JP2019173929A - 無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

無段変速機の油圧制御装置 Download PDF

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土田 建一
Kenichi Tsuchida
建一 土田
浩二 牧野
Koji Makino
浩二 牧野
林 利明
Toshiaki Hayashi
利明 林
田中 啓介
Keisuke Tanaka
啓介 田中
真也 市川
Shinya Ichikawa
真也 市川
修司 森山
Shuji Moriyama
修司 森山
吉伸 曽我
Yoshinobu Soga
吉伸 曽我
勇介 大形
Yusuke Ogata
勇介 大形
啓允 二谷
Hiromitsu Nitani
啓允 二谷
山本 哲也
Tetsuya Yamamoto
哲也 山本
智敬 近藤
Tomotaka Kondo
智敬 近藤
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Abstract

【課題】制御の煩雑化やコストアップを抑制しつつ、無段変速機のプーリに供給されるプーリ圧の脈動を常時良好に低減させる。【解決手段】無段変速機の油圧制御装置では、第1ソレノイドバルブと第1調圧バルブとを結ぶ第1油路と、第2ソレノイドバルブと第2調圧バルブとを結ぶ第2油路との少なくとも何れか一方に油圧ダンパが接続され、第1および第2油路の少なくとも何れか一方では、第1または第2ソレノイドバルブと油圧ダンパの油出入口との間における通油抵抗が、油圧ダンパの油出入口と第1または第2調圧バルブとの間における通油抵抗よりも大きくなっている。【選択図】図3

Description

本開示は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、プライマリプーリおよびセカンダリプーリに巻き掛けられてトルクを伝達するベルトとを含む無段変速機の油圧制御装置に関する。
従来、ベルト式の無段変速機として、プライマリプーリおよびセカンダリプーリへのプーリ圧を制御する油圧制御弁と、油圧制御弁のソレノイドに出力するベース電流指令値を設定するコントローラとを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この無段変速機のコントローラは、プーリ圧の脈動に起因してドライブシャフトで発生する油振ジャダーを抑制するために、少なくとも一方のプーリ圧の最大ピーク圧と最小ピーク圧との差圧が所定値以上である状態が所定時間継続すると、当該プーリ圧が脈動する油振が発生したとみなしてベース電流指令値に対してディザ電流を付加する。すなわち、特許文献1に記載された無段変速機では、油圧制御弁のソレノイドへのベース電流指令値に対してディザ電流を付加することで、油圧制御弁のソレノイド可動部を動摩擦領域で動かし、ソレノイド可動部における摺動抵抗を減少させて油圧系の応答性を向上させることによりプーリ圧の脈動を抑制しようとしている。また、特許文献1に記載された無段変速機では、ソレノイド可動部を動摩擦領域で動かすことによる油圧制御弁の耐久性低下やディザ電流の付加による副作用のリスクを考慮して、ベース電流指令値に対してディザ電流を付加する範囲を必要条件が成立する運転シーンに制限している。
特開2017−223244号公報
しかしながら、油圧制御弁のソレノイドへのベース電流指令値に対してディザ電流を付加してプーリ圧の脈動を良好に抑制するのは容易ではなく、ディザ電流の付加により制御が煩雑となり、無段変速機のコストアップを招いてしまう。また、ベース電流指令値に対してディザ電流を付加する範囲を必要条件が成立する運転シーンに制限したのでは、油振ジャダーが発生してしまう運転シーンが依然として残されてしまい、無段変速機の性能や品質向上を図る上で好ましくない。更に、特許文献1に記載の無段変速機では、油圧制御弁(ソレノイドバルブ)によりプーリ圧が直接調圧されるが、プーリに対して瞬間的に大流量の作動油を供給することが要求される無段変速機において油圧制御弁によりプーリ圧を直接調圧する場合、油圧制御弁を大型化することが必要となり、コストアップや装置の大型化を招いてしまう。そして、ソレノイドバルブからの信号圧に基づいて元圧を調圧してプーリ圧を生成する調圧バルブを用いた場合、上記ベース電流指令値に対してディザ電流を付加しても、プーリ圧の脈動を充分に抑制することは困難となる。
そこで、本開示は、制御の煩雑化やコストアップを抑制しつつ、無段変速機のプーリに供給されるプーリ圧の脈動を常時良好に低減させることを主目的とする。
本開示の無段変速機の油圧制御装置は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに巻き掛けられてトルクを伝達するベルトとを含む無段変速機の油圧制御装置において、第1信号圧を生成する第1ソレノイドバルブと、第2信号圧を生成する第2ソレノイドバルブと、前記第1ソレノイドバルブからの前記第1信号圧に基づいて元圧を調圧して前記プライマリプーリへの第1プーリ圧を生成する第1調圧バルブと、前記第2ソレノイドバルブからの前記第2信号圧に基づいて元圧を調圧して前記セカンダリプーリへの第2プーリ圧を生成する第2調圧バルブと、前記第1ソレノイドバルブと前記第1調圧バルブとを結ぶ第1油路と、前記第2ソレノイドバルブと前記第2調圧バルブとを結ぶ第2油路と、前記第1および第2油路の少なくとも何れか一方に接続された油圧ダンパとを含み、前記油圧ダンパの油出入口と前記第1および第2ソレノイドバルブの少なくとも何れか一方との間における通油抵抗が、前記油圧ダンパの前記油出入口と前記第1および第2調圧バルブの少なくとも何れか一方との間における通油抵抗よりも大きくなっているものである。
本発明者らは、無段変速機のプーリに供給されるプーリ圧の脈動を低減化すべく鋭意研究を行い、その結果、プライマリプーリやセカンダリプーリに供給される第1、第2プーリ圧の脈動が、第1ソレノイドバルブと第1調圧バルブとを結ぶ第1油路や、第2ソレノイドバルブと第2調圧バルブとを結ぶ第2油路における第1、第2信号圧に重畳することに着目した。そして、本発明者らは、第1、第2信号圧への第1、第2プーリ圧の脈動の重畳が抑制されるように第1、第2油路の油の振動を減衰することで、第1、第2プーリ圧の脈動を常時良好に低減させ得ることを見出した。かかる研究結果を踏まえて、本開示の油圧制御装置では、第1および第2油路の少なくとも何れか一方に油圧ダンパが接続されると共に、第1または第2ソレノイドバルブと油圧ダンパの油出入口との間における通油抵抗が油圧ダンパの油出入口と第1または第2調圧バルブとの間における通油抵抗よりも大きく定められる。これにより、本開示の油圧制御装置によれば、制御の煩雑化やコストアップを抑制しつつ、無段変速機のプーリに供給される第1、第2プーリ圧の脈動を常時良好に低減させることが可能となる。
