JP2019067577A - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents

蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極体等を収容するケース内のデッドスペースを削減することが可能な蓄電装置を提供する。【解決手段】本開示の一態様である蓄電装置は、電極体12と、電極体12の縁部から突出した複数の電極タブを重ねた電極タブ群と、前記電極タブ群に接続される集電部材と、を有し、前記電極タブ群は、電極体12の厚み方向において分割された第1正極タブ群66と第2正極タブ群68とを有し、第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68は、電極体12の厚み方向内側に折り曲げられた第1及び第2折曲部(70a,70b)と、第1及び第2折曲部(70a,70b)から電極体12の厚み方向に延在する第1及び第2延在部(72a,72b)と、を有し、前記集電部材は、第1及び第2延在部(72a,72b)における前記電極タブの重なり方向の一端又は他端に接続された第1及び第2正極集電部材(74,76)と、を有する。【選択図】図3

Description

本開示は、蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)等の車両には、モータへの供給電力を蓄える蓄電装置として、リチウムイオン二次電池等の二次電池が搭載されている。
例えば、蓄電装置は、電極体と、電極体の縁部から突出した複数の電極タブが重ねられた電極タブ群と、電極体との間で電気を授受する電極端子と、電極タブの重なり方向における電極タブ群に接続され、電極タブ群から前記電極端子へと導電させる集電部材と、を有する。
特開2003−249423号公報
ところで、電極体の縁部から突出した複数の電極タブが重ねられた電極タブ群は、電極体と当該電極体を収容するケース内面との間の空間に配置される。この電極タブ群が配置される空間はデッドスペースとなるため、電極タブ群の配置状態によっては、デッドスペースが大きくなり、電池サイズやエネルギー密度等に影響を与える。
そこで、本開示の目的は、電極体等を収容するケース内のデッドスペースを削減することが可能な蓄電装置および当該蓄電装置の製造方法を提供することである。
本開示の一態様である蓄電装置は、電極体と、前記電極体の縁部から突出した複数の電極タブを重ねた電極タブ群と、前記電極体との間で電気を授受する電極端子と、前記電極タブ群に接続され、前記電極タブ群から前記電極端子へと導電させる集電部材と、を有する蓄電装置であって、前記電極タブ群は、前記電極体の厚み方向において分割された第1電極タブ群と第2電極タブ群とを有し、前記第1電極タブ群は、前記電極体の厚み方向内側に折り曲げられた第1折曲部と、前記第1折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第1延在部と、を有し、前記第2電極タブ群は、前記電極体の厚み方向内側に折り曲げられた第2折曲部と、前記第2折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第2延在部と、を有し、前記集電部材は、前記第1延在部における前記電極タブの重なり方向の一端又は他端に接続された第1集電部材と、前記第2延在部における前記電極タブの重なり方向の一端又は他端に接続された第2集電部材と、を有する。
本開示の一態様である蓄電装置の製造方法は、電極体の縁部から突出した複数の電極タブを、前記電極体の厚み方向に分割するようにそれぞれ重ねて第1電極タブ群及び第2電極タブ群を形成する第1工程と、前記電極タブの重なり方向における前記第1電極タブ群の一端又は他端に第1集電部材を接続し、前記電極タブの重なり方向における前記第2電極タブ群の一端又は他端に第2集電部材を接続する第2工程と、前記第1電極タブ群を前記電極体の厚み方向内側に折り曲げて、第1折曲部及び前記第1折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第1延在部を形成すると共に、前記第2電極タブ群を前記電極体の厚み方向内側に折り曲げて、第2折曲部及び前記第2折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第2延在部を形成する第3工程と、を有し、前記3工程では、前記第1集電部材が前記第1延在部に位置するように前記第1電極タブ群を折り曲げ、前記第2集電部材が前記第2延在部に位置するように前記第2電極タブ群を折り曲げる。
本開示の一態様によれば、電極体等を収容するケース内のデッドスペースを削減することが可能となる。
本実施形態の一例である二次電池の構成要素を示す模式図である。 電極体の構成要素を示す分解模式斜視図である。 正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の模式図である。 図3に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。 正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の第1変形例を示す模式図である。 図5に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。 正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の第2変形例を示す模式図である。 図7に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。 正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の第3変形例を示す模式図である。 図9に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。
