JP2019153924A - エアバッグ制御システム - Google Patents

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隆之 奥野
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隆之 奥野
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Abstract

【課題】構成の複雑化や誤動作の抑制されたエアバッグ制御システムを提供する。【解決手段】本開示のエアバッグ制御システムは、乗員に装着されたエアバッグを起動させるエアバッグ起動装置と、車体に乗車した乗員に接触する複数の車体部位に設けられた複数の車体側電極を含み、各車体側電極を介して乗員の身体を通信媒体とする通信を行う車体側通信装置と、乗員に対して設けられた複数の乗員側電極を含み、各乗員側電極を介して、車体側通信装置との間で乗員の身体を通信媒体とする通信を行うと共に、各車体側電極に対する通信状態と車体側通信装置からの通信内容とに基づいて、エアバッグをエアバッグ起動装置によって起動するか否かを制御する乗員側通信装置とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、人体を通信媒体とする通信を用いたエアバッグ制御システムに関する。
2輪車等の車体に乗車した乗員を保護するシステムとして、乗員が着用するジャケットにエアバッグを組み込み、衝撃等を検知した場合に、エアバッグを展開させる技術がある(特許文献1ないし3参照)。例えば、乗員(ジャケット)と車体とを物理的に紐で接続して紐が強い力で引っ張られた場合にエアバッグを起動する技術や、車体側に加速度センサを設置し、衝撃を検知した場合に、乗員側に無線通信等でエアバッグ起動信号を送信する技術がある。
特開平11−129961号公報 特開2011−195996号公報 特開2007−92264号公報
上記した技術では、物理的な紐が必要であったり、車体側に加速度センサを設置する必要があり、構成の複雑化を招くと共に誤動作が生じやすい。
上記した技術に対して、構成の複雑化や誤動作の抑制されたエアバッグ制御システムを提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係るエアバッグ制御システムは、乗員に装着されたエアバッグを起動させるエアバッグ起動装置と、車体に乗車した乗員に接触する複数の車体部位に設けられた複数の車体側電極を含み、各車体側電極を介して乗員の身体を通信媒体とする通信を行う車体側通信装置と、乗員に対して設けられた複数の乗員側電極を含み、各乗員側電極を介して、車体側通信装置との間で乗員の身体を通信媒体とする通信を行うと共に、各車体側電極に対する通信状態と車体側通信装置からの通信内容とに基づいて、エアバッグをエアバッグ起動装置によって起動するか否かを制御する乗員側通信装置とを備えるものである。
本開示の一実施の形態に係るエアバッグ制御システムでは、乗員と車体との間で人体を通信媒体とする通信が行われる。乗員側通信装置は、その通信状態と通信内容とに基づいて、エアバッグを起動するか否かを制御する。
本開示の一実施の形態に係るエアバッグ制御システムによれば、乗員と車体との間で人体を通信媒体とする通信を行い、その通信状態と通信内容とに基づいて、乗員側通信装置がエアバッグを起動するか否かを制御するようにしたので、構成の複雑化や誤動作を抑制することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
人体を通信媒体とする通信システムの概要を示す構成図である。 本開示の第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムの概要を示す外観模式図である。 第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムによってエアバッグが起動した状態の一例を示す外観模式図である。 第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムにおける乗員側通信装置の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムにおける車体側通信装置の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムにおける乗員側通信装置による制御動作の一例を概略的に示す流れ図である。 第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムにおける車体側通信装置による制御動作の一例を概略的に示す流れ図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
0.比較例
1.第1の実施の形態
1.1 人体を通信媒体とする通信システムの概要(図1)
1.2 構成(図2〜図5)
1.3 制御動作(図6〜図7)
1.4 効果
1.5 変形例
