JP7245859B2 - 車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両制御装置、車両、車両制御方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、自車両が走行している側道車線が2車線である場合に、側道車線を走行している自車両A、本線車両B及び後続車両Cの走行状況に基づいて相対位置関係を予測して、自車両Aが側道車線から本線に合流するための走行計画を演算する走行制御技術が開示されている。
特開2017-019397号公報
しかしながら、自車両が走行している車線(本線)に、複数車線の合流路から他車両が合流する場合には、合流路の複数車線を走行する他車両の走行を考慮して、自車両の走行を制御する必要が生じ得る。
本発明は、車両(自車両)が走行している車線(本線)に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、車線に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両の走行を制御することが可能な車両制御術を提供する。
本発明の一態様にかかる車両制御装置は、車両の走行を制御する車両制御装置であって、
前記車両の周囲の情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御手段と、
を備え
前記合流路は、前記車線に隣接する第1合流車線と前記第1合流車線に比べて前記車線から前記車線の幅員方向に離間した位置の第2合流車線とを含み、
前記制御手段は、
前記合流路から前記車線に合流する前記他車両が存在すると判定した場合、
前記他車両の走行する合流車線に応じて、前記車両と前記他車両との進行方向における相対位置を制御するための異なる閾値として、前記他車両が、前記第1合流車線を走行している場合に第1閾値を設定し、前記第2合流車線を走行している場合に、第2閾値を設定し、
前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値より大きい場合に前記車両の加速制御を行い、
前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合の方が、前記車両の加速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする。
本発明によれば、車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、車線に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両の走行を制御することが可能な車両制御術を提供することができる。
車両制御装置の基本構成を示すブロック図。 車両制御装置の制御ブロック図。 実施形態に係る車両制御の処理の流れを説明する図。 他車両が本線車線に合流する場合に実行するS340の車両制御を模式的に説明する図。 他車両が本線車線に合流する場合に実行するS360の車両制御を模式的に説明する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴うち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(車両制御装置の構成)
図1は、車両(自車両)の自動運転制御を行う車両制御装置の基本構成を例示する図である。車両制御装置100は、センサS、複数のカメラCAM、コンピュータCOMを有する。センサSは、例えば、複数のレーダS1、および複数のライダS2(Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ))、ジャイロセンサS3、GPSセンサS4、車速センサS5等を含む。センサSおよびカメラCAMは、車両の情報および車両周辺の各種情報を取得し、取得した情報を制御部COMに入力する。ここで、車両制御装置100における車両制御には、自動運転制御の他、追従走行支援などの運転支援における車両制御も含まれる。
制御部COMは、車両の自動運転制御に関する処理を司るCPU(C1)、メモリC2、ネットワーク上のサーバや外部機器と通信可能な通信部C3等を含む。制御部COMは、センサS(レーダS1、ライダS2)およびカメラCAMから入力された情報に画像処理を行い、車両の周囲に存在する物標(オブジェクト)を抽出し、車両の周囲にどのような物標が配置されているかを解析し、物標を監視する。
また、ジャイロセンサS3は車両の回転運動や姿勢を検知し、制御部COMは、ジャイロセンサS3の検知結果や、車速センサS5により検出された車速等に基づいて、車両の進路を判定することができる。また、制御部COMは、GPSセンサS4の検出結果に基づいて、地図情報における車両の現在位置(位置情報)や、車両(自車両)が走行している車線(以下、本線車線ともいう)の道路情報を取得することができる。また、制御部COMは、本線車線に合流する合流路の道路属性や合流路の車線数などの道路情報を取得することができる。
