JP2019124304A - 電磁クラッチ - Google Patents

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Hideki Yanagawa
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Abstract

【課題】電磁クラッチにおいて、着磁音の発生を抑制し、しかも、製造コストの上昇を抑制する。【解決手段】電磁クラッチ90は、電磁コイル93が格納された、軸心O回りに回転するロータ92と、電磁コイル93の磁力に応じてロータ92に断接されるアーマチュア94と、を備え、ロータ92は、外周部92bの、軸心O回りの等角度間隔(60[°])の6箇所に、軸心Oを中心とする周方向に沿って延びた剛性増大部92cが形成されている。【選択図】図2B

Description

本発明は、電磁クラッチに関する。
例えば、車両等に搭載されている空気調和システム(以下、空調システムという。)の気体圧縮機は、車両等の動力源(エンジン等)から動力を受けて動作する。この場合、動力源からの動力の供給を断接するために、電磁クラッチが用いられる。電磁クラッチは、ロータと電磁コイルとアーマチュアとを備えている。ロータは、動力源の動力を受けて常に回転し、アーマチュアは、ハブを介して気体圧縮機の回転軸に連結している。電磁コイルは、ロータに形成された空間の内部に配置されている。
アーマチュアは、回転しているロータに対して、軸方向に一定のギャップを介して離れているため回転しないが、通電によって電磁コイルが磁力を発生すると、その磁力によりアーマチュアが、電磁コイルを収容したロータに吸引されて軸方向に変位または変形する。これにより、アーマチュアの摩擦面(軸方向に直交)とロータの摩擦面(軸方向に直交)とが接触して、両摩擦面に生じる摩擦力により、アーマチュアはロータと一体的に回転し、アーマチュアに連結された回転軸が回転する。なお、アーマチュアには弾性力が作用していて、電磁コイルへの通電が無くなるとアーマチュアを吸引する磁力が無くなり、アーマチュアはこの弾性力によってロータから離れた状態に戻される。
このように、電磁クラッチは、電磁コイルへの電圧の印加の有無により、動力源との断接が行われるが、電磁コイルに通電してアーマチュアがロータに接続されたとき、音(着磁音)が発生する。この音が車室内に侵入すると、乗員に対して異音として聴覚を刺激するものとなる。
そこで、ハブとクラッチ板(アーマチュアに相当)の間に、ゴムダンパのカップリングを設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、クラッチ板とロータとの接続の際の衝撃をゴムダンパが緩衝して、着磁音を低減している。
特開2002−070891号公報
しかし、クラッチ板とハブとの間にカップリングを追加すると、部品点数と組立工数とがそれぞれ増加するため、製造コストの上昇を招く。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、着磁音を低減し、しかも、製造コストの上昇を抑制することができる電磁クラッチを提供することを目的とする。
本発明は、電磁コイルが格納された、軸心回りに回転するロータと、前記電磁コイルの磁力に応じて前記ロータに断接されるアーマチュアと、を備え、前記ロータは、外周部の、前記軸心回りの等角度間隔の3箇所又は6箇所に、周方向に沿って延びた剛性増大部が形成されている電磁クラッチである。
本発明に係る電磁クラッチによれば、着磁音を低減し、しかも、製造コストの上昇を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る電磁クラッチを有するコンプレッサを示す要部断面図である。 ロータを軸心方向のアーマチュアの側から見た模式図である。 ロータを軸心方向の圧縮機構部の側から見た模式図である。 ロータをアーマチュアの側から見た正面図である。 剛性増大部が3個である変形例のロータを軸心方向のアーマチュアの側から見た模式図である。 この変形例のロータを軸心方向の圧縮機構部の側から見た模式図である。 この変形例のロータをアーマチュアの側から見た正面図である。 剛性増大部が軸心方向に突出して形成された変形例のロータを軸心方向のアーマチュアの側から見た模式図である。 この変形例のロータを軸心方向の圧縮機構部の側から見た模式図である。 この変形例のロータを軸心に直交する方向から見た側面図である。 剛性増大部が3個である変形例のロータを軸心方向のアーマチュアの側から見た模式図である。 この変形例のロータを軸心方向の圧縮機構部の側から見た模式図である。 この変形例のロータを軸心に直交する方向から見た側面図である。
