JP2019059460A - 荷台搬送用ロボット - Google Patents

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津久井 慎吾
Shingo Tsukui
慎吾 津久井
岩城 秀和
Hidekazu Iwaki
秀和 岩城
幸司 櫻井
Koji Sakurai
幸司 櫻井
道雄 海部屋
Michio Kaibeya
道雄 海部屋
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【課題】 荷台の持ち上げと搬送を安定して行うことができ、作業スペースが狭くて済む荷台搬送用ロボットを提供する。【解決手段】ロボットRは、ボデイ1と、ボデイ1に設けられた一対の2方向走行可能なクローラ装置2,2と、ボデイの4隅部に設けられたリフタ70とを備えている。リフタ70の各々は、受台71と、この受台71を昇降させるアクチュエータ73を有している。ロボットRは、カーゴ100(荷台)の下に潜り込んだ状態で、受台71を上昇させてカーゴ100を持ち上げ、クローラ装置2,2の駆動によりカーゴ100を目的地まで搬送する。【選択図】 図6

Description

本発明は、カーゴ等の荷台を搬送するためのロボットに関する。
特許文献1に開示されているように、フォークリフトは、荷物を載せたカーゴ等の荷台を持ち上げて目的地まで搬送する。
特許文献2に開示されたロボットは牽引部を有し、この牽引部を車輪付き荷台に着脱可能に連結して走行する。荷台はロボットに牽引されロボットに追随して移動する。
特許文献3,4に開示されたロボットは荷台を有し、この荷台に直接荷物を載せて搬送する。
特許文献5に開示されたロボットは、本願の実施形態と同様に2方向に走行可能なクローラ装置を備えている。
特開2000−226196号公報 特開平9−254788号公報 特開2008−179187号公報 特開2010−235082号公報 WO2017/006909号公報
特許文献1に開示されたフォークリフトでは、荷物を荷台に載せたまま搬送できるため、荷物の揚げ降ろし作業を必要としないが、荷台をフォークにより片持ち状態で持ち上げるため、フォークリフトを大型にして搬送を安定させる必要がある。その結果、広い作業スペースを必要とする。
特許文献2に開示されたロボットでは、車輪付き荷台を牽引するだけであるため、荷台の搬送が不安定である。また、牽引部を荷台に着脱可能に連結する作業も煩雑である。
特許文献3,4に開示されたロボットでは、ロボットの荷台に直接荷物を載せるため、作業スペースは狭くて済むが、荷物の揚げ降ろし作業が煩雑である。
特許文献5に開示されたロボットは荷物を搬送するためのものではないが、仮に荷物を搬送することができるとしても特許文献3,4と同様の不都合が生じる。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、荷台を搬送するロボットであって、ボデイと、上記ボデイに設けられた走行装置と、上記ボデイに設けられ、上記荷台を持ち上げる3つ以上のリフタと、上記ボデイに設けられ、上記走行装置と上記リフタを制御するコントローラと、を備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、荷物を荷台ごとロボットで搬送するので、ロボットへの揚げ降ろし作業をすることなく荷物を搬送することができる。荷台の下に潜り込んで持ち上げることができるので、搬送に要するスペースを小さくすることができる。リフタを昇降させるだけで、ロボットと荷台の連携および連携解消が可能であるので、作業性が良い。
3つ以上のリフタを用いることにより、荷重を分散でき、各リフタの荷重負担を軽減できるとともに、荷台を安定して持ち上げかつ搬送することができる。
好ましくは、上記ボデイが平面矩形をなし、上記リフタは上記ボデイの4隅部に対応して4つ設けられている。
上記構成によれば、荷台をより一層安定して持ち上げたり搬送したりすることができる。
本発明の一態様では、上記リフタの各々は、上記荷台からの荷重を受ける互いに独立した受台と、この受台を昇降させるアクチュエータを有する。
上記一態様において、好ましくは、上記3つ以上のリフタの各々は、上記受台が上記荷台から受ける荷重を検出する荷重検出手段を含み、上記コントローラは、上記3つ以上のリフタにより上記荷台を持ち上げている状態で、上記3つ以上のリフタの荷重検出手段からの荷重情報に基づいて、上記リフタ3つ以上のリフタの上記受台が受ける荷重の偏りを検出する。
上記構成によれば、荷台に乗せられた荷物の荷重分布に大きな偏りがある場合に、この偏りを検出することができる。
上記荷重検出手段は、上記受台の下方に組み込まれたロードセルでもよいし、上記荷台を持ち上げる過程での上記アクチュエータの負荷電流を検出する負荷電流検出手段であってもよい。
好ましくは、上記ボデイには、上記荷台に対する上記ボデイの相対的位置を検出する位置検出手段が設けられており、上記コントローラは、上記複数の3つ以上のリフタの上記受台が受ける荷重の偏りが許容範囲を超えていると判断した時には、上記3つ以上のリフタを制御することにより上記受台を下降させて上記荷台から離し、さらに上記荷重情報と上記位置検出手段からの位置情報に基づき上記走行装置を制御することにより、上記荷重の偏りが許容範囲内で収まるような修正位置へと上記ボデイを移動させ、上記ボデイが修正位置に達した後に、上記複数の3つ以上のリフタを制御することにより上記荷台を再び持ち上げる。
上記構成によれば、荷台に乗せられた荷物の荷重分布に大きな偏りがある場合でも、ロボット位置を修正することにより、荷重の偏りを軽減ないしは解消し、荷台を安定して持ち上げて搬送することができる。
好ましくは、上記コントローラは、上記3つ以上のリフタの上記受台が受ける荷重の偏りが許容範囲を超えていると判断した時には、上記荷重の偏りを解消ないしは許容範囲に収めるように、上記3つ以上のリフタを選択的に制御する。
上記構成によれば、荷台に乗せられた荷物の荷重分布に大きな偏りがある場合でも、荷重の偏りを軽減ないしは解消し、荷台を安定して持ち上げて搬送することができる。
上記荷重の偏りの軽減ないしは解消のための制御の一具体例では、上記コントローラは、上記荷重の偏りとして、上記3つ以上のリフタの受台が担う荷重の最大値と最小値の差を演算し、これら最大値と最小値の差が許容範囲を超えていると判断した時には、少なくとも最大値の荷重を担う受台を下降させるように当該受台に対応する上記リフタを選択的に制御する。
