JP2019133595A - 商品販売データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】店員側及び客側の画面の表示を適切に制御すること。【解決手段】商品の販売に用いる商品販売データ処理装置は、客の操作を受け付けるための第1の操作手段と、客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、第1の操作手段で受け付けた客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、第2の操作手段で受け付ける操作を店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、客の操作に基づいて、第1の表示部と第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には第1の表示部と第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段と、を備える。【選択図】図15

Description

本発明は、商品販売データ処理装置及びプログラムに関する。
店員と客が対面して商品の登録から精算までの操作を店員のみが行う対面モード、商品の登録の操作は店員が行うが精算の操作を客が行うセミセルフモード、商品の登録から精算までの操作をすべて客が行うフルセルフモードの3種類のモードを切替可能な切替式のレジシステムがある(例えば、特許文献1参照)。このようなレジシステムでは、例えば店員側と客側の夫々に表示部が備えられた構成となっている。
特開2017−102856号公報
例えば、フルセルフモードの場合には、客が客側の表示部の画面を見ながら操作を行うが、客が登録を失敗してしまうこと、操作方法がわからなくなってしまうこと、何らかのエラーが生じてしまうことなどによって店員の助けを必要とすることがある。このような場合、客側の画面のみならず、店員側の画面もその時の状況に応じて活用できることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御する技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、商品の販売に用いる商品販売データ処理装置であって、客の操作を受け付けるための第1の操作手段と前記客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、前記第1の操作手段で受け付けた前記客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、前記第2の操作手段で受け付ける操作を前記店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、前記客の操作に基づいて、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段と、を備える。
上記によれば、条件に応じて、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容とする場合と異なる表示内容とする場合に適切に制御することができる。
上記商品販売データ処理装置において、前記特定の条件は、前記第2の操作手段が特定の操作を受け付けることであってもよい。
上記によれば、店員の操作を受け付ける場合には店員側の画面を客側の画面の表示内容とは異なる店員操作画面に制御することができるため、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。
上記商品販売データ処理装置は、前記店員の識別情報を読み取る読取手段、を備え、
前記特定の条件は、前記読取手段が前記店員の識別情報を読み取ることであってもよい。
上記によれば、店員が操作するタイミングで、店員側の画面を客側の画面の表示内容とは異なる店員操作画面に制御することができる。
上記商品販売データ処理装置において、前記表示制御手段は、エラーが発生した場合に、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに予め設定されたエラー発生時の表示内容を同様に表示させるとともに、前記エラー発生時の表示内容を表示させている状態で前記特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせてもよい。
上記によれば、エラーが発生した場合に、店員側及び客側の画面の表示を同様にエラー発生時の表示内容にするとともに、エラーの対処のために店員が操作する際に、店員側の画面と客側の画面をそれぞれに適した表示内容に異ならせることができる。
上記商品販売データ処理装置において、前記表示制御手段は、前記特定の条件が満たされた場合、前記第1の表示部には操作を受け付けない状態であることを示す表示内容を表示させ、前記第2の表示部には前記第2の操作手段が前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容を表示させてもよい。
上記によれば、店員が操作する際に、客側の画面には操作できない状態であることを表示し、店員側の画面は店員が操作可能な画面に制御することができるため、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。
上記商品販売データ処理装置において、前記表示制御手段は、前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容として、操作を受け付けるための操作ボタンを表示させてもよい。
上記によれば、店員は店員操作画面に表示される操作ボタンへの操作により、取引内容(登録内容)の訂正やエラーの対処を行うことができる。
上記商品販売データ処理装置において、前記表示制御手段は、前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容として、エラーの対処方法に関する情報を表示させてもよい。
上記によれば、店員は、画面に表示されたエラーの対処方法に関する情報を参照しながら、エラーの対処を行うことができる。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、商品の販売に用いる商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、客の操作を受け付けるための第1の操作手段と、前記客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、前記第1の操作手段で受け付けた前記客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、前記登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、前記第2の操作手段で受け付ける操作を前記店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、前記客の操作に基づいて、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段、として機能させるためのプログラムである。
上記によれば、条件に応じて、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容とする場合と異なる表示内容とする場合に適切に制御することができる。
以上のように、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。
POSシステムのネットワーク構成図である。 POS端末の設置例を示す図である。 POS端末の外観例を示す図である。 POS端末の構成例を示す図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 POS端末の動作モードの概略を説明する図である。 動作モードの移行の一例を説明する図である。 動作モードの移行の一例を説明する図である。 フルセルフモードのPOS端末における表示例を示す図である。 フルセルフモードのPOS端末における表示例を示す図である。 フルセルフモードのPOS端末の店員操作画面の表示例を示す図である。 フルセルフモードのPOS端末の店員操作画面の表示例を示す図である。 画面制御処理の一例を示すフローチャートである。 釣銭機オフラインエラーに関する表示例を示す図である。 エラー発生時の画面制御処理の一例を示すフローチャートである。 レシート発行時の釣銭機のエラー内容画面の表示例を示す図である。 釣銭機のニアフル・ニアエンドのエラー画面の表示例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システムのネットワーク構成図である。図1に示すPOSシステム1は、3台のPOS端末20−1、POS端末20−2、POS端末20−3と、ストアコントローラ(ストアコンピュータ、管理装置)10を備え、夫々はLAN11を介して通信可能に接続されている。以下、POS端末20−1、20−2、20−3について特に区別しない場合には、POS端末20と総称する。
POSシステム1は、種々の店舗に導入可能であるが、以下の説明では、POSシステム1がコンビニエンスストアに導入される場合を例に説明する。
図2は、POS端末の設置例を示す図である。図2(A)は、POS端末20等を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末20等を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOS端末20の右側にカウンタが置かれている。
図3は、POS端末の外観例を示す図である。図3(A)は、POS端末20を客側から見た斜視図である。図3(B)は、POS端末20を店員側から見た斜視図である。図4は、POS端末20の構成例を示す図である。図3及び図4において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図3を参照しつつ、図4に示したPOS端末20の構成例を説明する。POS端末20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カード決済部208と、釣銭機209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POS端末20の動作を制御する。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出し書き込みメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報(例えば、登録処理において生成した登録情報、精算処理において生成した精算情報等)を記憶する。なお、以下の説明において、登録情報と精算情報の何れか一方又は両方を取引情報と称する場合がある。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行するプログラム等を記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部205は、客用のタッチディスプレイであり、客に種々の情報を表示するとともに、客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、客用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)等を光学的に読み取る。
