JP2019112183A - 作業機械の手すり - Google Patents

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Abstract

【課題】手すり本体の装着が容易であるとともに装着後の手すり本体のガタツキを抑制した、作業機械の機体に備えられる手すりを提供する。【解決手段】手すりは、手すり本体と、一対のフレーム連結部210と、を有する。手すり本体の一対の手すり連結部55は、前後一対の手すり側板状部550と、係合ピン551と、第1孔部と、をそれぞれ有する。一対のフレーム連結部210は、フレーム側板状部210Aと、係合凹部211と、第2孔部212と、をそれぞれ有する。係合ピン551の外径が公差内でばらついても、手すり本体の自重によって係合ピン551の外周面が傾斜面211Aに安定して当接し、手すり本体のガタツキが抑制される。また、一対の手すり側板状部550にそれぞれ開口された第1孔部および長穴状の第2孔部212に、連結ピン60が容易に装着される。【選択図】図6

Description

本発明は、作業機械に備えられる手すりに関する。
クレーンやショベルなどの作業機械は、一般に、機体と、機体に起伏可能に支持される作業アタッチメントと、を備える。作業者は、機体上に配置された操縦室に搭乗する際や、作業機械の分解組立作業時に、機体上を移動することがある。
特許文献1には、操縦室の周囲に配置されたステップと手すりとを備える作業機械が開示されている。作業者は手すりの手すり本体を把持しながらステップを移動し、搭乗室に進入する。
従来、上記のような手すりとして、機体に対して着脱可能な手すり本体と、機体に固定された一対の機体連結部と、を備えるものが知られている。手すり本体は、作業者によって把持される被把持部と、上記の一対の機体連結部にそれぞれ連結される、一対の手すり連結部と、を有する。
特開2003−192272号公報
上記のような従来の手すりでは、手すり本体が機体に固定された後に手すり本体がガタツキやすいという問題があった。具体的に、図11は、上記のような従来の手すりの手すり連結部と機体連結部とが互いに連結される様子を示す断面図である。手すり連結部55Zは、手すり側板状部550Zと、手すり側板状部550Zから突設される係合ピン551Zと、を有する。一方、機体に備えられた機体連結部210Zには、U字状の係合凹部211Zと、円形の第2孔部212Zとが形成されている。なお、手すり側板状部550Zにも、第2孔部212Zと同様の不図示の第1孔部が開口されている。
作業者が手すり本体を機体に固定する場合、図11の手すり連結部55Zが機体連結部210Zに上方から装着される。この際、係合ピン551Zが係合凹部211Zに挿入されると、手すり側板状部550Zに形成された不図示の第1孔部と機体連結部210Zに形成された第2孔部212Zとが合致し、両者に連結ピン60Zが挿入されることで、手すり本体が機体に固定される。
図11のような従来の構成では、係合ピン551Zの外径が製造上の公差上限値であっても当該係合ピン551Zが係合凹部211Zに嵌りこむように、係合ピン551Zの外径寸法および係合凹部211Zの開口幅が設定される必要がある。しかしながら、この場合、係合ピン551Zの外径が公差下限値であると、係合ピン551Zと係合凹部211Zとの間に大きな隙間(ガタ)が生じる。この結果、手すり本体が機体に固定された後であっても、手すり連結部55Zが連結ピン60Zを支点として図11の矢印DR方向に揺動しやすく、手すり本体がガタつくという問題がある。また、このようなガタつきを解消するために、連結後に溶接処理によって係合ピン551Zを係合凹部211Zに固定する方法が考えられるが、この場合、連結作業時間およびコストが増すとともに、手すり本体を機体から取り外すことが困難になるという問題がある。
更に、図11のような手すり連結部55Zが、所定の被把持部を挟んで一対配置され、当該一対の手すり連結部55Zに対向して、一対の機体連結部210Zが機体に配置される場合がある(図2参照)。この場合、手すり全体としての公差(形状精度)も重要となる。すなわち、被把持部がねじれている場合や被把持部の一端側と他端側とが上下方向にずれている場合がある。この結果、一方の手すり連結部55Zが機体連結部210Zに挿入されても、他方の手すり連結部55Zが機体連結部210Zに挿入しにくくなる。特に、被把持部がねじれている場合には、他方の手すり連結部55Zにおいて、係合ピン551Zが係合凹部211Zから離間しており挿入が困難となる。また、被把持部が上下にずれている場合には、他方の係合ピン551Zが上下方向において係合凹部211Zに届かず、挿入が困難となる。このような手すりに生じる全体的な公差は、各部材同士の組立段階における誤差および公差の蓄積によって生じる。また、組立に溶接が含まれている場合には、溶接による歪みなどが原因にもなる。