JP2019114684A - 基板処理システム、基板処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に保護材が設けられた基板に対し、当該基板の裏面から適切に加工する。【解決手段】表面に保護材が設けられたウェハWの裏面から加工する基板処理システム1は、ウェハWを保持するチャック31と、チャック31に保持されたウェハWの裏面から加工する加工ユニット80、90、100と、チャック31でウェハWを保持する前に、少なくともウェハWの上方又は下方から保護テープの有無を検知する検知センサ120と、を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、表面に保護材が設けられた基板の裏面から加工する基板処理システム、当該基板処理システムを用いた基板処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
近年、半導体デバイスの製造工程においては、表面に複数の電子回路等のデバイスが形成された半導体ウェハ(以下、ウェハという)に対し、当該ウェハの裏面を研削して、ウェハを薄化することが行われている。また、例えば特許文献1に記載されているとおり、ウェハの表面には、デバイスを保護する保護材として、例えば保護テープが設けられている。
ウェハの裏面の研削は、例えばウェハの表面を保持し回転自在のチャックと、チャックに保持されたウェハの裏面を研削する研削砥石を備え環状で回転自在に構成された研削ホイールと、を備えた研削装置で行われる。そして、特許文献1に記載された研削方法では、先ず、ウェハの表面に保護テープを貼り付ける。その後、研削装置において、保護テープが貼り付けられたウェハの表面を当該保護テープを介してチャックで保持した後、チャックと研削ホイールを回転させながら、研削砥石をウェハの裏面に接触させることによって、当該ウェハの裏面を研削する。
特開2012−38801号公報
しかしながら、特許文献1に記載された研削方法において、研削装置では、ウェハの表裏面が反転された状態、すなわちウェハの表面が上方を向いた状態で、誤ってチャックに保持される可能性がある。この原因は種々考えられるが、例えばオペレータの誤操作によって表裏面が反転した場合や、そもそも研削装置に搬送されたウェハの表裏面が反転している場合などがある。そして、かかる場合、ウェハの裏面を適切に研削することができない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、表面に保護材が設けられた基板に対し、当該基板の裏面から適切に加工することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一態様は、表面に保護材が設けられた基板の裏面から加工する基板処理システムであって、前記基板の表面を保持する基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板の裏面から加工する加工部と、前記基板保持部で前記基板を保持する前に、少なくとも前記基板の上方又は下方から前記保護材の有無を検知する保護材検知部と、を有する。
別な観点による本発明の一態様は、表面に保護材が設けられた基板の裏面から加工する基板処理方法であって、保護材検知部を用いて少なくとも前記基板の上方又は下方から前記保護材の有無を検知し、当該検知結果に基づいて前記基板の表裏面の向きを確認する第1の工程と、その後、前記第1の工程において、前記基板の表裏面の向きが正常であると確認された場合、基板保持部で前記基板の表面を保持し、加工部を用いて当該基板の裏面から加工する第2の工程と、を有する。
また別な観点による本発明の一態様によれば、前記基板処理方法を基板処理システムによって実行させるように、当該基板処理システムを制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
さらに別な観点による本発明の一態様によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
本発明によれば、表面に保護材が設けられた基板の裏面から加工するに際し、研削前に基板の保護材の有無を検知して、当該基板の表裏面の向きを確認することにより、基板の表裏面の向きが正常な状態で、当該基板の裏面から適切に加工することができる。
本実施形態にかかる基板処理システムの構成の概略を模式的に示す平面図である。 ウェハの構成の概略を示す側面図である。 搬送ステーションの内部構成の概略を示す側面図である。 ウェハ処理の主な工程を示すフローチャートである。 他の実施形態にかかる検知センサの配置を示す説明図である。 他の実施形態にかかる検知センサの配置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<基板処理システム>
