JP2019131253A - 積層剥離容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収容部の胴部に対する剥離抵抗を十分に低減させることができるとともに容易に製造が可能な積層剥離容器を提供する。【解決手段】外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器1であって、筒状の外口部11と外口部11に連なる有底筒状の胴部12とを備えた外層体10と、外口部11の内側に配置された筒状の内口部と胴部12の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の収容部22とを備えた内層体20と、外層体10と内層体20との間に外気を導入するための外気導入口13と、を有し、胴部12の内面または収容部22の外面の少なくとも何れか一方に、蒸着膜が設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器に関する。
醤油等の食品調味料、飲料、化粧料、シャンプー、リンス、液体石鹸などを内容液として収納する容器として、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形することにより、筒状の外口部と外口部に連なる有底筒状の胴部とを備えた外層体と、外口部の内側に配置された筒状の内口部と胴部の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の収容部とを備えた内層体と、を有する二重構造に形成された合成樹脂製の積層剥離容器(デラミネーション容器)が知られている。
このような積層剥離容器は、例えば、逆止弁を備えた注出キャップと組み合わされたスクイズ式の注出容器、あるいはポンプと組み合わされたポンプ付き容器として使用され、外層体の胴部をスクイズ(圧搾)したりポンプを操作したりすることで内容液を外部に注出することができる。一方、内容液の注出後には、外層体に設けた外気導入口から外層体と内層体との間に外気が導入されることにより、外層体を元の形状に復元ないし維持したまま内層体の収容部のみを減容変形させることができる。したがって、積層剥離容器によれば、内層体の収容部に収容されている内容液を外気と置換することなく外部に注出させて、内層体の内部に収容されている内容液への外気の接触を減らし、当該内容液の劣化や変質等を抑制することができる。
しかし、従来の積層剥離容器では、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成されるものであることから、ブロー成形の際の高い圧力と熱によって内層体の収容部の外面が外層体の胴部の内面に強く密着し、これにより収容部の胴部に対する剥離抵抗が高くなって内容液の注出の際に収容部が剥離不良を生じる虞があるという問題点があった。
このような問題点に対し、例えば特許文献1に記載されるように、収容部の外面と胴部の内面との間に流動パラフィンを含む離型剤層を設けた積層剥離容器が提案されている。
特開2017−186059号公報
しかし、特許文献1に記載される積層剥離容器のように、収容部の外面と胴部の内面との間に流動パラフィンを含む離型剤層を設けた構成としても、収容部の胴部に対する剥離抵抗を十分に低減することができず、上記問題点を解決するためのさらなる改良が求められていた。
また、上記従来の積層剥離容器では、収容部の外面と胴部の内面との間に流動パラフィンを含む離型剤層を設けた構成とするために、外プリフォームの内面ないし内プリフォームの外面に流動パラフィンを含んだ離型剤を塗布した後に、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込む必要がある。しかし、流動パラフィンを含んだ離型剤は、流動性を有しており、ウェット状態で外プリフォームの内面ないし内プリフォームの外面に塗布されるものであるので、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込む際に、離型剤が垂れ落ちたり厚みにムラが生じたりする虞があり、そのため、外プリフォームないし内プリフォームの取り扱いが煩雑になってしまうとい問題もあった。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、収容部の胴部に対する剥離抵抗を十分に低減させることができるとともに容易に製造が可能な積層剥離容器を提供することにある。
