JP2019049680A - 内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡 - Google Patents

内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡 Download PDF

Info

Publication number
JP2019049680A
JP2019049680A JP2017174964A JP2017174964A JP2019049680A JP 2019049680 A JP2019049680 A JP 2019049680A JP 2017174964 A JP2017174964 A JP 2017174964A JP 2017174964 A JP2017174964 A JP 2017174964A JP 2019049680 A JP2019049680 A JP 2019049680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens unit
objective lens
positive
lens group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017174964A
Other languages
English (en)
Inventor
藤井 宏明
Hiroaki Fujii
宏明 藤井
幸子 那須
Sachiko Nasu
幸子 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Corp
Original Assignee
Hoya Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corp filed Critical Hoya Corp
Priority to JP2017174964A priority Critical patent/JP2019049680A/ja
Priority to PCT/JP2018/033289 priority patent/WO2019054308A1/ja
Priority to DE112018005066.1T priority patent/DE112018005066B4/de
Priority to CN201880059103.1A priority patent/CN111095068B/zh
Priority to US16/645,973 priority patent/US11525998B2/en
Publication of JP2019049680A publication Critical patent/JP2019049680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • G02B23/243Objectives for endoscopes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00096Optical elements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00163Optical arrangements
    • A61B1/00186Optical arrangements with imaging filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/05Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances characterised by the image sensor, e.g. camera, being in the distal end portion
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/04Reversed telephoto objectives