ここで、合流路の道路属性には、本線車線に合流する合流車線の属性や、合流車線と接続して本線車線から離間する分岐車線の属性が含まれる。また、複数車線を有する合流路の道路属性には、合流車線の属性と分岐車線の属性の両方を有する場合がある。例えば、合流路が、車線(本線車線)に隣接する合流車線(第1合流車線)と、車線(本線車線)の幅員方向に離間した位置の合流車線(第2合流車線)と、合流車線と接続して本線車線から離間する分岐車線との属性を有する場合がある。また、合流路の道路属性には、分岐車線の属性がなく、複数車線が全て合流車線である場合の属性が含まれる。また、制御部COMは、センサS(レーダS1、ライダS2)およびカメラCAMから入力された情報に画像処理を行い、抽出した物標(オブジェクト)の情報を用いて、合流路を走行している他車両の検出を行うことも可能である。制御部COMは、センサSおよびカメラCAMから入力された情報に基づいて車両の自動運転制御を行うことが可能である。
図1に示す車両制御装置を車両に搭載する場合、制御部COMを、例えば、センサSやカメラCAMの情報を処理する認識処理系のECUや画像処理系のECU内に配置してもよいし、通信装置や入出力装置を制御するECU内に配置してもよいし、車両の駆動制御を行う制御ユニット内のECUや、自動運転用のECU内に配置してもよい。例えば、以下に説明する図2のように、センサS用のECU、カメラ用のECU、入出力装置用のECU、および自動運転用のECU等、車両制御装置100を構成する複数のECUに機能を分散させてもよい。
図2は、車両1を制御するための車両制御装置100の制御ブロック図である。図2において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。
図2の制御ユニット2は、車両1の各部を制御する。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20~29を含む。各ECU(Electronic Control Unit)は、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。
以下、各ECU20~29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については、車両1の適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。
ECU20は、本実施形態に係る車両1(自車両)の自動運転に関わる車両制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。自動運転に関わる具体的な制御に関する処理については後に詳細に説明する。
ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、車線変更、加減速を自動制御する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41~43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、図1のカメラCAMに対応する構成であり、撮像により車両1の前方の物体を検知する撮像デバイスである(以下、カメラ41と表記する場合がある。)。本実施形態の場合、カメラ41は車両1の前方を撮影可能なように、車両1のルーフ前部でフロントウィンドウの車室内側に取り付けられる。カメラ41が撮影した画像の解析(画像処理)により、車両1の前方に位置する物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42(ライダ検知部)は、Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、光により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。検知ユニット42(ライダ42)は図1のライダS2に対応する構成である。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。
検知ユニット43(レーダ検知部)は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、電波により車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。検知ユニット43(レーダ43)は図1のレーダS1に対応する構成である。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。データベース24aはネットワーク上に配置可能であり、通信装置24cがネットワーク上のデータベース24aにアクセスして、情報を取得することが可能である。ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cは、それぞれ、図1のジャイロセンサS3、GPSセンサS4、通信部C3に対応する構成である。ECU25は、車車間通信用の通信装置25aを備える。通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7c(図1の車速センサS5)が検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替える。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図2の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席正面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせてもよい。
入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
<制御例>
