JP2019037114A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】配線部材と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能な構造を有するモータを提供する。【解決手段】モータMの減速部20は、ギヤハウジング21に収容される減速機構23上に(更にグリスカバー30を挟んで)回路基板40が配置されてギヤハウジング21に固定され、ギヤカバー50が回路基板40を覆うようにギヤハウジング21に固定される構成をなす。モータ部10側の導電ターミナル17の接続部17bが回路基板40における減速機構23側とは反対側(表側)に位置して、導電ターミナル17と回路基板40とが電気的に接続される。つまり、導電ターミナル17の接続部17bが回路基板40における減速機構23側とは反対側に位置して表側に露出することで、ギヤハウジング21に回路基板40を固定した状態で回路基板40に対して導電ターミナル17の接続部17bの接続が可能であり、また目視での接続確認も可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、減速機構と回路基板とを一体に収容してなるモータに関する。
モータ部と減速部とが一体に組み付けられてなる減速機付きモータにおいて、減速部を構成するギヤハウジングの収容凹部内に減速機構としてウォームとウォームホイールとが収容され、またモータ(モータ部)の駆動回路等が組み込まれた回路基板が減速機構と共に一体に収容して構成されるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2017−51064号公報
ところで、モータの組み立ての際、モータ部から延びる導電ターミナル等のモータ側配線部材や減速部(ギヤハウジング)に設けたコネクタ部から延びる導電ターミナル等のコネクタ側配線部材と回路基板との電気的接続を図ることが行われるが、各種の配線部材と回路基板との接続を容易で確実に行うことが望まれている。
本発明の目的は、配線部材と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能な構造を有するモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、モータ部と減速部とが一体に組み付けられ、前記モータ部の駆動による回転軸の回転が前記減速部の減速機構にて減速されて出力されるものであり、前記減速部は、前記モータ部を駆動する駆動回路を構成した回路基板を前記減速機構と共にハウジング部材に一体に収容してなるモータであって、前記減速部は、前記ハウジング部材としてギヤハウジングとギヤカバーとを有し、前記ギヤハウジングに収容される前記減速機構上に前記回路基板が配置されて前記ギヤハウジングに対して固定され、前記ギヤカバーが前記回路基板を覆うように前記ギヤハウジングに対して固定される構成をなすと共に、前記モータ部から延びるモータ側配線部材と前記回路基板とは、前記モータ側配線部材の少なくとも端部が前記回路基板における前記減速機構側とは反対側に位置するようにして互いが電気的に接続されている。
上記態様によれば、ギヤハウジングに収容される減速機構上に回路基板が配置されてギヤハウジングに固定され、ギヤカバーが回路基板を覆うようにギヤハウジングに固定される構成のものにおいて、モータ側配線部材の少なくとも端部が回路基板における減速機構側とは反対側(表側)に位置するようにして、モータ側配線部材と回路基板とが電気的に接続される。つまり、モータ側配線部材における回路基板との接続部分である端部が少なくとも回路基板における減速機構側とは反対側に位置して表側に露出することで、ギヤハウジングに回路基板を固定した状態で回路基板に対してモータ側配線部材の端部の接続を行ったり、モータ側配線部材の接続を目視で確認できたりすることが可能である。これにより、モータ側配線部材と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能となる。
また、上記モータにおいて、前記ギヤハウジングと前記ギヤカバーとは別体にて構成されたコネクタ部は、前記回路基板が固定される側の前記ギヤハウジングに対して固定され、前記コネクタ部から延びるコネクタ側配線部材と前記回路基板とが電気的に接続されている。
上記態様によれば、コネクタ部は、ギヤハウジングとギヤカバーとは別体にて構成され、回路基板が固定される側のギヤハウジングに対して固定されて、コネクタ側配線部材と回路基板とが電気的に接続される。つまり、コネクタ部を別部品とすることで、ギヤハウジングやギヤカバーの形状や材質の自由度が高くなる等の効果が期待できる。
また、上記モータにおいて、前記コネクタ側配線部材と前記回路基板とは、前記コネクタ側配線部材の少なくとも端部が前記回路基板における前記減速機構側とは反対側に位置するようにして互いが電気的に接続されている。
上記態様によれば、コネクタ側配線部材における回路基板との接続部分である端部が少なくとも回路基板における減速機構側とは反対側に位置して表側に露出することで、ギヤハウジングに回路基板を固定した状態で回路基板に対してコネクタ側配線部材の端部の接続を行ったり、コネクタ側配線部材の接続を確認できたりすることが可能である。これにより、コネクタ側配線部材と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能となる。
