JP2010116235A - シート給送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置内に給紙されたシートの異常形状に起因する排出時の乱れを抑制することにより、装置から排出されたシートの整列性を向上すること。
【解決手段】シートを画像読取装置100内に給紙する給紙部A1と、シートを画像読取装置100から排出する排出部A2と、給紙部A1で画像読取装置100内に給紙されたシートの形状が異常形状であることを検出するための受発光部4と、受発光部4による異常形状の検出結果に基づいて、シートの排出速度を制御する速度制御部21と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置やスキャナ等の画像読取装置等では、装置本体からシートを排出して排紙トレイに積載する機能を有したシート給送装置が設けられている。このシート給送装置としては、例えば、次のような技術が開示されている。
図9は、特許文献1に係る排紙トレイの概略的な構成を示す図である。排紙トレイB1は、取付高さを手動で変更可能である。図9のシートとは逆に排出方向の前端部及び後端部が下方に湾曲・折れ曲がった状態(山折り状態)のシートを排紙する際に排紙トレイB1を上方にずらして排紙を行うことができる。これは、シートが山折り状態である場合には、排紙口から垂れ下がることで、排紙口に近い位置で排紙トレイに接して丸まってしまうため、排紙トレイB1の位置を上方に変位させてシートが垂れ下がる前に着地させるようにするためである。これにより、シートが山折り状態である場合であっても、排紙トレイの高さを調整することにより、シートの整列性を向上させている。
また、図10は、特許文献2に係る排出速度の制御手順を示す図である。特許文献2では、給紙されたシートのサイズを検出し、そのシートのサイズに基づいて排出速度を制御する技術が開示されている。例えば、比較的大きいサイズのシートを勢いよく排出した場合に排紙トレイから落下する可能性があるため、検出したシートサイズに応じて排出速度を制御するものである。
また、図11は、特許文献3に係る排出速度の制御手順を示す図である。特許文献3では、給紙されたシートの透明度によりそのシートの厚みを検出し、その検出結果に基づいて排出速度を制御する。厚みが比較的薄いシートを排出する際に排出速度を低く設定することにより、シートが排紙トレイから落下しないようにすると共に整合不良を防止するものである。
特開2003−128323号公報 特開平5−43121号公報 特開平2−95663号公報
しかしながら、特許文献1で開示された排紙トレイは、山折り状態のシートを給送した場合には、排紙トレイの高さを調整することにより整列性を良くするよう調整可能であるが、山折り状態のシートだけでなく、給送方向の前端部及び後端部が上方に湾曲・折れ曲がった状態(谷折り状態)のシートも混載されていた場合には、ユーザがシートの状態に応じて随時、排紙トレイの高さを調整する必要があるため、手間が掛かってしまう。
また、特許文献2及び3では、シートのサイズ又は厚みを検出し、その検出結果に基づいて、シートの排出速度を変更し、シートの湾曲・折れ曲がりに対する排出速度の変更はない。そのため湾曲・折れ曲がりのあるシートを給紙した場合、排出されたシートが山折り状態に折れ曲がっていると、空気抵抗を受けて排紙トレイにシートの先端が早く着地してしまい、シートの丸まりが発生し、整列性が低下すると共に順狂いが生じる可能性がある。
従って、本発明の目的は、装置内に給紙されたシートの異常形状に起因する排出時の乱れを抑制することにより、装置から排出されたシートの整列性を向上することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るシート給送装置は、シートを装置内に給紙する給紙手段と、前記シートを前記装置から排出する排出手段と、前記給紙手段で前記装置内に給紙されたシートの形状が異常形状であることを検出する検出手段と、前記検出手段を用いた前記異常形状の検出結果に基づいて、前記シートの排出速度を制御する速度制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、装置内に給紙されたシートの異常形状に起因する排出時の乱れを抑制することにより、装置から排出されたシートの整列性を向上することができる。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で以下の実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置100を概略的に示す側断面図である。また、図2は、画像読取装置100の機能的構成を示すブロック図である。図4は、受発光部4の構成を示す図である。