2.その他の実施の形態
<0.比較例>
2輪車等の車体に乗車した乗員を保護するシステムとして、乗員が着用するジャケットにエアバッグを組み込み、以下の方式によってエアバッグを展開させる技術がある。
(1)乗員(ジャケット)と車体とを物理的に紐で接続し、紐が強い力で引っ張られた場合にジャケットに組み込まれたエアバッグを起動する方式。
(2)乗員と車体とを、時間差で動作する長さの異なる2つの紐で接続し、2つの紐と合わせて車体に電波発信源を設置する。2つの紐が引っ張られたときの電波減衰量が一定未満ならエアバッグを起動する(特許文献1(特開平11−129961号公報)参照)。
(3)車体に加速度センサを設置し、衝撃を検知したら無線通信または人体通信でエアバッグ起動信号を乗員側に送信し、エアバッグを起動する(特許文献2(特開2011−195996号公報)参照)。
(4)車体に一定周波数の電波発信源を設置し、ジャケット側で位相遅延量を確認して遅延量または遅延量変化が大きくなった場合にエアバッグを起動する(特許文献3(特開2007−92264号公報)参照)。
(課題)
(1)の方式では、乗車時に紐が邪魔となる。走行開始時に、その都度紐を接続する手間がかかる。また降車時に紐を外し忘れると、エアバッグが誤動作する場合がある。
(2)の方式は、電波発信源からの電界および磁界が近傍界と遠方界との両領域に存在するため、電波の到達範囲が広い。電波発信源(車体)から乗員が離れたことを検知(離脱検知)するには電界または磁界の強度を測定する必要がある。単純な通信途絶による検知を行うことは困難である。また、電波の到達範囲が広いため、局所的な離脱検知を行うことは困難である。
(3)の方式は、転倒の検知を車体側の加速度センサによって行うため、通信状態が悪いときやスリップダウン等の衝撃が弱い転倒ではエアバッグの起動に失敗する。また、車体側に加速度センサの設置が必要となり、構成の複雑化を招く。また、車体側で転倒の検知を行うため、車体の衝突等によって車体側からエアバッグ側にエアバッグ起動信号を送出する前に車体側デバイスが破壊された場合には、エアバッグの起動が困難である。
(4)の方式は、(2)の方式と同様に電波の到達範囲が広いために局所的な離脱検知が困難である。
以上のことから、構成の複雑化や誤動作の抑制されたエアバッグ制御システムの開発が望まれる。
<1.第1の実施の形態>
(人体を通信媒体とする通信システムの概要)
本開示のエアバッグ制御システムは、人体を通信媒体とする通信システム、いわゆる人体通信を利用した制御システムである。まず、人体を通信媒体とする通信システムの概要を説明する。
図1は、電界通信技術を利用した人体30を通信媒体とする通信システムの概要を示している。
この通信システム100は、第1の通信装置110と、第2の通信装置120とを備えている。
例えば、第1の通信装置110および第2の通信装置120のうちいずれか一方が、後述する乗員側通信装置1(図4)に適用され、他方が後述する車体側通信装置2(図5)に適用される。
第1の通信装置110は、第1の電極部115と、第1の通信回路部113とを有している。第1の電極部115は、通信電極として、第1の人体電極111と、第1の空間電極112とを有している。第1の通信回路部113は、ホスト114に接続されている。
第2の通信装置120は、第2の電極部125と、第2の通信回路部123とを有している。第2の電極部125は、通信電極として、第2の人体電極121と、第2の空間電極122とを有している。第2の通信回路部123は、ホスト124に接続されている。
第1の通信回路部113および第2の通信回路部123はそれぞれ、電界通信方式(準静電界通信方式)の通信回路を含んでいる。
第1の通信回路部113は、少なくとも送信回路(送信装置)を含んでいてもよい。第2の通信回路部123は、少なくとも受信回路(受信装置)を含んでいてもよい。また、第1の通信回路部113と第2の通信回路部123とのそれぞれが送受信回路を有し、第1の通信装置110と第2の通信装置120との間で双方向の通信が可能であってもよい。
第1の通信装置110から信号を送信する場合、第1の通信回路部113は、所定の変調方式で変調された信号を含む電位差の送信信号を、第1の人体電極111と第1の空間電極112との間に発生させる。第1の人体電極111は、第1の空間電極112よりも人体30に近い側に配置される。これにより、第1の人体電極111は、第1の空間電極112よりも通信媒体(人体30)に対して静電結合が強くなるように配置されている。
この通信システムでは、人体30の一部が第2の空間電極122よりも第2の人体電極121に近付くことで、第1の人体電極111と第2の人体電極121との間で人体30を通信媒体とする人体側通信経路が形成される。また、第1の空間電極112と第2の空間電極122との間では、空間(例えば空気)を通信媒体とした空間側通信経路が形成される。
第2の人体電極121と第2の空間電極122との間には、人体側通信経路と空間側通信経路とを介して伝送される送信信号に応じた電位差が発生する。第2の通信回路部123は、第2の人体電極121と第2の空間電極122との間との間に生じた電位差を検出し、第1の通信回路部113の変調方式に対応した復調処理を行って受信信号とし、出力信号として出力する。
