JP2019133356A - 乗換支援システム、乗換支援方法、乗換支援プログラム、移動体 - Google Patents

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Yoichi Tokuda
洋一 徳田
享二 田中
Kyoji Tanaka
享二 田中
純輝 松下
Sumiteru Matsushita
純輝 松下
英明 中岡
Hideaki Nakaoka
英明 中岡
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Abstract

【課題】課題は、乗り換え先の移動体の手配にかかる手間を軽減できる、乗換支援システム、乗換支援方法、乗換支援プログラム、及び移動体を提供することである。【解決手段】乗換支援システム20は、探索部F21と、指示部F22と、を備える。探索部F21は、乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗換要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択する。指示部F22は、第1移動体及び第2移動体に乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える。【選択図】 図2

Description

本開示は、一般に、乗換支援システム、乗換支援方法、乗換支援プログラム、及び移動体に関する。より詳細には、本開示は、乗客の乗り換えを支援する乗換支援システム、乗換支援方法、乗換支援プログラム、及び移動体に関する。
特許文献1は、タクシー配車システムを開示する。特許文献1では、ユーザ携帯端末から位置情報を含んだ配車依頼情報を受信した配車センタ端末は、各タクシーに配車依頼情報を転送する。各タクシー端末は、ユーザおよび自車両の位置情報を基に迎車予定時刻を算出し、運転手の回答承諾により迎車予定時刻を配車センタ端末に送信する。配車センタ端末は、各タクシー端末からの回答の中で迎車予定時刻の最も早いタクシーを選定する。配車センタ端末は、この迎車予定時刻を配車センタ端末からユーザ携帯端末に送信して承諾か否かの確認を依頼する。配車センタ端末は、承諾の返信があった場合に配車センタ端末から選定されたタクシーに対して配車決定通知を送信する。
特開2003−281692号公報
特許文献1において、ユーザが、タクシー(移動体)の乗り換えを希望する場合には、降車した後に配車を再度依頼する必要がある。
本開示の課題は、乗り換え先の移動体の手配にかかる手間を軽減できる、乗換支援システム、乗換支援方法、乗換支援プログラム、及び移動体を提供することである。
本開示の一態様の乗換支援システムは、探索部と、指示部と、を備える。前記探索部は、乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗換要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択するように構成される。前記指示部は、前記第1移動体及び前記第2移動体に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与えるように構成される。
本開示の一態様の乗換支援方法は、第1ステップと、第2ステップと、を含む。前記第1ステップは、乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択するステップである。前記第2ステップは、前記第1移動体及び前記第2移動体に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与えるステップである。
本開示の一態様の乗換支援プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、を与える。前記第1指示は、乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択する指示である。前記第2指示は、前記第1移動体及び前記第2移動体に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える指示である。
本開示の一態様の移動体は、上記乗換支援システムと通信する通信部と、前記通信部を通じて前記イベントの発生を前記乗換支援システムに通知する処理部と、を備える。
本開示の態様によれば、乗り換え先の移動体の手配にかかる手間を軽減できる、という効果を奏する。
図1は、一実施形態の乗換支援システムを含む配車システムの概略図である。 図2は、上記配車システムのブロック図である。 図3は、上記乗換支援システムの乗換手配処理のフローチャートである。 図4は、上記乗換支援システムの更新処理のフローチャートである。 図5は、上記乗換支援システムの動作の説明図である。 図6は、上記乗換支援システムの動作の説明図である。 図7は、上記乗換支援システムの動作の説明図である。 図8は、上記乗換支援システムの動作の説明図である。
1.実施形態
1.1 概要
図1は、移動体割当システム10を示す。移動体割当システム10は、ユーザ(乗客)からの要望に応じて、移動体30をユーザに割り当て、ユーザが移動体30により目的地まで移動することを可能にする。本実施形態において、移動体30は、タクシーとして利用される車両(特に、自動車)である。つまり、移動体割当システム10は、いわゆる、配車のためのシステムである。なお、移動体30は、車両に限定されず、船舶、飛行機であってもよい。
移動体割当システム10は、乗換支援システム20と、乗換支援システム20と通信可能に接続される複数の移動体30とを備える。図1では、5つの移動体30が示されている。以下の説明では、5つの移動体30を互いに区別するために、必要に応じて、5つの移動体30を符号30A〜30Eで表す。
乗換支援システム20は、図2に示すように、探索部F21と、指示部F22と、を備える。探索部F21は、乗客の目的地P10(図5参照)まで移動中の第1移動体(移動体30A)に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗換要因を含む判定条件に基づいて乗客の乗り換え先の第2移動体(移動体30B)を選択するように構成される。指示部F22は、第1移動体(移動体30A)及び第2移動体(移動体30B)に乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与えるように構成される。
このように乗換支援システム20は、乗客が第1移動体(図5では、移動体30A)に乗車している間に、第2移動体(図5では、移動体30B)を手配して、第1移動体と第2移動体との乗り換えに必要な乗換情報を第1移動体及び第2移動体に与える。したがって、乗り換え先の移動体の手配にかかる手間を軽減できる。
1.2 構成
以下、移動体割当システム10を構成する乗換支援システム20及び移動体30について更に説明する。乗換支援システム20及び移動体30は、図1及び図2に示すように、通信ネットワーク40を介して通信可能に接続される。
通信ネットワーク40は、単一の通信プロトコルに準拠したネットワークだけではなく、異なる通信プロトコルに準拠した複数のネットワークで構成されていてもよい。通信プロトコルは、周知の様々な有線及び無線通信規格から選択され得る。ただし、移動体30との間の通信は、移動体通信により行われることが好ましい。なお、図1及び図2では簡略化されているが、通信ネットワーク40は、必要に応じて、リピータハブ、スイッチングハブ、ブリッジ、ゲートウェイ、ルータ等のデータ通信機器を含み得る。
乗換支援システム20は、図2に示すように、通信部21と、記憶装置22と、処理部23と、を備える。乗換支援システム20は、例えば、配車センタに設置され得る。
