JP2019059399A - 連結器の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】進行方向と反対向きの外部エネルギーが鉄道車両に加わった場合に、台枠の変形や連結器の破損等を防止する。【解決手段】連結器の取付構造10は、鉄道車両の長手方向に重畳される複数の緩衝部材14を介して、連結器50が接続される緩衝装置12と、複数の緩衝部材14の間に挿入される基部22、及び、基部22から緩衝部材14の上方に突出して2本の中梁60に軸着された突出部位24を備える連結部材20と、一端32が突出部位24に軸着されると共に他端34が端梁54に軸着された、少なくとも1本のダンパ部材30とを含んでいる。このため、進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わった場合でも、緩衝装置12と少なくとも1本のダンパ部材30とにより外部エネルギーを吸収した上で、残りの外部エネルギーを端梁54へと逃がすため、台枠の変形や連結器50の破損等を防止することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、鉄道車両の台枠における連結器の取付構造に関するものである。
従来から、鉄道車両には様々な安全対策が施されており、それらの中でも、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが、鉄道車両に加わることを想定した安全対策には、多種多様なものがある。例えば、鉄道車両間を連結する連結器は、鉄道車両の進行方向と反対向きに加わる外部エネルギーを吸収するように、緩衝装置を介して台枠に接続されることが多く、他には、鉄道車両の車体構造に対策を施したもの等がある(特許文献1参照)。一例として、図4には、図中右方向を鉄道車両の進行方向として、従来の連結器の取付構造100を側方から模式的に示している。図4(a)に示しているように、従来の連結器の取付構造100は、台枠52に取り付けられた緩衝装置112に、直交配置された2本の接続ピン72、74を有するピン継手70を介して、連結器50が接続された構造を備えている。
特開2016−222195号公報
ここで、上述した従来の連結器の取付構造100を備える鉄道車両に対し、進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わる場合、まず、進行方向前方に位置する隣の車両から、連結器50に対して外部エネルギーが伝わる。この場合に、連結器50に対し、鉄道車両の進行方向と反対側(図4の右側)から、緩衝装置112によって吸収しきれないような外部エネルギーが加わると、例えば、図4(b)のようになることが想定される。すなわち、連結器50及び緩衝装置112が台枠52の下方に位置していることで、緩衝装置112によって吸収しきれなかった外部エネルギーが、緩衝装置112よりも上方の台枠52へ逃げようとした結果、接続ピン72を回転軸としてピン継手70を上方へ回動させつつ、台枠52を上方に向かって変形させることがある。このような台枠52の変形は、台枠52上に設置される乗務員室や客室に影響を及ぼす虞があるため、極力回避する必要がある。更に、連結器50が破損する場合や、緩衝装置112と共に連結器50が台枠52から脱落する場合等も想定される。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、進行方向と反対向きの外部エネルギーが鉄道車両に加わった場合に、台枠の変形や連結器の破損等を防止することにある。
(発明の態様)
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)鉄道車両の長手方向端部に配置され、鉄道車両の幅方向に延在する端梁と、該端梁の背面から鉄道車両の長手方向に延在し、鉄道車両の幅方向中心を基準として対称に配置された2本の中梁とを含み、前記端梁の下方に位置する連結器を前記2本の中梁で支持してなる、鉄道車両の台枠における連結器の取付構造であって、前記端梁の近傍において前記2本の中梁の間に設けられた、鉄道車両の長手方向に重畳される複数の緩衝部材を備え、該緩衝部材を介して前記連結器が接続される緩衝装置と、前記複数の緩衝部材の間に挿入される基部と、該基部から前記緩衝部材の上方に突出する突出部位とを備え、該突出部位が前記2本の中梁に軸着された連結部材と、一端が前記突出部位の前記2本の中梁に対する軸着部よりも上方に軸着されると共に、他端が前記端梁に対して軸着された、少なくとも1本のダンパ部材と、を含む連結器の取付構造(請求項1)。
