JP2019148696A - レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造 - Google Patents

レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2019148696A
JP2019148696A JP2018033137A JP2018033137A JP2019148696A JP 2019148696 A JP2019148696 A JP 2019148696A JP 2018033137 A JP2018033137 A JP 2018033137A JP 2018033137 A JP2018033137 A JP 2018033137A JP 2019148696 A JP2019148696 A JP 2019148696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
lens
lens hood
lock
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018033137A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7071157B2 (ja
Inventor
淳 島根
Atsushi Shimane
淳 島根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamron Co Ltd
Original Assignee
Tamron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamron Co Ltd filed Critical Tamron Co Ltd
Priority to JP2018033137A priority Critical patent/JP7071157B2/ja
Publication of JP2019148696A publication Critical patent/JP2019148696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7071157B2 publication Critical patent/JP7071157B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

【課題】手間のかかる調整作業を行うことなく、回転ガタを無くすことができるレンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造を提供する。【解決手段】結像側端部にフード側接続構造が形成されたレンズフードと、被写体側端部にレンズ側接続構造が形成されたレンズ鏡筒とを、着脱可能に接続するレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造において、レンズ鏡筒は、外面に周方向に延びるフランジ42a、42bを有し、レンズフードは、レンズフードの内面に形成され、フランジ42a、42bを収容可能な周方向に延びる第1及び第2の溝部34a、34bと、フランジ42a、42bの周方向の両端をそれぞれ拘束するロックコマ10及びフードロックボタン6とを有し、ロックコマ10が、フランジ42aをフードロックボタン6に向かって周方向に付勢するように構成されている【選択図】図8