以下、実施形態の一例について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。
図1は、本実施形態の一例である二次電池の構成要素を示す模式図である。図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、電極体12、電極体12の縁部から突出した正極タブ群14及び負極タブ群16、正極集電部材18及び負極集電部材20、正極端子22及び負極端子24、ケース26を備える。本実施形態の二次電池10はリチウムイオン電池であり、外郭が角型をなす角型電池である。
ケース26は、四角箱状の本体部28と矩形平板状の封口体30とから構成される。図1に示すように、封口体30の内面及び外面には絶縁部材32a,32bが設けられ、外面側に配置された絶縁部材32b上には金属基板34が設けられることが望ましい。
正極端子22は、正極外部端子36と正極内部端子38とを有する。また、負極端子24は、負極外部端子40と負極内部端子42とを有する。
正極外部端子36及び負極外部端子40は、金属板44と、金属板44上に設けられたリベット部46とを有する。また、正極外部端子36及び負極外部端子40の金属板44は、例えば、封口体30の内面に設けられた絶縁部材32aに固定されている。正極外部端子36及び負極外部端子40の金属板44上に形成されたリベット部46はそれぞれ、絶縁部材32a、封口体30、絶縁部材32b、金属基板34を介して、ケース26の外部に露出している。
正極内部端子38は、クランク形状であり、屈曲部分に対して長手方向の一方側の部位が正極集電部材18に接続され、屈曲部分に対して長手方向の他方側の部位が正極外部端子36の金属板44に接続されている。負極内部端子42も同様に、クランク形状であり、屈曲部分に対して長手方向の一方側の部位が負極集電部材20に接続され、屈曲部分に対して長手方向の他方側の部位が負極外部端子40の金属板44に接続されている。
図2は、電極体12の構成要素を示す分解模式斜視図である。図2に示すように、電極体12は、シート状の正極48と、シート状の負極50と、セパレータ52とを備える。正極48は、正極金属箔54(例えば、アルミニウム箔)と、その両面に正極活物質を含む正極活物質層56とを有する。負極50は、負極金属箔58(例えば、銅箔)と、その両面に負極活物質を含む負極活物質層60とを有する。電極体12は、正極48と負極50との間に、これらを絶縁するセパレータ52を介在させた積層構造であり、正極48と、負極50と、セパレータ52とからなる組が複数組設けられている。
正極48は、正極金属箔54に正極活物質が塗布されていない領域からなる正極未塗工部を有している。そして、正極48の縁部の一部には、縁部から突出した形状の正極未塗工部からなる正極タブ62が形成されている。負極50は、負極金属箔58に負極活物質が塗布されていない領域からなる負極未塗工部を有している。そして、負極50の縁部の一部には、縁部から突出した形状の負極未塗工部からなる負極タブ64が形成されている。なお、正極タブ62及び負極タブ64は、正極48及び負極50が積層された状態で、正極タブ62と負極タブ64とが重ならない位置にそれぞれ設けられている。
正極48は、それぞれの正極タブ62が電極体12の積層方向に沿って列状に配置されるように積層されている。そして、複数の正極タブ62を重ねることで正極タブ群14が形成される。また、負極50は、それぞれの負極タブ64が電極体12の積層方向に沿って列状に配置されるように積層されている。そして、複数の負極タブ64を重ねることで負極タブ群16が形成される。
図1に示す正極集電部材18の具体的構成は後述するが、正極集電部材18は、一方で正極タブ群14と接続し、他方で正極内部端子38と接続しており、これにより、正極タブ群14から正極端子22へと導電させ、さらには、電極体12と正極端子22とを電気的に接続させている。負極集電部材20も同様に、一方で、負極タブ群16と接続し、他方で負極内部端子42と接続しており、これにより、負極タブ群16から負極端子24へと導電させ、さらには、電極体12と負極端子24とを電気的に接続させている。なお、正極タブ群14及び負極タブ群16とケース26内面との絶縁は、封口体30の内面に設置された絶縁部材32aにより確保されている。
以下に、正極タブ群14と正極集電部材18との接合構造について、図3を用いて説明する。なお、負極タブ群16と負極集電部材20との接合構造は、正極側と同様であるのでその説明を省略する。
図3は、正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の模式図であり、図3(A)は、当該電極体の模式斜視図であり、図3(B)は、当該電極体の模式上面図であり、図3(C)は、当該電極体の模式側断面図である。図3(C)では、正極集電部材において、後述するタブ接続片のみを示している。図3(A)及び(B)に示すように、正極タブ群14は、電極体12の積層方向(厚み方向)に分割された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68を有する。そして、図3(A)及び(C)に示すように、第1正極タブ群66は、一方の最も外側の正極タブ62(H3)が、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように重ねられている。第2正極タブ群68は、一方の最も外側の正極タブ62(H4)が、他方の最も外側にある正極タブ62(H2)に近接するように重ねられている。