本項に記載の連結器の取付構造は、緩衝装置、連結部材、及び、少なくとも1本のダンパ部材を含み、緩衝装置は、複数の緩衝部材を備えている。これら複数の緩衝部材は、台枠を構成する2本の中梁の間に、同じく台枠を構成する端梁の近傍(換言すれば、鉄道車両の長手方向端部近傍)に設けられ、鉄道車両の長手方向に重畳されている。又、緩衝装置は、複数の緩衝部材を介して、端梁の下方に位置する連結器が接続されている。すなわち、連結器は、緩衝装置を介して台枠に取り付けられている。連結部材は、基部と突出部位とを備え、基部が緩衝装置の複数の緩衝部材の間に挿入された状態で、基部から緩衝部材の上方に突出する突出部位が、2本の中梁に軸着されている。
又、少なくとも1本のダンパ部材は、その一端が、連結部材の突出部位の、2本の中梁に対する軸着部よりも上方に軸着されると共に、他端が、端梁に対して軸着されている。すなわち、緩衝装置と連結部材とを介して、連結器とダンパ部材とが接続される態様となる。ここで、ダンパ部材は、延在方向に沿って伸縮可能に構成されていることで、運動エネルギーを吸収するものであり、例えば、ゴム等の弾性体を利用したもの、ガス式のダンパ、油圧式のダンパ、塑性ダンパ等が挙げられる。又、緩衝装置の複数の緩衝部材は、同じく運動エネルギーを吸収するものであり、例えばゴム等の弾性体を利用したものが挙げられるが、連結部材の基部を挿入できるものであれば、従来の緩衝装置に備えられている緩衝部材を利用してもよい。
上記のような構成により、本項に記載の連結器の取付構造は、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが連結器に対して加えられると、まず、連結器が接続された緩衝装置の複数の緩衝部材に対して外部エネルギーが伝わる。この際、連結器が、鉄道車両の進行方向と反対方向に変位し、それと共に、複数の緩衝部材が、鉄道車両の進行方向と反対方向に圧縮されながら変位し、外部エネルギーを吸収する。更に、複数の緩衝部材が圧縮及び変位することで、中梁に対して軸着された連結部材は、複数の緩衝部材の間に挿入された基部が鉄道車両の進行方向と反対方向に傾き、突出部位の中梁に対する軸着部よりも上方の部分が鉄道車両の進行方向に傾く態様で、中梁に対する軸着部を回転軸として回動する。
このとき、連結部材と端梁との双方に軸着された少なくとも1本のダンパ部材は、連結部材の突出部位が鉄道車両の進行方向、すなわち、端梁の方向へ傾くことから、延在方向に圧縮されながら、外部エネルギーを吸収する。更に、ダンパ部材が軸着された端梁に、残りの外部エネルギーが伝えられる。従って、本項に記載の連結器の取付構造は、進行方向と反対向きの外部エネルギーが鉄道車両に加わった場合であっても、緩衝装置と少なくとも1本のダンパ部材との双方により外部エネルギーを吸収した上で、残りの外部エネルギーを台枠を構成する端梁へと逃がすため、台枠の変形や連結器の破損等を防止するものとなる。
(2)上記(1)項において、前記2本の中梁の各々が、該中梁の、高さ方向に所定の幅を有する部位の下端よりも下方へ突出した連結器受を含むと共に、前記緩衝装置が、前記2本の中梁の前記連結器受の間に配置され、前記少なくとも1本のダンパ部材は、前記2本の中梁の前記所定の幅を有する部位の上端及び下端により規定される、高さ方向の領域内の高さ位置において延びている連結器の取付構造(請求項2)。
本項に記載の連結器の取付構造は、緩衝装置が、2本の中梁の連結器受の間に配置されるものであり、連結器受は、2本の中梁の各々の、高さ方向に所定の幅を有する部位の下端よりも下方へ突出した部位である。すなわち、各中梁は、高さ方向に所定の幅を有する部位と、この部位の下端よりも下方へ突出した連結器受とを含む構造であり、緩衝装置及びこれに接続される連結器が、高さ方向に所定の幅を有する中梁の部位よりも下方に位置することになる。更に、少なくとも1本のダンパ部材は、2本の中梁の、所定の幅を有する部位の上端及び下端により規定される、高さ方向の領域内の高さ位置において延びており、ダンパ部材の他端が軸着される端梁も、そのような高さ方向の領域に位置することになる。加えて、端梁や中梁だけでなく、台枠を構成する側梁等の他の部材も、通常は上記のような高さ方向の領域に位置する。