ECU20が実行する車両1の車両制御の制御例について説明する。図3は実施形態に係る車両制御の処理の流れを説明する図であり、図4及び図5は、他車両が車線LN1(本線車線)に合流する場合に、ECU20が実行する車両制御を模式的に説明する図である。ECU20は、運転者により目的地と自動運転が指示されると、ECU24により探索されたルート(図4、図5の車線(LN1))に従って、目的地へ向けて車両1の走行を自動制御する。自動制御の際、ECU20はECU22および23から車両1の周囲状況に関する情報を取得し、取得した情報に基づきECU21、ECU26および29に指示して、車両1の操舵、加速制御、定速走行の制御、減速制御を実行する。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。また、ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。
ステップS300において、カメラ41および各ライダ42および各レーダ43は、車両1の周囲を検出する。
ステップS310において、ECU22およびECU23は、取得部として機能し、車両1の周囲の検出領域に関する情報を取得する。ECU22およびECU23(取得部)は、GPSセンサS4の検出結果に基づいて、地図情報における車両の現在位置(位置情報)や、車両(自車両)が走行している車線(本線車線)の道路情報を取得する。また、ECU22およびECU23(取得部)は、地図情報に基づいて、本線車線に合流する合流路の道路属性や合流路の車線数などの道路情報を取得する。
ステップS320において、車両1の自動運転に関わる制御を実行するECU20は制御部として機能し、ECU20(制御部)は、ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、車両1が走行している車線(本線車線)に接続する合流路の道路属性を判定する。
ECU20(制御部)は、車線(本線車線)に接続する合流路が複数車線であるか判定し、合流路が複数車線でない場合(S320-No)、処理をステップS350に進め、ECU20(制御部)は、1車線の合流路から他車両が車線(本線車線)に合流する場合の車両制御を行う。1車線の合流路からの合流は、後にステップS360で説明する複数車線の合流のうち、第1合流車線(図5の車線LN2)から車線1(本線車線)に合流する場合と同様であり、ECU20(制御部)は、第1合流車線(図5の車線LN2)と同様の閾値を設定して(第1閾値TH1)を設定して、車両制御を行うことが可能である。
一方、ステップS320の判定で、車線(本線車線)に接続する合流路が複数車線である場合(S320-Yes)、ECU20(制御部)は、処理をステップS330に進める。そして、ステップS330において、ECU20(制御部)は、合流路の道路属性として、車線(本線車線)に合流する合流車線の属性及び合流車線と接続して本線車線から離間する分岐車線の属性が含まれるか判定する。
合流路が合流車線及び分岐車線の両方の属性を有する場合(S330-Yes)、ステップS340において、ECU20(制御部)は、合流車線及び分岐車線の両方の属性を有する合流路において、車線(本線車線)に隣接する合流車線から他車両が車線(本線車線)に合流する場合の車両制御を行う(S340)。
図4は、合流車線及び分岐車線の両方の属性を有する合流路から他車両が車線に合流する場合の車両制御(S340)を説明する図である。図4のST41において、車両1(自車両)が走行する本線車線は車線LN1であり、矢印AR1に沿って車両1(自車両)が車線LN1を走行している状態を示している。
車線LN2は車線LN1(本線車線)に隣接する合流車線(第1合流車線)であり、車線LN3は車線LN1(本線車線)の幅員方向に離間した位置の合流車線(第2合流車線)であり、車線LN4は合流車線(LN2、LN3)と接続して車線LN1(本線車線)から離間する分岐車線である。
合流路は合流車線(LN2、LN3)及び分岐車線(LN4)の属性を有しており、他車両402が合流車線(第1合流車線:車線LN2)を走行し、他車両403が合流車線(第2合流車線:車線LN3)を走行し、他車両404が分岐車線(車線LN4)を走行している状態を示している。矢印AR2~AR4は他車両402~404の走行方向を示している。
ECU20(制御部)は、ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、車両1が走行している車線LN1に合流する合流路の複数車線を走行する他車両402~404が、車線LN1に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両1の走行を制御する。
ECU20(制御部)は、ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、車線LN1に隣接する合流車線(車線LN2)と、車線LN1の幅員方向に離間した位置の合流車線(車線LN3)と、合流車線(車線LN2、LN3)と接続し車線LN1から離間する分岐車線(車線LN4)との属性を有する場合、複数の属性のうち車線LN1に隣接する合流車線(車線LN2)を走行する他車両(図4のST41の他車両402)が車線LN1(本線車線)に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両1の走行を制御する。
