜像に付着して、赤色のトナー像が形成される(第2現像工程である。)。ここで、第2現像装置1018の現像ローラには、−750ボルトの直流の現像バイアスが印加されている。
黒色トナー像と赤色トナー像とが混色なく形成された感光体ドラム1002の表面は、転写部1010との対向部に達する。そして、この位置で、レジストローラ対1026により搬送された被転写材P上に、感光体ドラム1002上の2色のトナー像が転写される。このとき、感光体ドラム1002上には、被転写材P上に転写されない未転写トナーが僅かながら残存する。転写部10を通過した未転写トナーを有する感光体ドラム1002の表面は、クリーニング部1060との対向部に達する。クリーニング部1060では、感光体ドラム1002に当接するクリーニングブレード1061とファーブラシ1062とにより、ドラム表面に付着する未転写トナーが回収される。クリーニング部1060を通過した感光体ドラム1002の表面は、除電部1012に達する。そして、ここで感光体ドラム1002の表面の残留電位が除電されて、一連の作像プロセスを終了する。
ここで、被転写材Pは、複数の被転写材が収容された給紙部(不図示である)から給送されたものである。そして、給紙部からレジストローラ対1026の位置に達した被転写材Pは、レジストローラ対1026によって、感光体ドラム1002上のトナー像とタイミングを合わせて転写部1010に搬送される。そして、上述したように、転写部1010で、トナー像が被転写材P上に転写される。
転写工程後の被転写材Pは、不図示の駆動モータに駆動されて図中の矢印方向に走行する転写ベルト1027によって、定着部1028の位置に搬送される。そして、定着部1028で、被転写材P上の未定着トナー像が定着される。ここで、矢印方向に走行する転写ベルト1027は、転写ベルト1027に当接するクリーニング部材としてのブレード1030aを備えた転写ベルト用ベルトクリーニング装置としてのベルトクリーニング部1030の位置で清掃される。定着工程後の被転写材Pは、出力画像として画像形成装置本体1001の外に向けて排出される。こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
感光体ドラム1002を回転駆動する駆動モータは、上述の画像形成プロセスが終了した後に、正規の回転方向とは逆の方向(図14の反時計方向)に感光体ドラム1002を僅かに回転させるように制御される。これによって、クリーニングブレード1011aの当接面に堆積した不純物がその当接面から除去される。
同様に、転写ベルト1027を駆動する駆動モータも、上述の画像形成プロセスが終了した後に、正規の走行方向とは逆の方向に転写ベルト1027を僅かに走行させるように制御される。これによって、ブレード1030aの当接面に堆積した不純物がその当接面から除去される。
図15を用いて装置本体1001に着脱自在に設置される、第1現像装置(現像装置)1008の構成について説明する。図15は現像装置1008を示す断面図である。図15において、第1現像装置1008は、感光体ドラム1002に対向する部位に開口部1080が形成されている。この開口部1080から感光体ドラム1002に向けて露呈する回転体であり現像剤担持体としての第1現像ローラ1081、開口部1080から感光体ドラム1002に向けて露呈する現像剤担持体としての第2現像ローラ1082を備えている。第1現像ローラ1081には、攪拌部材としてのパドルローラ1003によって現像剤が供給される。現像装置1008は、長手方向に複数の楕円板を有する撹拌ローラ1084と、第1現像ローラ1081に先端部が対向するように配設された規制部材としてのドクターブレード1082と、シール部としての入口シール1087が設けられる基部としてのケース1086を備えている。現像装置1008は、装置内の現像剤を長手方向に撹拌するための撹拌板1088、装置内の現像剤を長手方向に撹拌するための搬送スクリュ1089を備えている。なお、符号1100は現像装置1008内のトナー量を制御するためのトナー濃度センサを示す。
第1現像ローラ1081は、図16に示すように内部に固設された磁石1081aや、磁石1081aの周囲を回転する回転体としての現像スリーブ1081b等を有している。第1現像ローラ1081に内設された磁石1081aによって、第1現像ローラ1081上に複数の磁極(汲上げ極、搬送極、主極、剤切り極、等である。)が形成される。そして、複数の磁極を形成する磁石1081aの周囲を現像スリーブ1081bが回転することで、その回転にともない現像剤が現像ローラ1081上(現像スリーブ1081b上である。)を移動することになる。なお、図示は省略するが、第2現像ローラ82も、第1現像ローラ81と同様に、磁石や回転体としての現像スリーブ等で構成されている。
