JP2019147610A - キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、テープ状包装体、テープ状包装体の製造方法 - Google Patents

キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、テープ状包装体、テープ状包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品の挿入性の向上と保持部から部品を離脱させる機能の向上とを両立できるキャリアテープ、該キャリアテープの製造方法、テープ状包装体、該テープ状包装体の製造方法について開示する。【解決手段】テープ本体21と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部23と、を備え、テープ本体の長手方向に沿った断面において、上側表面にある収納部の縁の曲率半径は、長手方向Xにおける第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さいキャリアテープ2。【選択図】図2

Description

本開示は、部品を収納するキャリアテープ、キャリアテープの製造方法、テープ状包装体、テープ状包装体の製造方法に関する。
例えば、特許文献1には、凹部の矩形性が高く、かつ破損しにくいエンボスキャリアテープおよびその製造方法が記載されている。特に、特許文献1には、「凹部12の側面部12bが、エンボスキャリアテープ10の表面から曲げられている曲率半径、すなわち曲がり部15における曲率半径が、0〜0.13mmであることが好ましい。これにより、部品を所定の配置で収納しやすくなり、しかも収納した部品が動きにくくなるため、テーピング時の部品収納率、マウント時の実装精度や実装率等が向上する。」との記載がある。
また、特許文献2には、形態不良がなく、部品収納部での部品の収納状態の安定化が図れるエンボスキャリアテープおよびその製造方法が記載されている。特に特許文献2には、「部品収納部10は、凹部周縁部14の曲率半径rが小さい程、凹部開口部12の形状精度が高まると共に、側面18のテーパー角度が小さくなって部品の収納状態が安定する。凹部周縁部14の曲率半径rは、凹部開口部12の面積等を勘案して決定でき、例えば、部品収納部10が0402サイズの部品を収納する大きさであれば、0.30mm未満が好ましく、0.20mm未満がより好ましく、0.12mm未満がさらに好ましい。0.30mm未満であれば、収納した部品の安定化が図れる。」との記載がある。
特開2006−273426号公報 特開2011−225256号公報
例えば、寸法が1mm以下の微細な部品をキャリアテープの凹部等に収納する場合、部品は搬送装置の保持部で保持され、移動する凹部等が通過するタイミングで凹部等内の所定高さ位置まで降下する。凹部等内で停止している部品は、移動する凹部等の縁に直接干渉し、保持部から離脱する。保持部から離脱した部品は、そのまま凹部等に収まる。しかしながら、特許文献1または2記載のキャリアテープの場合、曲率半径が小さ過ぎると、部品が凹部等内の所定高さ位置に到達する前に凹部等の縁に干渉してしまい挿入性が低下する可能性がある。一方で、凹部等の縁の曲率半径が大き過ぎると、保持部に保持されて所定高さ位置に留まっている部品に適切に干渉できず、部品を離脱させる機能が低下する可能性がある。
本開示では、部品の挿入性の向上と保持部から部品を離脱させる機能の向上とを両立できるキャリアテープ、該キャリアテープの製造方法、テープ状包装体、該テープ状包装体の製造方法について開示する。
本開示の一側面に係るキャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、テープ本体の長手方向に沿った断面において、上側表面にある収納部の縁の曲率半径は、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい。
本開示の一側面は、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備えたキャリアテープの製造方法であって、互いに嵌まり合う雄型と雌型との間に、テープ本体となるテープ基材を配置すると共に、テープ基材を雄型と雌型とで挟み付けることによってテープ基材に収納部となる窪みを形成する工程を備え、その工程において、雄型の中心と雌型の中心とをテープ基材の長手方向にずらした状態でテープ基材を挟み付けることにより、長手方向に沿った断面において、収納部の縁の曲率半径を、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さくなるように形成する。
本開示の一側面に係るテープ状包装体は、テープ本体と、テープ本体の表面の窪みである複数の収納部と、を備えたキャリアテープと、収納部に収納された部品と、収納部を覆ってテープ本体に接着されたカバーテープと、を備え、キャリアテープは、テープ本体の長手方向に沿った断面において、収納部の縁の曲率半径は、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい。