画像読取装置100は、シート給送装置が一体的に設けられており、上部ユニット1と、上部ユニット1を支持する下部ユニット2とを備える。画像読取装置100は、シートをUターンして排紙するため、排紙時には給紙時に対してシートの表裏が反転される。略水平の給紙トレイ3(積載部)は、給紙口に面して取り付けられており、給紙されるシートを複数枚積載可能である。また、給紙トレイ3は、積載量に応じて高さを自動で調整可能である。
受発光部4は、画像読取装置100内に給紙されたシートの形状が異常形状であることを検出するために光の発光と受光を行う検出手段の一例である。受発光部4は、上下方向に並んだ複数の受光素子を有する受光部4aと、上下方向に並んだ複数の発光素子を有する発光部4bとを備える。発光部4bは、図4で示すように、給紙トレイ3に積載されたシートD1を挟んで受光部4aに対向して配置される。受発光部4は、後述のピックアップローラ5よりもシートの給紙方向の上流側に配置される。受発光部4は、シートの湾曲している部分が、発光部4bから発光される光を遮り、受光部4aでの受光状態の変化(すなわち、遮光位置の変化)に対して変化する信号を出力することによって、後述のCPU20が湾曲・折れ曲がりの方向と量を検出することを可能とする。受発光部4からの信号によって、基準高さからの距離を略連続的に検出することが可能であり、検出された距離が閾値よりも大きい場合にシートの形状が異常形状であることを後述のCPU20は検出する。受発光部4は、給紙トレイ3に対して略垂直に配設されることが好適である。
ピックアップローラ5は上下方向に移動可能であり、給紙トレイ3に積載されたシートに上方から当接し、シートを画像読取装置100内に給紙する。すなわち、ピックアップローラ5は、給紙モータ6によって駆動し、給紙トレイ3に積載されたシートに離接可能に設けられ、シートを給紙する際には、下降して給紙トレイ3に積載されたシートに当接する。そして、ピックアップローラ5は、給送ローラ7に接するまでシートが送られると給紙トレイ3に積載されたシートから離れて(すなわち、上昇して)、次のシートの給紙時まで待機する。
給送ローラ7は、ピックアップローラ5よりも下流側に配置されており、ピックアップローラ5によって給紙されたシートを画像読取装置100内へ給送する。分離ローラ8は、給送方向に対して逆方向に回転可能であり、ピックアップローラ5で複数枚のシートが給紙された場合には、給送方向に対して逆方向に回転しシートを1枚ずつ分離可能である。搬送ローラ9、10、11、12は、メインモータ13によって駆動され、互いに等しい速度で回転する。
給送ローラの下流側近傍には、シートサイズを検出するためにシートの通過時間を計測可能とするシートサイズ検出センサ14が設けられる。また、画像読取装置100は、シート給送処理を制御するCPU20を備える。また、CPU20は、受発光部4から出力された信号によるシートの異常形状の検出結果に基づいて、シートの排出速度を制御する速度制御部21と、着目するシートの排出速度に応じて、着目するシートの次に給紙されるシートの給紙タイミングを制御するタイミング制御部22(給紙制御手段)としても機能する。
搬送されたシートがシート検出センサ15を通過すると、CPU20は、その通過した際にシート検出センサ15から出力される検出信号から読み取りタイミングを計って画像読取部16による画像の読み取りを開始する。
排紙ローラ18は、画像読取部16よりも下流側に配置されており、排紙モータ19によって駆動する。また、シート検出センサ17は、シートが通過したか否かを監視し、シートの後端を検出する。この信号に基づいて、CPU20は、排紙ローラ18の回転速度を変更する命令を出す。そして、CPU20は、搬送されたシートをシート検出センサ17で検出すると、排紙モータ19を通常速度、通常速度よりも減速した速度又は通常速度よりも加速した速度で排出する。また、CPU20は、図2に示すように、各センサの信号を受け取り、各モータの速度を制御する。