先ず、本実施形態にかかる基板処理システムの構成について説明する。図1は、基板処理システム1の構成の概略を模式的に示す平面図である。なお、以下においては、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
本実施形態の基板処理システム1では、図2に示す、基板としてのウェハWを薄化する。ウェハWは、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体ウェハである。ウェハWの表面W1にはデバイス(図示せず)が形成されており、さらに当該表面W1にはデバイスを保護するための保護材、例えば保護テープPが貼り付けられている。そして、ウェハWの裏面W2に対して研削などの所定の処理が行われ、当該ウェハが薄化される。
図1に示すように基板処理システム1は、処理前のウェハWを収容容器としてのカセットC内に収納し、複数のウェハWをカセット単位で外部から基板処理システム1に搬入する搬入ステーション2と、処理後のウェハWをカセットC内に収納し、複数のウェハWをカセット単位で基板処理システム1から外部に搬出する搬出ステーション3と、ウェハWに加工処理を行って薄化する加工装置4と、加工処理後のウェハWの後処理を行う後処理装置5と、搬入ステーション2、加工装置4及び後処理装置5の間でウェハWを搬送する、搬送部としての搬送ステーション6と、を接続した構成を有している。搬入ステーション2、搬送ステーション6、及び加工装置4は、X軸負方向側においてY軸方向にこの順で並べて配置されている。搬出ステーション3と後処理装置5は、X軸正方向側においてY軸方向にこの順で並べて配置されている。
(搬入ステーション)
搬入ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。図示の例では、カセット載置台10には、複数、例えば2つのカセットCをX軸方向に一列に載置自在になっている。なお、カセット載置台10に載置されたカセットC内には、保護テープPがウェハWを支持するガイド(図示せず)と接触して損傷を被ったり、変形したりするのを抑制するため、当該保護テープPが貼り付けられたウェハWの表面W1が上方を向くようにウェハWが収納されている。
(搬出ステーション)
搬出ステーション3も、搬入ステーション2と同様の構成を有している。搬出ステーション3にはカセット載置台20が設けられ、カセット載置台20には、例えば2つのカセットCをX軸方向に一列に載置自在になっている。なお、搬入ステーション2と搬出ステーション3は1つの搬入出ステーションに統合されてもよく、かかる場合、搬入出ステーションには共通のカセット載置台が設けられる。
(加工装置)
加工装置4では、ウェハWに対して研削や洗浄などの加工処理が行われる。加工装置4は、回転テーブル30、搬送ユニット40、アライメントユニット50、第1の洗浄ユニット60、第2の洗浄ユニット70、加工部としての粗研削ユニット80、加工部としての中研削ユニット90、及び加工部としての仕上研削ユニット100を有している。
回転テーブル30は、回転機構(図示せず)によって回転自在に構成されている。回転テーブル30上には、ウェハWの表面W1を保護テープPを介して吸着保持する、基板保持部としてのチャック31が4つ設けられている。チャック31は、回転テーブル30と同一円周上に均等、すなわち90度毎に配置されている。4つのチャック31は、回転テーブル30が回転することにより、受渡位置A0及び加工位置A1〜A3に移動可能になっている。
本実施形態では、受渡位置A0は回転テーブル30のX軸正方向側且つY軸負方向側の位置であり、当該受渡位置A0のY軸負方向側には、第2の洗浄ユニット70、アライメントユニット50及び第1の洗浄ユニット60が並べて配置される。アライメントユニット50と第1の洗浄ユニット60は上方からこの順で積層されて配置される。第1の加工位置A1は回転テーブル30のX軸正方向側且つY軸正方向側の位置であり、粗研削ユニット80が配置される。第2の加工位置A2は回転テーブル30のX軸負方向側且つY軸正方向側の位置であり、中研削ユニット90が配置される。第3の加工位置A3は回転テーブル30のX軸負方向側且つY軸負方向側の位置であり、仕上研削ユニット100が配置される。
チャック31はチャックベース32に保持されている。チャック31及びチャックベース32は、回転機構(図示せず)によって回転可能に構成されている。