以下、本発明に係る電磁クラッチの実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る電磁クラッチ90を有するコンプレッサ100を示す要部断面図である。図示のコンプレッサ100は、例えばベーンロータリ形式の気体圧縮機である。
<コンプレッサ>
図1に示したコンプレッサ100は、車両に搭載され、冷却媒体の気化熱を利用して冷却を行なう空気調和システム(以下、単に空調システムという。)の一部として構成され、この空調システムの他の構成要素である凝縮器、膨張弁、蒸発器等とともに、冷却媒体の循環経路上に設けられている。
コンプレッサ100は、空調システムの蒸発器から取り入れた気体状の冷却媒体としての冷媒ガスG(気体)を圧縮し、この圧縮された冷媒ガスを空調システムの凝縮器に供給する。凝縮器は、圧縮された冷媒ガスを周囲の空気等との間で熱交換することにより冷媒ガスから放熱させて液化させ、高圧で液状の冷媒として膨張弁に送出する。高圧で液状の冷媒は、膨張弁で低圧化され、蒸発器に送出される。低圧の液状の冷媒は、蒸発器において周囲の空気から吸熱して気化し、この冷媒の気化に伴う熱交換により蒸発器の周囲の空気を冷却する。気化した低圧の冷媒ガスGは、コンプレッサ100に戻って圧縮され、以下、上記行程を繰り返す。
コンプレッサ100は、低圧の冷媒ガスGを内部に吸入し、高圧に圧縮して吐出する圧縮機構部60と、圧縮機構部60を内部に収容するハウジング10と、圧縮機構部60を駆動するための外部の動力源からの動力の供給を断接する電磁クラッチ90と、を備えている。
ハウジング10は、一方の端部が閉じたケース11とケース11の開放された端部を覆うフロントヘッド12とを備えている。フロントヘッド12がケース11の端部を覆った状態で、ハウジング10の内部に、圧縮機構部60を収容する空間が形成される。圧縮機構部60は、冷凍機油Rで潤滑された回転軸51を有していて、この回転軸51が回転することにより低圧の冷媒ガスGを内部に吸入し、高圧に圧縮して外部に吐出する。
ここで、回転軸51は、一方の端部51aが、ハウジング10の外部に露出している。具体的には、図2に示した状態で、回転軸の左側の端部51aが、フロントヘッド12の外部に露出している。
<電磁クラッチ>
電磁クラッチ90は、ロータ92と電磁コイル93とアーマチュア94とハブ91とを備えた構成である。ロータ92の外周面92aは、半径方向の断面がV字状で周方向に延びた溝が複数形成されている。この外周面92aにはベルトが巻き掛けられる。したがって、この外周面92aはプーリとして機能する。ベルトは、コンプレッサ100が搭載された車両のエンジン(動力源の一例)から動力の供給を受ける。ロータ92はベルトを介してエンジン等からの動力の供給を受けると、軸心O回りに回転する。
電磁コイル93はロータ92に形成された円環状の電磁コイル収容室92Aに格納されているが、電磁コイル93はヨークを介してフロントヘッド12に固定されていて、電磁コイル収容室92Aの内部でロータ92に接しないように配置されている。したがって、電磁コイル93は、軸心O回りに回転することはない。電磁コイル93は、通電によって磁力を発生し、通電の停止によって磁力を消失する。アーマチュア94は、軸心O方向に関して、ロータ92を挟んで圧縮機構部60と反対側に配置され、板ばね94a(板ばね部材)を介してハブ91に連結されている。ハブ91は、フロントヘッド12から露出した回転軸51の端部51aに、ねじ70によって締結されている。ハブ91はロータ92から離れた状態で固定されている。