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】光学性能を良好に保持しつつ、画角を大きくすることができる内視鏡用対物レンズを提供する。
【解決手段】対物レンズユニットは、物体側から順に、負の屈折力を持つ前レンズ群と、絞りと、正の屈折力を持つ後レンズ群と、を備える。前記前レンズ群は、像面側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、を含み、前記後レンズ群は、像面側に凸面を向けた正レンズと、正レンズと負レンズを接合した接合レンズと、を含む。内視鏡用対物レンズユニットは、−1.6<f/f<−1.2及び−1.0<SF<−0.5を満足する。f及びfは前レンズ群及び後レンズ群の焦点距離、SFは、(R51+R52)/(R51−R52)であり、R51、R52は、接合レンズのうち像面側にあるレンズの、物体側の面及び像面側の面それぞれの曲率半径である。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡に関する。
今日、人体内部の生体組織を検査するために内視鏡が用いられる。内視鏡は、人体内に挿入される先端部に、照明光で照明された生体組織を撮像する撮像素子及び撮像素子に付随した対物レンズユニットを備える。対物レンズユニットは、先端部を小型化させるのに極めて小さいサイズと高い光学性能が求められるため、少ないレンズ枚数によって構成されることが多い。
例えば、物体側から順に、前レンズ群と絞りと後レンズ群とよりなり、前レンズ群は、物体側より順に、負レンズと、曲率半径の小さな面を物体側へ向けた正レンズとからなり、後群レンズ群は、曲率半径の小さな面を像側へ向けた正レンズと、正レンズと負レンズを接合した接合レンズからなり、全系の焦点距離fと、後レンズ群内正レンズの焦点距離f3との間に所定の関係を備えた内視鏡用対物レンズが知られている(特許文献1)。
上記内視鏡用対物レンズによれば、広角で、外径が小さく、第1レンズの最大光線高が低いレンズを提供することができる、とされている。
特許第4245985号公報
内視鏡では、一般に、撮像素子として小型のCCD(Charge-Coupled Device)撮像素子が多く用いられ、撮像素子へ入射する入射光の入射角が小さくなるように設計されている。また、この撮像素子では、受光前の入射光をフィルタやプリズム等を透過するために、バックフォーカスが長くなるように設計されている。
近年、入射光の入射角度が大きくても受光可能な撮像素子、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide)撮像素子が開発されている。しかし、入射角度が大きい入射光を取り込める撮像素子を効率良く利用できる、画角を大きくした内視鏡用対物レンズは知られていない。
そこで、本発明は、光学性能を良好に保持しつつ、画角を大きくすることができる内視鏡用対物レンズ、及び内視鏡様対物レンズを備えた内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、内視鏡用対物レンズユニットである。当該内視鏡用対物レンズユニットは、
物体側から順に、負の屈折力を持つ前レンズ群と、絞りと、正の屈折力を持つ後レンズ群と、を少なくとも備える。
前記前レンズ群は、像面側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、を少なくとも含み、
前記後レンズ群は、像面側に凸面を向けた正レンズと、正レンズと負レンズを接合した接合レンズと、を少なくとも含む。
前記前レンズ群の焦点距離をfとし、前記後レンズ群の焦点距離をfとし、
前記接合レンズのうち像面側にあるレンズの、物体側の面及び像面側の面それぞれの曲率半径をR51及びR52(≠R51)としたとき、下記式(1)及び(2)を満足する。
(1) −1.6<f/f<−1.2
(2) −1.0<SF=(R51+R52)/(R51−R52)<−0.5
前記内視鏡用対物レンズユニット内の正レンズの焦点距離の平均値をfとし、前記内視鏡用対物レンズユニットの全系の焦点距離をfとしたとき、下記式(3)を満足する、ことが好ましい。
(3) f/f<2.5
前記前レンズ群内の前記正レンズの像面側の面は、平面である、ことが好ましい。
前記後レンズ群内の、像面側に凸面を向けた前記正レンズの物体側の面は、平面である、ことが好ましい。
本発明の他の一態様は、内視鏡である。当該内視鏡は、
前記内視鏡用対物レンズユニットと、
前記内視鏡用対物レンズユニットにより結像した物体の像を受光する撮像素子と、を備える。
上述の内視鏡用対物レンズユニットによれば、光学性能を良好に保持しつつ、画角を大きくすることができる内視鏡用対物レンズユニットの構成を実現する。
本実施形態の内視鏡用対物レンズユニットを搭載した内視鏡の構成の一例を模式的に示す図である。 本実施形態の内視鏡用対物レンズユニットの構成の一例を示す図である。 (a)〜(e)は、実施例1のレンズ構成図と諸収差図を示す図である。 (a)〜(e)は、実施例2のレンズ構成図と諸収差図を示す図である。 (a)〜(e)は、実施例3のレンズ構成図と諸収差図を示す図である。 (a)〜(e)は、実施例4のレンズ構成図と諸収差図を示す図である。 実施例1〜3の仕様における構成を示す図である。 実施例4の仕様における構成を示す図である。