ECU20(制御部)は、判定の処理において、車線LN1の幅員方向に離間した位置の合流車線(車線LN3)を走行する他車両403、及び合流車線(車線LN2、車線LN3)と接続し車線LN1(本線車線)から離間する分岐車線(車線LN4)を走行する他車両404を除いて、車両の走行を制御する。すなわち、ECU20(制御部)は、判定の処理の対象として、車線LN1(本線車線)に隣接する合流車線(車線LN2)を走行している他車両402と車両1(自車両)との相対位置に基づいて、合流時における車両制御を行い、合流車線(車線LN3)や分岐車線(車線LN4)を走行している他車両403、404は、合流時における車両制御から除外される。
ECU20(制御部)は、ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、車線LN1に隣接する合流車線(車線LN2)から、ST42の矢印AR5に示すように、分岐車線(車線LN4)へ車線変更する他車両(ST42の他車両405)が存在する場合、合流車線(車線LN2)を走行する複数の他車両から車線変更を行った他車両405を除いて、車両の走行を制御する。
また、ECU20(制御部)は、車線LN1に隣接する合流車線(車線LN2)から、ST42の矢印AR6に示すように、合流車線(車線LN3)へ車線変更する他車両(ST42の他車両406)が存在する場合、合流車線(車線LN2)を走行する複数の他車両から車線変更を行った他車両406を除いて、車両の走行を制御する。合流車線(車線LN2)から、合流車線(車線LN3)へ車線変更する他車両406を、車両1の車両制御から除外するタイミングは、他車両406によるウィンカ点灯のタイミングや、合流車線(車線LN2)から合流車線(車線LN3)側に他車両406が所定の幅方向距離を移動したタイミングであり、他車両406が合流車線(車線LN3)側に移動しきる前に、車両1の車両制御から除外することができる。このように、車線LN1(本線車線)に合流しない他車両を、車両制御における処理から予め除外することにより、合流しない他車両を合流車両と過検知することを防止し、車両1の走行制御において、本来必要のない他車両との相対位置を調整するための車両制御の実行を抑制することが可能になる。
説明を図3に戻し、ステップS330の判定で、合流路が有する属性において、車線(本線車線)から離間する分岐車線の属性が含まれていない場合、ECU20(制御部)は、複数車線が全て合流車線であると判定し、処理をステップS360に進める。そして、ステップS360において、ECU20(制御部)は、複数の合流車線の属性を有する合流路から他車両が車線(本線車線)に合流する場合の車両制御を行う(S360)。
図5は、複数の合流車線の属性を有する合流路から他車両が車線(本線車線)に合流する場合の車両制御(S360)を説明する図である。図5において、車両1(自車両)が走行する本線車線は車線LN1であり、矢印AR1に沿って車両1(自車両)が車線LN1を走行している状態を示している。車線LN2は車線LN1(本線車線)に隣接する合流車線(第1合流車線)であり、車線LN3は、合流車線(第1合流車線)に比べて車線LN1(本線車線)の幅員方向に離間した位置の合流車線(第2合流車線)である。他車両502が合流車線(第1合流車線:車線LN2)を走行し、他車両503が合流車線(第2合流車線:車線LN3)を走行している状態を示している。矢印AR2~AR3は他車両402~403の走行方向を示している。
ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、合流路が有する属性において、車線(本線車線)から離間する分岐車線の属性が含まれていない場合、ECU20(制御部)は、合流路を走行する他車両が合流路(車線LN2、車線LN3)から車線LN1(本線車線)に合流すると判定する。ECU20(制御部)は、合流路から車線LN1(本線車線)に合流する他車両が存在すると判定した場合、他車両の走行する合流車線に応じて、車両1(自車両)と他車両502、503との相対位置を制御するための異なる閾値(TH1、TH2)を設定する。ECU20(制御部)は、ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、他車両502が、第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に第1閾値TH1を設定し、他車両503が第2合流車線(車線LN3)を走行している場合に、第1閾値TH1に比べて小さい第2閾値TH2を設定する。
ECU20(制御部)は、他車両502が第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に、走行方向における車両1と後方の他車両502との相対的な距離が第1閾値TH1より大きい場合、車両1を加速する加速制御を行う。また、ECU20(制御部)は、他車両503が第2合流車線(車線LN3)を走行している場合に、走行方向における車両1と後方の他車両503との相対的な距離が第2閾値TH2より大きい場合、加速制御を行う。
尚、ECU20(制御部)は、ECU22およびECU23(取得部)が取得した情報に基づいて、車両1(自車両)と他車両502、503との相対速度に基づいて、加速制御を行わなくても、現在の速度で走行する定速走行で他車両の追い越しが可能と判断する場合、定速走行で他車両を追い越す追越制御を行う。追越制御の実行可否は設定した閾値に基づくものであり、ECU20(制御部)は、他車両502が第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に、走行方向における車両と後方の他車両との相対的な距離が第1閾値TH1より大きい場合、車両1を定速走行で他車両502を追い越す追越制御を行い、他車両503が第2合流車線(車線LN3)を走行している場合に、相対的な距離が第2閾値TH2より大きい場合、追越制御を行う。ここで、追越には、車両1(自車両)が他車両の後方から追い越す場合に限られず、車両1(自車両)が既に他車両よりも前に存在し、車両1(自車両)の速度が他車両の速度よりも速く、車両1(自車両)と他車両との相対距離が開く場合も含まれる。
