JP2019102429A - 集電体、その極シート及び電気化学デバイス - Google Patents

集電体、その極シート及び電気化学デバイス Download PDF

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Abstract

【課題】金属層がめっきされたプラスチック集電体について、導電性がよく、重量が軽く、厚さが小さい集電体の提供。【解決手段】絶縁層101と導電層102とを備え、絶縁層101が導電層102を載置し、導電層102が電極活物質層を載置し、導電層102が絶縁層101の少なくとも1つの表面に位置し、絶縁層101の密度が、導電層102の密度よりも小さく、導電層102の少なくとも1つの表面に金属保護層103がさらに設けられている集電体10。【選択図】図3

Description

本発明は、エネルギー貯蔵材料の分野に関し、具体的に、集電体、その極シート及び電気化学デバイスに関する。
リチウムイオン電池は、高エネルギー密度、高出力、長サイクル寿命、低環境汚染などの利点を有するため、電気自動車及び消費類電子製品に広く応用されている。リチウムイオン電池の応用範囲が絶えずに拡大することに伴い、リチウムイオン電池の重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度に対する要求もますます高まっている。
重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度の高いリチウムイオン電池を得るために、一般的に、リチウムイオン電池に対して、以下のように改良する。即ち、(1)放電比容量が高い正極材料又は負極材料を選択する。(2)リチウムイオン電池の機械設計を最適化することにより、その体積を最小化する。(3)圧密密度の高い正極シート又は負極シートを選択する。(4)リチウムイオン電池の各部の重量を低減する。
そのうち、集電体に対する改良として、重量が軽くまたは厚さが小さい集電体を選択することが一般的であり、例えば、穿孔された集電体や金属層がめっきされたプラスチック集電体などを使用してもよい。
金属層がめっきされたプラスチック集電体について、導電性がよく、重量が軽く、厚さが小さい集電体を得るために、様々な改良が必要である。
この課題に鑑みて、本発明の技術案を提案する。
上記の課題に鑑みて、本発明は、集電体、その極シート及び電気化学デバイスを提供する。
第1態様において、本発明は、集電体を提供し、当該集電体が絶縁層と導電層とを備え、前記絶縁層が前記導電層を載置し、前記導電層が電極活物質層を載置し、且つ前記導電層が前記絶縁層の少なくとも1つの表面に位置し、前記絶縁層の密度が、前記導電層の密度よりも小さく、前記導電層の少なくとも1つの表面に金属保護層が設けられている。
第2態様において、本発明は、極シートを提供し、当該極シートが第一態様にかかる集電体と、前記集電体の表面に形成される電極活物質層とを備える。
第3態様において、本発明は、電気化学デバイスを提供し、当該電気化学デバイスが正極シートと、セパレータと、負極シートとを備え、前記正極シート及び/又は前記負極シートが本発明の第2態様にかかる極シートである。
本発明にかかる技術案は、少なくとも以下の有益な効果を奏することができる。
本発明の集電体は、従来の集電体に比べ、重量が小さいため、電池の重量エネルギー密度を著しく向上させることにより、軽量化の集電体を得ることができる。
本発明の軽量化の集電体は、導電層に金属保護層が設けられることにより、集電体の機械的強度を向上させることができるとともに、導電層が酸化されたり、腐食したり、破壊したりすることを防止することができ、これにより、集電体が良好な機械的安定性、動作安定性及び使用寿命を有することを保証することができる。なお、保護層に金属材質が用いられることにより、良好な導電性を有するため、電池が良好な倍率性能を有する。
本発明の極シート及び電気化学デバイスによれば、高い重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度を有するとともに、良好な倍率性能、サイクル性能などの電気化学性能を有し、また、優れた動作安定性及び使用寿命を有する。
本発明の一具体的な実施態様に係る正極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る正極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る正極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る正極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る正極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る正極集電体の構成模式図である。 本発明の一具体的な実施態様に係る負極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る負極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る負極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る負極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る負極集電体の構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る負極集電体の構成模式図である。 本発明の一具体的な実施態様に係る正極シートの構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る正極シートの構成模式図である。 本発明の一具体的な実施態様に係る負極シートの構成模式図である。 本発明の他の具体的な実施態様に係る負極シートの構成模式図である。