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、手すり本体の装着が容易であるとともに装着後の手すり本体のガタツキを抑制した、作業機械の機体に備えられる手すりを提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る作業機械の機体に備えられる手すりであって、作業者によって把持される被把持部と、前記被把持部の下方において水平な第1方向に間隔をおいて配置される一対の手すり連結部と、を有する手すり本体と、前記第1方向に間隔をおいて配置されるように前記機体に固定され、前記一対の手すり連結部がそれぞれ連結されることを許容する一対の機体連結部と、前記一対の手すり連結部と前記一対の機体連結部とをそれぞれ連結する一対の連結ピンと、を備え、前記一対の手すり連結部および前記一対の機体連結部のうちの一方の一対の連結部は、それぞれ前記第1方向と直交して配置されるとともに、前記第1方向において互いに対向する一対の第1部材と、前記一対の第1部材の間で前記第1方向に延びる外周面を有し、前記一対の第1部材同士を互いに接続する接続部と、をそれぞれ有し、当該一方の一対の連結部の前記一対の第1部材には、前記接続部に対して上下方向に間隔をおいた位置で前記第1方向において互いに対向して配置され前記連結ピンが挿入可能な一対の第1孔部がそれぞれ形成されており、前記一対の手すり連結部および前記一対の機体連結部のうちの他方の一対の連結部は、上端部と下端部とを有し前記第1方向と直交して配置され前記手すり連結部と前記機体連結部との連結に伴って前記一対の第1部材の間に配置される第2部材をそれぞれ有し、前記第2部材は、前記第1方向および上下方向とそれぞれ直交する第2方向において互いに対向して配置され、前記手すり連結部と前記機体連結部との連結において前記接続部を上下方向に沿って受け入れる空間部を前記第2方向の両側から挟むように配置される一対の拘束面を有し、当該一対の拘束面は、前記空間部に対する前記接続部の進入方向に沿って互いの間隔が狭くなるようにそれぞれ傾斜しており、前記手すり本体の自重によって前記接続部の外周面と当接することで前記接続部を下方向および前記第2方向において拘束し、更に、前記第2部材のうち前記一対の拘束面に対して上下方向に間隔をおいた位置であって前記第1方向において前記一対の第1孔部にそれぞれ対向する位置に前記連結ピンが挿入可能な第2孔部が形成されており、前記第2孔部が上下方向において前記一対の第1孔部を包含するように前記一対の第1孔部および前記第2孔部の上下方向における開口幅がそれぞれ設定されている。
本構成によれば、接続部の外径が公差内でばらついても、接続部が手すり本体の自重によって拘束面に安定して当接することができる。このため、手すり本体を下方向および第2方向において拘束することができる。更に、第2部材が一対の第1部材の間に配置されるため、手すり本体を第1方向においても拘束することができる。この結果、装着後の手すり本体のガタツキを抑止することができる。また、接続部の外径に応じて第1部材と第2部材との上下方向における相対的な位置に個体間差があっても、連結ピンが一対の第1孔部および第2孔部に容易に装着可能とされる。
上記の構成において、前記第1方向と直交する断面で見た場合、前記接続部の前記外周面は、前記一対の拘束面に向かってそれぞれ凸状の曲線からなる一対の当接部を含み、前記一対の拘束面は、一対の直線または前記一対の当接部に向かって凹状の一対の曲線からなり、前記当接部が前記拘束面に前記第1方向に沿って接触するように、前記当接部の曲率半径が前記拘束面の曲率半径よりも小さく設定されていることが望ましい。
本構成によれば、接続部の外径が公差内でばらついても、接続部が手すり本体の自重によって拘束面に安定して当接することができる。
上記の構成において、前記第1方向と直交する断面で見た場合、前記一対の拘束面および前記一対の当接部は、上下方向に沿った中心線を中心に前記第2方向において線対称となるようにそれぞれ配置されており、前記一対の第1孔部および前記第2孔部は、前記中心線上に配置されていることが望ましい。
本構成によれば、接続部が一対の拘束面に当接すると、第1孔部および第2孔部が所定の中心線上に配置される。この結果、作業者は、連結ピンを第1孔部および第2孔部に容易に挿通することができる。
上記の構成において、前記第1方向と直交する断面で見た場合、前記接続部の前記外周面は、前記一対の当接部を含む円形状を有することが望ましい。
本構成によれば、接続部が簡易な円柱形状を有することで、接続部の外径が公差内でばらついても接続部と一対の拘束面とが安定して当接することができる。
上記の構成において、前記第2部材は、前記第2孔部を画定する内周面を有し、前記内周面が前記第1孔部に挿通された前記連結ピンに当接することで前記接続部を支点とした前記手すり本体の回動が規制されるように、前記第2孔部の前記第2方向における開口幅が設定されていることが望ましい。
本構成によれば、連結ピンが一対の第1孔部および第2孔部に挿通されることで、手すり本体の回動が防止される(回り止め)。
上記の構成において、前記一方の一対の連結部は前記一対の手すり連結部であって、前記他方の前記一対の連結部は前記一対の機体連結部であるものでもよい。