通信部21は、通信インタフェースであり、通信ネットワーク40を介した通信を実現する。通信部21は、通信ネットワーク40を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。
記憶装置22は、乗換支援システム20での処理に必要な情報を記憶するために用いられる。記憶装置22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等である。記憶装置22は、データベースD21と、利用履歴D22とを記憶している。
データベースD21は、利用情報のデータベースと、属性情報のデータベースと、乗換情報のデータベースと、を含む。
利用情報は、乗客による移動体30の利用に関する情報である。利用情報は、例えば、利用IDと、顧客IDと、利用開始位置と、利用開始時刻と、目的地と、利用距離と、利用終了時刻と、を含む。利用IDは、利用情報を識別するための識別情報である。顧客IDは、乗客(顧客)を識別するための識別情報である。利用開始位置は、乗客が移動体30の利用を開始した位置である。利用開始位置は、例えば、乗客が移動体30に乗った位置である。利用開始時刻は、乗客が移動体30の利用を開始した時刻である。利用開始時刻は、乗客が移動体30に乗った時刻であってもよいし、乗客が移動体30に乗って移動を開始した時刻であってもよい。目的地は、乗客の目的地である。この目的地は、乗客が最終的に到達したい地点である。よって、乗客が移動体30から別の移動体30に乗り換えた地点は、目的地ではない。利用距離は、乗客が移動体30により移動した距離である。つまり、利用距離は、必ずしも、乗客が移動体30に最初に乗った位置から目的地までの移動距離には一致するわけではない。利用終了時刻は、乗客が移動体30の利用を終了した時刻である。利用終了時刻は、例えば、乗客が移動体30から降りた時刻であってもよいし、乗客が移動体30での移動を終了した時刻であってもよい。本実施形態では、移動体は車両であるから、利用情報は、乗車情報ともいえる。同様に、利用IDは乗車ID、利用開始位置は乗車位置、利用開始時刻は乗車時刻、利用距離は乗車距離、利用終了時刻は降車時刻ともいえる。
属性情報は、移動体の乗客への割り当てを行うための情報である。属性情報は、移動体30の現在の状態を示す。属性情報は、例えば、移動体IDと、種類と、制限事項と、装備と、現在地点と、サービス状態と、経路情報と、予約情報と、を含む。移動体IDは、移動体30を識別するための識別情報である。特に、移動体IDは、予め登録された複数の移動体(本実施形態では、移動体30A〜30E)のそれぞれに割り当てられる。種類は、移動体30の種類を示す。本実施形態では、移動体30は、車両であるから、種類は、車種という項目を含む。車種には様々な分類が考えられる。一例として、車種は、軽自動車、ワンボックスカー、スポーツカー、セダン、ワゴン、SUVである。なお、種類は、更に、乗車定員及び燃費([km/L]又は[L/100km])を項目として含んでいてよい。このほか、車種は、動力源ガソリン車、電気自動車、ハイブリッド自動車、ガス自動車(LPG自動車)といった分類を含んでいてよい。制限事項は、移動体30において乗客が受けうる制限についての項目である。制限事項は、例えば、禁煙・喫煙といった、煙草を吸ってよいかどうかに関する項目を含み得る。また、制限事項は、ペット可・ペット不可といった、ペットを乗せることができるかどうかに関する項目を含み得る。装備は、移動体30に備え付けられている備品に関する項目である。備品は、例えば、ベッドや、チャイルドシート、車いす用の固定具等が挙げられる。現在地点は、移動体30の現在の場所を示す。サービス状態は、移動体30が利用可能であるかどうかを示す。例えば、サービス状態が集客中や空車であれば、移動体30は利用可能であるが、サービス状態が配車済や賃走であれば、移動体30は利用できない。経路情報は、移動体30の現在地から目的地までの経路(予定経路)を示す情報である。予約情報は、移動体30についての予約の有無を示す情報である。予約情報は、予約が有りの場合は、移動体30の予約内容を示す詳細情報を更に含んでよい。
下記の表1は、移動体30(30A〜30E)についての属性情報に含まれる種類(車種・燃費)、制限項目、装備(ベッド)、現在地点、サービス状態、予約情報の例を示す。表1では、燃費の単位は、[km/L]である。なお、表1中の現在地点は、図5〜図11に示す地点P31〜P35を示す。
Figure 2019133356
乗換情報は、乗客による移動体30の乗り換えの内容を示す情報である。乗換情報は、例えば、利用IDと、乗り換え先移動体IDと、乗換地点情報と、乗換時刻と、目的地と、を含み得る。乗換情報に含まれる利用IDは、乗り換え元の移動体30(第1移動体)についての乗客の乗車情報を示す。乗り換え先移動体IDは、乗り換え先の移動体30(第2移動体)の移動体IDを示す。乗換地点情報は、乗客が第1移動体から第2移動体への乗り換えを行う地点(乗換地点)を示す。乗換時刻は、第1移動体及び第2移動体の両方が乗換地点に到達する時刻の予測値を示す。目的地は、乗客の目的地を示す。
利用履歴D22は、乗客が最初の移動体30に乗った地点から目標地点までの乗客の移動体30の利用履歴を示す履歴情報を含む。履歴情報は、例えば、履歴IDと、精算済みフラグと、利用ID情報と、を含む。履歴IDは、履歴情報を識別するための識別情報である。精算済みフラグは、乗客の運賃の精算が完了しているかどうかを示す。利用ID情報は、運賃の算出に用いられる利用情報の利用IDを示す。利用ID情報は、1以上の利用IDを含み得る。
処理部23は、乗換支援システム20の動作を制御する電気回路である。処理部23は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部23として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部23は、図2に示すように、探索部F21と、指示部F22と、情報管理部F23と、運賃算出部F24と、を有している。探索部F21と、指示部F22と、情報管理部F23と、運賃算出部F24とは実体のある構成を示しているわけではなく、処理部23によって実現される機能を示している。
処理部23では、探索部F21と指示部F22とによって、初乗手配処理と、乗換手配処理と、更新処理とが実現される。
初乗手配処理は、最初の移動体30を手配する処理である。初乗手配処理は、移動体30の手配要求を受け付けた際に、実行される。手配要求は、例えば、図1に示す情報端末50から通信ネットワーク40を経由して、乗換支援システム20に送信される。手配要求は、ユーザが指定した位置を示す位置情報を含む。情報端末50は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータにより実現され得る。初乗手配処理が開始されると、探索部F21は、データベースD21に記憶されている複数の移動体30の属性情報、及び、手配要求に含まれる位置情報に基づいて、位置情報で示される位置に最も早く到達可能な移動体30を探索する。つまり、探索部F21は、予め登録されている複数の移動体30から、位置情報で示される位置に最も早く到達可能な移動体30を選択する。探索部F21は、選択した移動体30の情報を通信部21より情報端末50に送信する。そして、情報端末50は、探索部F21で選択された移動体30でよいかどうかの承認をユーザに求める確認画面を表示させる。情報端末50から承認が通知されると、指示部F22は、探索部F21で選択された移動体30に、通信ネットワーク40を通じて、位置情報を含む移動情報を送信する。これによって、移動体30が、移動情報に含まれる位置情報で示される位置まで移動し、ユーザは、移動体30に乗ることが可能になる。