また、図3(A)及び(B)に示すように、第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68は、電極体12の厚み方向において対向するように配置されている。そして、図3(C)に示すように、第1正極タブ群66は、電極体12の厚み方向内側に折り曲げられた第1折曲部70aと、第1折曲部70aから電極体12の厚み方向に延在する第1延在部72aとを有する。また、第2正極タブ群68は、電極体12の厚み方向内側に折り曲げられた第2折曲部70bと、第2折曲部70bから電極体12の厚み方向に延在する第2延在部72bとを有する。なお、電極体12の厚み方向内側とは、電極体12の厚み方向の一方から他方又は他方から一方に向う方向である。
また、図3(C)に示すように、第1折曲部70a及び第2折曲部70bは、第1延在部72aと第2延在部72bが互いに近づく方向に折り曲げられている。すなわち、第1折曲部70a及び第2折曲部70bは、電極体12の厚み方向の中央に向かって折り曲げられている。
図3(A)〜(C)に示すように、正極集電部材18は、第1正極集電部材74及び第2正極集電部材76を有する。第1正極集電部材74及び第2正極集電部材76は、前述したようにクランク形状であり、屈曲部分に対して長手方向の一方側の部位であるタブ接続片(78a,78b)と、屈曲部分に対して長手方向の他方側の部位である端子接続片(80a,80b)とを有する。第1正極集電部材74及び第2正極集電部材76の端子接続片80a,80bは、前述した正極内部端子38に接続されている。
また、図3(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1正極タブ群66の第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の一端(すなわち、正極タブ62(H3))に接続されている。ここで、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の一端は、第1折曲部70aの折り曲げ方向の内周側である。すなわち、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1折曲部70aの折り曲げ方向の内周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の一端に接続されている。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2正極タブ群68の第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の一端(すなわち、正極タブ62(H4))に接続されている。ここで、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の一端は、第2折曲部70bの折り曲げ方向の内周側である。すなわち、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2折曲部70bの折り曲げ方向の内周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の一端に接続されている。なお、第1正極集電部材74のタブ接続片78aの一端は、第1折曲部70aの内周面に当接しており、第2正極集電部材76のタブ接続片78bの一端は、第2折曲部70bの内周面に当接している。
第1折曲部70aの折り曲げ方向の外周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H1))は、図1に示す封口体30の内面に設けられた絶縁部材32aと向かい合う面となる。また、第2折曲部70bの折り曲げ方向の外周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H2))は、図1に示す封口体30の内面に設けられた絶縁部材32aと向かい合う面となる。封口体30の内面に設けられた絶縁部材32aと第1延在部72a及び第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の他端とは接着剤等を介して固定されていることが望ましいが、単に物理的に接触しているだけでもよい。
以下に、本実施形態の二次電池10の製造方法の一例を説明する。
図4は、図3に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。図4(A)に示すように、正極、セパレータ、負極からなる組を複数積層した電極体12の縁部から突出した複数の電極タブを電極体12の厚み方向(積層方向)に分割し、一方の最も外側の正極タブ62(H3)を、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように集め、また、一方の最も外側の正極タブ62(H4)を、他方の最も外側にある正極タブ62(H2)に近接するように集める。これにより、電極体12の厚み方向において分割された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68となる(第1工程)。次に、図4(B)に示すように、正極タブの重なり方向における第1正極タブ群66の一端側、すなわち正極タブ62(H3)に、第1正極集電部材74のタブ接続片78aを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第1正極タブ群66及びタブ接続片78aを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第1正極タブ群66と第1正極集電部材74とを電気的に接続する。