JP2019119296A - 車両制御装置、車両制御方法、プログラム、および情報取得装置 - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法、プログラム、および情報取得装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うこと。【解決手段】車両の走行を制御する車両制御装置は、車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得部と、取得部が取得した情報に基づいて、車両の走行方向に対して交差する横方向に車両を移動させるオフセット制御を行う制御部と、を備える。制御部は、車両が走行する第1車線と他車両が走行する第2車線との間に構造物が存在しない場合の横移動量に比べて、構造物が存在する場合の横移動量を抑制したオフセット制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の制御技術に関する。
特許文献1には、進行方向の並走他車と対向車とに対してオフセット制御を行うことが記載されており、特許文献2には、対向車の追い越しを予測してオフセット制御を行うことが記載されている。
特表2005−524135号公報 特開2010−097261号公報
特許文献1、2では、自車両と対向車との間の構造物の有無に依らずオフセット制御を行うため、不要なオフセット制御を行う場合がある。
本発明は、自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うことが可能な車両制御術を提供する。
本発明の一態様に係る車両制御装置は、車両の走行を制御する車両制御装置であって、
前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車両の走行方向に対して交差する横方向に前記車両を移動させるオフセット制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、
前記車両が走行する第1車線と前記他車両が走行する第2車線との間に前記構造物が存在しない場合の横移動量に比べて、前記構造物が存在する場合の横移動量を抑制したオフセット制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うことが可能になる。
車両制御装置の基本構成を示すブロック図。 車両を制御するための制御ブロック図の構成例を示す図。 実施形態に係る車両制御装置の処理の流れを説明する図。 構造物情報に基づくオフセット制御の処理の流れを説明する図。 距離情報に基づくオフセット制御の処理の流れを説明する図。 認識レベルに基づくオフセット制御の処理の流れを説明する。 不検出領域が存在する場合のオフセット制御の流れを説明する図。 実施形態のオフセット制御を例示的に示す図。 構造物情報に基づくオフセット制御を例示的に示す図。 横方向の距離情報に基づくオフセット制御を例示的に示す図。 構造物に対する他車両の認識レベルの判定を例示的に示す図。 不検出領域が存在する場合のオフセット制御を例示的に示す図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
(車両制御装置の構成)
図1Aは、車両の自動運転制御を行う車両制御装置の基本構成を例示する図である。センサSは、例えば、レーダS1、ライダS2、ジャイロセンサS3、GPSセンサS4、車速センサS5等を含む。カメラCAMは少なくとも一つのカメラにより構成される。センサSおよびカメラCAMは、車両の情報および車両周辺の各種情報を取得し、取得した情報を制御部COMに入力する。
制御部COMは、車両の自動運転制御に関する処理を司るCPU(C1)、メモリC2、ネットワーク上のサーバや外部機器、他の車両と通信可能な通信部C3等を含む。制御部COMは、センサS(レーダS1、ライダS2)およびカメラCAMから入力された情報に画像処理を行い、自車両の周囲に存在する物標(オブジェクト)を抽出し、自車両の周囲にどのような物標が配置されているかを解析する。
また、ジャイロセンサS3は自車両の回転運動や姿勢を検知し、制御部COMは、ジャイロセンサS3の検知結果や、車速センサS5により検出された車速等に基づいて、自車両の進路を判定することができる。また、制御部COMは、GPSセンサS4の検出結果に基づいて、地図情報における自車両の現在位置(位置情報)を検知することができる。制御部COMは、センサSおよびカメラCAMから入力された情報に基づいて車両の自動運転制御を行うことが可能である。
図1Aに示す車両制御装置を車両に搭載する場合、制御部COMを、例えば、センサSやカメラCAMの情報を処理する認識処理系のECUや画像処理系のECU内に配置してもよいし、通信装置や入出力装置を制御するECU内に配置してもよいし、車両の駆動制御を行う制御ユニット内のECUや、自動運転用のECU内に配置してもよい。例えば、以下に説明する図1Bのように、センサS用のECU、カメラ用のECU、入出力装置用のECU、および自動運転用のECU等、車両制御装置100を構成する複数のECUに機能を分散させてもよい。
図1Bは、車両1を制御するための車両制御装置100の制御ブロック図である。図1Bにおいて、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
図1Bの制御ユニット2は、車両1の各部を制御する。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20〜29を含む。各ECU(Engine Control Unit)は、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。
以下、各ECU20〜29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については、車両1の適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。
ECU20は、本実施形態に係る車両1(自車両)の自動運転に関わる車両制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。自動運転に関わる具体的な制御に関する処理については後に詳細に説明する。
ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。後述する制御例では、操舵と加減速の双方を自動制御する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41〜43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、車両1の前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ41と表記する場合がある。)、本実施形態の場合、車両1のルーフ前部に2つ設けられている。カメラ41が撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42は、Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット43は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。