以下、具体的な実施例を参照しながら、本発明をさらに説明する。これらの実施例が、本発明の範囲を制限するためのものではなく、単に本発明を説明するためのものであると理解されるべきである。
本発明の実施例は、集電体を提供する。当該集電体が絶縁層と導電層とを備え、絶縁層が導電層を載置し、導電層が電極活物質層を載置し、且つ、導電層が絶縁層の少なくとも1つの表面に位置し、導電層の少なくとも1つの表面に金属保護層が設けられている。
本発明にかかる集電体は、絶縁層と導電層とから構成されている。絶縁層に、通常、有機材料が用いられ、導電層に、通常、密度が大きい金属又は他の導電材料が用いられるため、絶縁層の密度が導電層の密度よりも小さく、即ち、従来のアルミニウム箔や銅箔による集電体に比べ、重量エネルギー密度が向上する。導電層が薄いほど、集電体の重量密度が大きくなるため、導電層の少なくとも1つの表面にさらに金属保護層が設けられていることにより、集電体全体の機械的強度を向上させるとともに、導電層が破壊されたり、酸性したり、腐食したりすることなどの現象を効果的に防止し、集電体の動作安定性及び使用寿命を著しく改善する。
本発明の実施例にかかる集電体の構成模式図は、図1〜図12に示す。そのうち、図1と図6は、本発明の実施例にかかる正極集電体の構成模式図である。
図1では、正極集電体10は、正極絶縁層101と、正極絶縁層101の対向する2つの表面に設けられる正極導電層102とを備え、正極導電層102が、正極導電層102と、正極導電層102の上表面(即ち、正極絶縁層101から離れる方向における表面)に設けられる正極保護層103とを備える。
図2では、正極集電体10は、正極絶縁層101と、正極絶縁層101の対向する2つの表面に設けられる正極導電層102とを備え、正極導電層102が、正極導電層102と、正極導電層102の下表面(正極絶縁層101に向かう表面)に設けられる正極保護層103とを備える。
図3では、正極集電体10は、正極絶縁層101と、正極絶縁層101の対向する2つの表面に設けられる正極導電層102とを備え、正極導電層102が、正極導電層102と、正極導電層102の対向する2つの表面に設けられる正極保護層103とを備える。
図4では、正極集電体10は、正極絶縁層101と、正極絶縁層101の1つの表面に設けられる正極導電層102とを備え、正極導電層102が、正極導電層102と、正極導電層102の上表面(即ち、正極絶縁層101から離れる方向における表面)に設けられる正極保護層103とを備える。
図5では、正極集電体10は、正極絶縁層101と、正極絶縁層101の1つの表面に設けられる正極導電層102とを備え、正極導電層102が、正極導電層102と、正極導電層102の下表面(即ち、正極絶縁層101に向かう方向における表面)に設けられる正極保護層103とを備える。
図6では、正極集電体10は、正極絶縁層101と、正極絶縁層101の1つの表面に設けられる正極導電層102とを備え、正極導電層102が、正極導電層102と、正極導電層102の対向する2つの表面に設けられる正極保護層103とを備える。
負極集電体の模式図は、図7〜図12に示す。
図7では、負極集電体は、負極絶縁層201と、負極絶縁層201の対向する2つの表面に設けられる負極導電層202とを備え、負極導電層202が、負極導電層202と、負極導電層202の上表面(即ち、負極絶縁層201から離れる方向における表面)に設けられる負極保護層203とを備える。
図8では、負極集電体20は、負極絶縁層201と、負極絶縁層201の対向する2つの表面に設けられる負極導電層202とを備え、負極導電層202が、負極導電層202と、負極導電層202の下表面(即ち、負極絶縁層201から離れる方向における表面)に設けられる負極保護層203とを備える。
図9では、負極集電体20は、負極絶縁層201と、負極絶縁層201の対向する2つの表面に設けられる負極導電層202とを備え、負極導電層202が、負極導電層202と、負極導電層202の対向する2つの表面に設けられる負極保護層203とを備える。
図10では、負極集電体20は、負極絶縁層201と、負極絶縁層201の1つの表面に設けられる負極導電層202とを備え、負極導電層202が、負極導電層202と、負極導電層202の上表面(即ち、負極絶縁層201から離れる方向における表面)に設けられる負極保護層203とを備える。
図11では、負極集電体20は、負極絶縁層201と、負極絶縁層201の1つの表面に設けられる負極導電層202とを備え、負極導電層202が、負極導電層202と、負極導電層202の下表面(即ち、負極絶縁層201に向かう方向における表面)に設けられる負極保護層203とを備える。