なお、客側スキャナ部206は、客が商品を登録する際に用いられるが、客は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、客側表示部205に、商品の注文ボタン等が表示されている場合、客は、注文ボタンを操作(押下)し、商品を登録することができる。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系カード等)による決済機構である。本実施形態のカード決済部208は、カード認識部(読取部)や表示部や操作部を備えるが、少なくとも、カード認識部を備えるものであればよい。
釣銭機209(現金決済部)は、現金による決済機構であり、紙幣や硬貨の投入口、紙幣や硬貨の排出口を有し、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を排出口から排出する。
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイであり、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部211は、各種のキー(ボタン)から構成され、店員から種々の入力を受け付ける。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)や店員の名札に付された店員コード等を光学的に読み取る。
なお、店員側スキャナ部212は、店員が商品を登録する際に用いられるが、店員は他の方法によって商品を登録してもよい。例えば、キー操作部211に、商品に対応するキー(例えば、スポーツ新聞に対応するキー等)が配置されている場合、店員は、当該キーを操作(押下)し、当該商品を登録することができる。また、店員側表示部210に、商品に対応するプリセットキーが表示されている場合、店員は、当該プリセットキーを操作し、当該商品を登録することができる。
印刷部213は、媒体を排出する印刷部であり、例えば、レシート等の種々の媒体を印刷、発行する。この印刷部213は、1台で店員側の印刷部と客側の印刷部とを共用している。例えば、印刷部213は、店員側から客側、客側から店員側に向き(媒体発行口の方向)を回転自在に変更可能に設けられている。印刷部213の向きは、手動で変更してもよいし、例えば動作モードの移行に応じて自動的に変更(メカ的に制御等)してもよい。また、印刷部の向き又は印刷部の向きの正誤をセンサなどで検出してもよい。例えば、図3(A)では印刷部213の向き(媒体発行口の方向)が店員側を向いている例を示し、図3(B)では印刷部213の向き(媒体発行口の方向)が客側を向いている例を示している。なお、本実施形態では、印刷部213が1台で店員側の印刷部と客側の印刷部とを共用している例を示すが、これに限られるものではなく、店員側の印刷部と客側の印刷部とがそれぞれ別の印刷部として2台備えられてもよい。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンス等を出力する。
通信部215は、他の装置(他のPOS端末20、ストアコントローラ10)との間において情報を送受信する。
(各動作モードの概要)
続いて、POS端末20の動作モードについて説明する。POS端末20は、複数の動作モードを有する。具体的には、POS端末20は、4種類の動作モード(通常モード、フルセルフモード、ダブルスキャンモード、セミセルフモード)を有する。なお、以下の説明する動作モードは、通常業務中の動作モード(商品登録処理や会計処理に係る動作モード)であり、売上や在高等を集計、照会等する集計モード、店員や保守員等が設定作業や保守作業を行う際のメンテナンスモード、新人がトレーニングを行う際のトレーニングモード等は含まない。
図5〜図8は、POS端末の動作モードの概略を説明する図である。図5は、通常モードの概略を説明する図である。図5(A)は通常モードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(店員、客)の動作を表した模式図であり、図5(B)は通常モードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。図6は、フルセルフモードの概略を説明する図である。図6(A)はフルセルフモードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(客)の動作を表した模式図であり、図6(B)はフルセルフモードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。図7は、ダブルスキャンモードの概略を説明する図である。図7(A)はダブルスキャンモードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(客)の動作を表した模式図であり、図7(B)はダブルスキャンモードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。図8は、セミセルフモードの概略を説明する図である。図8(A)はセミセルフモードにおける処理(商品登録処理、会計処理)の流れや人(客)の動作を表した模式図であり、図8(B)及び図8(C)はセミセルフモードにおけるPOS端末20の動作の基本的な流れを示したフローチャートである。
なお、以下の説明において、上述の4つの動作モードの分類とは別の切り口として、POS端末20が、商品登録処理を実行するモードを登録モード、精算処理を実行するモードを会計モードと称する場合がある。
(通常モード)
通常モードは、図5(A)に示すように、店員側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、図5(B)に示すように、通常モードの場合、店員側が登録モードになり、客側が会計モードになる。つまり、POS端末20は、登録処理〜精算処理の全体を通して見た場合、登録会計モードとして動作する。
通常モードの場合、店員は、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する(図5(A)の上段)。
店員による登録処理が完了した場合、客は、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図5(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図5(A)の下段)。
つまり、通常モードでは、図5(B)に示すように、初めは店員側において、例えば店員側スキャナ部212により商品がスキャン等され(ステップS10:YES)、商品を登録する(ステップS11)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、キー操作部211に配置された小計キー等)の押下後は(ステップS30:YES)、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。
なお、客は、店員による登録処理が完了する迄(合計金額が確定する迄)、待機していてもよいが、登録処理が完了する前に釣銭機209に貨幣を投入してもよい。つまり、POS端末20は、登録処理中において入金を受付可能である(図5(A)の上段)。
また、店員は、客による精算が完了する迄(客がお釣りやレシートを取る迄)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である(図5(A)の下段)。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい(図5(A)の下段)。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
また、POS端末20は、お釣りがある場合には、お釣りの取り忘れを防止するため、釣銭機209による釣銭・釣札の払出しを制御し、客が釣銭・釣札を取り除いたことをセンサ等で認識した上で、印刷部213によるレシートの発行を制御する。他の動作モードにおいても同様である。なお、上述したように、通常モード(ダブルスキャンモードも同様)では、お釣りを受け取る客の前に店員がいる場合といない場合とがあるが、店員がいる場合は、必ずしも上述した制御を行わなくてもよい(即ち、釣銭・釣札の払出とレシートの発行とを同時に行ってもよいし、先にレシートを発行してもよい)。また、現在の動作モードや店員の存在/不在(例えば、店員の存在/不在はセンサにより認識)に応じて、釣銭・釣札の払出しとレシートの発行のタイミング等を制御してもよい。
(フルセルフモード)
フルセルフモードは、図6(A)に示すように、客側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、図6(B)に示すように、フルセルフモードの場合、客側が登録モードにも会計モードにもなる。つまり、POS端末20は、登録処理〜精算処理の全体を通して見た場合、登録会計モードとして動作する。
フルセルフモードの場合、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する(図6(A)の上段)。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図6(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図6(A)の下段)。
つまり、フルセルフモードでは、図6(B)に示すように、客側において、例えば客側スキャナ部206により商品がスキャン等され(ステップS20:YES)、商品を登録する(ステップS21)。登録完了キー(例えば、客側表示部205に表示された登録完了キー等)の押下後は(ステップS40:YES)、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。