また、正極タブの重なり方向における第2正極タブ群68の一端側、すなわち正極タブ62(H4)に、第2正極集電部材76のタブ接続片78bを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第2正極タブ群68及びタブ接続片78bを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第2正極タブ群68と第2正極集電部材76とを電気的に接続する(第2工程)。溶接は、超音波溶接機に限定されず、抵抗溶接機等でもよい。次に、図4(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aの一端を起点として、電極体12の厚み方向内側に、正極タブ群14を折り曲げ、第1折曲部70a及び第1折曲部70aから電極体12の厚み方向に延在する第1延在部72aを形成する。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bの一端を起点として、電極体12の厚み方向内側に、第2正極タブ群68を折り曲げ、第2折曲部70b及び第2折曲部70bから電極体12の厚み方向(積層方向)に延在する第2延在部72bを形成する(第3工程)。なお、負極側の説明は省略するが、負極側も同様に、第1工程〜第3工程を行い、負極タブ群16に負極集電部材20を接続する。
また、第1正極集電部材74及び第2正極集電部材76の端子接続片(80a、80b)を、封口体30に設置された正極内部端子38に接続する等して、正極端子22との導電経路を形成する。また、負極側も同様に接続し、負極端子24との導電経路を形成する。そして、電極体12等をケース26の本体部28内に収容して、本体部28と封口体30とを密閉する。そして、封口体30に設けた注液口(不図示)から電解液を注入する。以上のようにして、蓄電装置を製造する。
本実施形態の変形例を以下に説明する。
図5は、正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の第1変形例を示す模式図であり、図5(A)は、当該電極体の模式斜視図であり、図5(B)は、当該電極体の模式上面図であり、図5(C)は、当該電極体の模式側断面図である。図5(C)では、正極集電部材において、タブ接続片のみを示している。図5(A)〜(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1折曲部70aの折り曲げ方向の外周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H1))に接続されている。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2折曲部70bの折り曲げ方向の外周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H2))に接続されている。なお、第1正極集電部材74のタブ接続片78aにおいて、第1延在部72aとの接続面と反対側の面は、封口体30の内面に設けられた絶縁部材32aと接着剤等を介して固定されていることが望ましいが、単に物理的に接触しているだけでもよい。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bにおいて、第2延在部72bとの接続面と反対側の面は、封口体30の内面に設けられた絶縁部材32aと接着剤等を介して固定されていることが望ましいが、単に物理的に接触しているだけでもよい。
図6は、図5に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。図6(A)に示すように、正極、セパレータ、負極からなる組を複数積層した電極体12の縁部から突出した複数の電極タブを電極体12の厚み方向に分割し、一方の最も外側の正極タブ62(H3)を、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように集め、また、一方の最も外側の正極タブ62(H4)を、他方の最も外側にある正極タブ62(H2)に近接するように集める。これにより、電極体12の厚み方向において分割された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68となる(第1工程)。次に、図6(B)に示すように、正極タブの重なり方向における第1正極タブ群66の他端側、すなわち正極タブ62(H1)に、第1正極集電部材74のタブ接続片78aを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第1正極タブ群66およびタブ接続片78aを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第1正極タブ群66と第1正極集電部材74とを電気的に接続する。また、正極タブの重なり方向における第2正極タブ群68の他端側、すなわち正極タブ62(H2)に、第2正極集電部材76のタブ接続片78bを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第2正極タブ群68及びタブ接続片78bを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第2正極タブ群68と第2正極集電部材76とを電気的に接続する(第2工程)。溶接は、超音波溶接機に限定されず、抵抗溶接機等でもよい。次に、図6(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aより下側で、電極体12の厚み方向内側に、正極タブ群14を折り曲げる。これにより、第1折曲部70a及び第1折曲部70aから電極体12の厚み方向(積層方向)に延在する第1延在部72aを形成する。第1正極集電部材74のタブ接続片78aより下側で折り曲げているので、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1延在部72aに位置している。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bより下側で、電極体12の厚み方向内側に、第2正極タブ群68を折り曲げ、第2折曲部70b及び第2折曲部70bから電極体12の厚み方向(積層方向)に延在する第2延在部72bを形成する。第2正極集電部材76のタブ接続片78bより下側で折り曲げているので、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2延在部72bに位置している(第3工程)。なお、負極側の説明は省略するが、負極側も同様に、第1工程〜第3工程を行い、負極タブ群16に負極集電部材20を接続する。