図12では、負極集電体20は、負極絶縁層201と、負極絶縁層201の1つの表面に設けられる負極導電層202とを備え、負極導電層202が、負極導電層202と、負極導電層202の対向する2つの表面に設けられる負極保護層203とを備える。
以下、本発明の実施例にかかる集電体の構成及び性能を詳細に説明する。
[絶縁層]
本発明の実施例にかかる集電体は、絶縁層と、導電層とを備え、従来の金属集電体に比べ、本発明の実施例にかかる集電体において絶縁層が導電層に対して、支持、保護する作用を発揮する。絶縁層に一般的に有機絶縁材料が用いられるため、絶縁層の密度が導電層の密度よりも小さく、集電体の重量エネルギー密度を著しく向上させることができる。
さらに、絶縁層の厚さをD1とするとき、D1が条件式1μm≦D1≦10μmを満たし、且つ絶縁層の引張強度が150MPa以上である。絶縁層の厚さを低減させると、電池の重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度を著しく向上させることが可能であるが、絶縁層の厚さが小さすぎると、絶縁層が極シートの加工プロセスなどのプロセスで破断が発生しやすい。
ここで、絶縁層の厚さD1の上限は、10μm、9μm、8μm、7μm、6μmであってもよく、導電層の厚さD1の下限は、1μm、1.5μm、2μm、3μm、4μm、5μmであってもよい。絶縁層の厚さD1の範囲は、上限または下限の任意の数値により規定されてもよい。
本発明の実施例では、集電体の機械的強度をさらに保証することにより、集電体の良好な機械安定性、動作安定性及び使用寿命を保証するために、絶縁層の引張強度は、150MPa以上であり、より好ましくは、絶縁層の引張強度の範囲は、150MPa〜400MPaであってもよい。
引張強度の試験方法は、GB/T 1040.3−2006を参照して行われる。
更に好ましくは、絶縁層は、高い引張強度を有することに加え、良好な靭性を有し、その破断伸度が16%〜120%である。
破断伸度の試験方法は、以下のようになる。絶縁層の試料をピックアップして15mm×200mmに裁断し、高速引張試験機により引張試験を行う。初期位置を設定し、治具間の試料の長さを50mmとし、引張が50mm/minの速度で行われ、引張破断時の機器の変位y(mm)を記録し、最後に破断伸度を(y/50)×100%として算出する。
これからわかるように、絶縁層の引張強度及び破断伸度が上記条件を満たすことに加え、絶縁層の支持作用を果たす前提で、集電体整体の強度をさらに向上させ、絶縁層の厚さを低減することが可能である。
絶縁層が導電層を支持する作用を発揮可能な前提で、絶縁層の厚さD1が小さいほどより良い。ただし、絶縁層の厚さが小さいほど、絶縁層の機械的強度が足りなくなり、集電体が、加工又は電池の使用中で破断するおそれがある。よって、絶縁層の引張強度が150MPa以上である場合、D1が条件式1μm≦D1≦5μmを満たすことが好ましい。このような絶縁層によれば、集電体の重量及び体積を効果的に低減し、集電体の体積エネルギー密度を著しく向上させるとともに、集電体が良好な機械的強度を有するようになる。さらに、D1が条件式1μm≦D1≦3μmを満たすことがより好ましい。
本発明の実施例にかかる絶縁層の材料は、有機ポリマー絶縁材料であり、有機ポリマー絶縁材料は、ポリアミド(Polyamide、PAと略称する)、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate、PETと略称する)、ポリイミド(Polyimide、PIと略称する)、ポリエチレン(Polyethylene、PEと略称する)、ポリプロピレン(Polypropylene、PPと略称する)、ポリスチレン(Polystyrene、PSと略称する)、ポリ塩化ビニル(Polyvinyl chloride、PVCと略称する)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(Acrylonitrile butadiene styrene copolymers、ABSと略称する)、ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene terephthalat、PBTと略称する)、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド(Poly−p−phenylene terephthamide、PPAと略称する)、エポキシ樹脂(epoxy resin)、ポリプロピレンエチレン(PPEと略称する)、ポリホルムアルデヒド(Polyformaldehyde、POMと略称する)、フェノール樹脂(Phenol−formaldehyde resin)、ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene、PTFEと略称する)、シリコーンゴム(Silicone rubber)、ポリビニリデンフルオライド(Polyvinylidenefluoride、PVDFと略称する)、ポリカーボネート(Polycarbonate、PCと略称する)から選ばれる少なくとも1種である。