図3は、CPU20の制御手順を示す図である。図7において、(a)は受発光部4を用いて変形の少ないシートに対してシート検出処理を行う一例を示す図であり、(b)は受発光部4からの信号に基づく検出結果を示す図である。図8において、(a)は受発光部4を用いて変形の大きいシートに対してシート検出処理を行う一例を示す図であり、(b)は受発光部4からの信号に基づく検出結果を示す図である。
まず、ステップS1において、CPU20が搬送開始指示を受けると、ステップS2において、給紙トレイ3に載置されたシートが給紙される位置に到達するまで給紙トレイ3を上昇させて、ピックアップローラをシートに当接させ、シートの給紙を開始する。
シートの給紙が開始されると、ステップS3において、受発光部4がシートD1によって発光素子が発する光が遮られた上下方向位置(以下、遮光位置と呼ぶ)を所定の時間間隔で検出する。受発光部4に複数の受発光素子を有しているため、複数の遮光位置が検出可能である。また、受光素子の受光量の検出を多値で行うことで、遮光位置の高さを略連続的に検出することも可能である。これにより、受発光部4でシートD1の湾曲・折れ曲がりの方向及び量を検出する。
次に、ステップS4において、画像読取部16によって画像の読み取りを行うとともに、ステップS5において、シートサイズ検出センサ14をシートの先端と後端が通過したタイミングによってシートサイズを検出する。
その後、ステップS6において、ステップS3で所定の時間間隔で検出された遮光位置に基づいて、CPU20がシートに湾曲・折れ曲がりが有るか否かを判定する。
例えば、図7(a)で示すようなシートD2が画像読取装置100内に給紙された場合には、受発光部4からの信号に基づく検出結果は、図7(b)のようになる。すなわち、シートD2は、遮光位置の変動がほとんどなく、すなわち該変動が予め定めた量よりも小さいため、湾曲・折れ曲がりが無いと判定される。これに対して、図8(a)で示すように、給紙トレイ3上に大きな折れ曲がりのあるシートD3がある場合には、受発光部4からの信号に基づく検出結果は図8(b)のようになり、湾曲・折れ曲がりが有ると判定される。このようにCPU20は、図7(a)で示すシートが通過した場合には、湾曲・折れ曲がりが無いと判定し、図8(a)で示すシートが通過した場合には、湾曲・折れ曲がりが有ると判定する。
ステップS6で湾曲・折れ曲がりが無いと判定された場合には、ステップS12に進む。一方、ステップS6で湾曲・折れ曲がりが有ると判定された場合には、上述のステップ5で検出されたシートサイズに基づいてステップS7において、シートの長さを判別する。
その後、ステップS8において、湾曲・折れ曲がりが山折り状態であるか否かを遮光位置の検出結果に基づいて判定する。ステップS8で湾曲・折れ曲がりが山折り状態であると判定された場合には、ステップS9において、湾曲・折れ曲がりの量が大きいほど通常の排出速度よりも大きい値に排出速度を設定する。一方、ステップS8で湾曲・折れ曲がりが山折り状態ではない(すなわち、谷折り状態である)と判定された場合には、ステップS10において、次のシートの給紙タイミングを遅く設定して、ステップS11において、湾曲・折れ曲がりの量が大きいほど通常の排出速度よりも小さい値に排出速度を設定する。すなわち、CPU20は、受発光部4の検出結果から判定された湾曲・折れ曲がりの方向及び量に基づいて排紙モータの速度を変更する。
ここで、CPU20は、湾曲・折れ曲がりの方向が谷折り状態であった場合、通常の排出速度よりも小さい値に排出速度設定する制御を行うが、シートを排出している際に、次のシートが先に排紙された紙の後端と衝突してしまう可能性がある。よって、本実施形態では、ステップS10において、ピックアップローラ5の昇降を制御し、給紙タイミングを遅くする制御を行う。
その後、ステップS12において、次のシートを給紙する旨の信号を送信する。最後に、ステップS13において、シートを画像読取装置100から排出して一連の処理を終了する。
以上の処理により屈曲等のない通常のサイズ(例えば、A4用紙等)のシートを給紙、搬送したときの動作は以下のようになる。図1で示す画像読取装置100は給紙トレイ3に複数のシートを積載している。
CPU20は、ホストコンピュータ等から画像読取の指示を受けると、給紙モータ6を駆動させ、シートを給紙する。シートが給紙されるとシートサイズ検出センサ14がシートサイズを読み込む。その後、シート検出センサ15は、シート先端が通過したことを検出し、その情報をCPU20に送信する。