乗換手配処理は、既に乗客が移動体30で移動している状況で、乗り換え先の移動体30を手配する処理である。
乗換手配処理は、乗客の目的地まで移動中の移動体(第1移動体)に関するイベントの発生に応じて、実行される。第1移動体に関するイベントは、第1移動体から別の移動体への乗り換えの要望(又は提案)のイベント(乗換イベント)である。乗換イベントは、乗客から乗り換えの要求を受け付けたこと、及び、所定の開始条件が満たされたこと、を含む。
処理部23は、通信ネットワーク40を経由して移動体30から乗換要望を受け取ると、乗客から乗り換えの要求を受け付けたと判断する。乗換要望は、乗換要望IDと、乗り換え元移動体IDと、顧客IDと、利用IDと、経路情報と、乗換要因情報と、を含む。乗換要望IDは、乗換要望を識別するための識別情報である。乗り換え元移動体IDは、乗換要望の送信元の移動体30の移動体IDである。乗換要望に含まれる顧客IDは、乗換要望の送信元の移動体30に乗車中の乗客の顧客IDと同一である。経路情報は、乗換要望の送信元の移動体30の属性情報に含まれる経路情報と同一である。乗換要因情報は、1以上の乗換要因を含み得る。各乗換要因は、要因属性と、要因値とを含む。要因属性は、例えば、乗換要因の属性を示す。要因値は、要因属性の値を示す。要因属性が「種類」であれば、要因値は、軽自動車、ワンボックスカー、スポーツカー、セダン、ワゴン、SUV等である。要因属性が「制限事項」であれば、要因値は、喫煙の可否、ペットの可否等である。要因属性が「装備」であれば、要因値は、ベッドの有無や、チャイルドシートの有無、車いす用の固定具の有無等である。また、要因値は、絶対的な値ではなく、相対的な値も取り得る。例えば、要因値は、乗り換え元の移動体(第1移動体)の属性情報に基づいて、設定され得る。例えば、要因属性が「燃費」であれば、要因値は、第1移動体の燃費以上といった値をとってよい。
処理部23は、所定の開始条件が満たされたかどうかを判定する。開始条件は、例えば、処理部23が乗換手配処理を定期的に行うための条件を含み得る。つまり、処理部23は、定期的に、乗換手配処理を行ってよい。また、開始条件は、乗換支援システム20の運用元から乗換手配処理の実行を指示されたことであってよい。開始条件には、乗換要因情報が関連付けられている。開始条件を設定することで、乗客からの要望がなくても、乗客に乗り換えを促すことができる。例えば、乗客がすでに移動体30で移動中であっても、より性能(例えば燃費)の良い移動体30を乗客に割り当てることが可能となる。
乗換手配処理が開始されると、探索部F21は、データベースD21から複数の移動体30の属性情報を取得し、判定条件と複数の移動体30の属性情報に基づいて、第2移動体を選択する。つまり、探索部F21は、判定条件に基づいて乗客の乗り換え先の移動体(第2移動体)を選択する。また、第2探索処理では、探索部F21は、複数の移動体30の属性情報に基づいて、第2移動体を選択する。ここで、第1移動体は、予め登録された複数の移動体(本実施形態では、5つの移動体30A〜30E)のうちの一つであるから、第2移動体は、複数の移動体30A〜30Eの残りから選択される。
判定条件は、第1条件と、第2条件と、第3条件とを含む。なお、第1条件、第2条件、及び、第3条件の判定は、並列に行われてもよいし、順番に行われてもよい。探索部F21は、第1条件、第2条件、及び、第3条件をすべて満たす移動体30を第2移動体として選択する。
第1条件は、移動体30が第2移動体として利用可能かどうかを判定するための条件である。探索部F21は、移動体30の属性情報のサービス状態及び予約情報に基づいて、移動体30が第2移動体として利用可能かどうかを判定する。例えば、サービス状態が「集客中」であり、予約情報が「無」であれば、移動体30は第2移動体として利用可能であるから、第1条件を満たす。
第2条件は、1以上の乗換要因を含む。乗換要望に応じて第2探索処理を実行する場合、探索部F21は、乗換要望の乗換要因情報に含まれる乗換要因を第2条件に用いる。一方、開始条件の充足に応じて第2探索処理を実行する場合、探索部F21は、開始条件に関連付けられた乗換要因情報を第2条件に用いる。探索部F21は、移動体30の属性情報が第2条件に含まれる乗換要因を満たせば、移動体30が第2条件を満たすと判断する。本実施形態では、探索部F21は、移動体30の属性情報が第2条件に含まれる乗換要因の全てを満たせば、移動体30が第2条件を満たすと判断する。
第3条件は、第1移動体が目的地に到達するまでに第1移動体と合流可能であることである。探索部F21は、移動体30の属性情報の現在地点及び経路情報に基づいて、第3条件を判断する。例えば、移動体30が第1移動体の取り得る経路に到達するのにかかる時間が所定時間内(例えば、10分以内)であれば、探索部F21は、移動体30が第3条件を満たすと判断してよい。
探索部F21は、第1条件、第2条件、及び、第3条件をすべて満たす移動体30を第2移動体として選択する。ここで、第1条件、第2条件、及び、第3条件をすべて満たす移動体30が複数存在する場合には、探索部F21は、第1移動体の目的地までの経路に到達するのにかかる時間が最も短い移動体30を第2移動体として選択してよい。探索部F21は、第2移動体を選択すると、第2移動体の通知を行う。探索部F21は、第2移動体の通知のために乗換候補情報を生成する。乗換候補情報は、乗り換え先移動体IDと、乗換地点情報と、乗換時刻と、充足情報と、を含む。乗り換え先移動体IDは、第2移動体として選択された移動体30の移動体IDを示す。乗換地点情報は、乗客が第1移動体から第2移動体への乗り換えを行う地点(乗換地点)を示す。乗換時刻は、第1移動体及び第2移動体の両方が乗換地点に到達する時刻の予測値を示す。乗換地点及び乗換時刻は、探索部F21により決定される。具体的には、探索部F21は、第2移動体の属性情報の現在地点及び経路情報と第1移動体の属性情報の現在地点及び経路情報とに基づいて、乗換地点を決定する。原則として、乗換地点は、第1移動体の現在地から目的地までの経路上に設定される。ただし、乗換地点は、必ずしも経路上に設定される必要はない。例えば、道路情報(例えば、車線規制、交通量、高速道路)に基づいて、乗換地点を、経路の近傍の乗り換えが可能な地点に設定されてよい。この場合、乗換地点は、目的地への到達予測時刻が所定時間(例えば5分)以上遅れることがないように設定されることが好ましい。探索部F21は、乗換地点を決定すると、乗換時刻を算出する。充足情報は、判定条件の第2条件に含まれる1以上の乗換要因のそれぞれを第2移動体が満たしているかどうかを示す情報である。
探索部F21は、乗換候補情報を通信部21より第1移動体に送信する。そして、第1移動体は、乗換候補情報に基づいて、第2移動体へ乗り換えることについての承認を乗客(ユーザ)に求める確認画面を出力部32に表示させる。確認画面は、第2移動体の属性情報、乗換地点、乗換時刻、及び充足情報等を表示する。
第1移動体から承認が通知されると、指示部F22が乗換情報の通知を行う。具体的には、指示部F22は、乗換情報を生成して、第1移動体及び第2移動体に通信ネットワーク40を通じて送信する。これによって、第1移動体及び第2移動体が、乗換情報に含まれる乗換地点情報で示される乗換地点まで移動し、乗客は、第1移動体から第2移動体に乗り換えることが可能になる。一方、第2移動体への乗り換えることについて乗客(ユーザ)が同意せず、第1移動体から承認が得られないと、乗換手配処理は終了する。
更新処理は、乗り換え先の移動体30を手配した後に、乗り換えの内容を更新する処理である。例えば、処理部23は、乗換手配処理において指示部F22が乗換情報を送信した後に、一定周期で更新処理を実行する。あるいは、処理部23は、第1移動体及び第2移動体の少なくとも一方が乗換時刻までに乗換地点に到達できない場合に、更新処理を実行する。