さらに、本発明の実施例にかかる絶縁層は、200℃での熱収縮率が1.5%以下である。この集電体が極シートの加工プロセスで乾燥や圧密などのプロセスが行われる必要があるため、絶縁層の引張強度が200MPa以上であり、且つ200℃での熱収縮率が1.5%以下であるとき、絶縁層の厚さを大幅に減少することができ、ひいては絶縁層の厚さを約1μmまで減少することができる。
[導電層]
従来の金属集電体に比べ、本発明の実施例にかかる集電体において、導電層が導電及び集電の作用を発揮して、電極活物質層に電子を提供する。導電層の厚さをD2とするとき、D2が条件式200nm≦D2≦1.5μmを満たし、且つ導電層の抵抗率が8.0×10−8Ω・m以下である(20℃の条件)。この厚さの範囲からわかるように、導電層の厚さと絶縁層の厚さとの比は、1:50〜1:5であり、よって、本発明の集電体において、密度が大きい導電層は、ごく小さい部分を占めるため、電池の重量エネルギー密度を著しく向上させる。
より好ましくは、導電層の抵抗率の範囲は、条件式1.6×10−8Ω・m〜8.0×10−8Ω・mを満たす(20℃の条件)。
ここで、導電層の抵抗率は、接触式抵抗測定法で測定されることが可能である。導電層の導電性が悪く又は導電層の厚さが小さすぎると、電池の内部抵抗が大きく、分極が大きくなり、導電層の厚さが大きすぎると、電池の重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度の改善效果を奏することができない。
本発明の実施例では、導電層の厚さD2の上限は、1.5μm、1.4μm、1.3μm、1.2μm、1.1μm、1μm、900nmであってもよく、導電層の厚さD2の下限は、800nm、700nm、600nm、500nm、450nm、400nm、350nm、300nm、200nmであってもよい。導電層の厚さD2の範囲は上限または下限の任意の数値により規定されてもよい。
導電層の密度が絶縁層の密度よりも大きいため、導電層の厚さD2が小さいほど、集電体の重量の低減に有利であり、電池のエネルギー密度の改善に有利である。ただし、D2が小さすぎると、導電層の導電及び集電の效果が悪くなり、電池の内部抵抗や、分極及びサイクル寿命などに影響を与える。よって、導電層の抵抗率が8.0×10−8Ω・m以下であり(20℃の条件)、且つ条件式200nm≦D2≦1μmを満たす場合、導電層により、集電体の重量が効果的に低減されるとともに、電池が良好な倍率性能や充放電性能などを有する。より好ましくは、条件式200nm≦D2≦900nmを満たす。
本発明の実施例にかかる集電体における絶縁層と導電層との間の結合力をFとするとき、Fが条件式F≧400N/mを満たす。
ここで、結合力Fの測定方法は、以下のようになる。導電層が絶縁層の1つの面に設けられる集電体を測定サンプルとして使用して、室温常圧で、3Mの両面接着テープを均一にステンレス鋼板に貼り付けてから、測定サンプルを均一に両面接着テープに貼り付け、幅を2cmとし、高速引張試験機により測定サンプルの導電層を絶縁層から剥離して、引張力と変位のデータ図に基づき、最も大きい引張力を読み取り、読み取れた値を0.02(単位:N)で除し、金属層の堅牢度、即ち集電体における絶縁層と導電層との間の結合力F(N/m)を算出した。
本発明の実施例にかかる集電体における絶縁層と導電層との間の結合力が400N/m以上であることにより、絶縁層と導電層との間に、更なる堅牢且つ安定的な結合が形成され、絶縁層がよりよい支持作用を発揮することができる。この結合力の範囲の前提で、絶縁層の厚さを最大限に低減することができるとともに、絶縁層の支持效果を奏することができ、電池の体積エネルギー密度をさらに向上させることができる。
好ましくは、導電層の材料は、金属導電材料及び炭素系導電材料から選ばれる少なくとも1種である。ここで、金属導電材料が、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、銀、ニッケル基合金、アルミニウム基合金、銅基合金から選ばれる少なくとも1種であってもよく、前記炭素系導電材料が、グラファイト、アセチレンブラック、グラフェン、カーボンナノチューブから選ばれる少なくとも1種であってもよい。
ここで、導電層は、機械的ロール圧延、粘着、気相成長法(vapor deposition)、無電解メッキ(Electroless plating)の少なくとも1種により絶縁層に形成されてもよい。気相成長法として、物理的気相成長法(Physical Vapor Deposition、PVD)が好ましい。物理的気相成長法として、蒸着法、スパッタ法の少なくとも1種が好ましい。蒸着法として、真空蒸着法(vacuum evaporating)、熱蒸着法(Thermal Evaporation Deposition)、電子ビーム蒸着法(electron beam evaporation method、EBEM)の少なくとも1種が好ましい。スパッタ法として、マグネトロンスパッタ法(Magnetron sputtering)が好ましい。
[保護層]
導電層の厚さD2が小さいと、化学的に腐食されたり、機械的に損壊されたりしやすい。よって、本発明の実施例では、導電層の表面に保護層が設けられる。ここで、保護層が金属保護層、金属酸化物保護層又は導電性炭素保護層から選ばれてもよい。