第2閾値TH2は第1閾値TH1に比べて小さい値であるため、車両1との相対的な位置関係で、第2合流車線では、より短い相対位置でECU20(制御部)は、加速制御や追越制御を実行することが可能になる。すなわち、ECU20(制御部)は、第1合流車線(車線LN2)を走行している他車両502に比べて、第2合流車線(車線LN3)を走行している他車両503に対する加速制御や追越制御を実行しやすくなる。言い換えれば、ECU20(制御部)は、第2合流車線(車線LN3)を走行している他車両503に比べて、第1合流車線(車線LN2)を走行している他車両502に対して加速制御や追越制御を実行しにくくする。
一方、ECU20(制御部)は、車両1と他車両との相対位置が設定した閾値以下となる場合に、車両1を減速させる減速制御を行い、車線1(本線車線)に合流する他車両に対して合流スペースを確保するために減速制御を行う。
ECU20(制御部)は、他車両502が第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に、走行方向における車両と後方の前記他車両との相対的な距離が第1閾値TH1以下の場合、車両1を減速させる減速制御を行う。また、ECU20(制御部)は、他車両503が第2合流車線(車線LN3)を走行している場合に、相対的な距離が第2閾値TH2以下の場合、減速制御を行う。
第1閾値TH1は第2閾値TH2に比べて大きい値であるため、車両1との相対的な位置関係で、第1合流車線では、より長い相対位置でECU20(制御部)は、減速制御を実行することが可能になる。すなわち、ECU20(制御部)は、第2合流車線(車線LN3)を走行している他車両503に比べて、第1合流車線(車線LN2)を走行している他車両502に対して減速制御を実行しやすくなる。言い換えれば、ECU20(制御部)は、第1合流車線(車線LN2)を走行している他車両502に比べて、第2合流車線(車線LN3)を走行している他車両503に対して減速制御を実行しにくくする。
これにより、車両1(自車両)に対して、車幅方向に、より近い位置に存在している第1合流車線(車線LN2)の他車両502に対しては、第2合流車線(車線LN3)の他車両503に比べて、より長く、十分な相対位置が確保できるまで、加速制御や追越制御を行わないように車両1を制御し、相対位置が確保できない場合は、減速制御により合流スペースを確保するように制御することができる。
また、車両1(自車両)に対して、車幅方向に、より遠い位置に存在している第2合流車線(車線LN3)の他車両503に対しては、第1合流車線(車線LN2)の他車両502に比べて、走行方向の相対距離が短くても、車幅方向に離間している位置関係にある。このため、ECU20(制御部)は、第1閾値TH1に比べて短い第2閾値TH2の相対距離が確保できた状態で、加速制御や追越制御を行うように車両1を制御し、相対位置が確保できない場合は、減速制御により合流スペースを確保するように制御することができる。
尚、図4及び図5で説明した車両制御の制御例では、他車両が車両1(自車両)の後方に位置する場合を一例として説明しているが、車両制御装置による車両制御は、この例に限定されるものではなく、他車両が車両1(自車両)よりも前方に位置する場合であってもよい。この場合、第1閾値TH1、第2閾値TH2の大小関係を逆にすれば、先に説明した車両制御を、他車両が車両1(自車両)よりも前方に位置する場合の車両制御に同様に適用することが可能である。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は、少なくとも以下の車両制御装置、車両制御装置を有する車両、車両制御装置の車両制御方法及びプログラムを開示する。
構成1.上記実施形態の車両制御装置は、車両(例えば、図2の1)の走行を制御する車両制御装置(例えば、図1の100)であって、
前記車両(1)の周囲の情報を取得する取得手段(例えば、ECU22、23)と、
前記取得手段(ECU22、23)が取得した情報に基づいて、前記車両(1)が走行している車線(例えば、図4の車線LN1)に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線(車線LN1)に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両(1)の走行を制御する制御手段(例えば、ECU20)と、を備える。
構成1の車両制御装置によれば、車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、車線に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両の走行を制御することが可能になる。
構成2.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記合流路は、前記複数車線として、
前記車線に隣接する第1合流車線(例えば、図5の車線LN2)と、
前記第1合流車線(車線LN2)に比べて前記車線(LN1)から前記車線の幅員方向に離間した位置の第2合流車線(例えば、図5の車線LN3)と、を含み、