ECU25は、車車間通信用の通信装置25aを備える。通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替える。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席正面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせてもよい。
入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
<制御例>
ECU20が実行する車両1の自動運転に関わる制御について説明する。ECU20は、運転者により目的地と自動運転が指示されると、ECU24により探索された案内ルートにしたがって、目的地へ向けて車両1の走行を自動制御する。自動制御の際、ECU20はECU22および23から車両1の周囲状況に関する情報を取得し、取得した情報に基づきECU21、ECU26および29に指示して、車両1の操舵、加減速を制御する。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。また、ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。
図2は、実施形態に係る車両制御装置の処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS200において、カメラ41および各ライダ42および各レーダ43は、車両の周囲を検出する。
ステップS210において、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行うECU22、及び、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行うECU23は、取得部として機能し、車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、検出領域に位置する構造物の情報とを取得する。
ステップS220において、車両1の自動運転に関わる制御を実行するECU20は制御部として機能し、ECU20(制御部)は、取得部(ECU22、ECU23)の取得結果において、他車両に関する情報が取得されていない場合(S220−No)、処理をステップS230に進める。そして、ステップS230において、制御部(ECU20)は、通常の走行を制御する。
一方、ステップS220において、他車両に関する情報が取得されている場合(S220−Yes)、制御部(ECU20)は、処理をステップS240に進める。
ステップS240において、ECU20(制御部)は、取得部(ECU22、ECU23)の取得結果において、道路上に存在する構造物に関する情報が取得されていない場合(S240−No)、処理をステップS250に進める。そして、ステップS250において、制御部(ECU20)は、オフセット移動量(以下、「横移動量」、あるいは、単に「移動量」ともいう)を抑制しない通常のオフセット制御を行う。ここで、オフセット制御とは、車両の走行方向に対して交差する横方向に車両を移動させる横方向の制御をいい、通常のオフセット制御における横方向の移動量を第1の移動量とする。
一方、ステップS240において、構造物に関する情報が取得されている場合(S240−Yes)、制御部(ECU20)は、処理をステップS260に進める。この状態では、
ステップS260において、制御部(ECU20)は、取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報に基づいて、車両の走行方向に対して交差する横方向に車両を移動させるオフセット制御を行う。本ステップで、制御部(ECU20)は、車両が走行する第1車線と他車両が走行する第2車線との間に構造物が存在しない場合の移動量(第1の移動量)に比べて、構造物が存在する場合の移動量を抑制したオフセット制御を行う。移動量(第1の移動量)に比べて、横方向の移動量を抑制したオフセット制御を、オフセット制御という。
図7は実施形態のオフセット制御を例示的に示す図である。図7(A)において、車両705は制御対象の自車両であり、車線701(第1の車線)を矢印707の方向に走行している。車両706は他車両であり、車線701(第1の車線)に対する対向車線702(第2の車線)を矢印708の方向に走行している。車線701(第1の車線)と対向車線702(第2の車線)との間には、構造物703が存在している。構造物703には、車線701(第1の車線)と対向車線702(第2の車線)との間を区分けする分離帯やポール、ワイヤー、パイロンなどが含まれる。ここで、分離帯(中央分離帯)とは、車道を往復の方向別に分離するため、その中央部に設けられる地帯をいう。
図7(B)において、検出領域710は、取得部(ECU22、ECU23)の通常状態における検出領域である。オフセット制御を行う場合、制御部は、検出領域を狭くした領域の情報に基づいて制御を行う。すなわち、制御部(ECU20)は、車線701(第1車線)と対向車線702(第2車線)との間に構造物703が存在している場合、通常の検出領域710から対向車線702(第2車線)を除いた領域720(抑制した検出領域)で取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報に基づいて、オフセット制御を行うことが可能である。
あるいは、オフセット制御を行う場合に、通常状態における検出領域710で情報を取得し、取得した情報から他車両の情報を除いて制御を行う。すなわち、制御部(ECU20)は、車線701(第1車線)と対向車線702(第2車線)との間に構造物703が存在している場合、取得部(ECU22、ECU23)が取得した検出領域710の情報から対向車線702(第2車線)の他車両706に関する情報を除外してオフセット制御を行うことが可能である。
制御部(ECU20)は、取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報を時系列にメモリC2に記憶する物標管理を行う。時系列の情報をメモリC2に記憶することで、時間の経過に従い移動する物標の移動軌跡を追跡することができる。