搬送ユニット40は、複数、例えば3つのアーム41〜43を備えた多関節型のロボットである。3つのアーム41〜43は関節部(図示せず)によって接続され、これら関節部によって、第1のアーム41と第2のアーム42はそれぞれ基端部を中心に旋回自在に構成されている。3つのアーム41〜43のうち、先端の第1のアーム41には、ウェハWを吸着保持する搬送パッド44が取り付けられている。また、3つのアーム41〜43のうち、基端の第3のアーム43は、アーム41〜43を鉛直方向に移動させる鉛直移動機構45に取り付けられている。そして、かかる構成を備えた搬送ユニット40は、受渡位置A0、アライメントユニット50、第1の洗浄ユニット60、及び第2の洗浄ユニット70に対して、ウェハWを搬送できる。
アライメントユニット50では、研削処理前のウェハWの水平方向の向きを調節する。例えばスピンチャック(後述の図5に示すスピンチャック200)に保持されたウェハWを回転させながら、検出部(後述の図5に示す検出部201)でウェハWのノッチ部の位置を検出することで、当該ノッチ部の位置を調節してウェハWの水平方向の向きを調節する。
第1の洗浄ユニット60では、研削処理後のウェハWの裏面W2を洗浄し、より具体的にはスピン洗浄する。例えばスピンチャック(図示せず)に保持されたウェハWを回転させながら、洗浄液ノズル(図示せず)からウェハWの裏面W2に洗浄液を供給する。そうすると、供給された洗浄液は裏面W2上を拡散し、当該裏面W2が洗浄される。
第2の洗浄ユニット70では、研削処理後のウェハWが搬送パッド44に保持された状態のウェハWの表面W1、すなわち表面W1に貼り付けられた保護テープPを洗浄するとともに、搬送パッド44を洗浄する。
粗研削ユニット80では、ウェハWの裏面W2を粗研削する。粗研削ユニット80は、環状形状で回転自在な粗研削砥石(図示せず)を備えた粗研削部81を有している。また、粗研削部81は、支柱82に沿って鉛直方向及び水平方向に移動可能に構成されている。そして、チャック31に保持されたウェハWの裏面W2を粗研削砥石に当接させた状態で、チャック31と粗研削砥石をそれぞれ回転させることによって、ウェハWの裏面W2を粗研削する。
中研削ユニット90では、ウェハWの裏面W2を中研削する。中研削ユニット90は、環状形状で回転自在な中研削砥石(図示せず)を備えた中研削部91を有している。また、中研削部91は、支柱92に沿って鉛直方向及び水平方向に移動可能に構成されている。なお、中研削砥石の砥粒の粒度は、粗研削砥石の砥粒の粒度より小さい。そして、チャック31に保持されたウェハWの裏面W2を中研削砥石に当接させた状態で、チャック31と中研削砥石をそれぞれ回転させることによって、裏面W2を中研削する。
仕上研削ユニット100では、ウェハWの裏面W2を仕上研削する。仕上研削ユニット100は、環状形状で回転自在な仕上研削砥石(図示せず)を備えた仕上研削部101を有している。また、仕上研削部101は、支柱102に沿って鉛直方向及び水平方向に移動可能に構成されている。なお、仕上研削砥石の砥粒の粒度は、中研削砥石の砥粒の粒度より小さい。そして、チャック31に保持されたウェハWの裏面W2を仕上研削砥石に当接させた状態で、チャック31と仕上研削砥石をそれぞれ回転させることによって、裏面W2を仕上研削する。
(後処理装置)
後処理装置5では、加工装置4で加工処理されたウェハWに対して後処理が行われる。後処理としては、例えばウェハWをダイシングテープを介してダイシングフレームに保持するマウント処理、ウェハWに貼り付けられた保護テープPを剥離する剥離処理などが行われる。そして、後処理装置5は、後処理が行われダイシングフレームに保持されたウェハWを搬出ステーション3のカセットCに搬送する。後処理装置5で行われるマウント処理や剥離処理はそれぞれ、公知の装置が用いられる。
(搬送ステーション)
図1及び図3に示すように搬送ステーション6には、ウェハ搬送領域110が設けられている。ウェハ搬送領域110には、X軸方向に延伸する搬送路111上を移動自在なウェハ搬送装置112が設けられている。ウェハ搬送装置112は、ウェハWを保持するウェハ保持部として、搬送フォーク113と搬送パッド114を有している。搬送フォーク113は、その先端が2本に分岐し、ウェハWを吸着保持する。搬送フォーク113は、研削処理前のウェハWを搬送する。搬送パッド114は、平面視においてウェハWの径より長い径を備えた円形状を有し、ウェハWを吸着保持する。搬送パッド114は、研削処理後のウェハWを搬送する。搬送フォーク113と搬送パッド114は、移動機構115に取り付けられている。この移動機構115によって、搬送フォーク113と搬送パッド114はそれぞれ、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。
