JP2019123338A - 車両のエアバッグ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両のエアバッグ装置において、簡単な構造でエアバッグの展開方向を制御できるようにすることを目的とする。
また、上記発明において、前記上壁部(51)は前記上壁部(51)の高さ方向に湾曲する湾曲形状であり、前記リブ(67)は、複数設けられ、複数の前記リブ(67)は、湾曲による前記上壁部(51)の高さに応じて上下の長さが異なっていても良い。
また、上記発明において、前記上壁部(51)に連続して配置されて車体を覆う化粧板(19)が設けられ、前記上壁部(51)は、外側に延出するフランジ部(60)を外周部に備え、前記化粧板(19)の端縁(19a)は、前記フランジ部(60)に上方から重なっても良い。
また、上記発明において、上面視で、前記上壁部(51)の前縁部には、内側に凹む凹部(58)と前記凹部(58)の両側方に位置する凸部(59)とが設けられ、前記凹部(58)に前記化粧板(19)が設けられ、前記凹部(58)の下方の前記周壁部(70)には、外面に切り込み(62a)が設けられ、前記凸部(59)の下方の前記周壁部(70)には、内面に切り込み(62b)が設けられても良い。
また、上記発明において、前記周壁部(70)は、前記エアバッグ(35)を前方から覆う前壁(52)と、前記エアバッグ(35)を左右の側方から覆う側壁(54)と、前記エアバッグ(35)を後方から覆う後壁(53)とを備え、前記リブ(67)は、前記後壁(53)と前記上壁部(51)とを繋いでも良い。
この構成によれば、周壁部の上端部と上壁部とを繋ぐリブによって、周壁部の上端部と上壁部とが接続される部分の一部の強度が増加するため、エアバッグが展開する際の上壁部の開き度合いを調整できる。このため、リブを設ける簡単な構造でエアバッグの展開方向を制御できる。
また、上記発明において、上壁部は上壁部の高さ方向に湾曲する湾曲形状であり、リブは、複数設けられ、複数のリブは、湾曲による上壁部の高さに応じて上下の長さが異なっても良い。この構成によれば、上壁部が湾曲形状であっても、複数のリブの長さを適切にできる。このため、上壁部の形状の自由度を確保できるとともに、リブによる簡単な構造でエアバッグの展開方向を制御できる。
この構成によれば、リテーナーに取り付けられるリッドのリッド上壁部及びリッド周壁部にリブを設ける簡単な構造でエアバッグの展開方向を制御できる。また、リテーナーにエアバッグの展開の調整用のリブを設ける必要がないため、リテーナーの構造を簡単にできる。
また、上記発明において、上壁部に連続して配置されて車体を覆う化粧板が設けられ、上壁部は、外側に延出するフランジ部を外周部に備え、化粧板の端縁は、フランジ部に上方から重なっても良い。この構成によれば、化粧板の端縁及びフランジ部によってラビリンス構造が形成されるため、化粧板の内側が視認され難くなり、外観性が良い。
また、上記発明において、上面視で、上壁部の前縁部には、内側に凹む凹部と凹部の両側方に位置する凸部とが設けられ、凹部に化粧板が設けられ、凹部の下方の周壁部には、外面に切り込みが設けられ、凸部の下方の周壁部には、内面に切り込みが設けられる。
この構成によれば、凹部によって化粧板を位置決めできる。また、外面の切り込みの両側方に内面の切り込みが設けられるため、切り込みによる周壁部の破断を均一化し易い。
また、上記発明において、周壁部は、エアバッグを前方から覆う前壁と、エアバッグを左右の側方から覆う側壁と、エアバッグを後方から覆う後壁とを備え、リブは、後壁と上壁部とを繋いでも良い。この構成によれば、後壁の上端部と上壁部とが接続される部分の強度が高くなり、後壁の上端部を起点に上壁部が開くため、エアバッグを前方側に展開させて、乗員を適切に保護できる。
自動二輪車1(車両)は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部側に設けられる車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート14が車体フレーム10の後部の上方に設けられる鞍乗り型車両である。
車体フレーム10及び補機等の車体を覆う車体カバーは、操舵系12の周辺部を覆うフロントカバー17と、操舵ハンドル16とシート14との間に設けられるセンターカバー18と、センターカバー18の前端部から前方に延びる化粧板19とを備える。