図7のように、車線701(第1車線)と対向車線702(第2車線)との間に構造物703が存在している場合、制御部(ECU20)は、対向車線702(第2車線)の他車両706に関する情報の物標管理を抑制する。例えば、通常のサンプリング間隔を間引いて、2回のサンプリングで1回、情報をメモリC2に記憶したり、他車両706に関する情報を取得するが、時系列の情報を記憶せずに、他車両706の移動軌跡を追跡しないように物標管理を変更することが可能である。
(構造物情報に基づくオフセット制御)
本実施形態では、構造物の種別または形状または構造物のサイズ(高さや幅)に関する少なくとも一つの構造物情報に基づいて、構造物が高強度の構造物、または低強度の構造物であるか判定し、判定結果に基づいて、オフセット制御における移動量を変更する構成を説明する。
図3は、構造物情報に基づくオフセット制御の処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS300において、取得部(ECU22、ECU23)は、構造物703の種別または形状または構造物703のサイズ(高さや幅)に関する少なくとも一つの情報(構造物情報)を取得する。例えば、取得部(ECU22、ECU23)は、強固な構造物である中央分離帯やガードレール、中央分離帯やガードレール帯に比べて脆弱なポールなのどの種別、車両705(自車両)の走行位置から見える構造物703の断面の形状(面積)や高さや幅などのサイズの情報を取得する。制御部(ECU20)は、取得部(ECU22、ECU23)が取得した構造物情報に基づいて、オフセット制御における移動量を変更する。
ステップS310において、制御部(ECU20)は、取得部(ECU22、ECU23)が取得した構造物情報に基づいて、構造物703が高強度の構造物か否かを判定する。
例えば、種別として、中央分離帯やガードレールは高強度の構造物として判定する。あるいは、走行位置から見える構造物703の断面の形状(面積を含む)が、予め設定された閾値以上の場合、制御部(ECU20)は、高強度の構造物として判定する。あるいは、高さや幅などのサイズの情報が、予め設定された閾値以上の場合、制御部(ECU20)は、高強度の構造物として判定する。ステップS310における判定の基準となる閾値はユーザが任意に設定可能であり、カスタマイズすることができる。
ステップS310の判定で、高強度の構造物として判定された場合(S310−Yes)、処理はステップS320に進められる。また、ステップS310の判定の結果により、構造物が高強度の構造物ではない低強度の構造物と判定した場合(S310−No)、処理はステップS330に進められる。
ステップS320において、制御部(ECU20)は、ステップS310の判定の結果により、構造物が高強度の構造物と判定した場合、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて、移動量を小さく設定した第2の移動量でオフセット制御を行う。
ステップS330において、制御部(ECU20)は、ステップS310の判定の結果により、構造物が低強度の構造物と判定した場合、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて移動量を小さく設定し、第2の移動量に比べて移動量を大きく設定した第3の移動量でオフセット制御を行う。
図8は構造物情報に基づくオフセット制御を例示的に示す図である。図8(A)は車両705を後方から見た図であり、図8(A)において、高さ805は構造物803の高さを示し、幅807は構造物803の幅を示している。車両705の走行位置から見える構造物803の断面の形状(面積を含む)が、予め設定された閾値未満の場合、制御部(ECU20)は、低強度の構造物として判定する。あるいは、構造物803の高さ805や幅807などのサイズの情報が、予め設定された閾値未満の場合、制御部(ECU20)は、低強度の構造物として判定する。構造物803の断面形状や構造物の材質は、例えば、ライダ42やレーダ43における反射率や電波透過率に関する情報を用いて取得することが可能である。構造物の材質から構造物が高強度の構造物であるか、低強度の構造物であるかを判定することが可能である。
図8(B)において、移動軌跡801は、オフセット制御における移動軌跡を例示的に示すものであり、構造物803が高強度の構造物である場合、例えば、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて、移動量を小さく設定した第2の移動量でオフセット制御を行う。
構造物が低強度の構造物である場合、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて移動量を小さく設定し、第2の移動量に比べて移動量を大きく設定した第3の移動量でオフセット制御を行う。
取得部(ECU22、ECU23)は、構造物803の種別または幅または高さの少なくとも一つの構造物情報を取得し、取得した構造物情報に基づいて、検出領域の範囲を変更することができる。例えば、構造物がポールなど、低強度の構造物である場合、図8(C)に示すように対向車線702を含むように、検出領域の範囲を、図7(B)の検出領域720から変更(拡大)する(検出領域710)。変更(拡大)した検出領域710では他車両706が検出対象に含まれる。制御部(ECU20)は、変更(拡大)された範囲の検出領域で取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報に基づいて、オフセット制御を行う。
図3の処理によれば、構造物の種別または形状または構造物のサイズ(高さや幅)に関する少なくとも一つの構造物情報に基づいて、構造物が高強度の構造物、または低強度の構造物であるか判定し、判定結果に基づいて、オフセット制御における移動量を変更することが可能になる。
(横方向の距離情報に基づくオフセット制御)
図3で説明した構造物情報に基づくオフセット抑制では、構造物が低強度の構造物である場合、高強度の構造物の場合の移動量(第2の移動量)に比べて大きい移動量(第3の移動量)でオフセット制御を行う例について説明した。本実施形態では、構造物が低強度の構造物と判定された場合であっても、横方向の距離情報に基づいて、オフセット制御における移動量を変更する構成を説明する。
図4は、距離情報に基づくオフセット制御の処理の流れを説明するフローチャートである。図9は、横方向の距離情報に基づくオフセット制御を例示的に示す図である。
ステップS400において、取得部(ECU22、ECU23)は、車両の走行方向に対して交差する横方向の距離を取得する。すなわち、取得部は、図9(A)、図9(B)に示すように、車両705と構造物903との間の横方向の距離L1、または、他車両706と構造物903との間の横方向の距離L2、または車両705と他車両706との間の横方向の距離L3を取得する。
ステップS410において、制御部(ECU20)は、取得部(ECU22、ECU23)が取得した横方向の距離と閾値との比較を行う。制御部(ECU20)は、比較の結果に基づき、取得した距離が閾値未満の場合の移動量に比べて、取得した距離が閾値以上離れている場合の移動量を抑制してオフセット制御を行う。
