JP2010156566A - 車載用遠隔制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤから無線送信される信号に含まれる空気圧が、車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを正しく認識することが可能なタイヤ空気圧監視システムを提供すること。
【解決手段】各タイヤの近くの車体部分には、互いに異なる予め定められたパターンの信号を送信する複数の送信アンテナ20a、20b、20c、20dが取り付けられている。各タイヤに設けられたTPMSユニット10は、上記送信アンテナからの信号を受信して、その信号のパターンを判別し、空気圧センサにより検出された空気圧とパターン判別結果を示すパターン情報を含む信号を、車両に搭載された受信機30へ送信する。制御装置40は、受信機30によって受信された信号に含まれるパターン情報に基づいて、当該信号に含まれる空気圧が車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを識別する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ空気圧監視システムに関する。
従来、車両の各タイヤに取り付けられ空気圧センサによってタイヤの空気圧が検出され、検出された空気圧がタイヤからから車両に搭載された受信機へと無線送信され、受信機が受信した信号に基づいて制御装置が各タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS)がある(例えば、特許文献1参照)。
上記の従来のタイヤ空気圧監視システムでは、タイヤから無線送信される信号には空気圧センサに固有の識別符号が含まれている。制御装置は、その識別符号に基づいて、受信機が受信した信号に含まれる空気圧がいずれの空気圧センサの検出値であるかを認識することができる。したがって、受信機が受信した信号に、例えば右前方のタイヤに取り付けられた空気圧センサの識別符号が含まれていた場合には、制御装置は、その信号に含まれている空気圧は右前方のタイヤの空気圧であると認識することができる。
特開2005−170274号公報
しかしながら、上記の従来のタイヤ空気圧監視システムでは、制御装置は、受信機が受信した信号に含まれている空気圧がいずれの空気圧センサの検出値であるかについては正しく認識することができるが、車両のどの位置(例えば、右前方、左前方、右後方、左後方)に取り付けられているタイヤの空気圧であるかは、受信機が受信した信号だけでは正しく認識することができない。一例として、タイヤローテーションが行われた場合には、受信機が受信した信号に含まれている或るタイヤの空気圧を、別のタイヤの空気圧だと制御装置が誤って認識してしまう可能性があった。より具体的に説明すると、タイヤローテーションによって例えば右前方のタイヤと右後方のタイヤとが交換された場合、タイヤローテーション前には右前方のタイヤに取り付けられていた空気圧センサが、タイヤローテーション後には右後方のタイヤに取り付けられていることになる。しかしながら制御装置は、受信機が受信した信号からはタイヤローテーションが行われたか否かを知ることができないので、上記空気圧センサによって検出された右後方のタイヤの空気圧を、右前方のタイヤの空気圧だと誤って認識してしまうことになる。
それゆえに本発明は、タイヤから無線送信される信号に含まれる空気圧が、車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを正しく認識することが可能なタイヤ空気圧監視システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下のように構成される。なお、括弧内の参照符号および補足説明は、本発明の理解を助けるために、図面との対応関係の一例を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明のタイヤ空気圧監視システムは、各タイヤにそれぞれ設けられた複数の空気圧監視ユニット(10)と、各タイヤの近くの車体部分にそれぞれ設けられた、互いに異なる予め定められたパターンの信号を送信する複数の車体送信アンテナ(20a、20b、20c、20d)と、上記空気圧監視ユニットからの信号を受信する受信機(30)と、上記受信機によって受信された信号を処理する制御装置(40)とを備えている。
上記空気圧監視ユニットは、タイヤの空気圧を検出する空気圧センサ(11)と、上記車体送信アンテナからの信号を受信するタイヤ受信アンテナ(12)と、上記タイヤ受信アンテナによって受信された信号のパターンを判別し、上記空気圧センサにより検出された空気圧と上記パターンの判別結果を示すパターン情報を含む信号を生成するタイヤ送信信号生成部(13)と、上記タイヤ送信信号生成部によって生成された信号を上記受信機に送信するタイヤ送信アンテナ(14)とを含んでいる。
上記制御装置は、上記受信機によって受信された上記タイヤ送信アンテナからの信号に含まれるパターン情報に基づいて、当該信号に含まれる空気圧が車両のどの位置(右前方、左前方、右後方、左後方)に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを識別する。