また、上記モータにおいて、前記減速部は、前記減速機構側の空間と前記回路基板側の空間とを仕切部材にて仕切る構造をなしており、前記仕切部材は、自身を挟む前記回路基板とは反対側から延びる前記モータ側配線部材及び前記コネクタ側配線部材の少なくとも一方の前記回路基板との接続部をガイドするガイド部を備える。
上記態様によれば、減速部のハウジング部材内の減速機構側の空間と回路基板側の空間とが仕切部材にて仕切られ、減速機構側から回路基板側への異物の飛散防止等が図られる構造のものにおいて、仕切部材自身を挟む回路基板とは反対側から延びる配線部材の回路基板との接続部は、仕切部材に設けたガイド部にてガイドされる。これにより、配線部材の接続部の位置ズレや傾斜が補正でき、回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能となる。
また、上記モータにおいて、前記仕切部材は、略板状をなし主たる仕切部分の板厚よりも前記ガイド部の厚さが大きくなるように構成されている。
上記態様によれば、仕切部材の主たる仕切部分の板厚よりもガイド部の厚さを大きくしたため、配線部材の接続部をガイドする部分の長さを長く設定でき、配線部材の接続部をより確実にガイドすることが可能となる。また、仕切部材の必要箇所に限定して厚さを厚くするため、仕切部材の重量増加を極力抑えることにも配慮している。
また、上記モータにおいて、前記仕切部材のガイド部は、前記接続部を挿通するガイド孔を有し、前記ガイド孔は、前記接続部の挿入側の開口が拡開するテーパ部を有している。
上記態様によれば、配線部材の接続部を挿通してガイドするガイド孔は、接続部の挿入側の開口が拡開するテーパ部としたため、若干の位置ズレや傾斜が生じた接続部であっても挿入が容易で、位置ズレや傾斜の補正をより確実に行うことが可能となる。
また、上記モータにおいて、前記減速機構は、前記回転軸に設けられるウォームと、該ウォームと噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールと一体回転可能な出力軸とを備え、前記コネクタ部は、前記回転軸のウォームの軸線である第1軸線と、前記出力軸の軸線と直交し且つ前記第1軸線と平行な第2軸線との間に、前記コネクタ部の一部又は全部が配置されている。
上記態様によれば、回転軸のウォームの軸線である第1軸線と、ウォームホイールと一体回転する出力軸の軸線と直交し且つ第1軸線と平行な第2軸線との間とは、ウォームとウォームホイールとの噛合部分横側のデットスペースが生じるため、そのスペースにコネクタ部の一部又は全部を配置する構成とすることで、減速部ひいてはモータの小型化に寄与できる。
また、上記モータにおいて、前記回路基板は、前記ギヤハウジングの台座部に対して直接的に当接してネジにて固定され、前記ネジとの接触にて前記回路基板が前記ギヤハウジングに対して接地されている。
上記態様によれば、回路基板は、ギヤハウジングの台座部に対して直接的に当接してネジにて固定されて、ネジとの接触にてギヤハウジングに対して接地されるため、回路基板の接地作業を別途必要としない。
本発明のモータによれば、配線部材と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことができる。
一実施形態におけるモータの組付後の状態を示す斜視図である。 モータの主要部品を分解した状態を示す斜視図である。 モータ部を固定した状態を示す斜視図である。 グリスカバーを配置した状態を示す斜視図である。 回路基板を固定した状態を示す斜視図である。 回路基板の接地構造を説明するための斜視図である。 コネクタ部から延びる導電ターミナル(コネクタ側配線部材)の組付態様を説明するための断面図であり、(a)は組付後の状態を示す図、(b)は組付前の状態を示す図である。 モータ部から延びる導電ターミナル(モータ側配線部材)の組付態様を説明するための断面図であり、(a)は組付後の状態を示す図、(b)は組付前の状態を示す図である。 別例におけるコネクタ部の配置を説明するための斜視図である。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態のモータMは、例えば車両用ワイパ装置の駆動源として用いられるものであり、モータ部10と減速部20とが一体に組み付けられた減速機付きモータにて構成されている。
図2に示すように、モータ部10は、本実施形態ではブラシレスモータにて構成されており、有底円筒状をなす金属製のモータハウジング11の内周面に固定された円環状のステータ12を備えている。ステータ12は、自身に巻装される三相巻線への給電に基づいて回転磁界を発生させ、内側に配置されるロータの回転軸13を回転させる。モータ部10(モータハウジング11)は、減速部20のギヤハウジング21に対してネジ14にて固定される。
ステータ12の三相巻線への給電は、接続部品15を用いて行われる。接続部品15は、樹脂製のホルダ16に3本の導電ターミナル17がインサート成形又は組み立てられてなり、略細長直方体形状をなしている。接続部品15は、自身の各導電ターミナル17の各基端接続部17aがステータ12の巻線との電気的に接続され、例えばモータ部10に対して一体に保持可能となっている。接続部品15は、自身の長手方向がモータ部10の軸方向に沿うように配置され、各導電ターミナル17の各先端接続部17bが上方に向けられると共に、各先端接続部17bがモータ部10の軸方向に等間隔に配置されている。