本発明の積層剥離容器は、外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器であって、筒状の外口部と該外口部に連なる有底筒状の胴部とを備えた外層体と、前記外口部の内側に配置された筒状の内口部と前記胴部の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の収容部とを備えた内層体と、前記外層体と前記内層体との間に外気を導入するための外気導入口と、を有し、前記胴部の内面または前記収容部の外面の少なくとも何れか一方に、蒸着膜が設けられていることを特徴とする。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記蒸着膜が、多数の蒸着膜片に分散して設けられているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記外層体及び前記内層体が、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂で形成されているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記蒸着膜が酸化ケイ素で形成されているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記蒸着膜が設けられる前記胴部の内面または前記収容部の外面と、前記蒸着膜との間に、有機ケイ素化合物で形成された接着膜が設けられているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記胴部の内面のみに前記蒸着膜が設けられているのが好ましい。
本発明の積層剥離容器は、上記構成において、前記蒸着膜の厚みが、100nm以上、300nm以下であるのが好ましい。
本発明によれば、収容部の胴部に対する剥離抵抗を十分に低減させることができるとともに容易に製造が可能な積層剥離容器を提供することができる。
本発明の一実施の形態である積層剥離容器を、その一部を切り欠いて示す側面図である。 図1に示す積層剥離容器の平面図である。 図1に示す積層剥離容器の外口部及び内口部の部分の断面図である。 図1に示す胴部の内面の一部を拡大して示す拡大図である。 図1におけるA−A線に沿う断面図である。 図1に示す積層剥離容器を形成するためのプリフォーム組立体を、その一部を切り欠いて示す側面図である。 図6に示す外プリフォームを、その一部を切り欠いて示す側面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的に例示説明する。
図1に示す本発明の一実施の形態である積層剥離容器1は、デラミネーション容器(デラミ容器)とも呼ばれる合成樹脂製のものであり、外層体10と内層体20とを有する二重構造となっている。以下では、積層剥離容器1を、醤油等の食品調味料などを内容液として収容するスクイズ式の注出容器として用いられるものとした場合について説明する。
なお、本明細書、特許請求の範囲及び図面においては、上下方向は、図1に示すように積層剥離容器1を正立姿勢とした状態における上下方向を意味するものとし、径方向は、積層剥離容器1の軸心Oを通り、軸心Oに垂直な直線に沿う方向を意味するものとする。
外層体10は積層剥離容器1の外殻を構成する部分であり、外口部11と、外口部11の下端に一体に連なる有底筒状の胴部12とを備えたボトル形状となっている。
図1、図2に示すように、外口部11は円筒状であり、その外周面には雄ねじ11aが一体に設けられている。外口部11には、雄ねじ11aにねじ結合させて注出口を備えた注出キャップ(不図示)を装着することができる。
なお、外口部11は、雄ねじ11aに替えて円環状の突起を備え、注出キャップが打栓によって当該突起にアンダーカット状に係合して装着される構成とすることもできる。この場合、外口部11は、円筒状に限らず、筒状であれば、例えば角筒状や楕円筒状であってもよい。
外口部11には一対の外気導入口13が設けられている。一対の外気導入口13は、それぞれ外口部11を径方向に貫通するとともに周方向に延びる長孔形状の貫通孔となっており、外口部11の軸心Oを挟んだ両側に互いに対称に配置されている。一対の外気導入口13は、それぞれ外層体10と内層体20との間に連通しており、これらの外気導入口13を通して外層体10と内層体20との間に外気を導入することができる。
外口部11の外気導入口13よりも下方側にはネックリング14が一体に設けられている。ネックリング14は外口部11の全周に亘って円環状に延びており、外口部11の外周面から径方向外側に向けて突出している。
胴部12は、肩部12a、胴本体部12b及び底部12cを有している。