本開示の一側面は、キャリアテープに収納された部品を備えたテープ状包装体の製造方法であって、キャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、テープ本体の長手方向に沿った断面において、上側表面にある収納部の縁の曲率半径は、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい。この製造方法では、保持部に離脱可能に保持された部品を収納部内の所定高さ位置に保持し、キャリアテープは、第1の方向側がフィード方向の前方側、第2の方向側がフィード方向の後方側となるようにキャリアテープを移動させる。キャリアテープの移動によって収納部の第2の方向側の縁は部品に干渉し、部品は保持部から離脱して収納部内に収納される。部品が収納部に収納された後に、収納部をカバーテープで覆い、テープ本体に接着する。
本開示の一側面に係るキャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、収納部のそれぞれは、対向する第1及び第2の側壁を備え、第1の側壁の一部分は第1の形状を有し、第2の側壁の同様の部分は異なる第2の形状を有し、それによって、収納部に部品を挿入するときに、第1の形状は、部品が回転して収納部に収まるのを容易にし、第2の形状は、挿入された部品が回転して収納部から外に出るのを防止する。
本開示の各側面によれば、部品の挿入性の向上と保持部から部品を離脱させる機能の向上を両立できる。
図1は、一実施形態のキャリアテープを備えるテープ状包装体の一部を示す斜視図である。 図2は、一実施形態のキャリアテープを示す平面図である。 図3の(A)図は、図2に示すIII−III線に沿った拡大断面図である。図3の(B)図は、一実施形態の変型例であり、(A)図に対応する拡大断面図である。 図4の(A)図は、一実施形態のキャリアテープの製造方法の一工程を模式的に示す図である。(B)図は、一実施形態のキャリアテープの製造方法の一工程を模式的に示す図である。(C)図は、一実施形態のキャリアテープの製造方法の一工程を模式的に示す図である。 図5の(A)図は、一実施形態のテープ状包装体の製造方法の一工程を模式的に示す図である。(B)図は、一実施形態のテープ状包装体の製造方法の一工程を模式的に示す図である。(C)図は、一実施形態のテープ状包装体の製造方法の一工程を模式的に示す図である。(D)図は、一実施形態のテープ状包装体の製造方法の一工程を模式的に示す図である。 図6の(A)図は、一比較形態のテープ状包装体の製造方法の一工程を模式的に示す図である。(B)図は、一比較形態のテープ状包装体の製造方法の一工程を模式的に示す図である。
実施形態の一側面に係るキャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、テープ本体の長手方向に沿った断面において、上側表面にある収納部の縁の曲率半径は、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい。
キャリアテープは長手方向に沿って移動する。移動するキャリアテープの収納部が部品の真下に到達すると、キャリアテープは一時的に停止し、保持部で保持された部品は収納部内に向けて降下し、収納部内の所定高さ位置で停止する(部品降下工程)。そして、キャリアテープは移動を再開し、部品は、収納部の縁に干渉して保持部から離脱し、保持部内に収まる(部品離脱工程)。キャリアテープの収納部の縁は、長手方向で対向する第1の方向側と第2の方向側とを備える。例えば、キャリアテープの移動方向が第1の方向となる場合、部品降下工程では、収納部の第1の方向側の縁に干渉しないように部品を降下させる必要があるが、第1の方向側の縁の曲率半径が小さいと、部品降下中に第1の方向側の縁を避け難く、その結果、第1の方向側の縁に干渉し易くなって挿入性が低下する。一方で、部品離脱工程では、第2の方向側の縁の曲率半径が大きいと、部品が第2の方向側の縁に干渉した際、第2の方向側の縁に沿って回転するように乗り上げてしまい、保持部から部品を離脱させる機能を低下させる可能性がある。これに対し、本実施形態では、第1の方向側の縁の曲率半径を大きくし、第2の方向側の縁の曲率半径を第1の方向側の縁の曲率半径よりも小さくしている。その結果、部品降下工程では、部品の挿入性を向上でき、部品離脱工程では、保持部から部品を離脱させる機能を向上できる。つまり、この実施形態に係るキャリアテープによれば、部品の挿入性の向上と保持部から部品を離脱させる機能の向上を両立できる。
このキャリアテープでは、例えば、第1の方向側はキャリアテープのフィード方向の前方側であり、第2の方向側はフィード方向の後方側とすることができる。