上記荷重の偏りの軽減ないしは解消のための制御の他の具体例として、上記リフタのアクチュエータはPWM制御され、上記コントローラは、上記荷重の偏りとして、上記3つ以上のリフタの受台が担う荷重の最大値と最小値の差を演算し、これら最大値と最小値の差が許容範囲を超えていると判断した時には、少なくとも最大値の荷重を担う受台に対応するアクチュエータのデューティ比を、他の受台に対応するデューティ比より低くする。
本発明の他の態様では、上記3つ以上のリフタは、その上端が平板状の1枚の共通の受けプレートに連結されており、この受けプレートを介して上記荷台を持ち上げる。
上記構成によれば、荷台の底部が平坦でなく、例えば多数の穴が形成されていたり網状であっても、荷台を平板状の広い受けプレートで安定して持ち上げることができる。
好ましくは、上記3つ以上のリフタは、それぞれリフト高さ検出手段を有しており、上記コントローラは、上記荷台を持ち上げる際に、上記リフト高さ検出手段からのリフト高さ情報に基づき、上記3つ以上のリフタのリフト高さの偏差が許容範囲内に収まるように上記リフタを制御する。
上記構成によれば、荷台をその底部が水平を維持した状態で持ち上げることができる。共通の受けプレートを用いる場合には、リフト高さの偏差を許容範囲に収めることにより、共通の受けプレートで互いに規制される3つ以上のリフタのアクチュエータのいずれにも過大な負荷が発生するのを回避することもできる。
好ましくは、上記コントローラは、上記3つ以上のリフタの各々のリフト高さを監視し、監視対象のリフタのリフト高さと3つ以上のリフタのリフト高さの最小値との偏差が第1閾値より大である場合には停止して、当該偏差が第1閾値内に収まるまで待機する。この構成によれば、比較的簡単な制御でリフト高さを調節することができる。
より好ましくは、上記コントローラは、上記第1閾値より大きい第2閾値を設定し、監視対象のリフタのリフト高さと上記3つ以上のリフタのリフト高さの最小値との偏差が第2閾値より大である場合には、当該偏差が第2閾値内に収まるまで上記監視対象のリフタを下降させる。この構成によれば、迅速にリフト高さの偏差を小さくすることができる。
好ましくは、上記走行装置は、第1方向に延びるとともにこの第1方向と直交する第2方向に互いに離間して配置された一対のクローラ装置を有し、上記一対のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持されたクローラユニットを有し、各クローラユニットは、上記第1回転軸線に沿って延びるサポ―トと、上記サポ―トに設けられるとともに上記第1回転軸線を挟んで配置された一対のクローラ部とを有しており、さらに上記クローラ装置の各々は、上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させるローリング走行用駆動機構と、上記一対のクローラ部を同時駆動するクローラ走行用駆動機構とを有する。
上記構成によれば、走行装置がクローラ装置であるので、車輪式走行装置に比べて接地領域が広く、滑りを抑制できる。また、クローラ部の駆動によるクローラ走行では通常のクローラ式走行装置と同様に溝や小さな障害物に対して容易に乗り越えられる。クローラユニット全体がローリングするので、十分に大きな径でローリング走行を行なうことができ、溝や小さな障害物に対して容易に乗り越えられる。その結果、安定して荷台を搬送することができる。また、2方向に走行可能なクローラ装置を用いることにより方向転換が簡単である。
本発明によれば、作業スペースが狭くて済み、荷台を安定して搬送することができ、搬送前後の作業性をも高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る荷台搬送用ロボットの概略平面図である。 図1においてA方向から見た上記ロボットの概略側面図である。 上記ロボットに装備されるクローラ装置の平断面図である。 上記ロボットに装備されるリフタの側面図であり、(A)は受台が下限位置にある状態を示し、(B)は受台が上限位置にある状態を示す。 上記ロボットがカーゴの下に潜り込んだ状態を示す概略側面図である。 上記ロボットがカーゴを持ち上げた状態を示す概略側面図である。 カーゴ持ち上げ制御の一例を示すフローチャートである。 上記ロボットがライントレース方式で走行する場合の光学センサの配置を示す底面図である。 本発明の第2実施形態に係る荷台搬送用ロボットの概略平面図である。 同第2実施形態のロボットの概略側面図であり、(A)は、受けプレートが下限位置にある状態、(B)は受けプレートが上限位置にある状態をそれぞれ示す。 同第2実施形態における受けプレートとリフタを示す側面図である。 同第2実施形態でのカーゴ持ち上げ制御を示すフローチャートである。 同第2実施形態での荷降ろし制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の第1実施形態をなすロボット(荷台搬送用ロボット)について図面を参照しながら説明する。図1、図2において互いに直交するX方向(第1方向)とY方向(第2方向)を定める。
図1、図2に示すように、ロボットRは、ボデイ1と、一対のクローラ装置2(走行装置)と、4つのリフタ70を備えている。このボデイ1は平面矩形をなしており、ボデイ1には、クローラ装置2、リフタ70等を制御するマイクロコンピュータおよびインターフェイスを含むコントローラ1a(図2にのみ示す)、送受信器、バッテリ等(いずれも図示せず)が内蔵されている。
一対のクローラ装置2は2方向に走行可能であり、それぞれX方向に延びる細長い円筒形状をなすクローラユニット3を有している。一対のクローラユニット3は互いにY方向に離間している。各クローラユニット3は、ボデイ1からY方向に突出する一対のブラケット4により、X方向に延びる第1回転軸線L1を中心として回転可能にボデイ1に支持されている。クローラユニット3がボデイ1の側方に配置されているので、ボデイ1を低くしても、クローラユニット3の径を大きくすることができる。
図3に示すように、各クローラ装置2のクローラユニット3は、サポ―ト10と、サポ―ト10に設けられた一対のクローラ部20A,20Bと、サポ―ト10に設けられた一対の接地構造30A,30Bとを有している。