ウェハ搬送領域110には、ウェハWにおける保護テープPの有無を検知する、保護材検知部としての検知センサ120が設けられている。検知センサ120には、保護テープPに接触せずに当該保護テープPの有無を検査する厚みを測定するセンサが用いられ、例えば白色共焦点(コンフォーカル)式の光学系センサが用いられる。検知センサ120は、ウェハW(保護テープP)に対して所定の波長帯域を有する光を照射し、さらに保護テープPの表面から反射した反射光と、裏面から反射した反射光とを受光する。そして、この受光した両反射光に基づいて、保護テープPの有無が検知される。
なお、本実施形態では検知センサ120には白色共焦点式の光学系センサが用いられたが、検知センサ120の構成はこれに限定されず、保護テープPの有無を検知するものであれば任意の測定器を用いることができる。例えばウェハW(保護テープP)に所定の光を所定の波長帯域を有する光を照射し、さらにウェハW(保護テープP)の表面から反射した反射光の光量を測定して、保護テープPの有無を検知してもよい。
検知センサ120は、複数、例えば2つ設けられ、カセット載置台10においてカセットCが載置される位置に対応して配置されている。また、検知センサ120は、カセット載置台10に載置されるカセットCの上方の高さ位置に配置されている。そして、検知センサ120は、ウェハ搬送装置112の搬送フォーク113に保持されたウェハWの上方から保護テープPの有無を検知する。上述したようにカセットCでは、保護テープPが貼り付けられたウェハWの表面W1が上方を向くようにウェハWが収納されている。そこで、検知センサ120がウェハWの上面に保護テープPが有ると検知すれば、当該ウェハWの表裏面の向きは正常であると確認される。
なお、本実施形態では、検知センサ120は、搬送フォーク113に保持されたウェハWの上方から保護テープPの有無を検知したが、ウェハWの下方から保護テープPの有無を検知してもよい。かかる場合、検知センサ120がウェハWの下面に保護テープPが無いと検知すれば、当該ウェハWの表裏面の向きは正常であると確認される。また、検知センサ120をウェハWの上下2か所に設け、ウェハWの上方と下方の両方から、保護テープPの有無を検知してもよい。
図1に示すように基板処理システム1には、制御部130が設けられている。制御部130は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、基板処理システム1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理装置や搬送装置などの駆動系の動作を制御して、基板処理システム1における後述のウェハ処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部130にインストールされたものであってもよい。
<ウェハ処理>
次に、以上のように構成された基板処理システム1を用いて行われるウェハ処理について説明する。
先ず、複数のウェハWを収納したカセットCが、搬入ステーション2のカセット載置台10に載置される。上述したようにカセットC内には、保護テープPが損傷を被ったり、変形したりするのを抑制するため、当該保護テープPが貼り付けられたウェハWの表面W1が上方を向くようにウェハWが収納されている。
次に、ウェハ搬送装置112の搬送フォーク113によりカセットC内のウェハWが取り出される。この際、図3に示したように検知センサ120によって、搬送フォーク113に保持されたウェハWの上方から、保護テープPの有無が検知され、その検知結果に基づいて、ウェハWの表裏面の向きが確認される(図4のステップS1)。
ステップS1において、検知センサ120によりウェハWの上面に保護テープPが有ると検知された場合、当該ウェハWの表裏面の向きは正常であると確認される。かかる場合、搬送フォーク113によりウェハWの表裏面が反転され、裏面W2が上方に向けられた後、ウェハWは加工装置4に搬送される。
一方、ステップS1において、検知センサ120によりウェハWの上面に保護テープPが無いと検知された場合、当該ウェハWの表裏面の向きは反対である(異常である)と確認される。かかる場合、搬送フォーク113によりウェハWの表裏面が反転され、表面W1が上方に向けられる(図4のステップT1)。その後、ウェハWをカセットCに戻した後、すなわち表裏面が正常な状態でウェハWを収納した後、再び搬送フォーク113により当該ウェハWをカセットCから取り出す。そして、搬送フォーク113によりウェハWの表裏面が反転され、裏面W2が上方に向けられた後、ウェハWは加工装置4に搬送される。かかる場合、表裏面の向きが間違った状態でウェハWがカセットCに収容されていても、正常に後続の処理を継続させることができる。