減速部20は、扁平形状をなす金属製のギヤハウジング21を備える。ギヤハウジング21は、モータ部10の回転軸13に一体に設けられるウォーム13aとウォームホイール22とを用いた減速機構23を収容するための収容凹部21aを有する。また、ギヤハウジング21は、モータ部10(モータハウジング11)を固定するためのモータ固定部21bを有し、モータ固定部21bの内側開口21cが収容凹部21aと連通している。モータ部10がモータ固定部21bに固定されると、モータ部10から延びる回転軸13がモータ固定部21bの内側開口21cから収容凹部21a内に挿入され、回転軸13に設けたウォーム13aと収容凹部21aに回転可能に収容されたウォームホイール22とが噛合する。ウォームホイール22は、ギヤハウジング21の下面側にて外部に突出するモータMの出力軸24と一体回転するように連結しており、モータ部10の駆動による回転軸13の回転がウォーム13aとウォームホイール22とで減速され、出力軸24から外部に出力される。
また、モータ部10がモータ固定部21bに固定されると、モータ部10から延びる接続部品15が同じく内側開口21cから収容凹部21a内に挿入されるようになっている。接続部品15(各導電ターミナル17)の各先端接続部17bは、上方である収容凹部21aの開口側を向き、回路基板40と電気的に接続される(詳細は後述)。
収容凹部21a内における回転軸13(ウォーム13a)と接続部品15との間には、放熱用凸部21dが設けられている。放熱用凸部21dは、後述の回路基板40上における半導体スイッチング素子等が設けられた駆動部40a1と当接し、回路基板40上の主たる発熱部である駆動部40a1で生じた熱の吸熱を行う。放熱用凸部21dで吸熱した熱は、主としてギヤハウジング21の外側面全体から放熱される。この放熱用凸部21dは、回転軸13(ウォーム13a)と接続部品15(導電ターミナル17)との間に設けることで、互いを仕切る壁としても機能する(図3参照)。
モータ部10の軸方向におけるモータ固定部21bとは略反対側には、ギヤハウジング21と別体をなすコネクタ部25が装着される。コネクタ部25は、樹脂製のコネクタ本体26に5本の導電ターミナル27がインサート成形されてなり、外部コネクタ(図示略)との接続を図る連結口26aを有している。コネクタ部25は、モータ部10の軸方向においてモータ固定部21bとは反対側に自身の連結口26aの開口方向が向くように、ギヤハウジング21の下面側にネジ28にて固定される。
コネクタ部25は、連結口26a内において各導電ターミナル27の各先端接続部27aが連結口26aの開口方向(モータ部10の軸方向)に沿って突出し、各基端接続部27bが上方に向くように折り曲げられている。これに対応して、ギヤハウジング21には、収容凹部21aに隣接する位置に上下方向に貫通する挿通窓21eが設けられており、上方に向けられた各導電ターミナル27の各基端接続部27bが挿通窓21eの挿通により上方に突出し、回路基板40と電気的に接続される(詳細は後述)。
図3及び図4に示すように、ギヤハウジング21の収容凹部21aの開口側には、略矩形板状をなす樹脂製のグリスカバー30が装着される。グリスカバー30は、ウォームホイール22を収容した状態で主として収容凹部21aの開口を閉塞し、また収容凹部21aに並設される挿通窓21e上にも位置している。更に図4及び図5に示すように、グリスカバー30の上面30a側には、略矩形板状の回路基板40が装着される。
回路基板40には、半導体スイッチング素子等を含む各種電子部品(図示略)が搭載され、モータM(モータ部10)の駆動回路として駆動部40a1、制御部40a2等が構成されている。回路基板40上には、モータ部10側の接続部品15(導電ターミナル17)との接続を図る後述の接続孔40d、半導体スイッチング素子を含む駆動部40a1、駆動部40a1の駆動を制御する制御部40a2が並んで配置されている。換言すると、駆動部40a1は、接続孔40dと制御部40a2との間に配置されており、ギヤハウジング21の放熱用凸部21d上に位置している。回路基板40は、ギヤハウジング21に設けた一対の台座部21fに対してそれぞれネジ41にて固定される。
ここで図4及び図6に示すように、グリスカバー30には、各台座部21fを回避する(干渉しないための)切欠き部31がそれぞれ設けられている。つまり、回路基板40とギヤハウジング21の各台座部21fとは、グリスカバー30を挟持せず、互いが直接的に当接して固定されるようになっている。また図6に示すように、回路基板40上のネジ41との接触部位に接地用パターン部40bが設けられており、ネジ41による固定(接触)がなされる回路基板40は、接地用パターン部40b、ネジ41及び台座部21fを介し、車体接地となるギヤハウジング21に対して接地されるようになっている。
図3〜図5に示すように、グリスカバー30は、下面30b側にて収容凹部21aを閉塞し、収容凹部21a側(減速機構23側)と回路基板40側との空間を仕切る態様をなしている。つまり、グリスカバー30が減速機構23側と回路基板40側とを仕切る仕切部材として機能することで、減速機構23のウォームホイール22とウォーム13aとの噛合部分を中心に塗布されるグリスを含む異物(図示略)の特に回路基板40側への飛散防止が図られている。