上記サポ―ト10は、互いに平行をなしX方向(第1回転軸線L1方向)に延びるとともに第1回転軸線L1を挟んで対峙する一対の細長い支持板11,11と、これら支持板11,11の一端部に回転可能に連結された原動側シャフト12と、支持板11,11の他端部に連結された従動側シャフト13と、支持板11、11の中間部に固定された固定板14とを有している。
原動側シャフト12と従動側シャフト13の中心軸線L2,L2’は、上記第1回転軸線L1と直交し互いに平行をなして延びており、それぞれ後述するスプロケットホイール21,22の回転軸線(第2回転軸線)として提供される。
上記一対のクローラ部20A,20Bは、第1回転軸線L1を挟んで対向配置されている。これらクローラ部20A,20Bの各々は、第1回転軸線L1方向に離れた原動スプロケットホイール21(ホイール)および従動スプロケットホイール22(ホイール)と、これらスプロケットホイール21,22に掛け渡されたチェーン23(無端条体)と、このチェーン23に等間隔をなして固定された例えばゴムからなる多数の接地部材24とを有している。
一方のクローラ部20Aの原動スプロケットホイール21は原動側シャフト12に直接固定されており、他方のクローラ部20Bの原動スプロケットホイール21は、後述の傘歯車42bを介して原動側シャフト12に固定されている。
一対のクローラ部20A,20Bの従動スプロケットホイール22,22は、従動側シャフト13に回転可能に支持されている。
上記一対の接地構造30A,30Bの各々は、第1回転軸線L1方向に間隔をおいて配置された複数(本実施形態では5個)の接地板31を有している。これら接地板31は、例えばゴムからなり、支持板11の外面に固定され、支持板11と直角をなして第2回転軸線L2,L2’方向に突出している。
図2に示すように、上記一対のクローラ部20A,20Bの接地部材24の外面および上記一対の接地構造30A,30Bの接地板31の外面は、円弧形状をなし、上記スプロケットホイール21,22間において、上記第1回転軸線L1を中心とする仮想円筒面に沿って配置されている。接地板31の外面には、切欠31aが形成されている。
上記接地構造30A,30Bは、クローラユニット3に所定範囲のデッドゾーンを提供している。
クローラユニット3は、第1回転軸線L1上に配置された第1回転シャフト41と第2回転シャフト42を介して一対のブラケット4に回転可能に支持されている。
第1回転シャフト41の外端部は一方(図3における右側)のブラケット4に回転可能に支持されている。第1回転シャフト41の内端部は固定板14に回転可能に支持されている。第1回転シャフト41の内端部には傘歯車42aが固定されており、この傘歯車42aは、原動側シャフト12に固定された傘歯車42bと噛み合っている。第1回転シャフト41はその中間部で上記従動側シャフト13を貫通している。なお、この貫通状態において、第1回転シャフト42の第1回転軸線L1を中心とする回転は許容されている。
上記第1回転シャフト41の外端部は、クローラ走行用駆動機構50(走行駆動手段)に接続されている。このクローラ走行用駆動機構50は、ブラケット4に固定されたモータ51と、動力伝達機構55を有している。モータ51は正逆回転可能である。動力伝達機構55は、タイミングプーリ55a,55bと、これらタイミングプーリ55a,55bに架け渡されたタイミングベルト55cを有している。一方のタイミングプーリ55aはモータ51の出力軸に固定され、他方のタイミングプーリ55bは第1回転シャフト41に固定されている。
モータ51の回転トルクは、動力伝達機構55を経て第1回転シャフト41に伝達され、さらに傘歯車42a,42bを経てクローラ部20Bの原動スプロケットホイール21に伝達され、さらに原動側シャフト12を介してクローラ部20Aの原動スプロケットホイール21にも伝達される。これにより、一対のクローラ部20A,20Bが同時に同方向に同速度で駆動される。
上記第2回転シャフト42の外端部は他方(図3における左側)のブラケット4に回転可能に支持されている。第2回転シャフト42の内端部は原動側シャフト12に連結されている。なお、この連結状態において、原動側シャフト12の第2回転軸線L2を中心とする回転は許容されている。
上記第2回転シャフト42の外端部は、ローリング走行用駆動機構60(走行駆動手段)に接続されている。このローリング走行用駆動機構60は、ブラケット4に固定されたモータ61と、動力伝達機構65を有している。モータ61は正逆回転可能である。動力伝達機構65は、タイミングプーリ65a,65bと、これらタイミングプーリ65a,65bに架け渡されたタイミングベルト65cを有している。一方のタイミングプーリ65aはモータ61の出力軸に固定され、他方のタイミングプーリ65bは第2回転シャフト42に固定されている。
モータ61の回転トルクは、動力伝達機構65を経て第2回転シャフト42に伝達され、さらに、原動側シャフト12を経てサポート10に伝達されるため、クローラユニット3全体が第1回転軸線L1を中心にして回転する(ローリングする)。
上記一対のクローラ装置2,2によるロボットRの走行について説明する。各クローラ装置2において、一対のクローラ部20A,20Bが接地された状態で、クローラ走行用駆動機構50のモータ51を駆動させると、前述したようにクローラ部20A,20Bが同方向に同時に回転駆動し、これにより、クローラ装置2はX方向に走行することができる(クローラ走行)。
一対のクローラ装置2、2のモータ51,51を同一方向に同一速度で回転することにより、ロボットRはX方向に直進することができる。モータ51,51の回転速度を違えることにより、ロボットRはカーブを描いて走行することもできる。また、モータ51,51の回転方向を異ならせて同一速度で回転させることにより、ロボットRはその場旋回(超信地旋回)することもできる。
クローラ装置2のモータ61を駆動させると、前述したようにクローラユニット5が第1回転軸線L1を中心に回転(ローリング)する。一対のクローラ装置2が同時に同方向に同速度でローリングすることにより、ロボットRはY方向に直進することができる(ローリング走行)。
ロボットRは、クローラ走行モードおよびローリング走行モードの一方から他方への切り替えにより、超信地旋回することなく、進行方向を直角に転換することもできる。
クローラ装置2のモータ51,61を同時に駆動し、その回転速度、回転方向を制御することにより、ロボットRは任意の斜め方向へも直線的に走行することもできる(斜め走行)。この斜め走行では、クローラユニット3のローリングによってクローラ部20A,20Bの上下部が頻繁に逆転するが、クローラユニット3のデッドゾーンが接地している間(接地構造30の接地板31が接地している間)に、モータ51の回転方向の切り替えが行なわれる。