すなわち、ステップS410の判定で、取得した距離が閾値以上となる場合(S410−Yes)、ステップS420において、制御部(ECU20)は、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて、移動量を小さく設定した第2の移動量でオフセット制御を行う。本ステップでは、制御部(ECU20)は、距離が閾値以上離れている場合、取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報から対向車線702(第2車線)の他車両706に関する情報を除外してオフセット制御を行う(図9(C)の領域720(抑制した検出領域))。
一方、ステップS410の判定で、取得した距離が閾値未満となる場合(S410−No)、ステップS430において、制御部(ECU20)は、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて移動量を小さく設定し、第2の移動量に比べて移動量を大きく設定した第3の移動量でオフセット制御を行う。
図4の処理によれば、構造物が低強度の構造物と判定された場合であっても、横方向の距離情報に基づいて、オフセット制御における移動量を変更することが可能になる。
(認識レベルに基づくオフセット制御)
本実施形態では、他車両の情報や構造物に関する情報に対して画像処理を行い、構造物に対する他車両を認識し、構造物越しの他車両の見え方(認識レベル)判定する。そして、認識レベルの判定結果に基づいて、オフセット制御における移動量を変更する構成を説明する。
構造物や車両を認識するための画像処理方法としては、種々の方法を適用することが可能である。例えば、取得した他車両の情報や構造物に関する画像情報から特徴点を抽出し、抽出した特徴点の空間位置を算出し、算出した特徴点の空間位置に基づいて、構造物や、構造物越しに見える他車両を認識することが可能である。以下の説明では、ECU20、ECU22およびECU23が、認識処理を行う認識部として機能する例を説明しているが、取得部(ECU22およびECU23)で認識処理を行ってもよいし、制御部(ECU20)で認識処理を行ってもよい。
図5は、認識レベルに基づくオフセット制御の処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS500において、ECU20、ECU22およびECU23は、認識部として機能し、他車両706に関する情報、及び構造物に関する情報が取得部(ECU22、ECU23)により取得された場合に、具体的に他車両および構造物を認識する。
ステップS510において、制御部(ECU20)は、構造物に対する他車両の認識レベルを判定する。制御部(ECU20)は、構造物越しに認識された他車両の種別(例えば、乗用車やトラック)の情報、又は、構造物に対する他車両の高さ(例えば、構造物越しに見える他車両の高さ)に関する情報に基づいて、認識レベルを判定する。例えば、制御部(ECU20)は、他車両の高さが閾値以上の場合、他車両の認識レベルは高いと判定し、他車両の高さが閾値未満の場合、他車両の認識レベルは低いと判定する。
図10は構造物に対する他車両の認識レベルの判定を例示的に示す図である。図10(A)は、他車両の種別が乗用車の場合を示し、図10(B)は他車両の種別がトラックの場合を示している。図10(A)において、H1は構造物1003の高さを示し、H2は、構造物1003越しに見える他車両1006Aの高さ(差分高さ)を示している。H4は閾値の高さを示している。また、図10(B)において、H1は構造物1003の高さを示し、H3は、構造物1003越しに見える他車両1006Bの高さ(差分高さ)を示している。車高の低い乗用車(他車両1006A)は、構造物越しに見える高さ(H2)が閾値(H4)に比べて低くなるため、認識レベルは低いと判定される。また、車高の高いトラック(他車両1006B)は、構造物越しに見える高さ(H3)が閾値(H4)に比べて高いため、認識レベルは高いと判定される。
尚、構造物1003越しに見える他車両の高さ(H2、H3)の算出方法は、車両の全体高さから、構造物1003の高さ(H1)を引いた差分でもよい。例えば、図10において、他車両1006Aの全体高さは(H5)であり、全体高さ(H5)から構造物1003の高さ(H1)を引いた差分を、構造物1003越しに見える他車両1006Aの高さ(H2)としてもよい。同様に、他車両1006Bの全体高さは(H6)であり、全体高さ(H6)から構造物1003の高さ(H1)を引いた差分を、構造物1003越しに見える他車両1006Bの高さ(H3)としてもよい。
制御部(ECU20)は、認識レベルの判定結果に基づき、認識レベルに応じて変更した移動量に基づいて、オフセット制御を行う。すなわち、制御部(ECU20)は、認識レベルの高い場合の移動量に比べて、認識レベルの低い場合の移動量を抑制してオフセット制御を行う。
尚、車両の周囲の環境によって、認識部は予め定められた認識性能を発揮し得ない場合もある。このような場合、認識部の認識レベルは低くなり得る。冗長の認識部において異なる認識レベルが出力された場合、信頼性の低い認識レベルとなる。このような場合、より安全に車両を走行させるため、制御部(ECU20)はオフセット制御を行わないように制御を行うことが可能である。
説明を図5に戻し、ステップS520において、制御部(ECU20)は、認識レベルが低い場合(S510−Yes)、構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の移動量に比べて、移動量を小さく設定した第2の移動量でオフセット制御を行う。
一方、認識レベルが高い場合(S510−No)、制御部(ECU20)は、第1の移動量に比べて移動量を小さく設定し、第2の移動量に比べて移動量を大きく設定した第3の移動量でオフセット制御を行う。
図5の処理によれば、構造物に対する他車両を認識し、構造物越しの他車両の見え方(認識レベル)判定し、認識レベルの判定結果に基づいて、オフセット制御における移動量を変更することが可能になる。
(構造物が不連続となる不検出領域が存在する場合のオフセット制御)
本実施形態では、認識部が構造物を認識した後に、認識した構造物が認識されなくなる不検出領域が存在する場合のオフセット制御について説明する。
図6は、不検出領域が存在する場合のオフセット制御の流れを説明するフローチャートである。
ステップS600において、認識部(ECU20、ECU22、ECU23)は構造物の認識を行う。構造物を認識するための画像処理方法としては、種々の画像処理方法が可能である。例えば、認識レベルに基づくオフセット制御(図5)で説明したように、取得した構造物に関する画像情報から特徴点を抽出し、抽出した特徴点の空間位置を算出し、算出した特徴点の空間位置に基づいて、構造物を認識することが可能である。また、抽出した特徴点の空間位置に基づいて、構造物が連続している領域と、構造物が不連続となる領域(不検出領域)を認識することができる。尚、ここで説明した画像処理方法は一例であり、この方法に限定されるものではなく、種々の方法を適用することが可能である。