なお、フルセルフモードは、上述したように、客側にて登録処理も精算処理も実行するが、店員側は何もできないという訳ではない。つまり、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側スキャナ部212にて店員コードのスキャンが可能である。また、POS端末20は、フルセルフモードで動作しているときであっても、店員側表示部210における種々の情報(例えば、図15において説明する一覧)の表示が可能である。
(ダブルスキャンモード)
ダブルスキャンモードは、図7(A)に示すように、店員側及び客側の両側にて登録処理を実行し、客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、図7(B)に示すように、ダブルスキャンモードの場合、店員側及び客側の両側が登録モードになり、客側が会計モードになる。つまり、POS端末20は、登録処理〜精算処理の全体を通して見た場合、登録会計モードとして動作する。
ダブルスキャンモードの場合、店員は、買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録し、客は、買上商品を客側(客側スキャナ部206、客側表示部205)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作等(店員側スキャナ部212によるスキャン、店員側表示部210へのタッチ、キー操作部211等の押下)、及び、客の操作等(客側スキャナ部206によるスキャン、客側表示部205へのタッチ)により、買上商品の登録処理を実行する(図7(A)の上段)。
登録処理が完了した場合、客は、客側表示部205において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図7(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図7(A)の下段)。
つまり、ダブルスキャンモードでは、はじめは店員側及び客側において商品を登録する。例えば、図7(B)に示すように、店員側スキャナ部212のスキャン等により(ステップS10:YES)、商品を登録し(ステップS11)、客側スキャナ部206のスキャン等により(ステップS20:YES)、商品を登録する(ステップS21)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、キー操作部211に配置された小計キー等)、又は、登録完了キー(例えば、客側表示部205に表示された登録完了キー等)の押下後は(ステップS41:YES)、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、処理が完了する。
なお、店員は、客による精算が完了する迄(客がお釣りやレシートが取る迄)、待機していてもよいが、次の客の買上商品を登録してもよい。つまり、POS端末20は、精算処理中において次客の買上商品を登録可能である(図7(A)の下段)。また、店員は、客による精算中に不在であってもよい(図7(A)の下段)。つまり、当該客の精算中には、当該客の応対を終えてもよい。
(セミセルフモード)
セミセルフモードは、2台以上のPOS端末20による動作モードであって、図8(A)に示すように、少なくとも1台のPOS端末20(図8の例ではPOS端末20−1)の店員側にて登録処理を実行し、他の1台のPOS端末20(図8の例ではPOS端末20−2、POS端末20−3のうちの1台)の客側にて精算処理を実行する動作モードである。即ち、セミセルフモードの場合、1台以上(図8の例では図8(B)に示すようにPOS端末20−1の1台)が登録専用モードになり、他の1台以上(図8の例では図8(C)に示すようにPOS端末20−2、20−3の2台)が会計専用モードになる。
セミセルフモードの場合、店員は、登録専用モードのPOS端末20において、客の買上商品を店員側(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211)にて登録する。つまり、POS端末20は、店員の操作(店員側スキャナ部212、店員側表示部210、キー操作部211等の操作)により、買上商品の登録処理を実行する(図8(A)の上段)。
店員による登録処理が完了した場合、客は、会計専用モードのPOS端末20に移動し、店員側表示部210において買上商品の合計金額を確認し、釣銭機209に貨幣を投入、または、カード決済部208を操作し、精算する(図8(A)の下段)。つまり、POS端末20は、客の操作等(釣銭機209への貨幣の投入、カード決済部208の操作)により、精算処理を実行する(図8(A)の下段)。
登録専用モードのPOS端末20(図8の例ではPOS端末20−1)において登録処理が完了した場合、客は、登録専用モードのPOS端末20から会計専用モードのPOS端末20(図8の例ではPOS端末20−2)に移動するが、移動先のPOS端末20には、精算処理に必要な情報(登録専用モードのPOS端末20において生成された登録情報等)が供給される。
なお、移動先のPOS端末20(会計専用モードのPOS端末20のうち精算処理を実行させるPOS端末20)は、登録専用モードのPOS端末20において指定してもよい。あるいは、登録専用モードのPOS端末20において媒体(精算処理に必要な情報を取得するためのバーコード等が印刷された媒体)を発行し、当該媒体を読み取らせた会計専用モードのPOS端末20を移動先のPOS端末20としてもよい。
つまり、セミセルフモードでは、はじめは、登録専用モードのPOS端末20(POS端末20−1)の店員側において商品を登録する。例えば、図8(B)に示すように、店員側スキャナ部212のスキャン等により(ステップS10:YES)、商品を登録する(ステップS11)。小計キー(例えば、店員側表示部210に表示された小計キー、又は、キー操作部211に配置された小計キー等)の押下後に(ステップS30:YES)、例えば会計専用モードのPOS端末20(POS端末20−2のPOS端末20−3の何れか一方)が指定されると(ステップS31:YES)、指定されたPOS端末20に登録情報が送信され(ステップS32)、登録専用モードのPOS端末20における、処理が完了する。
続いて、図8(C)に示すように、登録情報の受信後(ステップS49:YES)、会計専用モードのPOS端末20(即ち、登録専用モードのPOS端末20によって指定されたPOS端末20)は、客側において、例えば釣銭機209により精算が行われ(ステップS50)、会計専用モードのPOS端末20における、処理が完了する。
なお、店員は、登録情報を送信した後は、次の客の買上商品を登録可能である(図8(A)の下段)。また、店員は、登録情報を送信した後は、不在であってもよい(図8(A)の下段)。
(動作モードの報知)
POS端末20は、現在の動作モードを報知する。例えば、店員側表示部210において現在の動作モードを表示してもよい。具体的には、店員側表示部210に動作モード表示欄を有する画面を表示し、該画面上の動作モード表示欄に現在の動作モードを表示してもよい。また、各動作モードに対応する画像(例えば、ボタン風の画像)を配置した画面を店員側表示部210に表示し、該画面上において現在の動作モードを対応する画像を、現在の動作モードを対応しない画像と異なる表示態様(例えば、他の画像の表示態様よりも目立つ表示態様)にて表示してもよい。なお、客側表示部205においても同様に動作モードを表示してもよい。
また、POS端末20は、現在の動作モードに応じた情報を報知してもよい。例えば、客側表示部205において現在の動作モードに応じたメッセージを表示してもよい。具体的には、現在の動作モードがフルセルフモードである場合、例えば待機中であるときに、客自身が商品を登録する旨(「お客様にスキャンをお願いしております」等のメッセージ)を客側表示部205に表示(例えば、大きな文字でスクロール表示等)してもよい。
(動作モードの移行)
続いて、POS端末20の動作モードの移行(切替)について説明する。POS端末20は、店員による明示的なモード移行操作(動作モードの設定画面上の入力や動作モードの設定ボタンの操作等)に従って動作モードが移行する。また、POS端末20は、店員による明示的なモード移行操作以外の他の操作(例えば、店員コードの読取等)に従って動作モードが移行する。また、POS端末20は、店員の操作等に拠らない所定の条件(経過時間や所定時刻(スケジュール)等の時間に関する条件、他の端末等との間における命令等の情報の送受信に関する条件等)に基づいて動作モードが移行する。
図9及び図10は、動作モードの移行の一例を説明する図である。図9(A)は、通常モードからフルセルフモードへの移行の流れを示したフローチャートである。図9(B)は、フルセルフモードからダブルスキャンモードへの移行の流れを示したフローチャートである。図10(A)は、通常モードからセミセルフモード(登録専用モード)への移行の流れを示したフローチャートである。図10(B)は、通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行の流れを示したフローチャートである。
(通常モードからフルセルフモードへの移行)
図9(A)のフローチャートは、POS端末20(通常モード)が不使用中の状態になったときに開始する(つまり店員及び客の何れも使用しなくなったときに開始する)。
ステップS100:不使用時間の計時を開始する。
ステップS101:店員又は客により使用が開始されたか否か判断する。使用が開始されていない場合にはステップS102に進む。使用が開始された場合にはステップS104に進む。
ステップS102:不使用時間が所定時間(例えば、予め設定した10分)を経過したか否かを判断する。所定時間を経過した場合にはステップS103に進む。所定時間を経過していない場合にはステップS101に戻る。
ステップS103:動作モードを通常モードからフルセルフモードに移行する。
ステップS104:不使用時間の計時を終了する。そして図9(A)のフローチャートは終了する。
なお、フルセルフモードに移行したときには、店員に対し、フルセルフモードに移行した旨を報知(例えば、店員が携帯する端末に対し、未引渡商品がある旨の情報を送信等)してもよい。また、フルセルフモードに移行したときには、客側表示部205にセルフでの登録を客に指示又は依頼するメッセージを表示してもよい。
なお、図9(A)は、通常モードからフルセルフモードへの移行に関する流れを示したものであるが、ダブルスキャンモードからフルセルフモードへの移行に関しても、図9(A)の流れと同様であってもよい。
(フルセルフモードからダブルスキャンモードへの移行)
図9(B)のフローチャートは、POS端末20(フルセルフモード)において、常時(非常に短い時間間隔で定期的に)、開始する。