更新処理が開始されると、探索部F21は、データベースD21から複数の移動体30の属性情報を取得し、更新条件と複数の移動体30の属性情報に基づいて、第2移動体を変更するかどうかを判定する。ここで、新たな第2移動体は、第1移動体及び現在の第2移動体を除く複数の移動体30から選択される。
更新条件は、現在の第2移動体よりも適切な第2移動体があるかどうかを判定するための条件である。更新条件は、乗換手配処理の判定条件と同じ第1〜第3条件に加えて、第4及び第5条件を含む。ここでは、探索部F21は、移動体30が第1〜第3条件の全てに加えて、第4及び第5条件の少なくとも一方を満たせば、更新条件を満たすと判定する。第1〜第3条件は、現在の第2移動体と同じ基準であることを保証するために用いられている。なお、更新処理において、第1移動体が乗換時刻までに乗換地点に到達できない場合には、第1移動体が目的地に到達するまでにかかる時間が遅れることから、第3条件(第1移動体が目的地に到達するまでに第1移動体と合流可能であること)が緩和される。よって、現在の第2移動体よりも適切な第2移動体が存在し得る。
第4条件及び第5条件は、現在の第2移動体よりも優れているかどうかを判定するための条件である。第4条件は、例えば、新たな第2移動体が現在の第2移動体よりも特性が優れていることである。例えば、第4条件では、種類(燃費)が現在の第2移動体よりも良いことである。第5条件は、例えば、現在の第2移動体よりも早く乗換地点に到達できることである。探索部F21は、更新条件を満たす移動体30があれば、第2移動体の変更を決定し、更新条件を満たす移動体30を新たな第2移動体として選択する。
探索部F21は、更に、現在の乗換地点よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する。探索部F21は、例えば、現在の乗換地点よりも、第1移動体の到達時刻と第2移動体の到達時刻との差が一定時間(例えば5分)以上短くなる地点を、現在の乗換地点よりも適切な乗換地点であると判定する。なお、探索部F21は、第2移動体を変更する場合には、新たな第2移動体について、現在の乗換地点よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する。一方、探索部F21は、第2移動体を変更しない場合には、現在の第2移動体について、現在の乗換地点よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する。
探索部F21は、第2移動体及び乗換地点の少なくとも一つを変更する場合、更新情報を生成する。一方、探索部F21が乗換地点及び第2移動体のいずれも変更しない場合、更新処理は終了する。
更新情報は、乗り換え先更新情報と、乗換地点更新情報と、乗換時刻と、充足情報と、を含む。乗り換え先更新情報は、第2移動体の変更の有無を示す。乗り換え先更新情報は、第2移動体の変更がある場合、新たな第2移動体として選択された移動体30の移動体IDを含む。乗換地点更新情報は、乗換地点の変更の有無を示す。乗換地点更新情報は、乗換地点の変更がある場合、新たな乗換地点を含む。乗換時刻は、第1移動体及び第2移動体(現在の第2移動体又は新たな第2移動体)の両方が乗換地点に到達する時刻の予測値を示す。充足情報は、判定条件の第2条件に含まれる1以上の乗換要因のそれぞれを第2移動体(現在の第2移動体又は新たな第2移動体)が満たしているかどうかを示す情報である。
探索部F21は、更新情報を通信部21より第1移動体に送信する。そして、第1移動体は、第2移動体及び乗換地点の変更についての承認を乗客(ユーザ)に求める確認画面を表示させる。確認画面は、更新情報の内容を表示する。第1移動体から承認が通知されると、指示部F22は、第1移動体に、通信ネットワーク40を通じて、乗換情報を送信する。乗換情報の乗り換え先移動体ID、乗換地点情報、及び乗換時刻は、更新情報に基づいて変更される。ここで、第2移動体が変更された場合は、指示部F22は、変更後の第2移動体(新たな第2移動体)に通信ネットワーク40を通じて、乗換情報を送信する。一方、変更前の第2移動体には、指示部F22は、乗換終了情報を与えて、乗客への割り当てを解除する。このように、指示部F22は、探索部F21が乗換地点を変更すると、第1移動体及び第2移動体に変更後の乗換地点を通知する。また、指示部F22は、探索部F21が第2移動体を変更すると、変更後の第2移動体に乗換情報を与える。更新処理によれば、複数の移動体の現在の状態に応じて、第2移動体及び乗換地点が変更されるから、乗客が第2移動体の到達を待つ時間の短縮化を図れる。
一方、第2移動体への乗り換えることについて乗客(ユーザ)が同意せず、第1移動体から承認が得られないと、更新処理は終了する。
情報管理部F23は、記憶装置22に記憶されるデータベースD21及び利用履歴D22を管理するように構成される。利用情報及び属性情報は、移動体30から乗換支援システム20に送信される。情報管理部F23は、通信部21を通じて移動体30から利用情報及び属性情報を受け取ると、利用情報及び属性情報をデータベースD21に登録する。また、情報管理部F23は、乗換情報を指示部F22から取得して、データベースD21に登録する。情報管理部F23は、利用情報、属性情報、及び乗換情報に基づいて、履歴情報の作成及び更新を行い、これによって、利用履歴D22を管理する。
運賃算出部F24は、履歴情報に基づいて、乗客の運賃を算出するように構成されている。つまり、運賃算出部F24は、利用情報及び利用ID情報を参照し、利用情報毎に、運賃を算出する。利用情報は、利用開始時刻、利用終了時刻、及び、利用距離を情報に含んでいるから、利用情報をもとに運賃を求めることが可能である。そして、運賃算出部F24は、利用ID情報で特定される1以上の利用情報から乗客の運賃を求める。利用情報が複数ある場合、運賃算出部F24は、複数の利用情報の利用距離の合計値と利用時間(利用開始時刻と利用終了時刻の差分)の合計値から求める。この場合、運賃算出部F24は、乗り換えなく1台の移動体で目的地まで移動した場合と同様に、運賃を算出する。つまり、利用情報毎に初乗り運賃が請求されないようにすることが好ましい。運賃算出部F24は、履歴情報に対して精算が完了したことが通知されれば、履歴情報の精算済みフラグを落とす。これによって、履歴情報に基づく運賃が支払い済みとなる。
乗換支援システム20では、処理部23が、探索部F21と、指示部F22と、を備える。そして、処理部23は、1以上のプロセッサと1以上のメモリとにより実現されている。つまり、処理部23は、1以上のプロセッサがプログラム(乗換支援プログラム)を実行することにより実現される。乗換支援プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、を与える。第1指示は、乗客の目的地P10まで移動中の第1移動体30Aに関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて乗客の乗り換え先の第2移動体30B〜30Dを選択する指示である。第2指示は、第1移動体30A及び第2移動体30B〜30Dに乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える指示である。このような乗換支援プログラムによれば、乗換支援システム20と同様に、乗り換え先の移動体30の手配にかかる手間を軽減できる。