ステップS610において、認識部が構造物を認識した後に、認識した構造物が認識されなくなる不検出領域が存在する場合、認識部(ECU20、ECU22、ECU23)は、不検出領域の距離と閾値との比較を行う。不検出領域の距離が閾値未満となる場合(S610−Yes)、処理はステップS620に進められる。
ステップS620において、制御部(ECU20)は、構造物に対して設定した移動量に基づくオフセット制御を継続する。本処理で継続するオフセット制御は、図2のステップS260で説明したオフセット制御であり、制御部(ECU20)は、車両が走行する第1車線と他車両が走行する第2車線との間に構造物が存在しない場合の移動量(第1の移動量)に比べて、構造物が存在する場合の移動量を抑制したオフセット制御を継続して行う。
抑制した移動量は、例えば、構造物が高強度、または低強度の場合に設定される移動量、あるいは、構造物に対する横方向の距離と閾値との関係に基づいて設定され、係る移動量に基づくオフセット制御が継続される。
一方、ステップS610の比較処理で、不検出領域の距離が閾値以上となる場合(S610−No)、処理はステップS630に進められる。
ステップS630において、制御部(ECU20)は、不検出領域の距離が閾値以上となる場合、第2車線を走行する他車両と車両との間の横方向の距離に応じて設定した移動量に基づいてオフセット制御を行う。ステップS630で行うオフセット制御は、図2のステップS250で説明した通常のオフセット制御であり、制御部(ECU20)は、不検出領域の距離が閾値以上となる場合、移動量を抑制しないオフセット制御を行う。
図11は、不検出領域が存在する場合のオフセット制御を例示的に示す図である。図11(A)において、車両705は制御対象の自車両であり、車線701(第1の車線)を矢印707の方向に走行している。車両706は他車両であり、車線701(第1の車線)に対する対向車線702(第2の車線)を矢印708の方向に走行している。車線701(第1の車線)と対向車線702(第2の車線)との間は、構造物A及び構造物Bにより区分けされる。
領域Cは、認識部(ECU20、ECU22、ECU23)が構造物Aを認識した後に、認識した構造物Aが認識されなくなる不検出領域である。認識部は不検出領域Cが存在する場合、不検出領域の距離と閾値との比較を行い、不検出領域の距離が閾値未満の場合、認識部は、認識した構造物A、Bの端部と接続する仮想線1101を不検出領域Cに対して設定し、不検出領域Cを仮想的な構造物とする。不検出領域Cを仮想的な構造物Cとして、構造物A、B、Cを一体とした構造物とする。制御部(ECU20)は、構造物Aに対して設定した移動量に基づくオフセット制御を、構造物C、Bに対しても行い、オフセット制御を継続する。
尚、仮想線1101の設定に限らず、不検出領域Cに仮想的な物標を配置して、認識されている構造物A、Bの間を補間して仮想的に一体の構造物としてもよい。
図11(B)は、不検出領域の距離が閾値以上の場合を示す図である。不検出領域の距離が閾値以上の場合では、図11(A)のように仮想線の設定を行わず、取得部(ECU22、ECU23)は、不検出領域Cに対する検出領域を、通常状態における検出領域に戻すように設定変更する。
図11(B)において、領域1110は、取得部(ECU22、ECU23)の通常状態における検出領域である。移動量を抑制したオフセット制御を行う場合、制御部(ECU20)は、検出領域を狭くした領域の情報に基づいて制御を行う。すなわち、制御部(ECU20)は、車線701(第1車線)と対向車線702(第2車線)との間に構造物Aが存在している場合、通常の検出領域1110から対向車線702(第2車線)を除いた領域1120(抑制した検出領域)で取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報に基づいて、オフセット制御を行う。ここで行うオフセット制御は、図2のステップS260に対応する処理である。
認識部(ECU20、ECU22、ECU23)が構造物Aを認識した後に、認識した構造物Aが認識されなくなる不検出領域Cの距離が閾値以上となる場合、取得部(ECU22、ECU23)は、検出領域1120を、通常状態における検出領域1110に変更する(検出領域の拡大)。不検出領域Cでは、例えば、対向車線702(第2車線)を走行する他車両706が右折したり、または矢印1130に示すようにUターンを行う可能性がある。制御部(ECU20)は、対向車線702(第2車線)を走行する他車両706と車両705(自車両)との間の横方向の距離に応じて設定した移動量に基づいて通常のオフセット制御を行う。ここで行うオフセット制御は、図2のステップS250に対応する処理である。制御部(ECU20)は、所定の構造物情報(例えば、幅や高さ等)を有する構造物Bが認識(検出)されるまで、通常のオフセット制御を行う。
車両705(自車両)の走行により、車線701(第1車線)と対向車線702(第2車線)との間を区分けする構造物Bが認識された場合、取得部(ECU22、ECU23)は、通常状態における検出領域1110を、検出領域1120に変更する(検出領域の縮小)。
制御部(ECU20)は、車線701(第1車線)と対向車線702(第2車線)との間に構造物Bが存在している場合、通常の検出領域1110から対向車線702(第2車線)を除いた検出領域1120(抑制した検出領域)で取得部(ECU22、ECU23)が取得した情報に基づいて、オフセット制御を行う。ここで行うオフセット制御は、図2のステップS260に対応する処理である。
図6に示した処理によれば、構造物が不連続となる不検出領域が存在する場合であっても、不検出領域の距離に基づいてオフセット制御を変更することが可能になる。
<実施形態のまとめ>
構成1.上記実施形態の車両制御装置は、車両の走行を制御する車両制御装置(例えば100)であって、
前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得手段(例えば、ECU22、ECU23)と、
前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車両の走行方向に対して交差する横方向に前記車両を移動させるオフセット制御を行う制御手段(例えば、ECU20)と、を備え、前記制御手段は、
前記車両が走行する第1車線と前記他車両が走行する第2車線との間に前記構造物が存在しない場合の横移動量に比べて、前記構造物が存在する場合の横移動量を抑制したオフセット制御を行う(例えば、S260)。
構成1の車両制御装置によれば、自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うことが可能になる。
