JP2019118453A - 厨房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の業務用厨房機器にて一体感のある厨房システムを提供することができる技術を提供する。【解決手段】洗浄物を収容して洗浄するための洗浄室11を有する洗浄機本体100と、洗浄機本体100に対して昇降可能に設けられ、降りた際に洗浄室11を覆う箱形の扉190と、を有する食器洗浄機10と、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに洗浄機本体100の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面231とし加熱処理を可能とする箱形の調理台230と、調理台230の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の蓋260と、を有する加熱調理機20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、厨房システムに関する。
従来、用途の異なる種々の業務用厨房機器が提案されている。例えば、特許文献1において、飲食に供した皿、コップ等の使用済み食器類を、人手をかけずに洗浄することができる食器洗浄機が提案されている。また、特許文献2において、油槽に満たされた調理油を燃焼加熱装置により加熱して、例えばポテトやチキン等の食材を調理するフライヤーが提案されている。また、特許文献3において、そばやスパゲッティ等を茹でる茹で麺機が提案されている。
特開2015−29639号公報 特開2007−7272号公報 特開2005−218741号公報
用途の異なる複数の業務用厨房機器を並べて用いることがある。複数の業務用厨房機器にて厨房システムを構成する場合には、美的な観点からも、清掃性の観点からも、一体感を持たせることが望ましい。
本発明は、複数の業務用厨房機器にて一体感のある厨房システムを提供することを目的とする。
かかる目的のもと完成させた本発明は、洗浄物を収容して洗浄するための洗浄室を有する洗浄機本体と、当該洗浄機本体に対して昇降可能に設けられ、降りた際に当該洗浄室を覆う箱形の扉と、を有する食器洗浄機と、前記食器洗浄機と並んで配置されるとともに前記洗浄機本体の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面とし加熱処理を可能とする箱形の調理台と、当該調理台の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に当該調理面を囲う箱形の囲い体と、を有する加熱調理機と、を備える厨房システムである。
ここで、前記食器洗浄機の前記洗浄機本体に対して前記扉を降ろしたときの当該扉の筐体上端の高さと、前記加熱調理機の前記調理台に対して前記囲い体を降ろしたときの当該囲い体の筐体上端の高さとが略同一の高さとなっても良い。
また、前記食器洗浄機の前記洗浄機本体に対して前記扉を開けて最も上昇させたときの当該扉の筐体下端の高さと、前記囲い体を最も上昇させた際の当該囲い体の筐体下端の高さとが略同一の高さとなっても良い。
また、他の観点から捉えると、本発明は、上面を第1の調理面とし加熱調理を可能とする箱形の第1の調理台と、当該第1の調理台の上方にて昇降可能に設けられ降りた際に当該第1の調理面を囲う箱形の第1の囲い体と、を有する第1の加熱調理機と、前記第1の加熱調理機と並んで配置されるとともに前記第1の調理面の高さと略同一高さの上面を第2の調理面とし当該第1の加熱調理機とは異なる加熱処理を可能とする箱形の第2の調理台と、当該第2の調理台の上方にて昇降可能に設けられ降りた際に当該第2の調理面を囲う箱形の第2の囲い体と、を有する第2の加熱調理機と、を備える厨房システムである。
ここで、前記第1の加熱調理機の前記第1の囲い体を降ろしたときの当該第1の囲い体の筐体上端の高さと、前記第2の加熱調理機の前記第2の囲い体を降ろしたときの当該第2の囲い体の筐体上端の高さとが略同一の高さとなっても良い。
また、前記第1の加熱調理機の前記第1の囲い体を最も上昇させたときの当該第1の囲い体の筐体下端の高さと、前記第2の加熱調理機の前記第2の囲い体を最も上昇させた際の当該第2の囲い体の筐体下端の高さとが略同一の高さとなっても良い。
また、前記第1の加熱調理機は、装置の背面に設けられて前記第1の囲い体を昇降可能に支持するとともに、前記第1の調理台からの排気を上昇気流により排出するための第1の排気ダクトを更に備え、前記第2の加熱調理機は、装置の背面に設けられて前記第2の囲い体を昇降可能に支持するとともに、前記第2の調理台からの排気を上昇気流により排出するための第2の排気ダクトを更に備え、前記第1の加熱調理機の前記第1の排気ダクトの背面から前面までの距離と、前記第2の加熱調理機の前記第2の排気ダクトの背面から前面までの距離とが略同一であっても良い。
本発明によれば、複数の業務用厨房機器にて一体感のある厨房システムを提供することができる。
第1の実施形態に係る厨房システムの概略構成を示す図である。 食器洗浄機の全体図である。 洗浄機本体の概略構成図である。 第1の実施形態に係る厨房システムの加熱調理機の全体図である。 第1の実施形態に係る厨房システムの加熱調理機の断面図である。 食器洗浄機の扉及び加熱調理機の蓋が下降状態である場合を示す図である。 第2の実施形態に係る厨房システムの概略構成を示す図である。 第2の実施形態に係る厨房システムの加熱調理機の全体図である。 第2の実施形態に係る厨房システムの加熱調理機の断面図である。 食器洗浄機の扉及び加熱調理機の蓋が下降状態である場合を示す図である。 第3の実施形態に係る厨房システムの概略構成を示す図である。 加熱調理機の蓋及び加熱調理機の蓋が下降状態である場合を示す図である。 第4の実施形態に係る厨房システムの概略構成を示す図である。 食器洗浄機の扉、加熱調理機の蓋及び加熱調理機の蓋が下降状態である場合を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る厨房システム1の概略構成を示す図である。
第1の実施形態に係る厨房システム1は、食器を洗浄する食器洗浄機10と、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに加熱処理を可能とする加熱調理機20と、を備えている。
食器洗浄機10は、洗浄物の一例としての食器を収容して洗浄するための洗浄室11を有する洗浄機本体100と、洗浄機本体100に対して昇降可能に設けられ、降りた際に洗浄室11を覆う箱形の扉190と、を備えている。
加熱調理機20は、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに洗浄機本体100の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面231とし加熱処理を可能とする箱形の調理台230を備えている。また、加熱調理機20は、調理台230の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の囲い体の一例としての蓋260を備えている。
以下に、食器洗浄機10及び加熱調理機20について詳述する。
以下の説明において、厨房システム1に対して、調理者などの使用者が調理等を行う際に位置する側を手前側と称し、その逆側を背面側と称する。また、食器洗浄機10と加熱調理機20との並び方向を左右方向とし、厨房システム1の手前側に位置する使用者から見て、食器洗浄機10が配置されている側を左側と称し、加熱調理機20が配置されている側を右側と称す。また。図1の上下方向を上下方向と称する。
[食器洗浄機10]
図2は、食器洗浄機10の全体図である。
図3は、洗浄機本体100の概略構成図である。
食器洗浄機10は、洗浄物である食器類を収容して洗浄するための洗浄室11を有する洗浄機本体100と、洗浄機本体100に対して昇降可能に設けられて洗浄室11を開閉する扉190と、を備えている。
〔洗浄機本体100〕
洗浄機本体100は、洗浄水を貯留する洗浄槽110と、洗浄槽110を収納する下部筐体120と、下部筐体120に設けられて、扉190を上下方向に移動可能に支持する支持部130とを備えている。
また、洗浄機本体100は、洗浄槽110内に、洗浄槽110の下部に形成された洗浄水を貯留する洗浄タンクと洗浄室11とを仕切る仕切板140を有している。
また、洗浄機本体100は、食器に付着したごみを収集するフィルタ145を有している。
また、洗浄機本体100は、食器類を支持するラック150と、ラック150を着脱可能に支持するラックレール155とを備えている。