本開示の無段変速機の油圧制御装置を含む動力伝達装置を搭載した車両の概略構成図である。 本開示の油圧制御装置を含む動力伝達装置の概略構成図である。 本開示の油圧制御装置を示す系統図である。 (a)および(b)は、無段変速機の作動中にプライマリシーブ圧およびセカンダリシーブ圧が変化する様子を示す図表である。 (a)および(b)は、無段変速機の作動中にプライマリシーブ圧およびセカンダリシーブ圧が変化する様子を示す図表である。
次に、図面を参照しながら、本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示の無段変速機40の油圧制御装置70を含む動力伝達装置20を搭載した車両10の概略構成図である。同図に示す車両10は、車両前部に搭載されたエンジン(内燃機関)12を有する前輪駆動車両であり、当該エンジン12からの動力を左右の駆動輪(前輪)DWに伝達する動力伝達装置20に加えて、エンジン12を制御するエンジン電子制御ユニット(以下、「EGECU」という)14と、図示しない電子制御式油圧ブレーキユニットを制御するブレーキ電子制御ユニット(以下、「ブレーキECU」という)16と、動力伝達装置20を制御する変速電子制御ユニット(以下、「TMECU」という)21とを含む。
EGECU14は、図示しないCPU,ROM,RAM等を有するマイクロコンピュータや各種駆動回路等を含み、エンジン12のクランクシャフトの回転位置を検出する図示しないクランクシャフトポジションセンサ、アクセルペダル91の踏み込み量(アクセル開度Acc)を検出するアクセルペダルポジションセンサ92、ブレーキペダル93の踏み込み量に応じたマスタシリンダ圧を検出するマスタシリンダ圧センサ94、車速センサ99といった各種センサ等からの信号、ブレーキECU16やTMECU21からの信号等を入力する。EGECU14は、これらの信号に基づいて何れも図示しない電子制御式のスロットルバルブや燃料噴射弁および点火プラグ等を制御する。また、EGECU14は、クランクシャフトポジションセンサの検出値に基づいてエンジン12の回転数Neを算出する。
ブレーキECU16も図示しないCPU,ROM,RAM等を有するマイクロコンピュータや各種駆動回路等を含み、マスタシリンダ圧センサ94や車速センサ99といった各種センサ等からの信号、EGECU14等からの信号等を入力する。ブレーキECU16は、これらの信号に基づいて図示しないブレーキアクチュエータ(油圧アクチュエータ)等を制御する。
TMECU21も図示しないCPU,ROM,RAM等を有するマイクロコンピュータや各種駆動回路等を含み、複数のシフトポジションの中から所望のシフトポジションを選択するためのシフトレバー95の操作位置を検出するシフトポジションセンサ96、アクセルペダルポジションセンサ92、車速センサ99といった各種センサ等からの信号、EGECU14やブレーキECU16からの信号等を入力する。TMECU21は、これらの信号に基づいて動力伝達装置20を制御する。
動力伝達装置20は、図2に示すように、エンジン12のクランクシャフトと図示しない駆動輪に接続される左右のドライブシャフト59とが略平行をなすように横置きに配置されたエンジン12に連結されるトランスアクスルとして構成されている。図1および図2に示すように、動力伝達装置20は、一体に結合されるハウジング(第1ケース)22a、トランスアクスルケース(第2ケース)22bおよびリヤケース(第3ケース)22cを含むトランスミッションケース22や、当該トランスミッションケース22の内部に収容される発進装置23、機械式のオイルポンプ30、前後進切換機構35、ベルト式の無段変速機(以下、「CVT」という)40、ギヤ機構50、デファレンシャルギヤ(差動機構)57、油圧制御装置70等を含む。
発進装置23は、ロックアップ機能を有する流体式発進装置として構成されており、ハウジング22aの内部に収容される。図2に示すように、発進装置23は、入力部材としてのフロントカバー23fを介してエンジン12のクランクシャフトに接続されるポンプインペラ23pや、CVT40のインプットシャフト41に常時連結されるタービンランナ23t、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tの内側に配置されてタービンランナ23tからポンプインペラ23pへの作動油(ATF)の流れを整流するステータ23s、ステータ23sの回転方向を一方向に制限するワンウェイクラッチ23o、ダンパ機構24、ロックアップクラッチ25等を有する。ポンプインペラ23p、タービンランナ23tおよびステータ23sは、ポンプインペラ23pとタービンランナ23tとの回転速度差が大きいときにはステータ23sの作用によりトルクコンバータとして機能し、両者の回転速度差が小さくなると流体継手として機能する。ただし、発進装置23において、ステータ23sやワンウェイクラッチ23oを省略し、ポンプインペラ23pおよびタービンランナ23tを流体継手のみとして機能させてもよい。
ダンパ機構24は、例えば、ロックアップクラッチ25に連結される入力要素や、複数の第1弾性体を介して入力要素に連結される中間要素、複数の第2弾性体を介して中間要素に連結されると共にタービンハブに固定される出力要素等を有する。ロックアップクラッチ25は、ポンプインペラ23pとタービンランナ23t、すなわちフロントカバー23fとCVT40のインプットシャフト41とを機械的に(ダンパ機構24を介して)連結するロックアップおよび当該ロックアップの解除を選択的に実行するものである。なお、ロックアップクラッチ25は、図示するような油圧式の単板摩擦クラッチであってもよく、油圧式の多板摩擦クラッチであってもよい。
オイルポンプ30は、発進装置23と前後進切換機構35の間に配置されるポンプボディ31およびポンプカバー32とからなるポンプアッセンブリや、インナーロータ(外歯ギヤ)33、アウターロータ(内歯ギヤ)34等を有する、いわゆるギヤポンプである。ポンプボディ31およびポンプカバー32は、ハウジング22aやトランスアクスルケース22bに固定される。また、インナーロータ33は、ハブを介してポンプインペラ23pに連結される。これにより、エンジン12からの動力によりインナーロータ33が回転すれば、オイルポンプ30によってオイルパン(作動油貯留部)60内の作動油(ATF)がストレーナ65を介して吸引されると共に昇圧された作動油が油圧制御装置70に供給(吐出)される(図3参照)。