ウィンドスクリーン20は、フロントカバー17の前面の上端部から後上がりに延びる。操舵ハンドル16の前方でウィンドスクリーン20の下方には、車速等の情報を表示するメーターユニット21が設けられる。
また、化粧板19は、車幅の中央に配置され、センターカバー18の前端部からメーターユニット21近傍まで延びる前後に長いカバーである。
自動二輪車1は、乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置30を備える。
エアバッグ装置30は、前後方向において操舵ハンドル16とシート14との間に配置され、シート14の前方に位置する。
図1、図3及び図4を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部で車幅の中央に設けられるヘッドパイプ22と、ヘッドパイプ22から後下がりに後方へ延びる左右一対のメインフレーム23,23と、メインフレーム23,23の後端部から下方に延びる左右一対のピボットフレーム24,24と、ピボットフレーム24,24の上部から後方に延びる左右一対のシートフレーム25,25とを備える。
各メインフレーム23は、ヘッドパイプ22の側面から車幅方向外側に延びる外方延出部23aと、外方延出部23aから後方に延びるメインフレーム本体部23bとを備える。
エンジン11は、ピボットフレーム24,24の前方でメインフレーム23,23の下方に設けられる。
図3及び図4を参照し、エアバッグ装置30は、ケース状のエアバッグモジュール31と、エアバッグモジュール31を車体フレーム10に支持する支持フレーム32とを備える。
また、エアバッグモジュール31は、エアバッグモジュール31の前面に設けられる前面補強部材37(補強部材)と、エアバッグモジュール31の左右の側面にそれぞれ設けられる側面補強部材38,38(補強部材)とを備える。
すなわち、エアバッグモジュール31は、メインフレーム23,23から上方に延びる支持フレーム32によって支持され、メインフレーム23,23の上方に設けられる。
リテーナー33の下部には、他の部品を取り付け可能なステー39が設けられる。
図5及び図6に示すように、リテーナー33は、エアバッグ35を前方から覆うリテーナー前壁41と、リテーナー前壁41に対向するリテーナー後壁42と、リテーナー前壁41及びリテーナー後壁42の左右の側縁を前後に繋ぐ左右一対のリテーナー側壁43,43と、リテーナー33の下面を塞ぐ下壁44とを備える。リテーナー33は、上面の全体が開口するリテーナー上面開口33aを備える。
リテーナー前壁41、リテーナー後壁42、及びリテーナー側壁43,43は、エアバッグ35を周囲から囲うリテーナー周壁部45を構成する。リテーナー周壁部45は、平面視では、略矩形の枠状である。
リテーナー33は、金属製であり、例えば、鉄系材料で構成される。
インフレーター36は、車幅方向に延びる円筒状に形成され、インフレーター収納部44aに収納されて下壁44に固定される。インフレーター36の内部には、ガス発生剤、及び、このガス発生剤にガスを発生する反応を開始させるイニシエータが設けられる。このイニシエータは点火装置を備える。
図7〜図10を参照し、リッド34は、リテーナー周壁部45に嵌合する枠状のリッド周壁部50と、リッド周壁部50の上面を閉じるリッド上壁部51(上壁部)とを備える。リッド34は、リテーナー上面開口33aを覆う。
リッド34は、合成樹脂製であり、リテーナー33を構成する金属よりも強度及び剛性が小さい素材で構成される。リッド周壁部50及びリッド上壁部51は、型を用いた樹脂成型によって一体に形成される。
詳細には、リッド周壁部50は、リテーナー前壁41を前方から覆うリッド前壁52(前壁)と、リテーナー後壁42を後方から覆うリッド後壁53(後壁)と、リテーナー側壁43,43を外側方から覆う左右一対のリッド側壁54,54(側壁)とを備える。
リッド前壁52、リッド後壁53、及びリッド側壁54,54には、固定具55が挿通されるリベット孔56が複数設けられる。
リッド上壁部51は、車幅方向の中央部が最も高く、中央部から車幅方向の両側方に行くほど低くなるように湾曲する湾曲形状に形成される。
また、リッド上壁部51は、車両側面視で、後下がりに配置される。
前側庇部57aは、平面視で後方側に凹む凹部58を車幅方向の中央部に備え、前方側に出っ張る凸部59,59を凹部58の両側方に備える。
リッド上壁部51は、平面視で周縁部(外周部)から外側に延出する板状のフランジ部60を全周に備える。フランジ部60は、リッド上壁部51の前縁部では、図10に示すように前側庇部57aの下縁から前方に延びる。
