JP2019169858A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019169858A
JP2019169858A JP2018056571A JP2018056571A JP2019169858A JP 2019169858 A JP2019169858 A JP 2019169858A JP 2018056571 A JP2018056571 A JP 2018056571A JP 2018056571 A JP2018056571 A JP 2018056571A JP 2019169858 A JP2019169858 A JP 2019169858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
file
file name
image file
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018056571A
Other languages
English (en)
Inventor
ロノエル・サラザル イーサン
Ronoel Salazar Ethan
ロノエル・サラザル イーサン
エリザベス・パラゴソ
Paragoso Elizabeth
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2018056571A priority Critical patent/JP2019169858A/ja
Publication of JP2019169858A publication Critical patent/JP2019169858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Abstract

【課題】共通の原稿に対して異なる条件で画像を読み取った場合において生成される複数の画像ファイルにおいて、ユーザーが設定の違いを容易に識別できる。【解決手段】制御部10は、原稿読取部11によって上記の2次元画像データが得られる度に、これを所定の形式の画像ファイルとして記憶部13に記憶させる。この際のファイル名は、制御部10によって付与される。ここでは、ファイル名は共にファイル名を構成しうる文字情報である主ファイル名と設定識別コードとが組み合わされて構成される。設定識別コードは、原稿読取部11におけるパラメーター設定の内容に応じて定められ、共通するヘッダーとして「_」が用いられる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像を読み取り電子ファイル化したデータ(画像ファイル)を生成する画像読取装置に関する。
用紙上に画像を形成して出力する印刷機能と共に、用紙(原稿)上に形成された画像を光学的に読み取って電子ファイル化した画像データ(画像ファイル)を生成するスキャナー機能を具備する複合機(MFP:Multi Function Printer)が用いられている。スキャナー機能においては、原稿が光学的に走査(スキャン)される際にCCD等の撮像素子を用いて画像が光学的に読み取られ、読み取られた画像は、JPEG、BMP、TIFF等、様々な形式の画像データとして、複合機内の記憶装置(ハードディスク、不揮発性メモリ等)に記憶される。一般的には、このように得られた画像ファイルは、この複合機以外の機器で利用するために取得される場合が多い。このため、ネットワークを介してこの複合機と接続されたパーソナルコンピューターや、USBメモリ等を介して外部の機器で、この画像ファイルを読み込み、利用することができる。
このような画像ファイルは、原稿のスキャンが行われる度に作成されて記憶装置に記憶される。この際、画像ファイルの名前(ファイル名)は、重複することがないように、複合機の制御部が付与する。例えば、この名前として、この複合機において画像ファイルが取得された順序に対応したシリアル番号や、スキャンが行われた日時に対応した数字等が用いられる。また、このファイルの拡張子は、この画像ファイルの形式に対応させ、例えば画像ファイルがJPEG形式であれば「.JPEG」等とされる。
また、例えばパーソナルコンピューター等において、このような画像ファイルに対して様々な加工(画像処理)を施す場合がある。こうした場合において、元となった画像ファイルは共通であるが加工の内容が異なる複数の画像ファイルを生成し、記憶させる必要がある場合がある。こうした場合において、これらの複数の画像ファイルは、加工内容が異なるが元となった画像ファイルが共通のものであるために共通のグループに属するとして扱うことが好ましい。特許文献1に記載の技術においては、こうした場合に、加工後の画像ファイルが共通のグループに属するという状況がユーザーにとって明らかとなるようなファイル名が加工後の画像ファイルに対して自動的に付与される。この際に、画像処理を施す複数のジョブが実行される場合には、ジョブの実行順に対応する番号がファイル名に対して付加される。
特開2004−102600号公報