以下、現像装置1008の動作について詳しく説明する。2つの現像ローラ1081、1082は、図15中の矢印方向に回転している。装置内の現像剤は、矢印方向に回転する撹拌ローラ1084及び搬送スクリュ1089や撹拌板1088によって、長手方向とそれに直交する方向に撹拌・混合される。そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーが、パドルローラ1083によってキャリアとともに第1現像ローラ1081に供給され、その現像剤が第1現像ローラ1081上に担持される。
このとき、トナー補給部1009内に収容されたトナーが撹拌部材1091によって補給ローラ1092の位置に搬送されて、補給ローラ1092から補給口を介して現像装置1008内に適宜にトナーが補給される。なお、トナー補給部1009内のトナーは、現像装置1008内のトナー濃度(現像剤中のトナーの割合である。)を検知するトナー濃度センサ1100の検知結果に基づいて、現像装置1008内に適宜に補給されるものである。
第1現像ローラ1081に担持された現像剤は、ドクターブレード1085の位置で適量化された後に、図16に示すように、感光体ドラム102との対向位置(現像領域G)に達する。さらに、その対向位置を通過した現像剤は、第1現像ローラ1081から第2現像ローラ1082に移動した後に、感光体ドラム1002との対向位置(第2現像領域である。)に達する。そして、それらの対向位置で、現像剤中のトナーが、感光体ドラム1002の表面に形成された静電潜像に付着する。こうして、現像装置1008による現像工程が終了する。
入口シール1087は、可撓性部材からなる1枚のシール部材1187で構成されていて、開口1080からのトナーの飛散を防止している。入口シール1087、開口部80の長手方向(図16の紙面垂直方向)に延在していて、ケース86(第1現像ローラ1081の上流側に設置されている)上に両面テープ47で貼着されている。具体的にはシール部材1187は、その一端1087aが両面テープ47によってケース1086の開口80内に貼り付けられていて、その他端1187bが現像スリーブ1081bの表面に当接するように配置されている。
このような構成の入口シール1087において、第1から第3の実施形態で説明した特性を有するシール部材1187とすることで、当接部からのトナー漏れを防止でき、シール性を確保することができる。
すなわち、シート部材1187の特性としては、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率については4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とする。そして、このように特性を備えたシート部材を成型し、現像装置1008の入口シール1087のシール部材1187として現像ローラ1081の表面1081aに当接させて適用する。このときの当接条件は、現像スリーブ1081bとシート部材1187の他端1187bの当接ニップ幅n2を0.5mm〜2mmの範囲とし、当接圧を10N/m〜45N/mの範囲とすることで、良好な当接圧となるので、シール性を確保することができる。
また、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とするシール部材の適用箇所としては、例えば感光体ドラム1002に接触するクリーニングブレード1011aを備えたクリーニンク部1011であってよい。
クリーニング部1060は、図17に示すように、感光体ドラム1002との対向部位に開口部1068が形成された基部としてのケース1065を備えている。開口部1068からは、クリーニンク部材としてのファーブラシ1062及びクリーニングブレード1061がケース外部に露呈していて、感光体ドラム1002の表面に当接するように配置されている、ファーブラシ1062よりも感光体ドラム1002の回転方向上流側に位置する開口部1068の部位には、入口シール1066が設けられている。入口シール1066は1枚のシール部材1166で構成されていて、感光体ドラム1002に対してトレーリング方向に、その他端1166bが接触している。シール部材1166は、感光体ドラム1002上の転写残トナーや紙粉が容易に感光体ドラム1002の回転方向下流側に通過させるとともに、ケース1065側から外部へのトナーの飛散を防止するものである。