このため、端梁の下方で鉄道車両の長手方向に延びる連結器と、連結器が接続されると共に2本の中梁の連結器受の間に配置される緩衝装置と、緩衝装置の複数の緩衝部材の間に基部が挿入されて突出部位が緩衝部材の上方に突出した連結部材と、上記のように規定される高さ方向の領域内の高さ位置において、連結部材の突出部位と端梁との間を接続する少なくとも1本のダンパ部材とが、側面視で略コの字状に配置される態様となる。このような構成により、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが連結器に対して加えられると、外部エネルギーは、緩衝装置と少なくとも1本のダンパ部材とによって吸収され、同時に、ダンパ部材を介して、ダンパ部材が軸着された端梁をはじめとする、上記のような高さ方向の領域に位置する台枠の全体に伝わって分散されることになる。このため、台枠の変形や連結器の破損等をより効率的に防止するものとなり、特に、台枠を上方に向けて変形させるような事態を回避するものとなる。
(3)上記(1)(2)項において、前記連結部材は、前記突出部位に挿通されたピンの両端が、前記2本の中梁の各々に形成された軸穴において軸支される態様で、前記2本の中梁に対して軸着されており、前記2本の中梁の前記軸穴は、鉄道車両の長手方向の開口幅が、前記ピンの直径よりも大きい長円形をなしている連結器の取付構造(請求項3)。
本項に記載の連結器の取付構造は、連結部材の突出部位に挿通されたピンの両端が、2本の中梁の各々に形成された軸穴において軸支される態様で、連結部材が2本の中梁に対して軸着されている。そして、2本の中梁に設けられた軸穴は、鉄道車両の長手方向の開口幅が、突出部位に挿通されたピンの直径よりも大きい長円形をなしているものである。すなわち、中梁に対して連結部材を軸着するためのピンは、鉄道車両の長手方向に遊びをもった状態で、中梁の軸穴において軸支される。
ここで、鉄道車両の走行時には、車両間を連結している連結器に、鉄道車両の進行方向及び進行方向と反対方向の僅かなエネルギーが不規則に加わっており、このような僅かなエネルギーを緩衝装置により吸収している。この際、緩衝装置の複数の緩衝部材は、エネルギーが加えられる方向に僅かに圧縮される。従って、複数の緩衝部材の間に基部が挿入された連結部材が、鉄道車両の長手方向に遊びをもって中梁に軸着されていることで、緩衝部材の圧縮に伴って連結部材が鉄道車両の長手方向に変位する。このため、鉄道車両の走行時の、緩衝装置による僅かなエネルギーの吸収が、連結部材によって妨げられることなく、円滑に行われるものである。なお、緩衝装置によって吸収しきれない程の外部エネルギーが、鉄道車両の進行方向と反対向きから連結器に加わった場合には、連結部材の突出部位に挿通されたピンが、長円形をなす中梁の軸穴の、鉄道車両の進行方向と反対向きの端部まで移動した後に、ピンを回転軸とする連結部材の回動が始まることになる。
(4)上記(1)から(3)項において、前記端梁が、高さ方向に所定の幅を有しながら鉄道車両の幅方向に延在する面部を有し、前記少なくとも1本のダンパ部材が、前記端梁の前記面部の背面に対して軸着されている連結器の取付構造(請求項4)。
本項に記載の連結器の取付構造は、台枠を構成する端梁が、高さ方向に所定の幅を有しながら鉄道車両の幅方向に延在する面部を有し、この面部の背面に対して、少なくとも1本のダンパ部材が軸着されているものである。このため、鉄道車両の進行方向と反対向きに加えられた外部エネルギーの一部を、鉄道車両の幅方向及び高さ方向に広がる面部を有する端梁に対して、より効果的に逃がすものとなる。
(5)上記(1)から(4)項において、前記ダンパ部材を2本備え、該2本のダンパ部材が、前記端梁に近づくに従い鉄道車両の幅方向に互いに離れる態様で延びている連結器の取付構造(請求項5)。
本項に記載の連結器の取付構造は、端梁に近づくに従って鉄道車両の幅方向に互いに離れる態様で延びる、2本のダンパ部材を備えていることで、1本のダンパ部材を備えている場合と比較して、より多くの外部エネルギーを吸収すると共に、外部エネルギーの一部を、鉄道車両の幅方向に分散させて端梁へと逃がすものとなる。
(6)上記(4)(5)項において、前記端梁の前記面部の、前記少なくとも1本のダンパ部材が軸着された位置とは反対の面に、アンチクライマーが設けられている連結器の取付構造(請求項6)。
本項に記載の連結器の取付構造は、端梁にアンチクライマーが設けられていることで、鉄道車両間の乗り上げ事象を防止するものである。更に、アンチクライマーが、端梁の面部の、少なくとも1本のダンパ部材が軸着された位置とは反対の面に設けられているため、鉄道車両の進行方向と反対向きから、アンチクライマーを介して加えられる外部エネルギーと、連結器を介して加えられる外部エネルギーとが、緩衝装置、連結部材及びダンパ部材を介した、連結器からアンチクライマーまでの接続構造によって相殺される。これにより、台枠の変形や連結器の破損等をより効果的に防止するものとなり、延いては、アンチクライマーの小型化が図れるものとなる。