また、洗浄機本体100は、洗浄水を噴出する洗浄ノズル160と、濯ぎ用の温水を噴出する濯ぎノズル165とを、洗浄室11の下方と上方にそれぞれ備えている。
また、洗浄機本体100は、下部筐体120内における洗浄槽110の下方に形成された機械室に、洗浄水を循環させる洗浄水ポンプ170と、濯ぐための温水を送出する濯ぎ水ポンプ175とを備えている。
また、洗浄機本体100は、洗浄水ポンプ170に接続された洗浄水配管171と、濯ぎ水ポンプ175に接続された濯ぎ水配管176とを備えている。
また、洗浄機本体100は、食器洗浄機10の作動を制御するための制御部180と、ユーザの操作を受け付ける操作パネル185とを備えている。
洗浄槽110は、凹状の凹部111と、凹部111の上端縁の周囲に設けられたフランジ部112とを有している。凹部111の底面(洗浄槽110の底面)には、洗浄槽110内の洗浄水を排水するための排水孔と、洗浄水ポンプ170へ吸引される洗浄水を排出するための吸水孔とが形成されている。排水孔には、上下方向に延びる排水栓113が挿入されている。排水栓113は、洗浄槽110から洗浄水が溢れ、洗浄室11に浸入しないようにする、溢水管として機能する。吸水孔には、洗浄水ポンプ170の吸引側に接続されている。
また、凹部111の底面(洗浄槽110の底面)には、洗浄水配管171を洗浄槽110内に導入するための洗浄水配管用孔と、濯ぎ水配管176を洗浄槽110内に導入するための濯ぎ水配管用孔とが形成されている。
下部筐体120は、上端が開口した箱形の筐体である。下部筐体120の底部には下方に延びた脚が四隅に設けられている。下部筐体120は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。下部筐体120の上端面には、洗浄槽110のフランジ部112が載せられており、洗浄槽110の凹部111は、下部筐体120の内部に収容されている。
支持部130は、下部筐体120における左右方向の端部それぞれに、上下方向に延びるように設けられている。
仕切板140は、洗浄槽110内に嵌め込まれる板状の部材である。フィルタ145は、食器に付着したごみを捕集するとともに水が通過するのを許容する大きさの孔が複数形成された板状の部材である。
仕切板140には、矩形状の切り欠きが2箇所形成されており、当該切り欠きにフィルタ145が嵌め込まれている。
ラック150は、上端が開口した箱形の部材であるとともに、内側に、食器の位置決めを行う複数の凸部を有している。ラックレール155は、洗浄槽110の内側に設けられている。ラック150は、食器類を洗浄室11内に配置するようにラックレール155の上方に載せられる。
洗浄水ポンプ170は、洗浄槽110の底面に形成された吸水孔に接続された管を介して、洗浄槽110内の洗浄水を吸引し、洗浄水配管171に向けて洗浄水を排出する。
濯ぎ水ポンプ175は、食器洗浄機10の外部に設けられた温水を供給する温水供給器(不図示)と管を介して接続され、当該温水供給器から未使用の温水を吸引し、濯ぎ水配管176に向けて温水を排出する。
洗浄水配管171は、洗浄槽110の底面に形成された洗浄水配管用孔を通って、洗浄槽110内の略中央に突出している。また、洗浄水配管171は、洗浄槽110内にて分岐しており、一方は先端が洗浄室11方向に向けて上方を向き、他方は先端が洗浄室11の上方における略中央で下方を向いている。洗浄水配管171における分岐点から他方の先端までは、先ず後方に向かった後に後部において上方に向かい、洗浄室11の上方において手前側に向かっている。
濯ぎ水配管176は、洗浄槽110の底面に形成された濯ぎ水配管用孔を通って、洗浄槽110内の略中央に突出し、洗浄槽110内にて分岐している。一方の濯ぎ水配管176は、先端が洗浄水配管171における上方に向いた部位内に入り、その先端から上方に突出している。他方の濯ぎ水配管176は、先端が洗浄水配管171における下方に向いた部位内に入り、その先端から下方に突出している。濯ぎ水配管176における分岐点から他方の先端までは、先ず後方に向かった後に後部において上方に向かい、洗浄室11の上方において手前側に向かい、その後中央部に向けて左方に曲がっている。
洗浄室11の下方に配置された洗浄ノズル160及び濯ぎノズル165は、仕切板140とラックレール155との間に配置されている。洗浄室11下方の洗浄ノズル160は、洗浄水配管171の一方の先端に接続され、洗浄室11下方の濯ぎノズル165は、濯ぎ水配管176の一方の先端に接続されている。
洗浄室11の上方に配置された洗浄ノズル160及び濯ぎノズル165は、ラックレール155に載せられたラック150の上方に配置されている。洗浄室11上方の洗浄ノズル160は、洗浄水配管171の他方の先端に接続され、洗浄室11上方の濯ぎノズル165は、濯ぎ水配管176の他方の先端に接続されている。
洗浄ノズル160は、洗浄水配管171に対して回転可能に装着され、濯ぎノズル165は、濯ぎ水配管に対して回転可能に装着されている。
操作パネル185は、電源のON/OFFを切り替える電源ボタン、洗浄を開始するための開始ボタン、洗浄を停止するための停止ボタン等の操作ボタンを有している。
制御部180は、操作パネル185に設けられた操作ボタンの操作に基づいて、洗浄水ポンプ170や濯ぎ水ポンプ175を駆動させる等することにより食器洗浄機10の作動を制御する。
〔扉190〕
図2に示すように、扉190は、下部筐体120の上側に設けられる扉本体191と、ユーザが操作する把手部192と、扉本体191を上下方向において昇降可能にする昇降部193と、を有する。
扉本体191は、手前側、背面側、左側、右側及び上部にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。扉本体191は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。そして、扉本体191は、全体として箱形の形状を有している。
扉本体191の左右方向の幅は、下部筐体120の左右方向の幅に対応して略同一になっている。さらに、扉本体191の前後方向の幅は、下部筐体120の前後方向の幅に対応して略同一になっている。そして、扉本体191は、最も下側に降ろされた状態(以下、「下降状態)と称する場合がある。)にて、下部筐体120の前後及び左右の縁と揃うようになっている。これによって、食器洗浄機10では、扉本体191の下降状態と、扉本体191が最も上側に上げられた状態(以下、「上昇状態)と称する場合がある。)との両方の状態において、すっきりとした形状に見えるデザインとなっている。また、食器洗浄機10では、扉本体191の外面と下部筐体120の外面が揃っていることで、食器洗浄機10の清掃作業を容易にする。
また、扉本体191は、下端191bに、下部筐体120の上端に接触した際に変形可能であって、下部筐体120に密着し、下部筐体120との間を封止するシール部材195を有している。シール部材195は、例えばゴムスポンジなどの発泡ゴムを用いて成形されていることを例示することができる。
把手部192は、扉本体191の手前側に設けられた、略コの字状の部材である。そして、把手部192は、ユーザが扉本体191を昇降させるときにユーザが掴む箇所を形成する。なお、把手部192の形状は、略コの字状に限定されない。
昇降部193は、扉本体191を上下方向に移動させる昇降アーム193bと、昇降アーム193bと扉本体191とを接続するリンク部193cとを有する。
昇降アーム193bは、棒状の部材であって、扉本体191の左右方向の端部にそれぞれ設けられている。そして、昇降アーム193bは、一端側にてヒンジ194aを介して支持部130に接続し、他端側にてヒンジ194bを介してリンク部193cに接続する。リンク部193cは、昇降アーム193bと同様に棒状の部材である。そして、リンク部193cは、一端側にてヒンジ194bを介して昇降アーム193bに接続し、他端側にてヒンジ194cを介して扉本体191に接続する。
なお、昇降部193において、例えば昇降アーム193bにガススプリングを接続し、ユーザが扉本体191を上昇させる際に操作力の補助を行うようにしても良い。
そして、昇降部193は、扉本体191を上昇状態(図2の状態)にしたり、扉本体191を下降状態にしたりする。なお、食器洗浄機10は、洗浄を行う際には扉本体191を下降状態にし、洗浄を行わない待機時には扉本体191を上昇状態にして用いられる。
