JP2007171726A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】口径板又はスペーサリング等のリング部材の芯出し及び組み付けを容易に又レンズの固定を容易にする。
【解決手段】レンズ20,30,40を保持するレンズ筒10、円環状に形成されレンズ筒10内に固定されるリング部材50を備えたレンズ鏡筒において、リング部材50は、その回転角度に応じて径方向外向きの突出量が徐々に変化する傾斜面52aを画定すると共に周方向に配列して形成された複数の外向き凸部52を有し、レンズ筒10は、径方向内向きに突出し複数の外向き凸部52に係合し得る複数の内向き凸部13cを有する。これにより、リング部材50の芯出し及び取り付けを同時にしかも容易にかつ高精度に行うことができ、又、接着剤を用いることなく、レンズ30をリング部材50で固定することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、レンズ筒内にレンズ及び口径板あるいはスペーサリングを一体的に組み込んだレンズ鏡筒に関し、特に、口径板あるいはスペーサリングの中心をレンズの光軸と一致させて組み付けたレンズ鏡筒に関する。
従来のレンズ鏡筒としては、レンズを保持したレンズ保持筒、レンズ保持筒を収容する収容筒等を備え、レンズ保持筒の外周面において周方向に配列されると共に径方向外向きに突出する複数の外向き突起を設け、収容筒の内周面において、周方向に配列されると共に径方向内向きに突出する三つの内向き突起を設け、収容筒の三つの内向き突起に対して、レンズ保持筒のいずれか三つの外向き突起を当接させることにより、レンズ保持筒に保持されたレンズの偏心量を調整するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このレンズ鏡筒においては、レンズ保持筒の複数の外向き突起が半円状に突出すると共に径方向への突出量が異なるように形成され、収容筒の三つの内向き突起が平坦面として形成されているため、両者の芯合わせを行うというよりも、レンズ保持筒を収容筒に対して積極的に所定量偏心させて組み付けるものである。
また、他のレンズ鏡筒としては、振れ補正を行うためのレンズを保持しその外周面に三つの半円状の外向き突起を有するレンズ保持筒、レンズ保持筒をシフト可能に収容して保持するフォーカス環、非撮影時にフォーカス環に対してレンズ保持筒をロックするべくレンズ保持筒の周りに隙間をおいて環状に配置されると共に所定角度回転することによりレンズ保持筒の外向き突起と係合する三つの内周凸部を有する押え板(ロック手段)等を備えたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、このレンズ鏡筒においては、フォーカス環の内周凸部が一端に傾斜面をもつものの外向き突起が係合する部分が同一径の円弧面として形成されているため、両者の芯合わせを行うというよりも、単に両者を係合させてレンズ保持筒(補正レンズ)のシフト(光軸に垂直な方向への移動)を規制するものである。
特開平9−145975号公報 特開平9−105969号公報
ところで、レンズ筒内にレンズ及び口径板又はスペーサリングを一体的に組み込んだレンズ鏡筒において、口径板又はスペーサリングの中心をレンズ筒の中心に芯合わせするために、従来のような構造を採用すると、単に固定することはできても、高精度に芯合わせを行うことができない。また、従来のレンズは、レンズ筒内に接着剤等を用いて固定されていたため、その分解あるいは再組み付けが困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、簡単な構造にて、口径板又はスペーサリングの芯出しを容易にしかも高精度に行うことができ、又、レンズを容易に固定できるレンズ鏡筒を提供することにある。
本発明のレンズ鏡筒は、レンズを保持するレンズ筒、円環状に形成されレンズ筒内に固定されるリング部材を備えたレンズ鏡筒であって、上記リング部材は、その回転角度に応じて径方向外向きの突出量が徐々に変化する傾斜面を画定すると共に周方向に配列して形成された複数の外向き凸部を有し、上記レンズ筒は、径方向内向きに突出し複数の外向き凸部に係合し得る複数の内向き凸部を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、リング部材をレンズ筒に取り付ける際に、外向き凸部と内向き凸部が相互に干渉しないようにしてリング部材をレンズ筒内に挿入し、リング部材を所定量回転させると、その複数の外向き凸部のそれぞれの傾斜面が、レンズ筒の複数の内向き凸部に係合して、リング部材の中心がレンズ筒の中心と一致するように調心されつつ、リング部材はレンズ筒の内側に締り嵌め状態に固定されることになる。
