JP2019163120A - シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019163120A
JP2019163120A JP2018051503A JP2018051503A JP2019163120A JP 2019163120 A JP2019163120 A JP 2019163120A JP 2018051503 A JP2018051503 A JP 2018051503A JP 2018051503 A JP2018051503 A JP 2018051503A JP 2019163120 A JP2019163120 A JP 2019163120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
feeding
air
blowing
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018051503A
Other languages
English (en)
Inventor
基 有賀
Motoki Ariga
基 有賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Nisca Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Nisca Inc filed Critical Canon Finetech Nisca Inc
Priority to JP2018051503A priority Critical patent/JP2019163120A/ja
Publication of JP2019163120A publication Critical patent/JP2019163120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】従来の給送装置の送風制御では、浮上する用紙の挙動が制御できず、給送開始前の状態と、給送開始後の両方の状態で用紙を安定させるのが難しい。【解決手段】シートを積載する昇降可能なシート積載部と、シート積載部に積載されたシートに当接した状態で前記シートを給送する給送ローラと、給送ローラを、前記シートに当接する位置と、前記シートから離間した位置との間を移動させるローラ移動手段とを有し、給送ローラが前記シートから離間した位置に位置する状態で前記シート積載部に積載されたシートに送風する。そしてシート積載部のシートを給送する際、送風手段による送風量を低下させてから第1の時間が経過した後に前記給送ローラを前記シートに当接する位置に移動させるように前記ローラ移動手段を制御する。【選択図】 図8

Description

本発明は、シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタや複写機等の画像形成装置では、スタックトレイに積載されたシートを1枚ずつに分離して搬送するための給送装置が内蔵されるか、或いは外付け用として備えられている。この給送装置は、シートが積載される昇降自在なスタックトレイと、最上位のシートの上面に接触してシートを繰り出す繰出部と、繰り出されたシートを1枚ずつに分離して給送する分離給送部と、その分離されたシートを搬送する搬送部を有している。分離給送部は、シートを給送する給送ローラと、その給送ローラの外周面に当接する分離パッド又は分離ローラ等を有する分離部材とを含む摩擦分離方式の分離給送部が知られている。この摩擦分離方式では、給送ローラや分離部材の表面が経年変化やシートとの接触によって摩耗するため、シートの分離性能が低下するといった問題がある。このような分離性能の低下により、2枚以上のシートが重なり合った状態で給送されてしまう重送が頻繁に生じることになる。
重送等によるシートの給送不良の発生を防止するために、例えば、スタックトレイ上のシート束に対して一定量のエアーを吹き付けることによって、シート間の密着状態を解消する送風機構が組み込まれた給送装置がある。例えば特許文献1の給送装置は、エアーによって分離されて搬送される用紙を所定の位置で検知し、給送開始から、給送された用紙を検知するまでの時間を求め、側端エアー及び前端エアーの少なくともいずれかのエアー量を制御している。
特開2014−1061号公報
上記特許文献1に記載の発明では、例えばジャム検知時間の80%を越えた給送時間の検知回数を計測してその検知回数と閾値とを比較し、その比較結果に基づいてエアーの風量を増加又は減少させている。このため、給送初期には対応できず安定した給送ができない場合がある。
このように、従来の給送装置の送風制御では、浮上する用紙の挙動が制御できず、給送開始前の状態と、給送開始後の両方の状態で用紙を安定させるのが難しい。また用紙サイズによっても用紙の浮上箇所や浮き量が変化するため、所定のエアー量であっても、給送される用紙ととともに後続の用紙も浮いた状態になり、後続の用紙まで搬送されてしまい、安定した給送搬送ができないという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、給送前のシートの分離性能を確保しつつ、給送時のシートの挙動を安定させる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係るシート給送装置は以下のような構成を備える。即ち、
シートを積載する昇降可能なシート積載部と、
前記シート積載部に積載されたシートに当接した状態で前記シートを給送する給送ローラと、
前記給送ローラを、前記シートに当接する位置と、前記シートから離間した位置との間を移動させるローラ移動手段と、