Description

本発明は、レンズフード、及び、このレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造に関する。
従来より、不要な光が光学系に入り込まないように、レンズ鏡筒の先端にレンズフードを取り付けて撮影を行うことがある。このようなレンズフードには、特定の角度からの光を遮断するため、被写体側の縁の四方が被写体側に突出した、いわゆる花形のものがある。花形のレンズフードは、突出した部分が上下及び左右に位置するような所定の角度位置でレンズ鏡筒に取り付けなければ、不要な光を遮断することができず、また、必要な光を遮断してしまう。そこで、例えば、特許文献1に記載されているように、鏡筒の外周面に凸部及び凹部のうちの一方からなる鏡筒側嵌合部を設け、レンズフードの内周側に凸部及び凹部のうちの他方からなるフード側嵌合部を設けるバヨネット構造の接続構造が知られている。バヨネット構造の接続構造によれば、鏡筒側嵌合部とフード側嵌合部を嵌合させると、凸部が凹部に入り込む際にクリック感が発生するため、使用者はレンズフードを所定の角度位置にレンズ鏡筒に取り付けたことを確認することができる。
また、他のレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造として、フードに外れ防止のロックボタンが付いたフードが用いられている。具体的には、レンズ鏡筒の被写体側の端部の外面に周方向に延びるフランジ部を設けておき、フードの結像側の端部の内面に溝部を形成し、溝部に半径方向内方に突出する径止部を形成するとともに、溝部内に突出可能なロックボタンを設けておく。そして、フランジ部を溝部に挿入するとともに、フランジ部の周方向の一端を径止部に当接させ、フランジ部の周方向の他端にロックボタンを当接させることにより、レンズフードをレンズ鏡筒に接続することができる。
特開2017−44835号公報
しかしながら、ロックボタンを有するフードを用いる場合には、ロックボタンが確実に閉じるように、レンズフードはレンズ鏡筒に対してある程度の回転ガタがなければならない。このため、使用時にレンズフードがレンズ鏡筒に対して揺れてしまい、衝突音が発生するなど、バヨネット構造に比べて装着感が悪かった。また、径止部とロックボタンとの周方向間隔を調整して回転ガタを少なくすることも行われているが、レンズフードを実際に作成して回転ガタの確認と修正を行うため、調整作業に時間がかかってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、手間のかかる調整作業を行うことなく、回転ガタを無くすことができるレンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造を提供することである。
本発明のレンズフードは、被写体側端部の外面に周方向に延びるフランジ部が形成されたレンズ鏡筒に取り付けられるレンズフードであって、レンズフードの内面に形成され、フランジ部を収容可能な周方向に延びる溝部と、フランジ部の周方向の両端をそれぞれ拘束する一対の端部拘束機構とを有し、一対の端部拘束機構のうちの一方の端部拘束機構が、フランジ部を他方の端部拘束機構に向かって周方向に付勢するように構成されている、ことを特徴とする。
また、本発明のレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造は、レンズ鏡筒の被写体側端部にレンズフードを着脱可能に接続するためのレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造であって、レンズ鏡筒は、外面に周方向に延びるフランジ部を有し、レンズフードは、レンズフードの内面に形成され、フランジ部を収容可能な周方向に延びる溝部と、フランジ部の周方向の両端をそれぞれ拘束する一対の端部拘束機構とを有し、一対の端部拘束機構のうちの一方の端部拘束機構が、フランジ部を他方の端部拘束機構に向かって周方向に付勢するように構成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、手間のかかる調整作業を行うことなく、回転ガタを無くすことができるレンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造が提供される。
本発明の一実施形態によるレンズフードとレンズ鏡筒との着脱構造に用いられるレンズフードの被写体側から見た斜視図である。 図1に示すレンズフードの被写体側から見た分解斜視図である。 図1に示すレンズフードの結像側から見た分解斜視図である。 図1に示すレンズフードの結像側から見た断面斜視図である。 図4におけるV部の拡大断面斜視図である。 図1に示すレンズフードの結像側から見た断面図である。 本発明の一実施形態によるレンズフードとレンズ鏡筒との着脱構造に用いられるレンズ鏡筒の接続部材を示す斜視図である。 図1に示すレンズフードを図7に示すレンズ鏡筒の接続部材に取り付けた状態におけるレンズフード及び鏡筒の接続部材断面図である。
以下、本発明のレンズフード、及び、このレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造の一実施形態を図面を参照しながら説明する。
〔レンズフード〕