また、収容凹部21a側と回路基板40側とを仕切るグリスカバー30は、モータ部10から延びる接続部品15(各導電ターミナル17)の各先端接続部17bと、コネクタ部25から延びる各導電ターミナル27の各基端接続部27bとをガイドする機能も備えている。
図3、図7(a)及び図7(b)に示すように、ギヤハウジング21の挿通窓21e上に位置するグリスカバー30の部位には、コネクタ部25側の接続端子である各基端接続部27bをガイドする凸設部30cが設けられている。凸設部30cは、複数(5本)の基端接続部27bに対して1つであり、グリスカバー30の主たる仕切部分の板厚D0よりも厚さ(高さ)D1を大きく構成、即ち各基端接続部27bを個々に挿通してガイドする各ガイド孔30dの長い構成としている。
各ガイド孔30dは、グリスカバー30の上面30a側が各基端接続部27bと略同径で一定の直線部30d1となっており、直線部30d1から下面30b側の開口に向けて次第に拡開するテーパ部30d2となっている。換言すれば、各ガイド孔30dのテーパ部30d2は、グリスカバー30の下面30b側、即ち各基端接続部27bの挿入側が拡開形状となっているため、若干の位置ズレや傾斜が生じた各基端接続部27bであっても各ガイド孔30d内に導いてその挿入を容易とし、奥側の直線部30d1に向けて位置ズレや傾斜を補正する。そして、このテーパ部30d2及び直線部30d1によりグリスカバー30の上面30a側の各ガイド孔30dの開口から突出する各基端接続部27bの位置ズレや傾斜が補正されることで、回路基板40の各接続孔40cへの各基端接続部27bの挿入が容易となる。その後、回路基板40の各接続孔40cに挿入された各基端接続部27bは半田付けにて回路基板40との電気的接続が図られる。
また図3、図8(a)及び図8(b)に示すように、グリスカバー30には、ギヤハウジング21の放熱用凸部21dと回路基板40(発熱部である駆動部40a1)とを対向可能とし互いの直接的な当接を図る対向用開口30eが設けられ、この対向用開口30eの内周縁にモータ部10側の接続端子である各先端接続部17bをガイドする3つの突状部30fが設けられている。各突状部30fは、複数(3本)の先端接続部17bに対してそれぞれ設けられ、グリスカバー30の主たる仕切部分の板厚D0よりも厚さ(高さ)D2を大きく構成、即ち各先端接続部17bを個々に挿通してガイドする各ガイド孔30gの長い構成としている。
各ガイド孔30gは、グリスカバー30の上面30a側が直線部30g1、下面30b側がテーパ部30g2となっており、上記した各ガイド孔30dと同様に機能する。即ち、このテーパ部30g2及び直線部30g1によりグリスカバー30の上面30a側の各ガイド孔30gの開口から突出する各先端接続部17bの位置ズレや傾斜が補正され、回路基板40の各接続孔40dへの各先端接続部17bの挿入が容易となる。その後、回路基板40の各接続孔40dに挿入された各先端接続部17bは半田付けにて回路基板40との電気的接続が図られる。これにより、モータ部10(ステータ12)と回路基板40とコネクタ部25とが電気的に接続される。
そして、このように回路基板40がモータ部10側の接続端子である各先端接続部17bと電気的接続が確実になされたか、またコネクタ部25側の接続端子である各基端接続部27bと電気的接続が確実になされたか等を確認した上で、回路基板40を収容すべく覆うようにして樹脂製のギヤカバー50がスナップフィット50a及びネジ51を用いてギヤハウジング21に固定されるようになっている。
次に、本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態の減速部20においては、ギヤハウジング21に収容される減速機構23上に本実施形態では更にグリスカバー30を挟んで回路基板40が配置されてギヤハウジング21に固定され、ギヤカバー50が回路基板40を覆うようにギヤハウジング21に固定される構成となっている。そして、モータ部10側から延びる導電ターミナル17(モータ側配線部材)の先端接続部17bが回路基板40における減速機構23側とは反対側(表側)に位置するようにして、導電ターミナル17と回路基板40とが電気的に接続されている。つまり、導電ターミナル17における回路基板40との接続部分である先端接続部17bが回路基板40における減速機構23側とは反対側に位置して表側に露出することで、ギヤハウジング21に回路基板40を固定した状態で回路基板40に対して導電ターミナル17の先端接続部17bの接続を行ったり、導電ターミナル17の接続を目視で確認できたりすることができる。これにより、導電ターミナル17と回路基板40との電気的接続を容易で確実に行うことができる。
(2)コネクタ部25は、ギヤハウジング21とギヤカバー50とは別体にて構成され、回路基板40が固定される側のギヤハウジング21に対して固定されて、コネクタ部25側から延びる導電ターミナル27と回路基板40とが電気的に接続されている。つまり、コネクタ部25を別部品とすることで、ギヤハウジング21やギヤカバー50の形状や材質の自由度は高いものとなっている。つまり、コネクタ部25をギヤハウジング21やギヤカバー50に一体に形成しなくて済むことで、本実施形態のようにギヤハウジング21やギヤカバー50を比較的簡素な形状とでき、また本実施形態ではギヤハウジング21を金属製、ギヤカバー50を樹脂製としているが、ギヤカバー50を金属製とすることもできる。