図7は、正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の第2変形例を示す模式図であり、図7(A)は、当該電極体の模式斜視図であり、図7(B)は、当該電極体の模式上面図であり、図7(C)は、当該電極体の模式側断面図である。図7(C)では、正極集電部材において、タブ接続片のみを示している。図7(A)及び(B)に示すように、電極体12の厚み方向に分割された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68は、電極体12の厚み方向において非対向となるように、電極体12の厚み方向に対して直交する方向(電極体12の幅方向)に位置ずれした状態で配置されている。すなわち、第1正極タブ群66は、第2正極タブ群68から電極体12の幅方向に離間した位置で、電極体12の積層方向に沿って列状に配置された複数の正極タブから構成され、図7(C)に示すように、当該複数の正極タブのうち一方の最も外側の正極タブ62(H3)が、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように重ねられている。また、第2正極タブ群68は、第1正極タブ群66から電極体12の幅方向に離間した位置で、電極体12の積層方向に沿って列状に配置された複数の正極タブから構成され、図7(C)に示すように、当該複数の正極タブのうち一方の最も外側の正極タブ62(H4)が、他方の最も外側にある正極タブ62(H2)に近接するように重ねられている。
図7(C)に示すように、第1正極タブ群66の第1折曲部70a及び第2正極タブ群68の第2折曲部70bは、電極体12の厚み方向の内側であって、第1延在部72aと第2延在部72bが互いに近づく方向に折り曲げられている。すなわち、第1折曲部70a及び第2折曲部70bは、電極体12の積層方向(厚み方向)の中央に向かって折り曲げられている。
図7(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1折曲部70aの折り曲げ方向の内周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の一端(すなわち、正極タブ62(H3))に接続されている。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2折曲部70bの折り曲げ方向の内周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の一端(すなわち、正極タブ62(H4))に接続されている。
図での説明は省略するが、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1折曲部70aの折り曲げ方向の外周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H1))に接続されていてもよい。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2折曲部70bの折り曲げ方向の外周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H2))に接続されていてもよい。
図8は、図7に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。図8(A)に示すように、正極、セパレータ、負極からなる組を複数積層した電極体12の縁部から突出した複数の電極タブの一方の最も外側の正極タブ62(H3)を、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように集め、また、上記複数の電極タブとは電極体12の幅方向において離間した位置にある複数の電極タブの一方の最も外側の正極タブ62(H4)を、他方の最も外側にある正極タブ62(H2)に近接するように集める。これにより、電極体12の厚み方向において分割され、且つ非対向となるように配置された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68となる(第1工程)。次に、図8(B)に示すように、正極タブの重なり方向における第1正極タブ群66の一端側、すなわち正極タブ62(H3)に、第1正極集電部材74のタブ接続片78aを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第1正極タブ群66及びタブ接続片78aを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第1正極タブ群66と第1正極集電部材74とを電気的に接続する。また、正極タブの重なり方向における第2正極タブ群68の一端側、すなわち正極タブ62(H4)に、第2正極集電部材76のタブ接続片78bを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第2正極タブ群68及びタブ接続片78bを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第2正極タブ群68と第2正極集電部材76とを電気的に接続する(第2工程)。