前記給送ローラが前記シートから離間した位置に位置する状態で前記シート積載部に積載されたシートに送風する送風手段と、
前記シート積載部のシートを給送する際、前記送風手段による送風量を低下させてから第1の時間が経過した後に前記給送ローラを前記シートに当接する位置に移動させるように前記ローラ移動手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、給送前のシートの分離性能を確保しつつ、給送時のシートの挙動を安定させることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図。 実施形態に係る送風機構を説明する上面図。 実施形態に係る送風機構の動作を説明する概略図。 実施形態に係る揺動機構とその駆動機構を説明する斜視図。 実施形態に係る給送装置がシートを給送して搬送するシート搬送機構を説明する図。 給送ローラを駆動する給送モータと、繰出ローラをシートに当接及びシートから離間させる繰出ローラ移動機構とエアー向きの駆動タイミングを説明するタイミング図。 実施形態に係る給送装置の制御構成を説明するブロック図。 実施形態に係る給送装置のCPUによる制御処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。
この画像形成システム10は、画像形成装置11に給送装置12が接続されている。画像形成装置11は、プラテンガラス14及びADF(自動原稿給送装置)15を有する読取部16、画像形成部17、内蔵の給送カセット18からシートを給送して搬送する搬送部19を備えている。
給送装置12は、大量のシートを積載可能で、画像形成装置11に対してシートを連続して供給できる。この給送装置12は、大量のシートPを積載した状態で昇降可能なスタックトレイ(シート積載部)21を備えている。このスタックトレイ21からのシート搬送路22を、画像形成装置11の搬送部19に繋げることにより、画像形成装置11は給送装置12から給紙されるシートに像形成を行うことができる。
給送装置12は、スタックトレイ21と、スタックトレイ21に積載されているシート束の最上位のシートPに当接する繰出ローラ(ピックアップローラ)31と、シート搬送路22の上流側に設けられた分離給送部35を有している。尚、繰出ローラ31は、シートから任意のタイミングで離間し、またシートと当接できる繰出ローラ移動機構39(図7)を有している。この給送装置12は更に、シート搬送路22の下流側に設けられた搬送ローラ対34を備えている。分離給送部35は、給送ローラ32及び分離ローラ33を含み、繰出ローラ31によって繰出されたシートを、給送ローラ32と分離ローラ33とで1枚ずつニップし、搬送ローラ対34に向けて搬送する。
ここでスタックトレイ21は、給送装置12が起動されると同時に、スタックトレイ21上に積載されたシート束の最上位のシートPが繰出ローラ31によって繰出可能な繰出位置にまで上昇する。そして繰出ローラ31の回転によりシートが繰り出され、分離給送部35でシートを1枚ずつに分離した後、搬送ローラ対34によって、そのシートを画像形成装置11に向けて搬送する。このスタックトレイ21は、繰出ローラ31が所定枚数のシートを繰り出すごとに、最上位のシートが繰出位置にまで上昇するように制御される。
このように、シートの給送動作は、スタックトレイ21の最上位から繰出されたシートを1枚ずつ分離して行われ、その分離されたシートは画像形成装置11に向けて搬送される。その際、シートの一部が重なり合った重送が生じる場合がある。これは、給送ローラ32や分離ローラ33の摩耗等による分離給送部35の分離性能の低下や、給送装置12内の温度や湿度等の影響によるシート間の摩擦係数の変化や、シート端部の裁断バリによる密着などが影響していると考えられる。このような重送が生じると、シートの搬送が適正に行われず給送不良となる。
そこで実施形態に係る給送装置12は、第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42を有する送風機構40を、繰出ローラ31から分離給送部35に向けて給送されるシートの側面側に配置している。そして、これら送風ユニット41,42からシート束の最上位のシートの側面に向けて一定量のエアーを吹き付けることによりシート間の密着状態を解消してシートを分離し易くしている。
図2は、実施形態に係る送風機構40を説明する上面図で、シートPが積載されているスタックトレイ21を上から見た図である。
送風機構40は、図2で左方向に搬送されるシートPの先端側(下流側)にエアーを吹きつける第1送風ユニット41と、搬送されるシートPの後端側(上流側)にエアーを吹きつける第2送風ユニット42を有している。更に、第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42のそれぞれからのエアーの向きを変える揺動機構45(図3)を備えている。この揺動機構45は、シートに対してエアーの送出方向を上下方向に変更できる。スタックトレイ21は、後端規制部材26によって所定サイズのシートPの後部を規制している。また第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42は、スタックトレイ21に積載されるシート束の側面を規制する側面規制板25(図3参照)に固定されている。
図3は、実施形態に係る送風機構40の動作を説明する概略図である。
送風ユニット41,42からエアーを吹きつける向きを変える揺動機構45は、図4に示すように第1送風ユニット41及び、第2送風ユニット42の間に配置された駆動機構46に接続されて、揺動機構45を上下に揺動できる構成になっている。
