JP2019143442A - 作業機及び作業機の表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】起動時に行われる表示切替操作を適切に検出する。【解決手段】作業機は、作業装置と、作業装置の制御を行う作業制御装置と、表示装置と、表示装置の制御を行う表示制御装置と、作業者が指示入力を行う入力操作具とを備え、表示制御装置の起動処理に要する時間が作業制御装置の起動処理に要する時間よりも長い作業機であって、作業制御装置は、表示制御装置が起動処理から表示処理に移行する前に入力操作具に対して所定の操作が行われた場合に所定の操作に対応する操作情報を保持し、表示制御装置は、起動処理から表示処理に移行する際に作業制御装置が操作情報を保持している場合には当該操作情報に対応する所定の画面を表示装置に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、作業機及び作業機の表示制御方法に関する。
従来、作業機に関する情報を表示する表示装置を備えた作業機が特許文献1に開示されている。特許文献1の作業機では、スイッチを押しながらイグニッションキーをOFFからONにするという特殊操作を行った場合、液晶等の表示部に通常画面とは異なる設定画面が表示される。
特開2013−23982号公報
上記特許文献1の技術では、スイッチを押しながらイグニッションキーをOFFからONにしても、設定画面モードに切り換わる前にスイッチから手を離してしまうと、特殊操作として認識されない場合があった。特に、表示装置の制御を行う表示制御装置としてオペレーティングシステムで動作する制御装置を用いる場合、起動処理に時間を要することがある。このため、設定画面モードに切り換わるまでの時間が長く、オペレータが設定画面モードに切り換わる前にスイッチから手を離してしまいやすいので、特殊操作が適切に認識されないケースが生じやすい。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、起動時に行われる表示切替操作を適切に検出することのできる作業機及び作業機の表示制御方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業機は、作業装置と、前記作業装置の制御を行う作業制御装置と、表示装置と、前記表示装置の制御を行う表示制御装置と、作業者が指示入力を行う入力操作具とを備え、前記表示制御装置の起動処理に要する時間が前記作業制御装置の起動処理に要する時間よりも長い作業機であって、前記作業制御装置は、前記表示制御装置が起動処理から表示処理に移行する前に前記入力操作具に対して所定の操作が行われた場合に前記所定の操作に対応する操作情報を保持し、前記表示制御装置は、前記起動処理から表示処理に移行する際に前記作業制御装置が前記操作情報を保持している場合には当該操作情報に対応する所定の画面を前記表示装置に表示させる。
上記の構成によれば、起動時に行われる表示切替操作を適切に検出することができる。
作業機の制御ブロックの概略図である。 表示装置の表示部の正面図である。 表示装置の制御フローを示す図である。 設定画面の一例を示す図である。 バックホーの側面全体図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図5に示すように、作業機1は、下部の走行装置2と、上部の機体3とを備えている。尚、図5では、作業機の一例としてバックホーを示しているが、本発明を適用可能な作業機はバックホーに限定されず、例えば、ホイールローダ、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、トラクタ等であってもよい。尚、作業機の運転席に着座した運転者の前側(図5の左側)を前方、運転者の後側(図5の右側)を後方、運転者の左側(図5の手前側)を左方、運転者の右側(図5の奥側)を右方として説明する。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備えている。走行装置2は、走行体4を走行モータで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