(3)コネクタ部25側から延びる導電ターミナル27における回路基板40との接続部分である基端接続部27bが回路基板40における減速機構23側とは反対側に位置して表側に露出することで、ギヤハウジング21に回路基板40を固定した状態で回路基板40に対して導電ターミナル27の基端接続部27bの接続を行ったり、導電ターミナル27の接続を確認できたりすることができる。これにより、導電ターミナル27と回路基板40との電気的接続を容易で確実に行うことができる。
(4)減速部20において、ギヤハウジング21及びギヤカバー50内の減速機構23側の空間と回路基板40側の空間とが仕切部材であるグリスカバー30にて仕切られ、減速機構23側に塗布されるグリスを含む異物の回路基板40側への飛散防止等が図られている。そして、減速機構23側(グリスカバー30自身を挟む回路基板40とは反対側)から延びる導電ターミナル17,27の各接続部17b,27bは、グリスカバー30にそれぞれ設けた突状部30f及び凸設部30cのガイド孔30g,30dにてガイドされる。これにより、導電ターミナル17,27の各接続部17b,27bの位置ズレや傾斜が補正でき、回路基板40との電気的接続を容易で確実に行うことができる。本実施形態では、モータ部10側から延びる導電ターミナル17の先端接続部17bのガイドと、コネクタ部25側から延びる導電ターミナル27の基端接続部27bのガイドとが行われ、モータ部10及びコネクタ部25と回路基板40との電気的接続を容易で確実に行うことができる。
(5)グリスカバー30の主たる仕切部分の板厚D0よりもガイド部としての突状部30f及び凸設部30cの厚さD2,D1を大きくしたため、導電ターミナル17,27の各接続部17b,27bをガイドするガイド孔30g,30dの長さを長く設定でき、導電ターミナル17,27の接続部17b,27bをより確実にガイドすることができる。また、グリスカバー30の必要箇所に限定して厚さを厚くするため、グリスカバー30の重量増加を極力抑えることにも配慮している。
(6)導電ターミナル17,27の各接続部17b,27bを挿通してガイドするガイド孔30g,30dは、各接続部17b,27bの挿入側の開口が拡開するテーパ部30g2,30d2としたため、若干の位置ズレや傾斜が生じた各接続部17b,27bであっても挿入が容易で、位置ズレや傾斜の補正をより確実に行うことができる。
(7)図3に示すように、回転軸13のウォーム13aの軸線である第1軸線L1と、ウォームホイール22と一体回転する出力軸24の軸線L0と直交し且つ第1軸線L1と平行な第2軸線L2との間とは、ウォーム13aとウォームホイール22との噛合部分横側のデットスペースDSが生じるため、そのスペースDSにコネクタ部25を略全部(一部でも全部でも可)を配置する構成としていることで、減速部20ひいてはモータMの小型化を図ることができる。
(8)回路基板40は、金属製のギヤハウジング21の台座部21fに対してグリスカバー30を挟まずに直接的に当接してネジ41にて固定し、その際、ネジ41との接触にて回路基板40がギヤハウジング21に対して接地されるため、回路基板40の接地作業を別途必要としない。
(9)ギヤハウジング21に収容の減速機構23上にグリスカバー30が配置されて回路基板40がギヤハウジング21に対して固定、次いで回路基板40を覆うようにギヤカバー50がギヤハウジング21に対して固定される構造であるため、回路基板40に係る電気的接続の確認等を行った後にギヤカバー50にて覆うことができる。つまり、回路基板40に係る電気的接続がより確実なされたモータMとして提供することができる。
(10)グリスカバー30に設けた対向用開口30eにより、回路基板40上の駆動部40a1とギヤハウジング21の放熱用凸部21dとの直接的な当接、つまり仕切部材であるグリスカバー30を挟まない当接が可能なため、発熱部である駆動部40a1の放熱を効率よく行うことができる。本実施形態では、回路基板40上において駆動部40a1は制御部40a2と接続孔40dとの間に配置され、この制御部40a2と接続孔40dとの間にて発熱部である駆動部40a1の放熱が行われている。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・モータ部10から延びる導電ターミナル17(接続部17b)、及びコネクタ部25から延びる導電ターミナル27(接続部27b)と回路基板40との接続に適用したが、何れか一方側への適用であってもよい。また、これ以外でモータM内に配策される導電ターミナルと回路基板40との接続に適用してもよい。
・グリスカバー30において、導電ターミナル17,27の各接続部17b,27bをガイドする部分(突状部30f及び凸設部30c)の厚さを厚く構成したが、主たる仕切部分と同等の厚みに設定してもよい。また、ガイド部である突状部30f及び凸設部30cの形状は適宜変更してもよい。
・導電ターミナル17,27の各接続部17b,27bのガイドにガイド孔30g,30dを用いたが、一部が開放された溝等、孔以外を用いてもよい。
・ガイド孔30g,30dは、テーパ部30g2,30d2と直線部30g1,30d1とで構成したが、テーパ部のみ、直線部のみで構成してもよい。
・モータ側配線部材、コネクタ側配線部材としての導電ターミナル17,27は金属板材にて作製されたものであるが、配線部材としてフレキシブルなリード線を用いてもよい。