ここで、金属保護層の材料は、ニッケル、クロム、ニッケル基合金(例えば、ニッケルクロム合金)、銅基合金(例えば、ニッケル銅合金)から選ばれる少なくとも1種である。そのうち、ニッケル基合金は、純ニッケルを基体として1種または複数種の他の元素を添加して構成される合金である。好ましくは、ニッケルクロム合金において、ニッケル元素とクロム元素との質量比は、1:99〜99:1である。銅基合金は、純銅を基体として1種または複数種の他の元素を添加して構成される合金である。好ましくは、ニッケル銅合金において、ニッケル元素と銅元素との質量比は、1:99〜99:1である。金属酸化物保護層の材料は、酸化アルミニウム、酸化コバルト、酸化クロム、酸化ニッケルから選ばれる少なくとも1種である。導電性炭素保護層の材料は、導電性カーボンブラック、カーボンナノチューブから選ばれる少なくとも1種である。
本発明の実施例では、保護層は、導電層の絶縁層から離れる面に設けられている場合に、上保護層と呼ばれる。保護層は、導電層の絶縁層に向かう面に設けられている場合に、下保護層と呼ばれる。上保護層と下保護層の少なくとも一方は、金属保護層であり、金属保護層の導電性、耐腐食性が、金属酸化物又は導電性炭素よりも優れるため、この集電体の倍率性能、耐腐食性、動作安定性および使用寿命を著しく改善することができる。
より好ましくは、上保護層は、金属保護層である。
更に好ましくは、金属保護層に、さらに、導電層よりも硬度が大きい金属材料が用いられることにより、集電体の機械的強度を更に強くすることができる。好ましくは、金属保護層の材料が、金属ニッケル又はニッケル基合金から選ばれる。これは、金属ニッケル又はニッケル基合金の耐腐食性がよく、且つ硬さが高く、導電性がよいからである。
本発明の実施例にかかる集電体のさらなる改良として、金属保護層の厚さをD3とするとき、D3が条件式1nm≦D3≦1μmを満たす。金属保護層が薄すぎると、導電層の保護作用を発揮できない。金属保護層が厚すぎると、電池の重量エネルギー密度及び体積エネルギー密度が低減する。好ましくは、D3が条件式5nm≦D3≦500nmを満たし、より好ましくは、D3が条件式10nm≦D3≦200nmを満たす。
より好ましくは、保護層が導電層の対向する2つの表面に設けられ、即ち、導電層に同時に上保護層及び下保護層が設けられている。これにより、この集電体の動作安定性及び使用寿命を最大限に改善するとともに、電池の容量保持率、サイクル寿命などの性能を改善する。
上保護層の材料が、下保護層の材料と同じであってもよく、又は異なってもよく、上保護層の厚さが、下保護層の厚さと同じであってもよく、又は異なってもよい。
更に好ましくは、下保護層は、金属酸化物保護層である。下保護層は、完全な支持構造を構成して導電層本体を保護することにより、導電層本体に対する保護作用をよりよく発揮して、導電層が酸化されたり、腐食したり、破壊したりすることを防止することができる。金属酸化物の比表面積がより大きいため、金属酸化物材料による下保護層と絶縁層との間の結合力が強くなる。なお、金属酸化物の比表面積がより大きいため、下保護層により、絶縁層の表面の粗さを大きくするにより、導電層と絶縁層との間の結合力を強くする作用を発揮して、集電体全体の強度が向上する。
ここで、金属酸化物の保護層の厚さをD3´とするとき、D3´が条件式D3´≦1/10 D2を満たし、且つ条件式1nm≦D3´≦200nmを満たし、10nm≦D3´≦50nmを満たすことが好ましい。
更に好ましくは、上保護層の厚さが下保護層の厚さよりも大きい。即ち、金属保護層の厚さD3が金属酸化物の保護層の厚さD3´よりも大きい。好ましくは、条件式1/2 D3≦D3´≦4/5 D3を満たす。
保護層が気相成長法やインサイチュ形成法、塗布法などにより導電層に形成されてもよい。気相成長法として、物理的気相成長法(Physical Vapor Deposition、PVD)が好ましい。物理的気相成長法として、蒸着法、スパッタ法のうちの少なくとも1種が好ましい。蒸着法として、真空蒸着法(vacuum evaporating)、熱蒸着法(Thermal Evaporation Deposition)、電子ビーム蒸着法(electron beam evaporation method、EBEM)のうちの少なくとも1種が好ましい。スパッタ法として、マグネトロンスパッタ法(Magnetron sputtering)が好ましい。インサイチュ形成法として、インサイチュパッシベーション法、即ち、金属の表面に金属酸化物のパッシベーション層をインサイチュ形成する方法が好ましい。塗布法として、ロールプレス塗布、押圧塗布、ブレード塗布、グラビア塗布などのうちの1種が好ましい。
本発明の実施例の第2態様は、本発明の実施例の第1態様にかかる集電体と、集電体の表面に形成される電極活物質層とを備える極シートを提供する。
図13、図14は、本発明の実施例にかかる正極シートの構成模式図である。図13及び図14に示すように、正極シート1は、本発明の正極集電体10と、正極集電体10の表面に形成される正極活物質層11とを備え、正極集電体10が、正極絶縁層101と正極導電層102とを備える。
図15、図16は、本発明の実施例にかかる負極シートの構成模式図である。図15及び図16に示すように、負極シート2は、本発明の負極集電体20と、負極集電体20の表面に形成される負極活物質層21とを備え、負極集電体20が、負極絶縁層201と負極導電層202とを備える。