図3(A)は、揺動機構45により送風ユニットからのエアーの送出を抑制した状態を示し、図3(B)は、揺動機構45により、積載されたシートPの束の上位にエアー吹きつけている状態を示している。
図4は、実施形態に係る揺動機構45とその駆動機構46を説明する斜視図で、この図4は、送風機構40を図1の背面側から見た図である。
エアーを吹きつける向きを変える揺動機構45は、給送開始前にシート間の密着状態を解消するため、駆動機構46により上下している。またエアーをシートに当てているときに繰出ローラ31を繰出ローラ移動機構39によってシートから離間させて、シートの給送を開始するタイミングで繰出ローラ31をシートと当接させる。また駆動機構46を制御して、シートの給送が開始される一定時間前に、送風ユニットからのエアーをシートに当てないようにすることにより、シート搬送時におけるシートの動作を安定させている。44は、送風ユニットからエアーを送出する吹出口である。
図5は、実施形態に係る給送装置12がシートを給送して搬送するシート搬送機構を説明する図である。
入力されたシート情報により設定した一定の風量のエアーを、第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42からシート束の側面に当てる。ここではシート束のシート密着状態を解消するため、繰出ローラ31がスタックトレイ21の最上位のシートの繰出しを開始するまで繰出ローラ31を繰出ローラ移動機構39によってシートから離間させながらシート束の側面に一定の風量のエアーを吹きつける。
スタックトレイ21の最上位のシートに接触した状態で紙有無センサ38がシートを検知すると、繰出ローラ31が回転駆動されて最上位のシートPを繰出す。こうして繰出されたシートPは、給送ローラ32と分離ローラ33によって1枚ずつに分離されて搬送される。27は通風窓27、36は給送センサ、37は紙面位置センサである。
図6は、給送ローラ32を駆動する給送モータ62(図7)と、繰出ローラ31をシートに当接及びシートから離間させる繰出ローラ移動機構39とエアー向きの駆動タイミングを説明するタイミング図である。
第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42は、繰出ローラ31によりシートが繰り出される時点で、その送風が停止されるか、或いはエアーが吹きつけられる向きを揺動機構45により上向きに変更されている。
繰出ローラ移動機構39によってシートから離間させていた繰出ローラ31をシートと当接させるタイミングT1は、シートの密着状態を解消するための送風が停止されるか、或いはエアーの向きを揺動機構45により上向きに変更してから一定の時間後である。この一定の時間は、エアーの吹き付けが停止してからシートが落ち着くまでの時間である。尚、この一定の時間は、入力されたシート情報、シートのサイズによって決定される。
図6では、シートが薄紙の場合、タイミングT2でエアーの吹き付け方向を上向きに変更してから、繰出ローラ31をシートと当接させるタイミングT1までの時間が長くなっている。一方、シートが厚紙の場合、タイミングT3でエアーの吹き付け方向を上向きに変更してから、繰出ローラ31をシートと当接させるタイミングT1までの時間が短くなっている。これは薄紙の方が、エアーの吹き付けが停止してからシートが落ち着くまでの時間が長くなるためである。
送風ユニットからの送風が停止されるか、或いはエアーが吹きつけられる向きを揺動機構45により上向きに変更している状態を図3(A)に示す。そして、分離ローラ33を通過したシートの先端がシート搬送路22にある給送センサ36に到達すると、繰出ローラ移動機構39によって繰出ローラ31をシートから離間させる。そして揺動機構45により、第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42からのエアーの送出方向を下方向に変更する。即ち、シート束の側面にエアーが吹きつけられるように下方向に変更する。こうして、この状態で第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42から一定の風量をシート束の側面に吹き付けて、次に給送されるシートの密着状態を解消する。
繰出ローラ31をシートから離間させてから一定時間が経過した後、第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42からのエアーの送出方向を上方向に変更する。そしてさらに一定時間が経過した後、繰出ローラ31を次シートに当接させて、そのシートの搬送に備える。ここでも、一定時間は、入力されたシート情報、シートサイズによって決定される。
紙面位置センサ37は、シートが給送位置に来たことを検知するセンサで、この紙面位置センサ37がシートを検知することで初めて、そのシートの搬送が可能になったと判定される。
第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42は、それぞれ側面規制板25に設けられている通風窓27に向けた吹出口44と、この吹出口44に向けてエアーを発生させる送風ファン(送風部材:不図示)とを備える。また吹出口44と送風ファンとの間にヒータ(不図示)を設けることによって、所定の温度に熱せられたエアーを吹出口44から通風窓27を通してシートの側面に吹きつけることができる。尚、この送風ファンは、回転速度が切り替え可能となっており、ヒータに関しても任意の温度に設定可能である。