以上のように構成された食器洗浄機10は、以下のように作用する。すなわち、食器洗浄機10は、洗浄する食器等を支持するラック150がラックレール155上に載せられた状態で、把手部192が下方向に移動させられて扉190が閉じられると、洗浄可能な状態となる。そして、操作パネル185に設けられた開始ボタンが押されると、洗浄水ポンプ170を作動させ、洗浄水配管171を介して洗浄槽110内の洗浄水を洗浄ノズル160に送る。そして、洗浄ノズル160に送った洗浄水を、洗浄ノズル160のノズル孔からラック150に支持された食器等に向かって噴射させる。洗浄ノズル160は回転可能に支持されているので、洗浄ノズル160は、噴射しながら回転する。食器等を洗浄した洗浄水は、仕切板140及びフィルタ145を流れる。食器等に付着していたごみはフィルタ145に集められ、ごみが混じっていない洗浄水は再び洗浄槽110に流入する。このように、洗浄水は食器洗浄機10内を循環する。
所定時間の洗浄を行った後、洗浄水ポンプ170が停止し、濯ぎ水ポンプ175が作動する。濯ぎ水ポンプ175は、外部の温水供給器から未使用の温水を吸引し、濯ぎ水配管176を介して吸引した温水を濯ぎノズル165へ送る。そして、濯ぎノズル165に送った濯ぎ水を、濯ぎノズル165のノズル孔から食器等に向かって噴射させる。濯ぎノズル165は回転可能に支持されているので、濯ぎノズル165は、噴射しながら回転する。食器等を濯いだ濯ぎ水は、仕切板140及びフィルタ145を流れる。洗浄槽110内の濯ぎ水が増えると、排水栓113から洗浄槽110外へと排水される。
所定時間の濯ぎを行った後、濯ぎ水ポンプ175が停止し、食器の洗浄が完了する。
[加熱調理機20]
図4は、第1の実施形態に係る厨房システム1の加熱調理機20の全体図である。
図5は、第1の実施形態に係る厨房システム1の加熱調理機20の断面図である。
加熱調理機20は、ガス燃料の燃焼熱によって加熱容器21を加熱する機器である。そして、加熱調理機20は、加熱容器21に油を溜め、食材が入れられたフライバスケット21Bを加熱容器21に浸すことで、食材を揚げるフライヤーである。
加熱調理機20は、食材を揚げる調理機本体200と、調理機本体200に対して昇降可能に設けられた蓋260とを備えている。
〔調理機本体200〕
調理機本体200は、ガス燃料を燃焼させる燃焼部210と、燃焼部210を囲う仕切部220と、少なくとも燃焼部210及び仕切部220を覆う調理台230と、を備えている。また、調理機本体200は、燃焼部210から生じた燃焼排気を外部に排出する排気ダクト240と、燃焼部210の燃焼を制御するコントローラ250と、を備えている。
図5に示すように、燃焼部210は、加熱容器21の下側に配置されている。そして、燃焼部210は、ガス燃料を燃焼させて炎を出すバーナ部211と、図示しない外部のガス管からバーナ部211にガス燃料を引き込むガス配管212とを有している。また、燃焼部210では、コントローラ250(図4参照)によって、バーナ部211におけるガス燃料の燃焼量、すなわち、火力調整が制御される。なお、燃焼部210は、加熱容器21の左側又は右側に配置されていても良い。
仕切部220は、燃焼部210と調理台230との間に設けられ、燃焼部210と調理台230とを仕切る。仕切部220は、矩形状に形成され、燃焼部210及び加熱容器21を囲う。具体的には、仕切部220は、下側にて燃焼部210の周囲を覆い、上側にて加熱容器21の周囲を覆う。
また、仕切部220は、加熱調理機20の背面側に、排気ダクト240と接続する開口部221を有している。そして、仕切部220は、開口部221を介して排気ダクト240に接続する。これによって、仕切部220は、燃焼部210にて発生した燃焼排気が排気ダクト240に流れるようにしている。
調理台230は、加熱調理機20の外側を構成する。調理台230は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。
そして、調理台230は、上側に設けられる調理面231と、調理面231の下側に設けられる少なくとも燃焼部210及び仕切部220を囲う側部筐体232とを有する。
調理面231は、内側に加熱容器21が挿入される開口部231aを有する。そして、調理面231は、開口部231aに挿入された加熱容器21を支持する。加熱容器21は、食材を揚げるための油を溜める容器である。また、図4に示すように、加熱容器21には、調理材であるフライバスケット21Bが浸かるように設けられる。
側部筐体232は、手前側、背面側、左側及び右側にそれぞれ設けられ矩形状の板材を備えて構成される。そして、側部筐体232は、例えば手前側において、仕切部220に対して予め定められた隙間を有して対向する。これによって、加熱調理機20では、仕切部220と側部筐体232との間に空気の層が形成される。本実施形態の加熱調理機20では、仕切部220と調理台230との間に空気断熱構造を設けている。
また、加熱調理機20には、例えば手前側において、側部筐体232と仕切部220との間の空気が抜ける空気抜部234が上側に形成されている。
さらに、側部筐体232は、背面側に、空気を流通可能に開口する導入部233を有している。この導入部233では、調理台230の外部から内部に空気が導き入れられる。
ここで、図5に示すように、燃焼部210の燃焼に伴って、例えば手前側の側部筐体232と仕切部220との間の空気が暖められる。暖められた空気は、上昇気流によって上側に移動する(図5の破線の矢印)。そして、上側に移動した空気は、空気抜部234から調理台230の外部に流出する。一方、空気抜部234から調理台230の外部に空気が流出することで、導入部233から調理台230の外部の空気が導かれる。そして、この空気は、燃焼部210が燃焼することで暖められた調理台230の内部の空気の温度に比べて低温である。従って、加熱調理機20では、燃焼部210が燃焼している状態であっても、調理台230(側部筐体232)の表面の温度が高温になり難くなっている。
図5に示すように、排気ダクト240は、調理台230に対して背面側、すなわち調理台230の背面に設けられる。そして、排気ダクト240は、内側に燃焼排気が流れる経路を有して筒状に形成され、燃焼部210にて発生した燃焼排気を上方に導く(図5の実線の矢印)。なお、排気ダクト240は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。また、排気ダクト240は、調理台230に対して左側又は右側に設けられていても良い。
排気ダクト240は、燃焼排気の流れの上流側が前後方向(水平方向)に沿って延び、屈曲した後、下流側に向けて上下方向に沿って延びている。そして、排気ダクト240は、一方が下側にて仕切部220の開口部221に接続し、他方が調理台230の上方で開口している。
そして、排気ダクト240は、少なくとも2枚の部材を、予め定められた隙間を設けて対向配置した構造になっている。具体的には、排気ダクト240は、内側に設けられる内側部材241と、内側部材241に対して予め定められた隙間を有して外側に設けられる外側部材242とを備えている。そして、排気ダクト240では、内側部材241と外側部材242との間に空気の層を形成することで、空気断熱構造を実現している。
ここで、図5に示すように、燃焼部210の燃焼に伴って、内側部材241と外側部材242との間の空気が暖められる。暖められた空気は、上昇気流によって上側に移動する(図5の破線の矢印)。そして、上側に移動した空気は、排気ダクト240の上側の端部から流出する。一方、排気ダクト240の上側の端部から空気が流出することで、上述した導入部233から新たに空気が導かれる。そして、この空気は、燃焼部210が燃焼することで暖められた内側部材241と外側部材242との間の空気に比べて低温である。これによって、加熱調理機20では、燃焼部210が燃焼することで内側部材241内を高温の燃焼排気が流れている状態であっても、例えば排気ダクト240(外側部材242)の表面の温度が高温になり難くなっている。
以上のように構成される加熱調理機20では、調理台230(仕切部220)の内部に燃焼部210の火が閉じ込められ、所謂裸火が調理台230の外部に露出しない構造になっている。また、燃焼部210にて発生する燃焼排気についても、仕切部220から排気ダクト240に向けて流れるようになっており、調理台230の外部に直接的に排出されない。従って、加熱調理機20では、燃焼部210が燃焼している状態であっても、加熱調理機20からの厨房内に熱が拡散せず、加熱調理機20の周囲が高温になり難くなっている。
コントローラ250は、加熱調理機20の前部に配置されている。そして、コントローラ250は、加熱容器21の内部の温度を検知する温度センサに基づいて、燃焼部210のガス燃料の燃焼量を調整する。例えば、加熱容器21の内部の温度が予め設定された設定温度よりも低ければ、燃焼部210の燃焼量を大きくすることで強火にする。一方、加熱容器21の内部の温度が予め設定された設定温度よりも高ければ、燃焼部210の燃焼量を小さくすることで弱火にする。