ここで、絶縁層の両面に導電層が設けられている場合、集電体の両面に活物質が塗布され、これにより得られる正極シート及び負極シートは、それぞれ図13及び図15に示すように、電池に直接適用することが可能である。絶縁層の片面に導電層が設けられている場合、集電体の片面に活物質が塗布され、これにより得られる正極シート及び負極シートは、それぞれ図14及び図16に示すように、折り畳まれてから電池に適用することが可能である。
本発明の実施例は、正極シートと、セパレータと、負極シートとを備える電気化学デバイスをさらに提供する。
ここで、正極シート及び/又は負極シートは、上記本発明の実施例にかかる極シートである。本発明の電池は、巻き取り式であってもよく、または、積層式であってもよい。本発明の電気化学デバイスは、リチウムイオン二次電池、リチウム一次電池、ナトリウムイオン電池、マグネシウムイオン電池のうちの1種であってもよいが、これに限定されない。
1.集電体の製造
一定の厚さを有する絶縁層をピックアップし、その表面に、真空蒸着、機械的ロール圧延または粘着の方式で一定の厚さを有する導電層を形成した。
ここで、
(1)真空蒸着の形成条件は、以下のようになる。表面洗浄処理された絶縁層を真空蒸着チャンバ内に配置し、1600℃〜2000℃という高温で金属蒸発室内における高純度の金属ワイヤを溶融し蒸発させ、蒸発後の金属が真空蒸着チャンバ内の冷却システムを通過し、最後に絶縁層の表面に堆積して、導電層が形成された。上記結合力の測定方法で測定した結果、絶縁層と導電層との間の結合力Fは、230N/mである。
(2)機械的ロール圧延の形成条件は、以下のようになる。導電層材料の箔片を機械ローラに配置し、20t〜40tの圧力を付与することにより、それを所定の厚さに転圧し、そして、それを表面洗浄処理された絶縁層の表面に配置し、最後に両方を機械ローラに配置し、30t〜50tの圧力を付与することにより両方を密着させる。上記結合力の測定方法で測定した結果、絶縁層と導電層との間の結合力Fは、160N/mである。
(3)粘着の形成条件は、以下のようになる。導電層材料の箔片を機械ローラに配置し、20t〜40tの圧力を付与することにより、それを所定の厚さに転圧し、表面洗浄処理された絶縁層の表面にPVDFとNMPの混合溶液を塗布し、最後に上記所定の厚さを有する導電層を絶縁層の表面に粘着して、100℃で乾燥させた。上記結合力の測定方法で測定した結果、絶縁層と導電層との間の結合力Fは、180N/mである。
正極集電体の導電層の材料に、金属アルミニウムが用いられ、負極集電体の導電層の材料に金属銅が用いられる。金属アルミニウム又は金属銅が用いられる場合、導電層の抵抗率が8.0×10−8Ω・m以下である(20℃の条件で)。
本発明の実施例の絶縁層に、引張強度が150MPa以上であり、且つ破断伸度が16%〜120%であり、且つ200℃での熱収縮率が1.5%以下である材料が用いられ、具体的には、上記要求を満たす市販のPET、PI材料が用いられることが可能である。本発明の実施例と比較例の集電体の構成及び厚さが表1に示す。そのうち、通常の正極集電体は、12μmのアルミニウム箔であり、通常の負極集電体は、8μmの銅箔である。
表1では、正極集電体について、集電体の重量百分率とは、単位面積あたりの正極集電体の重量を単位面積あたりの通常の正極集電体の重量で除した百分率を指し、負極集電体について、集電体の重量百分率とは、単位面積あたりの負極集電体の重量を単位面積あたりの通常の負極集電体の重量で除した百分率を指す。
2.保護層を有する集電体の製造
保護層を有する集電体は、以下のいくつかの方式で製造される。
(1)まず、気相成長法または塗布法により絶縁層の表面に保護層を設け、そして、真空蒸着、機械的ロール圧延または粘着により、上記保護層を有する絶縁層の表面に一定の厚さを有する導電層を形成することにより、保護層を有する集電体(保護層が絶縁層と導電層との間に位置する)を製造した。また、これに加え、導電層の絶縁層から離れる方向における表面に、気相成長法、インサイチュ形成法または塗布法により、もう1層の保護層をさらに形成することにより、保護層を有する集電体(保護層が導電層の2つの対向する表面に位置する)を製造した。
(2)まず、気相成長法、インサイチュ形成法または塗布法により導電層の1つの表面に保護層を形成し、そして、機械的ロール圧延又は粘着により、上記保護層を有する導電層を絶縁層の表面に設け、且つ保護層が絶縁層と導電層との間に設けられることにより、保護層を有する集電体(保護層が絶縁層と導電層との間に位置する)を製造した。また、これに加え、導電層の絶縁層から離れる方向における表面に、気相成長法、インサイチュ形成法又は塗布法により、もう1層の保護層をさらに形成することにより、保護層を有する集電体(保護層が導電層の2つの対向する表面に位置する)を製造した。
(3)まず、気相成長法、インサイチュ形成法又は塗布法により、導電層の1つの表面に保護層を形成し、そして、機械的ロール圧延又は粘着により、上記保護層を有する導電層を絶縁層の表面に設け、且つ保護層が導電層の絶縁層から離れる表面に設けられることにより、保護層を有する集電体(保護層が導電層の絶縁層から離れる表面に位置する)を製造した。
(4)まず、気相成長法、インサイチュ形成法または塗布法により導電層の2つの表面に保護層を形成し、そして、機械的ロール圧延又は粘着により、上記保護層を有する導電層を絶縁層の表面に設けることにより、保護層を有する集電体(保護層が導電層の2つの対向する表面に位置する)を製造した。