換言すれば、処理部23は、下記の乗換支援方法を実行しているといえる。乗換支援方法は、第1ステップと、第2ステップと、を含む。第1ステップは、乗客の目的地P10まで移動中の第1移動体30Aに関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて乗客の乗り換え先の第2移動体30B〜30Dを選択するステップである。第2ステップは、第1移動体30A及び第2移動体30B〜30Dに乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与えるステップである。このような乗換支援方法によれば、乗換支援システム20と同様に、乗り換え先の移動体30の手配にかかる手間を軽減できる。
移動体30は、図2に示すように、入力部31と、出力部32と、通信部33と、駆動装置34と、処理部35と、を備える。
入力部31は、乗客による操作及び情報の入力のための装置である。入力部31は、例えば、音声入力装置と、タッチパッドと、を有する。なお、音声入力装置とタッチパッドとの両方を有する必要はない。
出力部32は、乗客に情報を提示するための装置である。出力部32は、例えば、音声出力装置と、ディスプレイと、を有する。ディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの薄型のディスプレイ装置である。移動体30では、入力部31のタッチパッドが出力部32のディスプレイの表示面に重ねて配置されており、タッチパッドとディスプレイとがタッチパネルを構成している。なお、音声出力装置とディスプレイとの両方を有する必要はない。
通信部33は、通信インタフェースであり、通信ネットワーク40を介した通信を実現する。通信部33は、通信ネットワーク40を介した通信に対応する通信プロトコルに準拠している。
駆動装置34は、移動体30の移動を実現するための装置である。移動体30が自動車であれば、駆動装置34は、地上を走行するための装置であり、ドライブシャフト、プロペラシャフト、及び、エンジンやモータ等の動力源を備える。駆動装置34は、移動体30の種類によって異なる。移動体30が船舶等であれば、駆動装置34は航行するための装置である。また、移動体30が飛行機等であれば、駆動装置34は飛行するための装置である。
処理部35は、移動体30の動作を制御する電気回路である。処理部35は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラムを実行することで、処理部35として機能する。1以上のプログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
処理部35は、図2に示すように、受付部F31と、確認部F32と、通知部F33と、運転管理部F34と、乗車管理部F35と、を有している。受付部F31と、確認部F32と、通知部F33と、運転管理部F34と、乗車管理部F35とは実体のある構成を示しているわけではなく、処理部35によって実現される機能を示している。
受付部F31は、入力部31により乗客(ユーザ)から乗換要望の入力を受け取ると、通信部33から通信ネットワーク40を通じて、乗換支援システム20に乗換要望を送信する。
確認部F32は、乗換支援システム20からの情報(乗換候補情報、及び、更新情報)に基づいて、乗客の承認を求める確認画面を出力部32に表示する。
通知部F33は、利用情報を、通信部33から通信ネットワーク40を通じて、乗換支援システム20に送信する。通知部F33は、利用情報の送信を定期的に行う。これによって、通知部F33は、乗換支援システム20のデータベースD21の対応する利用情報を更新する。
運転管理部F34は、移動体30の運転情報及び駆動装置34の管理を行うように構成される。運転管理部F34は、移動体30の経路情報を生成する機能を有する。
乗車管理部F35は、ユーザ(乗客)の乗車時にユーザの認証を行い、乗車情報を通信部33から通信ネットワーク40を通じて、乗換支援システム20に送信する。
移動体30は、乗換支援システム20と通信する通信部33と、通信部33を通じてイベントの発生を乗換支援システム20に通知する処理部35と、を備える。この移動体30によれば、乗り換え先の移動体30の手配にかかる手間を軽減できる。
1.3 動作
次に、乗換支援システム20の乗換手配処理及び更新処理について、図3及び図4に示すフローチャートを参照して簡単に説明する。ここでは、移動体30Aが第1移動体であり、移動体30A〜30Eの属性情報として表1を参照する。
1.3.1 乗換手配処理
移動体30Aに関するイベント(乗換イベント)が発生すると(S101:YES)、乗換手配処理が開始される。乗換手配処理が開始されると、探索部F21は、データベースD21から複数の移動体30の属性情報を取得し(S102)、判定条件と複数の移動体30の属性情報に基づいて、第2移動体を選択する(S103)。
判定条件は、上述したように、第1〜第3条件を含んでおり、探索部F21は、第1〜第3条件のすべてを満たす移動体を第2移動体として選択する。
例えば、第1条件については、移動体30Dはサービス状態が「配車済」、予約情報が「無」であるが、移動体30B,30C,30Eはサービス状態が「集客中」、予約情報が「無」である。そのため、移動体30Dは第1条件を満たさないが、移動体30B,30C,30Eは第1条件を満たす。
例えば、第2条件に含まれる乗換要因において、種類(車種)が「軽自動車以上」、種類(燃費)が「10以上」、制限項目が「禁煙」であるとする。この場合、移動体30Eは第2条件を満たさないが、移動体30B,30C,30Dが第2条件を満たす。
例えば、第3条件では、移動体30が第1移動体30Aの目的地P10(図5参照)までの経路R10(図5参照)に到達するのにかかる時間が所定時間内かどうかの判定が行われる。例えば、移動体30A〜30Eは、それぞれ図5に示す地点P31〜P35にある。ここでは、地点P32,P33,P34であれば、経路R10に到達するのにかかる時間が所定時間内であるとする。この場合、地点P32,P33,P34にいる移動体30B,30C,30Dが第3条件を満たす。ここでは、移動体30Bが最も早く経路R10に到達できるとする。
この場合、第1〜第3条件のすべてを満たすのは移動体30B,30Cである。ただし、移動体30Bのほうが移動体30Cよりも早く経路R10に到達できる。よって、探索部F21は、移動体30Bを第2移動体として選択する。
第2移動体を選択すると、探索部F21は、第2移動体の通知を行う(S104)。ここで、探索部F21は、第2移動体の通知のために乗換候補情報を生成する。乗換候補情報は、上述したように、乗換地点情報を含む。乗換地点情報は、乗客が第1移動体30Aから第2移動体30Bへの乗り換えを行う地点(乗換地点)P20を示す。そして、探索部F21は、乗換候補情報を通信部21より第1移動体に送信する。
そして、第1移動体から承認が得られると(S105:YES)、指示部F22は、乗換情報の通知を行う(S106)。これによって、第1移動体及び第2移動体が、乗換情報に含まれる乗換地点情報で示される乗換地点まで移動し、乗客は、第1移動体から第2移動体に乗り換えることが可能になる。一方、第1移動体から承認が得られないと(S105:NO)、乗換手配処理が終了する。
1.3.2 更新処理
次に、更新処理について説明する。以下の説明において、更新条件の第4条件は、種類(燃費)が現在の第2移動体よりも高いことであり、第5条件は、現在の第2移動体よりも早く乗換地点に到達できることであるとする。
図6〜図8の例に示すように、乗換地点P20と地点P32との間に渋滞T10が発生したとする。この場合、第2移動体として選択された移動体30Bが、乗換時刻までに乗換地点P20に到達できない。そのため、更新処理が開始される。
更新処理が開始されると、探索部F21は、データベースD21から複数の移動体30の属性情報を取得する(S201)。
次に、探索部F21は、更新条件に基づき、現在の第2移動体よりも適切な第2移動体があるかどうかを判定する(S202)。更新条件の第1〜第3条件は判定条件の第1〜第3条件と同じであるから、更新条件の第1〜第3条件を満たすのは移動体30B,30Cである。
ここで、図6及び図7の例では、移動体30Cは、現在の第2移動体である移動体30Bよりも早く乗換地点P20に到達可能であるとする。一方、図8の例では、乗換地点P20と地点P32との間に渋滞T11,T12が発生し、これによって、移動体30Cが、現在の第2移動体である移動体30Bよりも早く乗換地点P20に到達できないとする。
図6及び図7の例では、移動体30Cは、第4条件を満たさないが、第5条件は満たす。よって、探索部F21は、現在の第2移動体よりも適切な第2移動体があると判定して、移動体30Cを新たな第2移動体として選択する(S202:YES)。次に、探索部F21は、現在の乗換地点P20よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する(S203)。一方、図8の例では、移動体30Cは、第4及び第5条件をいずれも満たさないから、探索部F21は、現在の第2移動体よりも適切な第2移動体がないと判定し、第2移動体を移動体30Bから変更しない(S202:NO)。次に、探索部F21は、現在の乗換地点P20よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する(S204)。
ステップS203では、探索部F21は、移動体30Cに対して、現在の乗換地点P20よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する。例えば、図6の例では、地点P21のほうが、現在の乗換地点P20よりも、第1移動体30Aの到達時刻と第2移動体30Cの到達時刻との差が一定時間(例えば5分)以上短くなる。よって、地点P21を、現在の乗換地点P20よりも適切な乗換地点であると判定する(S203:YES)。この場合、更新処理はステップS205に進む。一方、図7の例では、地点P21と地点P32との間に渋滞T11が発生しており、地点P21であっても、現在の乗換地点P20よりも、第1移動体30Aの到達時刻と第2移動体30Cの到達時刻との差が一定時間(例えば5分)以上短くならない。そのため、探索部F21が現在の乗換地点よりも適切な乗換地点がないと判定する(S203:NO)。この場合、更新処理はステップS206に進む。
ステップS204では、探索部F21は、移動体30Bに対して、現在の乗換地点P20よりも適切な乗換地点があるかどうかを判定する。例えば、図8の例では、地点P22のほうが、現在の乗換地点P20よりも、第1移動体30Aの到達時刻と第2移動体30Bの到達時刻との差が一定時間(例えば5分)以上短くなる。よって、地点P22を、現在の乗換地点よりも適切な乗換地点であると判定する(S204:YES)。この場合、更新処理はステップS207に進む。なお、探索部F21が現在の乗換地点よりも適切な乗換地点がないと判定すれば(S204:NO)、更新処理は終了される。
ステップS205では、探索部F21は、第2移動体及び乗換地点の変更を通知する。ここで、探索部F21は、第2移動体及び乗換地点の変更の通知のために更新情報を生成する。そして、探索部F21は、更新情報を通信部21より第1移動体に送信する。そして、更新処理は、ステップS208に進む。
ステップS206では、探索部F21は、第2移動体の変更を通知する。ここで、探索部F21は、第2移動体の変更の通知のために更新情報を生成する。そして、探索部F21は、更新情報を通信部21より第1移動体に送信する。そして、更新処理は、ステップS208に進む。
ステップS207では、探索部F21は、乗換地点の変更を通知する。ここで、探索部F21は、乗換地点の変更の通知のために更新情報を生成する。そして、探索部F21は、更新情報を通信部21より第1移動体に送信する。そして、更新処理は、ステップS208に進む。
ステップS208において、第1移動体から承認が得られると(S208:YES)、指示部F22は、乗換情報の通知を行う(S209)。特に、指示部F22は、第1移動体に、通信ネットワーク40を通じて、乗換情報を送信する。ここで、ステップS205又はステップS206を経由した場合、指示部F22は、変更後の第2移動体(新たな第2移動体)に通信ネットワーク40を通じて、乗換情報を送信する。一方、変更前の第2移動体には、指示部F22は、乗換終了情報を与えて、乗客への割り当てを解除する。一方、ステップS207を経由した場合、指示部F22は、変更前の第2移動体に、通信ネットワーク40を通じて、乗換情報を送信する。
一方、ステップ208において第1移動体から承認が得られないと(S208:NO)、更新処理が終了する。
このような更新処理によれば、複数の移動体の現在の状態に応じて、第2移動体及び乗換地点が変更されるから、乗客が第2移動体の到達を待つ時間の短縮化を図れる。
2.変形例
以上説明した上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に、上記実施形態の変形例を列挙する。
例えば、乗換イベントは、必ずしも、乗客から乗り換えの要求を受け付けたこと、及び、所定の開始条件が満たされたことの両方を含む必要はない。開始条件も、実施形態の例に限定されず、他の例としては、第1移動体が故障等により利用できなくなったことが挙げられる。
例えば、探索部F21は、乗換手配処理及び更新処理において、第2移動体の候補として複数の移動体を選択して、乗客の入力に応じて複数の移動体から一つを第2移動体として選択してもよい。この場合、第1移動体30は、出力部32に、第2移動体の候補となる複数の移動体の情報を表示し、乗客に第2移動体の選択を促せばよい。
また、探索部F21は、第2条件が複数の乗換要因を含む場合に、第2条件の複数の乗換要因の少なくとも一つを満たす移動体30を第2移動体の候補として選択してよい。この場合は、第2移動体の候補には、満たした乗換要因の数に基づいて優先順位が設定される。これにより、優先順位に従って、第2移動体の候補を乗客に提案することができる。特に、乗客の乗換要望の乗換要因情報に含まれる乗換要因の全てを満たす移動体30がない場合であっても、第2移動体の候補の提案が可能にある。このときには、乗客の乗換要望の乗換要因情報に含まれる乗換要因のどれを満たしてどれを満たしていないかについての情報を出力部32により乗客に提示することが望ましい。
なお、更新処理に関し、図4のフローチャートは一例である。例えば、新しい第2移動体の探索(ステップS202参照)を行う前に、新しい乗換地点の探索(ステップS203,S204参照)を行ってもよい。また、更新処理において、第2移動体を変更する場合、探索部F21は、乗換地点を変えなくて済む移動体30を優先的に選択してよい。ただし、乗換地点を変えないことは必須ではなく、第2移動体の変更に伴い乗換地点を変更することは当然に許可される。また、乗換地点の変更によって、第1移動体の現在地から目的地までの経路を変更してよい。例えば、渋滞によって第1移動体が乗換地点に乗換時刻までに到達できない場合、渋滞を回避する経路を新たに設定したうえで、新たな経路上に新しく乗換地点を設定してよい。
また、更新処理において、更新条件は、第4及び第5条件を含むことは必須ではなく、判定条件と同じであって良い。つまり、単に、更新処理では、再度、現在の第2移動体よりも好ましいかどうかに関係なく、第2移動体を再度選びなおしてもよい。
なお、履歴情報では、乗車情報毎に精算フラグが設定されていてもよい。この場合、乗り換え毎に、運賃の支払いを受け付けることができる。例えば、移動体30に複数人乗っており、乗り換え時に人数が増減する場合に、有効である。