構成2.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、前記第1車線と前記第2車線との間に前記構造物が存在している場合、前記検出領域から前記第2車線を除いた領域(例えば、720)で前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記オフセット制御を行う。
構成3.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、前記第1車線と前記第2車線との間に前記構造物が存在している場合、前記取得手段が取得した情報(例えば、710)から前記第2車線の他車両に関する情報を除外して前記オフセット制御を行う。
構成2乃至構成3の車両制御装置によれば、レーダやライダなどの検出範囲を絞ることで、消費電力を抑制した車両制御を行うことが可能になる。
構成4.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、
前記取得手段が取得した情報を時系列に記憶手段(例えば、C2)に記憶する物標管理を行い、
前記第1車線と前記第2車線との間に前記構造物が存在している場合、前記第2車線の他車両に関する情報の前記物標管理を抑制する。
構成4の車両制御装置によれば、時系列のトラッキング対象から除外することで、処理負荷を軽減した車両制御を行うことが可能になる。
構成5.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記取得手段は、前記構造物の種別または形状または前記構造物の高さや幅に関する少なくとも一つの構造物情報を取得し(例えばS300)、
前記制御手段は、前記取得手段が取得した構造物情報に基づいて、前記オフセット制御における横移動量を変更する(例えばS320、S330)。
構成6.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、
前記構造物情報に基づいて、前記構造物が高強度の構造物か否かを判定し(例えばS310)、
前記構造物が高強度の構造物と判定した場合、前記構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の横移動量に比べて、横移動量を小さく設定した第2の横移動量で前記オフセット制御を行い(例えばS320)、
前記構造物が高強度の構造物ではない低強度の構造物と判定した場合、前記第1の横移動量に比べて横移動量を小さく設定し、前記第2の横移動量に比べて横移動量を大きく設定した第3の横移動量でオフセット制御を行う(例えばS330)。
構成7.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記取得手段は、
前記取得した構造物情報に基づいて、前記検出領域の範囲を変更し(例えば720)、
前記制御手段は、前記変更された範囲の検出領域で前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記オフセット制御を行う。
構成5乃至構成7の車両制御装置によれば、構造物の種別または形状または構造物の高さや幅に関するサイズの少なくとも一つの構造物情報に基づいて、構造物が高強度の構造物、または低強度の構造物であるか判定し、判定結果に基づいて、オフセット制御における横移動量を変更することが可能になる。
構成8.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記取得手段は、前記車両と前記構造物との間の前記横方向の距離(例えば、L1)、または、前記他車両と前記構造物との間の前記横方向の距離(例えば、L2)、または前記車両と前記他車両との間の前記横方向の距離(例えば、L3)を取得し、
前記制御手段は、前記取得した距離が閾値未満の場合の横移動量(例えばS430)に比べて、前記取得した距離が閾値以上離れている場合の横移動量(例えばS420)を抑制して前記オフセット制御を行う。
構成9.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記構造物が低強度の構造物と判定された場合において、
前記制御手段は、前記取得した距離が閾値以上離れている場合、前記構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の横移動量に比べて、横移動量を小さく設定した第2の横移動量で前記オフセット制御を行い(例えばS420)、
前記取得した距離が閾値以上離れていない場合、前記第1の横移動量に比べて横移動量を小さく設定し、前記第2の横移動量に比べて横移動量を大きく設定した第3の横移動量でオフセット制御を行う(例えばS430)。
構成10.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、前記距離が閾値以上離れている場合、前記取得手段が取得した情報から前記第2車線の他車両に関する情報を除外して前記オフセット制御を行う。
構成8乃至構成10の車両制御装置によれば、構造物が低強度の構造物と判定された場合であっても、横方向の距離情報に基づいて、オフセット制御における横移動量を変更することが可能になる。
構成11.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記他車両に関する情報、及び前記構造物に関する情報が前記取得手段により取得された場合に、前記他車両および前記構造物を認識する認識手段(例えば、ECU20、ECU22、ECU23)を更に備え、
前記制御手段は、
前記認識手段により認識された、前記構造物に対する前記他車両の認識レベルを判定し(例えばS510)、
前記認識レベルに応じて変更した横移動量に基づいて、前記オフセット制御を行う(例えばS520、S530)。
構成12.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、
構造物越しに認識された他車両の種別の情報、又は、前記構造物に対する前記他車両の高さに関する情報に基づいて、前記認識レベルを判定する(例えばS510)。
構成13.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、
前記他車両の高さが閾値以上の場合、当該他車両の認識レベルは高いと判定し、前記他車両の高さが閾値未満の場合、当該他車両の認識レベルは低いと判定し、
前記認識レベルの高い場合の横移動量(例えばS530)に比べて、認識レベルの低い場合の横移動量(例えばS520)を抑制してオフセット制御を行う。
構成14.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、