上記クローラ走行では、クローラユニット3がデッドゾーンで着地しておらず、一対のクローラ部20A,20Bのうち少なくとも一方が接地しクローラ部20A,20Bの駆動により走行可能な姿勢にする必要がある。そのため、ローリング走行または斜め走行の終了後に、またはクローラ走行の開始前に、図示しない姿勢検出センサからのクローラユニット3の姿勢情報に基づきローリング駆動機構60を駆動させることにより、上記クローラユニット3が走行可能ゾーンで接地する走行可能姿勢になるように姿勢制御を行うことが好ましい。
図1に示すように、前述の4つのリフタ70は、ボデイ1の4隅部にそれぞれ設置されている。図4に示すように、各リフタ70は互いに独立しており、それぞれが、受台71と、ブラケット72と、ブラケット72に支持されて受台71を昇降させるアクチュエータ73とを有している。ブラケット72は、ボデイ1の上板の下面に固定されている。
アクチュエータ73は、ブラケット72に固定されたモータ75と、垂直に延びてブラケット71に上下動可能に支持された昇降ロッド76と、モータ75の回転を減速し昇降ロッド76の上下動に変換する動力伝達機構77とを備えている。昇降ロッド76の上端にはロードセル78(荷重検出手段)を介して上記受台71が取り付けられている。
動力伝達機構77は、ブラケット72に回転可能に支持されモータ75の出力軸に減速機構を介して連結されたウオーム77aと、ウオーム77aと噛み合うウオームホイール77bと、ウオームホイール77bと同軸をなすピニオン77cと、昇降ロッド76に形成されピニオン77cと噛み合うラック77dとを有している。
リフタ70の受台71は、下限位置にある時に、その上面がボデイ1の上面とほぼ同一平面上にある。受台71の下限位置は、ボデイ1の上面より高くても低くてもよい。受台71の位置(リフト高さ)は、モータ75に接続されたロータリーエンコーダ75aからの情報に基づき演算されるようになっている。
図1、図2に示すように、ボデイ1の上面には、一対のレーザ距離センサ8,8(位置検出手段)がX方向に離間して設置されている。このレーザ距離センサ8は、所定の仰角で水平方向に所定の角度範囲Θにわたって走査する。なお、この仰角は小さく、レーザ距離センサ8,8は、後述するカーゴ100のキャスタ102(脚部)を測定対象にしている。
上記構成のロボットRにより、図5に示すカーゴ100(荷台)を自動搬送する。図5には、カーゴ100の底部101のみが示されている。カーゴ100の底部101は平面矩形をなし、その4隅部にキャスタ102が取り付けられている。
コントローラ1aは、設定されたプログラムにより以下の工程を実行する。一対のクローラ装置2を制御することにより、ロボットRを初期位置から走行させてカーゴ100の下に潜り込ませる。この時、受台71は図4(A)、図5に示すように下限位置にある。
次にコントローラ1aはロボットRのカーゴ100に対する位置を検出する。すなわち、レーザ距離センサ8,8を駆動し、各レーザ距離センサ8からカーゴ100の4つのキャスタ102までの距離情報を得る。このようにして得られた4つのキャスタ102の距離情報に基づき、ロボットRのカーゴ100に対する現在位置を演算する。次に、クローラ装置2を制御して、ロボットRを基準位置まで移動させる。この基準位置では、ロボットRの中心がカーゴ100の底部101の中心と一致し、ボデイ1の4つの辺がカーゴ100の底部101の辺と平行になる。なお、レーザ距離センサ8からの距離情報に基づきロボットRの現在位置をリアルタイムで演算しながら、この現在位置を基準位置に近づけるようにクローラ装置2を制御してもよい。
次にコントローラ1aは、4つのリフタ70を制御し、図4(B)、図6に示すように、受台71を上昇させる。これにより、カーゴ100は持ち上げられ、キャスタ102が床面または地面から浮く。カーゴ100の荷重は4つのリフタ70に分散されるので、各リフタ70の荷重負担は軽減され、高トルクのモータ75を用いずに済む。また、荷重の分散負担により、安定して持ち上げかつ搬送することができる。
コントローラ1aは、4つのリフタ70の受台71がより一層バランス良く荷重を負担できるような持ち上げ制御を実行する。バランス良く荷重を負担することにより、カーゴ100を安定して持ち上げることができるとともに、安定して搬送することができる。以下に、持ち上げ制御の種々の例を説明する。
持ち上げ制御例1
コントローラ1aは、4つの受台71が下限位置と上限位置の2つの位置を選択するようにリフタ70のモータ75を制御する。この制御例1では、受台71の上限位置と下限位置を、モータ75のロータリーエンコーダ75aの情報を用いて検出する代わりに、リミットスイッチを用いて検出してもよい。
コントローラ1aは、4つのリフタ70を駆動してそれらの受台71を上限位置まで移動させた後、ロードセル78からの荷重情報を読み込み、4つの受台71で担う荷重に、許容範囲を超える大きな偏りがあるか否か(具体的には最大値と最小値の差が許容範囲を超えているか否か)を判断する。否定判断の時、すなわち4つの受台71がバランス良く荷重を負担していると判断した時には、カーゴ100の持ち上げ制御が終了する。
カーゴ100に積載された荷物(図示しない)の荷重分布に大きな偏りがあるために、4つの受台71で受ける荷重の差が許容範囲から外れている場合には、4つのリフタ70を制御して受台71を元の下限位置に戻し、カーゴ100の持ち上げ状態を解除する。次に、上記4つの受台71の荷重情報に基づき、ロボットRの修正位置を演算する。修正位置では4つの受台71が担う荷重が略等しくなる(荷重差が許容範囲内に収まる)。次にクローラ装置2を制御することにより、ロボットRを現在の基準位置から演算した修正位置まで移動する。次に、リフタ70を制御して受台71を上昇させ、カーゴ100を再び持ち上げる。このようにして、カーゴ100の持ち上げ制御が終了する。
上記制御例1では、受台71が上限位置より低い位置で、4つの受台71の検出荷重が設定荷重を超えた時(カーゴ100が床面から浮いた時)に、上記と同様にして荷重の偏りを判断してもよい。
なお、上記演算された修正位置がカーゴ100の持ち上げ可能範囲を超えている場合、あるいは上記修正位置でのカーゴ100の持ち上げ状態における4つの受台71での荷重の差が許容範囲に収まらない場合には、コントローラ1aは異常表示信号を出力して、搬送作業を中止する。