図1は、本発明の一実施形態によるレンズフードとレンズ鏡筒との着脱構造に用いられるレンズフードの被写体側から見た斜視図である。図2は、図1に示すレンズフードの被写体側から見た分解斜視図である。図3は、図1に示すレンズフードの結像側から見た分解斜視図である。図4は、図1に示すレンズフードの結像側から見た断面斜視図である。図5は、図4におけるV部の拡大断面斜視図である。図6は、図1に示すレンズフードの結像側から見た断面図である。
図1〜図3に示すように、レンズフード1は、フード本体2と、フード本体2の結像側に取り付けられるフード化粧環4と、フードロックボタン6と、ロックバネ8と、ロックコマ10と、板バネ12と、固定ビス14とを備える。
フード本体2には、光軸方向に貫通する複数(本実施形態では5つ)の貫通孔2aが周方向に間隔をあけて形成されている。また、フード化粧環4には、フード本体2の貫通孔2aに対応する位置に内部にネジ穴4aが形成されている。フードロックボタン6と、ロックバネ8と、ロックコマ10と、板バネ12と、をフード本体2の所定の箇所に配置した状態で、フード化粧環4をフード本体2の結像側に当接させ、固定ビス14をフード本体2の貫通孔2aを挿通させ、フード化粧環4のネジ穴4aに螺合させることにより、レンズフード1は一体に組み立てられている。なお、固定ビス14とねじ穴4aとの螺合は特に限定されず、例えば、予め内部に螺条が形成されたねじ穴4aに固定ビス14を螺合させてもよいし、単に袋穴が形成されたねじ穴4aにタップタイトネジでねじ山を作りながら固定ビス14を螺合させてもよい。
図1〜図6に示すように、フード本体2は、外筒部16と、外筒部16の内側に配置された内筒部18と、外筒部16と内筒部18の間を結ぶ接続部20と、を有する。
外筒部16は、全体として円筒状であり、取り付け状態で上下に位置する上下延出部16aと、左右に位置する左右延出部16bとを有する。上下延出部16a及び左右延出部16bは被写体側に延出している。特に、上下延出部16aは、左右延出部16bよりも被写体側まで延出している。上下延出部16a及び左右延出部16bの内周面には周方向に延びる複数の凸部が等間隔で形成されている。また、外筒部16の結像側の縁のフードロックボタン6の操作部6aが配置される個所には切り欠き部16c(図3)が形成されている。
接続部20は光軸方向に見て環状であり、半径方向内方に向かって結像側に進出するように傾斜している。接続部20の外端縁は外筒部16の中間部に接続されており、接続部20の内端縁は内筒部18の被写体側の縁に接続されている。貫通孔2aは接続部20に形成されている。また、接続部20のフードロックボタン6の軸部6dに相当する箇所には軸部6dを回転可能に収容する収容孔(図示せず)が形成されている。
内筒部18は円筒状であり、その中心軸が外筒部16の中心軸と一致するように配置されている。また、内筒部18のフードロックボタン6のロック部6bに相当する箇所には切り欠き部18aが形成されている。また、内筒部18のロックコマ10に相当する箇所には開口18bが形成されている。開口18bの周方向両側には半径方向外方に延びる一対の平行なガイド部17が形成されている。また、一対のガイド部17の半径方向外方には、接続部20から結像側に延びる一対の円柱状の突起19が形成されている。
内筒部18の内面には、略全周にわたって周方向に延び、複数に分割された第1の突部30が形成されている。また、第1の突部30の結像側には、光軸方向に所定の間隔をあけて一対の第2の突部32が形成されている。一対の第2の突部32は、光軸は挟んで対向する位置に、周方向に略90度の範囲で延びている。第1の突部30と第2の突部32との間には、第1及び第2の溝部34a、34bが形成されている。第2の溝部34bの周方向の一方の端部には、第2の突部32の端部から第1の突部30に延びる径止部36(図3、6)が形成されている。
フード化粧環4は、截頭円錐台状の環状傾斜面22と、環状傾斜面22から被写体側に延びる外筒体24及び内筒体26を有する。環状傾斜面22及び外筒体24のフードロックボタン6の操作部6aが配置される個所には、第1の切り欠き部28が形成されている。また、内筒体26のフードロックボタン6に相当する部分には、第1の切り欠き部26aが形成されている。また、外筒体24及び内筒体26のロックコマ10に相当する箇所には、それぞれ、第2の切り欠き部24b、26bが形成されている。フード化粧環4のフードロックボタン6の軸部6dに相当する箇所には軸部6dを回転可能に収容する収容孔22a(図4)が形成されている。フード化粧環4は、外筒体24がフード本体2の外筒部16の半径方向内側に配置され、内筒体26がフード本体2の内筒部18の半径方向外側に配置された状態で、フード本体2に固定されている。
フードロックボタン6は、円弧状のアーム部6cと、アーム部6cの一端の半径方向外方に取り付けられた操作部6aと、アーム部6cの他端の半径方向の内方に取り付けられたロック部6bと、アーム部6cの中央に光軸方向両側に突出するように設けられた軸部6dとを有する。レンズフード1を組み立てた状態で、被写体側の軸部6dは、フード本体2の収容孔22aに挿入され、結像側の軸部6dは、フード化粧環4の収容孔22aに収容されている。これにより、フードロックボタン6は軸部6dを中心に回動することができる。また、レンズフード1を組み立てた状態で、操作部6aはフード本体2の切り欠き部16c及びフード化粧環4の第1の切り欠き部28を通じて外方に突出している。また、フードロックボタン6のロック部6bは、フード本体2の切り欠き部18a及びフード化粧環4の第1の切り欠き部26aを通って、第1の溝部34aの一方の端部に半径方向内方に突出している。また、ロック部6bの先端部の第1の溝部34aと反対側の部位には傾斜面6b1(図4、6)が形成されている。傾斜面6b1は、半径方向内方に向かって第1の溝部34aの側に傾斜している。また、ロック部6bの先端部の傾斜面6b1の反対側の当接面6b2(第1の溝部34a側の面)は半径方向に延びている。