なお、上述したステップT1におけるウェハWの表裏面の反転方法は一例であって、アライメントユニット50に搬送されるウェハWの裏面W2が上方に向けられれば、任意の方法をとることができる。
以上のように加工装置4に搬送されたウェハWは、その裏面W2が上方に向けられた状態で、アライメントユニット50に受け渡される。そして、アライメントユニット50において、ウェハWの水平方向の向きが調節される(図4のステップS2)。
次に、ウェハWは搬送ユニット40により、アライメントユニット50から受渡位置A0に搬送され、当該受渡位置A0のチャック31に受け渡される。チャック31では、ウェハWの表面W1が保持される。その後、回転テーブル30を反時計回りに90度回転させ、チャック31を第1の加工位置A1に移動させる。そして、粗研削ユニット80によって、ウェハWの裏面W2が粗研削される(図4のステップS3)。
次に、回転テーブル30を反時計回りに90度回転させ、チャック31を第2の加工位置A2に移動させる。そして、中研削ユニット90によって、ウェハWの裏面W2が中研削される(図4のステップS4)。
次に、回転テーブル30を反時計回りに90度回転させ、チャック31を第3の加工位置A3に移動させる。そして、仕上研削ユニット100によって、ウェハWの裏面W2が仕上研削される(図4のステップS5)。
次に、回転テーブル30を反時計回りに90度回転させ、又は回転テーブル30を時計回りに270度回転させて、チャック31を受渡位置A0に移動させる。ここでは、洗浄液ノズル(図示せず)を用いて、ウェハWの裏面W2が洗浄液によって粗洗浄される(図7のステップS6)。このステップS6では、裏面W2の汚れをある程度まで落とす洗浄が行われる。
次に、ウェハWは搬送ユニット40により、受渡位置A0から第2の洗浄ユニット70に搬送される。そして、第2の洗浄ユニット70では、ウェハWが搬送パッド44に保持された状態で、当該ウェハWの表面W1(保護テープP)が洗浄し、乾燥される(図7のステップS7)。
次に、ウェハWは搬送ユニット40により、第2の洗浄ユニット70から第1の洗浄ユニット60に搬送される。そして、第1の洗浄ユニット60では、洗浄液ノズル(図示せず)を用いて、ウェハWの裏面W2が洗浄液によって仕上洗浄される(図7のステップS8)。このステップS8では、裏面W2が所望の清浄度まで洗浄し乾燥される。
その後、ウェハWはウェハ搬送装置112によって、第1の洗浄ユニット60から後処理装置5に搬送される。そして、後処理装置5では、ウェハWをダイシングフレームに保持するマウント処理や、ウェハWに貼り付けられた保護テープPを剥離する剥離処理などの後処理が行われる(図7のステップS9)。
その後、すべての処理が施されたウェハWは、搬出ステーション3のカセット載置台20のカセットCに搬送される。こうして、基板処理システム1における一連のウェハ処理が終了する。
以上の実施形態によれば、ステップS1において、検知センサ120により、搬送フォーク113に保持されたウェハWの上方から保護テープPの有無を検知し、その検知結果に基づいて、ウェハWの表裏面の向きを確認することができる。そして、ステップS1でウェハWの表裏面の向きが正常であると確認された場合、搬送フォーク113によりウェハWの表裏面が反転され、裏面W2が上方に向けられた状態で、ウェハWは加工装置4に搬送される。一方、ステップS1でウェハの表裏面の向きが正常でないと確認された場合でも、ステップT1でその表裏面を反転させた後、さらに搬送フォーク113によりウェハWの裏面W2が上方に向けられた状態で、ウェハWは加工装置4に搬送される。このように本実施形態では、ステップS1でウェハWの表裏面の向きを確認することにより、加工装置4に搬送されるウェハWの表裏面の向きを確実に正常な状態にすることができる。そしてその結果、加工装置4において、チャック31でウェハWの表面W1を保持し、粗研削ユニット80、中研削ユニット90、仕上研削ユニット100を順次用いて、ウェハWの裏面W2を適切に研削することができる。
また、本実施形態によれば、一の基板処理システム1において、一連の処理を複数のウェハWに対して連続して行うことができ、ウェハ処理のスループットを向上させることができる。
<他の実施形態>
以上の実施形態では、検知センサ120は搬送ステーション6のウェハ搬送領域110に設けられていたが、検知センサ120の設置位置はこれに限定されない。ウェハWがカセットCから取り出されてから、受渡位置A0でチャック31に保持されるまでにおいて、検知センサ120は任意の位置に配置でき、例えば加工装置4の内部に配置されていてもよい。