なお、コントローラ250は、必須の構成ではない。例えば、ユーザが操作部を直接操作することで燃焼部210の燃焼量を調整する機器の場合には、コントローラ250を設けなくても良い。
〔蓋260〕
図4に示すように、蓋260は、調理台230の上側に設けられる蓋本体261と、ユーザが操作する把手部262と、蓋本体261を上下方向において昇降可能にする昇降部263と、を有する。
蓋本体261は、手前側、背面側、左側及び右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。なお、本実施形態において、蓋本体261は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。また、蓋本体261は、内側に空間部261Sを有している。そして、蓋本体261は、全体として箱形の形状を有している。
さらに、蓋本体261は、内側に設けられる内側蓋本体261iと、内側蓋本体261iの外側に設けられる外側蓋本体261oとを有している。内側蓋本体261i及び外側蓋本体261oは、手前側、背面側、左側および右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。そして、内側蓋本体261iと外側蓋本体261oとは、予め定められた間隔を有して対向して設けられている。これによって、蓋本体261は、内側蓋本体261iと外側蓋本体261oとの間に空気の層が形成される。すなわち、蓋本体261は、空気断熱構造を有している。
蓋本体261の左右方向の幅は、調理台230の左右方向の幅に対応して略同一になっている。さらに、蓋本体261の前後方向の幅は、調理台230の調理面231の前後方向の幅に対応して略同一になっている。
そして、蓋本体261は、最も上側に上げられた状態(以下、上昇状態と呼ぶ)にて、蓋本体261の上側の縁が排気ダクト240の上側の縁に揃うようになっている。また、蓋本体261は、最も下側に降ろされた状態(以下、下降状態と呼ぶ)にて、調理台230の前後及び左右の縁と揃うようになっている。これによって、加熱調理機20では、蓋本体261の上昇状態と下降状態との両方の状態において、すっきりとした形状に見えるデザインとなっている。さらに、加熱調理機20では、全体として、調理台230、排気ダクト240及び蓋260の外面が揃っていることで、例えば加熱調理機20の清掃を行う際の作業を容易にする。
そして、図5に示すように、蓋本体261は、上側にて開口する上側開口部261Tと、下側にて開口する下側開口部261Bとを有している。さらに、蓋本体261は、下端261cに、下側開口部261Bの開口の縁に沿って、シール部材275を有している。シール部材275は、他の部材に接触した際に変形可能であって、他の部材に密着し、他の部材との間を封止する。シール部材275には、耐熱性を有するものであって、例えばゴムスポンジなどの発泡ゴムを用いることができる。
そして、蓋本体261が下降状態となることで蓋本体261が調理台230に対して接触または近接対峙する。このとき、本実施形態の蓋本体261は、シール部材275にて調理面231と接触する。そして、蓋本体261は、調理面231の周囲を囲う。
また、蓋本体261は、空間部261Sにおいて、加熱容器21、フライバスケット21B、食材など調理面231から上側に向けて突出するものを内側に収容する。
なお、加熱容器21に置く調理器具の形状によっては、蓋本体261が下降した際に、蓋本体261が調理器具に接触する可能性がある。例えば、フライバスケット21Bの持ち手が水平方向に伸びており、持ち手が蓋本体261の外形よりも外側にある場合である。このような場合には、蓋本体261の一部の形状を切り欠くなどして、蓋本体261と調理器具との干渉を抑制すれば良い。
図4に示すように、把手部262は、蓋本体261の手前側に設けられている。そして、把手部262は、ユーザが蓋本体261を昇降させるときにユーザが掴む箇所を形成する。
図4に示すように、昇降部263は、蓋本体261の上下方向に沿った移動を案内するスライド部263aと、蓋本体261を上下方向に移動させる昇降アーム263bと、昇降アーム263b及び蓋本体261とを接続するリンク部263cとを有する。
スライド部263aは、蓋本体261と排気ダクト240との間において上下方向に沿って設けられる。本実施形態では、スライド部263aは、蓋本体261の背面側であって、左右方向における端部にそれぞれ設けられている。そして、スライド部263aは、一方側にて蓋本体261に接続し、他方側にて排気ダクト240に接続する。そして、スライド部263aは、排気ダクト240に対して蓋本体261を上下方向にスライド可能にする。
昇降アーム263bは、棒状の部材であって、蓋本体261の左右方向の端部にそれぞれ設けられている。そして、昇降アーム263bは、一端側にてヒンジ271を介して排気ダクト240(外側部材242)に接続し、他端側にてヒンジ272を介してリンク部263cに接続する。そして、本実施形態において、排気ダクト240は、昇降アーム263bを介して蓋本体261を支持するようになっている。
リンク部263cは、昇降アーム263bと同様に棒状の部材である。そして、リンク部263cは、一端側にてヒンジ272を介して昇降アーム263bに接続し、他端側にてヒンジ273を介して蓋本体261に接続する。
なお、昇降部263において昇降アーム263bにガススプリングを接続し、ユーザが蓋本体261を上昇させる際に操作力の補助を行うようにしても良い。
以上のように構成される昇降部263は、蓋本体261を上昇状態にしたり、蓋本体261を下降状態にしたりする。なお、本実施形態の加熱調理機20は、調理を行う際には蓋本体261を上昇状態にし、調理作業を行わないときには蓋本体261を下降状態にして用いられる。なお、調理作業とは、ユーザが調理面231上にて道具等を用いながら作業したり、加熱容器21に対して操作を行ったりすることを例示できる。
また、本実施形態の加熱調理機20では、排気ダクト240によって蓋本体261を支持することにより、蓋本体261を支持するための構造部を別途設ける必要を無くし、また、省スペース化を図るようにしている。
続いて、加熱調理機20における蓋本体261の作用について説明する。
蓋本体261は、上昇状態にて、調理面231に対して離れ、調理台230の上側に位置する。この状態にて、蓋本体261は、調理面231から発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上側開口部261Tから排出する。
一方、蓋本体261は、下降状態にて、調理台230における調理面231に接触する。そして、蓋本体261は、調理面231の上側を囲った状態を形成する。そして、蓋本体261は、例えば加熱容器21など調理面231にて生じる輻射熱が加熱調理機20の外部に輻射されることを抑制する。さらに、蓋本体261は、下側開口部261B側から調理面231にて発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上昇気流によって上側開口部261Tから排出する。
このように、加熱調理機20では、蓋本体261によって、調理を行っていない待機時における加熱調理機20の外部への熱の拡散を抑制している。
[食器洗浄機10と加熱調理機20との関係]
以上のように構成された食器洗浄機10及び加熱調理機20において、食器洗浄機10の下部筐体120の上端面に載せられた洗浄槽110のフランジ部112の上端面の高さ(厨房システム1が設置された床面からフランジ部112の上端面までの長さ)と、加熱調理機20の調理面231までの高さ(床面から調理面231までの長さ)とは略同一である。なお、食器洗浄機10の下部筐体120の上端面の高さが、加熱調理機20の調理面231までの高さとは略同一であっても良い。また、床面から洗浄槽110のフランジ部112の上端面までの大きさ(高さ)に比べて、フランジ部112の上下方向の大きさ(厚さ)は極めて小さいことから、フランジ部112の上端面の高さと下部筐体120の上端面の高さとは略同一であるとする。以下では、フランジ部112の上端面の高さと、下部筐体120の上端面の高さと、を区別することなく、「洗浄機本体100の筐体の高さ」と称する場合がある。