このキャリアテープでは、例えば、テープ本体の上側表面は、収納部を囲む平坦部を備え、収納部は、底部と、底部から立ち上がる側壁と、側壁と平坦部とを接続する湾曲面とを備え、湾曲面は、収納部の縁とすることができる。部品に干渉する部分が湾曲面なので部品を傷付け難い。
このキャリアテープでは、例えば、収納部の底部は、長手方向で対向する二辺を備えた四辺形であり、一辺の寸法は1mm以下とすることができる。この収納部内に収納される部品は、長さが1mm以下の微細な部品であり、収納位置のずれの影響は大きい。従って、本実施形態に係るキャリアテープを使用することで得られる利益は大きい。また、このキャリアテープにおいて、例えば、底部の一辺の寸法は0.1mm以上であってもよい。
このキャリアテープでは、例えば、収納部の底部に対する側壁の傾斜角は、第1の方向側よりも、第2の方向側の方が大きい形態とすることができる。傾斜角が大きいとは、底部を基準にして、より直角に近いことを意味する。第1の方向側の傾斜角を小さくすることにより、部品降下工程において部品を避けるための空間を広くとることができ、部品の挿入性を向上できる。また、第2の方向側の傾斜角を大きくすることにより、保持部に保持された部品に対して確実に干渉させ易くなり、部品を離脱させる機能を向上できる。
このキャリアテープでは、例えば、テープ本体の収納部に対応する厚さは、第1の方向側よりも、第2の方向側の方を小さくできる。
このキャリアテープでは、例えば、第1の方向側の曲率半径は、第2の方向側の曲率半径に対して2倍以上であり、且つ、第1の方向側の曲率半径は、0.05mm以上にすることができる。
実施形態の一側面は、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備えたキャリアテープの製造方法であって、互いに嵌まり合う雄型と雌型との間に、テープ本体となるテープ基材を配置すると共に、テープ基材を雄型と雌型とで挟み付けることによってテープ基材に収納部となる窪みを形成する工程を備える。この工程において、雄型の中心と雌型の中心とをテープ基材の長手方向にずらした状態でテープ基材を挟み付けることにより、長手方向に沿った断面において、収納部の縁の曲率半径を、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さくなるように形成する。
このキャリアテープの製造方法によれば、部品の挿入性の向上と保持部から部品を離脱させる機能の向上を両立できるキャリアテープを簡易に製造できる。
実施形態の一側面に係るテープ状包装体は、テープ本体と、テープ本体の表面の窪みである複数の収納部と、を備えたキャリアテープと、収納部に収納された部品と、収納部を覆ってテープ本体に接着されたカバーテープと、を備え、キャリアテープは、テープ本体の長手方向に沿った断面において、収納部の縁の曲率半径は、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい、テープ状包装体である。
このテープ状包装体によれば、キャリアテープの収納部内に部品が適切に収納されたテープ状包装体を実現し易くなる。
実施形態の一側面は、キャリアテープに収納された部品を備えたテープ状包装体の製造方法である。キャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、テープ本体の長手方向に沿った断面において、上側表面にある収納部の縁の曲率半径は、長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい。この製造方法では、保持部に離脱可能に保持された部品を収納部内の所定高さ位置に保持し、キャリアテープは、第1の方向側がフィード方向の前方側、第2の方向側がフィード方向の後方側となるようにキャリアテープを移動させる。キャリアテープの移動によって収納部の第2の方向側の縁は部品に干渉し、部品は保持部から離脱して収納部内に収納される。部品が収納部に収納された後に、収納部をカバーテープで覆い、テープ本体に接着する。
このテープ状包装体の製造方法によれば、キャリアテープの収納部内に部品が適切に収納されたテープ状包装体を製造できる。
実施形態の一側面に係るキャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、収納部のそれぞれは、対向する第1及び第2の側壁を備え、第1の側壁の一部分は第1の形状を有し、第2の側壁の同様の部分は異なる第2の形状を有し、それによって、収納部に部品を挿入するときに、第1の形状は、部品が回転して収納部に収まるのを容易にし、第2の形状は、挿入された部品が回転して収納部から外に出るのを防止する。
この実施形態に係るキャリアテープによれば、部品の挿入性の向上と保持部から部品を離脱させる機能の向上を両立できる。
このキャリアテープでは、例えば、前記の部分は、テープ本体の上側表面にある側壁の縁である。