前記制御手段(20)は、
前記合流路から前記車線に合流する前記他車両(例えば、図5の502、503)が存在すると判定した場合、
前記他車両(502、503)の走行する合流車線(車線LN2、車線LN3)に応じて、前記車両(1)と前記他車両(502、503)との相対位置を制御するための異なる閾値(例えば、図5のTH1、TH2)を設定する。
構成3.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記取得手段(ECU22、23)が取得した情報に基づいて、
前記他車両(502)が、前記第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に第1閾値(TH1)を設定し、前記第2合流車線(車線LN3)を走行している場合に、第2閾値(TH2)を設定する。
構成4.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記車両と前記他車両との相対距離が設定した閾値より大きい場合に前記車両の加速制御を行い、
前記他車両が前記第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線(車線LN3)を走行している場合の方が、前記車両の加速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値(TH1)と前記第2閾値(TH2)とを設定する。
構成5.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記車両と前記他車両との相対距離が設定した閾値より大きい場合に前記車両の追越制御を行い、
前記他車両が前記第1合流車線(車線LN2)を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線(車線LN3)を走行している場合の方が、前記車両の追越制御を実行しやすくするように、前記第1閾値(TH1)と前記第2閾値(TH2)とを設定する。
構成6.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記車両と前記他車両との相対距離が設定した閾値以下の場合に前記車両の減速制御を行い、
前記他車両が前記第2合流車線(車線LN3)を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第1合流車線(車線LN2)を走行している場合の方が、前記車両の減速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値(TH1)と前記第2閾値(TH2)とを設定する。
構成1乃至6の車両制御装置によれば、車両1に対して、車幅方向に、より近い位置に存在している第1合流車線の他車両502に対しては、第2合流車線の他車両503に比べて、より長く、十分な相対位置が確保できるまで、加速制御や追越制御を行わないように車両1を制御し、相対位置が確保できない場合は、減速制御により合流スペースを確保するように制御することができる。
また、車両1に対して、車幅方向に、より遠い位置に存在している第2合流車線の他車両503に対しては、第1合流車線の他車両502に比べて、走行方向の相対距離が短くても、車幅方向に離間している位置関係にある。このため、ECU20(制御部)は、第1閾値TH1に比べて短い第2閾値TH2の相対距離が確保できた状態で、加速制御や追越制御を行うように車両1を制御し、相対位置が確保できない場合は、減速制御により合流スペースを確保するように制御することができる。
構成7.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記取得手段(ECU22、23)が取得した情報に基づいて、
前記合流路が、前記車線に隣接する合流車線(例えば、図4のLN2)と、前記車線の幅員方向に離間した位置の合流車線(例えば、図4のLN3)と、前記合流車線(LN2、LN3)と接続し前記車線(LN1)から離間する分岐車線(例えば、図4のLN4)との属性を有する場合、
前記属性のうち前記車線(LN1)に隣接する合流車線(LN2)を走行する他車両(例えば、図4の402、405、406)が前記車線(LN1)に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両(1)の走行を制御する。
構成8.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記判定の処理において、前記離間した位置の合流車線(LN3)を走行する他車両(例えば、図4の403)、及び前記分岐車線(LN4)を走行する他車両(例えば、図4の404)を除いて、前記車両の走行を制御する。
構成9.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記取得手段(ECU22、23)が取得した情報に基づいて、前記車線(LN1)に隣接する合流車線(LN2)から前記分岐車線(LN4)へ車線変更する他車両(例えば、図4の405)が存在する場合、当該合流車線を走行する複数の他車両から前記車線変更を行った他車両(405)を除いて、前記車両の走行を制御する。
構成10.上記実施形態の車両制御装置(100)では、前記制御手段(ECU20)は、前記取得手段(ECU22、23)が取得した情報に基づいて、前記車線(LN1)に隣接する合流車線(LN2)から前記離間した位置の合流車線(LN3)へ車線変更する他車両(例えば、図4の406)が存在する場合、当該合流車線を走行する複数の他車両から前記車線変更を行った他車両(406)を除いて、前記車両の走行を制御する。