持ち上げ制御例2
コントローラ1aは、4つのリフタ70を駆動して、受台71を上昇させ、ロードセル78からの荷重情報に基づき、4つの受台71の検出荷重が設定荷重を超えた時(カーゴ100が床面から浮いた時)に、4つの受台71で担う荷重に偏りがあるか否か、すなわち4つの受台71で負担する荷重の最大値と最小値の差が許容範囲を超えるか否かを判断する。4つの受台71で受ける荷重の差が許容範囲を超えていない場合には、持ち上げ制御が終了する。
4つの受台71で担う荷重の差が許容範囲を超えている場合には、荷重を過大に負担している受台71だけを選択して下降させることにより、4つの受台71での荷重を均等にするかその差を許容範囲内に収める。なお、過負荷の受台71として、例えば、4つの受台71が負担する荷重の平均値との差が閾値以上の荷重を負担する1つまたは複数の受台71を選択し、その負担荷重に応じて下降量を決定する。あるいは、最も大きな荷重を負担する受台71を選択して下降させてもよい。上記過負荷の受台71の選択下降は複数回行ってもよい。
上記荷重の偏りを判断する時に、上記過負荷の受台71を下降させても荷重の偏りが許容範囲に収まらないと予想した場合には、全ての受台71を下降させて、制御例1と同様にロボットRの位置を修正し、再び受台71の上昇によるカーゴ100の持ち上げ制御を行う。
持ち上げ制御例3
制御例3では、荷重検出手段として、上記実施形態のロードセル78の代わりに、リフタ70のモータ75の負荷電流(以下、リフト電流と略称する)を検出する負荷電流検出手段が用いられる。このリフト電流は、受台71の荷重情報を含んでいる。以下、リフト電流に基づくコントローラ1aの制御を、図7を参照しながら説明する。
全てのリフタ70のモータ75を駆動させて受台71を上昇させる(ステップS1)。次に、4つのリフタ70でのリフト電流のうち、荷重負担が最も大きなリフタ70でのリフト電流の最大値Imaxと、荷重負担が最も小さなリフタ70でのリフト電流の最小値Iminとの差が、許容範囲aを超え、しかも許容範囲aを超えた状態の継続時間t1が所定時間xに達したか否かを判断する(ステップS2)。なお、継続時間t1は、上記荷重差が許容範囲aを越えた時からカウントを開始される。
ステップS2で否定判断した場合には、上記継続時間t1をリセットし(ステップS3)、全てのリフタ70でのリフト電流Iが設定電流値I以上の状態で、継続時間t2が所定時間yに達したか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4で否定判断した時にはステップS1に戻る。
上記のステップS1〜S4は、カーゴ100が床面から浮くまで繰り返し実行される。ステップS2で否定判断され(荷重バランスが良好と判断され)、しかも全てのリフタ70でのリフトIが電流値I以上になり、ステップS4で肯定判断した時には、継続時間t2をリセットして持ち上げ制御を終了する。
ステップS2で肯定判断した時には、上記継続時間t1をリセットし(ステップS5)、後述するリフト回数Nが閾値Nに達したか否かを判断する(ステップS6)。ステップS6で否定判断した時には、過負荷のリフタ70のみを選択して所定時間下降させる(ステップS7)。これにより、荷重負担のバランスが改善される。
過負荷のリフタ70として、例えば、4つのリフタ70でのリフト電流の平均値との差が閾値以上のリフト電流となるリフタ70を選択する。あるいは、最も大きなリフト電流のリフタ70を選択してもよい。
次に、リフト回数Nをインクリメントし(ステップS8)、ステップS1に戻って再び全てのリフタ70を上昇させる。荷重負担のバランスが改善されない場合には、再びステップS2で肯定判断され、ステップS7で過負荷のリフタ70が選択して所定時間下降させる。
ステップS6で、選択された過負荷のリフタ70の下降回数が閾値Nに達していると判断した時には、荷重バランスの改善を諦めてステップS9に進む。ステップS9では、全てのリフタ70の受台71を下降させる。この受台71の下降制御は、4つの受台71が下限位置でストッパに係止されて、4つのリフタ70のモータ75の負荷電流が設定値以上になった時に終了する。
さらに、ステップS10に進み、ステップS2で最初に肯定判断した時の4つのリフタ70でのリフト電流に基づき、荷重の偏りが許容範囲にありバランス良く荷重負担をすることができる最適な修正位置を演算し、その修正位置までロボットRを移動させ、カーゴ100の持ち上げ制御を再び試みる。
なお、上記ステップS7における過負荷のリフタ70の下降時間は、当該リフタ70でのリフト電流値、またはリフト電流値の差に基づいて決定してもよい。
持ち上げ制御例4
リフタ70のモータ75は、PWM(パルス幅変調)による制御を行うモータを用いる。図7に示す制御例3と相違する点は下記の通りである。ステップS1では全ての受台71のモータ75のデューティ比を等しくする。ステップS7では、全ての受台71を上昇させつつ、過負荷の受台71のモータ75のデューティ比を選択的に所定時間だけ低下させる。これにより、4つの受台71での荷重バランスを改善させる。
持ち上げ制御例5
図7において、ステップS6〜S8を省いてもよい。すなわち、ステップS1〜S4を実行し、ステップS4で肯定判断した時、すなわちリフト電流の最大値と最小値の値が許容範囲を以上であると判断した時に、ステップS5を実行した後、ステップS9,S10を実行してもよい。
上述したようにしてカーゴ100の持ち上げ制御が終了した後、コントローラ1aはクローラ装置2を制御して、カーゴ100を予め設定された目的位置まで搬送する。この際、荷重バランス良くカーゴ100を持ち上げているので、安定した搬送を行なえる。
搬送終了後に受台71を下降させてカーゴ100を降ろし、クローラ装置2を制御してロボットRをカーゴ100から脱出させる。
ロボットRは走行装置として2方向に走行可能なクローラ装置2,2を用いるため、直進性が良く、超信地旋回せずに進行方向の変換を容易に行なえるので、床や地面を傷付けずに済む。また、クローラユニット3の接地領域が大きくスリップしにくい。さらに、クローラユニット3全体をローリングさせてロボットRのローリング走行を行なうので、ローリング走行時に溝に嵌って走行不能になることもない。