前後進切換機構35は、トランスアクスルケース22bの内部に収容され、ダブルピニオン式の遊星歯車36と、油圧式摩擦係合要素としてのクラッチC1およびブレーキB1とを含む。遊星歯車36は、CVT40のインプットシャフト41に固定されるサンギヤと、リングギヤと、サンギヤに噛合するピニオンギヤおよびリングギヤに噛合するピニオンギヤを支持すると共にCVT40のプライマリシャフト42に連結されるキャリヤとを有する。クラッチC1は、遊星歯車36のキャリヤをインプットシャフト41(サンギヤ)に対して回転自在に解放すると共に、油圧制御装置70からの油圧が係合油室に供給された際に当該キャリヤをインプットシャフト41に接続する。また、ブレーキB1は、遊星歯車36のリングギヤをトランスアクスルケース22bに対して回転自在に解放すると共に、油圧制御装置70からの油圧が係合油室に供給された際に当該リングギヤをトランスアクスルケース22bに対して回転不能に固定する。
これにより、ブレーキB1を解放すると共にクラッチC1を係合させれば、インプットシャフト41に伝達された動力をそのままCVT40のプライマリシャフト42に伝達して車両を前進させることができる。また、ブレーキB1を係合させると共にクラッチC1を解放すれば、インプットシャフト41の回転を逆方向に変換してCVT40のプライマリシャフト42に伝達し、車両を後進させることが可能となる。更に、クラッチC1およびブレーキB1を解放すれば、インプットシャフト41とプライマリシャフト42との接続を解除することができる。
CVT40は、駆動側回転軸としてのプライマリシャフト(第1軸)42に設けられたプライマリプーリ43と、プライマリシャフト42と平行に配置された従動側回転軸としてのセカンダリシャフト(第2軸)44に設けられたセカンダリプーリ45と、プライマリプーリ43のプーリ溝とセカンダリプーリ45のプーリ溝とに巻き掛けられる伝動ベルト46と、プライマリプーリ43の溝幅を設定するための油圧式アクチュエータであるプライマリシリンダ(第1油圧シリンダ)47と、セカンダリプーリ45の溝幅を設定するための油圧式アクチュエータであるセカンダリシリンダ(第2油圧シリンダ)48とを含む。プライマリプーリ43は、プライマリシャフト42と一体に形成された固定シーブ43aと、プライマリシャフト42にボールスプラインを介して軸方向に摺動自在に支持される可動シーブ43bとを含む。また、セカンダリプーリ45は、セカンダリシャフト44と一体に形成された固定シーブ45aと、セカンダリシャフト44にボールスプラインを介して軸方向に摺動自在に支持されると共に圧縮ばねであるリターンスプリング49により軸方向に付勢される可動シーブ45bとを含む。
プライマリシリンダ47は、プライマリプーリ43の可動シーブ43bの背後に形成され、セカンダリシリンダ48は、セカンダリプーリ45の可動シーブ45bの背後に形成される。プライマリシリンダ47とセカンダリシリンダ48とには、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ45との溝幅を設定するために油圧制御装置70から油圧が供給される。これにより、プライマリシリンダ47とセカンダリシリンダ48とに供給される油圧を制御することで、エンジン12から発進装置23および前後進切換機構35を介してプライマリシャフト42に伝達された動力を無段階に変速してセカンダリシャフト44に伝達することが可能となる。そして、セカンダリシャフト44に伝達された動力は、ギヤ機構50、デファレンシャルギヤ57およびドライブシャフトを介して左右の駆動輪に伝達されることになる。
ギヤ機構50は、セカンダリシャフト44と一体に回転するカウンタドライブギヤ51と、セカンダリシャフト44やドライブシャフト59と平行に延在すると共に軸受を介してトランスミッションケース22により回転自在に支持されるカウンタシャフト(第3軸)52と、当該カウンタシャフト52に固定されると共にカウンタドライブギヤ51に噛合するカウンタドリブンギヤ53と、カウンタシャフト52と一体に成形されるか、あるいはカウンタシャフト52に固定されたドライブピニオンギヤ(ファイナルドライブギヤ)54と、ドライブピニオンギヤ54に噛合すると共にデファレンシャルギヤ57に連結されるデフリングギヤ(ファイナルドリブンギヤ)55とを含む。
図3は、油圧制御装置70の要部を示す系統図である。同図に示すように、油圧制御装置70は、エンジン12からの動力により駆動されてオイルパン60からストレーナ65を介して作動油を吸引して吐出する上述のオイルポンプ30に接続されるものである。油圧制御装置70は、図3に示すように、複数の油路が形成されたバルブボディ700や、プライマリレギュレータバルブ71、モジュレータバルブ72、第1リニアソレノイドバルブSLP、第2リニアソレノイドバルブSLS、プライマリシーブ圧制御バルブ(第1調圧バルブ)73、セカンダリシーブ圧制御バルブ(第2調圧バルブ)74、第1油圧ダンパ75および第2油圧ダンパ76等を含む。
プライマリレギュレータバルブ71は、オイルポンプ30の吐出ポートに油路を介して接続されており、図示しない信号圧出力バルブからの信号圧に基づいてオイルポンプ30からの作動油を調圧することにより前後進切換機構35のクラッチC1、ブレーキB1、プライマリシリンダ47、セカンダリシリンダ48等に供給される油圧の元圧となるライン圧PLを生成する。プライマリレギュレータバルブ71の信号圧出力バルブとしては、例えば第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSから出力される油圧のうちの高い方を選択して出力するシャトルバルブか、あるいは例えばモジュレータバルブ72(オイルポンプ30側)からの作動油を調圧して車両10のアクセル開度Accあるいはスロットルバルブの開度に応じた油圧を出力するリニアソレノイドバルブが用いられる。また、モジュレータバルブ72は、プライマリレギュレータバルブ71からの作動油(ライン圧PL)を調圧(減圧)して略一定のモジュレータ圧Pmodを生成する。
第1リニアソレノイドバルブSLPは、常開式のソレノイドバルブであり、電磁部に印加される電流値に基づいてモジュレータバルブ72(オイルポンプ30側)からの作動油を調圧して第1信号圧Pslpを生成する。図3に示すように、第1リニアソレノイドバルブSLPは、電磁部やスプール、スプリング等に加えて、バルブボディ700に形成されたモジュレータ圧Pmodの供給油路に連通する入力ポートIと、バルブボディ700に形成された第1油路L1に連通する出力ポートOと、バルブボディ700に形成された油路L1fを介して第1油路L1(出力ポートO)に連通するフィードバックポートFとを含む。すなわち、第1リニアソレノイドバルブSLPは、出力ポートOから出力される第1信号圧PslpをフィードバックポートFにフィードバックしながら当該第1信号圧Pslpを調圧する。