スキャナー機能においては、例えば画像の色(カラー/白黒)の設定や、解像度(dpi)の設定等、画像の読み取り時において、多くの項目についてパラメーターが設定される。このため、同一の原稿に対して、こうしたパラメーターを変えて多くの画像ファイルを得た上で、ユーザーがパーソナルコンピューターを用いて各画像ファイルの画像を目視でチェックし、最適な設定をみつけるという作業が行われる場合も多い。
このような場合には、加工前における複数の画像ファイルについても、特許文献1に記載の技術と同様に、画像ファイルをグループ化し、これらの画像ファイルが共通の原稿を読み込んだものである旨が明確となるようなファイル名を付与することが好ましい。
仮に特許文献1に記載の技術を拡張してこの場合に適用した場合、画像ファイルの識別のために用いられるのは、画像ファイルを入手した(スキャンを行った)順序に対応した番号となる。こうした場合には、ユーザーは、こうしたファイル名が付与された画像ファイルが、共通の原稿を異なる設定で読み込んだものであることは容易に認識できるが、各画像ファイルにおける設定の違いを認識することは、ファイル名だけからは困難であった。この違いを認識するためには、例えばユーザーが各画像ファイルを取得した際の設定を外部にメモ書きする等の作業が必要となった。
このため、共通の原稿に対して異なる条件で画像を読み取った場合において生成される複数の画像ファイルにおいて、ユーザーが設定の違いを容易に識別できることが望まれた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる技術を提供することを目的とする。
本発明の画像読取装置は、原稿における画像を光学的に読み込んで画像ファイルを生成する原稿読取手段と、前記画像ファイルを記憶する記憶手段とが用いられ、外部の機器から前記画像ファイルがアクセス可能とされた画像読取装置であって、前記原稿読取手段において、前記画像を光学的に読み込み前記画像ファイルを生成する際の条件を設定するパラメーターが調整可能とされ、前記画像ファイルが前記原稿読取手段によって生成された際の前記パラメーターの設定に対応する文字情報である設定識別コードを、前記画像ファイルのファイル名の一部に含ませて、前記画像ファイルを前記記憶手段に記憶させる制御手段を具備することを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、前記原稿読取手段において、複数の項目で前記パラメーターが調整可能とされたことを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、前記原稿読取手段において、前記項目の各々で初期状態となる前記パラメーターが予め設定され、前記制御手段は、前記パラメーターが前記初期状態から変更されない前記項目についての前記設定識別コードは、前記ファイル名の一部に含ませないことを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、前記原稿読取手段において、前記項目における前記パラメーターが変更されて前記画像ファイルが前記記憶手段に記憶される動作が繰り返し行われる際に、前記制御手段は、新たに前記画像ファイルを生成して当該画像ファイルを前記記憶手段に記憶させる際に、直前に記憶された前記画像ファイルを生成した場合と前記パラメーターが同一である前記項目についての前記設定識別コードは、前記ファイル名の一部に含ませないことを特徴とする。
本発明の画像読取装置は、前記原稿読取手段において、同一の前記原稿に対して前記項目における前記パラメーターが変更されて前記画像ファイルが前記記憶手段に記憶される動作が繰り返し行われる際に、前記制御手段は、ユーザー又は前記制御手段によって設定された文字情報である主ファイル名に前記設定識別コードを付加して、前記動作が行われる際に前記記憶手段に記憶される複数の前記画像ファイルの前記ファイル名とすることを特徴とする。
本発明の画像読取装置において、前記制御手段は、前記主ファイル名の後に前記設定識別コードを順次付加して前記ファイル名とすることを特徴とする。
本発明の画像読取装置において、前記制御手段は、使用される全ての前記設定識別コードにおいて、先頭の文字として共通のヘッダーを用いることを特徴とする。
上記の構成により、共通の原稿に対して異なる条件で画像を読み取った場合において生成される複数の画像ファイルにおいて、ユーザーに設定の違いを容易に識別させることができる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像読取装置における動作を示すフローチャートの一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。実施の形態となる画像読取装置1は複合機であり、原稿(用紙)上に形成された画像を光学的に読み取る原稿読取部11を具備する。原稿読取部(原稿読取手段)11においては、原稿において読み取られるべき面の側に設けられ、走査方向に垂直な方向が長手方向とされたスリットが設けられた移動枠体が用いられ、スリットに対応した1次元画像がCCD等を用いて移動枠体の移動(走査)に伴って得られることにより、原稿の2次元画像データが得られる。こうした点については、例えば特開2013−183199号公報に記載されたものと同様である。また、読み取られるべき原稿を、ユーザーによって設置された箇所から上記のような読取動作を適正に行わせるために適正な箇所に移動させる原稿搬送部12も設けられる。