前記認識レベルが低い場合、前記構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の横移動量に比べて、横移動量を小さく設定した第2の横移動量で前記オフセット制御を行い(例えばS520)、
前記認識レベルが高い場合、前記第1の横移動量に比べて横移動量を小さく設定し、前記第2の横移動量に比べて横移動量を大きく設定した第3の横移動量でオフセット制御を行う(例えばS530)。
構成11乃至構成14の車両制御装置によれば、構造物に対する他車両を認識し、構造物越しの他車両の見え方(認識レベル)判定し、認識レベルの判定結果に基づいて、オフセット制御における横移動量を変更することが可能になる。
構成15.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記認識手段が前記構造物を認識した後に、認識した前記構造物が認識されなくなる不検出領域が存在する場合、前記認識手段は前記不検出領域の距離と閾値との比較を行い(例えばS610)、
前記制御手段は、前記不検出領域の距離が閾値未満の場合、前記構造物に対して設定した前記横移動量に基づく前記オフセット制御を継続する(例えばS620)。
構成16.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、前記不検出領域の距離が閾値以上となる場合、前記第2車線を走行する前記他車両と前記車両との間の横方向の距離に応じて設定した横移動量に基づいて前記オフセット制御を行う(例えばS630)。
構成17.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、
前記制御手段は、前記不検出領域の距離が閾値以上となる場合、前記横移動量を抑制しないオフセット制御を行う(例えばS630)。
構成15乃至構成17の車両制御装置によれば、構造物が不連続となる不検出領域が存在する場合であっても、不検出領域の距離に基づいてオフセット制御を変更することが可能になる。
構成18.上記実施形態の車両制御装置(100)であって、前記構造物には、前記第1車線と前記第2車線とを区分けする分離帯を含む。
構成18の車両制御装置によれば、自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うことが可能になる。
構成19.上記実施形態の車両制御方法は、車両の走行を制御する車両制御装置の車両制御方法であって、
前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得工程(例えばS210)と、
前記取得工程で取得した情報に基づいて、前記車両の走行方向に対して交差する横方向に前記車両を移動させるオフセット制御を行う制御工程(例えばS260)と、を有し、
前記制御工程では、
前記車両が走行する第1車線と前記他車両が走行する第2車線との間に前記構造物が存在しない場合の横移動量に比べて、前記構造物が存在する場合の横移動量を抑制したオフセット制御を行う。
構成19の車両制御方法によれば、自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うことが可能になる。
構成20.上記実施形態のプログラムは、コンピュータに、構成19に記載の車両制御方法の各工程を実行させる。
構成20によれば、構成19に記載の車両制御方法をコンピュータにより実現することが可能になる。
構成21.上記実施形態の情報取得装置は、車両(例えば、1)の走行を制御するために前記車両の周囲の情報を取得する情報取得装置(例えば、22、23、41、42、43)であって、
前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得手段(例えば22、23)を備え、
前記取得手段は、前記車両が走行する第1車線と他車両が走行する第2車線との間に構造物が存在している場合、前記検出領域から前記第2車線を除いた領域の情報を、前記車両の走行を制御する制御手段(例えば20)に出力する。
構成21の情報取得装置によれば、自車両と他車両との間に存在する構造物を考慮してオフセット制御を行うための情報を取得することが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の車両制御機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介して車両に供給し、その車両のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
20、22、23:ECU、42:ライダ、43:レーダ、S:センサ、
COM:コンピュータ、CAM:カメラ、100:車両制御装置

Claims (21)

  1. 車両の走行を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車両の走行方向に対して交差する横方向に前記車両を移動させるオフセット制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記車両が走行する第1車線と前記他車両が走行する第2車線との間に前記構造物が存在しない場合の横移動量に比べて、前記構造物が存在する場合の横移動量を抑制したオフセット制御を行う
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1車線と前記第2車線との間に前記構造物が存在している場合、前記検出領域から前記第2車線を除いた領域で前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記オフセット制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1車線と前記第2車線との間に前記構造物が存在している場合、前記取得手段が取得した情報から前記第2車線の他車両に関する情報を除外して前記オフセット制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記取得手段が取得した情報を時系列に記憶手段に記憶する物標管理を行い、
    前記第1車線と前記第2車線との間に前記構造物が存在している場合、前記第2車線の他車両に関する情報の前記物標管理を抑制する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記取得手段は、前記構造物の種別または形状または前記構造物の高さや幅に関する少なくとも一つの構造物情報を取得し、
    前記制御手段は、前記取得手段が取得した構造物情報に基づいて、前記オフセット制御における横移動量を変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記構造物情報に基づいて、前記構造物が高強度の構造物か否かを判定し、
    前記構造物が高強度の構造物と判定した場合、前記構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の横移動量に比べて、横移動量を小さく設定した第2の横移動量で前記オフセット制御を行い、