・コネクタ部25をギヤハウジング21のモータ固定部21b(モータ部10)とは軸方向の略反対側に配置、詳しくは図3に示すように、回転軸13(ウォーム13a)の軸線である第1軸線L1と、出力軸24の軸線L0と直交し且つ第1軸線L1と平行な第2軸線L2との間に配置したが、配置位置はこれに限らず、適宜変更してもよい。例えば図9に示すように、コネクタ部25を、回転軸13の軸線(図3の第1軸線L1)と直交する方向におけるモータ固定部21b(モータ部10)と並ぶように配置してもよい。このようにすれば、モータMの軸方向の突出量が抑えられて、モータMの軸方向の小型化が図れる。
・コネクタ部25をギヤハウジング21とギヤカバー50とは別体とし、ギヤハウジング21側に固定していたが、ギヤカバー50側に固定する態様としてもよい。また、コネクタ部25をギヤハウジング21又はギヤカバー50に一体に設ける態様としてもよい。
・金属製のギヤハウジング21の台座部21fに対してグリスカバー30を挟まずに回路基板40を直接的に当接させ、導電部材であるネジ41と回路基板40上の接地用パターン部40bとの接触により回路基板40をギヤハウジング21に対して接地させたが、接地構造はこれに限らない。例えば、ネジ41以外の導電部材を用いてもよい。また、回路基板40の下面に接地用パターン部を設け、ギヤハウジング21の台座部21fとの当接により接地を図ってもよい。つまり、接地経路上にネジ41を必須としない。またこの場合においても、回路基板40の下面に接地用パターン部とギヤハウジング21の台座部21fとの間に導電部材を介在してもよい。
・回路基板40の発熱部である駆動部40a1とギヤハウジング21の放熱用凸部21dとを直接的に当接させたが、これに限らず、互いの間に伝熱ペースト等の伝熱部材を介在させてもよい。
・回路基板40上における駆動部40a1、制御部40a2、対向用開口30e、接続孔40c,40d等の配置はこれに限らず、適宜変更してもよい。
・仕切部材としてグリスカバー30に適用したが、グリス飛散防止以外で空間を仕切る仕切部材に適用してもよい。
・減速機構23は、ウォーム13aとウォームホイール22にて構成されるものであったが、減速機構の構成はこれに限らず、適宜変更してもよい。
・モータ部10は、ブラシレスモータにて構成されるものであったが、モータ部の構成はこれに限らず、例えばブラシ付きモータ等、適宜変更してもよい。
・モータMは、車両用ワイパ装置の駆動源として用いられるものであったが、その他の装置の駆動源に用いられるものであってもよい。
・上記の他、モータMの構成を適宜変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)モータ部と減速部とが一体に組み付けられ、前記モータ部の駆動による回転軸の回転が前記減速部の減速機構にて減速されて出力されるものであり、
前記減速部は、前記モータ部を駆動する駆動回路を構成した回路基板を前記減速機構と共にハウジング部材に一体に収容してなるモータであって、
前記減速部は、前記ハウジング部材としてギヤハウジングとギヤカバーとを有し、前記ハウジング部材内の前記減速機構側の空間と前記回路基板側の空間とを仕切部材にて仕切るべく、前記ギヤハウジングに収容される前記減速機構上に前記仕切部材を配置した状態で前記回路基板は前記ギヤハウジングに対して固定され、前記ギヤカバーは前記回路基板を覆うように前記ギヤハウジングに対して固定されていることを特徴とするモータ。
ところで、モータ部と減速部とが一体に組み付けられるモータにおいては、ギヤハウジングに減速機構が収容されギヤカバーに回路基板が収容されて、互いに収容されたもの同士を組み付ける手法が一般的である。また、モータ内に配策される導電ターミナルは減速機構側が一般的であるため、導電ターミナルの接続部と回路基板との電気的接続は、ギヤハウジングとギヤカバーとの組み付けと同時に行われ、接続状態の確認(目視等)が困難である場合が多い。
これを踏まえ上記態様によれば、ギヤハウジングに収容の減速機構上に仕切部材が配置されて回路基板がギヤハウジングに対して固定、次いで回路基板を覆うようにギヤカバーがギヤハウジングに対して固定される構造であるため、回路基板に係る電気的接続の確認等を行ってからギヤカバーにて覆うことが可能となる。つまり、回路基板に係る電気的接続がより確実なされたモータの提供が可能となる。
(ロ)モータ部と減速部とが一体に組み付けられ、前記モータ部の駆動による回転軸の回転が前記減速部の減速機構にて減速されて出力されるものであり、
前記減速部は、前記モータ部を駆動する駆動回路を構成した回路基板を前記減速機構と共にハウジング部材に一体に収容してなるモータであって、
前記減速部は、前記ハウジング部材としてギヤハウジングとギヤカバーとを有し、前記ギヤハウジングに収容される前記減速機構上に前記回路基板が前記ギヤハウジングに対して固定され、前記ギヤカバーが前記回路基板を覆うように前記ギヤハウジングに対して固定される構成をなすと共に、
前記ギヤハウジングと前記ギヤカバーとは別体にて構成されたコネクタ部は、前記回路基板が固定される前記ギヤハウジングに対して固定され、前記コネクタ部から延びるコネクタ側配線部材と前記回路基板とが電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、コネクタ部は、ギヤハウジングとギヤカバーとは別体にて構成され、回路基板が固定される側のギヤハウジングに対して固定されて、コネクタ側配線部材と回路基板とが電気的に接続される。つまり、コネクタ部を別部品とすることで、ギヤハウジングやギヤカバーの形状や材質の自由度が高くなる等の効果が期待できる。