例えば図5に示すように検知センサ120は、アライメントユニット50に設けられてもよい。アライメントユニット50は、ウェハWの表面W1(保護テープP)を吸着保持するスピンチャック200と、スピンチャック200に保持されたウェハWのノッチ部の位置を検出する検出部201とを有している。検知センサ120は、スピンチャック200に保持されたウェハWの上方に配置され、保護テープPの有無を検知する。
かかる場合、上記実施形態のウェハ処理において、ステップS1とステップT1が異なる。すなわち、ステップS1において、ウェハ搬送装置112の搬送フォーク113によりカセットCから取り出されたウェハWは、加工装置4のアライメントユニット50に搬送され、スピンチャック200に保持される。その後、ウェハWの水平方向の向きが調節される前に、検知センサ120によって、ウェハWの上方から保護テープPの有無が検知される。
検知センサ120によりウェハWの上面に保護テープPが無いと検知された場合、当該ウェハWの表裏面の向きは正常であると確認される。かかる場合、後続のステップS2が行われる。
一方、検知センサ120によりウェハWの上面に保護テープPが有ると検知された場合、当該ウェハWの表裏面の向きは反対である(異常である)と確認される。かかる場合、ステップT1において、スピンチャック200に保持されたウェハWは、ウェハ搬送装置112の搬送フォーク113によりアライメントユニット50から搬出される。そして、搬送フォーク113によりウェハWの表裏面が反転され、表面W1が上方に向けられる。その後、ウェハWをカセットCに戻した後、すなわち表裏面が正常な状態でウェハWを収納した後、再び搬送フォーク113により当該ウェハWをカセットCから取り出す。その後、搬送フォーク113によりウェハWの表裏面が反転され、裏面W2が上方に向けられた後、ウェハWはアライメントユニット50に搬送される。そして、後続のステップS2が行われる。
なお、図5に示した例では、検知センサ120は、スピンチャック200に保持されたウェハWの上方から保護テープPの有無を検知したが、ウェハWの下方から保護テープPの有無を検知してもよいし、あるいはウェハWの上方と下方の両方から保護テープPの有無を検知してもよい。
例えば図6に示すように検知センサ120は、搬送ユニット40で搬送中のウェハWに対して、保護テープPの有無を検知してもよい。具体的に検知センサ120は、例えばアライメントユニット50の上方であって、搬送ユニット40に保持されたウェハWの下方に配置される。
かかる場合、上記実施形態のウェハ処理において、ステップS1とステップT1が異なる。すなわち、一旦ステップS2におけるウェハWのアライメントが行われた後、ステップS1において、搬送ユニット40で搬送中のウェハWに対して、検知センサ120により保護テープPの有無が検知される。
ステップS1では、検知センサ120によりウェハWの下面に保護テープPが有ると検知された場合、当該ウェハWの表裏面の向きは正常であると確認される。かかる場合、後続のステップS3が行われる。
一方、検知センサ120によりウェハWの上面に保護テープPが無いと検知された場合、当該ウェハWの表裏面の向きは反対である(異常である)と確認される。かかる場合、ステップT1において、搬送ユニット40に保持されたウェハWは、アライメントユニット50に戻された後、ウェハ搬送装置112の搬送フォーク113によりアライメントユニット50から搬出される。そして、搬送フォーク113によりウェハWの裏面W2が上方に向けられた後、ウェハWはアライメントユニット50に再び搬送される。そして、後続のステップS2が行われる。
なお、図6に示した例では、検知センサ120は、搬送ユニット40に保持されたウェハWの下方から保護テープPの有無を検知したが、ウェハWの上方から保護テープPの有無を検知してもよいし、あるいはウェハWの上方と下方の両方から保護テープPの有無を検知してもよい。
以上のように検知センサ120が加工装置4の内部に配置された場合でも、上記実施形態と同様の効果を享受することができる。なお、上述したステップT1におけるウェハWの表裏面の反転方法は一例であって、チャック31に受け渡されるウェハWの裏面W2が上方に向けられれば、任意の方法をとることができる。但し、ステップT1におけるウェハWの表裏面の反転を、ウェハ搬送装置112の搬送フォーク113により行う場合、上記実施形態のように検知センサ120を搬送ステーション6のウェハ搬送領域110に設ける方が効率が良い。