第2リニアソレノイドバルブSLSは、常開式のソレノイドバルブであり、電磁部に印加される電流値に基づいてモジュレータバルブ72(オイルポンプ30側)からの作動油を調圧して第2信号圧Pslsを生成する。図3に示すように、第2リニアソレノイドバルブSLSは、電磁部やスプール、スプリング等に加えて、バルブボディ700に形成されたモジュレータ圧Pmodの供給油路に連通する入力ポートIと、バルブボディ700に形成された第1油路L1に連通する出力ポートOと、バルブボディ700に形成された油路L2fを介して第2油路L2(出力ポートO)に連通するフィードバックポートFとを含む。すなわち、第2リニアソレノイドバルブSLSは、出力ポートOから出力される第2信号圧PslsをフィードバックポートFにフィードバックしながら当該第2信号圧Pslsを調圧する。
プライマリシーブ圧制御バルブ73は、第1リニアソレノイドバルブSLPからの第1信号圧Pslpに基づいてライン圧PLを調圧し、プライマリプーリ43すなわちプライマリシリンダ47へのプライマリシーブ圧(第1プーリ圧)Ppを生成する。図3に示すように、プライマリシーブ圧制御バルブ73は、バルブボディ700内に軸方向に移動自在に配置されるスプール730と、スプール730を付勢するスプリング732と、入力ポート73iと、出力ポート73oと、信号圧入力ポート73sと、フィードバックポート73fとを含む。
スプール730は、軸方向に間隔をおいて形成された2つのランドを有する。スプリング732は、スプール730の当該2つのランドとは反対側に位置するように画成されたスプリング室735内に配置され、スプール730を図3における上方に付勢する。入力ポート73iは、スプール730の上記2つのランド間の空間に連通するように形成され、バルブボディ700に形成されたライン圧PLの供給油路に連通する。出力ポート73oは、バルブボディ700に形成された油路L3を介してプライマリシリンダ47の作動油入口に連通する。信号圧入力ポート73sは、スプリング室735に連通すると共に、バルブボディ700に形成された第1油路L1を介して第1リニアソレノイドバルブSLPの出力ポートOに連通する。フィードバックポート73fは、スプール730の上記2つのランド側の端部に形成された受圧面に臨むと共に、出力ポート73oとプライマリシリンダ47の作動油入口とを結ぶ油路L3に連通する。
プライマリシーブ圧制御バルブ73の取付状態において、スプール730は、スプリング732によって図3中上方すなわちスプリング室735とは反対側に付勢され、入力ポート73iと出力ポート73oとがスプール730の上記2つのランド間の空間を介して完全に連通する。かかる取付状態(同図中左側半分の状態)で入力ポート73iにライン圧PLが供給されると、当該ライン圧PLがフィードバックポート73fにフィードバック圧として供給され、スプール730は、スプリング732の付勢力に抗して入力ポート73iを閉鎖するようにスプリング室735側に移動する。従って、第1リニアソレノイドバルブSLPにより第1信号圧Pslpを調整し、当該第1信号圧Pslpの作用によりスプール730に加えられる推力と、スプリング732の付勢力と、フィードバック圧の作用によりスプール730に加えられる推力とをバランスさせることで、プライマリシリンダ47に対して瞬間的に大流量の作動油を供給可能としながら、プライマリシーブ圧Ppを所望の値に調圧することが可能となる。すなわち、プライマリシーブ圧制御バルブ73は、第1リニアソレノイドバルブSLPからの第1信号圧Pslpに基づいて、出力ポート73oから出力されるプライマリシーブ圧Ppをフィードバックポート73fにフィードバックしながら当該プライマリシーブ圧Ppを調圧する。
セカンダリシーブ圧制御バルブ74は、第2リニアソレノイドバルブSLSからの第2信号圧Pslsに基づいてライン圧PLを調圧し、セカンダリプーリ45すなわちセカンダリシリンダ48へのセカンダリシーブ圧(第2プーリ圧)Psを生成する。図3に示すように、セカンダリシーブ圧制御バルブ74は、バルブボディ700内に軸方向に移動自在に配置されるスプール740と、スプール740を付勢するスプリング742と、入力ポート74iと、出力ポート74oと、信号圧入力ポート74sと、フィードバックポート74fとを含む。
スプール740は、軸方向に間隔をおいて形成された2つのランドを有する。スプリング742は、スプール740の当該2つのランドとは反対側に位置するように画成されたスプリング室745内に配置され、スプール740を図3における上方に付勢する。入力ポート74iは、スプール740の上記2つのランド間の空間に連通するように形成され、バルブボディ700に形成されたライン圧PLの供給油路に連通する。出力ポート74oは、バルブボディ700に形成された油路L4を介してセカンダリシリンダ48の作動油入口に連通する。信号圧入力ポート74sは、スプリング室745に連通すると共に、バルブボディ700に形成された第2油路L2を介して第2リニアソレノイドバルブSLSの出力ポートOに連通する。フィードバックポート74fは、スプール740の上記2つのランド側の端部に形成された受圧面に臨むと共に、出力ポート74oとセカンダリシリンダ48の作動油入口とを結ぶ油路L4に連通する。
セカンダリシーブ圧制御バルブ74の取付状態において、スプール740は、スプリング742によって図3中上方すなわちスプリング室745とは反対側に付勢され、入力ポート74iと出力ポート74oとがスプール740の上記2つのランド間の空間を介して完全に連通する。かかる取付状態(同図中左側半分の状態)で入力ポート74iにライン圧PLが供給されると、当該ライン圧PLがフィードバックポート74fにフィードバック圧として供給され、スプール740は、スプリング742の付勢力に抗して入力ポート74iを閉鎖するようにスプリング室745側に移動する。従って、第2リニアソレノイドバルブSLSにより第2信号圧Pslsを調整し、当該第2信号圧Pslsの作用によりスプール740に加えられる推力と、スプリング742の付勢力と、フィードバック圧の作用によりスプール740に加えられる推力とをバランスさせることで、セカンダリシリンダ48に対して瞬間的に大流量の作動油を供給可能としながら、セカンダリシーブ圧Ppを所望の値に調圧することが可能となる。すなわち、セカンダリシーブ圧制御バルブ74は、第2リニアソレノイドバルブSLSからの第2信号圧Pslsに基づいて、出力ポート74oから出力されるセカンダリシーブ圧Psをフィードバックポート74fにフィードバックしながら当該セカンダリシーブ圧Psを調圧する。
第1油圧ダンパ75は、バルブボディ700と共に油室を画成するように当該バルブボディ700内に軸方向に移動自在に配置されるピストンPと、当該ピストンPを付勢するスプリングSPとを含む。図3に示すように、第1油圧ダンパ75の作動油出口Dioは、バルブボディ700に形成された油路L5を介して、第1リニアソレノイドバルブSLPの出力ポートOとプライマリシーブ圧制御バルブ73の信号圧入力ポート73sとを結ぶ第1油路L1に接続される。