電界通信方式(準静電界通信方式)では、第1の通信装置110と第2の通信装置120との間で人体電極間の結合が強くなることで通信を行うことができる。人体電極に人が接触することで通信を行うことができるが、人体電極に人が近付くだけでも、人体表面に電界Eが分布することで通信を行うことができる。このため、人体30のごく近傍でのみ通信可能となる。ウェアラブルデバイスとの親和性も高い。
[1.2 構成]
図2は、本開示の第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムの概要を示している。図3は、第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムによってエアバッグが起動した状態の一例を示している。図4は、第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムにおける乗員側通信装置1の一構成例を示している。図5は、第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムにおける車体側通信装置2の一構成例を示している。
なお、図2および図3には、乗員10が乗車する車体20として2輪車の例を示すが、本開示のエアバッグ制御システムは、2輪車に限らず、3輪車等に適用されてもよい。
第1の実施の形態に係るエアバッグ制御システムは、乗員側通信装置1と、車体側通信装置2と、エアバッグ起動装置3と、エアバッグ4とを備えている。
(乗員側通信装置1)
乗員側通信装置1、エアバッグ起動装置3、およびエアバッグ4は、乗員10に対して設けられている。
エアバッグ4とエアバッグ起動装置3は、例えば、図2に示したように、乗員10が着用するジャケット等に組み込まれている。本開示において、エアバッグ4の構造は特に限定されない。エアバッグ起動装置3は、エアバッグ4の構造に応じた起動方法でエアバッグ4を起動させる。
乗員側通信装置1は、所定の条件を満たしたときに、エアバッグ起動装置3に対してエアバッグ4を起動させるエアバッグ起動信号を出力し、エアバッグ4を起動(展開)させる。乗員側通信装置1は、エアバッグ起動装置3と共に一体的にジャケット等に組み込まれていてもよいし、エアバッグ起動装置3とは別体としてジャケット等に組み込まれていてもよい。また、乗員側通信装置1からエアバッグ起動装置3に対してエアバッグ起動信号を出力可能であり、かつ乗員10の身体を介した人体通信が可能となるような位置であれば、ジャケット等とは別の着用物として乗員10に装着されてもよい。
本開示において、乗員側通信装置1とエアバッグ起動装置3との間の通信方式は特に限定されない。エアバッグ起動信号を伝達可能であれば、乗員側通信装置1とエアバッグ起動装置3とが配線により電気的に接続されていてもよいし、配線ではなく無線通信可能な構成であってもよい。
乗員側通信装置1は、図4に示したように、複数の電極部11A,11B,11Cと、複数の通信回路部12A,12B,12Cと、乗員側制御部13とを備えている。乗員側制御部13は、通信制御部14と、乗車状態判定部15とを有している。
電極部11Aは、通信回路部12Aに接続されている。電極部11Bは、通信回路部12Bに接続されている。電極部11Cは、通信回路部12Cに接続されている。
複数の電極部11A,11B,11Cはそれぞれ、本開示における「乗員側電極」の一具体例に相当する。複数の電極部11A,11B,11Cはそれぞれ、例えば図1の第1の通信装置110における第1の電極部115、または第2の通信装置120における第2の電極部125に相当する。複数の電極部11A,11B,11Cはそれぞれ、人体電極および空間電極を有している。例えば、第1の通信装置110における第1の電極部115を例にすると、複数の電極部11A,11B,11Cはそれぞれ、図1の第1の通信装置110における第1の人体電極111と第1の空間電極112とに相当する人体電極および空間電極を有している。
複数の通信回路部12A,12B,12Cはそれぞれ、例えば図1の第1の通信装置110における第1の通信回路部113、または第2の通信装置120における第2の通信回路部123に相当する。複数の通信回路部12A,12B,12Cはそれぞれ、少なくとも受信回路を含んでいる。また、複数の通信回路部12A,12B,12Cはそれぞれ、送信回路を含んでいてもよい。
複数の通信回路部12A,12B,12Cは、複数の乗員側電極(複数の電極部11A,11B,11C)のそれぞれを介して、車体側通信装置2との間で乗員10の身体を通信媒体とする通信を行う。