コントローラ1aによるロボットRのカーゴ100への潜り込み制御、目的地までのカーゴ100の搬送制御は、例えばライントレース方式で行ってもよい。この場合、図8に示すように、ボデイ1の下面には5つの光学センサが設けられる。光学センサ9aはボデイ1の中心に配置されている。2つの光学センサ9x、9xは、ボデイ1の中心からX方向に等距離離れて配置されている。他の2つの光学センサ9y、9yは、ボデイ1の中心からY方向に等距離離れて配置されている。
コントローラ1aは、ロボットRが床面に施されたラインに沿って走行するように一対のクローラ装置2,2を制御する。例えばラインに沿ってローリング走行する場合には、中央の光学センサ9aと左右の光学センサ9x、9xの検出情報が用いられる。
中央のセンサ9aがラインを検出し、左右両方のセンサ9x、9xがラインを検出していない場合には、コントローラ1aはロボットRがライン上を直進していると判断し、ローリング走行による直進を続行する。中央のセンサ9aがラインを検出するとともに、左右両方のセンサ9x、9xもラインを検出している場合にもライン上を直進していると判断し、ローリング走行による直進を続行する。これはラインが太い場合を想定している。
中央のセンサ9aがラインを検出し、左右のセンサ9x、9xの一方がラインを検出し、他方がラインを検出しない場合には、コントローラ1aは、クローラ装置2,2を異なる方向にクローラ走行させることによりロボットRを所定角度だけ超信地旋回させて方向を変えてから、ローリング走行による直進を再開する。
より具体的に説明すると、左右のセンサ9x、9xのうち左側のセンサがラインを検出し、右側のセンサがラインを検出しない場合には、前進している状況であれば左に超信地旋回し、後退している状況であれば右に超信地旋回する。
上記とは逆に、左右のセンサ9x、9xのうち右側のセンサがラインを検出し、左側のセンサがラインを検出しない場合には、前進している状況であれば右に超信地旋回し、後退している状況であれば左に超信地旋回する。
中央のセンサ9aがラインを検出しなくなってから所定時間例えば3秒を経過した時には、ラインから外れたと認識し、メッセージを出力する。
上記ライントレース方式において、ラインの両側に位置情報を表すマーキングを施し、このマーキングを左右のセンサ9x,9xが検出した時には、このマーキングの位置情報に合わせて現在位置を補正する。
クローラ走行で直進している場合には、中央のセンサ9aと左右のセンサ9y、9yのライン検出情報を用いて同様の制御を行う。
上記ライントレーサ方式の場合、ラインの終端にカーゴ100の中心を位置合わせしておけば、ロボットRをラインの終端まで走行させることにより、ロボットRをカーゴ100の下で基準位置に位置決めすることができる。ラインの終端の代わりに、ラインに反射率の異なる部位を形成してもよい。
ロボットRの自動走行、自動搬送制御において、その移動軌跡が直線である場合には、コントローラ1aは、ボデイ1に設けた角速度センサと、クローラ装置2のモータ51、61のロータリーエンコーダの情報に基づいて制御を行ってもよい。
簡単に説明すると、直進走行の際に、角速度センサからの角速度値を積分して、現在のロボットの向きを演算し、走行開始前の向きとの差が設定値を超えた場合には、ロボットの向きを調整する。具体的には、クローラ走行モードで直進している場合には、一対のクローラ装置2,2の速度を異ならせてロボットRの向きを修正する。ローリング走行モードで直進している場合には、一時停止して一対のクローラ装置2,2を異なる方向にクローラ走行させてロボットRの向きを修正し、その後でローリング走行を再開する。
また、コントローラ1aは、ロータリーエンコーダからの情報に基づき走行距離を演算し、この走行距離が設定された距離に達したら走行または搬送を停止する。なお、クローラ走行モードで直進している場合には、モータ51のロータリーエンコーダの情報を用い、ローリング走行モードで直進している場合には、モータ61のロータリーエンコーダの情報を用いる。
ロボットRの自動走行、自動搬送制御において、レーザーレンジセンサにより認識された周囲形状をマップマッチングしたり、GPSセンサを用いて、現在の位置、向きを検出しながら、予め設定された経路に沿って走行してもよい。
上記実施形態では、ロボットRの走行、カーゴ100の持ち上げ、搬送を全てコントローラ1aによる自動制御で行ったが、リモートコントローラからの遠隔操作信号をコントローラ1aに送信することにより、遠隔制御してもよい。
次に、本発明の第2実施形態について図9〜図13を参照しながら説明する。本実施形態のロボットは、図9に示すようにX軸方向に細長い矩形をなす平面形状のボデイ1を有しているが、基本構成は第1実施形態と同様であるので各構成部に同番号を付してその詳細な説明を省略する。
図9、図10に示すように、ボデイ1のX方向両端部にはレーザ距離センサ8が設けられている。これらレーザ距離センサ8は、水平方向に約240〜300°の走査範囲を有している。
ボデイ1には、その4隅部に対応して4つのリフタ70が設けられている。
第1実施形態と異なり、4つのリフト70は個別の受台71を有さず、その上端が共通の1枚の受けプレート80に連結されている。具体的には図11に示すように、各リフタ70のロッド76の上端が、固定台71’を介して受けプレート80の下面に固定されている。受けプレート80は図9に示すようにX軸方向に細長い矩形の平板からなり、ほぼ水平をなしている。本実施形態では受けプレート80のX方向の寸法がボデイ1より短く、Y方向の寸法がボデイ1とほぼ等しい。
図10(A)、図11に示すように、4つのリフタ70が下限位置にある時に受けプレート80は、ボデイ1の上面に接近し、4つのリフタ70が上限位置にある時に、図10(B)に示すようにボデイ1の上面から離れる。
第1実施形態と同様に、ロボットがカーゴの下に潜り込んだ状態で、4つのリフタ70によりカーゴ100(図5参照)を持ち上げる。本実施形態では、4つのリフタ70に取り付けられた共通の受けプレート80がカーゴ100の底部101に当たり、カーゴ100を持ち上げる。受けプレート80は面積が広く平板状で略水平をなしているので、カーゴ100の底部101の形状が平坦でなく、多数の穴が形成されていたり網状であっても、安定して持ち上げることができる。
本実施形態では、各リフタ70のリフト高さ(上端の固定台71’の高さ)を検出するリフト高さ検出手段として、アクチュエータ73の回転要素、例えばウオームホイール77bの回転を検出するポテンショメータ79(図11において概略的に示す)を用いるが、モータ75のロータリーエンコーダ75aを用いてもよい。