このように、径方向の突出量が徐々に変化する傾斜面をもつ外向き凸部を採用したことにより、リング部材の芯出し及び取り付けを同時に、容易に、かつ、高精度に行うことができる。
上記構成において、複数の外向き凸部は、リング部材の周方向において等分された三箇所に形成され、複数の内向き凸部は、レンズ筒の周方向において等分された三箇所に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、構造の簡素化を達成しつつ、リング部材の芯出し及び取り付けを同時に、容易に、かつ、高精度に行うことができる。
上記構成において、複数の外向き凸部は、リング部材の中心を通る径方向の直線に対して線対称に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、リング部材の表裏に関係なく、その芯出し及び取り付けが可能になるため、誤組み付け等の問題が解消され、生産性を向上させることができる。
上記構成において、複数の内向き凸部は、線対称に形成された複数の外向き凸部の各々の一つに対して、リング部材の回転方向に応じて選択的に係合させ得るように二つずつ対応させて形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、外向き凸部を一対の内向き凸部の間に位置付けるようにレンズ筒に対してリング部材を挿入した後、リング部材を時計回りあるいは反時計回りのいずれの方向に回転しても、その芯出し及び取り付けが可能になるため、取り付け作業の自由度が高まり、例えば、装着装置等を用いる場合に回転方向が限定されないため、その選択あるいは組み付けラインの自由度が高まる。
上記構成において、複数の外向き凸部の傾斜面は、複数の歯列をもつように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、外向き凸部の傾斜面に設けられた歯列が、内向き凸部の面と密接(締め代がより大きい締り嵌めの状態)に係合するため、リング部材をより堅固に固定することができる。
上記構成において、リング部材は、所定の口径を画定する口径板、又は、レンズ同士の間に配置されるスペーサリングである、構成を採用することができる。
この構成によれば、開口絞り径を規定する口径板の芯出し及び取り付け又はレンズ同士の間を規定すると共にレンズを固定するスペーサリングの芯出し及び取り付けを、容易にかつ高精度に行うことができる。また、口径板又はスペーサリングをレンズ押えとして兼用することにより、接着剤等を用いることなくレンズを固定することができ、さらに、リング部材(口径板又はスペーサリング)を取り外すことにより、容易に分解又は再組み付けを行うことができる。
上記構成をなすレンズ鏡筒によれば、レンズ筒に対して、口径板又はスペーサリング等のリング部材を取り付けるに際して、簡単な構造にて、リング部材(口径板又はスペーサリング等)の芯出し及び取り付けを同時にしかも容易かつ高精度に行うことのできるレンズ鏡筒が得られる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図4は、本発明に係るレンズ鏡筒の一実施形態を示すものであり、図1はレンズ鏡筒の分解斜視図、図2はレンズ鏡筒の断面図、図3は第3レンズを組み込んでいない状態でのレンズ鏡筒の背面図、図4はリング部材の斜視図及び組み付け部分図である。
このレンズ鏡筒は、図1及び図2に示すように、円筒状のレンズ筒10、レンズ筒10内に装着される第1レンズ20、第2レンズ30、第3レンズ40、第2レンズ30と第3レンズ40の間に配置されるリング部材としての口径板50等を備えている。
すなわち、このレンズ鏡筒においては、レンズ筒10の軸心(光軸)Lに沿って、前方から後方に向けて順に、第1レンズ20、第2レンズ30、口径板50、第3レンズ40が配列されて、レンズ筒10内に固定されている。
レンズ筒10は、樹脂材料を用いて形成され、図1ないし図3に示すように、所定の口径を規定すると共に第1レンズ20を保持する小径筒部11、小径筒部11よりも大きい径をなす中径筒部12、中径筒部12よりも大きい径をなす大径筒部13、外周面に突出して設けられた被ガイド部14、駆動機構のリードスクリューに螺合されたナットを保持するナット保持部15等を備えている。