構成7乃至構成10の車両制御装置によれば、車線LN1(本線車線)に合流しない他車両を、車両制御における処理から予め除外することにより、合流しない他車両を合流車両と過検知することを防止し、車両1の走行制御において、本来必要のない他車両との相対位置を調整するための車両制御の実行を抑制することが可能になる。
構成11.上記実施形態の車両は、車両の走行を制御する車両制御装置(例えば、図1の100)を有する車両(例えば、図2の1)であって、前記車両制御装置(100)は、前記車両(1)の周囲の情報を取得する取得手段(例えば、ECU22、23)と、
前記取得手段(ECU22、23)が取得した情報に基づいて、前記車両(1)が走行している車線(例えば、図4の車線LN1)に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線(車線LN1)に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両(1)の走行を制御する制御手段(例えば、ECU20)と、を備える。
構成11の車両によれば、車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、車線に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両の走行を制御することが可能な車両制御装置(例えば、図1の100)を有する車両(例えば、図2の1)を提供することが可能になる。
構成12.上記実施形態の車両制御方法は、車両の走行を制御する車両制御装置(例えば、図1の100)の車両制御方法であって、
前記車両の周囲の情報を取得する取得工程(例えば、図3のS300、S310)と、
前記取得工程で取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御工程(例えば、図3のS320~S360)と、を有する。
構成13.上記実施形態のプログラムは、コンピュータに、車両の走行を制御する車両制御装置(例えば、図1の100)の車両制御方法の各工程を実行させるプログラムであって、前記車両制御方法が、
前記車両の周囲の情報を取得する取得工程(例えば、図3のS300、S310)と、
前記取得工程で取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御工程(例えば、図3のS320~S360)と、を有する。
構成12の車両制御方法及び構成13のプログラムによれば、車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、車線に合流するか否かを判定し、判定に基づいて、車両の走行を制御することが可能になる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
20、22、23:ECU、42:ライダ、43:レーダ、S:センサ、
COM:コンピュータ、CAM:カメラ、100:車両制御装置
20:ECU(制御部)、22、23:ECU(取得部)

Claims (10)

  1. 車両の走行を制御する車両制御装置であって、
    前記車両の周囲の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御手段と、
    を備え
    前記合流路は、前記車線に隣接する第1合流車線と前記第1合流車線に比べて前記車線から前記車線の幅員方向に離間した位置の第2合流車線とを含み、
    前記制御手段は、
    前記合流路から前記車線に合流する前記他車両が存在すると判定した場合、
    前記他車両の走行する合流車線に応じて、前記車両と前記他車両との進行方向における相対位置を制御するための異なる閾値として、前記他車両が、前記第1合流車線を走行している場合に第1閾値を設定し、前記第2合流車線を走行している場合に、第2閾値を設定し、
    前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値より大きい場合に前記車両の加速制御を行い、
    前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合の方が、前記車両の加速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値より大きい場合に前記車両の追越制御を行い、
    前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合の方が、前記車両の追越制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする請求項に記載の車両制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値以下の場合に前記車両の減速制御を行い、
    前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合の方が、前記車両の減速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする請求項に記載の車両制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記取得手段が取得した情報に基づいて、