このキャリアテープでは、例えば、テープ本体の上側表面にある第1の側壁の縁は、より大きい曲率半径を有し、テープ本体の上側表面にある第2の側壁の縁は、より小さい曲率半径を有する。
実施形態の一側面に係るキャリアテープは、テープ本体と、テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、収納部のそれぞれは、対向する第1及び第2の側壁を備え、第1の側壁の一部分は第1の形状を有し、第2の側壁の第1の形状に対向する部分は、第1の形状と異なる第2の形状を有し、第1の形状は、収納部に部品を挿入するときに、第2の形状に比べ、部品が回転して収納部に収まるのを容易にする形状であり、第2の形状は、第1の形状に比べ、収納部内に挿入された部品が回転して収納部から外に出るのを防止する形状である。
このキャリアテープでは、例えば、第1の形状を有する部分および第2の形状を有する部分は、テープ本体の上側表面にある側壁の縁である。
上記の形態において使用した用語のうち、「キャリアテープ」とは、テープ状(帯状)のテープ本体に、部品を収納する収納部が設けられた包装具であり、「収納部」とは、テープ本体の上側表面で凹んだ窪みであり、少なくとも収納対象となる部品が収まる内部空間を形成する有底の穴である。収納部の形状は、部品の形状に合わせて任意に選択できる。
「テープ本体の上側表面」とは、キャリアテープをフィード方向に移動させることを想定した場合に、保持部で保持された部品側を向く面であり、通常は、鉛直方向の上方側の表面である。なお「フィード方向」とは、収納部に部品を挿入する場合におけるキャリアテープの進行方向であり、テープ本体の長手方向に沿った方向を意味する。
「テープ本体の長手方向」とは、テープ本体を平面視した場合に寸法が長くなる方向を意図しており、「テープ本体の長手方向に沿った断面」とは、テープ本体の長手方向に沿い、収納部に交差するように延在する直線を含む平面でテープ本体を切断したと仮定した場合の断面である。「上側表面にある収納部の縁」とは、テープ本体の上側表面において、窪んでいる箇所(収納部)の底部よりも上側に位置し、テープ本体の平坦部と接続されている境界部分である。「収納部の縁の曲率半径」とは、「テープ本体の長手方向に沿った断面」に現れる縁を円弧と仮定した場合の曲率半径であり、複数箇所で測定した曲率半径に誤差がある場合には、それらの平均値を意味する。
「テープ状包装体」とは、キャリアテープの収納部内に電子部品等の部品が収納され、更に、収納部の開放された口を覆うようにカバーテープがテープ本体に接着された部品搬送用部材である。
「第2の側壁の同様の部分」とは、第1の形状に対向する部分である。「第1の形状は、部品が回転して収納部に収まるのを容易にする」とは、第2の形状に比べ、部品が回転して収納部に収まるのを容易にする形状であることを意味し、「第2の形状は、挿入された部品が回転して収納部から外に出るのを防止する」とは、第1の形状に比べ、収納部内に挿入された部品が回転して収納部から外に出るのを防止する形状であることを意味する。
次に、添付図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、テープ状包装体1は、収納部23を有するキャリアテープ2と、カバーテープ3と、部品4とを備えている。テープ状包装体1において、カバーテープ3は、収納部23の開口22を覆うようにキャリアテープ2上に接着されている。また、部品4は、キャリアテープ2の収納部23に収納され、キャリアテープ2及びカバーテープ3により梱包されている。
なお、部品4は、例えば、チップ部品(表面実装電子部品)である。部品4の形状は、例えば、長方体形状である。部品4のサイズは、1mm以下であり、例えば、長さは0.2〜0.6mmであり、幅は0.1〜0.3mmである。
図2及び図3のA(図)に示されるように、キャリアテープ2は、テープ本体21を備え、テープ本体21には部品4を収納する収納部23が設けられている。
テープ本体21は、耐熱性樹脂を含む樹脂材料から形成された帯状の部材である。耐熱性樹脂は、例えば6ナイロン(PA6)、66ナイロン(PA66)、ポリアセタール(POM)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)等であってよい。耐熱性樹脂は、例えば、熱変形温度が100〜300℃の樹脂であってよく、100〜150℃の樹脂であってよい。樹脂材料は耐熱性樹脂以外の成分を含んでいてよく、例えば帯電防止剤、導電剤(カーボンブラック等)等を含んでいてよい。
テープ本体21の厚さD1は、例えば0.10〜0.40mmであってよく、0.15〜0.25mmであってよい。なお、収納部23の底部23eでの厚さD2は、例えば0.01〜0.30mmであってよく、0.05〜0.20mmであってよい。テープ本体21の幅方向の長さL1は、例えば4〜50mmであってよく、4〜12mmであってよい。