以下、本実施形態の内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の内視鏡用対物レンズユニットを搭載した内視鏡の構成の一例を模式的に示す図である。
内視鏡10は、先端部12、第1可撓管14、操作部16、第2可撓管18、及び、コネクタ20、を主に備える。
先端部12は、生体組織の像を受光して撮像する撮像素子30、生体組織の像を撮像素子30の撮像面に結像させる対物レンズユニット32、及び、対物レンズユニット32の周りに配置して生体組織を照明する光源部34を、少なくとも備える。この他に、先端部12は、超音波診断用プローブや、水や空気等の流体を吐出する、あるいは、生体組織上の液体を吸引する開口を備えてもよい。
光源装置34は、光を放射するランプやLED等の光源で構成されてもよいが、プロセッサ22内に設けられた光源から、コネクタ20、第2可撓管18、操作部16、第1可撓管14内の光ファイバを通して伝送された光を射出する出射口を備える構成であってもよい。
撮像素子30は、入射角度が大きい入射光を取り込むことができる撮像素子であって、例えば、CMOS撮像素子である。撮像素子30の画角は100度より大きく、好ましくは、140度以上である。
第1可撓管14には、撮像素子30の撮像信号を伝送する信号線、撮像素子30及び光源装置34を動作させる電力制御線、さらには液体が流れる各種管が、その内部に少なくとも設けられている。
操作部16は、施術者が、先端部12を生体組織の所定の位置に向けて観察し、必要に応じて生体組織の処置ができるように、先端部12を操作させる部分である。
第2可撓管18には、撮像素子30の受光信号を伝送する信号線、撮像素子30及び光源装置34を動作させる電力制御線が少なくともその内部に設けられている。
プロセッサ22は、操作部16、第2可撓管18、及びコネクタ部20を介して送られる撮像信号を処理して、生体組織の画像を生成し、画像を出力する。また、プロセッサ22は、光源装置34及び撮像素子30の動作を制御する制御信号を出力する。
このような先端部12には、光学性能を良好に保持しつつ、広画角の撮像素子30に適した広画角の像を結像させる内視鏡用対物レンズユニット(以降、対物レンズユニットという)32が用いられる。以下、対物レンズユニット32を説明する。図2は、本実施形態の対物レンズユニット32の構成の一例を示す図である。
図2に示す対物レンズユニット32は、前レンズ群G1、後レンズ群G2を少なくとも有している。各レンズ群G1、G2を構成する各レンズは、対物レンズユニット32の光軸AXを中心とした回転対称形状を有している。前レンズ群G1と後レンズ群G2の間には、絞り42と光学フィルタ44が設けられている。さらに、後レンズ群G2より、撮像素子30の受光面(像面)側には、カバーガラス40が設けられている。カバーガラス40は、撮像素子30の物体側に設けられる部品である。図2において、カバーガラス40の像面側には、対物レンズユニット32の焦点位置が“×”で示されている。
光学フィルタ44は、近赤外および赤外線カットフィルタである。
本実施形態では、物体側から像面側に向かって順番に、前レンズ群G1、絞り42、光学フィルタ44を含む後レンズ群G2が設けられるが、光学フィルタ44はこの順番に制限されない。
なお、対物レンズユニット32は、前レンズ群G1、後レンズ群G2を少なくとも有しているとは、絞り42やカバーガラス40を備えてもよいことを意味し、これ以外の光学的パワーを有さない光学素子を追加する構成も含むことを意味する。
前レンズ群G1は、絞り42に対して物体側にある負の屈折力を持つレンズ群である。前レンズ群G1は、像面側に凹面を向けた負レンズL1と、物体側に凸面を向けた正レンズL2と、を少なくとも含む。前レンズ群G1は、負レンズL1と、正レンズL2と、を少なくとも含むとは、これ以外に実質的に光学的パワーを殆ど有していないレンズを含んでもよいことを意味する。
後レンズ群G2は、絞り42に対して像面側にある正の屈折力を持つレンズ群である。後レンズ群G2は、像面側に凸面を向けた正レンズL3と、正レンズL4と負レンズL5を接合した接合レンズ46と、を少なくとも含む。後レンズ群G2は、正レンズL3と、接合レンズ46と、を少なくとも含むとは、これ以外に実質的に光学的パワーを殆ど有していないレンズを含んでもよいことを意味する。
一実施形態によれば、図2に示すように、負レンズL1は、物体側に平面を有し、正レンズL2は、像面側に平面を有し、正レンズL3は、物体側に平面を有し、正レンズL4は、像面側に凸面を有し、物体側に凸面を有し、負レンズL5は、像面側に凹面を有し、物体側に凹面を有する。