アーマチュア94は、ハブ91よりも半径方向の外方に張り出して配置されている。板ばね94aは、軸心Oの延びた方向に沿っての弾性変形で、ハブ91に対してアーマチュア94が変位できるようになっている。
アーマチュア94は、ロータ92とわずかな隙間を介して配置されているが、電磁コイル93への通電によって電磁コイル93が磁力を発すると、その磁力によりアーマチュア94がロータ92に向けて吸引され、板ばね94aの弾性力に逆らって軸心O方向のロータ92に接触する位置まで変位する。これにより、アーマチュア94がロータ92に接触し、その接触によって生じた摩擦力により、アーマチュア94は、回転するロータ92に連れ回って回転し、ハブ91を介してアーマチュア94に連結された回転軸51が回転する。
一方、電磁コイル93への通電が停止すると、電磁コイル93が発していた磁力は消失し、ロータ92に接触していたアーマチュア94は、板ばね94aの弾性力によってロータ92から離れて元の位置に戻される。これにより、アーマチュア94は停止し、コンプレッサ100の圧縮機構部60も停止する。このように、アーマチュア94は、電磁コイル93の発生する磁力に応じてロータ92に断接される。
ロータ92はラジアルベアリングを介してフロントヘッド12に固定されていて、回転の軸心O回りに回転可能となっている。ロータ92には、軸心Oを中心とする円環状の電磁コイル93が格納される円環状の電磁コイル収容室92Aが形成されている。ロータ92の、後述するアーマチュア94に近い側の軸心O方向の端面は、アーマチュア94が接触する摩擦面として形成されている。
図2Aはロータ92を軸心O方向のアーマチュア94の側から見た模式図、図2Bはロータ92を軸心O方向の圧縮機構部60の側から見た模式図、図2Cはロータ92をアーマチュア94の側から見た正面図である。
ロータ92は、図2A、図2B、図2Cに示すように、外周部92bの、軸心O回りの等角度間隔(60[°]間隔)の6箇所に、剛性増大部92cが形成されている。剛性増大部92cの外周部92bに接続した部分は、周方向に沿って、軸心O回りの角度として、剛性増大部92cが形成されている角度間隔の半分(30[°])以上の角度αに亘って形成されている。このように、剛性増大部92cは、外周部92bの一部の剛性が高められることによって、ロータ92にアーマチュア94が接触したときの衝撃力の入力に対するロータ92の変形を抑制するようにロータ92の剛性を増大させる。
剛性増大部92cは、ロータ92の、軸心O方向の圧縮機構部60に近い側の端部に形成されていて、圧縮機構部60から遠い側の端部(アーマチュア94に近い側の端部)には形成されていない。剛性増大部92cは、具体的には、外周部92bから軸心Oを中心とする半径方向の外方に、外周部92bから突出した形状で形成されている。剛性増大部92cは、接続した外周部92bを内縁92g、外周部92bの半径r1より大きい半径r2の円の円弧を外縁92f、外縁92fの端と内縁92gの端とをそれぞれ結んだ直線状の2つの側縁92d,92eによって囲まれた形状に形成されている。
剛性増大部92cは、外周部92bに接続した内縁92gに比べて外縁92fが短く形成されているため略台形状となっている。これにより、剛性増大部92cは、外縁92fが内縁92gと同じ長さに形成された略矩形状のものに比べて、剛性の増大の効果を低下させることなく、重量を軽くすることができる。また、剛性増大部92cは、軸心Oから遠くなるにしたがって、軸心O方向に沿った厚さが薄く形成されている。これによっても、剛性増大部92cは、外縁92fが内縁92gと同じ厚さに形成されたものに比べて、剛性の増大の効果を低下させることなく、重量を軽くすることができる。
ここで、本願の発明者の研究によると、アーマチュア94が接触したときの衝撃力の入力に対して、ロータ92の軸心O回りの角度の剛性の差異が、電磁クラッチ90の着磁音が大きさに影響を与えることが判明した。
本実施形態における剛性増大部92cは、ロータ92の軸心O回りの特定の角度(60[°])ごとに剛性を増大させることで、アーマチュア94が接触したときの衝撃力の入力に対する剛性を高めて、着磁音を抑制する。
なお、剛性増大部92cが6個、軸心O回りの等角度間隔で形成されていることで、剛性が増大しない6箇所との間で軸心O回りの30[°]ごとに剛性が変化する。この結果、剛性増大部92cは、着磁音に低減させる。