収納部23は、テープ本体21の一方の表面から他方の表面に向かって窪んだ有底の穴部である。一方の表面は、キャリアテープ2をフィード方向Fdに移動する際に上方を向く上側表面21aであり、他方の表面は反対側の下側表面21bである。キャリアテープ2は複数の収納部23を有し、複数の収納部23は、例えば、テープ本体21の長手方向Xに沿って等間隔で一列に並んで配置されている。なお、本実施形態では一列であるが、複数列であってもよい。各収納部23間の距離L5は、例えば0.5〜12.0mmであってよく、0.5〜2.0mmであってよい。また、収納部23は、テープ本体21の幅方向における一方の端部寄りの位置に設けられている。
テープ本体21には、キャリアテープ2をフィード方向Fd(長手方向X)に搬送するためのスプロケット孔24が形成されている。スプロケット孔24は、テープ本体21の幅方向における他方の端部寄りの位置に設けられている。スプロケット孔24は、テープ本体21の長手方向Xに沿って一定の間隔で複数個設けられており、スプロケット孔24の形状及び間隔は、部品搬送装置6(図5の(A)図参照)の歯形及びピッチ等に応じて適宜設定される。
テープ本体21の上側表面21aにおいて、収納部23およびスプロケット孔24以外の領域は平坦部21cになっている。収納部23は、底部23eを備えており、例えば、底部23eは、長手方向Xで対向する二辺を備えた四辺形の略平坦な面である。一辺の寸法は1mm以下とすることができ、0.8mm以下とすることができる。また、一辺の寸法は0.1mm以上とすることができ、0.3mm以上とすることができる。
更に、詳細に説明すると、例えば、底部23eは、一対の短辺と一対の長辺とを備えた長方形であり、一対の長辺はテープ本体21の長手方向Xに沿った両側に配置され、一対の短辺はテープ本体21の長手方向Xに直交する方向(幅方向)に沿った両側に配置されている。収納部23は、底部23eの各辺から立ち上がる四個の側壁23a、23b、23c、23dを備えている。一対の長辺から立ち上がる一対の側壁23a、23bはテープ本体21の長手方向Xに沿った両側に配置され、一対の短辺から立ち上がる一対の側壁23c、23dはテープ本体21の幅方向に沿った両側に配置されている。
フィード方向Fdを基準に考えた場合、フィード方向Fdの前方側は第1の方向であり、第1の方向に対向する側、つまり、フィード方向Fdの後方側は第2の方向である。テープ本体21の長手方向Xに沿った両側に配置された一対の側壁23a、23bのうち、第1の方向側に位置する側壁は第1の側壁23aであり、第2の方向側に位置する側壁は第2の側壁23bである。なお、テープ本体21の幅方向に沿った両側に配置された一対の側壁23c、23dのうち、フィード方向Fdを基準にした場合の右側の側壁は第3の側壁23cであり、幅方向において第3の側壁に対向する側壁、つまり、左側の側壁は第4の側壁23dである。
各側壁23a、23b、23c、23dの上端部分(縁)は、上側表面21aにおいて収納部23を囲む平坦部21cに湾曲しながら接続されている。各側壁23a、23b、23c、23dの上端部分において湾曲面23fを形成する領域は、収納部23の縁231,232,233,234である。本実施形態では、複数の側壁23a、23b、23c、23dを区別できるので、各側壁23a、23b、23c、23dの上端部分に形成された収納部23の縁231,232,233,234も、それぞれ区別できる。つまり、第1の側壁23aの上端部分には収納部23の第1の縁231が設けられ、第2の側壁23bの上端部分には収納部23の第2の縁232が設けられ、第3の側壁23cの上端部分には収納部23の第3の縁233が設けられ、第4の側壁23dの上端部分には収納部23の第4の縁234が設けられている。なお、第1の側壁23aの上端部分(収納部23の第1の縁231)は第1の形状であり、第2の側壁23bの上端部分(収納部23の第2の縁232)は、第1の形状に対応した第2の側壁23bの同様の部分であって第2の形状である。
なお、収納部23の底部23eが円形や楕円形の場合には、側壁が湾曲して繋がっているため、複数の側壁を区別して認識することができない。このような場合、収納部23の底部23eの図心を通ってテープ本体21の長手方向Xに延在する直線を仮定し、平面視で、この直線と側壁の上端部分とが交差する二カ所のうち、第1の方向側は収納部23の第1の縁231であり、第2の方向側は収納部23の第2の縁232である。
テープ本体21の長手方向Xに沿った断面において、収納部23の第1の縁231の曲率半径r1と第2の縁232の曲率半径r2とは異なり、つまり、第1の縁231の形状(第1の形状)と収納部23の第2の縁232の形状(第2の形状)とは異なる。具体的には、第2の縁232の曲率半径r2は、第1の縁231の曲率半径r1よりも小さい。例えば、第1の縁231の曲率半径r1は、第2の縁232の曲率半径r2に対して2倍以上であり、また、3倍以上である。また、第1の縁231の曲率半径r1は、例えば、0.05mm以上であり、また、0.07mm以上である。また、第2の縁232の曲率半径r2は、例えば、0.01mm以上であり、また、0.03mm以上である。