通信制御部14は、複数の通信回路部12A,12B,12Cのそれぞれに対する通信制御を行う。通信制御部14は、複数の通信回路部12A,12B,12Cを介して、複数の電極部11A,11B,11Cからの信号を受信する。また、通信制御部14は、複数の通信回路部12A,12B,12Cを介して、複数の電極部11A,11B,11Cから信号を送信する。通信制御部14は、複数の電極部11A,11B,11Cおよび複数の通信回路部12A,12B,12Cを介して、定期的に、車体側通信装置2からの信号を受信する。また、通信制御部14は、複数の電極部11A,11B,11Cおよび複数の通信回路部12A,12B,12Cを介して、定期的に、車体側通信装置2に対して受信した信号に対する返信(ACK)を行う。
通信制御部14が受信する信号には、通信状態情報S1と、車体側動作情報S2とが含まれている。通信状態情報S1は、各乗員側電極(複数の電極部11A,11B,11Cのそれぞれ)と後述する各車体側電極(複数の電極部21A,21B,21Cのそれぞれ)との間の通信状態を示す情報である。通信状態を示す情報とは、例えば、通信を確立できたか否か、あるいは通信が切断されたか否かを示す情報である。車体側動作情報S2には、速度情報S2Aと、電源状態情報S2Bとが含まれている。速度情報S2Aは、車体側通信装置2から送信された車体20の速度を示す情報である。電源状態情報S2Bは、車体20の電源の状態(エンジン停止の有無)を示す情報である。
乗車状態判定部15は、通信状態情報S1と車体側通信装置2からの通信内容とに基づいて、エアバッグ4をエアバッグ起動装置3によって起動するか否かを判定し、エアバッグ起動装置3を制御する。車体側通信装置2からの通信内容は、例えば車体側通信装置2からの車体側動作情報S2である。乗車状態判定部15は、車体側動作情報S2を記憶する記憶部を有している。
(車体側通信装置2)
車体側通信装置2は、図5に示したように、複数の電極部21A,21B,21Cと、複数の通信回路部22A,22B,22Cと、車体側制御部23と、電源状態計測部26と、速度計測部27とを備えている。車体側制御部23は、通信制御部24と、動作情報計測部25とを有している。
複数の電極部21A,21B,21Cはそれぞれ、本開示における「車体側電極」の一具体例に相当する。複数の電極部21A,21B,21Cはそれぞれ、例えば図1の第1の通信装置110における第1の電極部115、または第2の通信装置120における第2の電極部125に相当する。複数の電極部21A,21B,21Cはそれぞれ、人体電極および空間電極を有している。例えば、第2の通信装置120における第2の電極部125を例にすると、複数の電極部21A,21B,21Cはそれぞれ、図1の第2の通信装置120における第2の人体電極121と第2の空間電極122とに相当する人体電極および空間電極を有している。
車体側通信装置2は、車体20に対して設けられている。車体側通信装置2における複数の電極部21A,21B,21Cはそれぞれ、例えば、車体20に乗車した乗員10に接触する少なくとも3つの車体部位に設けられている。車体側通信装置2は、複数の電極部21A,21B,21Cのそれぞれを介して、乗員側通信装置1との間で乗員10の身体を通信媒体とする通信を行う。
車体20は、図2に示したように、複数の車体部位として、乗員10の手が接触するハンドル41と、乗員10の足が接触するステップ42と、乗員10が座るシート43とを含んでいる。
図2に示したように、電極部21Aは、例えばハンドル41に設けられている。電極部21Bは、例えばステップ42に設けられている。電極部21Cは、例えばシート43に設けられている。これにより、乗員10の手がハンドル41に接触または近付くことで、電極部21Aと乗員側通信装置1における複数の電極部11A,11B,11Cのいずれかとの間で人体通信が可能となる。また、乗員10の足がステップ42に接触または近付くことで、電極部21Bと乗員側通信装置1における複数の電極部11A,11B,11Cのいずれかとの間で人体通信が可能となる。また、乗員10がシート43に座る、または近付くことで、電極部21Cと乗員側通信装置1における複数の電極部11A,11B,11Cのいずれかとの間で人体通信が可能となる。
図2に示したように、乗員10が車体20に正常な状態で乗車している場合には、車体側通信装置2における複数の電極部21A,21B,21Cのすべてと乗員側通信装置1との間で人体通信が可能となる。一方、図3に示したように、転倒や衝突等により、乗員10の身体の一部またはすべてが車体20から離れた場合、車体側通信装置2における複数の電極部21A,21B,21Cの一部またはすべてと乗員側通信装置1との間で人体通信ができなくなる。このことから、乗員側通信装置1および車体側通信装置2では、各乗員側電極と各車体側電極との間の通信状態に基づいて、車体20の転倒や衝突等の状態を判断することができる。
電極部21Aは、通信回路部22Aに接続されている。電極部21Bは、通信回路部22Bに接続されている。電極部21Cは、通信回路部22Cに接続されている。
複数の通信回路部22A,22B,22Cはそれぞれ、例えば図1の第1の通信装置110における第1の通信回路部113、または第2の通信装置120における第2の通信回路部123に相当する。複数の通信回路部22A,22B,22Cはそれぞれ、少なくとも送信回路を含んでいる。複数の通信回路部22A,22B,22Cはそれぞれ、受信回路を含んでいてもよい。