ステップS110:店員側スキャナ部212において店員コードが読み取られたか否かを判断する。店員コードが読み取られた場合にはステップS111に進む。店員コードが読み取られていない場合には図9(B)のフローチャートは終了する。
ステップS111:動作モードをフルセルフモードからダブルスキャンモードに移行する。そして図9(B)のフローチャートは終了する。
(通常モードからセミセルフモード(登録専用モード)への移行)
図10(A)のフローチャートは、POS端末20(通常モード)において、常時(非常に短い時間間隔で定期的に)、開始する。
ステップS120:セミセルフモード(登録専用モード)への移行を宣言する操作があったか否かを判断する。例えば、店員側表示部210にセミセルフモード(登録専用モード)への移行を宣言するためのボタンを表示しておき、当該ボタンが押下(タッチ)されたか否かを判断してもよい。操作があった場合にはステップS121に進む。操作がなかった場合には図10(A)のフローチャートは終了する。
ステップS121:POSシステム1においてセミセルフモードにて動作している他のPOS端末20があるか否かを判断する。上述したように、セミセルフモードの場合、登録専用モードのPOS端末20と会計専用モードのPOS端末20が夫々1台以上必要であるため、例えば、当該POS端末20がPOS端末20−1である場合、POS端末20−2、20−3のうちの一方がセミセルフモード(登録専用モード)として動作し、他方がセミセルフモード(会計専用モード)として動作しているか否かを判断する。セミセルフモードにて動作している他のPOS端末20がない場合にはステップS122に進む。
セミセルフモードにて動作している他のPOS端末20がある場合にはステップS124に進む。
ステップS122:セミセルフモード(会計専用モード)へ移行させる他のPOS端末20の指定があったか否かを判断する。指定があった場合にはステップS123に進む。指定がなかった場合にはステップS122の処理を繰り返す。
ステップS123:指定された他のPOS端末2に対し、セミセルフモード(会計専用モード)への移行指示を送信する。
ステップS124:処理中であるか否かを判断する。処理中でなければステップS125に進む。処理中であればステップS124の処理を繰り返す。
ステップS125:動作モードを通常モードからセミセルフモード(登録専用モード)に移行する。そして図10(A)のフローチャートは終了する。
なお、ステップS120の操作は、既にセミセルフモードにて動作している他のPOS端末20が存在しておらず、かつ、セミセルフモードにて移行可能な他のPOS端末20が存在していない場合には、行うことができないようにするとよい。
(通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行)
図10(B)のフローチャートは、POS端末20(通常モード)において、常時(非常に短い時間間隔で定期的に)、開始する。
ステップS130:セミセルフモード(会計専用モード)への移行指示を受信したか否かを判断する。移行指示を受信した場合にはステップS131に進む。移行指示を受信していなかった場合には図10(B)のフローチャートは終了する。
ステップS131:処理中であるか否かを判断する。処理中でなければステップS132に進む。処理中であればステップS131の処理を繰り返す。
ステップS132:動作モードを通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)に移行する。そして図10(B)のフローチャートは終了する。
なお、図10(B)は、通常モードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行に関する流れを示したものであるが、フルセルフモードからセミセルフモード(会計専用モード)への移行に関しても、図10(B)の流れと同様であってもよい。
(フルセルフモードにおける表示)
続いて、図11及び図12を用いて、フルセルフモードであるときのPOS端末20の表示について説明する。図11及び図12は、フルセルフモードのPOS端末20における表示例である。
図11(A)は、フルセルフモードのPOS端末20の客側表示部205に表示される登録開始画面の表示例である。図11(A)において、画面右側の登録スタートボタンBT30は、商品登録の開始を指示するためのボタンである。客は、商品登録を開始する前に登録スタートボタンBT30に対する操作(例えば、タッチ操作)を行う。画面左下のボタンBT35〜BT37は、表示言語を、夫々、英語、中国語、韓国語に切り替えるためのボタンである。図示する例は、日本語が選択されている状態であるため、英語、中国語、韓国語に切り替えるためのボタンが表示されているが、例えば、英語が選択されると、英語による登録開始画面となり、日本語、中国語、韓国語に切り替えるためのボタンが表示されることとなる。
客が登録スタートボタンBT30対して操作すると、POS端末20は登録モードに移行し、客側表示部205の表示が登録開始画面から登録画面に遷移する。
図11(B)は、フルセルフモードのPOS端末20の客側表示部205に表示される登録画面の表示例である。図示する例では、登録画面の右側には、登録された商品の品名、単価、登録された商品の数(買上げ点数)、及び合計金額が、登録内容として表示されている。ここでは、2品目の商品(梨、リンゴ)が登録された場面の登録内容が表示されている。なお、図11(A)に示した登録開始画面において登録スタートボタンBT30が操作されて登録画面に移行した直後には、商品が未だ1品も登録されていない登録画面(初期状態の登録画面)が表示されるが、説明の便宜上、図11(B)では、既に商品が登録された後の登録画面の例を示している。
画面右下のお会計ボタンBT32は、商品登録の終了を指示するためのボタンである。客が商品登録が完了した後にお会計ボタンBT32対して操作すると、POS端末20は会計モードに移行し、精算処理を実行する。店員呼出ボタンBT33は、店員を呼び出すためのボタンである。客は、店員を呼び出す場合(例えば、店員のサポートが必要な場合等)に店員呼出ボタンBT33を操作する。客が店員呼出ボタンBT33を操作した場合、例えば店員が所持している携帯端末に通知され、携帯端末から音が出力されたり、携帯端末が振動したりする。また、客が店員呼出ボタンBT33を操作した場合、店内に設置された所定のランプ(サインポール等の表示灯)を点灯させてもよい。
なお、ボタンBT35〜BT37は、上述したように、表示言語を、夫々、英語、中国語、韓国語に切り替えるためのボタンである。また、「野菜」ボタンBT38は、バーコードが付されていない商品(ここでは、野菜)をプリセットキーから登録するためのボタンである。例えば、客が「野菜」ボタンBT38に対して操作すると、各野菜のそれぞれをプリセットキーに対する操作で登録可能なプリセット画面が表示される。図示する例では、「野菜」ボタンBT38のみが例示されているが、野菜に限らず、お惣菜、パンなど任意の商品をプリセットキーから登録するためのボタンとして、「野菜」ボタンBT38に代えて、又は加えて表示させることができる。なお。プリセットキーの設定は、POS端末20において予め店員などによって行われる。
客がお会計ボタンBT32対して操作すると、POS端末20は会計モードに移行し、客側表示部205の表示が登録画面から精算画面に遷移する。
図12は、フルセルフモードのPOS端末20の客側表示部205に表示される精算画面の表示例である。図12(A)は、精算処理を開始する際に表示する精算画面(支払方法選択画面)である。例えば、POS端末20は、登録画面(図11(B)参照)においてお会計ボタンBT32が操作された場合に、図12(A)に示すような支払方法選択画面を表示する。図示する支払方法選択画面には、支払金額の合計(ここでは、240円)や支払方法の選択肢などが表示される。支払方法の選択肢としては、現金、クレジット、電子マネーなどがそれぞれ選択可能な操作ボタンとして表示されている。
図12(B)は、現金による支払を開始する際に表示する精算画面(入金画面)である。例えば、POS端末20は、支払方法選択画面(図12(A)参照)において現金が選択された場合に、図12(B)に示すような入金画面を表示する。図示する入金画面では、画面の左側にはお金を入れる場所を案内を示す画像が表示され、画面の右側には支払金額(ここでは、240円)、投入された金額(預り金額)などが表示される。

図12(C)は、預り金額を決定する際に表示する精算画面(入金決定画面)である。例えば、POS端末20は、支払金額(買上金額)以上の現金(預り金)が投入された場合に、図12(C)に示すような入金決定画面を表示する。図示する入金決定画面では、画面の右側には支払金額(ここでは、240円)、投入された金額(預り金額。ここでは、250円)、お釣り(ここでは、10円)などが表示され、画面の左側には預り金額を決定する場合の案内(ここでは、「よろしければ、おわりボタンを押してください」)が表示される。おわり(レシート)ボタンBT40は、預り金額を決定する場合に客が操作するボタンである。おわり(レシート)ボタンBT40に対して客が操作すると、POS端末20は、支払金額(ここでは、240円)と預り金額(ここでは、250円)とに基づいて精算処理を実行する。
図12(D)は、釣り銭を放出する際に表示する精算画面(釣銭画面)である。例えば、POS端末20は、入金決定画面(図12(C))においておわり(レシート)ボタンBT40が操作された場合に、図12(D)に示すような釣銭画面を表示する。図示する釣銭画面では、画面の左側にはお釣りの受取を促す画像が表示され、画面の右側には引き続き、支払金額(ここでは、240円)、投入された金額(預り金額。ここでは、250円)、お釣り(ここでは、10円)などが表示される。
図12(E)は、釣り銭が取り去られた際に表示する精算画面(レシート画面)である。例えば、POS端末20は、釣銭機209の取出口から釣り銭が取り去られた場合に、図12(E)に示すようなレシート画面を表示する。なお、POS端末20は、取出口の近傍にフォトセンサ等のセンサを設置し、該センサが物(客の手を想定)を認識した場合に、釣り銭が取り去られたと判定してもよい。
図12(F)は、POS端末20が休止状態であるときに表示する休止画面である。つまり、POS端末20は、休止モード(休止状態)であるが、休止モードであるときには、図12(F)に示すような休止画面を表示する。
なお、POS端末20は、レシート画面(図12(E))の表示後には、登録開始画面(図11(A))を表示する。例えば、POS端末20は、印刷部213の発行口からレシートが取り去られた後に、登録開始画面を表示する。なお、POS端末20は、発行口からレシートが取り去られたことを認識可能なセンサを備えていてもよい。