本発明は上記のような構成であるため、進行方向と反対向きの外部エネルギーが鉄道車両に加わった場合であっても、台枠の変形や連結器の破損等を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造を模式的に示す斜視図である。 図1に示した連結器の取付構造の要部を、鉄道車両の幅方向中心を通る鉛直面で破断した断面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造に対し、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わる前後のタイミングの状態を、側方から示すイメージ図である。 従来の連結器の取付構造に対し、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わる前後のタイミングの状態を、側方から示すイメージ図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分、若しくは相当する部分については、詳しい説明を省略することとし、又、図面の全体を通して、同一部分若しくは相当する部分は、同一の符号で示している。
図1及び図2には、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10を模式的に示している。なお、図1及び図2では、説明の便宜上、鉄道車両の台枠52を構成する複数の部材のうち、1本の端梁54及び2本の中梁60(60A、60B)の一部のみを図示しており、台枠52を構成する他の部材の図示を省略している。又、図1及び図2に示す符号x、y、zは、夫々、鉄道車両の長手方向、幅方向、高さ方向を示している。
まず、図1及び図2を参照して、連結器の取付構造10が設けられた、端梁54及び2本の中梁60の構成について説明する。端梁54は、鉄道車両の長手方向xの端部に配置され、鉄道車両の幅方向yに延在しており、図示の例では、高さ方向zに所定の幅を有する面部56を含み、延在方向の断面がコの字状をなしている。又、2本の中梁60は、端梁54の背面から鉄道車両の長手方向xに延在し、鉄道車両の幅方向yの中心を基準として対称に配置されている。中梁60A、60Bの各々は、高さ方向zに所定の幅を有する部位62と、この部位62の下端よりも下方へ突出した連結器受64とを含んでおり、連結器受64の上方側に、後述するピン26を軸支するための軸穴66が設けられている。軸穴66は、高さ方向zの開口幅がピン26の直径と略等しく、鉄道車両の長手方向xの開口幅がピン26の直径よりも大きい、長円形をなしている。図示の例では、端梁54の上面と2本の中梁60の上面とが、同じ高さ位置において略水平に延びており、又、端梁54の面部56と2本の中梁60の部位62とが、高さ方向zの略同じ幅を有している。
一方、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、連結器50が接続された緩衝装置12と、緩衝装置12に挿入されると共に2本の中梁60に軸着された連結部材20と、連結部材20と端梁54との双方に軸着された2本のダンパ部材30(30A、30B)とを備えている。緩衝装置12は、2本の中梁60の連結器受64の間に設置され、端梁54の下方を通って鉄道車両の長手方向xに延在する連結器50の端部が、本実施例では、直交配置された2本の接続ピン72、74を有するピン継手70を介して接続されている。緩衝装置12は、鉄道車両の長手方向xに重畳された複数の緩衝部材14を備え、これら複数の緩衝部材14により、連結器50の、鉄道車両の長手方向xの運動エネルギーを受けるように構成されている。緩衝部材14の各々は、ゴム等の弾性体を含む、運動エネルギーを吸収する構造を有し、図示の例では、板状の緩衝部材14が、連結部材20の両側に複数枚ずつ配置されている。なお、連結器50と緩衝装置12との接続は、ピン継手70以外の継手部材を用いてもよく、又、複数の緩衝部材14は、連結部材20の両側に配置されていれば、数量や形状は任意である。