このような構成のクリーニング部1060では、トナー像の転写を終えた感光体ドラム1002が図中時計周りに回転すると、転写残トナーと紙粉は入口シール1066を通過後、ファーブラシ1062及びクリーニングブレード1061により感光体ドラム1002の表面からクリーニングされる。ファーブラシ1062に付着した転写残トナーと紙粉は、フリッカー1063にてたたき出され、回収コイル1064へと搬送される。
シール部材1166は、ケース1065に装着された入口シールホルダ1067に、その一端1165aが両面テープ47で貼り付けられて支持されている。感光体ドラム1002に向かって延びるシール部材1166は、その他端1165bが感光体ドラム1002の表面に当接している。
本クリーニング部1060において、シール部材1166に、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とするシール部材の適用することで、当接部からのトナー漏れを防止でき、シール性を確保することができるとともに、トナー固着によるクリーニング不良による縦スジ画像の発生を防止することができる。
本発明に係るシール部材としては、ブレード1030aを備えたベルトクリーニング部1030が備える転写装置1070に入口シール1130に適用してもよい。
ベルトクリーニング部1030は、図18に示すように、転写ベルト1027との対向部位に開口部1032が形成された基部としてのケース1033を備えている。開口部1032からは、クリーニンク部材としてのブレード1030aがケース外部に露呈していて、転写ベルト1027の表面に当接するように配置されている。転写ベルト1027よりも転写ベルト1027の回転方向上流側に位置する開口部1068の部位には、入口シール1066が設けられている。入口シール1066は1枚のシール部材1131で構成されていて、転写ベルト1027に、その他端1131bが接触している。シール部材1131は、転写ベルト1027上の転写残トナーや紙粉が容易に転写ベルト1027の回転方向下流側に通過させるとともに、ケース1033側から外部へのトナーの飛散を防止するものである。シール部材1131は、ケース1033に形成された入口シールホルダ1035に、その一端1131aが両面テープ47で貼り付けられて支持されている。転写ベルト1027に向かって延びるシール部材1131は、その他端1165bが転写ベルト1027の表面に当接している。
本ベルトクリーニング部1030において、シール部材1131に、鉛筆硬度を2H以上、水滴接触角度を90度以上、材質には、フッ素系樹脂部材、表面粗さ(算術平均粗さ)Raは0.10以下、熱伝導率4×10^−4 [Cal/cm・sec・℃]以上とするシール部材の適用することで、当接部からのトナー漏れを防止でき、シール性を確保することができるとともに、トナー固着によるクリーニング不良による縦スジ画像の発生を防止することができる。
実施形態の説明において、回転体となる像担持体として、感光体ドラム1002を例示したが、回転体となる像担持体は、感光体ベルトであってよい。
次に、各実施形態で用いたトナーTについて説明する。
[ポリエステル1の合成]
冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物235部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物525部、テレフタル酸205部、アジピン酸47部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時聞反応した後、反応容器に無水トリメリット酸46部を入れ、180℃、常圧で2時間反応し、[ポリエステル1]を得た。[ポリエステル1]は、数平均分子量2600、重量平均分子量6900、Tg44℃、酸価26であった。
[プレポリマー1の合成]
冷却管、撹拌機および窒索導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81部、テレフタル酸283部、無水トリメリット酸22部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時間反応し[中間体ポリエステル1]を得た。[中間体ポリエステル1]は、数平均分子量2100、重量平均分子量9500、Tg55℃、酸価0.5、水酸基価49であった。
次に、冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、[中間体ポリエステル1]411部、イソホロンジイソシアネート89部、酢酸エチル500部を入れ100℃で5時間反応し、[プレポリマー1]を得た。[プレポリマー1]の遊離イソシアネート重量%は、1.53%であった。
[マスターバッチ1の作成]