収納部23の底部23eを広げた仮想面を想定し、この仮想面に対する第1の側壁23aの傾斜角θ1と、この仮想面に対する第2の側壁23bの傾斜角θ2とを比較した場合、本実施形態では、略同一になっている。しかしながら、図3の(B)図に示されるように、第2の側壁23bの傾斜角θ2を第1の側壁23aの傾斜角θ1よりも大きくすることができる。
テープ本体21の下側表面21bには、収納部23に対応して***部25が設けられている。平面視で***部25の図心を通り、且つ、収納部23の底部23eに直行する直線を第1の直線C1として仮定する。一方、平面視で収納部23の底部23eの図心を通り、且つ、底部23eに直行する直線を第2の直線C2として仮定する。第1の直線C1に対し、第2の直線C2は、フィード方向Fdに対する後方側にずれている。
テープ本体21の収納部23に対応する厚さのうち、第1の側壁23aが形成された部分の厚さは、第1の方向側の厚さD3であり、第2の側壁23bが形成された部分の厚さは、第2の方向側の厚さD4である。本実施形態では、上述の通り、第1の直線C1に対し、第2の直線C2がフィード方向Fdの後方側にずれており、その結果、第1の方向側の厚さD3よりも、第2の方向側の厚さD4の方が小さくなっている。
図4の(A)図、図4の(B)図、図4の(C)図を参照し、キャリアテープ2の製造方法について、特に収納部23の製造を中心に説明する。キャリアテープ製造装置は、クリアランスを空けて互いに嵌まり合う雄型51と雌型52とを備えている。雄型51は、テープ本体21の上側表面21aに収納部23を形成する型であり、雌型52は、テープ本体21の下側表面21bに***部25を形成する型である。雄型51と雌型52とは、どちらか一方が可動型であり、本実施形態では雄型51が雌型52に対して接近、離間する可動型である。また、雌型52の中心線に対し、雄型51の中心線はずれている。ずれの方向は、テープ状の基材フィルム(テープ基材)Bの長手方向(テープ本体21の長手方向X)に沿った方向である。
この製造方法は、離間した状態の雄型51と雌型52との間に、テープ本体21となる基材フィルムBを配置する工程と、テープ基材を雄型51と雌型52とで挟み付けることによって基材フィルムBに収納部23となる窪みを形成する工程とを備える。具体的には、図4の(A)図に示されるように、雄型51と雌型52とは、テープ本体21となる基材フィルムBを挿入できる程度の隙間を空け、互いに対向する位置で待機している。
雄型51と雌型52との間に基材フィルムBが供給されると(図4の(B)図参照)、雄型51が降下して雌型52に接近し、基材フィルムBを押圧する(図4の(C)図参照)。基材フィルムBは、雄型51と雌型52とに挟まれて引き延ばされ、基材フィルムBの上側表面21aは雄型51の凸部に倣って窪み、基材フィルムBの下側表面21bは雌型52の凹部に倣って***する。基材フィルムBの上側表面21aに形成された窪みは収納部23になる。成形性を良くするため、成形前、または成形中に基材フィルムBを加熱し、柔らかくしてもよい。
収納部23を形成する際、雌型52の中心を、雄型51の中心から0.01mm〜0.03mm程度ずらし、雌型52と雄型51とのクリアランスを左右不均一にして収納部23を成形する。その結果、収納部23に対応するテープ本体21の厚さは、左右で異なり、厚さが薄い側の収納部23の縁232の曲率半径r2は小さくなり、厚さが厚い側の収納部23の縁231の曲率半径r1は大きくなる。雄型51に対して雌型52がずれる方向は、テープ本体21の長手方向X(基材フィルムBの長手方向)に沿った方向である。
なお、本実施形態では、雄型51の位置はずらさず、雌型52の位置を雄型51に対してずらしている。雄型51の位置をずらすと、部品4の収納位置やピックアップ位置を規定しているスプロケット孔24に対しても、ずれてしまい微調整が必要になる。しかしながら、本実施形態では、雌型52のみをずらしているため、スプロケット孔24と収納部23との位置関係はずれない。その結果、部品4の収納やエンドユーザーが部品4をピックアップする位置への影響は無い。
図5の(A)図、図5の(B)図、図5の(C)図、および図5の(D)図を参照し、キャリアテープ2の収納部23に部品4を収納してテープ状包装体1を製造する方法について説明する。テープ状包装体1は部品包装装置によって製造される。部品包装装置は、スプロケット孔24と嵌合してキャリアテープ2を長手方向Xに搬送するスプロケットを備えた駆動機構(図示せず)と、部品4を搬送してキャリアテープ2の収納部23に部品4を収納する部品搬送装置6と、キャリアテープ2のテープ本体21にカバーテープ3を接着するシール機構とを備えている。