機体3は、旋回台12と、作業装置(掘削装置)13とを有している。旋回台12は、走行装置2上に、旋回装置11を介して上下方向の軸芯回りに旋回自在に支持されている。作業装置13は、旋回台12の前部に設けられている。旋回台12には、原動機8,ラジエータ,運転席9,燃料タンク,作動油タンク等が搭載されている。また、旋回台12には、運転席9を囲むキャビン14が搭載されている。原動機8は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン、電動モータ等である。この実施形態では、原動機8はディーゼルエンジンである。なお、原動機8は、エンジン(ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン)と電動モータとの両方を有するハイブリッドであってもよい。
作業装置13は、スイングブラケット17と、ブーム18と、アーム19と、バケット20とを有している。スイングブラケット17は、旋回台12の前部に設けられた支持ブラケット16に揺動自在に支持されている。また、スイングブラケット17は、旋回台12内に備えられたスイングシリンダに連結している。ブーム18は、スイングブラケット17に上下揺動自在に支持されている。このブーム18は、当該ブーム18とスイングブラケット17との間に介装されたブームシリンダ22の伸縮によって揺動する。アーム19は、ブーム18に上下揺動自在に支持されている。このアーム19は、当該アーム19とブーム18との間に介装されたアームシリンダ23の伸縮によって揺動する。バケット20は、アーム19に支持されている。このバケット20は、当該バケット20とアーム19との間に介装されたバケットシリンダ21の伸縮によって揺動する。
アーム19の先端部には、バケット20の代わりにグラップル,サム,ブレーカ,ブラッシュカッタ,チルトバケット,ロータリーグラーブル等のアタッチメントが装着可能となっている。説明の便宜上、バケット20の代わりに装着するグラップル,サム,ブレーカ,ブラッシュカッタ,チルトバケット,ロータリーグラーブル等のことを補助アタッチメントという。アーム19の先端部には、補助アタッチメントを動作させるためのアクチュエータに、作動油を供給する作動油供給部(図示省略)が設けられている。
図1は、作業機1の制御ブロックの概略図を示している。図1に示すように、作業機1は、作業制御装置50と、表示装置60と、表示制御装置65と、入力操作具70とを備えている。作業制御装置50と表示制御装置65とは、CAN(Controller Area Network)やフレックスレイ(FlexRay)等の車載ネットワークN1によって、相互通信が可能である。また、作業制御装置50と表示制御装置65とは、車載ネットワークN1とは別に、電力供給ラインP1が接続されている。電力供給ラインP1は、バッテリ等の電力供給部55に接続され、作業制御装置50により切換可能な電源スイッチPW1をOFFからONにすることで、作業制御装置50から表示制御装置65及び表示装置60に電力を供給することができる。
入力操作具70は、第1ライン(第1接続線)71を介して作業制御装置50に接続され、第1ライン71から分岐した第2ライン(第2接続線)72を介して表示制御装置65に接続されている。入力操作具70は、例えば、ロータリエンコーダスイッチ(ジョグダイヤルスイッチ)、プッシュスイッチ等である。したがって、入力操作具70を操作することによって、作業者の操作内容を示す入力信号が作業制御装置50と表示制御装置65との両方に入力される。
また、作業制御装置50には、ON及びOFFのいずれかに切換可能なイグニッションスイッチ75が接続されている。表示制御装置65にイグニッションスイッチ75を接続してもよい。イグニッションスイッチ75をOFFからONするとエンジンは始動する。イグニッションスイッチ75をONからOFFするとエンジンは停止する。イグニッションスイッチ75のOFF及びONは、作業制御装置50及び表示制御装置65に入力される。
表示装置60は、液晶等のパネルから構成され、作業機1に関する様々な表示を行ったり、作業機1に関する様々な設定を行うことが可能である。表示装置60は、キャビン14の室内における運転席9に着座したオペレータから視認可能な位置(例えば、運転席9の前方、斜め前方、或いは側方)に配置されている。
表示制御装置65は、表示装置60における表示を制御する装置であって、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路(電気・電子回路)と制御プログラム等を記憶する記憶媒体とを含んでいて、演算回路が制御プログラムを実行することで表示装置60の表示を制御する。なお、本実施形態では、表示制御装置65は、Linux(登録商標)等のオペレーティングシステム(OS)で動作する。
作業制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路(電気・電子回路)と制御プログラム等を記憶する記憶媒体とを含んでいて、演算回路が制御プログラムを実行することで作業機1の各部の動作を制御する。なお、本実施形態では、作業制御装置50は、組み込み系のソフトウェア(制御プログラム)等で動作するものであり、オペレーティングシステムで動作する表示制御装置65よりも、組み込み系のソフトウェア等で動作する作業制御装置50の方が起動処理に要する時間が短い。作業制御装置50は、オペレーティングシステムで動作する制御装置であってもよい。作業制御装置50は、例えば、アンロード制御、油圧制御、オートアイドル制御(AI制御)、ブーム高さ制御、アーム高さ制御等を行う。
次に、アンロード制御、油圧制御、オートアイドル制御(AI制御)、ブーム高さ制御、アーム高さ制御について説明する。
作業制御装置50には、運転席9の側方に設けられたロック操作部材25と、ロック操作部材25の操作によって切り換え可能なアンロード弁26とが接続されている。アンロード制御では、ロック操作部材25を一方向に操作した場合(運転席9と操縦台との間の通路を開放する方向に操作した場合)、作業制御装置50は、アンロード弁26を遮断位置26Aに切り換えることで、バケットシリンダ21、ブームシリンダ22、アームシリンダ23等の油圧アクチュエータ27への作動油の供給を停止する。一方、アンロード制御では、ロック操作部材25を他方向に操作した場合(運転席9と操縦台との間の通路を遮断する方向に操作した場合)、作業制御装置50は、アンロード弁26を供給位置26Bに切り換えることで、油圧アクチュエータ27への作動油の供給を行う。
また、作業制御装置50には、運転席9の近傍に設けられた操縦装置28と、操縦装置28の操縦によって操作される制御弁29とが接続されている。油圧制御では、操縦装置28を中立位置から一方に操作した場合、作業制御装置50は、一方に対応した制御弁29を第1位置29Aに切り換えることで、油圧アクチュエータ27への作動油の供給を行う。また、油圧制御では、操縦装置28を中立位置から一方とは反対の他方に操作した場合、作業制御装置50は、他方に対応した制御弁29を第2位置29Bに切り換えることで、油圧アクチュエータ27への作動油の供給を行う。つまり、油圧制御では、操縦装置28の操作に応じて、制御弁29を一方又は他方に切り換えることで、油圧アクチュエータ27に対する作動油の供給方向を変えて、当該油圧アクチュエータ27を作動させる。
作業制御装置50には、ガバナセンサからのガバナ角度(ガバナ位置)、アクセルレバーの操作量(角度)、アイドルスイッチ(AI-SW)のオン信号/オフ信号、エンジン回転センサからのエンジン回転数、アームの角度、ブームの角度などの信号が入力される。
AI制御では、操縦装置28が操作されているときは、アクセルレバーの操作量に応じてエンジン回転数を増減し、操縦装置28が操作されていないときは、エンジン回転数をアイドリング状態に固定する。
ブーム高さ制御では、ブーム18の高さが予め設定されたブームの高さの上限値になったときに操縦装置28の操作に関わらずブーム18の上げ動作を停止する。ブーム高さ制御では、操縦装置28によりブーム18を上げ動作しているときはブームの角度が作業制御装置50に入力される。そして、作業制御装置50に入力されたブームの角度が上限値に達した際には、作業制御装置50は、ブーム18に対応する制御弁29を切り換えることによってブームの上げ動作を停止させる。
アームの角度制御は、アームの角度が予め設定されたアームの角度(アーム角度)の上限値又は下限値となったときに操縦装置28の操作に関わらずアーム19の掻き込み動作を停止するものである。詳しくは、アーム角度制御では、操縦装置28によりアーム19の掻き込み動作をしているときはアーム角度が作業制御装置50に入力される。そして、作業制御装置50に入力されたアーム角度が上限値又は下限値になった場合に、当該作業制御装置50は、アーム19に対応する制御弁29を中立位置に切り換えることにより、アーム19の掻き込み動作を停止する。
図2に示すように、表示装置60は、設定画面Q1と、運転画面Q2とを表示可能である。設定画面(第1画面)Q1は、作業機1の様々な設定(機械設定)に関する設定情報を表示する画面(入力画面)である。設定画面Q1では、例えば、高さ制御設定、AI制御設定、アーム制限設定等の機械設定に対応する設定情報を表示する。運転画面(第2画面)Q2は、作業機1の稼動情報を表示する画面であって、エンジン回転数、燃料残量、水温、時間(時刻)等の稼動情報を表示する。
本実施形態では、作業者が入力操作具70を介して所定の操作(特殊操作)を行った場合に表示制御装置65が表示装置60に設定画面(特殊画面)Q1を表示させる。なお、入力操作具70を介して上記の所定の操作(特殊操作)が行われなかった場合、表示装置60は、運転画面(通常画面)Q2を表示する。より詳しくは、表示装置60は、可変表示部61aと、固定表示部61bとを含んでいる。可変表示部61aは、表示内容が可変の部位であって、液晶等のパネルから構成されている。可変表示部61aは、設定画面Q1及び運転画面Q2のいずれかを表示することが可能であって、入力操作具70の操作により設定画面Q1と運転画面Q2とのいずれかに切り換えられる。固定表示部61bは、表示内容が固定の部位であって、LED等から構成されている。固定表示部61bでは、作業機1の警告等の有無をLEDの点灯又は消灯によって表示する。
表示制御装置65がオペレーションシステムのプログラム等を読み込んで実行する起動処理に要する時間は、作業制御装置50が制御プログラム等を読み込んで実行する起動処理に要する時間よりも長い。言い換えれば、イグニッションスイッチ70がONされて表示制御装置65及び作業制御装置50への電力供給が行われると、表示制御装置65はオペレーティングシステムの起動を含む起動処理が開始される一方で、作業制御装置50は待機状態から制御プログラムの起動(実行)を含む起動処理が開始され、作業制御装置50の起動処理の方が表示制御装置65の起動処理よりも早く完了し、遅れて表示制御装置65の起動処理が完了して表示装置60の表示が開始される。すなわち、表示制御装置65における電力供給開始時(イグニッションスイッチ70がON)の起動シーケンスの完了は、作業制御装置50における電力供給開始時の起動シーケンスの完了よりも所要時間が長い。表示制御装置65は、起動処理に続いて表示処理に移行し、表示処理では表示装置60に設定画面Q1及び運転画面Q2のいずれかを表示させる。
図3は、作業機1の起動時における表示装置60の表示制御フローを示す図である。
イグニッションスイッチ75がOFFである状態であっても作業制御装置50には電力供給部55からの電力が供給されており、作業制御装置50は入力待ちの状態で待機している。そして、作業制御装置50は、入力待ちの状態において、イグニッションスイッチ75がONに切り換えられたか否かを判断する(S1)。
S1においてイグニッションスイッチ75がONに切り換えられていないと判断した場合、(S1、No)、作業制御装置50は、引き続きS1の処理を行い、イグニッションスイッチ75がONに切り換えられることを監視する。
一方、S1においてイグニッションスイッチ75がONに切り換えられたと判断した場合、作業制御装置50は、アンロード制御、油圧制御、AI制御、ブーム高さ制御及びアーム高さ制御等を行う制御プログラムの起動処理を開始するとともに(S2)、電力供給ラインP1の電源スイッチPW1をOFFからONに切り換えて表示制御装置65への電力供給を開始する。表示制御装置65への電力供給が開始されると、当該表示制御装置65はオペレーションシステムの起動処理を開始する(S11)。なお、イグニッションスイッチ75がOFFの状態において、作業制御装置50及び表示制御装置65の両方を入力待ち状態としてイグニッションスイッチ75がONになることを両者に監視させてもよく、表示制御装置65のみを入力待ち状態とし、表示制御装置65が作業制御装置50に起動処理を開始させるようにしてもよい。
また、作業制御装置50は、起動処理を開始した後、入力操作具70を介して特殊操作(所定の操作)が行われたか否かを判断する(S3)。本実施形態では、上記の特殊操作は、入力操作具70における所定のプッシュスイッチを押圧したままでイグニッションスイッチ75をOFFからONに切り換える操作である。具体的には、本実施形態では、作業制御装置50は、イグニッションスイッチ75がOFFからONに切り換えられた時点(あるいはS3の処理を開始する時点)で、所定のプッシュスイッチが押圧操作されている場合に特殊操作が行われたと判断する。なお、S3の処理は、イグニッションスイッチ75のONの検出(S1)と同時、又は、イグニッションスイッチ75のONの検出以降(S1)で制御プログラムの起動処理と並行して行ってもよく、作業制御装置50において制御プログラムの起動処理後に行ってもよい。つまり、作業制御装置50は、イグニッションスイッチ75のONを検出した後にS3の処理を実行する。
S3において特殊操作が行われていないと判断した場合、作業制御装置50は、特殊操作情報として特殊操作が行われていない旨を示す情報(特殊操作情報=無)を記憶する(S4)。一方、S3において特殊操作が行われたと判断した場合、作業制御装置50は、特殊操作情報として特殊操作が行われた旨を示す情報(特殊操作情報=有)を記憶(保持)する(S5)。なお、特殊操作情報は、RAM等の記憶媒体に記憶させてもよく、演算回路に備えられるレジスタ、キャッシュ等に記憶させてもよい。
その後、作業制御装置50は、S4またはS5で記憶した特殊操作情報(制御信号)の表示制御装置65への送信を開始する(S6)。なお、特殊操作情報の送信は、連続的に行ってもよく、所定間隔毎(例えば数msec毎)に行ってもよい。また、特殊操作情報を、特殊操作が行われた場合にのみ送信するようにしてもよく、特殊操作が行われていない場合にのみ送信するようにしてもよい。
そして、作業制御装置50は、特殊操作情報の送信を開始してから所定時間が経過したか否かを判断し(S7)、経過していない場合には特殊操作情報の送信を継続しながら引き続き所定時間が経過することを監視する。一方、S7において所定時間が経過したと判断した場合、作業制御装置50は、特殊操作情報の送信を終了し(S8)、起動時の表示制御処理を終了する。なお、S7の処理を省略し、イグニッションスイッチ75がOFFに切り換えられるまで特殊操作情報を送信し続けるようにしてもよい。あるいは、表示制御装置65が特殊操作情報を受信したときに受信完了通知を作業制御装置50に返信し、作業制御装置50は受信完了通知を受信するまで特殊操作情報を送信し続けるようにしてもよい。あるいは、表示制御装置65が特殊操作情報を受信したときに受信完了通知を作業制御装置50に返信し、作業制御装置50は受信完了通知を受信するか、あるいは送信を開始してから所定時間が経過するまで特殊操作情報を送信し続けるようにしてもよい。
表示制御装置65は、S11で表示制御装置65の起動処理を開始後(オペレーションシステムの起動の開始後)、引き続いて表示用の制御プログラムの読み込みを実行し、特殊操作情報の受信準備が完了すると(S12)、作業制御装置50から送信されてくる特殊操作情報を受信する(S13)。S13で特殊操作情報を受信した後、表示制御装置65は、受信した特殊操作情報に基づいて、特殊操作が行われたか否か(特殊操作情報=有であるか否か)を判断する(S14)。なお、作業制御装置50が特殊操作情報を特殊操作が行われた場合にのみ送信する構成の場合、及び特殊操作が行われていない場合にのみ送信する構成の場合には、特殊操作情報を受信したか否かに応じて特殊操作が行われたか否かを判断すればよい。
S14において特殊操作が行われたと判断した場合、表示制御装置65は、設定画面(特殊画面)用の制御プログラムにより、表示装置50に設定画面(特殊画面)Q1を表示させ(S15)、起動時の表示制御を終了する。一方、S14において特殊操作が行われなかったと判断した場合、表示制御装置65は、通常画面用の制御プログラムにより、表示装置50に通常画面Q2を表示させ(S16)、起動時の表示制御を終了する。
つまり、表示制御装置65は、起動処理(S11)から表示処理(S15,S16)に移行する際に,作業制御装置50が特殊操作情報を保持している場合には当該特殊操作情報に対応する設定画面(特殊画面)Q1を表示装置に表示させる。
なお、作業制御装置50と表示制御装置65とは、設定画面Q1あるいは通常画面Q2の表示処理の前に、ハンドシェイク等の接続処理を実行するが、本実施形態では、作業制御装置50はハンドシェイクする前に特殊操作情報を送信し、表示制御装置65はハンドシェイクイクする前に特殊操作情報を受信できる。これにより、設定画面Q1の表示を素早く実行することができる。
また、本実施形態では、入力操作具70における所定のプッシュスイッチを押圧したままでイグニッションスイッチ75をOFFからONに切り換える操作を特殊操作としているが、特殊操作の方法はこれに限るものではない。特殊操作は、通常の起動時の操作と識別可能な操作であればよく、例えば、入力操作具70の切換操作(例えばON/OFF等の押圧操作)を所定時間内に連続的に繰り返す操作等であってもよい。
また、本実施形態では、作業制御装置50が表示制御装置65に対して連続的に特殊操作情報(制御信号)を出力していたが、これに限るものではない。例えば、表示制御装置65が作業制御装置50に対して特殊操作情報の送信要求を行い、この送信要求に対する応答として作業制御装置50が特殊操作情報を表示制御装置65に送信するようにしてもよい。
また、本実施形態では、作業制御装置50が電源スイッチPW1をONすることによって表示制御装置65に電力を供給していたが、これに限るものではない。例えば、イグニッションスイッチ75に連動してスイッチングされる電源スイッチを表示制御装置65に内蔵しておき、イグニッションスイッチ75をONにした場合に当該電源スイッチにより表示制御装置65に電力が供給されてもよい。
次に、表示制御装置65における設定画面Q1及び運転画面Q2の表示処理の一例について説明する。ただし、設定画面Q1及び運転画面Q2の表示処理は、後述する内容に限定されない。
図4に示すように、設定画面Q1を表示するに際して、表示制御装置65は、機械設定を行う複数の選択項目、例えば、「高さ制御設定」、「AI制御設定」、「アーム制限設定」を設定画面Q1に表示する。ここで、作業者が入力操作具70を操作して所定の操作が表示制御装置65に入力されると、表示制御装置65は、操作情報に応じてカーソルKを移動させ、選択されている選択項目の候補(選択項目候補という)を変更することができる。設定画面Q1において、「AI制限設定」という選択項目候補にカーソルKを合わせ、作業者が入力操作具70を操作して決定を示す入力信号が表示装置60に入力されると、表示制御装置65は、選択項目を決定する。そして、「AI制限設定」の選択項目が決定後は、表示制御装置65は、設定画面Q1の表示を、アイドリング回転数を設定する設定画面Q1−1に切り換える。表示制御装置65は、設定画面Q1−1において入力操作具70から表示制御装置65に入力された操作情報に対応して、当該設定画面Q1−1に表示されたアイドリング回転数の値を変更する(増減させる)。設定画面Q1−1でアイドリング回転数を変更後、入力操作具70を操作すると、設定画面Q1−1に表示された変更後のアイドリング回転数の値(設定値)が新たなアイドリング回転数として更新することができる。アイドリング回転数の更新後、入力操作具70が操作されると、表示制御装置65は、アイドリング回転数の設定が完了したことを示す設定画面Q1−2を表示装置60に表示させた後、当該表示装置60に表示する画面を、設定画面Q1−1から運転画面Q2に切り換えることができる。
また、運転画面Q2を表示するに際して、表示制御装置65は、作業制御装置50から出力されたエンジン回転数、燃料残量、水温等の稼動情報を取得して、取得した稼動情報を運転画面Q2の所定位置に表示させる。ここで、作業者が入力操作具70を操作すると、表示制御装置65は、操作情報に対応して、例えば、運転画面Q2にアワメータ等の累積稼動時間を追加して表示したり、エンジン回転数の表示部分に現在の装着されているアタッチメントを表示することができる。
本発明の一態様に係る作業機は、作業装置13と、作業装置13の制御を行う作業制御装置50と、表示装置60と、表示装置60の制御を行う表示制御装置65と、作業者が指示入力を行う入力操作具70とを備え、表示制御装置65の起動処理に要する時間が作業制御装置50よりも長い作業機であって、作業制御装置50は、表示制御装置65が起動処理から表示処理に移行する前に入力操作具70に対して所定の操作が行われた場合に所定の操作に対応する操作情報を保持し、表示制御装置65は、起動処理から表示処理に移行する際に作業制御装置50が操作情報を保持している場合には当該操作情報に対応する所定の画面を表示装置60に表示させる。
また、本発明の一態様に係る作業機の表示制御方法は、作業装置13と、作業装置13の制御を行う作業制御装置50と、表示装置60と、表示装置60の制御を行う表示制御装置65と、作業者が指示入力を行う入力操作具70とを備え、表示制御装置65の起動処理に要する時間が作業制御装置50よりも長い作業機の表示制御方法であって、表示制御装置65が起動処理から表示処理に移行する前に、入力操作具70に対して所定の操作が行われた場合に所定の操作に対応する操作情報を作業制御装置50が保持するステップと、表示制御装置65が起動処理から表示処理に移行する際に作業制御装置50が操作情報を保持している場合に、当該操作情報に対応する所定の画面を当該表示制御装置65が表示装置60に表示させるステップと、を備えている。