肩部12aは外口部11の下端に一体に連なり、下方に向けて徐々に拡径して外口部11に対して径方向外側に向けて張り出している。胴本体部12bは、括れた部分を有する断面略円形の筒状に形成されており、その上端において肩部12aの下端に一体に連なっている。底部12cは、胴本体部12bの下端に一体に連なり、胴本体部12bの下端を閉塞している。底部12cは、円環状の外周縁の内側が凹んだ形状となっており、底部12cを接地させることで積層剥離容器1を正立姿勢で配置することができる。
胴本体部12bは可撓性を有しており、スクイズ(圧搾)されることで弾性変形して径方向内側に向けて凹むことができるとともに、当該弾性力によって凹んだ状態から元の形状に自力で復元することができる。胴本体部12bをスクイズにより弾性変形可能な構成としたことにより、積層剥離容器1をスクイズ式の注出容器として用いる場合に、内容液の注出操作を容易に行い得るようにすることができるとともに、内容液の注出後に胴本体部12bが元の形状に容易に復元することで、外層体10と内層体20との間に外気導入口13を通して外気が確実に導入されるようにして、積層剥離容器1としての機能を確実に発揮させることができる。
肩部12aには、上下方向に延びる複数(18本)の凹リブ15が周方向の全周に亘って等間隔に並べて設けられている。なお、図1、図2においては、便宜上、1つの凹リブ15にのみ符号を付している。肩部12aに複数の凹リブ15を設けることで、肩部12aの部分において内層体20を外層体10から剥離し易くすることができる。なお、凹リブ15を設けない構成とすることもできる。
内層体20は内口部21と収容部22とを有している。
図3に示すように、内口部21は外口部11よりも小径の円筒状となっており、外口部11の内側に当該外口部11と同軸に配置されている。外口部11の内周面と内口部21の外周面との間には所定の間隔の隙間23が設けられている。内口部21の上端には拡径部24が一体に連ねて設けられており、拡径部24の外周面が外口部11の内周面に全周に亘って当接することで、外口部11と内口部21との間の隙間23は、外口部11ないし内口部21の上端部分において外部に対して閉塞されている。拡径部24の上端には径方向外側に向けて延びるフランジ部25が一体に設けられ、フランジ部25が外口部11の上端に当接することで内口部21は外口部11に対して軸方向に位置決めされている。
なお、内口部21は、円筒状に限らず、筒状であればよく、例えば外口部11が角筒状や楕円筒状に形成された場合には、同様に、角筒状や楕円筒状に形成することができる。
図1に示すように、収容部22は胴部12よりも薄肉の袋状に形成され、内口部21の下端に一体に連なるとともに胴部12の内面に剥離可能に積層されている。収容部22の内部は内容液の収容空間Sとなっており、内口部21を通して収容部22に内容液を充填することができるとともに内口部21を通して収容部22に収容されている内容液を外部に注出することができる。収容部22は、内容液の注出に伴い、胴部12の内面から剥離しつつ減容変形(内容積を減少させるように変形)することができる。収容部22の減容変形に伴い、外気導入口13から外層体10と内層体20との間に外気が導入されることで、胴本体部12bを元の形状に維持ないし復元させたまま、収容部22のみが胴部12の内面から容易に剥離し、減容変形することができる。
図3に示すように、外気導入口13から胴部12と収容部22との間に向けた外気の気道を確保するために、内層体20の外面には、縦リブ26が一体に設けられている。詳細は図示しないが、本実施の形態の積層剥離容器1において、内層体20の外面には、一方の外気導入口13を中心とした周方向の所定の範囲に3本の縦リブ26が周方向に間隔を空けて並べて設けられるとともに、他方の外気導入口13を中心とした周方向の所定の範囲に3本の縦リブ26が周方向に間隔を空けて並べて設けられている。それぞれの外気導入口13には、これらの縦リブ26の少なくも1本が対向している。それぞれの縦リブ26は、内層体20の外面から径方向外側に向けて突出するとともに内口部21から収容部22に跨って軸心Oに沿う方向に延び、外層体10と内層体20の間に、外気導入口13からネックリング14を超えて肩部12aと収容部22との間の部分にまで達する外気の通気路を形成している。これにより、外気導入口13から導入した外気の通気路を、確実に肩部12aと収容部22との間にまで導入することができる。
なお、縦リブ26は外口部11の内周面に設けるようにしてもよい。さらに、外口部11と内口部21の何れにも縦リブ26を設けない構成とすることもできる。
外層体10及び内層体20は、何れも、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)製となっている。外層体10及び内層体20を、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂製とすることで、積層剥離容器1を軽量で透明性の高い容器とすることができる。