制御部10は、上記の動作を制御するためのCPUを具備する。また、制御部(制御手段)10は、上記のようにCCD等を用いて得られた2次元画像データを、画像ファイルとして記憶部(記憶手段)13に記憶させる。こうした動作は、ユーザーによるタッチパネルディスプレイ14の操作によって制御される。また、ネットワークを介して外部の機器(例えばパーソナルコンピューター)と通信するためのインターフェースとなるネットワーク接続部15、USB端子を介して外部機器と接続するためのインターフェースとなる入出力部16が設けられる。なお、この画像読取装置1は複合機であるために、用紙に画像を形成して出力する機能(印刷機能)、ファクシミリ機能等も具備するが、これらの機能は本願発明とは無関係であるために、図1においては、これらにのみ関わる構成要素の記載は省略されている。
制御部10は、原稿読取部11によって上記の2次元画像データが得られる度に、これを所定の形式(JPEG、BMP、TIFF等)の画像ファイルとして記憶部13に記憶させる。この形式は、ユーザーによるタッチパネルディスプレイ14の操作により指定される。また、この際のファイル名は、後述するように制御部10によって付与される。記憶部13がネットワーク接続部15、入出力部16を介して外部の機器からアクセスされるため、この画像ファイルを外部の機器から読み出すことが可能となる。複数の画像ファイルが記憶部13に記憶されている場合には、ユーザーは、そのファイル名によってこれらを識別することができる。
また、原稿読取部11が上記の画像ファイルを生成する(2次元画像を得る)にあたり、各種のパラメーター設定が行われる。このパラメーターとしては、例えば色(カラー/白黒/グレースケール)の選択、画像の向き(portrait/landscape)の選択、解像度(dpi単位)の設定等がある。これらのパラメーター設定はタッチパネルディスプレイ14の操作により行われ、これによって画像ファイルにおける画質やデータ容量が定まるため、画像ファイルの使用目的等によって、ユーザーがこれらを適宜設定することができる。ただし、これらのパラメーターは、デフォールト(初期条件)となる設定が予めなされており、ユーザーがこれらを変更するための操作を行わない場合には、デフォールトの設定で画像ファイルが生成される。ユーザーがタッチパネルディスプレイ14を操作して設定変更するパラメーターを選択して変更する操作を行うことによって、変更後のパラメーターが新たに設定される。
生成された画像ファイルにおけるこれらの設定が使用目的に応じて適正であるか否かは、例えばユーザーが記憶部13から外部のパーソナルコンピューターにこの画像ファイルを取り込み、ユーザーがこのパーソナルコンピューターのディスプレイでこの画像ファイルによる画像を確認した上で行われる場合が多い。こうした場合には、対象となる原稿が原稿読取部11に載置された状態で、上記のパラメーター設定あるいはその組み合わせを変えた複数の条件で原稿読取部11を駆動させて複数の画像ファイルを作成して記憶部13に記憶させ、これらの画像ファイルを全て同時に外部のパーソナルコンピューターに取り込み、ここで比較することが好ましい。また、これによって、最適な条件を更に絞り込んだ上で再度画像データを取得するという作業を行う場合もある。
こうした場合においては、各画像ファイルとこれを得た際の原稿読取部11のパラメーター設定とを対応付けることが必須である。この際、画像ファイルのファイル名は重複がないように制御部10によって設定することが可能であり、ユーザーは、画像ファイルのファイル名や、ファイルプロパティにおけるその取得時刻から、画像ファイルが生成された順序を認識することができる。一方、従来は、この際の原稿読取部11の設定(各項目におけるパラメーター)は、原稿読取部11を動作させた際にタッチパネルディスプレイ14上で表示されたパラメーターを予めメモしておくこと等によって認識していた。
ここで、この画像読取装置1においては、制御部10は、こうした場合において、上記の設定が反映されるようなファイル名を各画像ファイルに付与する。このため、ユーザーは、ファイル名を認識することによって、この画像ファイルにおける上記の設定を認識することができる。
このような制御部10の動作について具体的に説明する。ここでは、ファイル名は共にファイル名を構成しうる文字情報である主ファイル名と設定識別コードとが組み合わされて構成される。また、ファイル形式に対応した拡張子として、例えば画像ファイルがJPEG形式の場合には「.JPEG]、ビットマップ形式の場合には「.BMP」、TIFF形式の場合には「.TIFF」が用いられることは、従来と同様であり、ファイル形式の選択はタッチパネルディスプレイ14により行われる。以下では、拡張子としては「.JPEG」が用いられるものとする。