第2油圧ダンパ76も、バルブボディ700と共に油室を画成するように当該バルブボディ700内に軸方向に移動自在に配置されるピストンPと、当該ピストンPを付勢するスプリングSPとを含む。図3に示すように、第2油圧ダンパ76の作動油出口Dioは、バルブボディ700に形成された油路L6を介して、第2リニアソレノイドバルブSLSの出力ポートOとセカンダリシーブ圧制御バルブ74の信号圧入力ポート74sとを結ぶ第2油路L2に接続される。なお、第1および第2油圧ダンパ75,76は、ピストンPやスプリングSPを収容する専用のケースを有するものであってもよい。
上述の第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSは、何れもTMECU21により制御される。TMECU21のCPUは、図示しない補機バッテリから第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSの電磁部に第1および第2信号圧Pslp,Pslsに応じた電流が印加されるように、両者に対応した図示しない駆動回路を制御する。より詳細には、TMECU21は、アクセル開度Accと車速Vとエンジン12の回転数Neとから定まるCVT40の目標変速比に応じたプライマリシーブ圧Ppの目標圧Pptagを設定すると共に当該目標圧Pptagに基づいて第1信号圧Pslpの目標値を設定する。更に、TMECU21は、当該目標値に応じた電流が印加されるように第1リニアソレノイドバルブSLPの図示しない駆動回路を制御する。これにより、プライマリシーブ圧制御バルブ73は、CVT40の目標変速比に応じたプライマリシーブ圧Pslpを生成する。
また、TMECU21は、インプットシャフト41に伝達されるトルク(例えば、EGECU14から送信されるエンジン12の出力トルクの推定値)に基づいてセカンダリシーブ圧PsによりCVT40の伝動ベルト46の滑りが抑制されるように当該セカンダリシーブ圧Psの目標圧である目標ベルト挟圧Pstagを設定すると共に目標ベルト挟圧Pstagに基づいて第2信号圧Pslsの目標値を設定する。更に、TMECU21は、当該目標値に応じた電流が印加されるように第2リニアソレノイドバルブSLSの図示しない駆動回路を制御する。これにより、セカンダリシーブ圧制御バルブ74は、セカンダリプーリ45(固定シーブ45aおよび可動シーブ45b)から伝動ベルト46に付与されるべき挟圧力に応じたセカンダリシーブ圧Psを生成する。
さて、上述のようなベルト式のCVT40が作動している際には、プライマリシーブ圧制御バルブ73により調圧されるプライマリシーブ圧Ppや、セカンダリシーブ圧制御バルブ74により調圧されるセカンダリシーブ圧Psに低周波(例えば、1−2Hz程度)の脈動が発生することがある。このようなプライマリシーブ圧Ppやセカンダリシーブ圧Psの脈動は、主に、当該プライマリシーブ圧Ppやセカンダリシーブ圧Psを変化させる際に発生し、両者の変化量が大きくなると脈動の振幅が大きくなる。従って、CVT40の性能や品質、当該CVT40を搭載した車両10のNV性能等の向上を図るためには、プライマリシーブ圧Ppやセカンダリシーブ圧Psの脈動を低減することが必要となる。しかしながら、プライマリシーブ圧Ppやセカンダリシーブ圧Psの脈動を低減する実用的かつ有用な手段は、これまで提供されていなかった。
本発明者らは、ハードウェアの改変によりCVT40のプライマリプーリ43やセカンダリプーリ45に供給されるプライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動を低減化すべく鋭意研究・解析を行った。そして、研究・解析の結果、本発明者らは、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動が、第1リニアソレノイドバルブSLPとプライマリシーブ圧制御バルブ73とを結ぶ第1油路L1や、第2リニアソレノイドバルブSLSとセカンダリシーブ圧制御バルブ74とを結ぶ第2油路L2における第1、第2信号圧Pslp,Pslsに重畳することに着目した。
例えば、セカンダリシーブ圧制御バルブ74により調圧されるセカンダリシーブ圧Psが脈動すると、当該脈動によるスプール740の振動や、フィードバックポート74fに油路L4からセカンダリシーブ圧Psがフィードバック圧として供給されることに起因して、スプリング室745内の作動油が振動(脈動)する。これにより、第2油路L2内の作動油も振動(脈動)し、第2油路L2から第2信号圧PslsがフィードバックポートFにフィードバックされることで、第2リニアソレノイドバルブSLSから出力される第2信号圧Pslsにセカンダリシーブ圧Psの脈動が重畳されることになる。かかる現象は、プライマリシーブ圧制御バルブ73および第1油路L1側でも同様に起こり得る。
本発明者らは、このような振動の連成がプライマリシーブ圧Ppやセカンダリシーブ圧Psの脈動の主要因の一つであると想定し、まず、第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSから出力される第1および第2信号圧Pslp,Pslsの振動を減衰するように第1および第2油路L1,L2に第1または第2油圧ダンパ75,76を接続し、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの振動状態を確認した。この際、第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSから出力された作動油の第1、第2油圧ダンパ75,76の作動油出入口Dioへの流入が促進されるように、第1油路L1と油路L5との合流部とプライマリシーブ圧制御バルブ73の信号圧入力ポート73sとの間、および第2油路L2と油路L6との合流部とセカンダリシーブ圧制御バルブ74の信号圧入力ポート74sとの間にオリフィスを設置した。各オリフィスは、第1または第2油路L1,L2の油路面積、油路L5またはL6の油路面積、第1または第2油圧ダンパ75,76の作動油出入口Dioの開口面積、および信号圧入力ポート73sまたは74sの開口面積よりも小さい開口面積を有するものである。
しかしながら、このように第1、第2油圧ダンパ75,76により第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSから出力される第1および第2信号圧Pslp,Pslsの振動を減衰しても、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psが変化するように第1、第2信号圧Pslp,Pslsを変化させると、図4(a)に示すように、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの比較的大きな脈動が発生した。また、第1および第2信号圧Pslp,Pslsの変化量が大きくすると、図5(a)に示すように、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動の振幅が非常に大きくなってしまった。