また、投入金額と預り金額とが等しく釣り銭が発生しない場合には、釣銭画面(図12(D))を表示せずに、入金画面(図12(C))からレシート画面(図12(E))に遷移してもよい。
このように、フルセルフモードでは、購入する商品の登録及び精算を客が行う際に、POS端末20は、操作の進行及び状況に応じて、図11及び図12に示す登録開始画面、登録画面、精算画面などを客側表示部205に表示させる。また、POS端末20は、店員側表示部210にも客側表示部205に表示させる表示内容と同様の表示内容を表示させる。例えば、POS端末20は、客側表示部205の画面と同一の画面を店員側表示部210にも表示させる(所謂、ミラー表示、ミラーリング表示)。なお、同様の表示内容を表示させるとは、全く同一の画面を表示させることのみに限定するものではなく、一部の表示内容やレイアウトなどが異なることも含まれる。例えば、登録画面であれば、登録操作に必須の内容(例えば、図11(B)における、登録された商品の品名、単価、登録された商品の数(買上げ点数)、及び合計金額、「野菜」ボタンBT38、お会計ボタンBT32など)がいずれの表示部にも表示されれば、他の表示内容の少なくとも一部が異なっていたとしても同様の表示内容が表示させることに含まれてもよい。
(フルセルフモードにおいて店員の操作を伴う表示)
次に、フルセルフモードでは、通常は登録から精算までの操作を客が行うが、店員の操作が必要になる場合のPOS端末20の表示について説明する。例えば、客が登録を失敗してしまうこと、操作方法がわからなくなってしまうこと、何らかのエラーが生じてしまうことなどによって店員の助けを必要とすることがある。この場合、POS端末20は、特定の条件が満たされた場合には、店員側表示部210の表示を、店員が操作を行う店員操作画面に遷移させる。この場合、客側表示部205と店員側表示部210とに表示される表示内容は異なることになる。ここで、特定の条件とは、例えば、店員側表示部210に表示されている画面(例えば、登録開始画面、登録画面、精算画面など)に対する特定の操作(例えば、画面内の特定の位置へのタッチ操作または特定の回数のタッチ操作)を受け付けることである。また、特定の条件とは、客側スキャナ部206又は店員側スキャナ部212が店員コードを読取ることである。なお、特定の条件は、上記に限られるものではなく、例えば、予め設定されたパスワードが入力されることなどであってもよい。
図13は、フルセルフモードのPOS端末20の店員側表示部210に表示される店員操作画面の表示例である。図示する店員操作画面には、店員操作用の各種のボタンが表示されている。「値引」ボタンは、値引金額を登録する際に使用するボタンである。「割引」ボタンは、割引金額を登録する際に使用するボタンである。「取消」ボタンは、取引完了の前に取引内容(登録した内容)を一括取消する際に使用するボタンである。「指定訂正」ボタンは、登録内容の訂正の際に使用するボタンである。「直前訂正」ボタンは、直前の登録内容の訂正の際に使用するボタンである。「クリア」ボタンは、誤った数値の訂正又はエラー表示時の解除の際に使用するボタンである。「00〜9」ボタンは、数字の入力の際に使用するボタンである。「金額」ボタンは、小分類登録の金額入力の際に使用するボタンである。「PLU」ボタンは、読取りでPLU(Price Look Up)登録した後にリピート登録する際に使用するボタンである。「小分類」ボタンは、小分類金額登録で小分類入力の際に使用するボタンである。「預り/現計」ボタンは、商品登録を完了する際に使用するボタンである。「再発行」ボタンは、レシートを再発行する際に使用するボタンである。「バーコードがない商品の登録」ボタンは、バーコードがない商品をプリセット登録する際に使用するボタンである。「スタート画面」ボタンは、登録開始画面へ遷移させる際に使用するボタンである。「領収書」ボタンは、領収書を発行する際に使用するボタンである。「休止設定」ボタンは、POS端末20を休止状態にする際に使用するボタンである。「戻る」ボタンは、一つ前の画面(現在の画面に遷移する前の画面)の表示に戻す際に使用するボタンである。
なお、登録画面(図11(B)から店員操作画面に遷移した場合には図13に示す店員操作画面となるが、登録開始画面(図11(A)参照)から店員操作画面に遷移した場合には、図13に示す店員操作画面とは異なる店員操作画面となる。図14は、フルセルフモードのPOS端末20の店員側表示部210に表示される店員操作画面であって、登録開始画面から遷移した場合の店員操作画面の表示例である。図示する例では、「クリア」ボタン、「00〜9」ボタン、「再発行」ボタン、「スタート画面」ボタン、「領収書」ボタン、及び「休止設定」ボタンが表示されている。このように、店員操作画面には、例えば、そのときの状態(例えば、登録開始前、登録中、精算中など)で必要に応じて予め設定さているボタンが表示される。なお、どの状態であっても、同じ店員操作画面が表示されてもよい。
(店員操作時の画面制御処理の動作)
次に、フルセルフモードにおいて店員が操作する際のPOS端末20による画面制御処理の動作を説明する。図15は、本実施形態に係る画面制御処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、登録モード中、及び精算モード中に店員が操作する場合について説明する。
ステップS200:登録開始画面(図11(A)参照)において登録スタートボタンBT30に対する操作がなされると、POS端末20は、ステップS202の処理に進む。
ステップS202:POS端末20は、登録モードに移行し、客側表示部205及び店員側表示部210には登録画面(図11(A)参照)を表示させる。
ステップS204:登録モードにおいて、POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取ったか否かを判定する。店員コードを読み取ったと判定された場合(ステップS204:YES)、ステップS208の処理に進む。一方、店員コードを読み取っていないと判定された場合(ステップS204:NO)、ステップS206の処理に進む。
ステップS206:店員コードを読み取っていない場合、POS端末20は、登録画面においてお会計ボタンBT32に対する操作がされたか否か(即ち、商品登録の終了か否か)を判定する。お会計ボタンBT32に対する操作がされず、商品登録が終了していない場合には(ステップS206:NO)、POS端末20は、ステップS202〜S204の処理を継続する。一方、お会計ボタンBT32に対する操作がされ、商品登録が終了した場合には(ステップS206:YES)、POS端末20は、登録モードを終了してステップS214の処理に進み、精算モードへ移行する。
ステップS208:ステップS204において店員コードを読み取ったと判定された場合、POS端末20は、店員側表示部210の表示を登録画面から店員操作画面(図13参照)に遷移させる。ここで、客側表示部205の表示は、登録画面のままである。例えば、店員操作画面において、店員は、それまでの客の登録内容のすべてを一括取消したり、登録内容の一部を訂正したりすることができる。そして、ステップS210の処理に進む。
ステップS210:POS端末20は、店員操作画面において「取消」ボタン(図13参照)に対する操作がされたか否か(即ち、登録取消しか否か)を判定する。「取消」ボタンに対する操作がされたと判定された場合(ステップS210:YES)、それまでの取引内容(登録内容)を一括取消して登録モードを終了する。そして、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210のいずれも登録開始画面(図11(A)参照)に遷移させ、ステップS200の処理に戻す。一方、「取消」ボタンに対する操作がされていないと判定された場合(ステップS210:NO)、ステップS212の処理に進む。
ステップS212:POS端末20は、店員操作画面において「預り/現計」ボタンに対する操作がされたか否か(即ち、商品登録の終了か否か)を判定する。ここで、商品登録の終了の前に、店員は、それまでの取引内容(登録内容)に訂正があれば、店員操作画面に対して操作することによって訂正を行うことができる。例えば、「指定訂正」ボタン又は「直前訂正」ボタン(図13参照)に対する操作により訂正画面が表示され、それまでの取引内容(登録内容)を訂正することができる。「預り/現計」ボタンに対する操作がされていない場合(ステップS212:NO)、POS端末20は、ステップS208〜S210の処理を継続する。一方、店員操作画面において「預り/現計」ボタンに対する操作がされたと判定された場合(ステップS212:YES)、POS端末20は、登録モードを終了してステップS214の処理に進み、精算モードへ移行する。
精算モード中に店員が操作した場合も、基本的には登録モード中と同様に店員側表示部210の表示のみが店員操作画面となる。
ステップS214:精算モードへ移行すると、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210には精算画面(例えば、支払方法選択画面(図12(A)参照))を表示させる。また、POS端末20は、精算画面に対する客の操作に基づいて、精算画面を支払方法選択画面、入金画面(図12(B)参照)、入金決定画面(図12(C)参照)、釣銭画面(図12(D)参照)の順に移行させる。
ステップS216:精算モードにおいて、POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取ったか否かを判定する。店員コードを読み取ったと判定された場合(ステップS216:YES)、ステップS220の処理に進む。一方、店員コードを読み取っていないと判定された場合(ステップS216:NO)、ステップS218の処理に進む。
ステップS218:店員コードを読み取っていない場合、POS端末20は、精算画面(図12(C)参照)において、おわり(レシート)ボタンBT40に対する操作がされたか否か(即ち、精算終了か否か)を判定する。おわり(レシート)ボタンBT40に対する操作がされず、精算処理が終了していない場合には(ステップS218:NO)、POS端末20は、ステップS214〜S216の処理を継続する。一方、おわり(レシート)ボタンBT40に対する操作がされた場合(ステップS218:YES)、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210を、釣銭画面、レシート画面へと順に遷移させ、精算モードを終了する。POS端末20は、精算モードを終了すると、客側表示部205及び店員側表示部210を登録開始画面(図11(A)参照)に遷移させ、次の客の操作を待つ。