電源状態計測部26と速度計測部27は、動作情報計測部25に接続されている。
電源状態計測部26は、車体20の電源の状態(エンジン停止の有無)を示す電源状態情報S2Bを、動作情報計測部25に出力する。
速度計測部27は、車体20の速度を示す速度情報S2Aを動作情報計測部25に出力する。
動作情報計測部25は、速度計測部27からの速度情報S2Aと電源状態情報S2Bからの電源状態情報S2Bとを含む車体側動作情報S2を通信制御部24に出力する。
通信制御部24は、複数の通信回路部22A,22B,22Cのそれぞれに対する通信制御を行う。通信制御部24は、複数の通信回路部22A,22B,22Cを介して、複数の電極部21A,21B,21Cからの信号を受信する。また、通信制御部14は、複数の通信回路部22A,22B,22Cを介して、複数の電極部21A,21B,21Cから信号を送信する。通信制御部24は、複数の電極部21A,21B,21Cおよび複数の通信回路部22A,22B,22Cを介して、定期的に、乗員側通信装置1に対して、車体側動作情報S2を送信する。また、通信制御部24は、定期的に、乗員側通信装置1からの返信(ACK)信号を受信する。
[1.3 制御動作]
(制御動作の概要)
乗員10は、車体20への乗車時に、乗員側通信装置1とエアバッグ起動装置3とをオン状態にする。乗員側通信装置1は、車体側通信装置2の各車体側電極(電極部21A,21B,21Cのそれぞれ)の探索を開始する。車体20側では、車体20の電源(エンジンキー)がオン状態にされたら、車体側通信装置2の各車体側電極を接続待ち状態にする。
乗員10が乗車後に、各車体側電極が乗員側通信装置1と通信接続状態になったら、車体側通信装置2は少なくとも速度情報S2Aを定期的に乗員側通信装置1へ送信する。乗員側通信装置1では、少なくとも速度情報S2Aを定期的に受信して速度情報S2Aを保持しながら、車体側通信装置2へ返信(ACK)信号を返す。乗員側通信装置1と車体側通信装置2は、各乗員側電極(複数の電極部11A,11B,11Cのそれぞれ)と各車体側電極との間の通信状態を監視する。
乗員側通信装置1は、エンジン始動時に、車体側通信装置2との通信が確立できない場合は、エアバッグ起動装置3は起動させずに、車体側通信装置2との通信が確立できない旨の警告を乗員10に対して行うようにしてもよい。警告は、図示しない音声発生部による警告音であってもよい。また、警告は、図示しない表示部による警告表示であってもよい。
乗員側通信装置1の乗車状態判定部15は、例えば、通信状態情報S1に基づいて、複数の車体側電極(複数の電極部21A,21B,21C)のすべてとの通信が一定期間、切断されたか否かを判定する。また、乗車状態判定部15は、複数の車体側電極のすべてとの通信が一定期間、切断された場合に、車体側通信装置2からの速度情報S2Aに基づいて、通信が切断される直前の車体20の速度が所定の速度以上であったか否かを判定する。乗車状態判定部15は、例えば、複数の車体側電極のすべてとの通信が一定期間、切断されると共に、通信が切断される直前の車体20の速度が所定の速度以上であると判定した場合には、例えば車体20が転倒等したと判断し、エアバッグ4をエアバッグ起動装置3によって起動させる。
また、乗員側通信装置1の乗車状態判定部15は、例えば、複数の車体側電極のすべてとの通信が一定期間、切断された場合に、車体側通信装置2からの速度情報S2Aに基づいて、通信が切断される直前の車体20の速度が所定の速度を下回っていたか否かを判定する。乗車状態判定部15は、例えば、複数の車体側電極のすべてとの通信が一定期間、切断され、かつ、通信が切断される直前の車体20の速度が所定の速度を下回っていたと判定した場合には、車体20が正常な状態で減速または停止したと判定し、エアバッグ4をエアバッグ起動装置3によって起動させない。また、この場合、乗車状態判定部15は、さらに電源状態情報S2Bに基づいて、車体20の電源の状態(エンジン停止の有無)を判定し、エンジン停止したと判定した場合には、通信制御部14に対して、車体側通信装置2との通信動作を停止するよう指示してもよい。
車体側通信装置2の車体側制御部23は、複数の車体側電極(複数の電極部21A,21B,21C)のうち、一部の車体側電極が乗員側通信装置1に対して一定期間、通信が切断状態となった場合には、例えば、車体20付近に乗員10の身体の一部が残った状態で車体20が転倒した状態等にあるものと判断し、車体20に対してエンジンを停止させる制御を行う。通信が切断状態となったか否かの判定は、例えば、通信制御部24が、乗員側通信装置1からの返信(ACK)信号が切断状態となったか否を判定することによって行うことができる。
(乗員側通信装置1側の制御動作)
図6は、乗員側通信装置1による制御動作の流れの一例を概略的に示している。以下の制御は、主に乗員側制御部13の通信制御部14と乗車状態判定部15とによって行われる。