なお、上記複数の車体送信アンテナから送信される信号の受信可能エリアには、それぞれ、上記空気圧監視ユニットが1つだけ含まれていてもよい。
これにより、上記制御装置は、上記受信機によって受信された上記タイヤ送信アンテナからの信号に含まれる空気圧が車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを正確に識別することができる。
また、上記タイヤ空気圧監視システムは、ユーザによって携帯される携帯機(50)をさらに備え、上記携帯機は、上記車体送信アンテナからの信号を受信する携帯機受信アンテナ(52)と、上記携帯機受信アンテナによって受信された信号のパターンを判別し、当該判別結果を示すパターン情報を含む信号を生成する携帯機送信信号生成部(53)と、上記携帯機送信信号生成部によって生成された信号を上記受信機に送信する携帯機送信アンテナ(54)とを含み、上記制御装置は、上記受信機によって受信された上記携帯機送信アンテナからの信号に含まれるパターン情報に基づいて、上記携帯機の位置を識別し、当該携帯機の位置に対応したドアを解錠もしくは当該ドアの解錠を許可してもよい。
これにより、上記車体送信アンテナおよび上記受信機を流用して、上記携帯機を所持しているユーザが車両に近づいたときに、上記携帯機の位置を識別し、ユーザが近づいているドアだけを解錠もしくは当該ドアの解錠を許可することができる。
また、上記車体送信アンテナが車両のドアに設けられていてもよい。
これにより、上記携帯機を所持しているユーザがいずれのドアに接近しているかを、より正確に認識することができる。
また、上記受信機は、車両が走行しているときは、上記タイヤ送信アンテナからの信号を受信して上記制御装置に出力し、車両が停止してドアが施錠されているときは、上記携帯機送信アンテナからの信号を受信して上記制御装置に出力してもよい。
これにより、車両が走行しているときは、上記車体送信アンテナおよび上記受信機をタイヤの空気圧の監視のために利用し、車両が停止してドアが施錠されているときは、上記車体送信アンテナおよび上記受信機をドア解錠制御のために利用することができる。
本発明によれば、タイヤから無線送信される信号に含まれる空気圧が、車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを正しく認識することが可能なタイヤ空気圧監視システムを提供することができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システム(TPMS)の全体構成を示している。なお、本実施形態は、本発明のタイヤ空気圧監視システムを4ドアの4輪車両に適用した例であるが、本発明はこれに限定されない。
車両には4つのタイヤ(右前方タイヤ、左前方タイヤ、右後方タイヤ、左後方タイヤ)があり、各タイヤにはTPMSユニット10がそれぞれ取り付けられている。TPMSユニット10は、タイヤの空気圧を検出して後述する受信機30へ無線送信する。TMPSユニット10の詳細については後述する。
車両には4つのドア(右前方ドア、左前方ドア、右後方ドア、左後方ドア)があり、各ドアには送信アンテナ20a、20b、20c、20dがそれぞれ取り付けられている。これらの送信アンテナ20a、20b、20c、20dは、互いに異なる予め定められたパターンの信号を送信する。ここでは、図1に示すように、送信アンテナ20a、20b、20c、20dから送信される信号のパターンを、それぞれ、パターンA、パターンB、パターンC、パターンDとする。
受信機30は、TPMSユニット10からの信号(タイヤの空気圧の情報を含む)を受信する。
制御装置40は、受信機30によって受信された信号に基づいて、各タイヤの空気圧を監視し、タイヤの空気圧の異常が検知された場合には、警告灯や画像表示装置やスピーカなどを用いて、その旨をユーザに報知する。
次に、TPMSユニット10の詳細を説明する。図2は、TPMSユニット10の構成を示している。
空気圧センサ11は、タイヤの空気圧を検出するためのセンサである。
受信アンテナ12は、ドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dから出力される電波を受信する。なお、各送信アンテナ20a、20b、20c、20dから出力される電波は微弱電波となっており、各TPMSユニット10へは、送信アンテナ20a、20b、20c、20dのうちのいずれか1つのアンテナからの電波しか届かないようになっている。すなわち、右前方タイヤに取り付けられたTPMSユニット10へは右前方ドアに取り付けられた送信アンテナ20aから出力される電波のみが届き、左前方タイヤに取り付けられたTPMSユニット10へは左前方ドアに取り付けられた送信アンテナ20bから出力される電波のみが届き、右後方タイヤに取り付けられたTPMSユニット10へは右後方ドアに取り付けられた送信アンテナ20cから出力される電波のみが届き、左後方タイヤに取り付けられたTPMSユニット10へは左後方ドアに取り付けられた送信アンテナ20dから出力される電波のみが届くようになっている。言い換えれば、送信アンテナ20a、20b、20c、20dから送信される信号の受信可能エリアには、それぞれ、TPMSユニット10が1つだけ含まれることになる。