なお、乗換支援システム20は、履歴情報に基づいて、乗客に特典を与えることができる。また、運賃算出部F24は、乗車情報毎に、異なる運賃の計算ルールを適用することができる。例えば、運賃算出部F24は、乗り換え後の乗車情報に対して、通常よりも運賃が安くなる計算ルールを適用してよい。ここで、開始条件に起因する乗換手配処理に従って乗客が乗り換えを行った場合と、乗換要望に起因する乗換手配処理に従って乗客が乗り換えを行った場合とでも、異なる運賃ルールを適用してよい。例えば、開始条件に起因する乗換手配処理は、乗換支援システム20の運営の都合によるから、乗客の要望による場合よりも、運賃が安くなる運賃ルールを設定してよい。
上記実施形態の乗換支援システム20で利用される情報(例えば、属性情報、乗換情報、利用情報)の構造はあくまでも一例であって、特に限定されない。例えば、属性情報に含まれ得る情報の例としては、相乗り情報、及び、快適性情報が挙げられる。
相乗り情報は、例えば、相乗りの可否を示し、相乗りが可能であれば、空き人数を示す。例えば、第1移動体が相乗り可能な移動体である場合に、探索部F21は、乗り換え先の移動体(第2移動体)として、第1移動体と同様に相乗り可能な移動体を探索して選択することが可能である。この場合、探索部F21は、第1移動体に乗っている乗客の目的地に向かう移動体を、第2移動体の候補として選択する。ここで、探索部F21は、第1移動体よりも早く乗客の目的地に到着する移動体を第2移動体の候補として選択することが好ましい。あるいは、探索部F21は、第1移動体の経路を一部通る、又は接近する経路を通る移動体を第2移動体の候補として選択してよい。第1移動体の経路と第2移動体の経路とが重複している場合は、重複部分に乗換地点を設定してよい。あるいは、探索部F21は、第1移動体と第2移動体に対して、乗換地点に互いに近付くように第1移動体及び第2移動体それぞれの経路を一部変更してもよい。また、探索部F21は、第2移動体の候補となる移動体が複数ある場合、空き人数が少ないほうを選択することが好ましい。これは、移動体が相乗り可能である場合には、乗客の数に応じて目的地が複数存在する場合があり、乗客の数が多いほど、後の目的地に到着する時間が遅くなる可能性があるからである。また、探索部F21は、同じ目的地に向かう移動体が複数ある場合、少なくとも一つの移動体からすべての乗客を他の移動体に乗り換えさせて、同じ目的地に向かう移動体の数を減らしてもよい。
快適性情報は、移動体の快適さに関する情報を示す。例えば、快適性情報は、清潔さ、におい等の乗り心地(快適さ)に関するパラメータを含んでいてよい。この場合、探索部F21は、第1移動体よりも、快適さが優れている移動体を、第2移動体として選択することが可能になる。特に、第1移動体の内部が汚れている場合など、乗客は速やかに別の移動体への乗り換えが可能になる。
また、乗換支援システム20は、複数のコンピュータにより構成されていてもよく、乗換支援システム20の機能(特に、探索部F21及び指示部F22の機能)は、複数の装置に分散されていてもよい。更に、乗換支援システム20の機能の少なくとも一部が、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されていてもよい。
以上述べた乗換支援システム20の実行主体は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを有する。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における乗換支援システム20の実行主体としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されていてもよいが、電気通信回線を通じて提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
3.態様
上記実施形態及び変形例から明らかなように、本開示は、下記の第1〜第13の態様を含む。以下では、実施形態との対応関係を明示するためだけに、符号を括弧付きで付している。
第1の態様の乗換支援システム(20)は、探索部(F21)と、指示部(F22)と、を備える。前記探索部(F21)は、乗客の目的地(P10)まで移動中の第1移動体(30A)に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗換要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体(30B〜30D)を選択するように構成される。前記指示部(F22)は、前記第1移動体(30A)及び前記第2移動体(30B〜30D)に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与えるように構成される。第1の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
第2の態様の乗換支援システム(20)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、前記乗換情報は、前記乗客の目的地(P10)を前記第2移動体(30B〜30D)の目的地(P10)として含む。第2の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
第3の態様の乗換支援システム(20)は、第1又は2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、前記乗換情報は、前記乗客が前記第1移動体(30A)から前記第2移動体(30B〜30D)への乗り換えを行う乗換地点(P20,P21)を含む。第3の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
第4の態様の乗換支援システム(20)は、第3の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、前記第1移動体(30A)は、予め登録された複数の移動体(30A〜30E)のうちの一つである。前記第2移動体(30B〜30D)は、前記複数の移動体(30A〜30E)の残りから選択される。前記探索部(F21)は、前記複数の移動体(30A〜30E)の現在の状態に基づいて、前記乗換地点(P20,P21)を変更するかどうかを決定するように構成される。前記指示部(F22)は、前記探索部(F21)が前記乗換地点(P20,P21)を変更すると、第1移動体(30A)及び前記第2移動体(30B〜30D)に変更後の前記乗換地点(P20,P21)を通知するように構成される。第4の態様によれば、状況に応じて乗り換えの内容を変更できる。
第5の態様の乗換支援システム(20)は、第1〜第3の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、前記第1移動体(30A)は、予め登録された複数の移動体(30A〜30E)のうちの一つである。前記第2移動体(30B〜30D)は、前記複数の移動体(30A〜30E)の残りから選択される。前記探索部(F21)は、前記複数の移動体(30A〜30E)の現在の状態に基づいて、前記第2移動体(30B〜30D)を変更するかどうかを決定するように構成される。前記指示部(F22)は、前記探索部(F21)が前記第2移動体(30B〜30D)を変更すると、変更後の前記第2移動体(30B〜30D)に前記乗換情報を与えるように構成される。第5の態様によれば、状況に応じて乗り換えの内容を変更できる。
第6の態様の乗換支援システム(20)は、第1〜第3の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、前記第1移動体(30A)は、予め登録された複数の移動体(30A〜30E)のうちの一つである。前記第2移動体(30B〜30D)は、前記複数の移動体(30A〜30E)の残りから選択される。前記探索部(F21)は、前記複数の移動体(30A〜30E)の属性情報に基づいて、前記複数の移動体(30A〜30E)の残りから第2移動体(30B〜30D)を選択するように構成される。第6の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