小径筒部11は、図1及び図2に示すように、第1レンズ20の外周面21を嵌合させる内周面11a、第1レンズ20の後端外縁部22を受ける環状端面11b等を備えている。尚、環状端面11bは、所定の口径をなす開口部11b´を画定している。
すなわち、レンズ筒10の前方Fから第1レンズ20を近づけて、外周面21を内周面11aに嵌合させつつ、後端外縁部22を環状端面11bに当接させることにより、第1レンズ20がレンズ筒10に対して調心されつつ光軸方向Lの位置決めがなされて組み込まれるようになっている。
尚、接着剤等を塗布することにより、第1レンズ20は小径部11に対して堅固に固定される。
中径筒部12は、図2に示すように、第2レンズ30の外周面31を嵌合させる内周面12a、第2レンズ30の前端外縁部32を受ける環状端面12b等により形成されている。
すなわち、レンズ筒10の後方Rから第2レンズ30を近づけて、外周面31を内周面12aに嵌合させつつ、前端外縁部32を環状端面12bに当接させることにより、第2レンズ30がレンズ筒10に対して調心されつつ光軸方向Lの位置決めがなされて組み込まれるようになっている。
そして、後述する口径板50によりその後端外縁部33が押し付けられることにより、第2レンズ30はレンズ筒10に対して堅固に固定されるようになっている。
大径筒部13は、図2及び図3に示すように、第3レンズ40の外周面41を嵌合させる内周面13a、口径板50の後述する前面外縁部51bと対向する環状端面13b、内周面13aから径方向内向きに突出した複数(ここでは、三つ)の内向き凸部13c等により形成されている。
内周面13aは、口径板50の最外径(後述する外向き凸部52の先端までの径)よりも大きい径をなすように形成されている。
環状端面13bは、図2に示すように、第2レンズ30を中間筒部12に装着した状態で、第2レンズ30の後端外縁部33がその環状端面13bよりも後方に突出するように、すなわち、内周面12aの深さを第2レンズ30の厚さよりも浅く画定するように形成されている。
三つの内向き凸部13cは、図3に示すように、レンズ筒10(内周面13a)の周方向において等分された(120度間隔ごとに分けられた)三箇所に形成されており、図3及び図4(b)に示すように、径方向内向きに湾曲して突出するようにすなわち略半円形状に内向きに突出する湾曲面13c´をもつように形成されている。
すなわち、この大径筒部13に対しては、レンズ筒10の後方Rから第3レンズ40を近づけて、外周面41を内周面13aに嵌合させつつ、前端外縁部42を口径板50の後述する後面外縁部51cに当接させることにより、第3レンズ40がレンズ筒10に対して調心されつつ光軸方向Lの位置決めがなされて組み込まれるようになっている。
尚、接着剤等を塗布することにより、第3レンズ40は大径部13に対して堅固に固定される。
第1レンズ20は、ガラス材料又は樹脂材料を用いて、図1及び図2に示すように、小径筒部11の内周面11aに嵌合される外周面21、小径筒部11の環状端面11bに当接される後端外縁部22等を画定するように形成されている。
第2レンズ30は、ガラス材料又は樹脂材料を用いて、図1及び図2に示すように、中径筒部12の内周面12aに嵌合される外周面31、中径筒部12の環状端面12bに当接される前端外縁部32、口径板50に当接される後端外縁部33等を画定するように形成されている。
第3レンズ40は、ガラス材料又は樹脂材料を用いて、図1及び図2に示すように、大径筒部13の内周面13aに嵌合される外周面41、口径板50の後述する後面外縁部51cに当接される前端外縁部42等を画定するように形成されている。
口径板50は、図1ないし図4に示すように、円形の開口部51aを画定するべく円環状に形成されたリング部51、リング部51から径方向外向きに突出した複数(ここでは、三つ)の外向き凸部52、取り付け用の治具を係合させる溝部53等により形成されている。
リング部51は、その中心に開口部51aを画定し、その前面外縁部51bが第2レンズ30の後端外縁部33に当接し、その後面外縁部51cが第3レンズ40の前端外縁部42と当接するようになっている。すなわち、口径板50は、第2レンズ30と第3レンズ40の間に介在して、両者の光軸方向Lの間隔を規定するスペーサリングとしても機能するものである。
三つの外向き凸部52は、図1、図2、図4(a),(b)に示すように、口径板50(リング部51)の周方向において等分された(120度間隔ごとに分けられた)三箇所に形成されており、径方向外向きに突出すると共に、口径板50の回転角度に応じてその突出量が徐々に変化する傾斜面52aを画定するように形成されている。