ロックバネ8は、金属製の細線がコイル状に巻かれてなる中心部8cと、中心部から側方に延びる第1及び第2の腕部8a、8bを有する。ロックバネ8は、中心部8cにフードロックボタン6の軸部6dが挿通し、第1の腕部8aがフードロックボタン6の操作部6aの半径方向内面側に当接し、第2の腕部8bがフード本体2に固定されている。これにより、フードロックボタン6は、ロックバネ8により操作部6aが半径方向外方に位置し、かつ、ロック部6bがレンズフード1の半径方向内方に突出するように付勢される。そして、ロックバネ8の付勢力に抗して、操作部6aを半径方向内方に押圧することにより、ロック部6bを半径方向外方へ退行させることができる。後述するように、フードロックボタン6及びロックバネ8は、フランジ42aの一端部を拘束する端部拘束機構として機能する。
図5に示すように、ロックコマ10は、断面が略矩形状に形成された基部10bと、先端に向かって細くなるように一対の傾斜面10a1が周方向両側に形成された先端部10aと、を有する。基部10bの幅は、先端部10aの幅よりも大きくなっている。基部10bの半径方向外部には光軸方向に延びる凹部10cが形成されている。ロックコマ10は、先端部10aが開口18bを挿通し、一対のガイド部17が基部10bの両側部に当接するように配置されている。これにより、ロックコマ10はガイド部17により案内されて、半径方向に移動することができる。また、フード本体2の内筒部18の開口18b(図3)の両側に位置する縁部18cは、ガイド部17よりもロックコマ10側に延出している。これにより、フード本体2の内筒部18の縁部18cに基部10bの半径方向内側の面が当接すると、それ以上はロックコマ10が半径方向内方に移動しないようにロックコマ10の移動を規制する。なお、フード本体2の内筒部18の縁部18cに基部10bの半径方向内側の面が当接した状態において、先端部10aの両側に傾斜面10a1が形成された部分のみが内筒部18の内面よりも内側に突出している。先端部10aに形成された傾斜面10a1は、レンズフード1の半径方向外方に向かって周方向外側に向かって広がるように傾斜している。なお、ロックコマ10は、フード本体2の第2の溝部34bの端部に形成された径止部36に対して、中心軸線を挟んで反対側の位置に配置されている。
板バネ12は、略V字型の突出部12aと、突出部12aの両側から側方に延びるアーム部12bと、アーム部12bの側部に形成され、半径方向外方に屈曲された屈曲部12cとを有する。板バネ12は、一対の屈曲部12cがそれぞれ突起19に係合し、突出部12aが半径方向内方に位置するように、ロックコマ10の半径方向外方に配置されている。板バネ12の突出部12aは、ロックコマ10の基部10bの凹部10c内に位置している。これにより、ロックコマ10は、板バネ12により第1の溝部34aの他方の端部から突出するように、半径方向内方に向かって付勢されている。後述するように、ロックコマ10及び板バネ12は、フランジ42aの一端部を拘束する端部拘束機構として機能する。
〔レンズ鏡筒〕
図7は、本発明の一実施形態によるレンズフードとレンズ鏡筒との着脱構造に用いられるレンズ鏡筒の接続部材を示す斜視図である。
レンズ鏡筒は、レンズ鏡筒の被写体側端部に固定された接続部材40を有する。図7に示すように接続部材40は、レンズ鏡筒の被写体側に位置する筒体に接続される円環状の基部40Aと、基部40Aから被写体側に向けて延びる円筒状の接続部40Bとを備える。
接続部40Bの外周面には、半径方向外方に突出し、円周方向に延びる一対のフランジ42a、42bが形成されている。一対のフランジ42a、42bは中心軸を挟んだ反対側に位置している。一対のフランジ42a、42bの周方向の角度幅は、ロックコマ10の傾斜面10a1の基部10b側端部と、フードロックボタン6のロック部6bの当接面6b2との間の周方向角度幅よりもわずかに大きく、ロックコマ10の傾斜面10a1の先端側端部と、フードロックボタン6のロック部6bの当接面6b2との間の周方向角度幅よりもわずかに短くなっている。なお、以下、説明のため、隣接するフランジ42a、42bの間の部分を切り欠き部42Aという。
〔レンズフードの着脱〕
以下、レンズフードを鏡筒に着脱可能に取り付ける方法を説明する。図8は、図1に示すレンズフードを図7に示すレンズ鏡筒の接続部材に取り付けた状態におけるレンズフード及び鏡筒の接続部材の断面図である。
まず、レンズフード1を第2の突部32が、レンズ鏡筒の接続部材40の切り欠き部42Aに対向するように配置する。そして、レンズ鏡筒の接続部材40のフランジ42a、42bがレンズフード1の第1の突部30に当接するまで、レンズフード1を鏡筒に向かって移動させる。