図4は、図1に示す胴部12の内面の一部を拡大して示す拡大図である。図4に示すように、収容部22の胴部12に対する剥離抵抗を低減させるために、外層体10の胴部12の内面には、その全体に亘って、蒸着膜としての多数の蒸着膜片30が分散して設けられている。なお、便宜上、図4においては一部の蒸着膜片30にのみ符号を付してある。
これらの蒸着膜片30は、それぞれ胴部12の内面において蒸着膜が細かく割れて形成された薄い膜片となっており、互いに上下方向及び周方向に間隔を空けた状態で胴部12の内面に固着されている。本実施の形態では、それぞれの蒸着膜片30は、厚みが100nm程度の略矩形形状の膜片となっており、また、それぞれの蒸着膜片30の面積は、30μm〜100μm程度の範囲でばらつきを有している。
なお、蒸着膜片30の面積、厚み及び形状は、上記に限られず、種々の面積、厚み及び形状であってもよい。また、多数の蒸着膜片30の中に、隣り合う蒸着膜片30が互いに接触するものが含まれていてもよい。
多数の蒸着膜片30の内層体20の収容部22の側を向く表面は、収容部22に固着されずに収容部22に摺動可能に接している。すなわち、収容部22は、多数の蒸着膜片30を介して胴部12の内面に剥離可能に積層されている。
本実施の形態では、多数の蒸着膜片30は、それぞれ酸化ケイ素(シリカ:SiOx)で形成されている。また、図5に示すように、酸化ケイ素で形成された蒸着膜片30と胴部12の内面との間には、それぞれ有機ケイ素化合物で形成された接着膜としての接着膜片31が設けられている。蒸着膜片30と胴部12の内面との間に接着膜片31を設けることにより、蒸着膜片30を胴部12の内面により強固に固着することができる。なお、接着膜片31を設けることなく、蒸着膜片30を胴部12の内面に直接固着する構成とすることもできる。
上記構成の積層剥離容器1は、図6に示す合成樹脂製のプリフォーム組立体40をブロー成形して形成することができる。このプリフォーム組立体40は、外層体10を形成するための合成樹脂製の外プリフォーム50の内側に、内層体20を形成するための合成樹脂製の内プリフォーム60を組み込んだ二重構造となっている。
外プリフォーム50は、外層体10と同一の合成樹脂材料を、金型を用いて射出成形することにより外層体10に対応した所定形状に形成されている。本実施の形態では、外プリフォーム50は、外層体10と同様にポリエチレンテレフタレート樹脂製である。
外プリフォーム50は外層体10の外口部11と同一形状の外口部51を有している。すなわち、外口部51は円筒状であり、その外周面には雄ねじ51aが一体に設けられ、それぞれ外口部51を径方向に貫通する一対の外気導入口52が外口部51の軸心を挟んだ両側に互いに対称に設けられている。また、外口部51の下端には、底部が半球状となった略試験管状の延伸部53が一体に設けられている。延伸部53の厚みは外口部51の厚みよりも厚くなっている。外口部51と延伸部53との間には、フランジ状のネックリング54が一体に設けられている。
内プリフォーム60は、内層体20と同一の合成樹脂材料を、金型を用いて射出成形することにより内層体20に対応した所定形状に形成されている。本実施の形態では、内プリフォーム60は、内層体20と同様にポリエチレンテレフタレート樹脂製である。
内プリフォーム60は、内層体20の内口部21と同一形状の内口部61を有している。すなわち、内口部61は外口部51よりも小径の円筒状となっており、外口部51の内側に当該外口部51と同軸に配置されている。内口部61の上端には拡径部62が一体に連ねて設けられ、拡径部62の外周面が外口部51の内周面に全周に亘って当接することで外口部51と内口部61との間の隙間の上端部分が外部に対して閉塞されている。拡径部62の上端には径方向外側に向けて延びるフランジ部63が一体に設けられ、フランジ部63が外口部51の上端に当接することで内口部61は外口部51に対して軸方向に位置決めされている。内口部61の下端には、底部が半球状となった略試験管状の延伸部64が一体に設けられている。延伸部64の外径は内口部61の外径よりも小径となっている。延伸部64の外周面と延伸部53の内周面との間には隙間が設けられ、内プリフォーム60を外プリフォーム50の内部に組み込む際に、延伸部64の外周面と延伸部53の内周面とに傷が付かないようになっている。詳細は図示しないが、内プリフォーム60の外面には、一方の外気導入口52を中心とした周方向の所定の範囲に3本の縦リブが周方向に間隔を空けて並べて設けられるとともに、他方の外気導入口52を中心とした周方向の所定の範囲に3本の縦リブが周方向に間隔を空けて並べて設けられている。それぞれの縦リブの形状は、内口部21の外周面に設けられた縦リブ26と同一である。
図7に示すように、外プリフォーム50の内面には、蒸着膜55が設けられている。蒸着膜55は、細かく割れることで蒸着膜片30を形成するものである。また、詳細は図示しないが、外プリフォーム50の内面と蒸着膜55との間には、接着膜片31に対応する接着膜が設けられている。
蒸着膜55及び接着膜は、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)と酸素(O)とを混合した混合ガスを用いた化学気相成長法(CVD法)により、外プリフォーム50の内面に蒸着により形成される。
より具体的には、まず、外部電極の内部に外プリフォーム50をセットするとともに、外口部51から外プリフォーム50の内部に内部電極を挿入する。次に、電極内を減圧して所定の圧力に保った状態としてから、外プリフォーム50の内部に、所定の流量でヘキサメチルジシロキサンと酸素とを混合した混合ガスを供給する。次に、外部電極と内部電極との間に所定の電源出力条件で13.56MHzの高周波を印加し、外部電極と内部電極との間にプラズマを発生させて外プリフォーム50の内部に導入された混合ガスを分解し、外プリフォーム50の内面に蒸着させる。これにより、外プリフォーム50の内面に有機ケイ素化合物で形成された接着膜が成膜される。次に、外部電極と内部電極との電源出力条件を変更するとともにヘキサメチルジシロキサン及び酸素の流量を変更して上記と同様に蒸着を行うことで、外プリフォーム50の内面に形成された接着膜の表面に当該接着層に重ねて酸化ケイ素で形成された蒸着膜55が成膜される。
なお、上記化学気相成長法において、外部電極と内部電極との間への高周波の印加は、所定のデューティー比でオン・オフされるパルス放電により行うものとすることができる。この場合、パルス放電のデューティー比は、外プリフォーム50が過度に加熱されて収縮することがない程度の任意の値に設定するのがよい。
また、図示する場合では、外プリフォーム50の内面の全体に蒸着膜55を形成するようにしているが、これに限らず、蒸着の際にマスキング等を行うことによって、外プリフォーム50の内面のうちブロー成形後に胴部12の内面に対応する延伸部53の内面のみに蒸着膜55を形成するようにしてもよい。この場合において、延伸部53の胴本体部12bに対応する部分のみに蒸着膜55を形成し、底部12cに対応する半球状の部分には蒸着膜55を設けなくてもよい。
このような構成のプリフォーム組立体40をブロー成形することにより、図1に示す積層剥離容器1を製造することができる。本実施の形態においては、ブロー成形として二軸延伸ブロー成形が採用されている。
より具体的には、プリフォーム組立体40の二軸延伸ブロー成形は、ブロー成形装置を構成するブロー成形用の金型(不図示)に、外口部51及び内口部61が金型のキャビティから突出するとともにネックリング54が金型の上面に支持されて延伸部53、64がキャビティの内部に位置するようにプリフォーム組立体40をセットし、この状態で、延伸部53、64を延伸ロッドで軸方向に延伸させつつ内口部61を通してプリフォーム組立体40の内部に加圧空気や加圧液体等の加圧媒体を供給し、延伸部53、64をキャビティの内面に沿った形状にブロー成形する。このように、射出成形により形成された外プリフォーム50の内側に射出成形により形成された内プリフォーム60を組み込んだプリフォーム組立体40を二軸延伸ブロー成形することで、上記構成を有する積層剥離容器1を容易に製造することができる。
ここで、ブロー成形においては、外プリフォーム50の延伸部53が上下方向(軸心Oの方向)及び径方向に延伸されるが、外プリフォーム50の内面に形成された蒸着膜55及び接着膜は、延伸性に乏しいため、延伸部53と共に延伸されることなく、当該延伸により上下方向及び周方向に引張り荷重を受けて、上下方向及び周方向に細かく割られることになる。そして、このように蒸着膜55及び接着膜が、上下方向及び周方向に細かく割られることで、ブロー成形により成形された胴部12の内面に多数の蒸着膜片30ないし接着膜片31が形成されることなる。
また、蒸着膜55は、外プリフォーム50の内面にドライ状態で形成されるので、外プリフォーム50の内側に内プリフォーム60を組み込む際に、蒸着膜55に液垂れや厚みのムラが生じることはなく、外プリフォーム50ないし内プリフォーム60の取り扱いは容易である。
このように、蒸着膜55が内面に形成された外プリフォーム50を用いたプリフォーム組立体40をブロー成形することにより、胴部12の内面に多数の蒸着膜片30が分散して設けられた上記構成の積層剥離容器1を容易かつ低コストで製造することができる。
このような構成を有する本実施の形態の積層剥離容器1は、外口部11に注出キャップを装着することでスクイズ容器に構成することができる。この場合、注出キャップとしては、例えば、外気導入口13への外気の導入を許容するとともに外気導入口13から外部に向けた外気の流出を阻止する外気用逆止弁と、内口部21を通した内容液の外部への注出を許容するとともに収容部22の内部への外気の逆流を阻止する内容液用逆止弁とを備えた構成のものを用いることができる。
スクイズ容器に構成された積層剥離容器1では、外層体10の胴本体部12bがスクイズ(圧搾)されると、収容部22が減容変形し、内容液が注出キャップから押し出されて外部に注出される。内容液が注出された後、胴本体部12bのスクイズが解除されると、胴本体部12bが元の形状に復元しようとするが、このとき、外気導入口13から外層体10と内層体20との間に外気が導入されつつ内層体20の収容部22が胴部12の内面から剥離することで、収容部22が減容変形したまま胴本体部12bのみが元の形状に復元する。これにより、収容部22に収容された内容液を外気と置換させることなく注出させて、収容部22に収容された内容液への外気の接触を減らし、その劣化や変質を抑制することができる。
ここで、本実施の形態の積層剥離容器1では、外層体10の胴部12の内面に多数の蒸着膜片30を分散して設けた構成としたので、収容部22の胴部12に対する剥離抵抗を、収容部22が剥離不良を生じない程度に、十分に低減させることができる。これにより、内容液の注出の際に、収容部22が胴部12から確実に剥離するようにして、収容部22の剥離不良を防止することができる。また、上記の通り、内容液の注出の際に、収容部22を胴部12から確実に剥離することができるので、内容液の注出のためにスクイズされた胴部12が元の形状の迅速に復元することができるようすることができる。したがって、積層剥離容器1に、その機能を確実に発揮させて、積層剥離容器1をより使い勝手のよいものとすることができる。
さらに、収容部22の胴部12に対する剥離抵抗が低減することにより、ブロー成形によって積層剥離容器1を形成した後、収容部22を胴部12の内面から予め剥離させる初期剥離の作業を行うことなく当該積層剥離容器1の収容空間Sに内容液を充填しても、内容液の注出の際に、収容部22を確実に胴部12の内面から剥離させることができる。これにより、ブロー成形後の初期剥離の作業を不要として、この積層剥離容器1の製造コストを低減させることができる。
また、本実施の形態の積層剥離容器1では、多数の蒸着膜片30を酸化ケイ素で形成されたものとしたので、収容部22の外面に対する剥離抵抗をより低減させて、上記効果をより確実に得ることができる。特に、多数の蒸着膜片30を酸化ケイ素で形成されたものとすることにより、外層体10及び内層体20を共にポリエチレンテレフタレート樹脂製とした場合においても、内層体20の収容部22を外層体10の胴部12から確実に剥離させるようにして、上記した効果を確実に得ることができる。
さらに、本実施の形態の積層剥離容器1では、外層体10の胴部12の内面のみに多数の蒸着膜片30を分散して設けるようにしたので、内容液の注出に伴って減容変形する収容部22を蒸着膜片30が設けられない柔軟なものとしたまま、内層体20の収容部22を外層体10の胴部12から確実に剥離させるようにして、上記した効果を確実に得ることができる。
さらに、本実施の形態の積層剥離容器1では、図5に示すように、それぞれ酸化ケイ素で形成された多数の蒸着膜片30と胴部12の内面との間に、有機ケイ素化合物で形成された接着膜片31を設けるようにしたので、多数の蒸着膜片30を胴部12の内面に確実に固定することができる。したがって、胴部12がスクイズされたときの荷重や振動等によって蒸着膜片30が胴部12の内面から剥離することを防止することができる。
ここで、本実施の形態の積層剥離容器1においては、多数の蒸着膜片30の厚みを、100nm以上、300nm以下とするのが好ましい。
すなわち、従来の積層剥離容器のように外層体と内層体とを共にポリエチレンテレフタレート樹脂製としたものでは、収容部の胴部に対する剥離抵抗がより高くなるため、内容液を注出するために胴部がスクイズされたときなどにおいて、収容部の外面が胴部の内面に対して擦れると、これらの間に軋みが生じて胴部の触感が違和感のあるものとなってしまうという問題が生じることになる。この点、上記構成の積層剥離容器1においても、多数の蒸着膜片30が胴部12の内面に分散して設けられるために、胴部12の内面と収容部22の外面との間には蒸着膜片30が設けられない領域があり、当該領域の面積に対して蒸着膜片30の厚みが薄すぎると、内容液を注出するために胴部12がスクイズされたときに収容部22の外面が蒸着膜片30の内面に接触して互いに擦れ、これらの間に軋みを生じる虞がある。