まず、乗員側制御部13は、車体側電極(電極部21A,21B,21C)に対して未接続の乗員側電極(電極部11A,11B,11C)のすべてによって、車体側電極を探索する(ステップS11)。次に、乗員側制御部13は、未接続の乗員側電極を介して車体側通信装置2からの応答があったか否かを判定する(ステップS12)。
乗員側制御部13は、未接続の乗員側電極を介して車体側通信装置2からの応答がなかったと判定した場合(ステップS12;N)には、次に、すべての乗員側電極で接続されるまで車体側電極の探索を継続するよう(ステップS15)、ステップS11の処理に戻る。
未接続の乗員側電極を介して車体側通信装置2からの応答があったと判定した場合(ステップS12;Y)には、乗員側制御部13は、応答があった車体側電極を介して車体側通信装置2との通信を開始する。次に、乗員側制御部13は、すべての乗員側電極で車体側電極との接続済みであるか否かを判定する(ステップS14)。
乗員側制御部13は、すべての乗員側電極で車体側電極との接続済みではないと判定した場合(ステップS14;N)には、次に、すべての乗員側電極で接続されるまで車体側電極の探索を継続するよう(ステップS15)、ステップS11の処理に戻る。
すべての乗員側電極で車体側電極との接続済みであると判定した場合(ステップS14;Y)には、乗員側制御部13は、次に、通信可能な乗員側電極を介して定期的に、車体側通信装置2から速度情報S2Aを受信し、速度情報S2Aを図示しない記憶部に記憶する(ステップS16)。
次に、乗員側制御部13は、すべての乗員側電極で車体側電極との通信が切断されたか否かを判定する(ステップS17)。乗員側制御部13は、すべての乗員側電極で車体側電極との通信が切断されてはいないと判定した場合(ステップS17;N)には、次に、車体側電極との通信が切断された乗員側電極があるか否かを判定する(ステップS18)。乗員側制御部13は、車体側電極との通信が切断された乗員側電極はないと判定した場合(ステップS18;N)には、ステップS16の処理に戻る。乗員側制御部13は、車体側電極との通信が切断された乗員側電極があると判定した場合(ステップS18;Y)には、通信が切断された乗員側電極による再接続を行い(ステップS19)、ステップS16の処理に戻る。
一方、すべての乗員側電極で車体側電極との通信が切断されたと判定した場合(ステップS17;Y)には、次に、乗員側制御部13は、通信切断発生時(通信が切断される直前)の車体20の速度が所定の速度以上であるか否かを判定する(ステップS20)。
乗員側制御部13は、通信切断発生時の車体20の速度が所定の速度以上であると判定した場合(ステップS20;Y)には、例えば車体20が転倒等したと判定し、エアバッグ4をエアバッグ起動装置3によって起動させて(ステップS21)、通信処理を終了する。
一方、乗員側制御部13は、通信切断発生時の車体20の速度が所定の速度以上ではないと判定した場合(ステップS20;N)には、エアバッグ4をエアバッグ起動装置3によって起動させずに、通信処理を終了する。
(車体側通信装置21側の制御動作)
図7は、車体側通信装置2による制御動作の流れの一例を概略的に示している。以下の制御は、主に車体側制御部23の通信制御部24と動作情報計測部25とによって行われる。
まず、車体側制御部23は、乗員側電極(電極部11A,11B,11C)に対して未接続の車体側電極(電極部21A,21B,21C)のすべてによって、乗員側電極を探索する(ステップS31)。次に、車体側制御部23は、未接続の車体側電極を介して乗員側通信装置1からの接続要求があったか否かを判定する(ステップS32)。
車体側制御部23は、未接続の車体側電極を介して乗員側通信装置1からの接続要求がなかったと判定した場合(ステップS32;N)には、次に、すべての車体側電極で接続されるまで乗員側電極の探索を継続するよう(ステップS35)、ステップS31の処理に戻る。
未接続の車体側電極を介して乗員側通信装置1からの接続要求があったと判定した場合(ステップS32;Y)には、車体側制御部23は、接続要求があった乗員側電極を介して乗員側通信装置1との通信を開始する。次に、車体側制御部23は、すべての車体側電極で乗員側電極との接続済みであるか否かを判定する(ステップS34)。
車体側制御部23は、すべての車体側電極で乗員側電極との接続済みではないと判定した場合(ステップS34;N)には、次に、すべての車体側電極で接続されるまで乗員側電極の探索を継続するよう(ステップS35)、ステップS31の処理に戻る。
すべての車体側電極で乗員側電極との接続済みであると判定した場合(ステップS34;Y)には、車体側制御部23は、次に、通信可能な車体側電極を介して定期的に、乗員側通信装置1に対して速度情報S2Aを送信する(ステップS36)。
次に、車体側制御部23は、すべての車体側電極で乗員側電極との通信が切断されたか否かを判定する(ステップS37)。車体側制御部23は、すべての車体側電極で乗員側電極との通信が切断されてはいないと判定した場合(ステップS37;N)には、次に、乗員側電極との通信が切断された車体側電極があるか否かを判定する(ステップS38)。車体側制御部23は、乗員側電極との通信が切断された車体側電極はないと判定した場合(ステップS38;N)には、ステップS36の処理に戻る。車体側制御部23は、乗員側電極との通信が切断された車体側電極があると判定した場合(ステップS38;Y)には、通信が切断された車体側電極による再接続を行い(ステップS39)、ステップS36の処理に戻る。