連結部材20は、緩衝装置12の複数の緩衝部材14の間に挿入された略板状の基部22と、基部22から複数の緩衝部材14の上方へ突出した突出部位24とで構成されている。突出部位24にはピン26が挿入され、このピン26が、上述したように2本の中梁60に設けられた長円形の軸穴66において軸支されていることで、2本の中梁60に対して連結部材20が軸着されている。更に、突出部位24には、ピン26の挿通位置よりも上方の、鉄道車両の幅方向yの中心近傍の位置に、2本のダンパ部材30の一端32が軸着されている。
2本のダンパ部材30(30A、30B)の各々は、一端32が上述したように連結部材20の突出部位24に軸着され、他端34が端梁54の面部56の背面56aに軸着されている。2本のダンパ部材30は、鉄道車両の幅方向yの略中心に位置する一端32側から、端梁54に軸着された他端34側へと向かうに従い、鉄道車両の幅方向yに互いに離れるようにして、略水平に延びている。端梁54の面部56の背面56aには、2本のダンパ部材30の各々の延在方向と平行に突出した2つの突出部56b(図3参照)が設けられており、この突出部56bの各々に対してダンパ部材30の他端34が軸着されている。
又、2本のダンパ部材30は、2本の中梁60の高さ方向zに所定の幅を有する部位62や、端梁54の高さ方向zに所定の幅を有する面部56の、上端及び下端により規定される、高さ方向zの領域A内の高さ位置おいて延在している(図3参照)。ダンパ部材30の各々は、延在方向に沿って伸縮することで、運動エネルギーを吸収するように構成されており、ガス式や油圧式等の各種のダンパが利用される。なお、ダンパ部材30の本数は2本に限定されるものではなく、1本や3本以上であってもよい。例えばダンパ部材30が1本の場合は、鉄道車両の幅方向yの略中心位置を通るようにして設けられる。
更に、連結器の取付構造10は、図1及び図3で確認できるように、端梁54の面部56の、ダンパ部材30の他端34が軸着された突出部56bが設けられた位置とは反対の面に、アンチクライマー40が設けられている。すなわち、本実施例では、2本のダンパ部材30の軸着位置に対応した2箇所に、アンチクライマー40が設けられており、例えばダンパ部材30が1本の場合は、その1本のダンパ部材30の軸着位置に対応した1箇所に、アンチクライマー40が設けられる。
なお、図1及び図2に示した連結器の取付構造10は、鉄道車両の長手方向xの一方の端部についてのみ図示したものであり、必要に応じて、これらと同様の構成のものが、鉄道車両の長手方向xのもう一方の端部にも設けられる。
続いて、図3を参照しながら、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10を備える鉄道車両に対し、進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わる場合の、連結器の取付構造10の状態について説明する。図3(a)には、進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わる前の状態、図3(b)には、進行方向と反対向きの外部エネルギーが加わっている状態を示している。なお、図3では、鉄道車両の長手方向xが図中左右方向に相当し、鉄道車両の進行方向を図中右方向として説明する。
鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが加えられる際、まず、進行方向前方(図中右側)に位置する隣の車両から、連結器50に対して図中左向きの運動エネルギーが伝わる。すると、図3(b)に示すように、連結器50が、図中左方向に変位しながら、ピン継手70を介して、緩衝装置12の複数の緩衝部材14を図中左方向へと圧縮及び変位させる。このとき、運動エネルギーの一部が、緩衝装置12の複数の緩衝部材14により吸収される。又、複数の緩衝部材14の圧縮及び変位を受けて、複数の緩衝部材14の間に挿入された連結部材20は、突出部位24に挿通されたピン26が、中梁60の長円形をなす軸穴66の、図中左側の端部に突き当たるまで、図中左方向へと変位した後、ピン26を回転軸として、図中時計回り方向に回動する。すると、連結部材20に軸着されているダンパ部材30は、連結部材20から図中右方向の運動エネルギーを受けて、延在方向(図中右方向)に沿って圧縮される。このとき、運動エネルギーの一部が、ダンパ部材30により吸収される。更に、ダンパ部材30から、ダンパ部材30の他端34が軸着された端梁54に対し、残りの運動エネルギーが伝達される。
