JP2019123884A5 - - Google Patents

Claims (12)

1. 基材と前記基材の少なくとも片側に積層されている粘着剤層とを有し、前記粘着剤層をステンレス（４３０ＢＡ板）に対して貼り合わせ後２３℃で１０秒間放置した後の１０秒後粘着力Ｎ１が１．０［Ｎ／２０ｍｍ］以下であり、貼り合わせ後８０℃で５分エージングした後に２３℃の環境下で３０分間放置した後の粘着力Ｎ２が３．０［Ｎ／２０ｍｍ］以上であり、かつＮ２／Ｎ１が５．０以上となるように構成され、前記粘着剤層が剥離ライナーで保護されている粘着シートを製造する方法であって、
   粘着剤組成物を用意すること、
   前記粘着剤組成物を前記基材に付与すること、
   前記粘着剤組成物に硬化処理を施して粘着剤層を形成すること、および
   前記粘着剤層の表面に前記剥離ライナーを貼り合わせること、
   を包含し、
   ここで、前記粘着剤組成物は、ガラス転移温度が０℃未満のアクリル系ポリマー（Ａ）を含む溶液であり、
   前記硬化処理は加熱乾燥処理を含む、粘着シート製造方法。
2. 基材と前記基材の少なくとも片側に積層されている粘着剤層とを有し、前記粘着剤層をステンレス（４３０ＢＡ板）に対して貼り合わせ後２３℃で１０秒間放置した後の１０秒後粘着力Ｎ１が１．０［Ｎ／２０ｍｍ］以下であり、貼り合わせ後８０℃で５分エージングした後に２３℃の環境下で３０分間放置した後の粘着力Ｎ２が３．０［Ｎ／２０ｍｍ］以上であり、かつＮ２／Ｎ１が５．０以上となるように構成され、前記粘着剤層が剥離ライナーで保護されている粘着シートを製造する方法であって、
   粘着剤組成物を用意すること、および
   前記粘着剤組成物に硬化処理を施すことにより剥離ライナー上に形成した粘着剤層を、前記基材に転写すること、
   を包含し、
   ここで、前記粘着剤組成物は、ガラス転移温度が０℃未満のアクリル系ポリマー（Ａ）を含む溶液であり、
   前記硬化処理は加熱乾燥処理を含む、粘着シート製造方法。
3. 前記剥離ライナーはプラスチックフィルムである、請求項１または２に記載の方法。
4. 前記剥離ライナーは、シリコーン系離型剤により離型処理されている、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記粘着剤組成物は、前記ポリマー（Ａ）および重合体（Ｂ）を含み、
   前記重合体（Ｂ）は、官能基当量が１０００ｇ／ｍｏｌ以上１５０００ｇ／ｍｏｌ未満であるポリオルガノシロキサン骨格を有するモノマーをモノマー単位として含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記粘着剤組成物は、前記ポリマー（Ａ）および重合体（Ｂ）を含み、
   前記重合体（Ｂ）は、ホモポリマーのガラス転移温度が４０℃以上のモノマーをモノマー単位として含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 請求項１から６のいずれか一項に記載の方法において前記粘着剤層を形成するために用いられる、粘着剤組成物。
8. 基材と、前記基材の少なくとも片側に積層されている粘着剤層と、を有し、
   前記粘着剤層をステンレス（４３０ＢＡ板）に対して貼り合わせ後２３℃で１０秒間放置した後の１０秒後粘着力Ｎ１が１．０［Ｎ／２０ｍｍ］以下であり、貼り合わせ後８０℃で５分エージングした後に２３℃の環境下で３０分間放置した後の粘着力Ｎ２が３．０［Ｎ／２０ｍｍ］以上であり、かつＮ２／Ｎ１が５．０以上となるように構成されており、
   前記粘着剤層はガラス転移温度が０℃未満のアクリル系ポリマー（Ａ）を含み、
   前記粘着剤層は剥離ライナーで保護されている、粘着シート。
9. 前記剥離ライナーはプラスチックフィルムである、請求項８に記載の粘着シート。
10. 前記剥離ライナーは、シリコーン系離型剤により離型処理されている、請求項８または９に記載の粘着シート。
11. 前記粘着剤層は、前記ポリマー（Ａ）および重合体（Ｂ）を含み、
    前記重合体（Ｂ）は、官能基当量が１０００ｇ／ｍｏｌ以上１５０００ｇ／ｍｏｌ未満であるポリオルガノシロキサン骨格を有するモノマーをモノマー単位として含む、請求項８から１０のいずれか一項に記載の粘着シート。
12. 前記粘着剤層は、前記ポリマー（Ａ）および重合体（Ｂ）を含み、
    前記重合体（Ｂ）は、ホモポリマーのガラス転移温度が４０℃以上のモノマーをモノマー単位として含む、請求項８から１１のいずれか一項に記載の粘着シート。