切り込み部61は、リッド周壁部50のリッド前壁52の上縁に設けられる前面切り込み部62と、リッド周壁部50のリッド側壁54,54の上縁に設けられる側面切り込み部63,63(切り込み)とを備える。リッド周壁部50のリッド後壁53の上部には、脆弱部としての切り込み部61は設けられていない。
外面切り込み部62aは、リッド前壁52の上縁部の外面に設けられており、リッド34の外側に露出する。内面切り込み部62b,62bは、リッド前壁52の上縁部の内面に設けられており、リッド34の外側に露出しない。
外面切り込み部62aの車幅方向の外端部と、内面切り込み部62b,62bの車幅方向の内端部とは連続しており、リッド前壁52の板厚方向に重なっている。
前面切り込み部62は、リッド前壁52のおける車幅方向の全長に亘って設けられる。
上方に展開するエアバッグ35が通る上面開口50aは、リッド34が開裂することでリッド周壁部50の上面に形成される。
リテーナー周壁部45及びリッド周壁部50は、エアバッグモジュール31の周壁部70を構成する。周壁部70は、エアバッグ35を周囲から囲う。上面開口50aは、周壁部70のリッド周壁部50の上面に形成される開口である。
図1に示すように、エアバッグ35は、リッド34の前上方に展開され、シート14の前方に位置する。このため、シート14に着座する乗員を適切に保護できる。
リブ67は、互いに間隔を開けて車幅方向に複数並べて配置される。リブ67は、リッド後壁53の内面から前方に向けて立設される板状であり、上端がリッド上壁部51の後端部の内面に接続される。リブ67は、リブ67の板厚方向が車幅方向を指向する向きで配置される。
詳細には、リブ67は、車幅方向の中央部で上下の長さが最も長く、中央部から車幅方向の両側方に行くほど上下の長さが小さくなる。
リブ67は、リッド周壁部50及びリッド上壁部51の一体成形の際に一体に成形される。
側面補強部材38,38は、リッド側壁54,54に外側方から重ねて設けられ、固定具55によってリッド側壁54,54に固定される。
前面補強部材37及び側面補強部材38,38は、リッド34を構成する樹脂材料よりも強度及び剛性が高い金属材料で構成され、例えば鉄系材料で構成される。
また、リッド周壁部50とリテーナー周壁部45とを固定する固定具55を利用して前面補強部材37及び側面補強部材38,38を固定するため、簡単な構造で周壁部70を補強できる。前面補強部材37及び側面補強部材38,38には、車体カバー等の他の部品を取り付けることができる。
センターカバー18の縁部18aは、リッド上壁部51の前端のフランジ部60に上方から重なり、縁部18a及びフランジ部60によってラビリンス構造が形成される。このため、センターカバー18の下方が視認され難くなり、外観性が良い。
図11は、エアバッグ35の折り畳みの手順を説明する図である。図12は、図11において、エアバッグ35を側方から見た図である。図11では、各状態のエアバッグ35の図中上方にXI−XI断面が示されている。また、図12では、エアバッグ35の厚さ方向の形状は簡略化されている。
図11の(A)及び図12に示すように、エアバッグ35は、インフレーター36に接続される基端部35aから車両前方に真っ直ぐ延びる袋である。インフレーター36は、エアバッグ35の基端部35aの下面側に設けられる。
次いで図11の(E)及び(F)を参照し、一方の出っ張り部102aは、(C)における内端部102bが蛇腹部101の外縁101aに重なるように、外側に折り返される。(E)の折り返し線102cは、外縁101aと略平行である。
図11の(I)及び(J)を参照し、エアバッグ35は、再度上下にひっくり返され、蛇腹部101側が上面になっている。
図11の(I)及び(J)の状態でも、エアバッグ35は、図12のように基端部35aから車両前方に真っ直ぐ延びる。
図11の(I)及び(J)の状態のエアバッグ35は、図13の(A)に示すように、先端部を複数回(2回)折り返される。
詳細には、図13の(A)では、エアバッグ35は、先端部が第1折り返し部103で下方側且つ後方に折り返され、第1折り返し部103よりも先端35b側の第2折り返し部104で下方且つ前方に折り返される。この状態では、先端35bは第1折り返し部103に重なる。
図14は、折り畳みが完了した状態のエアバッグ35の側面図である。