かかる結果を得た後、本発明者らは更なる研究・解析を行い、第1および第2信号圧Pslp,Pslsへのプライマリシーブ圧Ppまたはセカンダリシーブ圧Psの脈動の重畳が抑制されるように第1および第2油路L1,L2の作動油の振動を減衰することで、当該プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動を常時良好に低減させ得ることを見出した。すなわち、本発明者らは、上述の油圧制御装置70において、第1および第2油路L1,L2に第1または第2油圧ダンパ75,76を接続すると共に、第1リニアソレノイドバルブSLPと第1油圧ダンパ75の作動油出入口Dioとの間における通油抵抗を当該作動油出入口Dioとプライマリシーブ圧制御バルブ73との間における通油抵抗よりも大きくし、第2リニアソレノイドバルブSLSと第1油圧ダンパ75の作動油出入口Dioとの間における通油抵抗を当該作動油出入口Dioとプライマリシーブ圧制御バルブ73との間における通油抵抗よりも大きくした。
このような対策を講じた油圧制御装置70では、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psが変化するように第1、第2信号圧Pslp,Pslsを変化させた際に、図4(b)に示すように、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動の振幅が図4(a)に対応した構成に比べて大幅に小さくなった。また、第1および第2信号圧Pslp,Pslsの変化量を大きくした際、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動の振幅は、図5(b)に示すように、図5(a)に対応した構成に比べて大幅に小さくなった。
かかる研究結果を踏まえて、本実施形態の油圧制御装置70では、第1油路L1の第1リニアソレノイドバルブSLPと第1油圧ダンパ75の作動油出入口Dioとの間、より詳細には、第1油路L1と油路L1fとの合流部と第1油圧ダンパ75の作動油出入口Dio(第1油路L1と油路L5との合流部)との間に、通油抵抗を瞬間的に増加させる第1オリフィス77が設置される。更に、油圧制御装置70では、第2油路L2の第2リニアソレノイドバルブSLSと第2油圧ダンパ76の作動油出入口Dioとの間、より詳細には、第2油路L2と油路L2fとの合流部と第2油圧ダンパ76の作動油出入口Dio(第2油路L2と油路L6との合流部)との間に、通油抵抗を瞬間的に増加させる第2オリフィス78が設置される。
第1オリフィス77の開口面積は、第1油路L1(少なくとも油路L5との合流部よりも下流側の範囲)の油路面積、油路L5の油路面積、第1油圧ダンパ75の作動油出入口Dioの開口面積、およびプライマリシーブ圧制御バルブ73の信号圧入力ポート73sの開口面積よりも小さい開口面積を有するものである。また、第2オリフィス78の開口面積は、第2油路L2(少なくとも油路L6との合流部よりも下流側の範囲)の油路面積、油路L6の油路面積、第2油圧ダンパ76の作動油出入口Dioの開口面積、およびセカンダリシーブ圧制御バルブ74の信号圧入力ポート74sの開口面積よりも小さい開口面積を有するものである。
これにより、第1油圧ダンパ75は、プライマリシーブ圧制御バルブ73のスプリング室735内の作動油の振動(脈動)に応じてピストンPが図3中上下方向に移動する(油室の体積が変動する)ことにより、当該スプリング室735内の作動油の振動(脈動)を吸収・減衰する。同様に、第2油圧ダンパ76は、セカンダリシーブ圧制御バルブ74のスプリング室745内の作動油の振動(脈動)に応じてピストンPが図3中上下方向に移動する(油室の体積が変動する)ことにより、当該スプリング室745内の作動油の振動(脈動)を吸収・減衰する。この結果、第1および第2油圧ダンパ75,76によって第1および第2信号圧Pslp,Pslsへのプライマリシーブ圧Ppまたはセカンダリシーブ圧Psの脈動の重畳が抑制されるように第1および第2油路L1,L2の作動油の振動を減衰することが可能となる。
また、第1および第2油圧ダンパ75,76や第1および第2オリフィス77,78の追設による油圧制御装置70のコストの増加分は、油圧制御装置70の制御によりプライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動を低減させるための開発費用等やECUのスペックアップ等によるコストの増加分に比べて大幅に少なくなる。従って、油圧制御装置70によれば、制御の煩雑化やコストアップを抑制しつつ、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの大小関係や変化量の大きさに拘わらず、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの双方の脈動を極めて良好に低減させることが可能となる。
更に、第1および第2オリフィス77,78を用いることで、第1または第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSと第1または第2油圧ダンパ75,76の作動油出入口Dioとの間における通油抵抗と、作動油出入口Dioとプライマリシーブ圧制御バルブ73またはセカンダリシーブ圧制御バルブ74との間における通油抵抗とをより適正に設定することが可能となる。ただし、これらの通油抵抗を調整するために、複数のオリフィスが用いられてもよく、オリフィス以外の絞り機構が採用されてもよく、例えばバルブボディ700の油路の面積を局所的に変化(減少)させてもよい。
なお、ベルト式のCVT40において、伝動ベルト46に挟圧力を付与するためにセカンダリプーリ45に付与されるセカンダリシーブ圧Psは、プライマリシーブ圧Psに比べて高くなることが多い。更に、プライマリプーリ43とセカンダリプーリ45とは、伝動ベルト46を介して互いに連結されることから、プライマリプーリ43およびセカンダリプーリ45の何れか一方でプライマリシーブ圧Ppまたはセカンダリシーブ圧Psの脈動を低減させれば、他方においてもプライマリシーブ圧Ppまたはセカンダリシーブ圧Psの脈動を低減させることができる。従って、油圧制御装置70から第1油圧ダンパ75および第1オリフィス77が省略されてもよく、かかる油圧制御装置70においても、プライマリシーブ圧Ppおよびセカンダリシーブ圧Psの脈動を常時良好に低減させることが可能となる。更に、油圧制御装置70から第2油圧ダンパ76および第2オリフィス78が省略されてもよい。また、油圧制御装置70において、第1および第2リニアソレノイドバルブSLP,SLSは、デューティソレノイドバルブで置き換えられてもよい。更に、第1および第2オリフィス77,78の開口面積は、スプール730,740およびバルブボディ700の摩耗量が予め定められた限界摩耗量であるときの作動油の漏れ量による圧力低下が許容範囲内になるように定められた値であってもよい。