次に、レンズ鏡筒に対してレンズフード1を図8の矢印の方向に回転させる。レンズフード1を回転させると、フランジ42の端部がフードロックボタン6のロック部6bの傾斜面6b1に当接する。このように、フランジ42がロック部6bの傾斜面6b1に当接した状態で、さらにレンズフード1を回転させると、ロックバネ8の付勢力に抗して一方のフランジ42aがロック部6bを半径方向外方に押し込み、一対のフランジ42が第1及び第2の溝部34a、34bに入り込む。
さらに、レンズフード1を回転せると一方のフランジ42aの回転進行方向の端部がロックコマ10の傾斜面10a1に当接する。このように一方のフランジ42aの端部がロックコマ10の傾斜面10a1に当接した状態で、さらに、他方のフランジ42bの端部がレンズフード1の第2の溝部34bの端部の径止部36と当接するまで、レンズフード1を回転させる。これにより、ロックコマ10が板バネ12の付勢力に抗して半径方向外方に退行する。そして、他方のフランジ42bの端部が径止部36に当接したら、使用者はレンズフード1に加えていた回転力を開放する。
使用者がレンズフード1に加えていた回転力を開放すると、ロックコマ10が板バネ12により半径方向内方に付勢されているため、一方のフランジ42aの一端がロックコマ10の傾斜面10a1により、フードロックボタン6に向かって周方向に付勢される。これにより、一方のフランジ42aの他端がフードロックボタン6のロック部6bの当接面6b2に当接するまで、レンズフード1がフードロックボタン6に向かって回転する。そして、一方のフランジ42の両端がロック部6bの当接面6b2及びロックコマ10の傾斜面10a1に挟まれた状態となる。
このような状態では、フランジ42が第1の突部30及び第2の突部30に挟み込まれ、レンズ鏡筒に対するレンズフード1の光軸方向の移動が規制される。さらに、一方のフランジ42の両端がロック部6bと、ロックコマ10とにより挟まれるため、レンズフード1のレンズ鏡筒に対する回転移動が規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、ロックコマ10が板バネ12により半径方向内方に付勢されているため、一方のフランジ42aの一端がロックコマ10の傾斜面10a1により、フードロックボタン6に向かって周方向に付勢される。これにより、一方のフランジ42aの周方向両端がロックコマ10及びフードロックボタン6のロック部6bに当接するため、レンズフード1の回転ガタを無くすことができる。また、ロックコマ10が一方のフランジ42aを周方向に付勢する構成であるため、回転ガタの調整作業を行う必要がなくなる。
また、本実施形態によれば、ロックコマ10がレンズフード1の半径方向外方に向かって、フードロックボタン6の側に周方向に進出するような傾斜面10a1を有し、ロックコマ10が板バネ12により半径方向内方に付勢されている。これにより、簡単な構成で、一方のフランジ42aを周方向に付勢することができる。
なお、本実施形態では、フードロックボタン6によりフランジ42aの一端部を拘束しているが、これに限られない。例えば、これに代えて、レンズフード1又は接続部材40の一方に凸部を形成し、レンズフード1又は接続部材40の他方に凹部を形成しておき、この凹部に凸部が嵌合することにより回転を拘束する構成としてもよく、構成は限定されない。
また、本実施形態では、傾斜面10a1が周方向両側に形成されたロックコマ10を用いてフランジ42aを周方向に付勢する構成を例に説明したが、ロックコマ10はこれに限定されるものではなく、フランジ42aを周方向に付勢できる構成であればよい。更に、本実施形態では、ロックコマ10とフードロックボタン6のロック部6bとが第1の溝部34aの両端にそれぞれ配置される構成を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ロックコマ10とロック部6bとが一体に形成されて第1の溝部34aの一端に配置され、第1の溝部34aの他の一端に形成された壁部にフランジ42aを付勢する構成など、第1の溝部34aに収容されたフランジ42aをガタを生じさせることなく付勢して保持できる種々の構成を採用することができる。
また、本実施形態では、径方向内方に移動可能なロックコマ10及びロックコマ10を径方向内方に付勢する板バネ12によりフランジ42aの一端部を周方向に付勢しているが、これに限らず、例えば、周方向に移動可能なロックコマを設け、ばね等によりこのロックコマを周方向に付勢する構成等としてもよく、構成は限定されない。
1 レンズフード
2 フード本体
2a 貫通孔
4 フード化粧環
4a ネジ穴
6 フードロックボタン
6a 操作部
6b ロック部
6b1 傾斜面
6b2 当接面
6c アーム部
6d 軸部
8 ロックバネ
8a 第1の腕部
8b 第2の腕部
8c 中心部
10 ロックコマ
10a 先端部
10a1 傾斜面
10b 基部
10c 凹部
12 板バネ
12a 突出部
12b アーム部
12c 屈曲部
14 固定ビス
16 外筒部
16a 上下延出部
16b 左右延出部
16c 切り欠き部
17 ガイド部
18 内筒部
18a 切り欠き部
18b 開口
18c 縁部
19 突起
20 接続部
20a 収容孔
22 環状傾斜面
22a 収容孔
24 外筒体
24b 第2の切り欠き部
26 内筒体
26a 第1の切り欠き部
26b 第2の切り欠き部
28 第1の切り欠き部
30 第1の突部
32 第2の突部
34a 第1の溝部
34b 第2の溝部
36 径止部
40 接続部材
40A 基部
40B 接続部
42a 一方のフランジ
42b 他方のフランジ
42A 切り欠き部