一方、端梁54に設けられたアンチクライマー40が、進行方向前方に位置する隣の車両に設けられたアンチクライマー40と接触し、連結器50とアンチクライマー40との双方を介して、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが加えられる場合について説明する。この場合は、上述した状態に加えて、更に、アンチクライマー40を介して、図中左向きの運動エネルギーが伝えられる。すると、アンチクライマー40が取り付けられた端梁54の面部56の背面56aには、ダンパ部材30の他端34が軸着された突出部56bが設けられているため、アンチクライマー40からダンパ部材30へと、図中左向きの運動エネルギーが伝えられる。このとき、ダンパ部材30には、上述したように、連結器50を介して伝えられた運動エネルギーの一部が、図中右方向の運動エネルギーとして伝えられているため、ダンパ部材30に伝えられた対向する運動エネルギー同士が打ち消し合うことになる。
さて、上記構成をなす本発明の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、図1及び図2に示されるように、緩衝装置12、連結部材20、及び、少なくとも1本のダンパ部材30を含み、緩衝装置12は、複数の緩衝部材14を備えている。これら複数の緩衝部材14は、台枠52を構成する2本の中梁60(60A、60B)の間に、同じく台枠52を構成する端梁54の近傍(換言すれば、鉄道車両の長手方向xの端部近傍)に設けられ、鉄道車両の長手方向xに重畳されている。又、緩衝装置12は、複数の緩衝部材14を介して、端梁54の下方に位置する連結器50が接続されている。すなわち、連結器50は、緩衝装置12を介して台枠52に取り付けられている。連結部材20は、基部22と突出部位24とを備え、基部22が緩衝装置12の複数の緩衝部材14の間に挿入された状態で、基部22から緩衝部材14の上方に突出する突出部位24が、2本の中梁60に軸着されている。
又、少なくとも1本のダンパ部材30は、その一端32が、連結部材20の突出部位24の、2本の中梁60に対する軸着部よりも上方に軸着されると共に、他端34が、端梁54に対して軸着されている。すなわち、緩衝装置12と連結部材20とを介して、連結器50とダンパ部材30とが接続される態様となる。ここで、ダンパ部材30は、延在方向に沿って伸縮可能に構成されていることで、運動エネルギーを吸収するものである。又、緩衝装置12の複数の緩衝部材14は、ゴム等の弾性体を利用したもので、同じく運動エネルギーを吸収するものであり、連結部材20の基部22を挿入できるものであれば、従来の緩衝装置に備えられている緩衝部材を利用することもできる。
上記のような構成により、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、図3(b)に示すように、鉄道車両の進行方向と反対向き(図3中左向き)の外部エネルギーが連結器50に対して加えられると、まず、連結器50が接続された緩衝装置12の複数の緩衝部材14に対して外部エネルギーが伝わる。この際、連結器50が、鉄道車両の進行方向と反対方向に変位し、それと共に、複数の緩衝部材14が、鉄道車両の進行方向と反対方向に圧縮されながら変位し、外部エネルギーを吸収する。更に、複数の緩衝部材14が圧縮及び変位することで、中梁60に対して軸着された連結部材20は、複数の緩衝部材14の間に挿入された基部22が鉄道車両の進行方向と反対方向に傾き、突出部位24の中梁60に対する軸着部よりも上方の部分が鉄道車両の進行方向(図3中右方向)に傾く態様で、中梁60に対する軸着部を回転軸として回動する。
このとき、連結部材20と端梁54との双方に軸着された少なくとも1本のダンパ部材30は、連結部材20の突出部位24が鉄道車両の進行方向、すなわち、端梁54の方向へ傾くことから、延在方向に圧縮されながら、外部エネルギーを吸収する。更に、ダンパ部材30が軸着された端梁54に、残りの外部エネルギーが伝えられる。従って、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、進行方向と反対向きの外部エネルギーが鉄道車両に加わった場合であっても、緩衝装置12と少なくとも1本のダンパ部材30との双方により外部エネルギーを吸収した上で、残りの外部エネルギーを台枠52を構成する端梁54へと逃がすため、台枠52の変形や連結器50の破損等を防止することが可能となる。