ステップS220:ステップS216において店員コードを読み取ったと判定された場合、POS端末20は、店員側表示部210の表示を精算画面から店員操作画面(図13参照)に遷移させる。ここで、客側表示部205の表示は、精算画面のままである。例えば、店員操作画面において、店員は、精算中の取引内容(登録内容)のすべてを一括取消したり、登録内容の一部を訂正したりすることができる。即ち、POS端末20は、一時的に店員の操作による登録モードへ移行する。そして、ステップS222の処理に進む。
ステップS222:POS端末20は、店員操作画面において「取消」ボタン(図13参照)に対する操作がされたか否か(即ち、登録取消しか否か)を判定する。「取消」ボタンに対する操作がされたと判定された場合(ステップS222:YES)、精算中の取引内容(登録内容)を一括取消して登録モードを終了する。そして、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210のいずれも登録開始画面(図11(A)参照)に遷移させ、ステップS200の処理に戻す。一方、「取消」ボタンに対する操作がされていないと判定された場合(ステップS222:NO)、ステップS224の処理に進む。
ステップS224:POS端末20は、店員操作画面において「預り/現計」ボタンに対する操作がされたか否か(即ち、商品登録の終了か否か)を判定する。ここで、商品登録の終了の前に、店員は、それまでの取引内容(登録内容)に訂正があれば、店員操作画面に対して操作することによって訂正を行うことができる。例えば、「指定訂正」ボタン又は「直前訂正」ボタン(図13参照)に対する操作により訂正画面が表示され、それまでの取引内容(登録内容)を訂正することができる。「預り/現計」ボタンに対する操作がされていない場合(ステップS224:NO)、POS端末20は、ステップS220〜S222の処理を継続する。一方、店員操作画面において「預り/現計」ボタンに対する操作がされたと判定された場合(ステップS224:YES)、POS端末20は、店員の操作による一時的な登録モードを終了してステップS214の処理に進み、再び精算モードへ移行する。即ち、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210のいずれも同様の精算画面が表示される。これにより、POS端末20は、一部を訂正した取引内容(登録内容)の精算処理が可能となる。また、取引内容(登録内容)に訂正が無い場合も、あらためて精算モードの最初に戻るため、精算中に一旦決定した支払い方法を変更することも可能である。
このように、本実施形態によれば、条件に応じて、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容とする場合と異なる表示内容とする場合に適切に制御することができる。例えば、フルセルフモードにおいて、登録モード及び精算モード等のような通常の動作では、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容(各動作モードに対応する表示内容)に制御し、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取った場合に、店員側の画面の表示を店員操作画面に制御することができるため、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。即ち、本実施形態によれば、条件に応じて、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容とする場合と異なる表示内容とする場合に適切に制御することができる。また、店員が操作するタイミングで、店員側の画面を客側の画面の表示内容とは異なる店員操作画面に制御することができる。また、店員が操作する際に、客側の画面には操作できない旨を表示し、店員側の画面は店員が操作可能な店員操作画面に制御することもできるため、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。
なお、上記の例では、POS端末20は、店員側表示部210の表示を店員操作画面に制御しているときに、客側表示部205を登録画面又は精算画面示に制御したが、このとき、客側表示部205の登録画面又は精算画面示に対する操作は受け付けないようにしてもよい。また、POS端末20は、店員側表示部210の表示を店員操作画面に制御しているときに、客側表示部205を休止画面(図12(F)参照)、或いは「お待ちください」などが表示される待機画面などに制御してもよい(後述の図16(C)参照)。
また、上記の例では、POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取った場合に店員側表示部210の表示を店員操作画面に制御したが、店員コードを客側スキャナ部206が読み取った場合も同様に店員側表示部210の表示を店員操作画面に制御してもよい。また、POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取った場合には店員側表示部210の表示を店員操作画面に制御し、店員コードを客側スキャナ部206が読み取った場合には客側表示部205の表示を店員操作画面に制御してもよい。
また、上記の例では、店員コードを読み取ることにより店員側表示部210の表示が店員操作画面に遷移する例を示したが、特定の操作(例えば、画面内の特定の位置へのタッチ操作または特定の回数のタッチ操作)や、予め設定されたパスワードが入力されることにより店員操作画面に遷移してもよい。
また、POS端末20は、フルセルフモードにて客が操作を始めたものの、操作が開始されてから一定時間以上経過した場合、或いは、一定時間以上無操作の状態が続いた場合に、客側表示部205と店員側表示部210とのミラー表示を解除し、店員側表示部210に「お客様にお声かけください」といった旨を表示させてもよい。これにより、POS端末20は、客が操作に戸惑っていないか等を店員に確認させることができ、登録または精算処理をスムーズに進行させることができる。
なお、POS端末20は、店員側表示部210の表示を店員操作画面に制御しているときに、客側表示部205も店員操作画面に制御してもよい。このとき、POS端末20は、客側表示部205の店員操作画面に対する操作は受け付けないようにしてもよい。
(エラー発生時に店員の操作を伴う表示)
次に、フルセルフモードにおいてエラーが発生した場合のPOS端末20の表示について説明する。エラーとは、例えば、釣銭機209のオフラインエラー、レシート発行時の釣銭機209のエラー、釣銭機209のニアフル・ニアエンドなどである。釣銭機209のオフラインエラーの原因には、例えば、釣銭機209の接続ケーブルが抜けている場合などが含まれる。レシート発行時の釣銭機209のエラーの原因には、例えば、印刷部213で印刷して発行するレシートの用紙が不足している場合などが含まれる。釣銭機209のニアフル・ニアエンドには、釣銭機内のお金がいっぱいになっている(ニアフル)、又は不足している(ニアエンド)場合などが含まれる。
(釣銭機209のオフラインエラーの場合の表示)
まず、釣銭機209のオフラインエラーの場合の表示について説明する。フルセルフモードにおいて釣銭機209のオフラインエラーが発生すると、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210のいずれの表示もエラー画面に制御する。
図16は、釣銭機オフラインエラーに関する表示例を示す図である。図16(A)は、釣銭機オフラインエラーが発生したときに表示されるエラー画面の一例であり、エラーが発生したことにより店員を呼出していることを客に通知するための店員呼出画面(ここでは、「店員を呼出しています 少々お待ちください」)が表示される。
また、POS端末20は、図16(A)に示す店員呼出画面が表示されている状態で、特定の操作(例えば、画面内の特定の位置へのタッチ操作または特定の回数のタッチ操作、店員コードの読取り、パスワードの入力など)を受け付けると、エラー内容や対処方法などが表示されるエラー内容画面を店員側表示部210に表示する。
図16(B)は、エラー内容画面の一例である。図示する例ではエラーの原因を示す情報(ここでは、「釣銭機が接続されていません」)と確認ボタンBT50とが含まれるダイアログ画面DG50がエラー内容画面として表示されている。このダイアログ画面DG50が表示された場合、釣銭機209の接続ケーブルが抜けている可能性が高い。確認ボタンBT50は、店員がエラー内容を確認して対処(例えば、釣銭機209の接続ケーブルを挿入)した後に、エラーを解除しエラー発生前の表示画面に戻すための操作ボタンである。
例えば、店員が表示されているエラー内容を確認して対処(例えば、釣銭機209の接続ケーブルを挿入)した後、確認ボタンBT50に対して操作すると、POS端末20は、エラーの原因が対処済みであることを確認した後、エラーを解除しエラー発生前の表示画面に戻す。なお、店員がエラー内容への対処をせずに確認ボタンBT50に対して操作すると、POS端末20は、ダイアログ画面DG50を継続して表示、又は一旦非表示にした後再び表示する。
また、POS端末20は、店員側表示部210にエラー内容画面(ダイアログ画面DG50)を表示させているときは、客側表示部205に休止画面(図12(F)参照)、或いは「お待ちください」などが表示される待機画面などに制御してもよい。図16(C)は、待機画面の表示例を示す図である。
次に、図17を参照して、エラー発生時のPOS端末20による画面制御処理の動作を説明する。図17は、エラー発生時の画面制御処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS300:POS端末20は、エラーが発生したか否かを判定し、エラーが発生していない場合(ステップS300:NO)には本判定処理を継続し、エラーが発生した場合(ステップS300:YES)にはステップS302の処理に進む。
ステップS302:エラーが発生した場合、POS端末20は、客側表示部205及び店員側表示部210の表示をエラー画面(図16(A)参照)に遷移させる。そして、ステップS304の処理に進む。
ステップS304:POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取ったか否かを判定する。POS端末20は、店員コードを読み取っていないと判定された場合(ステップS304:NO)には本判定処理を継続し、店員コードを読み取ったと判定された場合(ステップS304:YES)、ステップS306の処理に進む。