カーボンブラック(キャボット社製 リーガル400R):40部、結着樹脂:ポリエステル樹脂(三洋化成RS−801 酸価10、Mw20000、Tg64℃):60部、水:30部をヘンシェルミキサーにて混合し、顔料凝集体中に水が染み込んだ混合物を得た。これをロ−ル表面温度130℃に設定した2本ロールにより45分間混練を行い、パルベライザーで1mmの大きさに粉砕し、[マスターバッチ1]を得た。
[顔料・WAX分散液1(油相)の作製]
撹拌棒および温度計をセットした容器に、[ポリエステル1]545部、パラフィンワックス 181部、酢酸エチル1450部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時間で30℃に冷却した。次いで容器に[マスターバッチ1]500部、荷電制御剤(1)100部、酢酸エチル100部を仕込み、1時間混合し[原料溶解液1]を得た。
[原料溶解液1]1500部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填、3パスの条件で、カーボンブラック、WAXの分散を行った。次いで、[ポリエステル1]の425部と230部を加え、上記条件のビーズミルで1パスし、[顔料・WAX分散液1]を得た。[顔料・WAX分散液1]の固形分濃度(130℃、30分)が50%となるように加えて調整した。
[水相作成工程]
イオン交換水970部、分散安定用の有機樹脂微粒子(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の25wt%水性分散液40部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノールMON−7:三洋化成工業製)140部、90部を混合撹拌し、乳白色の液体を得た。これを[水相1]とする。
[乳化工程]
[顔料・WAX分散液1]975部、アミン類としてイソホロンジアミン2.6部、TKホモミキサー(特殊機化製)で5,000rpmにて1分間混合した後、[プレポリマー1]88部を加えTKホモミキサー(特殊機化製)で5,000rpmにて1分間混合した後、[水相1]1200部を加え、TKホモミキサーで、回転数8,000〜13,000rpmで調整しながら20分間混合し[乳化スラリー1]を得た。
[脱溶剤工程]
撹拌機および温度計をセットした容器に、[乳化スラリー1]を投入し、30℃で8時間脱溶剤を行い、[分散スラリー1]を得た。
[洗浄・乾燥工程]
[分散スラリー1]100部を減圧濾過した後、
(1):濾過ケーキにイオン交換水100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過した。このときの、ろ液は、乳白色であった。
(2):(1)の濾過ケーキにイオン交換水900部を加え、超音波振動を付与してTKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで30分間)した後、減圧濾過した。リスラリー液の電気伝導度が10μC/cm以下となるようにこの操作を繰り返した。
(3):(2)のリスラリー液のpHが4となる様に10%塩酸を加え、そのままスリーワンモーターで攪拌30分後濾過した。
(4):(3)の濾過ケーキにイオン交換水100部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数12,000rpmで10分間)した後濾過した。リスラリー液の電気伝導度が10μC/cm以下となるようにこの操作を繰り返し[濾過ケーキ1]を得た。
[濾過ケーキ1]を循風乾燥機にて42℃で48時間乾燥し、目開き75μmメッシュで篩い、[トナー母体101]を得た。平均円形度は0.974、また、体積平均粒径(Dv)は6.3μm、個数平均粒径(Dp)は5.3μmで、Dv/Dpは1.19の粒度分布を有するトナー母体が得られた。
上記作成方法にて得たトナー母体100部に対し、市販のシリカ微粉体H20TM[クラリアントジャパン社製;平均一次粒径12nm、シリコーンオイル処理なし]1部、RY50[日本アエロジル社製;平均一次粒径40nm、シリコーンオイル処理あり]2部をヘンシェルミキサーにより混合し、目開き60μmの篩を通過させることにより粗大粒子や凝集物を取り除くことで、トナーを得た。下記の手順で加速凝集度を測定したところ、54.4%だった。
(ガラス転移点測定方法)
使用するポリエステル樹脂やビニル系共重合樹脂などのガラス転移点の測定としては、例えば示差走査熱量計(例えばDSC−6220R:セイコーインスツル社)を用いて、まず、室温から昇温速度10℃/minで150℃まで加熱した後、150℃で10min間放置、室温まで試料を冷却して10min放置、再度150℃まで昇温速度10℃/minで加熱して、ガラス転移点以下のベースラインと、ガラス転移を示す曲線部分の接線との交点で求めることができる。