スタックトレイ21は、後端規制部材26によって所定サイズのシートPの後部を規制し、給送装置12に収容されると、昇降機構によってシート束の最上位のシートPが繰出ローラ31と接触する高さまで上昇される。この時点で第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42に備わるヒータが所定温度に熱せられると共に、送風ファンによって吹出口から通風窓27を通してシートの先端側及び後端側に乾燥したエアーが吹き付けられる。また、エアーを吹き付けるときは、繰出ローラ31をシートから離間させる。尚、ヒータの設定温度や送風ファンの回転数は、給送装置12の設置環境に応じて適宜設定される。
このように第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42によってシートの上流側と下流側とにエアーを同時に吹き付けることで、スタックトレイ21に積載されたシート束のシート同士の密着状態を解消して重送等の給送不良を未然に防止できる。
図7は、実施形態に係る給送装置12の制御構成を説明するブロック図である。
CPU60は、この給送装置12の動作を制御するCPUである。CPU60は、前述の送風機構40、駆動機構46、給送モータ62等の動作を制御している。またCPU60は、給送センサ36や紙有無センサ38からのセンサ信号を入力して、スタックトレイ21上のシートの状態や、搬送中のシートの状態を検知している。
CPU60は、ROM63に記憶されているプログラムを実行して、図8を参照して後述する処理を実行する。またRAM64はCPU60のワークエリアとして使用され、各種データを一時的に保存する。
CPU60は、給送装置12にシートが収納されたことを検知すると、繰出ローラ31を繰出ローラ移動機構39によってシートから離間させ、送風機構40を駆動して、シート束の最上位のシートPの側面に向けて一定量のエアーを吹き付けるように制御する。そしてシートの搬送開始の信号を受信すると、揺動機構45によりエアーの吹き付け方向が上向きになるように、即ち、シートPにエアーが当たらないように駆動機構46を制御する。そして一定時間が経過した後、シートから離間していた繰出ローラ31をシートに当接させて、給送モータ62を駆動して繰出ローラ31を回転させ、スタックトレイ21に積載されている最上位のシートPの搬送を開始する。一定時間とは、少なくともシート種類、坪量、シートサイズのいずれかによって決定される時間である。
更に、給送モータ62を回転駆動して繰出ローラ31により搬送されたシートPの先端が、シート搬送路22にある給送センサ36に到達したことを検知すると、繰出ローラ31をシートから離間させる。そして揺動機構45によりエアーが吹き付ける向きが下向きになるように駆動機構46を制御する。こうして、先行するシートが搬送されて、その先端が給送センサ36に到達すると、シート束から繰出ローラ31を離間させ、次に給送されるシートにエアーが当たるようにして、次に給送されるシートの密着状態を解消する。そして繰出ローラ31をシートから離間させてから一定時間が経過した後、第1送風ユニット41及び第2送風ユニット42からのエアーの送出方向を上方向に変更し、更に、一定時間が経過した後、繰出ローラ31を次のシートに当接させて搬送に備える。
図8は、実施形態に係る給送装置12のCPU60による制御処理を説明するフローチャートである。尚、この処理をCPU60に実行させるプログラムはROM63に記憶されており、CPU60がこのプログラムを実行することにより、このフローチャートで示す処理が実現される。この処理は、給送装置12のスタックトレイ21にシートが積載されたことをCPU60が検知することにより開始される。
まずS801でCPU60は、ユーザが設定したシートの坪量、シートサイズ、シートの種類を示す情報を取得する。次にS802に進みCPU60は、S801で取得した情報を基に、例えばROM63に記憶しているテーブルを参照して、そのシートに応じた、給送モータ62の回転速度、エアーの風量、エアーを吹き付ける時間、エアーの吹き付けを停止(上向きにする)してから繰出ローラ31をシートに当接させる時間等を決定する。
次にS803に進みCPU60は、繰出ローラ移動機構39を駆動して繰出ローラ31をシートから離間させる。次にS804に進みCPU60は、送風機構40を駆動して、シート束の最上位のシートの側面に向けて一定量のエアーの吹き付けを開始する。この時、駆動機構46によって揺動機構45を駆動させ、エアーを吹き付ける向きを上下させる。次にS805に進みCPU60は、そのシートに応じたシート捌きに必要な第1の一定時間が経過するのを待ってS806に進む。この第1の一定時間は、S802で取得した、そのシートにエアーを吹き付ける時間に該当する。
S806でCPU60は、揺動機構45により送風機構40から吹き出すエアーの向きが上向きになるように駆動機構46を制御する。次にS807に進みCPU60は、シートの種類や坪量に応じて、シートが搬送に適した状態になるまでの第2の一定時間が経過したかどうか判定する。この第2の一定時間は、S802で取得した、エアーの吹き付けを停止(上向きにする)してから繰出ローラ31をシートに当接させる時間に該当している。そして第2の一定時間が経過するとS808に進みCPU60は、繰出ローラ移動機構39を駆動して繰出ローラ31をシートに当接させる。次にS809に進みCPU60は、繰出ローラ31を回転駆動してスタックトレイ21に積載されているシート束の最上位のシートの給送を開始する。
尚、S806で吹き出すエアーの向きが上向きにしているが、送風機構40から吹き出すエアーがシート束の最上位のシートに当たらないようにすればよいため、本発明はこの動作に限定されない。例えば、送風ファンの駆動を停止したり、吹出口44を閉じたりするなどの動作を行っても良い。