上記のように同一の原稿に対して複数の異なる設定で画像ファイルを連続して生成した際には、上記の主ファイル名は共通とされる。主ファイル名の具体的名称は、制御部10が例えば日時等を用いて生成してもよく、タッチパネルディスプレイ14を操作することによってユーザーが設定してもよい。複数の画像ファイルが共通の原稿によるものであることは、これらの画像ファイルが生成された間に原稿読取部11、原稿搬送部12が操作されていないことによって、制御部10が認識することができる。この場合、制御部10は、これらの画像ファイルに対して、主ファイル名を共通とする。以下の例では、主ファイル名は「sampledoc」であるものとする。
上記の設定識別コードは、原稿読取部11におけるパラメーター設定の内容に応じて定められ、共通するヘッダーとして「_」が用いられる。実際の複合機においてはより多くの項目でパラメーターが設定されるが、ここでは、単純化してこの項目が、色の設定、画像の向きの設定、解像度の設定の3つであるものとする。上記の色の設定は、「カラー」、「白黒」、「グレースケール」の3種類であるものとし、「カラー」に対応する設定識別コードが「_cl」、「白黒」に対応する設定識別コードが「_bw」、「グレースケール」に対応する設定識別コードが「_gr」であるものとする。
また、画像の向きの設定としては、「portrait」(縦向き)、「landscape」(横向き)の2種類があり、「portrait」に対応する設定識別コードが「_port」、「landscape」に対応する設定識別コードが「_land」であるものとする。解像度の設定は、ここでは200、400、600dpiの3種類であるものとし、これらの各々に対応する設定識別コードは、「_200」、「_400」、「_600」であるものとする。
制御部10は、画像ファイルに付与するファイル名として、上記の主ファイル名に対して上記の設定識別コードを付加したものを設定する。ただし、上記のようにこれらのパラメーター設定においてデフォールトとなる設定が存在している場合には、デフォールトから変更された項目のみを示すだけで十分である。上記の例においては、色の設定が「白黒」、画像の向きの設定が「portrait」、解像度の設定が200dpiが、デフォールトであるものとする。
こうした場合において、実施例として、同一の原稿に対して、1回目は「白黒」、「portrait」、200dpi(デフォールト設定)、2回目が「カラー」、「portrait」、200dpi(デフォールトから色の設定のみを変更)、3回目が「カラー」、「landscape」、200dpi(デフォールトから色の設定、画像の向きを変更)、4回目が「カラー」、「landscape」、200dpi(3回目と同じ)、5回目が「白黒」、「landscape」、400dpi(デフォールトから用紙の向き、解像度を変更)とした場合における画像ファイルの具体的なファイル名について以下に説明する。
1回目のパラメーター設定はデフォールトと変わらないため、ファイル名は、主ファイル名である「sampledoc]に対して、新たに設定識別コードを付与することは不要である。このため、1回目の画像ファイル名は、「sampledoc.JPEG」とされる。
2回目のパラメーター設定においては、色の設定が「カラー」とされた点がデフォールトと異なるため、主ファイル名に対して設定識別コード「_cl」が付与され、2回目のファイル名は、「sampledoc_cl.JPEG」とされる。
3回目のパラメーター設定においては、色の設定が「カラー」とされた点、画像の向きが「landscape」とされた点がデフォールトと異なるため、主ファイル名に対して設定識別コード「_cl」、「_land」が付与され、3回目のファイル名は、「sampledoc_cl_land.JPEG」とされる。
4回目のパラメーター設定は3回目と同様であるため、4回目のファイル名は、3回目と同一であり、「sampledoc_cl_land.JPEG」とされる。このため、この画像ファイルは3回目の画像ファイルに対して上書きされ、これによって3回目の画像ファイルは消去される。ただし、これらの画像ファイルは、同一の原稿に対して同一のパラメーター設定を行うことによって生成されたものであるため、これによる問題は発生しない。ただし、制御部10がこのように同一ファイル名の画像ファイルが存在していると認識した場合には、新たな識別子として「(1)」を追加して4回目のファイル名を「sampledoc_cl_land(1).JPEG」として、こうした上書きを防止することもできる。あるいは、画像ファイルを記憶部13に記憶させる前に、タッチパネルディスプレイ14を介して、ユーザーに同一ファイル名の画像ファイルが存在する旨を警告してもよい。
5回目のパラメーター設定においては、画像の向きが「landscape」、解像度が400dpiとされた点がデフォールトと異なるため、主ファイル名に対して設定識別コード「_land」、「_400」が付与され、5回目のファイル名は、「sampledoc_land_400.JPEG」とされる。