また、以上のように構成された食器洗浄機10及び加熱調理機20において、食器洗浄機10の扉190及び加熱調理機20の蓋260が上昇状態である場合(図1の状態である場合)における、食器洗浄機10のフランジ部112の上端面から扉本体191の下端191bまでの高さと、加熱調理機20の調理面231から蓋本体261の下端261cまでの高さは略同一である。つまり、食器洗浄機10の扉本体191の下端までの高さ(床面から扉本体191の下端191bまでの長さ)と、加熱調理機20の蓋本体261の下端までの高さ(床面から蓋本体261の下端261cまでの長さ)とは略同一である。
図6は、食器洗浄機10の扉190及び加熱調理機20の蓋260が下降状態である場合を示す図である。
食器洗浄機10の扉190の扉本体191の上下方向の長さと、加熱調理機20の蓋本体261の上下方向の長さとは、略同一である。
それゆえ、図6に示すように、食器洗浄機10の扉190及び加熱調理機20の蓋260が下降状態である場合における、食器洗浄機10の扉本体191の上端191aまでの高さ(床面から扉本体191の上端191aまでの長さ)と、加熱調理機20の蓋本体261の上端261aまでの高さ(床面から蓋本体261の上端までの長さ)とは略同一である。
また、以上のように構成された食器洗浄機10及び加熱調理機20において、食器洗浄機10の支持部130背面から前面までの距離と、加熱調理機20の排気ダクト240背面から前面までの距離とが同一である。
以上、説明したように第1の実施形態に係る厨房システム1は、洗浄物の一例としての食器を収容して洗浄するための洗浄室11を有する洗浄機本体100と、洗浄機本体100に対して昇降可能に設けられ、降りた際に洗浄室11を覆う箱形の扉190と、を有する食器洗浄機10を備えている。また、厨房システム1は、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに洗浄機本体100の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面231とし加熱処理を可能とする箱形の調理台230と、調理台230の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面231を囲う箱形の囲い体の一例としての蓋260と、を有する加熱調理機20を備えている。
以上のように構成された厨房システム1によれば、並んで配置された、食器洗浄機10の筐体の高さと、加熱調理機20の調理面231の高さとが略同一であるとともに、昇降可能な、食器洗浄機10の扉190と、加熱調理機20の蓋260とが箱形であるので、一体感のある意匠にすることができる。また、並んで配置された、食器洗浄機10の筐体の高さと、加熱調理機20の調理面231の高さとが略同一であるので、清掃を容易にすることができる。
また、厨房システム1によれば、食器洗浄機10の支持部130の背面から前面までの距離と、加熱調理機20の排気ダクト240背面から前面までの距離とが同一であるので、床の清掃を容易にすることができる。
図6に示すように、第1の実施形態に係る厨房システム1は、食器洗浄機10の洗浄機本体100に対して扉190を降ろしたときの扉190の筐体上端(扉本体191の上端191a)の高さと、加熱調理機20の調理台230に対して蓋260を降ろしたときの蓋260の筐体上端(蓋本体261の上端261a)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、食器洗浄機10が扉190を降ろした状態であるとともに加熱調理機20が蓋260を降ろした状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、食器洗浄機10の扉190の筐体上端と加熱調理機20の蓋260の筐体上端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
また、図1に示すように、第1の実施形態に係る厨房システム1は、食器洗浄機10の洗浄機本体100に対して扉190を開けて最も上昇させたときの扉190の筐体下端(下端191b)の高さと、蓋260を最も上昇させた際の蓋260の筐体下端(下端261c)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、食器洗浄機10が扉190を上昇させた状態であるとともに加熱調理機20が蓋260を上昇させた状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、食器洗浄機10の扉190の筐体下端と加熱調理機20の蓋260の筐体下端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
なお、上述した食器洗浄機10においては、濯ぎ水ポンプ175は、食器洗浄機10の外部に設けられた温水供給器から温水を吸引し、濯ぎ水配管176に向けて温水を排出するが、温水供給器は、ガスブースターであっても良い。ガスブースターは、例えば、食器洗浄機10の左側に配置されていることを例示することができる。また、ガスブースターは、食器洗浄機10の下部筐体120内に配置されていても良い。そして、ガスブースターの排気ダクトを、ガスブースターの後部に設けると良い。ガスブースターの排気ダクトの前後方向の位置を、加熱調理機20の排気ダクト240の前後方向の位置と略同一にすることで、一体感のある意匠にすることができるとともに、清掃を容易にすることができる。
また、上述した加熱調理機20においては、蓋260の蓋本体261は上側開口部261Tが形成された筒状であるが、特に筒状に限定されない。例えば、上側開口部261Tを塞ぐように上端261aに天板を設けても良い。また、上側開口部261Tを部分的に塞ぐ天板を設けても良い。上側開口部261Tを塞ぐことで、調理を行わない待機時に蓋260を降ろした場合に、加熱容器21に溜められた油の温度が低下するのを抑制することが可能になる。
また、第1の実施形態に係る厨房システム1において、食器洗浄機10を加熱調理機20の右側に並べて配置しても良い。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態に係る厨房システム2の概略構成を示す図である。
第2の実施形態に係る厨房システム2は、食器洗浄機10と、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに加熱処理を可能とする加熱調理機30と、を備えている。
食器洗浄機10は、第1の実施形態に係る厨房システム1の食器洗浄機10と同一である。
加熱調理機30は、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに洗浄機本体100の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面331とし加熱処理を可能とする箱形の調理台330を備えている。また、加熱調理機30は、調理台330の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面331を囲う箱形の囲い体の一例としての蓋390を備えている。
以下に、加熱調理機30について詳述する。
[加熱調理機30]
図8は、第2の実施形態に係る厨房システム2の加熱調理機30の全体図である。
図9は、第2の実施形態に係る厨房システム2の加熱調理機30の断面図である。
加熱調理機30は、ガス燃料の燃焼熱によって貯湯槽301を加熱する機器である。そして、加熱調理機30は、貯湯槽301に茹で湯を溜め、麺が入れられた麺カゴ31Bを貯湯槽301に浸すことで、麺を茹でる茹で麺機である。
加熱調理機30は、麺を茹でる調理機本体300と、調理機本体300に対して昇降可能に設けられた蓋390とを備えている。
〔調理機本体300〕
調理機本体300は、ガス燃料を燃焼させる燃焼部310と、燃焼部310を囲う仕切部320と、少なくとも燃焼部310及び仕切部320を覆う調理台330と、を備えている。また、調理機本体300は、燃焼部310から生じた燃焼排気を外部に排出する排気ダクト340と、燃焼部310の燃焼を制御するコントローラ350と、を備えている。
燃焼部310、仕切部320、調理台330、排気ダクト340及びコントローラ350は、それぞれ、第1の実施形態に係る厨房システム1の加熱調理機20における燃焼部210、仕切部220、調理台230、排気ダクト240及びコントローラ250と同一であるので、詳細な説明は省略する。
また、調理機本体300は、貯湯槽301の上方に配置されて、麺カゴ31Bを支持するカゴ受け板360と、水を供給する給水パイプ370と、オーバーフロー管380と、を備えている。
貯湯槽301は、凹状の部材である。貯湯槽301の底面には、貯湯槽301内の茹で湯を排水するための排水孔が形成されている。この排水孔には、オーバーフロー管380が嵌め込まれている。貯湯槽301における排水孔に対向する下面には、茹で湯を調理機本体300の外部に排出する排水管(不図示)が接続されている。