本構成によれば、作業者は、手すり本体を一対の機体連結部に容易に装着することができる。特に、手すり本体を機体に組み付けるにあたって、機体連結部に配置された一対の拘束面の間の空間部に対して、手すり連結部の接続部が上から挿入されることが確認されやすい。このため、作業者は、容易かつ確実に手すり本体を取り付けることができる。
本発明によれば、手すり本体の装着が容易であるとともに装着後の手すり本体のガタツキを抑制した、作業機械の機体に備えられる手すりが提供される。
本発明の一実施形態に係る作業機械の側面図である。 本発明の一実施形態に係る作業機械の機体および手すりの分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る作業機械の機体および手すりの分解側面図である。 本発明の一実施形態に係る作業機械の機体および手すりの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る作業機械の機体および手すりの側面図である。 本発明の一実施形態に係る手すりの手すり連結部、機体連結部および連結ピンの断面図である。 図6の手すり連結部、機体連結部および連結ピンの側断面図である。 本発明の一実施形態に係る手すりの手すり連結部、機体連結部および連結ピンの断面図である。 図8の手すり連結部、機体連結部および連結ピンの側断面図である。 本発明の変形実施形態に係る手すりの手すり連結部、機体連結部および連結ピンの断面図である。 従来の手すりの手すり連結部、機体連結部および連結ピンの断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るクレーン(建設機械)の側面図である。なお、図1には、「上」、「下」、「前」および「後」の方向が示されているが、当該方向は、本実施形態に係るクレーン1の構造を説明するために便宜上示すものであり、本発明に係る作業機械の使用態様などを限定するものではない。クレーンは、地面上で走行可能な下部走行体1と、下部走行体1の上方に配置される上部旋回体2(機体)と、起伏部材としてのブーム3と、を備える。上部旋回体2は、上下方向に延びる旋回中心CL回りに旋回可能なように下部走行体1に搭載されている。上部旋回体2は、基台としての旋回フレーム21と、キャブ22と、ガード23と、を備える。キャブ22は、上部旋回体2の前端部に備えられており、クレーンの運転席に相当する。ガード23は、後記のブーム起伏ウインチ10および巻上げドラム15や、不図示のエンジンなどを内部に収容する。
ブーム3は、上部旋回体2の旋回フレーム21に水平な軸回りに起伏可能に支持されている。クレーンは、ガントリ4と、カウンタウエイト5と、ブームガイライン6と、上部スプレッダ7と、下部スプレッダ8と、ブーム起伏ロープ9と、ブーム起伏ウインチ10と、ブームポイントシーブ11と、アイドラシーブ12と、フック13と、巻上げロープ14と、巻上げドラム15と、を更に備える。
ガントリ4は、上部旋回体2の旋回フレーム21の後部に装着されている。詳しくは、ガントリ4は、ブーム3の後方で旋回フレーム21に支持され、ブーム3の起伏動作においてブーム3を支持する支柱として機能する。カウンタウエイト5は、ガントリ4の後方で旋回フレーム21に装着されており、クレーンが吊り荷を吊りあげる際にクレーンのバランスを保つ機能を備えている。
上部スプレッダ7および下部スプレッダ8は、それぞれ複数のシーブからなる。また、上部スプレッダ7は、ブームガイライン6によってブーム3の先端部に接続されている。ブーム起伏ロープ9は、ブーム起伏ウインチ10から引き出され、ガントリ4の先端部の不図示のシーブに掛けられた後、下部スプレッダ8と上部スプレッダ7との間で複数回掛け回される。ブーム起伏ウインチ10は、旋回フレーム21の後部に固定されている。なお、引き出されたブーム起伏ロープ9の先端は、ガントリ4に固定される。ブーム起伏ウインチ10は、ブーム起伏ロープ9の巻き取りおよび繰り出しを行うことで、上部スプレッダ7と下部スプレッダ8との間の距離を変化させ、ブーム3をガントリ4に対して相対的に回動させながらブーム13を起伏させる。
巻上げドラム15は、旋回フレーム21の中央部に固定されている。また、ブームポイントシーブ11およびアイドラシーブ12は、ブーム3の先端部に回転自在に支持されている。巻上げドラム15から引き出された巻上げロープ14の先端部には、吊荷用のフック13が備え付けられる。そして、巻上げロープ14の一端は、ブーム3の先端部のブームポイントシーブ11と、フック13に設けられた不図示のシーブブロックのシーブとの間に掛け回された後、ブーム3の先端部に固定される。一方、巻上げロープ14の他端は、ブームポイントシーブ11、アイドラシーブ12を経由して巻上げドラム15に巻きつけられている。従って、巻上げドラム15が巻上げロープ14の巻き取りや繰り出しを行うと、ブームポイントシーブ11とフック13のシーブとの間の距離が変わって、ブーム3の先端部から垂下されたフック13の巻上げ及び巻下げが行われる。