上記の場合には、結局、記憶部13に「sampledoc.JPEG」、「sampledoc_cl.JPEG」、「sampledoc_cl_land.JPEG」、「sampledoc_land_400.JPEG」の4つの画像ファイル(あるいは更に「sampledoc_cl_land(1).JPEG」を加えた5つ)が記憶される。ユーザーは、これらの画像ファイルのファイル名を見ることだけによって、各画像ファイルを得た際のパラメーター設定の内容を認識することができる。この際、設定識別コードとなる部分は、ヘッダーとなる「_」によって認識することができる。
図2は、原稿読取部11で画像データを取得してから画像ファイルを記憶部13に記憶させるまでの制御部10の動作を示すフローチャートである。この動作は、原稿読取部11が2次元画像データを取得した(S1)毎に行われる。この場合には、このデータは記憶部13以外の一時的なメモリに記憶される。ここでは、まず、ユーザー又は制御部10によって設定された主ファイル名がファイル名の初期設定として認識する(S2)。その後は、複数ある設定項目毎に、パラメーターが初期状態から変更されたか否か(S3)をチェックし、変更があれば、該当する設定識別コードをファイル名の語尾に付加する(S4)。この動作は、全ての項目について繰り返される(S5)。全ての項目についてのチェックが終了したら、このファイル名で画像データを画像ファイルとして記憶させる(S6)。
また、上記の例では1回目の設定がデフォールトと等しいものとされたが、連続して画像ファイルを生成する際に上記のようなデフォールト設定を特に考慮せずに、初めの画像ファイルを生成した際の設定をデフォールトであるとしてもよい。この場合には、1回目のファイル名は常に主ファイル名のみからなり、設定識別コードが付与されることはない。一方、2回目以降のファイル名においては、上記と同様に設定識別コードが付与される。この場合においては、連続して画像ファイルを生成せずに1回のみ画像ファイルを生成する場合には、ファイル名は常にユーザーの指定した主ファイル名のみからなるものとなる。このため、1回のみ画像ファイルを生成する場合にはこの画像読取装置1においては従来の画像読取装置と変わらない動作が行われ、連続して画像ファイルを生成する場合においてのみ上記のような動作が行われる。上記の例においてこの方法を適用した場合の1〜5回目のファイル名は、上記の場合とそれぞれ同一となる。
なお、上記の例においては、各画像ファイルにおいて、デフォールトから変更された項目の設定識別コードが付与された。設定識別コードを付与する方式として、他の方法を用いることもできる。例えば、前記のように5回の画像データ取得を続けて行った場合には、デフォールトから変更された項目ではなく、直前の画像データ取得の際から変更された項目の設定識別コードを付与してもよい。
この場合における画像ファイルのファイル名は、1回目が基準となるために1回目を「sampledoc.JPEG」とする点は上記と同様であり、2回目は「sampledoc_cl.JPEG」、3、4回目は「sampledoc_land.JPEG」、5回目が「sampledoc_bw_400.JPEG」となる。この場合には、ユーザーは、ある画像ファイルとその直前の画像ファイルとの違いとパラメーター設定の違いをより認識しやすくなる。
また、上記のようにパラメーター設定において、デフォールトとなる設定が存在しない、あるいはデフォールトの設定が外部のパーソナルコンピューターがある環境からは不明である場合においては、上記の全ての場合において、各項目がどのように設定されているかを明示することが好ましい。このためには、上記の3つの項目の全てについての設定を設定識別コードとしてファイル名に追記することが好ましい。
こうした場合には、画像ファイルのファイル名は、1回目は「sampledoc_bw_port_200.JPEG」、2回目は「sampledoc_cl_port_200.JPEG」、3、4回目は「sampledoc_cl_land_200.JPEG」、5回目が「sampledoc_bw_land_400.JPEG」となる。この場合には、パラメーター設定は常に明らかとなる一方で、ファイル名が長くなるために、この画像ファイルをパーソナルコンピューター等で使用する際に、ユーザーにとって区別がしにくくなる。また、上記の例ではパラメーター設定が行われる項目が3つであるとしたが、この項目が多い場合には、特にファイル名が長くなり、画像ファイルの取り扱いが難しくなる場合がある。
このため、特にパラメーターが設定される項目の数が多い場合には、デフォールトからの変更があった項目のみ、あるいは直前のデータ取得からの変更があった項目のみの設定識別コードを付加することが、より好ましい。