第7の態様の乗換支援システム(20)は、第1〜第6の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、前記イベントは、前記乗客から乗り換えの要求を受け付けたことを含む。第7の態様によれば、乗客の要望に応じた乗り換えが可能になる。
第8の態様の乗換支援システム(20)は、第1〜第7の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第8の態様では、前記イベントは、所定の開始条件が満たされたことを含む。第8の態様によれば、乗換支援システム(20)の運用者の要望に応じた乗り換えが可能になる。
第9の態様の乗換支援システム(20)は、第1〜第8の態様のいずれか一つとの組み合わせにより実現され得る。第9の態様では、前記乗換支援システム(20)は、前記乗客について、前記乗客の乗り換えを含む利用履歴(D22)を記憶する情報管理部(F23)を更に備える。第9の態様によれば、利用履歴を用いたサービスの提供が可能になる。
第10の態様の乗換支援システム(20)は、第9の態様との組み合わせにより実現され得る。第10の態様では、前記乗換支援システム(20)は、前記利用履歴(D22)に基づいて前記乗客の運賃を算出する運賃算出部(F24)を更に備える。第10の態様によれば、乗り換えごとに運賃を支払わなくて済むようになる。
第11の態様の乗換支援方法は、第1ステップと、第2ステップと、を含む。前記第1ステップは、乗客の目的地(P10)まで移動中の第1移動体(30A)に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体(30B〜30D)を選択するステップである。前記第2ステップは、前記第1移動体(30A)及び前記第2移動体(30B〜30D)に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与えるステップである。第11の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
第12の態様の乗換支援プログラムは、1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、第1指示と、第2指示と、を与える。前記第1指示は、乗客の目的地(P10)まで移動中の第1移動体(30A)に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体(30B〜30D)を選択する指示である。前記第2指示は、前記第1移動体(30A)及び前記第2移動体(30B〜30D)に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える指示である。第12の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
第13の態様の移動体(30)は、第1〜第10の態様のいずれか一つの乗換支援システム(20)と通信する通信部(33)と、前記通信部(33)を通じて前記イベントの発生を前記乗換支援システム(20)に通知する処理部(35)と、を備える。第13の態様によれば、乗り換え先の移動体(30)の手配にかかる手間を軽減できる。
20 乗換支援システム
F21 探索部
F22 指示部
F23 情報管理部
F24 運賃算出部
D22 利用履歴
30 移動体
30A 移動体(第1移動体)
30B〜30D 移動体(第2移動体)
30E 移動体
33 通信部
35 処理部
P10 目的地
P20,P21 乗換地点

Claims (13)

  1. 乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗換要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択する探索部と、
    前記第1移動体及び前記第2移動体に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える指示部と、
    乗換支援システム。
  2. 前記乗換情報は、前記乗客の目的地を前記第2移動体の目的地として含む、
    請求項1の乗換支援システム。
  3. 前記乗換情報は、前記乗客が前記第1移動体から前記第2移動体への乗り換えを行う乗換地点を含む、
    請求項1又は2の乗換支援システム。
  4. 前記第1移動体は、予め登録された複数の移動体のうちの一つであり、
    前記第2移動体は、前記複数の移動体の残りから選択され、
    前記探索部は、前記複数の移動体の現在の状態に基づいて、前記乗換地点を変更するかどうかを決定するように構成され、
    前記指示部は、前記探索部が前記乗換地点を変更すると、第1移動体及び前記第2移動体に変更後の前記乗換地点を通知するように構成される、
    請求項3の乗換支援システム。
  5. 前記第1移動体は、予め登録された複数の移動体のうちの一つであり、
    前記第2移動体は、前記複数の移動体の残りから選択され、
    前記探索部は、前記複数の移動体の現在の状態に基づいて、前記第2移動体を変更するかどうかを決定するように構成され、
    前記指示部は、前記探索部が前記第2移動体を変更すると、変更後の前記第2移動体に前記乗換情報を与えるように構成される、
    請求項1〜3のいずれか一つの乗換支援システム。
  6. 前記第1移動体は、予め登録された複数の移動体のうちの一つであり、
    前記第2移動体は、前記複数の移動体の残りから選択され、
    前記探索部は、前記複数の移動体の属性情報に基づいて、前記複数の移動体の残りから第2移動体を選択するように構成される、
    請求項1〜3のいずれか一つの乗換支援システム。
  7. 前記イベントは、前記乗客から乗り換えの要求を受け付けたことを含む、
    請求項1〜6のいずれか一つの乗換支援システム。
  8. 前記イベントは、所定の開始条件が満たされたことを含む、
    請求項1〜7のいずれか一つの乗換支援システム。
  9. 前記乗客について、前記乗客の乗り換えを含む利用履歴を記憶する情報管理部を更に備える、
    請求項1〜8のいずれか一つの乗換支援システム。
  10. 前記利用履歴に基づいて前記乗客の運賃を算出する運賃算出部を更に備える、
    請求項9の乗換支援システム。
  11. 乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択する第1ステップと、
    前記第1移動体及び前記第2移動体に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える第2ステップと、
    を含む、
    乗換支援方法。
  12. 1以上のプロセッサにより実行されると、前記1以上のプロセッサに、
    乗客の目的地まで移動中の第1移動体に関するイベントの発生に応じて、1以上の乗り換え要因を含む判定条件に基づいて前記乗客の乗り換え先の第2移動体を選択する第1指示と、
    前記第1移動体及び前記第2移動体に前記乗客の乗り換えに必要な乗換情報を与える第2指示と、
    を与える、
    乗換支援プログラム。
  13. 請求項1〜10のいずれか一つの乗換支援システムと通信する通信部と、
    前記通信部を通じて前記イベントの発生を前記乗換支援システムに通知する処理部と、
    を備える、
    移動体。
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