すなわち、第2レンズ30がレンズ筒10の中径筒部12に組み込まれた状態で、口径板50を、レンズ筒10の後方Rから近づけ、外向き凸部52が内向き凸部13cと干渉しないようにして大径筒部13内に挿入すると共にその前面外縁部51bを後端外縁部33に当接させ、後方から見て反時計回りに口径板50を回転させると、図3に示すように、三つの外向き凸部52(の傾斜面52a)が対応する三つの内向き凸部13c(の湾曲面13c´)と係合して締り嵌め状態になる。
すなわち、口径板50をレンズ筒10内に挿入して所定量回転させるだけで、口径板50の中心がレンズ筒10の中心と一致するように調心されつつ、口径板50はレンズ筒10の内側に締り嵌め状態に固定されることになる。また、第2レンズ30は、口径板50により押圧されてレンズ筒10に対して堅固に固定されることになる。
このように、口径板50に対して径方向の突出量が徐々に変化する傾斜面52aをもつ外向き凸部52を採用しかつレンズ筒10に対して外向き凸部52と対応する内向き凸部13cを採用したことにより、口径板50の芯出し及び取り付けを同時にしかも容易にかつ高精度に行うことができる。また、外向き凸部52及び内向き凸部13cが周方向において三等分された位置に設けられているため、構造の簡素化を達成しつつ、口径板50の芯出しを容易にかつ高精度に行うことができる。
図5(a),(b)は、前述の口径板50の一部を変更した他の実施形態を示すものであり、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この口径板50´には、図5(a)に示すように、三つの外向き凸部52の傾斜面52a´が複数の歯列をもつように形成されている。
これによれば、外向き凸部52の傾斜面52a´に設けられた歯列が、内向き凸部13cの湾曲面13c´と密接に、すなわち、締め代がより大きい締り嵌めの状態となるように係合するため、口径板50´をレンズ筒10に対してより堅固に固定することができ、それ故に、第2レンズ30もより堅固に押圧して固定することができる。
図6及び図7は、前述のレンズ筒10及び口径板50を一部変更したレンズ鏡筒の他の実施形態を示すものであり、図6は第3レンズ40を組み込んでいない状態でのレンズ鏡筒の背面図、図7は口径板150の斜視図及び組み付け部分図である。
すなわち、このレンズ鏡筒において、口径板150には、図6及び図7(a),(b)に示すように、中心を通る径方向の直線DLに対して線対称になるように、両側に傾斜面152aを画定するべく略三角形状に突出する三つの外向き凸部152が形成されている。
また、レンズ筒10´には、図6に示すように、内周面13aに対して、六つの内向き凸部13cが形成されている。そして、二つずつの内向き凸部13cが一組になって、一つの外向き凸部152に対し、口径板150の回転方向に応じて選択的に係合するように配置されている。
これによれば、外向き凸部152を一対の内向き凸部13cの間に位置付けるようにレンズ筒10´に対して口径板150を挿入した後、口径板150を時計回り(図6の実線で示す外向き凸部152)あるいは反時計回り(図6の二点鎖線で示す外向き凸部152)のいずれの方向に回転しても、その芯出し及び取り付けが可能になるため、取り付け作業の自由度が高まり、例えば、装着装置等を用いる場合に回転方向が限定されないため、その選択あるいは組み付けラインの自由度が高まる。
また、複数の外向き凸部152を線対称に形成することにより、口径板150の表裏に関係なく口径板150を組み付けてその芯出し及び取り付けが可能になるため、誤組み付け等の問題が解消され、生産性を向上させることができる。
図8(a),(b)は、前述の口径板150の一部を変更した他の実施形態を示すものであり、同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわち、この口径板150´の外向き凸部152´は、外向きに湾曲した傾斜面152a´を画定するように形成されている。
これによれば、外向き凸部152´の傾斜面152a´は、その突出量が直線的にではなく曲線的に変化するように形成されているため、内向き凸部13cの湾曲面13c´とより密接に係合してより高精度に芯出しを行いつつ、口径板150´をレンズ筒10´に対してより堅固に固定することができる。
上記実施形態においては、リング部材として口径板50,50´,150,150´を採用する構成を示したが、これに限定されるものではなく、単にレンズ同士の間隔を規定するスペーサリングを用いる構成において本発明を採用してもよい。