溶接は、超音波溶接機に限定されず、抵抗溶接機等でもよい。次に、図8(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aの一端を起点として、電極体12の厚み方向内側に、第1正極タブ群66を折り曲げ、第1折曲部70a及び第1折曲部70aから電極体12の厚み方向に延在する第1延在部72aを形成する。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bの一端を起点として、電極体12の厚み方向内側に、第2正極タブ群68を折り曲げ、第2折曲部70b及び第2折曲部70bから電極体12の厚み方向に延在する第2延在部72bを形成する(第3工程)。なお、負極側の説明は省略するが、負極側も同様に、第1工程〜第3工程を行い、負極タブ群16に負極集電部材20を接続する。
図9は、正極集電部材を正極タブ群に接続した電極体の第3変形例を示す模式図であり、図9(A)は、当該電極体の模式斜視図であり、図9(B)は、当該電極体の模式上面図であり、図9(C)は、当該電極体の模式側断面図である。図9(C)では、正極集電部材において、タブ接続片のみを示している。図9(A)及び(B)に示すように、電極体12の厚み方向に分割された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68は、電極体12の厚み方向において非対向となるように、電極体12の厚み方向に対して直交する方向(電極体12の幅方向)に位置ずれした状態で配置されている。すなわち、第1正極タブ群66は、第2正極タブ群68から電極体12の幅方向に離間した位置で、電極体12の積層方向に沿って列状に配置された複数の正極タブから構成され、図9(C)に示すように、当該複数の正極タブのうち一方の最も外側の正極タブ62(H3)が、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように重ねられている。また、第2正極タブ群68は、第1正極タブ群66から電極体12の幅方向に離間した位置で、電極体12の積層方向に沿って列状に配置された複数の正極タブから構成され、図9(C)に示すように、当該複数の正極タブのうち一方の最も外側の正極タブ62(H2)が、他方の最も外側にある正極タブ62(H4)に近接するように重ねられている。
図9(A)及び(C)に示すように、第1正極タブ群66の第1折曲部70a及び第2正極タブ群68の第2折曲部70bは、電極体12の厚み方向内側であって、第1延在部72aと第2延在部72bが同じ方向に延在するように折り曲げられている。すなわち、第1折曲部70a及び第2折曲部70bは、電極体12の積層方向(厚み方向)の一方から他方に向ってそれぞれ折り曲げられている。
図9(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1折曲部70aの折り曲げ方向の内周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の一端(すなわち、正極タブ62(H3))に接続されている。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2折曲部70bの折り曲げ方向の内周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の一端(すなわち、正極タブ62(H2))に接続されている。
図での説明は省略するが、第1正極集電部材74のタブ接続片78aは、第1折曲部70aの折り曲げ方向の外周側となる、第1延在部72aにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H1))に接続されていてもよい。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bは、第2折曲部70bの折り曲げ方向の外周側となる、第2延在部72bにおける電極タブの重なり方向の他端(すなわち、正極タブ62(H4))に接続されていてもよい。
図10は、図9に示す電極体の製造方法の一例を説明するための図である。図10(A)に示すように、正極、セパレータ、負極からなる組を複数積層した電極体12の縁部から突出した複数の電極タブの一方の最も外側の正極タブ62(H3)を、他方の最も外側の正極タブ62(H1)に近接するように集め、また、上記複数の電極タブとは電極体12の幅方向において離間した位置にある複数の電極タブの一方の最も外側の正極タブ62(H2)を、他方の最も外側にある正極48タブ(H4)に近接するように集める。これにより、電極体12の厚み方向において分割され、且つ非対向となるように配置された第1正極タブ群66及び第2正極タブ群68となる(第1工程)。次に、図10(B)に示すように、正極タブの重なり方向における第1正極タブ群66の一端側、すなわち正極タブ62(H3)に、第1正極集電部材74のタブ接続片78aを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第1正極タブ群66及びタブ接続片78aを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第1正極タブ群66と第1正極集電部材74とを電気的に接続する。また、正極タブの重なり方向における第2正極タブ群68の一端側、すなわち正極タブ62(H4)に、第2正極集電部材76のタブ接続片78bを当接させ、超音波溶接機のホーン69とアンビル71で、第2正極タブ群68及びタブ接続片78bを挟み、所定の圧力を掛けて溶接する。これにより、第2正極タブ群68と第2正極集電部材76とを電気的に接続する(第2工程)。溶接は、超音波溶接機に限定されず、抵抗溶接機等でもよい。次に、図10(C)に示すように、第1正極集電部材74のタブ接続片78aの一端を起点として、電極体12の厚み方向内側に、第1正極タブ群66を折り曲げ、第1折曲部70a及び第1折曲部70aから電極体12の厚み方向(積層方向)に延在する第1延在部72aを形成する。また、第2正極集電部材76のタブ接続片78bの一端を起点として、電極体12の厚み方向内側に、第2正極タブ群68を折り曲げ、第2折曲部70b及び第2折曲部70bから電極体12の厚み方向(積層方向)に延在する第2延在部72bを形成する(第3工程)。なお、負極側の説明は省略するが、負極側も同様に、第1工程〜第3工程を行い、負極タブ群16に負極集電部材20を接続する。