CPU20は、そのシートが通過した情報に基づいて、画像読取部16により画像を読み込む。そして、シートは、排出口に搬送され、通常のサイズ(例えば、A4用紙等)に適した排出速度で排出される。この通常のシートサイズに適した排出速度が通常の排出速度である。なお、シートサイズに応じて排出速度を変えない場合は、シートサイズの検出とシートの長さの判別(ステップS5、ステップS7)は省略し、通常の排出速度は固定値としてもよい。
以下、折れ曲がりや屈曲等で異常形状となった通常のサイズ(例えば、A4用紙等)のシートを給紙、搬送したときの動作について、図5を用いて説明する。図5において、(a)は谷折り状態のシートが給紙トレイ3に積載された状態を示す図であり、(b)は山折り状態のシートが給紙トレイ3に積載された状態を示す図である。
図5(a)で示す画像読取装置には、給紙トレイ3に、通常のシートサイズでシートの給送方向における前端部及び後端部が上下方向上方に折れ曲がった状態(谷折り状態)のシートが積載されている。
CPU20は、ホストコンピュータ等から画像読取の指示を受けると、給紙モータ6を駆動させて、シートを給紙する。そして、シートが給紙される際に、受発光部4からの信号に基づいて湾曲が検出される。
シートは、画像読取装置内に給紙された後給送され、また搬送ローラで搬送されながらシートサイズ検出センサ14からの信号に基づいてCPUがシートサイズを認識する。その後、CPU20はシート検出センサ15の出力信号に基づいてシート先端が通過したことを検出し、タイミングを取りながら画像の読み取りを行う。
シートは、U字形の搬送路を経由して上下が反転され、排出口に搬送され、給紙時に受発光部4によって読み込まれた情報に基づいて、CPU20が、排紙モータ19の速度を通常の排出速度よりも高速にする。これは、給紙部で谷折り状態に折れていたシートが排出されるとき、通常ではシートD5のように先端が早く排紙トレイに着地してしまい丸まってしまう可能性があるためである。そこで、排紙する速度を高速にすることで、シートD4のように排紙されたシートが接地する場所を遠くすることができ、排紙時に丸まることを防止することができる。なお、Uターンでなければ、給紙部で谷折り状態に折れていたシートが排出されるとき、排出口でも谷折り状態となるので、上記とは逆となる。
一方、図5(b)のように画像読取装置100の給紙トレイ3に、通常のシートサイズでシートの給送方向における前端部及び後端部が下方に折れ曲がった状態(山折り状態)のシートが積載されている場合は、谷折り状態と同様に、U字形の搬送路を経由して上下が反転され、排出口にシートが搬送されると、給紙時に受発光部4によって読み込まれた情報に基づいて、シートが給紙部で山折り状態であることをCPU20が検出し、排紙モータ19の速度を通常の排出速度よりも低速にする。
図5(b)で示すように、山折り状態の折れ目がU字形の搬送路を経由することで排紙口では谷折り状態に反転するため、速い速度で排出するとシートが空気抵抗によって丸まってしまい、次のシートがその丸まったシートの上に排出され、整列性の低下を招いてしまう。そこで、本発明では通常の排出速度よりも低速で排出する。
以下、通常のシートサイズよりも大きい、または小さいシートの給紙、搬送動作について説明する。画像読取装置100が給紙トレイ3に通常サイズのシート(例えば、A4用紙等)よりもサイズの大きなシート(例えば、A3用紙等)を積載している場合は、給紙時に上述のステップS5でシートサイズ検出センサ14によって読み込まれた情報に基づいて、上述のステップS7でCPU20がシートサイズを検出し、その情報に基づいて排紙モータ19の速度を通常の排出速度よりも低速にする。なぜならば、シートサイズが大きいシートは、空気抵抗等の影響を排出時に受けやすいため、通常よりも低速で排出する必要があるためである。
一方、画像読取装置100が給紙トレイ3に通常サイズのシートよりもサイズの小さなシート(例えば、名刺等)を積載している場合は、給紙時にシートサイズ検出センサ14によって読み込まれた情報に基づいて、CPU20がシートサイズを検出すると、排紙モータ19の速度を通常の排出速度のまま変更せずに排出する。シートサイズが小さいシートは空気抵抗等の影響を排出時に受けにくいため、通常の速度で問題の無い排出ができる。
ここで、給紙トレイ3にシートサイズが小さく、湾曲や折れ曲がりのあるシートがある場合はシートサイズによる影響は少ないため、上記の通常のシートサイズのシートを排出する際の湾曲・折れ曲がりに対して排出速度を変更する処理と同様に処理する。