図2は、本実施形態に係るクレーンの旋回フレーム21(機体)および手すり50の分解斜視図であり、図3は、同分解側面図である。また、図4は、旋回フレーム21(機体)および手すり50の斜視図であり、図3は、同側面図である。図2および図3は、旋回フレーム21に手すり50の手すり本体51が装着される様子を示しており、図4および図5は、旋回フレーム21に手すり50が装着された様子を示している。また、図6は、本実施形態に係る手すり50の手すり連結部55、フレーム連結部210(機体連結部)および連結ピン60の断面図であり、図7は、図6の手すり連結部55、フレーム連結部210および連結ピン60の側断面図である。
図2乃至図7を参照して、本実施形態に係るクレーンは、少なくとも一つの手すり50を備える。手すり50は、上部旋回体2の旋回フレーム21に備えられ、上部旋回体2上を移動する作業者を保護するとともに、作業者の移動を補助する。旋回フレーム21は、フレーム上面部21Hと、フレーム側面部21Sと、を有する(図2)。フレーム上面部21Hは、旋回フレーム21の上面部であり、フレーム側面部21Sは、旋回フレーム21の側面部である。図2では、フレーム側面部21Sは、旋回フレーム21の右側の側面を画定する。一方、手すり50は、手すり本体51と、一対のフレーム連結部210と、一対の連結ピン60(図6)と、を有する。
手すり本体51は、旋回フレーム21に着脱可能とされている。手すり本体51は、被把持部511と、一対の縦フレーム512と、横フレーム52と、接続フレーム53と、一対のリブ54と、一対の手すり連結部55と、を有する(図2)。なお、一例として、手すり本体51の重量は、15kg〜20kgに設定されている。
被把持部511は、手すり本体51の上端部に配置され、前後方向に延びるパイプからなる。被把持部511は、作業者によって把持される。一対の縦フレーム512は、被把持部511の前後両端部に接続され、上下方向に延びるパイプからなる。本実施形態では、被把持部511および一対の縦フレーム512は、一体的に構成され、単一のパイプ材が屈曲されることで構成されている。なお、図3に示すように、縦フレーム512の下端部は、左方かつ下方に向かって延びるように斜めに僅かに屈曲された後、再び下方に延びるように僅かに屈曲された形状を有する。横フレーム52は、手すり本体51の上下方向の略中央部において、一対の縦フレーム512同士を接続するパイプである。一対のリブ54は、それぞれ一対の縦フレーム512の下側部分に固定される。リブ54は、縦フレーム512(手すり本体51)の剛性を高める機能を有する。接続フレーム53は、横フレーム52の下側部分に配置され、一対のリブ54同士を接続する。接続フレーム53は、板状部材からなり、当該板状部材には図2に示すように複数の開口部が形成されている。
一対の手すり連結部55は、一対の縦フレーム512の下端部の左側部に固定されている。なお、一対の手すり連結部55は、被把持部511の下方において前後方向(水平な第1方向)に間隔をおいて配置されている。また、図2、図3では現れていないが、一対の手すり連結部55は、それぞれ前後方向に間隔をおいて配置される、一対の板状部材を含む(図6の手すり側板状部550を参照)。
一対のフレーム連結部210は、図2に示すように、前後方向に間隔をおいて配置されるように旋回フレーム21のフレーム側面部21Sに固定されている。一対のフレーム連結部210は、一対の手すり連結部55がそれぞれ連結されることを許容する。
一対の連結ピン60(図6、図7)は、一対の手すり連結部55と一対のフレーム連結部210とをそれぞれ連結する。
次に、上記の一対の手すり連結部55および一対のフレーム連結部210の連結構造について、更に詳述する。なお、本実施形態では、一対の手すり連結部55が本発明の一方の一対の連結部を構成し、一対のフレーム連結部210が本発明の他方の一対の連結部を構成する。
なお、前後一対の手すり連結部55は互いに同じ構造、機能を有し、前後一対のフレーム連結部210は互いに同じ構造、機能を有するため、以下では前後一対のうち前側の手すり連結部55およびフレーム連結部210について説明する。
手すり連結部55は、一対の手すり側板状部550(第1部材)と、係合ピン551(接続部)と、を有する(図6、図7)。一対の手すり側板状部550は、それぞれ前後方向と直交するように配置されるとともに、前後方向において互いに対向して配置される。図2、図6に示すように、手すり側板状部550は、台形形状を有し、前後方向に所定の厚さを有する。
係合ピン551は、一対の手すり側板状部550の間で前後方向に延びる外周面を有する円柱形状からなる。係合ピン551は、一対の手すり側板状部550同士を前後方向において互いに接続する。本実施形態では、係合ピン551の両端部が、一対の手すり側板状部550にそれぞれアーク溶接される。
一対の手すり側板状部550には、図7に示すように、それぞれ第1孔部552が形成されている。第1孔部552は、円形形状を有し、係合ピン551に対して下方に間隔をおいた位置で手すり側板状部550を前後方向に貫通している。なお、一対の手すり側板状部550に形成された第1孔部552同士は、前後方向において互いに対向して配置されている。また、第1孔部552の内径は、連結ピン60の外径よりも僅かに大きい値に設定されている。このため、第1孔部552には連結ピン60が挿入可能とされている。