コントローラ1a(図2参照)により実行される持ち上げ制御について図12を参照しながら説明する。
コントローラ1aは、4つのリフタ70のリフト高さ情報を監視し、4つのリフタ70を制御する。4つのリフタ70を区別するために、図9において例えば左上のリフタ70をリフタ1と名付け、このリフタ1から時計回りに順にリフタ2,3,4と名付ける。持ち上げ制御に際して、第1閾値αと、第1閾値αより大きい第2閾値βが設定されている。
リモートコントローラからの持ち上げ指令信号または、ロボットが前述した基準位置に達した時にコントローラ1aで発生信号に基づき、コントローラ1aは持ち上げ制御を開始する。最初にステップS11で、リフト1のリフト高さH1が上限高さHに達したか否かを判断する。持ち上げ制御開始直後は否定判断してステップS12に進み、ここでリフト高さH1と4つのリフタ1〜4のリフト高さH1〜H4の最小値Hminとの偏差が第2閾値βを越えているか否かを判断する。持ち上げ制御開始直後は否定判断してステップS13に進み、ここで上記偏差(H1−Hmin)が第1閾値αを越えているか否かを判断する。持ち上げ制御開始直後は否定判断してステップS14に進み、リフタ1の上昇制御が開始ないしは継続される。
次に、リフタ2〜4についてもリフタ1と同様にして、それぞれのリフト高さH2,H3,H4に基づき、最小値Hminとの偏差に基づき制御を行う(ステップS20)。持ち上げ制御の開始直後はリフタ2〜4も上昇制御する。
ステップS20の後に、ステップS21で全てのリフト高さH1〜H4がリフト高さの上限値Hに達したか否かを判断する。持ち上げ制御の開始直後は否定判断しステップS11に戻る。
リフタ1〜4の上昇が進むにつれて、モータ75の性能のばらつきによりリフト高さH1〜H4に差が出てくる。リフタ1〜4は共通の受けプレート80を介して互いに制約し合うが、リフタ1〜4の構成要素間の遊びや受けプレート80の歪み等により、上記リフト高さH1〜H4に差が生じるのである。このリフト高さH1〜H4の差を放置すると、受けプレート80の水平性を損なうばかりか、モータ75の過負荷の原因にもなる。例えば、リフト高さが最も高いリフタが、受けプレート80からの大きな抵抗を受けるためである。このモータ75の過負荷は、故障の原因となり、また過負荷防止回路を備えている場合にはモータ75の停止を招く。
本実施形態では上記のような不都合を回避すべく、コントローラ1aがリフト高さの偏差を是正するようにリフタ1〜4を制御する。以下、リフタ1について詳述する。ステップS12で肯定判断した場合には、ステップS15に進み、リフタ1を一時的に下降させることにより大きな偏差を早期に解消する。ステップS13で否定判断した場合には、ステップ16に進み、リフタ1を停止して最小のリフト高さにあるリフタの上昇を待つ。他のリフタ2〜4もステップS20において同様に制御する。
上記のようにして、リフタ1〜4のリフト高さH1〜H4は偏差が第1閾値α(許容範囲)以内に収まるようにして略等しい高さを保ちながら上昇する。その結果、受けプレート80は確実に水平状態でカーゴ100の底部101に全域で当たり、水平状態を保ちながらカーゴを持ち上げることができるとともに、リフタ1〜4のモータ75の過負荷を回避できる。
リフタ1のリフト高さH1が上限値Hに達すると、ステップS11で肯定判断してステップS17に進み、ここでリフタ1を停止させる。他のリフタ2〜4もステップS20において同様に制御する。
すべてのリフト高さH1〜H4が上限値Hに達したら、ステップS21で肯定判断して持ち上げ制御を終了する。
本実施形態では、荷降ろしについても同様に制御する。リモートコントローラからの荷降ろし指令信号、またはコントローラ1aにおいてロボットが搬送の目的位置に到達した時に発せられる信号に基づき、コントローラ1aは荷降ろし制御を開始する。簡単に説明すると、最初にステップS31で、リフト1のリフト高さH1が下限高さHに達したか否かを判断する。否定判断の時には、ステップS32に進み、ここでリフト高さH1と4つのリフト高さH1〜H4の最大値Hmaxとの偏差が第2閾値βを越えているか否かを判断する。ここで否定判断した時にはステップS33に進み、ここで上記偏差(Hmax−H1)が第1閾値αを越えているか否かを判断する。ここで否定判断した時にはステップS34に進み、リフタ1の下降制御が開始ないしは継続する。
ステップS32で肯定した場合には、ステップS35に進み、リフタ1を一時的に上昇させることにより大きな偏差を早期に解消する。ステップS33で肯定判断した場合には、ステップ36に進み、リフタ1を停止して最大のリフト高さにあるリフタの下降を待つ。
リフタ1のリフト高さH1が下限値Hに達すると、ステップS31で肯定判断してステップS37に進み、ここでリフタ1を停止させる。
他のリフタ2〜4もステップS40においてリフタ1と同様に制御する。
すべてのリフト高さH1〜H4が下限値Hに達したら、ステップS41で肯定判断して荷降ろし制御を終了する。
上記のように、荷降ろしの過程でも受けプレート80を水平に維持し、カーゴ100の底部101を水平に維持しながら荷降ろしを行うことができるとともに、リフタ1〜4のモータの過負荷を回避できる。
なお、荷降ろし制御での第1、第2閾値は持ち上げ制御での第1、第2閾値と異なっていてもよい。
第2実施形態の持ち上げ、荷降ろし制御は、リフト70が第1実施形態と同様にそれぞれ個別の受台71を有する場合にも適用できる。この場合、カーゴ100の底部101を水平にした状態で安定して持ち上げることができる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の形態を採用可能である。3つまたは5つ以上のリフタを周方向に間隔をおいてボデイに設置してもよい。この場合、例えばリフタをボデイの中心に周方向に間隔をおいて(より好ましくは等間隔をおいて)配置する。
2方向に走行可能なクローラ装置を用いる場合、クローラ部は、一対のホイールと、このホイールに架け渡されてホイールの外周に摩擦係合またはピン係合されるベルトにより構成してもよい。
接地構造は無くてもよい。この場合、クローラ部の接地部材が占める角度範囲を実施形態より大きくする。
クローラ走行用駆動機構はクローラユニットに内蔵してもよい。
クローラユニットは片持ちで支持してもよい。
搬送される荷台としては、カーゴの他に荷車であってもよい。
本発明は、荷台搬送用のロボットに適用することができる。
1 ボデイ
1a コントローラ