なお、上記の設定において、設定識別コードは項目に応じて予め定められる。この際、異なる項目において同一となる設定識別コードが存在しないように、設定識別コードを設定することが好ましい。このためには、設定識別コードを構成する文字数は、上記のように3文字以上とすることが好ましい。この際、上記の例においては、ファイル名を構成する文字列のうちで設定識別コードに対応する部分を明示させるために、設定識別コードのヘッダーとして「_」が用いられている。これにより、上記のどの場合のファイル名においても、各設定識別コードを容易に認識することができる。このようなヘッダーとしては、主ファイル名中に含まれる可能性が低い、あるいは使用禁止とした文字を適宜設定することができる。
あるいは、ファイル名に付与する設定識別コードをユーザーが選択可能としてもよい。パラメーター設定の項目が多い場合には、ファイル名が特に長くなる場合がある。こうした場合において、設定したパラメーターに関する情報のうち、ユーザーにとって有益な情報のみを選択してファイル名に反映させることによって、ファイル名を必要最小限の長さにすることができる。例えば、前記のように、「色」、「画像の向き」、「解像度」の、3種類の設定がある場合において、画像を見ただけでユーザーが認識することのできる色の設定についての情報は不要であるとユーザーが判断した場合には、「色」に関する設定識別コードの付与を行わせずに、その分ファイル名を短くすることができる。
また、上記の例では、ネットワークやUSBメモリを介して画像ファイルが画像読取装置の外部から読み出される構成とされたが、ファイル名によってユーザーに画像ファイルの識別を行わせる画像読取装置であれば、上記の構成は有効である。
1 画像読取装置
10 制御部(制御手段)
11 原稿読取部(原稿読取手段)
12 原稿搬送部
13 記憶部(記憶手段)
14 タッチパネルディスプレイ
15 ネットワーク接続部
16 入出力部

Claims (7)

  1. 原稿における画像を光学的に読み込んで画像ファイルを生成する原稿読取手段と、前記画像ファイルを記憶する記憶手段とが用いられ、外部の機器から前記画像ファイルがアクセス可能とされた画像読取装置であって、
    前記原稿読取手段において、前記画像を光学的に読み込み前記画像ファイルを生成する際の条件を設定するパラメーターが調整可能とされ、
    前記画像ファイルが前記原稿読取手段によって生成された際の前記パラメーターの設定に対応する文字情報である設定識別コードを、前記画像ファイルのファイル名の一部に含ませて、前記画像ファイルを前記記憶手段に記憶させる制御手段を具備することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿読取手段において、複数の項目で前記パラメーターが調整可能とされたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿読取手段において、前記項目の各々で初期状態となる前記パラメーターが予め設定され、
    前記制御手段は、前記パラメーターが前記初期状態から変更されない前記項目についての前記設定識別コードは、前記ファイル名の一部に含ませないことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿読取手段において、前記項目における前記パラメーターが変更されて前記画像ファイルが前記記憶手段に記憶される動作が繰り返し行われる際に、
    前記制御手段は、新たに前記画像ファイルを生成して当該画像ファイルを前記記憶手段に記憶させる際に、直前に記憶された前記画像ファイルを生成した場合と前記パラメーターが同一である前記項目についての前記設定識別コードは、前記ファイル名の一部に含ませないことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿読取手段において、同一の前記原稿に対して前記項目における前記パラメーターが変更されて前記画像ファイルが前記記憶手段に記憶される動作が繰り返し行われる際に、
    前記制御手段は、ユーザー又は前記制御手段によって設定された文字情報である主ファイル名に前記設定識別コードを付加して、前記動作が行われる際に前記記憶手段に記憶される複数の前記画像ファイルの前記ファイル名とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御手段は、前記主ファイル名の後に前記設定識別コードを順次付加して前記ファイル名とすることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、使用される全ての前記設定識別コードにおいて、先頭の文字として共通のヘッダーを用いることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
JP2018056571A 2018-03-23 2018-03-23 画像読取装置 Pending JP2019169858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056571A JP2019169858A (ja) 2018-03-23 2018-03-23 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056571A JP2019169858A (ja) 2018-03-23 2018-03-23 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019169858A true JP2019169858A (ja) 2019-10-03