また、本実施形態の電磁クラッチ90は、剛性増大部92cが外周部92bから半径方向の外方に突出して形成されているため、剛性増大部92cが軸心O方向に突出するものに比べて、電磁クラッチ90の軸心Oに沿った方向の長さが長くなるのを防止することができる。また、本実施形態の電磁クラッチ90は、剛性増大部92cが軸心O方向に突出するものに比べて、ロータ92の剛性を増大する効果が高い。
また、本実施形態の電磁クラッチ90は、アーマチュア94が、ロータ92から離れた状態で固定されたハブ91に、板ばね94aを介して連結されているため、ゴムダンパを介して連結されているもののようにゴムダンパが着磁音を吸収することはない。しかし、本実施形態の電磁クラッチ90は、ゴムダンパのように着磁音の吸収を期待することができない板ばね94aを用いたものであるにも拘わらず、着磁音の発生を抑制することができ、本発明の効果が一層効果的に発揮される。そして、本実施形態の電磁クラッチ90は、ゴムダンパを含むカップリングを備えていないため、カップリングを備えることによる製造コストの上昇を抑制することができる。
なお、本実施形態の電磁クラッチ90は、カップリングを備えない代わりに剛性増大部92cを備えているが、剛性増大部92cは、ロータ92の外形形状を延長して形成したものであるため、ロータ92の素材の費用がその延長した分だけ増えるが、それによる素材の費用の上昇は、カップリングを備える場合の費用の上昇に比べて無いに等しい程、極わずかであり、カップリングを備えないことによるコストの低減効果は非常に大きい。
また、本実施形態の電磁クラッチ90は、剛性増大部92cが6個であるが、6個の半分の3個であってもよい。図3Aは剛性増大部92cが3個である変形例のロータ92を軸心O方向のアーマチュア94の側から見た模式図、図3Bはこの変形例のロータ92を軸心O方向の圧縮機構部60の側から見た模式図、図3Cはこの変形例のロータ92をアーマチュア94の側から見た正面図である。
図3A、図3B、図3Cに示すように、剛性増大部92cを3個形成したものも本発明に係る電磁クラッチの実施形態となる。この変形例のロータ92は、外周部92bの、軸心O回りの等角度間隔(120[°]間隔)の3箇所に、剛性増大部92cが形成されている。剛性増大部92cの、外周部92bに接続した部分は、周方向に沿って、軸心O回りの角度として、剛性増大部92cが形成されている角度間隔と同じ角度の範囲(α=120[°])の全体に亘って形成されている。このように、構成された変形例のロータ92を備えた電磁クラッチ90も、上述した実施形態の電磁クラッチ90と同様の作用、効果を発揮する。
なお、図3A〜3Cに記載された変形例のロータ92は、剛性増大部92cを形成する側縁92dと、この剛性増大部92cに隣接する剛性増大部92cの側縁92eとは、一直線に連なるため、剛性増大部92cを製造するに際しては、ロータ92の、圧縮機構部60から遠い側の端部を、半径r1の外周部92bよりも大きい半径r2の円形(円環形)に形成し、軸心O回りの120[°]間隔の位置で半径r1の外周部92bに接する3本の接線により半径r2の円形の一部を除去することで、その接線を、一直線に連なる側縁92d,92eとして形成することができる。
また、本実施形態の電磁クラッチ90は、剛性増大部92cが半径方向の外方に突出して形成されたものであるが、剛性増大部92cは、軸心O方向に突出して形成されたものであってもよい。図4Aは剛性増大部92cが軸心O方向に突出して形成された変形例のロータ92を軸心O方向のアーマチュア94の側から見た模式図、図4Bはこの変形例のロータ92を軸心O方向の圧縮機構部60の側から見た模式図、図4Cはこの変形例のロータ92を軸心Oに直交する方向から見た側面図である。
図4A、図4B、図4Cに示すように、剛性増大部92cを、ロータ92の外周部92bの軸心O方向の端面92hから、圧縮機構部60に向かって突出して形成したものも本発明に係る電磁クラッチの実施形態となる。図4A〜4Cに示した剛性増大部92cは、具体的には、外周部92bの圧縮機構部60側の端面92hから、軸心Oに沿って圧縮機構部60に向かって突出してされている。剛性増大部92cは、軸心O回りの等角度間隔(60[°]間隔)で、6個形成されている。各剛性増大部92cは、端面92hに接続した部分が、軸心O回りの角度として、剛性増大部92cが形成されている角度間隔の半分(30[°])以上の角度αに亘って形成されている。