このような問題に対し、上記構成の積層剥離容器1において、多数の蒸着膜片30の厚みを、100nm以上、300nm以下とすることで、内容液を注出するために胴部12がスクイズされたときに、胴部12の内面と収容部22の外面との間の蒸着膜片30が設けられない領域において収容部22の外面が蒸着膜片30の内面に接触することを防止して、これらの間に軋みが生じることを確実に防止することができる。
上記効果を確認するために、それぞれ上記の積層剥離容器1の構成を有するとともに、接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを50nmとした実施例1の積層剥離容器、接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを100nmとした実施例2の積層剥離容器及び接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを300nmとした実施例3の積層剥離容器を用意した。
ここで、上述のように、胴部の内面に設けられる蒸着膜片及び接着膜片は、化学気相成長法を用いた蒸着によって胴部の内面に形成されるものであるが、蒸着膜片を成膜するための成膜条件は、表1に示す通りである。
Figure 2019131253
これら実施例1〜3の積層剥離容器について、胴部をスクイズしたときの当該胴部の触感の良否を判定する試験を行った。ここで、胴部をスクイズしたときに胴部の内面と収容部の外面との間に軋み(軋み音)が生じた場合は×(不良)の評価とし、胴部をスクイズしても胴部の内面と収容部の外面との間に軋みが生じない場合は○(良)の評価とした。また、合わせて、上記した3つの実施例1〜3の積層剥離容器において、胴部の所定部位における内面を顕微鏡で観察し、当該観察によって得られた画像に基づき、サンプルとして選択した5つの蒸着膜片の面積をそれぞれ測定するとともに、5つの蒸着膜片の面積の平均値を算出した。その試験結果を表2に示す。
Figure 2019131253
表2から解るように、接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを100nmとした実施例2の積層剥離容器及び接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを300nmとした実施例3の積層剥離容器では、胴部をスクイズしても軋みは生じず、その触感の判定は○(良)であった。これに対し、接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを50nmとした実施例1の積層剥離容器では、胴部をスクイズすると軋みが生じ、その触感の判定は×(不良)であった。
また、表2から、接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みが厚くなるのに従って蒸着膜片の面積が大きくなっていること、すなわち、蒸着膜片を、その厚みを一定としたまま面積のみを増減させることは困難であることが解った。
以上の結果から、接着膜層を含んだ蒸着膜片の厚みを100nm以上、300nm以下とすれば胴部をスクイズしたときの軋みを防止することができることが解った。
なお、接着膜層を設けない構成とした場合には、蒸着膜片の厚みを100nm以上、300nm以下とすれば胴部をスクイズしたときの軋みを防止することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、蒸着膜は、多数の蒸着膜片30に分散して設けられているが、これに限らず、多数の蒸着膜片30に分散されることなく胴部12の内面の全体を覆う1つの層として設けられていてもよい。この場合、接着膜も、多数の蒸着膜片30に応じた接着膜片31に分散されることなく、蒸着膜と胴部12の内面との間の全体に亘る1つの層として設けることができる。
また、前記実施の形態では、外層体10の内面のみに多数の蒸着膜片30を設けるようにしているが、これに限らず、内層体20の外面のみに多数の蒸着膜片30を設けるようにしてもよく、また、外層体10の内面と内層体20の外面との両方に多数の蒸着膜片30を設けるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態では、多数の蒸着膜片30を酸化ケイ素で形成されたものとしたが、これに限らず、外層体10の内面ないし内層体20の外面に蒸着によって形成されたものであれば、例えばDLC(ダイヤモンドライクカーボン)などの他の材質で形成されたものとしてもよい。
さらに、多数の蒸着膜片30の厚みは、上記数値範囲に限らず、種々変更可能である。