Family

ID=68108572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018056571A Pending JP2019169858A (ja) 2018-03-23 2018-03-23 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019169858A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8724193B2 (en) Image forming device creating a preview image
JP7043929B2 (ja) 情報処理システムおよび情報処理方法
US8203762B2 (en) Image reading device, image reading method and reading control program
JP4329825B2 (ja) 情報処理装置、代行処理実行方法および代行処理実行プログラム
JP2008193682A (ja) 画像処理装置、画像処理方法
JP2007019765A (ja) データ処理システム、データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム
JP7353771B2 (ja) プログラム、記憶媒体、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置
JP5218315B2 (ja) 画像処理装置および画像処理プログラム
US8593686B2 (en) Image scanning apparatus, computer readable medium, and image storing method add scanned image data into an image file storing an existing image data associated with an attribute value of the existing image data
JP2019087906A (ja) 画像処理装置
JP2006303563A (ja) 画像処理装置
JP2021027539A (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP2007266921A (ja) 画像形成装置、画像形成方法及びプログラム
US8068241B2 (en) Data processing apparatus, method and computer program product for passing data among plural users with different processing associated with different users in the same group
US20100110464A1 (en) Multi-function peripheral device with scanning customization
US10171688B2 (en) Management server to receive scanned images and align the scanned images based on page numbers included in the scanned images
JP2019169858A (ja) 画像読取装置
JP5322615B2 (ja) 画像処理装置及びワークフロー実行方法、並びにプログラム
US8958108B2 (en) Apparatus and program product for processing page images with defined page order to increase editing flexibilty
JP2008245148A (ja) 原稿処理装置及びその制御方法
US20190096040A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and non-transitory readable storage medium
JP6575110B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6485051B2 (ja) 画像処理システム、画像処理装置およびプログラム
JP5752347B2 (ja) 画像形成装置、画像処理方法、及びプログラム
JP7422471B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム