JP2019137437A - 二つ折り包装容器 - Google Patents

二つ折り包装容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2019137437A
JP2019137437A JP2018022998A JP2018022998A JP2019137437A JP 2019137437 A JP2019137437 A JP 2019137437A JP 2018022998 A JP2018022998 A JP 2018022998A JP 2018022998 A JP2018022998 A JP 2018022998A JP 2019137437 A JP2019137437 A JP 2019137437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging container
pouch
film
spout
folded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018022998A
Other languages
English (en)
Inventor
花奈子 後藤
Kanako Goto
花奈子 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2018022998A priority Critical patent/JP2019137437A/ja
Publication of JP2019137437A publication Critical patent/JP2019137437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

【課題】注出口部を切断して開口する際や開口後に運搬する際等に、注出口から収容物がこぼれにくい二つ折り包装容器を提供する。【解決手段】二つ折り包装容器1は、2層以上の積層体からなるフィルムを一枚または複数枚融着してなるパウチから構成された包装容器であって、前記パウチは上下方向中程の折り曲げ予定線3aの位置で二つ折りすることが可能であり、一方のフィルムを前記折り曲げ予定線にて山折りにすることにより、凸となるような折り曲げ部7が設けられており、前記折り曲げ部には内容物注出口部8が設けられており、前記注出口部の注出路の下端位置が前記折り曲げ予定線位置より上方位置にあり、前記注出口下部において、前記折り曲げ予定線位置より下方位置にパウチ中心部に向かって内容物注出時にボトルへ引っ掛け可能な凹み部9が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、二つ折り包装容器に関する。より詳しくは、洗髪関連用品であるシャンプーやリンス、また入浴剤、さらには洗濯関連用品である洗濯柔軟剤や洗濯洗剤、そして台所用洗剤、また食用関係においてタレ、つゆ、ドレッシングソース、パスタソース、インスタントコーヒー粉、だしの素などを内容物として収容することができて、主に詰め替え用途に用いる包装容器であって二つ折り可能なものに関する。
従来、環境保全や省資源を目的とし、空になったボトル容器を繰り返し使用するためにその詰め替え用の収容物が製品として流通しており、詰め替え用の収容物を収納する詰め替え用包装容器が広く使用されている。この詰め替え用途の包装容器としては、自立可能なプラスチックフィルムからなる柔軟なスタンディングパウチと称されている包装容器が一般的に広く使用されている。そして、これらの詰め替え用スタンディングパウチタイプの包装容器には、空のボトル容器への移し替えが行ない易いように、上端片隅や上端中央部に嘴状に突出する形状とした注出口部が設けられている。
上記スタンディングパウチタイプ以外でも、上面フィルムと下面フィルムと重ね合わせて周辺をシール部とした平パウチ形態の包装容器であって、必要時に容器中央で折り曲げ、その折り位置の一端側に形成されている注出口部分から収容物を注出できるようにした工夫が提案されている(例えば、特許文献1および2を参照)。
特許文献1の二つ折りパウチを用いた包装容器は、二つ折りパウチの左右いずれかの片側上端部に、内容物の注出路を持つ注出口部を形成し、かつ注出口部の先端部に開口予定部を設けている。内側のフィルムの折り曲げ位置は、注出口部の注出路の下端位置より上方に位置している。
特許文献2の二つ折りパウチを用いた包装容器は、パウチ中央の折り曲げ予定線状位置で二つ折りすることが可能であり、折り曲げ予定線状位置の左端部分又は右端部分のいずれか一方に、折り曲げ予定線状位置に跨り内容物収納部と連通し折り曲げ予定線状位置を介して上下略同形状で一体の注出口部を設け、使用するときには、折り曲げ予定線状位置で前後に二つ折りして使用する。折り曲げ予定線状位置の上方の単層又は多層フィルムの山折り側上には、合掌シール部が設けられている。
特許第5098578号公報 特許第5098536号公報
上述のような二つ折りパウチタイプの包装容器では、二つ折りの折り曲げ位置付近に注出口部が設けられており、注出口部を切断して開口された注出口を形成することにより、収容物の注出がスムーズに行える。しかし、注出口部を切断して開口する際や開口後に運搬する際等に、注出口から収容物がこぼれることがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、開封性が優れて収容物を注出し易く、また注出口部を切断して開口する際や開口後に運搬する際等に、注出口から収容物がこぼれにくい二つ折り包装容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る二つ折り包装容器は、2層以上の積層体からなるフィルムを一枚または複数枚融着してなるパウチから構成された包装容器であって、前記パウチは上下方向中程の折り曲げ予定線状位置で二つ折りすることが可能であり、一方のフィルムを前記折り曲げ予定線状位置にて山折りにすることにより、凸となるような折り曲げ部が設けられており、前記折り曲げ部には内容物注出口部が設けられており、前記注出口部の注出路の下端位置が前記折り曲げ予定線位置より上方位置にあり、前記注出口下部において、前記折り曲げ予定線位置より下方位置にパウチ中心部に向かって内容物注出時にボトルへ引っ掛け可能な凹み部が設けられていることを特徴とする。
前記パウチは、下部にガゼット部が設けられたスタンディングパウチであってもよい。
前記注出口部には易開封加工線が設けられていてもよい。
前記凹み部のシールライン内側に上下方向の接線を引いた際、前記注出口部の注出路が前記接線より外側にあってもよい。
前記折り曲げ部の上辺が前記注出口部の先端から斜め下方向に向かう途中で屈曲し、前記パウチの巾方向へ向かっていてもよい。
本発明の各態様によれば、開封性が優れて収容物を注出し易いとともに、注出口部を切断して開口する際や開口後に運搬する際等に、注出口から収容物がこぼれにくい二つ折り包装容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。 本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、縦断面で示す図である。 本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の伸ばした状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。 本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の伸ばした状態を、縦断面で示す図である。 本発明の変形例に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。 本発明の変形例に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、縦断面で示す図である。 比較例に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の折り曲げ後の状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。図2は、本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の折り曲げ後の状態を、縦断面で示す図である。
図1および図2に示すように、包装容器1は、共に同一の単層構成または同一の積層構成とされた柔軟な合成樹脂製の包装材料からなるフィルム2とフィルム3とを重ね合わせ、それぞれの折り曲げ位置を上方に向けて凸となるようにして折り曲げられた状態とされている。また、下開きの略三角形状とした折り曲げで外側となるフィルム2と内側となるフィルム3との相対する辺においてヒートシール手法を用いてシール部4が形成されている。そして、この折り曲げられた形態で容器下部となっている対のシール部4の内、一方のシール部4にあっては、フィルム2とフィルム3との間に、フィルム2、3と同一の単層構成もしくは異なる単層構成、または同一もしくは異なる積層構成のフィルム5を折り入れて、フィルム2とこのフィルム5との相対する辺部、およびフィルム3とこのフィルム5との相対する辺部とをヒートシールし、フィルム2とフィルム3との間を開くことで展開できるように設けられている。
外側のフィルム2の上曲げ部2aと内側のフィルム3の下曲げ部3aとは接触しておらず、上曲げ部2aに対して下曲げ部3aが容器下方側に離れて配置されている。上曲げ部2aと下曲げ部3aとが上下に離れているため、下曲げ部3aの上方では外側のフィルム2同士が相対した状態となっている。この相対した外側のフィルム2の両側方の側辺それぞれにおいては、フィルム2を相互にヒートシールすることでシール部4が形成される。フィルム2とフィルム3の容器側方の辺でのシール部4と、下曲げ部3aから上方のシール部4(フィルム2の側辺それぞれのシール部4)とは連続している。外側のフィルム2の曲がり部分に沿っても、フィルム2同士をヒートシールしてなるシール部4が、容器幅方向に亘って設けられている。この容器幅方向に亘るシール部4は、側辺のシール部4と連続している。このようにして、包装容器1の上部で、外側のフィルム2同士を折り合わせるための上曲げ部2aは、ヒートシールよりなるシール部4として構成されている。
収納部6は、二つのフィルム2、3を重ね合わせて相対させ、一方の容器下部にフィルム5を配することにより構成される。収納部6は、上曲げ部2aと下折り曲げ部3aとの間の折り曲げ部7を介して二つの領域に分かれている。この二つの領域は折り曲げ部7を間にして互いに連通する。
図1および図2に示すように、容器上部側となる折り曲げ部7の長手方向の一方、即ち、容器幅方向での一方には、折り曲げ部7の部分と連続するようにして容器側方に向けて凸となる注出口部8が位置している。この注出口部8の容器側方に向けての凸となる形状は、収納部6を二つに分けたそれぞれの領域の注出口部8側の側辺におけるシール部4が収納部6の中心側に入り込むようにすることによって形成されている。図示のように、収納部6を二つに分けたそれぞれの領域における同一側辺のシール部4は、下曲げ部3aの高さ位置付近において収納部6の内方に向かって凹むように湾曲した形状の曲シール部(凹み部)9を備えている。このように、曲シール部9が注出口部8の下方であって下曲げ部3aの高さ位置付近において収納部6の内方に向かって凹む形状となっており、注出口部8の下位において下曲げ部3aの高さ位置より上に位置するシール部4は下曲げ部3aの高さ位置より下に位置するシール部4と連続して形成されている。
注出口部8の下部において、下曲げ部(折り曲げ予定線)3aの位置より下方位置にパウチ中心部に向かって凹む形状の曲シール部(凹み部)9が設けられている。曲シール部(凹み部)9は、内容物注出時にボトルへ引っ掛け可能な形態となっている。注出口部8の突出端側のシール部4は、注出口部8の下位のシール部4と連続し、さらに、曲シール部9のシール部4に連続している。
包装容器1は、下開きの略三角形状に二つ折りされているが、容器下部における底面のフィルムを折り入れていないシール部4が上となるように折り曲げ部の位置で曲がりを開くことで、収納部が容器上下方向に伸展して縦長の容器形状にすることができる。図3は、本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の伸ばした状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。図4は、本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器の伸ばした状態を、縦断面で示す図である。
図3および図4に示すように、二つ折り包装容器1を縦長に伸ばすと、折り曲げ部7を介して二つに分けられていた収納部6が一つのまとまった収納空間を形成するように容器上下方向に伸展される。そして、下曲げ部(折り曲げ予定線)3aを開いた内側のフィルム3と、下曲げ部3aに対応する高さ位置にある折り罫10から折り曲げによって開いた外側のフィルム2とが相対し、底面フィルム5が展開されて座りの良い容器底部を形成しているスタンディングパウチタイプの形状となる。なお、図3および図4では、スタンディング状態で容器上部に位置するシール部4を開封した状態を示している。
二つ折りの形態における外側のフィルム2のうち、下曲げ部3aに対応した位置で折り罫10が予め入れられている。二つ折り状態(折り畳み状態)からスタンディング状態となる時に、外側のフィルム2は折り罫10で折り曲がり、上曲げ部2aから底面フィルム5を介在させていない(底面フィルム5と反対側の)シール部4までの領域が起き上がることで、容器はスタンディング状態となる。図3および図4では、スタンディング状態で、折り曲げ部7および上曲げ部2aは上向きとなっている。ただし、スタンディング状態で、折り曲げ部7および上曲げ部2aは下向きでもよい。
このように、下曲げ部(折り曲げ予定線)3aの位置を軸に(上側または下側に)外側のフィルム2が折り曲がり、逆に折り曲がっていた内側のフィルム3が伸びることで、容器は直立およびスタンディング状態となっている。外側のフィルム2における折り曲げ部7および上曲げ部2aの部分は、スタンディング状態でその横に位置する容器の領域(外側のフィルム2と内側のフィルム3とで挟まれた領域)に重なるように設けられており、スタンディングパウチでの形態が損なわれないようになっている。
二つ折り包装容器1では、パウチ下部に底面フィルム5からなるガゼット部を設けることによりスタンディングパウチの形態とすることができる。例えば、折り曲げ部7の位置で開かれているスタンディングパウチの形態時に、容器底部とは反対側に位置する容器上部での外側のフィルム2と内側のフィルム3との相対する辺の間を開いて未シールの充填口とする。この充填口から収容物を充填した後に外側のフィルム2と内側のフィルム3との相対する容器上部の辺相互をヒートシールすることで、スタンディングパウチタイプの包装体が得られる。これを内側のフィルム3における下曲げ部3aの位置で全体を曲げることで、二つ折りの包装体となる。この状態で、折り曲げ部7は容器上部側として起き上がり、注出口部8は二つ折りの包装体での容器上部に、一方の側方に向けて凸となった状態に位置する。この二つ折りの包装体では下開きした略三角形状となって座りが頗る良好となり、小売店舗などの陳列棚に縦置きしても安定した置き状態の商品として陳列できる。
上述のように、二つ折り包装容器1は2層以上の積層体からなるフィルムを一枚又は複数枚融着してなるパウチから構成されている。このパウチは、上下方向中程の折り曲げ下曲げ部(折り曲げ予定線)3aの位置で二つ折りすることが可能である。一方のフィルムを下曲げ部(折り曲げ予定線)3aの位置にて山折りにすることにより、凸となるような折り曲げ部7が形成される。
折り曲げ部7の一端には内容物注出口部8が設けられている。本願では、注出口部8の注出路の下端位置は、下曲げ部(折り曲げ予定線)3aの位置より上方に位置している。これにより、注出口部8を容易にカットでき、かつ包装容器1を持ち上げた際に内容物がこぼれにくいという効果が得られる。
また、注出口部8の下部において、折り曲げ予定線3aの位置より下方の位置にパウチ中心部に向かって内容物注出時にボトルへ引っ掛け可能な曲シール部9を設けている。これにより、内容物を安定して注ぐことが出来る。
本実施形態に係る二つ折り包装容器では、注出口部8を切断する際の手切れ性を良好なものとするために、上曲げ部2aでのシール部4において、注出口部8側のシール部高さ方向の幅を大きくして注出口部8の先端側をつまみ持つ面積を広くするためのつまみ補助部16が形成されている。さらに、上曲げ部2aでのつまみ補助部16以外のシール部高さ方向の幅を小さくすることにより、つまみ補助部16の注出口部の先端側とは反対側の端部に鋭角な切り欠き部17を設け、切り裂きの始端を形成し易いノッチ形状としている。
注出口部8には、開封を容易にするための易開封加工線18が、設けられている。易開封加工線18は、切り欠き部17を上端として、注出口部8の突出方向側に傾斜して設けられている。このように易開封加工線18が切り欠き部17の位置から注出口部8の突出方向側に傾斜して設けられているので、手切れ性が頗る良好なものとなっている。また、易開封加工線18が斜めのものとされていることから、注出口部を上下方向に真っ直ぐ切るよりも注出路の口径が大きくなり、収容物を効率良く注出するために十分な口径を確保することができる。易開封加工線18の加工方法としては、炭酸ガスレーザーや金属刃による加工等が挙げられる。
なお、曲シール部(凹み部)9のシールライン内側に上下方向の接線(図1中の線a)を引いた際、注出口部8の注出路がこの接線より外側にあることが好ましい。これにより、内容物注出時に曲シール部(凹み部)9をボトルへ引っ掛けた時、注出路から内容物を注出しやすくなる。
また、折り曲げ部7の上辺が、注出口部8の先端から斜め下方向に向かう途中で屈曲し、パウチの巾方向へ向かうように形成されていることが好ましい。これにより、注出口部8を切断する際や包装容器1を持ち運ぶ際に、注出路から内容物がこぼれることを防止する効果が得られる。
(変形例)
本発明の変形例に係る二つ折り包装容器について説明する。図5は、本発明の変形例に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、フィルム面側から見た状態で示す図である。図6は、本発明の変形例に係る二つ折り包装容器の折り曲げた状態を、縦断面で示す図である。図5および図6に示すように、変形例に係る二つ折り包装容器51では、折り曲げ部7のうち、注出口部8から離れた部分がシールされていることを特徴とする。このシールされている部分には収容物が行かないため、注出路から内容物を注出しやすくなり、使用できない収容物を減らすことができる。
(実施例)
本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器を評価するため、カット性(開け易さ)、持ち運び易さ、ボトルへの差込み易さ、詰め替え中の液こぼれ、注ぎ易さ、などの項目について、比較例と比較するモニター評価を行った。サンプル1は、本実施形態に係る二つ折り包装容器であり、図1〜4に示すように、フィルムの折り曲げ予定線状位置が、注出口部の注出路の下端位置より下方位置にある二つ折りパウチである。サンプル2は比較例であり、図7に示すように、フィルムの折り曲げ予定線状位置が、注出口部の注出路の下端位置より上方位置にある二つ折りパウチである。
内容物は、液体洗剤320mlであり、モニターは10名(女性5名、男性5名)とした。評価方法は、詰替えを実施して貰い、アンケート形式の官能評価とした。なお、材質構成はサンプル1、2共通で、ONY15/LLDPE110とした。寸法はサンプル1、2共通で、伸ばした状態での高さ225mm、幅120mm、底折込35mm、開口幅18.4mmとした。
開封に際しては包装容器を二つ折りし、突状となった注出口部の上曲げ部側のつまみ補助部16を一方の手の指で挟み持ち、他方の手で注出口部8の近傍部を挟み持ち、注出口部8をもぎるように手でカットした。モニターによる評価結果を表1に示す。表1に示されているように、カット性(開け易さ)に関してサンプル1の方が良いことが確認できた。また、ボトルまでの持ち運び易さに関しても、サンプル1の方が良いことが確認できた。すなわち、サンプル1では安定して運ぶことが出来たが、サンプル2ではこぼしてしまうことがあった。なお、ボトルへの差込み易さ、詰め替え中の液こぼれ、注ぎ易さに関しては、概ね同等であった。
Figure 2019137437
本発明の一実施形態に係る二つ折り包装容器に使用されるフィルムとしては、例えば、(外層側)基材層/接着剤層/シーラント層(内層側)の積層構成、(外層側)基材層/接着剤層/中間層/接着剤層/シーラント層/(内層側)の積層構成等を採用できる。
基材層には、一般的に使用される二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、防湿性セロファンなどを使用することができる。
接着剤層には、一般的にポリウレタン系接着剤が使用される。通常では、水酸基を持った主剤とイソシアネート基を持った硬化剤とを二液混合して使用する二液型が使用される。積層方法としては公知のグラビアコート等を用いることができる。
中間層は、主にガスバリア性を付与したり、各種機械的強度を向上させるために設けるものであり、単層又は多層フィルムからなっている。単層フィルムとしては、無延伸ナイロンフィルム、アルミニウム箔、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、塩化ビニリデンフィルム、ビニルアルコールフィルム、アクリルフィルム、塩化ビニリデン樹脂コートセロファンなどを使用することができる。多層フィルムとしては、上述した単層フィルムを積層した多層フィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルム、アルミニウム蒸着ポリプレンフィルム、アルミニウム蒸着ポリプロピレンフィルム等を使用することができる。積層方法としては公知のドライラミネーション等を用いることができる。
シーラント層は、ポリオレフィン系樹脂又はポリオレフィン系樹脂フィルムからなる。樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等が使用できる。積層方法としては公知の溶融押出法あるいはドライラミネーション等を用いることができる。これらのフィルム(または樹脂)をドライラミネーション等により貼り合わせ、原紙を作成後、製袋機にて、充填口を有した形態の包装容器を作成すればよい。
さらに包装容器に充填機をセットしてスタンディングパウチ形態または平パウチ形態を呈した状態で収容物を充填し、未シールとなっている充填口の部分をヒートシールすることで、スタンディングパウチ形態または平パウチ形態の包装体が得られ、これを上述のように内側のフィルムの下曲げ部位置から二つ折りすることで、二つ折りの包装体が得られる。
二つ折りの包装体に収納される液体は、従来から存在するプラスチックフィルムからなるパウチを利用することが可能な組成であれば、特に限定されるものではなく、例えば、従来公知の液体洗浄剤組成物または殺菌剤組成物等が挙げられる。
液体洗浄剤組成物としては、例えばシャンプー、リンス、ボディソープ、ハンドソープ等の身体洗浄剤組成物、或いは例えば浴室洗浄剤、トイレ洗浄剤、食器野菜洗浄剤等の硬表面用液体洗浄剤組成物、さらに例えば衣類の洗剤、柔軟剤若しくは仕上げ剤等の衣類用液体洗浄剤組成物が挙げられる。また、上記殺菌剤組成物としては、例えば手指や皮膚等を殺菌する身体用殺菌組成物、或いは例えば食器や衣料などを殺菌する日用品用殺菌組成物が挙げられる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態およびその変形例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
本明細書において「前、後ろ、上、下、右、左、垂直、水平、縦、横、表、裏、外、内、行および列」などの方向を示す言葉は、本発明の構成におけるこれらの方向を説明するために使用している。従って、本発明の明細書を説明するために使用されたこれらの言葉は、本発明の構成において相対的に解釈されるべきである。
1、51、71…二つ折り包装容器(パウチ)、2…外側フィルム、2a…上曲げ部、3…内側フィルム、3a…下曲げ部(折り曲げ予定線)、4…シール部、5…底面フィルム、6…収納部、7…折り曲げ部、8…内容物注出口部、9…曲シール部(凹み部)、10…折り罫、16…つまみ補助部、17…切り欠き部、18…易開封加工線

Claims (5)

  1. 2層以上の積層体からなるフィルムを一枚または複数枚融着してなるパウチから構成された包装容器であって、
    前記パウチは上下方向中程の折り曲げ予定線状位置で二つ折りすることが可能であり、一方のフィルムを前記折り曲げ予定線状位置にて山折りにすることにより、凸となるような折り曲げ部が設けられており、
    前記折り曲げ部には内容物注出口部が設けられており、前記注出口部の注出路の下端位置が前記折り曲げ予定線位置より上方位置にあり、
    前記注出口の下部において、前記折り曲げ予定線位置より下方位置にパウチ中心部に向かって内容物注出時にボトルへ引っ掛け可能な凹み部が設けられている
    ことを特徴とする二つ折り包装容器。
  2. 前記パウチは、下部にガゼット部が設けられたスタンディングパウチであることを特徴とする請求項1に記載の二つ折り包装容器。
  3. 前記注出口部には易開封加工線が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二つ折り包装容器。
  4. 前記凹み部のシールライン内側に上下方向の接線を引いた際、前記注出口部の注出路が前記接線より外側にあることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の二つ折り包装容器。
  5. 前記折り曲げ部の上辺が前記注出口部の先端から斜め下方向に向かう途中で屈曲し、前記パウチの巾方向へ向かうことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の二つ折り包装容器。
JP2018022998A 2018-02-13 2018-02-13 二つ折り包装容器 Pending JP2019137437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018022998A JP2019137437A (ja) 2018-02-13 2018-02-13 二つ折り包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018022998A JP2019137437A (ja) 2018-02-13 2018-02-13 二つ折り包装容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019137437A true JP2019137437A (ja) 2019-08-22

Family

ID=67694974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018022998A Pending JP2019137437A (ja) 2018-02-13 2018-02-13 二つ折り包装容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019137437A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159701A (ja) * 1997-08-19 1999-03-02 Dainippon Printing Co Ltd 詰め替え用パウチ
US6164822A (en) * 2000-02-10 2000-12-26 Fres-Co System Usa, Inc. Dual compartment stand-up pouch
JP2004075187A (ja) * 2002-08-17 2004-03-11 Kau Pack Kk 注出通路付き包装用袋
JP2005271963A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Toppan Printing Co Ltd 注ぎ口付詰替袋
JP2009107696A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toppan Printing Co Ltd 二つ折りパウチ
JP2009286489A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Toppan Printing Co Ltd 二つの収納部を有するパウチ
JP2017013882A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 凸版印刷株式会社 収納容器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159701A (ja) * 1997-08-19 1999-03-02 Dainippon Printing Co Ltd 詰め替え用パウチ
US6164822A (en) * 2000-02-10 2000-12-26 Fres-Co System Usa, Inc. Dual compartment stand-up pouch
JP2004075187A (ja) * 2002-08-17 2004-03-11 Kau Pack Kk 注出通路付き包装用袋
JP2005271963A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Toppan Printing Co Ltd 注ぎ口付詰替袋
JP2009107696A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Toppan Printing Co Ltd 二つ折りパウチ
JP2009286489A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Toppan Printing Co Ltd 二つの収納部を有するパウチ
JP2017013882A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 凸版印刷株式会社 収納容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6977423B2 (ja) 注ぎ口を有する包装袋
JP4617866B2 (ja) 分岐型スタンディングパウチ
JP7006148B2 (ja) 注ぎ口を有する包装袋
JP7110555B2 (ja) 注出ノズルを有する包装袋
JP5098578B2 (ja) 二つ折りパウチ
JP4783704B2 (ja) レトルトパウチ入り鍋つゆ
JP2019137437A (ja) 二つ折り包装容器
JP2006232281A (ja) 分岐型スタンディングパウチ
JP2012176782A (ja) パウチ容器
JP6900646B2 (ja) 包装袋
JP2009057071A (ja) 自立型袋
JP2019199294A (ja) 注ぎ口を有する包装袋
JP5261904B2 (ja) ユニバーサルデザインパウチ
JP5261909B2 (ja) 紙とフィルムの複合容器
JP5375291B2 (ja) 二つ折りの包装容器
JP2021142984A (ja) 包装袋
JP5378058B2 (ja) 二つ折りの包装容器及びこれを用いた包装体
JP2017013882A (ja) 収納容器
JP4659964B2 (ja) 自立袋
JP7310209B2 (ja) パウチ
JP2002255198A (ja) 袋 体
JP5098536B2 (ja) 二つ折りパウチ
JP4349010B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2010254379A (ja) レトルトパウチ入り鍋つゆ
JP7019993B2 (ja) 詰替え用パウチ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220621