図13の(D)のように、折り畳み部106がインフレーター36に近接する位置まで巻かれると、ロール部107は、側面視で後回転となる向きで略180°だけ後上方に折り返される。これにより、エアバッグ35は、図14のように、インフレーター36の上方にロール部107が位置する状態となる。エアバッグ35は、図14の状態で、エアバッグモジュール31内に収納される。
この構成によれば、周壁部70の上端部とリッド上壁部51とを繋ぐリブ67によって、周壁部70の上端部とリッド上壁部51とが接続される角部65の一部である後側角部65cの強度が増加するため、エアバッグ35が展開する際のリッド上壁部51の開き度合いを調整できる。このため、リブ67を設ける簡単な構造でエアバッグ35の展開方向を制御できる。
また、リッド上壁部51はリッド上壁部51の高さ方向に湾曲する湾曲形状であり、リブ67は、複数設けられ、複数のリブ67は、湾曲によるリッド上壁部51の高さに応じて上下の長さが異なる。この構成によれば、リッド上壁部51が湾曲形状であっても、複数のリブ67の長さを適切にできる。このため、リッド上壁部51の形状の自由度を確保できるとともに、リブ67による簡単な構造でエアバッグ35の展開方向を制御できる。
この構成によれば、リテーナー33に取り付けられるリッド34のリッド上壁部51及びリッド周壁部50にリブ67を設ける簡単な構造でエアバッグ35の展開方向を制御できる。また、リテーナー33にエアバッグ35の展開の調整用のリブ67を設ける必要がないため、リテーナー33の構造を簡単にできる。
また、リッド上壁部51に連続して配置されて車体を覆う化粧板19が設けられ、リッド上壁部51は、外側に延出するフランジ部60を外周部に備え、化粧板19の後端縁19aは、フランジ部60に上方から重なる。この構成によれば、化粧板19の後端縁19a及びフランジ部60によってラビリンス構造が形成されるため、化粧板19の内側が視認され難くなり、外観性が良い。
また、上面視で、リッド上壁部51の前縁部には、内側に凹む凹部58と凹部58の両側方に位置する凸部59,59とが設けられ、凹部58に化粧板19が設けられ、凹部58の下方の周壁部70には、外面に外面切り込み部62aが設けられ、凸部59,59の下方の周壁部70には、内面に内面切り込み部62b,62bが設けられる。
この構成によれば、凹部58によって化粧板19を位置決めできる。また、外面切り込み部62aの両側方に内面切り込み部62b,62bが設けられるため、切り込みによる周壁部70の破断を均一化し易い。
また、周壁部70は、エアバッグ35を前方から覆うリッド前壁52と、エアバッグ35を左右の側方から覆うリッド側壁54,54と、エアバッグ35を後方から覆うリッド後壁53とを備え、リブ67は、リッド後壁53とリッド上壁部51とを繋ぐ。この構成によれば、リッド後壁53の上端部とリッド上壁部51とが接続される部分である後側角部65cの強度が高くなり、リッド後壁53の上端部を起点にリッド上壁部51が開くため、エアバッグ35を前方側に展開させて、乗員を適切に保護できる。
上記実施の形態では、リブ67が設けられる後側角部65cは、リッド後壁53及びリッド上壁部51に設けられるものとして説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、リテーナー33とリッド34とを別体で設けずに、リテーナー周壁部45の上端に一体に上壁部を設け、この上壁部とテーナー周壁部45とが接続される部分の一部にリブを設けても良い。
また、上記実施の形態では、リブ67は、角部65の一部である後側角部65cに設けられるものとして説明したが、リブは、後側角部65cに替えて前側角部65aまたは側面角部65bに設けられても良い。この場合、切り込み部61は、リブが設けられる壁の側に切り込み部61が設けられないように位置を変更される。
また、上記実施の形態では、リブ67は、周壁部70の内面とリッド上壁部51の内面とを繋ぐものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、リブは、周壁部70の上端部とリッド上壁部51とが接続される角部65において周壁部70の外面とリッド上壁部51の外面とを繋ぐものであって、エアバッグモジュール31の外面に設けられても良い。
上記実施の形態では車両として鞍乗り型車両である自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、4輪の乗用車等の車両に適用可能である。また、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備えた鞍乗り型車両などの鞍乗り型車両に適用可能である。