次にS810に進みCPU60は、搬送されるシートPの先端が給送センサ36により検知されたかどうか判定し、シートPの先端が検知されるとS811に進む。S811でCPU60は、給送モータ62の駆動を停止する。そしてS812に進みCPU60は、繰出ローラ移動機構39によって繰出ローラ31をシートから離間させる。
次にS813に進みCPU60は、揺動機構45により送風機構40から吹き出すエアーの向きが下向きになるよう、即ち、シート束の最上位のシートの側面に向けて一定量のエアーを送出するように制御する。こうして、次にシートを搬送するためにシート束のシートの密着状態を解消してする。
次にS814に進みCPU60は、S812で繰出ローラ31がシートから離間してからシートが搬送に適した状態になるまでの上述の第1の一定時間が経過したかどうか判定する。第1の一定時間が経過するとS815に進みCPU60は、揺動機構45により送風機構40から吹き出すエアーの向きが上向きになるよう、即ち、シート束にエアーが当たらないように制御する。次にS816に進みCPU60は、上述の第2の一定時間が経過したかどうかを判定する。ここで第2の一定時間が経過するとS817に進みCPU60は、繰出ローラ移動機構39によって繰出ローラ31をシートに当接させて次のシートの搬送に備えてS818に進む。
S818でCPU60は、シートの給送が終了したかどうかを判定し、給送が終了していないときはS819に進み、S819でCPU60は、紙有無センサ38の信号に基づいて、スタックトレイ21にシートが積載されているか判定する。ここでスタックトレイ21にシートがあると判定するとS809戻って前述の処理を実行する。
一方、S818でCPU60が、シートの給送が終了したと判定するとS821に進みエアー吹き付け動作を停止し、給送動作を終了して、この処理を終了する。
またS819でCPU60は、スタックトレイ21にシートが無いと判定するとS820に進み、シートを補充するようにユーザに通知してS821に進み、エアー吹き付け動作を停止する。以下同様に、指定された枚数のシートの給送が終了するまでS809からS819まで動作を繰り返し実行する。上述した実施形態では、揺動機構45によりエアーの向きを制御しているが、本発明はこれに限らない。
以上説明したように実施形態によれば、給送対象のシートの種類、サイズ等に応じたエアーの吹き付け、繰出ローラによるシートの繰り出しを行うことができるため、給送前のシートの分離性能を確保しつつ、給送時のシートの挙動を安定させることができる。
尚、上記実施形態では、スタックトレイ21上のシートの側面にエアーを吹きつけないようにする際、エアーの送風方向を変更してエアーが当たらないようにしたが、本発明はこれに限定されない。これは、シートの給送時、シートを給送する給送位置に対するエアーの影響が、少なくとも給送開始前よりも小さくすれば良い。従って、例えば、送風機構による送風を停止するようにしても良く、或いは、エアーの吹出しを遮蔽するシャッターなどの部材により送風量を制御しても良い。
また複数の送風機構が存在する場合、給送が開始された後は、給送されるシートの給送位置に最も近い送風機構の駆動を抑制して、給送するシートに対するエアーの影響を少なくするようにしても良い。
尚、上記実施形態では、シート給送装置を例に説明したが、このようなシート給送装置を備える印刷装置のような画像形成装置にも本発明は適用できる。
11…画像形成装置、12…給紙装置、31…繰出ローラ、39…繰出ローラ移動機構、40…送風機構、41…第1送風ユニット、42…第1送風ユニット、45…揺動機構、60…CPU

Claims (10)

  1. シートを積載する昇降可能なシート積載部と、
    前記シート積載部に積載されたシートに当接した状態で前記シートを給送する給送ローラと、
    前記給送ローラを、前記シートに当接する位置と、前記シートから離間した位置との間を移動させるローラ移動手段と、
    前記給送ローラが前記シートから離間した位置に位置する状態で前記シート積載部に積載されたシートに送風する送風手段と、
    前記シート積載部のシートを給送する際、前記送風手段による送風量を低下させてから第1の時間が経過した後に前記給送ローラを前記シートに当接する位置に移動させるように前記ローラ移動手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記第1の時間は、前記シートの種類、サイズ、及び坪量の少なくともいずれかに基づいて決定される時間であることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記シートの種類、サイズ、及び坪量の少なくともいずれかに応じた前記第1の時間を記憶する記憶手段を、更に有することを特徴と
    する請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記制御手段は、更に、前記シート積載部のシートを給送する際、前記送風手段により送風を開始した後、前記送風手段による送風量を低下させるまでの時間を、前記シートの種類、サイズ、及び坪量の少なくともいずれかに基づいて制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記送風手段による送風量の低下は、前記送風手段から送風されるエアーの送風方向を変えることにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  6. 前記送風手段による送風量の低下は、前記送風手段から送風されるエアーの吹き出しを停止することにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記送風手段による送風量の低下は、前記送風手段から送風されるエアーの吹出口を閉じることにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  8. 