部品搬送装置6は、例えば、部品4が収納される貫通孔62aが設けられた搬送テーブル62と、貫通孔62a内で部品4を保持する吸着ノズル61とを備えている。搬送テーブル62は、例えば、搬送ベルトなどであってもよい。搬送テーブル62には、複数の貫通孔62aが等間隔で形成されており、貫通孔62a内には、直方体状の部品4が個別に収納されている。吸着ノズル61は貫通孔62a内を昇降自在であり、吸着ノズル61によって保持された部品4は、吸着ノズル61の降下に伴ってキャリアテープ2の収納部23内に挿入される。吸着ノズル61は、部品4を保持する保持部の一例であり、保持部としては、部品4を保持でき、また保持状態を解除できる電磁石やバキュームなどであってもよい。
キャリアテープ2は、駆動機構によってテープ本体21の長手方向Xに沿って移動する。空の収納部23が部品4の真下に到達すると、一時的に停止し、吸着ノズル61は収納部23内に向けて降下し、吸着ノズル61に保持されていた部品4は、収納部23内の所定高さ位置で停止する(部品降下工程)。そして、キャリアテープ2は移動を再開し、部品4は、収納部23の第2の縁232に干渉して保持部から離脱し、保持部内に収まる(部品離脱工程)。なお、キャリアテープ2の一時停止時における空の収納部23と部品4との位置関係における「真下」は、例えば、平面視で部品4の底面の図心を通り、且つ、直線C2と平行な直線が、直線C2を含み、且つ、キャリアテープ2の移動方向に垂直な平面に含まれる場合のみを指すものではなく、目的に応じて、フィード方向Fd、または、その後方へ一定のずれがある場合も含んでよい。
ここで、本実施形態の収納部23の第1の縁231の曲率半径r1と収納部23の第2の縁232の曲率半径r2とは異なり、第2の縁232の曲率半径r2の方が、第1の縁231の曲率半径r1よりも小さい。この技術的意義について比較形態を参照しながら説明する。
図6の(A)図には第1の比較形態のキャリアテープ100が示されており、図6の(B)図には第2の比較形態のキャリアテープ101が示されている。第1の比較形態のキャリアテープ100の収納部100aの縁100bは一定であり、全体にわたって曲率半径raは大きい。また、第2の比較形態のキャリアテープ101の収納部101aの縁101bは一定であり、全体にわたって曲率半径rbは小さい。
第1の比較形態の場合、本実施形態の収納部23の第2の縁232に比べて、収納部100aの第2の縁100bの曲率半径raは大きい。従って、収納部100aの第2の縁100bが部品4に干渉した際、部品4は第2の縁100bに沿って回転するように乗り上げ、吸着ノズル61からの離脱が不適切になる。その結果、部品4が収納部100aの外に出てしまう可能性がある。これに対し、本実施形態の収納部23は、第1の比較形態に比べて第2の縁232の曲率半径r2は小さい。その結果、吸着ノズル61から部品4を離脱させる機能を向上でき、部品4が収納部23の外に出るのを防止する上で有利になる。
第2の比較形態の場合、本実施形態の収納部23の第1の縁231に比べて、収納部101aの第1の縁101bの曲率半径rbは小さい。従って、収納部23に向けた部品4の降下途中に、その部品4が収納部101aの第1の縁101bに干渉してしまい、挿入性を低下させる可能性がある。これに対し、本実施形態の収納部23の場合、第2の比較形態に比べて第1の縁231の曲率半径r1は大きい。その結果、降下してくる部品4を避けることができる上部空間を広くとることができ、挿入性を向上できる。また、仮に部品4が第1の縁231に干渉したとしても、第1の縁231の曲率半径r1が大きいので、第1の縁231に沿って収納部23内に確実に収めることができる。
また、図3の(B)図に示されるように、第2の側壁23bの傾斜角θ2を第1の側壁23aの傾斜角θ1よりも大きくすることができる。第1の側壁23aの傾斜角θ1を小さくすることにより、部品降下工程において降下する部品4が第1の方向側の縁231を避けるための上部空間を広くとることができ、部品4の挿入性を向上できる。また、第2の側壁23bの傾斜角θ2を大きくすることにより、吸着ノズル61に保持された部品4対して確実に干渉させ易くなり、部品4を離脱させる機能を向上できる。
収納部23に部品4を収納したキャリアテープ2は、そのまま駆動機構によって搬送され、シール機構まで搬送される。シール機構では、収納部23の開口22を覆って塞ぐようにカバーテープ3がテープ本体21に接着され、テープ状包装体1が形成される(図5の(D)図)。
1…テープ状包装体、2…キャリアテープ、21…テープ本体、21a…上側表面、21c…平坦部、23…収納部、23a…第1の側壁、23b…第2の側壁、23e…底部、23f…湾曲面、3…カバーテープ、4…部品、6…部品搬送装置、61…吸着ノズル、51…雄型、52…雌型、231…収納部の第1の縁、232…収納部の第2の縁、r1…第1の曲率半径、r2…第2の曲率半径、θ1、θ2…傾斜角、B…基材フィルム(テープ基材)、D3,D4…厚さ、Fd…フィード方向、X…長手方向。

Claims (14)

  1. テープ本体と、
    前記テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、