以上説明したように、本開示の無段変速機の油圧制御装置は、プライマリプーリ(43)と、セカンダリプーリ(45)と、前記プライマリプーリ(43)および前記セカンダリプーリ(45)に巻き掛けられてトルクを伝達するベルト(46)とを含む無段変速機(40)の油圧制御装置(70)において、第1信号圧(Pslp)を生成する第1ソレノイドバルブ(SLP)と、第2信号圧(Psls)を生成する第2ソレノイドバルブ(SLS)と、前記第1ソレノイドバルブ(SLP)からの前記第1信号圧(Pslp)に基づいて元圧(PL)を調圧して前記プライマリプーリ(43)への第1プーリ圧(Pp)を生成する第1調圧バルブ(73)と、前記第2ソレノイドバルブ(SLS)からの前記第2信号圧(Psls)に基づいて元圧(PL)を調圧して前記セカンダリプーリ(45)への第2プーリ圧(Ps)を生成する第2調圧バルブ(74)と、前記第1ソレノイドバルブ(SLP)と前記第1調圧バルブ(73)とを結ぶ第1油路(L1)と、前記第2ソレノイドバルブ(SLS)と前記第2調圧バルブ(74)とを結ぶ第2油路(L2)と、前記第1および第2油路(L1,L2)の少なくとも何れか一方に接続された油圧ダンパ(75,76)とを含み、前記第1および第2油路(L1,L2)の前記少なくとも何れか一方で、前記第1または第2ソレノイドバルブ(SLP,SLS)と前記油圧ダンパ(75,76)の油出入口(Dio)との間における通油抵抗が、前記油圧ダンパ(75,76)の前記油出入口(Dio)と前記第1または第2調圧バルブ(73,74)との間における通油抵抗よりも大きくなっているものである。
本発明者らは、無段変速機のプーリに供給されるプーリ圧の脈動を低減化すべく鋭意研究を行い、その結果、プライマリプーリやセカンダリプーリに供給される第1、第2プーリ圧の脈動が、第1ソレノイドバルブと第1調圧バルブとを結ぶ第1油路や、第2ソレノイドバルブと第2調圧バルブとを結ぶ第2油路における第1、第2信号圧に重畳することに着目した。そして、本発明者らは、第1、第2信号圧への第1、第2プーリ圧の脈動の重畳が抑制されるように第1、第2油路の油の振動を減衰することで、第1、第2プーリ圧の脈動を常時良好に低減させ得ることを見出した。かかる研究結果を踏まえて、本開示の油圧制御装置では、第1および第2油路の少なくとも何れか一方に油圧ダンパが接続されると共に、第1または第2ソレノイドバルブと油圧ダンパの油出入口との間における通油抵抗が油圧ダンパの油出入口と第1または第2調圧バルブとの間における通油抵抗よりも大きく定められる。これにより、本開示の油圧制御装置によれば、制御の煩雑化やコストアップを抑制しつつ、無段変速機のプーリに供給される第1、第2プーリ圧の脈動を常時良好に低減させることが可能となる。
また、前記第1および第2油路(L1,L2)の少なくとも何れか一方の前記第1または第2ソレノイドバルブ(SLP,SLS)と前記油圧ダンパ(75,76)の前記油出入口(Dio)との間には、前記通油抵抗を増加させるオリフィス(77,78)が設置されてもよい。これにより、第1または第2ソレノイドバルブと油圧ダンパの油出入口との間における通油抵抗と、油圧ダンパの油出入口と第1または第2調圧バルブとの間における通油抵抗とをより適正に設定することが可能となる。
更に、前記オリフィス(77,78)の開口面積は、前記第1または第2調圧バルブ(73,74)の信号圧入力ポート(73s,74s)の開口面積よりも小さくてもよい。これにより、油圧ダンパによって第1、第2信号圧への第1、第2プーリ圧の脈動の重畳が抑制されるように第1、第2油路の油の振動を減衰することが可能となる。
また、前記第2調圧バルブ(SLS)は、前記セカンダリプーリ(45)から前記ベルト(46)に付与されるべき挟圧力に応じた前記第2プーリ圧(Ps)を生成するものであってもよく、前記油圧ダンパ(76)の前記油出入口(Dio)は、前記第2ソレノイドバルブ(SLS)と前記第2調圧バルブ(74)との間で前記第2油路(L2)に接続されてもよい。すなわち、第1、第2プーリ圧の脈動は、主に、当該第1、第2プーリ圧を変化させる際に発生し、第1、第2プーリ圧の変化量が大きくなると脈動の振幅が大きくなる。また、一般に、ベルトに挟圧力を付与するために第2プーリに付与される第2プーリ圧は、第1プーリ圧に比べて高くなることが多い、更に、プライマリプーリとセカンダリプーリとは、ベルトを介して互いに連結されることから、プライマリプーリおよびセカンダリプーリの何れか一方で第1または第2プーリ圧の脈動を低減させれば、他方においても第1または第2プーリ圧の脈動を低減させることができる。従って、セカンダリプーリに対応した第2油路に油圧ダンパを接続して第2信号圧への第2プーリ圧の脈動の重畳が抑制されるように第2油路の油の振動を減衰しても、第1および第2プーリ圧の脈動を常時良好に低減させることが可能となる。
更に、前記第1調圧バルブ(SLP)は、前記無段変速機(40)の目標変速比に応じた前記第1プーリ圧(Pp)を生成するものであってもよく、前記油圧ダンパ(75)の前記油出入口(Dio)は、前記第1ソレノイドバルブ(SLP)と前記第1調圧バルブ(73)との間で前記第1油路(L1)に接続されてもよい。このように、プライマリプーリに対応した第1油路に油圧ダンパを接続して第1信号圧への第1プーリ圧の脈動の重畳が抑制されるように第1油路の油の振動を減衰しても、第1および第2プーリ圧の脈動を常時良好に低減させることが可能となる。
また、前記第1調圧バルブは、(SLP)は、前記無段変速機(40)の目標変速比に応じた前記第1プーリ圧(Pp)を生成するものであってもよく、前記第2調圧バルブ(SLS)は、前記セカンダリプーリ(45)から前記ベルト(46)に付与されるべき挟圧力に応じた前記第2プーリ圧(Ps)を生成するものであってもよく、前記油圧ダンパは、前記第1油路(L1)に接続される第1油圧ダンパ(75)と、前記第2油路(L2)に接続される第2油圧ダンパ(76)とを含んでもよく、前記第1油圧ダンパ(75)の油出入口(Dio)は、前記第1ソレノイドバルブ(SLP)と前記第1調圧バルブ(73)との間で前記第1油路(L1)に接続されてもよく、前記第2油圧ダンパ(76)の前記油出入口(Dio)は、前記第2ソレノイドバルブ(SLS)と前記第2調圧バルブ(74)との間で前記第2油路(L2)に接続されてもよい。これにより、第1および第2プーリ圧の大小関係や変化量の大きさに拘わらず、第1および第2プーリ圧の双方の脈動を極めて良好に低減させることが可能となる。