前記送風手段による送風量の低下は、給送されるシートに最も近い送風機構の駆動を抑制することにより行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置から給送されるシートに画像を形成する画像形成手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  10. シートを積載する昇降可能なシート積載部と、前記シート積載部に積載されたシートに当接した状態で前記シートを給送する給送ローラと、前記給送ローラを、前記シートに当接する位置と、前記シートから離間した位置との間を移動させるローラ移動手段と、前記シート積載部に積載されたシートに送風する送風手段とを有するシート給送装置を制御する制御方法であって、
    前記シート積載部のシートを給送する際、前記送風手段による送風量を低下させてから第1の時間が経過した後に前記給送ローラを前記シートに当接する位置に移動させるように前記ローラ移動手段を制御することを特徴とする制御方法。
JP2018051503A 2018-03-19 2018-03-19 シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置 Pending JP2019163120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018051503A JP2019163120A (ja) 2018-03-19 2018-03-19 シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018051503A JP2019163120A (ja) 2018-03-19 2018-03-19 シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019163120A true JP2019163120A (ja) 2019-09-26

Family

ID=68065820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018051503A Pending JP2019163120A (ja) 2018-03-19 2018-03-19 シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019163120A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9802775B2 (en) Sheet separating device, sheet supplying device, and image forming apparatus
US10183829B2 (en) Sheet stacking apparatus and image forming apparatus
US9427985B2 (en) Printing apparatus, control method for printing apparatus, and storage medium
JP2006264917A (ja) 画像形成装置
US20220324666A1 (en) Printing apparatus and control method thereof
US10870548B2 (en) Medium supply apparatus
US11724899B2 (en) Sheet conveyance apparatus and image forming apparatus
JP5905306B2 (ja) 媒体供給装置
US11905138B2 (en) Sheet conveyance device and image forming apparatus equipped with sheet conveyance device
JP6517961B2 (ja) 給送装置とその制御方法、及び画像形成装置
JP2010116235A (ja) シート給送装置
JP6475965B2 (ja) 給紙装置
JP2019163120A (ja) シート給送装置とその制御方法、及びその給送装置を備えた画像形成装置
JP4401986B2 (ja) 画像形成装置、シート搬送方法
EP3147131B1 (en) Printing apparatus, control method therefor, program and storage medium
US10571848B2 (en) Feeding apparatus and method of controlling the same
JP2005335935A (ja) 用紙搬送装置
JP6043004B2 (ja) 媒体供給装置
JP7435248B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP7227750B2 (ja) シート積載装置及び画像形成システム
JP7412967B2 (ja) シート給送装置及びこれを備えた画像読取装置
JP7143143B2 (ja) シート給送装置、シート給送装置の制御方法、及びプログラム
JP2011140384A (ja) シート反転装置及び画像形成装置
JP6541613B2 (ja) 画像形成装置及び給送装置
JP2019089647A (ja) 給送装置、画像形成装置、及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210203