「以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1Y、1M、1C、1Bk プロセスカートリッジ。
2、1002 回転体、像担持体(感光体ドラム)
4、4A、4B、1009 現像装置
33 圧力調整部材
40、1065、1033、1086 基部(ケース)
41 回転体、現像剤担持体(現像ローラ)
41a 表面
46A、46C〜46F、1066、1087、1130シール部(入口シール)
47、471 両面テープ
401、1032、1068、1080 開口部
460、460A、1131、1166、1187 シール部材
460C〜460F 第1のシール部材
460Ca〜460Fa 第1のシール部材の一端
460Cb〜460Fb 第1のシール部材の他端
4603〜4606 第2のシール部材
4603a〜4606a 第2のシール部材の一端
4603b〜4606b 第2のシール部材の他端
460c、460Dc、460Ec 屈曲部
4606b、4605b 突出した部位
1027 転写ベルト
1000 画像形成装置
1030 転写ベルト用クリーニング装置
1070 転写装置。
1081b 回転体、現像剤担持体(現像スリーブ)
n1、n2 当接ニップ幅
Ra 表面粗さ
N 当接ニップ
T 現像剤(トナー)
t シール部材の厚み
t4、t5 第2のシール部材の厚み
特開2006−258907号公報 特許4654059号公報

Claims (19)

  1. 画像形成装置内に配置された回転体に当接させるシール部材であって、
    そのシール特性が、鉛筆硬度が2H以上、水滴接触角度が90度以上であるシール部材。
  2. その材質がフッ素系樹脂部材である請求項1に記載のシール部材。
  3. その表面粗さRaが0.10以下である請求項1又は2に記載のシール部材。
  4. 熱伝導率が4×10^−4[Cal/cm・sec・℃]以上である請求項1乃至3の何れか1項に記載のシール部材。
  5. 前記画像形成装置内に配置された基部に装着される第1のシール部材に重ね合わせて設けられた第2のシール部材とした請求項1乃至4の何れか1つに記載のシール部材。
  6. 前記画像形成装置内に配置された基部に装着される第1のシール部材の他端からその一部が外側に突出するように前記第1のシール部材に設けられ、当該突出した部分が前記回転体に当接する第2のシール部材とした請求項1乃至4の何れか1つに記載のシール部材。
  7. 前記第1のシール部材に両面テープで固定されて設けられた請求項5又は6に記載のシール部材。
  8. その厚みが0.15mm以下である請求項5、6又は7に記載のシール部材。
  9. 前記第1のシール部材の一端から他端の間に有する屈曲部よりも前記一端側に設けられた請求項5乃至8の何れか1項に記載のシール部材。
  10. 前記回転体が、一成分トナーを担持する現像ローラであって、請求項1乃至9の何れか1項に記載のシール部材を搭載する現像装置。
  11. 前記回転体が、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を担時する現像スリーブであって、請求項1乃至9の何れか1項に記載のシール部材を搭載する現像装置。
  12. 前記現像ローラと前記シート部材の当接ニップ幅又は前記現像スリーブと前記シート部材の当接ニップ幅が0.5mm〜2mmである請求項10又は11に記載の現像装置。
  13. 前記現像ローラと前記シート部材の当接圧又は前記現像スリーブと前記シート部材の当接圧が10N/m〜45N/mである請求項10、11又は12に記載の現像装置。
  14. 前記一成分トナー又は前記トナーは、外添剤として無機酸化物(主にシリカ)を2%以上含み、ガラス転移点が摂氏60度以下である請求項10乃至13の何れか1項に記載の現像装置。
  15. 前記回転体が、感光体ドラム又は感光体ベルトであって、請求項1乃至9の何れか1項に記載のシール部材を搭載するクリーニング装置。
  16. 前記回転体が、転写ベルトであって、請求項1乃至9の何れか1項に記載のシール部材を転写ベルト用クリーニング装置に搭載する転写装置。
  17. 請求項10乃至16のうち少なくとも1つの装置が搭載されたプロセスカートリッジ。
  18. 請求項10乃至16のうちの少なくとも1つの装置が搭載された画像形成装置。
  19. 請求項10乃至16のうち少なくとも1つの装置あるいは、請求項17記載のプロセスカートリッジを用いて画像形成を行う画像形成方法。
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