    前記テープ本体の長手方向に沿った断面において、前記上側表面にある前記収納部の縁の曲率半径は、前記長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい、キャリアテープ。
  2. 前記第1の方向側は、前記キャリアテープのフィード方向の前方側であり、前記第2の方向側は前記フィード方向の後方側である、請求項1記載のキャリアテープ。
  3. 前記テープ本体の前記上側表面は、前記収納部を囲む平坦部を備え、
    前記収納部は、底部と、前記底部から立ち上がる側壁と、前記側壁と前記平坦部とを接続する湾曲面とを備え、
    前記湾曲面は、前記収納部の縁である、請求項1記載のキャリアテープ。
  4. 前記底部は、前記長手方向で対向する二辺を備えた四辺形であり、一辺の寸法は1mm以下である請求項3記載のキャリアテープ。
  5. 前記底部の一辺の寸法は0.1mm以上である請求項4記載のキャリアテープ。
  6. 前記底部に対する前記側壁の傾斜角は、前記第1の方向側よりも、前記第2の方向側の方が大きい、請求項3記載のキャリアテープ。
  7. 前記テープ本体の前記収納部に対応する厚さは、前記第1の方向側よりも、前記第2の方向側の方が小さい、請求項1記載のキャリアテープ。
  8. 前記第1の方向側の前記曲率半径は、前記第2の方向側の前記曲率半径に対して2倍以上であり、且つ、前記第1の方向側の前記曲率半径は、0.05mm以上である、請求項1記載のキャリアテープ。
  9. テープ本体と、前記テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備えたキャリアテープの製造方法であって、
    互いに嵌まり合う雄型と雌型との間に、前記テープ本体となるテープ基材を配置すると共に、前記テープ基材を前記雄型と前記雌型とで挟み付けることによって前記テープ基材に前記収納部となる窪みを形成する工程を備え、
    前記工程において、前記雄型の中心と前記雌型の中心とを前記テープ基材の長手方向にずらした状態で前記テープ基材を挟み付けることにより、前記長手方向に沿った断面において、前記収納部の縁の曲率半径を、前記長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さくなるように形成する、キャリアテープの製造方法。
  10. テープ本体と、前記テープ本体の表面の窪みである複数の収納部と、を備えたキャリアテープと、
    前記収納部に収納された部品と、
    前記収納部を覆って前記テープ本体に接着されたカバーテープと、を備え、
    前記キャリアテープは、前記テープ本体の長手方向に沿った断面において、前記収納部の縁の曲率半径は、前記長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さい、テープ状包装体。
  11. キャリアテープに収納された部品を備えたテープ状包装体の製造方法であって、
    前記キャリアテープは、テープ本体と、前記テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、前記テープ本体の長手方向に沿った断面において、前記上側表面にある前記収納部の縁の曲率半径は、前記長手方向における第2の方向側が、対向する第1の方向側よりも小さく、
    保持部に離脱可能に保持された前記部品を前記収納部内の所定高さ位置に保持し、
    前記キャリアテープのフィード方向が、前記第1の方向側が前方側、前記第2の方向側が後方側となるように前記キャリアテープを移動させ、
    前記キャリアテープの移動によって前記収納部の前記第2の方向側の縁を前記部品に干渉させて前記保持部から離脱させて前記収納部内に収納し、
    前記部品が前記収納部に収納された後に、前記収納部をカバーテープで覆って前記テープ本体に接着する、テープ状包装体の製造方法。
  12. テープ本体と、
    前記テープ本体の上側表面の窪みである複数の収納部と、を備え、
    前記収納部のそれぞれは、対向する第1及び第2の側壁を備え、前記第1の側壁の一部分は第1の形状を有し、前記第2の側壁の同様の部分は異なる第2の形状を有し、それによって、前記収納部に部品を挿入するときに、前記第1の形状は、前記部品が回転して前記収納部に収まるのを容易にし、前記第2の形状は、挿入された前記部品が回転して前記収納部から外に出るのを防止する、キャリアテープ。
  13. 前記部分は、前記テープ本体の前記上側表面にある前記側壁の縁である、請求項12に記載のキャリアテープ。
  14. 前記テープ本体の前記上側表面にある前記第1の側壁の前記縁は、より大きい曲率半径を有し、前記テープ本体の前記上側表面にある前記第2の側壁の前記縁は、より小さい曲率半径を有する、請求項13に記載のキャリアテープ。
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