以下、通常サイズのシートよりもサイズが大きく、湾曲したり折れ曲がったりした、シートの給紙、搬送動作について説明する。画像読取装置100が給紙トレイ3に山折り状態の通常よりも大きなサイズのシートを積載している場合には、排出口にシートが搬送されると、給紙時に受発光部4の出力した信号に基づいて、CPU20が山折り状態を検出し、シートサイズ検出センサ14の出力した信号に基づいて、CPU20が、そのシートが通常サイズよりも大きなサイズのシートであると判断し、排紙モータ19の速度を通常よりも低速にする。
U字形の搬送路を経由して上下が反転され、山折り状態の折れ目が排紙口では谷折り状態に折れ曲がり、さらに、シートサイズが大きいため、折れ曲がりやすくなる。そこで、通常の速度よりも低速で排出する。
一方、画像読取装置100が給紙トレイ3に谷折り状態の通常よりも大きなサイズのシートを積載している場合は、山折り状態の場合と同様に、排出口にシートが搬送されると、給紙時に複数の受発光部4の出力した信号に基づいて、CPU20が谷折り状態を検出し、シートサイズ検出センサの出力した信号に基づいて、CPU20が、そのシートが通常サイズよりも大きなサイズのシートであると判断し、排紙モータ19の速度を通常よりも速くする。
U字形の搬送路を経由して上下が反転され、谷折り状態の折れ目が排紙口では山折り状態に折れ曲がり、更にシートサイズが大きいため折れ曲がりやすくなる。これにより、更にシートの着地が速くなり、排紙トレイ上で丸まってしまう可能性が高くなる。そこで、通常よりも速い速度で排出する。
ここで、湾曲・折れ曲がりのあるシートとして、山折り状態のシートと谷折り状態のシートが混載されている場合、あるシートに対して排出速度を上げた後、次のシートの排出速度を下げる場合にはその2枚のシート間の間隔が広がるため、給紙速度が一定でも問題ないが、排出速度を下げて、次のシートは排出速度を上げる場合、排紙モータ19の速度を遅くした後に、ピックアップローラ5が給紙を同じ速度で行っていると、搬送速度の差により、シートの間隔が狭くなり、次のシートが排出される際に衝突してしまう可能性がある。
また、湾曲・折れ曲がりのあるシートが排紙トレイに低速で排出された時、次に来るシートが通常よりも速い速度で搬送されると、排紙トレイ上にシートが完全に載置される前に次のシートが排出され、積載時の整列性を悪くする可能性がある。
そこで、排出速度を一旦遅くした場合、CPU20がシートサイズ検出センサ14によって得たシートサイズ情報及びシートが通過した情報から、CPU20が次のシートを給紙する際の給紙モータ6の速度を変更することにより、ピックアップローラ5の昇降のタイミングを遅くし、シートの間隔が予め定めた値よりも大きくなるように調節する。
これにより、排紙モータ19の速度を遅くしても搬送路内でシートの後端と後続シートの先端の間隔が予め定めた値よりも小さくならないため、排出されるシートに次のシートが衝突することを防止することができる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、画像読取装置100内に給紙されたシートの状態に依らずに画像読取装置100から排出されたシートの整列性を向上することができる。
なお、本実施形態では、ピックアップローラの昇降を制御することにより給紙タイミングを変えて紙間を増やしたが、ピックアップローラの回転速度を変更することにより紙間を増やすことも可能であり、また両方を併用してもよい。この場合についても、CPU20は給紙制御手段として機能する。また、シートサイズ検出センサは、画像読取手段によって代用することも可能である。これらの制御は、複数の湾曲・折れ曲がりのあるシートが混載していても実施可能である。また、本実施形態では、U字形の搬送路を備えた装置について説明したが、U字形の搬送路を備えない装置にも本発明は適用可能である。その場合、給紙部で山折り、谷折りになっていたシートは排紙部でも同様に山折り、谷折りになることを考慮して加速、減速を制御すればよい。
<第2の実施形態>
図6は第2の実施形態に係る画像読取装置200の構成を示す図である。図6(a)は画像読取装置200での給紙前を示し、図6(b)は給紙中を示す。
画像読取装置200は、本実施形態では、給紙モータ6が駆動することによってピックアップローラ5を上下させて湾曲したシートD1を1枚ずつ給紙する。また、第1の実施形態に係る画像読取装置100は、シートの湾曲や折れ曲がりの方向と量を検出する受発光部4を備えるものとしたが、本実施形態では、受発光部4は備えていない。その代替として、画像読取装置200は、可変抵抗器24の回転軸を回転させるために、シートに押上げられて搬送方向に回動するレバー23を備える。