2 クローラ装置(走行装置)
3 クローラユニット
8 レーザ距離センサ(位置検出手段)
20A,20B クローラ部
50 クローラ走行用駆動機構(走行駆動手段)
60 ローリング走行用駆動機構(走行駆動手段)
70 リフタ
71 受台
73 アクチュエータ
75a ロータリーエンコーダ(リフト高さ検出手段)
78 ロードセル(荷重検出手段)
79 ポテンショメータ(リフト高さ検出手段)
80 受けプレート
100 カーゴ(荷台)
L1 第1回転軸線
L2,L2’ 第2回転軸線
R ロボット

Claims (15)

  1. 荷台を搬送するロボットであって、
    ボデイと、
    上記ボデイに設けられた走行装置と、
    上記ボデイに設けられ、上記荷台を持ち上げる3つ以上のリフタと、
    上記ボデイに設けられ、上記走行装置と上記リフタを制御するコントローラと、
    を備えていることを特徴とする荷台搬送用ロボット。
  2. 上記ボデイが平面矩形をなし、上記リフタは上記ボデイの4隅部に対応して4つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の荷台搬送用ロボット。
  3. 上記リフタの各々は、上記荷台からの荷重を受ける互いに独立した受台と、この受台を昇降させるアクチュエータを有することを特徴とする請求項1または2に記載の荷台搬送用ロボット。
  4. 上記3つ以上のリフタの各々は、上記受台が上記荷台から受ける荷重を検出する荷重検出手段を含み、
    上記コントローラは、上記3つ以上のリフタにより上記荷台を持ち上げている状態で、上記3つ以上のリフタの荷重検出手段からの荷重情報に基づいて、上記リフタ3つ以上のリフタの上記受台が受ける荷重の偏りを検出することを特徴とする請求項3に記載の荷台搬送用ロボット。
  5. 上記荷重検出手段が、上記受台の下方に組み込まれたロードセルであることを特徴とする請求項4に記載の荷台搬送用ロボット。
  6. 上記荷重検出手段が、上記荷台を持ち上げる過程での上記アクチュエータの負荷電流を検出する負荷電流検出手段であることを特徴とする請求項4に記載の荷台搬送用ロボット。
  7. 上記ボデイには、上記荷台に対する上記ボデイの相対的位置を検出する位置検出手段が設けられており、
    上記コントローラは、上記複数の3つ以上のリフタの上記受台が受ける荷重の偏りが許容範囲を超えていると判断した時には、上記3つ以上のリフタを制御することにより上記受台を下降させて上記荷台から離し、さらに上記荷重情報と上記位置検出手段からの位置情報に基づき上記走行装置を制御することにより、上記荷重の偏りが許容範囲内で収まるような修正位置へと上記ボデイを移動させ、上記ボデイが修正位置に達した後に、上記複数の3つ以上のリフタを制御することにより上記荷台を再び持ち上げることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の荷台搬送用ロボット。
  8. 上記コントローラは、上記3つ以上のリフタの上記受台が受ける荷重の偏りが許容範囲を超えていると判断した時には、上記荷重の偏りを解消ないしは許容範囲に収めるように、上記3つ以上のリフタを選択的に制御することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の荷台搬送用ロボット。
  9. 上記コントローラは、上記荷重の偏りとして、上記3つ以上のリフタの受台が担う荷重の最大値と最小値の差を演算し、これら最大値と最小値の差が許容範囲を超えていると判断した時には、少なくとも最大値の荷重を担う受台を下降させるように当該受台に対応する上記リフタを選択的に制御することを特徴とする請求項8に記載の荷台搬送用ロボット。
  10. 上記リフタのアクチュエータはPWM制御され、
    上記コントローラは、上記荷重の偏りとして、上記3つ以上のリフタの受台が担う荷重の最大値と最小値の差を演算し、これら最大値と最小値の差が許容範囲を超えていると判断した時には、少なくとも最大値の荷重を担う受台に対応するアクチュエータのデューティ比を、他の受台に対応するデューティ比より低くすることを特徴とする請求項8に記載の荷台搬送用ロボット。
  11. 上記3つ以上のリフタは、その上端が平板状の1枚の共通の受けプレートに連結されており、この受けプレートを介して上記荷台を持ち上げることを特徴とする請求項1または2に記載の荷台搬送用ロボット。
  12. 上記3つ以上のリフタは、それぞれリフト高さ検出手段を有しており、上記コントローラは、上記荷台を持ち上げる際に、上記リフト高さ検出手段からのリフト高さ情報に基づき、上記3つ以上のリフタのリフト高さの偏差が許容範囲に収まるように上記リフタを制御することを特徴とする請求項3または11に記載の荷台搬送用ロボット。
  13. 上記コントローラは、上記3つ以上のリフタの各々のリフト高さを監視し、監視対象のリフタのリフト高さと3つ以上のリフタのリフト高さの最小値との偏差が第1閾値より大である場合には停止して、当該偏差が第1閾値内に収まるまで待機することを特徴とする請求項12に記載の荷台搬送用ロボット。
  14. 上記コントローラは、上記第1閾値より大きい第2閾値を設定し、監視対象のリフタのリフト高さと上記3つ以上のリフタのリフト高さの最小値との偏差が第2閾値より大である場合には、当該偏差が第2閾値内に収まるまで上記監視対象のリフタを下降させることを特徴とする請求項13に記載の荷台搬送用ロボット。
  15. 上記走行装置は、第1方向に延びるとともにこの第1方向と直交する第2方向に互いに離間して配置された一対のクローラ装置を有し、
    上記一対のクローラ装置の各々は、上記第1方向に延びる第1回転軸線を中心に回転可能にして上記ボデイに支持されたクローラユニットを有し、各クローラユニットは、上記第1回転軸線に沿って延びるサポ―トと、上記サポ―トに設けられるとともに上記第1回転軸線を挟んで配置された一対のクローラ部とを有しており、
    さらに上記クローラ装置の各々は、上記クローラユニットを上記第1回転軸線を中心に回転させるローリング走行用駆動機構と、上記一対のクローラ部を同時駆動するクローラ走行用駆動機構とを有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の荷台搬送用ロボット。
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