一方、すべての車体側電極で乗員側電極との通信が切断されたと判定した場合(ステップS37;Y)には、車体側制御部23は、通信処理を終了する。
[1.4 効果]
以上のように、本実施の形態によれば、乗員10と車体20との間で人体を通信媒体とする通信を行い、その通信状態と通信内容とに基づいて、乗員側通信装置1がエアバッグ4を起動するか否かを制御するようにしたので、構成の複雑化や誤動作を抑制することができる。
本実施の形態によれば、人体を通信媒体とする通信を行うので、乗員10側と車体20側との電気的な配線等が不要となる。
また、本実施の形態によれば、車体20から乗員10が離脱したか否かの判定は通信途絶をトリガとして乗員10側(乗員側通信装置1)で行われるため、車体20側(車体側通信装置2)の通信デバイスの破損状況に依存せず離脱検知が可能となる。
また、本実施の形態によれば、乗車中に定期的に車体20側から乗員10側に対して速度情報S2Aが送信されるため、速度に応じてエアバッグ4の展開要否の判別が可能となる。また、停車時はエンジンの停止情報が車体20側から乗員10側に対して送信されるため、停止後のエアバッグ4の誤動作を防止可能となる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
[1.5 変形例]
以上では、複数の乗員側電極(複数の電極部11A,11B,11C)と複数の車体側電極(複数の電極部21A,21B,21C)とが、それぞれ3つである場合を例に説明したが、乗員側電極と車体側電極との数はそれぞれ、2つ、または4つ以上であってもよい。乗員側電極と車体側電極とを設ける数を増やした方が、より正確に車体20の衝突や転倒等の判断を行うことができる。また、車体側電極を設ける位置は、図2に示したハンドル41、ステップ42、およびシート43以外の位置であってもよい。また、ハンドル41とステップ42とのそれぞれについて、左側(左手側および左足側)と右側(右手側および右足側)との2つに車体側電極を設けるようにしてもよい。
また、図4の構成例では、乗員側通信装置1が、複数の電極部11A,11B,11Cのそれぞれに対応する複数の通信回路部12A,12B,12Cを備えるようにしたが、複数の通信回路部12A,12B,12Cを1つの通信回路部で構成してもよい。この場合、1つの通信回路部と複数の電極部11A,11B,11Cのそれぞれとの接続を時分割で切り替えるようにしてもよい。これにより、複数の電極部11A,11B,11Cのそれぞれによる通信を時分割で行うようにしてもよい。
また、図5の構成例では、車体側通信装置2が、複数の電極部21A,21B,21Cのそれぞれに対応する複数の通信回路部22A,22B,22Cを備えるようにしたが、複数の通信回路部22A,22B,22Cを1つの通信回路部で構成してもよい。この場合、1つの通信回路部と複数の電極部21A,21B,21Cのそれぞれとの接続を時分割で切り替えるようにしてもよい。これにより、複数の電極部21A,21B,21Cのそれぞれによる通信を時分割で行うようにしてもよい。
<2.その他の実施の形態>
本開示による技術は、上記各実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、本技術は以下のような構成を取ることもできる。
(1)
乗員に装着されたエアバッグを起動させるエアバッグ起動装置と、
車体に乗車した前記乗員に接触する複数の車体部位に設けられた複数の車体側電極を含み、前記各車体側電極を介して前記乗員の身体を通信媒体とする通信を行う車体側通信装置と、
前記乗員に対して設けられた複数の乗員側電極を含み、前記各乗員側電極を介して、前記車体側通信装置との間で前記乗員の身体を通信媒体とする通信を行うと共に、前記各車体側電極に対する通信状態と前記車体側通信装置からの通信内容とに基づいて、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動するか否かを制御する乗員側通信装置と
を備える
エアバッグ制御システム。
(2)
前記車体側通信装置は、前記乗員側通信装置に対して、少なくとも前記車体の速度情報を定期的に送信し、
前記乗員側通信装置は、少なくとも前記車体側通信装置からの前記速度情報と前記各車体側電極に対する通信状態とに基づいて、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動するか否かを制御する
上記(1)に記載のエアバッグ制御システム。
(3)
前記乗員側通信装置は、前記複数の車体側電極のすべてとの通信が切断され、かつ、通信が切断される直前の前記車体の速度が所定の速度以上であった場合には、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動させる