送信信号生成部13は、空気圧センサ11の出力と、受信アンテナ12により受信された信号とに基づいて、送信信号を生成する。以下、図3のフローチャートを参照して、送信信号生成部13の動作を説明する。
ステップS11では、送信信号生成部13は、空気圧センサ11から、検出された空気圧を取得する。
ステップS12では、送信信号生成部13は、ドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dからの信号を、受信アンテナ12を通じて受信する。
ステップS13では、送信信号生成部13は、ドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dからの信号のパターンが、予め定められた複数のパターン(パターンA、パターンB、パターンC、パターンD)のうちのいずれのパターンかを判別する。
ステップS14では、送信信号生成部13は、ステップS11において取得した空気圧と、ステップS13において判別した結果を示すパターン情報とを含む信号を生成し、当該生成した信号を送信アンテナ14を通じて送信する。
送信信号生成部13は、上述したステップS11〜S14の処理を繰り返し実行する。
送信アンテナ14は、送信信号生成部13によって生成された信号を電波として送信する。
以上のようにして、TPMSユニット10からは、空気圧とパターン情報を含む電波が送信される。
次に、図4のフローチャートを参照して、第1の実施形態における制御装置40の動作を説明する。
ステップS21では、制御装置40は、各TPMSユニット10からの信号を、受信機30を通じて受信する。
ステップS22では、制御装置40は、ステップS21において受信した各TMPSユニット10からの信号に含まれているパターン情報に基づいて、当該信号に含まれている空気圧と、車両の各タイヤ(右前方タイヤ、左前方タイヤ、右後方タイヤ、左後方タイヤ)とを関連付ける。例えば、或るTPMSユニット10から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンAを示している場合には、当該信号に含まれている空気圧は右前方タイヤの空気圧であると、制御装置40は認識する。また、或るTPMSユニット10から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンBを示している場合には、当該信号に含まれている空気圧は左前方タイヤの空気圧であると、制御装置40は認識する。また、或るTPMSユニット10から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンCを示している場合には、当該信号に含まれている空気圧は右後方タイヤの空気圧であると、制御装置40は認識する。また、或るTPMSユニット10から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンDを示している場合には、当該信号に含まれている空気圧は左後方タイヤの空気圧であると、制御装置40は認識する。
ステップS23では、制御装置40は、各タイヤ(右前方タイヤ、左前方タイヤ、右後方タイヤ、左後方タイヤ)の空気圧が正常かどうかを判定する。例えば、右前方タイヤの現在の空気圧が、前輪用の閾値を下回っていなければ、右前方タイヤの空気圧は正常であると判定する。同様に、左前方タイヤの現在の空気圧が、前輪用の閾値を下回っていなければ、左前方タイヤの空気圧は正常であると判定する。また、右後方タイヤの現在の空気圧が、後輪用の閾値を下回っていなければ、右後方タイヤの空気圧は正常であると判定する。同様に、左後方タイヤの現在の空気圧が、後輪用の閾値を下回っていなければ、左後方タイヤの空気圧は正常であると判定する。前輪用の閾値と後輪用の閾値は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
ステップS24では、制御装置40は、必要に応じて(すなわち、ステップS23においていずれかのタイヤの空気圧の異常が検知された場合に)、警告灯や画像表示装置やスピーカなどを用いて、その旨をユーザに報知する。このとき、車両のどの位置(右前方、左前方、右後方、左後方)に取り付けられているタイヤに異常があるのかを、ユーザに報知するようにしてもよい。
以上のようにして、制御装置40は、受信機30によって受信された信号に基づいて各タイヤの空気圧を監視する。