ステップS306:POS端末20は、店員側表示部210にはエラー内容画面(図16(B)参照)を表示させ、客側表示部205は待機画面(図16(C)参照)に遷移させる。そして、ステップS308の処理に進む。
ステップS308:POS端末20は、エラー内容画面(ダイアログ画面DG50)の確認ボタンBT50に対する操作がされたか否かを判定する。POS端末20は、確認ボタンBT50に対する操作がされていないと判定された場合(ステップS308:NO)には本判定処理を継続し、確認ボタンBT50に対する操作がされたと判定された場合(ステップS308:YES)、ステップS310の処理に進む。
ステップS310:確認ボタンBT50に対する操作がされた場合、POS端末20は、エラーの原因が対処済みであるか否かを判定する。エラーの原因が対処済みでないと判定された場合(ステップS310:NO)、POS端末20は、ステップS306の処理に戻し、引き続き、店員側表示部210をエラー内容画面(図16(B)参照)に、客側表示部205は待機画面(図16(C)参照)にする。一方、エラーの原因が対処済みであると判定された場合(ステップS310:YES)、POS端末20は、ステップS312の処理に進む。
ステップS312:POS端末20は、エラーを解除し、店員側表示部210及び客側表示部205をエラー発生前の表示画面に戻す。
(レシート発行時の釣銭機209のエラーが発生した場合の表示)
次に、レシート発行時の釣銭機209のエラーが発生した場合の表示について説明する。図18は、レシート発行時の釣銭機209のエラーが発生した場合のエラー内容画面の表示例を示す図である。本図は、釣銭機209のオフラインエラーの場合の図16(B)に示すエラー内容画面に対応する。図示する例では、エラーの原因を示す情報(ここでは、「釣銭機(釣銭釣札機)の状態が異常です。釣銭機(釣銭釣札機)の状態を確認して下さい。」)と、確認ボタンBT60とが含まれるダイアログ画面DG60がエラー内容画面として表示されている。
レシート発行時の釣銭機209のエラーが発生した場合の画面制御処理は、基本的には、図17に示す画面制御処理と同様の処理であり、ステップS306で店員側表示部210に表示されるエラー内容画面の表示内容が図18に示す表示例となる。例えば、図12(C)に示す精算画面(入金決定画面)において、おわり(レシート)ボタンBT40に対する操作がされたときに、レシート発行時の釣銭機209のエラーが発生していると(図17のステップS300:YES)、POS端末20は、図16(A)に示すエラー画面(店員呼出画面)を店員側表示部210及び客側表示部205に表示する(図17のステップS302)。POS端末20は、この店員呼出画面が表示されている状態で、特定の操作(例えば、画面内の特定の位置へのタッチ操作または特定の回数のタッチ操作、店員コードの読取り、パスワードの入力など)を受け付けると(図17のステップS304:YES)、図18に示すエラー内容画面を店員側表示部210に表示する(図17のステップS306)。一方、POS端末20は、店員側表示部210にエラー内容画面を表示させているときは、客側表示部205に休止画面(図12(F)参照)、或いは「お待ちください」などが表示される待機画面などに制御してもよい(図17のステップS306)。また、確認ボタンBT60に対する操作がされたと判定された場合(図17のステップS308:YES)、POS端末20は、エラーの原因が対処済みであるか否かを判定する(図17のステップS310)。エラーの原因が対処済みであると判定された場合(ステップS310:YES)、POS端末20は、エラーを解除し、店員側表示部210及び客側表示部205をエラー発生前の表示画面に戻す(図17のステップS312)。
(釣銭機209のニアフル・ニアエンドのエラーが発生した場合の表示)
次に、釣銭機209のニアフル・ニアエンドのエラーが発生した場合の表示について説明する。図19は、釣銭機209のニアフル・ニアエンドのエラーが発生した場合のエラー内容画面の表示例を示す図である。図19(A),(B)がエラー画面の表示例であり、図19(C)がエラー内容画面の表示例である。具体的には、図19(A)は、ニアフルの場合のエラー画面の表示例である。一方、図19(B)は、ニアエンドの場合のエラー画面の表示例である。ここで、ニアフルは、釣銭機209内の釣銭の量が所定の第1の閾値を越えている場合であり、釣銭の量がこれ以上入らない一杯の状態も、一杯の状態まであとわずかの状態(投入金額によっては収納できない可能性がある状態)の両方を含む。同様に、ニアエンドは、釣銭機209内の釣銭の量が所定の第2の閾値未満の場合であり、釣銭無しの状態も、釣銭無しの状態まであとわずかの状態(釣銭の金額によっては不足する可能性がある状態)の両方を含む。釣銭機209のニアフル・ニアエンドのエラーが発生した場合には、このエラー画面が、店員側表示部210及び客側表示部205の両方に表示される。
図19(C)に示すエラー内容画面には、エラー解除を示す情報「メインメニューに戻りますか?」と、エラー解除をするか否かを選択する「はい」ボタンBT70及び「いいえ」ボタンBT71が含まれるダイアログ画面DG70が表示される。店員が釣銭機209内の釣銭の量を変更してニアフルまたはニアエンドの状態を解消した場合、「はい」ボタンBT70に対して操作することで、エラー解除することができる。
このように、本実施形態によれば、エラーが発生した場合に、店員側及び客側の画面の表示を同様にエラー画面に制御するとともに、エラーの対処のために店員が操作する際に、店員側の画面と客側の画面をそれぞれに適した表示内容に異ならせることができる。例えば、エラーの対処のために店員が操作する際に、店員側の画面をエラーの原因や対処方法等が表示されるエラー内容画面に制御し、客側の画面には操作できない状態であることを表示することにより、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。また、このとき、店員側の画面にエラーの対処方法に関する情報を表示させてもよく、これにより、店員は画面に表示されたエラーの対処方法に関する情報を参照しながら、エラーの対処を行うことができるようになる。
なお、上記の例では、POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取った場合に店員側表示部210の表示をエラー内容画面に制御したが、店員コードを客側スキャナ部206が読み取った場合も同様に店員側表示部210の表示をエラー内容画面に制御してもよい。また、POS端末20は、店員コードを店員側スキャナ部212が読み取った場合には店員側表示部210の表示をエラー内容画面に制御し、店員コードを客側スキャナ部206が読み取った場合には客側表示部205の表示をエラー内容画面に制御してもよい。
また、上記の例では、POS端末20は、店員コードを読み取った場合に店員側表示部210の表示のみをエラー内容画面に制御したが、客側表示部205の表示のみをエラー内容画面に制御してもよい。また、POS端末20は、店員コードを読み取った場合、店員側表示部210と客側表示部205の両方の表示をエラー内容画面に制御してもよい。また、これらの制御は、エラーの内容に基づいて行われてもよい。例えば、釣銭機209のオフラインエラーやニアフルまたはニアエンドの場合、店員は客側表示部205のある側からエラーの対処を行う必要があるため、POS端末20は、客側表示部205の表示のみをエラー内容画面に制御してもよい。或いは、この場合、POS端末20は、店員側表示部210と客側表示部205の両方の表示をエラー内容画面に制御してもよい。また、レシート発行時のエラーの場合、例えば用紙不足が原因であれば用紙をセットする必要があるが、用紙のセットは印刷部213向きを変えれば店員側及び客側のどちらからも可能であるため、POS端末20は、店員側表示部210と客側表示部205の両方の表示をエラー内容画面に制御してもよい。また、釣銭機209のニアフルまたはニアエンドの場合、POS端末20は、エラー画面に遷移させる状態になる前に(ニアフルまたはニアエンドに到達する少し手前の状態で)、警告表示を店員側表示部210と客側表示部205のいずれか一方または両方に表示させてもよい。
また、上記の例では、店員コードを読み取ることにより店員側表示部210の表示がエラー内容画面に遷移する例を示したが、特定の操作(例えば、画面内の特定の位置へのタッチ操作または特定の回数のタッチ操作)や、予め設定されたパスワードが入力されることにより店員操作画面に遷移してもよい。
また、エラー内容画面にエラーの対処方法を表示させる場合、エラーの対処方法の説明文やイラストまたは写真のみならず、エラーの対処方法を説明する動画を表示させてもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、POS端末20は、店員側表示部210に店員操作画面を表示させる場合、客側表示部205の画面全体を縮小した画面を表示させるとともに、当該縮小した画面の周囲の少なくとも一部に店員向けの表示内容や店員操作用の各種ボタンを表示させるようにしてもよい。例えば、POS端末20は、上記縮小した画面を店員側表示部210の画面内の上側及び右側に寄せて表示させ、左側及び下側の残りの領域(L字型の領域)に店員向けの表示内容や店員操作用の各種ボタンを表示させるようにしてもよい。さらに、POS端末20は、エラーや警告の深刻度に応じて店員側表示部210の表示を制御してもよい。例えば、POS端末20は、店員側表示部210の表示について、深刻度が低いエラーまたは警告の場合には、店員向けの表示内容や店員操作用の各種ボタンを、上記縮小した画面の周囲の少なくとも一部(例えば、L字型の領域)に表示させ、深刻度が高いエラーまたは警告の場合には、画面全体に店員向けの表示内容や店員操作用の各種ボタンを表示((図13または図14に示す店員用操作画面参照)させてもよい。なお、深刻度の高低は、例えば、エラーまたは警告の内容に応じて予め設定されている。
また、POS端末20は、店員側表示部210に客側表示部205に表示させる表示内容と同様の表示内容を表示させる場合、エラーまたは警告を解除するためのボタンを、客側表示部205の画面と同様の表示レイアウト中に付加して表示させてもよい。