上記(2)に記載のエアバッグ制御システム。
(4)
前記乗員側通信装置は、前記複数の車体側電極のすべてとの通信が切断され、かつ、通信が切断される直前の前記車体の速度が所定の速度を下回っていた場合には、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動させずに、前記車体側通信装置との通信動作を停止する
上記(2)または(3)に記載のエアバッグ制御システム。
(5)
前記車体側通信装置は、前記複数の車体側電極のうち、一部の車体側電極が前記乗員側通信装置に対して一定期間、通信が切断状態となった場合に、前記車体に対してエンジンを停止させる
上記(1)ないし(4)のいずれか1つに記載のエアバッグ制御システム。
(6)
前記車体側電極は、少なくとも3つの車体部位に設けられている
上記(1)ないし(5)のいずれか1つに記載のエアバッグ制御システム。
(7)
前記車体は、前記複数の車体部位として、前記乗員の手が接触するハンドルと、前記乗員の足が接触するステップと、前記乗員が座るシートとを含み、
前記車体側電極は、少なくとも、前記ハンドルと、前記ステップと、前記シートとに設けられている
上記(6)に記載のエアバッグ制御システム。
1…乗員側通信装置、2…車体側通信装置、3…エアバッグ起動装置、4…エアバッグ、10…乗員、11A,11B,11C…電極部、12A,12B,12C…通信回路部、13…乗員側制御部、14…通信制御部、15…乗車状態判定部、20…車体、21A,21B,21C…電極部、22A,22B,22C…通信回路部、23…車体側制御部、24…通信制御部、25…動作情報計測部、26…電源状態計測部、27…速度計測部、30…人体(通信媒体)、31…乗員、32…車体、41…ハンドル、42…ステップ、43…シート、100…通信システム、110…第1の通信装置、111…第1の人体電極、112…第1の空間電極、113…第1の通信回路部、114…ホスト、115…第1の電極部、120…第2の通信装置、121…第2の人体電極、122…第2の空間電極、123…第2の通信回路部、124…ホスト、125…第2の電極部、S1…通信状態情報、S2…車体側動作情報、S2A…速度情報、S2B…電源状態情報。

Claims (7)

  1. 乗員に装着されたエアバッグを起動させるエアバッグ起動装置と、
    車体に乗車した前記乗員に接触する複数の車体部位に設けられた複数の車体側電極を含み、前記各車体側電極を介して前記乗員の身体を通信媒体とする通信を行う車体側通信装置と、
    前記乗員に対して設けられた複数の乗員側電極を含み、前記各乗員側電極を介して、前記車体側通信装置との間で前記乗員の身体を通信媒体とする通信を行うと共に、前記各車体側電極に対する通信状態と前記車体側通信装置からの通信内容とに基づいて、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動するか否かを制御する乗員側通信装置と
    を備える
    エアバッグ制御システム。
  2. 前記車体側通信装置は、前記乗員側通信装置に対して、少なくとも前記車体の速度情報を定期的に送信し、
    前記乗員側通信装置は、少なくとも前記車体側通信装置からの前記速度情報と前記各車体側電極に対する通信状態とに基づいて、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動するか否かを制御する
    請求項1に記載のエアバッグ制御システム。
  3. 前記乗員側通信装置は、前記複数の車体側電極のすべてとの通信が切断され、かつ、通信が切断される直前の前記車体の速度が所定の速度以上であった場合には、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動させる
    請求項2に記載のエアバッグ制御システム。
  4. 前記乗員側通信装置は、前記複数の車体側電極のすべてとの通信が切断され、かつ、通信が切断される直前の前記車体の速度が所定の速度を下回っていた場合には、前記エアバッグを前記エアバッグ起動装置によって起動させずに、前記車体側通信装置との通信動作を停止する
    請求項2に記載のエアバッグ制御システム。
  5. 前記車体側通信装置は、前記複数の車体側電極のうち、一部の車体側電極が前記乗員側通信装置に対して一定期間、通信が切断状態となった場合に、前記車体に対してエンジンを停止させる
    請求項1に記載のエアバッグ制御システム。
  6. 前記車体側電極は、少なくとも3つの車体部位に設けられている
    請求項1に記載のエアバッグ制御システム。
  7. 前記車体は、前記複数の車体部位として、前記乗員の手が接触するハンドルと、前記乗員の足が接触するステップと、前記乗員が座るシートとを含み、
    前記車体側電極は、少なくとも、前記ハンドルと、前記ステップと、前記シートとに設けられている
    請求項6に記載のエアバッグ制御システム。
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