(ハ)モータ部と減速部とが一体に組み付けられ、前記モータ部の駆動による回転軸の回転が前記減速部の減速機構にて減速されて出力されるものであり、
前記減速部は、前記モータ部を駆動する駆動回路を構成した回路基板を前記減速機構と共にハウジング部材に一体に収容してなるモータであって、
前記減速部は、前記ハウジング部材内の前記減速機構側の空間と前記回路基板側の空間とを仕切部材にて仕切る構造をなしており、
前記仕切部材は、前記減速機構側から延びる導電ターミナルの前記回路基板との接続部をガイドするガイド部を備えることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、減速部のハウジング部材内の減速機構側の空間と回路基板側の空間とが仕切部材にて仕切られ、減速機構側から回路基板側への異物の飛散防止等が図られる構造のものにおいて、減速機構側から延びる導電ターミナルの回路基板との接続部は、仕切部材に設けたガイド部にてガイドされる。これにより、導電ターミナルの接続部の位置ズレや傾斜が補正でき、回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能となる。
(ニ)上記(ハ)に記載のモータにおいて、
前記仕切部材は、略板状をなし主たる仕切部分の板厚よりも前記ガイド部の厚さが大きくなるように構成されていることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、仕切部材の主たる仕切部分の板厚よりもガイド部の厚さを大きくしたため、導電ターミナルの接続部をガイドする部分の長さを長く設定でき、導電ターミナルの接続部をより確実にガイドすることが可能となる。また、仕切部材の必要箇所に限定して厚さを厚くするため、仕切部材の重量増加を極力抑えることにも配慮している。
(ホ)上記(ハ)又は(ニ)に記載のモータにおいて、
前記仕切部材のガイド部は、前記導電ターミナルの接続部を挿通するガイド孔を有し、
前記ガイド孔は、前記導電ターミナルの接続部の挿入側の開口が拡開するテーパ部を有していることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、導電ターミナルの接続部を挿通してガイドするガイド孔は、接続部の挿入側の開口が拡開するテーパ部としたため、若干の位置ズレや傾斜が生じた接続部であっても挿入が容易で、位置ズレや傾斜の補正をより確実に行うことが可能となる。
(へ)上記(ハ)〜(ホ)の何れか1つに記載のモータにおいて、
前記導電ターミナルは、前記モータ部側から延び、前記モータ部と前記回路基板との電気的接続を図るものであることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、モータ部側から延びる導電ターミナルの接続部に対しガイド部によるガイドが行われ、モータ部と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能となる。
(ト)上記(ハ)〜(へ)の何れか1つに記載のモータにおいて、
前記減速部は、前記ハウジング部材に対しコネクタ部を別体装着する構造をなし、
前記導電ターミナルは、前記コネクタ部側から延び、前記コネクタ部と前記回路基板との電気的接続を図るものであることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、コネクタ部側から延びる導電ターミナルの接続部に対しガイド部によるガイドが行われ、コネクタ部と回路基板との電気的接続を容易で確実に行うことが可能となる。
(チ)上記(ハ)〜(ト)の何れか1つに記載のモータにおいて、
前記減速部は、前記ハウジング部材としてギヤハウジングとギヤカバーとを有し、前記ギヤハウジングに収容される前記減速機構上に前記仕切部材を配置した状態で前記回路基板は前記ギヤハウジングに対して固定され、前記ギヤカバーは前記回路基板を覆うように前記ギヤハウジングに対して固定されていることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、ギヤハウジングに収容の減速機構上に仕切部材が配置されて回路基板がギヤハウジングに対して固定、次いで回路基板を覆うようにギヤカバーがギヤハウジングに対して固定される構造であるため、回路基板に係る電気的接続の確認等を行え、その後ギヤカバーにて覆うことが可能となる。つまり、回路基板に係る電気的接続がより確実なされたモータの提供が可能となる。
(リ)上記(チ)に記載のモータにおいて、
前記ギヤハウジングは金属製であり、
前記回路基板は、前記ギヤハウジングの台座部に対して前記仕切部材を挟まずに直接又は導電部材を介して当接し接地されていることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、回路基板は、金属製のギヤハウジングの台座部に対して仕切部材を挟まずに直接又は導電部材を介して当接し接地されるため、回路基板の接地作業を別途必要としない。
(ヌ)上記(リ)に記載のモータにおいて、
前記ギヤハウジングは、前記回路基板上に配置される発熱部に直接又は伝熱部材を介して当接される放熱部を備え、