また、POS端末20は、店員側表示部210に客側表示部205に表示させる表示内容と同様の表示内容を表示させる場合、客側表示部205の画面と同様の表示レイアウト中の一部に、子画面で店員側操作画面(図13または図14参照)を表示させてもよい。即ち、店員側表示部210にも客側表示部205に表示させる表示内容と同様の表示内容を表示させるとは、客側表示部205の画面と同様の表示レイアウト中の一部に、子画面で店員側操作画面(図13または図14参照)を表示させることが含まれてもよい。なお、子画面に表示されるのは、図13または図14示す店員側操作画面を子画面に縮小したものに限られるものではなく、店員向けの表示内容や店員操作用の各種ボタンが表示されればどのような表示態様であってもよい。そして、POS端末20は、特定の条件が満たされた場合(特定の操作、店員コードの読み取り等)、店員側表示部210の表示について、客側表示部205の画面と、子画面の店員側操作画面との表示サイズの大小関係を逆転させてもよい。つまり、POS端末20は、特定の条件が満たされた場合、店員側表示部210を店員側操作画面(店員向けの表示内容や店員操作用の各種ボタンが表示される画面)に制御するとともに、その店員側操作画面の表示レイアウト中の一部に、子画面で客側表示部205の画面を表示させてもよい。なお、子画面の中に表示される操作ボタンは、操作を受け付けず、単に表示されているだけでもよい。
以下に付記を開示する。
(付記1)
商品の販売に用いる商品販売データ処理装置であって、
客の操作を受け付けるための第1の操作手段と、
前記客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、
前記第1の操作手段で受け付けた前記客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、
店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、
前記第2の操作手段で受け付ける操作を前記店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、
前記客の操作に基づいて、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする商品販売データ処理装置。
付記1によれば、条件に応じて、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容とする場合と異なる表示内容とする場合に適切に制御することができる。
(付記2)
前記特定の条件は、
前記第2の操作手段が特定の操作を受け付けることであることを特徴とする付記1に記載の商品販売データ処理装置。
付記2によれば、店員の操作を受け付ける場合には店員側の画面を客側の画面の表示内容とは異なる店員操作画面に制御することができるため、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。
(付記3)
前記店員の識別情報を読み取る読取手段、を備え、
前記特定の条件は、
前記読取手段が前記店員の識別情報を読み取ることであることを特徴とする付記1に記載の商品販売データ処理装置。
付記3によれば、店員が操作するタイミングで、店員側の画面を客側の画面の表示内容とは異なる店員操作画面に制御することができる。
(付記4)
前記表示制御手段は、
エラーが発生した場合に、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに予め設定されたエラー発生時の表示内容を同様に表示させるとともに、前記エラー発生時の表示内容を表示させている状態で前記特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせることを特徴とする付記1から付記3のいずれか一に記載の商品販売データ処理装置。
付記4によれば、エラーが発生した場合に、店員側及び客側の画面の表示を同様にエラー発生時の表示内容にするとともに、エラーの対処のために店員が操作する際に、店員側の画面と客側の画面をそれぞれに適した表示内容に異ならせることができる。
(付記5)
前記表示制御手段は、
前記特定の条件が満たされた場合、前記第1の表示部には操作を受け付けない状態であることを示す表示内容を表示させ、前記第2の表示部には前記第2の操作手段が前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容を表示させることを特徴とする付記1か付記4のいずれか一に記載の商品販売データ処理装置。
付記5によれば、店員が操作する際に、客側の画面には操作できない状態であることを表示し、店員側の画面は店員が操作可能な画面に制御することができるため、店員側及び客側の画面の表示を適切に制御することができる。
(付記6)
前記表示制御手段は、
前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容として、操作を受け付けるための操作ボタンを表示させることを特徴とする付記1から付記5のいずれか一に記載の商品販売データ処理装置。
付記6によれば、店員は店員操作画面に表示される操作ボタンへの操作により、取引内容(登録内容)の訂正やエラーの対処を行うことができる。
(付記7)
前記表示制御手段は、
前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容として、エラーの対処方法に関する情報を表示させることを特徴とする付記1から付記6のいずれか一に記載の商品販売データ処理装置。
付記7によれば、店員は、画面に表示されたエラーの対処方法に関する情報を参照しながら、エラーの対処を行うことができる。
(付記8)
商品の販売に用いる商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
客の操作を受け付けるための第1の操作手段と、
前記客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、
前記第1の操作手段で受け付けた前記客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、
前記登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、
店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、
前記第2の操作手段で受け付ける操作を前記店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、
前記客の操作に基づいて、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
付記8によれば、条件に応じて、店員側及び客側の画面の表示を同様の表示内容とする場合と異なる表示内容とする場合に適切に制御することができる。
なお、以上に説明したPOSシステム1、POS端末20を実現するためのプログラムを、コンピュータ読取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…POSシステム
10…ストアコントローラ
20…POS端末
201…CPU
202…ROM
203…RAM
204…ハードディスク
205…客側表示部
206…客側スキャナ部
208…カード決済部
209…釣銭機
210…店員側表示部
211…キー操作部
212…店員側スキャナ部
213…印刷部
214…音声出力部
215…通信部

Claims (8)

  1. 商品の販売に用いる商品販売データ処理装置であって、
    客の操作を受け付けるための第1の操作手段と、
    前記客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、
    前記第1の操作手段で受け付けた前記客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、
    店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、
    前記第2の操作手段で受け付ける操作を前記店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、
    前記客の操作に基づいて、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする商品販売データ処理装置。
  2. 前記特定の条件は、
    前記第2の操作手段が特定の操作を受け付けることであることを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記店員の識別情報を読み取る読取手段、を備え、
    前記特定の条件は、
    前記読取手段が前記店員の識別情報を読み取ることであることを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    エラーが発生した場合に、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに予め設定されたエラー発生時の表示内容を同様に表示させるとともに、前記エラー発生時の表示内容を表示させている状態で前記特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記特定の条件が満たされた場合、前記第1の表示部には操作を受け付けない状態であることを示す表示内容を表示させ、前記第2の表示部には前記第2の操作手段が前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容を表示させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容として、操作を受け付けるための操作ボタンを表示させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記店員の操作を受け付けるために必要な表示内容として、エラーの対処方法に関する情報を表示させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。
  8. 商品の販売に用いる商品販売データ処理装置としてのコンピュータを、
    客の操作を受け付けるための第1の操作手段と、
    前記客が操作する際に視認可能な第1の表示部と、
    前記第1の操作手段で受け付けた前記客の操作により特定される商品を登録する登録手段と、
    前記登録手段により登録された商品を精算する精算手段と、
    店員の操作を受け付けるための第2の操作手段と、
    前記第2の操作手段で受け付ける操作を前記店員が行う際に視認可能な第2の表示部と、
    前記客の操作に基づいて、前記第1の表示部と前記第2の表示部とに同様の表示内容を表示させるとともに、特定の条件が満たされた場合には前記第1の表示部と前記第2の表示部とに表示させる表示内容を異ならせる表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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