又、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、緩衝装置12が、2本の中梁60の連結器受64の間に配置されるものであり、連結器受64は、2本の中梁60の各々の、高さ方向に所定の幅を有する部位62の下端よりも下方へ突出した部位である。すなわち、各中梁60A、60Bは、高さ方向zに所定の幅を有する部位62と、この部位62の下端よりも下方へ突出した連結器受64とを含む構造であり、緩衝装置12及びこれに接続される連結器20が、高さ方向zに所定の幅を有する中梁60の部位62よりも下方に位置することになる。更に、少なくとも1本のダンパ部材30は、2本の中梁60の、所定の幅を有する部位62の上端及び下端により規定される、高さ方向の領域A(図3参照)内の高さ位置において延びており、ダンパ部材30の他端34が軸着される端梁54も、そのような高さ方向の領域に位置することになる。加えて、端梁54や中梁60だけでなく、台枠52を構成する側梁等の他の部材も、通常は上記のような高さ方向の領域Aに位置する。
このため、図3(a)で確認できるように、端梁54の下方で鉄道車両の長手方向xに延びる連結器50と、連結器50が接続されると共に2本の中梁60の連結器受64の間に配置される緩衝装置12と、緩衝装置12の複数の緩衝部材14の間に基部22が挿入されて突出部位24が緩衝部材14の上方に突出した連結部材20と、上記のように規定される高さ方向の領域A内の高さ位置において、連結部材20の突出部位24と端梁54との間を接続する少なくとも1本のダンパ部材30とが、側面視で略コの字状に配置される態様となる。このような構成により、鉄道車両の進行方向と反対向きの外部エネルギーが連結器50に対して加えられると、外部エネルギーは、緩衝装置12と少なくとも1本のダンパ部材30とによって吸収され、同時に、ダンパ部材30を介して、ダンパ部材30が軸着された端梁54をはじめとする、上記のような高さ方向の領域Aに位置する台枠52の全体に伝わって分散させることができる。このため、台枠52の変形や連結器50の破損等をより効率的に防止することができ、特に、台枠52を上方に向けて変形させるような事態を回避することが可能となる。
更に、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、連結部材20の突出部位24に挿通されたピン26の両端が、2本の中梁60の各々に形成された軸穴66において軸支される態様で、連結部材20が2本の中梁60に対して軸着されている。そして、2本の中梁60に設けられた軸穴66は、鉄道車両の長手方向xの開口幅が、突出部位24に挿通されたピン26の直径よりも大きい長円形をなしているものである。すなわち、中梁60に対して連結部材20を軸着するためのピン26は、鉄道車両の長手方向xに遊びをもった状態で、中梁60の軸穴66において軸支される。
ここで、鉄道車両の走行時には、車両間を連結している連結器50に、鉄道車両の進行方向及び進行方向と反対方向の僅かなエネルギーが不規則に加わっており、このような僅かなエネルギーを緩衝装置12により吸収している。この際、緩衝装置12の複数の緩衝部材14は、エネルギーが加えられる方向に僅かに圧縮される。従って、複数の緩衝部材14の間に基部22が挿入された連結部材20が、鉄道車両の長手方向xに遊びをもって中梁60に軸着されていることで、緩衝部材14の圧縮に伴って連結部材20が鉄道車両の長手方向に変位する。このため、鉄道車両の走行時の、緩衝装置12による僅かなエネルギーの吸収を、連結部材20によって妨げられることなく、円滑に行うことができる。なお、緩衝装置12によって吸収しきれない程の外部エネルギーが、鉄道車両の進行方向と反対向きから連結器50に加わった場合には、図3(b)に示すように、連結部材20の突出部位24に挿通されたピン26が、長円形をなす中梁60の軸穴66の、鉄道車両の進行方向と反対向きの端部(図中左端部)まで移動した後に、ピン26を回転軸とする連結部材20の回動が始まることになる。
又、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、台枠52を構成する端梁54が、高さ方向zに所定の幅を有しながら鉄道車両の幅方向yに延在する面部56を有し、この面部56の背面56aに対して、突出部56bを介して、少なくとも1本のダンパ部材30が軸着されているものである。このため、鉄道車両の進行方向と反対向きに加えられた外部エネルギーの一部を、鉄道車両の幅方向y及び高さ方向zに広がる面部56を有する端梁54に対して、より効果的に逃がすことができる。