このような構成の前レンズ群G1及び後レンズ群G2を備える対物レンズユニット32において、前レンズ群G1の焦点距離をfとし、後レンズ群G2の焦点距離をfとし、接合レンズ46のうち像面側にある負レンズL5の、物体側の面46a及び像面側の面46bそれぞれの曲率半径をR51及びR52(≠R51)としたとき、下記式(1)及び(2)を満足するように構成されている。
式(1): −1.6<f/f<−1.2
式(2): −1.0<SF=(R51+R52)/(R51−R52)<−0.5
上記式(1)、(2)を満足する対物レンズユニット32は、光学性能を良好に保持しつつ、射出瞳距離が短くでき、画角を大きくすることができる。例えば、画角を100度より大きくすることができ、120度以上とすることができ、140度以上とすることができ、140度以上170度以下とすることができる。一般に、対物レンズユニット32の視野角を広くすると、対物レンズユニット32の外径は大きく、対物レンズユニット32の全長は短くなるが、対物レンズユニット32の外径を大きくなることは、細い先端部12において好ましくない。本実施形態の対物レンズユニット32は、細長い形状を維持して、視野角を広くすることができる。
/fを−1.6以下にすると、前レンズ群G1の負の屈折力(以降、屈折力をパワーという)が弱くなるため視野角が狭くなる。視野角を広げるには、前レンズ群G1の外径を大きくすればよいが、対物レンズユニット32を細長くすることが困難になる。
一方、f/fを−1.2以上にすると、後レンズ群G2の正のパワーが弱くなるため、対物レンズユニット32の全長が長くなり、小さな先端部12に撮像素子30及び対物レンズユニット32を配置する上で好ましくない。
以上の観点から、f/fは、−1.2未満であり、−1.25以下であることが好ましく、−1.3以下であることがより好ましく、−1.35以下であることが特に好ましい。また、f/fは−1.6より大きく、−1.55以上であることが好ましく、−1.51以上であることがより好ましい。
一方、式(2)のSF=(R51+R52)/(R51−R52)は、レンズL5の面の形状を規定するシェープファクタであって、撮像素子30の受光面への光の射出角度及び射出瞳距離に影響を与え、色収差に影響を与える。
式(2)に規定する範囲の上限から外れると、接合レンズ46における光の射出角度が大きくなることにより、軸外Fナンバーが大きくなるため、周辺が暗くなる。
また、式(2)に規定する範囲の下限から外れると、射出瞳距離が長くなり、画角が小さくなる。また、接合レンズ46の接合面の曲率半径が小さくなり、色収差の補正が困難になる不都合がある。
以上の観点から、SFは、−1.0より大きく、−0.5未満であるが、SFは、−0.8以上であることが好ましく、−0.75以上であることが好ましい。また、SFは、−0.55以下であることが好ましく、−0.6以下であることが好ましい。
また、対物レンズユニット32内の正レンズの焦点距離の平均値(単純平均値)をfとし、対物レンズユニット32の全系の焦点距離をfとしたとき、下記式(3)を満足するように構成されている、ことが好ましい。
式(3): f/f<2.5
/fを2.5以上にすると、対物レンズユニット32内の正レンズのパワーが小さくなるため、倍率が大きく変化する。このため、正レンズの肉厚や絞り42の光軸AX方向前後にあるレンズ等の間隔変化によって生じる、対物レンズユニット32の全系の焦点距離の変化が大きくなり、その結果、視野角の変化が大きくなり易い。このような観点から、f/fは、2.5未満であることが好ましく、2.0以下であることがより好ましく、1.9以下であることがよりいっそう好ましい。
/fの下限に制限はないが、一実施形態によれば1.65以上であり、一実施形態によれば、1.7以上である。
一実施形態によれば、正レンズL2の像面側の面は、平面である。また、一実施形態によれば、前レンズ群G1は、物体側から順に、像面側に凹面を向けた負レンズL1、像面側に平面を向けた正レンズL2で構成される。このように、正レンズL2の像面側の面を平面とすることで、レンズ厚が変化することにより倍率の変化、さらには画角の変化を抑えることができる。
一実施形態によれば、正レンズL3の物体側の面は、平面である。また、一実施形態によれば、後レンズ群G2のレンズは、物体側から順に、物体側に平面を向けた正レンズL3と、接合レンズ46で構成する。このとき、正レンズL3の物体側の面を平面とする。このように、正レンズL3の物体側の面を平面とすることにより、レンズ厚が変化することにより、倍率の変化、さらには画角の変化を抑えることができる。また、物体側に凸面を向けた正レンズL4と、像面側に凹面を向けた面を有し、物体側に凹面を向けた面を有する負レンズL5とで構成した接合レンズ46を設けることにより、射出角度の変化を抑えつつ色収差を抑えることができる。
一実施形態によれば、図2に示すように、前レンズ群G1において、負レンズL1の像面側の凹面と、正レンズL2の物体側の凸面とが互いに隣接して対向するように、レンズL1,L2を配置し、後レンズ群G2において、正レンズL3の像面側の凸面と、接合レンズ46の正レンズL4の物体側の凸面とが互いに隣接して対向するように、レンズL3と接合レンズ46を配置することが好ましい。