フレーム連結部210は、フレーム側板状部210A(第2部材)を有する(図6)。フレーム側板状部210Aは、前後方向(第1方向)と直交するように配置され、図6に示すように、上下および左右方向に延びる略矩形形状を有する。フレーム側板状部210Aは、上端部210Bおよび下端部を有する。フレーム側板状部210Aは、手すり連結部55と機体連結部210との連結に伴って一対の手すり側板状部550の間に配置される。フレーム側板状部210Aには、係合凹部211(空間部)と、第2孔部212とが形成されている。係合凹部211は、フレーム側板状部210Aの上端部210Bに形成される凹部である。係合凹部211は、手すり連結部55とフレーム連結部210との連結に伴って上下方向(特に、下方向)に沿って係合ピン551を受け入れる。図6に示すように、係合凹部211は、略V字形状を有する。具体的に、係合凹部211は、一対の傾斜面211A(拘束面)と、凹部下端部211Bとによって画定されている。
一対の傾斜面211Aは、左右方向(第1方向および上下方向とそれぞれ直交する第2方向)において互いに間隔をおいて対向配置されている。一対の傾斜面211Aは、係合ピン551が上下方向に沿って進入する空間部を左右方向の両側から挟むように配置される。また、一対の傾斜面211Aは、係合凹部211に対する係合ピン551の進入方向(下方向)に沿って互いの間隔が狭くなるようにそれぞれ傾斜している。そして、一対の傾斜面211Aは、手すり本体の自重によって係合ピン551の外周面が当接することをそれぞれ許容することで係合ピン551を下方向および左右方向において拘束する。
凹部下端部211Bは、一対の係合凹部211の下端部を接続する。凹部下端部211Bは、下方に向かって凸の円弧形状を有する。凹部下端部211Bの曲率半径は、係合ピン551の曲率半径と同じまたは係合ピン551の曲率半径よりも小さく設定されている。
第2孔部212は、係合凹部211(一対の傾斜面211A)の下方に間隔をおいた位置で、フレーム側板状部210Aに形成されている。また、第2孔部212は、前後方向において一対の第1孔部552にそれぞれ対向するようにフレーム側板状部210Aに形成されている。図6、図7に示すように、第2孔部212は、上下方向に沿って延びる長穴形状を有する。第2孔部212の左右方向の開口幅は、連結ピン60の外径よりも僅かに大きい値に設定されている。また、第2孔部212の上下方向の開口幅は、一対の第1孔部552の上下方向の開口幅よりも大きく、連結ピン60の外径の2倍に設定されている。すなわち、第2孔部212が上下方向において一対の第1孔部552を包含するように一対の第1孔部552および第2孔部212の上下方向における開口幅がそれぞれ設定されている。より詳しくは、フレーム側板状部210Aは、第2孔部212を画定する内周面を有する。そして、第1孔部552に挿通された連結ピン60が前記内周面に当接することで、係合ピン551を支点とした手すり本体の回動を規制するように、第2孔部212の左右方向における開口幅が設定されている。
図6、図7は、係合ピン551の外径D1(図6)が、予め設定された公差の下限値である場合における、手すり連結部55とフレーム連結部210との連結状態を示している。図2、図3に示すように、作業者が手すり50を旋回フレーム21に固定するにあたって、一対の手すり連結部55が一対のフレーム連結部210に上方から装着される。この際、各手すり連結部55では、一対の手すり側板状部550の間に配置された係合ピン551が、フレーム連結部210に開口された係合凹部211に上方から進入する。やがて、図6に示すように、円柱状の係合ピン551の外周面が、一対の傾斜面211Aに対して当接位置P1においてそれぞれ当接する。この際、図6に示すように、係合ピン551の下端部と凹部下端部211Bとの間には所定の隙間が形成されている。係合ピン551が一対の傾斜面211Aに当接すると、手すり本体51が下方向および左右方向において拘束される。前述のように、本実施形態では、手すり本体51の重量が15kg〜20kgであるため、作業者が手すり50から手を離しても、手すり本体51の自重によって、係合ピン551が一対の傾斜面211Aに当接した状態が保持される。
係合ピン551が一対の傾斜面211Aに当接すると、図7に示すように、一対の第1孔部552の間に第2孔部212が配置される。そして、作業者が、後側の第1孔部552、第2孔部212、前側の係合ピン551の順に連結ピン60を挿入することで、手すり連結部55とフレーム連結部210とが互いに固定される。この結果、手すり側板状部550がフレーム側板状部210Aに対して上下方向においても拘束される。前側の第1孔部552を貫通した連結ピン60の先端部には、不図示の抜け止めピンが装着される。なお、図6、図7に示される基準線L1は、外径D1を備える係合ピン551の下端部を示しており、基準線L2は、連結ピン60のピン本体部分の下端部を示している。
一方、図8は、本実施形態に係る手すり50の手すり連結部55、フレーム連結部210および連結ピン60の断面図であり、図9は、図8の手すり連結部55、フレーム連結部210および連結ピン60の側断面図である。図8および図9は、先の図6および図7と比較して、係合ピン551の外径D2(図8)が、予め設定された公差の上限値である場合における、手すり連結部55とフレーム連結部210との連結状態を示している。