さらに、前記実施の形態では、外口部11に一対の外気導入口13を設けるようにしているが、外気導入口13は少なくとも1つ設けられていればよい。
さらに、外気導入口13は、外口部11に設けられて外口部11を貫通する貫通孔とされているが、これに限らず、例えば、外口部11の上端と内口部21の上端との間に設けられて外部に開口する隙間として構成してもよい。あるいは、外気導入口13を、肩部12a、胴本体部12bないし底部12cに設けた構成とすることもできる。
さらに、外層体10の材質としては、ポリエチレンテレフタレート樹脂に限らず、例えばポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、シクロオレフィンコポリマー樹脂(COC樹脂)、シクロオレフィンポリマー樹脂(COP樹脂)などの他の合成樹脂材料を採用することもできる。
さらに、内層体20の材質としても、ポリエチレンテレフタレート樹脂に限らず、例えばポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹脂(PC樹脂)、シクロオレフィンコポリマー樹脂(COC樹脂)、シクロオレフィンポリマー樹脂(COP樹脂)、エチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂(EVOH樹脂)などの他の合成樹脂材料を採用することもできる。内層体20の材質としてエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂を用いる場合には、バリア性及び柔軟性を考慮して、適切なエチレン含有率のものを採用することができる。また、内層体20は、バリア性を確保するために、例えば一対のポリエチレンテレフタレート樹脂層の間にMXナイロン樹脂層などのバリア層を設けた多層構造とすることもできる。
さらに、外口部11はネックリング14を備えない構成としてもよく、また、肩部12a、胴本体部12b及び底部12cの形状も種々変更可能である。
さらに、前記実施の形態では、積層剥離容器1を、注出口を備えた注出キャップが外口部11に装着され、胴部12がスクイズされることで内容液を注出するスクイズ式の注出容器に用いられるものとした場合を示したが、胴部12が容易にスクイズ変形しない所定の剛性を有し、ポンプ式注出具が外口部11に装着されるポンプ付き容器に用いられるものとすることもできる。
1 積層剥離容器
10 外層体
11 外口部
11a 雄ねじ
12 胴部
12a 肩部
12b 胴本体部
12c 底部
13 外気導入口
14 ネックリング
15 凹リブ
20 内層体
21 内口部
22 収容部
23 隙間
24 拡径部
25 フランジ部
26 縦リブ
30 蒸着膜片(蒸着膜)
31 接着膜片(接着膜)
40 プリフォーム組立体
50 外プリフォーム
51 外口部
51a 雄ねじ
52 外気導入口
53 延伸部
54 ネックリング
55 蒸着膜
60 内プリフォーム
61 内口部
62 拡径部
63 フランジ部
64 延伸部
O 軸心
S 収容空間

Claims (7)

  1. 外プリフォームの内側に内プリフォームを組み込んだプリフォーム組立体をブロー成形して形成された合成樹脂製の積層剥離容器であって、
    筒状の外口部と該外口部に連なる有底筒状の胴部とを備えた外層体と、
    前記外口部の内側に配置された筒状の内口部と前記胴部の内面に剥離可能に積層された減容変形自在の収容部とを備えた内層体と、
    前記外層体と前記内層体との間に外気を導入するための外気導入口と、を有し、
    前記胴部の内面または前記収容部の外面の少なくとも何れか一方に、蒸着膜が設けられていることを特徴とする積層剥離容器。
  2. 前記蒸着膜が、多数の蒸着膜片に分散して設けられている、請求項1に記載の積層剥離容器。
  3. 前記外層体及び前記内層体が、それぞれポリエチレンテレフタレート樹脂で形成されている、請求項1または2に記載の積層剥離容器。
  4. 前記蒸着膜が酸化ケイ素で形成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の積層剥離容器。
  5. 前記蒸着膜が設けられる前記胴部の内面または前記収容部の外面と、前記蒸着膜との間に、有機ケイ素化合物で形成された接着膜が設けられている、請求項4に記載の積層剥離容器。
  6. 前記胴部の内面のみに前記蒸着膜が設けられている、請求項1〜5の何れか1項に記載の積層剥離容器。
  7. 前記蒸着膜の厚みが、100nm以上、300nm以下である、請求項1〜6の何れか1項に記載の積層剥離容器。
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