(5)上記実施例1の「集電体の製造」に加え、気相成長法、インサイチュ形成法または塗布法により導電層の絶縁層から離れる方向における表面にもう1層の保護層をさらに形成することにより、保護層を有する集電体(保護層が導電層の絶縁層から離れる表面に位置する)を製造した。
製造の実施例では、気相成長法として、真空蒸着法が用いられ、インサイチュ形成法として、インサイチュパッシベーション方式が用いられ、塗布法として、ブレード塗布方式が用いられる。
真空蒸着による形成条件は、以下のようになる。表面洗浄処理された試料を真空蒸着チャンバ内に配置し、1600℃〜2000℃という高温で金属蒸発室内における保護層材料を溶融し蒸発させ、蒸発後の保護層材料が真空蒸着チャンバ内の冷却システムを通過し、最後に試料の表面に堆積して、保護層を形成した。
インサイチュパッシベーション法による形成条件は、以下のようになる。導電層を高温酸化環境に配置し、温度を160℃〜250℃に制御するとともに、高温環境で酸素の供給を維持し、処理時間を30minとすることにより、金属酸化物型の保護層を形成した。
グラビア塗布による形成条件は、以下のようになる。保護層材料とNMPを撹拌・混合した後、試料の表面に上記保護層材料のスラリー(固形分20%〜75%)を塗布し、グラビアローラーで塗布の厚さを制御して、最後に100℃〜130℃で乾燥させた。
製造された保護層を有する集電体およびその極シートの具体的なパラメーターは、表2に示す。
3.極シートの製造
通常の電池塗布プロセスにより正極集電体の表面に正極活物質(NCM)スラリーを塗布し、100℃で乾燥させた後、同じ圧密密度(圧密密度:3.4g/cm)の正極シートを得た。正極活物質層の厚さは、55μmである。
通常の電池塗布プロセスにより負極集電体の表面に負極活物質(グラファイト)のスラリーを塗布し、100℃で乾燥させた後、同じ圧密密度(圧密密度:1.6g/cm)の負極シートを得た。負極活物質層の厚さは、70μmである。
通常の正極シートについて、集電体が厚さ12μmのAl箔片であり、電極活物質層が一定の厚さを有する正極活物質(NCM又はLCO)材料層である。
通常の負極シートについて、集電体が厚さ8μmのCu箔片であり、電極活物質層が一定の厚さを有するグラファイト材料層である。
本発明の実施例と比較例の極シートの具体的なパラメーターは表1及び表2に示す。
4.電池の製造
通常の電池製造プロセスにより、正極シート(圧密密度:3.4g/cm)、PP/PE/PPセパレータ及び負極シート(圧密密度:1.6g/cm)を一緒にベアセルに巻き取り、その後に電池ケースに入れ、電解液(EC:EMC体積比が3:7であり、LiPFが1mol/Lである)を注入してから、密封や、化成などの工程を行い、最後にリチウムイオン二次電池(以下、単に電池と称する)を得た。
本発明の実施例で製造された電池及び比較例の電池の詳細構成は、表3に示す。
そのうち、正極シート3−5#、正極シート3−6#は、下保護層が金属保護層であり、厚さがD3であり、正極シート3−7#〜正極シート3−11#は、下保護層が金属酸化物保護層であり、厚さがD3´であり、正極シート3−1#〜正極シート3−4#、正極シート3−7#〜正極シート3−11#は、上保護層が金属保護層であり、厚さがD3である。なお、「/」とは、保護層が設けられないことを表す。ニッケル基合金は、ニッケルとクロムとが質量比9:1で形成された合金である。
<実験例>
1.電池のテスト方法
リチウムイオン電池に対してサイクル寿命テストを行い、具体的なテスト方法は、以下のようになる。
リチウムイオン電池を25℃と45℃との2種類の温度でそれぞれ充放電し、即ち、1Cの電流で4.2Vまで充電してから、1Cの電流で2.8Vまで放電して、第1サイクルの放電容量を記録した。その後、電池を1000サイクルだけ1C/1Cの充放電循環させ、第1000サイクルの電池の放電容量を記録して、第1000サイクルの放電容量を第1サイクルの放電容量で除し、第1000サイクルの容量保持率を得た。
実験結果は、表4に示す。
2.倍率実験
リチウムイオン電池に対して倍率テストを行い、具体的なテスト方法は、以下のようになる。
リチウムイオン電池を25℃で大倍率充放電させ、即ち、1Cの電流で4.2Vまで充電してから、4Cの電流で2.8Vまで放電して、第1サイクルの放電容量を記録し、この放電容量を25℃で1C/1C充放電の第1サイクルの放電容量で除し、電池の4C倍率性能を得た。
実験結果は、表4に示す。
表1、表2からわかるように、本発明が適用される正極集電体及び負極集電体は、重量が大幅に低減される。集電体の引張強度及び破断伸度が使用要求を満たす前提で、正極集電体の重量百分率は、通常の正極集電体の50%以下であり、負極集電体の重量百分率は、通常の負極集電体の40%以下である。
表4の結果から見れば、通常の正極シートと通常の負極シートが用いられる電池1#に比べ、本発明の実施例にかかる集電体が用いられる電池のサイクル寿命が良好であって、通常の電池のサイクル性能と同等である。これから判明できるように、本発明の実施例の集電体が、製造された極シートと電池に何の悪影響も与えない。特に保護層を有する集電体により製造された電池は、容量保持率がさらに向上し、電池の信頼性がより優れる。