    前記構造物が高強度の構造物ではない低強度の構造物と判定した場合、
    前記第1の横移動量に比べて横移動量を小さく設定し、前記第2の横移動量に比べて横移動量を大きく設定した第3の横移動量でオフセット制御を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両制御装置。
  7. 前記取得手段は、
    前記取得した構造物情報に基づいて、前記検出領域の範囲を変更し、
    前記制御手段は、前記変更された範囲の検出領域で前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記オフセット制御を行う
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の車両制御装置。
  8. 前記取得手段は、前記車両と前記構造物との間の前記横方向の距離、または、前記他車両と前記構造物との間の前記横方向の距離、または前記車両と前記他車両との間の前記横方向の距離を取得し、
    前記制御手段は、前記取得した距離が閾値未満の場合の横移動量に比べて、前記取得した距離が閾値以上離れている場合の横移動量を抑制して前記オフセット制御を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両制御装置。
  9. 前記構造物が低強度の構造物と判定された場合において、
    前記制御手段は、前記取得した距離が閾値以上離れている場合、前記構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の横移動量に比べて、横移動量を小さく設定した第2の横移動量で前記オフセット制御を行い、
    前記取得した距離が閾値以上離れていない場合、前記第1の横移動量に比べて横移動量を小さく設定し、前記第2の横移動量に比べて横移動量を大きく設定した第3の横移動量でオフセット制御を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の車両制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記距離が閾値以上離れている場合、前記取得手段が取得した情報から前記第2車線の他車両に関する情報を除外して前記オフセット制御を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の車両制御装置。
  11. 前記他車両に関する情報、及び前記構造物に関する情報が前記取得手段により取得された場合に、前記他車両および前記構造物を認識する認識手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記認識手段により認識された、前記構造物に対する前記他車両の認識レベルを判定し、
    前記認識レベルに応じて変更した横移動量に基づいて、前記オフセット制御を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  12. 前記制御手段は、
    構造物越しに認識された他車両の種別の情報、又は、前記構造物に対する前記他車両の高さに関する情報に基づいて、前記認識レベルを判定することを特徴とする請求項11に記載の車両制御装置。
  13. 前記制御手段は、
    前記他車両の高さが閾値以上の場合、当該他車両の認識レベルは高いと判定し、前記他車両の高さが閾値未満の場合、当該他車両の認識レベルは低いと判定し、
    前記認識レベルの高い場合の横移動量に比べて、認識レベルの低い場合の横移動量を抑制してオフセット制御を行うことを特徴とする請求項12に記載の車両制御装置。
  14. 前記制御手段は、
    前記認識レベルが低い場合、前記構造物が存在しない場合のオフセット制御における第1の横移動量に比べて、横移動量を小さく設定した第2の横移動量で前記オフセット制御を行い、
    前記認識レベルが高い場合、前記第1の横移動量に比べて横移動量を小さく設定し、前記第2の横移動量に比べて横移動量を大きく設定した第3の横移動量でオフセット制御を行うことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  15. 前記認識手段が前記構造物を認識した後に、認識した前記構造物が認識されなくなる不検出領域が存在する場合、前記認識手段は前記不検出領域の距離と閾値との比較を行い、
    前記制御手段は、前記不検出領域の距離が閾値未満の場合、前記構造物に対して設定した前記横移動量に基づく前記オフセット制御を継続することを特徴とする請求項11に記載の車両制御装置。
  16. 前記制御手段は、前記不検出領域の距離が閾値以上となる場合、前記第2車線を走行する前記他車両と前記車両との間の横方向の距離に応じて設定した横移動量に基づいて前記オフセット制御を行うことを特徴とする請求項15に記載の車両制御装置。
  17. 前記制御手段は、前記不検出領域の距離が閾値以上となる場合、前記横移動量を抑制しないオフセット制御を行うことを特徴する請求項16に記載の車両制御装置。
  18. 前記構造物には、前記第1車線と前記第2車線とを区分けする分離帯を含むことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  19. 車両の走行を制御する車両制御装置の車両制御方法であって、
    前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した情報に基づいて、前記車両の走行方向に対して交差する横方向に前記車両を移動させるオフセット制御を行う制御工程と、を有し、
    前記制御工程では、
    前記車両が走行する第1車線と前記他車両が走行する第2車線との間に前記構造物が存在しない場合の横移動量に比べて、前記構造物が存在する場合の横移動量を抑制したオフセット制御を行う
    ことを特徴とする車両制御方法。
  20. コンピュータに、請求項19に記載の車両制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
  21. 車両の走行を制御するために前記車両の周囲の情報を取得する情報取得装置であって、
    前記車両の周囲の検出領域を走行している他車両に関する情報と、前記検出領域に位置する構造物に関する情報とを取得する取得手段を備え、
    前記取得手段は、前記車両が走行する第1車線と他車両が走行する第2車線との間に構造物が存在している場合、前記検出領域から前記第2車線を除いた領域の情報を、前記車両の走行を制御する制御手段に出力する
    ことを特徴とする情報取得装置。
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