前記仕切部材は、前記放熱部と前記発熱部とを対向可能とする対向用開口を備えることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、仕切部材に設けた対向用開口により、回路基板上の発熱部とギヤハウジングの放熱部との直接又は伝熱部材を介する当接(仕切部材を挟まない当接)が可能となるため、発熱部の放熱を効率よく行うことが可能となる。
(ル)上記(ヌ)に記載のモータにおいて、
前記回路基板は、前記発熱部である半導体スイッチング素子を備える駆動部と、前記駆動部の駆動を制御する制御部と、前記モータ部側から延び前記回路基板との電気的接続を図るための前記導電ターミナルが接続される接続孔とを備え、
前記駆動部は、前記制御部と前記接続孔との間に配置されていることを特徴とするモータ。
上記態様によれば、回路基板上における半導体スイッチング素子を備える駆動部(発熱部)は、駆動部の制御を行う制御部と、モータ部側から延びる導電ターミナルとの接続を図る接続孔との間に配置され、制御部と接続孔との間において駆動部(発熱部)の放熱が行われる。
10…モータ部、13…回転軸、13a…ウォーム、17…導電ターミナル(モータ側配線部材)、17b…先端接続部(端部、接続部)、20…減速部、21…ギヤハウジング(ハウジング部材)、21f…台座部、22…ウォームホイール、23…減速機構、24…出力軸、25…コネクタ部、27…導電ターミナル(コネクタ側配線部材)、27b…基端接続部(端部、接続部)、30…グリスカバー(仕切部材)、30c…凸設部(ガイド部)、30d…ガイド孔、30d2…テーパ部、30f…突状部(ガイド部)、30g…ガイド孔、30g2…テーパ部、40…回路基板、41…ネジ、50…ギヤカバー(ハウジング部材)、D0…板厚、D1,D2…厚さ、L0…軸線、L1…軸線(第1軸線)、L2…軸線(第2軸線)。

Claims (8)

  1. モータ部と減速部とが一体に組み付けられ、前記モータ部の駆動による回転軸の回転が前記減速部の減速機構にて減速されて出力されるものであり、
    前記減速部は、前記モータ部を駆動する駆動回路を構成した回路基板を前記減速機構と共にハウジング部材に一体に収容してなるモータであって、
    前記減速部は、前記ハウジング部材としてギヤハウジングとギヤカバーとを有し、前記ギヤハウジングに収容される前記減速機構上に前記回路基板が配置されて前記ギヤハウジングに対して固定され、前記ギヤカバーが前記回路基板を覆うように前記ギヤハウジングに対して固定される構成をなすと共に、
    前記モータ部から延びるモータ側配線部材と前記回路基板とは、前記モータ側配線部材の少なくとも端部が前記回路基板における前記減速機構側とは反対側に位置するようにして互いが電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記ギヤハウジングと前記ギヤカバーとは別体にて構成されたコネクタ部は、前記回路基板が固定される側の前記ギヤハウジングに対して固定され、前記コネクタ部から延びるコネクタ側配線部材と前記回路基板とが電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記コネクタ側配線部材と前記回路基板とは、前記コネクタ側配線部材の少なくとも端部が前記回路基板における前記減速機構側とは反対側に位置するようにして互いが電気的に接続されていることを特徴とするモータ。
  4. 請求項2又は3に記載のモータにおいて、
    前記減速部は、前記減速機構側の空間と前記回路基板側の空間とを仕切部材にて仕切る構造をなしており、
    前記仕切部材は、自身を挟む前記回路基板とは反対側から延びる前記モータ側配線部材及び前記コネクタ側配線部材の少なくとも一方の前記回路基板との接続部をガイドするガイド部を備えることを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記仕切部材は、略板状をなし主たる仕切部分の板厚よりも前記ガイド部の厚さが大きくなるように構成されていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項4又は5に記載のモータにおいて、
    前記仕切部材のガイド部は、前記接続部を挿通するガイド孔を有し、
    前記ガイド孔は、前記接続部の挿入側の開口が拡開するテーパ部を有していることを特徴とするモータ。
  7. 請求項2〜6の何れか1項に記載のモータにおいて、
    前記減速機構は、前記回転軸に設けられるウォームと、該ウォームと噛合するウォームホイールと、該ウォームホイールと一体回転可能な出力軸とを備え、
    前記コネクタ部は、前記回転軸のウォームの軸線である第1軸線と、前記出力軸の軸線と直交し且つ前記第1軸線と平行な第2軸線との間に、前記コネクタ部の一部又は全部が配置されていることを特徴とするモータ。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のモータにおいて、
    前記回路基板は、前記ギヤハウジングの台座部に対して直接的に当接してネジにて固定され、前記ネジとの接触にて前記回路基板が前記ギヤハウジングに対して接地されていることを特徴とするモータ。
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