Claims (4)

  1. 被写体側端部の外面に周方向に延びるフランジ部が形成されたレンズ鏡筒に取り付けられるレンズフードであって、
    当該レンズフードの内面に形成され、前記フランジ部を収容可能な周方向に延びる溝部と、前記フランジ部の周方向の両端をそれぞれ拘束する一対の端部拘束機構とを有し、
    前記一対の端部拘束機構のうちの一方の端部拘束機構が、前記フランジ部を他方の端部拘束機構に向かって周方向に付勢するように構成されている、ことを特徴とする、レンズフード。
  2. 前記一方の端部拘束機構は、
    当該レンズフードの内周面から半径方向内方に突出可能なロックコマと、
    前記ロックコマを当該レンズフードの中心に向かって付勢する付勢部材と、を有し、
    前記ロックコマは、当該レンズフードの半径方向外方に向かって、他方の端部拘束機構の側に周方向に進出するような傾斜面を有する、請求項1に記載のレンズフード。
  3. 前記他方の端部拘束機構は、
    当該レンズフードの内周面から半径方向内方に突出可能な係合部、及び、前記係合部を半径方向外方に退行させることができるボタン部を有するロックボタンと、
    前記ロックボタンの前記係合部が当該レンズフードの内周面から半径方向内方に突出するように付勢するロックボタン付勢部材と、を有する、請求項1又は2に記載のレンズフード。
  4. レンズ鏡筒の被写体側端部にレンズフードを着脱可能に接続するためのレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造であって、
    前記レンズ鏡筒は、外面に周方向に延びるフランジ部を有し、
    前記レンズフードは、当該レンズフードの内面に形成され、前記フランジ部を収容可能な周方向に延びる溝部と、前記フランジ部の周方向の両端をそれぞれ拘束する一対の端部拘束機構とを有し、
    前記一対の端部拘束機構のうちの一方の端部拘束機構が、前記フランジ部を他方の端部拘束機構に向かって周方向に付勢するように構成されている、ことを特徴とするレンズフードとレンズ鏡筒との接続構造。
JP2018033137A 2018-02-27 2018-02-27 レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造 Active JP7071157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033137A JP7071157B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018033137A JP7071157B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019148696A true JP2019148696A (ja) 2019-09-05
JP7071157B2 JP7071157B2 (ja) 2022-05-18