図8、図9においても、上記の図6、図7と同様に、作業者によって一対の手すり連結部55が一対のフレーム連結部210に上方から装着される。そして、各手すり連結部55では、一対の手すり側板状部550の間に配置された係合ピン551が、フレーム連結部210に開口された係合凹部211に上方から進入する。やがて、図8に示すように、円柱状の係合ピン551の外周面が、一対の傾斜面211Aに対して当接位置P2においてそれぞれ当接する。この際、当接位置P2は、当接位置P1(図6)よりも高さhだけ上方に位置する。なお、図8、図9に示される基準線L3は、外径D2を備える係合ピン551の下端部を示しており、基準線L4は、連結ピン60のピン本体部分の下端部を示している。すなわち、基準線L3は高さhだけ基準線L1の上方に位置し、基準線L4は高さhだけ基準線L2の上方に位置する(図8)。
本実施形態では、前述のように、第2孔部212が上下方向に延びる長穴形状を有する。このため、図8、図9に示すように、フレーム連結部210に対する手すり側板状部550の相対的な装着位置が、図6、図7よりも上方に位置する場合であっても、一対の第1孔部552の間に第2孔部212が配置される。より詳しくは、一対の第1孔部552の下端部よりも第2孔部212の下端部が下方に配置される。したがって、作業者は、図9に示すように、連結ピン60を後側の第1孔部552、第2孔部212、前側の係合ピン551の順に容易に挿入することができる。なお、図9において、一対の第1孔部552の上端部よりも第2孔部212の上端部が上方に配置されてもよい。この結果、係合ピン551の外径に応じたフレーム側板状部210Aの手すり側板状部550に対する上下方向における相対的な位置に関わらず、連結ピン60が、一対の第1孔部552うちの一の第1孔部、第2孔部212および一対の第1孔部552のうちの他の第1孔部に対して前後方向に沿って順に挿入可能とされる。
上記の構成について換言すれば、本実施形態では、係合ピン551の外周面と一対の傾斜面211Aとの当接位置(P1、P2)に応じて手すり側板状部550とフレーム側板状部210Aとの上下方向における相対的な位置関係が規制される。そして、当該位置関係が規制された状態で一対の第1孔部552および第2孔部212に連結ピン60が挿入されることで、手すり本体51の抜けが防止されるとともに、係合ピン551を支点とした手すり本体51の回動が防止される。この際、係合ピン551の外径公差に起因する前記当接位置の変化があっても、一対の第1孔部552同士の間に第2孔部212が位置することが維持されるように、第2孔部212が上下方向に沿って長穴状に形成されている。
このような構成によれば、係合ピン551の外径が公差内でばらついても、係合ピン551が手すり50の自重によって一対の傾斜面211Aにそれぞれ安定して当接することができる。特に、係合凹部211が一対の傾斜面211Aによって画定されているため、係合ピン551の実外径に応じて、係合ピン551と係合凹部211との係合位置が調整される。この結果、手すり50が下方向および左右方向において拘束されるため、手すり50のガタツキが抑止される。また、本実施形態では、一対の手すり側板状部550の間にフレーム連結部210が配置されるため、手すり側板状部550が前後方向においても拘束され、手すり50のガタツキが更に抑止される。なお、図6に示す断面で見た場合、係合ピン551のうち一対の傾斜面211Aに当接する部分(当接部)は、一対の傾斜面211Aに向かってそれぞれ凸状の曲線からなる。一方、一対の傾斜面211Aは、本実施形態のように一対の平面または係合ピン551の一対の曲線に向かって凹状の一対の曲線からなるものでもよい。いずれの場合であっても、係合ピン551の一対の当接部がそれぞれ一対の傾斜面211Aに前後方向に沿って線接触(接触)するように、係合ピン551の一対の当接部の曲率半径が一対の傾斜面211Aの曲率半径よりも小さく設定されていることが望ましい。この場合、係合ピン551の外径が公差内でばらついても、係合ピン551が手すり本体51の自重によって一対の傾斜面211Aにそれぞれ安定して当接することができる。また、本実施形態では、係合ピン551が簡易な円柱形状を有することで、係合ピン551の外径が公差内でばらついても係合ピン551と一対の傾斜面211Aとが安定して当接することができる。更に、本実施形態では、一対の傾斜面211Aおよび係合ピン551の断面が、上下方向に沿った中心線CLを中心として左右方向においてそれぞれ線対称とされている。一方、第1孔部552および第2孔部212も、中心線CL上にその中心が配置されている。このため、係合ピン551が一対の傾斜面211Aに当接すると、第1孔部および第2孔部が所定の中心線CL上に配置される。この結果、作業者は、連結ピン60を第1孔部および第2孔部に容易に挿通することができる。
また、本実施形態では、上記のように、手すり側板状部550とフレーム側板状部210Aとの上下方向における相対的な位置がばらついても、第2孔部212が長穴形状を有するため、連結ピン60が一対の第1孔部552および第2孔部212に容易に装着可能とされる。