更に、前記第1および第2ソレノイドバルブ(SLP,SLS)は、出力ポート(O)から出力される前記第1または第2信号圧(Pslp,Psls)をフィードバックしながら該第1または第2信号圧(Pslp,Psls)を調圧するものであってもよく、前記第1および第2調圧バルブ(73,74)は、出力ポート(73o,74o)から出力される前記第1または第2プーリ圧(Pp,Ps)をフィードバックしながら該記第1または第2プーリ圧(Pp,Ps)を調圧するものであってもよい。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、ベルト式の無段変速機の製造産業等において利用可能である。
10 車両、12 エンジン、14 エンジン電子制御ユニット(EGECU)、16 ブレーキ電子制御ユニットブレーキ(ブレーキECU)、20 動力伝達装置、21 変速電子制御ユニット(TMECU)、22 トランスミッションケース、22a ハウジング、22b トランスアクスルケース、22c リヤケース、23 発進装置、23b タービンランナ、23f フロントカバー、23o ワンウェイクラッチ、23p ポンプインペラ、23s ステータ、23t タービンランナ、24 ダンパ機構、25 ロックアップクラッチ、30 オイルポンプ、31 ポンプボディ、32 ポンプカバー、33 インナーロータ、34 アウターロータ、35 前後進切換機構、36 遊星歯車、40 無段変速機(CVT)、41 インプットシャフト、42 プライマリシャフト、43 プライマリプーリ、43a 固定シーブ、43b 可動シーブ、44 セカンダリシャフト、45 セカンダリプーリ、45a 固定シーブ、45b 可動シーブ、46 伝動ベルト、47 プライマリシリンダ、48 セカンダリシリンダ、49 リターンスプリング、50 ギヤ機構、51 カウンタドライブギヤ、52 カウンタシャフト、53 カウンタドリブンギヤ、54 ドライブピニオンギヤ、55 デフリングギヤ、57 デファレンシャルギヤ、59 ドライブシャフト、60 オイルパン、65 ストレーナ、70 油圧制御装置、71 プライマリレギュレータバルブ、72 モジュレータバルブ、73 プライマリシーブ圧制御バルブ、74 セカンダリシーブ圧制御バルブ、75 第1油圧ダンパ、76 第2油圧ダンパ、77 第1オリフィス、78 第2オリフィス、91 アクセルペダル、92 アクセルペダルポジションセンサ、93 ブレーキペダル、94 マスタシリンダ圧センサ、95 シフトレバー、96 シフトポジションセンサ、99 車速センサ、700 バルブボディ、B1 ブレーキ、C1 クラッチ、Dio 作動油出入口、F フィードバックポート、I 入力ポート、L1 第1油路、L2 第2油路、L1f,L2f,L3,L4,L5,L6、O 出力ポート、P ピストン、SLP 第1リニアソレノイドバルブ、SLS 第2リニアソレノイドバルブ、SP スプリング。

Claims (7)

  1. プライマリプーリと、セカンダリプーリと、前記プライマリプーリおよび前記セカンダリプーリに巻き掛けられてトルクを伝達するベルトとを含む無段変速機の油圧制御装置において、
    第1信号圧を生成する第1ソレノイドバルブと、
    第2信号圧を生成する第2ソレノイドバルブと、
    前記第1ソレノイドバルブからの前記第1信号圧に基づいて元圧を調圧して前記プライマリプーリへの第1プーリ圧を生成する第1調圧バルブと、
    前記第2ソレノイドバルブからの前記第2信号圧に基づいて元圧を調圧して前記セカンダリプーリへの第2プーリ圧を生成する第2調圧バルブと、
    前記第1ソレノイドバルブと前記第1調圧バルブとを結ぶ第1油路と、
    前記第2ソレノイドバルブと前記第2調圧バルブとを結ぶ第2油路と、
    前記第1および第2油路の少なくとも何れか一方に接続された油圧ダンパとを備え、
    前記油圧ダンパの油出入口と前記第1および第2ソレノイドバルブの少なくとも何れか一方との間における通油抵抗が、前記油圧ダンパの前記油出入口と前記第1および第2調圧バルブの少なくとも何れか一方との間における通油抵抗よりも大きくなっている無段変速機の油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の無段変速機の油圧制御装置において、
    前記第1および第2油路の少なくとも何れか一方の前記第1または第2ソレノイドバルブと前記油圧ダンパの前記油出入口との間には、前記通油抵抗を増加させるオリフィスが設置されている無段変速機の油圧制御装置。
  3. 請求項2に記載の無段変速機の油圧制御装置において、
    前記オリフィスの開口面積は、前記第1または第2調圧バルブの信号圧入力ポートの開口面積よりも小さい無段変速機の油圧制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の無段変速機の油圧制御装置において、
    前記第2調圧バルブは、前記セカンダリプーリから前記ベルトに付与されるべき挟圧力に応じた前記第2プーリ圧を生成し、
    前記油圧ダンパの前記油出入口は、前記第2ソレノイドバルブと前記第2調圧バルブとの間で前記第2油路に接続されている無段変速機の油圧制御装置。
  5. 請求項1から3の何れか一項に記載の無段変速機の油圧制御装置において、
    前記第1調圧バルブは、前記無段変速機の目標変速比に応じた前記第1プーリ圧を生成し、
    前記油圧ダンパの前記油出入口は、前記第1ソレノイドバルブと前記第1調圧バルブとの間で前記第1油路に接続されている無段変速機の油圧制御装置。
  6. 請求項1から3の何れか一項に記載の無段変速機の油圧制御装置において、
    前記第1調圧バルブは、前記無段変速機の目標変速比に応じた前記第1プーリ圧を生成し、
    前記第2調圧バルブは、前記セカンダリプーリから前記ベルトに付与されるべき挟圧力に応じた前記第2プーリ圧を生成し、
    前記油圧ダンパは、前記第1油路に接続される第1油圧ダンパと、前記第2油路に接続される第2油圧ダンパとを含み、
    前記第1油圧ダンパの油出入口は、前記第1ソレノイドバルブと前記第1調圧バルブとの間で前記第1油路に接続され、
    前記第2油圧ダンパの油出入口は、前記第2ソレノイドバルブと前記第2調圧バルブとの間で前記第2油路に接続されている無段変速機の油圧制御装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の無段変速機の油圧制御装置において、
    前記第1および第2ソレノイドバルブは、出力ポートから出力される前記第1または第2信号圧をフィードバックしながら該第1または第2信号圧を調圧し、
    前記第1および第2調圧バルブは、出力ポートから出力される前記第1または第2プーリ圧をフィードバックしながら該記第1または第2プーリ圧を調圧する無段変速機の油圧制御装置。
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