Family

ID=67849341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018033137A Active JP7071157B2 (ja) 2018-02-27 2018-02-27 レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7071157B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021244327A1 (zh) * 2020-06-01 2021-12-09 宁波舜宇光电信息有限公司 光学镜头、摄像模组和终端设备

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6189826U (ja) * 1984-11-20 1986-06-11
JP2016109944A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 キヤノン株式会社 レンズフード

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4647022B2 (ja) 2008-09-09 2011-03-09 パナソニック株式会社 レンズフード着脱機構
US8280241B1 (en) 2011-04-08 2012-10-02 Chung Jen Chang Combination of cover with hood
JP6478874B2 (ja) 2015-08-26 2019-03-06 株式会社タムロン レンズフードとレンズ鏡筒との着脱構造、及び、レンズフード

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6189826U (ja) * 1984-11-20 1986-06-11
JP2016109944A (ja) * 2014-12-09 2016-06-20 キヤノン株式会社 レンズフード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021244327A1 (zh) * 2020-06-01 2021-12-09 宁波舜宇光电信息有限公司 光学镜头、摄像模组和终端设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP7071157B2 (ja) 2022-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5074695B2 (ja) レンズ鏡筒
US7802931B2 (en) Lens accessory mounting device
JPS5922927B2 (ja) カメラの附属品の装着装置
WO2019123965A1 (ja) レンズ鏡筒
US10634868B2 (en) Lens barrel
JP2006301290A (ja) レンズ鏡胴
JP2010020182A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JPH1090752A (ja) シャッタ兼用絞り装置
EP1850163B1 (en) Optical option attachment ring
JP2019148696A (ja) レンズフード、及び、レンズフードとレンズ鏡筒との接続構造
WO2019124028A1 (ja) 絞り装置およびレンズ鏡筒
JP2005227651A (ja) レンズ鏡筒のカム機構
JP2001242389A (ja) 観察用光学機器のアイピース着脱装置
JP2006234962A (ja) レンズ鏡筒
JP2007171726A (ja) レンズ鏡筒
JP2001305408A (ja) レンズ調芯機構
JP2005106969A (ja) レンズバリヤ装置
JP2018049049A (ja) レンズ鏡筒
JP2000075185A (ja) レンズ鏡筒
JP2002055268A (ja) レンズ鏡筒およびその組立方法
JP4901399B2 (ja) 焦点調節機構
JP4130963B2 (ja) 沈胴式レンズ鏡筒の遮光構造
JP7441648B2 (ja) アクセサリアダプタ及びレンズフード
JP7293615B2 (ja) マウント、レンズ鏡筒、撮像装置および撮像システム
JP2007292801A (ja) レンズ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210906

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220506

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7071157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150