14 シート
19 化粧板
19a 後端縁(端縁)
30 エアバッグ装置
33 リテーナー
34 リッド
35 エアバッグ
37 前面補強部材(補強部材)
38 側面補強部材(補強部材)
45 リテーナー周壁部
50 リッド周壁部
50a 上面開口
51 リッド上壁部(上壁部)
52 リッド前壁(前壁)
53 リッド後壁(後壁)
54 リッド側壁(側壁)
58 凹部
59 凸部
60 フランジ部
62a 外面切り込み部(切り込み)
62b 内面切り込み部(切り込み)
63 側面切り込み部(切り込み)
65 角部(周壁部の上端部と上壁部とが接続される部分)
65c 後側角部(一部)
67 リブ
70 周壁部
Claims (9)
- 乗員用のシート(14)の前方に配置されるエアバッグ(35)と、前記エアバッグ(35)を周囲から囲う周壁部(70)と、前記周壁部(70)の上面開口(50a)を閉じる上壁部(51)とを備え、前記エアバッグ(35)が膨張して前記上面開口(50a)から外側に展開する車両のエアバッグ装置において、
前記周壁部(70)の上端部と前記上壁部(51)とが接続される部分(65)の一部(65c)に、前記周壁部(70)の上端部と前記上壁部(51)とを繋ぐリブ(67)が設けられることを特徴とする車両のエアバッグ装置。 - 前記リブ(67)は、前記周壁部(70)の内面と前記上壁部(51)の内面とを繋ぐことを特徴とする請求項1記載の車両のエアバッグ装置。
- 前記上壁部(51)は前記上壁部(51)の高さ方向に湾曲する湾曲形状であり、
前記リブ(67)は、複数設けられ、複数の前記リブ(67)は、湾曲による前記上壁部(51)の高さに応じて上下の長さが異なることを特徴とする請求項1または2記載の車両のエアバッグ装置。 - 前記エアバッグ(35)が収納されるリテーナー(33)と、前記リテーナー(33)に取り付けられるリッド(34)とを備え、
前記リテーナー(33)は、前記エアバッグ(35)を周囲から囲うリテーナー周壁部(45)を備え、
前記リッド(34)は、前記上面開口(50a)を覆うリッド上壁部(51)と、前記リテーナー周壁部(45)に上方から嵌合するリッド周壁部(50)とを備え、
前記リテーナー周壁部(45)及び前記リッド周壁部(50)は前記周壁部(70)を構成し、前記リッド上壁部(51)は前記上壁部(51)を構成し、
前記リブ(67)は、前記リッド上壁部(51)及び前記リッド周壁部(50)に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両のエアバッグ装置。 - 前記上壁部(51)に連続して配置されて車体を覆う化粧板(19)が設けられ、
前記上壁部(51)は、外側に延出するフランジ部(60)を外周部に備え、
前記化粧板(19)の端縁(19a)は、前記フランジ部(60)に上方から重なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両のエアバッグ装置。 - 前記周壁部(70)の外面に補強部材(37,38)が固定されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両のエアバッグ装置。
- 上面視で、前記上壁部(51)の前縁部には、内側に凹む凹部(58)と前記凹部(58)の両側方に位置する凸部(59)とが設けられ、
前記凹部(58)に前記化粧板(19)が設けられ、
前記凹部(58)の下方の前記周壁部(70)には、外面に切り込み(62a)が設けられ、前記凸部(59)の下方の前記周壁部(70)には、内面に切り込み(62b)が設けられることを特徴とする請求項5記載の車両のエアバッグ装置。 - 前記周壁部(70)の左右の側壁(54)に切り込み(63)が設けられることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の車両のエアバッグ装置。
- 前記周壁部(70)は、前記エアバッグ(35)を前方から覆う前壁(52)と、前記エアバッグ(35)を左右の側方から覆う側壁(54)と、前記エアバッグ(35)を後方から覆う後壁(53)とを備え、
前記リブ(67)は、前記後壁(53)と前記上壁部(51)とを繋ぐことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の車両のエアバッグ装置。
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