図6(a)で示すように、湾曲・折れ曲がりのあるシートD1が給紙トレイ3に積載されている場合には、ピックアップローラ5が給紙モータ6の駆動によって1枚ずつシートD1を給紙すると、図6(b)で示すように、シートD1が給紙口に進み、レバー23がシートD1の折れ曲がりに応じて回動する。これにより、シートD1の湾曲・折れ曲がりを検出することができる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、簡易な構成により連続的にシートの異常形状を判定でき、画像読取装置200内に給紙されたシートの異常形状に起因する排出時の乱れを抑制することにより、画像読取装置200から排出されたシートの整列性を向上することができる。
なお、上記各実施形態では、スキャナ等の画像読取装置に関して詳細に説明したが、本発明は、同様の搬送手法を複写機やプリンタ等の画像形成装置にも適用することができる。また、上記各実施形態に記載した構成部品の寸法、材質、形状、位置関係等は、発明が適用される装置の構成等の条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の技術的範囲を上述の実施形態に限定する趣旨のものではない。
本発明の第1実施形態に係る画像読取装置100を概略的に示す側面図である。 画像読取装置100の機能的構成を示すブロック図である。 CPU20の制御手順を示す図である。 受発光部4の構成を示す図である。 (a)は谷折り状態のシートが給紙トレイ3に積載された状態を示す図であり、(b)は山折り状態のシートが給紙トレイ3に積載された状態を示す図である。 第2の実施形態に係る画像読取装置200の構成を示す図である。 (a)は受発光部4によるシート検出処理の一例を示す図であり、(b)は受発光部4での検出結果を示す図である。 (a)は受発光部4によるシート検出処理の一例を示す図であり、(b)は受発光部4での検出結果を示す図である。 特許文献1に係る排紙トレイの概略的な構成を示す図である。 特許文献2に係る排出速度の制御手順を示す図である。 特許文献3に係る排出速度の制御手順を示す図である。
符号の説明
3 給紙トレイ(積載部)
4 受発光部(検出手段)
5 ピックアップローラ
6 給紙モータ
9〜12 搬送ローラ
13 メインモータ
14 シートサイズ検出センサ
15、17 シート検出センサ
16 画像読取部
18 排紙ローラ
19 排紙モータ
20 CPU
21 速度制御部(速度制御手段)
22 タイミング制御部(給紙制御手段)
23 レバー
100 画像読取装置
A1 給紙部(給紙手段)
A2 排出部(排出手段)

Claims (4)

  1. シートを装置内に給紙する給紙手段と、
    前記シートを前記装置から排出する排出手段と、
    前記給紙手段で前記装置内に給紙されたシートの形状が異常形状であることを検出するための検出手段と、
    前記検出手段を用いた前記異常形状の検出結果に基づいて、前記シートの排出速度を制御する速度制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 着目するシートの排出速度に応じて、前記着目するシートの次に給紙されるシートの給紙タイミング及び給紙速度の少なくともいずれか一方を制御する給紙制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記給紙手段は、給紙前のシートを積載する積載部と、前記積載部に積載されたシートに上下方向上方から当接し、前記シートを前記装置内に給紙するピックアップローラとを有し、
    前記検出手段は、前記ピックアップローラに対して、前記シートの給紙方向の上流側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート給送装置。
  4. 前記検出手段を用いて、前記シートの基準高さからの距離を略連続的に検出可能であり、前記距離が閾値よりも大きい場合に前記シートの形状が異常形状であることを検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート給送装置。
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