カゴ受け板360は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。カゴ受け板360は、貯湯槽301内の湯面上を覆うように配置されている。
カゴ受け板360は、貯湯槽301内の湯面を覆う矩形状の覆い部361と、覆い部361の周囲に覆い部361と直交するように形成された周囲部362と、を備えている。また、カゴ受け板360は、周囲部362における左右方向の両端部から周囲部362と直交する方向の外側に形成されて、貯湯槽301の上端面に載るフランジ部363を備えている。
覆い部361には、麺カゴ31Bを通すための孔であるカゴ用貫通孔361aが、複数(本実施形態においては4つ)形成されている。また、覆い部361は、各カゴ用貫通孔361aの周囲に、円環状の円環状部361bを有している。カゴ受け板360は、円環状部361bにて麺カゴ31Bを支持することで、麺カゴ31Bを貯湯槽301内の所定位置に配置する。
また、覆い部361には、オーバーフロー管380を通すための孔である管用貫通孔361cが形成されている。管用貫通孔361cは、左部中央に1つ形成されている。
また、覆い部361には、給水パイプ370から供給された水を貯湯槽301内に落とすための孔である供給用貫通孔361dが形成されている。供給用貫通孔361dは、手前側の隅に複数(本実施形態においては2つ)形成されている。給水パイプ370から供給された水は、供給用貫通孔361dを通って貯湯槽301内に至る。
給水パイプ370は、貯湯槽301に向けて垂れ下がった給水口371を有している。給水パイプ370は、調理機本体300の後部に設けられており、水源(不図示)から供給された水を、給水口371を介してカゴ受け板360上に供給する。
オーバーフロー管380は、管状の管状部と、管状部の上端に嵌め込まれた把持部とを有している。管状部における上部には、管状部の内部と外部とを連通する連通孔が形成されている。
オーバーフロー管380は、管状部の下端部が貯湯槽301の底面に形成された排水孔に挿入されている。そして、貯湯槽301内に一定量以上の茹で湯が貯まると、上部に形成された連通孔を介して、オーバーフローした茹で湯が、管状部内を通って排水孔から排水管へと流れる。使用後は、把持部を掴んでオーバーフロー管380を抜き取ることで、排水孔が開放され、排水孔を介して貯湯槽301内部の茹で湯が排出される。
〔蓋390〕
図8に示すように、蓋390は、調理台330の上側に設けられる蓋本体391と、ユーザが操作する把手部392と、蓋本体391を上下方向において昇降可能にする昇降部393と、を有する。
蓋本体391は、手前側、背面側、左側及び右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。なお、本実施形態において、蓋本体391は、例えばステンレスなどの金属の板材を用いて成形されていることを例示することができる。また、蓋本体391は、内側に空間部391Sを有している。そして、蓋本体391は、全体として箱形の形状を有している。
さらに、蓋本体391は、内側に設けられる内側蓋本体391iと、内側蓋本体391iの外側に設けられる外側蓋本体391oとを有している。内側蓋本体391i及び外側蓋本体391oは、手前側、背面側、左側および右側にそれぞれ設けられる矩形状の板材を備えて構成される。そして、内側蓋本体391iと外側蓋本体391oとは、予め定められた間隔を有して対向して設けられている。これによって、蓋本体391は、内側蓋本体391iと外側蓋本体391oとの間に空気の層が形成される。すなわち、蓋本体391は、空気断熱構造を有している。
蓋本体391の左右方向の幅は、調理台330の左右方向の幅に対応して略同一になっている。さらに、蓋本体391の前後方向の幅は、調理台330の調理面331の前後方向の幅に対応して略同一になっている。
そして、蓋本体391は、最も上側に上げられた状態(以下、上昇状態と呼ぶ)にて、蓋本体391の上側の縁(上端391a)が排気ダクト340の上側の縁(上端)に揃うようになっている。また、蓋本体391は、最も下側に降ろされた状態(以下、下降状態と呼ぶ)にて、調理台330の前後及び左右の縁と揃うようになっている。これによって、加熱調理機30では、蓋本体391の上昇状態と下降状態との両方の状態において、すっきりとした形状に見えるデザインとなっている。さらに、加熱調理機30では、全体として、調理台330、排気ダクト340及び蓋390の外面が揃っていることで、例えば加熱調理機30の清掃を行う際の作業を容易にする。
そして、図9に示すように、蓋本体391は、上側にて開口する上側開口部391Tと、下側にて開口する下側開口部391Bとを有している。さらに、蓋本体391は、下端391cに、下側開口部391Bの開口の縁に沿って、シール部材395を有している。シール部材395は、他の部材に接触した際に変形可能であって、他の部材に密着し、他の部材との間を封止する。シール部材395には、例えばゴムスポンジなどの発泡ゴムを用いることができる。
そして、蓋本体391が下降状態となることで蓋本体391が調理台330に対して接触または近接対峙する。このとき、本実施形態の蓋本体391は、シール部材395にて調理面331と接触する。そして、蓋本体391は、調理面331の周囲を囲う。
また、蓋本体391は、空間部391Sにおいて、貯湯槽301、麺カゴ31B、給水パイプ370など調理面331から上側に向けて突出するものを内側に収容する。
把手部392は、蓋本体391の手前側に設けられている。そして、把手部392は、ユーザが蓋本体391を昇降させるときにユーザが掴む箇所を形成する。
昇降部393は、蓋本体391の上下方向に沿った移動を案内するスライド部393aと、蓋本体391を上下方向に移動させる昇降アーム393bと、昇降アーム393b及び蓋本体391とを接続するリンク部393cとを有する。
スライド部393aは、蓋本体391と排気ダクト340との間において上下方向に沿って設けられる。本実施形態では、スライド部393aは、蓋本体391の背面側であって、左右方向における端部の側方にそれぞれ設けられている。そして、スライド部393aは、一方側にて蓋本体391に接続し、他方側にて排気ダクト340に接続する。そして、スライド部393aは、排気ダクト340に対して蓋本体391を上下方向にスライド可能にする。
昇降アーム393bは、棒状の部材であって、蓋本体391の左右方向の端部の側方にそれぞれ設けられている。そして、昇降アーム393bは、一端側にてヒンジ396を介して排気ダクト340に接続し、他端側にてヒンジ397を介してリンク部393cに接続する。そして、本実施形態において、排気ダクト340は、昇降アーム393bを介して蓋本体391を支持するようになっている。
リンク部393cは、昇降アーム393bと同様に棒状の部材である。そして、リンク部393cは、一端側にてヒンジ397を介して昇降アーム393bに接続し、他端側にてヒンジ398を介して蓋本体391に接続する。
なお、昇降部393において昇降アーム393bにガススプリングを接続し、ユーザが蓋本体391を上昇させる際に操作力の補助を行うようにしても良い。
以上のように構成される昇降部393は、蓋本体391を上昇状態にしたり、蓋本体391を下降状態にしたりする。なお、本実施形態の加熱調理機30は、調理を行う際には蓋本体391を上昇状態にし、調理を行わない待機時には蓋本体391を下降状態にして用いられる。
また、本実施形態の加熱調理機30では、排気ダクト340によって蓋本体391を支持することにより、蓋本体391を支持するための構造部を別途設ける必要を無くし、また、省スペース化を図るようにしている。
続いて、加熱調理機30における蓋本体391の作用について説明する。
蓋本体391は、上昇状態にて、調理面331に対して離れ、調理台330の上側に位置する。この状態にて、蓋本体391は、調理面331から発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上側開口部391Tから排出する。
一方、蓋本体391は、下降状態にて、調理台330における調理面331に接触する。そして、蓋本体391は、調理面331の上方を囲った状態を形成する。そして、蓋本体391は、例えば貯湯槽301など調理面331にて生じる輻射熱が加熱調理機30の外部に輻射されることを抑制する。さらに、蓋本体391は、下側開口部391B側から調理面331にて発生する調理排気を捕集し、捕集した調理排気を上昇気流によって上側開口部391Tから排出する。