なお、係合ピン551の外径の違いは、公差内の違いに限定されない。手すり連結部55に防錆処理(下地塗装、上塗り塗装、溶融亜鉛メッキなどを含む)が施される場合には、係合ピン551の外径が僅かに増加する。更に、防錆処理では、機能上、最小膜厚が確保される必要があるため、最大膜厚を管理することは難しい。また、部分的に塗装液だまりが残ると、係合ピン551の外径が部分的に異なってくる。このような場合であっても、本実施形態では、係合ピン551の外径に応じて、係合ピン551と一対の傾斜面211Aとの当接位置が変化することで、手すり本体51の姿勢を安定して保持しながら、手すり本体51を一対のフレーム連結部210に固定することができる。また、このような構成によれば、手すり本体51の装着後に、手すり連結部55とフレーム連結部210とを溶接固定する必要がないため、従来よりも手すり50の固定作業時間およびコストを低減させることができる。
以上、本発明の一実施形態に係るクレーンの手すり50について説明した。なお、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。本発明では、以下のような変形実施形態が可能である。
(1)上記の実施形態では、係合ピン551が円柱形状を有する態様にて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。係合ピン551は、図6に示すように前後方向と直交する断面において、係合凹部211への進入方向(下方向)に沿って凸状の半円形状を有するもの(半円柱)でもよい。この場合、係合ピン551の外周面が、一対の傾斜面211Aに安定して当接することができるとともに、上記の実施形態と比較して係合ピン551の部材コストを低減することができる。一方、上記の実施形態では、円柱形状を有する係合ピン551によって、手すり連結部55の剛性が高く保持される。なお、係合ピン551の形状は、上記に限定されず、断面矩形形状などその他の形状でもよい。
(2)また、図10は、本発明の変形実施形態に係る手すりの手すり連結部550、フレーム連結部210および連結ピン60の断面図である。なお、本変形実施形態では、先の実施形態と同じ機能を有する部材については、図2〜図9と同じ符号を付している。先の実施形態では、一対の手すり連結部55が本発明の一方の一対の連結部を構成し、一対のフレーム連結部210が本発明の他方の一対の連結部を構成する態様にて説明した。本変形実施形態では、一対の手すり連結部55が本発明の他方の一対の連結部を構成し、一対のフレーム連結部210が本発明の一方の一対の連結部を構成する。
図10を参照して、本変形実施形態では、手すり連結部55が手すり側板状部550を有し、フレーム連結部210が前後一対のフレーム側板状部210Aと、係合ピン213と、を有する。また、一対のフレーム側板状部210Aのうち係合ピン213の上方に間隔をおいた位置には、連結ピン60が挿入可能な不図示の円形の孔部が開口されている。
一方、手すり側板状部550には、係合凹部553と、第2孔部554とが形成されている。係合凹部553は、手すり側板状部550の下端部550Aに形成されている。係合凹部553は、一対の傾斜部553Aと、凹部上端部553Bとによって画定されている。また、第2孔部554は、長穴形状を有し、係合凹部553の上方に間隔をおいた位置に配置される。
本変形実施形態においても、作業者が手すり50を旋回フレーム21に固定するにあたって、一対の手すり連結部55が一対のフレーム連結部210に上方から装着される(図2)。この際、各手すり連結部55では、手すり側板状部550に形成された係合凹部553が、一対のフレーム連結部210間に配置された係合ピン213に上方から嵌め込まれる。この結果、図10に示すように、円柱状の係合ピン213の外周面が、一対の傾斜面551Aに対して当接位置P3においてそれぞれ当接する。この際、図10に示すように、係合ピン213の上端部と凹部上端部553Bとの間には所定の隙間が形成されている。係合ピン213が一対の傾斜面553Aに当接すると、手すり本体51が下方向および左右方向において拘束される。そして、一対の不図示の第1孔部の間に第2孔部554が配置される。このため、作業者が、後側の第1孔部、第2孔部554、前側の第1孔部の順に連結ピン60を挿入することで、手すり側板状部550とフレーム連結部210とが互いに固定される。この結果、手すり側板状部550がフレーム側板状部210Aに対して上下方向においても拘束される。このように、本変形実施形態においても、先の実施形態と同様の効果が奏される。また、本変形実施形態のように、係合ピン213がフレーム連結部210側に配置される場合、旋回フレーム21に相応のスペースがあるため、係合ピン213の長さを確保しつつ一対のフレーム側板状部210Aの板厚を容易に厚くすることができる。