上記の作業機及び作業機の表示制御方法によれば、起動時に行われる表示切替操作を適切に検出することができる。例えば、表示制御装置65の起動処理に時間がかかり、表示制御装置65が起動完了前に行われた入力操作具70の操作情報を得られない場合であっても、作業制御装置50が操作情報を保持しているため、操作情報に応じた所定の画面を表示することができる。
また、表示制御装置65は、所定の画面として作業機1の設定情報を設定する設定画面を表示装置60に表示させる。これによれば、起動時に起動処理によって表示制御装置65を立ち上げる場合において、様々な設定を行う設定画面を確実に表示することができる。
また、入力操作具70は、表示制御装置65と、作業制御装置50との両方に接続されている。これによれば、入力操作具70の操作情報を、表示制御装置65と、作業制御装置50側の両者が取得することができ、起動処理など様々な状況下でも確実に操作情報を取得することができ、操作情報に基づく所定の画面の表示に関する制御を行うことができる。
また、作業機1は、ON及びOFFのいずれかに切換可能なイグニッションスイッチ75を備え、前記所定の操作は、前記入力操作具の所定箇所を操作しながらイグニッションスイッチ75をOFFからONに切り換える操作であってもよい。これによれば、イグニッションスイッチ75によって原動機8の駆動が停止している状態から原動機8の駆動を開始する状態に切り換える場合、即ち、原動機8の始動時に、入力操作具70の操作に応じて所定の画面を確実に表示することができる。
また、作業制御装置50は、表示制御装置65との接続処理を実行する前に、当該表示制御装置65に対して操作情報を出力する。これによれば、表示装置60における所定の画面の表示を素早く行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 作業機
13 作業装置
50 作業制御装置
60 表示装置
70 入力操作具
75 イグニッションスイッチ
Q1 設定画面
Q2 運転画面

Claims (6)

  1. 作業装置と、前記作業装置の制御を行う作業制御装置と、表示装置と、前記表示装置の制御を行う表示制御装置と、作業者が指示入力を行う入力操作具とを備え、前記表示制御装置の起動処理に要する時間が前記作業制御装置の起動処理に要する時間よりも長い作業機であって、
    前記作業制御装置は、前記表示制御装置が起動処理から表示処理に移行する前に前記入力操作具に対して所定の操作が行われた場合に前記所定の操作に対応する操作情報を保持し、
    前記表示制御装置は、前記起動処理から表示処理に移行する際に前記作業制御装置が前記操作情報を保持している場合には当該操作情報に対応する所定の画面を前記表示装置に表示させる作業機。
  2. 前記表示制御装置は、前記所定の画面として当該作業機の設定情報を設定する設定画面を前記表示装置に表示させる請求項1に記載の作業機。
  3. 前記入力操作具は、前記表示制御装置と、前記作業制御装置との両方に接続されている請求項1又は2に記載の作業機。
  4. ON及びOFFのいずれかに切換可能なイグニッションスイッチを備え、
    前記所定の操作は、前記入力操作具の所定箇所を操作しながら前記イグニッションスイッチをOFFからONに切り換える操作である請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機。
  5. 前記作業制御装置は、前記表示制御装置との接続処理を実行する前に、当該表示制御装置に対して前記操作情報を出力する請求項1〜4にいずれか1項に記載の作業機。
  6. 作業装置と、前記作業装置の制御を行う作業制御装置と、表示装置と、前記表示装置の制御を行う表示制御装置と、作業者が指示入力を行う入力操作具とを備え、前記表示制御装置の起動処理に要する時間が前記作業制御装置の起動処理に要する時間よりも長い作業機の表示制御方法であって、
    前記表示制御装置が起動処理から表示処理に移行する前に前記入力操作具に対して所定の操作が行われた場合に前記所定の操作に対応する操作情報を前記作業制御装置が保持するステップと、
    前記表示制御装置が前記起動処理から表示処理に移行する際に前記作業制御装置が前記操作情報を保持している場合に、当該操作情報に対応する所定の画面を当該表示制御装置が前記表示装置に表示させるステップと、
    を備えている作業機の表示制御方法。
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