加えて、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、端梁54に近づくに従って鉄道車両の幅方向yに互いに離れる態様で延びる、2本のダンパ部材30A、30Bを備えていることで、1本のダンパ部材30を備えている場合と比較して、より多くの外部エネルギーを吸収することができると共に、外部エネルギーの一部を、鉄道車両の幅方向yに分散させて端梁54へと逃がすことが可能となる。
しかも、本発明の実施の形態に係る連結器の取付構造10は、端梁54にアンチクライマー40が設けられていることで、鉄道車両間の乗り上げ事象を防止することができるものである。更に、アンチクライマー40が、端梁54の面部56の、少なくとも1本のダンパ部材30が軸着された位置とは反対の面に設けられているため、鉄道車両の進行方向xと反対向きから、アンチクライマー40を介して加えられる外部エネルギーと、連結器50を介して加えられる外部エネルギーとを、緩衝装置12、連結部材20及びダンパ部材30を介した、連結器50からアンチクライマー40までの接続構造によって相殺することができる。これにより、台枠52の変形や連結器50の破損等をより効果的に防止することができ、延いては、アンチクライマー40の小型化を図ることが可能となる。
10:連結器の取付構造、12:緩衝装置、14:複数の緩衝部材、20:連結部材、22:基部、24:突出部位、26:ピン、30(30A、30B):ダンパ部材、32:ダンパ部材の一端、34:ダンパ部材の他端、40:アンチクライマー、50:連結器、52:台枠、54:端梁、56:面部、56a:面部の背面、60(60A、60B):中梁、62:高さ方向に所定の幅を有する部位、64:連結器受、66:軸穴、x:鉄道車両の長手方向、y:鉄道車両の幅方向、z:高さ方向、A:高さ方向の領域

Claims (6)

  1. 鉄道車両の長手方向端部に配置され、鉄道車両の幅方向に延在する端梁と、該端梁の背面から鉄道車両の長手方向に延在し、鉄道車両の幅方向中心を基準として対称に配置された2本の中梁とを含み、前記端梁の下方に位置する連結器を前記2本の中梁で支持してなる、鉄道車両の台枠における連結器の取付構造であって、
    前記端梁の近傍において前記2本の中梁の間に設けられた、鉄道車両の長手方向に重畳される複数の緩衝部材を備え、該緩衝部材を介して前記連結器が接続される緩衝装置と、
    前記複数の緩衝部材の間に挿入される基部と、該基部から前記緩衝部材の上方に突出する突出部位とを備え、該突出部位が前記2本の中梁に軸着された連結部材と、
    一端が前記突出部位の前記2本の中梁に対する軸着部よりも上方に軸着されると共に、他端が前記端梁に対して軸着された、少なくとも1本のダンパ部材と、を含むことを特徴とする連結器の取付構造。
  2. 前記2本の中梁の各々が、該中梁の、高さ方向に所定の幅を有する部位の下端よりも下方へ突出した連結器受を含むと共に、前記緩衝装置が、前記2本の中梁の前記連結器受の間に配置され、
    前記少なくとも1本のダンパ部材は、前記2本の中梁の前記所定の幅を有する部位の上端及び下端により規定される、高さ方向の領域内の高さ位置において延びていることを特徴とする請求項1記載の連結器の取付構造。
  3. 前記連結部材は、前記突出部位に挿通されたピンの両端が、前記2本の中梁の各々に形成された軸穴において軸支される態様で、前記2本の中梁に対して軸着されており、
    前記2本の中梁の前記軸穴は、鉄道車両の長手方向の開口幅が、前記ピンの直径よりも大きい長円形をなしていることを特徴とする請求項1又は2記載の連結器の取付構造。
  4. 前記端梁が、高さ方向に所定の幅を有しながら鉄道車両の幅方向に延在する面部を有し、
    前記少なくとも1本のダンパ部材が、前記端梁の前記面部の背面に対して軸着されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の連結器の取付構造。
  5. 前記ダンパ部材を2本備え、該2本のダンパ部材が、前記端梁に近づくに従い鉄道車両の幅方向に互いに離れる態様で延びていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の連結器の取付構造。
  6. 前記端梁の前記面部の、前記少なくとも1本のダンパ部材が軸着された位置とは反対の面に、アンチクライマーが設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の連結器の取付構造。
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