以上説明した、本実施形態によれば以下の効果を得ることが可能である。以下に述べる電極は正極及び負極の両方を指しており、例えば、電極タブ群と言えば、正極タブ群及び負極タブ群を指している。
本実施形態では、電極タブ群が電極体の厚み方向において分割された第1電極タブ群及び第2電極タブ群で構成され、第1電極タブ群及び第2電極タブ群が、電極体の厚み方向内側に折り曲げられている。これにより、集電部材を内側に折り曲げる構成のため電極タブ群が配置されるケース内のデッドスペースが削減される。さらに、電極体の厚み方向において分割していない電極タブ群を電極体の厚み方向内側に折り曲げた場合と比較して、電極タブ群の厚みが薄くなるため、電極タブ群が配置されるケース内のデッドスペースが削減される。また、電極タブ群の厚みが薄くなるため、集電部材との電気的な接続を低エネルギーで行うことが可能となり、接続時に金属異物の発生等が抑制される。
図3に示すような、電極集電部材が、折曲部の折り曲げ方向の内周側となる、延在部における電極タブの重なり方向の一端に接続されている方が、図5に示すような、電極集電部材が、折曲部の折り曲げ方向の外周側となる、延在部における電極タブの重なり方向の他端に接続される場合と比較して、電極タブ群の延びが抑制されるため、電極体の移動が抑えられる。これにより、電極体がケース内面と接触することが抑えられるため、電極体を構成する電極の折れ曲り、電極を構成する活物質の脱落による電池性能の低下が抑制される。
一般的に、電極体の厚み方向に分割された第1及び第2電極タブ群の延在部が重なっていると、重なった部分が厚くなりデッドスペースとなり易い。ここで、図3及び5に示すように、電極体の積層方向に分割された第1電極タブ群及び第2電極タブ群が、電極体の厚み方向において対向するように配置されている場合、各電極タブ群が電極体の縁部近くで折り曲げられると、各電極タブ群の延在部が互いに重なる場合ある。一方、図7及び図9に示すように、電極体の厚み方向に分割された第1電極タブ群及び第2電極タブ群が、電極体の厚み方向において非対向となるように配置されている場合、各電極タブ群が電極体の縁部近くで折り曲げられても、各電極タブ群の延在部が互いに重なることがない。したがって、図7及び図9に示すように、電極体の厚み方向に分割された第1電極タブ群及び第2電極タブ群が、電極体の厚み方向において非対向となるように配置されている方が、電極タブ群の高さを低くすることができるため、電極タブ群が配置されるケース内のデッドスペースがより削減される。
図7及び図9に示すように、電極体の厚み方向に分割され、非対向となるように配置される第1電極タブ群及び第2電極タブ群を形成する場合、例えば、電極タブが電極の幅方向において異なる位置にある2つの電極を用意する必要がある。一方、図3及び5に示すように、電極体の厚み方向に分割され、電極体の厚み方向において対向するように配置される第1電極タブ群及び第2電極タブ群を形成する場合、電極タブが形成された1つの電極を用意すればよい。したがって、図3及び5に示すように、電極体の厚み方向に分割され、電極体の厚み方向において対向するように配置される第1電極タブ群及び第2電極タブ群の方が、例えば、二次電池の作製が容易となる。
実施形態は、上記に限定されるものではなく、本開示の効果を損なわない範囲において変形することが可能である。
例えば、蓄電装置は、リチウムイオン電池に限定されるものではなく、ニッケル水素電池等の他の種類の電池でもよいし、電気二重層キャパシタ等のようなキャパシタやその他の蓄電素子でもよい。また、例えば、電極体は積層型に限定されるものではなく、巻回型の電極体であってもよい。
正極タブ及び負極タブは、正極未塗工部及び負極未塗工部からなるものに限定されるものではなく、例えば、それぞれの電極に溶接した金属箔を正極タブ及び負極タブとしてもよい。
正極集電部材の形状は、クランク形状に限定されるものではなく、正極タブ群から正極端子へと導電させることができる形状であればどのような形状であってもよい。負極集電部材も同様である。
第1正極タブ群の第1延在部と第1正極集電部材との接続、及び第2正極タブ群の第2延在部と第2正極集電部材との接続は、超音波溶接や抵抗溶接に限定されるものではなく、例えば、レーザー溶接等でもよい。第1正極集電部材及び第2正極集電部材は、第1延在部及び第2延在部における正極タブの厚み方向の一端又は他端側であればどこに溶接されてもよいが、特に、折り曲げられた全ての正極タブが重なる延在部の一端又は他端に溶接されることが好ましい。負極タブ群と負極集電部材との接続も同様である。
第1正極タブ群の第1延在部及び第2正極タブ群の第2延在部は、電極体の厚み方向に平行に延在していてもよいし、電極体の厚み方向に対して傾斜するように延在していてもよい。電極体の厚み方向に対する第1延在部及び第2延在部の傾斜角度は例えば、0°〜10°以下が好ましく、0°〜2°以下がより好ましい。負極タブ群の延在部も同様である。
第1正極タブ群及び第2正極タブ群は、電極体の積層方向(厚み方向)の一端から他端までの範囲内に位置する正極タブの全枚数のうち、均等の枚数の正極タブをそれぞれ有していてもよいし、異なる枚数の正極タブをそれぞれ有していてもよい。負極タブ群も同様である。