なお、本変形実施形態と比較して、先の実施形態(図6)では、係合ピン551が上方から係合凹部211に嵌りこむ。このため、作業者は、手すり本体51を一対のフレーム連結部210に容易に装着することができる。特に、手すり本体51を旋回フレーム21に組み付けるにあたって、フレーム連結部210に配置された一対の傾斜面211Aの間の空間部(凹部)が上方に開放している。このため、当該空間部に対して手すり連結部55の係合ピン551が上から挿入されることが、作業者によって確認されやすい。このため、作業者は、容易かつ確実に手すり本体51を取り付けることができる。
1 下部走行体
2 上部旋回体
21 旋回フレーム(機体)
210 フレーム連結部(機体連結部)
210A フレーム側板状部(第2部材)
211 係合凹部(凹部)
211A、553A 傾斜面
211B 凹部下端部
212、554 第2孔部
21S フレーム側面部
21H フレーム上面部
50 手すり
51 手すり本体
511 被把持部
512 縦フレーム
52 横フレーム
53 接続フレーム
54 リブ
55 手すり連結部
550 手すり側板状部(第1部材)
551 係合ピン(接続部)
552 第1孔部
60 連結ピン

Claims (6)

  1. 作業機械の機体に備えられる手すりであって、
    作業者によって把持される被把持部と、前記被把持部の下方において水平な第1方向に間隔をおいて配置される一対の手すり連結部と、を有する手すり本体と、
    前記第1方向に間隔をおいて配置されるように前記機体に固定され、前記一対の手すり連結部がそれぞれ連結されることを許容する一対の機体連結部と、
    前記一対の手すり連結部と前記一対の機体連結部とをそれぞれ連結する一対の連結ピンと、
    を備え、
    前記一対の手すり連結部および前記一対の機体連結部のうちの一方の一対の連結部は、
    それぞれ前記第1方向と直交して配置されるとともに、前記第1方向において互いに対向する一対の第1部材と、
    前記一対の第1部材の間で前記第1方向に延びる外周面を有し、前記一対の第1部材同士を互いに接続する接続部と、
    をそれぞれ有し、当該一方の一対の連結部の前記一対の第1部材には、前記接続部に対して上下方向に間隔をおいた位置で前記第1方向において互いに対向して配置され前記連結ピンが挿入可能な一対の第1孔部がそれぞれ形成されており、
    前記一対の手すり連結部および前記一対の機体連結部のうちの他方の一対の連結部は、上端部と下端部とを有し前記第1方向と直交して配置され前記手すり連結部と前記機体連結部との連結に伴って前記一対の第1部材の間に配置される第2部材をそれぞれ有し、
    前記第2部材は、前記第1方向および上下方向とそれぞれ直交する第2方向において互いに対向して配置され、前記手すり連結部と前記機体連結部との連結において前記接続部を上下方向に沿って受け入れる空間部を前記第2方向の両側から挟むように配置される一対の拘束面を有し、当該一対の拘束面は、前記空間部に対する前記接続部の進入方向に沿って互いの間隔が狭くなるようにそれぞれ傾斜しており、前記手すり本体の自重によって前記接続部の外周面と当接することで前記接続部を下方向および前記第2方向において拘束し、
    更に、前記第2部材のうち前記一対の拘束面に対して上下方向に間隔をおいた位置であって前記第1方向において前記一対の第1孔部にそれぞれ対向する位置に前記連結ピンが挿入可能な第2孔部が形成されており、
    前記第2孔部が上下方向において前記一対の第1孔部を包含するように前記一対の第1孔部および前記第2孔部の上下方向における開口幅がそれぞれ設定されている、作業機械の手すり。
  2. 前記第1方向と直交する断面で見た場合、
    前記接続部の前記外周面は、前記一対の拘束面に向かってそれぞれ凸状の曲線からなる一対の当接部を含み、
    前記一対の拘束面は、一対の直線または前記一対の当接部に向かって凹状の一対の曲線からなり、
    前記当接部が前記拘束面に前記第1方向に沿って接触するように、前記当接部の曲率半径が前記拘束面の曲率半径よりも小さく設定されている、請求項1に記載の作業機械の手すり。
  3. 前記第1方向と直交する断面で見た場合、
    前記一対の拘束面および前記一対の当接部は、上下方向に沿った中心線を中心に前記第2方向において線対称となるようにそれぞれ配置されており、
    前記一対の第1孔部および前記第2孔部は、前記中心線上に配置されている、請求項2に記載の作業機械の手すり。
  4. 前記第1方向と直交する断面で見た場合、前記接続部の前記外周面は、前記一対の当接部を含む円形状を有する、請求項2または3に記載の作業機械の手すり。
  5. 前記第2部材は、前記第2孔部を画定する内周面を有し、前記内周面が前記第1孔部に挿通された前記連結ピンに当接することで前記接続部を支点とした前記手すり本体の回動が規制されるように、前記第2孔部の前記第2方向における開口幅が設定されている、請求項2乃至4の何れか1項に記載の作業機械の手すり。
  6. 前記一方の一対の連結部は前記一対の手すり連結部であって、前記他方の前記一対の連結部は前記一対の機体連結部である、請求項1乃至5の何れか1項に記載の作業機械の手すり。
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