(実施例1〜4)
このような構成の対物レンズユニット32の具体的数値実施例を下記表1〜4に示す(実施例1〜4)。実施例1〜4の半画角は、いずれも72度以上ある。
一方、対物レンズユニット32のレンズ構成図と諸収差図を図3〜6に示す。図3〜6(a)において、絞り42は図示されない。図3〜6(b)〜(e)は、実施例1〜4の諸収差図を示す。実施例1〜3の構成は、図2に示す通りである。図7は、実施例1〜3の仕様における構成情報を示す図である。実施例4の構成は、図8に示す通りである。図8は、実施例4の仕様における構成情報を示す図である。
図3〜6(b)〜(e)の各収差図のうち、(b)は、d線(588nm)、g線(436nm)、C線(656nm)での球面収差及び軸上色収差を示す。(c)は、d線、g線、C線での倍率色収差を示す。(b),(c)中、実線はd線での収差を、点線はg線での収差を、一点鎖線はC線での収差を、それぞれ示す。(d)は、非点収差を示す。(d)中、実線はサジタル成分(S)を、点線はメリディオナル成分(M)を、それぞれ示す。(e)は、歪曲収差を示す。収差図に示すFeは、実効Fナンバーを表す。Yは、像高を表す。
図3〜6(b)〜(d)の各図の縦軸は像高(mm)を、横軸は収差量(mm)を、それぞれ表す。図3〜6(e)の縦軸は像高(mm)を、横軸は歪曲率を、それぞれ表す。
実施例1の仕様は、下記表1に示すとおりである。実施例1〜3の仕様における構成は図7に示すとおりである。図3(b)〜(e)は、実施例1の諸収差図を示す。表1において、NOは、図7に示すレンズ、絞り、光学フィルタ、カバーガラス等の光学素子の面を表し、Rは、その面の曲率半径(mm)を表し、Dは、各面から像面側の隣にある面までの光軸AXに沿った距離(mm)を表す。曲率半径Rにおいて、正の値は、物体側に凸を成した面を意味し、負の値は像面側に凸を成した面を意味する。表1においてNO1〜12それぞれの距離Dは、図7に定めるD1〜D12のそれぞれの距離である。N(d)は、d線における屈折率を、νdは、そのアッベ数を表す。表1中のfは、対物レンズユニット32の全系における焦点距離(mm)を表す。表1に示す実施例1は、レンズ、光学フィルタ、及びカバーガラスを7つ備える。表2〜3においても各仕様が表1と同じ形式で記載されている。表1〜3において、NO10,11のRが、それぞれ、SF5を定めるR51,R52に対応する。
Figure 2019049680
実施例2の仕様は、下記表2に示すとおりである。図4(b)〜(e)は、実施例2の諸収差図を示す。
Figure 2019049680
実施例3の仕様は、下記表3に示すとおりである。図5(b)〜(e)は、実施例3の諸収差図を示す。
Figure 2019049680
実施例4の仕様は、下記表4に示すとおりである。図6(a)は、構成を示し、図6(b)〜(e)は、実施例4の諸収差図を示す。表4において、NOは、図8に示すレンズ、絞り、光学フィルタ、カバーガラス等の光学素子の面を表し、Rは、その面の曲率半径(mm)を表し、Dは、各面から像面側の隣にある面までの光軸AXに沿った距離(mm)を表す。曲率半径Rにおいて、正の値は、物体側に凸を成した面を意味し、負の値は像面側に凸を成した面を意味する。表4においてNO1〜13それぞれの距離Dは、図8に定めるD1〜D13のそれぞれの距離である。N(d)は、d線における屈折率を、νdは、そのアッベ数を表す。表4に示す実施例4では、光学素子が7つ備える。fは対物レンズユニット32全系における焦点距離(mm)を表す。実施例4では、図8に示すように、図7に示す光学フィルタ44に代えて負レンズL5とカバーガラス40との間に、光学フィルタ45を配置した。表4において、NO9,10のRが、それぞれ、SF5を定めるR51,R52に対応する。
Figure 2019049680
図3〜6(b)〜(e)に示す収差図からわかるように、実施例1〜4のいずれの収差も良好に補正されている。
実施例1〜4の各焦点距離の比及びSFを、下記表5に示す。
Figure 2019049680
表5に示すように、実施例1〜4は、上記式(1),(2)を満足する。
これより、上記式(1),(2)を満たす対物レンズユニットは、射出瞳距離を短くでき、画角を100度より大きくすることができ、さらに、140度以上にすることができ、かつ、収差特性を良好に保持することができる。したがって、本実施形態は、広い画角の撮像素子に対応した内視鏡用の対物レンズユニットを提供することができる。
以上、本実施形態の内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡について説明したが、本発明は、上記の構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において様々な変形が可能である。
10 内視鏡
12 先端部
14 第1可撓管
16 操作部
18 第2可撓管
20 コネクタ
22 プロセッサ
30 撮像素子
32 対物レンズユニット
34 光源部
40 カバーガラス
42 絞り
44,45 光学フィルタ
46 接合レンズ