このように、軸心O方向に突出した剛性増大部92cも、外周部92bの一部の剛性を高めることによって、ロータ92にアーマチュア94が接触したときの衝撃力の入力に対するロータ92の変形を抑制するようにロータ92の剛性を増大させ、上述した実施形態の電磁クラッチ90と同様の作用、効果を発揮する。
また、本実施形態の電磁クラッチ90は、剛性増大部92cが軸心O方向に突出して形成されているため、剛性増大部92cが外周部92bから半径方向の外方に突出して形成されているものに比べて、電磁クラッチ90の軸心Oに直交する半径方向の大きさが大きくなるのを防止することができる。
なお、この軸心O方向に突出した剛性増大部92cについても、6個の半分の3個であってもよい。図5Aは剛性増大部92cが3個である変形例のロータ92を軸心O方向のアーマチュア94の側から見た模式図、図5Bはこの変形例のロータ92を軸心O方向の圧縮機構部60の側から見た模式図、図5Cはこの変形例のロータ92を軸心Oに直交する方向から見た側面図である。
図5A、図5B、図5Cに示すように、軸心O方向に突出する剛性増大部92cを3個形成したものも本発明に係る電磁クラッチの実施形態となる。この変形例のロータ92は、外周部92bの、軸心O回りの等角度間隔(120[°]間隔)の3箇所に、端面92hから圧縮機構部60の側に突出する剛性増大部92cが形成されている。剛性増大部92cの、端面92hに接続する部分は、周方向に沿って、軸心O回りの角度として、剛性増大部92cが形成されている角度間隔の半分の角度の範囲(α=60[°])以上の角度αの範囲に亘って形成されている。このように、構成された変形例のロータ92を備えた電磁クラッチ90も、上述した実施形態の電磁クラッチ90と同様の作用、効果を発揮する。
本実施形態の電磁クラッチ90は、気体圧縮機の一例であるコンプレッサ100用のものであるが、本発明に係る電磁クラッチは気体圧縮機用のものに限定されない。また、本実施形態の電磁クラッチ90が適用されたコンプレッサ100は、ベーンロータリ形式の気体圧縮機であるが、本発明に係る電磁クラッチは、ベーンロータリ形式以外の形式の気体圧縮機に用いられるものであってもよい。したがって、ベーンロータリ形式以外の斜板式の気体圧縮機、スクロール形式の気体圧縮機等に用いられる電磁クラッチにも、本発明に係る電磁クラッチを適用することができる。
60 圧縮機構部
90 電磁クラッチ
92 ロータ
92b 外周部
92c 剛性増大部
93 電磁コイル
94 アーマチュア
100 コンプレッサ
O 軸心
r1,r2 半径

Claims (5)

  1. 電磁コイルが格納された、軸心回りに回転するロータと、
    前記電磁コイルの磁力に応じて前記ロータに断接されるアーマチュアと、を備え、
    前記ロータは、外周部の、前記軸心回りの等角度間隔の3箇所又は6箇所に、周方向に沿って延びた剛性増大部が形成されている電磁クラッチ。
  2. 前記剛性増大部は、前記外周部から半径方向の外方に突出している請求項1に記載の電磁クラッチ。
  3. 前記剛性増大部は、前記外周部を内縁、前記外周部より半径が大きい円の円弧であって前記内縁よりも短い外縁、前記外縁の端と前記内縁の端とをそれぞれ結んだ直線状の2つの側縁によって囲まれた略台形状に形成されている請求項1又は2に記載の電磁クラッチ。
  4. 前記アーマチュアは、前記ロータを挟んで、気体圧縮機の圧縮機構部と反対側に配置され、
    前記剛性増大部は、前記外周部から前記軸心方向の、前記圧縮機構部に向かって突出している請求項1に記載の電磁クラッチ。
  5. 前記アーマチュアは、前記ロータから離れた状態で固定されたハブに、板ばね部材を介して連結されている請求項1から4のうちいずれか1項に記載の電磁クラッチ。
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