第1正極タブ群と第2正極タブ群の対向配置は、電極体の積層方向から見て、第1正極電極タブ群と第2正極タブ群とが完全に重なっている場合に限定されるものではなく、少なくとも一部が重なっていればよい。また、第1正極タブ群と第2正極タブ群の非対向配置は、電極体の積層方向から見て、第1正極タブ群と第2正極タブ群が重なっていなければよく、電極体の幅方向に離間する距離は特に制限されるものではない。負極タブ群も同様である。
電極体の積層方向に分割され、電極体の厚み方向において対向するように配置されている第1電極タブ群及び第2電極タブ群において、第1電極タブ群の第1延在部と第2電極タブ群の第2延在部とが重ならないように隙間を設けることが望ましいが、第1電極タブ群の第1延在部と第2電極タブ群の第2延在部とが重なっていてもよい。
第1正極タブ群及び第2正極タブ群の2つの正極タブ群に限定されるものではなく、電極体の厚み方向に分割された3つ以上の正極タブ群であってもよい。負極タブ群も同様である。
10 二次電池、12 電極体、14 正極タブ群、16 負極タブ群、18 正極集電部材、20 負極集電部材、22 正極端子、24 負極端子、26 ケース、28 本体部、30 封口体、32a,32b 絶縁部材、34 金属基板、36 正極外部端子、38 正極内部端子、40 負極外部端子、42 負極内部端子、44 金属板、46 リベット部、48 正極、50 負極、52 セパレータ、54 正極金属箔、56正極活物質層、58 負極金属箔、60 負極活物質層、62 正極タブ、64 負極タブ、66 第1正極タブ群、68 第2正極タブ群、69 ホーン、70a 第1折曲部、70b 第2折曲部、71 アンビル、72a 第1延在部、72b 第2延在部、74 第1正極集電部材、76 第2正極集電部材、78a,78b タブ接続片、80a,80b 端子接続片。

Claims (6)

  1. 電極体と、
    前記電極体の縁部から突出した複数の電極タブを重ねた電極タブ群と、
    前記電極体との間で電気を授受する電極端子と、
    前記電極タブ群に接続され、前記電極タブ群から前記電極端子へと導電させる集電部材と、を有する蓄電装置であって、
    前記電極タブ群は、前記電極体の厚み方向において分割された第1電極タブ群と第2電極タブ群とを有し、
    前記第1電極タブ群は、前記電極体の厚み方向内側に折り曲げられた第1折曲部と、前記第1折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第1延在部と、を有し、
    前記第2電極タブ群は、前記電極体の厚み方向内側に折り曲げられた第2折曲部と、前記第2折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第2延在部と、を有し、
    前記集電部材は、前記第1延在部における前記電極タブの重なり方向の一端又は他端に接続された第1集電部材と、前記第2延在部における前記電極タブの重なり方向の一端又は他端に接続された第2集電部材と、を有する、蓄電装置。
  2. 前記第1延在部の前記一端は、前記第1折曲部の折り曲げ方向の内周側であり、前記第1集電部材は前記第1延在部の前記一端に接続され、
    前記第2延在部の前記一端は、前記第2折曲部の折り曲げ方向の内周側であり、前記第2集電部材は前記第1延在部の前記一端に接続されている、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1電極タブ群と前記第2電極タブ群は、前記電極体の厚み方向において対向するように配置されており、
    前記第1折曲部及び前記第2折曲部は、前記第1延在部と前記第2延在部が互いに近づく方向に折り曲げられている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記第1電極タブ群と前記第2電極タブ群は、前記電極体の厚み方向において非対向となるように配置されており、
    前記第1折曲部及び前記第2折曲部は、前記第1延在部と前記第2延在部が互いに近づく方向に折り曲げられている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  5. 前記第1電極タブ群と前記第2電極タブ群は、前記電極体の厚み方向において非対向となるように配置されており、
    前記第1折曲部及び前記第2前記折曲部は、前記第1延在部と前記第2延在部が同じ方向に延在するように折り曲げられている、請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  6. 電極体の縁部から突出した複数の電極タブを、前記電極体の厚み方向に分割するようにそれぞれ重ねて第1電極タブ群及び第2電極タブ群を形成する第1工程と、
    前記電極タブの重なり方向における前記第1電極タブ群の一端又は他端に第1集電部材を接続し、前記電極タブの重なり方向における前記第2電極タブ群の一端又は他端に第2集電部材を接続する第2工程と、
    前記第1電極タブ群を前記電極体の厚み方向内側に折り曲げて、第1折曲部及び前記第1折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第1延在部を形成すると共に、前記第2電極タブ群を前記電極体の厚み方向内側に折り曲げて、第2折曲部及び前記第2折曲部から前記電極体の厚み方向に延在する第2延在部を形成する第3工程と、を有し、
    前記3工程では、前記第1集電部材が前記第1延在部に位置するように前記第1電極タブ群を折り曲げ、前記第2集電部材が前記第2延在部に位置するように前記第2電極タブ群を折り曲げる、蓄電装置の製造方法。
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