Claims (5)

  1. 内視鏡用対物レンズユニットであって、
    物体側から順に、負の屈折力を持つ前レンズ群と、絞りと、正の屈折力を持つ後レンズ群と、を少なくとも備え、
    前記前レンズ群は、像面側に凹面を向けた負レンズと、物体側に凸面を向けた正レンズと、を少なくとも含み、
    前記後レンズ群は、像面側に凸面を向けた正レンズと、正レンズと負レンズを接合した接合レンズと、を少なくとも含み、
    前記前レンズ群の焦点距離をfとし、前記後レンズ群の焦点距離をfとし、
    前記接合レンズのうち像面側にあるレンズの、物体側の面及び像面側の面それぞれの曲率半径をR51及びR52(≠R51)としたとき、下記式(1)及び(2)を満足する、ことを特徴とする内視鏡用対物レンズユニット。
    (1) −1.6<f/f<−1.2
    (2) −1.0<SF=(R51+R52)/(R51−R52)<−0.5
  2. 前記内視鏡用対物レンズユニット内の正レンズの焦点距離の平均値をfとし、前記内視鏡用対物レンズユニットの全系の焦点距離をfとしたとき、下記式(3)を満足する、請求項1に記載の内視鏡用対物レンズユニット。
    (3) f/f<2.5
  3. 前記前レンズ群内の前記正レンズの像面側の面は、平面である、請求項1または2に記載の内視鏡用対物レンズユニット。
  4. 前記後レンズ群内の、像面側に凸面を向けた前記正レンズの物体側の面は、平面である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡用対物レンズユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の内視鏡用対物レンズユニットと、
    前記内視鏡用対物レンズユニットにより結像した物体の像を受光する撮像素子と、を備えることを特徴とする内視鏡。
JP2017174964A 2017-09-12 2017-09-12 内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡 Pending JP2019049680A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017174964A JP2019049680A (ja) 2017-09-12 2017-09-12 内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡
PCT/JP2018/033289 WO2019054308A1 (ja) 2017-09-12 2018-09-07 内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡
DE112018005066.1T DE112018005066B4 (de) 2017-09-12 2018-09-07 Endoskopobjektivlinseneinheit und endoskop
CN201880059103.1A CN111095068B (zh) 2017-09-12 2018-09-07 内窥镜用物镜单元与内窥镜
US16/645,973 US11525998B2 (en) 2017-09-12 2018-09-07 Endoscope objective lens unit and endoscope