このように、加熱調理機30では、蓋本体391によって、調理を行っていない待機時における加熱調理機30の外部への熱の拡散を抑制している。
[食器洗浄機10と加熱調理機30との関係]
以上のように構成された食器洗浄機10及び加熱調理機30において、食器洗浄機10の洗浄機本体100の筐体の高さと、加熱調理機30の調理面331までの高さ(床面から調理面331までの長さ)とは略同一である。
また、食器洗浄機10及び加熱調理機30において、食器洗浄機10の扉190及び加熱調理機30の蓋390が上昇状態である場合(図7の状態である場合)における、食器洗浄機10のフランジ部112の上端面から扉本体191の下端191bまでの高さと、加熱調理機30の調理面331から蓋本体391の下端391cまでの高さは略同一である。つまり、食器洗浄機10の扉本体191の下端までの高さ(床面から扉本体191の下端191bまでの長さ)と、加熱調理機30の蓋本体391の下端までの高さ(床面から蓋本体391の下端391cまでの長さ)とは略同一である。
図10は、食器洗浄機10の扉190及び加熱調理機30の蓋390が下降状態である場合を示す図である。
食器洗浄機10の扉190の扉本体191の上下方向の長さと、加熱調理機30の蓋本体391の上下方向の長さとは、略同一である。
それゆえ、図10に示すように、食器洗浄機10の扉190及び加熱調理機30の蓋390が下降状態である場合における、食器洗浄機10の扉本体191の上端191aまでの高さ(床面から扉本体191の上端までの長さ)と、加熱調理機30の蓋本体391の上端391aまでの高さ(床面から蓋本体391の上端391aまでの長さ)とは略同一である。
以上、説明したように第2の実施形態に係る厨房システム2は、洗浄物の一例としての食器を収容して洗浄するための洗浄室11を有する洗浄機本体100と、洗浄機本体100に対して昇降可能に設けられ、降りた際に洗浄室11を覆う箱形の扉190と、を有する食器洗浄機10を備えている。また、厨房システム2は、食器洗浄機10と並んで配置されるとともに洗浄機本体100の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面331とし加熱処理を可能とする箱形の調理台330と、調理台330の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に調理面331を囲う箱形の囲い体の一例としての蓋390と、を有する加熱調理機30を備えている。
以上のように構成された厨房システム2によれば、並んで配置された、食器洗浄機10の筐体の高さと、加熱調理機30の調理面331の高さとが略同一であるとともに、昇降可能な、食器洗浄機10の扉190と、加熱調理機30の蓋390とが箱形であるので、一体感のある意匠にすることができる。また、並んで配置された、食器洗浄機10の筐体の高さと、加熱調理機30の調理面331の高さとが略同一であるので、清掃を容易にすることができる。
図10に示すように、第2の実施形態に係る厨房システム2は、食器洗浄機10の洗浄機本体100に対して扉190を降ろしたときの扉190の筐体上端(扉本体191の上端191a)の高さと、加熱調理機30の調理台330に対して蓋390を降ろしたときの蓋390の筐体上端(蓋本体391の上端391a)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、食器洗浄機10が扉190を降ろした状態であるとともに加熱調理機30が蓋390を降ろした状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、食器洗浄機10の扉190の筐体上端と加熱調理機30の蓋390の筐体上端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
また、図7に示すように、第2の実施形態に係る厨房システム2は、食器洗浄機10の洗浄機本体100に対して扉190を開けて最も上昇させたときの扉190の筐体下端の高さと、蓋390を最も上昇させた際の蓋390の筐体下端の高さとが略同一の高さとなる。これにより、食器洗浄機10が扉190を上昇させた状態であるとともに加熱調理機30が蓋390を上昇させた状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、食器洗浄機10の扉190の筐体下端と加熱調理機30の蓋390の筐体下端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
なお、上述した加熱調理機30においては、蓋390の蓋本体391は上側開口部391Tが形成された筒状であるが、特に筒状に限定されない。例えば、上側開口部391Tを塞ぐように上端391aに天板を設けても良い。また、上側開口部391Tを部分的に塞ぐ天板を設けても良い。上側開口部391Tを塞ぐことで、調理を行わない待機時に蓋390を降ろした場合に、貯湯槽301に溜められた茹で湯の温度が低下するのを抑制することが可能になる。
また、第2の実施形態に係る厨房システム2において、食器洗浄機10を加熱調理機30の右側に並べて配置しても良い。
<第3の実施形態>
図11は、第3の実施形態に係る厨房システム3の概略構成を示す図である。
第3の実施形態に係る厨房システム3は、第1の加熱調理機の一例としての加熱調理機20と、第2の加熱調理機の一例としての加熱調理機30と、を備えている。
加熱調理機20は、第1の実施形態に係る厨房システム1の加熱調理機20と同一であり、加熱調理機30は、第2の実施形態に係る厨房システム2の加熱調理機30と同一である。
つまり、第3の実施形態に係る厨房システム3は、上面を第1の調理面の一例としての調理面231とし加熱調理を可能とする箱形の第1の調理台の一例としての調理台230と、当該調理台230の上方にて昇降可能に設けられ降りた際に調理面231を囲う箱形の第1の囲い体の一例としての蓋260と、を有する加熱調理機20を備えている。また、第3の実施形態に係る厨房システム3は、加熱調理機20と並んで配置されるとともに調理面231の高さと略同一高さの上面を第2の調理面の一例としての調理面331とし加熱調理機20とは異なる加熱処理を可能とする箱形の第2の調理台の一例としての調理台330と、調理台330の上方にて昇降可能に設けられ降りた際に調理面331を囲う箱形の第2の囲い体の一例としての蓋390と、を有する加熱調理機30を備えている。
以上のように構成された厨房システム3によれば、並んで配置された、加熱調理機20の調理面231の高さと、加熱調理機30の調理面331の高さとが略同一であるとともに、昇降可能な、加熱調理機20の蓋260と、加熱調理機30の蓋390とが箱形であるので、一体感のある意匠にすることができる。また、並んで配置された、加熱調理機20の調理面231の高さと、加熱調理機30の調理面331の高さとが略同一であるので、清掃を容易にすることができる。
図12は、加熱調理機20の蓋260及び加熱調理機30の蓋390が下降状態である場合を示す図である。
図12に示すように、第3の実施形態に係る厨房システム3は、加熱調理機20の調理台230に対して蓋260を降ろしたときの蓋260の筐体上端(蓋本体261の上端261a)の高さと、加熱調理機30の調理台330に対して蓋390を降ろしたときの蓋390の筐体上端(蓋本体391の上端391a)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、加熱調理機20の蓋260を降ろした状態であるとともに加熱調理機30が蓋390を降ろした状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、加熱調理機20の蓋260の筐体上端と加熱調理機30の蓋390の筐体上端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
また、図11に示すように、第3の実施形態に係る厨房システム3は、加熱調理機20の調理台230に対して蓋260を開けて最も上昇させたときの蓋260の筐体下端(蓋本体261の下端261c)の高さと、蓋390を最も上昇させた際の蓋390の筐体下端(蓋本体391の下端391c)の高さとが略同一の高さとなる。これにより、加熱調理機20の蓋260を上昇させた状態であるとともに加熱調理機30が蓋390を上昇させた状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、加熱調理機20の蓋260の筐体下端と加熱調理機30の蓋390の筐体下端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