    前記合流路が、前記車線に隣接する合流車線と、前記車線の幅員方向に離間した位置の合流車線と、前記合流車線と接続し前記車線から離間する分岐車線との属性を有する場合、
    前記属性のうち前記車線に隣接する合流車線を走行する他車両が前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記判定の処理において、前記離間した位置の合流車線を走行する他車両、及び前記分岐車線を走行する他車両を除いて、前記車両の走行を制御することを特徴とする請求項に記載の車両制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車線に隣接する合流車線から前記分岐車線へ車線変更する他車両が存在する場合、当該合流車線を走行する複数の他車両から前記車線変更を行った他車両を除いて、前記車両の走行を制御することを特徴とする請求項またはに記載の車両制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車線に隣接する合流車線から前記離間した位置の合流車線へ車線変更する他車両が存在する場合、当該合流車線を走行する複数の他車両から前記車線変更を行った他車両を除いて、前記車両の走行を制御することを特徴とする請求項またはに記載の車両制御装置。
  8. 車両の走行を制御する車両制御装置を有する車両であって、
    前記車両制御装置は、
    前記車両の周囲の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御手段と、
    を備え
    前記合流路は、前記車線に隣接する第1合流車線と前記第1合流車線に比べて前記車線から前記車線の幅員方向に離間した位置の第2合流車線とを含み、
    前記制御手段は、
    前記合流路から前記車線に合流する前記他車両が存在すると判定した場合、
    前記他車両の走行する合流車線に応じて、前記車両と前記他車両との進行方向における相対位置を制御するための異なる閾値として、前記他車両が、前記第1合流車線を走行している場合に第1閾値を設定し、前記第2合流車線を走行している場合に、第2閾値を設定し、
    前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値より大きい場合に前記車両の加速制御を行い、
    前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合の方が、前記車両の加速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする車両。
  9. 車両の走行を制御する車両制御装置の車両制御方法であって、
    前記車両の周囲の情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御工程と、
    を有し、
    前記合流路は、前記車線に隣接する第1合流車線と前記第1合流車線に比べて前記車線から前記車線の幅員方向に離間した位置の第2合流車線とを含み、
    前記制御工程では、
    前記合流路から前記車線に合流する前記他車両が存在すると判定した場合、
    前記他車両の走行する合流車線に応じて、前記車両と前記他車両との進行方向における相対位置を制御するための異なる閾値として、前記他車両が、前記第1合流車線を走行している場合に第1閾値を設定し、前記第2合流車線を走行している場合に、第2閾値を設定し、
    前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値より大きい場合に前記車両の加速制御を行い、
    前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合の方が、前記車両の加速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とする車両制御方法。
  10. コンピュータに、車両の走行を制御する車両制御装置の車両制御方法の各工程を実行させるプログラムであって、前記車両制御方法が、
    前記車両の周囲の情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した情報に基づいて、前記車両が走行している車線に合流する合流路の複数車線を走行する他車両が、前記車線に合流するか否かを判定し、前記判定に基づいて、前記車両の走行を制御する制御工程と、
    を有し、
    前記合流路は、前記車線に隣接する第1合流車線と前記第1合流車線に比べて前記車線から前記車線の幅員方向に離間した位置の第2合流車線とを含み、
    前記制御工程では、
    前記合流路から前記車線に合流する前記他車両が存在すると判定した場合、
    前記他車両の走行する合流車線に応じて、前記車両と前記他車両との進行方向における相対位置を制御するための異なる閾値として、前記他車両が、前記第1合流車線を走行している場合に第1閾値を設定し、前記第2合流車線を走行している場合に、第2閾値を設定し、
    前記車両と前記他車両との前記相対位置が設定した閾値より大きい場合に前記車両の加速制御を行い、
    前記他車両が前記第1合流車線を走行している場合に比べて、前記他車両が前記第2合流車線を走行している場合の方が、前記車両の加速制御を実行しやすくするように、前記第1閾値と前記第2閾値とを設定することを特徴とするプログラム。
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