以上のように、第1の実施形態によれば、タイヤに取り付けられたTPMSユニット10から出力される信号には、タイヤの空気圧の情報に加えて、車両のドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dのいずれかから当該TPMSユニット10が受信した信号のパターン情報が含まれているため、制御装置40は、当該信号に含まれる空気圧が、車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを正しく認識することが可能である。したがって、例えばタイヤローテーションが行われた場合でも、受信機30が受信した信号に含まれている或るタイヤの空気圧を、別のタイヤの空気圧だと制御装置が誤って認識してしまうことはない。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システム(TPMS)の全体構成を示している。第2の実施形態は、第1の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの構成を流用して、タイヤの空気圧の監視に加えて、リモートキーレスエントリーシステムやスマートキーレスエントリーシステムなどのドア解錠制御を可能としたものである。
リモートキーレスエントリーシステムとは、ユーザが携帯機のボタンを押すと、当該携帯機に固有の情報を含んだ信号が当該携帯機から車両に無線送信され、その信号に含まれる上記携帯機に固有の情報に基づいてユーザ認証が行われてドアの解錠が行われるシステムである。
スマートキーレスエントリーシステムとは、携帯機を携帯したユーザが車両に近づくと、当該携帯機に固有の情報を含んだ信号が当該携帯機から車両に無線送信され、その信号に含まれる上記携帯機に固有の情報に基づいてユーザ認証が行われてドアの解錠が許可され、ユーザは、例えばドアの外側に設けられたスイッチを操作するだけでドアを解錠することが可能となるシステムである。
なお、上記のようなドア解錠制御では、携帯機を携帯しているユーザが特定の座席(例えば運転席)に乗り込もうとするとき、車両の全てのドアが解錠(または解錠許可)されるよりも、その特定の座席のドアだけが解錠(または解錠許可)される方が使い勝手が良く、防犯上も好ましい。このような理由から、上記のようなドア解錠制御では、ユーザが携帯している携帯機の位置を特定し、ユーザが乗り込もうとしている座席のドアだけを解錠(または解錠許可)することが望まれている。
第2の実施形態では、第1の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの構成を流用することにより、ユーザが携帯している携帯機の位置を特定し、ユーザが乗り込もうとしている座席のドアだけを解錠(または解錠許可)することを可能としたものである。すなわち、第2の実施形態のタイヤ空気圧監視システムは、車両用遠隔制御システムとしても機能する。
図5に示す第2の実施形態の構成において、第1の実施形態の構成(図1)と異なる点は、ユーザが携帯している携帯機50が存在する点と、制御装置40の処理内容が異なる点である。その他の構成については第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
携帯機50は、車両のユーザによって携帯され、車両の受信機30に電波を送信することによって、ユーザが車両に近づいたことを制御装置40に知らせる。携帯機50から受信機30へ電波を送信するタイミングとしては、ユーザが携帯機50のボタンを押したときであってもよいし、一定の間隔で周期的に送信してもよいし、常に送信してもよいし、車両に設けられたアンテナ(送信アンテナ20a、20b、20c、20d、もしくはその他の送信アンテナ)からの信号を受信したときに、それに応答して電波を送信してもよい。
図6を参照して、携帯機50の構成について説明する。
識別符号記憶部51は、制御装置40における携帯機50の認証処理に利用される、携帯機50に固有の識別符号を記憶する。
受信アンテナ52は、ドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dから出力される電波を受信する。なお、各送信アンテナ20a、20b、20c、20dから出力される電波は微弱電波となっており、携帯機50へは、送信アンテナ20a、20b、20c、20dのうちのいずれか1つのアンテナからの電波しか届かないようになっている。すなわち、ユーザが右前方ドアに近づいたときには、右前方ドアに取り付けられた送信アンテナ20aから出力される電波のみが携帯機50へ届き、ユーザが左前方ドアに近づいたときには、左前方ドアに取り付けられた送信アンテナ20bから出力される電波のみが携帯機50へ届き、ユーザが右後方ドアに近づいたときには、右後方ドアに取り付けられた送信アンテナ20cから出力される電波のみが携帯機50へ届き、ユーザが左後方ドアに近づいたときには、左後方ドアに取り付けられた送信アンテナ20dから出力される電波のみが携帯機50へ届くようになっている。言い換えれば、送信アンテナ20a、20b、20c、20dから送信される信号の受信可能エリアは、互いに重複しないようになっていることになる。ただし、仮に送信アンテナ20a、20b、20c、20dから送信される信号の受信可能エリアが重複していたとしても、何らかの手法(例えば、送信アンテナ20a、20b、20c、20dから電波を時分割で順番に送信し、携帯機50では受信した電波の受信強度を比較する)によって、携帯機50がいずれの送信アンテナ20a、20b、20c、20dに最も近いかを判別することができるのであれば、それでも構わない。