上記実施形態においては、リング部材として一つの口径板50,50´,150,150´が組み込まれる場合を示したが、複数のリング部材が組み込まれる構成において本発明を採用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ鏡筒は、構造が簡素化されつつ、口径板あるいはスペーサリング等のリング部材の芯出し及び組み付けを容易に行うことができ、又、レンズの固定も接着剤等を用いず容易に行うことができるため、小型化及び低コスト化が要求される小型あるいは携帯用のデジタルカメラあるいはモバイルカメラ等のレンズ鏡筒として適用できるのは勿論のこと、その他のレンズ光学系のレンズ鏡筒としても有用である。
本発明に係るレンズ鏡筒の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒の断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒において、第3レンズを組み込まない状態での背面図である。 (a)はリング部材としての口径板を示す斜視図、(b)は口径板がレンズ筒に組み込まれた状態を示す部分図である。 (a)は図4に示す口径板の変形例を示す斜視図、(b)は(a)に示す口径板がレンズ筒に組み込まれた状態を示す部分図である。 本発明に係るレンズ鏡筒の他の実施形態を示すものであり、第3レンズを組み込まない状態でのレンズ鏡筒の背面図である。 (a)は図6に示すレンズ鏡筒のレンズ筒に組み込まれる口径板を示す斜視図、(b)は(a)に示す口径板がレンズ筒に組み込まれた状態を示す部分図である。 (a)は図7に示す口径板の変形例を示す斜視図、(b)は(a)に示す口径板がレンズ筒に組み込まれた状態を示す部分図である。
符号の説明
L 光軸
DL リング部材の中心を通る径方向の直線
10,10´ レンズ筒
11 小径筒部
11a 内周面
11b 環状端面
12 中径筒部
12a 内周面
12b 環状端面
13 大径筒部
13a 内周面
13b 環状端面
13c 複数の内向き凸部
13c´湾曲面
20 第1レンズ
30 第2レンズ
40 第3レンズ
50,50´,150,150´ 口径板(リング部材)
51 リング部
51a 開口部
51b 前面外縁部
51c 後面外縁部
52,152,152´ 複数の外向き凸部
52a,52a´、152a,152a´ 傾斜面

Claims (6)

  1. レンズを保持するレンズ筒、円環状に形成され前記レンズ筒内に固定されるリング部材、を備えたレンズ鏡筒であって、
    前記リング部材は、その回転角度に応じて径方向外向きの突出量が徐々に変化する傾斜面を画定すると共に周方向に配列して形成された複数の外向き凸部を有し、
    前記レンズ筒は、径方向内向きに突出し前記複数の外向き凸部に係合し得る複数の内向き凸部を有する、
    ことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記複数の外向き凸部は、前記リング部材の周方向において等分された三箇所に形成され、
    前記複数の内向き凸部は、前記レンズ筒の周方向において等分された三箇所に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記複数の外向き凸部は、前記リング部材の中心を通る径方向の直線に対して線対称に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記複数の内向き凸部は、前記複数の外向き凸部の各々の一つに対して、前記リング部材の回転方向に応じて選択的に係合させ得るように二つずつ対応させて形成されている、
    ことを特徴とする請求項3記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記複数の外向き凸部の傾斜面は、複数の歯列をもつように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれかに記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記リング部材は、所定の口径を画定する口径板、又は、レンズ同士の間に配置されるスペーサリングである、
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のレンズ鏡筒。

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