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017174964A JP2019049680A (ja) 2017-09-12 2017-09-12 内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019049680A true JP2019049680A (ja) 2019-03-28

Family

ID=65723653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017174964A Pending JP2019049680A (ja) 2017-09-12 2017-09-12 内視鏡用対物レンズユニット及び内視鏡

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11525998B2 (ja)
JP (1) JP2019049680A (ja)
CN (1) CN111095068B (ja)
DE (1) DE112018005066B4 (ja)
WO (1) WO2019054308A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020112091B4 (de) 2020-05-05 2024-05-08 Sick Ag Optoelektronischer Sensor

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064904A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Olympus Corp 接合レンズを備えた光学系及びそれを用いた撮像装置
JP2011013647A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Hoya Corp 内視鏡用対物レンズ、及び内視鏡
US20140268369A1 (en) * 2013-03-18 2014-09-18 Kinko Optical Co., Ltd. Miniature image pickup lens

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07253536A (ja) 1994-03-14 1995-10-03 Olympus Optical Co Ltd テレビ画像撮影装置
PL373218A1 (en) 2002-06-28 2005-08-22 The Gates Corporation Belt installation tool
JP4245985B2 (ja) 2003-05-30 2009-04-02 オリンパス株式会社 内視鏡用対物レンズ
US7405889B2 (en) 2004-08-26 2008-07-29 Olympus Imaging Corp. And Olympus Corporation Optical system and imaging system incorporating it
JP5410199B2 (ja) 2008-11-26 2014-02-05 Hoya株式会社 ズームレンズ系及びそれを用いた電子撮像装置
WO2011125539A1 (ja) * 2010-04-07 2011-10-13 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 対物レンズ及びそれを用いた内視鏡
EP2579083B1 (en) * 2010-06-01 2021-05-26 HOYA Corporation Objective lens for endoscope, and endoscope
JP5587113B2 (ja) 2010-09-21 2014-09-10 Hoya株式会社 ズームレンズ系及びこれを用いた電子撮像装置
JP5653243B2 (ja) 2011-02-10 2015-01-14 Hoya株式会社 内視鏡用光学系、及び内視鏡
JP6461665B2 (ja) 2015-03-24 2019-01-30 Hoya株式会社 光源光学系及び光源装置
JP6460934B2 (ja) * 2015-07-22 2019-01-30 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
DE112016000121B4 (de) 2015-09-07 2019-07-04 Hoya Corporation Endoskop-Vergrößerungsoptik und Endoskop
WO2017043351A1 (ja) 2015-09-07 2017-03-16 Hoya株式会社 内視鏡用変倍光学系、及び内視鏡
US10088666B2 (en) 2016-02-23 2018-10-02 Hoya Corporation Endoscope and variable power optical system for the same
WO2017145265A1 (ja) 2016-02-23 2017-08-31 Hoya株式会社 内視鏡用変倍光学系及び内視鏡
JP2017173807A (ja) 2016-03-16 2017-09-28 Hoya株式会社 撮像光学系
JP2018087938A (ja) 2016-11-30 2018-06-07 Hoya株式会社 撮像光学系

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064904A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Olympus Corp 接合レンズを備えた光学系及びそれを用いた撮像装置
JP2011013647A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Hoya Corp 内視鏡用対物レンズ、及び内視鏡
US20140268369A1 (en) * 2013-03-18 2014-09-18 Kinko Optical Co., Ltd. Miniature image pickup lens

Also Published As

Publication number Publication date
CN111095068B (zh) 2022-01-11
CN111095068A (zh) 2020-05-01
DE112018005066T5 (de) 2020-06-18
WO2019054308A1 (ja) 2019-03-21
DE112018005066B4 (de) 2024-02-08
US11525998B2 (en) 2022-12-13
US20200201021A1 (en) 2020-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101594957B1 (ko) 캡슐형 내시경용 촬상광학계
JP4999078B2 (ja) 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
JP4588077B2 (ja) 再結像光学系及びそれを用いた内視鏡
JP4919419B2 (ja) 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
JP5706590B2 (ja) 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
WO2017146021A1 (ja) 内視鏡用変倍光学系、内視鏡及び内視鏡システム
JP2004337346A (ja) 対物レンズ及びそれを用いた内視鏡
JP6046322B1 (ja) 内視鏡用変倍光学系及び内視鏡
JP2016014754A (ja) 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
JP2010220844A (ja) カプセル型内視鏡
JP2018180422A (ja) 撮像装置
JPH07294807A (ja) 観察部分と、結像光学系を内蔵する内視鏡鏡胴とを有する内視鏡
JP6873741B2 (ja) 撮像装置
JP2008116877A (ja) 内視鏡用対物レンズ
CN111095069B (zh) 内窥镜用物镜单元与内窥镜
KR101725982B1 (ko) 내시경용 촬영 렌즈계
CN111095068B (zh) 内窥镜用物镜单元与内窥镜
CN109983383B (zh) 内窥镜物镜光学***
JP3530571B2 (ja) 硬性内視鏡
JP2009136386A (ja) 撮像レンズ及びカプセル内視鏡
JP6754916B2 (ja) 内視鏡用変倍光学系及び内視鏡
JP2018025591A (ja) 内視鏡用対物光学系及び内視鏡
JPH07325249A (ja) 硬性鏡光学系
CN111656244A (zh) 内窥镜用光学***及内窥镜

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210309