送信信号生成部53は、識別符号記憶部51に記憶されている識別符号と、受信アンテナ52により受信された信号とに基づいて、送信信号を生成する。以下、図7のフローチャートを参照して、送信信号生成部53の動作を説明する。
ステップS31では、送信信号生成部53は、識別符号記憶部51から識別符号を読み出す。
ステップS32では、送信信号生成部53は、ドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dからの信号を、受信アンテナ52を通じて受信する。
ステップS33では、送信信号生成部53は、ドアに取り付けられた送信アンテナ20a、20b、20c、20dからの信号のパターンが、予め定められた複数のパターン(パターンA、パターンB、パターンC、パターンD)のうちのいずれのパターンかを判別する。
ステップS34では、送信信号生成部53は、ステップS31において読み出した識別符号と、ステップS33において判別した結果を示すパターン情報とを含む信号を生成し、当該生成した信号を送信アンテナ54を通じて送信する。
送信信号生成部53は、上述したステップS31〜S34の処理を繰り返し実行する。
送信アンテナ54は、送信信号生成部53によって生成された信号を電波として送信する。
以上のようにして、携帯機50からは、識別符号とパターン情報を含む電波が送信される。
次に、図8のフローチャートを参照して、第2の実施形態における制御装置40の動作を説明する。
ステップS41では、制御装置40は、携帯機50からの信号を、受信機30を通じて受信する。
ステップS42では、制御装置40は、ステップS41において受信した携帯機50からの信号に含まれている識別符号に基づいて、携帯機50を認証する。具体的には、制御装置40に予め記憶されている参照用識別符号と、ステップS41において受信した携帯機50からの信号に含まれている識別符号とを照合することによって、携帯機50の認証を行う。
ステップS43では、制御装置40は、ステップS41において受信した携帯機50からの信号に含まれているパターン情報に基づいて、携帯機50の位置(右前方ドア付近、左前方ドア付近、右後方ドア付近、左後方ドア付近)を判別する。例えば、携帯機50から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンAを示している場合には、携帯機50は右前方ドア付近に位置すると、制御装置40は認識する。また、携帯機50から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンBを示している場合には、携帯機50は左前方ドア付近に位置すると、制御装置40は認識する。また、携帯機50から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンCを示している場合には、携帯機50は右後方ドア付近に位置すると、制御装置40は認識する。また、携帯機50から受信した信号に含まれているパターン情報がパターンDを示している場合には、携帯機50は左後方ドア付近に位置すると、制御装置40は認識する。
ステップS44は、制御装置40は、ステップS43において判別された携帯機50の位置に応じて、ドア解錠制御を行う。例えば、携帯機50の位置が右前方ドア付近であれば、右前方ドアを解錠(または解錠を許可)する。また、携帯機50の位置が左前方ドア付近であれば、左前方ドアを解錠(または解錠を許可)する。また、携帯機50の位置が右後方ドア付近であれば、右後方ドアを解錠(または解錠を許可)する。また、携帯機50の位置が左後方ドア付近であれば、左後方ドアを解錠(または解錠を許可)する。
以上のようにして、制御装置40は、受信機30によって受信された信号に基づいて、携帯機50の位置に応じたドア解錠制御を行う。
なお、図4に示したタイヤ空気圧監視処理と、図8に示したドア解錠制御とは、並行して行われてもよいし、時分割で交互に行われてもよいし、車両の状態に応じて動作モード(タイヤ空気圧監視モード、ドア解錠制御モード)を切り替えてもよい。
タイヤ空気圧監視処理とドア解錠制御を並行して行う場合には、制御装置40は、受信機30によって受信された信号が、TPMSユニット10からの信号であるか、携帯機50からの信号であるかによって、図4の処理と図8の処理を選択的に実行すればよい。
車両の状態に応じて動作モード(タイヤ空気圧監視モード、ドア解錠制御モード)を切り替える具体例としては、車両が走行しているときは、受信機30および制御装置40は、それぞれTPMSユニット10からの信号を受信および処理し、車両が停止してドアが施錠されているときは、受信機30および制御装置40は、それぞれ携帯機50からの信号を受信および処理することが考えられる。これにより、車両が走行しているときは、タイヤの空気圧を監視して、必要に応じてユーザに警告を行うことができ、車両が停止してドアが施錠されているときは、携帯機50を携帯するユーザの接近に応じてドアを解錠(または解錠を許可)することができる。