以上の実施形態では、ウェハWの表面W1にはデバイスを保護するために保護テープPが貼り付けられていたが、デバイスの保護材はこれに限定されない。例えばウェハWの表面W1には、支持ウェハやガラス基板などの支持基板が貼り合せられていてもよく、かかる場合でも本発明を適用することができる。
以上の実施形態の基板処理システム1において、加工装置4は、粗研削ユニット80、中研削ユニット90、仕上研削ユニット100を有していたが、ユニットの構成はこれに限定されない。例えば第1の加工位置A1に粗研削ユニット80が配置され、第2の加工位置A2に仕上研削ユニット100が配置され、第3の加工位置A3に研磨ユニット(図示せず)が配置されてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、上記実施形態の基板処理システム1ではウェハWの裏面W2を研削したが、本発明は、ウェハWの裏面W2からレーザ加工や切削刃による加工等を行う場合にも適用することができる。
1 基板処理システム
2 搬入ステーション
3 搬出ステーション
4 加工装置
5 後処理装置
6 搬送ステーション
30 回転テーブル
31 チャック
40 搬送ユニット
50 アライメントユニット
60 第1の洗浄ユニット
70 第2の洗浄ユニット
80 粗研削ユニット
90 中研削ユニット
100 仕上研削ユニット
110 ウェハ搬送領域
112 ウェハ搬送装置
120 検知センサ
130 制御部
P 保護テープ
W ウェハ
W1 表面
W2 裏面

Claims (11)

  1. 表面に保護材が設けられた基板の裏面から加工する基板処理システムであって、
    前記基板の表面を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板の裏面から加工する加工部と、
    前記基板保持部で前記基板を保持する前に、少なくとも前記基板の上方又は下方から前記保護材の有無を検知する保護材検知部と、を有する、基板処理システム。
  2. 前記基板保持部と前記加工部を備えた加工装置と、
    前記加工装置に対して前記基板を搬送する搬送部と、をさらに有し、
    前記保護材検知部は前記加工装置又は前記搬送部に設けられている、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 前記搬送部は、前記基板を搬送し、且つ前記基板の表裏面を反転させる搬送装置を有する、請求項2に記載の基板処理システム。
  4. 前記保護材検知部による検知結果に基づいて、前記基板の表裏面の向きが正常であると確認された場合、前記搬送装置は当該基板を前記加工装置に搬送し、
    前記保護材検知部による検知結果に基づいて、前記基板の表裏面の向きが正常でないと確認された場合、前記搬送装置は当該基板の表裏面を反転させて、基板を収容する収容容器に戻す、請求項3に記載の基板処理システム。
  5. 前記保護材検知部による検知結果に基づいて、前記基板の表裏面の向きが正常でないと確認された場合、前記搬送装置は、前記収容容器に戻された前記基板を再び搬出し、前記加工装置に搬送する、請求項4に記載の基板処理システム。
  6. 表面に保護材が設けられた基板の裏面から加工する基板処理方法であって、
    保護材検知部を用いて少なくとも前記基板の上方又は下方から前記保護材の有無を検知し、当該検知結果に基づいて前記基板の表裏面の向きを確認する第1の工程と、
    その後、前記第1の工程において、前記基板の表裏面の向きが正常であると確認された場合、基板保持部で前記基板の表面を保持し、加工部を用いて当該基板の裏面から加工する第2の工程と、を有する、基板処理方法。
  7. 前記基板保持部と前記加工部は加工装置に設けられ、
    前記第1の工程は、前記加工装置の内部、又は前記加工装置に対して前記基板を搬送する搬送部の内部において行われる、請求項6に記載の基板処理方法。
  8. 前記第1の工程において、前記基板の表裏面の向きが正常でないと確認された場合、前記搬送部において前記基板の表裏面を反転させて、基板を収容する収容容器に戻す第3の工程をさらに有する、請求項7に記載の基板処理方法。
  9. 前記第3の工程において、前記搬送部によって、前記収容容器に戻された前記基板を再び搬出し、前記加工装置に搬送する、請求項8に記載の基板処理方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか一項に記載の基板処理方法を基板処理システムによって実行させるように、当該基板処理システムを制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
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