また、加熱調理機20は、装置の背面に設けられて蓋260を昇降可能に支持するとともに、調理台230からの排気を上昇気流により排出するための第1の排気ダクトの一例としての排気ダクト240を備える。また、加熱調理機30は、装置の背面に設けられて蓋390を昇降可能に支持するとともに、調理台330からの排気を排出により集中排気するための第2の排気ダクトの一例としての排気ダクト340を更に備える。そして、排気ダクト240と排気ダクト340とは同一であることから、排気ダクト240背面から前面までの距離と、排気ダクト340の背面から前面までの距離とが同一である。それゆえ、厨房システム3を、一体感のある意匠にすることができるとともに、清掃を容易にすることができる。
また、加熱調理機20における燃焼部210、仕切部220、調理台230及び排気ダクト240と、加熱調理機30における燃焼部310、仕切部320、調理台330及び排気ダクト340とを、それぞれ同一とすることで、用途の異なる加熱調理機20と加熱調理機30の部品を共通にすることができる。その結果、厨房システム3を低廉に製造することが可能になるとともに、メンテナンスを向上させることができる。
また、第3の実施形態に係る厨房システム3において、加熱調理機20を加熱調理機30の右側に並べて配置しても良い。
<第4の実施形態>
図13は、第4の実施形態に係る厨房システム4の概略構成を示す図である。
第4の実施形態に係る厨房システム4は、食器洗浄機10と、第1の加熱調理機の一例としての加熱調理機20と、第2の加熱調理機の一例としての加熱調理機30と、を備えている。
食器洗浄機10は、第1の実施形態に係る厨房システム1の食器洗浄機10と同一であり、加熱調理機20は、第1の実施形態に係る厨房システム1の加熱調理機20と同一であり、加熱調理機30は、第2の実施形態に係る厨房システム2の加熱調理機30と同一である。
以上のように構成された厨房システム4によれば、並んで配置された、食器洗浄機10の筐体の高さと、加熱調理機20の調理面231の高さと、加熱調理機30の調理面331の高さとが略同一である。また、昇降可能な、食器洗浄機10の扉190と、加熱調理機20の蓋260と、加熱調理機30の蓋390とが箱形である。それゆえ、厨房システム4を、一体感のある意匠にすることができる。また、並んで配置された、食器洗浄機10の筐体の高さと、加熱調理機20の調理面231の高さと、加熱調理機30の調理面331の高さとが略同一であるので、清掃を容易にすることができる。
また、図13に示すように、第4の実施形態に係る厨房システム4は、食器洗浄機10の洗浄機本体100に対して扉190を開けて最も上昇させたときの扉190の筐体下端の高さと、蓋260を最も上昇させた際の蓋260の筐体下端の高さと、蓋390を最も上昇させた際の蓋390の筐体下端の高さとが略同一の高さとなる。これにより、食器洗浄機10が扉190を上昇させた状態であるとともに、加熱調理機20が蓋260を上昇させた状態及び加熱調理機30が蓋390を上昇させた状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、食器洗浄機10の扉190の筐体下端と、加熱調理機20の蓋260の筐体下端と、加熱調理機30の蓋390の筐体下端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
図14は、食器洗浄機10の扉190、加熱調理機20の蓋260及び加熱調理機30の蓋390が下降状態である場合を示す図である。
図14に示すように、第4の実施形態に係る厨房システム4は、食器洗浄機10の洗浄機本体100に対して扉190を降ろしたときの扉本体191の上端191aの高さと、加熱調理機20の調理台230に対して蓋260を降ろしたときの蓋本体261の上端261aの高さと、加熱調理機30の調理台330に対して蓋390を降ろしたときの蓋本体391の上端391aの高さとが略同一の高さとなる。これにより、食器洗浄機10が扉190を降ろした状態であるとともに、加熱調理機20が蓋260を降ろした状態及び加熱調理機30が蓋390を降ろした状態であるときにも一体感のある意匠にすることができる。また、食器洗浄機10の扉190の筐体上端と、加熱調理機20の蓋260の筐体上端と、加熱調理機30の蓋390の筐体上端とを同じ高さで清掃できるので、清掃を容易にすることができる。
なお、第4の実施形態に係る厨房システム4において、食器洗浄機10と、加熱調理機20と、加熱調理機30との配置位置は特に限定されない。左側から、食器洗浄機10、加熱調理機30、加熱調理機20の順であっても良い。また、左側から、加熱調理機20、食器洗浄機10、加熱調理機30の順や、加熱調理機20、加熱調理機30、食器洗浄機10の順であっても良い。また、左側から、加熱調理機30、食器洗浄機10、加熱調理機20の順や、加熱調理機30、加熱調理機20、食器洗浄機10の順であっても良い。
なお、第1の実施形態に係る厨房システム1〜第4の実施形態に係る厨房システム4において、蓋本体(261、391)を移動させる機構は、上述した実施形態に限定されない。また、空気断熱構造は、例えば空気層に代えて断熱材が間に設けられた断熱構造であっても良い。
1…厨房システム、10…食器洗浄機、20,30…加熱調理機、100…洗浄機本体、190…扉、191…扉本体、200,300…調理機本体、230,330…調理台、231,331…調理面、240,340…排気ダクト、260,390…蓋、261,391…蓋本体

Claims (7)

  1. 洗浄物を収容して洗浄するための洗浄室を有する洗浄機本体と、当該洗浄機本体に対して昇降可能に設けられ、降りた際に当該洗浄室を覆う箱形の扉と、を有する食器洗浄機と、
    前記食器洗浄機と並んで配置されるとともに前記洗浄機本体の筐体の高さと略同一高さの上面を調理面とし加熱処理を可能とする箱形の調理台と、当該調理台の上方にて昇降可能に設けられ、降りた際に当該調理面を囲う箱形の囲い体と、を有する加熱調理機と、
    を備える厨房システム。
  2. 前記食器洗浄機の前記洗浄機本体に対して前記扉を降ろしたときの当該扉の筐体上端の高さと、前記加熱調理機の前記調理台に対して前記囲い体を降ろしたときの当該囲い体の筐体上端の高さとが略同一の高さとなることを特徴とする請求項1記載の厨房システム。
  3. 前記食器洗浄機の前記洗浄機本体に対して前記扉を開けて最も上昇させたときの当該扉の筐体下端の高さと、前記囲い体を最も上昇させた際の当該囲い体の筐体下端の高さとが略同一の高さとなることを特徴とする請求項1記載の厨房システム。
  4. 上面を第1の調理面とし加熱調理を可能とする箱形の第1の調理台と、当該第1の調理台の上方にて昇降可能に設けられ降りた際に当該第1の調理面を囲う箱形の第1の囲い体と、を有する第1の加熱調理機と、
    前記第1の加熱調理機と並んで配置されるとともに前記第1の調理面の高さと略同一高さの上面を第2の調理面とし当該第1の加熱調理機とは異なる加熱処理を可能とする箱形の第2の調理台と、当該第2の調理台の上方にて昇降可能に設けられ降りた際に当該第2の調理面を囲う箱形の第2の囲い体と、を有する第2の加熱調理機と、
    を備える厨房システム。
  5. 前記第1の加熱調理機の前記第1の囲い体を降ろしたときの当該第1の囲い体の筐体上端の高さと、前記第2の加熱調理機の前記第2の囲い体を降ろしたときの当該第2の囲い体の筐体上端の高さとが略同一の高さとなることを特徴とする請求項4記載の厨房システム。
  6. 前記第1の加熱調理機の前記第1の囲い体を最も上昇させたときの当該第1の囲い体の筐体下端の高さと、前記第2の加熱調理機の前記第2の囲い体を最も上昇させた際の当該第2の囲い体の筐体下端の高さとが略同一の高さとなることを特徴とする請求項4記載の厨房システム。
  7. 前記第1の加熱調理機は、装置の背面に設けられて前記第1の囲い体を昇降可能に支持するとともに、前記第1の調理台からの排気を上昇気流により排出するための第1の排気ダクトを更に備え、
    前記第2の加熱調理機は、装置の背面に設けられて前記第2の囲い体を昇降可能に支持するとともに、前記第2の調理台からの排気を上昇気流により排出するための第2の排気ダクトを更に備え、
    前記第1の加熱調理機の前記第1の排気ダクトの背面から前面までの距離と、前記第2の加熱調理機の前記第2の排気ダクトの背面から前面までの距離とが略同一であることを特徴とする請求項5又は6記載の厨房システム。
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