本発明は、好適な実施例により以上のように開示されているが、特許請求の範囲を限定するためではなく、当業者が本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形や変更を実施可能であるため、本発明の保護範囲は、本発明の請求の範囲により規定される範囲に準ずるべきである。
1…正極シート
10…正極集電体
101…正極絶縁層
102…正極導電層
103…正極保護層
11…正極活物質層
2…負極シート
20…負極集電体
201…負極絶縁層
202…負極導電層
203…負極保護層
21…負極活物質層

Claims (10)

  1. 絶縁層と導電層とを備え、
    前記絶縁層が前記導電層を載置し、
    前記導電層が電極活物質層を載置し、且つ前記導電層が前記絶縁層の少なくとも1つの表面に位置し、
    前記絶縁層の密度が、前記導電層の密度よりも小さく、
    前記導電層の少なくとも1つの表面に金属保護層が設けられていることを特徴とする集電体。
  2. 前記導電層の厚さをD2とするとき、D2が条件式200nm≦D2≦1.5μmを満たし、且つ前記導電層の抵抗率が8.0×10−8Ω・m以下であり、
    好ましくは、D2が条件式200nm≦D2≦1μmを満たし、より好ましくは、D2が条件式200nm≦D2≦900nmを満たし、
    更に好ましくは、前記導電層の材料は、金属導電材料及び炭素系導電材料から選ばれる少なくとも1種であり、
    前記金属導電材料が、アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、銀、ニッケル銅合金、アルミニウムジルコニウム合金から選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、
    前記炭素系導電材料が、グラファイト、アセチレンブラック、グラフェン、カーボンナノチューブから選ばれる少なくとも1種であることが好ましいことを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  3. 前記絶縁層の厚さをD1とするとき、D1が条件式1μm≦D1≦10μmを満たし、且つ絶縁層の引張強度が150MPa以上であり、
    好ましくは、D1が条件式1μm≦D1≦5μmを満たし、より好ましくは、D1が条件式1μm≦D1≦3μmを満たし、
    更に好ましくは、前記絶縁層の材料は、有機ポリマー絶縁材料であり、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、ポリプロピレンエチレン、ポリホルムアルデヒド、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド、シリコーンゴム、ポリカーボネートから選ばれる少なくとも1種であることが好ましいことを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  4. 前記絶縁層の200℃での熱収縮率は、1.5%以下であり、
    好ましくは、前記絶縁層の破断伸度は、16%〜120%であることを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  5. 前記絶縁層と前記導電層との間の結合力をFとするとき、Fが条件式F≧400N/mを満たすことを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  6. 前記金属保護層の材料は、ニッケル、クロム、ニッケル基合金、銅基合金から選ばれる少なくとも1種であり、ニッケル又はニッケル基合金が好ましいことを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  7. 前記金属保護層の厚さをD3とするとき、D3が条件式D3≦1/10 D2且つ1nm≦D3≦200nmを満たし、10nm≦D3≦50nmを満たすことが好ましいことを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  8. 前記金属保護層が、前記導電層の前記絶縁層から離れる面に設けられ、
    好ましくは、前記導電層の前記絶縁層に向かう面に、さらに金属酸化物保護層が設けられ、
    より好ましくは、金属酸化物保護層の厚さをD3´とする場合、D3´が条件式D3´≦1/10 D2を満たし、且つ条件式1nm≦D3´≦200nmを満たし、条件式10nm≦D3´≦50nmを満たすことが好ましく、
    条件式D3>D3´を満たすことがさらに好ましく、条件式1/2 D3≦D3´≦4/5D 3を満たすことが好ましいことを特徴とする請求項1に記載の集電体。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の集電体と、前記集電体の表面に形成される電極活物質層とを備えることを特徴とする極シート。
  10. 正極シートと、セパレータと、負極シートとを備える電気化学デバイスであって、前記正極シート及び/又は前記負極シートが請求項9に記載の極シートであることを特徴とする電気化学デバイス。
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