なお、第2の実施形態では、タイヤ空気圧監視処理とドア解錠制御を制御装置40が実行しているが、制御装置40は、例えばタイヤ空気圧監視処理を行うECUとドア解錠制御を行うECUの2つのECUで構成されていてもよい。
本発明は、タイヤから無線送信される信号に含まれる空気圧が、車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを正しく認識することが可能なタイヤ空気圧監視システムとして有用である。
第1の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの全体構成を示す図 TPMSユニット10の構成を示す図 TPMSユニット10の送信信号生成部13の動作を示すフローチャート 第1の実施形態における制御装置40の動作を示すフローチャート 第2の実施形態に係るタイヤ空気圧監視システムの全体構成を示す図 携帯機50の構成を示す図 携帯機50の送信信号生成部53の動作を示すフローチャート 第2の実施形態における制御装置40の動作を示すフローチャート
符号の説明
10 TPMSユニット
11 空気圧センサ
12 受信アンテナ
13 送信信号生成部
14 送信アンテナ
20a、20b、20c、20d 送信アンテナ
30 受信機
40 制御装置
50 携帯機
51 識別符号記憶部
52 受信アンテナ
53 送信信号生成部
54 送信アンテナ

Claims (5)

  1. 各タイヤにそれぞれ設けられた複数の空気圧監視ユニットと、
    各タイヤの近くの車体部分にそれぞれ設けられた、互いに異なる予め定められたパターンの信号を送信する複数の車体送信アンテナと、
    前記空気圧監視ユニットからの信号を受信する受信機と、
    上記受信機によって受信された信号を処理する制御装置とを備え、
    前記空気圧監視ユニットは、
    タイヤの空気圧を検出する空気圧センサと、
    前記車体送信アンテナからの信号を受信するタイヤ受信アンテナと、
    前記タイヤ受信アンテナによって受信された信号のパターンを判別し、前記空気圧センサにより検出された空気圧と前記パターンの判別結果を示すパターン情報を含む信号を生成するタイヤ送信信号生成部と、
    前記タイヤ送信信号生成部によって生成された信号を前記受信機に送信するタイヤ送信アンテナとを含み、
    前記制御装置は、前記受信機によって受信された前記タイヤ送信アンテナからの信号に含まれるパターン情報に基づいて、当該信号に含まれる空気圧が車両のどの位置に取り付けられているタイヤの空気圧であるかを識別することを特徴とする、タイヤ空気圧監視システム。
  2. 前記複数の車体送信アンテナから送信される信号の受信可能エリアには、それぞれ、前記空気圧監視ユニットが1つだけ含まれることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  3. 前記タイヤ空気圧監視システムは、ユーザによって携帯される携帯機をさらに備え、
    前記携帯機は、
    前記車体送信アンテナからの信号を受信する携帯機受信アンテナと、
    前記携帯機受信アンテナによって受信された信号のパターンを判別し、当該判別結果を示すパターン情報を含む信号を生成する携帯機送信信号生成部と、
    前記携帯機送信信号生成部によって生成された信号を前記受信機に送信する携帯機送信アンテナとを含み、
    前記制御装置は、前記受信機によって受信された前記携帯機送信アンテナからの信号に含まれるパターン情報に基づいて、前記携帯機の位置を識別し、当該携帯機の位置に対応したドアを解錠もしくは当該ドアの解錠を許可することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  4. 前記車体送信アンテナが車両のドアに設けられることを特徴とする、請求項3に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  5. 前記受信機は、車両が走行しているときは、前記タイヤ送信アンテナからの信号を受信して前記制御装置に出力し、車両が停止してドアが施錠されているときは、前記携帯機送信アンテナからの信号を受信して前記制御装置に出力することを特徴とする、請求項3に記載のタイヤ空気圧監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012126192A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Denso Corp タイヤ空気圧センサのid登録システム
WO2014106969A1 (ko) * 2013-01-02 2014-07-10 조선대학교산학협력단 Tpms에서 신호 처리 방법 및 장치
CN105501005A (zh) * 2015-10-30 2016-04-20 湖北文理学院 压阻磁耦合式轮胎气压检测装置
CN115431681A (zh) * 2021-06-01 2022-12-06 英飞凌科技股份有限公司 选择用于射频调试的轮胎压力监测***传感器模块

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